JP2012509575A - 基板処理のための高温測定法 - Google Patents

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Abstract

基板処理システムは、処理チャンバと、処理チャンバ内に配設された基板を支持するためのペデスタルと、実質的にペデスタルまたは基板の一部から生じる放射光を測定するために、処理チャンバに結合された光学的な高温測定組立体とを含む。光学的な高温測定組立体はさらに、受光器および光検出器を含む。光学的な高温測定組立体は放射光の一部を受け取り、基板の温度が、その放射光の一部の少なくとも1つの波長の近くにおける強度から決定される。処理中の基板の温度を測定する方法は、基板またはペデスタルを支持するペデスタルの一部の近くに光導体を配設すること、光導体の端部が光をペデスタルまたは基板の一部から受け取るように、光導体の端部を迷光から遮蔽すること、光導体の端部の汚染を低減するために、ガスを用いて光導体の端部をパージすること、ペデスタルから放射され、光導体によって受け取られた光の一部を検出すること、およびペデスタルまたは基板からのその放射光の一部の、少なくとも1つの波長の近くにおける強度から基板の温度を決定することを含む。

Description

本出願は、一般に半導体処理機器に関し、特に光学技術を用いて、比較的低い温度でペデスタルおよびサセプタの温度を測定することに関する。
半導体処理機器は、薄膜ならびに被覆物の堆積、パターン形成および処置に用いられる。従来の基板処理チャンバは、ペデスタル、または処理のために基板を支持するいくつかの同等の手段を提供する。抵抗性の機構を用いてペデスタルを加熱すること、または熱ランプを用いてペデスタルおよび基板を加熱することによって、基板に熱を与えることができる。ランプは通常、処理チャンバの外側に配置される。光は、石英など高い光透過性の材料で製造されたビューポートまたはドームを通して入ることができる。石英はまた、低い熱膨張係数および高い融解温度のために魅力的である。
高温プロセスは、基板の温度を処理温度まで迅速に上昇させるために、しばしば石英ドームおよび外部のランプを用いる。そのような構成を使用するプロセスおよび関連するプロセスチャンバの例示的な例は、エピタキシャル膜成長(しばしばEPIと呼ばれる)および急速熱処理(RTP)である。加熱のためにランプを用いるプロセスでは、ペデスタルは、しばしばサセプタと呼ばれる。こうしたプロセス、ならびに他のプロセスでは、処理される膜の特性(例えば、膜厚、密度、ドーパント密度など)が基板温度に敏感である可能性がある。
温度を決定する従来の方法は、処理チャンバの内側の様々な場所に取り付けられた熱電対を必要とする。熱電対に伴う問題点は、一部には熱電対の接合部の劣化または位置の変化による温度測定のドリフトを含む。基板温度は、パイロメータを一般的には上から、頂部の石英ドームを通して基板に向けることによってモニタすることができる。基板温度を測定する他の方法は、パイロメータを、処理チャンバの下面を形成する底部の石英ドームを通してサセプタの下面に向けることからなる。基板の温度は、ルックアップテーブル中のサセプタの温度、または相関係数もしくは他の計算を用いたサセプタの温度に相関させることができる。
従来の高温プロセスは、650℃から1150℃の範囲内の基板温度を伴う。300℃から650℃の範囲内の基板温度を伴うプロセスも使用されており、または開発中である。そのような堆積プロセスの1つは、シリコン基板上に炭化シリコン層を形成することを含む。こうしたより低い温度でパイロメータを使用することは、基板またはサセプタから出る光の量がはるかに少ないため困難である。チャンバの他の領域から来る背景光、あるいは熱ランプから生じる反射光が、基板温度の読み取り値を不十分なものにする可能性がある。
したがって、低温でも基板温度を確実かつ迅速に測定するためのシステムおよび方法が求められている。
開示される実施形態は、光学的な高温測定法を用いて基板およびペデスタル(例えばサセプタ)の温度を、正確かつ再現可能に測定するためのシステムおよび方法に関する。方法におけるこれらのシステムを用いて、低い測定を行うことが可能になる。
基板処理システムが、処理チャンバと、(場合によっては、ペデスタルまたはサセプタ上の)処理チャンバ内に配置された基板と、実質的に基板の一部(頂部もしくは縁部など)またはペデスタルの一部(底部または縁部など)から生じる放射光を測定するために、処理チャンバに結合された光学的な高温測定組立体とを含む。光学的な高温測定組立体はさらに、受光器および光検出器を含む。受光器は、処理チャンバの中に存在することができる。光学的な高温測定組立体は放射光の一部を受け取り、サセプタ、ペデスタルまたは基板の温度が、その放射光の一部の少なくとも1つの波長の近くにおける強度から決定される。処理中の基板の温度を測定する方法は、基板または基板を支持するペデスタルの近くに光導体を配設すること、光導体の端部が光を主にペデスタルの縁部から受け取るように、光導体の端部を迷光から遮蔽すること、光導体の端部の汚染を低減するために、ガスを用いて光導体の端部をパージすること、基板またはペデスタルから放射され、光導体によって受け取られた光の一部を検出すること、および基板またはペデスタルからのその放射光の一部の、少なくとも1つの波長の近くにおける強度から基板の温度を決定することを含む。本明細書で使用するとき、迷光とは、基板またはペデスタル以外の供給源から生じる光を意味する。光は、例えばペデスタルから来ることがあるが、ペデスタルから生じるのではないことに留意されたい。これは、熱ランプから生じる光がペデスタルに反射する場合に起こり得る。
本開示の適用に関する他の領域は、以下に提示される詳細な説明から明らかになるであろう。詳細な説明および特定の実施例は、様々な実施形態を示すが、説明のためのものにすぎず、必ずしも本開示の範囲を限定するものではないことを理解すべきである。
本発明の本質および利点のさらなる理解は、以下に示す本明細書の残りの部分および図面を参照することによって得ることができる。各図は、本発明に関する詳細な説明の部分に組み込まれる。
開示される実施形態による光学的な高温測定組立体の断面図である。 開示される実施形態による、基板処理システムに取り付けられた光学的な高温測定組立体の斜視図である。 開示される実施形態によるパイロメータ組立体の断面図である。 開示される実施形態によるパイロメータ組立体の断面図である。 開示される実施形態によるパイロメータ組立体の断面図である。 開示される実施形態によるパイロメータ組立体の断面図である。 開示される実施形態によるパイロメータ組立体の断面図である。 2つの異なるタイプの石英での吸収に関するグラフである。 開示される実施形態による、パイロメータ組立体および幾何学的なフィーチャを備えたサセプタの概略図である。 その一部が開示される実施形態による高温測定組立体を用いて得られた、異なる温度測定のグラフである。 本発明の一実施形態による基板処理システムの断面図である。 本発明の一実施形態による基板処理システムの一部の上面図である。 開示される実施形態による基板処理システム内の基板の温度を決定するために用いることができる、例示的な方法を示す流れ図である。 開示される実施形態による基板処理システム内の基板の温度を決定するために用いることができる、例示的な方法を示す流れ図である。
添付図では、同様の構成要素および/またはフィーチャは、同じ参照符号を有することがある。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照符号の後に、ダッシュおよび同様の構成要素の間で区別する第2の符号を付けることによって区別することがある。本明細書において第1の参照符号のみが用いられる場合、その説明は第2の参照符号に関係なく、同じ第1の参照符号を有する同様の構成要素の任意のものに適用することができる。
本明細書に開示される実施形態の態様を用い、基板処理システムにおける基板の温度の決定の精度および再現性を改善することによって、基板処理システムの性能を改善する。基板温度は、本明細書では、光学的な高温測定法の使用によって決定される。開示される実施形態は、光検出器に当たる迷光を低減し、光が生じる材料の放射率を管理することによって基板の温度の読み取り値を改善する。
本明細書ではしばしば、開示される実施形態の特性は、高温の基板およびペデスタルから大量の放射光が来るために従来から高温測定法を多用してきた、高温の基板処理システムとの特定の関連性と共に記載される。しかしながら、現在使われている他の処理機器、およびまだ開発されていない処理機器も、開示される実施形態の態様から利益を得ることができる。そうした態様によって、従来のシステムより低い温度で高温測定法を使用することが可能になる。
本明細書における実施形態を開示する伝達手段として、例示的なプロセスおよび関連するプロセスチャンバが用いられる。例示的なプロセスは、エピタキシャル膜成長(EPIとしても知られる)であり、EPI処理チャンバは通常、完全に処理チャンバの外側に配置されたパイロメータを使用する。パイロメータは、しばしば基板より上に配置されるが、基板より下に(サセプタの方を見上げるように)配置されることもある。どちらの場所も、多くの場合には光が石英ドームの形である石英を通過した後、基板および/またサセプタから光を受け取るパイロメータによって決まる。
正確な高温測定法による測定では一般に、未知の温度の物体(基板、サセプタなど)の放射率が分かっている必要がある。残念ながら、放射率は一般に、温度、表面の状態、ドーパント密度および多くの他の変量に依存する。事実上の黒体および灰色体の外側では、放射率は波長によっても変化する。温度に応じた放射率の変化は、温度が未知であるため最も厄介である。高温測定法は、温度に対する放射率の変化がほとんどない物体に対して行われることが好ましい。また表面の放射率が高いほど、より正確な高温測定法による測定を可能にすることができる。
シリコン基板は、表面の状態、ならびにドーパントのタイプおよびレベルに応じて、低い基板温度において放射率が低くなり、放射率の波長に対する強い依存性を有することがある。シリコンの放射率は、約250℃より高い温度の場合、942nmでは一様に高いが、250℃から600℃では、1.55μmと3.3μmで放射率が1桁変化する可能性があり、それによって、その2つのより長い波長での正確な読み取りが困難になる。基板からの高温測定法による測定を行うことに対する別法は、高温測定法をサセプタ(または一般的にペデスタル)に対して行うことである。
EPIおよび他のプロセスでは、1μm未満の波長でシリコンからの高温測定法による測定を行うことによって、基板温度に伴う放射率の変化による問題を回避することができるが、代わりに、熱ランプから生じる背景光信号に対して感度が高まることに関わる問題が起こる。ランプは、基板よりかなり温度が高いため、はるかに高い照度を発生させる。900℃の基板は2100℃のランプによって加熱することができ、400℃の基板は1800℃の熱ランプに対応する。942nmの放射の場合、2100℃のランプによって放射される強度は、900℃の基板によって放射される強度よりほぼ2桁高い。しかしながら、1800℃のランプによって放射される強度は、400℃の基板によって放射される強度よりほぼ6桁高い。さらに長い波長では、この効果が低減される。3.3μmの放射の場合、2100℃のランプによって放射される強度は、900℃の黒体によって放射される強度よりほぼ1桁高く、1800℃のランプによって放射される強度は、900℃の黒体によって放射される強度よりほぼ2桁高い。
特により短い波長では、ランプからの背景放射が高温測定法による測定にかなりの影響を及ぼす可能性がある。開示される実施形態によって、ランプの放射と基板の放射の強度比が高い場合に光学的な高温測定法を用いることが可能になる。開示されるこうした実施形態は、低い基板温度およびより短い波長に特に有用である。
図1は、開示される実施形態による光学的な高温測定組立体の断面図を示している。図1には、被覆支持体110から延びる被覆105の中に支持された光導体100が示されている。フェルール115は、光導体100に対する物理的なシールを構成することができる。光導体100は、処理チャンバの外側へ(図の左に向かって)延びることができる。あるいは、光導体100は、図示されるようにフェルール115の近くで終わってもよく、光は光導体100を出た後に検出することができる。パイロメータのセンサを接続しやすくするために用いることができる、カプラ120も図示されている。被覆105は、プロセス温度に耐える材料から製造することができる。被覆は、炭化シリコン、炭化シリコンで被覆したグラファイト、窒化シリコンおよび窒化アルミニウムなど、耐熱性および/または光吸収性の材料から製造することができる。開示される実施形態において、光導体は、サファイアのロッド、反射材料で被覆されたサファイアのロッド、またはコアおよび一体化されたクラッドを備えた光ファイバケーブルとすることができる。
処理領域内へ(図の右に向かって)延びる光導体100の端部をプロセス条件から保護するために、パージ接続部125を通してパージガスを流すことができる。パージガスは、処理チャンバ内のプロセスにほとんど、もしくは全く影響を及ぼさない1種類または複数種類のガスを含有することができる。実施形態において、ガスは水素、窒素および/またはアルゴンを含有することができる。パージガスの流量は、光導体の受け取り用の端部の堆積またはエッチングを抑制するのに十分なだけ高いが、過大なポンピング速度を必要とすることを回避するのに十分なだけ低く、約200標準立方センチメートル毎分(sccm)から8標準リットル毎分(slm)の間とすることができる。被覆は、炭化シリコン、窒化シリコン、または開示される異なる実施形態ではアルミナなどの他のセラミックスなど、光吸収性のセラミック材料とすることができる。支持および損傷または破損に対する保護を実現するために、より脆性が低い材料(ステンレス鋼など)から製造された第2の被覆が光吸収性の被覆を囲むようにしてもよい。第2の被覆は、その第2の被覆と処理チャンバの処理領域との間の距離を維持するように、被覆の長さに沿って部分的に延びてもよい。一部のプロセスは金属汚染によって悪影響を受けるため、この距離を維持することは金属の第2の被覆の場合に有用である。
図2は、基板処理システム200に取り付けられた光学的な高温測定組立体の斜視図である。基板処理システム200は、被覆支持体205と共に図示されている。被覆支持体205は、予熱リング220内に作られた孔またはスロットを貫通して延びる、光吸収性の被覆215を支持する。図2には光導体が示されていないが、光導体は光吸収性の被覆215の内側に配置される。例えば一実施形態では、光導体100を光吸収性の被覆215の内側に配設することができる。光学的な高温測定組立体は、この図ではサセプタ225の縁部に向けるように示されているが、基板(図示せず)に向けることもできる。組立体は、基板の頂部、ペデスタルの底部、または基板もしくはペデスタルの任意の他の利用可能な部分に向けることもできる。
図3A〜Eは、さらに詳しく示したパイロメータ組立体の断面図である。図3Aは、被覆305の内側の光導体310を示している。実施形態において、被覆305は、高温測定法による測定に用いられる(1つまたは複数の)光波長の近くでは一部しか吸収することができない。被覆305は、被覆支持体300によって支持される。受光器320−1は、この実施形態では、基板315に向かって延びる光導体の端部である。受光器320−1を基板315の近くに位置決めすることによって、光導体310が、基板315以外の供給源(例えば熱ランプ)から受け取る光の量が低減される。図3B〜Eに示す残りの開示される実施形態では、さらなる低減が得られる。図3Bは、受光器320−2が被覆305の内側に位置決めされるように、被覆305に対して引っ込められた光導体310を示している。被覆305は、基板315以外の供給源からの光が光導体310に入る可能性が低くなるように、光吸収性にすることができる。被覆305の端部と基板315の間の間隔、および受光器320と基板315の間の間隔は、基板315からの光の収集効率を調整し、かつ他の供給源からの光の阻止を促すように変更することができる。
図3Cは、光学的な高温測定組立体の他の実施形態を示している。開示されるこの実施形態では、基板315の縁部の領域から生じる光に対する光導体310の収集効率を高めるために、レンズ325が用いられる。レンズは、光導体310に入る(基板315以外の供給源からの)迷光の量を低減することもできる。この場合、受光器は、光導体310の表面ではなく、レンズの前部インターフェース320−3である。レンズ325は、被覆305に対して行われる物理的接続によって支持することができるが、別法としてまたは組合せとして、レンズ325を光導体310への物理的接続によって支持することもできる。光導体310またはレンズ325の収集効率に影響を及ぼす可能性があるプロセスの場合、表面を化学反応または堆積から保護するために、光導体310およびレンズ325の周りにパージガスが流れるようにしてもよい。レンズ325は、図示されるように被覆305の内径より小さくすること、またはより大きくして、実施形態における被覆305の内径にちょうど接触するようにすることができる。大きいレンズ325の場合、パージガスが流れるように、レンズの中に開口部またはノッチを作ることができる。
図3Dは、光学的な高温測定組立体の他の実施形態を示している。開示されるこの実施形態では、電気的フィードスルーが電気的接続部335を通り抜け、処理チャンバに入り、光学センサ330に至る。電気的接続部335は、電源、および検出された光の強度の示度を出力するための信号ラインを含むことができる。光学センサ330は、基板315の温度を計算する際に使用する1つまたは複数の波長あるいは波長範囲を選択するために用いられる、1つまたは複数のフィルタを含むことができる。基板315と光学センサ330の間の経路内に、レンズ325が図示されている。レンズ325を用いて、光学センサ330の収集効率を高めることができる。ここでもやはり、受光器はレンズの前部インターフェース320−4であり、光学センサ330の表面ではない。光学センサ330およびレンズ325は、被覆305の内径より小さい外径を有するように製造することができる。開示される他の実施形態では、光学センサ330およびレンズ325は、被覆305の内径とほぼ同じ外径を有することができる。いずれかの光学素子の外径が被覆の内径とほぼ同じであるとき、パージガスが図の左から右へ流れるように、素子内にノッチまた開口部を形成することができる。図3Eは、レンズのない関連する実施形態を示している。特に被覆305が光吸収性材料から製造されるときには、やはり被覆305によって迷光を抑えることができる。この場合、受光器は光学センサ330の前面320−5である。
約1μmより高い波長でのシリコン基板の高温測定は、放射率の温度依存性、および放射率が1よりはるかに小さい可能性があるために問題となる。放射率の温度依存性は、軽くドープされたシリコンについて行われる測定に影響を及ぼし、EPIチャンバ内での一般的な基板の高温測定法による測定を、信頼性のないかつ/または再現性のないものにする。基板からの測定を行うことに対する別法は、高温測定組立体を、シリコン基板を支持するサセプタの側面に向けることである。開示される高温測定組立体を用いて、サセプタ温度ならびに他の基板ペデスタルの温度を測定することができる。サセプタはしばしば、より好都合の光学特性を有する材料から製造される。サセプタを製作するのに、炭化シリコンおよび炭化シリコンで被覆したグラファイトがしばしば用いられる。炭化シリコンの放射率は1近くに留まり、シリコンほど温度による影響を受けにくい。実際には、炭化シリコンは、0.8μmから6μmの範囲内の光波長では灰色体にかなり近くなる。パイロメータを炭化シリコンのサンプルに向けることによって、高温測定により高い波長を用いることが可能になる。
より高い波長で高温測定を行う利益は、図3に関連して論じている。その利益は、熱ランプから生じる光強度と、それより著しく低い温度で熱によってモニタされるサンプルから生じる光強度との比が低下することであった。さらなる利益は、受光器を処理チャンバの内側に配置する、開示される実施形態によって可能になる。熱ランプは、石英ドームによってチャンバ容積から分離された頂部および底部に配置される。石英ドームは、約4.5μmより高い光をほとんど通さず、したがって、受光器を処理チャンバの内側に配置すると、こうした長波長で行われる高温測定法による測定のためのフィルタとして用いることができる。図4は、異なるタイプの石英に対する透過率のグラフである。EPI処理チャンバでは、溶融石英がより一般的に用いられ、溶融石英に対する透過率の曲線410が図示してある。横軸405はミクロン(μm)単位の光波長であり、縦軸400は10mmの材料を通過する透過光の割合である。3.0μm超または4.0μm超の波長をモニタすると、熱ランプから処理チャンバ内への光の透過が、それぞれ少なくとも約10%または約50%だけ低下する。例えば4.5μmで光学的な高温測定を行うと、石英ドームに対して選択される厚さによって、ランプの迷光放射を4.5μm付近では約10分の1に抑えることができ、また4.8μmより上ではほとんど排除することができるため、さらに大きい利益がもたらされる。より長い波長まで依然として透過性である、合成石英に対する透過率の曲線415も図示してある。合成石英を用いると、同様の利益をもたらすのに5.0μmより高い波長で光学的な高温測定を行うことが可能である。
基板の温度は、受光器の近くに迷光に関する最小限の遮蔽を設けた、または遮蔽を設けない状態で、サセプタまたは基板自体から来る光を検出することによって決定することができる。高温測定が基板から直接行われる1つの状況は、基板がサセプタ以外の機構によって支持されるときである。約650Cから1300Cの間の温度では、放射された3μmより大きい波長を有する光放射を用いて、サセプタまたは基板に対する高温測定を行うことができる。そうした測定では、受光器を基板処理チャンバの内側または外側に配置することができる。さらに長い(例えば、4μmまたは4.5μmより大きい)波長では、受光器を基板処理チャンバの内側に配置することが可能であり、石英ドームまたはビューポートの光吸収性によって十分な遮蔽を設けることができる。すべての波長に対して、基板またはサセプタから熱的に生成されたのではない光に対する遮蔽を設けるために、受光器の開口数を低減することができる。開口数は、異なる実施形態において、0.1、0.05または0.025より小さくすることができる。石英によって設けられる吸収性の遮蔽、および被覆によって設けられる任意の遮蔽と組み合わせてまたはそれらの代わりに、低い開口数を用いることができる。
約300Cから650Cの間の温度では、シリコン基板からの高温測定を行うとき、十分高い放射率を維持するために低波長(実施形態では、約1μmまたは1.2μmより小さい)が望ましい場合がある。こうした条件の下では、熱ランプから来る光が大量であり、かつ石英による光の吸収が低いため、遮蔽がより大きい値をもたらす。受光器の範囲を越えて延びる被覆によって、遮蔽を設けてもよい。また単独でもしくは被覆と組み合わせて、受光器の開口数を低減して遮蔽を設けてもよい。開口数は、異なる実施形態において、0.1、0.05または0.025より小さくすることができる。基板処理チャンバの内側または外側の高温測定に、約2μmから4μmの範囲内の波長を用いることができ、光の遮蔽は、1μmに近い波長を有する光放射の場合に用いられるものより少ない。
炭化シリコンの放射率は、シリコン基板より温度および波長に対してはるかに鈍感であるが、残る依存性に対応する誘因は持続する。サセプタを作るのに用いられる材料に関係なく放射率を制御する1つの方法は、光学的な高温測定が行われる領域に、高い内部表面積の幾何学的なフィーチャを作製することである。図5は、パイロメータ組立体500、および縁部に沿った幾何学的なフィーチャ510を有するサセプタ505の概略図である。光学的なパイロメータが、1より小さい放射率を有する材料から形成された幾何学的なフィーチャの高温測定法による測定を行うと、同じ材料から製造されたフィーチャのない物体からよりも多くの光を検出する。幾何学的なフィーチャを形成するのに用いられる材料に関わらず、フィーチャの全内面積が光学的な入口全体の面積に比べて大きくなるにつれて、感知される放射率は高まり1に近付く。
開口部の直径より大きい内径を有する形状を作製することは難題であり、コストを増大させる。高い全内面積を有するが、比較的小さい光学的な入口全体の面積を有する幾何学的なフィーチャをサセプタ内に作製する1つの方法は、サセプタの中に深い孔をあけることである。炭化シリコンで被覆したグラファイト、炭化シリコン、窒化シリコン、窒化アルミニウム、および他の高い放射性および光吸収性のセラミック材料から製造されたサセプタの中に深い孔を作ると、グラファイトの放射率によって特徴付けられる内面を有する円筒が得られる。0.8μmから6μmの間の波長ではグラファイトの放射率は1に極めて近く、したがって、黒体のフィーチャは比較的浅い孔でも高い放射率を有する。光学的な高温測定組立体がより高い放射率の領域から光を集めると、サセプタの縁部からの光信号はより高い強度の領域を示すようになる。ピーク(もしくはその統計上の表現)またはピークの近くの信号を、サセプタの温度の示度として用いることができる。
あるいは、サセプタの周縁の周りに溝を機械加工することが可能であり、その場合、パイロメータからの信号は、よりばらつきのないサセプタの温度を示す。溝により、有用なデータが孔をパイロメータの受光器と整列させる回転位置に限定されなくなるため、サセプタの温度をより高速に、またはより正確にモニタすることが可能になる。溝はしばしば、サセプタの作製プロセスの流れに組み込むことがより容易であり、さらにコストを低減する。
開示される実施形態をより適切に理解および認識するために、次に、段階的な温度の傾斜の間に得られるサセプタの異なる温度測定のグラフである、図6を参照する。4つのデータの並びのうちの3つは、光収集路内にレンズ(NA0.05)を有する光導体を用いて得られた。受光器(レンズのサセプタ側)は、サセプタの縁部から0.1インチであった。被覆がサセプタのさらに近くまで延び、間隔は0.075インチであった。被覆は、0.050インチの内径および0.118インチの外径を有する炭化シリコンから製造された。光導体は、0.032インチの外径を有していた。4つのデータの並びのうちの1つは、サセプタの縁部に接触する予熱リングの内側に取り付けられた熱電対真空計を用いて得られた。
熱電対真空計を用いて行われた温度測定を表す曲線は、点線610によって表されるが、サセプタ(または基板)の温度の理想的な指標ではない可能性がある。しかしながら、熱電対の測定を用いて、異なる波長で高温測定組立体を動作させることの適合性について知ることができる。横軸605は秒単位の時間であり、縦軸600は、セルシウス度単位の様々な方法に関する温度の読み取り値である。0.942μmで動作するパイロメータを用いて行われた温度測定を表す曲線が、長い点線615として図示されている。データは、2つの他の波長で別々に取得して集められた。1.550μmで動作するパイロメータを用いて行われた温度測定を表す曲線が、短い点線620として図示されている。2.300μmで動作するパイロメータを用いて行われた温度測定を表すもう1つの曲線が、実線625として図示されている。220秒で、熱ランプを停止させる。0.942μmのパイロメータからの読み取り値615は、他の読み取り値よりはるかに迅速に反応し、その速さは、サセプタの質量と同様の質量を有する物体の冷却とは一致しない。0.942μmで動作するパイロメータは、この特定の構成においてランプからの光を検出すると思われる。一貫して、460秒、580秒、730秒、880秒および1040秒における熱ランプの放射の不連続な増加によって、0.942μmのパイロメータの信号に同じ迅速な上昇が引き起こされる。これは、パイロメータセンサで熱ランプの照度を検出していることを裏付けるものと思われる。
1.550μmでのパイロメータの測定値620は、0.942μmでのパイロメータの測定値と比べて、急な下降(220秒付近)または上昇(1040秒および880秒を含む複数の位置)をほとんど示さない。しかしながら、1.550μmでのパイロメータの測定値620は、熱電対の測定値610と著しく異なる(460秒から780秒の間の領域に留意されたい)。この時間領域は、400℃から650℃の間のサセプタ温度と相関関係がある。1.550μmのパイロメータの測定値620と熱電対の測定値610の著しいずれは、400℃から650℃の間では、熱ランプからの光強度とサセプタからの強度の比が依然として非常に高く、保護が不十分な被覆によってもたらされることを示している。波長が高くなるほど、その比は高温測定の助けとなる。2.300μmでのパイロメータの測定値625は、400℃から650℃の間の温度範囲全体を通して熱電対の測定値610を厳密にたどっている。熱電対真空計は、(サセプタからある程度離れた)計器の熱負荷および場所のために、サセプタの温度を小さく示す可能性がある。こうした違いによって、2.300μmでのパイロメータの測定値625と熱電対の測定値610との間の残りの差異を説明することができる。
本明細書では、「光(light)」、「光の(optical)」および「光学(optics)」という用語の使用は、関係する電磁放射がスペクトルの可視部からのものでなければならないという意味を持つものではない。光は任意の波長のものとすることができる。
例示的なシステム
図7〜8は、本発明の実施形態による基板処理システムの実施例を示している。図7に示す処理装置710は堆積リアクタであり、上側ドーム714、下側ドーム716、および上側ドーム714と下側ドーム716の間の側壁718を有する堆積チャンバ712を含む。側壁718を通して冷却液(図示せず)を循環させ、ドーム714および716を側壁718に対して密閉するために用いられるOリングを冷却することができる。上側ライナ782および下側ライナ784が、側壁718の内面に接するように取り付けられる。上側ドーム714および下側ドーム716は、加熱光が通過して堆積チャンバ712の中に入ることができるように、透過性材料で製造される。
チャンバ712の中には、ウェハを水平位置に支持するための平坦で円形のペデスタル720が存在する。ペデスタル720は、サセプタまたは他のウェハ支持構造とすることができ、側壁718のところで横方向にチャンバ712全体にわたって延在し、チャンバ712をペデスタル720より上の上側部分722と、ペデスタル720より下の下側部分724に分割する。ペデスタル720は、ペデスタル720の底部の中心から垂直に下方へ延びる軸726に取り付けられる。軸726は、軸726を回転させ、それによってペデスタル720を回転させるモータ(図示せず)に接続される。環状の予熱リング728が、その外側周縁部で下側ライナ784の内側周縁部に接続され、ペデスタル720の周りに延びる。予熱リング728はペデスタル720とほぼ同じ面を占め、予熱リング728の内側縁部は、ペデスタル720の外側縁部からギャップによって隔てられる。
チャンバ712の側壁718内に、入口マニホルド730が位置決めされ、タンク741a〜cなど1種類または複数種類のガスの供給源から、チャンバ712の中にガスを入れるように適合される。タンク741a〜cからのガスの流れは、手動の弁およびコンピュータによって制御される流れコントローラ742a〜cを用いて、独立に制御することが好ましい。出口ポート732が、チャンバ712の入口マニホルド730と正反対の側面に位置決めされ、堆積チャンバ712からガスを排出するように適合される。
複数の高強度ランプ734がチャンバ712の周りに取り付けられ、その光を、上側ドーム714および下側ドーム716を通してペデスタル720(および予熱リング728)に方向付け、ペデスタル720(および予熱リング728)を加熱する。ペデスタル720および予熱リング728は、炭化シリコン、ランプ734から放射された放射線を通さない被覆されたグラファイトなどの材料で製造され、したがって、それらをランプ734からの放射によって加熱することができる。上側ドーム714および下側ドーム716は、透明な石英などランプ734からの光に対して透過性の材料で製造される。石英は可視周波数とIR周波数の両方の光に対して透過性であるため、上側ドーム714および下側ドーム716は一般に石英で製造される。石英は比較的高い構造強度を示し、堆積チャンバ712のプロセス環境において化学的に安定である。ランプは、堆積チャンバ712内のウェハを加熱するための好ましい手段であるが、抵抗加熱器およびRF誘導加熱器など他の方法を用いることもできる。パイロメータなどの赤外温度センサ736が下側ドーム716の下に取り付けられ、下側ドーム716を通してペデスタル720の底面に面する。温度センサ736を用い、ペデスタル720から放射される赤外放射を受け取ることによって、ペデスタル720の温度をモニタする。開示されるいくつかの実施形態では、ウェハの温度を測定するための温度センサ737が存在してもよい。
上側締め付けリング748が、上側ドーム714の外面の周縁部の周りに延びる。下側締め付けリング750が、下側ドーム716の外面の周縁部の周りに延びる。上側ドーム714および下側ドーム716を側壁718に対して締め付けるように、上側締め付けリング748および下側締め付けリング750は一緒に固定される。
リアクタ710は、プロセスガスをチャンバ712内に送り込むためのガス入口マニホルド730を含む。ガス入口マニホルド730は、コネクタキャップ738、バッフル774、側壁718内に位置決めされた挿入プレート779、および上側ライナ782と下側ライナ784の間に形成された通路760を含む。通路760は、チャンバ712の上側部分722に接続される。ガスキャップ738からのプロセスガスは、バッフル774、挿入プレート779および通路760を通過して、チャンバ712の上側部分722に入る。
リアクタ710は、それだけに限らないが、水素(H)および窒素(N)などの不活性パージガスを堆積チャンバ712の下側部分724に送り込むために、独立した不活性ガス入口761も含む。図7に示すように、不活性パージガス入口761は、好ましい場合には、不活性ガスのためにバッフル774、挿入プレート779および下側ライナ784を通る物理的に離れた別個の通路761が設けられる限り、ガス入口マニホルド730に統合することができ、したがって、不活性パージガスをプロセスガスと独立に制御し、方向付けることが可能になる。不活性パージガス入口761は必ずしも、ガス入口マニホルド730と統合する、またはガス入口マニホルド730と共に位置決めする必要はなく、例えばリアクタ710上の、堆積ガス入口マニホルド730から90°の角度のところに位置決めすることができる。
リアクタ710は、ガス出口732も含む。ガス出口732は、上側チャンバ部分722から側壁718の外径まで延びる排出通路790を含む。排出通路790は、上側ライナ782と下側ライナ784の間に形成され、上側チャンバ部分722と側壁718の内径の間に延びる上側通路792を含む。さらに排出通路790は、側壁718の中に位置決めされた挿入プレート779内に形成された排出チャネル794を含む。チャンバ712から材料を取り除くためのポンプ(図示せず)などの真空源が、出口パイプ733によって側壁718の外部の排出チャネル794に結合される。したがって、上側チャンバ部分722に送り込まれたプロセスガスは、上側通路792を通り、排出チャネル794を通って出口パイプ733の中に排出される。
図7に示す単一のウェハリアクタは、「コールドウォール」リアクタである。すなわち、側壁718、ならびに上側ライナ782および下側ライナ784はそれぞれ、処理中、予熱リング728およびペデスタル720(およびその上に配置されたウェハ)より実質的に低い温度になる。例えば、ウェハ上にエピタキシャルシリコンの膜を堆積させるプロセスでは、ペデスタルおよびウェハは550から1200℃の間の温度まで加熱され、一方、側壁(およびライナ)は約400から600℃の温度になる。側壁およびライナは、反射体735のためにランプ734からの直接照射を受けず、かつ冷却液が側壁718を通して循環されるため、より低い温度になる。
ガス出口732は、下側チャンバ部分724から下側ライナ784を通り、排出通路790まで延びるベント796も含む。ベント796は、図7に示すように排出通路790の上側通路792と交わることが好ましい。不活性パージガスは、下側チャンバ部分724からベント796を通り、上側チャンバ通路792の一部を通り、排出チャネル794を通って出口パイプ733の中に排出される。ベント796によって、パージガスを、下側チャンバ部分から排出通路790へ直接排出することが可能になる。
本発明によれば、1種類または複数種類のプロセスガス798が、ガス入口マニホルド730から上側チャンバ部分722に送り込まれる。本発明によれば、プロセスガスは、チャンバ712内に配置されたウェハまたは基板上で、膜を取り除く、処置するまたは堆積させる働きをするガスまたはガス混合物として定義される。本発明によれば、シリコン表面を取り除き、滑らかにすることによってシリコン表面を処置するために、HCl、およびHなどの不活性ガスを含むプロセスガスが使用される。本発明の一実施形態では、シリコン表面が処置された後、ペデスタル720上に配置されたウェハのシリコン表面の上にシリコンエピタキシャル層を堆積させるために、プロセスガスが使用される。プロセスガス798は一般に、それだけに限らないが、モノシラン、トリクロロシラン、ジクロロシランおよびテトラクロロシラン、メチルシランなどのシリコン源、ならびにそれだけに限らないが、とりわけホスフィン、ジボラン、ゲルマンおよびアルシンなどのドーパントガス源、ならびに酸素、メタン、アンモニアなどの他のプロセスガスを含む。堆積ガス流には、一般にHなどのキャリヤガスが含まれる。約5リットルの体積を有するプロセスチャンバの場合、35から75slmの間の堆積プロセスガス流(キャリヤガスを含む)が、通常は上側チャンバ部分722に送り込まれ、ウェハ上にシリコンの層を堆積させる。プロセスガスの流れ798は本質的に、入口通路760から予熱リング728を横切り、ペデスタル720(およびウェハ)を横切り、予熱リング728の反対側を横切り、排出通路790から出る層流である。プロセスガスは、予熱リング728、ペデスタル720、および処理されるウェハによって、堆積温度またはプロセス温度まで加熱される。ウェハ上にエピタキシャルシリコン層を堆積させるプロセスでは、ペデスタル720および予熱リング728は、800℃から1200℃の間の温度まで加熱される。シリコンエピタキシャル膜は、低減された堆積圧力を用いることによって、シランの場合、550℃程度の低い温度で形成することができる。
さらに、プロセスガスが上側チャンバ部分に送り込まれるのと同時に、1種類または複数種類の不活性パージガス799が下側チャンバ部分724に独立に送り込まれる。不活性パージガスは、プロセス温度でチャンバのフィーチャおよび堆積チャンバ712内に配置されたウェハと実質的に反応しないガスとして定義される。不活性パージガスは、チャンバ712内にある間、予熱リング728およびペデスタル720によって、本質的にプロセスガスと同じ温度まで加熱される。不活性パージガス799は、上側チャンバ部分722におけるプロセスガスの圧力に対して、下側チャンバ部分724の中に正圧を生じさせる流量で下側チャンバ部分724に送り込まれる。したがって、プロセスガス798がギャップを通って下方へ漏れ、下側チャンバ部分724に入り、ペデスタル720の裏側に堆積することが防止される。
図8は、処理チャンバの上側区域にガスを供給するガス入口マニホルド730の一部を示している。図8の挿入プレート779は、内側区域828および外側区域830によって構成されるように示されている。本発明のこの実施形態によれば、内側区域828に流入するプロセスガスの組成は、外側区域830に流入するガスの組成とは独立に制御することができる。その上、内側区域828の2つの半分の部分828a、828bのどちらに対するガスの流量も、さらに互いに独立に制御することができる。これにより、半導体ウェハの異なる区域に対するプロセスガス混合物の組成を制御するために、ガス流の2段階の制御が提供される。
図7に示す処理装置710は、ガス流、基板温度およびチャンバ圧力の制御など、装置710の様々な動作を制御するシステムコントローラ762を含む。本発明の一実施形態では、システムコントローラ762は、ハードディスクドライブ(メモリ764)、フロッピーディスクドライブおよびプロセッサ766を含む。プロセッサは、シングルボードコンピュータ(SBC)、アナログおよびデジタルの入力/出力ボード、インターフェースボード、ならびにステッパモータコントローラボードを包含する。処理装置710の様々な部分が、ボード、カードケージ、ならびにコネクタの寸法およびタイプを規定する、Versa Modular Europeans(VME)規格を満たすことができる。VME規格は、16ビットデータバスおよび24ビットアドレスバスを有するバス構造も規定する。
システムコントローラ762は、装置710の働きを制御する。システムコントローラは、メモリ764などのコンピュータ可読媒体に記憶されたコンピュータプログラムである、システム制御ソフトウェアを実行する。メモリ764はハードディスクドライブとすることができるが、メモリ764は他の種類のメモリでもよい。メモリ764は、これらの種類のメモリの1つまたは複数を組み合わせたものでもよい。コンピュータプログラムは、タイミング、ガスの混合、チャンバ圧力、チャンバ温度、ランプの出力レベル、ペデスタルの位置、および特定のプロセスの他のパラメータを指示する命令の組を含む。もちろん、例えばフロッピーディスクまたは別の適当なドライブを含めた別のメモリデバイスに記憶されたものなど、他のコンピュータプログラムを用いてシステムコントローラ762を動作させることもできる。ユーザ、機器およびシステムコントローラ762の間でインターフェースをとるために、LCDモニタおよびキーボードなどの入力/出力(I/O)デバイス768が用いられる。
本発明に従って基板温度を測定および調整するためのプロセスは、メモリ764に記憶され、プロセッサ766によって実行されるコンピュータプログラム製品を用いて実施することができる。コンピュータプログラムコードは、アセンブリ言語、C、C++、Pascal、Fortranまたは他のものなど、任意のコンピュータ可読のプログラミング言語で書くことができる。適切なプログラムコードは、プログラムエディタを用いて単一のファイルまたは複数のファイルに入力され、コンピュータのメモリシステムなどコンピュータが利用可能な媒体に記憶される、または組み入れられる。編集されたコードが高級言語であるときには、コードをコンパイルすることができ、次いで、結果として生じるコンパイル済みのコードが、あらかじめコンパイルされたライブラリルーチンのオブジェクトコードとリンクされる。リンクされたコンパイル済みのオブジェクトコードを実行するために、システムのユーザはオブジェクトコードを呼び出し、コンピュータシステムにメモリ内のコードをロードさせ、CPUがメモリからコードを読み込み実行して、プログラムで識別されるタスクを行う。メモリ764には、本発明に従って測定および調整を行うのに必要である、プロセスガスの流量(例えば、HおよびHClの流量)、プロセス温度およびプロセス圧力などのプロセスパラメータも記憶される。
図9A〜Bは、開示される実施形態による基板処理システムにおいて、基板の温度を決定するために使用することができる例示的な方法を示す流れ図である。図9Aでは、回転していることがあるペデスタルの近くに光導体が位置決めされる(ステップ905)。光導体の端部は、ペデスタルおよびペデスタル上にある基板の温度決定の精度および/または精密度を改善するために、迷光から遮蔽される(ステップ910)。ステップ915では、温度決定に影響を及ぼす恐れがある汚染を低減するために、光導体の端部の近くに不活性ガスが流される。ペデスタルから来る長波長(例えば>4.5μm)の光が検出され(ステップ920)、その光を用いてペデスタル温度を決定する(ステップ925)。次いでステップ930では、ペデスタル温度を用いて基板の温度を決定することができる。
図9Bでは、回転していることがある基板の近くに光導体が位置決めされる(ステップ955)。光導体の端部は、基板の温度決定の精度および/または精密度を改善するために、迷光から遮蔽される(ステップ960)。ステップ965では、温度決定に影響を及ぼす恐れがある汚染を低減するために、光導体の端部の近くに不活性ガスが流される。基板から来る短波長(例えば<1.2μm)の光が検出され(ステップ970)、その光を用いて基板温度を決定する(ステップ975)。
一実施形態では、基板処理システムは、処理チャンバと、処理チャンバ内に配設された基板を支持するためのペデスタルと、実質的にペデスタルの縁部から生じる放射光を測定するために、処理チャンバに結合された光学的な高温測定組立体とを含む。光学的な高温測定組立体はさらに、受光器および光検出器を含む。受光器は処理チャンバの中に存在することができる。光学的な高温測定組立体は放射光の一部を受け取り、ペデスタルの温度が、その放射光の一部の少なくとも1つの波長の近くにおける強度から決定される。
他の実施形態では、熱ランプからの光の一部が処理チャンバに入ることを可能にするために、処理チャンバの一部は透過性である。
さらに他の実施形態では、温度測定に対する処理チャンバの外側からの迷光の影響を低減するために、少なくとも1つの波長の1つまたは複数は3μmより大きい。
さらに他の実施形態では、温度測定に対する処理チャンバの外側からの迷光の影響を低減するために、少なくとも1つの波長の1つまたは複数は4.5μmより大きい。
さらに他の実施形態では、受け取られる放射光の一部は、第1の強度を有する第1の波長の光、および第2の強度を有する第2の波長の光を含む。ペデスタルの温度は、第1の強度と第2の強度の比から決定される。
さらに他の実施形態では、受光器の開口数は、約0.1、0.5または0.025より小さい。
さらに他の実施形態では、光学的な高温測定組立体はさらに被覆を含み、被覆は、受光器に入る迷光の量を低減するために、受光器を越えて少なくとも0.005インチ延びる。
さらに他の実施形態では、受光器はペデスタルの縁部の0.200インチ以内に存在する。
さらに他の実施形態では、基板処理システムは、処理チャンバと、実質的に基板の一部から生じる放射光を測定するために、処理チャンバに結合された光学的な高温測定組立体とを含む。光学的な高温測定組立体は、受光器および光検出器を含む。受光器は、処理チャンバの中に存在する。光学的な高温測定組立体は放射光の一部を受け取り、基板の温度が、その放射光の一部の少なくとも1つの波長の近くにおける強度から決定される。
さらに他の実施形態では、基板の温度はセ氏約650度より低い。
さらに他の実施形態では、少なくとも1つの波長の1つまたは複数は約1.2μmより小さい。
さらに他の実施形態では、少なくとも1つの波長の1つまたは複数は約1.0μmより小さい。
さらに他の実施形態では、受光器の開口数は、約0.1、0.5または0.025より小さい。
さらに他の実施形態では、熱ランプからの光の一部が処理チャンバに入ることを可能にするために、処理チャンバの一部は透過性である。
さらに他の実施形態では、温度測定に対する処理チャンバの外側からの迷光の影響を低減するために、少なくとも1つの波長の1つまたは複数は3μmより大きい。
さらに他の実施形態では、温度測定に対する処理チャンバの外側からの迷光の影響を低減するために、少なくとも1つの波長の1つまたは複数は4.5μmより大きい。
さらに他の実施形態では、受け取られる放射光の一部は、第1の強度を有する第1の波長の光、および第2の強度を有する第2の波長の光を含む。基板の温度は、第1の強度と第2の強度の比から決定される。
さらに他の実施形態では、受光器は、ペデスタルまたは基板の縁部の0.200インチ以内に存在する。
さらに他の実施形態では、基板処理システムはさらに、受光器に入る迷光の量を低減するために、受光器を越えて少なくとも0.005インチ延びる被覆を含む。
さらに他の実施形態では、基板の一部は基板の縁部を含む。
さらに他の実施形態では、基板処理システムは、処理チャンバと、処理チャンバ内に配設された基板を支持するためのペデスタルであって、1つまたは複数のフィーチャをその一部に有し、少なくとも1つの波長の近くで、1つまたは複数のフィーチャの近傍における光放射率を高めるペデスタルと、実質的にペデスタルの一部から生じる放射光を測定するために、処理チャンバに結合された光学的な高温測定組立体とを含む。光学的な高温測定組立体はさらに、光導体の第1の端部に結合された受光器を含む。光学的な高温測定組立体は、放射光の一部を検出するために受光器に結合された光検出器も含む。ペデスタルの温度は、その放射光の一部の少なくとも1つの波長の近くにおける強度から決定される。
さらに他の実施形態では、受光器は実質的にペデスタルの一部と整列され、1つまたは複数のフィーチャから出る光を受け取る。
さらに他の実施形態では、光学的な高温測定組立体はさらに、光導体に入る迷光を低減するために、受光器の端部の近くに配設された被覆を含む。
さらに他の実施形態では、被覆は光導体の端部を越えて延びるが、光がペデスタルの一部と受光器の間を伝わるのを妨げない。
さらに他の実施形態では、被覆は光導体の端部を越えて延びるが、光導体の端部にある開口を覆わない。
さらに他の実施形態では、ペデスタルの一部はペデスタルの縁部を含む。
さらに他の実施形態では、光学的な高温測定組立体はさらに、光導体の第2の端部の近くに配設されたガス入口を含む。ガス入口は光導体内のチャネルに結合され、ガス入口に供給されるガスは、チャネルを通り、光導体の第1の端部に向かい、ガスを用いて光導体の第1の端部をパージするチャンバに流入する。
さらに他の実施形態では、ガスは、水素、窒素およびアルゴンの少なくとも1つを含む。
さらに他の実施形態では、ガスの流量は、約200標準立方センチメートル毎分(sccm)から8標準リットル毎分(slm)の間である。
さらに他の実施形態では、ペデスタルの縁部上の1つまたは複数のフィーチャは、ペデスタルの縁部の周りの溝を含む。
さらに他の実施形態では、ペデスタルの縁部上の1つまたは複数のフィーチャは、ペデスタル内に穿孔された孔を含み、孔の少なくとも1つは、孔の開口全体の面積の少なくとも2倍の全内面積を有する。
さらに他の実施形態では、処理中の基板の温度を測定する方法は、ペデスタルまたは基板の一部の近くに光導体を配設すること、光導体の端部がペデスタルまたは基板の一部から光を受け取るように、光導体の端部を迷光から遮蔽すること、光導体の端部の汚染を低減するために、ガスを用いて光導体の端部をパージすること、ペデスタルまたは基板から放射され、光導体によって受け取られた光の一部を検出すること、およびペデスタルまたは基板からのその放射光の一部の、少なくとも1つの波長の近くにおける強度から基板の温度を決定することを含む。
さらに他の実施形態では、方法はさらに、温度を測定する間、ペデスタルおよび/または基板を回転させることを含む。
さらに他の実施形態では、方法はさらに、水素、窒素およびアルゴンの少なくとも1つを含むガスを用いて、光導体の端部をパージすることを含む。
さらに他の実施形態では、方法はさらに、光導体の端部をパージするために、約200標準立方センチメートル毎分(sccm)から8標準リットル毎分(slm)の間のガスを流すことを含む。
さらに他の実施形態では、ペデスタルは、ペデスタルの縁部上に1つまたは複数のフィーチャを有し、少なくとも1つの波長の近くで、1つまたは複数のフィーチャの近傍における見かけの光放射率を高め、またペデスタルから放射された光の一部を検出するステップは、フィーチャからの放射光を検出することをさらに含む。
さらに他の実施形態では、温度測定に対する迷光の影響を低減するために、少なくとも1つの波長の1つまたは複数は3μmより大きい。
さらに他の実施形態では、温度測定に対する迷光の影響を低減するために、少なくとも1つの波長の1つまたは複数は4.5μmより大きい。
これまで本発明を好ましい実施形態に関して説明してきたが、本発明はそうした実施形態に限定されないことが、当業者にはやはり認識されるであろう。前述の本発明の様々な特徴および態様は、別個にまたは一緒に用いることができる。さらに、本発明を特定の環境における特定の用途に対するその実装形態の文脈で説明してきたが、本発明の有用性はそうした実装形態に限定されず、また本発明を任意の数の環境および実装形態に利用することが可能であることが当業者には認識されるであろう。

Claims (15)

  1. 処理チャンバと、
    前記処理チャンバ内に配設された基板を支持するためのペデスタルと、
    実質的に前記ペデスタルの縁部から生じる放射光を測定するための光学的な高温測定組立体であって、
    受光器、および
    光検出器
    を含む光学的な高温測定組立体と
    を備える基板処理システムであって、
    前記光学的な高温測定組立体が、前記放射光の一部を受け取り、かつ、
    前記ペデスタルの温度が、前記放射光の前記一部の少なくとも1つの波長の近くにおける強度から決定される基板処理システム。
  2. 前記受光器が、前記処理チャンバの中に配設される請求項1に記載の基板処理システム。
  3. 前記処理チャンバの一部が、熱ランプからの光の一部が前記処理チャンバに入ることを可能にするように透過性である請求項1に記載の基板処理システム。
  4. 前記少なくとも1つの波長の1つまたは複数が3μmより大きい請求項3に記載の基板処理システム。
  5. 受け取られる前記放射光の前記一部が、第1の強度を有する第1の波長の光、および第2の強度を有する第2の波長の光を含み、かつ、前記ペデスタルの前記温度が、前記第1の強度と前記第2の強度の比から決定される請求項1に記載の基板処理システム。
  6. 被覆をさらに含み、前記被覆が前記受光器を越えて少なくとも0.005インチ延びる請求項1に記載の基板処理システム。
  7. 前記受光器が、前記ペデスタルの前記縁部の0.200インチ以内に存在する請求項1に記載の基板処理システム。
  8. 前記ペデスタルが、1つまたは複数のフィーチャを該ペデスタルの前記縁部に有し、少なくとも1つの波長の近くで、前記1つまたは複数のフィーチャの近傍における見かけの光放射率を高める請求項1に記載の基板処理システム。
  9. 処理チャンバと、
    実質的に基板の一部から生じる放射光を測定するための光学的な高温測定組立体であって、
    受光器、および
    光検出器
    を含む光学的な高温測定組立体と
    を備える基板処理システムであって、
    前記光学的な高温測定組立体が、前記放射光の一部を受け取り、
    前記受光器が前記処理チャンバの中に配設され、かつ、
    前記基板の温度が、前記放射光の前記一部の少なくとも1つの波長の近くにおける強度から決定される基板処理システム。
  10. 前記基板の前記温度がセ氏約650度より低い請求項9に記載の基板処理システム。
  11. 前記少なくとも1つの波長の1つまたは複数が約1.2μmより小さい請求項9に記載の基板処理システム。
  12. 前記受光器の開口数が約0.1より小さい請求項9に記載の基板処理システム。
  13. 前記処理チャンバの一部が、熱ランプからの光の一部が前記処理チャンバに入ることを可能にするように透過性である請求項9に記載の基板処理システム。
  14. 被覆をさらに含み、前記被覆が前記受光器を越えて少なくとも0.005インチ延びる請求項9に記載の基板処理システム。
  15. 前記受光器が、前記基板の縁部の0.200インチ以内に存在する請求項9に記載の基板処理システム。
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