JPS63167172A - 油圧式無段変速機 - Google Patents

油圧式無段変速機

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JPS63167172A
JPS63167172A JP31445986A JP31445986A JPS63167172A JP S63167172 A JPS63167172 A JP S63167172A JP 31445986 A JP31445986 A JP 31445986A JP 31445986 A JP31445986 A JP 31445986A JP S63167172 A JPS63167172 A JP S63167172A
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JP
Japan
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pump
hydraulic
relief valve
motor unit
pressure
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Pending
Application number
JP31445986A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Akutagawa
等 芥川
Tomoo Sawazaki
朝生 沢崎
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は油圧式無段変速機に関するものである。
(従来技術) 従来より、1組の可変容量形のポンプ及モータユニット
を油路を介して相互に連動可能に接続し、該各ポンプ&
モータユニット相互間での作動油の受授によりトルク伝
達を行なうとともに該ポンプ及モータユニットの吐出量
を調整することにより両者間の速度比を無段階に設定で
きるようにした油圧式無段変速機は公知であると例えば
、米国特許第2830468号参照。但し、このものは
上記の如き油圧式無段変速機の基本構造に、さらにエン
ジン入力を油圧系と機械系の二つのトルク伝達系に分配
するための差動歯車機構と、レンジ切換を行なうハイク
ラッチとロークラッチの二つのクラッチとを付設したい
わゆる機械・油圧式無段変速機である)。
ところで、このような油圧式無段変速機においては、1
組のポンプ及モータユニット相互間を接続する油路中に
リリーフバルブを設け、該リリーフバルブにより作動油
圧の最高値を制限することにより各種油圧機器の信頼性
を確保するようにしている。
ところが、この油圧式無段変速機においてリリーフバル
ブが作動している状態は、無段変速機の受領能力以上に
エンジン側から動力が供給され、その余分のものを外部
へすてている状態であり、この外部放出分だけ駆動系全
体としての動力損失が増大するという問題がある。
(発明の目的) 本発明は上記従来技術の項で指摘した問題点を解決しよ
うとするもので、1組の可変容量形ポンプ&モータユニ
ットを備えてなる油圧式無段変速機において、リリーフ
バルブの作動に伴う駆動系全体としての動力損失を、該
油圧式無段変速機の出力特性を損ねることなく可及的に
低減させることを目的としてなされたものである。
(発明の技術的背景) 本発明の基本原理を略述する。
今、第7図に示すようなシステムを想定する。
即ち、ポンプとして機能するポンプ側ユニット81とモ
ータとして機能するモータ側ユニット82とを油路83
A、83Bで接続して油圧式無段変速機80を構成する
とともに、該油圧式無段変速機80のポンプ側ユニット
にエンジン84を、またモータ側ユニット82にドライ
ブシャフト85をそれぞれ連結してなる駆動系を想定す
る。この装置においては、エンジン84の出力を、油圧
系の作動油の圧力と流量に変換してドライブシャフト8
5側に伝達するものであり、伝達トルクと速度比が調整
できるようになっている。
速度比は、各ユニットの1回転当りの作動油吐出量を変
化させることにより行なう。
今、ポンプ側ユニット81の1回転当りの吐出量Dp、 モータ側ユニット82の1回転当りの吐出11DM。
ポンプ側ユニット81の回転数Np1 モータ側ユニツト82の回転数NM、 とすると、ポンプ側ユニット81の全吐出量Qpとモー
タ側ユニット82の全吐出量QMとの間には Qp=Np−Dp=NM−DM=QMという関係がある
ところから、速度比eは、 e = N y / N P ” D p/ D Mと
なる。即ち、Dp又はDMを変化させることにより速度
比が調整可能である。従って、一般には第8図に示す如
く、速度比の調整領域を速度比0〜e、までの領域■と
速度比01以上の領域■の二つに分け、領域■ではモー
タ側ユニット82の吐出量DMを最大値D o+axで
一定に保持した状態でポンプ側ユニット81の吐出量D
pを次第に増大させることにより速度比を上げ、領域■
では逆にポンプ側ユニット8Iの吐出量Dpを最大値D
 ff1axで一定に保持した状態でモータ側ユニット
82の吐出量DMを次第に減少させることにより速度比
を上げるようにしている。
又、ポンプ側ユニット81の入力トルクTpはエンジン
回転数を調整するトルクとして働くものであり、7p=
I)p・ΔPで表わされる。但し、ΔPは油路83A、
83B相互間の差圧である。
さらに、モータ側ユニット82の出力トルクTMは直接
駆動力として働くものであり、Ty=DM・ΔPで表わ
される。
ところで、このような油圧式無段変速機80において、
各油路83A、83Bにそれぞれ設けたリリーフバルブ
86.86が作動した場合を、領域■の場合と領域■の
場合についてそれぞれ考察する。
領域■においてはリリーフバルブ86が作動した場合に
は、モータ側ユニット82の出力トルクTMは、DMが
D maxまたΔPがリリーフ圧ΔP+naxにそれぞ
れ固定されるところから、Tv=DmaX・ΔPmax
=一定となる。即ち、リリーフバルブ86が作動してい
る場合には、モータ側ユニット82の出力トルクはポン
プ側ユニット81の入力トルクに影響されない。
領域■においてリリーフバルブ86が作動した場合には
、ポンプ側ユニット81の吐出量ImpがD waxに
差圧ΔPがΔPIIlaxにそれぞれ固定されるため、
ポンプ側ユニット81の入力トルクTpは、Tp=DI
Ilax・ΔP IIIaxとなる。即ち、この領域に
おいてはモータ側ユニット82の出力トルクTMは、ポ
ンプ側ユニット81側の入力トルクに関係なく、モータ
側ユニット82の吐出量のみによって変化する。
即ち、領域■の場合にも領域■の場合にも、ΔPをΔP
 maxに保持している限り、ポンプ側ユニット81の
単位時間当りの吐出量Q p(D pX N p)を変
化させてもモータ側ユニット82の出力特性には何ら影
響を与えない(出力性能の低下を招かない)ということ
が言える。このことから、本願発明者らは、リリーフバ
ルブ86の作動状態においては、ΔP=ΔP maxを
維持し得る程度までエンジンの回転数を下げてポンプ側
ユニット81の単位時間当りの吐出量Qpを低減させる
ことにより、モータ側ユニット82の出力特性を損ねる
ことなくリリーフバルブ86の作動に伴う動力損失を可
及的に減少させることに想到したものである。
(目的を達成するための手段) 本発明は、−組の可変容量形のポンプ&モータユニット
をリリーフバルブを備えた油路を介して連動可能に接続
し、両者間で相互に受授される作動油を介してトルク伝
達を行なうと同時に、該ポンプ&モータユニットの吐出
量を調整することにより所定の速度比が無段階に得られ
るようにした油圧式無段変速機において、上記ポンプ&
モータユニットの高圧側の吐出圧が上記リリーフバルブ
の設定圧に近くであるときこれを検出する吐出圧検出手
段と、上記吐出圧検出手段からの信号を受けてエンジン
の出力を低下させるエンジン出力制御手段とを備えたも
のである。
(作 用) 本発明では上記の手段により、ポンプ&モータユニット
の高圧側の吐出圧がリリーフバルブの設定圧近くの圧力
である時には、エンジン出力制御手段により上記リリー
フバルブの作動直前においであるいは作動とほぼ同時に
エンジン出力が低下せしめられ、上記吐出圧が上記リリ
ーフバルブの設定圧近くに維持されるため、該リリーフ
バルブの作動時間、即ち、リリーフバルブからの作動油
の排出量が可及的に少ならしめられる。
(実施例) 以下、第1図ないし第6図を参照して本発明の好適な実
施例を説明する。
(■:構成) 第2図には本発明の実施例に係る無段変速機2の機構図
が示されている。この無段変速機2は、エンジンlより
入力される入力トルクを油圧伝達系と機械系伝達系に分
配して伝達するようにしたいわゆる機械・油圧式無段変
速機であって、油圧機構AとアドバンスギヤトレインB
とリバースギヤトレインCとを有している。
(1−a二油圧機構A) 油圧機構Aは、1組のポンプ&モータユニット41.5
1を2本の油路63,64で相互に連動可能に接続して
構成されている。この各ポンプ&モータユニット41.
51は、それぞれ斜板式プランジャ機構をもつ可変容量
形のポンプ&モータユニットで構成されており、第1の
ポンプ&モータユニット41の回転軸42と第2のポン
プ&モータユニット51の回転軸52との間における速
度比は、既述の如く該各ポンプ&モータユニット41.
51の1回転当りの吐出量を変化させることにより調整
される。尚、この実施例においては、第1のポンプ&モ
ータユニット41の斜板43に第1のステッピングモー
タ61を、また第2のポンプ&モータユニット51の斜
板53に第2のステッピングモータ62をそれぞれ取付
け、この第1のステッピングモータ61及び第2のステ
ッピングモータ62をコントローラ10からの制御信号
により適宜に作動させて各斜板43.53の傾斜角を変
化させることにより各ポンプ&モータユニット41.5
1の1回転当りの吐出量を調整するようにしている。
又、各油路63,64にはそれぞれリリーフバルブ6.
6が設けられており、該各リリーフバルブ6.6により
各ポンプ&モータユニット41.51の高圧側の最高吐
出圧が所定圧に設定されるようになっている。又、この
各リリーフバルブ6゜6が作動した時には、これが圧力
センサ等で構成される吐出圧検出手段71により検出さ
れ、さらに該吐出圧検出手段7Iからコントローラ10
に後述する如くエンジン出力制御信号として入力される
(1−b:アドバンスギヤトレインB)アドバンスギヤ
トレインBは、その一端がクラッチ(図示省略)を介し
てエンジンの出力軸(図示省略)に連結され、該エンジ
ンによって回転せしめられるプライマリシャフト11を
有している。このプライマリシャフト11は、上記第1
のポンプ及モータユニット41の回転軸42と第2のポ
ンプ及モータユニット51の回転軸52とに対してそれ
ぞれ平行に配置されている。
このプライマリシャフト11には、エンジン出力軸から
の入力トルクを上記油圧機構Aを介する油圧系トルクと
該油圧機構Aを介さずに出力される機械系トルクとに分
配する遊星差動歯車機構12が設けられている。この遊
星差動歯車機構12は、プライマリシャフト11に回転
自在に支持されたサンギヤ13と、該サンギヤ13と噛
合し且つキャリア14を介してプライマリシャフト11
に固定支持された一対のプラネタリギヤ15.15と、
該プラネタリギヤ15.15と噛合するリングギヤ16
とを有している。
遊星差動歯車機構12のサンギヤ13には、第1伝達ギ
ヤ17が一体的に設けられ、さらにこの第1伝達ギヤ1
7は上記第1のポンプ及モータユニット41の回転軸4
2に設けた第2伝達ギヤ18に噛合せしめられている。
リングギヤ16は、上記プライマリシャフト11に回転
自在に支持された第3伝達ギヤ19に連結されている。
さらにこの第3伝達ギヤ!9は、上記第2のポンプ及モ
ータユニット51の回転軸52に設けられた第4伝達ギ
ヤ20に噛合している。
上記第1のポンプ及モータユニット41の回転軸42に
は、第5伝達ギヤ21が回転自在に取付けられている。
この第5伝達ギヤ21は、ロークラッチ24を介して上
記回転軸42に接続可能とされるとともに、上記プライ
マリシャフト1■に回転自在に支持された第6伝達ギヤ
22に噛合している。また、この第6伝達ギヤ22は、
ハイクラッチ23を介して上記第3伝達ギヤ19及びリ
ングギヤ16に接続可能とされるとともに、ファイナル
リダクションギヤ26に噛合せしめられている。
尚、第2図において符号25は、上記ロークラッチ24
の外周に配置されたオーバドライブブレーキ25である
(I−c:リバースギヤトレインC) リバースギヤトレインCは、上記プライマリシャフト1
1と平行に配置されたリバースシャフト30を有してい
る。このリバースシャフト3oには、プライマリシャフ
ト11に設けた上記第1伝達ギヤ17と噛合する第1リ
バースギヤ27が該リバースシャフト30と一体的に形
成されている。さらに、このリバースシャフト30には
第2リバースギヤ28が回転自在に支持されている。こ
の第2リバースギヤ28は、リバースシャフト3oに対
してリバースクラッチ31を介して接続可能とされてい
るとともに、リバースアイドルギヤ29を介してプライ
マリシャフト11上の上記第6伝達ギヤ22と噛合して
いる。
尚、各クラッチ23,24.31はそれぞれ油圧クラッ
チで構成されており、その断・接制御は、油圧回路中に
設けた電磁式切換バルブ(図示省略)の0N−OF’F
により行なわれる。
(■:作動並びにその作用) (II−a:無段変速機のシフトチェンジ)無段変速機
2は第6図に示す如く、リバースレンジとアドバンスレ
ンジ、及びアドバンスレンジにあっては低速度比のロー
レンジと高速度比のハイレンジに切換設定されるもので
あり、具体的にはアドバンスギヤトレインBに設けたハ
イクラッチ23とロークラッチ24及びリバースギヤト
レインCに設けたリバースクラッチ3Iを選択的に0N
−OF’F制御することにより行なわれる。即ち、第1
図に示すように、エンジン回転数センサ5から出力され
るエンジン回転数信号111と出力軸回転数センサ8か
ら出力される出力軸回転数信号htを設けてシフトチェ
ンジ判定手段72において最適レンジを制定し、制御手
段73から各クラッチ23,24.31の各油圧切換弁
(第2の電磁手段)にシフト制御信号σ、を出力し、こ
れに基いて該各クラッチ23,24.31(シフトチェ
ンジ手段)を0N−OFF制御することに行なわれる。
実際の作動は次のようになる。
(ローレンジ) ローレンジ時には、第2図に示す如く3個のクラッチ2
3.24.31のうち、ロークラッチ24のみがON(
接続)作動し、他のクラッチ23.31は0FF(切断
)作動している。
この状態においては、エンジン入力はそれぞれ一点鎖線
及び2点鎖線で示すように、遊星差動歯車機構12にお
いて油圧機構Aにその第2のポンプ及モータユニット5
1側から第1のポンプ&モータユニット41側に向けて
伝達される油圧系トルクと遊星差動歯車機構12から油
圧機構Aを介さずにそのまま第1のポンプ&モータユニ
ット41の回転軸42側に伝達される機械系トルクとに
分配伝達される。油圧系トルクと機械系トルクは、第1
のポンプ&モータユニット41の回転軸42において合
流し、ロークラッチ24を介してファイナルリダクショ
ンギヤ26側に出力される。
(ハイレンジ) ハイレンジ時には、第3図に示すように、3個のクラッ
チ23,24.31のうち、ハイクラッチ23のみがO
N作動し、他のクラッチ24.31はそれぞれOFF作
動とされる。
この状態においては、エンジン入力は、上記ローレンジ
時とは逆に、油圧機構Aにその第1のポンプ&モータユ
ニット41側から第2のポンプ&モータユニット5I側
に向けて伝達される油圧系トルクと油圧機構Aを介さず
に遊星差動歯車機構12から直接ハイクラッチ23側に
伝達されろ機械系トルクとに分配伝達される。この両系
のトルクは、合流した後ハイクラッチ23を介してファ
イナルリダクションギヤ26外に出力される。
(リバースレンジ) リバースレンジ時には、第4図に示すように三個のクラ
ッチ23,24.31のうち、リバースクラッチ31の
みがON作動とされ、ハイクラッチ23とロークラッチ
24はそれぞれOFF作動とされる。
この状態においては、エンジン人力は遊星差動歯車機構
12において油圧機構Aにその第2のポンプ及モータユ
ニット51側から第1のポンプ&モータユニット41側
に伝達される油圧系トルクと遊星差動歯車機構12から
油圧機構Aを介さずにリバースギヤトレインC側に伝達
される機械系トルク−とに分配伝達される。この両トル
クは、リバースギヤトレインCのリバースシャフト30
において合流したのち、リバースクラッチ31を介して
ファイナルリダクションギヤ26側に出力される。
(n−b:無段変速機の速度比制御) 油圧系トルクは上述の如くポンプ側の第1のポンプ&モ
ータユニット4Iあるいは第2のポンプ&モータユニッ
ト51にその回転軸42.52の回転力として伝達され
たのち、油圧機構A内において作動油の圧力と滝壷に変
換されたあと、モータ側の第2のポンプ&モータユニッ
ト51あるいは第1のポンプ&モータユニット41にそ
の回転軸42.52の回転力として出力される。この時
、既述の如く各ポンプ&モータユニットの1回転当りの
吐出量を変化させることにより両ポンプ&モータユニッ
ト41.51間に所定の速度比が与えられる。具体的に
は、第1図及び第2図に示すように、コントローラIO
の制御手段73から出力される変速信号I14を受けて
第1の電磁手段74(即ち、この実施例においてはステ
ッピングモータ61.62がこれに該当する)が作動し
、ポンプ&モータユニット76(即ち、第1のポンプ&
モータユニット41と第2のポンプ&モータユニット5
1)の変速切換手段77(即ち、第1のポンプ&モータ
ユニット41の斜板43と第2のポンプ&モータユニッ
ト51の斜板53)を作動させることにより行なわれる
この実施例においては、第6図に示すように、リバース
レンジでは、その前半においては、第1のポンプ&モー
タユニット41の1回転当りの吐出量をD maxに固
定した状態で、第2のポンプ&モータユニット51側の
1回転当りの吐出量を変化させることにより速度比を調
整し、またその後半においては、逆に第2のポンプ&モ
ータユニッ1−51の1回転当りの吐出量をD max
に固定した状態で、第1のポンプ&モータユニット41
 側の1回転当りの吐出量を変化させることにより速度
比を調整するようにしている。
またローレンジでは、その前半においては第1のポンプ
&モータユニット41の1回転当りの吐出量をD ma
wで固定した状態で第2のポンプ&モータユニット51
側の1回転当りの吐出量を変化させることにより、また
その後半では第2のポンプ&モータユニット51の1回
転当りの吐出量をD maxで固定した状態で第1のポ
ンプ&モータユニット41の1回転当りの吐出量を変化
させることにより速度比を調整するようにしている。
尚、ハイレンジにおける速度比調整特性は上記リバース
時と同様である。
ところで、エンジン出力が急激に増加したような場合に
は各ポンプ&モータユニット41.51の単位時間当り
の吐出量が急増し、その吐出圧が急上昇することになる
。この場合、各油路63゜64に設けたリリーフバルブ
6.6が作動し、作動油の一部を外部へ放出することに
より該吐出圧を油路63,64の設定圧まで下げる如く
作用する。ところが、このように油路63,64が作動
し、吐出圧の低下作用が行なわれている状態は、作動油
がもつ動力(圧力及び流棗)が外部へ捨てられている状
態であり、動力損失が大きくなるため好ましくない。
このため、この実施例においては、この第1のポンプ&
モータユニット41又は第2のポンプ&モータユニット
51の高圧側の吐出圧がリリーフバルブ6.6の設定圧
に達した場合、これを圧力センサ等で構成される吐出圧
検出手段71により検知し、これに基いてエンジン出力
そのものを低下させて吐出圧を上記設定圧近くまで落と
し、もって動力損失の低減を図っている。
具体的には、第1図に示すように、吐出圧検出手段71
からリリーフバルブ6.6の作動信号!15がエンジン
出力制御手段70の燃料噴射量制御手段68に入力され
る。燃料噴射量制御手段68では、この作動信号σ、が
入力されると、上記エンジン回転数信号Q、とエアフロ
メータ3から出力される負荷信号Q6等のエンジンの運
転状態信号に基いて算出される燃料噴射量を、所定量だ
け少なめに補正し、この補正後の噴射量信号豆、に基い
て燃料噴射弁4から燃料を噴射し、エンジン出力を通常
状態(リリーフバルブ6.6の非作動時)よりも低下さ
せるようにしている。
このエンジン出力制御手段70における燃料噴射量の制
御フローを第5図を参照して詳述する。
先ず、吸入空気量(負荷)Qa、エンジン回転数Neを
読み込み(ステップS1)、このデータに基いて燃料噴
射量の基本噴射パルスTp=Qa/Ne・K(K:定数
)を求める(ステップS、)。
次に、吸気温T^と水温Twを読み込み(ステップS3
)、それぞれ吸気温T^に対応する吸気温補正係数G^
と水温Cwに対応する水温補正係数Cwをマツプより読
み出す(ステップS、)。
上記各補正係数を加味した燃料噴射パルスTpを演算す
る(ステップS5)。
次に、リリーフバルブ6の作動状態を読み込み(ステッ
プS、)、現在該リリーフバルブ6が作動中であるかど
うかを判定する(ステップSt)。
判定の結果、リリーフバルブ6は作動していない場合に
は、何らエンジン出力の低下操作を行なう必要なしとし
、上記ステップS、で求めた燃料パルスをそのまま燃料
噴射弁制御手段に出力する(ステップS、)が、リリー
フバルブ6.6が作動している場合には、補正係数に、
を加味した燃料噴射パルスTI)を演算しくステップS
、)、この燃料噴射パルス’rpを燃料噴射弁制御手段
に出力する(ステップSO)。
尚、上記実施例においては、リリーフバルブ6にエンジ
ン出力を低下させるための手段として、燃料噴射量を減
少させる方法を採用したが、本発明はこれに限定される
ものでなく、例えばリリーフバルブ6の作動時にはスロ
ットルバルブを通常運転時よりも絞って吸入空気量を減
少させる方法を採用することもできる。尚、この場合に
はスロットルバルブステッピングモータ等の電磁手段に
より制御する構造のものが好適である。
又、上記実施例においては、リリーフバルブ6が作動し
たときこれを検出してエンジンの出力低下操作を行なう
ようにしているが、本発明はこれに限定されるものでな
く、例えば、リリーフバルブ6の設定圧より若干低い圧
力まで達した時点で(即ち、リリーフバルブが実際に作
動するより前に)これを検知して所定のエンジン出力低
下操作を行なうようにしてもよいことは勿論であり、こ
の方法は特に動力損失をより少なく抑えられるという点
では上記実施例の場合より有利である。
(発明の効果) 本発明は、−組の可変容量形のポンプ&モータユニット
をリリーフバルブを備えた油路を介して連動可能に接続
し、両者間で相互に受授される作動油を介してトルク伝
達を行なうと同時に、該ポンプ&モータユニットの吐出
量を調整することにより所定の速度比が無段階に得られ
るようにした油圧式無段変速機において、上記ポンプ&
モータユニットの高圧側の吐出圧が上記リリーフバルブ
の設定圧の近くであるときこれを検出する吐出圧検出手
段と、上記吐出圧検出手段からの信号を受けてエンジン
の出力を低下させるエンジン出力制御手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
従って、本発明の油圧式無段変速機によれば、ポンプ&
モータユニットの高圧側の吐出圧がリリーフバルブの設
定圧近くの圧力である時には、エンジン出力制御手段に
より上記リリーフバルブの作動直前においであるいは作
動とほぼ同時にエンジン出力が低下せしめられ、上記吐
出圧が上記リリーフバルブの設定圧近くに維持されるた
め、該リリーフバルブの作動時間、即ちリリーフバルブ
からの作動油の排出量が可及的に少ならしめられるため
、無段変速機の出力性能を損なうことなく上記リリーフ
バルブの作動に伴う動力損失を可及的に低減させること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の油圧式無段変速機を備えた駆動装置の
機能ブロック図、第2図は本発明の実施例に係る油圧式
無段変速機の構造説明図、第3図及び第4図は第2図に
示した油圧式無段変速機の状態変化図、第5図は第1図
に示したエンジン燃料制御フローチャート図、第6図は
第2図に示した油圧式無段変速機の速度比制御特性図、
第7図は油圧式無段変速機を備えた自動車の駆動系の原
理図、第8図は第7図に示した油圧式無段変速機の速度
比制御特性図である。 ■@・・・・エンジン 2・・・・・無段変速機 3・・・・拳エアフロメータ 4・・・・・燃料噴射弁 5・・・・・エンジン回転数センサ 6・・・・・リリーフバルブ 8・・・・・出力軸回転数センサ 10・・・・コントローラ 41・・・・第1のポンプ&モータユニット51・・・
・第2のポンプ&モータユニット61.62 ・・・ス
テッピングモータ適度比 第61!1 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、一組の可変容量形のポンプ&モータユニットをリリ
    ーフバルブを備えた油路を介して連動可能に接続し、両
    者間で相互に受授される作動油を介してトルク伝達を行
    なうと同時に、該ポンプ&モータユニットの吐出量を調
    整することにより所定の速度比が無段階に得られるよう
    にした油圧式無段変速機であって、上記ポンプ&モータ
    ユニットの高圧側の吐出圧が上記リリーフバルブの設定
    圧の近くであるときこれを検出する吐出圧検出手段と、
    上記吐出圧検出手段からの信号を受けてエンジンの出力
    を低下させるエンジン出力制御手段とを備えたことを特
    徴とする油圧式無段変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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