JP2013000897A - 水圧転写フィルム及び加飾成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形品に高い光輝性を付与する水圧転写フィルム、及び高い光輝性を有する水圧転写成形品を提供する。
【解決手段】水溶性フィルムと、該水溶性フィルム上の転写調整層と、該転写調整層上の金属薄膜層とを有し、該転写調整層と該金属薄膜層との間に凹凸模様が形成されており、該凹凸模様の深さが3〜50μmであり、転写後の該金属薄膜層のクラック幅が1〜120μmである水圧転写フィルム、及び基材と金属薄膜層とを有し、該金属薄膜層がクラック幅1〜120μmのクラックを有する加飾成形品である。
【選択図】図1

Description

本発明は、水圧転写フィルム及び加飾成形品に関する。
自動車内装品、家電製品又はOA機器などには表面に木目調や金属調(金属光沢)などの装飾が施された成形品が利用されている。これらの成形品は複雑な三次元形状を有するものが多く、従来、その複雑な形状からなる成形品に意匠性の高い装飾を簡便に施す方法が検討されている。
こうした装飾方法として、水圧を利用した水圧転写法が知られている。この水圧転写法は、水溶性あるいは水膨潤性の水溶性フィルムに、所望の装飾層を印刷した転写フィルムを用意し、該転写フィルムの装飾層に、有機溶剤からなる活性剤組成物を塗布して、該装飾層を膨潤、粘着化させる(これを活性化という)。その活性化の前あるいは後に、前記転写フィルムを転写用の装飾層(印刷層)面を上面にして、水面上に浮遊させ、次いで、該転写フィルム上に被転写体となる物品を押圧して、水圧によって転写フィルムを被転写体の装飾処理をすべき被転写面に密着させた後、水溶性フィルムを除去して装飾層を転写するという転写方法である(例えば、特許文献1参照)。
この水圧転写法は、クリア塗装感などの「深み」や、立体面への適応性及び高品質な柄表現ができるなどの点で、優れた曲面加飾法であるが、これに更に「照り」などの光輝性も加えて、より優れた高級感を付与しようとすると問題があった。すなわち、各種光輝性を表現できる様なエンボス凹凸模様を転写層に組み込むには相応の層厚を要するために、転写層という薄い層を転写移行させる水圧転写法は、光輝性も加えるためには不向きな方法と考えられていた。
これに対して、特許文献2においては、パール感を呈する印刷模様層を形成するため、被転写体である合成樹脂成形体に予めガラス繊維を添加し、その合成樹脂成形体の表面に水圧転写法により印刷模様層を転写することが提案されている。しかし、この方法では、合成樹脂成形体の材質が制限され、合成樹脂成形体の作製が煩雑であった。
上記の問題を解決するため、特許文献3は水圧転写シートにおける改良を試み、水溶性フィルム上の硝化綿・アルキッド系の透明樹脂層と、該透明樹脂層上の蒸着金属層とからなり、該蒸着金属層と前記透明樹脂層との間で該透明樹脂層にエンボスが施されている水圧転写シートが提案されている。
しかしながら、蒸着金属層は光輝性が高いという優れた性質を有するが、水圧転写シートの透明樹脂層を膨潤、粘着化させる際に、透明樹脂層と同じように延びないため、不均一な(クラック)割れが生じ、かえって美感を損ねるという問題があった。
特開昭54−33115号公報 特開平4−107182号公報 特開2001−328398号公報
本発明は、このような状況下で、成形品に高い光輝性を付与する水圧転写フィルム、及び高い光輝性を有する水圧転写成形品を提供することを課題とする。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、所定のエンボス深さを有し、かつ転写調整層と金属薄膜層を有する転写フィルムを用いて、水圧転写成形品の表面、すなわち金属薄膜層に所定の間隔を有する微細な(クラック)割れを均一に発生させることで、上記課題を解決し得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、以下の水圧転写フィルム、加飾成形品、及び加飾成形品の製造方法である。
1.水溶性フィルムと、該水溶性フィルム上の転写調整層と、該転写調整層上の金属薄膜層とを有し、該転写調整層と該金属薄膜層との間に凹凸模様が形成されており、該凹凸模様の深さが3〜50μmであり、転写後の該金属薄膜層のクラック幅が1〜120μmである水圧転写フィルム。
2.下記の工程(a)〜(c)を順に有する加飾成形品の製造方法。
工程(a):水溶性フィルムと、該水溶性フィルム上の転写調整層と、該転写調整層上の金属薄膜層とを有し、該転写調整層と該金属薄膜層との間に凹凸模様が形成されており、該凹凸模様の深さが3〜50μmであり、転写後の該金属薄膜層のクラック幅が1〜120μmである水圧転写フィルムを該水溶性フィルム側が水面側に向くように水面に浮遊させる前又は後に、該金属薄膜層に活性剤組成物を塗布する活性剤塗布工程
工程(b):該工程(a)を経た水圧転写フィルム上に被転写体を押圧し、水圧によって該金属薄膜層を被転写体の被転写面に密着させる工程
工程(c):該被転写体の被転写面に密着した水溶性フィルム及び転写調整層を除去する脱膜工程
3.基材と金属薄膜層とを有し、該金属薄膜層がクラック幅1〜120μmのクラックを有する加飾成形品。
本発明によれば、成形品に高い光輝性を付与する水圧転写フィルム、及び高い光輝性を有する水圧転写成形品を提供することができる。
本発明の水圧転写フィルムの構成の一例を示す概略断面図である。 本発明の水圧転写フィルムの構成の一例の一部を拡大した概略断面図である。 本発明の水圧転写フィルムの構成の一例を示す概略断面図である。 本発明の加飾成形品の構成の一例を示す概略断面図である。 本発明の加飾成形品の構成の一例の一部を拡大した概略断面図である。 実施例1の加飾成形品の表面のデジタル顕微鏡画像である。 比較例1の加飾成形品の表面のデジタル顕微鏡画像である。
[水圧転写フィルム]
本発明の水圧転写フィルムを図面に基づいて詳説する。図1に示される本発明の水圧転写フィルム1は、水溶性フィルム2と、該水溶性フィルム2上の転写調整層3と、該転写調整層3上の金属薄膜層4とを有し、該転写調整層3と該金属薄膜層4との間に凹凸模様5が形成されており、該凹凸模様5の深さが3〜50μmであり、転写後の該金属薄膜層14のクラック幅が1〜120μmであるという特徴を有する転写フィルムである。
≪水溶性フィルム2≫
本発明に係る水溶性フィルム2としては、水溶性又は水膨潤性を有するものであれば良く、従来水圧転写フィルムとして一般に使用されている水溶性フィルムの中から、適宜選択して用いることができる。
水溶性フィルム2を構成する樹脂としては、例えばポリビニルアルコール樹脂、デキストリン、ゼラチン、にかわ、カゼイン、セラック、アラビアゴム、澱粉、蛋白質、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルメチルエーテル、メチルビニルエーテルと無水マレイン酸との共重合体、酢酸ビニルとイタコン酸との共重合体、ポリビニルピロリドン、アセチルセルロース、アセチルブチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸ナトリウムなどの各種水溶性ポリマーが挙げられる。これらの樹脂は、単独で用いられてもよいし、2種以上が混合されて用いられてもよい。なお、水溶性フィルムには、マンナン、キサンタンガム、グアーガム等のゴム成分が添加されていてもよい。
上記の水溶性フィルム2のうち、特に生産安定性と水に対する溶解性及び経済性の点から、ポリビニルアルコール(PVA)系樹脂フィルムが好ましい。なお、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムは、PVA以外に、澱粉やゴム等の添加剤を含有していてもよい。
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムは、ポリビニルアルコールの重合度、ケン化度、及び澱粉やゴムなどの添加剤の配合量などを変えることにより、水溶性フィルムに対して転写用の印刷層を形成する際に必要な機械的強度、取り扱い中の耐湿性、水面に浮かべてからの吸水による柔軟化の速度、水中での延展又は拡散に要する時間、転写工程での変形のし易さなどを適宜調節することができる。
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなる水溶性フィルムとして好適なものは、特開昭54−92406号公報に説明されているようなものであり、例えば、PVA樹脂80質量%、高分子水溶性樹脂15質量%、澱粉5質量%の混合組成からなり、平衡水分3%程度のものが好適である。
また、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムは水溶性ではあるが、水に溶解する前段階では水に膨潤して軟化しつつもフィルムとして存続することが好ましい。フィルムとして存続している状態にあるときに水圧転写を行なうことにより、水圧転写時の転写用の印刷層の過度の流動、変形を防止することができるからである。
水溶性フィルム2の厚さは、10〜100μmが好ましい。10μm以上であると、膜の均一性が良好で、かつ生産安定性が高い。一方、100μm以下であると、水に対する溶解性が適度であり、かつ印刷適性に優れる。以上の観点から、水溶性フィルムの厚さは、20〜60μmの範囲がより好ましい。
なお、上記の水溶性フィルム2は、例えば紙、不織布、布などの水浸透性を有する基材と積層して使用することもできるが、このような水浸透性を有する基材と水溶性又は水膨潤性を有する水溶性フィルムとを積層したときには、水圧転写フィルムを水面に浮かべる前に前記水浸透性を有する基材を水溶性又は水膨潤性を有する水溶性フィルムから分離させるか、又は水面に浮かべた後の水の作用によって水溶性又は水膨潤性を有する水溶性フィルムから前記水浸透性を有する基材が分離するように構成しておくことが好ましい。
≪転写調整層3≫
本発明に係る転写調整層3は、後述する金属薄膜層4が転写した際に不均一なクラック(割れ)が生じにくく、クラック(割れ)幅として1〜120μmという微細なクラック(割れ)を均一に生じさせるために設けられる層である。転写調整層3の形成に用いられる樹脂としては、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂などが好ましく挙げられ、これらの中でもポリビニルピロリドン樹脂が好ましく、これらの樹脂を組み合わせて転写調整層3を形成してもよい。
ポリビニルピロリドン樹脂は、N−ビニル−2−ピロリドンの重合した高分子化合物であり、水に溶解し、良好な水膨潤性を有する樹脂である。このポリビニルピロリドン樹脂を用いることにより、水圧転写時に転写調整層3が適度な速度で膨潤するので、金属薄膜層4が転写した際に不均一なクラック(割れ)が生じにくく、クラック(割れ)幅として1〜120μmという微細なクラック(割れ)を均一に生じさせることが可能となる。これにより、転写調整層3と金属薄膜層4との間に形成される凹凸模様5がくずれることなく、良好に維持されるので、被転写体である加飾成形品は優れた光輝性を有するものとなる。
また、ポリビニルピロリドン樹脂は、水膨潤速度が早過ぎないので、水圧転写フィルムを水面上に浮遊させた後、後述する活性剤塗布工程(a)の適度な時間を確保して被転写体に転写することができる。
ポリビニルピロリドン樹脂を含む樹脂組成物には、所望により、上記の樹脂以外に、マンナン、キサンタンガム、グアーガムなどのゴム成分が添加されていてもよい。これらの添加により、水膨潤速度を所望する水圧転写工程に最適になるように調整することができる。
転写調整層3の厚さは、0.5〜20μmが好ましい。この範囲であれば、金属薄膜層4に微細なクラック(割れ)がさらに均一に生じ、後述する活性剤塗布工程(a)のさらに好適な時間を確保して、より好適に被転写体に転写することができる。これらの観点から、1〜6μmがより好ましい。
≪金属薄膜層4≫
本発明に係る金属薄膜層4を形成する材料としては、例えば、アルミニウム、クロム、ニッケル、コバルト、銅、金、銀、スズ、亜鉛、黄銅、ステンレスなどの金属、合金、金属酸化物などが好ましく挙げられる。また、金属酸化物としては、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素などが好ましく挙げられる。これらのうち、クラック(割れ)を均一に生じさせる観点から、アルミニウムが好ましい。金属薄膜層4の厚さは通常100〜800Åであることが好ましく、200〜600Åであることがさらに好ましい。金属薄膜層4の厚さが上記範囲内であると、クラック(割れ)幅として1〜120μmという微細なクラック(割れ)を均一に生じさせることができる。
≪凹凸模様5≫
本発明の水圧転写フィルム1において、凹凸模様5は、転写調整層3と金属薄膜層4との間に形成されるものである。この凹凸模様5は、通常エンボス加工により形成され、エンボス加工を施すタイミングとしては、金属薄膜層4の形成の前後のいずれであってもよい。例えば、金属薄膜層4の形成前、すなわち転写調製層3を形成した後で金属薄膜層4を形成する前にエンボス加工を施すと、凹凸模様5は図1に示されるような態様となり、金属薄膜層4の形成後、すなわち転写調整層3の上に金属薄膜層4を形成した後にエンボス加工を施すと、凹凸模様5は図3に示されるような態様となる。本発明においては、クラック(割れ)幅として1〜120μmという微細なクラック(割れ)を均一に生じさせて、優れた光輝性を得る観点から、金属薄膜層4の形成前にエンボス加工を行うことが好ましい。
エンボス加工の模様としては、光輝性意匠表現に応じたものとすればよく、特に限定されるものではない。例えば、万線状溝、木目導管溝、木目年輪模様、砂目模様、石目模様、金属結晶面模様、布目模様、梨地模様、皮絞模様、マット面模様、ヘアライン模様、スピン調模様、文字、記号、幾何学図形、あるいはこれらを組み合わせた模様などが好ましく挙げられる。
凹凸模様5の深さは、3〜50μmであることを要する。凹凸模様5の深さが上記範囲内であることにより、クラック(割れ)幅として1〜120μmという微細なクラック(割れ)を均一に生じさせることができる。また、このような観点から、凹凸模様5の深さは10〜40μmが好ましく、より好ましくは20〜40μmである。ここで、本発明において凹凸模様5の深さは、図2におけるd1あるいはd2で示される凹凸模様の凹部の深さのことである。凸部の断面形状は必ずしも図2に示すような台形を呈するものではないが、そのような場合は転写調整層と金属薄膜層との界面を略直線とみたときの、該直線からの深さの最大値を凹凸模様の深さとする。
凹凸模様5の周期幅(ピッチ)は、10〜100μmが好ましく、より好ましくは20〜40μmである。凹凸模様5の周期幅(ピッチ)が上記範囲内であることにより、クラック(割れ)幅として1〜120μmという微細なクラック(割れ)を均一に生じさせることができる。ここで、本発明において凹凸模様5の周期幅(ピッチ)は、隣接する凸部間の離間距離のことであり、図2におけるp1あるいはp2で示される値である。
また、凹凸模様5の幅は、10〜100μmが好ましく、より好ましくは20〜40μmである。凹凸模様5の幅が上記範囲内であることにより、クラック(割れ)幅として1〜120μmという微細なクラック(割れ)を均一に生じさせることができる。ここで、本発明において凹凸模様5の幅は、図2におけるw1あるいはw2で示されるものであり、凸部自体の幅のことである。
≪絵柄印刷層≫
本発明においては、所望により、絵柄印刷層(図示しない)を転写調整層3と金属薄膜層4との間に設けることができる。絵柄印刷層のバインダー樹脂は転写調整層3と同じ樹脂を用いることが好ましい。着色剤は、従来から通常使用されているものが用いられる。
≪水圧転写フィルムの製造方法≫
本発明の水圧転写フィルム1の製造方法は、水溶性フィルム2の上にポリビニルピロリドン樹脂を含む転写調整層3を積層する工程(A)、該転写調整層3表面に金属薄膜層4を形成する工程(B)、及び工程(A)又は工程(B)の後にエンボス加工により凹凸模様5を形成する工程(C)を有するものである。
工程(A)において、転写調整層3は、公知の塗布方法又は印刷方法、水溶性フィルムとの共押出法、あるいは樹脂フィルムを水溶性フィルム2にラミネートすることにより水溶性フィルム2の上に積層される。公知の塗布方法としては、グラビアコート、リバースコートなどが好ましく挙げられ、公知の印刷方法としては、グラビア印刷などが好ましく挙げられる。
工程(B)において、金属薄膜層4は、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等の公知の金属蒸着方法、あるいは上記の金属薄膜層4を形成する金属種の金属粉末とバインダー樹脂とを含む金属ペーストを塗布し、乾燥させることにより形成することができる。本発明においては、金属蒸着方法により形成することが好ましい。
また、工程(C)において、転写調整層3の表面、又は金属蒸着層4の表面に施されるエンボス加工は、通常80〜125℃の温度で、20〜100ton/m2、好ましくは20〜60ton/m2の圧力を加えてエンボス加工装置により行なわれ、所望する凹凸模様5を形成する。なお、所望により絵柄印刷層を設ける場合は、エンボス加工は絵柄印刷層を設けた後に施される。
本発明の水圧転写フィルム1は、成形品の曲面に装飾を施す際の水圧転写方法に好適に用いられる。本発明の水圧転写フィルム1を用いて得られた加飾成形品は、高い光輝性を有するものとなる。
[加飾成形品]
本発明の加飾成形品を図面に基づいて詳説する。図4に示される本発明の加飾成形品11は、基材12と金属薄膜層14とを有し、該金属薄膜層14がクラック幅1〜120μmのクラック6を有する加飾成形品である。本発明の加飾成形品は、好ましくは後述する本発明の水圧転写フィルム1を用いた水圧転写方法により得られる。
本発明の加飾成形品11の金属薄膜層14において発生するクラック6は、図4に示されるように金属薄膜層14の薄い箇所に形成される場合が多い傾向にあるが、厚い箇所にクラック6が存在しても、光輝性への影響はほとんどない。
本発明の加飾成形品11におけるクラック幅は、1〜120μmの範囲内であることを要するが、より優れた光輝性を得る観点から、5〜80μmであることが好ましく、25〜70μmであることがより好ましい。ここで、本発明におけるクラック幅は、図5におけるwc1、wc2あるいはwc3で示されるものであり、より具体的にはデジタル顕微鏡により、加飾成形品11の表面の3mm四方内におけるクラック幅の測定値の平均値である。クラックの一つ一つを観察すると、上記範囲外のクラック幅を有するクラックが存在していてもよいが、そのようなクラックの存在割合は、全クラックに対して20%以下であることが好ましく、10%以下であることがより好ましい。
また、本発明の加飾成形品11におけるクラックの周期幅(ピッチ)は、10〜100μmであることが好ましく、より好ましくは20〜40μmである。クラックの周期幅(ピッチ)が上記範囲内であると、優れた光輝性が得られる。ここで、クラックの周期幅(ピッチ)は、図5におけるpc1、pc2で示されるものであり、隣接するクラック6間の離間距離のことである。
加飾成形品11における基材12としては、例えば、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリカーボネート樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、繊維系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの樹脂、あるいはこれらを混合した樹脂のほか、鉄、アルミニウム、銅などの金属、陶磁器、ガラス、琺瑯などのセラミックス、木材などの材料からなる構造体を使用することができる。
本発明の加飾成形品11は、後述する本発明の製造方法で説明する保護層を所望により有することができる。
≪加飾成形品の製造方法≫
本発明の加飾成形品の製造方法は、水溶性フィルム2、転写調整層3、及び金属薄膜層4を有する本発明の水圧転写フィルム1を該水溶性フィルム2側が水面側に向くように水面に浮遊させて該金属薄膜層4を被転写体に転写する製造方法であって、該水圧転写フィルム1を水面に浮遊させる前又は後に、該金属薄膜層4に活性剤組成物を塗布する活性剤塗布工程(a)、該工程(a)を経た水圧転写フィルム1上に被転写体を押圧し、水圧によって該金属薄膜層4を被転写体の被転写面に密着させる工程(工程(b))、及び該被転写体の被転写面に密着した水溶性フィルム2及び転写調整層3を除去する脱膜工程(c)を有することを特徴とするものである。
<活性剤塗布工程(a)>
活性剤塗布工程(a)は、水圧転写フィルム1を水面に浮遊させる前又は後に、該金属薄膜層4に活性剤組成物を塗布する工程である。この工程で、金属薄膜層4に活性剤を塗布することにより、該金属薄膜層4の表面が荒れ、被転写体と密着しやすくなる。水圧転写フィルム1の水溶性フィルム2側が水面側に向くように水面上に浮遊させる。水圧転写フィルム1を水面に浮遊させるには、枚葉の印刷物を1枚ずつ浮遊させてもよく、また水を一方向に流し、その水面上に連続帯状の水圧転写フィルムを、連続的に供給して浮遊させてもよい。
(活性剤組成物)
活性剤組成物は、水圧転写フィルム1における転写用の金属薄膜層4を荒らすことができ、かつ後述する被転写体の表面を溶解させる機能を有する組成物であれば特に制限はなく、また、被転写体の被転写面に金属薄膜層4を転写させるまで蒸発しないような性状を有することが好ましい。このような活性剤組成物としては、例えばエステル類、アセチレングリコール類、エーテル類、及び樹脂を含む組成物が好ましく挙げられる。
エステル類としては、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸sec−ブチル、酢酸tert−ブチル、シュウ酸ジブチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソオクチルなどが好ましく挙げられる。
アセチレングリコール類としては、メトキシブチルアセテート、エトキシブチルアセテート、エチルカルビトールアセテート、プロピルカルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテートなどが好ましく挙げられる。
エーテル類としては、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、イソアミルセロソルブなどが好ましく挙げられる。
また、樹脂としては、アクリレート系単量体の単独又は共重合体などの熱可塑性樹脂や、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、フタル酸アルキッド樹脂、フタル酸ジアリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリウレタン樹脂などの熱硬化性樹脂などが好ましく挙げられ、なかでも熱硬化性樹脂が好ましい。
本発明で用いられる活性剤組成物の好ましい各組成の含有量は、エステル類は5〜40質量%、アセチレングリコール類は40〜80質量%、エーテル類は5〜30質量%、及び樹脂は1〜20質量%程度である。
活性剤組成物の塗布は、スプレーコート法などにより行えばよく、その塗布量は通常1〜50g/m2であり、好ましくは3〜30g/m2であり、さらに好ましくは10〜20g/m2である。
<工程(b)>
工程(b)は、工程(a)を経た水圧転写フィルム1上に被転写体を押圧し、水圧によって該金属薄膜層4を被転写体の被転写面に密着させる工程である。
水圧転写フィルム1を浮かべ水圧を印加するための水は、該水圧転写フィルム1の水溶性フィルム2の種類などに応じ、適宣水温を調整するのがよく、好ましくは25〜50℃程度、より好ましくは25〜35℃である。
また、本発明の水圧転写フィルム1と被転写体との転写時間は、20〜120秒程度が好ましく、より好ましくは30〜60秒程度である。クラック幅を広くするには、塗布量を多めにすればよく、水温は高めにすればよく、また転写時間は長めとすればよい。ここで、転写時間とは、本発明の転写フィルム1を水に浮遊させてから、被転写体への転写が完了するまでの時間のことである。
(被転写体)
本発明で用いられる被転写体は、上記した加飾成形品11の基材12と同じである。被転写面の形状は、平面形状である二次元形状であってもよいし、凹凸形状や曲面形状などの三次元形状であってもよい。これらの中で、通常、樹脂製構造体が多用される。この樹脂製構造体は、成型時において離型剤が付着するとともに、ゴミや脂分なども付着することがあり、水圧転写フィルムの印刷層を密着性よく転写させるために、予め脱脂液により被転写面を清浄化しておくことが好ましい。
工程(b)において、金属薄膜層4上に塗布した活性剤組成物は被転写体と接し、該被転写体の表面を溶解させることで、本発明の転写フィルム1と被転写体との密着性は良好なものとなる。
<脱膜工程(c)>
脱膜工程(c)は、被転写体の被転写面に密着した印刷物の水溶性フィルム2及び転写調整層3を除去する工程である。
水溶性フィルム2及び転写調整層3の除去は、例えば、水を用いてシャワー洗浄することで行うことができる。この工程(c)により、被転写面に付着している水溶性フィルム2及び転写調整層3は除去される。なお、シャワー洗浄の条件は、水溶性フィルム2や転写調整層3を形成する材料などにより異なるが、通常は水温15〜60℃程度、洗浄時間10秒〜5分程度が好ましい。そして、工程(c)の後、被転写体を十分乾燥し水分を蒸発させれば、被転写体の被転写面に転写された金属薄膜層14によって、所望の意匠が付与された樹脂成形品が得られる。
<工程(d)>
工程(d)は、所望により転写された金属薄膜層上に、保護膜を形成する工程である。
工程(d)においては、前記工程(c)にて被転写体の被転写面に転写された金属薄膜層に対し、表面強度向上、表面保護、表面艶調整などのために必要に応じ塗装を施し、保護膜を形成することができる。保護膜としては、例えば熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂など、具体的にはウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂などを含む樹脂組成物により形成されるものが好ましく挙げられる。
保護膜は、これらの樹脂組成物を塗装し、硬化させて形成することができる。塗装方法としては、スプレー塗装、静電塗装、刷毛塗り、浸漬塗装など公知の方法を用いることができる。また、硬化させる方法としては、使用する樹脂組成物により適宜選定すればよく、熱可塑性樹脂を用いる場合は数日間養生すればよく、熱硬化性樹脂を用いる場合は熱処理を行えばよく、紫外線硬化性樹脂を用いる場合は適切な紫外線を照射して行えばよい。
このようにして得られた加飾成形品は、その表面、すなわち金属薄膜層上にクラック(割れ)幅として1〜120μmという微細なクラック(割れ)を有するため、優れた光輝性を有する。
転写の際にクラック(割れ)幅として1〜120μmという微細なクラック(割れ)を均一に生じさせるには、凹凸模様5の深さが3〜50μmであることが最も重要であるが、この微細クラック(割れ)幅の調整は、凹凸模様5の深さをはじめとし、例えば、凹凸模様5の周期幅(ピッチ)や幅の選定、転写調整層3を形成する樹脂の選定及びその厚さ、金属薄膜層4の厚さの選定などにより行うことができる。例えば、凹凸模様5の深さをより深めとすると、クラック幅は広くなる傾向にあり、またクラック幅を広めにしたい場合は、凹凸模様5の周期幅(ピッチ)や幅は広めにすればよく、金属薄膜層4の厚さをより厚くすればよく、また転写調整層3の厚さを厚くすればよい。
また、クラック幅は、水圧転写方法の諸条件、例えば活性剤組成物の塗布量、水圧転写フィルム1を浮遊させる水の温度、該フィルム1と被転写体との転写時間などによっても調整することができる。ここで、転写時間とは、本発明の転写フィルム1を水に浮遊させてから、被転写体への転写が完了するまでの時間のことである。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
なお、各例で得られた水圧転写フィルムを使用した加飾成形品について以下に示す性能評価を行った。
(1)金属薄膜層の(クラック)割れ状態
各実施例及び比較例で得られた水圧転写フィルムの金属薄膜層表面に、下記組成の活性剤組成物を3g/m2塗布し、スムージングロールで該活性剤組成物を均一にし、転写調整層3及び金属薄膜層4の活性剤塗布工程(a)を経た後、水圧転写フィルムに被転写体を押圧し、水圧によって金属薄膜層を被転写体の被転写面に密着させる工程(b)、及び脱膜工程(c)を経て、加飾成形品を得た。得られた加飾成形品の任意の箇所(3mm×3mm四方)について、その表面状態をデジタル顕微鏡(「VHX(型番)」,株式会社キーエンス製)を用いて、倍率100倍に拡大して観察し、クラック幅を測定した。測定した全てのクラック幅の平均値をクラック幅として、第1表に示す。
(活性剤組成物の組成)
フタル酸系アルキッド樹脂 :6質量部
マイクロシリカ(顔料) :2質量部
フタル酸ジブチル :17質量部
溶剤(ブチルカルビトールアセテート) :60質量部
溶剤(ブチルセロソルブ) :15質量部
(2)光輝性の評価
上記(1)で得られた加飾成形品について、その光輝性を以下の基準で評価した。
○ 高い光輝性を有しており、意匠性に優れていた
△ 若干高い光輝性を有しており、意匠性は良好であった
× 光輝性に乏しく、意匠性は低かった
実施例1
水溶性フィルム2として、PVAフィルム[厚さ:30μm]を用い、その片面にポリビニルピロリドン樹脂を塗布量3g/m2で、グラビアコートし、厚さ2μmの転写調整層3を設けた。次に、エンボス加工装置を用いて(圧力:50ton/m2、温度:110℃)で転写調整層3の表面側からエンボス加工して、深さ:20μmの幾何学模様の凹凸模様5(周期幅:40μm,幅:20μm)を形成した。次いで、真空蒸着方法にて、転写調整層3の凹凸模様5の上にアルミニウム金属を厚さ350Åの金属薄膜層4を形成し,水圧転写フィルム1を得た。得られた転写フィルム1について、上記の方法で性能評価を行った。その結果を第1表に示す。また、実施例1で得られた転写フィルム1を用いて得た加飾成形品の表面をデジタル顕微鏡で観察し撮影した画像を図6に示す。図6に示されるように、実施例1で得られた転写フィルム1は、クラック幅が小さく、かつ均一であることが分かる。
実施例2〜5
実施例1において、エンボス深さ、金属薄膜層4の厚さ、転写調整層3の厚さを第1表に示される条件に変更した以外は、実施例1と同様にして水圧転写フィルム1を得た。得られた転写フィルム1について、上記の方法で性能評価を行った。その結果を第1表に示す。
比較例1及び2
エンボス深さを第1表に示される条件とした以外は、実施例1と同様にして水圧転写フィルムを得た。得られた転写フィルムについて、上記の方法で性能評価を行った。その結果を第1表に示す。また、比較例1で得られた転写フィルム1を用いて得た加飾成形品の表面をデジタル顕微鏡で観察し撮影した画像を図7に示す。図7に示されるように、比較例1で得られた転写フィルム1は、クラック幅が大きく、かつ均一ではないことが分かる。
本発明は、成形品に高い光輝性を付与しうる水圧転写フィルム、及び高い光輝性を有する加飾成形品を提供する。本発明の加飾成形品は、自動車内装材、建材、家具類、電気製品のハウジングなどの部材として好適に利用することができる。
1 水圧転写フィルム
2 水溶性フィルム
3 転写調整層
4 金属薄膜層
5 凹凸模様
6 クラック
11 加飾成形品
12 基材
14 転写後の金属薄膜層
d 水圧転写フィルムの凹凸模様の深さ
p 水圧転写フィルムの凹凸模様の周期幅
w 水圧転写フィルムの凹凸模様の幅
pc 加飾成形品のクラック間の幅
wc 加飾成形品のクラックの幅

Claims (6)

  1. 水溶性フィルムと、該水溶性フィルム上の転写調整層と、該転写調整層上の金属薄膜層とを有し、該転写調整層と該金属薄膜層との間に凹凸模様が形成されており、該凹凸模様の深さが3〜50μmであり、転写後の該金属薄膜層のクラック幅が1〜120μmである水圧転写フィルム。
  2. 凹凸模様の周期幅が、10〜100μmである請求項1に記載の水圧転写フィルム。
  3. 転写調整層が、ポリビニルピロリドン樹脂を含む請求項1又は2に記載の水圧転写フィルム。
  4. 下記の工程(a)〜(c)を順に有する加飾成形品の製造方法。
    工程(a):水溶性フィルムと、該水溶性フィルム上の転写調整層と、該転写調整層上の金属薄膜層とを有し、該転写調整層と該金属薄膜層との間に凹凸模様が形成されており、該凹凸模様の深さが3〜50μmであり、転写後の該金属薄膜層のクラック幅が1〜120μmである水圧転写フィルムを該水溶性フィルム側が水面側に向くように水面に浮遊させる前又は後に、該金属薄膜層に活性剤組成物を塗布する活性剤塗布工程
    工程(b):該工程(a)を経た水圧転写フィルム上に被転写体を押圧し、水圧によって該金属薄膜層を被転写体の被転写面に密着させる工程
    工程(c):該被転写体の被転写面に密着した水溶性フィルム及び転写調整層を除去する脱膜工程
  5. 工程(c)の後に、さらに下記の工程(d)を有する請求項4に記載の加飾成形品の製造方法。
    工程(d):金属薄膜層上に、保護膜を形成する工程
  6. 基材と金属薄膜層とを有し、該金属薄膜層がクラック幅1〜120μmのクラックを有する加飾成形品。
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