JP5346405B2 - ネットワークシステム - Google Patents

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この発明は、ネットワークシステムに関し、ユーザーがバーションの異なる多種多様のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを選択して使用することができるようにしたものである。
従来、ネットワーク上のサーバから1つ以上のクライアントコンピュータにオペレーティングシステム(以下、「OS」ともいう。)をストリーミングする方法が知られている。
特許第4199678号公報 特開2008-198210号公報
しかし、上記した従来の方法では、クライアントコンピュータに異なるバーションの複数のアプリケーションプログラムを同時に表示させたり、選択して使用させることができないという問題点があった。また、稼働アプリケーションのバージョンはクライアントコンピュータのOSに依存するという問題点があった。
そこで、本発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザーがバーションの異なる多種多様のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを選択して使用することができるようにしたものである。
本発明は、ネットワークで相互に接続された1つ又は複数のクライアントコンピュータ、1つ又は複数の仮想基盤サーバ、1つ又は複数のプロビジョニングサービスサーバから構築されるネットワークシステムであって、前記仮想基盤サーバの仮想環境の上に、1つ又は複数の仮想デスクトップを存在させ、前記プロビジョニングサービスサーバの外部記憶装置に、前記仮想デスクトップのオペレーティングシステムとアプリケーションプログラムを組合せた環境をハイバネーションすることでハイバネーションファイルとして格納し、ユーザーの要求または当該ユーザーの所属組織や業務特性に合わせて前記ハイバネーションファイルを選択し(以下「ハイバネーションファイルの選択」という。)、前記仮想基盤サーバに予めリソースを用意し(以下「リソースの用意」という。)、前記リソースに前記選択されたハイバネーションファイルをネットワークブートすることで、仮想デスクトップにおける異なるオペレーティングシステムや異なるアプリケーションプログラムがインストールされた稼働環境を生成して(以下「稼働環境の生成」という。)、当該仮想デスクトップの画面を前記クライアントコンピュータに表示する(以下「クライアントコンピュータの表示」という。)ことを特徴とする。
これに加え、本発明は、前記ハイバネーションファイルの選択が、クライアントが、仮想デスクトップ振分け画面の前記仮想デスクトップのアイコンを押下する起動要求工程と、前記仮想デスクトップ振分け画面からの起動要求に対して、仮想デスクトップ振分け管理サーバが仮想サーバ管理用サーバに起動仮想サーバの判定を指示する判定指示工程と、により実行される。
また、本発明は、前記リソースの用意が、仮想サーバ管理用サーバが、予め割り当てられた起動用の空きリソースを検索し、起動サーバ名を特定するリソース検知工程により実行される。
さらに、本発明は、前記稼働環境の生成が、前記仮想サーバ管理用サーバが、前記仮想基盤サーバに対して、該当の仮想サーバの起動指示を行う仮想サーバゲストOS起動指示工程と、前記起動指示を受けた仮想デスクトップが、外部記憶装置にユーザーが要求するハイバネーションファイルであるマスタを、前記プロビジョニングサービスサーバを介してストリーミング配信し、その外部記憶装置のOSを利用して起動するプロビジョニング工程と、仮想デスクトップ振分け画面より前記クライアントコンピュータに起動完了と起動サーバ名を通知する起動結果通知工程と、前記クライアントコンピュータが通知された起動サーバ名の仮想デスクトップに接続する接続工程と、により実行される。
また、本発明は、前記クライアントコンピュータの表示が、前記仮想デスクトップが、クライアントコンピュータの表示領域に仮想デスクトップ画面を転送する転送工程により実行される。
本発明によれば、ユーザーがバーションの異なる多種多様のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを選択して使用することができる。また、クライアントコンピュータのOSに依存しない多種多様のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを選択して使用することができる。
「仮想デスクトップ環境の全体概要」を説明するための説明図である。 「アプリケーションの複数バージョン環境の提供」について説明するための説明図である。 「アプリケーションの複数バージョン環境及び別OSのクライアント環境の提供」について説明するための説明図である。 「仮想専用デスクトップのプロビジョニングの概要」について説明するための説明図である。 「アプリケーションサーフィンの概念」について説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態を説明するものであり、同図は「仮想デスクトップ環境の全体概要」を説明するための説明図である。 「アプリケーションサーフィンの概要」を説明するための説明図である。 「仮想デスクトップの画面キャプチャとログ管理システムの概要」を説明するための説明図である。 「プロビジョニングサービスの概要(1)」を説明するための説明図である。 「プロビジョニングサービスの概要(2)」を説明するための説明図である。 「プロビジョニングサービスの概要(3)」を説明するための説明図である。 「仮想デスクトップサーバ(メイン)のネットワークブート方式の概要」を説明するための説明図である。 「仮想デスクトップサーバ(専用)のネットワークブート方式の概要」を説明するための説明図である。 「アプリケーションサーフィンの概要(ブラウザ例示)」を説明するための説明図である。 「仮想デスクトップと仮想アプリケーションとの接続方式の概要」を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施の形態を説明するものであり、同図は「異なるバージョンのプログラムを稼働させる環境」を説明するための説明図である。 「仮想デスクトップの概要」を説明するための説明図である。 図17に対応し、IE6のアイコンを起動した状態を説明するための説明図である。 図17に対応し、IE8のアイコンを起動した状態を説明するための説明図である。 仮想デスクトップの稼働環境を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。
(1.仮想デスクトップ環境の提供)
仮想デスクトップ環境の提供は、図1に示すように、ユーザーは1台のコンピュータ端末からブラウザを利用し、ネットワークを介して仮想デスクトップサーバ(サーバOS環境)にアクセスする。仮想デスクトップサーバは認証システムよりユーザー権限を取得し、必要なアプリケーションのインターフェイスを表示する仕組みを提供するものである。
(図1の仮想デスクトップ環境の全体の構成)
すなわち、図1に示すように、仮想デスクトップ環境の全体は、図1に示すように、大別すると、次の構成から構築されている。
なお、仮想デスクトップ環境の全体の構成は、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)仮想デスクトップ環境10
仮想デスクトップ環境10は、データセンター内に構築され、物理的な複数台のサーバマシンから構成されている。
(2)コンピュータ端末30
コンピュータ端末30は、ユーザーが操作可能なものであり、例えばユーザー側でデータを保持しない、いわゆるシンクライアント端末を用いている。
(3)ネットワーク20
ネットワーク20は、仮想デスクトップ環境10とコンピュータ端末30とをつなぐ環境であり、インターネットやローカルネットワーク、例えば銀行の行内ネットワークがある。
(図1の仮想デスクトップ環境の個別の構成)
仮想デスクトップ環境10には、図1に示すように、大別すると、次の構成から構築されている。
なお、仮想デスクトップ環境の個別の構成は、次の(1)〜(4)に限定されない。
(1)仮想デスクトップサーバ群40
(1−1)仮想デスクトップサーバ(サーバ環境)41
(1−2)仮想デスクトップサーバ(C/S、クライアント環境)42
(2)仮想アプリケーションサーバ群50
(2−1)仮想アプリケーションサーバ(旧バージョン)51
(2−2)仮想アプリケーションサーバ(現行バージョン)52
(2−3)仮想アプリケーションサーバ(新バージョン)53
(3)各種基幹サーバ群60
(3−1)仮想環境監視サーバ61
(3−2)企業ポータルサーバ62
(3−3)認証システムサーバ63
(3−4)企業共有用ファイルサーバ64
(3−5)個人格納用ファイルサーバ65
(4)各種補助サーバ群70
(4−1)プロビジョニングサービスサーバ71
(4−2)画面キャプチャバックアップサーバ72
(4−3)テキストログ管理保管サーバ73
(2.アプリケーションの複数バージョン環境の提供)
仮想デスクトップ画面には、図2に示すように、仮想デスクトップ環境に権限が与えられたブラウザ、オフィスソフト、アプリケーションソフトの複数バージョンを混在して表示し、それぞれが単独で実行可能に構成している。
ユーザーが実行すると、現在・旧・新の仮想アプリケーションサーバが単独で稼働するため、他のバージョンに干渉せず、どの世代のアプリケーションもそのまま利用可能なものである。
(1)ブラウザソフトの例
・比較的古い「Internet Explorer 6」(マイクロソフト社の登録商標又は商標、以下、単に「IE6」ともいう。)と新しい「Internet Explorer 8」(マイクロソフト社の登録商標又は商標、以下、単に「IE8」ともいう。)の並存
・比較的古い「Internet Explorer 6」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)は、同じく比較的古い「Windows XP」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)環境で作動し、新しい「Internet Explorer 8」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)は同じく新しい「Windows 7」(マイクロソフト社の登録商標又は商標、以下、単に「Win7」ともいう。)環境で作動する。
(2)ビジネスソフトの例
・新しい「Office 2010」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)と比較的古い「Office 2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)の並存
・新しい「Adobe Reader X」(アドビ システムズ社の登録商標又は商標)と比較的古い「Adobe Reader 9」(アドビ システムズ社の登録商標又は商標)の並存
また、現在メインで使用するアプリケーションは、仮想デスクトップ(サーバ環境)と、又は現在の仮想アプリケーションサーバに配置し、過去のバージョンについては旧の仮想アプリケーションサーバ、新しいバージョンについては新の仮想アプリケーションサーバに配置し、複数混在を可能とするため、新・旧の仮想アプリケーションサーバは多次元利用を可能とする。
(3.クライアントソフト、クライアント接続デバイス、クライアント/サーバシステムのソフト利用環境の提供)
図3及び図4に示すように、ユーザーは、1台のコンピュータ端末からブラウザを利用し、ネットワークを介して仮想デスクトップサーバを経由、又は直接に仮想専用デスクトップサーバにアクセスする。
仮想専用デスクトップサーバは、物理サーバに仮想環境を提供するハイパーバイサー上で多数の仮想パソコン環境を用意しており、ユーザーの要求の都度、ネットワークブートする仕組みであるプロビジョニングサービスを有する。ユーザーの所属組織や業務特性に合わせて、マスターディスクよりプロビジョニングサービスで仮想専用デスクトップ環境を提供する。
(4.その他)
そのほか、次の機能を備えている。
(1)「画面キャプチャ」によるセキュリティ強化対策
セキュリティについては、いつ誰が何を使用したかという操作記録に加え、「画面キャプチャ」をサーバ側で記録・集中管理し、不正アクセスの監視を強化している。「画面キャプチャ」は、画面に表示されている静止画像や動画像を、画像データとしてファイルに保存することであり、本仮想デスクトップ環境では、実際に操作した画面を動画としてリアルに録画できる。セキュリティ強化対策は、図1の各種補助サーバ群70の画面キャプチャバックアップサーバ72及びテキストログ管理保管サーバ73により実行されている。
さらに、端末側には、データを保持しない端末、いわゆる「シンクライアント端末」を採用している。このため、銀行を例に挙げると、取引状況やお客様情報を含む重要な業務データをデータセンター(仮想デスクトップ環境10の構築先)側で一括管理し、情報漏えいリスクを削減するほか、ウィルス対策などをサーバ側で一括実施できるため、行内の更なるセキュリティ強化を実現できる。
(2)「P2V」の構築、「V2V」への進化
仮想デスクトップ環境は、「P2V」(Physical to Virtual)、すなわち物理クライアントやサーバから、仮想環境へ移行し、「V2V」(Virtual to Virtual)、すなわち仮想環境の最適配分を指向するものである。
(3)「プロビジョニングサービス」の提供
仮想デスクトップ環境の採用により、「プロビジョニングサービス」の提供が可能となる。「プロビジョニングサービス」は、ネットワーク設備やシステムリソースなどを事前に用意しておき、ユーザーの要求に応じてそれを割り当てて迅速にサービスの提供を行うことである。「プロビジョニングサービス」を利用することで、バージョンアップやセキュリティパッチなどの作業を一気に行うことができ、作業の効率化と運用コストの削減を実現できる。「プロビジョニングサービス」の提供は、図1の各種補助サーバ群70のプロビジョニングサービスサーバ71により実行されている。
(4)「マルチディバイスコントロール」の実現
仮想デスクトップ環境の採用により、PCなどの情報端末に依存することなく、全てのシステムをネットワーク経由で活用できる環境を構築でき、PCやタブレット端末など、利用する情報端末の種類に縛られることない、「マルチディバイスコントロール」を実現できる。例えば、仮想デスクトップ環境側に、ブラウザの新旧の2つのバージョンを搭載することで、旧来のWebシステムも、今後開発するシステムも、端末環境に依存することなく、活用・構築できる。
(5)「アプリケーションサーフィン」
仮想デスクトップ環境の採用により、「アプリケーションサーフィン」が実現可能となる。
図5に示すように、従来のシステムでは、例えばOSを搭載したOEMのサーバを調達した場合、ハードウェアの更新時期が来ると、OSごと廃棄せざるを得ない。また、サーバの更改時期前にOS、アプリケーションをバージョンアップする必要性が生じると、場合によってはOSごと廃棄せざるを得ない。
これに対し、仮想デスクトップ環境の採用することにより、サーバの廃棄に引きずられることなく、また、OSのバージョンに縛られることなく、あらゆるバージョンのアプリケーションが選択できる利点がある。例えば、ブラウザやビジネスソフトの新旧バージョンを混在活用することができ、これによりサブシステムを長寿命化する、「アプリケーションサーフィン」という考え方の効用が期待できる。例えば、減価償却までシステムを使い切ることで、ITにかかるコストを削減できる。
(図6〜15による第2の実施の形態の説明)
つぎに、図6以降を用いて本発明の第2の実施の形態について説明する。
図6は、仮想デスクトップ環境の全体概要を説明するための説明図である。本図は、先に図1を用いて説明した仮想デスクトップ環境の全体概要をより詳細にしたものである。
仮想デスクトップ環境は、図6に示すように、大別すると、次の構成を備える。
なお、次の(1)〜(8)については、後述する。
(1)クライアントデバイス100
(2)仮想デスクトップ振分け画面110
(3)仮想デスクトップサーバ(メインデスクトップ用仮想環境)120
(4)仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)130
(5)仮想アプリケーション用仮想サーバ140(アプリケーション用仮想環境)
(6)仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150
(7)マスタ群160
(8)クラウドアプリケーション170
なお、仮想デスクトップ環境の構成は、上記した(1)〜(8)に限定されない。
(クライアントデバイス100)
クライアントデバイス100は、ユーザーが操作可能なものであり、例えばユーザー側でデータを保持しない、いわゆるシンクライアント端末を用いている。クライアントデバイス100は、通信機能を有し、後述する各種のサーバ群と接続される。
(仮想デスクトップ振分け画面110)
仮想デスクトップ振分け画面110は、図示しないが、サーバにより提供され、実際はクライアントデバイス100の画面上に表示される。仮想デスクトップ振分け画面110は、図6に示すように、大別すると、仮想デスクトップ(メイン)121と、仮想デスクトップ(仮想PC)131とから構成される。
仮想デスクトップ(メイン)121は、サーバOSを利用するサーバベース方式のシンクライアントとなる。仮想デスクトップ(メイン)121は、主に標準的なビジネスソフトを利用する環境である。
仮想デスクトップ(仮想PC)131は、クライアントOSを利用する仮想PC方式のシンクライアントとなる。仮想デスクトップ(仮想PC)131は、クライアントソフトをインストールする環境としている。
(仮想デスクトップサーバ(メインデスクトップ用仮想環境)120)
仮想デスクトップサーバ(メインデスクトップ用仮想環境)120は、図6に示すように、仮想デスクトップ振分け画面110を提供するサーバ(図示せず)に接続され、ハイパーバイザーを有しており、仮想デスクトップ(メイン)121の仮想環境を提供している。よって、仮想デスクトップ振分け画面110より要求されて仮想デスクトップ(メイン)121を表示する際、仮想デスクトップサーバ(メインデスクトップ用仮想環境)120のハイパーバイザーを経由して、ネットワーク通信を行う。
「ハイパーバイザー」とは、コンピュータを仮想化し、複数の異なるOSを並列に実行できるようにするソフトウェアをいう。「ハイパーバイザー」を利用することで、コンピュータのハードウェアのように振舞う仮想的なコンピュータ(VM:Virtual Machine、仮想マシン、バーチャルマシン)をソフトウェアによって作り出し、その上で様々な種類のOSを稼動させることができる。例えば、「ハイパーバイザー」として、「Hyper-V2.0」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)を利用する。「ハイパーバイザー」は、サーバのハードウェア上に仮想化ソフトウェアが稼働し、仮想サーバを形成して、仮想デスクトップを稼働する。
また、仮想デスクトップ(メイン)121の外部記憶装置(図示せず)についても、仮想デスクトップサーバ(メインデスクトップ用仮想環境)120のハイパーバイザーを経由して接続する。
(仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)130)
仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)130は、図6に示すように、仮想デスクトップ振分け画面110を提供するサーバ(図示せず)に接続され、ハイパーバイザーを有しており、仮想デスクトップ(仮想PC)131の仮想環境を提供している。よって、仮想デスクトップ振分け画面110より要求されて仮想デスクトップ(仮想PC)131を表示する際、仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)130のハイパーバイザーを経由して、ネットワーク通信を行う。
また、仮想デスクトップ(仮想PC)131の外部記憶装置(図示せず)についても、仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)130のハイパーバイザーを経由して接続する。
(仮想アプリケーション用仮想サーバ140(アプリケーション用仮想環境))
仮想アプリケーション用仮想サーバ140(アプリケーション用仮想環境)は、図6に示すように、仮想デスクトップサーバ(メインデスクトップ用仮想環境)120に接続され、ハイパーバイザーを有しており、仮想デスクトップ(アプリケーション用)141の仮想環境を提供している。仮想デスクトップ(メイン)121及び仮想デスクトップ(仮想PC)131からのアプリケーション要求に対して、該当の仮想デスクトップ(アプリケーション用)141サーバへネットワーク中継を行う。
(仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150)
仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150は、仮想デスクトップ(メイン)121、仮想デスクトップ(仮想PC)131、仮想デスクトップ(アプリケーション用)141の各サーバの起動要求に対して、マスタ群160に保存されたハイバネーションイメージファイルを仮想デスクトップ(メイン)121、仮想デスクトップ(仮想PC)131、仮想デスクトップ(アプリケーション用)141のそれぞれの外部記憶装置(図示せず)にストリーミング配信を行う。また、1つ又は複数台ある仮想デスクトップ(メイン)121、仮想デスクトップ(仮想PC)131、仮想デスクトップ(アプリケーション用)141のそれぞれ一台を選択し、サーバ環境を変更後、ハイバネーションすることで、ハイバネーションイメージファイルを生成する。
(マスタ群160)
マスタ群160は、仮想デスクトップ(メイン)121、仮想デスクトップ(仮想PC)131、仮想デスクトップ(アプリケーション用)141のそれぞれのハイバネーションイメージファイルを格納する領域である。
マスタ群160には、図6に示すように、メイン画面161、アプリケーション162、仮想PC163のためのハイバネーションイメージファイルを格納している。
(クラウドアプリケーション170)
クラウドアプリケーション170は、社外にあるインターネット環境に存在するアプリケーションサーバやサービスシステムを示す。具体的にはASPサービスやPaasを示す。
「ASPサービス」や「Paas」は、社外にありデータセンターで稼動している業務サービスであり、例えばインターネットに接続して利用するWebシステムを想定している。
(図6の仮想デスクトップ環境の動作説明)
つぎに、図6の仮想デスクトップ環境の動作について説明する。
仮想デスクトップ環境の動作は、次の手順の通りである。
a 仮想デスクトップ画面を要求
クライアントデバイス100よりブラウザを介して、仮想デスクトップ振分け画面110のサーバ(図示せず)に接続する。仮想デスクトップ振分け画面110のサーバ(図示せず)の認証画面により、ユーザーIDを認証し、認証システムに登録された権限に応じた仮想デスクトップ(メイン)121及び仮想デスクトップ(仮想PC)131のアイコンが表示される。ユーザーは利用する仮想デスクトップのアイコンを押下(クリック)する。
b1 仮想デスクトップ画面のメイン画面を要求
仮想デスクトップ振分け画面110のサーバ(図示せず)の仮想デスクトップ(メイン)121及び仮想デスクトップ(仮想PC画面)のアイコンを押下(クリック)することにより、該当の仮想デスクトップ(メイン)121に接続する。接続された仮想デスクトップ(メイン)121は、認証システムのユーザー権限にもとづき、仮想デスクトップ(メイン画面)を生成する。
b2 仮想デスクトップ画面の仮想PC画面を要求
仮想デスクトップ振分け画面110のサーバ(図示せず)の仮想デスクトップ(仮想PC)131のアイコンを押下(クリック)することにより、該当の仮想デスクトップ(仮想PC)131に接続する。認証システムのユーザー権限にもとづき、仮想デスクトップ(仮想PC画面)を生成する。
c 権限に応じたアプリケーションを仮想デスクトップ(メイン画面)及び仮想デスクトップ(仮想PC画面)にマッピング
仮想デスクトップ(メイン)121及び仮想デスクトップ(仮想PC)131の画面生成の際、ユーザー権限に応じた仮想デスクトップ(アプリケーション用)141のアイコンをマッピングする。ユーザーが仮想デスクトップ(メイン)121及び仮想デスクトップ(仮想PC)131に表示されている仮想アプリケーションのアイコンを押下(クリック)することにより、仮想デスクトップ(メイン)121及び仮想デスクトップ(仮想PC)131に仮想デスクトップ(アプリケーション用)141の表示領域を生成する。
d プロビジョニングにより、仮想デスクトップの各サーバを作成(ネットワークブート)
仮想デスクトップ(メイン)121及び仮想デスクトップ(アプリケーション用)141のサーバは、リブートの都度、仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150のマスタ群160に格納されたハイバネーションファイルを仮想デスクトップ(メイン)121及び仮想デスクトップ(アプリケーション用)141のサーバの外部記憶装置(図示せず)にネットワークを介して、ストリーミング配信を行い、その外部記憶装置をブートファイルとしてサーバ起動を行う。
e 仮想PCは要求の都度、ネットワークブート方式で起動を行い、仮想デスクトップを作成
仮想デスクトップ振分け画面110のサーバ(図示せず)の仮想デスクトップ(仮想PC)131のアイコンを押下(クリック)することで、仮想デスクトップ(仮想PC画面)のサーバへ起動要求を行う。仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)130の仮想サーバの空きを検索し、その仮想サーバの外部記憶装置に仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150のマスタ群160に格納されたハイバネーションファイルをネットワークを介して、ストリーミング配信を行い、仮想デスクトップ(仮想PC)131の外部記憶装置としてブートファイル化し、サーバ起動を行う。
f1 生成した仮想デスクトップ画面(メイン)をクライアントデバイスに返送 仮想デスクトップ(メイン)121のサーバ(図示せず)で生成した仮想デスクトップ画面(メイン)をクライアントデバイスの表示領域に転送する。
f2 生成した仮想デスクトップ画面(仮想PC)をクライアントデバイスに返送
仮想デスクトップ(仮想PC)131のサーバで生成した仮想デスクトップ画面(仮想PC)をクライアントデバイスの表示領域に転送する。
(図7のアプリケーションサーフィンの概要)
図7は、アプリケーションサーフィンの概要を説明するための説明図である。
アプリケーションサーフィンとは、常に最新のバージョンを利用しつつ、旧オペレーティングシステムを混在させることで利用環境の刷新を図る仕組みである。
例えば、将来的には、「Internet Explorer10」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)の利用も想定しているので、「Internet Explorer6,8,10」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)の混在の可能性ある。
仮想デスクトップ環境は、図7に示すように、大別すると、次の構成を備える。
なお、次の(2)〜(5)については、後述する。
(1)クライアントデバイス100
(2)仮想デスクトップ(メイン)121(第1アプリケーション(標準アプリ))
(3)第1〜第3アプリケーションサーバ142a〜142c
(4)認証サーバ200(ユーザー、権限管理)
(5)個人環境用ファイルサーバ210
なお、仮想デスクトップ環境の構成は、上記した(1)〜(5)に限定されない。
(仮想デスクトップ(メイン)121(第1アプリケーション(標準アプリ)))
仮想デスクトップ(メイン)121(第1アプリケーション(標準アプリ))は、クライアントデバイスより要求された仮想デスクトップ画面を生成するサーバである。
(第1〜第3アプリケーションサーバ142a〜142c)
第1〜第3アプリケーションサーバ142a〜142cは、OSに依存しない異なるバージョンのアプリケーションを利用する環境を提供するサーバである。仮想デスクトップ画面に利用するバージョンのアプリケーションのアイコンを押下(クリック)することにより、仮想デスクトップ画面に表示領域を生成して表示する。
第1アプリケーションサーバ142aは、旧バージョンのアプリケーションが稼働する環境であり、第2アプリケーションサーバ142bは主として利用するバージョンのアプリケーションが稼働する環境であり、第3アプリケーションサーバ142cは新バージョンのアプリケーションが稼働する環境である。
(認証サーバ200(ユーザー、権限管理))
認証サーバ200(ユーザー、権限管理)は、仮想デスクトップを利用するユーザーIDの認証及び仮想デスクトップを生成する際にユーザー毎のアイコンを表示する権限管理サーバである。
(個人環境用ファイルサーバ210)
個人環境用ファイルサーバ210は、「WindowsOS」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)でいう移動プロファイルサーバである。具体的には、個人環境用ファイルサーバ210は、「マイドキュメント」、「デスクトップ」、「お気に入り」等、個人のデスクトップを形成する要素をユーザーIDごとに格納しているサーバである。
(図7のアプリケーションサーフィンの動作説明)
つぎに、図7のアプリケーションサーフィンの動作について説明する。
アプリケーションサーフィンの動作は、次の手順の通りである。
a 仮想デスクトップ画面を要求
クライアントデバイス100よりブラウザを介して、仮想デスクトップ(メイン)121に仮想デスクトップ画面を生成する要求を発行する。
b 利用ユーザーIDよりアプリケーション権限を取得する。
仮想デスクトップ(メイン)121は、ネットワークを介して、認証サーバ200(ユーザー、権限管理)にアクセスし、利用ユーザーIDの権限を取得する。
c 権限に応じた個人用環境(マイドキュメント等)を設定する。
仮想デスクトップ(メイン)121は、ネットワークを介して個人用環境ファイルサーバ210にアクセスし、前記に取得した権限をもとに必要なファイルサーバの1つ又は複数のフォルダを接続する。例えば、マイドキュメントや組織・部門等のフォルダを仮想デスクトップに表示する。
d 権限に応じたアプリケーションを仮想デスクトップ(メイン)121の画面にマッピングする。
仮想デスクトップ(メイン)121は、前記に取得した権限をもとに第1〜第3アプリケーションサーバ142a〜142cの異なるバージョンのアプリケーションのアイコンを表示して仮想デスクトップを生成する。ユーザーは第1〜第3アプリケーションサーバ142a〜142cの異なるバージョンのアプリケーションのアイコンを押下(クリック)することにより、仮想デスクトップ(メイン)121のサーバ(図示せず)からネットワークを介して、該当の第1〜第3アプリケーションサーバ142a〜142cにアクセスし、仮想デスクトップ121のの画面に表示領域を確保して、第1〜第3アプリケーションを表示する。
なお、第1〜第3アプリケーションサーバ142a〜142cは、同一OSに格納可能な複数の別種類であるアプリケーションを格納している。
e 個別に生成した仮想デスクトップ画面を端末機へ画面転送。
仮想デスクトップ(メイン)121で生成された仮想デスクトップの画面をクライアントデバイスに表示領域を確保して、表示する。
(図8の仮想デスクトップの画面キャプチャとログ管理システムの概要)
図8は、仮想デスクトップの画面キャプチャとログ管理システムの概要を説明するための説明図である。
仮想デスクトップ環境は、図8に示すように、大別すると、次の構成を備える。
なお、次の(4)及び(5)については、後述する。
(1)クライアントデバイス100
(2)仮想デスクトップ(メイン)121(第1アプリケーション(標準アプリ))
(3)第1〜第3アプリケーションサーバ142a〜142c
(4)画面キャプチャバックアップサーバ220
(5)テキストログ管理保管サーバ230
なお、仮想デスクトップ環境の構成は、上記した(1)〜(5)に限定されない。
(画面キャプチャバックアップサーバ220)
画面キャプチャバックアップサーバ220は、仮想デスクトップ画面をクライアントデバイスに画面転送するデータをあらためて画面キャプチャバックアップサーバ220に転送してバックアップする。
(テキストログ管理保管サーバ230)
テキストログ管理保管サーバ230は、仮想デスクトップ(メイン)121のサーバ(図示せず)及び仮想デスクトップ(仮想PC)131のサーバのインストールされた操作ログ収集エージェントにより送信されたログ情報を保管するサーバである。
「操作ログ収集エージェント」は、仮想デスクトップの操作情報を本エージェントが収集し、一定間隔で「ログ管理サーバ」に転送する。「ログ管理サーバ」は転送されたデータをデータベースに登録する。
(図8の仮想デスクトップの画面キャプチャとログ管理システムの動作説明)
つぎに、図8の仮想デスクトップの画面キャプチャとログ管理システムの動作について説明する。
仮想デスクトップの画面キャプチャとログ管理システムの動作は、次の手順の通りである。
a 仮想デスクトップ画面を要求
b 権限に応じたアプリケーションを仮想デスクトップ(メイン)の121の画面にマッピングする。
仮想デスクトップ(メイン)121の画面を生成する際、ユーザーIDの権限を認証システムより取得し、許可されたアプリケーションのアイコンを表示する。
c 個別に生成した仮想デスクトップ(メイン)121の画面を端末機へ画面転送。
ユーザーIDに基き、生成された仮想デスクトップ(メイン)121の画面をクライアントデバイスの表示領域に転送する。
d クライアントへ画面転送する情報をバックアップサーバへも転送。
生成された仮想デスクトップ(メイン)121の画面をクライアントへ転送するのと同時に画面キャプチャバックアップサーバ220にも転送してデータ保存する。
e 仮想デスクトップでのOSの挙動をテキストログ管理・保管サーバに通知
仮想デスクトップ(メイン)121にインストールされたログ通知エージェントが、クライアントデバイスから操作した情報を収集し、一定間隔で収集した情報をテキストログ管理・保管サーバ230に転送して保存する。
(図9のプロビジョニングサービスの概要(1))
図9は、プロビジョニングサービスの概要(1)を説明するための説明図である。
仮想デスクトップ環境は、図9に示すように、大別すると、次の構成を備える。
なお、次の(5)については、後述する。
(1)クライアントデバイス100
(2)仮想デスクトップ振分け画面110
(3)仮想デスクトップサーバ(メインデスクトップ用仮想環境)120
(4)仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150
(5)仮想デスクトップ振分け管理サーバ240
なお、仮想デスクトップ環境の構成は、上記した(1)〜(5)に限定されない。
(仮想デスクトップ振分け管理サーバ240)
仮想デスクトップ振分け管理サーバ240は、仮想デスクトップ(メイン)121のサーバ(図示せず)群を管理しており、クライアントデバイスから要求された仮想デスクトップ(メイン)121の画面を生成するサーバを指定し、クライアントデバイスに通知する。
(図9のプロビジョニングサービスの概要(1)の動作説明)
つぎに、図9のプロビジョニングサービスの概要(1)の動作について説明する。
プロビジョニングサービスの概要(1)の動作は、次の手順の通りである。
a 仮想デスクトップ要求
b 接続先の仮想デスクトップ判定(負荷分散)
クライアントデバイスが仮想デスクトップ振分け画面110により、仮想デスクトップ(メイン)を要求する際、仮想デスクトップ振分け画面110から仮想デスクトップ振分け管理サーバ240に接続し、仮想デスクトップ(メイン)の画面を生成するサーバを判定する。
c 接続先サーバの決定
仮想デスクトップ振分け管理サーバ240で判定した接続サーバ情報を仮想デスクトップ振分け画面110に通知する。
d クライアントデバイスに接続先サーバを回答
仮想デスクトップ振分け画面110よりクライアントデバイスに対して、仮想デスクトップ(メイン)121の画面を生成する接続サーバ情報を回答する。
e クライアントよりサーバに仮想デスクトップ画面を要求
クライアントは接続サーバ情報をもとに該当する仮想デスクトップ(メイン)121のサーバ(図示せず)に接続し、画面を生成する。
f 仮想デスクトップ画面の転送
仮想デスクトップ(メイン)121のサーバ(図示せず)で生成された画面情報をクライアントデバイスの画面表示領域に転送する。
g 仮想デスクトップ(メイン)121の定期リブート時、プロビジョニングサービスサーバ150よりサーバディスクイメージをネットワークブート方式でサーバを立上げする。
仮想デスクトップ(メイン)121の定期リブート起動時に仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150に格納されたサーバ起動用ハイバネーションファイルを仮想デスクトップ(メイン)121の外部記憶装置(図示せず)にストリーミング配信し、仮想デスクトップ(メイン)121の外部記憶装置のOSを利用してサーバを起動する。
(図10のプロビジョニングサービスの概要(2))
図10は、プロビジョニングサービスの概要(2)を説明するための説明図である。
仮想デスクトップ環境は、図10に示すように、大別すると、次の構成を備える。
なお、次の(6)については、後述する。
(1)クライアントデバイス100
(2)仮想デスクトップ振分け画面110
(3)仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)130
(4)仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150
(5)仮想デスクトップ振分け管理サーバ240
(6)仮想サーバ管理用サーバ250
なお、仮想デスクトップ環境の構成は、上記した(1)〜(6)に限定されない。
(仮想サーバ管理用サーバ250)
仮想サーバ管理用サーバ250は、仮想デスクトップを生成するサーバの起動・停止・仮想サーバ数、名称を管理するものである。
(図10のプロビジョニングサービスの概要(2)の動作説明)
つぎに、図10のプロビジョニングサービスの概要(2)の動作について説明する。
プロビジョニングサービスの概要(2)の動作は、次の手順の通りである。
a 仮想デスクトップ(専用)要求
b 接続先の仮想デスクトップ判定(負荷分散)
クライアントデバイスが仮想デスクトップ振分け画面110により、仮想デスクトップ(仮想PC)131を要求する際、仮想デスクトップ振分け画面110から仮想デスクトップ振分け管理サーバ240に接続し、仮想デスクトップ(仮想PC)131の画面を生成するサーバを判定する。
c 仮想デスクトップ振分け管理サーバ240から仮想サーバ管理用サーバへ仮想デスクトップ(仮想PC)131のサーバの空き領域を検索指示
仮想デスクトップ振分け管理サーバ240から仮想サーバ管理用サーバ250に対し、利用できる仮想デスクトップ(仮想PC)131のサーバの空き領域を検索する。
d 仮想PCを起動指示
仮想サーバ管理用サーバ250が検索した該当の仮想デスクトップ(仮想PC)131のサーバの起動を行う。
e ユーザーに合わせたPCディスクイメージをネットブート方式で自動起動
仮想デスクトップ(仮想PC)131のサーバの起動に際し、ユーザーの所属・権限にあわせて、仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150に格納されたサーバ起動用ハイバネーションファイルを仮想デスクトップ(仮想PC)131の外部記憶装置(図示せず)にストリーミング配信し、仮想デスクトップ(仮想PC)131の外部記憶装置のOSを利用してサーバを起動する。起動後、仮想デスクトップ(仮想PC)131の画面を生成する。
f 仮想PCの起動結果通知
仮想デスクトップ(仮想PC)131のサーバより、仮想サーバ管理用サーバ250に起動完了の結果を通知する。
g 振分け管理サーバへ起動結果通知
仮想サーバ管理用サーバ250より仮想デスクトップ振分け管理サーバ240に起動完了の結果を通知する。
h 振分け画面に起動結果通知
仮想デスクトップ振分け管理サーバ240より仮想デスクトップ振分け画面110に起動完了の結果を通知する。
i クライアントに接続先の仮想PCを報告
仮想デスクトップ振分け画面110よりクライアントデバイスに起動完了の結果及び生成した仮想デスクトップ(仮想PC)131のサーバ情報を報告する。
j 該当仮想PCへ接続
通知された仮想デスクトップ(仮想PC)131のサーバ情報をもとにクライアントデバイスより該当の仮想デスクトップ(仮想PC)131のサーバへ接続する。
k 仮想PC画面の転送
生成された仮想デスクトップ(仮想PC)131の画面をクライアントデバイスの画面表示領域に転送する。
(図11のプロビジョニングサービスの概要(3))
図11は、プロビジョニングサービスの概要(3)を説明するための説明図である。
仮想デスクトップ(仮想PC)131におけるプロビジョニングサービスの機能の説明であり、仮想デスクトップ(仮想PC)131の仮想マシンは、要求の都度、起動とシャットダウンを行う。
仮想マシンの起動要求時、ユーザーIDの所属するマスタであるハイバネーションファイルを起動する仮想サーバの外部記憶装置にストリーミング配信し、利用する仮想デスクトップ(仮想PC)131として、起動する。利用終了時には、仮想サーバの電源を切る。
仮想デスクトップ環境は、図11に示すように、大別すると、次の構成を備える。
(1)仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)130
(2)仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150
(3)マスタ群160
なお、仮想デスクトップ環境の構成は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(図12の仮想デスクトップサーバ(メイン)のネットワークブート方式の概要)
図12は、仮想デスクトップサーバ(メイン)のネットワークブート方式の概要を説明するための説明図である。
仮想デスクトップ環境は、図12に示すように、大別すると、次の構成を備える。
なお、仮想デスクトップ環境の構成は、次の(1)〜(4)に限定されない。
(1)仮想デスクトップサーバ(メインデスクトップ用仮想環境)120
仮想デスクトップサーバ(メインデスクトップ用仮想環境)120は、仮想デスクトップ(メイン)121の仮想サーバを支える仮想化サーバ基盤である。
(2)仮想デスクトップ(メイン)121
仮想デスクトップ(メイン)121は、クライアントデバイスの要求により仮想デスクトップを生成するサーバである。
(3)仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150
仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150は、仮想デスクトップ(メイン)121のハイバネーションファイルを管理、ストリーミング配信を行うサーバである。
(4)メイン画面マスタ161
メイン画面マスタ161は、仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150に管理されている仮想デスクトップ(メイン)121のハイバネーションファイルである。
(図12の仮想デスクトップサーバ(メイン)のネットワークブート方式の概要の動作説明)
つぎに、図12の仮想デスクトップサーバ(メイン)のネットワークブート方式の概要の動作について説明する。
仮想デスクトップサーバ(メイン)のネットワークブート方式の概要の動作は、次の手順の通りである。
a 毎週金曜日に定期リブートを行い、基盤となる仮想サーバのホストOSが自動起動する。
仮想デスクトップサーバ(メインデスクトップ用仮想環境)120は、スケジュールソフトにより毎週金曜日にリブートする。
なお、定期リブートの日時として、毎週金曜日を例示したが、これに限定されず、時間単位、日数単位或いは月単位で行っても良い。
b ホストOS起動後、各サーバのゲストOSに対して起動指示を行う。
仮想デスクトップサーバ(メインデスクトップ用仮想環境)120のサーバ起動後、1つ又は複数の仮想デスクトップ(メイン)121の仮想サーバの起動指示を行う。
c ゲストOSのブートディスク(Cドライブ:メイン画面マスタ)をプロビジョニングサービスより配信し、起動を行う。
仮想デスクトップ(メイン)121の仮想サーバが起動する際、仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150は、ハイバネーションファイルであるメイン画面マスタ161を仮想デスクトップ(メイン)121の仮想サーバの外部記憶装置にストリーミング配信し、その外部記憶装置のOSを起動する。
メイン画面マスタ161は、代表する1つの仮想デスクトップ(メイン)121の仮想サーバ(図示せず)を利用して、ハイバネーションファイルとして、保存・更新する。
メイン画面マスタ161は、仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150で関連付けられた複数台の仮想デスクトップ(メイン)121の仮想サーバにストリーミング配信される。
仮想デスクトップ(メイン)121の仮想サーバの外部記憶装置(図示せず)にハイバネーションファイルであるメイン画面マスタ161をストリーミング配信して上書きすることを、「プロビジョニングサービス」という。
(図13の仮想デスクトップサーバ(専用)のネットワークブート方式の概要)
図13は、仮想デスクトップサーバ(専用)のネットワークブート方式の概要を説明するための説明図である。
仮想デスクトップ環境は、図13に示すように、大別すると、次の構成を備える。
なお、仮想デスクトップ環境の構成は、次の(1)〜(8)に限定されない。
(1)クライアントデバイス100
(2)仮想デスクトップ振分け画面110
(3)仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)130
(4)各種の仮想デスクトップ(仮想PC)300〜305
仮想デスクトップ(仮想PC)300〜305は、ユーザーが要求する仮想デスクトップ(仮想PC)に対する空の仮想サーバである。
(5)仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ150
(6)各種のマスタ310〜315
各種のマスタ310〜315は、ユーザーが要求する仮想デスクトップ(仮想PC)に対するハイバネーションファイルである。
(7)仮想デスクトップ振分け管理サーバ240
(8)仮想サーバ管理用サーバ250
(図13の仮想デスクトップサーバ(専用)のネットワークブート方式の概要の動作説明)
つぎに、図13の仮想デスクトップサーバ(専用)のネットワークブート方式の概要の動作について説明する。
仮想デスクトップサーバ(専用)のネットワークブート方式は、大別すると、次の二種類の起動方式がある。
なお、仮想デスクトップサーバ(専用)のネットワークブート方式は、次の(1)及び(2)の二種類の起動方式に限定されない。
(1)固定起動型
固定起動型は、仮想デスクトップ(仮想PC)を予め用意し、定期的にリブートすることで、ユーザーが即時に利用できる仮想デスクトップ(仮想PC)のことをいう。固定起動型の仮想デスクトップ(仮想PC)は、決められたハイバネーションファイルをストリーミング配信し、起動する。
(2)リソース共有起動型
リソース共有起動型は、仮想デスクトップ(仮想PC)の空のリソースを複数用意し、ユーザーの起動要求に合わせて、ユーザーの利用するハイバネーションファイルである各種のマスタ310〜315をストリーミング配信して起動することをいう。全ユーザーで仮想デスクトップ(仮想PC)のリソースを共有し、利用終了時にリソースを開放する。
(固定起動型)
固定起動型による動作は、次の手順の通りである。
a 毎週金曜日に定期リブートを行い、基盤となる仮想サーバのホストOSが自動起動する。
仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)130は、スケジュールソフトにより毎週金曜日にリブートする。
なお、定期リブートの日時として、毎週金曜日を例示したが、これに限定されず、時間単位、日数単位或いは月単位で行っても良い。
b ホストOS起動後、ゲストOSに対して起動指示を行う。(A、B部署)
仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)130のサーバ起動後、1つ又は複数の仮想デスクトップ(仮想PC)131の仮想サーバの起動指示を行う。
例えば、予め決められた仮想デスクトップ(仮想PC)300の外部記憶装置(図示せず)にハイバネーションファイルである各種のマスタ310のストリーミング配信することで起動し、仮想デスクトップ(仮想PC)301の外部記憶装置にハイバネーションファイルである各種のマスタ311のストリーミング配信することで起動する。
(リソース共有起動型)
リソース共有起動型による動作は、次の手順の通りである。
c C部署の起動要求
クライアント(C本部)100は、仮想デスクトップ振分け画面110のリソース共有起動型仮想デスクトップ(仮想PC)のアイコンを押下する。
d 起動仮想サーバの判定指示
仮想デスクトップ振分け画面110からの起動要求に対して、仮想デスクトップ振分け管理サーバ240が仮想サーバ管理用サーバ250に起動仮想サーバの判定を指示する。
e 仮想サーバ空きリソース検知
仮想サーバ管理用サーバ250は、予め割り当てられた起動用の空きリソースを検索し、起動サーバ名を特定する。
f 仮想サーバゲストOS起動指示
仮想サーバ管理用サーバ250は、仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)130に対して、該当の仮想サーバの起動指示を行う。
g C本部のマスタを仮想サーバの内蔵ディスクにロード(プロビジョニング)
起動指示を受けた仮想デスクトップ(仮想PC)131は、外部記憶装置にユーザーが要求するハイバネーションファイルであるC本部のマスタ312を、仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバを介してストリーミング配信し、その外部記憶装置(図示せず)のOSを利用して起動する。
h、i、j、k 仮想サーバ起動通知
「h」は、仮想デスクトップ(仮想PC)302が起動後、仮想サーバ管理用サーバ250に起動完了を通知する。
「i」は、仮想サーバ管理用サーバ250より仮想デスクトップ振分け管理サーバ240に起動完了を通知する。
「j」は、仮想デスクトップ振分け管理サーバ240は仮想デスクトップ振分け画面110に起動完了を通知する。
「k」は、仮想デスクトップ振分け画面110よりクライアントでバイス100に起動完了と起動サーバ名を通知する。
l C部署の仮想PCとして起動した仮想サーバへ接続
クライアントデバイス100は通知された起動サーバ名の仮想デスクトップ(仮想PC)302に接続する。
m 仮想PCの画面をクライアントへ転送
仮想デスクトップ(仮想PC)302は、クライアントデバイス100の表示領域に仮想デスクトップ画面を転送する。
(図14のアプリケーションサーフィンの概要)
図14は、アプリケーションサーフィンの概要説明するための説明図である。
仮想デスクトップ環境は、図14に示すように、大別すると、次の構成を備える。
(1)クライアント100
(2)仮想デスクトップサーバ(メイン画面)120
(3)仮想アプリケーションサーバ400
(4)ポータルサーバ410
(5)業務サーバ(新)420
業務サーバ(新)420は、IE8で稼働するWebアプリケーションサーバである。
(6)業務サーバ(旧)430
業務サーバ(旧)430は、IE6で稼働するWebアプリケーションサーバである。
なお、仮想デスクトップ環境の構成は、上記した(1)〜(6)に限定されない。
(図14のアプリケーションサーフィンの概要の動作説明)
つぎに、図14のアプリケーションサーフィンの概要の動作について説明する。
アプリケーションサーフィンの概要の動作は、次の手順の通りである。
a クライアントから仮想デスクトップのIE6又はIE8のアイコンを選択
クライアント100の仮想デスクトップ画面の表示要求により仮想デスクトップ(メイン画面)が表示される。仮想デスクトップに表示されているIE8又はIE6を選択することにより、IE8は仮想デスクトップ(メイン画面)のサーバにインストールされているIE8が起動し、IE6は仮想アプリケーションサーバにインストールされているIE6が起動する。
b ポータルサーバがブラウザのバージョンを判別し、IE6又はIE8のアプリケーションメニューを作成
仮想デスクトップ画面のIE8またはIE6から、ポータル画面をポータルサーバに要求することにより、起動したIEのバージョンに合わせたIE8又はIE6のポータル画面メニューを表示する。
c IE8のメニューからIE8環境のサーバ(データベースを含む。)にアクセスする。
表示されたIE8用のポータル画面から、IE8の業務サーバへリンクすることにより、IE8環境の業務サーバ(データベースを含む)にアクセスする。
d IE6のメニューからIE6環境のサーバ(データベースを含む。)にアクセスする。
表示されたIE6用のポータル画面から、IE6の業務サーバへリンクすることにより、IE6環境の業務サーバ(データベースを含む。)にアクセスする。
「アプリケーションサーファン」とは、図14の環境のように新旧のブラウザ環境や新旧のアプリケーション環境を保有することにより、業務サーバの更改期に合わせてバージョンアップすることや最新バージョンのブラウザやアプリケーションを業務サーバの環境を変えず、早期に導入することを総称している。
また、業務サーバ(旧)430を全て業務サーバ(新)420に移行した後、新旧のブラウザやアプリケーションはそれぞれバージョンアップを行い、常に最新のバージョンへ移行する。例えば、IE8はIE10へ、IE6はIE8へバージョンアップする。
(図15の仮想デスクトップと仮想アプリケーションとの接続方式の概要)
図15は、仮想デスクトップと仮想アプリケーションとの接続方式の概要説明するための説明図である。
仮想デスクトップ環境は、図14に示すように、大別すると、次の構成を備える。
(1)クライアント100
(2)仮想デスクトップサーバ(メイン画面)120
(3)仮想アプリケーションサーバ400
(4)業務サーバ(旧)430
なお、仮想デスクトップ環境の構成は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(図15の仮想デスクトップと仮想アプリケーションとの接続方式の概要の動作説明)
つぎに、図15の仮想デスクトップと仮想アプリケーションとの接続方式の概要の動作について説明する。
仮想デスクトップと仮想アプリケーションとの接続方式の動作は、次の手順の通りである。
最新バージョンのブラウザとそれ以前のバージョンのブラウザが同時に表示される原理は、クライアントの画面表示ソフト内に仮想デスクトップの画面表示ソフトが表示されることにより実現されるもので、稼動する第一オペレーティングシステムと第二オペレーティングシステムは別物で稼働していることから、それぞれのバージョンのブラウザは独立して、干渉しない。
a クライアントから仮想デスクトップサーバに接続する。
クライアントは、インストールされている仮想デスクトップの画面表示ソフトが表示領域を確保し、仮想デスクトップサーバと接続して、画面情報を転送する。
b 仮想デスクトップサーバから仮想アプリケーションサーバと接続する。
仮想デスクトップでIE6を要求した場合、仮想デスクトップサーバにインストールされた画面表示ソフトがクライアントの画面表示ソフトの表示領域内に表示領域を確保し、仮想アプリケーションサーバと接続して、画面情報を仮想デスクトップサーバの画面表示ソフトに転送する。
c IE6のメニューからIE6環境のサーバ(データベースを含む。)にアクセスする。
クライアントの画面表示ソフト内に表示された仮想デスクトップサーバの画面表示ソフトに表示されたIE6用のポータル画面から、IE6の業務サーバへリンクすることにより、IE6環境の業務サーバ(データベースを含む。)にアクセスする。
(図16以降による第3の実施の形態の説明)
つぎに、図16以降を用いて本発明の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、大別すると、以下に説明する3つの特徴を有する。
(第3の実施の形態の第1の特徴)
本実施の形態の第1の特徴は、次の通りである。
ネットワークシステム500は、図16に示すように、ネットワークで相互に接続された1つ又は複数のクライアントコンピュータ510、1つ又は複数の第1次サーバ520、1つ又は複数の第2次サーバ530から構築される。
第1次サーバ520には、第1アプリケーションプログラムをインストールするとともに、クライアントコンピュータ510の画面環境を生成して、第1次サーバ520の画面環境をクライアントコンピュータ510よりエミュレーションさせる。
「第1アプリケーションプログラム」としては、例えば「IE8」や「Office2010」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等をインストールしている。
なお、第1アプリケーションプログラムとして、「IE8」や「Office2010」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)を例示したが、これに限定されない。
「エミュレーション」とは、クライアントコンピュータ510から第1次サーバ520を、或いは第1次サーバ520を介して第2次サーバ530を遠隔操作することをいう。
第2次サーバ530には、第1アプリケーションプログラム(例えば「IE8」や「Office2010」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)とバーションの異なる第2アプリケーションプログラムをインストールする。
「第2アプリケーションプログラム」としては、例えば「IE6」や「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等をインストールしている。
なお、第2アプリケーションプログラムとして、「IE6」や「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)を例示したが、これに限定されない。
第1次サーバ520の画面環境には、図17に示すように、第2次サーバ530の第2アプリケーションプログラム(例えば「IE6」や「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)のアイコンをユーザー権限に応じて表示させる。
第1次サーバ520の画面環境において第2次サーバ530の第2アプリケーションプログラム(例えば「IE6」や「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)のアイコンを起動することで、図18に示すように、第1次サーバ520から第2次サーバ530の第2アプリケーションプログラム(例えば「IE6」や「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)をエミュレーションさせる。
クライアントコンピュータ510において第1次サーバ520の画面環境を表示させることで、図17〜19に示すように、バーションの異なる第1、第2アプリケーションプログラム(例えば「IE6」や「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)を選択して利用できる仮想デスクトップ540をクライアントコンピュータに表示している。
(第3の実施の形態の第2の特徴)
本実施の形態の第2の特徴は、次の通りである。
第1次サーバ520にインストールされる第1アプリケーションプログラム(例えば「IE8」や「Office2010」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)は、第2次サーバ530にインストールされる第2アプリケーションプログラム(例えば「IE6」や「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)より新しいバージョンである。
(第3の実施の形態の第3の特徴)
本実施の形態の第3の特徴は、次の通りである。
ネットワークシステム500の制御方法であって、次のステップを含む。
(1)第1のステップ
第1のステップは、第1アプリケーションプログラム(例えば「IE8」や「Office2010」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)を第1次サーバ520にインストールするステップである。
(2)第2のステップ
第2のステップは、クライアントコンピュータ510の画面環境を第1次サーバ520に生成して、第1次サーバ520の画面環境をクライアントコンピュータ510よりエミュレーションさせるステップである。
(3)第3のステップ
第3のステップは、第1アプリケーションプログラム(例えば「IE8」や「Office2010」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)とバーションの異なる第2アプリケーションプログラム(例えば「IE6」や「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)を第2次サーバ530にインストールするステップである。
(4)第4のステップ
第4のステップは、第2次サーバ530の第2アプリケーションプログラム(例えば「IE6」や「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)のアイコンをユーザー権限に応じて第1次サーバ520の画面環境に表示させるステップである。
(5)第5のステップ
第5のステップは、第1次サーバ520の画面環境において第2次サーバ530の第2アプリケーションプログラム(例えば「IE6」や「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)のアイコンを起動することで、第1次サーバ520から第2次サーバ530の第2アプリケーションプログラム(例えば「IE6」や「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等)をエミュレーションさせるステップである。
(ネットワークシステム500)
ネットワークシステム500は、図16に示すように、大別すると、ネットワークで相互に接続された次の装置から構築されている。
なお、次の(1)〜(3)については、後述する。
(1)1つ又は複数のクライアントコンピュータ510
(2)1つ又は複数の第1次サーバ520(仮想デスクトップ)
(3)1つ又は複数の第2次サーバ530(異バージョンアプリケーション)
なお、ネットワークシステム500を構築する装置は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(クライアントコンピュータ510)
クライアントコンピュータ510は、1つ又は複数(図示せず)有り、図16に示すように、次の装置を備える。
(1)中央処理装置511
(2)主記憶装置512
(3)ディスプレイ513
(4)通信装置514
なお、クライアントコンピュータ510に備える装置は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
中央処理装置511は、CPU(図示せず)を中心に構成され、主記憶装置512に記録されたプログラムを読み込むことで、図示しないが、次の手段として機能する。
なお、中央処理装置511の手段は、次の(5)〜(8)に限定されない。
(5)通信制御手段
通信制御手段は、通信装置514を制御するためのものである。
(6)画面制御手段
画面制御手段は、ディスプレイ513を制御するためのものである。
(7)第1サーバ用表示領域確保・表示手段
第1サーバ用表示領域確保・表示手段は、図17〜19に示すように、ディスプレイ513の画面上に、第1次サーバ520の画面を表示させるための表示領域を確保し、当該表示領域に第1次サーバ520の画面を表示させるためのものである。
(8)印刷制御手段
印刷制御手段は、図示しないが、プリンターを制御するためのものである。
(第1次サーバ520)
第1次サーバ520は、クライアントコンピュータ510のディスプレイ513の画面上で表示可能な仮想デスクトップ環境を構築するためのものである。
具体的には、第1次サーバ520は、1つ又は複数(図示せず)有り、図16に示すように、次の装置を備える。
(1)中央処理装置521
(2)主記憶装置522
(3)外部記憶装置523
(4)通信装置524
なお、第1次サーバ520に備える装置は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
第1次サーバ520には、OS(オペレーティングシステム)として「Windows 2008 R2」(マイクロソフト社の登録商標又は商標、以下、単に「Win2008 R2」ともいう。)が、第1アプリケーションプログラムとしてブラウザソフトである「IE8」や、統合ソフトである「Office2010」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等がそれぞれインストールされている。
なお、「アプリケーションプログラム」については、図16及び図20において、単に「アプリケーション」や単に「アプリ」と記載している。
中央処理装置521は、CPU(図示せず)を中心に構成され、主記憶装置522及び外部記憶装置523に記録されたプログラムを読み込むことで、図示しないが、次の手段として機能する。
なお、中央処理装置521の手段は、次の(5)〜(9)に限定されない。
(5)通信制御手段
通信制御手段は、通信装置524を制御するためのものである。
(6)画面制御手段
画面制御手段は、図示しないが、ディスプレイを制御するためのものである。
(7)第2サーバ用表示領域確保・表示手段
第2サーバ用表示領域確保・表示手段は、図17〜19に示すように、クライアントコンピュータ510のディスプレイ513の画面上に、第2次サーバ530の画面を表示させるための表示領域を確保し、当該表示領域に第2次サーバ530の画面を表示させるためのものである。
その結果、クライアントコンピュータ510のディスプレイ513の画面上に、図17〜19に示すように、第1次サーバ520の画面と第2次サーバ530の画面とが同時に表示される。
(8)印刷制御手段
印刷制御手段は、図示しないが、プリンターを制御するためのものである。
(8)ワークロード・ストリーミング受信手段
ワークロード・ストリーミング配信手段は、第4次サーバ550の後述するワークロード・ストリーミング配信手段からストリーミング配信されたワークロードを受信するためのものである。
なお、「ワークロード」については、後述する。
(第2次サーバ530)
第2次サーバ530は、異バージョンのアプリケーションプログラムの環境を構築するためのものである。
具体的には、第2次サーバ530は、1つ又は複数(図示せず)有り、図16に示すように、次の装置を備える。
(1)中央処理装置531
(2)主記憶装置532
(3)外部記憶装置533
(4)通信装置534
なお、第2次サーバ530に備える装置は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
第1次サーバ520には、OS(オペレーティングシステム)として「Windows 2003 R2」(マイクロソフト社の登録商標又は商標、以下、単に「Win2003 R2」ともいう。)が、第2アプリケーションプログラムとしてブラウザソフトである「IE6」や、統合ソフトである「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等がそれぞれインストールされている。
中央処理装置531は、CPU(図示せず)を中心に構成され、主記憶装置532及び外部記憶装置533に記録されたプログラムを読み込むことで、図示しないが、次の手段として機能する。
なお、中央処理装置531の手段は、次の(5)〜(8)に限定されない。
(5)通信制御手段
通信制御手段は、通信装置534を制御するためのものである。
(6)画面制御手段
画面制御手段は、図示しないが、ディスプレイを制御するためのものである。
(7)印刷制御手段
印刷制御手段は、図示しないが、プリンターを制御するためのものである。
(8)ワークロード・ストリーミング受信手段
ワークロード・ストリーミング配信手段は、第4次サーバ550の後述するワークロード・ストリーミング配信手段からストリーミング配信されたワークロードを受信するためのものである。
なお、「ワークロード」については、後述する。
(図17〜19の説明)
つぎに、図16を用いて説明したネットワークシステム500の動作を、図17〜19を用いて以下に説明する。
ネットワークシステム500の動作は、次の通りである。
(1)クライアントコンピュータ510から第1次サーバ520に、図17に示すように、仮想デスクトップ540の画面を要求する。
(2)第1次サーバ520は、クライアントの権限に応じ、仮想デスクトップ540の画面を生成し、当該仮想デスクトップ540の画面をクライアントコンピュータ510に画面転送する。
(3)クライアントコンピュータ510は、第1次サーバ520から配信された仮想デスクトップ540の画面を、図17に示すように、ディスプレイ513上に表示する。仮想デスクトップ540中には、仮想デスクトップ540上に、「IE8」のアイコン541と、「IE8」と異なるバージョンの「IE6」のアイコン542とが表示される。
(3)クライアントが、仮想デスクトップ540上に表示された「IE6」のアイコン542を押下(クリック)すると、第1次サーバ520を介して、第2次サーバ530にアクセスする。
(4)第2次サーバ530は、「IE6」のアイコン542に関連付けられた「IE6」(第2アプリケーションプログラム)を起動する。第2次サーバ530は、「IE6」の起動画面542aを生成し、当該起動画面542aを、第1次サーバ520を介して、クライアントコンピュータ510に画面転送する。
(5)クライアントコンピュータ510は、第2次サーバ530から第1次サーバ520を介して配信された「IE6」の起動画面542aを、図18に示すように、仮想デスクトップ540の画面を中に表示する。
その結果、クライアントコンピュータ510から、第2次サーバ530において起動された「IE6」(第2アプリケーションプログラム)をエミュレーション、すなわち遠隔操作を行うことできる。また、クライアントコンピュータ510側からは、第1次サーバ520を介して、第2次サーバ530の「IE6」の起動画面542aを、いわゆるのぞき見ることができる。
(6)一方、クライアントが、仮想デスクトップ540上に表示された「IE8」のアイコン542を押下(クリック)すると、第1次サーバ520にアクセスする。
(7)第1次サーバ520は、「IE8」のアイコン541に関連付けられた「IE8」(第1アプリケーションプログラム)を起動する。第1次サーバ520は、「IE8」の起動画面541aを生成し、当該起動画面541aをクライアントコンピュータ510に画面転送する。
(8)クライアントコンピュータ510は、第1次サーバ520から配信された「IE8」の起動画面541aを、図20に示すように、仮想デスクトップ540の画面を中に表示する。
その結果、クライアントコンピュータ510から、第1次サーバ520において起動された「IE8」(第1アプリケーションプログラム)をエミュレーション、すなわち遠隔操作することができる。
(図20による第4の実施の形態の説明)
つぎに、図20を用いて本発明の第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、次の通りである。
ネットワークシステム500には、図20に示すように、ネットワークで相互に接続された第3次サーバ540及び第4次サーバ550を含む。
第3次サーバ540の仮想環境の上に、第1次サーバ520及び第2次サーバ530を存在させている。
第4次サーバ550の外部記憶装置553(例えばハードディスク)に、第1次サーバ520のハイバネーションイメージ及び第2次サーバ530のハイバネーションイメージを記憶させる。
「ハイバネーションイメージ」とは、現在、サーバの起動状態のハードディスクを別のハードディスクに保存したものをいう。第1次サーバ520、第2次サーバ530の起動時に別のハードディスクに保存したハイバネーションイメージを外部記憶装置523,533(例えばハードディスク)にロード(ストリーミングで受信)し、起動することを「プロビジョニングサービス」という。
なお、外部記憶装置553として、ハードディスを例示したが、これに限定されず、フラッシュメモリを使用したソリッドステートドライブ(SSD)を用いても良い。
第4次サーバ550の外部記憶装置553(例えばハードディスク)に記憶された第1次サーバ520のハイバネーションイメージを第1次サーバ520の装置上の外部記憶装置523(例えばハードディスク)に、第4次サーバ550の外部記憶装置553(例えばハードディスク)に記憶された第2次サーバ530のハイバネーションイメージを第2次サーバ530の装置上の外部記憶装置533(例えばハードディスク)にそれぞれネットワークブートすることで、仮想デスクトップのオペレーティングシステムの稼働環境を生成している。
なお、外部記憶装置523,533として、ハードディスクを例示したが、これに限定されず、フラッシュメモリを使用したソリッドステートドライブ(SSD)を用いても良い。
(図20の構成の説明)
ネットワークシステム600は、図20に示すように、大別すると、ネットワークで相互に接続された次の装置から構築されている。
なお、次の(4)〜(6)については、後述する。(1)〜(3)については、図16を用いて説明した第3の実施の形態の構成と同一であるため、説明を省略する。
(1)1つ又は複数のクライアントコンピュータ510
(2)1つ又は複数の第1次サーバ520(仮想デスクトップ)
(3)1つ又は複数の第2次サーバ530(異バージョンアプリケーション)
(4)1つ又は複数の第3次サーバ610(仮想基盤サーバ)
(5)1つ又は複数の第4次サーバ620(プロビジョニングサービスサーバ)
(6)サーバマスタ群630
なお、ネットワークシステム600を構築する装置は、上記した(1)〜(6)に限定されない。
(第3次サーバ610)
第3次サーバ610は、仮想基盤サーバとして機能し、第1次サーバ520及び第2次サーバ530を存在させるための仮想環境を構築するためのものである。
第3次サーバ610は、1つ又は複数(図示せず)有り、図20に示すように、次の装置を備える。
(1)中央処理装置611
(2)主記憶装置612
(3)外部記憶装置613
(4)通信装置614
なお、第3次サーバ610に備える装置は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
第3次サーバ610には、OS(オペレーティングシステム)として「Win2008 R2」が、仮想化アプリケーションプログラムとしてブラウザソフトである「Hyper-V2.0」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)がそれぞれインストールされている。
中央処理装置531は、CPU(図示せず)を中心に構成され、主記憶装置532及び外部記憶装置533に記録されたプログラムを読み込むことで、図示しないが、次の手段として機能する。
なお、中央処理装置611の手段は、次の(5)〜(7)に限定されない。
(5)通信制御手段
通信制御手段は、通信装置614を制御するためのものである。
(6)画面制御手段
画面制御手段は、図示しないが、ディスプレイを制御するためのものである。
(7)仮想化環境制御手段
仮想化環境制御手段は、図示しないが、仮想化環境を制御するためのものである。
(第4次サーバ620)
第4次サーバ620は、プロビジョニングサービスサーバとして機能するものである。
具体的には、第4次サーバ620は、1つ又は複数(図示せず)有り、図20に示すように、次の装置を備える。
(1)中央処理装置621
(2)主記憶装置622
(3)外部記憶装置623
(4)通信装置624
なお、第4次サーバ620に備える装置は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
第4次サーバ620には、OS(オペレーティングシステム)として「Win2008 R2」が、仮想化アプリケーションプログラムとして「Hyper-V2.0」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)がそれぞれインストールされている。
中央処理装置531は、CPU(図示せず)を中心に構成され、主記憶装置532及び外部記憶装置533に記録されたプログラムを読み込むことで、図示しないが、次の手段として機能する。
なお、中央処理装置621の手段は、次の(5)〜(7)に限定されない。
(5)通信制御手段
通信制御手段は、通信装置624を制御するためのものである。
(6)画面制御手段
画面制御手段は、図示しないが、ディスプレイを制御するためのものである。
(7)ワークロード・ストリーミング配信手段
ワークロード・ストリーミング配信手順は、ワークロードを第1次サーバ520及び第2次サーバ530にハイバネーションファイルをストリーミング配信するためのものである。
「ワークロード」は、サーバの外部記憶装置にOSを含んだサーバマスタであるハイバネーションファイルをロードして内容を書き換えることである。
(サーバマスタ群630)
サーバマスタ群630は、図20に示すように、複数のサーバマスタ631,632から構築され、各サーバマスタ631,632には第1次サーバ520や第2次サーバ530のOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションプログラム(アプリ)が格納されている。
具体的には、サーバマスタ群630は、図20に示すように、大別すると、次の装置から構築されている。
なお、サーバマスタ群630は、次の(1)及び(2)の装置に限定されず、図示しないが、最新のOS(オペレーティングシステム)や最新のアプリケーションプログラム(アプリ)が格納された他のサーバマスタを含んでいても良い。
(1)第1次サーバマスタ631
第1次サーバマスタ631には、第1次サーバ520用のハイバネーションファイルが格納されている。
具体的には、第1次サーバマスタ631には、OS(オペレーティングシステム)として「Win2008 R2」が、第1アプリケーションプログラムとしてブラウザソフトである「IE8」や、統合ソフトである「Office2010」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等が格納されている。
(2)第2次サーバマスタ632
第2次サーバマスタ632には、第2次サーバ530用のハイバネーションファイルが格納されている。
具体的には、第2次サーバマスタ632には、OS(オペレーティングシステム)として「Windows 2003 R2」(マイクロソフト社の登録商標又は商標、以下、単に「Win2003 R2」ともいう。)が、第2アプリケーションプログラムとしてブラウザソフトである「IE6」や、統合ソフトである「Office2003」(マイクロソフト社の登録商標又は商標)等が格納されている。
(図20の動作の説明)
つぎに、図20を用いて説明したネットワークシステム600の動作について説明する。
ネットワークシステム600の動作は、次の通りである。
(1)クライアントコンピュータ510から第3次サーバ610に、仮想デスクトップ540(図17参照)を要求する。
(2)第3次サーバ610は、その仮想プラットホーム上に用意された複数の仮想PC(図示せず)のうちから、空いている仮想PCを選択し、第1次サーバ520(仮想デスクトップ)と、第2次サーバ530(異バージョンアプリケーション)とする。
(3)第3次サーバ610から第4次サーバ620に、指定した第1次サーバ520(仮想デスクトップ)及び第2次サーバ530(異バージョンアプリケーション)に、サーバマスタ群630に格納されたハイバネーションファイルをストリーミング配信するように要求する。
(4)第4次サーバ620は、第1次サーバマスタ631に格納されている第1次サーバ520用のハイバネーションファイルを、指定された第1次サーバ520(仮想デスクトップ)の外部記憶装置523(図16参照)にストリーミング配信する。第1次サーバ520(仮想デスクトップ)は、その外部記憶装置523(図16参照)に記憶されたハイバネーションファイルを、ブートファイルとしてサーバ起動を行う。
また、第4次サーバ620は、第2次サーバマスタ632に格納されている第2次サーバ530用のハイバネーションファイルを、指定された第2次サーバ530(異バージョンアプリケーション)の外部記憶装置533(図16参照)にストリーミング配信する。2次サーバ530(異バージョンアプリケーション)は、その外部記憶装置533(図16参照)に記憶されたハイバネーションファイルを、ブートファイルとしてサーバ起動を行う。
(第1の実施の形態)
10 仮想デスクトップ環境 20 コンピュータ端末
30 ネットワーク 40 仮想デスクトップサーバ群
41 仮想デスクトップサーバ(サーバ環境)
42 仮想デスクトップサーバ(C/S、クライアント環境)
50 仮想アプリケーションサーバ群
51 仮想アプリケーションサーバ(旧バージョン)
52 仮想アプリケーションサーバ(現行バージョン)
53 仮想アプリケーションサーバ(新バージョン)
60 各種基幹サーバ群 61 仮想環境監視サーバ
62 企業ポータルサーバ 63 認証システムサーバ
64 企業共有用ファイルサーバ 65 個人格納用ファイルサーバ
70 各種補助サーバ群 71 プロビジョニングサービスサーバ
72 画面キャプチャバックアップサーバ 73 テキストログ管理保管サーバ
(第2の実施の形態)
100 クライアントデバイス
110 仮想デスクトップ振分け画面
120 仮想デスクトップサーバ(メインデスクトップ用仮想環境)
121 仮想デスクトップ(メイン)
130 仮想デスクトップサーバ(専用デスクトップ用仮想環境)
131仮想デスクトップ(仮想PC)
140 仮想アプリケーション用仮想サーバ(アプリケーション用仮想環境)
141 仮想デスクトップ(アプリケーション用)
142a〜142c 第1〜第3アプリケーションサーバ
150 仮想デスクトップ用プロビジョニングサービスサーバ
160 マスタ群
161〜163 ハイバネーションイメージファイル(メイン画面、アプリケーション、仮想PC)
170 クラウドアプリケーション
200 認証サーバ(ユーザー、権限管理)
210 個人環境用ファイルサーバ
220 画面キャプチャバックアップサーバ
230 テキストログ管理保管サーバ
240 仮想デスクトップ振分け管理サーバ
250 仮想サーバ管理用サーバ(SCVMM)
300〜305 各種の仮想デスクトップ(仮想PC)
310〜315 各種のマスタ
400 仮想アプリケーションサーバ
410 ポータルサーバ
420 業務サーバ(新)
430 業務サーバ(旧)
(第3の実施の形態)
500 ネットワークシステム
510 クライアントコンピュータ
511 中央処理装置 512 主記憶装置
513 ディスプレイ 514 通信装置
520 第1次サーバ
521 中央処理装置 522 主記憶装置
523 外部記憶装置 524 通信装置
530 第2次サーバ
531 中央処理装置 532 主記憶装置
533 外部記憶装置 534 通信装置
(第4の実施の形態)
600 ネットワークシステム
610 第3次サーバ
611 中央処理装置 612 主記憶装置
613 外部記憶装置 614 通信装置
620 第4次サーバ
621 中央処理装置 622 主記憶装置
623 外部記憶装置 624 通信装置
630 サーバマスタ群
631 第1次サーバマスタ 632 第2次サーバマスタ

Claims (1)

  1. ネットワークで相互に接続された1つ又は複数のクライアントコンピュータ、1つ又は複数の仮想基盤サーバ、1つ又は複数のプロビジョニングサービスサーバから構築されるネットワークシステムであって、
    前記仮想基盤サーバの仮想環境の上に、1つ又は複数の仮想デスクトップを存在させ、
    前記プロビジョニングサービスサーバの外部記憶装置に、前記仮想デスクトップのオペレーティングシステムとアプリケーションプログラムを組合せた環境をハイバネーションすることでハイバネーションファイルとして格納し、
    ユーザーの要求または当該ユーザーの所属組織や業務特性に合わせて前記ハイバネーションファイルを選択し(以下「ハイバネーションファイルの選択」という。)、
    前記仮想基盤サーバに予めリソースを用意し(以下「リソースの用意」という。)、
    前記リソースに前記選択されたハイバネーションファイルをネットワークブートすることで、
    仮想デスクトップにおける異なるオペレーティングシステムや異なるアプリケーションプログラムがインストールされた稼働環境を生成して(以下「稼働環境の生成」という。)、
    当該仮想デスクトップの画面を前記クライアントコンピュータに表示し(以下「クライアントコンピュータの表示」という。)、
    前記ハイバネーションファイルの選択は、
    クライアントが、仮想デスクトップ振分け画面の前記仮想デスクトップのアイコンを押下する起動要求工程と、
    前記仮想デスクトップ振分け画面からの起動要求に対して、仮想デスクトップ振分け管理サーバが仮想サーバ管理用サーバに起動仮想サーバの判定を指示する判定指示工程と、により実行され、
    前記リソースの用意は、
    仮想サーバ管理用サーバが、予め割り当てられた起動用の空きリソースを検索し、起動サーバ名を特定するリソース検知工程により実行され、
    前記稼働環境の生成は、
    前記仮想サーバ管理用サーバが、前記仮想基盤サーバに対して、該当の仮想サーバの起動指示を行う仮想サーバゲストOS起動指示工程と、
    前記起動指示を受けた仮想デスクトップが、外部記憶装置にユーザーが要求するハイバネーションファイルであるマスタを、前記プロビジョニングサービスサーバを介してストリーミング配信し、その外部記憶装置のOSを利用して起動するプロビジョニング工程と、
    仮想デスクトップ振分け画面より前記クライアントコンピュータに起動完了と起動サーバ名を通知する起動結果通知工程と、
    前記クライアントコンピュータが通知された起動サーバ名の仮想デスクトップに接続する接続工程と、により実行され、
    前記クライアントコンピュータの表示は、
    前記仮想デスクトップが、クライアントコンピュータの表示領域に仮想デスクトップ画面を転送する転送工程により実行されることを特徴とするネットワークシステム。
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