JP2012530270A - 傾けられた格子及び傾けられた格子の製造方法 - Google Patents

傾けられた格子及び傾けられた格子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012530270A
JP2012530270A JP2012515588A JP2012515588A JP2012530270A JP 2012530270 A JP2012530270 A JP 2012530270A JP 2012515588 A JP2012515588 A JP 2012515588A JP 2012515588 A JP2012515588 A JP 2012515588A JP 2012530270 A JP2012530270 A JP 2012530270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grating
groove
axis
imaging device
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012515588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6281969B2 (ja
Inventor
ヒェレオン フォフトメイエル
クラウス ジェイ エンゲル
トマス コエレル
エワルド ロエッシ
イェンス−ペテル シュロムカ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2012530270A publication Critical patent/JP2012530270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6281969B2 publication Critical patent/JP6281969B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/18Diffraction gratings
    • G02B5/1847Manufacturing methods
    • G02B5/1857Manufacturing methods using exposure or etching means, e.g. holography, photolithography, exposure to electron or ion beams
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/48Diagnostic techniques
    • A61B6/484Diagnostic techniques involving phase contrast X-ray imaging
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K2201/00Arrangements for handling radiation or particles
    • G21K2201/06Arrangements for handling radiation or particles using diffractive, refractive or reflecting elements
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K2207/00Particular details of imaging devices or methods using ionizing electromagnetic radiation such as X-rays or gamma rays
    • G21K2207/005Methods and devices obtaining contrast from non-absorbing interaction of the radiation with matter, e.g. phase contrast

Abstract

本発明は、スキャンされる対象物を通過するコヒーレントな放射線の位相情報を視覚化する位相コントラスト撮像に関する。光軸に対する特定の角度の投影において台形プロファイルの作成を減らす集束格子が使用される。レーザーサポート法は、斯かる集束格子構造を作成する専用のエッチング処理と組み合わせて使用される。

Description

本発明は、位相コントラスト撮像に関する。特に、本発明は、位相コントラスト撮像装置に関する格子、斯かる格子を有する位相コントラスト撮像装置及び位相コントラスト撮像装置に関する格子を製造する方法に関する。
電磁放射線を用いた関心対象物の検査のため、可視若しくは不可視光又はX線が使用されることができる。X線差分位相コントラスト撮像(DPCI)は、スキャンされる対象物を進むコヒーレントなX線の位相情報を視覚化する。古典的X線送信撮像に加えて、DPCIは、投影ラインに沿ってスキャンされる対象物の吸収特性だけでなく、送信されたX線の位相シフトも決定する。これにより、コントラスト強化、物質合成又は線量削減に関して使用可能な可変的な追加情報が与えられる。
最近、Villingen, SwitzerlandのPaul-Scherrer Instituteグループは、DPCIの実現をもたらした(例えばPfeifferらによるEP 1 731 099 A1、EP 1 879 020 A1、Nature Physics 2, 258 (2006)参照)。
以前の差分又は非差分のPCI法は、非常にモノクロかつコヒーレントなX線源の要件を必要とするが、上記の方法は、小さな開口部を介してコヒーレンスを保証することができる追加的なソース格子を用いて、標準的なX線源、即ちX線管の使用を可能にすることができる。撮像される関心対象物の後に、位相シフト格子(G1)が、配置される(ビームスプリッタとして機能する)。結果として生じる干渉パターン(図2を参照)はその最小及び最大の相対的な位置(通常は数マイクロメートルのオーダー)においてビーム位相シフトに関する必要な情報を含む。一般的なX線検出器(150μmのオーダーの典型的な解像度)は、斯かる微細構造を分解することができないので、干渉パターンの周期性に類似する周期性を持つ送信及び吸収ストリップの周期的パターンを特徴とする位相アナライザ格子(別名「吸収格子G2」)を用いて、干渉がサンプリングされる。
類似する周期性は、非常により大きい周期性を持つ格子の後にモアレパタンを生み出す。これは、一般的なX線検出器(図3を参照)により検出可能である。差分位相シフトを得るため、アナライザ格子(吸収格子)G2は、「位相ステッピング」と呼ばれる格子ピッチp(通常は1μmのオーダー)の分数により、横方向にシフトされる必要がある。位相シフトは、アナライザ格子の各位置に対して測定される特定のモアレパタンから抽出されることができる。拡張において、硬X線を用いて位相シフトのコンピュータ断層撮影が実行されることもできる。
しかしながら、特にコーンビームジオメトリの場合、強い位相コントラストゆがみは、撮像野(FOV)の中心の外側領域において起こる。
より少ない位相コントラストゆがみを持つ画像を撮像システムに生み出させることが望ましい。
本発明は、関心対象物を検査する位相コントラスト撮像装置のための格子、斯かる格子を持つ位相コントラスト撮像装置及び斯かる格子を製造する方法に関する。本発明の例示的な実施形態の更なる特徴が従属項に述べられる。
以下において例えば位相格子に関して記載される特徴は、撮像装置の一部とすることもできる点に留意されたい。逆もまた同じである。更に、以下において、格子に関して記載されるすべての特徴は、格子を製造するための個別の方法ステップに関連する。
本発明の例示的な実施形態によれば、関心対象物を検査する位相コントラスト撮像装置に関する格子が提供される。上記格子が上記撮像装置に設置されるとき、上記格子が、放射線源に向かう方向に構成される第1の軸を持つ。上記格子は、ウェーハ物質と、上記ウェーハ物質内部にあり、第1の方向に深さを持つ第1の溝とを有し、上記第1の溝が上記第1の軸に対して傾斜するよう、上記第1の方向が、上記第1の軸と異なる。
言い換えると、第1の軸に対して傾けられた角度で第1の軸の方向において基板へと単に「掘る」ことで、溝は、穿設されず、又はエッチングされず、又は「組み立てられる」こともない。第1の軸は通常、基板の表面に垂直である。
「溝」は、必ずしも基板に穿孔又はエッチングされる必要はないが、基板上に溝の壁を成長させることにより基板上で「成長される」こともできる点に留意されたい。1つの可能性は、物質の犠牲層が基板上に提供される事前加工ステップとすることができる。この基板へと、後の壁に関するギャップが(例えば適切なエッチングステップにより追従される電子ビームリソグラフィにより)切り離される。すると、次のステップにおいて、溝の壁は、例えばスパッタリングにより基板上へと成長されることができる。第3のステップにおいて、必要に応じて、残りの犠牲層が除去されることができる。
格子が溝を持つ構造として規定されること、及び溝が、位相格子のための空気又は吸収格子に関する吸収物質で充填されることができることに更に留意されたい。
格子がセグメント化される又は2次元構造である場合、第1の軸は、個別のセグメントに対する第1の軸である。
従って、層の数を増やすことが、エッチングに対する代替手段である。しかしながら、これは、シリコンにおけるエッチングと比較して製造により多くの時間がかかる。プラスチック/金属の3D印刷又はレーザー焼結といった方法が、50μm未満の特徴サイズで可能である。微粉末粒度は、斯かるより小さな構造の焼結を可能にすることができる。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、この格子は、上記ウェーハ物質内部にある第2の溝を更に有する。上記第1の溝が、上記第1の軸に対して第1の角度で傾斜し、上記第2の溝は、上記第1の軸に対して第2の角度で傾斜する。上記第1の角度が、上記第2の角度より小さい。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、溝のシーケンスが提供される。上記溝のシークエンスにおける各溝が、上記(可能であればセグメント化された)第1の軸に対して個別の角度で傾斜し、上記個別の角度が、溝から溝へと増加する。
言い換えると、溝から溝へと移動するとき、次の溝はそれぞれ前の溝よりちょっとだけ大きく傾けられる。例えば、第1の溝は第1の軸(これは、格子が撮像装置に挿入されるとき、電磁放射線の源の方を指す)に対して−20°の角度により傾けられ、次の溝は、−19,9999°で傾けられ、その次の溝は、−19,9998°で傾けられる、等となる。中間の溝は傾けられず、中間の溝より後の溝は、0,0001°傾けられる、等となる。ここで、最後の溝は、+20°で傾けられる。
1つの格子を、溝から溝までの1μmの距離で、源から格子/検出器への約1mの距離で見て、約30cmの検出器サイズを考えると、溝から溝への角傾斜はかなり小さい。多くは、溝当たり0.001°から0.0001°の範囲にある。従って、構造から構造への非常に正確な配列及び修正が可能である。
これは、焦束ジオメトリにおいて撮像装置が動作することを可能にすることができる。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、溝は線形溝である。この溝は例えば、第1の軸に垂直な平面において互いに平行に構成される。
言い換えると、格子の第1の軸に沿って見るとき、(ほとんどの溝が、第1の軸の方向に対して傾けられるにもかかわらず)、各溝は、第1の軸に垂直な平面に沿って線形に延在し、他の溝に平行に構成される。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、格子の第1の軸は、格子の表面に垂直である。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、関心対象物を検査する位相コントラスト撮像装置が提供される。この装置は、放射線を放出する源と、放射線を検出する検出器と、上記源及び上記検出器の間に配置される位相格子とを有する。上記検出器が、上記関心対象物及び上記位相格子(G1)を進んだあとの上記放射線を検出するよう構成される。更に、位相格子は、焦束ジオメトリを持つ。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、撮像装置は、例えばCアームシステム又はCTシステムといったコーンビームジオメトリを持つ。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、撮像装置は、タルボットインターフェロメトリ撮像装置の形式において構成される。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、撮像装置は源から検出器の方を指す光学軸を持つ。この場合、格子は、この格子が撮像装置に設置されるとき、光学軸の方向に構成される第1の軸を持つ。位相コントラスト撮像装置の位相格子は、上述され、以下更に詳細に説明される格子の1つである。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、この撮像装置は、上記検出器の前で第1の格子G1の後に配置される吸収格子(G2)である第2の格子を有する。第2の格子も、焦束ジオメトリを持つ。特に、第2の格子G2は、上記され、以下に更に説明される格子と同じ特徴を持つことができる。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、この撮像装置は、台形ジオメトリを持つ吸収格子(G0)であり、上記源及び上記位相格子の間に配置される第3の格子であって、上記位相格子の少なくとも部分的にコヒーレントな照射を可能にする、第3の格子を更に有する。
上述の格子が、1次元格子又は2次元格子とすることができる点に留意されたい。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、この撮像装置は、例えば圧電アクチュエータといったアクチュエータ又はステッパーモータを更に有し、源により放出される放射線のビームが光学軸を持ち、上記ステッパーモータは、上記源により放出される放射線のビームの光学軸に垂直な上記格子G0、G1又はG2の少なくとも1つを動かすこと、及び/又は、例えば、エネルギー依存の位相シフトに格子における送信長を適合させるため、特定の角度へと上記格子を傾けることにより、上記入射する放射線のビームに関する有効な溝の深さを変化させることを行うよう構成される。
撮像装置は、位相格子G1及び/又は吸収格子G2を回転させるよう構成されるモーター又はアクチュエータを有することができる。また、2つのモーター又はアクチュエータが提供されることができる。1つの格子に対してそれぞれが又は各格子に対して2つが、2つの方向において角傾斜(angular tile)を制御する。
従って、測定の間でさえ、角度α(これは、格子法線及び源から放出される光線の間の角度である)を制御することが可能である。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、源はX線源である。この場合、装置は、X線位相差分の位相コントラスト撮像装置として構成される。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、撮像装置は光学撮像装置として構成される。この場合、源は光源である。関心対象物を探索するのに使用される放射線は、この場合、例えば400nmから1,400nmの範囲に含まれる波長を持つ光学放射線ビームである。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、上記され、以下に説明される、関心対象物を検査する位相コントラスト撮像装置のための格子を製造する方法が提供される。この方法は、レーザビームを用いて、第1の溝又は溝構造をウェーハ物質へ書き込むステップと、ジオメトリを最適化し/エッチングにより上記書き込まれた第1の溝の表面を滑らかにするステップとを有し、上記第1の溝が、第1の方向に深さを持ち、上記第1の溝が上記第1の軸に対して第1の角度で傾斜するよう、上記第1の方向は、上記第1の軸と異なる。
更に、この方法は、第1の軸に対してすべて傾けられる追加的な溝を書き込む追加的なステップを有することができる。各溝は、溝から溝へ移動するとき、ちょっとずつ大きく傾けられることができる。従って、例えば2D構造又は周回構造(circluar)が提供されることができる。
更に、この方法は、少なくとも第1の溝(例えばすべての溝)を吸収物質で充填する追加的なステップを有することができる。すでに述べたように、タルボット干渉計を用いるX線差分位相コントラスト撮像のパフォーマンスは、方形構造の格子を用いるときFOVの中心の外側領域において強い位相コントラスト劣化により影響される場合がある。斯かる強い位相コントラスト劣化は、非焦束格子G0、G1及びG2の場合に常に発生することができる。なぜなら、方形構造が、光学軸に対して特定の角度を持つ投影において台形プロファイルを作成するからである。
本発明の主旨は、斯かる焦束格子構造を作成するため専用のエッチング処理と組み合わせてレーザーサポート法が提供される点にあることが分かる。エッチング処理が等方性処理であるので、好ましい方向においてシリコンへと溝を持ってくる必要がある。シリコンに穿孔し、及びレーザー又は他の電磁放射線ビーム法を用いて領域を構造化することも可能である。しかしながら、レーザー穿孔の表面構造は、格子に必要とされるほど完全ではない場合がある。提案される方法は、少なくとも2つのステップの組合せである。
1.溝は、格子線方向に沿って、しかし溝から溝へとわずかに増加される角度でシリコンウエハに「書き込まれる」。これは、全体の構造の粗い「集束」方向を与える。溝「書き込み」処理の間、レーザーは、シリコン内部の異なる深度に焦束されなければならない。また、ビーム形状は、溝の側面でほぼ大きなプロファイル線を実現するよう構成されなければならない。
ビーム形状は、規定されたビームプロファイルを得るため、レーザーの光学レンズシステムの適応的位置依存焦束(規定されたビーム幅を持つ物質内部の特定の深度への焦束)を実行することにより適合される。
2.ポストプロセス・ステップは、表面を「きれいにする」及び「滑らかにし」、及び格子構造を最適化するエッチングステップである。
例えばウェット又はDRIEエッチング(例えば既知のボッシュ処理)が、ジオメトリ、溝構造へのシリコンウエハ(結晶構造)配列に基づき、及び溝プロファイル及びジオメトリにも基づき、用いられることができる。
異方性及び等方性処理ステップのこの組合せは、意図された位相コントラスト撮像システムに対して焦束構造を構築するためウェーハ物質の規定された構造化を可能にする。
格子G0、G1、G2は、ウェーハ物質への溝構造のレーザビーム書き込みの代わりに、電子ビームリソグラフィを用いて製造されることができる点にも留意されたい。
例えば、電子ビームは、基板の特定の領域又はその上のフォトレジスト層の特定の領域を除去する又は露出させるのに用いられることができる。所望の、変化する傾斜角αを持つ溝を「書き込む」ため、基板は、3次元において基板を線形に配置するだけでなく、入射する電子ビーム及び基材表面の間の異なる角度が提供されることができるべく、基板を回転させるよう構成される位置決めデバイスに取り付けられることができる。斯かる基板の位置決めを高精度で提供するため、いわゆる「スリップスティック」技術に基づかれるローテータ及び線形ポジショナが用いられることができる。斯かるナノポジショナは例えば、attotube systems AG社から利用可能である。
電子ビームリソグラフィ後、及び露出したフォトレジストの除去後、基板上で傾けられた溝を成長させるため、スパッタリングステップが実行されることができる。
リフトオフステップ後、例えば対応するエッチングステップにより、成長された溝構造の表面が滑らかにされることができる。
本発明の別の主旨は、「傾けられた」溝を持つ斯かる格子が、位相コントラスト撮像に、例えばX線差分位相コントラスト撮像に用いられることにある。画像品質を更に改善するために、第1の吸収格子G0は、台形ジオメトリ(対称形又は非対称であってもよい)を持つことができる。
ビーム内部において制御された態様で撮像システムの格子を傾ける1つの利点は、溝の同じ物理アスペクト比を持つより効率性の高い設計エネルギーが得られることができる点、及びシステムが、格子ジオメトリを修正することなく、専用のエネルギーパラメータへとチューニングされることができる点にある。
本発明による撮像装置に使用されるDPCIを示す図である。 図1Aに表されるセットアップの横断面を示す図である。 矩形の、非傾斜ジオメトリにおいて、格子G0、G1及びG2の横断面を示す図である。 G1及びG2の間に作られる干渉パターンを示す図である。 吸収格子G2をシフトさせることによる「差分位相コントラスト」の検出を示す図である。 非傾斜溝を持つ格子の一部を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による撮像装置に関するセットアップを示す図である。 平行溝を持つ格子の別の横断面を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による角傾斜溝を持つ格子の横断面を示す図である。 ポストプロセス後の図7の格子の横断面を示す図である。 台形ジオメトリの吸収格子G0の横断面を示す図である。 法線方向において衝突する放射線を持つ格子の斜視図を示す図である。 法線方向に対する角度αの下で衝突する放射線を持つ図10の格子を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による撮像装置に関する異なるセットアップを示す図である。 本発明の別の例示的な実施形態による撮像装置に関するセットアップを示す図である。 本発明の別の例示的な実施形態による位相格子及び吸収格子を持つ撮像装置を持つセットアップを示す図である。 本発明の例示的な実施形態による方法のフローチャートを示す図である。
本発明のこれら及び他の側面が、以下に説明される実施形態から明らかとなり、これらの実施形態を参照して説明されることになる。
本発明の例示的な実施形態が、以下の図面を参照して以下に説明されることになる。
図面における説明は、概略的であり、大きさ通りに描かれているものではない。異なる図において、類似する又は同一の要素は、同一の参照番号を用いて与えられる。
図1Aは、差分位相コントラスト撮像(DPCIセットアップ)に関する測定セットアップを示す。撮像装置は、例えばX線源又は光学源といった電磁放射線源を有し、焦点スポット401により符号化される。源の後に、吸収又は源格子300(G0)が空間ビームコヒーレンスのため構成される。使用されるインコヒーレントなX線源が、焦点スポット401により符号化される。源により放出される放射ビームは、光軸404を持つ。まず、ビームは吸収格子300を進む。次に、ビームは、関心対象物403及び位相格子100(G1)を進む。その後、ビームは第2の吸収格子200(G2)を進む。この格子は、撮像検出器402の前に構成される。
位相格子100は、G1及びG2の間に干渉パターンを生み出すよう構成される。
図1Bは、図1Aの撮像セットアップの横断面を示す。格子300は第1のピッチpを持ち、位相格子100は第2のピッチpを持ち、そして、第2の吸収格子200は第3のピッチpを持つ。格子300及び100の間の距離はlであり、格子100及び200の間の距離はdである。これは、タルボット距離に対応する。
図1Cは、3つの格子300、100、200の横断面を示す。図1Cから分かるように、格子300及び200は、金で満たされる。ここで、位相格子100(中央)は、金で満たされず、シリコン基板にエッチングされる溝を持つ。
図2は、G1及びG2の間に作られる干渉パターンを示す。これは、特性距離d、d及びdにおける格子の「自己撮像」効果(タルボット効果)を示す。最小及び最大の相対的な位置は、G1に入射する波面の位相シフトに依存する。現在使用されるDPCIセットアップにおいて、dは通常、数cmのオーダーである。
図3は、光軸に垂直、かつ光軸に垂直な断面図における格子ラインの方向に垂直な方向xにおいて、吸収格子G2をシフトさせることによる「差分位相コントラスト」の検出を示す。2つの位置「1」及び「2」での波面位相における差が、ここでは4つのサンプリング位置xからxに対する測定されたモアレパタンの位相シフトφ−φから抽出されることができる。
人間の撮像に関するシステムの実現に関して重要な主題の1つは、例えばマモグラフィー又は神経アプリケーションにおいてといった、より大きい対象物の撮像に必要なコーンビームジオメトリである。非集束格子の場合、通常は、FOV中心の外側領域において強い位相コントラスト劣化が見られる。なぜなら、長方形構造が、光軸に対して特定の角度を持つ投影において台形プロファイルを作成するからである。コーンビームジオメトリへの適合のため、格子G0、G1及びG2に関して集束溝構造を持つことが必要である。
ウエットエッチング(例えば、シリコンの結晶学的なエッチングに使用されることができる被加熱水酸化カリウム(KOH)溶液を用いるもの)又はDRIE(深反応性イオンエッチング)の方法が、シリコンウエハに高アスペクト比を持つ溝をエッチングするのに使用されることができる。規定されたピッチ内の規則的な構造は、重要なパラメータである。エッチングのためのアスペクト比に関する要件が、しかし後には、吸収物質での充填に関する要件も、かなり高いものであるので、格子は通常、平行構造を用いて実現される(図4を参照)。
本発明によれば、格子の構築は、集束格子ジオメトリを生じさせる。エッチング処理が等方性処理であるので、好適な方向にある溝をシリコンに持ってくることが必要である。
シリコンに穴を穿孔し、更にレーザーを用いて領域を構築することも可能である。しかしながら、レーザー穿設された穴の表面構造は、それが格子に関して必要とされるほど完全ではない場合がある。
従って、続く2つのステップが実行される。
1.溝は、格子ライン方向に沿って、溝毎にわずかに増加した角度でシリコンウエハに「書き込まれる」。これは、全体の構造の粗い「集束」方向を与える。この溝「書き込み」処理の間、レーザー(又は他の適切な電磁放射線源)が、シリコン内部の異なる深さへと集束されなければならず、更に、ビーム形状は、溝の側面でほぼまっすぐなプロファイルのラインを実現するよう構成されなければならない。
2.ポストプロセス・ステップは、表面を「クリーンにし」かつ滑らかにし、及び格子構造を最適化するエッチングステップである。
以下の図は、格子のジオメトリ及び測定セットアップを示す。
図5は、本発明の例示的な実施形態による撮像装置に関する測定セットアップを示す。
光軸の方向において、源格子300(G0)がX線源401の後に構成される。次に、ビームが、関心対象物403を通過する。次に、ビームは、検出される前に吸収格子200(G2)が後に続く位相格子100(G1)を通過する。
図6は、平行溝を持つ格子の横断面を示す。(第1の軸と同一の)光軸404及び溝の間の角度は0度である。言い換えると、溝は非傾斜溝である。
図7は、(この深さに集束し、傾いている)レーザビームにより形成され、ウェーハ物質701内部に配置される角傾斜溝の横断面(大きさ通りに描かれていない)を示す。溝101〜113のそれぞれは、光学又は第1の軸404に対して異なる傾斜角度を持つ。
図7から分かるように、レーザビームは、各溝の傾斜角度に対応する入射角を持つ。しかしながら、レーザビーム書き込みの後、溝の壁は、最適な画像品質に関して十分に滑らかではない場合がある。
図8は、適切なエッチングステップを用いるポストプロセス後の図7に表される格子100、200の横断面を示す。この時点で、溝101〜113の壁は滑らかである。
構築技術の別の拡張は、G0格子300の集束及び台形設計を生じさせる。集束設計に加えて、各溝901〜908に関する台形形状は、X線又は電磁放射線の他のビームが、より幅広い角度分布において通過することを可能にする。即ち斯かるG0格子の出力が増加される。
これは、「ボッシュ」処理における隔離ステップに対するエッチングに関するパラメータを減らすことにより、深反応的イオンエッチング(DRIEエッチング)技術を用いて実行されることができる。斯かる方法において、より閉じた(又は開いた)溝ジオメトリが実現されることができる。これは、図9に示される。
より高いX線エネルギーへとX線差位相コントラスト撮像を変換する際の障壁は、高アスペクト比を持つ位相格子及び吸収格子の製造である。これらの2つの格子の間の距離が一定に保たれる場合、位相格子のアスペクト比RはE3/2のように増加する。ここで、EはX線エネルギーである。シリコンから製造される格子の従来の製作におけるアスペクト比Rの制限は、(数ミクロンの領域における)ピッチ、表面粗さ等の多くの要素に基づき、現在15から20の間にある。従って、DPCに関して使用可能なエネルギーの範囲は現在、約30〜40keVとなる。
言い換えると、溝深さは、定数(π)の位相シフトに対するEに比例し、深さは、タルボット状態に基づき1/sqrt(E)となる。
以下において、上記の制限を克服する単純かつ有効な方法が開示される。これは、(エネルギーに適合的な)高い物理アスペクト比を持つ格子を必要とすることなく、より高いX線エネルギーでの適用を可能にする。
特に位相格子は、X線スペクトルの選択された平均エネルギーに適応的に傾斜される。
DPCの通常の概念において、X線光子は、格子面に垂直に入射する。上記及び以下に記載される本発明の中心的なアイデアは、入射X線の方向とこの格子のラインにより決定される方向との両方に垂直な軸の周りで格子を回転させることにより、入射X線に対して所与の角度に格子法線をそろえることからなる。これは、格子の回転により、又は、図12cに図示するように、基板表面に対して、及び従って第1の軸に対して格子を傾けることにより、実現されることができる。
図10から分かるように、有効アスペクト比Reffは、R=R/cosαを介して物理アスペクト比Rに関連付けられる。ここで、α1003は、入射光線1002と格子法線1001との間の角度である(図11を参照)。格子は、符号1000で参照される。
言い換えると、図11の場合有効アスペクト比Rは、図10に表される場合に対して1/cosα分高い。ここで、入射ビームは、表面法線1001に平行である。
位相格子及び吸収格子がタルボット干渉計の一部であるので、各々に対して平行のまま、両方の格子は、入射X線に対して傾けられるべきである。小さな角度αに対して、検出器を格子に平行に保つことも可能である(図12aを参照)。
しかしながら、より高い角度に関して、検出器402は、システムの光学又は第1の軸404(X線伝搬の方向)に対して垂直に保たれることができる。例えば図12Bを参照されたい。この場合、それは、位相/吸収格子ペア100、200の前後で異なる伝搬長のため修正される必要があってもよい。
図12Cから分かるように、格子100、200及び検出器402は、入射X線404に垂直に構成される。しかしながら、格子100、200は、溝101、102、103、104等を持つ。これは、溝の壁が光軸104と同じ平面にないよう、光軸404に対して傾けられる。参照符号1202、1203は溝の2つの壁を示す。これらは、基板1201上で成長されることができる。代替的に、溝は、上述のエッチング処理においてエッチングされることができる。
図12Cの実施形態は、位相及び吸収格子100、200の間の距離を減らし、検出器402が吸収格子200(G2)の後に正しく位置決めされることを可能にする。
図13は、本発明の例示的な実施形態のフローチャートを示す。ステップ1301において、溝は、制御されたレーザビーム又は他の放射線ビームにより前もって作られるか又は「書き込まれる」。ステップ1302において、溝は、表面を滑らかにするため、エッチングによりポストプロセッシングされる。
本発明は、PfeifferらによるNature Physics 2, 258 (2006)に開示される格子干渉計タイプに基づかれる撮像システムにも適用される。
特に、本発明の用途は、差分位相コントラスト撮像に関連付けられるすべてのモダリティ、即ち静止した送信ジオメトリ(即ちマンモグラフィー、蛍光透視等)だけでなく、コンピュータ断層撮影及び関連する回転X線撮像技術において見つかる。
「有する」という単語は、他の要素又はステップを除外するものではない点、及び「a」又は「an」は、複数性を排除するものではない点に留意されたい。また、異なる実施形態に関連して記載される要素は、結合されることができる。
また、請求項における参照符号は、請求項の範囲を制限するものとして解釈されるべきでない点に留意されたい。

Claims (15)

  1. 関心対象物を検査する位相コントラスト撮像装置に関する格子を製造する方法において、前記格子が前記撮像装置に設置されるとき、前記格子が、放射線源に向かう方向に構成される第1の軸を持ち、前記方法は、
    電磁放射線を用いて、少なくとも第1の溝をウェーハ物質へ書き込むステップと、
    エッチング技術により前記書き込まれた第1の溝の表面を滑らかにするステップとを有し、
    前記第1の溝が、第1の方向に深さを持ち、
    前記第1の溝が前記第1の軸に対して第1の角度で傾斜するよう、前記第1の方向は、前記第1の軸と異なる、方法。
  2. 少なくとも第1の溝を吸収物質で充填するステップを更に有する、請求項1に記載の方法。
  3. 関心対象物を検査する位相コントラスト撮像装置に関する格子であって、前記格子が前記撮像装置に設置されるとき、前記格子が、放射線源に向かう方向に構成される第1の軸を持ち、前記格子は、
    ウェーハ物質と、
    前記ウェーハ物質内部にあり、第1の方向に深さを持つ第1の溝とを有し、
    前記第1の溝が前記第1の軸に対して傾斜するよう、前記第1の方向が、前記第1の軸と異なる、格子。
  4. 請求項1又は2に記載の方法により製造される、請求項3に記載の格子。
  5. 前記ウェーハ物質内部にある第2の溝を更に有し、
    前記第1の溝が、前記第1の軸に対して第1の角度で傾斜し、
    前記第2の溝は、前記第1の軸に対して第2の角度で傾斜し、
    前記第1の角度が、前記第2の角度より小さい、請求項3又は4に記載の格子。
  6. 溝のシーケンスを更に有し、
    前記溝のシークエンスにおける各溝が、前記第1の軸に対して個別の角度で傾斜し、
    前記個別の角度が、溝から溝へと増加する、請求項3乃至5の一項に記載の格子。
  7. 前記格子が、前記撮像装置の集束ジオメトリでの動作を可能にする、請求項3乃至6の一項に記載の格子。
  8. 前記溝が、集束ジオメトリにおける線形溝、台形溝及び非対称の溝の少なくとも1つである、請求項3乃至7の一項に記載の格子。
  9. 前記格子の前記第1の軸が、前記格子の表面に垂直である、請求項3乃至8の一項に記載の格子。
  10. 関心対象物を検査する位相コントラスト撮像装置であって、
    放射線を放出する源と、
    検出器と、
    前記源及び前記検出器の間に配置される格子とを有し、
    前記検出器が、前記関心対象物及び前記格子を進んだあとの前記放射線を検出するよう構成され、
    前記格子は、集束ジオメトリを持ち、
    前記格子が前記撮像装置に設置されるとき、前記格子が、放射線源に向かう方向に構成される第1の軸を持ち、
    前記格子は、
    ウェーハ物質と、
    前記ウェーハ物質内部にあり、第1の方向に深さを持つ第1の溝とを有し、
    前記第1の溝が前記第1の軸に対して傾斜するよう、前記第1の方向が、前記第1の軸と異なる、位相コントラスト撮像装置。
  11. 溝のシーケンスを更に有し、
    前記溝のシークエンスにおける各溝が、前記第1の軸に対して個別の角度で傾斜し、
    前記個別の角度が、溝から溝へと増加する、請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記検出器の前に配置される吸収格子である第2の格子を更に有し、
    前記第2の格子が、前記格子位置に適合される集束ジオメトリを持つ、請求項10又は11に記載の撮像装置。
  13. 台形ジオメトリを持つ吸収格子であり、前記源及び前記位相格子の間に配置される第3の格子であって、前記位相格子の少なくとも部分的にコヒーレントな照射を可能にする、第3の格子を更に有する、請求項10乃至12の一項に記載の撮像装置。
  14. 少なくとも1つのアクチュエータ又はステッパーモータを更に有し、前記源により放出される前記放射線が、光軸を持ち、前記アクチュエータ又はステッパーモータは、前記位相格子と前記源により放出される放射線の光学軸に垂直な前記第2の格子との少なくとも1つを動かすこと、及び、特定の角度へと前記格子を傾けることにより、前記入射する放射線に関する有効な溝深さを変化させることの少なくとも1つを行うよう構成される、請求項10乃至13の一項に記載の撮像装置。
  15. 前記源が、X線源であり、
    前記装置は、X線ベースの差分位相コントラスト撮像装置として構成される、請求項10乃至13の一項に記載の撮像装置。
JP2012515588A 2009-06-16 2010-06-09 傾けられた格子及び傾けられた格子の製造方法 Expired - Fee Related JP6281969B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP09162787.7 2009-06-16
EP09162787 2009-06-16
PCT/IB2010/052555 WO2010146498A1 (en) 2009-06-16 2010-06-09 Tilted gratings and method for production of tilted gratings

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016181934A Division JP6316889B2 (ja) 2009-06-16 2016-09-16 傾けられた格子
JP2017207981A Division JP2018033988A (ja) 2009-06-16 2017-10-27 傾けられた格子及び傾けられた格子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012530270A true JP2012530270A (ja) 2012-11-29
JP6281969B2 JP6281969B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=42697268

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012515588A Expired - Fee Related JP6281969B2 (ja) 2009-06-16 2010-06-09 傾けられた格子及び傾けられた格子の製造方法
JP2016181934A Expired - Fee Related JP6316889B2 (ja) 2009-06-16 2016-09-16 傾けられた格子
JP2017207981A Pending JP2018033988A (ja) 2009-06-16 2017-10-27 傾けられた格子及び傾けられた格子の製造方法

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016181934A Expired - Fee Related JP6316889B2 (ja) 2009-06-16 2016-09-16 傾けられた格子
JP2017207981A Pending JP2018033988A (ja) 2009-06-16 2017-10-27 傾けられた格子及び傾けられた格子の製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9348067B2 (ja)
EP (1) EP2443491B1 (ja)
JP (3) JP6281969B2 (ja)
CN (1) CN102460237B (ja)
RU (1) RU2544390C2 (ja)
WO (1) WO2010146498A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125520A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Canon Inc X線撮像装置およびx線撮像方法
JP2016509872A (ja) * 2014-02-10 2016-04-04 ザ ジョンズ ホプキンス ユニバーシティー 高エネルギにおけるx線位相コントラストイメージング及びctのための大視野格子干渉計
JP2017522125A (ja) * 2014-08-05 2017-08-10 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. X線イメージング装置用のグレーティング装置
JP2022507133A (ja) * 2018-11-13 2022-01-18 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 構造化格子コンポーネント、撮像システム及び製造方法

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010017425A1 (de) 2010-06-17 2011-12-22 Karlsruher Institut für Technologie Geneigte Phasengitterstrukturen
JP2013063099A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Canon Inc X線撮像装置
US20130164457A1 (en) * 2011-12-27 2013-06-27 Rigaku Innovative Technologies, Inc. Method of manufacturing patterned x-ray optical elements
WO2014137325A1 (en) * 2012-03-05 2014-09-12 University Of Rochester Methods and apparatus for differential phase-contrast cone-beam ct and hybrid cone-beam ct
EP2884898B1 (en) * 2012-08-17 2016-07-27 Koninklijke Philips N.V. Handling misalignment in differential phase contrast imaging
US8989347B2 (en) 2012-12-19 2015-03-24 General Electric Company Image reconstruction method for differential phase contrast X-ray imaging
US10096098B2 (en) 2013-12-30 2018-10-09 Carestream Health, Inc. Phase retrieval from differential phase contrast imaging
US9724063B2 (en) 2012-12-21 2017-08-08 Carestream Health, Inc. Surrogate phantom for differential phase contrast imaging
US9700267B2 (en) * 2012-12-21 2017-07-11 Carestream Health, Inc. Method and apparatus for fabrication and tuning of grating-based differential phase contrast imaging system
US9494534B2 (en) 2012-12-21 2016-11-15 Carestream Health, Inc. Material differentiation with phase contrast imaging
US9357975B2 (en) 2013-12-30 2016-06-07 Carestream Health, Inc. Large FOV phase contrast imaging based on detuned configuration including acquisition and reconstruction techniques
US9907524B2 (en) 2012-12-21 2018-03-06 Carestream Health, Inc. Material decomposition technique using x-ray phase contrast imaging system
US10578563B2 (en) 2012-12-21 2020-03-03 Carestream Health, Inc. Phase contrast imaging computed tomography scanner
AU2012268876A1 (en) * 2012-12-24 2014-07-10 Canon Kabushiki Kaisha Non-linear solution for 2D phase shifting
JP2014178130A (ja) * 2013-03-13 2014-09-25 Canon Inc X線撮像装置及びx線撮像システム
FR3015162B1 (fr) * 2013-12-13 2017-11-03 Commissariat Energie Atomique Mire de resolution pour systeme d'imagerie a rayons x et procede de fabrication
DE102014205670A1 (de) * 2014-03-26 2015-10-01 Siemens Aktiengesellschaft Röntgenaufnahmesystem mit anpaßbarem Filter
JP6667215B2 (ja) * 2014-07-24 2020-03-18 キヤノン株式会社 X線遮蔽格子、構造体、トールボット干渉計、x線遮蔽格子の製造方法
US10117629B2 (en) 2014-12-03 2018-11-06 Board Of Supervisors Of Louisiana State University And Agricultural And Mechanical College High energy grating techniques
US10506993B2 (en) 2015-08-26 2019-12-17 Koninklijke Philips N.V. Dual energy differential phase contrast imaging
CN108140439B (zh) * 2015-09-30 2022-06-07 皇家飞利浦有限公司 借助于电-机械换能器箔对用于差分相衬成像的光栅的聚焦
US20180291681A1 (en) * 2015-10-09 2018-10-11 Sharp Kabushiki Kaisha Daylighting member, method for manufacturing daylighting member, and daylighting apparatus
EP3538879B1 (en) * 2016-11-10 2022-06-01 Koninklijke Philips N.V. Grating-based phase contrast imaging
CN106896435B (zh) * 2017-02-22 2019-10-18 诸暨市霞伟花木场 光栅膜制作方法、装置及系统
JP6753342B2 (ja) * 2017-03-15 2020-09-09 株式会社島津製作所 放射線格子検出器およびx線検査装置
EP3375375A1 (en) * 2017-03-16 2018-09-19 Koninklijke Philips N.V. X-ray device
TWI629475B (zh) * 2017-04-18 2018-07-11 財團法人工業技術研究院 非接觸式雙平面定位方法與裝置
EP3453327A1 (en) 2017-09-08 2019-03-13 Koninklijke Philips N.V. Method for determining a spectral computed tomography scan protocol
CN109521631B (zh) * 2017-09-19 2021-04-30 奥比中光科技集团股份有限公司 投射不相关图案的深度相机
CN107797177B (zh) * 2017-11-17 2020-02-11 杭州光粒科技有限公司 一种周期渐变光栅显示波导及其制作方法与应用
KR101991813B1 (ko) * 2017-12-21 2019-06-21 연세대학교 원주산학협력단 단일 격자 기반 위상차 엑스선 영상화 시스템 및 장치
EP3534377B1 (de) * 2018-02-28 2021-11-17 Siemens Healthcare GmbH Verfahren zur herstellung eines mikrostrukturbauteils
CN109243661B (zh) * 2018-09-29 2020-07-28 同济大学 一种侧壁倾斜式x射线层状多层膜光栅结构
JP2022512366A (ja) * 2018-12-17 2022-02-03 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 傾斜回折格子のローリングkベクトルの調整
US11150394B2 (en) * 2019-01-31 2021-10-19 Facebook Technologies, Llc Duty cycle range increase for waveguide combiners
CN110854217A (zh) * 2019-11-28 2020-02-28 电子科技大学中山学院 一种增强入射光有效光程的太阳能电池
CN111600199B (zh) * 2020-06-02 2021-08-06 南京大学(苏州)高新技术研究院 一种有限长带宽的高功率半导体激光器
WO2022109995A1 (zh) * 2020-11-27 2022-06-02 深圳大学 大视场x射线吸收光栅及其制作方法
EP4020024A1 (en) 2020-12-22 2022-06-29 Paul Scherrer Institut Method for producing high aspect ratio fan-shaped optics
EP4092687A1 (en) 2021-05-17 2022-11-23 Koninklijke Philips N.V. Structured x-ray attenuators
US11813102B2 (en) * 2021-10-06 2023-11-14 Houxun Miao Interferometer for x-ray phase contrast imaging

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5116461A (en) * 1991-04-22 1992-05-26 Motorola, Inc. Method for fabricating an angled diffraction grating
JP2003329821A (ja) * 2002-05-16 2003-11-19 Nitto Denko Corp 無機材料の選択的なエッチング処理方法および該方法により選択エッチング処理された無機材料並びに光学素子
JP2005004068A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Dainippon Printing Co Ltd スラント凹凸パターンの形成方法及びスラント凹凸パターンを有する基板
JP2007206075A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Siemens Ag X線装置の焦点−検出器装置
JP2007203042A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Siemens Ag 投影式および断層撮影式位相コントラスト画像の作成用のx線ctシステム
JP2007203064A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Siemens Ag X線装置の焦点‐検出器装置
JP2007203066A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Siemens Ag X線装置の焦点‐検出器装置のx線光学透過格子
JP2008289878A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Siemens Ag X線吸収格子
JP2008545981A (ja) * 2005-06-06 2008-12-18 パウル・シェラー・インスティトゥート 非干渉性多色x線源を用いた定量的位相コントラスト画像法及び断層撮影法のための干渉計
JP2009516225A (ja) * 2005-11-18 2009-04-16 ナノコンプ オイ リミテッド 回折格子の製造方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5009484A (en) * 1989-05-03 1991-04-23 Advanced Environmental Research Group Diffraction gratings having high efficiencies
US5812629A (en) * 1997-04-30 1998-09-22 Clauser; John F. Ultrahigh resolution interferometric x-ray imaging
DE10318594B4 (de) 2003-04-24 2008-01-03 Wilhelm Karmann Gmbh Überrollschutz-Vorrichtung für ein Kraftfahrzeug
CN101011256A (zh) * 2006-02-01 2007-08-08 西门子公司 通过x射线无破坏地分析检查对象的方法和测量装置
US7935459B2 (en) 2006-06-22 2011-05-03 Georgia Tech Research Corporation Photo-masks and methods of fabricating surface-relief grating diffractive devices
EP1879020A1 (en) * 2006-07-12 2008-01-16 Paul Scherrer Institut X-ray interferometer for phase contrast imaging
GB2441578A (en) 2006-09-08 2008-03-12 Ucl Business Plc Phase Contrast X-Ray Imaging
JP4642818B2 (ja) * 2007-08-02 2011-03-02 株式会社ナノクリエート 回折格子の製造方法
EP2214558B1 (en) 2007-11-26 2017-08-30 Koninklijke Philips N.V. Detection setup for x-ray phase contrast imaging
DE102007058986B3 (de) * 2007-12-07 2009-07-30 Siemens Ag Streustrahlenraster und Verfahren zur Herstellung

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5116461A (en) * 1991-04-22 1992-05-26 Motorola, Inc. Method for fabricating an angled diffraction grating
JP2003329821A (ja) * 2002-05-16 2003-11-19 Nitto Denko Corp 無機材料の選択的なエッチング処理方法および該方法により選択エッチング処理された無機材料並びに光学素子
JP2005004068A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Dainippon Printing Co Ltd スラント凹凸パターンの形成方法及びスラント凹凸パターンを有する基板
JP2008545981A (ja) * 2005-06-06 2008-12-18 パウル・シェラー・インスティトゥート 非干渉性多色x線源を用いた定量的位相コントラスト画像法及び断層撮影法のための干渉計
JP2009516225A (ja) * 2005-11-18 2009-04-16 ナノコンプ オイ リミテッド 回折格子の製造方法
JP2007206075A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Siemens Ag X線装置の焦点−検出器装置
JP2007203042A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Siemens Ag 投影式および断層撮影式位相コントラスト画像の作成用のx線ctシステム
JP2007203064A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Siemens Ag X線装置の焦点‐検出器装置
JP2007203066A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Siemens Ag X線装置の焦点‐検出器装置のx線光学透過格子
JP2008289878A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Siemens Ag X線吸収格子

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125520A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Canon Inc X線撮像装置およびx線撮像方法
US9239304B2 (en) 2010-12-17 2016-01-19 Canon Kabushiki Kaisha X-ray imaging apparatus
JP2016509872A (ja) * 2014-02-10 2016-04-04 ザ ジョンズ ホプキンス ユニバーシティー 高エネルギにおけるx線位相コントラストイメージング及びctのための大視野格子干渉計
JP2017522125A (ja) * 2014-08-05 2017-08-10 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. X線イメージング装置用のグレーティング装置
JP2022507133A (ja) * 2018-11-13 2022-01-18 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 構造化格子コンポーネント、撮像システム及び製造方法
JP7096434B2 (ja) 2018-11-13 2022-07-05 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 構造化格子コンポーネント、撮像システム及び製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018033988A (ja) 2018-03-08
EP2443491B1 (en) 2020-03-04
WO2010146498A1 (en) 2010-12-23
EP2443491A1 (en) 2012-04-25
JP6281969B2 (ja) 2018-02-21
US9348067B2 (en) 2016-05-24
US20120057677A1 (en) 2012-03-08
JP2017012814A (ja) 2017-01-19
RU2544390C2 (ru) 2015-03-20
JP6316889B2 (ja) 2018-04-25
CN102460237A (zh) 2012-05-16
CN102460237B (zh) 2015-04-15
RU2012101313A (ru) 2013-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6316889B2 (ja) 傾けられた格子
JP5896999B2 (ja) X線装置
JP5451150B2 (ja) X線用線源格子、x線位相コントラスト像の撮像装置
JP4025779B2 (ja) X線集光装置
JP2010249533A (ja) タルボ・ロー干渉計用の線源格子
JP5838114B2 (ja) X線トポグラフィ装置
US20160086681A1 (en) Zone Plate and Method for Fabricating Same Using Conformal Coating
CN106842399B (zh) 一种振幅型分形螺旋波带片
Takeuchi et al. Fresnel zone plate with apodized aperture for hard X-ray Gaussian beam optics
JP2007240510A (ja) X線トポグラフィー測定装置、および、x線トポグラフィー測定方法
WO2022135906A1 (en) Method for producing high aspect ratio fan-shaped optical components and/or slanted gratings
EP3538879A1 (en) Grating-based phase contrast imaging
US20220199278A1 (en) Stabilized grating structures
JP3978710B2 (ja) X線回折測定装置およびx線回折測定方法
WO2021197990A1 (en) Focusing grating devices with large aspect ratio
JP2012235919A (ja) X線撮像装置
Brzhezinskaya et al. A novel monochromator for ultrashort soft x-ray pulses
Artemiev et al. Focusing of synchrotron radiation by compound refractive lenses made from glassy carbon
Duke 12. Fabrication of Small Linewidth Diffractive Optics for Use with Soft X-Rays AG Michette, MT Browne, P. Charalambous, RE Burge, and MJ Simpson Physics Department, Queen Elizabeth College, University of London
Pina Reflective Optical Structures and Imaging Detector Systems

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150825

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160916

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161108

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20170127

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6281969

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees