JP4821261B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に画像形成装置の制御プログラムを外部のダウンロード元からダウンロードして、画像形成装置内のメモリに格納する際の技術に関する。
最近の画像形成装置の動作はファームウェア等と呼ばれる制御プログラムがCPU等のプロセッサ上で動作することにより制御される。この制御プログラムは、古くは出荷時に画像形成装置に装着されるマスクROMに格納されていたが、制御プログラムのバージョン更新の際にマスクROMを取り替える作業が煩雑であること等から、最近では、制御プログラムをフラッシュROM等の書き換え可能な不揮発性メモリに格納することが多くなっている。制御プログラムのバージョン更新があった場合には、外部からネットワーク等を介して新たな制御プログラムをダウンロードし、フラッシュROMの内容を書き換えることでバージョン更新することが行われている(例えば特許文献1等参照)。
特開2002−278409号公報
特開2003−29946号公報
特開2001−67228号公報
制御プログラムが格納されるメモリには常時電源が供給されるのが通常であった。しかしながら、近年の画像形成装置の高機能化に伴い制御プログラムのサイズも増大しており、制御プログラムを格納するメモリに供給する電力消費も無視できない状況にある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、より電力消費の低減を図ることが可能な画像形成装置を提供することを目的としている。
上記の問題点を解決するために、本発明に係る第1の画像形成装置は、通常モード時には電源が供給されるが省電力モード時には電源が供給されない第1のメモリと、省電力モード時にも電源が供給される第2のメモリと、外部のダウンロード元から、制御プログラムをモジュールごとにダウンロードする制御プログラム取得手段と、ダウンロードしたモジュールが省電力モード時に動作しないモジュールである場合には、前記第1のメモリに格納し、省電力モード時に動作し得るモジュールである場合には前記第2のメモリに格納する格納制御手段とを備えることを特徴としている。
本発明の構成により、省電力モードのときに第1のメモリの電源供給を停止することが可能となり、電力消費の低減を図ることが可能となる。外部のダウンロード元としては、パーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理装置、画像形成装置、スキャナ等の画像処理装置などの他、USBメモリ等の各種記録媒体を設定することが考えられる。格納制御手段による格納先メモリの判別は、例えばモジュールのファイル名を参照して行うことができるが、ファイル名に限定されず、他の判別方法も可能である。
上記画像形成装置において好ましくは、前記制御プログラム取得手段は、省電力モードが解除される場合または画像形成装置の電源が投入された場合に、前記制御プログラムをダウンロードする。
前記第1のメモリは揮発性のメモリであり、前記制御プログラム取得手段は、省電力モードから通常モードに移行した後、前記第1のメモリに格納されるべきモジュールを外部からダウンロードし、前記格納制御手段は、ダウンロードしたモジュールを前記第1のメモリに格納するように制御する構成とすれば、ダウンロードしたモジュールをフラッシュROM等に格納する場合と比較し、フラッシュROM等の書き換え可能な不揮発性メモリの容量を小さくすることができる。
前記第2のメモリには、前記第1のメモリに格納されるべきモジュールを外部からダウンロードし、ダウンロードしたモジュールを前記第1のメモリに格納する処理を実行する制御プログラムが格納される構成とすることができる。もっとも、前記モジュールは、第3のメモリとして搭載した不揮発性メモリに格納する構成も可能である。この第3のメモリは、第2のメモリも揮発性のメモリであった場合に、画像形成装置の電源投入時に動作するモジュールを格納するために搭載される場合があるメモリである。
前記制御プログラム取得手段は、外部装置からの動作要求により省電力モードから通常モードに移行した場合には、当該動作要求を出力した外部装置から制御プログラムのモジュールをダウンロードする構成とすれば、ダウンロード元の電源が入っていない等によりモジュールのダウンロードができないといった事態の発生が防止できる。
前記制御プログラム取得手段は、画像形成装置への操作入力により省電力モードから通常モードに移行した場合には、予め設定された外部装置から制御プログラムのモジュールをダウンロードする構成とすることができる。接続された外部装置を順次探索する処理を行うことも可能であるが、それと比較して制御プログラムの処理内容を簡素化し、モジュールを小さくしたい場合に好適である。
前記予め設定された外部装置は、ダウンロードを試行する優先順位とともに複数設定されており、前記制御プログラム取得手段は、優先順位の高い外部装置から順に制御プログラムのダウンロードを試行する構成とすることができる。
設定は固定的なものとすることもできるが、前記画像形成装置は、当該画像形成装置に備えられた入力手段、又は外部から、前記優先順位とともにダウンロード元の外部装置の設定を受け付ける構成として、設定を変更することも可能とすることが好ましい。設定されたダウンロード元の外部装置、及び/又は、前記優先順位は、書き換え可能な不揮発性メモリに格納される構成とすれば、電源投入時のダウンロードに好適である。
画像形成ができない動作不能状態となったことを検出する検出手段を備え、動作不能状態となった場合に省電力モードへと移行する構成とすれば、より電力消費の低減を図ることができる。前記第2のメモリに格納されるモジュールは、省電力モードの解除を監視するモジュールを含む構成とすることができる。
本発明に係る第2の画像形成装置は、画像形成ができない動作不能状態となったことを検出する検出手段と、前記検出手段により動作不能状態となったことが検出された場合には、電源が供給されなくなる第1のメモリと、前記検出手段により動作不能状態となったことが検出された場合も電源が供給される第2のメモリと、外部のダウンロード元から、制御プログラムをモジュールごとに取得する制御プログラム取得手段と、取得したモジュールが、動作不能状態の時に動作しないモジュールである場合には、前記第1のメモリに格納し、動作不能状態の時に動作し得るモジュールである場合には、前記第2のメモリに格納する格納制御手段とを備えることを特徴としている。
この構成では、動作不能状態において必ずしも省電力モードとはならない場合でも第1のメモリへの電源供給を停止することができ、これによっても電力消費の低減を図ることができる。
上記画像形成装置において好ましくは、前記制御プログラム取得手段は、省電力モードが解除される場合または画像形成装置の電源が投入された場合に、前記制御プログラムを取得する。
前記検出手段は、画像形成に必要な消耗品部品の未装着、前記消耗品部品の寿命切れ、前記消耗品部品装着のためのカバーが開いている状態、用紙切れ、排紙側の用紙フル、用紙詰まりの発生、用紙詰まり発生後の残留用紙の検出、プリント要求で指定された用紙サイズと利用可能な用紙サイズとの不一致、プリント要求で指定された媒体と利用可能な媒体との不一致、の少なくとも一つを動作不能状態として検出する構成とすることができる。
消耗品部品としては、例えばインク、トナー等の現像剤カートリッジ、感光体ドラム等を含む画像形成ユニット、等がある。また、プリント要求で指定される媒体の種類としては、普通紙、厚紙、OHPなどがある。
前記第2のメモリに格納されるモジュールは、動作不能状態の解除を監視するモジュールを含む構成とすることができる。
また、前記第2のメモリに格納されるモジュールは、画像形成に必要な消耗品部品の装着を検出するモジュール、前記消耗品部品の寿命切れを検出するモジュール、前記消耗品部品装着のためのカバーの開閉状態を検出するモジュール、用紙切れを検出するモジュール、排紙側の用紙フルを検出するモジュール、用紙詰まりの発生を検出するモジュール、用紙詰まり発生後の残留用紙を検出するモジュール、用紙サイズを設定するモジュール、媒体の種類を設定するモジュール、の少なくとも一つを含む構成とすることができる。
前記第2のメモリに格納されるモジュールは、外部との通信モジュールを含む構成とすることが好ましい。
前記第2のメモリは、制御プログラムを実行するプロセッサと同一のチップに内蔵されており、前記第1のメモリは前記チップに外付けされている構成とすることができる。
本発明に係る画像形成装置によると、制御プログラムを記憶するメモリの全部に常時電源を供給する必要がなくなり、電力消費の低減を図ることが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、本発明に係る画像形成装置の一例としてMFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル)を用いる場合を例として、図面を参照しながら説明する。なお、MFPとは、コピー、ネットワークプリンティング、スキャナ、FAX、またはドキュメントサーバなどの機能を集約した画像形成装置である。複合機と称されることもある。
(1)プリントシステムの構成
図1はプリントシステムの全体的な構成の一例を示す図である。プリントシステム1は、本実施の形態のMFP100、パーソナルコンピュータ(PC)31A、31B、31Cが、LAN等のネットワーク500を介して接続されて構成される。PCの接続台数は任意であり、同図の例では3台のPCが接続されているが、1台でも構わない。MFP等の画像形成装置の接続台数も任意である。ネットワーク500の通信規約または通信規格として、例えばTCP/IP、FTP、有線LANの規格であるIEEE802.3、無線LANの規格であるIEEE802.11などが適用される。
PC31A、31B、31C(以下、併せて「PC31A等」ともいう。)には、MFP100にプリントを要求するプリント要求プログラムがインストールされているほか、本実施の形態では、PC31A等に設けられたハードディスク(不図示)等の記憶手段にMFP100の制御プログラムが格納されている。制御プログラムはモジュールごとに格納されており、MFP100からのダウンロード要求を受けてPC31A等から制御プログラムをモジュールごとにダウンロードすることができる。なおPC31A等の代わりに、ワークステーション、携帯情報端末などを用いることもできる。
(2)MFP100の構成
図2は、本実施の形態のMFP100の構成の一例について説明するための図である。MFP100は、通信インタフェース部110、CPU120、省電力モード電源制御部130、第1メモリ141、第2メモリ142、動作不能状態検出部150を備えている。なお、同図では、操作ボタン、ディスプレイパネル、スキャナ、画像形成部、ドキュメントフィーダ、給紙装置など、一般的なMFPで通常備えられるような部分については図示を省略している。
通信インタフェース部110は、PC31A等の外部装置とデータのやり取りを行うための装置である。通信インタフェース16として、例えばNIC(ネットワーク・インタフェース・カード)などを用いることができる。
CPU120は、制御プログラム取得制御部121、不揮発性メモリ122、省電力モード制御部123を含んでいる。
制御プログラム取得制御部121は、通信インタフェース部110を介してPC31A等の外部装置から制御プログラムをダウンロードする。本実施の形態では、ダウンロードした制御プログラムを格納するプログラムメモリを複数備えている(第1メモリ141及び第2メモリ142)。本実施の形態では、いずれも揮発性のメモリ(例えばSRAM)を用いており、MFP100の電源が投入された場合など、必要な制御プログラムをPC31A等の外部装置から適宜ダウンロードする構成である。なお、MFP100の電源投入時に最小限必要な処理を行うプログラムはCPU120内蔵の不揮発性メモリ122に格納されている。不揮発性メモリ122としては、フラッシュROM等の書き換え可能なメモリを用いることが好ましい。
省電力モード制御部123は、例えば一定時間以上ジョブが投入されない場合など、省電力モードへと移行する制御を行う。省電力モードに移行する際には、省電力モード電源制御部130により第1メモリ141への電源供給を停止する。本実施の形態の第1メモリ141は揮発性のRAMであるから、省電力モードが解除され通常モードへ移行する際には、再度第1メモリ141に制御プログラムを格納する場合が生じる。第2メモリ142には、省電力モードでも電源が供給される。従って、省電力モードでも動作する可能性がある制御プログラムは第2メモリ142に格納する必要がある。制御プログラム取得制御部121は、PC31A等の外部装置からモジュールごとにダウンロードした制御プログラムについて、省電力モードで動作しないプログラムか、省電力モードでも動作し得るプログラムであるかを判別し、第1メモリ141、第2メモリ142のいずれに格納するかを制御する。
なお、動作不能状態検出部150は、画像形成に必要な消耗品部品の未装着、前記消耗品部品の寿命切れ、前記消耗品部品装着のためのカバーが開いている状態であること、用紙切れ、排紙側の用紙フル、用紙詰まり(ジャム)の発生、用紙詰まり発生後の残留用紙の検出、プリント要求で指定された用紙サイズと利用可能な用紙サイズとの不一致、プリント要求で指定された媒体と利用可能な媒体との不一致、など、画像形成ができない状態(動作不能状態)となったことを検出する。具体的には各部に備えられたセンサからの出力を受けて、動作不能状態となったことを検出する。消耗品部品としては、例えばインク、トナー等の現像剤カートリッジ、感光体ドラム等を含む画像形成ユニット、等がある。また、プリント要求で指定される媒体の種類としては、普通紙、厚紙、OHPなどがあり、指定された媒体の種類が利用可能でない場合に動作不能を検出することができるが、代替の媒体を利用しても良い場合などは、必ずしも動作不能としなくても構わない。
動作不能状態の検出、動作不能状態の解除の検出は、やはり制御プログラムにより実現され、これらを検出する制御プログラムのモジュールは第2メモリ142に格納される。具体的には、画像形成に必要な消耗品部品の装着を検出するモジュール、前記消耗品部品の寿命切れを検出するモジュール、前記消耗品部品装着のためのカバーの開閉状態を検出するモジュール、用紙切れを検出するモジュール、排紙側の用紙フルを検出するモジュール、用紙詰まりの発生を検出するモジュール、用紙詰まり発生後の残留用紙を検出するモジュール、用紙サイズを設定するモジュール、媒体の種類を設定するモジュール、などが第2メモリ142に格納される。本実施の形態では、動作不能状態が検出された場合も省電力モードに移行し、第1メモリ141への電源供給を停止するためである。もっとも、必ずしも省電力モードへ移行せず第1メモリ141への電源供給を停止する構成も可能である。
その他、外部との通信モジュールや、第1メモリ141に格納されるべきモジュールを外部からダウンロードするモジュール、ダウンロードしたモジュールを第1メモリ141に格納する処理を実行するモジュールなどが第2メモリ142に格納される。これらの制御プログラムは不揮発性メモリ122に格納する構成でもよいが、第2メモリ142に格納する構成とすることで、不揮発性メモリ122の容量を小さくすることができる。また、省電力モードの解除を監視するプログラムも第2メモリ142に格納される。このモジュールはPC31A等の外部装置からの要求、MFP100の操作などを監視して、省電力モードを解除し、通常モードに移行させる。省電力モードの際に動作し得るモジュールとして、他に表示部、定着装置、モータ等の駆動装置などの動作を制御するモジュール、各種センサの出力を受けるモジュールなど、省電力モード中のMFP100の動作を制御するプログラムがあり、これらも第2メモリ142に格納される。
(3)MFP100の動作
以下、制御プログラムをPC31A等の外部装置からダウンロードする際のMFP100の動作について、より詳細に説明する。図3は、MFP100の電源オン時のCPU120の処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。
MFP100の電源が投入された際には、まず、制御プログラム取得制御部121が、第2メモリ142に格納されるべき制御プログラムのモジュールを外部装置からダウンロードし、第2メモリ142に格納する(S101)。この際のダウンロード元は、予め設定された外部装置となる。ここで、ダウンロード元の設定について説明する。
図4は、ダウンロード元を設定する画面の一例を示す図である。この画面はMFP100に設けられた液晶パネル等の表示部(不図示)に表示して、MFP100側で設定することもできるし、PC31A等の外部装置で表示して設定を行い、設定内容をMFP100に転送することもできる。
本実施の形態では、(1)PC31A等の外部装置から画像形成要求等の動作要求を受信して省電力モードが解除された場合と、(2)MFP100側において何らかの操作がなされることにより省電力モードが解除された場合、及びMFP100の電源投入時とに分けて、制御プログラムのダウンロード元を設定している。設定は、設定入力ボックス201〜203にダウンロード元を示す情報を入力、若しくはプルダウンで選択する等によって行うことができる。本実施の形態では、設定された内容は不揮発性メモリ122に書き込まれる。
同図の例では、上記(1)の場合には、動作要求を出力した外部装置から制御プログラムをダウンロードする設定としている。この設定は、例えばダウンロード先の外部装置の電源が落ちているなどの理由によりダウンロードができない、といった問題が生じない点で好適である。もっとも、例えばバージョン更新対応等のため、他の設定とすることもできる。
上記(2)の場合の対応のため、本実施の形態では、第1優先順位の外部装置と第2優先順位の外部装置とを設定する構成としている。もっとも設定する装置は二つに限定されない。この設定のために、画面の下部にダウンロード元として指定可能な装置一覧を表示するボックス204を設けている。ボックス204には、例えばネットワーク500を介して接続された外部装置のコンピュータ名を一覧表示することができる。
もっとも、USBメモリなどの外部装置が接続された状態では、可能性のあるダウンロード元として、それらの存在を表示することも可能である。但し、実際にダウンロードを行う場合にUSBメモリが接続されていなかったり、接続されたUSBメモリに制御プログラムが格納されていなかったりした場合にはエラーが発生するため、適切に制御プログラムが格納されたUSBメモリ等の記録媒体を接続する、といった対応が必要となる。
図3のフローチャートへと戻り、第2メモリ142に格納されるべき制御プログラムのダウンロードが終了すると(S102:YES)、第2メモリ142に格納された一部プログラムの動作が開始する(S103)。ここで実際に動作開始するプログラムとして、第1メモリ141への制御プログラムダウンロードを行うプログラムがある。このプログラムにより、第1メモリ141への制御プログラムのダウンロードを行う(S104)。第1メモリ141に格納するべき制御プログラムのモジュールは、省電力モードの場合など、第1メモリ141の電源供給が停止された状態では動作しないモジュールである。
そして第1メモリ141へのダウンロードが終了すると(S105:YES)、第1メモリに格納された制御プログラムの動作を開始し(S106)、画像形成動作が実行可能な状態となる。省電力モードへの移行が指示された場合には、第1メモリ141への電源供給が停止される。
次に、省電力モードが解除される場合の動作について説明する。第1メモリ141は揮発性のメモリであるから、必要な制御プログラムについては再度ダウンロードを行う必要がある。上記図4に示したように、本実施の形態では、省電力モードの解除の原因により、制御プログラムのダウンロード元の設定が異なる。
図5は、省電力モードが解除される場合のCPU120の処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。省電力モードが解除される場合には、PC31A等の外部装置から画像形成等の動作要求が出される場合と、それ以外の場合、即ちMFP100の操作パネル(不図示)で操作入力される場合、本実施の形態では動作不能状態を解除する場合などが考えられるが、いずれの場合もまず第1メモリ141の電源をオン状態とする(S201)。
PC31A等の外部装置からの要求で省電力モードが解除された場合には(S202:YES)、動作要求を出力した外部装置の情報(例えばコンピュータ名、IPアドレス等)を取得して(S203)、当該要求を出力したPC等の外部装置を制御プログラムのダウンロード元に設定する(S204)。
外部装置からの動作要求で省電力モードが解除されたのでない場合(S202:NO)、図4に示した第1優先の外部装置が利用可能であるか否かを判定する(S205)。第1優先の外部装置が利用可能であれば、当該装置をダウンロード元に設定する(S206)。第1優先の外部装置が利用可能でない場合(電源が入っていない場合など)には(S205:NO)、第2優先の外部装置が利用可能であるか否かを判定する(S207)。
第2優先の外部装置が利用可能であれば、当該装置をダウンロード元に設定する(S208)。第2優先の外部装置が利用可能でない場合(S207:NO)、本実施の形態ではダウンロード元が存在しない旨(異常)を表示して(S209)、動作を停止する(S210)。これら一連の動作を実現する制御プログラムは、第2メモリ142に格納するか、あるいは不揮発性メモリ122に格納されている必要がある。
利用可能なダウンロード元が存在する場合には、第1メモリ141に制御プログラムをダウンロードする(S211)。第1メモリ141のプログラムダウンロードが終了すると(S212:YES)、第1メモリ141に格納されたプログラムを動作可能状態とする(S213)。これによりMFP100にて画像形成動作が可能な状態となる。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の内容が上記実施の形態において説明された具体例によって限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例も考えられる。
(1)上記実施の形態では、第1メモリ141及び第2メモリ142として、いずれも揮発性メモリ(例えば高速アクセスが可能なSRAM等)を用いたが、書込みが可能なメモリであればSRAMに限定されず、他のメモリ素子を用いてもよい。例えば、フラッシュROMのような書き換え可能な不揮発性メモリを用いることも考えられる。この場合にも、省電力モードでは第1メモリ141への電源供給を停止することが可能であり、一定の省電力効果が得られる。また、省電力モードから通常モードに復帰した場合に原則として制御プログラムのダウンロードを再度実行する必要がなくなる。また、第1メモリ141、第2メモリ142のいずれか一方をフラッシュROM等の不揮発性メモリとする構成も可能である。第2メモリ142を不揮発性メモリとする構成では、第2メモリ142を不揮発性メモリ122と物理的に同一のメモリとすることも可能である。
(2)上記実施の形態では、第1メモリ141及び第2メモリ142をいずれもCPU120の外部に接続する場合について説明したが、CPU120が配されるチップ内部に設ける構成も可能である。また、第1メモリ141のみCPU120が配されるチップの外部に外付けとする構成も可能である。例えば、SOC(システム・オン・ア・チップ)技術を適用した場合、上記実施の形態における不揮発性メモリ122及び第2メモリ142をCPUと同一チップ上に設け、第1メモリ141を外付けとすることが考えられる。このようにすることで、SOCチップ内のメモリ容量を最小限として、第1メモリ141によりプログラム格納領域の容量を大きく確保することができる。
(3)上記実施の形態では、ネットワーク(LAN)500を介して制御プログラムをPC31A等の外部装置からダウンロードする場合について説明した。上記に説明したようなUSBメモリから制御プログラムを取得する形態の他、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア等のメモリカード、MO、CD、DVD等の各種ディスク媒体等を介して行うことも可能である。
本発明は、例えばMFP等の画像形成装置に適用することができる。
プリントシステムの全体的な構成の一例を示す図である。 MFP100の構成の一例について説明するための図である。 MFP100の電源オン時のCPU120の処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。 ダウンロード元を設定する画面の一例を示す図である。 省電力モードが解除される場合のCPU120の処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 プリントシステム
31A、31B、31C パーソナルコンピュータ(PC)
100 MFP
110 通信インタフェース部
120 CPU
121 制御プログラム取得制御部
122 不揮発性メモリ
123 省電力モード制御部
130 省電力モード電源制御部
141 第1メモリ
142 第2メモリ
150 動作不能状態検出部
500 ネットワーク(LAN)

Claims (18)

  1. 通常モード時には電源が供給されるが省電力モード時には電源が供給されない第1のメモリと、
    省電力モード時にも電源が供給される第2のメモリと、
    外部のダウンロード元から、制御プログラムをモジュールごとにダウンロードする制御プログラム取得手段と、
    ダウンロードしたモジュールが省電力モード時に動作しないモジュールである場合には、前記第1のメモリに格納し、省電力モード時に動作し得るモジュールである場合には前記第2のメモリに格納する格納制御手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御プログラム取得手段は、省電力モードが解除される場合または画像形成装置の電源が投入された場合に、前記制御プログラムをダウンロードする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1のメモリは揮発性のメモリであり、
    前記制御プログラム取得手段は、省電力モードから通常モードに移行した後、前記第1のメモリに格納されるべきモジュールを外部からダウンロードし、
    前記格納制御手段は、ダウンロードしたモジュールを前記第1のメモリに格納するように制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2のメモリには、
    前記第1のメモリに格納されるべきモジュールを外部からダウンロードし、ダウンロードしたモジュールを前記第1のメモリに格納する処理を実行する制御プログラムが格納される
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御プログラム取得手段は、
    外部装置からの動作要求により省電力モードから通常モードに移行した場合には、当該動作要求を出力した外部装置から制御プログラムのモジュールをダウンロードする
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御プログラム取得手段は、
    画像形成装置への操作入力により省電力モードから通常モードに移行した場合には、予め設定された外部装置から制御プログラムのモジュールをダウンロードする
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記予め設定された外部装置は、ダウンロードを試行する優先順位とともに複数設定されており、
    前記制御プログラム取得手段は、
    優先順位の高い外部装置から順に制御プログラムのダウンロードを試行する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は、
    当該画像形成装置に備えられた入力手段、又は外部から、前記優先順位とともにダウンロード元の外部装置の設定を受け付ける
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 設定されたダウンロード元の外部装置、及び/又は、前記優先順位は、書き換え可能な不揮発性メモリに格納される
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 画像形成ができない動作不能状態となったことを検出する検出手段を備え、
    動作不能状態となった場合に省電力モードへと移行する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記第2のメモリに格納されるモジュールは、省電力モードの解除を監視するモジュールを含む
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 画像形成ができない動作不能状態となったことを検出する検出手段と、
    前記検出手段により動作不能状態となったことが検出された場合には、電源が供給されなくなる第1のメモリと、
    前記検出手段により動作不能状態となったことが検出された場合も電源が供給される第2のメモリと、
    外部のダウンロード元から、制御プログラムをモジュールごとに取得する制御プログラム取得手段と、
    取得したモジュールが、動作不能状態の時に動作しないモジュールである場合には、前記第1のメモリに格納し、動作不能状態の時に動作し得るモジュールである場合には、前記第2のメモリに格納する格納制御手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記制御プログラム取得手段は、省電力モードが解除される場合または画像形成装置の電源が投入された場合に、前記制御プログラムを取得する、請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記検出手段は、
    画像形成に必要な消耗品部品の未装着、前記消耗品部品の寿命切れ、前記消耗品部品装着のためのカバーが開いている状態、用紙切れ、排紙側の用紙フル、用紙詰まりの発生、用紙詰まり発生後の残留用紙の検出、プリント要求で指定された用紙サイズと利用可能な用紙サイズとの不一致、プリント要求で指定された媒体と利用可能な媒体との不一致、の少なくとも一つを動作不能状態として検出する
    ことを特徴とする請求項10、12又は13に記載の画像形成装置。
  15. 前記第2のメモリに格納されるモジュールは、動作不能状態の解除を監視するモジュールを含む
    ことを特徴とする請求項10、12、13又は14に記載の画像形成装置。
  16. 前記第2のメモリに格納されるモジュールは、画像形成に必要な消耗品部品の装着を検出するモジュール、前記消耗品部品の寿命切れを検出するモジュール、前記消耗品部品装着のためのカバーの開閉状態を検出するモジュール、用紙切れを検出するモジュール、排紙側の用紙フルを検出するモジュール、用紙詰まりの発生を検出するモジュール、用紙詰まり発生後の残留用紙を検出するモジュール、用紙サイズを設定するモジュール、媒体の種類を設定するモジュール、の少なくとも一つを含む
    ことを特徴とする請求項10、12、13、14又は15に記載の画像形成装置。
  17. 前記第2のメモリに格納されるモジュールは、外部との通信モジュールを含む
    ことを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 前記第2のメモリは、制御プログラムを実行するプロセッサと同一のチップに内蔵されており、前記第1のメモリは前記チップに外付けされている
    ことを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の画像形成装置。
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