JP2012522250A5 - - Google Patents

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引いた対象物を重量測定するためのシステムおよび方法
開示の分野は、概して、ケーブルに連結された対象物の重量を測定するためのシステムおよび方法、より詳細には、対象物を引のに必要な力を測定するためのシステムに関する。
本節は、以下に示されおよび/または主張される本願発明の様々な態様に関係するであろう技術の様々な態様を紹介することを目的としている。この解説は、本願発明の様々な態様のより良い理解を容易にする背景情報を読み手に提供することに有益であると考えられる。従って、これらの記載は、この観点から読まれるべきであり、先行技術の承認(admission)として読まれるべきではないことを理解すべきである。
従来システムにおいて対象物は、ケーブルの第1末端に対象物を取り付けることによって重量が計られる。プーリー(滑車)上にケーブルを送る(route)ことによって、および駆動部(ドライブ)により駆動されるドラムの周りにケーブルを巻き付けることによって、ケーブルは上方に引れる。プーリーはロードセルから吊り下げられる。プーリーによりロードセルに与えられる力を分析することによって対象物の重量が決定される。ケーブルによりプーリーに与えられる力は、理論上対象物の重量の数倍に等しい。
ケーブルから吊り下げられた対象物の重量を正確に測定することは様々な用途に役立つ。1つの例はシリコンインゴット成長作業(オペレーション)であり、成長するシリコンインゴットが、溶融シリコンの坩堝から上方に引れる。成長するシリコンインゴットの領域の直径は、いかなる瞬間もインゴットの密度、重量の変化率および成長速度に基づいて決定され得る。従来システムによって、インゴットの密度および成長速度は高度な正確さで即座に決定できるが一方で、インゴットの重量の変化率は、十分に高度な正確さでは、インゴットの直径の正確な測定を保証するように測定できない。従って、上述した従来の力測定システム特有の不正確さは、インゴットの重量に基づいて、成長するシリコンインゴットの直径を測定することを不適当なものとする。従って、既知のシステムは、成長するシリコンインゴットの直径を決定するためのより高コストかつより低い正確さのシステムを利用する。
さらに、ケーブルの軌道運動および/または振り子運動は、ケーブルによりロードセルに与えられる力の量に影響を及ぼす可能性があり、従って力の測定に影響を及ぼす。ケーブルの軌道運動および/または振り子運動は、また、インゴットが直線方向へ成長することを妨げ、インゴットが回転できる速度を抑制する可能性もある。
1つの態様は、対象物を上方に引て対象物の重量を測定する装置である。該装置は、垂直軸と水平軸とを有するフレームを含み、垂直軸は対象物を引方向に沿った軸に平行であり、水平軸は垂直軸に直交する。ケーブルは、対象物に連結されている。第1シリンダーはフレームに回転自在に取り付けられ、ケーブルの少なくとも一部は第1シリンダーの表面に係合している。第2シリンダーはフレームに回転自在に取り付けられ、ケーブルの少なくとも一部は第2シリンダーの表面に係合している。ケーブルは第1シリンダーと第2シリンダーとの間のケーブル通路を通る(travel)。アームは第1末端と第2末端とを有し、第1末端はフレームと第2シリンダーとの少なくとも一方に連結され、第2末端は第1シリンダーに連結されている。アームは、ケーブル通路に実質的に平行な長軸を有し、第1および第2末端を接続し、該アームは、第1シリンダーの水平軸に平行な動きを実質的に抑制する。力測定装置が対象物の重量を測定するために備えられる。力測定装置は第1シリンダーに連結されている。
別の態様は、表面に亘って対象物を引のに必要な力の量を測定するための引システム(pulling system)である。引システムは、第1軸と第2軸とを有するフレームを含み、第1軸は対象物を引方向に沿った軸に平行であり、第2軸は第1軸に直交する。ケーブルは対象物に連結されている。第1シリンダーはフレームに回転自在に取り付けられ、ケーブルの少なくとも一部は第1シリンダーの表面に係合している。第2シリンダーはフレームに回転自在に取り付けられ、ケーブルの少なくとも一部は第2シリンダーの表面に係合している。ケーブルは第1シリンダーと第2シリンダーとの間のケーブル通路を通る。アームは第1末端と第2末端とを有し、第1末端はフレームに連結され、第2末端は第1シリンダーに連結されている。アームは、ケーブル通路に実質的に平行な長軸を有し、第1および第2末端を接続する。力測定装置は、第1シリンダーに連結されており、対象物を引のに必要な力の量を測定するために備えられる。
別の態様は、単結晶のシリコンインゴットを成長させるための結晶成長装置である。結晶成長装置は、溶融シリコンを入れるフレーム内の坩堝と、成長するインゴットを溶融シリコンから上方に引ための引き上げ具(またはプーラー、puller)とを含む。引き上げ具は垂直軸と水平軸とを有するフレームを含み、垂直軸は、成長するインゴットを引方向に沿った軸に平行であり、水平軸は垂直軸に直交する。ケーブルは成長インゴットに連結されている。第1シリンダーはフレームに回転自在に連結され、ケーブルの少なくとも一部は第1シリンダーの外側周囲表面(または外環の表面、outer circumferential surface)に係合している。第1シリンダーは力測定装置から吊り下げられる。第2シリンダーはフレームに回転自在に連結され、ケーブルの少なくとも一部は第2シリンダーの外側周囲表面に係合している。アームは第1末端と第2末端とを有し、第1末端はフレームに連結され、第2末端は第1シリンダーに連結されている。アームはフレームの水平軸に実質的に平行な長軸を有する。
別の態様は、シリコンインゴットを成長させる方法である。該方法は、第1シリンダー亘って延在するケーブルを用いて、成長するインゴットを引ことを含み、該ケーブルは、成長するインゴットから第1シリンダーの一部まで第1軸に沿って延在し、かつ第1シリンダーの他の部分から第1軸に直交する第2軸に沿って延在している。該方法は、第1末端と第2末端とを有するアームを用いて第1シリンダーの第2軸に平行な動き抑制することを含み、第1末端はフレームに連結され、アームの第2末端は第1シリンダーに連結されている。そして、成長するインゴットの重量は測定される。
別の態様は、単結晶のシリコンインゴットを成長させる方法である。該方法は、ケーブルを用いて、溶融シリコンの坩堝から成長するインゴットを第1軸に沿って引工程を含み、該ケーブルは、中央軸の周りに回転自在な第1シリンダー亘って延在し、第1シリンダーの1つの部分から第1軸に沿って延在し、第1シリンダーの他の部分から第2軸に沿って延在する。該方法は、第1末端と第2末端とを有するアームを用いて第1シリンダーの第2軸に平行な動き減衰する工程を含み、第2末端は第1シリンダーの中央軸に連結され、アームは第2軸に平行に配置されている。そして、成長するインゴットの重量は測定される。
別の態様は、対象物を上方に引方法である。該方法は、ケーブルを用いて上方に対象物を引ことを含み、該ケーブルは第1シリンダーに亘って延在し、第1シリンダーは外側周囲表面を有しており、対象物を上方に引ことが、ケーブルの第1シリンダーに対する動き抑制しながら、第1シリンダーを上昇させることを含む。ケーブルは外側周囲表面を有する第2シリンダー全体に沿って更に延在し、第2軸に沿ってケーブルは延在する。ケーブルは、第1シリンダーと第2シリンダーとのそれぞれの外側周囲部分の最上部の間のケーブル通路に沿って通る。該方法は、アームにより第1シリンダーのケーブル通路に平行な動き抑制することを含み、該アームは、第1シリンダーに連結された第1末端と、第2シリンダーまたはフレームの少なくとも1つに連結された第2末端とを有する。そして、対象物の重量は、力測定装置により測定される。
さらに、別の態様は、対象物を上方に引て対象物の重量を測定する装置である。該装置は、垂直軸と水平軸とを有するフレームを含み、垂直軸は対象物が引れる方向に沿った軸に平行であり、水平軸は垂直軸に直交する。ケーブルは対象物に連結されている。第1シリンダーは、フレームに回転自在に連結され、ケーブルの少なくとも一部は第1シリンダーの表面に係合している。第2シリンダーは、フレームに回転自在に連結され、ケーブルの少なくとも一部は第2シリンダーの表面に係合している。上アームは第1末端と第2末端とを有し、上アームはフレームに連結されている。下側アームは一方の端にて第1シリンダーに連結され、別の末端にてフレームに連結されている。アクチュエータは上アームに連結されている。力測定装置は対象物の重量を測定する。力測定装置は第1シリンダーに連結されている。アクチュエータは、力測定装置、第1シリンダーと第2シリンダーとを下降および上昇させるよう作動できる。下側アームは水平軸に平行な動きから第1シリンダーを実質的に抑制する。
さらに、別の態様は、対象物を上方に引て対象物の重量を測定する装置である。該装置は、垂直軸と水平軸とを有するフレームを含み、垂直軸は対象物が引れる方向に沿った軸に平行であり、水平軸は垂直軸に直交する。ケーブルは、対象物に連結されている。取り付け部材は、下側部分と上側部分とを有する。取り付け部材は下側部分においてフレームに旋回自在に連結されている。第1シリンダーは、フレームの内部にあり、ケーブルの少なくとも一部は、第1シリンダーの表面に係合している。第2シリンダーは、フレームの内部にあり、ケーブルの少なくとも一部は、第2シリンダーの表面に係合している。上アームは第1末端と第2末端とを有し、上アームは取り付け部材に連結されている。下側アームは一方の末端において第1シリンダーに連結され、別の末端においてフレームに連結されている。アクチュエータは第1末端と第2末端とを有し、第1末端は取り付け部材に連結され、第2末端は上アームの第1末端に連結されている。力測定装置は対象物の重量を測定する。力測定装置は第1末端において第1シリンダーに連結され、第2末端において上アームの第2末端に連結されている。アクチュエータは、力測定装置、第1シリンダーおよび第2シリンダーを上昇および下降するように作動できる。
さらに、別の態様は、対象物を上方に引て対象物の重量を測定する装置である。該装置は、対象物を引引き上げ具を含む。該引き上げ具はフレームと、対象物に連結されたケーブルとを含む。第1シリンダーはフレームに回転自在に連結され、ケーブルの少なくとも一部は第1シリンダーに係合している。第2シリンダーはフレームに回転自在に連結され、ケーブルの少なくとも一部は第2シリンダーに係合している。アームは、第1末端と第2末端とを接続する長軸を有する。第1末端はフレームに連結され、第2末端は第1シリンダーに連結されている。長軸は、第1シリンダーと第2シリンダーとの間のケーブルを通る通路に実質的に平行である。アクチュエータは、フレームに連結されている第1末端と、第2末端とを有する。力測定装置は対象物の重量を測定するために駆動する。力測定装置は、第1末端において第1シリンダーに連結され、第2末端においてアクチュエータの第2末端に連結されている。アクチュエータは、力測定装置と第1シリンダーを下降および上昇させるように作動する。アームは第1シリンダーのアームの長軸に平行な動きを実質的に抑制する。
様々な改良点における上述の態様に関して示される特徴が存在する。更なる特徴は、また、同様に上述の態様に組み入れられてもよい。これらの改良と付加的な特徴とは独立して、またはどのような組み合わせにおいて存在してもよい。例えば、全ての示された実施形態に関する上述の様々な特徴は個々に、またはいかなる組み合わせにおいても全ての上述の態様に組み入れられてよい。
図1は、詳細を示すように、切り欠いた機械の部分を有する1つの実施形態のブッシングを有する結晶引機の部分簡略側面図である。 図2は、ブッシングを示す図1の結晶引機の拡大分解断面図である。 図3は、図2のブッシングにおける、ガイドブッシング、ブッシングキャリアおよび調節可能な支持板の拡大図である。 図4は、図2の線4−4の面で示される断面図である。 図5は、プルケーブルの位置を感知するための第1および第2位置センサーを概略的に示す、図2の線5−5の面で示される断面図である。 図6は、図5の第1位置センサーの第1の覆われた(masked)光ダイオードアセンブリの拡大正面図である。 図7は、プルケーブルの減衰(または緩和、dampening)を表す変位対時間のグラフである。 図8は、ブッシングの第2の実施形態の図4と同様の断面図である。 図9は、図8の線9−9の面に沿って切り出された断面図である。 図10は、ブッシングの第3の実施形態の斜視図である。 図11は、図10の線11−11の面に沿って切り出された断面図である。 図12は、図11の線12−12の面に沿って切り出された断面図である。 図13Aは、第1位置におけるブッシングの別の実施形態の部分概略図である。 図13Bは、第2位置における図13Aのブッシングの部分概略図である。 図14は、成長するシリコンインゴットと、1つの実施形態の引システムとを含む結晶引き上げ具の部分概略図である。 図15は、図14の部分拡大図である。 図16は、図15のような、引システムの別の実施形態を示す図である。 図17は、図16のような、更に別の実施形態を示す図である。 図18Aは、引システムの例示的なケーブルの部分側面図である。 図18Bは、18B−18B線に沿って切り出された図18Aの断面図である。 図19は、ロードセル、プロセッサおよびコントロールシステムの概略図である。 図20は、引システムの別の実施形態の側面図である。 図21は、引システムの別の実施形態の側面図である。 図22は、引システムの別の実施形態の側面図である。 図23は、初期の位置における引システムの別の実施形態の側面図である。 図24は、初期の位置における引システムの別の実施形態の側面図である。 図25Aは、初期の位置における引システムの別の実施形態の側面図である。 図25Bは、図25Aの25B−25Bの面における断面図である。 図26は、初期の位置における引システムの別の実施形態の側面図である。 図27Aは、初期の位置における引システムの別の実施形態の側面図である。 図27Bは、上位置における図27Aの引システムの側面図である。 図27Cは、下位置における図27Aの引システムの側面図である。 図28は、初期の位置における引システムの別の実施形態の側面図である。 図29Aは、初期の位置における減衰システムの実施形態の側面図である。 図29Bは、図29Aの29B−29Bの面における断面図である。 図30は、初期の位置における減衰システムの別の実施形態の側面図である。 図31は、初期の位置における減衰システムの別の実施形態の側面図である。 図32は、プルケーブルの振り子運動を減衰する方法のフローチャートである。 図33は、別の実施形態の引システムの部分概略図である。
添付図面ならびに図1および2に示す実施形態を参照して、チョクラルスキー法(またはCZ法)による単結晶を製造するタイプの結晶引機(crystal pulling machine)が、全体として参照符号20によって示される。結晶引機20は、概して22で示される成長チャンバー(growth chamber)と、成長チャンバーよりも上側にある概して24で示される細長いプルチャンバー(pulling chamber)とを含む。プルケーブル26は、概して28で示される結晶持ち上げ機構(crystal lifting mechanism)から延在しており、該機構は、ウィンチ(winch)のように、プルケーブルを選択的に巻き取り、およびプルケーブルを外に出す働きをする。結晶持ち上げ機構28はハウジング29によって囲まれ、結晶持ち上げ機構のウィンチはハウジング29に連結されている。結晶持ち上げ機構28は、板30に確実に取り付けられ、該板30は、回転可能なシャフト32(または支持体)の上部に固定され、該シャフト32と共に回転する。該シャフト32は、適切なベアリング34(図2)を介してプルチャンバー24に連結され、概して垂直軸Z(図1)の周りのシャフトと板と結晶持ち上げ機構28との回転に適したモーター(図示せず)によって、プルチャンバーに対して回転されてよい。この実施形態では、液体の漏えいに対する密閉のために、高い信頼性の回転真空密閉36(図2)が、シャフト32とプルチャンバー24との間に存在する。
溶融した結晶原材料M(例えば、高純度シリコン)を含む成長チャンバー22内の坩堝38は、カップ形状のターンテーブル(turntable)40から延在するターンテーブルシャフト42上での回転ために、該ターンテーブルによって保持されている。適切なモーター(図示せず)は、垂直軸Z(すなわち、結晶持ち上げ機構の回転の軸)と同一線上にある軸の周りにターンテーブルシャフト42、ターンテーブル40および坩堝38を回転させる。結晶成長プロセスの間、ターンテーブル40と坩堝38とは、シャフト32、板30および結晶持ち上げ機構28の反対方向に回転(すなわち、反対回転)されてよい。
結晶成長プロセスの間、種結晶44(図1)は、種チャック(seed chuck)46を介してプルケーブル26の下側の末端に保持されている。坩堝38とプルケーブル26とは、反対に回転され、種結晶44は坩堝内の溶融シリコンと接触するように下降する。種結晶44が溶融し始める時、該種結晶44は、結晶持ち上げ機構28を介して溶融シリコンからゆっくりと引き出され、成長し始める(結晶インゴット48を形成するように溶融シリコンからシリコンを引いて)。
プルチャンバー24の上部は、概して図2に52で示されるブッシングを保持するポジショナーハウジング(positioner housing)50を含む。ブッシング52は、結晶成長プロセスの間、プルケーブル26の振り子運動を積極的に減衰する(または緩和する、dampen)ために適合されている。該ブッシング52は、プルケーブル26の通路のために、中央開口部56を規定する環状ガイドブッシング54を含む。ガイドブッシング54内の開口部56は、該開口部を通るプルケーブル26が密着してスライドするサイズにされ、約0.0005インチの最大の隙間(clearance)のためのサイズにされている。その密着に起因して、プルケーブル26は、ガイドブッシング54の横方向の動きと共に横方向に動き、ガイドブッシングに対して上昇および下降してよい。いくつかの実施形態では、ガイドブッシング54は、プルケーブルが上昇および下降する場合、ブッシングとプルケーブル26との間の摩擦を最小にするポリテトラフルオロエチレンにより、または他の適した材料により作られる。
ガイドブッシング54は、ブッシングキャリア(bushing carrier)58に固定され、Z軸の周りのブッシングおよびブッシングキャリアの回転のために、概して62で示されるベアリングアセンブリによって、該ブッシングキャリア58は調節可能な支持板60に回転自在に連結されている。ベアリングアセンブリ62は、ブッシングキャリア59の、下側に突出する環状フランジ66に固定された外側レース64と、支持板60の、上側に突出する環状フランジ70に固定された内側レース68とを有する。いくつかの実施形態では、ベアリングアセンブリ62は、支持板60に対してブッシング54とブッシングキャリア58との横方向の動き(遊び)を最小にするための高精度ベアリングアセンブリである。従って支持板60の横方向の動きは、ガイドブッシング54の横方向の動きをもたらす。
ブッシングキャリア58は、商標Sevometerで売られるベローズタイプのカップリングのような、可撓性のあるシャフトカップリング72を介してシャフト32に連結されている。シャフトカップリング72は、ブッシングキャリア58とガイドブッシング54とをシャフト32と共に回転させ、シャフトに対するブッシングキャリアとブッシングとの横方向の動きを可能にする。
1環状密閉部材74(図3)は支持板60の下側に固定され、第2密閉部材76はブッシングキャリア58に固定されている。第2密閉部材76は、ブッシングキャリア58から延在する円筒状部分78と、円筒状部分の底から延在し、第1密閉部材74の下側に突出し、外側に突出する環状フランジ80と、外側に突出する環状フランジの外側の周辺における、概して環状に、第1密閉部材の周りに設置された直立した環状フランジ82とを有する。第1および第2密閉部材74、76は、シリコン酸化物がブッシングキャリア58と支持板との間で上方に通り抜けることと、ベアリングアセンブリ62を汚すこととを防止する複雑な(または迷路、labyrinth)密閉を構成する。ステンレス鋼により作られるいくつかの実施形態では、上部および下部の可撓性のあるベローズ83、85は、ポジショナーハウジング内において真空にされたチャンバーを保持するために、ポジショナーハウジング50に支持板60を連結しており、ポジショナーハウジングに対する支持板の横方向の動きを可能にしている。
支持板60は、図2および4に概略的に示す第1および第2の直線スライドアセンブリ84、86によって横方向に動くことができる。スライドアセンブリ84、86は、ガイドブッシング54の横方向の位置を調節するためのアクチュエータメカニズムを構成する。第1スライドアセンブリ84は、ベース部材88と、軸Y(例えば、図4に示す上と下)に沿って後方かつ前方にベース部材上で滑るために適合されたスライダー部材90とを含む。第2スライドアセンブリ86は、ベース部材92と、軸X(例えば、図2および図4に示す右から左)に沿って左右にベース部材上で滑るために適合されたスライダー部材94とを含む。いくつかの実施形態では、サイドアセンブリ84、86は、電気モーター(図示されず)によって動かされるモーター作動スライド(motor actuated slide)である。このようなサイドアセンブリの例は、Electro−Slide(商標登録)であり、Micro Slides社(Wetbury、N.Y.)から市販される。第1スライドアセンブリ84のベース部材88は、ポジショナーハウジング50に固定されている。第2スライドセンブリ86のベース部材92は、第1スライドアセンブリ84のスライド部材90に固定され、それと共に移動可能である。支持板60は、第2スライドアセンブリ86のスライダー部材94に固定され、共に動く。軸Yに沿って、第1スライドアセンブリ84のスライド部材90の動きは、第1(前方に)および第2(後方に)の反対の方向(例えば、図2に示すページの内外、図4に示す上と下)に、第2スライドアセンブリ86および支持板60の直線的な動きをもたらす。X軸に沿って、第2スライドアセンブリ86のスライダー部材94の動きは、第3および第4の反対の方向(例えば、図2および4に示す右から左)の支持板60の直線的な動きをもたらす。いくつかの実施形態では、第3および第4の方向は、概して、第1および第2の方向に垂直である。ガイドブッシング54が支持板60と共に横方向に動くため、スライダー部材90、94の動きは、ガイドブッシングおよびプルケーブル26の横方向の動きをもたらす。
スライドアセンブリ84、86は、ガイドブッシング54の横方向の位置を調節するための1つの実施形態であるがしかし、他のメカニズムが、本開示の範囲から逸脱せずに用いられるであろうことを理解すべきである。例えば、該メカニズムは、支持板60を横方向に移動するために、ソレノイド、水圧シリンダー(hydraulic cylinder)、サーボモーター作動ねじアセンブリ(servomotor driven screw assembly)または任意の他の適したメカニズムを含むであろう。
スライドアセンブリの作動は、ポジショナハウジング50の下面から下方に延在する、第1および第2位置センサー101、103(図2および5)により感知されて、プルケーブル26の位置に基づいて適したコントローラー96によって制御される。位置センサー101、103は、ガイドブッシング54の高位Eよりも下側の設定距離d(図2)に位置したプルケーブル26の一部105の横方向の位置を感知する。いくつかの実施形態では、距離dは、ガイドブッシング54の高位Eと、溶融した結晶原材料Mの表面の高位Eとの間の距離Dの少なくとも約5%である。理解を容易にするために、xおよびy座標面は、図5に組み込まれる。第1位置センサー101はケーブル部分105のy座標値を感知し(すなわち、x座標平面からのケーブル部分の距離を感知する)、第2位置センサー103は、ケーブル位置のx座標値を感知する(すなわち、y座標平面からのケーブル部分の距離を感知する)。第1位置センサー101は、第1光発光ダイオード(light-emitting diode)107と第1の覆われた(masked)光ダイオードアセンブリ109とを含む。第2位置センサー103は第2光発光ダイオード111と第2の覆われた光ダイオードアセンブリ113とを含む。簡単のため、第1位置センサー101のみが詳細に示されるであろう。しかしながら、第2位置センサー103は、同じ様式で作動することを理解すべきである。
以後、図6を参照して、第1の覆われた光ダイオードアセンブリ109は、対応する上部および下部の三角形状の覆われていない部分121、123を形成するように、該アセンブリの外周において、適切な遮蔽物119によって覆われた上部および下部の半円形状の光ダイオード115、117を含む。それぞれの光ダイオードの覆われていない部分の照明は、電気信号(例えば、電流または電圧)をもたらす。照明の増加は信号を増加させ、照明の減少は信号を減少させる。第1光発光ダイオード107は、光ダイオード115、117の上部および下部の覆われていない部分121、123を光らせるために、平行にされた(または一直線にされた、collimate)光源を構成する。ケーブル部分105が第1光発光ダイオード107と第1光ダイオードアセンブリ109との間にあるように、第1位置センサー101は配置されている。この配置では、ケーブル部分105は、上部の覆われていない部分121の領域125と下部の覆われていない部分123の領域127とを光から遮る(shade)。第1光発光ダイオード107は、上部の覆われていない部分121の遮られていない領域129、131と、下部の覆われていない部分123の遮られていない領域133、134とを均一に光らせる。プルケーブル26の前方への(例えば、図5に示すページの下部の方へ)動きは、遮られ領域125、127を図6で右に移動する。すなわち、プルケーブルの前方への(例えば、図5に示すページの上部の方向へ)動きは、遮られ領域を図6の左へ移動する
上部の覆われていない部分121の遮られた領域125の大きさは、遮られた領域125が後方に(図6に示すように左に)動くときに増加し、遮られた領域125が前方に(図6に示すように右に)動くときに低下する。上部の覆われていない部分121の領域が一定であるため、遮られていない領域129、131の面積の合計は、遮られた領域が後方(左に)に動くときに減少し、遮られた領域が前方に(右に)動くときに増加する。遮られていない領域129、131を光らせる光エネルギーが均一に分配されるため、上光ダイオード115によって生じた電気信号が、遮られた領域125が左に動くときに増加し、遮られた領域が右に動くときに減少する。従って、上光ダイオード115によって生じた信号は、上部の覆われていない部分の遮られていない領域の大きさの関数であり、従ってプルケーブル26の横方向の位置の関数である(即ち、ケーブル部分105のy座標値の関数)。従ってケーブル部分105のy座標値は、上部光ダイオード115の信号の大きさによって決定される。
ケーブル部分のy座標値が、上光ダイオード115によって決定されてよいがしかし、上光ダイオードと結合した下光ダイオード117の使用は感度を増加させる。下部の覆われていない部分123の形状と角度とに起因して、下光ダイオード117は、上光ダイオード115に逆の(opposite)様式で作動する。とりわけ、下光ダイオード117の遮られていない領域133、134の面積の合計は、遮られ領域127が左に動くときに増加し、右に動くときに減少する。従って、下光ダイオード117によって生じた信号は、遮られ領域127が後方に動くとき(即ち、プルケーブルが、図5に見られるようにページの頂に向かって動くとき)に増加し、前方に動くときに減少する。感受性は、信号の残りの部分(以下、位置信号)を到達させるように、下光ダイオード117により生じた信号を、上光ダイオード115によって生じた信号から差し引くことによって増加する。第1光ダイオードアセンブリ109からの位置信号は、遮られ領域125、127が、図6に示すように中央にある時に0値を有し、遮られ領域が左に動く時にマイナス値を有し、右に動く場合にプラスの値を有するであろう。
コントローラー96は、第1および第2の方向の振り子運動を減衰するように、プルケーブル26の位置の関数として第1スライドアセンブリ84を制御するために、第1光ダイオードアセンブリ109により生じた位置信号に反応する。以下に示すように、コントローラー96は、第3および第4の方向の振り子運動を減衰するように、プルケーブル26の位置の関数として第2スライドアセンブリ86を制御するために、第2光ダイオードアセンブリ113により生じた位置信号にも反応する。コントローラー96は、スライドアセンブリを制御するために、1以上のプロセッサを含んでよい。
プルケーブル26の振り子運動は、第1光ダイオードアセンブリ109によって感知され、第1光ダイオードアセンブリ109は、これに応じて、概して周期的な(例えば、正弦関数の)位置信号を生じる。位置信号に基づいて、コントローラー96は、ブッシング54に対するプルケーブル26の部分105の振り子周波数と位置とを決定する。コントローラー96は、位置信号から高周波数(例えば、1Hzよりも大きな周波数)を取り除くための適切なロジックを含んでよく、その結果、位置信号は、プルケーブル26の振り子運動のみを表す。位置信号に反応して、コントローラー96は、ガイドブッシング54の位置を制御する第1スライドアセンブリ84に電圧を与える。スライドモーターのシャフト上のシャフトエンコーダーまたは任意の他の適切なセンサーのような、付加的な位置センサー(図示されず)は、スライドアセンブリまたはガイドブッシングの位置を感知するために用いられてよい。いくつかの実施形態では、第1スライドアセンブリ84は、周期的な運動(位置信号と同じ周波数を有するが、約1/4の周期だけ位置信号を遅らせる)のガイドブッシング54を移動するようにコントローラー96によって制御される。また、いくつかの実施形態では、第1スライドアセンブリ84は、第1光ダイオードアセンブリ109(それによって下側に減衰システムを提供する)によって感知された運動の振幅よりも実質的に少ない振幅を有するガイドブッシング54を動かせる。
図7は、(1)プルケーブルがブッシングの運動によって抑えられる時のプルケーブル26(第1光ダイオードアセンブリ109によって感知される時)の運動と、(2)コントローラー96によって制御される時のガイドブッシング54の減衰運動とを示すグラフを表す。固相線137は、プルケーブル26の運動を表し、点線138はガイドブッシング54の運動を表す。グラフに示すように、コントローラー96は、プルケーブル26と同じ周波数であるが位相がプルケーブルから1/4周期のずれでガイドブッシング54を移動する。コントローラー96は、また、プルケーブル26の運動の大きさが減少するように、ガイドブッシング54の運動の大きさを減少させる第1スライドアセンブリ84を制御する。いくつかの実施形態では、ガイドブッシング54は、第1スライドアセンブリ84によって、プルケーブル26の感知した位置の設定値(例えば、10%)だけ移動される。より大きな減衰速度が所望の場合、該値は増加できる。より少ない減衰速度が所望の場合、該値は減少できる。従って、コントローラー96は、プルケーブル26の振り子運動の要素(例えば、y座標要素)を減衰する第1スライドアセンブリ84を制御する。すなわち、第1スライドアセンブリ84は、第1および第2の方向の振り子運動を減衰する。
2光ダイオードアセンブリ113は、プルケーブル26の第3および第4の方向の運動を検出し(即ち、振り子運動のx座標要素を検出する)、このような運動の位置信号表示を生じる。このような信号の反応として、コントローラー96は、第3および4の方向(即ち、左右に)へのプルケーブル26の運動を減衰するように、第3および4の方向のガイドブッシング54を動かし、第2スライドアセンブリ86を制御する。第2位置センサー103、コントローラー96および第2スライドアセンブリ86、第1位置センサー101、コントローラー、及び第1スライドアセンブリ84が第1及び第2方向における運動を減衰するのと実質的に同じ方法で、第3および4の方向へのプルケーブル26の運動を減衰するように組み合わされていることを理解されたい。従って、簡潔さのために、第3および4の方向への運動を減衰するこれらの構成要素の用途は以下にさらに詳細には示されないであろう。
プルケーブル26は、作業中に回転軸Zの周りを回ってよく、結晶インゴット48の形成の間、いくぶん他の振り子運動を示してよい。第1位置センサー101は、ガイドブッシング54の下側の距離d(例えば、8インチ)で空けられたケーブル部分のy座標の運動を検出し、y座標の運動を表す位置信号をもたらす。それと同時に、第2位置センサー103は、ケーブル部分のx座標の運動を検出し、x座標の運動を表す位置信号をもたらす。第1位置センサー101によってもたらされた位置信号に応じて、コントローラー96は、第1スライドアセンブリ84のスライダー部材を、対応するベース部材上でY軸(図4)に沿ってスライドさせてガイドブッシング54とプルケーブル26と共に動き、それによってプルケーブル26のy座標の振り子運動を減衰する。第2位置センサー103によってもたらされた位置信号に応じて、コントローラー96は、第2スライドアセンブリ86のスライダー部材を、対応するベース部材上でX軸に沿ってスライドさせてガイドブッシング54およびプルケーブル26と共に動き、それによってプルケーブル26のx座標の振り子運動を減衰する。この様式では、結晶インゴットの全製造段階の間、プルケーブル26の振り子運動は積極的に減衰される。
この実施形態では、光ダイオードアセンブリはアナログタイプの光ダイオードであるがしかし、デジタルタイプの光ダイオード(例えば、アレイ式の光ダイオード)が本願発明の範囲から逸脱せずに用いることができるであろうことを理解すべきである。また、位置センサーが他の任意の適した位置センサーによって、本開示の範囲から逸脱せずに置き換えられるであろうことを理解すべきである。
本開示のブッシングの他の実施形態は、概して図8および9に252で示される。ブッシング252は、結晶成長プロセスの前のみにケーブルの位置を調節するために適合されかつこのようなプロセスの間にはケーブルの位置を調節するために適合されないことを除き、ブッシング52と類似している。従って、ブッシング252は、振り子運動を積極的に減衰しない。便宜上、対応する部品は、参照番号に追加されている接頭「2」を除いて図2〜4に示す対応する部品と同じ番号が付けられる。
ブッシング252は、プルケーブル26の通路のための中央開口部256を規定する環状ガイドブッシング254を含む。プルケーブル26は、ガイドブッシング254の横方向の動作と共に横方向に動くであろうが、ガイドブッシングに対して上昇および下降されてよい。ガイドブッシング254は、軸Z(図9)の周りのブッシングおよびブッシングキャリアの回転のために、概して262で示されるベアリングアセンブリによって、調節可能な支持板260に回転自在に連結されているブッシングキャリア258に固定されている。可撓性のあるシャフトカップリング272は、ブッシングキャリア258を回転可能なシャフト(図示せず)に連結する。シャフトカップリング272は、ブッシングキャリア258およびガイドブッシング254をシャフトと共に回転させ、シャフトに対してブッシングキャリアおよびブッシングの横方向の動作を可能にする。
第1および第2のの調節ねじ275、277を介して、支持板260はポジショナーハウジング250に調節可能で連結されている。それぞれの調節ねじは、装着体279と、装着体から半径方向に内側に突出する細長いステム281とを有する。それぞれの調節ねじの装着体279は、対応するポジショナーハウジング250の装着ソケット283内に装着されている。それぞれの調節ねじの細長いステム281はポジショナーハウジング250内部まで延在し、支持板周辺に隣接する。いくつかの実施形態では、Oリングシール285は、プルチャンバーの内側および外側の液体の漏えいを防止するように、調節ねじのステム281の周りに環状に設置されている。また、いくつかの実施形態では、ねじのねじ山とソケットのねじ山との間の遊び(play)を取り除くためにソケット283の内部に、圧縮ばね287がある。調節ねじ275の第1対を、対応するソケット283内で回転させることによって、左右に直線的に支持板260を移動する(すなわち、図8に示すように左または右へ)。調節ねじ277の第2のを、対応するソケット283内で回転させることによって、後方または前方に直線的に支持板260を移動する(すなわち、図8に示すように、ページの上部に向かって上方にまたはページの下部に向かって下方に)。ガイドブッシング254とブッシングキャリア258とが、支持板260と共に横方向に動くため、支持板の動作は、軸Z(すなわち、結晶持ち上げ機構の回転軸)に対して軸Z(すなわち、ガイドブッシング254の回転軸)の位置を横方向に調節する。いくつかの実施形態では、軸Z(図9)の位置が、軸Zと一直線にされる(または整列される、align)ように調節され、それによって結晶持ち上げ機構の回転軸に対するプルケーブルの中心線のいかなる偏心をも除外する。
調節ねじは、ブッシング252の支持板260の横方向の位置を調節する好適なメカニズムとして示されるが、任意の適した調節メカニズムは、本開示の範囲から逸脱せずに用いられるであろうことを理解すべきである。
以後図10−12を参照して、本開示のブッシングの第3の実施形態は、概して301で示される。図8および9のブッシング252のように、ブッシング301は、結晶成長プロセスの前のみにプルケーブルの位置を調節するために適合され、振り子運動を積極的に減衰しない。しかしながら位置決め装置(positioning apparatus)252とは違って、位置決め装置301は、結晶持ち上げ機構が取り付けられる板30に固定され、板30と共に回転する。
位置決め装置301は、ハウジング302、スライダーブロック304、ブッシングキャリア306およびガイドブッシング308を含む。適切な留め具(図示せず)を介してハウジング302は板30に確実に固定されている。スライダーブロック304は、ハウジング302内にあり、ハウジング内でチャンネル310(図11)に沿って左右にスライド(図11に示すように右または左)する寸法および形状にされている。ブッシングキャリア306は、スライダーブロック304内において概して長方形の溝314内まで延在する、下方に突出する箱形状部分312と、ハウジング302内の開口部318を通って延在する、上方に突出するチューブ状部分316とを有する。ブッシングキャリア306の箱形状部分312は、溝314(図11に示すページの上部または下部に向かって)内部で前方および後方にスライドする寸法および成形されている。ガイドブッシング308は、ブッシングキャリア306のチューブ状部分316の上側の末端にぴったり適合する寸法にされた円筒体320を有する。ガイドブッシング308を通る開口部319は、プルケーブル26を通る通路の大きさにされている。ガイドブッシング308は、装着されたナット321によってブッシングキャリア306に固定されている。
1調節ねじ322のシャンク(shank)はスライダーブロック304内で開口部を通って延在し、ブッシングキャリア306の箱形状部分312内に装着されている。溝314内部かつ第1調節ねじ322のシャンクの周りの圧縮ばね324は、ブッシングキャリアの後方に(図11に見られるページの上部に向かって)付勢する(bias)ブッシングキャリア306の箱形状部分312に対して押し付ける。第1調節ねじ322を回転することによって、ハウジング302に対して前方または後方にブッシングキャリアおよびガイドブッシング308を移動する。第2調節ねじ326のシャンクは、ハウジング302内の開口部を通って延在し、カムブロック328内に装着されている。カムブロック328は、スライダーブロック304の傾斜面に隣接する傾斜面を有する。圧縮ばね330は、カムブロック328に接触するスライダーブロックを維持し、ハウジング302の左側の方へスライダーブロック304に付勢させる。別の圧縮ばね332は、第2調節ねじ326のシャンクを囲い、かつハウジングに対して後方にねじを付勢させるように、ねじのシャンク上でハウジング302と環状フランジ334とに係合する。第2調節ねじを回転することによって、カムブロック328を前方または後方に動かせ、スライダーブロック304、ブッシングキャリア306およびガイドブッシング308を左右に移動する。プルケーブル26は、ガイドブッシング308と共に横方向に動くため、プルケーブルの横方向の位置は、第1および第2調節ねじ322、326を回転することにより調節できる。従って、板30および結晶持ち上げ機構の回転軸に対するプルケーブルの中心線のいかなる偏心をも取り除かれるか低減される。
図13Aおよび13Bは、図1−12に関して上述したガイドブッシング54に類似するブッシング91の部分概略図を示す。ガイドブッシング54は、本開示の範囲より逸脱せずにブッシング91に置き換えられてよい。ブッシング91は、4つの分離部分(第1部分95、第2部分97、第3部分98および第4部分99)を有する。ブッシング91はより多い部分、またはより少ない部分から成ってよい。
ブッシング91は、2つの位置の間に構成できる。第1位置では、図13Aに示すように、部分95、97、98および99は互いに接触している。この位置では、ブッシング91は、プルケーブル26が通り抜ける場合、プルケーブル26がブッシングと接触するように寸法にされた中央開口部93を有する。図1−12に対して上述された実施形態において、ブッシング91のこの第1部分が用いられてよい。ブッシング91の第2位置では、図13Bに示すように、部分95、97、98および99は、中央開口部93の直径が第1位置の中央開口部の直径よりも実質的に大きくなるように、互いに分離されている。プルケーブル26は、ブッシング91が第2位置にある場合、プルケーブル26がブッシング91の中央開口部93を通り抜けても、中央開口部93に接触しない。従って、摩擦力は、ブッシングが第2位置にある場合にブッシング91によってプルケーブル26に与えられない。任意の適したメカニズムは、第1位置と第2位置との間の要素95、97、98および99を移動するように用いられてよい。例えば、1以上のライナーアクチュエータ(linear actuator)、位置間の後方および前方に、要素95、97、98および99を移動するように用いられてよい。
概して、第1位置または第2位置のブッシング91の構成は、振り子運動もしくは軌道運動の除去か、またはシリコンインゴットの重量の正確な測定のどちらがより重要であるかに依存する。振り子運動または軌道運動の除去がより重要な場合、ブッシング91は、第1位置に構成されている。しかしながら、シリコンインゴットの重量の正確な測定がより重要である場合、ブッシング91は第2位置に構成されている。
いくつかのシリコン結晶成長実施形態では、ブッシング91は、シリコンインゴットの大部分の成長の間に第1位置(図13A)に用いられてもよく、シリコンウエハーを製造するのに用いられるであろうインゴット部分に用いられてもよい。従って、シリコンウエハーを製造するのに用いられるインゴット部分が形成する間、シリコンインゴットの振り子または軌道運動が制御される。ブッシング91は、そして、シリコンインゴットの末端の円錐の成長の間、第2位置に移されてよい。従って、インゴットの大部分の形成の間および末端の円錐の成長ではない間、摩擦力は、プルケーブル26のブッシング91によって与えられるのみである。
図14は、概して100で示される、Y軸の方向のケーブル110(即ち、プルケーブル)末端に取り付けられる対象物を引ための引装置(概して、「引き上げ具」)の実施形態を示す。本明細書の上述の開示の実施形態では、個別の言及が、図1に示す結晶引機20のようなシリコンインゴット成長装置と組み合わせて用いられる引システムに対して成される。しかしながら、本開示の他の実施形態は、シリコンインゴット成長装置よりも他の目的のために用いられてよい。例えば、本明細書で示された実施形態は、対象物を引てケーブルから吊り下げられた任意の対象物の重量を決定するように、または図33に示すように、表面に亘って対象物を引のに必要な力の量を決定するように用いられてよい。
装置100は、図1のハウジング29の内部に位置したフレーム130を含む。フレーム130およびハウジング29は、Y軸に平行な軸の周りに回転可能であり、従って、フレームは、ケーブル100の末端に取り付けられた対象物が、引装置100によってY軸の方向に引れる場合、回転することができる。
いくつかの実施形態では、フレーム130はハウジング29の内部に位置されず、ハウジングが用いられない。これらの実施形態では、フレーム130は、図1の板30のような、支持構造体(図14に図示されず)につながれ、その結果、フレームは、Y軸に平行な軸の周りに回転できる。フレーム130は、強固な構造であり、任意の適した材料(例えば、鋼、アルミニウム、またはそれらの合金)により作られてよい。図2の高い完全性の回転真空シール36は、プルチャンバー24とハウジング29の間の液体の漏れに対して密閉するために用いられる。別の実施形態では、真空密閉36は用いられず、代わりに、分かれた真空囲い(図示せず)が、引装置100の真空の完全性を維持するように、フレーム130かハウジング29のどちらか、またはフレームおよびハウジング29の両方を取り囲む。さらに、真空密閉36は、プルチャンバー24およびハウジング29の両方の内部で同じ圧力が維持されるのを可能にする。
ケーブル110は、鋼または鋼合金を限定せずに含む、任意の適した材料により形成されている。チャンク112はシリコン結晶成長装置に用いられる実施形態のケーブル110の1つの末端に設置されている。チャンク112は、ケーブル110に種結晶(図示せず)を連結する。成長シリコンインゴット114は、種結晶が、溶融シリコン118の坩堝116内で下げられた後、種結晶から成長する。従ってチャンク112が、成長シリコンインゴット114にケーブルの末端を連結する。ケーブル110(およびチャック112および成長シリコンインゴット114)は、シリコンインゴットの成長につれて、引装置100によって、上方に引れる。
位置センサー201は、フレーム130に連結され、フレーム130に対してケーブル110の位置を決定するように用いられ、上述した位置センサー101、103に対して同じまたは類似の様式で機能する。別の実施形態では、位置センサー201は、固定されたままであるフレーム130から分離した支持構造に連結され、フレームが回転する場合に静止している。位置センサー201は、複数の位置感知要素(position sensing component)を含む。覆われた光ダイオードのセンサーは、位置センサー101、103に対して上述されるがしかし、これらが有しているレーザーのような任意の適切な測定システムが、位置センサー201に用いられる。他の測定システムは、静電容量ベースのシステムまたは反射放射線を用いた電磁気システムであってよい。ブッシング203は、少なくとも部分的にケーブル110の周りに設置されている。この実施形態では、ブッシング203は、フレーム130内に設置されているがしかし、フレームの外側に設置されてもよい。ブッシング203および位置センサー201は、上述したブッシング52と同じ、または同じように機能し、従って同様に、ケーブル110の振り子または軌道運動を積極的に減衰することができる。
プーリー140(概して、第1シリンダー)は、フレーム130内部に位置する。他の実施形態では、プーリー140は、フレーム130の外側に位置されてよい。プーリー140は、限定せずに鋼またはアルミニウム合金を含む、任意の適した材料により形成されている。プーリー140は、プーリー140が周りに回転する中央軸142を有する。中央軸142は、プーリー140の幾何学軸に設置され、またはその付近に設置されている。ブッシング、ベアリングまたは他の適した構造は、中央軸142に接近して、または中央軸142の周りに位置されてよい。軸またはピンは、中央軸142を通過してよく、およびブッシングまたはベアリングに接触してよく、およびプーリー140に接触せず、従って、中央軸のまわりでプーリーを回転させるのに必要な力の量を減少させることができる。
いくつかの実施形態によれば、プーリー140は、外側周囲表面144に沿って形成された溝を有する。溝は、トラフおよび対応するの垂直または先細りの壁から成る。ケーブルと溝(例えば、ケーブル110の直径よりも大きい垂直または先細りの壁の間の距離)との間のいくらかの隙間を可能にして、トラフおよび垂直または先細りの壁がそこにケーブルを入れるおおよその寸法にされている。
図14に示し、図15でより明確に判るように、アーム150は、中央軸142で、第1末端152にてプーリー140に連結されている。アーム150の第2末端154は、コネクタ156によってフレーム130に旋回可能に連結されている。そして、コネクタ156は、例えば、溶接によってまたは留め具の使用を通して、任意の適切なコネクタメカニズムによって、フレームに強固に連結されている。ベアリングまたはブッシングは、フレーム130に対して、アーム150の回転を可能にするように、コネクタ156に用いられてよい。ここで用いられるように、用語「連結された(coupled)」および「結合された(connected)」は、2以上の要素間の直接の結合もしくは連結、または2以上の要素間の間接の結合もしくは連結を含む(例えば、中間の要素は要素を共に結合するまたは連結する)。
アーム150は第2末端154の周りに回転することができる。第1末端152は概してY軸と平行方向に動くが、X軸に平行方向に動くことから抑制される。伸張(extension)によって、アームの第1末端152に連結されたプーリー140は、Y軸方向に平行に動くことができ、X軸に平行な動作から抑制される。アーム150は、強固および/または、X軸に実質的に平行な方向の伸長に抵抗する任意の適切な材料により構成されている(例えば、鋼および鋼合金、アルミニウム、チタンまたは他の複合材料)。
本実施形態のプーリー140は、ロードセル170から吊り下げられる。ロードセル170は、プーリー140の中央軸142において、第1コネクタ172によってプーリー140に連結されている。いくつかの実施形態によれば、第1コネクタ172は強固であり、通常の操作条件下で歪まず、または伸びない。第1コネクタ172は、ロードセル170と第1コネクタとの間の回転運動を可能にしてよい。上述したように、軸は、プーリー140の中央軸142を通りプーリーに第1コネクタ172を連結している。該軸は、また、アーム150を通り抜けるか、そうでなければアームの第1末端152において、またはその近くにおいてアーム150に連結されてよい。
ロードセル170は、第2コネクタ174によってフレーム130に連結されている。第1コネクタ172のように、第2コネクタ174は通常の操作条件下ではほとんど歪まない強固な部材であり、ロードセル170と第2コネクタとの間の回転運動を可能にしてよい。第2コネクタ174は、ピン(pin)または軸タイプのカップリングによってフレーム130に連結されてよい。
ロードセル170は、電気、水力または静水力タイプの1つのような、ロードセルの多様なタイプのいずれか1つであってよい。1つの実施形態によれば、ロードセル170は、電気的ロードセルであり、ひずみゲージに与えられる力を電気信号に変換する。ひずみゲージ(例えば、ホイーストンブリッジの構成)は、ひずみゲージによって与えられる変形(例えば、ひずみ)量に比例する電気信号を出力する。電気信号は、増幅され、そして、プロセッサ(図19参照)によって分析される。プロセッサは、アルゴリズムに電気信号を付与し、それに関する力の量を決定する。決定された力の量の更なる使用は以下に示される。
図14および15を参照して、アイドラプーリー180(概して、第2シリンダー)は、中央軸182の周りにフレーム130に回転自在に連結されている。アイドラプーリー180は、中央軸182を通り抜ける軸によって、回転以外の運動が減衰される。該軸は、アイドラプーリーがフレーム130に固定されているように、フレーム130に取り付けられる。プーリー140のように、溝は、アイドラプーリーの外側周囲表面184に形成されている。該溝は、トラフおよび一の向かい合った、垂直または先細りの壁から成る。該溝の構成要素は、ケーブルと溝との間の適切な隙間を有し、ケーブル110を入れる寸法にされている。図16および17に示す実施形態では、アイドラプーリー180は用いられない。代わりに、ケーブル110は、直接、プーリー140からドラム200まで通過する。
ケーブル110の末端(すなわち、第2)の末端206は、ドラム200の外側周囲表面204に連結されている。そして、ドラム200は駆動部(図示せず)に連結されている。駆動部は、ドラムの中央軸202の周りにドラム200を回転させるように作動できる。駆動部は、1つの実施形態に係る電気モーターである。ドラムの外側周囲表面204はケーブル110を入れるために中に形成されている溝を有してもよい。該溝は、ケーブル110が外側周囲表面204の周りにおいて巻かれるように、ケーブルの首尾よい巻きが互いに重な合うことがないように、らせん形の配置であってよい。1つの実施形態によれば、ドラム200と付随する駆動部とは操作中にウィンチに類似している。駆動部の回転変位、従って、連結されたドラム200の回転変位を測定するように構成された回転エンコーダーが、駆動部に組み入れらている。他の実施形態では、駆動部は、ステッピングモーターであり、従って回転エンコーダーの使用は、ドラム200の変位を測定するのに必要ではない場合がある。
図14および15に示すように、ケーブル110の部分113は、プーリー140の外側周囲表面144と、アイドラプーリー180の外側周囲表面184との間においてX軸とアーム150の両方に平行な通路を通る。図16および17の実施形態では、ケーブル部分113は、プーリー140の外側周囲表面144と、ドラム200の外側周囲表面204との間を通る。図17に示すように、ケーブル110の部分113は、X軸に平行ではない通路に沿ってプーリー140とドラム200との間を通る。代わりに、ケーブル110の部分113は、アーム150に平行な通路に沿って通る。
図18Aは、引システム100に用いられるケーブル110の部分側面図を示す。図18Bは、図18Aの断面図である。この実施形態のケーブル110は、より小さなワイヤーロープ240により形成されているワイヤーロープであり、より小さなワイヤーロープ240は、ケーブル110を形成するように共に捻じ曲げられる。それぞれのワイヤーロープ240は、ワイヤーのストランド242により形成され、ワイヤーのストランド242は、それぞれのワイヤーロープ240を形成するように共に捻じ曲げられる。図18Aおよび18Bに示すワイヤーロープ構成は、7x7の配置をしている。この配置では、ワイヤーロープは、7つの小さいワイヤーロープアセンブリを含み、そしてそれぞれの小さいワイヤーロープアセンブリは、それぞれ7つのワイヤーから成る準アセンブリにより形成されている。他の実施形態によれば、ワイヤーロープの異なる構成が用いられてよい(7x7の配置は、多数の適した構成の1つである)。例えば、他の実施形態は、図18Aおよび18Bに示すケーブル110の代わりに材料の連続的なストランド(strand)により形成されている単一のケーブルまたはワイヤーを用いてよい。
図18Bから判るように、ケーブル110の有効直径は、ケーブルの断面に沿って異なる場所で異なる。例えば、ケーブル110は、最大直径dおよび最小直径dを有する。従ってケーブルが、プーリー140、アイドラプーリー180またはドラム200を通り抜ける場合、ワイヤーケーブルロープ240およびストランド242のらせん形状に起因して、ケーブル110の有効直径は、最大直径dと最小直径dとの間で異なる。ケーブル110が最初にプーリー140に接触する場所、およびケーブル110が最初にプーリー140との接触から離れる場所で、ケーブル110の直径が異なる場合、ケーブル110の部分113の張力は、ケーブル110の垂直部分(プーリー140の0のネットトルクを維持するようにY軸に平行である)の張力とは異なるであろう。また、最初にプーリー140との接触から離れる場所、および最初にプーリー180またはドラム200と接触する場所で、ケーブル110の部分113の直径が異なる場合、ケーブル110の部分113は、もはやアーム150に平行ではないであろう。
図19は、ロードセル170、プロセッサ300およびコントロールシステム320の概略図である。ロードセル170、プロセッサ300およびコントロールシステム320は、通信して共に連結されている。プロセッサ300はコンピュータープロセッサであり、蓄積されるコンピューター実行可能指示(computer executable instruction)を伴うコンピューター読み込み可能記憶メモリーの1以上の形態を含んでもよい。いくつかの実施形態によれば、コントロールシステム320は、コンピュータープロセッサと、蓄積されるコンピューター実行可能指示を伴うコンピューター読み込み可能記憶メモリーの形態をも含んでもよい。プロセッサ300とコントロールシステム320とは、ロードセル170と互いに通信するための入力/出力構成要素(図示せず)を含む。ロードセル170は同様に、プロセッサ300およびコントロールシステム320と通信するための入力/出力構成要素(図示せず)を含む。いくつかの実施形態によれば、プロセッサ300とコントロールシステム320との機能は、単一の多目的構成要素により実施される。他の実施形態では、プロセッサ300は、ロードセル170の一部であってよい。
プロセッサ300およびロードセル170によって決定される力の量は、ケーブル(例えば、成長するシリコンインゴット114)の末端に取り付けられた対象物の重量を決定するように用いられる。ロードセル170がプーリー140およびケーブル110によって与えられる力の量を測定する場合、ケーブルの末端に取り付けられた対象物に与えられる重力の力は、ロードセルに与えられる力に反映される。プロセッサ300は、対象物の重量を決定するように、決定された力と既知のファクターとを用いる。既知のファクターは、プーリー140、ケーブル110および/またはドラム200の配置からもたらされる機械的利益を反映してよい。機械的利益は、対象物の重量に対するロードセルへの決定された力の割合として規定される。例えば、プーリー140、ケーブル110および/またはドラム200の配置が、2つの機械的利益をもたらす場合、ケーブルの末端に連結された対象物の重量は、既知のファクター(例えば、2)で割って決定された力である。既知のファクターは、引システム100の系統的または規則的に起こる誤差(またはエラー、error)を反映してよい。例えば、決定された力がロードセル170に与えられた本当の力よりも実際に10%少ないならば、機械的利益がそれと同等である場合に既知のファクターは、0.9と同等である。さらに概して、全体の既知のファクターは、定誤差(systematic error)によって増加した機械的利益と同等である(上述の例では0.9)。従って既知のファクター、およびプーリー140とケーブル110とによってロードセル170に与えられた力は、ケーブルの張力を反映する。
いくつかの実施形態(図33に示すような)では、引装置100(概して、引き上げ具)は、ケーブル110に取り付けられる対象物151を垂直以外の方向に引ように用いられる。図33の実施形態では、引装置100は、水平表面153に亘って対象物151を引よう用いられるがしかし、他の実施形態では、表面は、傾斜されてもよい。図33の実施形態では、アーム150は、ケーブル110の部分113がさらにアームと平行になるように配置されてよい。更なる他の実施形態では、アーム150は、それが水平又は傾斜表面153に垂直になるように配置されてよい。従って、プーリー140およびケーブル100によってロードセル170に与えられる力は、表面153を横切って対象物151を引のに必要な力の量を反映する。この力は、対象物151と表面153との間の摩擦係数と、対象物に作用する垂直力とを反映してよい。従って、引装置100は、対象物が引れる場合、対象物151と表面153との間の摩擦係数のいかなる変化の存在と相対的な程度とを決定できる。プロセッサ300は、表面153に沿って対象物151を引のに必要な力を決定するように、決定された力と既知のファクターとを用いてよい。既知のファクターは、プーリー140、ケーブル110および/またはドラム200の配置から生ずる機械的利益を反映してよい。既知のファクターは、引システム100における系統的または規則的に起こる誤差も反映する場合がある。
上述のように、プーリーに送られたケーブルから吊り下げられた対象物の重量を測定する従来のシステムは、しばしば、不満足な結果をもたらす。いくつかの誤差のは、不満足な結果の一因となる。プーリー130に接触するケーブル110の直径の変化は、ケーブル110の部分113の張力に影響を及ぼす。部分113の張力がY軸に平行な成分を有する場合、力のその成分は、ケーブルによってプーリーに与えられ、およびロードセル170によって検出されたY方向の力に寄与するであろう。従って、部分113の張力の誤差は、ロードセル170によって検出された力の成分における誤差を生ずるであろう。ケーブル110の部分113の張力がX軸に平行な成分を有する場合、力のその成分は、図14、15および16に示す実施形態のロードセル170によってほぼ検出されないであろう。従って、力の水平成分における誤差は、ロードセル170によって検出されないであろう。図17に示す実施形態では、ケーブル110の部分113における水平成分の張力は、ケーブル110の部分113がアーム150に平行である場合、ロードセル170によって検出されないであろう。従って、張力の誤差は、ロードセル170によって検出されないであろう。両方の力の成分における誤差は、引装置100の要素の誤調節またはケーブル110の変化する有効直径のような、多くのファクターによって導入される。
アーム150は、プーリー140のX軸に平行な水平動き抑制し、従ってフレーム130に力の水平成分を伝達する。さらに、ケーブル110は、プーリー140の外側周囲表面144に亘って送られた後およびプーリー180またはドラム200の外側周囲表面に接触する前に、アーム150に実質的に平行な通路に沿って通る。水平成分によって導入される誤差は、従って、力の垂直成分に対して直角にされる。従って、水平成分が力の垂直成分に影響を及ぼす程度は、効果的に排除され、又は充分に減少される。さらに、プーリー140とドラム200(又はアイドラプーリー180)との間のケーブル100の部分113によって進む通路は、図17のように、X軸に平行でなくてよく、さらに実施形態の範囲内である。図17に示すように、ケーブル110の部分113によって進む通路は、アーム150に平行であり、従って、たとえ通路がX軸に平行でなくても、フレーム130に対する力(例えば、ケーブルの張力)の水平成分の伝達を可能にする。本明細書に開示される実施形態によって実施される重量測定は、従来システムの重量測定と比較した場合、約10〜20倍の正確さであってよい。例えば、従来のシステムは、約0.6Kgの重量測定誤差を出す場合があるが一方で、本明細書に示した実施形態は約0.04Kgの誤差を有するのみである
図20−28は、対象物を引ための引システム(概して、引き上げ具)の付加的な実施形態を示す。図20−28の引システムは、対象物が重量測定される間にケーブル110がロードセルプーリー140に対して実質的に静止する点で上述した記載とは異なる。対象物の重量がロードセル170によって測定される間、ロードセルプーリー140は、上方に対象物を引ように上昇される。従って、ケーブル110の異なる直径により導入される誤差のは、ケーブル110がロードセルプーリー140の外側周囲表面144全体を通る場合に効果的に排除される。図20−28の引装置は、同じように、シリコン結晶成長実施の使用によく適している。さらに、図20−28の引装置のそれぞれは、ケーブル110の振り子運動または軌道運動を積極的に減衰するように、ブッシング203と位置センサー201とを用いる。
図20は、初期の位置における引装置400の第1構成を示す。引装置400は、そこに連結されたアクチュエータ410を有するフレーム(図示せず)を含む。アクチュエータ410は、上昇した位置と下降した位置との間に連結されたアクチュエータリンク420を移動することができる任意の適切なアクチュエータである。例えば、アクチュエータ410は、ライナーアクチュエータ、カム(cam)とフォロア(follower9とに連結された回転駆動源(rotary drive source)またはそこに連結されたリンク420を有する回転駆動源であってよい。
アクチュエータ420は、上アーム430に連結されている。上アーム430は、第1末端432において、強固かつ旋回可能にフレーム130に連結されている。図20の実施形態では、第2末端434は、引装置400の任意の他の要素に連結されない。下側アーム440は、第1末端442においてフレームに旋回可能に連結され、第2末端444において追加のプーリー460に旋回可能に連結されている。追加のプーリー460は、アイドラプーリー180の機能と同様である。
上述の引システム100のように、アーム150は、一方の末端にてフレームに旋回可能に連結され、もう一方の反対の末端にロードセルプーリー140が旋回可能に連結されている。リンク450、452、454は、強固な部材であり、フレームおよび/または上アーム430のどちらかに他のプーリー(即ち、アイドラプーリー180等および追加のプーリー460)を旋回可能に連結する。
ロードセル170は中央軸にて、第1コネクタによってロードセルプーリー140に旋回可能に連結されている。ロードセル170は第2コネクタによって上アーム430に旋回可能に連結されている。ドラム200はプーリー装置100として、フレームに連結されている。
アクチュエータ410によるアクチュエータリンク420の移動は対応する上アーム430の移動をもたらす。第1末端がフレームに旋回可能に連結されている場合に、上部430のアームは、アクチュエータ420の移動に対応して第1末端432の周りに旋回する。上アーム430の移動は、リンク450、452の対応する移動およびそこに連結されている第2コネクタ174をもたらし、そして、ロードセル170およびプーリー140、180および460の移動をもたらす。
図20の引装置は、ドラム200が実質的に一定速度でケーブル110を回転させ、およびシリコン結晶成長の実施形態における使用に適した速度でケーブル110を上昇させることを可能にするよう構成されている。上アーム430、リンク450、452およびコネクタ172、174の長さは、上アーム430が移動する場合、ドラム200とロードセルプーリー140の間で実質的に一定のケーブル110の長さを維持するように構成されてよい。従って、プーリー140、180、460、上アーム430、リンク450、452、454およびコネクタ172、174の垂直運動は、ドラム200の回転運動を独立してもたらされてよく、従って、アクチュエータ410が適切な速度でアクチュエータリンク420を移動する場合に、対象物を重量測定する間、ロードセルプーリー140に対してケーブルを静的に維持でき。ケーブル110は、従って、インゴットの重量測定の間、ロードセルプーリー140に対して静止を維持し、その結果、ケーブルの直径の変化は、ロードセル170によって測定される力に対し、誤差を導入しない。
図20では、第1末端432から、第2コネクタ174とリンク450、452、454とが連結されている場所までの距離の相対的な長さは、それぞれ、約1.0、約1.5および約2.0またはその数倍である。アーム440の相対的な長さは1.5である。図21および22では、その相対的な長さは、それぞれ約1.0、約2.0、約3.0またはその数倍である。従って、図20は、図21および22に示す実施形態と比較した場合、より「小さい(compact)」構成を示す。
図21は引装置500を示し、図20に示す引装置400に類似しており、同じような様式で作動する。しかしながら、ドラム200は、ロードセルプーリー140の左側横方向に位置し、ケーブルはドラムの上部分から出ていく(pay off)。図21では、引装置500の左側のスペースは、ドラム200をその側に移動することおよび概してドラムのサイズと位置との抑制を緩和することによって用いられる。
装置500は、フレームに連結されたアクチュエータ510を備えたフレーム(図示せず)を含む。アクチュエータ510は、上昇した位置および下降した位置の間で、アクチュエータ510に連結されたアクチュエータリンク520を移動することができる任意の適切なアクチュエータであってよい。例えば、アクチュエータ510は、ライナーアクチュエータであってよく、またはカムおよびフォロアに連結されて用いられる回転駆動源、もしくはアクチュエータ510に連結されているリンク520を有する回転駆動源であってもよい。
アクチュエータリンク520は、上アーム530に連結されている。上アーム530は、強固であり、第1末端532にてフレームに旋回可能に連結されている。図21の実施形態では、第2末端534は、リンク552に連結され、そしてリンク552は、追加のプーリー560に連結されている。下側アーム540は、第1末端542にてフレームに旋回可能に連結され、第2末端544にて追加のプーリー560に回転可能に連結されている。
上述した引装置100のように、アーム150は、一方の末端にてフレームに旋回可能に連結され、もう一方の反対の末端にてロードセルプーリー140に回転可能に連結されている。リンク550、552および554は、強固な部材であり、他のプーリー(即ち、アイドラプ−リー180、及び付加的なプーリー560)をフレームおよび/または上アーム530のどちらかに旋回可能に連結する。
ロードセル170は、第1コネクタによって中央軸おいてロードセルプーリー140に旋回可能に連結されている。ロードセル170は、第2コネクタ174によって上アーム530に旋回可能に連結されている。ドラム200は、引装置100の場合、フレーム130に連結されている。
アクチュエータ510によるアクチュエータリンク520の移動は、対応する上アーム530の移動をもたらす。第1末端がフレームに旋回可能に連結されている場合、上アーム530はアクチュエータリンク520の移動に応じて、第1末端532の周りに旋回する。上アーム530の移動は、上アーム530に連結されたリンク550、552および第2コネクタ174の対応する移動をもたらし、そして、ロードセル170、プーリー140、180および560の移動をもたらす。
図22は引システム600を示す。この配置では、下側アーム640(図21の下側アーム)の構成は、図21の構成とは異なる。下側アーム640は下側アーム640中に形成された2つの曲げ(bend)を有し、ドラム200の下側を通過する。さらに、ケーブル100はドラム200の下部から出ていく。図9の引システムのこの構成は、図21の引システム500と比較した場合、垂直にさらに小型である。
図22のドラム200の位置は修正されてよいが、ドラムと追加のプーリー660の間のケーブル領域が水平である場合、下側アーム640は1以上の曲げを有し、ドラムと接触するのを防いでいる。
システム600は、そこに連結されているアクチュエータ610を有するフレーム(図示せず)を含む。アクチュエータ610は上昇した位置と下降した位置との間に連結されたアクチュエータリンク620を移動することができる任意の適したアクチュエータである。例えば、アクチュエータ610はライナーアクチュエータであり、カムおよびフォロアとの結合に用いられる回転駆動源、そこに連結されているリンク620を有する回転駆動源であってよい。
アクチュエータリンク620は、上アーム630に連結されている。上アーム630は強固であり、かつ第1末端632にてフレームに旋回可能に連結されている。図22の実施形態では、第2末端634は、リンク652に連結され、そして、追加のプーリー660に連結されている。下側アーム640は、第1末端642にてフレームに旋回可能に連結され、回転自在に第2末端644にて追加のプーリー660に連結されている。
上述の引システム100ように、アーム150は、第1末端にてフレームに旋回可能に連結され、もう一方の反対の末端にてロードセルプーリー140に回転自在に連結されている。リンク650、652、654は強固な部材であり、旋回自在に他のプーリー(すなわち、アイドラプーリー180等および追加のプーリー660)をフレームおよび/または上アーム630のどちらかに連結している。
ロードセル170は第1コネクタによって中央軸にてロードセルプーリー140に旋回可能に連結されている。ロードセル170は第2コネクタによって上アーム630に旋回可能に連結されている。ドラム200は引システム100として、フレームに連結されている。
アクチュエータ610によるアクチュエータリンク620の移動は、対応する上アーム630の移動を生ずる。上アーム630は、第1末端がフレームに旋回可能に連結されている場合、アクチュエータリンク620の移動に応じて、第1末端632の周りに旋回する。上アーム630の移動は、対応するリンク650、652およびそこに連結された第2コネクタ174の移動を生じ、そして、ロードセル170ならびにプーリー140、180および660の移動をもたらす。
図23は、初期の位置における引システム700の別の配置を示す。図23の実施形態では、アクチュエータ710は第2コネクタ174に連結され、そして、ロードセル170に連結されている。ロードセル170は、第1コネクタ172によって、プーリーの中央軸にてロードセルプーリー140に連結されている。アーム750はアイドラプーリー180をその中央軸にてロードセルプーリー140の中央軸に連結する。ドラム200は、ほかの配置のように、フレームに回転自在に連結されている。アクチュエータ710は、従って、上アームを必要とすることなしに、直接第2コネクタ174を移動する。アクチュエータの移動は、対応するロードセル170およびロードセルプーリー10の移動を生ずる。アイドラプーリー180は、中央軸にて軸またはピンによってフレームに旋回可能に連結されている。アイドラプーリー180は、アクチュエータ710が第2コネクタ174、ロードセル170、第1コネクタ172およびロードセルプーリー140を移動する場合、移動されない。
いくつかの実施形態では、アイドラプーリー180は中央軸にてピンまたは軸によってフレームに連結されなくてよい。これらの実施形態では、ロードセルプーリー140およびアイドラプーリー180は、第1コネクタの移動に対して移動してよい。そして、フレームに対する付加的なアームおよび接着点は、アイドラプーリー180が、可能にされた通路に対して抑制されるのを維持するよう用いられてよい。加えて、アクチュエータ710がロードセルプーリーおよびアイドラプーリーを上方に移動させる間、ロードセルプーリー140とアイドラプーリー180の間のケーブル部分を固定するのを維持するように、ドラム200は後方に回転するであろう。
図24は、概して800で示される、引システムの別の実施形態を示す。図24は、初期の位置における引システム800を示す。第2コネクタ174は、アクチュエータ810にロードセル170を連結する。バー812は、第1コネクタ172に連結され、その結果、第1コネクタの移動は、対応するバーの移動をもたらす。バー812は強固な材料により適切に形成されている。上アーム830は第1末端832にてフレーム130におよび第2末端834にてバー812に旋回可能に連結されている。上側アーム130は、フレーム130内のドラム200及びロードセルプーリー140の上に設置されている。下側アーム840は第1末端842にてフレーム130に、第2末端844にてバー812に旋回可能に連結されている。下側アーム840はフレーム130のドラム200およびロードセルプーリー140の下に配置されている。ロードセルプーリー140は中央軸にてバー812に旋回可能に連結されている。
従って、アクチュエータ810の移動は、アクチュエータにバーを連結する第2コネクタ174、ロードセル170および第1コネクタ172にて、対応するバー812の移動を生ずる。そしてバー812の移動は、ロードセルプーリー140、上アーム830およびそこに連結されているアーム840の、対応する移動をもたらす。
図25Aおよび25Bは、概して900で示される引システムの別の実施形態を示す。図25Aは、初期の位置における引システム900を示す。引システム900はそこに連結されているアクチュエータ910を有するフレーム(図示されず)を含む。アクチュエータ910は、上昇される位置と下降される位置との間に連結されているアクチュエータリンク902を移動することができる任意の適切なアクチュエータであってよい。例えば、アクチュエータ910は、ライナーアクチュエータ、またはカムおよびフォロアに連結されて用いられる回転駆動、もしくはアクチュエータ910に連結されているリンクを有する回転駆動であってよい。
1下側アーム930は、ロードセルプーリー140をアイドラプーリー180に連結する。第2下側アーム940はアイドラプーリー140を追加のプーリー960に連結する。第1下側アームは近接末端(proximal)934から相隔たる遠末端(distal end)932を有する。近接末端934はアイドラプーリー180の中央軸かその付近に配置され、遠末端932はロードセルプーリー140の中央軸かその付近に配置されている。同じように、第2下側アーム940は近接末端944から相隔たる遠末端942を有する。近接末端944はアイドラプーリー180の中央軸かその付近に配置され、遠末端942は、追加のプーリー960の中央軸かその付近に配置されている。遠末端932、942はそれぞれロードセルプーリー140および追加のプーリー960に適切に旋回可能に連結されている。下側アーム930、940の近接末端934、944は中央のカップリング954にてアイドラプーリー180に適切に旋回可能に連結されている。従って、第1下側アーム930と第2下側アーム940とは互いに独立して動くことができる。
アクチュエータリンク902は上側アーム912に連結されている。上アーム912は頑丈であり、アクチュエータリンク902に第1末端916にて旋回可能に連結されている。他の実施形態では、アクチュエータリンク902は実施形態の範囲から逸脱せずに上アームに沿って異なって位置されてよい。上アーム912の第2末端918(第1末端916から相隔たれた)は第1コネクタ920に旋回可能に連結されている。上アーム912は中央カップリング914を有し、フレームに旋回可能に連結されている。図示された実施形態では、中央カップリング914は上アーム912を連結する。他の実施形態では、中央カップリング914は上アーム912の中央の場所に配置されず、中間の場所において上側アームをフレームに連結している。他の実施形態では、中央カップリング914は、上側アーム912の中間の場所に連結されておらず、及びアーム912の中央の場所から相隔たれる。これらの実施形態では、上アーム912は従って、中央の場所にてフレームに連結されていない。
そして、第1コネクタ920は、ロードセル170に旋回可能に連結されている。ロードセル170は第2コネクタ922によって中央軸にてロードセルプーリー140に旋回可能に連結されている。第2コネクタ922は、また、第1下側アーム930にロードセル170を連結する。第3のコネクタ924は第1末端916の上アーム912を遠末端942の第2下側アーム940に連結する。ドラム200は上述の引システム100内のように、フレームに連結されている。
図25Bに示すように、第1下側アーム930と第2下側アーム940とは分離し、区別された部材である。第1下側アーム930と第2下側アーム940とフレームとの間の連結は、明確にするために簡易なピン結合として示される。他の実施形態では、結合は、結合の曲げモーメントを取り除く、または減少させるようにヨーク(yoke)を使って、または他の適切な結合方法を介して成されてよい。下側アーム930、940の両方ともは、それぞれの近接末端934、944にて、アイドラプーリーおよび/またはフレームに旋回可能に連結されている。下側アーム930、940は図25Bに示すように、または他の実施形態では、重なり合った配置で結合されてよい。近接末端934、944はベアリング、スペーサー、ワッシャーまたは他の適した構造物によって適切に分離され、その結果、独立して互いに回転させることができる(すなわち、第1下側アーム930の回転は、必ずしも第2下側アーム940の回転(または逆も同様に)を要求しない)。フレームの内部の下側アーム930、940の横方向の位置は、従って、実質的にフレームに対して任意の位置で固定され、下側アームは互いに独立してそれぞれの近接末端934、944の周りに回転することができる。
さらに、他の実施形態では、アクチュエータ910およびアクチュエータリンク902は用いられない。その代わりに、回転駆動源は、上アームに沿って任意の場所にて上アーム912に連結されている。いくつかの実施形態では、回転駆動源は、上アームの中央カップリング914かその付近にて上アーム912に連結されてよい。装置(例えば、軌道を回るギヤーの減少装置)を拡大させる1つまたはそれ以上のスピード減少装置またはトルク増幅装置が、回転駆動源と連結して用いられてよい。加えて、回転駆動源は、ステップ駆動(stepping drive)またはモーターを利用する回転ステージであってよい。
コネクタ920、922、924およびアクチュエータリンク902は概して頑丈な構造である。従って、アクチュエータ910の移動は、アクチュエータリンク902が上アームをアクチュエータに連結されている場合、上アーム912の第1末端916の対応する移動をもたらす。上アーム912はアクチュエータリンク902によって、上アーム912の第1末端916の移動に対して、中央カップリング914の周りに回転または旋回する。第1コネクタは、ロードセルに旋回可能に連結されている場合、上アーム912の移動は、コネクタ920、922、924およびロードセル170の対応する移動をもたらし、および第2コネクタは、ロードセルに旋回可能に連結されている。
従ってコネクタ920、922、924の移動は、それぞれ、ロードセルプーリー140および追加のプーリー960の対応する移動をもたらす。下側アーム930、940は同様に対応して動かされる。下側アーム930、940は、下側アームの近接末端934、944は、フレームおよびアイドラプーリー180に旋回可能に連結されているとき、横方向の動きからロードセルプーリー140および追加のプーリー960を実質的に抑制する。アクチュエータ910は、アクチュエータリンク902をその後に、後退させまたは上昇させ、その結果、対応する追加のプーリー960の上方への移動および対応するロードセルプーリー140の下方への移動をもたらす。さらに、他の上述の実施形態と比較して、図25A−25Bおよび以下に示す実施形態は、特異な利点を有する。アクチュエータ910は、アーム912、930、940および追加のプーリー960が、そこに取り付けられた対象物によってケーブル110に与えられた負荷を測るように、ロードセルプーリー110およびアイドラプーリー180と連携する場合、対象物の全体の重量を持ち上げることが要求されない。
図25A−Bの引システムは、ドラム200が、実質的に一定速度で回転でき、およびシリコン結晶成長実施形態で用いるのに適した速度でケーブル110を上昇できるよう構成されている。コネクタ920、922、924、上アーム912および下側アーム930、940の長さは、上アーム912がアクチュエータリンク902によって動かされる場合、追加のプーリー960とロードセルプーリー140との間のケーブル110の実質的に一定の長さを維持するよう構成されてよい。従って、プーリー140、960、上アーム912、コネクタ920、922、924および下側アーム930、940の垂直な運動は、ドラム200の回転運動から独立して成されてよく、従って、対象物の重量を測定する間、ロードセルプーリー140についてケーブル110が静止を維持することを可能にしている。
図26は初期の位置における引システム1000の別の配置を示す。引システム1000は、それぞれが図25Bに示す引システム900の配置に類似した上位置と下位置との間で移動可能である。図26の実施形態では、付加的なロードセル1170は、ロードセル170に連動して用いられる。付加的なロードセル1170は第3のコネクタ1024と第4のコネクタ1025との間に位置され、その反対の末端に旋回可能に連結されている。付加的なロードセル1170は、引システム1000における運動に対する障害についての付加的な情報を提供するように用いられてよい。例えば、付加的なロードセル1170による測定は、引システム1000に存在する摩擦を示す。ロードセル1170による測定がロードセル170による測定と対応しない場合、引1000におけるベアリングおよび/またはプーリーは、欠陥があるまたはずれている場合がある。
システム1000は図25A−25Bと同じ構成要素を含んでよい。該構成要素は、ケーブル110、ロードセルプーリー140、ロードセル170、アイドラプーリー180、ドラム200、アクチュエータリンク1002、アクチュエータ1010、上アーム1012、上アームの中央カップリング1014、上アームの第1末端1016、上アームの第2末端1018、第1コネクタ1020、第2コネクタ1022、第3のコネクタ1024、第4のコネクタ1025、遠末端1032と近接末端1034とを有する第1下側アーム1030、遠末端1042と近接末端1044とを有する第2下側アーム1040、中央カップリング1054および追加のプーリー1060を含んでよい。
図27A〜27Cは3つの区別した位置の引システム1100の別の配置を示す。図27Aは初期の位置における引システム1100を示し、図27Bは上位置のシステムを示し、図27Cは下位置のシステムを示す。引システム1100はアイドラプーリー180を除いて図25A−25Eと同じ構成要素を含んでよい。該構成要素は、ケーブル110、ロードセルプーリー140、ロードセル170、ドラム200、アクチュエータリンク1102、アクチュエータ1110、上アーム1112、上アームの中央カップリング1114、上アームの第1末端1116、上アームの第2末端1118、第1コネクタ1120、第2コネクタ1122、第3のコネクタ1124、遠末端1132と近接末端1134とを有する第1下側アーム1130、遠末端1142と近接末端1144とを有する第2下側アーム1140、中央カップリング1154および追加のプーリー1160を含んでよい。
図27A−27Cの実施形態は、アイドラプーリーを含まない点で、図25Aと25Bの実施形態とは異なる。その代わり、第1下側アーム1130と第2下側アーム1140はフレームに旋回可能に連結されている。
図28は、初期の位置における引システム1200の別の実施形態を示す。引システム1200は図20−27に対して上述した上位置と下位置との間の移動を可能にする。引システム1200は図25Aと25Bと同じ構成要素を利用する。該構成要素は、ケーブル110、ロードセルプーリー140、ロードセル170、アイドラプーリー180、位置センサー201、ブッシング201、アクチュエータリンク1202、アクチュエータ1210、上アーム1212、上アームの中央カップリング1214、上アームの第1末端1216、上アームの第2末端1218、第1コネクタ1220、第2コネクタ1222、第3のコネクタ1224、遠末端1232と近接末端1234とを有する第1下側アーム1230、遠末端1242と近接末端1244とを有する第2下側アーム1240、中央カップリング1254および追加のプーリー1260を含んでよい。
システム1200は、他の引システムにおけるドラム220がドラム200の位置に対して約90°回転されている点で、上述の引システムとは異なる。従って、ドラム220の中央軸は、引システム1200の他のプーリー140、180、1260の中央軸を含む1つまたは複数の平面に直交する平面に位置する。いくつかの実施形態によれば、ドラム220は、スプラインされた軸(splined shaft)に取り付けられ、ケーブル110とドラムの外面との間の垂直な角度を概して維持するよう回転の軸に平行な方向のシャフトに沿って滑って移動することができる。他の実施形態では、ドラムは、代わりに、回転軸に沿って滑ることができず、代わりに、連続した変化を生ずる、そこに形成された溝を有する。図28の斜視図から、溝の傾斜が右から左へドラム220の外面に沿って進むにつれて、溝の傾斜は増加するであろう。
図20−24の引システムは、操作中にアクチュエータを有するロードセルプーリーを選択的に上昇および下降(または振動)させることによって、ケーブル110とロードセルプーリー140との間の静止関係を確実にしている。このプロセスは、初期の実質的に水平な位置(例えば、図23に示される)から下位置まで、アクチュエータによってロードセルプーリー140を下降させることにより始まる。そして、アクチュエータは、ケーブルがロードセルプーリーに対して実質的に静止した状態で、ロードセルプーリー140と、ケーブル110の末端に取り付けられた対象物とを上方に引。ロードセルプーリー140が最上位置に届く場合、アクチュエータはロードセルプーリーを下降させ、ドラム200が回転されると同時にケーブル110の一部が巻き取られる。ドラム200によって巻き取られたケーブル110の部分の長さは、ロードセルプーリー140がアクチュエータによって上位置から下位置まで下降される時に対象物が上方に移動し続けるような寸法にされてよい。そしてこのプロセスが繰り返され、再度、ロードセルプーリー140が持ち上げられる。従って、ケーブル110に取り付けられた対象物は、ケーブル110がロードセルプーリーに対して固定されたままで、上昇され、同時に重量が測定されてよい。従って、ケーブル110の変化する直径により導入される誤差は、効果的に排除される。
いくつかの実施形態(例えば図25−31に示す実施形態)では、ドラム200は、ケーブル110に連結された対象物の重量の正確な測定が必要な場合、ロードセルプーリー140が上昇および下降する間、一定速度で回転される。アクチュエータがロードセルプーリー140を下降させる間、対象物の位置が、このプロセスに亘って実質的に同じ速度で上方に移動し続けるように、ドラム200が回転してケーブル110を巻き取る速度が構成される。
以後、シリコンインゴット成長実施形態における引システム100、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200の使用を戻して、個別の言及が、引システム100に対して以下に成されるがしかし、引システム400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200は引システム100の代わりに用いられてよい。少なくともいくつかの実施形態では、ブッシング203は、末端の円錐の成長の開始時かその付近にて第1位置から第2位置まで移動されてよい。ブッシング203の第2位置への移動は、ブッシングとケーブル110との間の接触を断ち切り、従ってブッシングによってケーブルに与えられる摩擦力を取り除く。概してブッシング203は、プロセスのいかなる段階であっても1つの位置から他の位置まで移動されてよい。
ケーブル110に連結された対象物の重量は、プロセッサ300によってコントロールシステム320に伝達される。コントロールシステム320は、シリコンインゴット成長プロセスの制御中に、成長するシリコンインゴットの重量を用いる。例えば、その重量は、成長するシリコンインゴット114が上へ引れる速度、またはフレーム130が回転される速度を制御するよう用いられる。上述のように、ドラムの回転数を決定するように、ロータリーのエンコーダーは、ドラム200に連結されたドライブと連結して用いられてよい。ドラム200の円周およびケーブルの直径が知られているので、Y軸に平行なケーブル110の移動が、コントロースシステム320によって決定される。成長するシリコンインゴット114の長さは、従って、ケーブル110の移動または引システム400、500、600、700の場合ではアクチュエータ410によるロードセルプーリー140に与えられる移動に基づいて決定される。他の実施形態は、成長するシリコンインゴット114の長さを測定する異なる方法を用いてよい。
Figure 2012522250
いくつかの実施形態によれば、ロードセル170とプロセッサ300は、1秒間に20〜30回のような規則的な間隔で、コントロールシステム320に成長するシリコンインゴット114の重量を提供する。作業中、ケーブル110の移動は、規則的な間隔で同じように決定される。1つの実施形態では、コントロールシステム320は、成長するシリコンインゴットの直径が所望の外形に一致させることを確実にするように、成長するシリコンインゴット114が上方に引れる速度、または溶融シリコンおよびシリコンインゴットに熱が供給される速度を制御することにおいて、計算された直径Dを利用する。異なる直径の外形は、異なる部分の成長プロセスの間、用いられる。例えば、シリコンインゴット成長プロセスの最中に、成長するシリコンインゴット114の直径Dを一定に維持することがしばしば望まれる。しかしながら、成長プロセスの終了に向かって、直径Dは、徐々に減少され、先細りした末端の円錐を有するシリコンインゴットを生ずる。従って、成長するシリコンインゴット114の計算された直径Dに基づいて、シリコンインゴットが上方に引れる速度は直径Dを減少させることを増加させる。いくつかの実施形態に従って、フレームの回転速度または熱が供給される速度は、計算された直径Dと同様に調整される。
従来のシステムは、先細りした末端の円錐の形成の間、インゴットの直径Dを測定するように光学測定システムを用いる。これらのシステムは、先細りした末端の円錐が、成長する末端の円錐の直径と比較して比較的長い長さを有する場合に、インゴットの直径を測定することができるのみである。従って、従来のシステムは、インゴットの直径と比較して比較的短い長さの先細りした末端の円錐を有するシリコンインゴットを製造することができない。従って、従来のシステムで成長したシリコンインゴットの収率は、末端の円錐に含まれるシリコンがインゴットのその残り(rest)に含まれる部分のシリコンよりも少ない場合に減少する。従って、本明細書に示される実施形態は、インゴットの重量の正確な測定に基づいた(少なくとも一部分において)成長するシリコンインゴットの直径Dの制御を可能にする。従って、シリコンインゴットは、従来のシステムの長さよりも短い長さを有する先細りした円錐を有して成長してよい。いくつかの実施形態では、先細りした円錐の長さは、従来のシステムの約半分であってよい。
図29A−31は減衰システムの様々な実施形態を示す。図25A−28に対して上述した引システムのように、図29A−31に示す減衰システムは、それぞれ、下位置と上位置との間で移動可能である。さらに、引システムは、減衰システムがケーブルと接触すること無しに、ケーブル110の振り子運動を減衰する引システムが含まれることを除いて、図29A−31に対する上述のそれと連結して同じようである。さらに、図29A−31に示す減衰システムは、図14−28に対して上述したように対象物が持ち上げられる場合、ケーブル110に連結された対象物の重量の測定に良く適している。
図29Aは初期の位置における引システム1300を示す。図29Bは図29Aの29B−29Bの面における断面図である。減衰システム1370は、ロードセルプーリー140より下側においてケーブル110と接触せずにケーブル110の振り子運動を減衰するように用いられてよい。引システム1300は、25Aと25Bの構成要素と同じ構成要素を含んでよい。該構成要素は、ケーブル110、ロードセルプーリー140、ロードセル170、アイドラプーリー180、ドラム200、位置センサー201、アクチュエータリンク1302、アクチュエータ1310、上アーム1312、上アームの中央カップリング1314、上アームの第1末端1316、上アームの第2末端1318、第1コネクタ1320、第2コネクタ1322、第3のコネクタ1324、遠末端1332と近接末端1334とを有する第1下側アーム1330、遠末端1342と近接末端1344とを有する第2下側アーム1340、中央カップリング1354および追加のプーリー1360を含んでよい。しかしながら、上述の実施形態と違って、引システム1300の複数の要素はフレームに代わって、減衰システム1370に連結されている。
減衰システム1370は、ロードセルプーリー140より下側においてケーブル110と接触せずにケーブル110の振り子運動を減衰する点で上述されたブッシング203とは異なる。従って、摩擦力は、減衰システム1370によってケーブル110に与えられず、従ってケーブル110から吊り下げられた対象物の重量の計算において導入された誤差の源を減少させる。
加えて、上述した位置センサー201は、ケーブルの振り子運動を感知する減衰システム1370と連結して用いられる。減衰システム1370は上断面1372、下断面1374(図29B)および中央の断面1376を有する取り付け部材1371を含む。上アームの中央カップリング1314は、上断面1372かその近くもしくは中央の断面1376にて、取り付け部材1371に回転自在に連結されている。中央のカップリング1354は、中央の断面1376かその近くにて、取り付け部材1371に回転自在に連結されている。アクチュエータ1310はまた、上断面1372かその近くにて、取り付け部材1371に連結されている。減衰システム1370のドラム200および他の構成要素は引システム1300のフレームに連結されているがしかし、引システム1300の他の構成要素はフレームに連結されない。
取り付け部材1371は、取り付け部材の上断面1372がフレームに対して移動できるように、下断面1374かその近くにて、ジョイント1379によってフレームに連結されている。図29Bに示されるように、ジョイント1379の1つの末端は、取り付け部材の上断面1372が下断面に対して移動可能なように、取り付け部材1371に固定されているがしかし、そうでなければフレームに対する動きから抑えられる(例えば、取り付け部材の長軸の周りに回転できない)。ジョイント1379の第2末端は、引システム1300のフレームに強固に連結されている。別の実施形態では、ボールソケット結合(ball-and-socket joint)またはハイムジョイント(heim joint)が取り付け部材1371をフレームに連結するのに用いられる。
1アクチュエータ1380は、一方の末端にて、取り付け部材1371の上断面1372に連結されている。第1アクチュエータ1380の別の部分はフレームに連結されている。第2アクチュエータ1390は第1アクチュエータ1380におおよそ垂直に配置され、1つの末端にて、取り付け部材1371の上断面1372に連結されている。アクチュエータ1380、1390は取り付け部材の上断面1372に回転自在に連結されてよく、フレームに強固に連結されている。アクチュエータ1380、1390はコントロールシステム320および/またはプロセッサ300によって制御されてよい。
ジョイント1379と連結したアクチュエータ1380、1390は、ジョイント1379の周りの取り付け部材1371の旋回を容易にする。上アームの中央カップリング1314および中央カップリング1354が取り付け部材に回転自在に連結されている場合、取り付け部材1371の旋回は、第1下側アーム1330、第2下側アーム1340および上アーム1312、ならびにそこに連結された引システム1300の他の構成要素の対応する動きをもたらす。これらの構成要素は、ケーブル110、ロードセルプーリー140、ロードセル170、アイドラプーリー180、アクチュエータリンク1302、アクチュエータ1310、第1コネクタ1320、第2コネクタ1322、第3のコネクタ1324および追加のプーリー1360を含む。
図30は初期の位置における引システム1400の別の配置を示す。引システム1400はアイドラプーリー180を除いて、29Aと29Bの構成要素と同じ構成要素を含んでよい。該構成要素は、ケーブル110、ロードセルプーリー140、ロードセル170、アイドラプーリー180、ドラム200、位置センサー201、アクチュエータリンク1402、アクチュエータ1410、上アーム1412、上アームの中央カップリング1414、上アームの第1末端1416、上アームの第2末端1418、第1コネクタ1420、第2コネクタ1422、第3のコネクタ1424、遠末端1432と近接末端1434とを有する第1下側アーム1430、遠末端1442と近接末端1444とを有する第2下側アーム1440、中央カップリング1454および追加のプーリー1460、減衰システム1470、下断面1474、中央の断面1476および上断面1472を有する取り付け部材1471、ジョイント1479、第1アクチュエータ1480および第2アクチュエータ1490を含んでよい。
図30の実施形態はアイドラプーリーが含まれない点で29Aおよび29Bの実施形態とは異なる。その代わり、第1下側アーム1430および第2下側アーム1440が取り付け部材の中央の断面1476かその近くにて、取り付け部材1471に旋回可能に連結されている。
図31は初期の位置における引システム1500の別の実施形態を示す。引システム1500は図29A−30に対して上述した上位置と下位置との間の移動を可能にする。引システム1500は図29Aと29Bと同じ構成要素を用いる。該構成要素は、ケーブル110、ロードセルプーリー140、ロードセル170、アイドラプーリー180、ドラム200、位置センサー201、アクチュエータリンク1502、アクチュエータ1510、上アーム1512、上アームの中央カップリング1514、上アームの第1末端1516、上アームの第2末端1518、第1コネクタ1520、第2コネクタ1522、第3のコネクタ1524、遠末端1532と近接末端1534とを有する第1下側アーム1530、遠末端1542と近接末端1544とを有する第2下側アーム1540、中央カップリング1554および追加のプーリー1560、減衰システム1570、下断面1574、中央の断面1576および上断面1572を有する取り付け部材1571、ジョイント1579、第1アクチュエータ1580および第2アクチュエータ1590を含んでよい。
システム1500は、他の引システムにおいて、ドラム220がドラム200の位置に対して約90°回転される点で上述の引システムとは異なる。従って、ドラム220の中央軸は、引システム1500の他のプーリー140、180、1560の中央軸を含む1つまたは複数の平面に直交する平面に位置する。いくつかの実施形態によれば、ドラム220は、スプライン軸(splined shaft)に取り付けられ、ケーブル110とドラムの外面との間の垂直な角度を維持するように、該ドラムの回転軸に平行な方向のシャフトに沿ってスライド自在に移動できる。他の実施形態では、ドラムは、回転軸に沿って滑ってよい代わりに、連続した変化を生ずる、そこに形成された溝を代わりに有する。図31の斜視図から、溝の傾斜が右から左へドラム220の外面に沿って進むにつれて、溝の傾斜は増加するであろう。
図32は、ケーブル110の位置を確実に制御する方法1600のフローチャートを示す。方法1600はブッシングまたは他の同じような装置を有するケーブルと接触せずにケーブル110の位置を制御することを可能にする。方法1600は図19に対して上述されたコントロールシステム320およびプロセッサ300によって実施されてよい。方法1600は図29に対して上述された減衰システム1370または図30および31に示す任意の他の減衰システム1470および1570を用いるフレーム1300に対してケーブル110の位置を制御するように、実施できる。ここで、図29の引システム1300の方法1600の利用に対して言及が成されるがしかし、方法1600はそれぞれ、図30および31に示す引システム1400、1500に同じように、よく適している。
方法1600はブロック1610において始まり、ケーブル110の位置は検出される1620。方法1600はケーブル110に取り付けられた対象物が持ち上げられる前、間、後に任意の場所で用いられてよい。さらに、方法1600は引システムの構成要素のどのような製造欠陥を補償するように、対象物を上方に引前に、引システム1300の初期の調整を実施するよう用いられてよく、引システムはケーブル110の軌道または振り子運動をもたらすであろう。従って、引システム1300は、より少ない厳しい公差、それに対応して低いコストで製造されるであろう。なぜなら、引システムは方法1600を通して調節できるからである。
方法1600を戻して、フレーム130に対するケーブル110の位置が位置センサー201によってブロック1620にて検出される。位置センサー201は2次元で、ケーブルの位置を検出するように、作動できる。上述したように、位置センサー201はフレーム130に対してケーブル110の位置を検出するように、覆われた光ダイオードの調節を用いてよい。他のシステムは、実施形態の範囲から出発せずにフレーム130に対するケーブル110の位置を検出するように、用いられてよい。
ブロック1630では、決定は、設定値(すなわち、所望の位置)から外れる位置にケーブルがあるかどうかにより成される。方法1600の目的のために、ケーブルが予め決められた分だけ設定された場所から外れることができ、さらに設定場所から外れていないと見なされるように許容差が与えられてよい。また、設定場所は、ケーブル110が振り子運動または軌道運動を示さない場合、ケーブル110の中の位置を示す。1つの実施形態では、引システム1300およびケーブル110の末端に取り付けられた対象物が停止している間、ケーブル110の位置を検出することによって、対象物を上昇する前に設定場所が決定される。このような実施形態の設定場所は一定であり、フレームが回転する、または対象物が上昇する場合は変わらない。他の実施形態では、フレームが回転する場合、ケーブルの軌道運動または振り子運動の発生をもたらす可能性のある、製造欠陥、偏心、誤調節または他のシステムの構成に対して適合するようにフレームが回転する場合、設定場所は変ってよい。そして、設定場所は、フレームの1回の回転の間に、異なる場所に変わってよい。
いくつかの実施形態では、設定場所からの外れは、時間の正弦関数である。位置センサー201からの信号を分析することによるコントロールシステム320のプロセッサ300によって、周波数、振幅および正弦関数の偏差の相が決定される。
図32を参照して、決定が、ケーブル110の位置が設定場所から外れないブロック1630で成される場合、方法は、ケーブルの位置が再び検出されるブロック1620に戻る。ブロック1630のこの決定は、プロセッサ300がアナログシステムである場合、1秒間に30〜60回のような任意の適した頻度、または連続的に起こる場合がある。しかしながら、ケーブル100の位置が設定場所から外れる場合、方法1600はブロック1640まで進む。
ブロック1640では、決定は、ケーブル110が設定場所から外れないように、ケーブル110の位置を修正するのに必要な時間の関数として、取り付け部材1371と、取り付け部材1371に連結されたプーリー140との変位の振幅および方向についてコントロールシステム320および/またはプロセッサ300によって成される。コントロールシステム320は、ロードセルプーリーが引システム1300の他の構成要素によって取り付け部材に連結されている場合、取り付け部材1371およびロードセルプーリー140を移動するのに必要なアクチュエータ1380、1390のどちらかの変位の振幅を算出する。
そして、第1アクチュエータ1380および第2アクチュエータ1390の時間の関数として、必要な変位の方向および振幅は、コントロールシステム320および/またはプロセッサ300によってケーブル110の位置を修正するように決定される。この決定を成すことにおいて、コントロールシステム320および/またはプロセッサ300は引システム1300の構成要素の形状を考慮に入れることによってケーブル110の位置を修正するのに必要なアクチュエータ1380、1390の必要な移動を計算する。従って、コントロールシステム320および/またはプロセッサ300は、ケーブル110の位置を移動するまたは修正するのに必要なアクチュエータ1380、1390の移動を計算できる。
そして、ケーブル110のずれ(deviation)が正弦関数である場合、図7に示すように、運動と同じ方向であるがより小さい振幅で取り付け部材1371を移動することによって、およびサイクル(例えば、相外の90°)の約4分の1だけ運動を遅らせることによってケーブルの運動が減衰される。取り付け部材1371の移動の決定された振幅は、選択された時間内で減衰運動に影響を及ぼすよう選択されてよく、従って取り付け部材1371の複数の動きが必要とされる場合がある。それ故、取り付け部材1371の動き変位は時間とともに減少する場合があり、従ってケーブル110の運動を次第に減衰する。
そして、取り付け部材1371は、ブロック1650においてアクチュエータ1380、1390によって、時間の関数として決定された振幅と方向に動かされる。そして、方法1600はケーブルの位置が再び検出されるブロック1620に戻る。
上述の記載は、最良の形態を含む本願発明を開示する例を用いており、また、いかなる装置またはシステムを作ることならびに用いること、およびいかなる関係する方法を実施することを含む、当業者が本願発明を実施できる例を用いている。本願発明の特許性のある範囲は、当業者に起こる他の例を含んでよい。このような他の例は本願発明の範囲内であることが意図される。
本明細書内に図示され、記載された本願発明の実施形態における、実行の順番または作業の性能(パフォーマンス)は、他に指定がない限り、本質ではない。作業は任意の順番で実施されてよく、本願発明の実施形態は、本明細書内の作業よりも付加的な作業または少ない作業を含んでよい。例えば、本願発明の態様の範囲内である別の作業の前、同時または後に特に作業を実行または実施することが考えられる。
本願発明または実施形態の要素を導入する時、文献の「a」「an」「the」および「said」は1以上の要素があることを意味すると意図される。用語「構成すること(comprising)」「(含むこと)including」および「(有すること)having」は包括的(inclusive)であることが意図され、記された要素を除いて付加的な要素であってもよいことを意味する。
様々な変化が、上述の構成を成して本願発明の範囲から逸脱せずに成されるであろう場合、上述の記載に含まれ、添付図面に示される全ての事項は、実例として組み入れられるべきであり、制限する意味で組み入れられるべきではない。

Claims (15)

  1. ケーブルを用いてインゴットを上方に引くことであって、前記ケーブルが第1シリンダーに亘って延在し、前記第1シリンダーが外側周囲表面を有し、前記ケーブルの前記第1シリンダーに対する動きを抑えながら前記第1シリンダーを上昇させることを含む、インゴットを上方に引くことと、
    前記ケーブルが第2シリンダーに亘って更に延在、前記第2シリンダーが、外側周囲表面を有し、前記ケーブルが、前記外側周囲表に沿って延在し、前記ケーブルが前記第1シリンダーと前記第2シリンダーとの前記外側周囲部分のそれぞれの最上部の間におけるケーブル通路に沿って通
    1末端と第2末端とを有する下側アームを用いて前記第1シリンダーの前記ケーブル通路に平行な動きを抑えことであって、前記第1末端が前記第1シリンダーに連結されており、前記第2末端が前記第2シリンダーまたはフレームの少なくとも1つに連結されている、平行な動きを抑えことと、
    力測定装置を用いて前記インゴットの重量を測定することと、
    を含む、インゴットを上方に引方法。
  2. 前記ケーブルの前記第1シリンダーに対する動きを抑えながら前記第1シリンダーを上昇させることが、第1末端と第2末端とを有するアクチュエータを用いて前記第1シリンダーを上昇させることを含み、前記アクチュエータの前記第2末端1末端と第2末端とを有する上側アームに連結されており、第1末端がフレームに連結されていることを特徴とする請求項に記載の方法。
  3. ブッシングを用いて、前記フレームに対する前記ケーブルの振り子運動と軌道運動との少なくとも1つを減衰することを更に含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  4. 1取り付け部材アクチュエータを用いて取り付け部材の上側部分を移動することによって、減衰システムにより前記フレームに対する前記ケーブルの振り子運動および軌道運動の少なくとも1つを減衰することを更に含み、前記取り付け部材の下側部分が、前記フレームに旋回可能に連結されており、前記第1シリンダー、前記第2シリンダーおよび力測定装置が前記取り付け部材に連結されていることを特徴とする請求項に記載の方法。
  5. 前記フレームに対する前記ケーブルの振り子運動と軌道運動との少なくとも1つを減衰することが、前記第1取り付け部材アクチュエータを用いて第1面内の前記取り付け部材の前記上側部分を移動することと、第2取り付け部材アクチュエータを用いて第2面内の前記取り付け部材の前記上側部分を移動することとを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  6. 少なくとも1つの位置センサーにより前記フレームに対する前記ケーブルの位置を検出することと、ケーブル位置が所望位置からずれた場合に、フレームに対してケーブル位置を修正するのに必要な取り付け部材の上側部分の時間の関数としての振幅と方向とを決定することを更に含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  7. 前記第1取り付け部材アクチュエータと前記第2取り付け部材アクチュエータとの少なくとも1つを用いて、時間の関数として決定された前記振幅と前記方向とによって前記取り付け部材の前記上側部分を移動することを更に含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 成長するインゴットを上方に引いて、前記インゴットの重量を測定する引き上げ具であって、
    前記インゴットを引方向に沿った軸に平行な垂直軸と、前記垂直軸に直交した水平軸とを有するフレームと、
    前記インゴットに連結されたケーブルと、
    前記フレームに回転自在に連結された第1シリンダーであって、前記ケーブルの少なくとも一部が、第1シリンダー表面に係合している第1シリンダーと、
    前記フレームに回転自在に連結された第2シリンダーであって、前記ケーブルの少なくとも一部が、第2シリンダー表面に係合している第2シリンダーと、
    1末端と第2末端とを有する上アームであって、前記フレームに連結された上アームと
    1つの末端にて前記第1シリンダーに連結されており、別の末端にて前記フレームに連結された下アームと、
    前記上アームに連結されたアクチュエータと、
    前記インゴットの重量を測定する力測定装置であって、前記第1シリンダーに連結された力測定装置と、
    を含み、前記アクチュエータが、前記力測定装置、前記第1シリンダーおよび前記第2シリンダーを下降および上昇するように作動でき、前記下アームが前記第1シリンダーの前記水平軸に平行な動きを実的に抑えることを特徴とする引き上げ具
  9. 前記インゴットがシリコンインゴットであることを特徴とする請求項に記載の装置。
  10. 前記上アームが中間点を有し、前記上アームが中間点において前記フレームに連結されていることを特徴とする請求項に記載の装置。
  11. 前記下アームが、前記第1シリンダーに連結された第1末端前記フレームに連結された第2末端とを有する第1下側アーム、及び前記第2シリンダーに連結された第1末端前記フレームに連結された第2末端とを有する第2下側アームをこととを特徴とする請求項に記載の装置。
  12. スプールを更に含み、前記ケーブルが、前記第1シリンダーと前記第2シリンダーに亘って通った後に、前記ケーブルが、前記スプールに亘って通過し、前記ケーブルの前記第2末端が、前記スプールの少なくとも一部に連結され、前記ケーブルが前記スプールの周りに巻かれ、スプールが、第1平面内に配置された中央軸の周りに回転自在であり、前記1シリンダーと前記2シリンダーとが第2平面内に配置されたそれぞれの中央軸の周りに回転自在であり、第1平面が、第2平面にほぼ垂直である
    ことを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記ケーブルの位置を制御するように構成され、前記ケーブルの一部を少なくとも部分的に取り囲むブッシングを更に含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
  14. 前記ブッシングが、前記ケーブルの振り子運動と前記ケーブルの軌道運動との少なくとも1つを制御するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記フレームに対する前記ケーブルの位置を検出するように構成された少なくとも1つの位置センサーを更に含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
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