JP2012531349A - リトレッドタイヤのための軽量化されたプレキュアトレッドバンド - Google Patents
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Abstract
実施形態は、タイヤのベース部の準備された接合面に接合されたプレキュアトレッドバンドを有するリトレッドタイヤを含む。プレキュアトレッドバンドは、底部と最上部とを有するトレッド溝を含んでもよく、溝の最上部は、トレッドバンドの地面に接触する前面に開口し、プレキュアトレッドバンドは、さらに背面を備え、背面は、タイヤのベース部の準備された接合面に接合される。ベース溝は、タイヤのベース部に形成され、タイヤの準備された接合面に開口してもよく、トレッド溝底部は、ベース溝の長さにわたって整列される。いくつかの実施形態において、トレッド溝の底部は、ベース溝の少なくとも50%以上にわたって、またはベース溝の全長にわたって開口されてもよい。
【選択図】なし
【選択図】なし
Description
本発明は、一般にリトレッドタイヤに関し、より具体的には軽量化されたトレッドバンドを有するリトレッドタイヤに関する。
タイヤが磨耗した場合、それらのタイヤは、新品のトレッドにより修復することができる。大型トラック用タイヤおよびバス用タイヤは、主として、例えば、型通りのタイヤ管理計画の一部として、リトレッドされる(トレッドを付け直される)。これらの型のタイヤの胴体・骨組み(カーカス)は、数十万マイルは長持ちし、かつ新品のトレッドをそのタイヤに数回は密着させることが可能であることが要求される。このようなタイヤは、相当の費用がかかり、したがって、カーカスの高耐用性およびリトレッドする際の低比較コストによって、それらの高い初期コストが相殺されるものと期待されて購入される。実際、このようなタイヤの選択および購入の際に含まれる経済問題は、多くの場合、オリジナルのタイヤが3倍または4倍またはそれ以上にリトレッド可能であることを要求する。
様々な処置および種々の型の装置は、空気圧タイヤを更生(recapping)またはリトレッド(retreading)する際の用途として利用可能である。磨耗したタイヤのリトレッドにおける第1のステップの1つは、例えば、バフ研磨として知られている処置によって、タイヤカーカスから残存するトレッド材を取り除くことである。次に、「クッションガム」として知られている生の(未硬化の(uncured))ゴムの層が、カーカスに被着されてもよい。未硬化のゴムのこの層は、カーカス上に直接押し出されてもよいし、またはカーカス上に転がされて広げられて(縫い付けられて)もよい。次に、トレッドバンドは、クッションガムの層の頂部に被着される。
低温更生プロセス(Cold Recapping Process)において、トレッドバンドは、硬化ゴム(Cured Rubber)であり、その外表面および/または内表面には既に刻み込まれたトレッドパターンがある。本明細書で用いられる用語として、このようなプレキュア(予備硬化)バンドは、全面的にまたはある程度細かい範囲で硬化させられているものの、ある程度まで硬化工程を経たトレッドバンドを指す。次に、タイヤは、オートクレーブ内に配置され、ゴム層を硬化し、ゴム層をトレッドおよびカーカスに接合させるために必要な時間、圧力下で加熱される。
高温更生プロセスにおいて、トレッドは、未硬化のゴムであり、タイヤカーカス上に最初に配置されたときには、典型的には、トレッドパターンを全くまたはほとんど有していなくてもよい。未硬化のトレッドを有するタイヤは、タイヤモールド内に配置され、ゴム層およびトレッドを硬化させ、所望のトレッドパターンを有するトレッドを成型し、ゴム層をトレッドおよびカーカスに接合させるために必要な時間、圧力下で加熱される。用語「硬化(cure)」は、ゴム化合物におけるエラストマー分子間の交差結合の形成を指し、別名「加硫」として知られている。
リトレッドプロセスの準備においてタイヤの古いトレッドオフをバフ研磨することは、不用のものとして廃棄されるゴムを取り除く。リトレッドの準備において取り除かれるこのゴム屑の多くは、リトレッド(再生)中にカーカスに接合されるトレッドバンドのアンダートレッド部分の一部として、主として、リトレッドプロセスの間に取って代わられる。廃棄されるゴムの量が低減されれば、有用だろう。
本発明の特定の実施形態は、リトレッドタイヤおよびそのリトレッドタイヤの製造方法を含む。このような実施形態は、タイヤのベース部の準備された接合面に接合されたプレキュアトレッドバンドを有するリトレッドタイヤを含む。このようなプレキュアトレッドバンドは、底部と最上部とを有するトレッド溝を含んでもよく、溝の最上部は、トレッドバンドの地面に接触する前面に開口し、プレキュアトレッドバンドは、さらに背面を備え、背面は、タイヤのベース部の準備された接合面に接合される。タイヤは、タイヤのベース部に形成され、かつタイヤの準備された接合面に開口されたベース溝を備えてもよく、トレッド溝の底部は、ベース溝の長さにわたって整列される。
いくつかの実施形態において、トレッド溝底部は、ベース溝の長さの少なくとも50%にわたってベース溝に開口する。その一方で、他の実施形態において、トレッド溝底部の全体は、ベース溝の長さに開口する。
特定の実施形態は、タイヤのベース部の準備された接合面を提供するステップであって、準備された接合面が、タイヤのベース部にされ、かつ準備された接合面に開口するベース溝を有するステップと、底部と最上部とを有するトレッド溝を備えるプレキュアトレッドバンドを提供するステップであって、溝の最上部は、トレッドバンドの地面に接触する前面に開口し、プレキュアトレッドバンドは、さらに背面を備え、背面は、タイヤのベース部の準備された接合面に接合されるステップとを含んでもよい方法を含む。このような実施形態は、さらに、ベース溝の長さにわたってトレッド溝底部を整列させるステップを含んでもよい。
添付の図面(同種の参照符号が本発明の同種の部分を表わしている)において図示されるように、本発明の前述の目的および他の目的、特徴および有利性は、以下の本発明の特定の実施形態のより詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明の特定の実施形態は、タイヤの準備された接合面に接合されたプレキュアトレッドバンドを有するリトレッドタイヤを提供する。さらに、このようなリトレッドタイヤを製造する方法も含まれる。好ましくは、リトレッドプロセスの間にタイヤに対して接合され、かつ本明細書に開示されるトレッドバンドは、少なくともいくつかの実施形態にとって、先行技術において用いられるものより、所定の利用可能なトレッドの深さに対して薄くてもよいし(および/または)それほど大きくないてもよく、したがって、要求されたトレッド寿命の損失をもたらすことなく、より少ない材料を用いてもよい。本明細書に開示されたトレッドバンドは、より薄くなりえるし(および/または)それほど大きくなくてもよい。なぜなら、リトレッドプロセスは、先行技術のプロセスにおいて典型的に取り除かれている量と同じ量の古い材料を、リトレッドされるタイヤから取り除かないし置換しないからである。
図1は、先行技術の典型的なリトレッドタイヤの局部的分解立体図の部分的断面である。リトレッドタイヤ10は、クラウン部14を有するタイヤカーカス12と、補強パッケージ16と、側壁部11とを備えて示される。リトレッドタイヤは、さらに、クッションガム層18およびプレキュアトレッドバンド20を含む。クッションガム層18は、リトレッドタイヤ10のクラウン部14領域にトレッドバンド20を接合するために用いられてもよい材料の一例である。
プレキュアトレッドバンド20は、地面と接触し、牽引力を供給する前面23を含む。第1のトレッド溝24は、トレッドバンドの前面23に開口する。トレッドバンド20は、さらに、クッションガム層18によりタイヤ10のクラウン部14に接合される背面22を含む。第2の溝25は、トレッドバンド20の背面の方に開口する。
トレッドバンド20の中に成型された第2の溝25がトレッドバンドの背面22に開口しているので、これらの第2の溝は、第2の溝25を前面に開口する深さまでトレッドバンド20が磨耗されるまで、使用可能なトレッドの深さまたは量を呈しない。(第2の溝の最上部とトレッドバンドの前面との間に通気孔をつける、そうでなければ小開口部を備えることが知られている一方、第2の溝が、通気孔を通じてだけでなく、摩耗を通じてそれ自身が前面に開口されるまで、このような第2の溝は、トレッドバンドの前面と接触する地面になお閉口されるものと、ここでは考えられる。)第1の溝24がすり減るにつれて、第2の溝25は露出されるようになり、トレッドにおいて露出された溝の空隙の量および/または深さを呈するように前面23に開口するようになる。これは、タイヤが廃棄される、または再びリトレッドされる前に、より多くのトレッドバンドが利用されることを可能にし、トレッドバンドの後面22にさらに近いレベルまでトレッドバンド20が磨耗されることを可能にする。
図2は、タイヤがリトレッドされる前の、典型的なタイヤの部分的断面図である。このようなタイヤは、再び更生するための準備があらかじめできているリトレッドタイヤであってもよいし、または、以前に更生されていないタイヤであってもよい。リトレッドプロセスのための準備ができているタイヤ30は、磨耗された溝33を含む磨耗された溝付きのトレッド部31を有する。タイヤ30は、さらに、溝33の底部で終結する、トレッドの最上部の間に垂直に配置されるアンダートレッド部分32と、タイヤのベルトまたは補強パッケージ16とを含む。本明細書で用いられるように、垂直方向は、タイヤトレッドの地面の接触面に対して垂直である。アンダートレッド部分32は、地面に接触するトレッドとタイヤカーカス12におけるベルトパッケージ16との間にクッションおよび/または保護層を備え、それによって、タイヤトレッド31の摩耗を通じてベルトパッケージ16が露出されないことを保証する。先行技術のリトレッドプロセスの間に、磨耗された溝付きのトレッド部31の全体およびアンダートレッド32の大部分は、緩衝装置または他の研削または切断装置、またはタイヤリトレッドの当該技術分野における当業者に知られているようなプロセスによって取り除かれる。図1に示されるように、アンダートレッド部分32は、典型的には、補強パッケージ16の上の領域15内の、ゴムの薄層のみが残るような範囲に(例えば、約1mmと約3mmとの間に)移される。リトレッドされるべきタイヤ30から取り除かれる材料は、廃棄され、その後、後続のリトレッドプロセスの間にタイヤカーカス12に接合されたトレッドバンド20の一部である新素材に置き換えられる廃棄物を生み出す。各更生タイヤにおいて繰り返し取り除され置換されるこの材料の多くは、摩耗プロセスに関係しない。
先行技術のこれらのプレキュアトレッドバンドと異なり、本明細書に開示されたトレッドバンドは、典型的には、先行技術のプロセスがバフ研磨したアンダートレッドを置換するための必要性が低減されるので、所定の利用可能なトレッド深さに対して、より薄いし、および/または、それほど大きくない。その代りに、本発明の特定の実施形態は、リトレッドプロセスの間に古い溝付きのトレッド領域および/またはアンダートレッドを、それほど取り除かない。それにより、この残存する材料は、新しくリトレッドされたタイヤにおいて用いられ、置換されないことを可能にする。実際、いくつかの実施形態において、リトレッドプロセスの間に新品のプレキュアトレッドバンドがタイヤに接合される場合、可能な限り多くの古いタイヤトレッドの溝が、アンダートレッドと同様に残存するべきである。
本明細書に開示されたプレキュアトレッドバンドは、背面と前面とを有する。前面は、地面に接触する面であり、前面に開口するトレッド溝を含む。背面は、リトレッドされているタイヤのベース部の準備された接合面に接合される。タイヤのベース部は、また、ベース部の準備された接合面に開口するベース溝とともにベース部に形成されるベース溝を有する。特に、本発明の実施形態において、トレッドバンド溝の底部は、タイヤのベース部のベース溝の長さにわたって整列される。または、言いかえれば、トレッドバンド溝底部の長さは、ベース溝の長さにわたって整列され、ベース溝の長さを上回る。
トレッドバンドの背面は、ソリッドであってもよく、または、特定の実施形態において、溝底部は、水かきのある配列に、形成されてもよいし、成型されてもよいし、そうでなければ形成されてもよい。水かきのある配列において、少なくとも溝底部の一部は、トレッドバンドの背面に開口し、開口部分は、水かきのある配列の開口部分であり、閉口部分は、水かきのある配列の閉口部分である。特定の実施形態において、水かきのある配列は、トレッドバンドの背面に開口するトレッド溝の長さのわずか50%しか有していない。他の実施形態において、トレッド溝底部の開口度は、50パーセントから99パーセントの間、50パーセント〜95パーセントの間、50パーセント〜90パーセントの間、75パーセント〜90パーセントの間、または75〜95パーセントの間の範囲であってもよい。他の実施形態において、トレッド溝底部の開口度は、0パーセント〜99パーセントの間の範囲であってもよい。
図3は、トレッドバンドの背面に閉口するトレッド溝底部を有するトレッドバンドの典型的な実施形態の断面図である。図4は、トレッドバンドの背面に開口するこの表示におけるトレッド溝底部を有する水かきのあるトレッドバンドの典型的な実施形態の断面図である。図5は、水かきのあるトレッドバンドの典型的な実施形態の背面の平面図である。図6は、トレッドバンドを横切って側面に配置された、開口および閉口された溝底部の双方を有するトレッドバンドの典型的な実施形態の断面図である。これらの図を参照すると、地面に接触する前面22と背面25とを有するトレッドバンド20が示される。背面は、リトレッドされるタイヤにトレッドバンドを接合するための接合面を備える。
トレッドバンドは、トレッドバンド20の前面22に開口する最上部23と、閉口された配列26内、または水かきのあるトレッドバンドと閉口された配列26および開口する配列27の組み合わせとを含む実施形態において形成されてもよい底部24とを有する溝21を含む。図5は、水かきのあるトレッドバンド20を図示する。トレッドバンドの背面25は、開口する配列26および閉口された配列27を有する溝21の部分を有するように示される。もちろん、水かきのあるトレッドバンドを含まない実施形態において、トレッドバンド20の背面25の全体は、閉口された配列26を有する溝底部24のすべてを持つソリッドであろう。図5で3−3とマークされた図は、図3に図示された断面図である。図5で4−4とマークされた図は、図4に図示された断面図である。図5で6−6とマークされた図は、図6に図示された断面図である。図6は、水かきのある配列が、トレッドバンド20にわたって対称的である必要がないことを図示する。トレッド溝の閉口された配列26を形成するソリッドウェブの任意の配列も、本発明の意図の範囲内である。
特定の実施形態のトレッドバンドは、水かきのある配列または以上に開示されたような全く閉口された配列に形成されてもよい一方で、閉口された配列を有するトレッド溝底部のすべてまたは任意の部分が、トレッドバンドがタイヤのベース部に被着された後、切り離され、研磨され、またはそうでなければ取り除かれてもよいことは、十分に理解されるべきである。そのため、トレッド溝底部は、トレッド溝の長さの少なくとも50パーセント、または他の実施形態において、60パーセント〜100パーセント間、60パーセント〜90パーセント間、70パーセント〜90パーセントの間、または80パーセント〜95パーセント間にわたってタイヤのベース部のベース溝に開口してもよい。
図7は、ベース溝とともに配列されたトレッド溝を有するリトレッドタイヤの典型的な実施形態の局部的分解立体図の部分的断面である。リトレッドタイヤ40のこの例は、タイヤ40と、クッションガム層18とともにベース部42に接合されるトレッドバンド20のベース部42とを含む。タイヤのベース部は、クラウン部14において補強パッケージ16を有するタイヤカーカス12を含み、クラウン部14は、トレッドバンド20をクッションガムに接合することができる準備された接合面41を提供するために、バフ研磨またはそうでなければ作業される。トレッドバンド20は、トレッドバンド20の25背面に開口する開口配列27内の底部24を有し、さらにトレッドバンド20の地面に接触する前面22に開口する最上部23を有するトレッド溝21を含む。
先行技術のバフ研磨するプロセスとは異なり、磨耗された溝付きのトレッド部31の十分な量のみが、トレッドバンドのための適切な接合面を備えるために取り除かれる。適切な接合面は、例えば、毎日の使用を通じてタイヤからえぐり出されたまたは切り離されたトレッドの平坦でない摩耗、割れ目および/またはチャンクによってもたらされる磨耗されたトレッド部31の任意の平坦でない部分を取り除くおよび/または埋めることにより備えられる。この典型的な実施形態において、オリジナルのタイヤの溝33は、全体的にはバフ研磨されず、オリジナルのタイヤのアンダートレッド部分32は、どれもバフ研磨されない。次に、トレッド溝の溝底部24がタイヤ40のベース部42からバフ研磨されなかったベース溝33に沿って配列されるように、トレッドバンド20は、タイヤカーカス12の準備された接合面41上に配列される。トレッド溝底部26が開口配列27内にある領域において、トレッド溝21は、ベース溝33と流体連通する。
少なくとも部分的に、トレッド溝にわたって直線上に配列された配列、またはトレッド溝に開口するベース溝の配列は、トレッドバンドにおいて利用されたゴムの量を低減し、リトレッドされるタイヤの接合面を準備する際に生成されるゴム屑を低減することができる。必須ではないが、いくつかの実施形態は、流体連通するベース溝の開口と同じ寸法であるトレッド溝底部の開口を提供する。但し、他の実施形態において、トレッド溝底部の開口部は、ベース溝の開口より小さい、またはより大きい寸法であってもよい。典型的には、これらの実施形態はすべて、生成されたゴム屑を低減し、トレッドバンドにおいて利用されるゴムの量を低減し、リトレッドされるタイヤの古い溝付きのトレッドおよび/またはアンダートレッドの使用を増加させることに帰着してもよい。
図7に示される溝33がタイヤの地面に接触する面にわたる側面に配置され、タイヤのまわりを間断なく周辺に及ぶ長さを有するように見えたとしても、本発明は、このような溝に限定されないことは注目されるべきである。実際、そのような溝は、タイヤにわたる側面に及んでもよいし、または他の好適な方向に及んでもよい。このような溝は、「オリジナル」の溝、すなわち、準備された接合面の形成の間にリトレッドされ、かつ取り除かれないようなタイヤにおいて形成された溝であってもよい。または、このような溝は、当該技術分野における当業者に知られているような(下層の溝が露出するかもしれない)タイヤの摩耗を含む、任意の好適な方法または動作によって表面に形成されてもよい。
タイヤのベース部において形成されたベース溝は、プレキュアトレッドバンド内のトレッド溝の開口とともにベース溝の配列を可能にする任意の好適な手段で形成されてもよい。図7において図示された実施形態のように、ベース溝は、単に、溝、リトレッドされるタイヤのオリジナルのトレッド溝であった一部であってもよい。トレッドバンドに好適な準備された接合面を提供するために、接合面の準備が(例えば、任意の必要な材料および方法とともに)任意の削剥、切断、割れ目および/またはオリジナルのトレッドにおいて生じる他のダメージを十分に取り除くおよび/または修復する限り、可能な限り古いトレッドの多くを維持することは有用である。
状況に応じて、オリジナルの溝は、さらに、例えば、当該技術分野における当業者に知られているような研削ツールまたは切断工程を用いて切断されてもよい。研削ツールは、オリジナルの溝を深くするために、および/または広げるために用いられてもよく、したがって、リトレッドタイヤのさらなる利用可能なトレッド寿命を提供する、より深いおよび/またはより広い溝を提供してもよい。典型的には、溝の底部と補強パッケージとの間に(典型的には、例えば、2mm〜4mmの間で)なお十分な保護アンダートレッドが残存する限り、リ溝は好適であるかもしれない。
その代わりに、付加的な溝は、研削ツールまたは他の好適な切断工具を用いて、タイヤのオリジナルの溝に隣接するトレッド内に形成されてもよい。次に、この新しく形成された溝は、トレッドバンドのトレッド溝とともに配列されてもよい。状況に応じて、オリジナルの溝および新しく形成された溝は、各々、トレッドバンドのトレッド溝とともに配列されてもよい。
特に本発明の実施形態において、ベース溝は、(例えば、研削ツールまたは他の切断工具を用いて)リトレッドされるタイヤのアンダートレッド部分に形成されてもよい。削剥、割れ目、および/または切断がこのような深さであるならば、または、リトレッドされるタイヤの摩耗が、全体の溝付きのトレッド部分がバフ研磨されなければならないようであったとしたら、ベース溝を備えるために、かつリトレッドタイヤの有効寿命を与えるためにアンダートレッドが溝付けされるように、バフ研磨するステップ中に可能な限りアンダートレッドの多くを残すことは、なお有用である。
他の実施形態において、ベース溝は、既にリトレッドされたタイヤのベース部に形成されてもよい。このような実施形態において、ベース溝は、もともと、初期のリトレッドプロセスにおいてタイヤに接合されたトレッドバンドに形成された溝であってもよい。その代わりに、トレッドバンドのアンダートレッド部分のみを残して、このようなトレッドバンドの溝付きのトレッド領域をバフ研磨することができるかもしれない。そのケースでは、例えば、研削ツールまたは他の切断工具を用いて、ベース溝をトレッドバンドに備えるためにトレッドバンドのアンダートレッド部分を切断することができるかもしれない。
特定の実施形態において、オリジナルのタイヤの磨耗インジケータ(Wear Indicator)は、なお有用かもしれない。磨耗インジケータは、残存するトレッド深さのユーザへの照合を呈するために用いられる。磨耗インジケータの1つの型において、ユーザへの照合を呈するために、摩耗バー(Wear Bar)が溝の中に成型される。摩耗バーまでトレッドが磨耗すると、残存するトレッド深さの兆候をユーザに呈する。トレッド磨耗インジケータの他の例は、例えば、多くのトレッドにおいて、タイヤの全周囲にわたって配置された、着色光を映し出すゴムの層から構成される視覚的な摩耗検出器を含んでもよい。これらの着色されたゴムインジケータは、着色された弾性ゴム層を覆うゴムをはぎ取る、タイヤ上の所定の量の摩耗に追従して、はっきり分かるようになる。
磨耗インジケータが破損されていない限り、および/または、そうでなければ、リトレッドプロセスの間にタイヤを摩耗するおよび/またはバフ研磨する間にそれらの有用性が失われていない限り、磨耗インジケータは、残存するトレッド深さのユーザへの照合を存続する。例えば、リトレッドされるタイヤのオリジナルの溝によって形成されるベース溝を有する実施形態において、磨耗インジケータは、トレッドバンドがリトレッドタイヤの寿命を超えて磨耗された後にトレッドの有効寿命が満了したことを示すように、さらに設定されるだろう。
本発明の特定の実施形態は、さらに、タイヤをリトレッドする方法を含む。このような方法は、タイヤの準備された接合面に開口するベース溝を提供するのと同様に、このような方式においてタイヤのベース部の加工された接合面を提供することを含む。
準備された接合面は、リトレッドされるタイヤのオリジナルの溝付きのトレッド部分、リトレッドされるタイヤのオリジナルのアンダートレッド部分、または初期のリトレッド工程の間にリトレッドされるべきタイヤ上に被着されたあらかじめ接合されたトレッドバンドの溝付きのトレッド部分またはアンダートレッド部分であってもよい。タイヤがあらかじめリトレッドされたのであれば、アンダートレッド部分は前のリトレッドプロセスの間に被着され、かつトレッドバンドの残存部に接合されたクッションガムを含んでもよい。
リトレッドされるタイヤのオリジナルの溝付きのトレッド部分が、加工された接合面として用いられるならば、または、あらかじめ接合されたトレッドバンドの溝付きのトレッド部分が、加工された接合面として用いられるならば、タイヤのベース部は、接合面の準備の間に取り除かれなかったベーストレッド溝を含む。このような実施形態において、ベーストレッド溝は、リトレッドされるべきタイヤの溝付きのトレッド領域から残存する(バフ研磨されなかった)トレッド溝である。
このような実施形態において、準備された接合面を提供するステップは、タイヤのベース部の溝付きのトレッド部分の所定の深さをタイヤのまわりの周囲に取り除くことを含み、溝付きのトレッド部分は、溝付きのトレッド部分に形成されたベーストレッド溝を有しており、それによって、準備された接合面を提供する。オリジナルトレッドの溝付きのトレッド部分から、または前のリトレッドの古いトレッドバンドから準備された接合面を提供するこれらの実施形態において、所定の深さは、ベーストレッド溝の底部未満である。実際、ベーストレッド溝は、トレッドバンドのトレッド溝底部が配列されるベース溝である。
このような実施形態における所定の深さは、少なくとも任意の修復不能の削剥切断、割れ目および/または例えば、道路の障害または残骸の上の走ることにより、または不揃いの摩耗によりもたらされるオリジナルのトレッド(または古いリトレッド(old retread))において生じる他の表面ダメージを除去するために取り除かなければならない材料までの深さであるべきであることは、注目されるべきである。当該技術分野において知られているような必要な材料および方法を用いて、このような表面ダメージを修復することができるならば、所定の深さは、任意の修繕されていない表面ダメージを取り除くためにのみ必要な深さであってもよい。所定の深さは、例えば、削剥、切断、割れ目などからオリジナルのトレッドへのダメージをほとんど有していない、または、全く有していない、または、必要な材料および方法を用いてダメージが修復されている、これらの実施形態におけるオリジナルのトレッドの材料を全く含まなくてもよいし、または、ほとんど含まなくてもよい。しかしながら、注目されるように、タイヤのオリジナルの溝がトレッドバンドのトレッド溝とともに配列されるので、トレッドは、トレッドに形成されたトレッド溝の底部に対してバフ研磨されることができない。当該技術分野における当業者が認識するであろうように、バフ研磨されるべき所定量、またはそうでなければ取り除かれるべき所定量は、バフ研磨を開始する前に、またはバフ研磨工程の際に、決定されてもよい。いずれのケースも、所定量は、好適な準備された接合面に帰着する量である。
状況に応じて、方法は、さらに、トレッドをより深くおよび/または広くするためにベーストレッドをリグルーブ(regroove)する(すなわち、ベース溝の底部がより深く形成され、それによって、タイヤの補強パッケージのより近くに形成され、および/または、ベース溝がより広く形成される)ことを含んでもよい。このようなステップは、例えば、当該技術分野における当業者に知られているような研削ツールまたは他の切削作業により達成されてもよい。
リトレッドされるタイヤのオリジナルのアンダートレッド部分が準備された接合面として用いられるならば、または、あらかじめ接合されたトレッドバンドのアンダートレッド部分が準備された接合面として用いられるならば、準備された接合面を提供するステップは、タイヤのベース部の溝付きのトレッド部分の所定の深さをタイヤのまわりの周囲に取り除くステップを含んでもよく、溝付きのトレッド部分は、溝付きのトレッド部分に形成されるベーストレッド溝を有し、それにより、準備された接合面を提供する。ここで、所定の深さは、少なくともベーストレッド溝の底部までである。このような実施形態は、さらに、準備された接合面内にベース溝を形成するステップを含む。
これらの実施形態において、所定の深さは、少なくともトレッド溝の底部を含む深さであり、それによって、オリジナルの溝付きのトレッド領域を全体的に取り除く。既に述べたように、所定の深さは、少なくとも任意の修復不能の削剥切断、割れ目および/または例えば、道路の障害または残骸の上の走ることにより、または不揃いの摩耗によりもたらされるオリジナルのトレッドにおいて生じる他の表面ダメージを除去するために取り除かなければならない材料までの深さであるべきである。必要な材料および当該技術分野において知られているような方法を用いて、このような表面ダメージを修復することができるならば、所定の深さは、少なくとも、任意の修復されていない表面ダメージを取り除くのに必要な(さらに、少なくともトレッド溝の底部までの)深さであってもよい。当該技術分野における当業者が認識するであろうように、バフ研磨されるべき所定量、またはそうでなければ取り除かれるべき所定量は、バフ研磨を開始する前に、またはバフ研磨工程の際に、決定されてもよい。いずれのケースも、所定量は、好適な準備された接合面に帰着する量である。
アンダートレッドにベース溝を形成することを含む特定の実施形態は、さらに、準備された接合面の中にベース溝を形成するステップを含んでもよい。トレッド溝とともに配列されるベース溝を提供するために、新しい溝が、露出したアンダートレッドの中に形成される。このようなステップは、当該技術分野における当業者に知られているような研削ツールまたは他の切断工具の使用を通じて達成されてもよい。
タイヤをリトレッドする方法は、さらに、その整列された位置におけるプレキュアトレッドバンドを準備された接合面に接合するステップを含んでもよい。接合することは、クッションガム層の使用を含む、当該技術分野における当業者に知られている任意の方法によってなされてもよい。クッションガムは、典型的には、生の(未硬化)ゴム化合物である。他の材料は、例えば、ポリウレタンまたは他の接着材を含む。接合材は、トレッドバンド背面、準備された接合面、またはそれらの組み合わせの上に、塗布、噴霧、散布、および/または成型されてもよい。その代わりに、単独または他の接合材と組み合わせて、1面の接合材が、接合面の一方または両方の上に配置されてもよい。適用するこれらの接合材および方法はすべて、当該技術分野における当業者に知られている。
特定の実施形態において、クッションガムは、クッションガムのまさに薄層を提供するために、接合面の一方または両方の上に(例えば、平均して200〜600ミクロンの間、または平均して300ミクロン未満で)噴霧されてもよい。このような方法は周知であり、一例は、米国特許第7,128,794号(この特許は、それが開示するすべてについて、参考文献として本明細書の全体に援用される)内に提供されている。
特定の実施形態は、少なくとも閉口された配列であるトレッド溝の底部の部分を有するベース溝とともに配列されるトレッドバンドを含んでもよい。言いかえれば、トレッド溝の単なる部分または全体は、閉口された配列を有してもよい。特定の実施形態において、閉口された配列は、トレッド溝底部のより多くが、整列されるベース溝の長さに方向に開口されるように、開口されることができる。このような方法は、さらに、少なくともベース溝の長さのある部分にわたってトレッド溝底部を開口するステップを含む。いくつかの実施形態は、ベース溝の長さの少なくとも50%にわたって、トレッド溝底部を開口することを含んでもよい。
これらの方法は、任意の型のタイヤに適用されてもよいし、そのため、任意の型のタイヤが、本発明の1つの実施形態を備えてもよい。しかしながら、特定の実施形態は、バスおよびトラック用などの大型車両タイヤに特に有用である。より具体的には、実施形態は、操舵タイヤ、駆動タイヤまたは従動タイヤであるトラック用タイヤを含んでもよい。従動タイヤがこのようなリトレッドプロセスに特に適しているかもしれないことが想定される。
用語「備える(comprising)」「含む(including)」「有する(having)」は、特許請求の範囲および本明細書において用いられるように、明示されていない他の構成要素を含んでもよい開放グループ(open group)を示すように見なされるべきである。用語「本質的に構成される(consisting essentially of)」は、特許請求の範囲および本明細書において用いられるように、それらの他の構成要素が請求された発明の基本的な新規性を実質的に変更しない限り、明示されていない他の構成要素を含んでもよい、部分的な開放グループを示すように見なされるべきである。用語「1つの(a)」「1つの(an)」および単語の単数形は、1つ以上のものが提供されることをその用語が意味するように、同じ単語の複数形を含めるために採用されるべきである。用語「少なくとも1つの(at least one)」「1以上の(one or more)」は、区別なく用いられる。用語「1つの(one)」または「単一の(single)」は、1つのものおよび1つだけのものが対象とされることを示すために用いられるべきである。同様に「2つの(two)」のような他の特定の整数値は、ものの特定の数が対象とされる場合に用いられる。用語「好ましくは(preferably)」「好適な(preferred)」「好ましい(prefer)」「状況に応じて(optionally)」「してよい(may)」および類似の用語は、参照されているアイテム、状態またはステップが、本発明の任意の(必須ではない)特徴であることを示すために用いられる。「aとbとの間(between a and b)」のように記載される範囲は、「a」の値も「b」の値も含んでいる。
様々な変形および変更がその精神から逸脱せずに本発明の実施形態に対してなされてもよいことは、前述の説明から理解されるべきである。前述の説明は、具体例だけの目的で提供されており、限定的な意味に解釈されるべきでない。以下の特許請求の範囲の文言のみが、本発明の範囲を限定するべきである。
Claims (19)
- リトレッドタイヤであって、
底部と最上部とを有するトレッド溝を備えるプレキュアトレッドバンドを備え、このプレキュアトレッドバンドの前記溝の最上部が、前記トレッドバンドの地面に接触する前面に開口し、前記プレキュアトレッドバンドはさらに背面を備え、前記背面はタイヤのベース部の準備された接合面に接合され、
前記リトレッドタイヤは、さらに、前記タイヤのベース部に形成され、前記タイヤの準備された接合面に開口されたベース溝を備え、
前記トレッド溝の底部は、前記ベース溝の長さにわたって整列されることを特徴とするリトレッドタイヤ。 - 前記トレッド溝の底部は、前記ベース溝の前記長さの少なくとも50%にわたって前記ベース溝に開口することを特徴とする請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
- 前記トレッド溝の底部は、前記ベース溝の前記長さの100%にわたって前記ベース溝に開口することを特徴とする請求項2に記載のリトレッドタイヤ。
- 前記タイヤのベース部は、溝付きのトレッド部分に形成された前記ベース溝を有する前記溝付きのトレッド部分を備え、前記準備された接合面は、前記溝付きのトレッド部分に形成された前記ベース溝を有する前記溝付きのトレッド部分の前面であることを特徴とする請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
- カーカス部分を覆う前記トレッド部分は、磨耗インジケータを備えることを特徴とする請求項3に記載のリトレッドタイヤ。
- 前記磨耗インジケータは、摩耗バーであることを特徴とする請求項4に記載のリトレッドタイヤ。
- 前記タイヤの前記ベース部は、アンダートレッド部分を備え、前記準備された接合面は、前記アンダートレッド部分の前面であり、前記アンダートレッド部分は、前記アンダートレッド部分に形成され、開口されたベース溝を有することを特徴とする請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
- 前記準備された接合面は、あらかじめ前記タイヤの前記ベース部に被着された、磨耗されたトレッドバンドの前面であり、前記ベース溝は、前記磨耗されたトレッドバンドの前面に開口することを特徴とする請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
- 前記準備された接合面は、前記磨耗されたトレッドバンドのアンダートレッド部分であることを特徴とする請求項8に記載のリトレッドタイヤ。
- 前記トレッドバンドの前記背面は、前記背面に開口されている前記トレッド溝の底部の全体の長さの少なくとも50%となる水かきがあることを特徴とする請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
- 前記トレッド溝の底部の全体長さの少なくとも80%は、背面に開口されることを特徴とする請求項10に記載のリトレッドタイヤ。
- タイヤをリトレッドする方法であって、
前記タイヤのベース部の準備された接合面を提供するステップであって、前記準備された接合面が、前記タイヤの前記ベース部に形成され、前記準備された接合面に開口するベース溝を有する、ステップと、
底部と最上部とを有するトレッド溝を備えるプレキュアトレッドバンドを提供するステップであって、前記プレキュアトレッドバンドの前記溝の最上部は、前記トレッドバンドの地面に接触する前面に開口し、前記プレキュアトレッドバンドはさらに背面を備え、前記背面は前記タイヤのベース部の準備された接合面に接合される、ステップと、
前記ベース溝の長さにわたって前記トレッド溝底部を整列させる、ステップと、
を備えることを特徴とする方法。 - 前記準備された接合面に対するその整列された位置に前記プレキュアトレッドバンドを接合するステップをさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 前記トレッド溝の底部は、前記ベース溝の長さの少なくとも50%にわたって前記ベース溝に開口することを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 前記準備された接合面を提供するステップは、
前記タイヤの前記ベース部の溝付きのトレッド部分の所定の深さを前記タイヤのまわりの周囲に取り除くステップであって、前記溝付きのトレッド部分は、前記溝付きのトレッド部分に形成されるベーストレッド溝を有し、前記所定の深さは、前記ベーストレッド溝の底部までの深さ未満であり、前記ベーストレッド溝は、前記ベース溝である、ステップを備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。 - 前記ベース溝を深くするステップをさらに備えることを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記ベース溝を広げるステップをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記準備された接合面を提供するステップは、
前記タイヤの前記ベース部の溝付きのトレッド部分の所定の深さを前記タイヤのまわりの周囲に取り除くステップであって、前記溝付きのトレッド部分は、前記溝付きのトレッド部分に形成されるベーストレッド溝を有し、前記所定の深さは、少なくとも前記ベーストレッド溝の底部までである、ステップと、
前記準備された接合面の中に前記ベース溝を形成するステップと、
を備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。 - 少なくとも前記トレッド溝の部分は、閉口された配列内にあり、
前記方法は、少なくとも閉口された配列内にある前記トレッド溝の部分を開口するステップをさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
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