JP2012517572A - トルク分割を有する静油圧式連続可変トランスミッション - Google Patents

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Abstract

車両のためのトルク分割を有する連続可変静油圧式トランスミッション(10)は、ポンプとして動作する第1の静油圧ユニットH1と、モータとして動作する第2の静油圧ユニットH2とを備え、かつ、プラネタリ駆動部12と、駆動側の第1のシャフトW1と、加圧手段W6とを更に備える。第1のシャフトW1に存在する出力は、プラネタリ駆動部12により、機械的伝達分岐部Z9、W2、Z1、Z2と、2つの油圧的に結合される静油圧ユニットH1、H2により形成される油圧的伝達分岐部Z7、W3、Z4、Z5、Z6、H1、H2とに分割され、かつ、加圧手段W6で再び組み合わされる。そのようなトランスミッションでは、全く静油圧ユニットH1、H2の容量を変えるだけで第1のシャフトW1と加圧手段W6との間の出力伝達を制御できるという点において、簡単な構造および柔軟性の高い応用が得られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トルク分割を有する静油圧式連続可変トランスミッションの分野に関する。本発明は、請求項1の前文によるこの種のトランスミッションに関する。
トラクタなどの農業用車両または建設車両で特に用いられるトルク分割トランスミッションは古くより知られてきた。そのようなトルク分割トランスミッションにおいて、一般に内燃機関によって出力される入力シャフトまたは駆動入力シャフトに存在する出力は、所定の伝達比を有する第1の機械的出力分岐部と、連続可変の伝達比を有する第2の出力分岐部との間で分割された後、出力シャフトまたは駆動出力シャフトで利用できるように組み合わされる。第2の出力分岐部は、一般に、油圧的に相互に結合される斜交軸タイプないしはスウォシュプレート(斜板)タイプの2つの静油圧式アキシャルピストン装置(静油圧ユニット)が随意的にポンプまたはモータとして動作する、静油圧分岐部として形成される。ここで、伝達比は、シリンダブロックまたはスウォシュプレートの枢動角(pivoting angle)を変えることによって変更することができる。2つの出力分岐部間で出力を分割し、かつ、分割された出力を組み合わせることは、一般に、プラネタリトランスミッションによって行なわれる。前述したタイプのトルク分割トランスミッションの様々な実施形態は、独国特許出願公開第2758300号明細書、独国特許第2904572号明細書、独国特許出願公開第2950619号明細書、独国特許出願公開第3707382号明細書、独国特許出願公開第3726080号明細書、独国特許出願公開第3912369号明細書、独国特許出願公開第3912386号明細書、独国特許出願公開第4343401号明細書、独国特許出願公開第4343402号明細書、欧州特許第0249001号明細書、および、欧州特許出願公開第1273828号明細書に開示されている。
トルク分割トランスミッションを実際にうまく使用できるようにするためには、概略的に述べるならば、トルク分割トランスミッションが以下の特性によって特徴付けられているべきである。
・トランスミッションが速度範囲全体にわたって高い効率を有するべきである。これは、特に、道路交通で長期間にわたって発生する高速走行の場合である。
・トランスミッションは、多種多様な車両に設置できるように、可能な場合には設計制限を設けることなく、コンパクトな構成を有するべきである。
・トランスミッションは、エンジン管理システムと併せて全電子制御を可能にすべきであるとともに、特定の制御要素が機能しなくなる場合であっても適切な緊急実行プログラムを設けるべきである。
・トランスミッションは高い出力を伝達できるべきである。
・出力損失を制限して動作の信頼性を高めるために、トランスミッションの構成が可能な限り簡単であるべきである。
・トランスミッションは、エンジン管理システムと併せて全電子制御を可能にすべきであるとともに、特定の制御要素が機能しなくなる場合であっても適切な緊急実行プログラムを設けるべきである。
上述した独国特許出願公開第4343402号明細書は、クラッチ対K1/K2またはセレクタ要素K3/K4によりプラネタリ差動トランスミッションと異なる方法で結合され得る、同じタイプの2つの油圧的に結合される斜交軸式静油圧ユニットによって特徴付けられている、静油圧式連続可変トルク分割トランスミッション(SHL−Getriebe:tufenloses ydrostatisches eistungsverzweigungsgetriebe)について記載している。既知の静油圧式連続可変トルク分割トランスミッションは、型表示SHL−Zの下において市バスで使用され、試験されてきた。使用される2つの静油圧ユニットはちょうど0°〜25°の枢動範囲を有する。前進走行において、これは3つの駆動位置または駆動範囲を与える。すなわち、第1の駆動範囲では、伝達される出力の静油圧分力が、始動点で100%であり、その後、速度とともにゼロに直線的に減少する。第2の駆動範囲では、伝達される出力の静油圧分力が、ゼロから約27%の最大値に達し、その後、再びゼロに低下する。第3の駆動範囲では、伝達される出力の静油圧分力が、ゼロから、最大前進速度の13%の最大値に達する。
かかるトランスミッションにおける静油圧出力伝達分岐部は、一般に、互いに油圧的に結合される2つの静油圧式アキシャルピストン装置を備え、そのうちの一方がポンプとして動作し、他方がモータとして動作する。2つの装置は、駆動位置に応じて役割を交換することができる。
静油圧式アキシャルピストン装置は、静油圧式トルク分割トランスミッションの重要な部分を形成し、効率、全体のサイズ、複雑さ、速度カバー範囲、タイプ、ならびに駆動位置のタイプおよび数などのトランスミッションの特性に対して決定的な影響を及ぼす。この種の静油圧式アキシャルピストン装置は、独国特許出願公開第19833711号明細書、独国特許出願公開第10044784号明細書、または米国特許出願公開第2004/0173089号明細書に開示されている。静油圧式アキシャルピストン装置およびこれに取り付けられるトルク分割トラクタトランスミッションの動作モードおよび理論は、Modellbildung, Simulation und Analyse eines stufenlosen leistungsverzweigten Traktorgetriebes(連続可変トルク分割トラクタトランスミッションのモデリング、シミュレーション、および解析)と題されるH.Bork等による2000年のTechnical University of Munichの刊行物に記載されている。
最後に、国際公開第2006/042434号パンフレットは、最大50%の枢動範囲を有する2つの大角度静油圧ユニットで動作する静油圧式連続可変トルク分割トランスミッションを開示している。トランスミッションの全速度範囲が2つのセクションに分割されて、2つの静油圧ユニットがポンプおよびモータとして役割を交換する。2つのセクション間の切り換えのため、2つの2段クラッチが設けられ、該クラッチにより静油圧ユニットが異なる方法でトルク分割プラネタリ駆動部に結合される。このトランスミッションを用いると、大きな速度範囲を連続可変の方法でカバーできると同時に、高い効率が得られる。しかしながら、該トランスミッションは、2段クラッチを含む切り換え可能な結合部のための空間が要求されるため、比較的大きいサイズとなっている。
したがって、本発明の目的は、特にコンパクトなサイズを有し、非常に簡単な構成によって特徴付けられているとともに、異なる車両要求に対してモジュール態様で適合できる同等のトランスミッションを提供すること、および該トランスミッションを動作させる方法を提供することである。
この目的は、請求項1および請求項16の特徴部により達成される。本発明によるトランスミッションは、ポンプとして動作する第1の静油圧ユニットと、モータとして動作する第2の静油圧ユニットとを備え、かつ、プラネタリ駆動部と、駆動入力側の第1のシャフトと、加圧手段とを更に備えている。第1のシャフトに存在する出力は、プラネタリ駆動部により、機械的伝達分岐部と、2つの油圧的に結合される静油圧ユニットにより形成される油圧的伝達分岐部との間で分割され、かつ、加圧手段で再び組み合わされる。本発明によるトランスミッションは、静油圧ユニットの容量(displacement)を変えるだけで第1のシャフトと加圧手段との間の出力伝達が制御できるという事実によって特徴付けられている。
本発明の第1の実施形態は、2つの静油圧ユニットの容量を枢動プロセスによって変えることができ、2つの静油圧ユニットが少なくとも約45°の枢動範囲を有する大角度静油圧ユニットとして形成されるという事実により特徴付けられている。これにより、最大で約50km/hの速度範囲を得ることができる。
第2の静油圧ユニットは、好ましくは、少なくとも一方の側に少なくとも約45°枢動させることができ、また、第1の静油圧ユニットは一方の側に少なくとも約45°枢動させることができ、かつ、他方の側に少なくとも約30°枢動させることができる。これにより、連続可変の後進走行が簡単な方法で可能になる。
静油圧ユニットは、軸線方向ピストン斜交軸線静油圧ユニットとして形成されることが好ましい。
本発明の他の実施形態は、第2の静油圧ユニットが第1の静油圧ユニットよりもかなり大きい最大容量を有するという事実により特徴付けられている。第2の静油圧ユニットの最大容量が第1の静油圧ユニットの最大容量の約2倍であるという事実により、特に高い牽引力を車両から得ることができる。特に、第1の静油圧ユニットの最大容量は約160cmである。
本発明の他の実施形態によれば、加圧手段が加圧シャフトである。
本発明の他の実施形態は、静油圧ユニットが互いに平行に配置されるとともに第1のシャフトに対して平行に配置されるという事実により特徴付けられている。特に、2つの静油圧ユニットは、第1のシャフトの方向に関して、互いに隣接し、好ましくは水平面内で配置することができる。
しかしながら、2つの静油圧ユニットが第1のシャフトの方向に関して互いの鏡像として直列に同軸状に配置され、プラネタリ駆動部が軸線方向で2つの静油圧ユニットの前方に配置され、加圧手段が軸線方向に2つの静油圧ユニットの後方に配置され、プラネタリ駆動部および加圧手段が、2つの静油圧ユニットの上側で軸線方向に延びるシャフトにより動作可能に結合されることも考えられる。この特別な構成により、特に小型トラクタにトランスミッションを使用するときに、プラネタリ駆動部と加圧手段との間の下方からプラネタリ駆動部と加圧手段との間のシャフトの近傍位置に達する低いキャブフロアを実現できる。
他の実施形態は、プラネタリ駆動部が、中心太陽歯車と、該太陽歯車を同軸状に取り囲む環体とを備え、かつ、上記太陽歯車と環体との間に配置されて遊星スパイダに回転可能に取り付けられる遊星歯車を更に備え、遊星スパイダが第1のシャフトに結合回転するように結合され、環体が第1の静油圧ユニットに動作可能に結合され、太陽歯車が第2の静油圧ユニットに動作可能に結合されるという事実により特徴付けられている。
他の実施形態によれば、第1のシャフトは、プラネタリ駆動部を貫通して延びるとともに、駆動入力とは反対側で出力取り出しシャフトとして形成される。
本発明の他の実施形態によれば、加圧手段が後車軸および/または前車軸を駆動させるための第2のシャフトに動作可能に結合され、また、特に前車軸用の駆動をクラッチにより選択的に係合させることができる。
トランスミッションを動作させるための本発明による方法は、連続可変の前進駆動範囲を実現するために、第1の静油圧ユニットの容量がまず最初にゼロに設定されるとともに、第2の静油圧ユニットの容量が始動前に最大に設定され、初期段階では、第2の静油圧ユニットの容量が最大に保持され、かつ、第1の静油圧ユニットの容量が前進走行の方向でその最大に達するまで第1の静油圧ユニットの容量が前進走行の方向で増大され、第2段階では、第1の静油圧ユニットの容量が最大に保持され、かつ、第2の静油圧ユニットの容量が最大からゼロまで減少されることを特徴とする。
本発明による方法の1つの実施形態は、連続可変の後進駆動範囲を実現するために、第1の静油圧ユニットの容量がまず最初にゼロに設定され、かつ、第2の静油圧ユニットの容量が始動前に最大に設定され、初期段階では、第2の静油圧ユニットの容量が最大に保持され、かつ、第1の静油圧ユニットの容量が後進走行の方向でその最大に達するまで第1の静油圧ユニットの容量が後進走行の方向で増大され、第2段階では、第1の静油圧ユニットの容量が最大に保持され、かつ、第2の静油圧ユニットの容量が最大からゼロまで減少されるという事実により特徴付けられている。
以下、図面に関連する例示的な実施形態を参照して本発明を更に詳しく説明する。
本発明の第1の好ましい例示的な実施形態によるトルク分割を有する連続可変の静油圧式トランスミッションの基本的なレイアウトを示している。 (a)〜(c)は図1に示されるトランスミッションの前進駆動範囲にわたる静油圧ユニットの調整を補助図で示している。 (a)〜(c)は図1に示されるトランスミッションの後進駆動範囲にわたる静油圧ユニットの調整を補助図で示している。 静油圧ユニットの第1のサイズについての速度に対する、図1に示されるトランスミッションの牽引力(ZK)、効率(η)、および静油圧出力分力(HL)の曲線を示している。 静油圧ユニットの第2のサイズについての速度に対する、図1に示されるトランスミッションの速牽引力(ZK)、効率(η)、および静油圧出力分力(HL)の曲線を示している。 図1に示されるタイプの第1の全体のトランスミッションを幾つかの図で示している。 図1に例示されるタイプの第2の全体のトランスミッションを幾つかの図で示している。 図7のトランスミッションの内部構成を分解斜視図で示している。 シャフトW6に結合される図7aの第2の静油圧ユニットH2の構成を一例として示している。 本発明の第2の好ましい例示的な実施形態による低いキャブフロアを有する小型トラクタ用のトルク分割を有する連続可変の静油圧式トランスミッションの基本的なレイアウトを示している。 モジュール実施形態における図8による低いキャブフロアを有する小型トラクタ用のトルク分割を有する連続可変静油圧式トランスミッションの基本的なレイアウトを示している。
図1は、本発明の第1の好ましい例示的な実施形態によるトルク分割を有する静油圧式連続可変トランスミッションの基本的なレイアウトを示している。トランスミッション10は、ピストンにより象徴的に表わされる内燃機関11の出力をシャフトW7に伝達し、シャフトW7は、駆動出力シャフトとして、出力を車両の後車軸および/または前車軸に伝える。トランスミッション10は、2つの出力分岐部、すなわち、機械的出力分岐部と、油圧的出力分岐部とを備える。駆動範囲に応じて、入力部で利用できる出力が2つの分岐部間で異なる方法により分割されるが、機械的分岐部は不変であり、油圧的分岐部は可変である。
トランスミッション10の重要な部分には、中心太陽歯車Z9、旋回する遊星歯車Z8、および、遊星歯車Z8を同軸状に取り囲む環体Z7を有するプラネタリ駆動部12と、約45°の正の枢動範囲および約30°の負の枢動範囲を有する第1の大角度静油圧ユニットH1と、約45°の片側枢動範囲を有する第2の大角度静油圧ユニットH2と、2つの分岐部の出力が再び組み合わされる加圧シャフトW6とが含まれる。2つの静油圧ユニットH1およびH2は、第1のシャフトW1の左右に配置されており、それらの回転軸が上記シャフトと平行である。駆動入力シャフトとして作用する第1のシャフトW1は、内燃機関11の出力をトランスミッション10に結合する。第1のシャフトは、プラネタリ駆動部12を貫通して延びており、外部機器を駆動させるためにトランスミッションの他方の側で出力取り出しシャフトW5として利用できる。
遊星歯車Z8を支持する遊星スパイダ13は、第1のシャフトW1上に共同で回転するよう取り付けられている。中心太陽歯車Z9は、第1の中空シャフトW2により歯車Z1に共同で回転するように結合され、歯車Z1はその回転を第1のアイドラ歯車Z2を介して加圧シャフトW6上の歯車Z3に伝達する。加圧シャフトW6は第2の静油圧ユニットH2に直接に結合される。環体Z7は、第2の中空シャフトW3により歯車Z4に共同で回転するように結合され、その回転を第2のアイドラ歯車Z5を介してシャフトW4上の歯車Z6に伝達する。シャフトW4は第1の静油圧ユニットH1に直接に結合される。図示されていないが、2つの静油圧ユニットH1とH2は油圧的に互いに結合され、その結果、ポンプとして動作している第1の静油圧ユニットH1によって送り込まれる作動油が、モータとして動作している第2の静油圧ユニットH2に移動して、第2の静油圧ユニットを駆動させる。
プラネタリ駆動部12では、トランスミッション10に結合される出力が分岐する。すなわち、太陽歯車Z9、第1の中空シャフトW2、ならびに、歯車Z1、Z2、およびZ3により機械的出力分岐部が形成される。油圧的出力分岐部は、環体Z7、第2の中空シャフトW3、歯車Z4、Z5およびZ6、ならびに、2つの油圧的に結合される静油圧ユニットH1およびH2によって形成される。加圧シャフトW6で加圧される2つの分岐部からの出力は、歯車機構により駆動出力シャフトW7に伝達される。
図1のトランスミッション10により、連続可変の前進駆動範囲、および連続可変の後進駆動範囲を実現することができる。静油圧ユニットの関連する調整が図2(前進駆動範囲すなわちF位置)および図3(後進駆動範囲すなわちR位置)に再現されている。両方の場合において、駆動範囲は図2のaおよび図3のaにそれぞれ示される静止状態から始まり、該静止状態では、第1の静油圧ユニットH1が枢動されず、そのため、第1の静油圧ユニットは無視できる程度の容量しかなく、一方、第2の静油圧ユニットH2は完全に枢動されて(約45°だけ)、最大の容量を呈する。前進走行(図2)の場合の始動においては、前進動作と関連付けられる上側に向けて外側に枢動がなされ、その結果、車両が速度を増す。第2の静油圧ユニットH2の最大偏向は、低い回転速度において高いトルク(高い牽引力)を確保する。第1の静油圧ユニットH1が完全に偏向される(図2b)と、第1の静油圧ユニットがそこで保持され、また、第2の静油圧ユニットH2が元のゼロ位置に内側へ枢動される(無視できる程度の容量)(図2c)。第2の静油圧ユニットH2の容量が減少すると、トルクが減少するにつれて、回転速度が益々増大する。
図4には、牽引力ZK、伝達される出力の静油圧出力分力HL、および伝達効率ηが、図2による前進走行の場合の図1によるトランスミッションの速度に対して、プロットされている。図示のトランスミッションは90kWの出力を伝達する。車両は、内燃機関11の2200rpmの速度で、50km/hの速度に達する。この場合、ポンプとなる静油圧ユニットH1は160cmの最大容量を有し、モータとして動作する静油圧ユニットH2は233cmの最大容量を有する。図から分かるように、5km/h〜50km/hの重要な駆動範囲における効率は80%をかなり上回り、また、60kNを越える最大牽引力ZKが低速で得られる。静油圧出力分岐部による伝達出力の割合は、静止状態の100%から40km/hの速度の0%に直線的に減少する。80kNを越える更に高い最大牽引力ZKは、他の条件が同じであり、第2の静油圧ユニットH2が更に大きい最大容量である325cmを有する場合、これは第1の静油圧ユニットH1の容量の約2倍であるが、図5により得ることができる。
図3による後進走行中、始動点は前進走行の場合と同じ静止形態(図3a)である。しかしながら、始動のため、第1の静油圧ユニットH1は、第1の静油圧ユニットH1がその最大偏向(例では30°)に達するまで反対方向に枢動される(図3b)。完全に偏向された第2の静油圧ユニットH2は、その後、元のゼロ位置に枢動される(図3c)。
図6には、図1による基本的な構成を有するトランスミッション10’が様々な図で描かれている。トランスミッション10’はハウジング14内に収容され、該ハウジングからは、駆動入力シャフトW1が前方へ突出し、かつ、駆動出力シャフトW7が前方および後方へ突出する。2つの静油圧ユニットH1およびH2は、駆動出力シャフトW7の両側に水平に配置されており、ハウジング14の突出部21から確認できる範囲で枢動できる。ハウジング1の上側には2対の対向する油圧シリンダ16および17、ならびに18および19を有する調整ユニット15が設けられ、該調整ユニットにより、垂直枢動軸線周りで枢動され得る静油圧ユニットH1およびH2を調整することができる。油圧調整は、調整ユニット15の側面に配置される制御ユニット20によって制御される。
本発明によるトランスミッションの簡単でコンパクトな構成により、様々な車両の異なる要求に合わせるために駆動出力シャフトW7を他の何らかの位置に配置することもできる。図7は、トランスミッション10”を示しており、駆動入力シャフトW1は付属の出力取り出し部22を有する出力取り出しシャフトW5として後側から出され、かつ、後車軸および前車軸を駆動させるための駆動出力シャフトW7がかなり下側へ移動されている。しかしながら、要求に応じて、このシャフトを側面に移動させることもできる。
図7のトランスミッション10”の内部構成が図7aの分解斜視図にて示されている。図7aでは、ハウジング14が図7と比べて僅かに変更されている。プラネタリ駆動部12、2つの垂直枢動軸線27および28の回りで水平に枢動され得る静油圧ユニットH1およびH2、ならびに他のトランスミッション構成要素が中心ブロック内に配置される。調整ユニット15の油圧シリンダ16〜19のピストン29も見ることができ、前記ピストンは、対を成して相互作用し、かつ、レバーによって枢動軸線27および28に動作可能に結合される。出力取り出し部の外側には矩形ハウジング内に収容される電子コントローラ26を見ることができ、該電子コントローラ26には、トランスミッションにわたって分布する温度、圧力、および位置のための様々な変換器からの信号も集められる。
図7bに例示される第2の静油圧ユニットH2は一体型のスイベルハウジング31を備え、該ハウジング内には、ピストン35が内部で移動可能に配置されているシリンダブロック34が回転可能に取り付けられる。ベアリングジャーナル32および33がスイベルハウジング31の上下にそれぞれ一体に形成される。上側ベアリングジャーナル32は、同時に、上側ベアリングジャーナル32とスイベルハウジング31内に形成されるシリンダブロック34のためのベアリング表面との間でスイベルハウジング31内に延びる高圧ダクトの入口開口および出口開口を収容する。ピストン35は、シャフトW6に結合するベアリングリング36内で全ての方向に枢動できるように取り付けられる。
本発明によるトランスミッションの特別な実施形態により、例えば低いキャブフロアを有する小型トラクタでの使用が可能になる。対応するトランスミッションのレイアウトが図8に示されている。図8のトランスミッション30は、軸線方向に直列に互いの鏡像として配置される2つの静油圧ユニットH1およびH2の配置によって特徴付けられている。静油圧ユニットH1およびH2のシリンダブロックは互いに対向して配置される。プラネタリ駆動部12および加圧シャフトW6は互いに軸線方向に大きく離れている。太陽歯車Z9から加圧シャフトW6に向かうシャフトW2は、中空シャフトとして具現化されているが、2つの静油圧ユニットH1およびH2のそばを通り、該静油圧ユニットH1およびH2の上側へ後方に延びるとともに、歯車Z10およびZ11により加圧シャフトW6に結合される。結果として、図8に一点鎖線で示される低いキャブフロア23のための空間が上方に得られる。この場合、後車軸24がかさ歯車機構を介して加圧シャフトW6により駆動される。駆動入力シャフトW1は、中空シャフトW2を貫通して後方に移動しており、そこで、要求されたときに、第1のクラッチK2および2段シフトトランスミッション25を介して出力取り出しシャフトW10を駆動させることができる。選択的に係合され得る前車軸駆動用のシャフトW9も、同様に第2のクラッチおよび歯車対Z11とZ12を介して加圧シャフトW6に結合される。
図9は、図8のトランスミッションのモジュール基本形状を示している。シャフトW2、W6、およびW9を用い、トランスミッション30’は、図9の矢印ならびにローマ数字I、II、およびIIIにより示される3つの別の駆動出力オプションを設けている。中空シャフトW2を貫通する駆動入力シャフトW1は、他端で出力取り出しシャフトとして使用することも可能である。左側へ離れて延びるシャフトW9は、全輪駆動システムにおいて前車軸を駆動させるために使用することができる。この構成を有するトランスミッションが、非常に多種多様な用途に柔軟に適合でき、殆ど空間を占めず、例えば、ブドウ栽培で使用される、特にこの種の低いキャブフロアを有する狭い小型トラクタに有利に使用できることは明らかである。
簡単なプラネタリ駆動部は、トルク分割トランスミッションとしての役割を務め、基本構成に最適な解決策と見なされる。大角度システムを使用する静油圧の出力範囲および±45°の枢動範囲は、効率および比の広がりに関して最善のシステムと見なされる。この機械的な基本構成が使用され、大角度システムが、要求に応じて出力取り出しシャフトおよび全輪駆動と組み合わされて補足される場合には、多くの車両用途の要求を満たすことができる妥当な価格のトランスミッションの概念が得られる。
全体として、本発明によるトランスミッションは、以下の特性および利点によって特徴付けられている。
・モジュール原理
・静油圧トルク分割
・トルク分割用の簡単なプラネタリ駆動部
・1前進1後進の駆動範囲
・2つの大角度静油圧ユニット、±45°の枢動範囲
・動作範囲全体にわたって連続可変の出力伝達
・ディップのない高い全体効率
・始動時のみに必要とされる全静油圧出力
・始動時に常に利用できる全牽引力
・駆動クラッチを必要としない、機能が利用できる
・最大で50km/hの速度が可能(特別な場合は最大で65km/h)
・減少したエンジン速度で低速が可能
・0rpm〜約4000rpmの間で出力速度を制御できる
・入力から出力までのトルク特性(torque spread)が1〜約5.9
・様々な駆動戦略が可能
・調整ユニットによる制御
・電気システムまたは電子システムの故障時に機械的な緊急動作による連続作業が可能
10、10’、10” トランスミッション
11 内燃機関
12 プラネタリ駆動部
13 遊星スパイダ
14 ハウジング
15 調整ユニット
16〜19 油圧シリンダ
20 制御ユニット
21 突出部
22 出力取り出し部
23 キャブフロア
24 後車軸
25 シフトトランスミッション
26 電子コントローラ
27、28 枢動軸線
29 ピストン
30、30’ トランスミッション
31 スイベルハウジング
32、33 ベアリングジャーナル
34 シリンダブロック
35 ピストン
36 ベアリングリング
H1、H2 静油圧ユニット
HL 静油圧出力分力
W1〜W10 シャフト
Z1〜Z6 歯車
Z7 環体
Z8 遊星歯車
Z9 太陽歯車
Z10、..、Z12 歯車
ZK 牽引力
η 効率

Claims (17)

  1. 車両のための、トルク分割を有する連続可変静油圧式トランスミッション(10、10’、10”;30、30’)であって、
    ポンプとして動作する第1の静油圧ユニット(H1)と、モータとして動作する第2の静油圧ユニット(H2)とを備え、
    プラネタリ駆動部(12)と、駆動入力側の第1のシャフト(W1)と、加圧手段(W6)とを更に備え、
    前記第1のシャフト(W1)にある出力が、前記プラネタリ駆動部(12)により、機械的伝達分岐部(Z9、W2、Z1、Z2またはZ10)と、油圧的に結合された2つの前記静油圧ユニット(H1,H2)により形成される油圧的伝達分岐部(Z7、W3、Z4、Z5、Z6、H1、H2、またはZ7、W3、Z4、Z6、H1、H2)との間で分割され、また、前記加圧手段(W6)で再び組み合わされる、連続可変静油圧式トランスミッション(10、10’、10”;30、30’)において、
    前記静油圧ユニット(H1、H2)の容量を変えるのみで、前記第1のシャフト(W1)と前記加圧手段(W6)との間の出力伝達が制御されうることを特徴とする連続可変静油圧式トランスミッション。
  2. 2つの前記静油圧ユニット(H1、H2)の容量を枢動プロセスによって変えることが可能であり、かつ、2つの前記静油圧ユニット(H1、H2)が少なくとも約45°の枢動範囲を有する大角度静油圧ユニットとして形成されることを特徴とする、請求項1に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  3. 前記第2の静油圧ユニット(H2)が少なくとも一方の側へ少なくとも約45°枢動されることができ、前記第1の静油圧ユニット(H1)が一方の側に少なくとも約45°枢動され、かつ、他方の側に少なくとも約30°枢動されることができることを特徴とする、請求項2に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  4. 前記静油圧ユニット(H1、H2)がアキシャルピストン斜交軸線静油圧ユニットとして形成されることを特徴とする、請求項2または3に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  5. 前記第2の静油圧ユニット(H2)が前記第1の静油圧ユニット(H1)よりもかなり大きい最大容量を有することを特徴とする、請求項4に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  6. 前記第2の静油圧ユニット(H2)の最大容量が前記第1の静油圧ユニット(H1)の最大容量の約2倍であることを特徴とする、請求項5に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  7. 前記第1の静油圧ユニット(H1)の最大容量が約160cmであることを特徴とする、請求項5または6に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  8. 前記加圧手段が加圧シャフト(W6)であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  9. 前記静油圧ユニット(H1、H2)が互いに平行に配置され、かつ、第1のシャフト(W1)に対して平行に配置されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  10. 2つの前記静油圧ユニット(H1、H2)が前記第1のシャフト(W1)の方向に関して互いに隣接して、好ましくは水平面内で配置されることを特徴とする、請求項9に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  11. 2つの前記静油圧ユニット(H1、H2)が直列に同軸状に、かつ、前記第1のシャフト(W1)の方向に関して互いの鏡像として配置され、前記プラネタリ駆動部(12)が軸線方向で2つの前記静油圧ユニット(H1、H2)の前方に配置され、かつ、前記加圧手段(W6)が軸線方向で2つの前記静油圧ユニット(H1、H2)の後方に配置され、前記プラネタリ駆動部(12)および前記加圧手段(W6)が、軸線方向で2つの前記静油圧ユニット(H1、H2)の上側に延びるシャフト(W2)により動作可能に結合されることを特徴とする、請求項9に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  12. 前記プラネタリ駆動部(12)が、中心太陽歯車(Z9)と、該太陽歯車(Z9)を同軸状に取り囲む環体(Z7)とを備え、前記太陽歯車と前記環体との間に配置されており、遊星スパイダ(13)に回転可能に取り付けられる遊星歯車(Z8)を更に備え、
    前記遊星スパイダ(13)が前記第1のシャフト(W1)に共同して回転するように結合され、
    前記環体(Z7)が前記第1の静油圧ユニット(H1)に動作可能に結合され、
    前記太陽歯車(Z9)が前記第2の静油圧ユニット(H2)に動作可能に結合されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  13. 前記第1のシャフト(W1)が、前記プラネタリ駆動部(12)を貫通して延びており、駆動入力とは反対側で出力取り出しシャフト(W5)として形成されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  14. 前記加圧手段(W6)が後車軸および/または前車軸を駆動させるための第2のシャフト(W7、W9)に動作可能に結合されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  15. 前車軸用の駆動部をクラッチ(K1)により選択的に係合させることができることを特徴とする、請求項14に記載の連続可変静油圧式トランスミッション。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の連続可変静油圧式トランスミッションを動作させるための方法において、
    連続可変の前進駆動範囲を実現するために、
    前記第1の静油圧ユニット(H1)の容量がまず最初にゼロに設定され、かつ、前記第2の静油圧ユニット(H2)の容量が始動前に最大に設定され、
    初期段階では、前記第2の静油圧ユニット(H2)の容量が最大に保持され、かつ、前記第1の静油圧ユニット(H1)の容量が前進走行の方向でその最大に達するまで前記第1の静油圧ユニット(H1)の容量が前進走行の方向で増大され、
    第2段階では、前記第1の静油圧ユニット(H1)の容量が最大に保持され、かつ、前記第2の静油圧ユニット(H2)の容量が最大からゼロまで減少されることを特徴とする方法。
  17. 連続可変の後進駆動範囲を実現するために、
    前記第1の静油圧ユニット(H1)の容量がまず最初にゼロに設定され、かつ、前記第2の静油圧ユニット(H2)の容量が始動前に最大に設定され、
    初期段階では、前記第2の静油圧ユニット(H2)の容量が最大に保持され、かつ、前記第1の静油圧ユニット(H1)の容量が後進走行の方向でその最大に達するまで前記第1の静油圧ユニット(H1)の容量が後進走行の方向で増大され、
    第2段階では、前記第1の静油圧ユニット(H1)の容量が最大に保持され、かつ、前記第2の静油圧ユニット(H2)の容量が最大からゼロまで減少されることを特徴とする、請求項16に記載の方法。
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