JP3166544B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents
自動変速機の油圧制御装置Info
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- JP3166544B2 JP3166544B2 JP7590795A JP7590795A JP3166544B2 JP 3166544 B2 JP3166544 B2 JP 3166544B2 JP 7590795 A JP7590795 A JP 7590795A JP 7590795 A JP7590795 A JP 7590795A JP 3166544 B2 JP3166544 B2 JP 3166544B2
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- valve
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Description
装置に関する。
は、エンジンの出力をトルクコンバータ2、クラッチ3
を介して変速機4に伝達し、当該変速機4の変速段に応
じた駆動力を駆動輪に伝達する。また、トルクコンバー
タの入力軸と一体に回転する構造のオイルポンプ5によ
り油圧を発生させ、図4に示す油圧制御装置10に供給
する。油圧制御装置10において、調圧弁11は、オイ
ルポンプ5で発生された油圧を油路30を介して油室1
1aに導入し、スプール弁12のランド12aの位置に
応じて前記導入した油圧の一部を油路31を介してオイ
ルポンプ5の吸込側に戻して所定のライン圧PLに調圧
する。
れ、油路33を介して調圧弁11の油室11cにパイロ
ット圧として供給されると共に、油路34を介してマニ
ュアル弁15の油室15aに供給される。マニュアル弁
15の油室15aは、油路35を介して調圧弁11の油
室11bに接続されている。また、油路32のライン圧
PLは、油路36、LR(LOW&REVERSE)制
御弁17、油路37を介してクラッチ3のLRブレーキ
21に供給される。油路32とLR制御弁17との間に
はLR制御弁17を制御する電磁弁20が接続されてお
り、油路37にはアキュームレータ22が接続されてい
る。そして、調圧弁11のスプール弁12は、ランド1
2b、12cの油室11bに臨む端面の受圧面積がS
3、S2、ランド12c、12dの油室11cに臨む端面
の各受圧面積がS2、S1(S3>S2>S1)とされてい
る。
イロット圧)が供給されており、マニュアル弁15が図
示のP及びNレンジ位置にあるときには、油室11bに
も油路32の油圧がパイロット圧として供給される。こ
のときスプール弁12に油圧が作用する面積(受圧面
積)は、(S3−S2)+(S2−S1)=(S3−S1)と
なり、スプール弁15は、当該面積に作用する油圧とス
プリング13のばね力とが釣り合う図示の位置に保持さ
れる。そして、調圧弁11は、油路30、32の油圧
を、スプール弁12の位置に応じたライン圧PLに調圧
する。
置からDレンジ位置に操作されると、これに応じてスプ
ール弁16が図中右方に移動する。このDレンジ位置に
おいてもマニュアル弁15の油室15aから調圧弁11
の油室11bにパイロット圧が供給される。従って、調
圧弁11のスプール弁12に作用する油圧の状態は変わ
らない。この結果、P及びNレンジ位置とDレンジ位置
におけるライン圧は、同じ油圧に調圧される。
置は、マニュアル弁15のP及びNレンジ位置における
ライン圧が、Dレンジ位置(1速、2速)におけるライ
ン圧と同じであるためにP及びNレンジにおいてオイル
ポンプ5を駆動するための動力損失が大きい。このた
め、外気温度が非常に低い時のエンジン始動の際に自動
変速機の動力損失が大きく、エンジンが始動し難くなる
虞がある。
で、P及びNレンジにおけるライン圧をDレンジにおけ
るライン圧よりも低くしてオイルポンプを駆動するため
の動力損失を低減するようにした自動変速機の油圧制御
装置を提供することを目的とする。
に本発明によれば、自動変速機用オイルポンプの吐出側
に接続された油路と、前記油路中の油圧を所望の油圧に
調圧する調圧弁と、前記油路に接続され、前記自動変速
機を走行位置又は非走行位置に切り換える切換弁とを備
えた自動変速機の油圧制御装置において、前記調圧弁
は、互いに隣り合う第1ランドと第2ランドと第3ラン
ドとを有する1本のスプール弁と、前記第1ランドによ
り形成される第1油室と、前記第2ランドと第3ランド
とにより形成される第2油室とから成り、前記切換弁が
前記走行位置にあるとき、前記切換弁を介して前記第2
油室に供給される油圧により、前記油路内の油圧が第1
の油圧に調圧され、前記切換弁が前記非走行位置にある
とき、前記切換弁を介して前記第1油室及び第2油室に
供給される油圧により、前記油路内の油圧が前記第1の
油圧よりも低圧の第2の油圧に調圧されることを特徴と
する。
接続される接続ポートと、前記第1油室に接続される第
1ポートと、前記第2油室に接続される第2ポートと、
前記非走行位置で前記接続ポートと前記第1ポート又は
第2ポートの一方とを接続する接続孔が形成された切換
用スプール弁とを含み、前記切換弁が前記非走行位置に
あるとき、前記第1油室又は第2油室の一方は前記接続
孔を介して油圧が供給されることを特徴とする。
検出されたとき、第1調圧手段により調圧手段を調整し
て油路中の油圧を第1の油圧にし、非走行レンジ位置に
あることが検出されたとき、第2調圧手段により前記調
圧手段を調整して前記油路中の油圧を第1の油圧よりも
低い第2の油圧にする。これにより非走行時におけるオ
イルポンプを駆動力するための動力損失が低減される。
て詳述する。尚、図4に示す油圧制御装置の各部材と同
一部材には同一符号を付してこれらの部材の説明を省略
する。図1において油圧制御装置10のマニュアル弁2
5は、図4に示すマニュアル弁15の右端側に新たに油
室を設けた構造とされている。このマニュアル弁25の
油室25aは、一方のポートが油路34を介して油路3
2に接続され、他方のポートが油路35を介して調圧弁
11の油室11bに接続されている。また、油室25b
は、一方のポートが油路40を介して油路32に接続さ
れ、他方のポートが油路41を介して調圧弁11の油室
11dに接続されている。他の構成は、図4に示すマニ
ュアル弁15と同様である。
るときにはスプール弁26が図示の位置にあり、油路3
4と35、油路40と41とが連通され、Dレンジにあ
るときにはスプール弁26が図中右方に移動して油路3
4と35とが連通保持され、油路40と41とが遮断さ
れる。また、マニュアル弁25は、Rレンジにあるとき
にはスプール弁26が図中左方に移動して油路34と3
5、油路40と41とが共に遮断される。
路32から油路33を通して油室11cに常時油圧(パ
イロット圧)が供給されている。一方、マニュアル弁2
5は、シフトレバーがP及びNレンジにあるときには、
スプール弁26が図示の位置にあり、油路32から油路
34、40を通して油室25a、25bに油圧が供給さ
れる。そして、これらの油室25a、25bに供給され
た油圧は、油路35、41を通して調圧弁11の油室1
1b、11dにパイロット圧として供給される。
2b、12cの油室11bに臨む端面の受圧面積がS
3、S2、ランド12c、12dの油室11cに臨む端面
の受圧面積がS2、S1、ランド12dの油室11dに臨
む端面の受圧面積がS1(S3>S2>S1)とされてい
る。従って、スプール弁12に油圧が作用する面積(受
圧面積)は、(S3−S2)+(S2−S1)+S1=S3
となる。スプール弁12は、この面積S3に作用する油
圧(パイロット圧)とスプリング13のばね力とが釣り
合う図示の位置に保持される。そして、調圧弁11は、
油路30、32の油圧をスプール弁12の位置に応じた
ライン圧PL’に調圧する。
ンジにあるときにはスプール弁26が図中右方に移動し
て油路40と41とが遮断される。この結果、調圧弁1
1の油室11dには油圧(パイロット圧)が供給されな
くなる。従って、スプール弁12に油圧が作用する面積
は、(S3−S2)+(S2−S1)=(S3−S1)とな
る。スプール弁12は、この面積(S3−S1)に作用す
る油圧(パイロット圧)とスプリング13とが釣り合う
位置に保持される。そして、調圧弁11は、油路30、
32の油圧をスプール弁12の位置に応じたライン圧P
Lに調圧する。
にあるときのスプール弁12の受圧面積S3は、Dレン
ジにおける受圧面積(S3−S1)よりも面積S1だけ大
きい。従って、スプール弁12は、P及びNレンジにあ
るときの方が、Dレンジにあるときよりも面積S1の分
だけスプリング13を押圧する押圧力が増大して図中左
方に移動し、これに伴い油室11aから油路31に排出
される油圧が多くなる。この結果、P及びNレンジにお
けるライン圧PL’は、Dレンジにおけるライン圧PL
よりも低くなる。
ンジにあるときに付勢され、LR制御弁17に油路32
の油圧をパイロット圧として供給し、LR制御弁17の
スプール弁18をスプリング19のばね力に抗して図中
左方に押動する。これにより油路32の油圧が油室17
a、油路18a、37を通してLRブレーキ21に供給
される。この結果、P及びNレンジにおいてLRブレー
キのピストンのガタ詰め(ディスクのクリアランス分だ
けピストンをストロークさせる)が行われる。従って、
P及びNレンジにおける前記ライン圧PL’は、このガ
タ詰めに必要十分な程度の油圧に確保される。換言すれ
ば、P及びNレンジにおけるライン圧をLRブレーキ2
1のピストンのガタ詰めに必要十分な程度に低減するこ
とができる。これにより、P及びNレンジにおけるライ
ン圧をDレンジにおけるライン圧よりも低くすることが
できる。
施例を示し、図1の部材と同一部材には同一符号を付し
て説明を省略する。図2においてマニュアル弁27は、
油室27aと27bとがスプール弁28により連通可能
とされており、スプール弁28には油室27aと27b
とを連通するための油路28aが設けられている。この
油路28aは、スプール弁28の軸心に設けられ一端が
油室27aに、他端が油室27bに臨んで開口する孔に
より形成されている。そして、スプール弁28は、シフ
トレバーがP及びNレンジにある図示の位置のときに油
路28aにより油室27aと27bとを連通するように
なっている。
介して油路32に接続され、他方のポートは、油路35
を介して調圧弁11の油室11bに接続される。また、
油室27bのポートは、油路42を介して調圧弁11の
油室11dに接続される。これによりスプール弁28の
長さを短くすることが可能となり、これに伴いマニュア
ル弁27の全長を短くすることが可能となる。
にはマニュアル弁27のスプール弁28が図示の位置に
あり、油室27aと27bとが油路28aにより連通さ
れ、油路32の油圧が油室27a、27bから調圧弁1
1の油室11b、11dにパイロット圧として供給され
る。従って、調圧弁11は、スプール弁12の受圧面積
が前述したようにS3となり、油路30、32の油圧を
前記ライン圧PL’に調圧する。
プール弁28が図中右方に移動し、油室27bが油室2
7aから遮断される。この結果、油室27aの油圧のみ
が調圧弁11の油室11bにパイロット圧として供給さ
れる。従って、調圧弁11は、スプール弁12の受圧面
積が前述したように(S3−S1)となり、油路30、3
2の油圧を前記ライン圧PL(>PL’)に調圧する。
走行レンジ位置における油圧をP及びNレンジでLRブ
レーキのピストンのガタ詰めに必要十分な程度に低くす
ることが可能となり、極低温時におけるエンジン始動の
際、自動変速機を駆動するための動力損失を低減するこ
とができ、エンジン始動が容易となる。また、エンジン
始動後非走行レンジ位置で停車中における自動変速機の
動力損失が低減するために燃費の向上が図られる。更
に、従来の油圧制御装置を僅かに改造するだけで済み、
コストの低減が図られる。
とが可能となり、油圧制御装置をコンパクトにすること
ができる。
実施例を示す回路図である。
実施例を示す回路図である。
イルポンプを備えた自動変速機の構成図である。
置の回路図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 自動変速機用オイルポンプの吐出側に接
続された油路と、 前記油路中の油圧を所望の油圧に調圧する調圧弁と、 前記油路に接続され、前記自動変速機を走行位置又は非
走行位置に切り換える切換弁と を備えた自動変速機の油
圧制御装置において、前記調圧弁は、 互いに隣り合う第1ランドと第2ランドと第3ランドと
を有する1本のスプール弁と、 前記第1ランドにより形成される第1油室と、 前記第2ランドと第3ランドとにより形成される第2油
室とから成り、 前記切換弁が前記走行位置にあるとき、 前記切換弁を介して前記第2油室に供給される油圧によ
り、前記油路内の油圧が第1の油圧に調圧され、 前記切換弁が前記非走行位置にあるとき、 前記切換弁を介して前記第1油室及び第2油室に供給さ
れる油圧により、前記油路内の油圧が前記第1の油圧よ
りも低圧の第2の油圧に調圧される ことを特徴とする自
動変速機の油圧制御装置。 - 【請求項2】 前記切換弁は、前記油路に接続される接続 ポートと、 前記第1油室に接続される第1ポートと、 前記第2油室に接続される第2ポートと、前記非走行位置で前記接続ポートと前記第1ポート又は
第2ポートの一方とを接続する接続孔が形成された切換
用スプール弁とを含み、 前記切換弁が前記非走行位置にあるとき、 前記第1油室又は第2油室の一方は前記接続孔を介して
油圧が供給される ことを特徴とする請求項1に記載の自
動変速機の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7590795A JP3166544B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7590795A JP3166544B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270779A JPH08270779A (ja) | 1996-10-15 |
JP3166544B2 true JP3166544B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=13589887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7590795A Expired - Lifetime JP3166544B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3166544B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3651655B2 (ja) * | 1999-04-30 | 2005-05-25 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
JP5929641B2 (ja) * | 2012-09-04 | 2016-06-08 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両用駆動装置 |
KR102659234B1 (ko) * | 2019-02-20 | 2024-04-18 | 현대자동차주식회사 | 차량용 주행 제어방법 및 장치 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7590795A patent/JP3166544B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08270779A (ja) | 1996-10-15 |
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