JPH07172980A - 半導体単結晶製造装置 - Google Patents

半導体単結晶製造装置

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JPH07172980A
JPH07172980A JP5344979A JP34497993A JPH07172980A JP H07172980 A JPH07172980 A JP H07172980A JP 5344979 A JP5344979 A JP 5344979A JP 34497993 A JP34497993 A JP 34497993A JP H07172980 A JPH07172980 A JP H07172980A
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JP
Japan
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arm
winding drum
wire
single crystal
guide pulley
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Application number
JP5344979A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Hiraishi
吉信 平石
Ayumi Suda
歩 須田
Kuraichi Shimomura
庫一 下村
Mitsunori Kawabata
光徳 川畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumco Techxiv Corp
Original Assignee
Sumco Techxiv Corp
Komatsu Electronic Metals Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07172980A publication Critical patent/JPH07172980A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
    • C30B15/20Controlling or regulating

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロードセルを用いた重量式直径制御方法をケ
ーブル方式による結晶引き上げ機構に適用し、直径制御
性能が優秀で、かつ安価な半導体単結晶製造装置を提供
する。 【構成】 第1ガイドプーリ4を軸着するアーム7の一
端をロードセル2の荷重印加部に接続し、アーム7の他
端に設けた支点7aを中心として前記アーム7が垂直面
内で揺動自在、かつ前記第1ガイドプーリ4の中心とア
ーム7の支点とを結ぶ直線が水平となるようにアーム7
を支持する。また、第1ガイドプーリ4から第2ガイド
プーリ6に向かうワイヤ5が水平となるように第2ガイ
ドプーリ6を配設し、巻き取りドラム9でワイヤ5を巻
き取る。アーム7の支点7aと第1ガイドプーリ4の回
動中心との距離をL、第1ガイドプーリ4の半径をR、
単結晶重量をW、ロードセル2に作用する荷重をFとす
ると、F=W×L/(L+R)となり、単結晶重量を正
確に測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン等の単結晶引
き上げに当たり重量式の直径制御を可能にするため、結
晶引き上げ機構を改良した半導体単結晶製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の基本材料であるシリコ
ン単結晶の製造方法の一つとして、るつぼ内の原料融液
から円柱状の単結晶を引き上げるチョクラルスキー法
(以下CZ法という)が用いられている。CZ法におい
ては、単結晶製造装置のメインチャンバ内に設置したる
つぼに高純度の多結晶シリコンを充填し、前記るつぼの
外周に設けたヒータによって多結晶シリコンを加熱溶解
した上、シードチャックに取り付けた種子結晶を融液に
浸漬し、シードチャックおよびるつぼを同方向または逆
方向に回転しつつシードチャックを引き上げてシリコン
単結晶を成長させる。図12は、CZ法による従来の一
般的なシリコン単結晶製造装置の概略構成を模式的に示
したもので、9はワイヤ巻き取りドラム、17は巻き取
りドラム9を駆動するモータ、24は前記モータ17、
巻き取りドラム9を設置した真空容器1に回転運動を与
えるモータであり、引き上げワイヤ5の回転を通じて最
終的には種子結晶から成長した単結晶に回転運動を与え
る。25はテレビカメラ、26は透明石英ガラス製の
窓、27は種子結晶を保持するシードチャックである。
また、28は融液面、29はるつぼ内の多結晶シリコン
を加熱溶解する黒鉛ヒータ、30は黒鉛製断熱筒であ
り、31はるつぼペディスタルを介してるつぼに回転運
動を与えるモータ、32はるつぼを上下動するモータで
ある。シリコン単結晶の引き上げに当たり、前記融液面
28とシリコン単結晶との境界に発生するメニスカスリ
ングがテレビカメラ25によって撮影され、得られた映
像信号はカメラコントロールユニット33を介して幅計
測ユニット34に入力され、メニスカスリングを横切る
単結晶の直径が算出される。そして、直径制御装置35
により種子結晶の引き上げ速度および融液温度を制御し
て、引き上げ単結晶の直径を設定値に近づける。なお、
36はモニタテレビである。
【0003】結晶引き上げ機構が上記ケーブル方式の場
合、単結晶の直径制御には一般にテレビカメラ等による
光学式制御方法が用いられているが、前記直径制御方法
には光学式制御方法の他に重量式制御方法がある。重量
式制御方法は、成長中の単結晶重量を測定してモデル結
晶重量と比較し、その偏差の大きさにより炉内温度およ
び結晶引き上げ速度を調節して成長中の単結晶直径がモ
デル結晶の直径に近似するように制御するものである。
この方法では、結晶重量を極めて正確に測定する必要が
あり、フォースバーと呼ばれる棒状部材をロードセルの
荷重印加点に吊り下げ、種子結晶をこのフォースバーの
下端に取り付け、成長中の単結晶の重量が直接ロードセ
ルに加えられるように工夫した特殊な単結晶製造装置を
必要とする。そして、前記特殊な単結晶製造装置は、一
般的には、ケーブル方式で製造する単結晶と同じ長さの
単結晶を製造しようとすると、装置の全高がケーブル方
式の場合の1.5〜2倍となる。そのため、この装置を
設置する工場建屋は大きなものが必要となり、装置価格
もケーブル方式に比べて著しく高額となる。しかし、重
量式直径制御方法は直径制御特性が良好で、特に直径絶
対値の再現性や、テール部すなわち結晶成長の終端部で
結晶直径を徐々に減少させる場合の制御特性が極めて優
れているため、一般的なケーブル方式の単結晶製造装置
において重量式直径制御方法の適用を可能とする改良が
求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ケーブル方式による結
晶引き上げ機構の一般的な構造は、特開平4−8938
9に記載の図を参考にすることができる。この結晶引き
上げ機構に重量式直径制御方法を適用する場合、図13
に簡略化して示すように、ガイドプーリ4に加わる結晶
重量をロードセル2によって測定する方法が構造上最も
容易である。しかしながら、ロードセル2には結晶重量
Wとこれに等しい巻き取りドラム9のトルクFとの合計
が作用する。そのため、ロードセルのフルスケールは引
き上げる結晶重量の2倍の能力を必要とするが、この種
の直径制御用ロードセルはフォースバー式単結晶製造装
置用として造られており、製造可能な最大結晶重量とロ
ードセルのフルスケールとは1対1で対応している。従
って、前記最大重量の結晶をケーブル方式による結晶引
き上げ機構で引き上げようとすると、新たに前記ロード
セルの2倍のフルスケールのロードセルを必要とし、多
大のロードセル開発費用が発生するとともに、ロードセ
ル自体も高価なものとなる。
【0005】また、図13に示した構造では巻き取りド
ラム9の回転精度やトルクの変動が前記Fに直接影響す
るため、ロードセルの測定値であるW+Fに影響を及ぼ
し、結晶重量測定を不正確にするという問題点も有して
いる。更にこの構造では、シードチャックとガイドプー
リ4との間にある引き上げワイヤの重量が単結晶の引き
上げに伴って減少し、単結晶の重量測定に誤差を与え
る。本発明は上記従来の問題点に着目してなされたもの
で、ロードセルを用いた重量式直径制御方法をケーブル
方式による結晶引き上げ機構に適用し、直径制御性能が
優秀で、かつ安価な半導体単結晶製造装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る半導体単結晶製造装置は、
ワイヤ巻き取りドラムと、ワイヤを引き上げる際に前記
ワイヤを巻き取りドラムにガイドするガイドプーリと、
巻き取りドラム駆動手段と、ワイヤを回転させる手段と
を備えた結晶引き上げ機構を用いる半導体単結晶製造装
置において、結晶引き上げ機構に重量式直径制御用ロー
ドセルを取り付け、一端を前記ロードセルの荷重印加部
に接続したアームにガイドプーリを回動自在に軸着し、
アームの他端に設けた支点を中心として前記アームが垂
直面内で揺動自在、かつ前記ガイドプーリの回動中心と
前記アームの支点とを結ぶ直線が水平となるように前記
アームを支持するとともに、前記ガイドプーリから巻き
取りドラムに向かうワイヤが水平となるように前記巻き
取りドラムを設置する構成とし、このような構成におい
て、ガイドプーリと巻き取りドラムとの間に第2ガイド
プーリを設置し、前記ガイドプーリから第2ガイドプー
リに向かうワイヤが水平となるように、第2ガイドプー
リの回動中心を固定することが望ましい。また、アーム
の他端に設けた支点に、金属またはセラミックス製のベ
アリングあるいは上下方向にたわむ板ばねを用いてもよ
く、アームの他端に設けた支点が、金属またはセラミッ
クス製のピボットもしくはナイフエッジであってもよ
い。
【0007】更に、上記結晶引き上げ機構の構造を簡素
化するため、本発明の請求項6に係る半導体単結晶製造
装置は、ワイヤ巻き取りドラムと、巻き取りドラム駆動
手段と、ワイヤを回転させる手段とを備えた結晶引き上
げ機構を用いる半導体単結晶製造装置において、前記結
晶引き上げ機構に重量式直径制御用ロードセルを取り付
け、回転可能な真空容器の内部に一端を支点として垂直
面内で揺動自在のアームを設け、このアームにワイヤ巻
き取りドラムとその駆動手段とを取着し、前記ワイヤ巻
き取りドラムから鉛直に垂下するワイヤの延長線上にお
いて前記アームとロードセルの荷重印加部とを連結する
とともに、前記ワイヤ巻き取りドラムの回動中心と前記
アームの支点とを結ぶ直線が水平となるように前記アー
ムを支持する構成とし、このような構成において、ワイ
ヤ巻き取りドラムを駆動する動力源にパルスモータを用
いることとし、ワイヤ巻き取りドラムから鉛直に垂下す
るワイヤを真空容器の回転中心軸上に保持するためのセ
ンタガイドプーリまたはセンタガイドブッシュを、アー
ムまたはアームと一体に構成した部材に設置するものと
した。
【0008】
【作用】本発明の請求項1に基づく構成によれば、ガイ
ドプーリを軸着するアームの一端をロードセルの荷重印
加部に接続し、アームの他端に設けた支点を中心として
前記アームが垂直面内で揺動自在、かつ前記ガイドプー
リの回動中心と前記アームの支点とを結ぶ直線が水平と
なるように前記アームを支持するとともに、前記ガイド
プーリから巻き取りドラムに向かうワイヤが水平となる
ように前記巻き取りドラムを配設したので、ロードセル
には引き上げ単結晶の重量のみが作用する。これを図8
〜図10を用いて説明する。図8は請求項1の基本原理
を示すため、重量測定系のみに注目した説明図である。
同図において2はロードセル、5は成長中の単結晶を引
き上げるワイヤ、9はワイヤを巻き取るドラム、4は前
記引き上げワイヤ5を巻き取りドラム9に導くガイドプ
ーリ、7は支点7aを中心として前記ガイドプーリ4に
上下動を許容するように設けられたガイドプーリ保持ア
ーム(以下アームという)である。そして前記アーム7
の上端は、ロードセル2の荷重印加点に接続されてい
る。また、支点7aとガイドプーリ4の回動中心とを結
ぶ直線と、ガイドプーリ4から巻き取りドラム9に向か
う引き上げワイヤ5は、いずれも水平に保持されてい
る。ここで、引き上げワイヤ5にWkgwの力が加えら
れたとき、ロードセル2には同じくWkgwの力が加え
られ、巻き取りドラム9とアーム7にはそれぞれ逆方向
の水平な力Wkgwが加えられる。Wkgwが単結晶の
重量による力ならば、ロードセル2に加えられる力はそ
れと1対1で対応していることが分かる。
【0009】荷重によるロードセル作用点の変位は、通
常、フルスケールで20μm以下である。この変位によ
る垂直方向の分力は、アーム7の支点7aとガイドプー
リ4の回転中心との距離Lに依存し、前記Lが100m
mの場合には、 20×10-3mm/100mm=2×10-4 となり、ロードセルのフルスケールに対してはほとんど
無視できる値となる。フルスケールが100kgwのロ
ードセルの場合、前記の値は20gw程度である。この
ように、本発明の結晶引き上げ機構を用いることによ
り、フォースバー式の引き上げ機構に用いられている直
径制御用ロードセルと直径制御装置とを、より一般的な
ケーブル方式の単結晶製造装置に適用することが可能と
なる。
【0010】図8は請求項1の基本的な原理を示すもの
であり、実際には図9または図10に示す構成となる。
これらの図において、アーム7の支点7aとガイドプー
リ4の回動中心との距離をL、ガイドプーリ4の半径を
R、単結晶重量をW、ロードセル2に作用する荷重をF
とすると、図9の場合は、 F1 =W×(L−R)/L 図10の場合は、 F2 =W×L/(L+R) となり、必ずしも単結晶重量とは一致しないが、ガイド
プーリ4の半径Rに比較してアーム7の支点7aとガイ
ドプーリ4の回動中心との距離Lが大きければ、ロード
セル2の作用点に働く力F1 またはF2 と単結晶重量W
との比は1に近づく。
【0011】図11は請求項6の基本原理を示すため、
重量測定系のみに注目した説明図である。同図において
2はロードセル、5は引き上げワイヤ、7はアーム、7
aは前記アーム7の支点、9は巻き取りドラム、10は
引き上げワイヤ5の中心位置を規制するセンタガイドプ
ーリであり、51はアーム7、巻き取りドラム9、セン
タガイドプーリ10などを含む機構の重心点である。巻
き取りドラム9および巻き取りドラム駆動手段をアーム
7に取り付け、このアーム7を垂直面内で揺動自在とな
るように支点7aで支持し、アーム7の他端をロードセ
ル2の荷重印加点52で支持することにより、巻き取り
ドラム9に加わる単結晶の重量をアーム7の他端を下方
に変位させようとする力として計測することができる。
このような構成とすることにより、重量測定系の構造は
極めて単純化される。また、WLはロードセル2によっ
て計測される荷重、WX は引き上げワイヤ5、シードチ
ャック、単結晶による荷重、wは支点7aおよびロード
セル2によって支持される機構の重心点51に作用する
重量、L1 は引き上げワイヤ5から重心点51までの距
離、L2 は支点7aから重心点51までの距離、fはセ
ンタガイドプーリ10による摩擦力である。
【0012】単結晶成長中は、荷重WX による巻き取り
ドラム9の回転力がアーム7上に設置したモータなどの
ドラム回転駆動機構により釣り合っているため、前記ア
ーム7は巻き取りドラム9を含めて一体と考えることが
できる。従って、アーム7の支点7aからL1 +L2 の
距離にある荷重印加点52に働く荷重WL は、 WL =WX +w×L2 /(L1 +L2 ) で表される。このようにWL には係数が掛からないの
で、単結晶の成長に伴う重量変化は1対1でロードセル
により検出可能となる。
【0013】センタガイドプーリ10の回転に伴う摩擦
力fは巻き取りドラム9のトルク変動となるが、巻き取
りドラム9の駆動手段をアーム7上に設置したので、前
記摩擦力fはアーム7と巻き取りドラム9との間でのみ
働くことになり、重量測定には影響を与えない。巻き取
りドラム9の回動中心とアーム7の支点7aとを結ぶ直
線が水平であれば、巻き取りドラム9から繰り出され、
シードチャックに至る引き上げワイヤ5と一致する鉛直
線上にあるロードセル荷重印加点52にアーム7を介し
て加えられる荷重の変化量は、引き上げワイヤ5に釣支
された単結晶の重量の変化分に1対1で対応する。アー
ム7の支点7aと巻き取りドラム9の回動中心とを結ぶ
直線が水平から外れると、前記直線に平行な方向の分力
がアーム7に働き、WX とWL の変化分が1対1で対応
しなくなる。しかし、ロードセルの荷重印加点52の変
位は通常20μm以下のため、ほとんど問題とならな
い。また、支点7aと巻き取りドラム9の回動中心とを
結ぶ直線が水平から外れても、WX とWL の変化分につ
いては比例関係が保たれるため、比例係数をあらかじめ
決定しておけば、あえて水平からずらせた状態で使用す
ることも不可能ではない。
【0014】
【実施例】以下に、本発明に係る半導体単結晶製造装置
の実施例について、図面を参照して説明する。図1は、
請求項1〜請求項3の半導体単結晶製造装置における結
晶引き上げ機構の部分砕断面図で、真空容器1の上方に
フォースバー式の引き上げ機構に用いられている重量式
直径制御用ロードセル2が取り付けられている。前記ロ
ードセル2の下端にはフォースバー3が螺着され、ロー
ドセル2の荷重印加部を下方に延長している。4は第1
ガイドプーリで、前記ロードセル2の中心を通る鉛直線
上に垂設された引き上げワイヤ5を第2ガイドプーリ6
に導く。この第1ガイドプーリ4を軸着するアーム7の
両端は、前記フォースバー3の下端と、真空容器1の蓋
1aに固着された部材8とにそれぞれ回動自在に軸着さ
れていて、前記部材8には金属またはセラミックス製の
ベアリングを用いて軸着されている。ここで、前記第1
ガイドプーリ4の回動中心とアーム7の支点7aとを結
ぶ直線および第1ガイドプーリ4から第2ガイドプーリ
6に向かう引き上げワイヤ5はいずれも水平に保持され
ている。また、第2ガイドプーリ6は前記部材8に軸着
され、前記引き上げワイヤ5は第2ガイドプーリ6を介
して巻き取りドラム9によって巻き取られる。10は外
周にほぼ半円形の溝を備えたセンタガイドプーリで、前
記ロードセル2の中心を通る鉛直線の両側に対向して配
設され、蓋1aに固着された部材11に軸着されてい
る。これにより、引き上げワイヤ5によって伝えられる
結晶重量はロードセル2に印加され、重量測定が行われ
る。なお、12はロードセルの出力信号を取り出すスリ
ップリング、13は結晶引き上げ機構全体を回転させる
プーリ、14は結晶引き上げ機構全体を回転自在に支持
する軸受である。
【0015】結晶重量をロードセル2に1対1の割合で
作用させるためには、図8に示したようにロードセル2
の荷重印加点を第1ガイドプーリ4の回転中心の直上に
設置しなければならないが、この種のロードセルは結晶
引き上げ機構の回転軸に中心を合わせて設置することを
前提に設計されているため、図1に示すように引き上げ
ワイヤ5によって形成される垂線とロードセル2の中心
軸とが一致する位置にロードセル2を設置した。そのた
め、ロードセルには結晶重量より若干小さい荷重が作用
するが、本実施例では第1ガイドプーリ4の直径を60
mm、アーム7の支点7aと第1ガイドプーリ4の回動
中心との距離を100mmとしたので、1/1.3倍の
荷重がロードセル2に作用する。前記結晶重量とロード
セル2に作用する荷重との差異は、直径制御装置により
自動的に補正される。また、本実施例ではロードセル2
はフルスケール50kgのものを使用したので、約65
kgまでの結晶を引き上げることができる。
【0016】第2ガイドプーリ6は、巻き取りドラム9
のトラバース精度が重量測定精度に影響を与えないよう
にするために設けられている。この第2ガイドプーリ6
の効果について、図2により説明する。図2はガイドプ
ーリや巻き取りドラムを引き上げワイヤに沿って展開し
た説明図である。巻き取りドラム9は、スプライン軸1
5に挿嵌されたスプラインナット16に取り付けられて
いて、真空容器の外部に設けられたモータ17(図1参
照)、ウォーム18、ウォームホイール19によって駆
動される。前記巻き取りドラム9と一体に構成され、巻
き取りドラム9の一端から突出する中空のボスの外周に
は、引き上げワイヤ5の直径より僅かに大きいピッチの
ネジ20が切られ、このネジ20はメネジを切った板2
1に螺合している。前記板21、スプライン軸15の軸
受は、いずれも真空容器1の蓋1a(図1参照)に固着
したブラケットに固定されている。
【0017】単結晶の引き上げに際し、巻き取りドラム
9は回転しながらスプライン軸15上をトラバースする
が、板21のネジのガタや引き上げワイヤ5の撚り戻り
等により、図2に鎖線で示したように引き上げワイヤ5
が左右に振られることがある。その場合、第2ガイドプ
ーリ6がなく、重量測定用の第1ガイドプーリ4から直
接巻き取りドラム9に引き上げワイヤ5が掛けられてい
ると、トルク変動によって重量測定に誤差を生じる。ま
た、第2ガイドプーリ6の軸6aにロータリエンコーダ
22を取り付けることにより、引き上げワイヤ5の巻き
取り長さを正確に測定することが可能となる。従来はス
プライン軸15の回転を、ポテンショメータまたはロー
タリエンコーダによって測定していたが、これは間接的
な測定であるとともに、引き上げワイヤ5が巻き取りド
ラム9に螺旋状に巻き取られるため、正確な測定が困難
であった。
【0018】本実施例では、使用した引き上げワイヤ5
の直径が1.9mmであるため、プーリに引き上げワイ
ヤを巻き付けた状態でワイヤ中心部の形成する径が6
3.69mmとなるように第2ガイドプーリ6を加工し
た。このプーリの1回転は200mmのワイヤ移動距離
に相当するため、ロータリエンコーダ22には2000
パルス/1回転のものを用い、0.1mmの分解能の測
定を可能にした。また本実施例では、引き上げワイヤ5
をロードセル中心線上に保持する手段としてセンタガイ
ドプーリ10を用いているが、従来この種の装置ではテ
フロン製のブッシュを用いることが多い。しかし、引き
上げワイヤとブッシュとの摩擦が重量測定精度に影響を
与えることを考慮し、テフロン製のプーリをステンレス
鋼の軸に挿嵌し、軽く回転する状態に保持したセンタガ
イドプーリを用いた。なお、引き上げワイヤ5の中心を
結晶引き上げ機構の回転中心に合致させるため、前記セ
ンタガイドプーリ10の位置を調整することが必要であ
る。また、スリップリング12の位置からArガスを導
入して真空容器1内をパージすることができる。
【0019】以上のような構成による結晶引き上げ機構
をケーブル方式による従来の単結晶製造装置に取り付
け、フォースバー式単結晶製造装置に使用していた重量
式直径制御装置と組み合わせて単結晶を製造した。その
結果、従来のフォースバー式単結晶製造装置と同等の精
度の直径制御が可能となった。たとえば、直胴部直径の
平均値のバッチ間ばらつきは、光学式直径制御の場合バ
ッチごとにオペレータが補正を行っていても1.5〜2
mmであったが、本発明による重量式直径制御の場合
は、オペレータが補正を行わずに1.0mm以下に抑え
ることができる。また、光学式直径制御では困難な肩
部、テール部の連続的な直径制御を容易に行うことがで
きる。
【0020】図3は、請求項4の半導体単結晶製造装置
における重量測定系の構成を示す説明図である。ここで
は説明の重複を避けるため、図1と同一部分については
同一符号を付け、詳細説明を省略する。請求項3の実施
例では、第1ガイドプーリ4を軸着するアーム7の支点
に金属またはセラミックス製のベアリングを用いたが、
図3に示すようにアーム7の支点の位置を変更し、この
支点に引張応力が加わるようにしてもよい。そして、前
記支点に上下方向にたわむ板ばね7bを用いることによ
り、構造を簡易化することができる。
【0021】図4および図5は請求項5の半導体単結晶
製造装置における重量測定系の構成を示す説明図であ
る。アーム7の支点をピボット7cまたはナイフエッジ
とし、アーム7はスプリング23により部材8側に付勢
される。
【0022】図6は請求項6〜請求項8の半導体単結晶
製造装置における結晶引き上げ機構の部分砕断面図、図
7は図6のA−A線に沿うアームの断面図である。真空
容器1の上方にフォースバー式の引き上げ機構に用いら
れている重量式直径制御用ロードセル2が取り付けられ
ている。前記ロードセル2の下端にはフォースバー3が
螺着され、ロードセル2の荷重印加部を下方に延長して
いる。アーム7の一端は、真空容器1の蓋1aに固着さ
れた部材8に回動自在に軸着され、アーム7と一体に構
成された部材7dの上端に前記フォースバー3の下端が
連結されている。これによりフォースバー3は、アーム
7に加わる重量をアーム7の支点7aとともに支持す
る。前記アーム7の支点7aには、アーム7の揺動に対
する摩擦を小さくするため、金属またはセラミックス製
のベアリングもしくはピボット、あるいはナイフエッジ
等の軸受か、上下方向にたわむ板ばねを使用することが
望ましい。また、アーム7の他端には巻き取りドラム9
が軸着され、引き上げワイヤ5は、ロードセル2および
フォースバー3の中心を通る鉛直線上に垂設されるとと
もに、真空容器1の回転軸にも一致している。前記アー
ム7の支点7aと巻き取りドラム9の回動中心とは同一
水平面内に設置されている。なお、巻き取りドラム9の
外周には引き上げワイヤ5を所定のピッチで巻き取るこ
とができるように、螺旋状の溝が設けられている。
【0023】アーム7には、巻き取りドラム9の回転駆
動手段および軸方向への移動手段も取着されている。巻
き取りドラム回転駆動手段は、パルスモータ41のトル
クをカップリング42、アーム7の側面に取着された軸
受43、ウォーム18、ウォームホィール19を介して
スプライン軸15に伝達し、前記スプライン軸15に挿
嵌されたスプラインナット16と、スプラインナット1
6に固定された巻き取りドラム9とを回転させる。巻き
取りドラム9の軸方向移動手段は、巻き取りドラム9の
内面に設けたメネジが前記アーム7に取着したネジ軸4
4に螺合して回転するとにより、巻き取りドラム9を軸
方向に移動させ、引き上げワイヤ5が重なり合って巻き
取られることを防止する。巻き取りドラム9の外周に設
けた螺旋状の溝のピッチとネジ軸44のネジのピッチと
が正確に一致していれば、巻き取りドラム9から垂下す
る引き上げワイヤ5の位置を常に結晶引き上げ機構の回
転中心軸上に保持することができる。
【0024】アーム7と一体に構成された部材7dの下
端には、図1および図11に示したセンタガイドプーリ
10に代えてテフロン製のセンタガイドブッシュ45が
取着されている。引き上げワイヤ5が前記ブッシュ45
に挿通されることにより、引き上げワイヤ5の中心位置
が規制されるとともに、引き上げワイヤ5に適度の摩擦
力を与え、引き上げワイヤ5に加わる荷重が減少したと
き引き上げワイヤ5がたわんで巻き取りドラム9から外
れることを防止している。前記ブッシュ45は、アーム
7と一体に構成された部材7dに取着されているので、
センタガイドブッシュ45と引き上げワイヤ5との摩擦
力は重量計測に影響を与えない。12はロードセル用ス
リップリングで、ロードセル2の電源供給と信号出力と
を行う。13は真空容器1を回転させるためのプーリ、
14は結晶引き上げ機構全体を回転自在に支持する軸受
で、炉内を減圧状態にして操業する場合は前記軸受部分
にオイルシールまたは磁気流体シールを用いる。また、
スリップリングおよびブラシ46はパルスモータ41に
駆動電流を供給するためのものである。ただし、図1で
は前記スリップリングおよびブラシ46の記載を省略し
ている。
【0025】本実施例では、引き上げワイヤ5の垂下位
置と巻き取りドラム9との位置関係が図11と異なって
いるが、図6の方が真空容器1の回転中心に対して形状
および重量のバランスを取りやすい。欠点としては、ロ
ードセル2に掛かるアーム7の重量が若干大きくなる
が、巻き取りドラム9の重量をできるだけ小さく設計す
ることにより、実用的な問題は生じない。そして、アー
ム7および巻き取りドラム9とその駆動手段の重量が成
長終了時における単結晶の重量に比べて十分に小さけれ
ば、ロードセル2で測定可能な最大重量と製造可能な最
大単結晶重量とはほぼ1対1で対応する。
【0026】本実施例では、ロードセル2に50kgフ
ルスケールのものを使用し、巻き取りドラム9の直径を
120mmとした。シードチャックのストロークを最大
4mとしたので、巻き取りドラム9はフルストロークで
11回転する必要がある。巻き取りドラム9には引き上
げワイヤ5を巻き付けるため螺旋状の溝を設けるが、ワ
イヤ線径を1.2mmとして前記溝のピッチを2.0m
mとした。このため、ネジ軸44のネジもピッチ2.0
mmとした。巻き取りドラム9に巻き付けられる引き上
げワイヤ5の巻き幅は22mmとなるため、巻き取りド
ラム9の軸方向長さは短くすることができ、本実施例で
は40mmとした。巻き取りドラム9の材質はステンレ
ス鋼としたが、ネジ軸44と入れ子構造になっているこ
と、ネジ軸44を外径80mmのテフロン製としたこ
と、巻き取りドラム9を肉抜きしたことなどにより重量
を軽減し、前記巻き取りドラム9やその駆動手段を含ん
だアーム重量を6kg以下に抑えた。これにより、単結
晶成長を行っていないときにロードセルに掛かる重量は
5kg以下となり、ロードセルの零点を10%移動する
ことによって50kgまでの結晶重量を測定することが
可能となった。
【0027】本実施例では、巻き取りドラム9の駆動に
真空中で使用できるパルスモータを用いた。この種のモ
ータは極低回転速度で使用できるため、減速機を使用す
る必要がなく、変速範囲も極めて大きいため、早送りや
遅送りの切り換えのためのクラッチなどを必要としな
い。また、電気的に1回転当たりの分割数を200倍程
度に上げられるため、振動の大きさも実用上問題ない。
本実施例でウォームギヤを用いた理由は、万一モータに
電流を供給することができなくなった場合の逆回転を防
ぐことと、小型軽量のモータを使用するため、減速によ
ってワイヤ巻き上げトルクを増大させることにある。本
実施例で使用したモータのトルクは2.0kgcm、ウ
ォームギヤの減速比は1/50、ウォームホイールのピ
ッチ円直径は100mmであり、理論上83kgの重量
を巻き上げることができる。また、モータ重量は350
gである。
【0028】単結晶成長時の引き上げ速度が1.0mm
/分の場合は、パルスモータの1回転当たりの分割数を
200倍に上げ、88パルス/秒で駆動した。早送り時
には1000mm/分の送り速度となるようにするた
め、電気的分割は行わず、440パルス/秒で駆動し
た。移動距離の測定は、パルスモータのドライバに加え
るパルスをカウンタによって計測して行った。
【0029】図6、図7に基づいて説明した結晶引き上
げ機構をケーブル方式による従来の単結晶製造装置に取
り付け、フォースバー式単結晶製造装置に使用していた
重量式直径制御装置と組み合わせて単結晶を製造した。
その結果、図1および図2に基づいて説明した結晶引き
上げ機構を用いた場合と同等の結果が得られた。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1によれ
ば、ガイドプーリを軸着するアームの一端をロードセル
の荷重印加部に接続し、アームの他端に設けた支点を中
心として前記アームが垂直面内で揺動自在、かつ前記ガ
イドプーリの回動中心と前記アームの支点とを結ぶ直線
が水平となるように前記アームを支持するとともに、前
記ガイドプーリから巻き取りドラムに向かうワイヤが水
平となるように巻き取りドラムを設置したので、ロード
セルに引き上げ単結晶重量のみが作用する。このよう
に、従来、フォースバー式の単結晶製造装置に適用され
ていたロードセルと重量式直径制御装置を、フォースバ
ー式に比べて著しく製作費の安価なケーブル方式の単結
晶製造装置に使用可能としたので、直径制御性能が格段
に優れ、しかも安価に製作することができる単結晶製造
装置の実現が可能となる。
【0031】また、本発明の第2によれば、一端に巻き
取りドラムを軸着したアームに巻き取りドラム駆動手段
も取着し、前記アームの他端に設けた支点を中心として
前記アームが垂直面内で揺動自在、かつ前記巻き取りド
ラムの回動中心と前記アームの支点とを結ぶ直線が水平
となるように前記アームを支持したので、巻き取りドラ
ムから垂下した引き上げワイヤの直上でロードセルの荷
重印加点がアーム重量を支持することにより、引き上げ
単結晶の成長に伴う重量変化分を1対1で対応してロー
ドセルに加えることができる。この重量式直径制御装置
は、上記本発明の第1による直径制御装置に比べて構造
が簡素化され、小型かつ軽量であるとともに、メインテ
ナンスも容易であるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜請求項3の半導体単結晶製造装置に
おける結晶引き上げ機構の部分砕断面図である。
【図2】図1におけるガイドプーリや巻き取りドラムを
引き上げワイヤに沿って展開した説明図である。
【図3】請求項4の半導体単結晶製造装置における重量
測定系の構成を示す説明図である。
【図4】請求項5の半導体単結晶製造装置における重量
測定系の構成を示す側面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】請求項6〜請求項8の半導体単結晶製造装置に
おける結晶引き上げ機構の部分砕断面図である。
【図7】図6のA−A線に沿うアームの断面図である。
【図8】請求項1の基本原理を示すため、重量測定系の
みに注目した説明図である。
【図9】請求項1による重量測定系の構成の一例を示す
説明図である。
【図10】請求項1による重量測定系の構成の他の例を
示す説明図である。
【図11】請求項6の基本原理を示すため、重量測定系
のみに注目した説明図である。
【図12】従来の光学式直径制御方法を用いたシリコン
単結晶製造装置の概略構成を模式的に示す説明図であ
る。
【図13】従来のケーブル方式の結晶引き上げ機構にロ
ードセルを取り付けた状態を模式的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 真空容器 2 ロードセル 3 フォースバー 4 第1ガイドプーリ 5 引き上げワイヤ 6 第2ガイドプーリ 7 アーム 7a 支点 7b 板ばね 7c ピボット 7d,8,11部材 9 巻き取りドラム 10 センタガイドプーリ 17,24,31,32 モータ 18 ウォーム 19 ウォームホイール 41 パルスモータ 45 センタガイドブッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川畑 光徳 神奈川県平塚市四之宮2612 コマツ電子金 属株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ巻き取りドラムと、ワイヤを引き
    上げる際に前記ワイヤを巻き取りドラムにガイドするガ
    イドプーリと、巻き取りドラム駆動手段と、ワイヤを回
    転させる手段とを備えた結晶引き上げ機構を用いる半導
    体単結晶製造装置において、結晶引き上げ機構に重量式
    直径制御用ロードセルを取り付け、一端を前記ロードセ
    ルの荷重印加部に接続したアームにガイドプーリを回動
    自在に軸着し、アームの他端に設けた支点を中心として
    前記アームが垂直面内で揺動自在、かつ前記ガイドプー
    リの回動中心と前記アームの支点とを結ぶ直線が水平と
    なるように前記アームを支持するとともに、前記ガイド
    プーリから巻き取りドラムに向かうワイヤが水平となる
    ように前記巻き取りドラムを設置したことを特徴とする
    半導体単結晶製造装置。
  2. 【請求項2】 ガイドプーリと巻き取りドラムとの間に
    第2ガイドプーリを設置し、前記ガイドプーリから第2
    ガイドプーリに向かうワイヤが水平となるように、第2
    ガイドプーリの回動中心を固定したことを特徴とする請
    求項1の半導体単結晶製造装置。
  3. 【請求項3】 アームの他端に設けた支点に、金属また
    はセラミックス製のベアリングを用いたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2の半導体単結晶製造装置。
  4. 【請求項4】 アームの他端に設けた支点に、上下方向
    にたわむ板ばねを用いたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2の半導体単結晶製造装置。
  5. 【請求項5】 アームの他端に設けた支点が、金属また
    はセラミックス製のピボットもしくはナイフエッジであ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2の半導体単
    結晶製造装置。
  6. 【請求項6】 ワイヤ巻き取りドラムと、巻き取りドラ
    ム駆動手段と、ワイヤを回転させる手段とを備えた結晶
    引き上げ機構を用いる半導体単結晶製造装置において、
    前記結晶引き上げ機構に重量式直径制御用ロードセルを
    取り付け、回転可能な真空容器の内部に一端を支点とし
    て垂直面内で揺動自在のアームを設け、このアームにワ
    イヤ巻き取りドラムとその駆動手段とを取着し、前記ワ
    イヤ巻き取りドラムから鉛直に垂下するワイヤの延長線
    上において前記アームとロードセルの荷重印加部とを連
    結するとともに、前記ワイヤ巻き取りドラムの回動中心
    と前記アームの支点とを結ぶ直線が水平となるように前
    記アームを支持したことを特徴とする半導体単結晶製造
    装置。
  7. 【請求項7】 ワイヤ巻き取りドラムを駆動する動力源
    にパルスモータを用いることを特徴とする請求項6の半
    導体単結晶製造装置。
  8. 【請求項8】 ワイヤ巻き取りドラムから鉛直に垂下す
    るワイヤを真空容器の回転中心軸上に保持するためのセ
    ンタガイドプーリまたはセンタガイドブッシュを、アー
    ムまたはアームと一体に構成した部材に設置したことを
    特徴とする請求項6の半導体単結晶製造装置。
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