JP2012509388A - 洗浄製品 - Google Patents

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Abstract

洗浄組成物及び包装材を含む、1区画又は多区画の水溶性パックの形態の洗浄製品であって、少なくとも1つの区画が、温水溶解性材料により包装された水性洗浄組成物又は水性補助組成物を含有し、水性洗浄組成物又は水性補助組成物が、水性組成物の15重量%を超える遊離水を含む、洗浄製品。

Description

本発明は、洗浄製品の分野にある。特に、温水溶解性材料により包装された1つ以上の区画を有する水溶性パックの形態にある、洗浄製品に関する。製品は優れた処方柔軟性、安定性、改善された取り扱い性及び製造しやすさを提供する。
1回用量の形態の製品は、消費者が製品を計量する必要を回避することから、より正確に投与され、無駄の多い過剰投与や、あるいは過少投与を回避するので、一部の消費者にとっては非常に魅力的でありかつ便利であると見なされている。最近では、使用の容易さ、特に開封する必要がないという更なる利点を示す水溶性パウチの使用の容易さから、1回用量の形態の製品がユーザーにとって好ましい形態の1つとなっている。
水溶性パックは、洗浄組成物を封入する水溶性包装材からなる。一般的には、パックに含有される組成物は、水を不含であるか、又は非常に低濃度の遊離水を有するものである必要があり、さもなければ包装材が溶解するか、又は遊離水がパックの溶解性に悪影響を与えることになると考えられている。従来、水溶性パックは固体形態、又は無水の液体形態(すなわち組成物は非常に低濃度の遊離水を有する)の組成物を含有する。
一部の洗浄成分は水溶液形態で提供される。これらの成分は、固形の洗浄組成物に含めることが、あるいは水を乾燥させ(エネルギーの大量使用を伴う)、及び活性成分を有機溶媒に溶解させる必要のある無水の液体組成物に含めることが難しく、あるいは高くつく場合がある。これらの洗浄成分の例としては、ポリマー、ビルダー、界面活性剤などが挙げられる。
液体成分を固体の洗剤組成物に組み込む現在の方法としては、液体成分を、例えば混合、凝集又はスプレー技術により、固体キャリアに吸収させることを含む。典型的には、液体成分を固体の洗剤に組み込むことの難しさと費用に起因して、固体の洗剤組成物はこれらの液体洗剤成分をほんの少量しか含まない。更に、固体の洗剤組成物への液体成分の組み込みは、組成物の溶解特性に影響を与える場合があり(例えば、界面活性剤のゲル相を形成する結果として)、水感受性の成分による水分の取り込みを増大させる場合があり、また流動性についての問題ももたらし得る。異なる成分がそれらの自然の状態、すなわち水性液体又は固体のままであるような洗浄組成物を有することは有利である。これは製造プロセスを促進し、組成物の安定性を増加させ、更には固体成分の送達前又は送達後に液体成分を送達させ得る。例えば酵素/漂白剤組成物の場合、活性成分の溶解性の違いは、皿洗い液中での、漂白剤による酵素の酸化を避けるのに有益なものであり得る。これはまた、香料から漂白剤を分離させるのに有利である。
近年、洗剤からのリン酸塩の排除への傾向がある。この排除は、洗剤の洗浄だけでなく、安定性にも影響を有する。リン酸塩は、水分溜め(moisture sink)として作用することができ、これにより洗剤中に含有される酵素などの他の水分感受性成分を保護する。現在の課題は、リン酸不含の組成物中の、水分感受性成分の安定性についてのものである。
水溶性材料により包装された多区画パックの形態の洗浄製品に見られる問題は、パックが周囲環境から水分を取り込む場合があり、かつ同様に水分が区画間を移動して、洗浄組成物の安定性に悪影響を与える場合があるというものである。
上記の議論点に基づき、本発明の目的は、水性組成物を収容し得る、より融通の利く洗浄製品を提供することである。
本発明の第1の態様に従うと、洗浄製品が提供される。製品は水溶性パックであり、水溶性材料で包装された洗浄組成物を含む。パックは1つ以上の区画を含む。少なくとも1つの区画は水性の洗浄組成物又は水性の補助組成物を含有する。水性組成物は温水溶解性材料により包装される。
本発明の第2の態様に従うと、洗浄製品が提供される。製品は水溶性パックであり、水溶性材料で包装された洗浄組成物を含む。パックは1つ以上の区画を含む。少なくとも1つの区画は水性の洗浄組成物又は水性の補助組成物を含有する。水性組成物は、加水分解度が約90〜約99%の、好ましくは約92〜約98%の、より好ましくは約94〜約98%のポリ酢酸ビニルを含む、フィルムにより包装される。加水分解の程度は、ビニルアルコール単位へと変換された酢酸ビニル単位の百分率として表される。
本発明の第3の態様に従うと、洗浄製品が提供される。製品は水溶性パックであり、水溶性材料で包装された洗浄組成物を含む。パックは包装材の外側上部壁と外側下部壁を含み、ここで外側壁のうちの少なくとも一方、好ましくは両方の外側壁が温水溶解性のフィルムである。好ましくは温水溶解性フィルムは、加水分解度が約90〜約99%の、より好ましくは約92〜約98%の、特に約94〜約98%のポリ酢酸ビニルを含む。
本発明の第4の態様に従うと、洗浄製品が提供される。製品は水溶性パックであり、水溶性材料で包装された洗浄組成物を含む。パックは少なくとも2つの区画を含む。少なくとも1つの区画は液体組成物を含有し、他の区画は固体組成物を含有する。2つの組成物(液体と固体)は、温水溶解性フィルムにより分離されている。好ましくは温水溶解性フィルムは、加水分解度が約90〜約99%の、より好ましくは約92〜約98%の、特に約94〜約98%のポリ酢酸ビニルを含む。
本発明のパックの洗浄組成物を包装する水溶性材料は:i)サッシェ、カプセル及びパウチなどの可撓性の容器を形成する、フィルムなどの可撓性部材;又はii)成型、特に射出成型により製造されるもののような非可撓性の容器を形成する、固い壁のような非可撓性部材の形態であり得る。好ましくは、水溶性材料は水溶性フィルム又は水溶性の成型壁の形態であり、より好ましくはフィルム形態である。
好ましくは本発明のパックは1回用量パックであり、すなわちパックは1回の洗浄操作に十分な量の洗浄組成物を含有する。洗浄操作は水浴(aqueous bath)で実施される。
水性の洗浄組成物又は水性の補助組成物は、水性組成物の15重量%以上の遊離水、好ましくは水性組成物の(すなわち、水性の洗浄組成物の、又は水性の補助組成物の)約15重量%〜約70重量%、より好ましくは約20重量%〜約60重量%、更により好ましくは約25重量%〜約55重量%、及び特に約35重量%〜約50重量%の遊離水を含む。組成物の遊離水を測定する方法を、以下に記載する。非水性洗浄組成物は10%未満の、好ましくは5%未満の遊離水を含む。通常、非水性組成物中の溶媒は無水溶媒であり、特に有機溶媒である。
本明細書では、「補助組成物」は、洗浄組成物の一部分を意味し、洗浄組成物の残りの部分との組み合わせにより洗浄に貢献する、すなわちそれ自身は完全な洗浄処方ではない部分を意味する。
「温水溶解性材料」は、以下に記載の方法に従い、20℃で3分超、好ましくは4分超、及び特に約5分以上を要する材料を意味する。
対照的に、「冷水溶解性材料」は、以下に記載の方法に従い、20℃で3分未満、好ましくは2分未満及び特に約1分以下を要する材料を意味する。
上記に記載のように、温水溶解性材料は好ましくは温水溶解性フィルムである。好ましくは温水溶解性材料は、加水分解度が約90〜約99%の、好ましくは約92〜約98%の、より好ましくは約94〜約98%のポリ酢酸ビニルを含む、フィルムである。
本発明の製品は優れた処方柔軟性を提供し、洗浄成分は、水溶液として提供された場合、過剰な水を乾燥させる必要なく、提供された状態で使用することができる。本発明の製品はまた、多湿条件下での安定性が改善されており、濡れた手でのパックの取り扱いを可能にする。水溶性パックは、濡れた手で取り扱った場合には使用前に漏れる及び/又は水溶性パック同士でくっつく場合があり、また、同様にパックはべとつくようになり、取り扱いに当たりいささか不快に感じるようになるという問題が見られる。これまでにいくつものアプローチが、濡れた手での水溶性パックの取り扱いに取り組むために採られてきたが、そのほとんどは、程度の差こそあれ包装する水溶性材料をコーティングすることを含む。本発明のパックは、濡れた手での取り扱いに付随する問題を克服する。
固体組成物を含有する区画と、液体組成物を含有する区画とを有する、水溶解性の壁を共有する多区画パックは、1区画から次の区画へと水の移動が生じ、特に水分感受性の成分(酵素及び漂白剤など)に関係する不安定性についての問題が生じる恐れがある。本発明のパックは、従来のパックと比較して水の移動度が低減しており、洗浄組成物の安定性が改善されている。本発明のパックは、洗浄成分を一区画から他の区画へと移動する水分から保護するだけでなく、周囲環境から進入してくる水分からも保護する。
本発明の製品の他の利点は、包装材が、製造プラント内で見られる場合のある高湿度条件による影響を受けにくくなっていることから、従来の水溶性パックよりも製造しやすいということである。本発明の製品の更に他の利点は、特に自動食洗機で使用する場合には、製品を食洗機の本体に配置することができ、必ずしもディスペンサーに配置する必要は無いということである。通常は、自動食洗機の前洗浄サイクルは室温で実施されることから、本発明の製品は、前洗浄サイクルには耐え、かつ本製品は洗浄水が温まる主洗浄サイクル時になってはじめて放出される。
本発明の製品は1区画パックであることができ、好ましくは水性洗浄組成物を含有する。好ましい実施形態では、パックは1つを超える区画を含む。このことは、不溶性の成分及び/又は異なる物理形態にある成分を別個に分ける(例えば固体成分からの液体成分の分離)ことを可能にする。水性組成物は任意の物理形態であることができ、好ましくはゲル又は液体形態であり、より好ましくは水性組成物は液体形態である。
好ましい多区画(即ち1つを超える区画の)実施形態では、区画の1つは固体組成物を含有し、他の区画は液体の水性組成物を含む。多区画の実施形態では、異なる区画が異なる温度で溶解することで、差異的な放出をもたらすことができる。好ましい実施形態では、パックは、冷水溶解性材料からなる区画(好ましくはこの区画は固体組成物を含有する)と、温水溶解性材料からなる区画(水性組成物を含有する)とを含む。
同様に本明細書で好ましいものは多区画実施形態であり、この場合全ての区画が温水溶解性材料により包装されており、好ましくは、固体形態の組成物を含有している少なくとも1つの区画を有する。これらは製品安定性と、濡れた手での取り扱い性の改善をもたらす。
好ましい実施形態では、水性組成物は界面活性剤を含み、好ましくは非イオン性界面活性剤を含む。これは特に、多区画製品が固体組成物を含有している区画を含んでいる場合に使い勝手が良い。加工性及び溶解性の点から、固体区画にはほんの少量の界面活性剤を含む(好ましくは組成物の20重量%未満、及びより好ましくは15重量%未満)か又は界面活性剤を含まないことがより好ましい。
本発明の組成物の好ましい実施形態は単位用量形態であり、特に水溶性パウチの形態である。本明細書での使用に好ましいのは水溶性フィルムで包んだ錠剤である。本発明の組成物の重量は、約10〜約35グラム、好ましくは約12〜約26グラム、より好ましくは14〜22グラムである。これらの重量は、自動食器洗浄製品ディスペンサーへの取り付けに極めて便利である。水溶性の材料で包まれた洗剤組成を有する単位重量製品の場合においては、この水溶性材料は、組成物の一部としては見なされない。
好ましい実施形態では、洗浄製品はリン酸塩を含み、あるいは非リン酸塩の洗浄性ビルダーを含む。非リン酸塩の洗浄性ビルダーを備える組成物は、通常はより良い環境プロファイルを示す。リン酸塩と非リン酸塩のビルダーの混合物を含む実施形態は、良好な洗浄性を提供すると同時にリン酸塩ビルダーのみを含む製品と比較して改善された環境プロファイルを有することが見出されてきた。
リン酸塩を含まない洗浄組成物は、リン酸塩が水分溜めとして機能し得ることから、安定性に問題を有するように思われる。リン酸塩を含まない組成物を含む本発明の製品は、リン酸塩を含まない従来の製品よりも安定性に優れていることが判明している。
他の好ましい実施形態では、洗浄製品は抗スケールポリマー、好ましくはスルホン化ポリマーを含む。これらの製品は良好な洗浄性を提供するだけでなく、良好な仕上がりも提供する(すなわち、製品は良好な抗斑点特性及び仕上げ特性を提供する)。スルホン化ポリマーは、好ましくは水性組成物の一部分である。大部分のスルホン化ポリマーは水溶液中に調製され、水溶液を固体形態へと変換するための更なる工程を必要とする。固体形態にあるスルホン化ポリマーは通常、吸湿性であり、プロセス及び製品安定性の問題を引き起こし得る。これらの問題は、水性組成物の一部としてスルホン化ポリマーを有することにより回避することができる。
好ましい実施形態では、本発明の製品は洗浄性酵素、特にプロテアーゼ又はアミラーゼ及びこれらの混合物を含む。液体組成物を含有する区画を含む多区画の実施形態では、安定性に関する理由から、酵素は好ましくは液体組成物中に配置される。好ましくは、製品が漂白剤を含む場合、安定性に関する理由から、漂白剤は固体組成物を含有する区画に設置される。
高濃度の酵素を含む自動食洗機の実施形態では、本発明の組成物は、従来の洗剤組成物により得られるものと比較して、汚れ断片の粒径及び/又は分子量を低下させる。これにより、洗浄液中での汚れの懸濁化が促進される。汚れ懸濁液は更に非イオン性界面活性剤により改善され得る。非イオン性界面活性剤は、遊離した汚れを溶液中の個々の物体として維持するのに貢献し、グリット形成をもたらし得る再結合を防ぐ。これらの界面活性剤は更に、汚れた表面から汚れを遊離させるのにも役立ち得る。これと汚れ懸濁化との組み合わせが、より効果的な酵素洗浄に寄与し、洗浄済み物品により良い光沢をもたらし、被膜形成及び斑点形成が低減される。好ましい非イオン性界面活性剤は、約40〜約70℃の範囲の転相温度(PIT)を有する。この温度範囲のPITを有する非イオン性界面活性剤を含む組成物は、非常に良好な洗浄性をもたらす。非イオン性界面活性剤は更に、汚れた基質に酵素が到達するのを助けることがある。非イオン性界面活性剤は、主洗浄時に洗浄を支援すると見られる。一部の界面活性剤はすすぎサイクルに持ち越され、そこでシート形成を助け、これにより被膜形成及び斑点形成を低減/排除する。記載された範囲のPITを有する界面活性剤は、本洗い中に洗浄特性を、並びにすすぎ中にシート形成特性を呈する。他の好ましい自動食洗機の実施形態では、非イオン性界面活性剤は、約360秒未満、好ましくは60秒未満のDraves濡れ時間(以下の条件下、3gのフック、5gの綿糸、0.1重量%の水溶液で、25℃の温度下で標準方法ISO 8022を使用して測定される)を有する。
本発明の洗浄製品は、硬質表面洗浄、例えば、床、台所及び風呂場、手洗い食器洗浄及び自動食器洗浄並びに洗濯洗浄を含む、任意の洗浄法への適用のために使用することができる。製品は、食器洗浄プロセスの温度特性に由来して、自動食器洗浄に特に好適であることが見出されてきた。通常は、食器洗浄プロセスは冷水での前洗いに続く本洗いを含み、本洗いは冷水の充填に続き、水を所望の温度(通常は40℃〜60℃)に達するまで加熱することを含む。本発明の製品は前洗い時には溶解せずに、本洗いの最適な時間でのみ洗浄組成物を放出することから、最適な洗浄を達成する。したがって、本発明の好ましい実施形態では、製品は自動食器洗浄製品である。
温水溶解性材料、特にフィルムの形態の材料は、製造プラントの条件下で、冷水溶解性材料よりも取り扱いが容易であることが判明している。冷水溶解性材料、特にフィルムの形態の材料は、45%を超える相対湿度条件下で、端が巻き上がったりあるいは丸まる傾向がある。この丸まりは、洗浄製品を製造するのにこのフィルムを使用した場合に、洗浄組成物が漏れ出すチャネルを作り出すしわをフィルムに生じる場合がある。このフィルムはまた、フィルムの中央部分に折り目を生じる傾向がある。製造プラント内の環境湿度は、フィルムの丸まり及び/又はしわを避けるために制御されなければならない。温水溶解性フィルムの場合には、このような事態は生じないか、あるいはそこまで深刻ではなくなると考えられる。
したがって、本発明の他の態様によると、空洞を形成するウェブ上に温水溶解性フィルムを配置して開口区画のウェブを形成する工程と、区画を洗浄組成物、好ましくは水性洗浄組成物で又は組成物の15重量%を超える遊離水を含む補助組成物で充填する工程と、開口区画を温水溶解性フィルムで閉じて封止する工程とを含む、洗浄製品の製造方法が提供される。
本発明の他の方法の態様では、製品は少なくとも部分的に、射出成型された温水溶解性材料から形成され、プロセスは、温水溶解性材料を備えていて射出成型された開口区画を形成する工程と、これを洗浄組成物、好ましくは水性洗浄組成物又は補助組成物で充填する工程と、開口区画を温水溶解性フィルムで閉じて封止する工程とを含む、本発明の洗浄製品の製造方法が提供される。
本発明の洗浄製品は任意の種類の水性洗浄に使用することができる。好ましくは、本発明の製品は自動食器洗浄又は洗濯物洗浄に使用される。したがって、本発明の他の態様によると、本発明の製品を使用する、自動食洗機又は洗濯機での洗浄方法が提供される。方法は、ユーザーの手で製品をパッケージから取り出す工程と、製品を機械の中に、好ましくは機械のディスペンサーの中に配置する工程とを含む。製品を濡れた手でパッケージから取り出した場合でさえ、パッケージ中の残りのパウチの安定性に影響が生じず、製品がべとつく及び貼りつくことがないことが、本発明の方法の利点である。
本発明は、洗浄製品を構想する。製品は1区画又は多区画パックの形態である。一部の態様では、パックの少なくとも1つの区画は、冷水条件下ではゆっくりと溶解する温水溶解性材料により包装された、水性洗浄組成物又は水性補助組成物を含有する。製品は、高湿度条件下でさえも保管時に安定であり(洗浄製品は通常はシンクの下又はユーティリティルームの中で保管され、これらの場所は多くの場合多湿環境である)、濡れた手での取り扱いに対する耐性が改善されている(非常に多くの場合、ユーザーは洗浄作業を行うときに手が濡れている)。本発明の製品は、濡れた手で取り扱った場合にもべとつかない。パッケージに保管した水溶性パックは、他のパックとの接触に起因して漏れ出す傾向があり、液体組成物を含有するパックの1つが漏れた場合には、漏れ出した液体組成物は他のパックをべとつかせ(及び取り扱うのに不快なものにし)、極端な場合には他のパックの水溶性材料を溶解させてしまうことすらある。このような事態は本発明のパックでは生じないと考えられる。固体組成物と液体組成物とを含有し、かつ温水溶解性フィルムにより分離されることを含む多区画パックは、改善された保管安定性を有する。温水溶解性フィルムからなる外側壁を有するパックは、濡れ時の取り扱い性が改善されている。本発明のパックの製造方法は、改善されたフィルム取り扱い性を示す。
本発明の一部の態様に従うパックは、少なくとも1つの温水溶解性区画、すなわち温水溶解性の包装材からなる区画を有する。好ましくは本パックの全ての区画は温水溶解性であり、上記のような安定性の効果をもたらす。上に示したように、「温水溶解性材料」は、本発明について意味する範囲内では、冷水にゆっくりと溶解するものでもある。
本発明はまた、本発明の製品の製造方法も構想する。本方法は、多湿条件下(通常、製造プラントで見られる)の水溶性包装材について、改善された取り扱い性を示す。
最後に、本発明はまた、洗濯機又は食洗機での洗浄方法を構想する。本方法は、濡れている手での洗浄製品の取り扱いを可能にする。
溶解性判定試験
フィルムの溶解性を以下の方法に従い評価する。実験のセッティングを例示する図は、米国特許第6,787,512号(図1〜3を参照のこと)に見出すことができる。
装置及び材料:
600mLビーカー
電磁撹拌器(Labline Model No.1250)
磁気撹拌棒(5cm)
温度計(1〜100℃+/−1℃)
型板ステンレス鋼製(3.8cm×3.2cm)
タイマー(0〜300秒、四捨五入した秒数程度の正確性)
ポラロイド製35mmスライド台紙
ワニ口クランプを備えた35mmスライド台紙ホルダー(米国特許第6,787,512号の図1に記載されるようなもの)。
蒸留水
試験片:
1.ステンレス鋼製の型板を使用して、3つの試験片をフィルムサンプルから切り出す(すなわち3.8cm×3.2cm片)。フィルムウェブから切り出す場合、ウェブの横断方向に沿って等しく離間させたウェブの領域から試験片を切り出すべきである。
2.各試験片を別個の35mmスライド台紙に固定する。
3.ビーカーに500mLの蒸留水を充填する。水温を温度計で測定し、必要ならば、温度を20℃に維持するために水を加熱又は冷却する。
4.水のカラムの高さにマークを付ける。ホルダーの基部に磁気撹拌器を設置する。磁気撹拌器の上にビーカーを設置し、ビーカーに磁気撹拌棒を加え、撹拌器のスイッチを入れ、水カラムの高さのおよそ5分の1の渦流が出現するまで撹拌速度を調整する。渦の深さをマークする。
5.スライド台の長い端が水面と平行であるように、35mmスライド台ホルダーのワニ口クランプに35mmスライド台を固定する。水に浸けたときに、クランプの末端部が水の表面下0.6cmになるように、ホルダーの深さ調節装置を設定すべきである。フィルム表面が水流に垂直になるように、スライド台の短い方の側面の一方はビーカーの側部に隣接するべきであり、他方は撹拌棒の中心の真上に配置するべきである。
6.固定されたスライド及びクランプを1動作で水中に浸け、タイマーを開始する。フィルムが分断されると分解が生じる。全ての目に見えるフィルムがスライド台から剥離したら、溶解していないフィルムの断片について溶液を引き続きモニターしながら、スライドを水から持ち上げる。フィルムの全断片がもはや目に見えなくなり、溶液が透明になったときに、溶解が起こる。
遊離水判定試験
組成物中に存在する遊離水の量を判定するために、真空オーブン(Gallenkamp)を使用して、乾燥に基づく損失を測定する試験を実施する。10gの組成物サンプルを直径8.5cmのプラスチック製のペトリ皿に配置し、次いで20kPa(200mbar)の不完全真空下で60℃で3時間にわたって維持する。オーブンを60℃に予熱し、60℃に到達したところで、サンプルを含有しているペトリ皿をオーブンに配置する。真空ポンプをオーブンにつないで20kPa(200mbar)へと真空引きをする。この真空が達成されたところでポンプを止め、真空槽を閉める。サンプルをオーブンから取り出した3時間後に、次いでサンプルを再計量し、重量損失を測定した。重量喪失は遊離水の量と同量である。本発明の水性組成物の遊離水は、組成物の15重量%を超えるものであるべきであり、好ましくは20、25、30、35、40、45、50重量%を超える。好ましくは遊離水は組成物の80重量%未満であり、より好ましくは70重量%未満であり、及び更に好ましくは60重量%未満である。
温水溶解性材料
温水溶解性材料は、冷水にはゆっくりと溶解する。本明細書に用いるのに好ましい材料は、ポリ酢酸ビニルの加水分解により得られる、市販のポリビニルアルコール(PVA)である。これらのフィルムの溶解性は、PVAの加水分解の程度により、あるいは架橋剤の使用により選択的に調整することができる。好ましくはフィルムは、加水分解度が約90〜約99%の、好ましくは約92〜約98%の、より好ましくは約94〜約98%のポリ酢酸ビニルを含む。加水分解の程度は、ビニルアルコール単位へと変換された酢酸ビニル単位の百分率として記される。
本明細書に用いるのに好適な市販のPVAの例は、Aicelloから入手可能なBP26、Aquafilmから入手可能なL10及びL15、Kurarayから入手可能なVF−M及びVM−S、並びにMonosolから入手可能なE−2060であり、特にAicelloから入手可能なBP26が本明細書で用いるのに好ましい。材料の厚さは溶解動態に影響を与える場合があり、約1〜約200μmの間の厚さを有するフィルムが本明細書で用いるのに好ましく、10〜100μmの間の厚さを有するフィルムがより好ましい。
本明細書で用いるのに好ましい他の材料は、デンプン、デンプン誘導体、セルロース及びセルロース誘導体、更に特にメチルセルロース並びにこれらの混合物である。本明細書で用いるのに特に好ましいものは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含むポリマーである。
冷水溶解性材料
本発明の製品はまた、冷水溶解性のフィルムも同様に含み得る。
好ましくは冷水溶解性フィルムは、酢酸ビニル単位の、ビニルアルコール単位への変換の百分率として表わされる加水分解度を、約55%〜約85%、約60%〜約80%、約65%〜約75%の範囲で、あるいはそれ以上又はそれ以下の任意の好適な組み合わせの範囲で有するポリ酢酸ビニルを含む。
冷水溶解性フィルムの非限定的な例としては、Chris−Craft Industrial Products(Gary,Indiana,US)から販売されるもののような、商品照会名Monosol M8630として既知のPVAフィルム及び溶解度特性の一致するPVAフィルムが挙げられる。本明細書で使用するのに好適な他のフィルムとしては、Aicello社により供給される商品照会名PTフィルム若しくはK−シリーズとして知られるフィルム、又はKurarayにより供給されるVF−HPフィルムとして知られるフィルムが挙げられる。
本発明のパック用のフィルムはまた、以下のものからなる群から選択される追加のモノマーも含み得る:アクリル酸含有ポリマー、ポリアクリルアミド、オキサゾリンポリマー、ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエーテル及びこれらの混合物。
また、本明細書のフィルムは、1つ以上の添加剤成分を含むことができる。例えば、可塑剤、例えばグリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、及びこれらの混合物を添加することは有益であり得る。他の添加剤としては、洗浄水に送達されることになる機能的洗剤添加剤、例えば有機ポリマー分散剤などが挙げられる。
洗浄活性物質
任意の従来の洗浄成分を本発明の製品の一部として用いることができる。所与の濃度は重量%であり、総組成物について指す(包装する水溶性材料は除外する)。洗浄製品はリン酸塩ビルダーを含有することができ、あるいはリン酸塩ビルダーは含まず、漂白剤、漂白活性化剤、漂白触媒、界面活性剤、アルカリ源、酵素、抗スケールポリマー、抗腐食剤(例えばケイ酸ナトリウム)及び処理剤から選択され得る1つ以上の洗剤活性成分を含む。非常に好ましい洗浄成分としては、ビルダー化合物、アルカリ源、界面活性剤、抗スケールポリマー(好ましくはスルホン化ポリマー)、酵素及び従来の漂白剤が挙げられる。
界面活性剤
本明細書で好適な界面活性剤としては、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルグリセリルスルホネート、アルキル及びアルケニルスルホネート、アルキルエトキシカルボキシレート、N−アシルサルコシネート、N−アシルタウレート及びアルキルスクシネート及びスルホスクシネートなどのアニオン性界面活性剤(ここでアルキル、アルケニル又はアシル部分はC5〜C20であり、好ましくはC10〜C18の直鎖又は分枝鎖である)、クロリンエステルなどのカチオン性界面活性剤(米国特許第4228042(A)号、米国特許第4239660(A)号及び米国特許第4260529(A)号)並びにモノC6〜C16N−アルキル又はアルケニルアンモニウム界面活性剤(残りのN位はメチル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピル基により置換される)が挙げられる。
本明細書で用いるのに好適な他の界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤が挙げられる。これらの界面活性剤は、自動食器洗浄組成物で特に有用である。従来、非イオン性界面活性剤は表面改質の目的で自動食器洗浄に使用されており、特にフィルム形成と斑点形成を避け、光沢を改善するためのシート化の目的で使用される。非イオン性界面活性剤はまた、汚れの再付着の防止にも貢献することが判明している。
好ましくは本発明の製品は非イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤系を含み、より好ましくは、非イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤系は、蒸留水中で1%濃度の時に、40〜70℃、好ましくは45〜65℃の間で測定されるような転相温度を有する。「非イオン性界面活性系」は、本明細書では2つ以上の非イオン性界面活性剤の混合物を意味する。本明細書で使用するのに好ましいのは、非イオン性界面活性系である。これらは、単一の非イオン性界面活性剤よりも、製品中で洗浄及び仕上がり特性の改善並びに良好な安定性を有すると考えられる。
転相温度は、界面活性剤又はその混合物が、その温度より低いときに油を含んだミセルとして優先的に水相内で小区分を形成し、その温度より高いのときに水を含んだ逆転ミセルとして油相内で優先的に小区分を形成する温度である。転相温度は、曇りが生じる温度を識別することにより、視覚的に測定することができる。
非イオン性界面活性剤又は系の転相温度は以下のように決定することができる。蒸留水中に溶液の1重量%の相当する界面活性剤又は混合物を含有する溶液を調製する。転相温度分析の前に、この溶液を静かに撹拌し、このプロセスが確実に化学的平衡状態で起こるようにする。転相温度は、75mm密封試験管に入れたこの溶液を、温度安定な水浴に浸漬して、測定する。漏れがないことを確認するため、試験管は、転相温度測定の前後で計量を行う。温度があらかじめ予測した転相温度の数度下に達するまで、毎分1℃未満の速度で温度を徐々に上げる。視覚的に濁りが最初に見られたときの、転相温度を測定する。
好適な非イオン性活性剤としては、次のものが挙げられる:i)エトキシル化非イオン性界面活性剤(炭素原子6〜20個のモノヒドロキシアルカノール又はアルキルフェノールと、アルコール又はアルキルフェノール1モル当たり好ましくは12モル以上、特に好ましくは16モル以上、更により好ましくは20モル以上のエチレンオキシドとの反応により調製される)、ii)炭素原子6〜20個と、少なくとも1つのエトキシ基及びプロポキシ基を有する、アルコールアルコキシル化界面活性剤。本明細書で使用するのに好ましいのは、界面活性剤i)及びii)の混合物である。
別の好適な非イオン性界面活性剤は、次の式で表わされる、エポキシで末端保護されたポリ(オキシアルキル化)アルコール類である:
1O[CH2CH(CH3)O]x[CH2CH2O]y[CH2CH(OH)R2] (I)
式中、R1は炭素原子4〜18個を有する直鎖又は分枝鎖の脂肪族炭化水素ラジカル、R2は炭素原子2〜26個を有する直鎖又は分枝鎖の脂肪族炭化水素ラジカル、xは平均値が0.5〜1.5、より好ましくは約1である整数、yは値が15以上、より好ましくは20以上の整数である。
好ましくは、式Iの界面活性剤は、末端エポキシド単位[CH2CH(OH)R2]中に少なくとも約10個の炭素原子を有する。本発明による好適な式Iの界面活性剤は、例えば、Olin Corporationによる国際公開第94/22800号(1994年10月13日公開)に記載のOlin CorporationのPOLY−TERGENT(登録商標)SLF−18B非イオン性界面活性剤である。
好ましくは、本明細書において再付着防止剤として使用するための非イオン性界面活性剤及び/又は系は、Draves濡れ性方法(以下の条件、3gのフック、5g綿糸、0.1重量%の水溶液で、25℃の温度下で標準方法ISO 8022を使用する)により測定されるとき、360秒未満、好ましくは200秒未満、より好ましくは100秒未満、特に60秒未満のDraves濡れ時間を有する。
アミンオキシド界面活性剤も再付着防止界面活性剤として本発明において有用であり、次式を有する直鎖及び分枝鎖化合物が挙げられる。
Figure 2012509388
式中、R3は8〜26個の炭素原子、好ましくは8〜18個の炭素原子を含有する、アルキル、ヒドロキシアルキル、アシルアミドプロピル及びアルキルフェニル基、又はこれらの混合物から選択され、R4は2〜3個の炭素原子、好ましくは2個の炭素原子を含有するアルキレン又はヒドロキシアルキレン基、又はこれらの混合物であり、xは0〜5、好ましくは0〜3であり、各R5は1〜3個、好ましくは1〜2個の炭素原子を含有するアルキル又はヒドロキシアルキル基、又は1〜3個、好ましくは1個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基である。R5基は、例えば酸素原子又は窒素原子を介して互いに結合して、環状構造を形成できる。
これらのアミンオキシド界面活性剤としては、特に、C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド、及びC8〜C18アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドが挙げられる。このような物質の例としては、ジメチルオクチルアミンオキシド、ジエチルデシルアミンオキシド、ビス−(2−ヒドロキシエチル)ドデシルアミンオキシド、ジメチルドデシルアミンオキシド、ジプロピルテトラデシルアミンオキシド、メチルエチルヘキサデシルアミンオキシド、ドデシルアミドプロピルジメチルアミンオキシド、セチルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルアミンオキシド、タロージメチルアミンオキシド、及びジメチル−2−ヒドロキシオクタデシルアミンオキシドが挙げられる。C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド及びC10〜18アシルアミドアルキルジメチルアミンオキシドが好ましい。
界面活性剤は、組成物全体の0〜10重量%、好ましくは0.1〜10重量%、及び最も好ましくは0.25〜6重量%の量で存在し得る。好ましくは、本発明の製品は0.1〜10%の非イオン性界面活性剤を含み、非イオン性界面活性剤の総量の少なくとも50%、より好ましくは少なくとも60%は水性組成物中に含まれる。
ビルダー
本明細書で用いるためのビルダーとしては、リン酸塩ビルダー及びリン酸塩不含ビルダーが挙げられる。存在する場合、ビルダーは、組成物の5〜60重量%、好ましくは10〜50重量%、より好ましくは10〜50重量%の濃度で使用する。一部の実施形態においては、製品は、リン酸塩ビルダーと非リン酸塩ビルダーの混合物を含む。
リン酸塩ビルダー
好ましいリン酸塩ビルダーとしては、モノリン酸塩、ジリン酸塩、トリポリホスフェート又はポリホスフェートオリゴマーが使用される。これらの化合物のアルカリ金属塩、特にナトリウム塩は好ましい。特に好ましいビルダーはトリポリリン酸ナトリウム(STPP)である。
非リン酸塩ビルダー
好ましい非リン酸塩ビルダーとしては、アミノ酸系化合物、特にMGDA(メチル−グリシン−二酢酸)並びにそれらの塩類及び誘導体、及びGLDA(グルタミン−N,N−二酢酸)並びにそれらの塩類及び誘導体が挙げられる。GLDA(それらの塩類及び誘導体)は特に、本発明に従って好ましく、それらの四ナトリウム塩が特に好ましい。
MGDA及び/又はGLDAに加えて、又はこれらの代わりに本明細書で用いるのに好適なビルダーとしては、水溶性の硬度イオンの錯体(封鎖ビルダー)を形成する、クエン酸塩などのビルダー、並びに硬度イオンの沈殿物(沈殿ビルダー)を形成する、カーボネート(例えば炭酸ナトリウム)などのビルダーが挙げられる。
他の好適な非リン酸塩ビルダーとしては、アミノ酸系化合物又はコハク酸系化合物が挙げられる。用語「コハク酸塩系化合物」及び「コハク酸系化合物」は、本明細書において互換的に使用される。他の好適なビルダーは、米国特許第6,426,229号で述べられている。特に好適なビルダーとしては、例えば、アスパラギン酸−N−一酢酸(ASMA)、アスパラギン酸−N,N−二酢酸(ASDA)、アスパラギン酸−N−モノプロピオン酸(ASMP)、イミノ二コハク酸(IDA)、N−(2−スルホメチル)アスパラギン酸(SMAS)、N−(2−スルホエチル)アスパラギン酸(SEAS)、N−(2−スルホメチル)グルタミン酸(SMGL)、N−(2−スルホエチル)グルタミン酸(SEGL)、N−メチルイミノ二酢酸(MIDA)、α−アラニン−N,N−二酢酸(α−ALDA)、セリン−N,N−二酢酸(SEDA)、イソセリン−N,N−二酢酸(ISDA)、フェニルアラニン−N,N−二酢酸(PHDA)、アントラニル酸−N,N−二酢酸(ANDA)、スルファニル酸−N,N−二酢酸(SLDA)、タウリン−N,N−二酢酸(TUDA)及びスルホメチル−N,N−二酢酸(SMDA)、並びにこれらのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩が挙げられる。
好ましくは、非リン酸塩ビルダーは、組成物中に、組成物全体の少なくとも1重量%、より好ましくは少なくとも5重量%、更により好ましくは少なくとも10重量%、及び最も好ましくは少なくとも20重量%の量で存在する。好ましくは、これらのビルダーは、組成物全体の最大で50重量%まで、より好ましくは最大で45重量%まで、更により好ましくは最大で40重量%まで、及び特に最大で35重量%までの量で存在する。好ましい実施形態では、組成物は組成物全体の20重量%以下のリン酸塩ビルダー、より好ましくは組成物全体の10重量%以下のリン酸塩ビルダーを含有し、最も好ましくは組成物は実質的にはリン酸塩ビルダーを含まない。
他の非リン酸塩ビルダーとしては、ポリカルボン酸のホモポリマー及びコポリマー、並びにそれらの部分的若しくは完全に中和された塩類、モノマーのポリカルボン酸及びヒドロキシカルボン酸、並びにそれらの塩類が挙げられる。上記の化合物の好ましい塩類は、アンモニウム及び/又はアルカリ金属塩類、即ち、リチウム、ナトリウム及びカリウム塩、並びに特に好ましい塩類はナトリウム塩である。
好適なポリカルボン酸は、非環式、脂環式、複素環式及び芳香族カルボン酸であり、これらの場合において少なくとも2つのカルボキシル基が含まれ、これらはそれぞれ、互いに離れた場所に分離され、好ましくはわずか炭素原子2つ分、互いに離れている。2つのカルボキシル基を含むポリカルボキシレートは、例えばマロン酸、(エチレンジオキシ)二酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸、及びフマル酸の水溶性の塩類を含む。3つのカルボキシル基を含有するポリカルボキシレートとしては、例えば水溶性クエン酸塩が挙げられる。それに相応するものとして、好適なヒドロキシカルボン酸は、例えばクエン酸である。他の好適なポリカルボン酸は、アクリル酸のホモポリマーである。他の好適なビルダーは、国際公開第95/01416号に記載されており、その内容は本明細書において参照として記載される。
抗スケールポリマー
このポリマーは、使用される場合、組成物の約0.1重量%〜約50重量%、好ましくは0.5重量%〜約20重量%、より好ましくは1重量%〜10重量%の任意の好適な量で使用される。スルホン化/カルボキシル化ポリマーは本発明の製品に特に好適であり、特に自動食器洗浄組成物の場合に好適である
本明細書に記載される好適なスルホン化/カルボキシル化ポリマーは、約100,000Da以下、又は約75,000Da以下、又は約50,000Da以下、又は約3,000Da〜約50,000Da、好ましくは約5,000Da〜約45,000Daの重量平均分子量を有し得る。
本明細書に記載されるように、スルホン化/カルボキシル化ポリマーは、(a)一般式(I):
Figure 2012509388
(式中、R1〜R4は、独立に、水素、メチル、カルボン酸基又はCH2COOHであり、式中、カルボン酸基は中和することができる)を有する少なくとも1つのカルボン酸モノマーから誘導される少なくとも1つの構造ユニット、(b)任意選択的に、式(II):
Figure 2012509388
(式中、R5は水素、C1〜C6アルキル、又はC1〜C6ヒドロキシアルキルであり、Xは芳香族であるか(Xが芳香族である時、R5は水素又はメチルである)又はXは一般式(III):
Figure 2012509388
(式中、R6は(R5とは独立に)水素、C1〜C6アルキル、又はC1〜C6ヒドロキシアルキルであり、YはO又はNである)を有するかのいずれかである)を有する少なくとも1つのスルホン酸モノマーから誘導される1つ以上の構造ユニット、及び一般式(IV):
Figure 2012509388
(式中、R7は少なくとも1つのsp2結合を含む基であり、AはO、N、P、S、又はアミド若しくはエステル連鎖であり、Bは単環式若しくは多環式芳香族基若しくは脂肪族基であり、各tは独立に0又は1であり、M+はカチオンである)を有する少なくとも1つのスルホン酸モノマーから誘導される少なくとも1つの構造ユニットを含み得る。1つの態様では、R7は、C2〜C6アルケンである。別の態様では、R7は、エテン、ブテン、又はプロペンである。
好ましいカルボン酸モノマーとしては、以下:アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、メタクリル酸、又はアクリル酸のエトキシレートエステルの1つ以上が挙げられ、アクリル酸及びメタクリル酸がより好ましい。好ましいスルホン化モノマーとしては、以下が挙げられる:(メタ)アリルスルホン酸ナトリウム、スルホン酸ビニル、フェニル(メタ)アリルエーテルスルホン酸ナトリウム又は2−アクリルアミド−メチルプロパンスルホン酸。好ましい非イオン性モノマーには、以下が挙げられる:(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、メチル(メタ)アクリルアミド、エチル(メタ)アクリルアミド、t−ブチル(メタ)アクリルアミド、スチレン又はα−メチルスチレン。
好ましくは、ポリマーは以下の濃度のモノマーを含む:ポリマーの約40重量%〜約90重量%の、好ましくは約60重量%〜約90重量%の、1つ以上のカルボン酸モノマー;ポリマーの約5重量%〜約50重量%の、好ましくは約10重量%〜約40重量%の、1つ以上のスルホン酸モノマー;及び任意選択的にポリマーの約1重量%〜約30重量%の、好ましくは約2重量%〜約20重量%の、1つ以上の非イオン性モノマー。特に好ましいポリマーは、ポリマーの約70重量%〜約80重量%の少なくとも1つのカルボン酸モノマーと、ポリマーの約20重量%〜約30重量%の少なくとも1つのスルホン酸モノマーとを含む。
カルボン酸は好ましくは(メタ)アクリル酸である。スルホン酸モノマーは、好ましくは以下のうちの1つである:2−アクリルアミドメチル−1−プロパンスルホン酸、2−メタクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、3−メタクリルアミド−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、アリルスルホン酸(allysulfonicacid)、メタリルスルホン酸(methallysulfonicacid)、アリルオキシベンゼンスルホン酸、メタリルオキシベンゼンスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−(2−プロペニルオキシ)プロパンスルホン酸、2−メチル−2−プロペン−1−スルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、3−スルホプロピルアクリレート、3−スルホプロピルメタクリレート、スルホメチルアクリルアミド、スルホメチルメタクリルアミド、及びこれらの水溶性塩。不飽和スルホン酸モノマーは、最も好ましくは2−アクリルアミド−2−プロパンスルホン酸(AMPS)である。
好ましい市販のポリマーとしては、Alco Chemicalにより供給されるAlcosperse 240、Aquatreat AR540及びAquatreat MPS、Rohm & Haasにより供給されるAcumer 3100、Acumer 2000、Acusol 587G及びAcusol 588G、BF Goodrichにより供給されるGoodrich K−798、K−775及びK−797、並びに、ISP technologies Inc.により供給されるACP1042が挙げられる。特に好ましいポリマーは、Rohm & Haasにより供給されるAcusol 587G及びAcusol 588Gである。
ポリマーにおいて、全ての又は一部のカルボン酸基又はスルホン酸基は、中和された形態で存在することができ、すなわち、全ての又は一部の酸性基中のカルボン酸基及び/又はスルホン酸基の酸性水素原子は、金属イオンで、好ましくはアルカリ金属イオンで、特にナトリウムイオンで、置換することができる。
ケイ酸塩類
好ましいケイ酸塩は、ケイ酸ナトリウム、例えば二ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、及び結晶性フィロケイ酸塩などである。ケイ酸塩がある場合は、典型的には、組成物の約1重量%〜約20重量%、好ましくは約5重量%〜約15重量%の濃度で存在する。
漂白剤
無機及び有機漂白剤は、本明細書において用いるのに適した洗浄活性物質である。無機漂白剤としては、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過硫酸塩及び過ケイ酸塩のような過水和物塩が挙げられる。無機過水和物塩は通常アルカリ金属塩である。無機過水和物塩は、追加的保護なしで、結晶性固体として含まれてよい。あるいは、塩はコーティングすることができる。
過炭酸のアルカリ金属塩、特に過炭酸ナトリウムは、本明細書に用いるのに好ましい過水和物である。過炭酸塩は、最も好ましくは、製品内安定性を提供するコーティングされた形態で製品に取り込まれる。製品内安定性を提供する好適なコーティング材料は、水溶性アルカリ金属硫酸塩及び炭酸塩の混合塩を含む。このようなコーティングは、コーティングプロセスと共に、過去に英国特許第1,466,799号に記載されている。混合塩コーティング材料の過炭酸塩に対する重量比は、1:200〜1:4、より好ましくは1:99〜1 9、最も好ましくは1:49〜1:19の範囲である。好ましくは、混合塩は、一般式Na2SO4.n.Na2CO3(式中、nは0.1〜3であり、好ましくはnは0.3〜1.0であり、最も好ましくはnは0.2〜0.5である)を有する、硫酸ナトリウムと炭酸ナトリウムとの混合塩である。
製品内安定性を供給する別の好適なコーティングは、SiO2:Na2O比が1.8:1〜3.0:1、好ましくはL8:1〜2.4:1のケイ酸ナトリウム及び/又はメタケイ酸ナトリウムを含み、好ましくは無機過水和物塩の2重量%〜10重量%(通常は3重量%〜5重量%)のSiO2濃度で適用される。ケイ酸マグネシウムもコーティングに含むことができる。ケイ酸塩及びホウ酸塩又はホウ酸又はその他の無機物を含有するコーティングも好適である。
ワックス類、油類、脂肪石鹸類を含有するその他のコーティングも、本発明内で有利に使用できる。
ペルオキシ一過硫酸カリウムは、本明細書で有用な別の無機過水和物塩である。
典型的な有機漂白剤は、ジアシル及びテトラアシルペルオキシドを含む有機ペルオキシ酸類、特に、ジペルオキシドデカン二酸(diperoxydodecanedioc acid)、ジペルオキシテトラデカン二酸(diperoxytetradecanedioc acid)、及びジペルオキシヘキサデカン二酸(diperoxyhexadecanedioc acid)である。過酸化ジベンゾイルは、本明細書において好ましい有機ペルオキシ酸である。モノ−及びジペルアゼライン酸、モノ−及びジペルブラシル酸、並びにN−フタロイルアミノペルオキシカプロン酸(N-phthaloylaminoperoxicaproic acid)も、本明細書での使用に適している。
ジアシルペルオキシド、特にジベンゾイルペルオキシドは、好ましくは約0.1〜約100μm、好ましくは約0.5〜約30μm、より好ましくは約1〜約10μmの重量平均径を有する粒子の形態で存在すべきである。好ましくは、少なくとも約25%、より好ましくは少なくとも約50%、更により好ましくは少なくとも約75%、最も好ましくは少なくとも約90%の粒子が10μmより小さく、好ましくは6μmより小さい。上記の粒径範囲内のジアシルペルオキシドは、より大きなジアシルペルオキシド粒子よりも優れた染み除去を、特にプラスチック食器類からの除去を提供し、同時に自動食洗機での使用中に、望ましくない付着及び被膜形成を最少化することも見出された。したがって、好ましいジアシルペルオキシドの粒径によって、配合者は低濃度のジアシルペルオキシドでの良好な染み除去を達成することができ、それによって付着及び被膜形成が軽減される。逆に、ジアシルペルオキシドの粒径が増すにつれて、良好な染み除去には更に多くのジアシルペルオキシドが必要となり、食器洗浄プロセスの間に関わる表面への付着を増やすことになる。
更なる一般的な有機漂白剤としてはペルオキシ酸が挙げられ、具体例はアルキルペルオキシ酸及びアリールペルオキシ酸である。好ましい代表例は、(a)ペルオキシ安息香酸及びその環置換誘導体、例えばアルキルペルオキシ安息香酸、またペルオキシ−α−ナフトエ酸及びモノ過フタル酸マグネシウム、(b)脂肪族又は置換脂肪族ペルオキシ酸、例えばペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、ε−フタルイミドペルオキシカプロン酸[フタロイミノペルオキシへキサン酸(PAP)]、o−カルボキシベンズアミドペルオキシカプロン酸、N−ノネニルアミドペルアジピン酸及びN−ノネニルアミドペルコハク酸、並びに(c)脂肪族及び芳香脂肪族ペルオキシジカルボン酸、例えば1,12−ジペルオキシカルボン酸、1,9−ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキシセバシン酸、ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシフタル酸、2−デシルジペルオキシブタン−1,4−二酸、N,N−テレフタロイルジ(6−アミノペルカプロン酸)である。
好ましくは、本発明の製品は過炭酸塩を含有する。同様に、好ましくは製品は過炭酸塩及びPAPを含む。
漂白活性化剤
漂白活性化剤は、一般的に、60℃以下の温度での洗浄過程において漂白作用を増強する有機過酸前駆体である。本明細書に用いるのに好適な漂白活性化剤としては、過加水分解条件(perhydrolysis condition)下で好ましくは1〜10個の炭素原子、特に2〜4個の炭素原子を有する脂肪族ペルオキシカルボン酸、及び/又は任意に置換された過安息香酸をもたらす化合物が挙げられる。好適な物質は、指定された炭素原子の数のO−アシル及び/若しくはN−アシル基並びに/又は任意に置換されたベンゾイル基を有する。好ましいのは、ポリアシル化アルキレンジアミン類、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、特に1,5−ジアセチル−2,4−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル類、特にテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N−アシルイミド類、特にN−ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート類、特にn−ノナノイル−又はイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n−又はイソ−NOBS)、無水カルボン酸類、特に無水フタル酸、アシル化多価アルコール類、特にトリアセチン、二酢酸エチレングリコール及び2,5−ジアセトキシ−2,5−ジヒドロフラン及び更にはトリエチルアセチルシトレート(TEAC)である。漂白活性化剤は、本発明の組成物に含まれる場合、組成物全体の約0.1〜約10重量%、好ましくは約0.5〜約2重量%の濃度であり得る。
漂白触媒
本明細書に用いるのに好ましい漂白触媒としては、トリアザシクロノナンマンガン及び関連錯体(米国特許第4246612号、第5227084号);ビスピリジルアミンコバルト、ビスピリジルアミン銅、ビスピリジルアミンマンガン、及びビスピリジルアミン鉄、及び関連錯体(米国特許第5114611号);並びにペンタミンアセテートコバルト(III)及び関連錯体(米国特許第4810410号)が挙げられる。本明細書に用いるのに好適な漂白触媒の完全な記述は、国際公開第99/06521号、34頁、26行〜40頁、16行に見ることができる。漂白触媒は、本発明の組成物に含まれる場合、組成物全体の約0.1〜約10重量%、好ましくは約0.5〜約2重量%の濃度であり得る。
酵素
好適なプロテアーゼとしては、スブチリシン(EC 3.4.21.62)のような、中性又はアルカリ性の微生物セリンプロテアーゼなどの、メタロプロテアーゼ及びセリンプロテアーゼが挙げられる。好適なプロテアーゼとしては、動物、植物又は微生物の起源のものが挙げられる。微生物起源が好ましい。化学操作された又は遺伝子操作された突然変異体が含まれる。プロテアーゼはセリンプロテアーゼ、好ましくは、アルカリ性微生物プロテアーゼ又はキモトリプシン若しくはトリプシン様プロテアーゼである。中性又はアルカリ性のプロテアーゼとして以下のものが挙げられる。
(a)サブチリシン(EC3.4.21.62)、特に米国特許第6,312,936(B1)号、同第5,679,630号、同第4,760,025号、DEA第6022216(A1)号及びDEA第6022224(A1)号に記載のBacillus lentus、B.alkalophilus、B.subtilis、B.amyloliquefaciens、Bacillus pumilus及びBacillus gibsoniiなどの、Bacillus由来のサブチリシン。
(b)トリプシン様又はキモトリプシン様プロテアーゼ、例えば、トリプシン(例えば、プロシン又はウシ起源)、国際公開第89/06270号に記載のフサリウムプロテアーゼ、並びに国際公開第05/052161号及び同第05/052146号に記載のセルロモナスから誘導されたキモトリプシンプロテアーゼなどの、トリプシン様又はキモトリプシン様プロテアーゼ。
(c)メタロプロテアーゼ、特に国際公開第07/044993(A2)号に記載のBacillus amyloliquefaciensから由来のメタロプロテアーゼ。
市販の好ましいプロテアーゼ酵素としては、商品名Alcalase(登録商標)、Savinase(登録商標)、Primase(登録商標)、Durazym(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Liquanase(登録商標)、Ovozyme(登録商標)、Neutrase(登録商標)、Everlase(登録商標)及びEsperase(登録商標)でNovo Nordisk A/S(Denmark)により販売されるもの、商品名Maxatase(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Properase(登録商標)、Purafect(登録商標)、Purafect Prime(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Purafect OXP(登録商標)及びExcellase(登録商標)でGenencor Internationalにより販売されるもの、並びに商品名Opticlean(登録商標)及びOptimase(登録商標)でSolvayにより販売されるものが挙げられる。
好ましくは、本発明の洗浄製品は少なくとも0.001mgの活性プロテアーゼを含む。更に好ましい実施形態では、組成物は高濃度のプロテアーゼを含み、特に組成物1グラム当たり少なくとも0.1mgの活性プロテアーゼを含む。本発明の組成物中の好ましい濃度のプロテアーゼは、組成物1グラム当たり約1.5〜約10mg、より好ましくは約1.8〜約5mg、特に約2〜約4mg、の活性プロテアーゼを含む。
好適なα−アミラーゼとしては、細菌又は真菌起源のものが挙げられる。化学操作された又は遺伝子操作された突然変異体(変異型)が含まれる。好ましいアルカリ性α−アミラーゼは、バチルスの菌種から、例えば、Bacillus licheniformis、Bacillus amyloliquefaciens、Bacillus stearothermophilus、Bacillus subtilis、又は他のバチラス種、例えばバチルス種NCIB 12289、NCIB 12512、NCIB 12513、DSM 9375(米国特許第7,153,818号)、DSM 12368、DSMZ no.12649、KSM AP1378(国際公開第97/00324号)、KSM K36又はKSM K38(欧州特許第1,022,334号)から由来する。好ましいアミラーゼとしては、以下のものが挙げられる。
(a)国際公開第94/02597号、同第94/18314号、同第96/23874号、及び同第97/43424号に記載の変異体、特に、国際公開第96/23874号のSEQ ID No.2としてリストされた酵素に対して、以下の位置:15、23、105、106、124、128、133、154、156、181、188、190、197、202、208、209、243、264、304、305、391、408及び444のうちの1つ以上が置換された変異体。
(b)米国特許第5,856,164号及び国際公開第99/23211号、同第96/23873号、同第00/60060号、及び同第06/002643号に記載された変異体、特に国際公開第06/002643号でSEQ ID No.12としてリストされたAA560酵素に対して、以下の位置:
26、30、33、82、37、106、118、128、133、149、150、160、178、182、186、193、203、214、231、256、257、258、269、270、272、283、295、296、298、299、303、304、305、311、314、315、318、319、339、345、361、378、383、419、421、437、441、444、445、446、447、450、461、471、482、484のうちの1つ以上が置換された変異体であって、また、好ましくはD183*及びG184*の欠損を含有する変異体。
(c)国際公開第06/002643号でのSEQ ID No.4(バチルスSP722からの野生型酵素)と少なくとも90%の同一性を呈し、特に位置183及び184で欠損を有する変異体、並びに本明細書に参照により組み込まれる国際公開第00/60060号に記載の変異体。
好適な市販のα−アミラーゼは、DURAMYL(登録商標)、LIQUEZYME(登録商標)、TERMAMYL(登録商標)、TERMAMYL ULTRA(登録商標)、NATALASE(登録商標)、SUPRAMYL(登録商標)、STAINZYME(登録商標)、STAINZYME PLUS(登録商標)、FUNGAMYL(登録商標)及びBAN(登録商標)(Novozymes A/S)、BIOAMYLASE−D(G)、BIOAMYLASE(登録商標)L(Biocon India Ltd.)、KEMZYM(登録商標)AT 9000(Biozym Ges.m.b.H,Austria)、RAPIDASE(登録商標)、PURASTAR(登録商標)、OPTISIZE HT PLUS(登録商標)及びPURASTAR OXAM(登録商標)(Genencor International Inc.)並びにKAM(登録商標)(KAO,Japan)である。一態様では、好ましいアミラーゼは、NATALASE(登録商標)、STAINZYME(登録商標)及びSTAINZYME PLUS(登録商標)、並びにこれらの混合物である。
好ましくは、組成物は少なくとも0.001mgの活性アミラーゼを含む。好ましい実施形態では、高濃度のアミラーゼが使用され、組成物1グラム当たり少なくとも0.05mg、好ましくは約0.1〜約10mg、より好ましくは約0.25〜約6mg、特に好ましくは組成物1グラム当たり約0.3〜約4mgの活性アミラーゼが使用される。高濃度のアミラーゼを含む組成物は、自動食器洗浄プロセス中に粗粒子形成を防止し、良好な洗浄及び仕上がり結果を提供するのを助けることが判明している。グリット除去に関しては、組成物にリパーゼを含む場合により良い結果が達成され得る。よって、好ましい実施形態において、本発明の組成物はリパーゼを含み、好ましくは突然変異T231R及びN233Rを含むHumicola Lanuginosa野生型に由来するリパーゼを含む。Lipex(登録商標)(Novozymes A/S(Bagsvaerd,Denmark))を含む組成物が、グリット防止の点で特に有効であることが見出されている。
酵素の形態−酵素は、低粉化性の固体(典型的には顆粒又は小球)の形態で、又は安定化液体、又は保護液体若しくはカプセル化酵素として提供することができる。低小球形成、押出成形、球形化、ドラム造粒及び流動層スプレーコーティングなどの、低粉化性の固体の形態の酵素を製造するための多くの技術が、当該技術分野において記載されており、米国特許第4,106,991号、同第4,242,219号、同第4,689,297号、同第5,324,649号及び同第7,018,821号に例示されており、これらは参照により本明細書に組み込まれる。液体酵素の調製は、例えば、実証されている方法に従って、プロピレングリコール、糖又は糖アルコール、乳酸又はホウ酸などのポリオールを加えることにより安定化させることができる。保護液体酵素又はカプセル化酵素は、本明細書に参照により組み込まれる米国特許第4,906,396号、同第6,221,829号、同第6,359,031号、及び同第6,242,405号に開示されている方法に従って調製することができる。
酵素安定剤構成成分−好適な酵素安定剤としては、オリゴ糖、多糖類、及び無機の二価の金属塩、例えばアルカリ土類金属塩、特にカルシウム塩が挙げられる。塩化物及び硫酸塩が好ましく、塩化カルシウムが特に好ましいカルシウム塩である。好適なオリゴ糖及び多糖類の例、例えばデキストリン、は、国際公開第07/145964(A2)号に見出すことができ、これは本明細書に参照により組み込まれる。プロテアーゼを含む水性組成物の場合では、可逆的プロテアーゼ阻害物質、例えば、ボレート及び4−ホルミルフェニルボロン酸又はトリペプチドアルデヒドを含むホウ素化合物、が添加されて、更に安定性を改善することができる。
金属処理剤
金属処理剤は、金属(アルミニウム、ステンレス鋼、及び非鉄金属(銀及び銅など)を含む)の錆、腐食又は酸化を防止又は低減し得る。好適な例としては、次の1つ以上が挙げられる。
(a)ベンゾトリアゾール又はビス−ベンゾトリアゾールとこれらの置換誘導体を含むベンザトリアゾール。ベンゾトリアゾール誘導体は、芳香族環上の使用可能な置換部位が部分的又は完全に置換されている化合物である。好適な置換基としては、直鎖又は分岐鎖のC1〜C20−アルキル基と、ヒドロキシル、チオ、フェニル又はフッ素、塩素、臭素、及びヨウ素などのハロゲンが挙げられる。
(b)金属が酸化状態II、III、IV、V又はVIの1つにある、亜鉛、マンガン、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、コバルト、ガリウム、及びセリウムの塩及び/又は錯体からなる群から選択される金属塩及び錯体。一態様では、好適な金属塩及び/又は金属錯体は、硫酸Mn(II)、クエン酸Mn(II)、ステアリン酸Mn(II)、Mn(II)アセチルアセトネート、K2TiF6、K2ZrF6、CoSO4、Co(NO32、及びCe(NO33、亜鉛塩、例えば硫酸亜鉛、水亜鉛土又は酢酸亜鉛からなる群から選択され得る。
(c)ケイ酸ナトリウム又はカリウム、二ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、結晶性フィロケイ酸塩、及びこれらの混合物を含むケイ酸塩。
銀/銅腐食阻害剤として作用する更なる好適な有機及び無機レドックス活性物質は、国際公開第94/26860号及び国際公開第94/26859号で開示されている。
好ましくは、本発明の組成物は、組成物全体の0.1〜5重量%、より好ましくは0.2〜4重量%、特に0.3〜3重量%の金属処理剤を含み、好ましくは金属処理剤は亜鉛塩である。
水溶性パック
好ましくは、本発明の製品は1回用量製品である。1回用量形態の製品としては錠剤、カプセル、サッシェ、パウチなどが挙げられる。本明細書で用いるのに好ましいものは、水溶性フィルムで包装された1回用量形態(錠剤、カプセル、サッシェ、パウチが挙げられる)及び射出成型された容器で包装された1回用量形態である。
多区画パックは、複数の区画を形成する複数の水溶性の包装材により形成され、水性組成物を含有する区画は、温水溶解性材料からなる。一部の実施形態では、他の区画、好ましくは固体組成物を含む区画は、冷水溶解性材料からなる。異なる成分を分離し、かつ制御放出することが可能になる。他の実施形態では、全ての区画が温水溶解性材料からなる。
好ましい実施形態では、本発明の組成物は水溶性パウチの形態であり、又は射出成型された容器の形態である。本発明の組成物の重量は、約10〜約35グラム、好ましくは約12〜約26グラム、より好ましくは14〜22グラムである。これらの重量は、自動食器洗浄製品ディスペンサーへの取り付けに極めて便利である。水溶性の材料で包まれた洗剤組成を有する単位重量製品の場合においては、この水溶性材料は、組成物の一部としては見なされない。
好ましいパックは、他の区画の上に重ね合わせられた(すなわち上に配置された)、少なくとも2つの隣り合った区画を含み、パウチが特に好ましい。この配置は、パックの小型化、丈夫さ及び強度に貢献し、更にこの配置は、必要とされる水溶性材料の量を最小化する。3つの区画を形成するのに必要とされる材料は3片だけである。パックの丈夫さはまた、パックの物理的健全性を損なうことなく、非常に薄いフィルムの使用を可能にする。パックはまた、区画を折り畳む必要なく固定形状の機械分配器内で使用できることから、非常に使いやすい。パックの少なくとも2つの区画は、2つの異なる組成物を含有する。「異なる組成物」とは、本明細書では、少なくとも1つの成分が異なる組成物を意味する。
好ましくは、少なくとも1つの区画は固体組成物を含有し、他の区画は液体組成物を含有し、これらの組成物では、固体の、液体に対する比が、好ましくは約20:1〜約1:20、より好ましくは約18:1〜約2:1、更により好ましくは約15:1〜約5:1である。本発明のパックは、幅広い値の固体:液体比を有する組成物に対応することができるため、非常に多用途である。多くの洗剤成分が固体形態での、好ましくは粉末形態での使用が最も好適であるため、特に好ましいものは固体対液体比が高いパウチであることが見出されている。本明細書で定義される固体:液体の比は、パック内の全ての固体組成物の重量と全ての液体組成物の重量との間の関係を指す。
他の実施形態において、固体対液体重量比は、約2:1〜約18:1、より好ましくは約5:1〜約15:1である。これらの重量比は、洗剤の成分の大半が液体形態である場合において好適である。
好ましい実施形態では、2つの隣り合った区画は液体組成物を含有し、これらは同じであってもよいが、好ましくは異なっており、他の区画は固体の組成物を、好ましくは粉末形態で、より好ましくは圧縮された粉末で含有する。固体組成物は、パックの強度及び丈夫さに貢献する。
ディスペンサーへの適合性の理由から、特に自動食洗機では、本明細書の1回用量形態の製品は正方形又は長方形の基材を有し、高さは約1〜約5cm、より好ましくは約1〜4cmである。好ましくは固体組成物の重量は約10〜約22グラム、より好ましくは約15〜約20グラムであり、液体組成物の重量は約0.5〜約4グラム、より好ましくは約0.8〜約3グラムである。
本発明の多区画パックは、溶解性の点で非常に可変的である。好ましい実施形態では、異なる区画を形成するフィルムの少なくとも2つは、同一条件下で異なる溶解度を有し、それらのフィルムが部分的又は全体的に包む組成物の内容物を異なる時間に放出する。
酵素は、酵素と漂白剤及びビルダー(それらは、酵素のカルシウムと結合することにより酵素を不安定にすることがある)との相互作用により、製品内で安定性を失う場合がある。加えて、洗浄溶液中での酵素の性能は、溶液、漂白剤、ビルダーなどのアルカリ性により損なわれ得る。好ましい実施形態では、多区画パックの組成物の1つ、好ましくは固体組成物は、漂白剤を含む、他の組成物、好ましくは液体形態の組成物は、酵素を含む。酵素を含む組成物を封入するフィルムの1つが、自動食洗機の本洗いサイクル中に、漂白剤含有組成物を封入するフィルムに先立って溶解し、これによって、漂白剤含有組成物の送達に先立って洗浄溶液中に酵素含有組成物を放出することもまた好ましい。これにより、酵素は、他の洗剤の活性物質との相互作用を避けながら、最適な条件下で作用できるようになる。パウチは優れた洗浄をもたらす。漂白剤含有組成物はビルダーも含むことが好ましい。
多区画パウチの成分の制御放出は、フィルムの厚さ及び/又はフィルム材料の溶解度を変えることによって達成することができる。フィルム材の溶解性は、例えば国際公開第02/102,955号の17及び18頁に記載されているようにフィルムの架橋により、遅らせることができる。すすぎ剤を放出するように設計された他の水溶性フィルムは、米国特許第4,765,916号及び同第4,972,017号に記載されている。フィルムのワックスコーティング(国際公開第95/29982号を参照)は、すすぎ剤の放出に役立つことができる。pH制御された放出手段、特に選択的なアセチル化度を有するアミノ−アセチル化多糖類は、国際公開第04/111178号に記載されている。
異なる区画(区画が、異なる溶解度を有するフィルムで作製されている)を有する多区画パウチによる遅延放出を得る他の手段は、国際公開第02/08380号に教示されている。
実施例で使用される略語
実施例では、省略された構成要素の識別表示は、次の意味を有する。
Figure 2012509388
下記の実施例において、濃度は全て組成物(固体又は液体組成物のいずれか)に対する重量パーセントで記載されている。
下記の表に記載された組成物が、第1区画には固体組成物(粉末形態)を有し、その粉末区画の上に重ね合わされた液体区画には水性液体組成物が含まれる、多区画パウチに導入される。底のフィルムはMonosolにより供給されるMonosol M8630である。中央及び頂部のフィルム、すなわち液体区画に使用されるフィルムは、Monosolにより供給される温水溶解性フィルムである。固体組成物の重量は17グラムであり、液体組成物の重量は2グラムである。
Figure 2012509388
例示されたパウチは良好な保管安定性を有し、濡れた手で取り扱った場合にもその健全性を保持する。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきでない。それよりむしろ、特に指定されない限り、各こうした寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
相互参照される又は関連するあらゆる特許又は出願書類を含め、本明細書において引用される全ての文献は、明示的に除外ないしは制限されない限り、その全体を参考として本明細書に組み込まれる。いずれの文書の引用も本明細書に開示され又は請求される任意の発明に対する先行技術であるものと認めるものではなく、また、単独で又は任意の他の参照との組み合わせによって、任意のこのような発明を教示、提案又は開示するものと認めるものではない。更に、本文書において、用語の任意の意味又は定義の範囲が、参考として組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正が可能であることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の「特許請求の範囲」で扱うものとする。

Claims (13)

  1. 洗浄組成物及び包装材を含む、1区画又は多区画の水溶性パックの形態の洗浄製品であって、少なくとも1つの区画が、温水溶解性材料により包装された水性洗浄組成物又は水性補助組成物を含有し、前記水性洗浄組成物又は水性補助組成物が、前記水性組成物の15重量%を超える遊離水を含む、洗浄製品。
  2. 洗浄組成物及び包装材を含む、1区画又は多区画の水溶性パックの形態の洗浄製品であって、少なくとも1つの区画が、約90〜約99%の加水分解度を有するポリ酢酸ビニルを含むフィルムにより包装された水性洗浄組成物又は水性補助組成物を含有し、前記水性洗浄組成物又は水性補助組成物が、前記水性組成物の15重量%を超える遊離水を含む、洗浄製品。
  3. 洗浄組成物及び包装材を含む、1区画又は多区画の水溶性パックの形態の洗浄製品であって、前記パックは包装材の外側上部壁と外側下部壁を含み、前記外側壁のうちの少なくとも一方、好ましくは両方の外側壁が温水溶解性フィルムである、洗浄製品。
  4. 洗浄組成物及び包装材を含む、多区画の水溶性パックの形態の洗浄製品であって、少なくとも1つの区画が液体組成物、好ましくは水性組成物を含有しており、及び他の区画が固体組成物を含有しており、前記液体組成物及び前記固体組成物が温水溶解性フィルムにより分離されている、洗浄製品。
  5. 前記パックが1つを超える区画を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄製品。
  6. 前記区画のうちの1つが固体形態の組成物を含有する、請求項1、2、3又は5のいずれか一項に記載の洗浄製品。
  7. 前記水性洗浄組成物又は水性補助組成物が界面活性剤を含む、請求項1、2、4、5又は6のいずれか一項に記載の洗浄製品。
  8. 前記洗浄製品がリン酸塩系洗浄ビルダー又は非リン酸塩系洗浄ビルダーを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗浄製品。
  9. 前記洗浄製品が抗スケールポリマーを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗浄製品。
  10. 前記製品が自動食器洗浄製品である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の洗浄製品。
  11. 空洞を形成するウェブ上に温水溶解性フィルムのシートを配置して開口区画のウェブを形成する工程と、前記区画を組成物、好ましくは水性洗浄組成物又は水性洗浄補助組成物で充填する工程と、前記開口区画を温水溶解性フィルムのシートで閉じて封止する工程とを含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の洗浄製品の製造方法。
  12. 前記製品が少なくとも部分的に、射出成型された温水溶解性材料から形成され、前記プロセスは、温水溶解性材料を備えていて射出成型された開口区画を形成する工程と、これを組成物、好ましくは水性洗浄組成物又は水性補助組成物で充填する工程と、前記開口区画を温水溶解性フィルムで閉じて封止する工程とを含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の洗浄製品の製造方法。
  13. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の洗浄製品を手に取る工程と、前記製品を前記機械の中に、好ましくは前記機械のディスペンサーの中に配置する工程とを含む、洗濯機又は食洗機での洗浄方法。
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