JP2013000941A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】省エネモード時に二次記憶装置の電源をオフにする情報処理装置において、省エネモード時に二次記憶装置内のファイルシステムの情報を保持できるようにする。
【解決手段】省エネモードに移行するとき、後始末処理303において、二次記憶装置内のファイル情報及びマウント情報を解放せずに保持する。省エネモードから復帰するとき、再初期化処理304において、保持しておいたファイル情報401及びマウント情報402を使用する。ユーザプログラム201ではファイル系初期化処理を実行する必要がなくなる。また、マウント情報402も保持しているため、二次記憶装置の電源がオンし、ハードウェア的に使用できる状態となっていれば即座に二次記憶装置内のファイルシステムにアクセスできる。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関し、さらに詳しくは、省エネルギー(以下、省エネと言う)モード時に二次記憶装置の電源をオフする機能を有する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、情報処理装置、例えばプリンタ、ファクシミリ装置、デジタル複合機等の画像処理装置では、低消費電力での動作が要望されており、消費電力を押さえるために、装置の一部への給電を停止することで、待機時の消費電力を低減している。
例えば特許文献1に記載された画像処理装置は、HDD(Hard Disk Drive)内のプログラムを予めDRAM(Dynamic Random Access Memory)にダウンロードしておき、通常モードから省エネモードへの移行(以下、省エネ移行と言う)時にHDDの電源をオフし、省エネモードから通常モードへの復帰(以下、省エネ復帰と言う)時にはDRAM内のプログラムを立ち上げ直すことで、高速な立ち上げを実現する。
しかし、この画像処理装置には下記(1)〜(3)の問題がある。
(1)HDD内のプログラムを全て格納できるDRAMを搭載するのはコスト的に問題がある。
(2)省エネ復帰時にはプログラムの立ち上げ直しを行う必要があるため、その分時間がかかる。
(3)二次記憶装置内のファイルシステムのマウント情報など、システム全体で共有されるファイルシステムの状態の保持方法については言及されていない。この方式ではプログラム単体は確かに立ち上がるが、ファイルシステムのマウント情報などのシステム全体から見える状態を保持できないため、立ち上がったプログラムの状態と矛盾することがあり得る。
省エネ制御機能を有する別の画像処理装置として、特許文献2に記載された画像処理装置がある。この画像処理装置では、各デバイスドライバの初期化時に、省エネ制御のモード毎に各デバイスドライバに設けられたコールバック関数を登録しておく。これにより、省エネ移行、省エネ復帰イベントをトリガにしてコールバック関数が呼ばれる。コールバック関数内には各デバイスドライバが省エネ移行時に行うこと(状態の保存)、省エネ復帰時に行うこと(保存した状態に復帰)を実装しておく。これにより、個々のデバイスは省エネモード期間を跨いで状態を保持することができる。
しかしながら、特許文献2に記載された画像処理装置では、個々のデバイスの状態を保持できるものの、デバイスに属さないファイルシステムの情報の保持については考慮されていない。また、カーネル内のプロセス及びユーザプロセスの挙動の制御についても考慮されていない。
また、USBメモリなどの二次記憶装置デバイスでは、省エネのために電源をオフすると、抜去とみなされる。抜去時は後始末処理が実行されるが、この中で「省エネ移行によって後始末処理が実行された」か「電源オフによって後始末処理が実行されたか」見分ける必要がある。フック関数ではこのような複雑な制御を実行することができない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、省エネモード時に二次記憶装置の電源をオフにする情報処理装置において、省エネモード時に二次記憶装置内のファイルシステムの情報を保持できるようにすることである。
本発明の情報処理装置は、主記憶装置及び二次記憶装置を有する情報処理装置であって、前記二次記憶装置のファイルシステムの情報の記憶エリアを前記主記憶装置上に確保する手段と、当該確保された記憶エリアに前記ファイルシステムの情報を書き込む手段と、省エネモード時、前記ファイルシステムの情報を保持する手段と、省エネモード時、前記二次記憶装置の電源をオフにする手段とを有する情報処理装置である。
本発明の情報処理方法は、主記憶装置及び二次記憶装置を有する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、前記二次記憶装置のファイルシステムの情報の記憶エリアを前記主記憶装置上に確保する工程と、当該確保された記憶エリアに前記ファイルシステムの情報を書き込む工程と、省エネモード時、前記ファイルシステムの情報を保持する工程と、省エネモード時、前記二次記憶装置の電源をオフにする工程とを有する情報処理方法である。
本発明のプログラムは、コンピュータを、本発明の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、省エネモード時に二次記憶装置の電源をオフにする情報処理装置において、省エネモード時に二次記憶装置内のファイルシステムの情報を保持することができる。
本発明の情報処理装置の主としてソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の情報処理装置において考えられる省エネ制御時のファイルシステム情報処理を示す図である。 本発明の実施形態の情報処理装置における省エネ制御時のファイルシステム情報処理を示す図である。 本発明の実施形態の情報処理装置における定周期キャッシュ書き戻しプロセスを示す図である。 本発明の実施形態の情報処理装置におけるファイルキャッシュの概要を示す図である。 本発明の実施形態の情報処理装置におけるファイルキャッシュ同期処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の情報処理装置における定周期キャッシュ書き戻しプロセスにおける呼び出し処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の情報処理装置におけるファイルシステムから見た省エネモード時の挙動を示す図である。 本発明の実施形態の情報処理装置おいて起動時に参照される設定ファイルとマウント情報との関係を示す図である。 本発明の実施形態の情報処理装置おいてマウント時に追加されるデータとそのデータ構造を示す図である。 本発明の実施形態の情報処理装置おいてファイルオープン時に追加されるデータとそのデータ構造を示す図である。 本発明の実施形態の情報処理装置おける省エネ移行時の処理シーケンスを示す図である。 図12における後始末処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の情報処理装置おける省エネ復帰時の処理シーケンスを示す図である。 図14における再初期化処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〈情報処理装置の構成〉
図1は、本発明の実施形態の情報処理装置の主としてソフトウェア構成を示すブロック図である。この情報処理装置1はデジタル複合機であり、各種ソフトウェアを有する本体2と、本体2に内蔵或いは外付けされる付属装置3とを備えている。本体2は一般的なコンピュータと同様、CPU(Central Processing Unit)、RAM(主記憶装置)、及びROM(Read Only Memory)を有するコントローラを備えている。
本体2が有するソフトウェアは、プラットホーム21及びアプリケーション22からなる。プラットホーム21は、汎用OS(Operating System)23、SRM(System Resource Manager)24、ネットワーク管理モジュール25、及びパネル管理モジュール26からなる。
汎用OS23はUNIX(登録商標)、Linux(登録商標)などの汎用オペレーティングシステムであり、プラットホーム21並びにアプリケーション22の各ソフトウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。
汎用OS23は、ファイルシステム231と、各種ドライバとしてのSDカードドライバ232、USBメモリドライバ233、HDDドライバ234、ネットワークドライバ235、及びパネルドライバ236、並びにタイマ237を備えており、各種ドライバには、それぞれ対応するSDカード31、直付USBメモリ32、HDD33、ネットワークI/F(インタフェース)34、及び操作パネル35が接続される。
アプリケーション22は、PDL(ページ記述言語)、PCL(プリンタ制御言語)及びPS(ポストスクリプト)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ221と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ222と、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ223と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ224と、ネットファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ225と、工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ226と、リモートROMアップデート用のアプリケーションであるRRU(Remote ROM Update)アプリ227を有する。
ネットワーク管理モジュール25、及びパネル管理モジュール26は、アプリケーション22からの処理要求を解釈して、ハードウェア資源の獲得要求を発生させるコントロールモジュールである。
即ちネットワーク管理モジュール25は、ネットワークI/F34を必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するためのモジュール群であり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータの各アプリケーションへの振り分け、アプリケーションからデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。具体的には、ftpd、httpd、lpd、snmpd、telnetd、smtpdなどのサーバデーモンや、同プロトコルのクライアント機能などを有する。
また、パネル管理モジュール26は、オペレータと本体2間の情報伝達手段となる操作パネル35を制御するモジュールであり、オペレータのキー操作イベントを本体2に通知する処理、各アプリがGUI(Graphical User Interface)を構築するためのライブラリ関数を提供する処理、構築されたGUI情報をアプリ別に管理する処理、操作パネル35上への表示反映処理などを行う。
SRM(System Resource Manager)24は、一又は複数のハードウェア資源の管理を行い、コントロールモジュールからの獲得要求を調停する。即ち、機器管理モジュール241とともにシステムの制御およびリソースの管理を行うものであり、図示しないスキャナ部やプリンタ部などのエンジン、二次記憶装置であるSDカード31、直付USBメモリ32、及びHDD33、ネットワークI/F34、操作パネル35などのハードウェア資源を利用する上位層からの要求に従って調停を行い、実行制御する。
機器管理モジュール241は、「(1)アプリ管理」、「(2)操作パネル制御」、「(3)システム画面表示(ジョブリスト画面、カウンタ表示画面など)」、「(4)LED表示」、「(5)リソース管理」、「(6)割り込みアプリ制御」を行う。
具体的には、「(1)アプリ管理」では、アプリの登録と、その情報を他のアプリに通知する処理を行う。登録されたアプリに対しては、システムの設定やアプリからの要求設定に応じてエンジン状態を通知する。また、登録済みのアプリに対しては、省エネ移行、復帰の問い合わせ、割り込みモードなど、システムの状態遷移のための可否問い合わせを行う。
「(2)操作パネル制御」では、アプリの操作パネル使用権の排他制御を行う。そして、操作パネルの使用権を持つアプリへパネル管理モジュール26からのキー情報を排他的に通知する。このキー情報は、アプリ切替中などのシステムの状態遷移に応じて一時的に通知を停止するマスク制御を行う。
「(3)システム画面表示」では、操作パネル使用権を持つアプリからの要求内容に応じて、エンジン状態に対応する警告画面の表示を行う。これらのなかには、利用者制限画面などアプリの状態に応じて警告表示をオン/オフするものもある。エンジン状態以外では、ジョブの予約・実行状況を表示するためのジョブリスト画面、トータルカウンタ類を表示するためのカウンタ画面、パネル管理モジュール26への通報中を示す画面の表示制御を行う。これらのシステム画面表示に関しては、アプリへ操作部使用権の解放を要求せず、アプリ画面を覆うシステム画面として描画を行う。
「(4)LED表示」では、警告LED、アプリキーなどのシステムLEDの表示制御を行う。アプリ固有のLEDについては、アプリが直接表示用ドライバを使用して制御する。
「(5)リソース管理」では、図示しないエンジンコントロールモジュールがジョブを実行するに当たって、排他しなければならないエンジンリソース(スキャナ、ステープルなど)の排他制御のためのサービスを行い、「(6)割り込みアプリ制御」では、特定のアプリを優先動作させるための制御・サービスを行う。
〈省エネ制御時のファイルシステム情報処理〉
次に情報処理装置1の省エネ制御時のファイルシステム情報処理について、図2及び図3を用いて説明する。
一般に図1に示すような汎用OSを用いた情報処理装置において、図2に示すように、省エネ移行時に二次記憶装置(例えば直付USBメモリ32)の電源をオフするとき(電源オフイベント101)、これをトリガにドライバ層(例えばUSBメモリドライバ233)の後始末処理301が起動し、ファイルシステム層(ファイルシステム231)は二次記憶装置内のファイルシステムの情報であるファイル情報401及びマウント情報402を保持しているRAM上の記憶エリアを解放し、それらの情報を破棄してしまう。
そのため、省エネ復帰により二次記憶装置の電源をオンしたとき(電源オンイベント102)、これをトリガにドライバ層の再初期化処理302が起動し、ファイルシステム層は二次記憶装置に関するファイル情報403及びマウント情報404を新たに作成し、RAM上に確保した記憶エリアに書き込む。
このことはユーザプロセスにとって、下記(1)、(2)の問題がある。
(1)ユーザプログラム201が保持するファイル情報が消える。そのため、例えばUNIX(登録商標)系のOS上で動くユーザプロセスであれば、今まで開いていたファイルにアクセスするためには再度ファイルをオープンする必要がある。
(2)システム全体でマウント情報を共有している。これは二次記憶装置内のファイルシステムを特定のパスから見えるようにするものと考えればよい。
こうした情報も割り当て直す必要がある。この割当処理が終わるまで二次記憶装置内のファイルシステムにアクセスできず、したがって、それまでの間は二次記憶装置内のファイルを使用する機能が使えなくなる。
そこで、本実施形態では、図3に示すように、省エネ移行時に後始末処理303内でファイル情報401とマウント情報402を解放(破棄)せずに保持したままにする。そして、省エネ復帰時に再初期化処理304では再割り当てを行わず、省エネ移行時に保存してあったファイル情報401、マウント情報402をそのまま使用する。
これによって、ユーザプロセス側では余計なファイル系初期化処理を実行する必要がなくなる。また、マウント情報402も保持しているため、二次記憶装置の電源をオンし、ハードウェア的に使用できる状態となっていれば即座に二次記憶装置内のファイルシステムにアクセス可能となる。よって、二次記憶装置内のファイルを用いる機能もすぐに使えるため、利用者を待たせることがなくなる。
図3に示す処理を実現するためには、もう一つ考慮することがある。それは、ハードウェア的には二次記憶装置の電源がオフされているにも関わらず、ソフトウェア的な情報では二次記憶装置内のファイルシステムにアクセスできるかの様に見えるという、ある意味で矛盾した状態を解消する仕組みを実現することである。
ファイルにアクセスするプログラムには大きく分けて2つのタイプがある。即ちユーザプログラムと、定周期キャッシュ書き戻しプロセスである。ユーザプログラムはOS上で動作するプログラムであり、このプログラムがファイルにアクセスするときにはOSが提供するI/F(API:Application Programming Interface)を経由する。定周期キャッシュ書き戻しプロセスは、OSが保持するファイルキャッシュの中身を二次記憶装置に反映させための特殊なプログラムであり、OSの一部として動作する。
〈定周期キャッシュ書き戻しプロセス〉
図4を用いて定周期キャッシュ書き戻しプロセスを説明する。定周期キャッシュ書き戻しプロセス202では、呼び出し処理203がファイルキャッシュ同期処理204を呼び出し、ファイルキャッシュ同期処理204が本体2内のRAM上のファイルキャッシュ411を二次記憶装置(以下、直付USBメモリとする)32への書き戻し処理205を行う。
汎用OS23にはユーザプログラムによって直近にアクセスされた二次記憶装置のデータをRAM上に保持する仕組みがある。これによって、ユーザプログラムは毎回アクセス速度の遅い二次記憶装置にアクセスしなくてもよくなり、性能向上に寄与する。
ここで、ユーザプログラムによるアクセスが単なる読み出しであれば問題はないが、書き込みを行う際、一般的なOSは下記(1)、(2)ように動作するため、問題が発生する。
(1)RAMキャッシュがあった場合はファイルキャッシュ上に変更を行い、「ダーティ(ファイルキャッシュと二次記憶装置の内容不一致)」の印をつける。
(2)RAMキャッシュがない場合は二次記憶装置から読み出しを行い、ファイルキャッシュを作成する。そして、(1)と同じくファイルキャッシュ上に変更を行い、「ダーティ」の印をつける。
問題は、この状態で二次記憶装置にファイルキャッシュ上のデータが反映されない場合、電源オフで書いたはずのデータが消えてしまうことである。そこで、定周期毎に二次記憶装置内にファイルキャッシュ上のデータの反映を行う仕組みがある。この仕組みを司るのが、定周期キャッシュ書き戻しプロセスである。
図5にファイルキャッシュの概要を示す。一般的にあるファイルに対応したファイルキャッシュ411は、ファイルを管理するデータ構造410内にリストもしくは配列の形で保持されている。ここで、1つのファイルは0個以上のファイルキャッシュ411を持つ。直近にアクセスされた位置にあるブロック単位でファイルキャッシュ411を保持する。ファイルキャッシュ411はファイルを管理するデータ構造410からリストや配列などの形式で保存されているため、順次辿ることができる。そのため、現在開かれている全ファイルを辿ってファイルを管理するデータ構造410を使い、ファイルキャッシュ同期処理を行うことでファイルの書き戻しが可能である。
図6にファイルキャッシュ同期処理(図4のステップ204)のフローを示す。ファイルキャッシュ同期処理204においては、全てのファイルキャッシュを二次記憶装置に書き戻すまで(ステップ204a:Yes)、リストからファイルキャッシュのブロックを1つずつ取り出し(ステップ204b)、二次記憶装置へ転送する処理(ステップ204c)を繰り返す。
定周期キャッシュ書き戻しプロセスの呼び出し処理(図4のステップ203)は一般的には図7のように動作する。まず、タイマ237からの割り込みがあるまで一定時間休眠して待つ(ステップ203a)。一定時間が経過したら、省エネ制御のモードが「省エネ移行」であるか否かを判断する(ステップ203b)。「省エネ移行」とは省エネモードに移行した状態、即ち省エネモード中である。判断の結果が「省エネ移行」でない場合は(ステップ203b:No)、ファイルキャッシュ同期処理を呼び出し(ステップ203c)、「省エネ移行」である場合は(ステップ203b:Yes)、一定時間の休眠状態(ステップ203a)に戻る。
〈ファイルシステムから見た省エネ移行時の挙動〉
図8はファイルシステム231から見た省エネモード時の挙動を示す図である。ここには、ファイルにアクセスするプログラムとして、ユーザプログラム201及び定周期キャッシュ書き戻しプロセス202がある。
ユーザプログラム201がファイルにアクセスしようとすると(ファイルアクセス要求206)、汎用OS23がエラーを返す。なぜなら、省エネモード中は電源オフである実際のデバイス(二次記憶装置)にアクセスすることができないためである。定周期キャッシュ書き戻しプロセス202は、図7に示したように、省エネモード中は動作しない。
図8に示すように、省エネ移行処理110が始まると、二次記憶装置32の電源をオフする処理116の前に、ファイルキャッシュ同期処理204の呼び出し処理(図7の203cと同様な処理)111を行い、RAM上の全てのファイルキャッシュ411のダーティなデータを二次記憶装置32に書き戻す(処理115)。並行して、省エネ制御のモードを「省エネ移行」に設定し(処理112)、電源オフ116と同時に省エネ制御のモードが「省エネ移行」となる(処理113)。
これにより、二次記憶装置32の電源をオフしても、これまでにユーザプログラム201が書いたデータは保持されるため、定周期キャッシュ書き戻しプロセス202が動作しなくても問題ない。
図8における省エネ移行処理110は、例えば操作パネル35から入力操作が一定時間行われなかった場合、ネットワークI/F34から印刷コマンドが一定時間入力されなかった場合等に行われる。また、操作パネル35に設けられた所定のキー(例えばサブ電源キー)を押下することに応じて行われる。
〈起動時に実行される設定ファイルとマウント情報との関係〉
情報処理装置1の起動時、機器管理モジュール241は設定ファイルに記述された通りに二次記憶装置32内のファイルシステムのマウントを行い、本体2内の全モジュールが二次記憶装置32内のファイルシステムにアクセスできるようにする。
図9に、情報処理装置1の起動時に参照される設定ファイルの一例とマウント情報との関係を示す。設定ファイル420に記述されている枠421内の部分は、二次記憶装置32内のパーティション(sd0d、sd0e、sd0f)に対応している。
マウント動作により、本体2内のRAM上に展開されているルートファイルシステム430のディレクトリと二次記憶装置32のパーティション内にあるファイルシステムとが関連付けられる。この結果、本体2内のディレクトリ経由で二次記憶装置32内のファイルシステムにアクセスすることができる。なお、マウント動作は、起動時だけでなく、二次記憶装置32が本体2のI/Fに挿入されたときにも行われる。つまり、マウント動作は、本体2が二次記憶装置32の接続(電気的接続)を検知したときに行われる。
〈マウント時に追加されるデータとそのデータ構造〉
マウントが行われると、汎用OS23は、図10のようなデータ構造を持つマウント構造体432を汎用OS23の内部に作成する。マウント構造体432は、マウント構造体リスト管理テーブル431により管理されており、マウント動作毎(装置の起動毎、二次記憶装置32の挿入毎)にリストに1つのマウント構造体432が追加される。
マウント構造体432は、「マウントポイント」、「マウントデバイス」、「ファイルシステム種類」、「所属するファイルのリスト」等のマウントに関するデータを持っている。ここで、「所属するファイルのリスト」には、該当ファイルシステム内のファイルがオープンされる毎にファイルの情報が追加される。
〈ファイルオープン時に追加されるデータとそのデータ構造〉
図10に示すマウント構造体432が作成されることで、情報処理装置1が動作し、本体2内の任意のモジュール(アプリケーション)が二次記憶装置32内のファイルにアクセスするためにオープン動作を行い、本体2内のモジュールから二次記憶装置32内のファイルにアクセスできるようにする。ファイルオープン時に追加されるデータとその構造を図11に示す。
図において、プロセス構造体440は、ファイルをオープンしたプロセスを管理するための構造体であり、「プロセス名」、「プロセス番号」、「開いたファイルのリスト」等のデータを持っている。
ファイル構造体リスト管理テーブル450はファイル構造体451を管理するためのテーブルである。ファイル構造体451は、オープンされたファイルに関する情報として、「ファイル名」、「ファイルディスクリプタ番号」、「このファイルが属するマウントポイントの情報」等が格納された構造体である。「このファイルが属するマウントポイントの情報」にマウント構造体432を加える。
図11は、機器管理モジュール241が、マウント構造体432に格納されているマウントポイントに所属するファイル構造体リスト450をオープンしたことを示している。
〈省エネ移行時の処理シーケンス〉
次に情報処理装置1における省エネ移行時の処理シーケンスについて、図12及び図13を用いて説明する。ここで、図12は省エネ移行時の処理シーケンスを示す図であり、図13は図12における後始末処理のフローチャートである。
図12に示すように、操作パネル35のサブ電源キーが利用者により押下されると、操作パネル35はサブ電源キー押下イベントをパネル管理モジュール26に通知し(シーケンスS1)、パネル管理モジュール26はサブ電源キー押下イベントを機器管理モジュール241に通知する(シーケンスS2)。
次に機器管理モジュール241は、他のアプリ群(アプリケーション)22に対して、プロセス間通信を用いて、省エネモードに移行してよい状態か否かを問い合わせ(シーケンスS3)、応答を受信する(シーケンスS4)。
機器管理モジュール241は、全てのアプリ群からの応答が移行OKであった場合のみ(シーケンスS5:Yes)、汎用OS23が公開するシステムコールを用いて、省エネ移行要求を行い(シーケンスS6)、それ以外の場合は(シーケンスS5:No)、処理を中断する。
省エネ移行要求を受けた汎用OS23は、ファイルキャッシュ同期処理を行って(シーケンスS7)、RAM上のファイルキャッシュを二次記憶装置32に書き戻す(シーケンスS8)。このファイルキャッシュ同期処理のフローは図6に準ずる。
次に汎用OS23は、二次記憶装置32内の所定のレジスタの値を書き換えるなどの処理により、二次記憶装置32の電源をオフに設定する(シーケンスS9)。二次記憶装置32が電源オフイベントを汎用OS23に通知すると(シーケンスS10)、汎用OS23はファイル構造体及びマウント構造体の後始末処理を行う(シーケンスS11)。ここで、シーケンスS9、S10については、割り込みもしくは通信プロトコルに基づいた通信に基づいて実行することができる。
この後始末処理では、図13に示すように、現在省エネ移行中か否かを判断する(ステップS11a)。ここでは、常に“Yes”となる。そこで、ファイル構造体及びマウント構造体をメモリ(RAM上の記憶エリア)にコピーし(ステップS11b)、ファイル構造体及びマウント構造体が配置されていたメモリ(コピー元のファイル構造体及びマウント構造体のRAM上の記憶エリア)を解放する(ステップS11c)。
よって、必ずファイル構造体及びマウント構造体は保存される。従って、後述する図15(再初期化処理)でファイル構造体、マウント構造体の内容を復元できるため、省エネ移行前と復帰後で、ファイルシステムの情報を引き継ぐことができる。従って、図3に記載した事項を満たすことができる。
なお、この後始末処理は省エネ移行時以外、例えば二次記憶装置32が本体2から抜かれたときや、情報処理装置1のメイン電源キーによりメイン電源がオフされるときにも実行される処理であり、そのときには“No”となるので、ステップS11bを省略して、ステップS11cに移行する。
図12の説明に戻る。後始末処理を終えた汎用OS23は機器管理モジュール241に対して、省エネ移行OKを通知する(シーケンスS12)。
〈省エネ復帰時の処理シーケンス〉
次に情報処理装置1における省エネ復帰時の処理シーケンスについて、図14及び図15を用いて説明する。ここで、図14は省エネ復帰時の処理シーケンスを示す図であり、図15は図14における再初期化処理のフローチャートである。
図14に示すように、操作パネル35のサブ電源キーが利用者により押下されると、操作パネル35はサブ電源キー押下イベントをパネル管理モジュール26に通知し(シーケンスS21)、パネル管理モジュール26はサブ電源キー押下イベントを機器管理モジュール241に通知する(シーケンスS22)。
次に機器管理モジュール241は、他のアプリ群に対して、プロセス間通信を用いて、省エネ復帰してよい状態か否かを問い合わせ(シーケンスS23)、応答を受信する(シーケンスS24)。
機器管理モジュール241は、全てのアプリ群からの応答が復帰OKであった場合のみ(シーケンスS25:Yes)、汎用OS23が公開するシステムコールを用いて、省エネ復帰要求を行い(シーケンスS26)、それ以外の場合は(シーケンスS25:No)、処理を中断する。
省エネ復帰要求を受けた汎用OS23は、二次記憶装置32内の所定のレジスタの値を書き換えるなどの処理により、二次記憶装置32の電源をオンに設定する(シーケンスS27)。二次記憶装置32が電源オンイベントを汎用OS23に通知すると(シーケンスS28)、汎用OS23はファイル構造体及びマウント構造体の再初期化処理を行う(シーケンスS29)。
この再初期化処理では、図15に示すように、マウント構造体を配置するメモリをRAM上に確保し(ステップS29a)、現在省エネ復帰中か否かを判断する(ステップS29b)。
ここでは、“Yes“となるので、ファイル構造体を配置するメモリを確保する(ステップS29c)。そして、ステップS29a、S29cで確保したメモリに、省エネ移行時にステップS11bでメモリにコピーし、保存しておいたマウント構造体の情報、ファイル構造体の情報を書き戻す(ステップS29e)。
なお、ステップS29bで“Yes“となるのは、例えば装置の起動時であり、この場合は、マウント構造体の初期化処理(ステップS29d)を行う。この処理は図9及び図10を用いて説明した処理である。
図14の説明に戻る。再初期化処理を終えた汎用OS23は、省エネ制御のモードを「省エネ復帰」に設定した後に、機器管理モジュール241に対して、省エネ復帰OKを通知する(シーケンスS30、S31)。
機器管理モジュール241を始め、その他のモジュールはそのイメージをRAMDISKの手法を用いて実行形式ファイル毎に全てRAM上にロードしているため、省エネモード中に二次記憶装置にアクセスすることはない。
なお、図12では、操作パネル35のサブ電源キーの押下に応じて、省エネ移行のシーケンスを実行しているが、操作パネル35が一定時間操作されなかったり、ネットワークI/F34からのデータ入力が一定時間無かったりした場合にも、同様に省エネ移行のシーケンスを実行する。また、操作パネル35が操作されたり、ネットワークI/F34からのデータが入力されたりした場合にも、同様に省エネ復帰のシーケンスを実行する。
また、以上の実施形態では、二次記憶装置を直付USBメモリ32とした場合について説明したが、二次記憶装置がSDカード31やHDD33の場合も同様に構成することができる。
さらに、以上の実施形態では、ファイル構造体及びマウント構造体をコピーし、コピー元のファイル構造体及びマウント構造体が配置されたメモリを解放するように構成したが(図13のS11b、S11c)、ファイル構造体及びマウント構造体をコピーせず、ファイル構造体及びマウント構造体が配置されたメモリを解放せずに保持する構成とすることもできる。この構成は、省エネ移行時の後始末処理、省エネ復帰時の再初期化処理を実行しない構成と言える。
以上詳細に説明したように、本実施形態の情報処理装置1は、下記(1)〜(7)の効果を有する。
(1)消費電力の大きい二次記憶装置の電源を省エネモード時にオフすることができるので、省エネ効果を大幅に向上させることができる。
(2)電源オフ時に、割り込みもしくは通信プロトコルに基づいた通信に基づいて、二次記憶装置の電源がオフされたことを通知することにより、汎用OS23が二次記憶装置の電源がオフされたことを知ることができるため、後始末処理を遅延なく行うことができる。
(3)通常、電源オフなどの事情により二次記憶装置が一時的であっても使用不能になると、その二次記憶装置上に存在するファイルシステムに関する情報及び該当ファイルシステム内のファイルに関する情報は一度破棄される。そのため、ユーザプログラム側では再度の電源オン時にマウント処理及びユーザプログラムがオープンしていたファイルを再度オープンする必要がある。これに対し、本実施形態では、省エネモード移行後、ソフトウェアから見るとデバイスが消失したように見える場合であっても、マウント情報もしくはユーザプログラムがオープンしているファイルもしくはファイルシステムの情報を破棄することなく、省エネモードからの復帰時までこれらの情報を保持することができるので、通常のケースで必要なマウント処理及びオープン処理をやり直す必要がないため、省エネモードからの復帰時間を早めることができる。また、ユーザプログラム側で上記処理をやり直す必要がないため、作りが簡潔になり、不具合の防止にも大きく貢献することができる。
(4)汎用OS23内部で保持するファイルキャッシュと二次記憶装置の整合を取るために、一定周期毎にRAM上のファイルキャッシュと同期をとるためのモジュールがカーネル内に存在するが、このモジュールを省エネモード移行時に停止することができる。これにより、電源オフ中の二次記憶装置に対するアクセスに起因するハードウェア的なエラー(バスエラー)を防ぐことができるため、省エネモードの安定運用が可能になる。
(5)省エネモード移行後、電源がオフされていることでアクセス不能な二次記憶装置について、省エネモード移行後のユーザプログラムからのアクセス要求に対してエラーを通知することができるので、電源オフ中の二次記憶装置に対するアクセスに起因するハードウェア的なエラーを防ぐことができる。このため、省エネモードの安定運用が可能になる。
(6)省エネモードからの復帰後、ファイルキャッシュ同期処理を再開することで、二次記憶装置が使えるようになってから、RAM上のファイルキャッシュと二次記憶装置の内容の同期がとれるようになるため、二次記憶装置内のファイルの破損を防ぐことができるようになる。
(7)省エネモードからの復帰後、ユーザプログラムからのアクセス要求に対して、特段の事情のない限りエラーを通知することなくアクセスを受け入れることができる。これにより、省エネ復帰後、ユーザプログラムが二次記憶装置上のファイルにアクセスすることが出来るようになるため、省エネ移行前の状態を保持することができる。
1…情報処理装置、2…本体、3…付属装置、22…アプリケーション、23…汎用OS、202…定周期キャッシュ書き戻しプロセス、204…ファイルキャッシュ同期処理、206…ファイルアクセス要求、231…ファイルシステム、401,403…ファイル情報、402,404…マウント情報、411…ファイルキャッシュ、432…マウント構造体、451…ファイル構造体。
特開2005−193652号公報 特開2007−306143号公報

Claims (10)

  1. 主記憶装置及び二次記憶装置を有する情報処理装置であって、
    前記二次記憶装置のファイルシステムの情報の記憶エリアを前記主記憶装置上に確保する手段と、
    当該確保された記憶エリアに前記ファイルシステムの情報を書き込む手段と、
    省エネモード時、前記ファイルシステムの情報を保持する手段と、
    省エネモード時、前記二次記憶装置の電源をオフにする手段と
    を有する情報処理装置。
  2. 請求項1に記載された情報処理装置において、
    前記保持する手段は、省エネモードに移行するとき、前記ファイルシステムの情報をコピーする手段を有する情報処理装置。
  3. 請求項2に記載された情報処理装置において、
    前記コピーする手段は、前記主記憶装置上にコピーする情報処理装置。
  4. 請求項2に記載された情報処理装置において、
    前記コピーする手段によるコピーの後に、前記確保された記憶エリアを解放する手段を有する情報処理装置。
  5. 請求項4に記載された情報処理装置において、
    省エネモードから復帰するとき、前記二次記憶装置のファイルシステムの情報の記憶エリアを主記憶装置上に確保する手段と、当該確保された記憶エリアに、前記コピーされた前記ファイルシステムの情報を書き込む手段とを有する情報処理装置。
  6. 請求項1に記載された情報処理装置において、
    省エネモードに移行するとき、前記二次記憶装置の電源をオフに設定する手段を有し、前記保持する手段は、当該設定に応じて前記二次記憶装置から通知される電源オフ通知に応じて、前記ファイルシステム情報の保持を開始する情報処理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載された情報処理装置において、
    前記主記憶装置上のファイルキャッシュのデータを前記二次記憶装置上に同期させる手段と、省エネモード時は、当該同期させる手段の動作を停止させる手段とを有する情報処理装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載された情報処理装置において、
    省エネモード時は、ユーザプログラムによる前記二次記憶装置に対するアクセス要求に対して、エラーを通知する手段を有する情報処理装置。
  9. 主記憶装置及び二次記憶装置を有する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記二次記憶装置のファイルシステムの情報の記憶エリアを前記主記憶装置上に確保する工程と、
    当該確保された記憶エリアに前記ファイルシステムの情報を書き込む工程と、
    省エネモード時、前記ファイルシステムの情報を保持する工程と、
    省エネモード時、前記二次記憶装置の電源をオフにする工程と
    を有する情報処理方法。
  10. コンピュータを請求項1〜8に記載された情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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