JP2016505681A - 洗浄パック - Google Patents

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Abstract

洗浄組成物及び包装材料を含む多区画の水溶性パックであって、該パックが、i)吸湿性材料と、ii)約15%を上回る水と、を含む液体形態の第1の組成物を含有する、第1の区画を備え、該第1の組成物が、20℃で約65%未満の平衡相対湿度を有する、パック。

Description

本発明は、洗浄の分野に属する。それは、洗浄製品に関し、具体的には、水性組成物を含有する少なくとも1つの区画を備える多区画の水溶性パックの形態の洗浄製品に関する。
洗剤配合者は常に洗浄及び安定性の問題に直面している。単位用量製品はルースパウダー又は液体よりも困難な場合がある。単位用量形態の洗剤は、活動量の観点からの制限を暗示する体積という観点からの付随する制約を有する。
全てではないがほとんどの洗浄成分は、多かれ少なかれ分解の影響を受けやすい。単位用量製品では、異なる成分が互いにごく近接しており、これは製品の安定性に悪影響を与え得る。現在の傾向は単位用量製品のサイズを減少させることであり、洗浄及び安定性問題をより困難にしている。
近年、洗浄製品の洗浄及び安定性は、リン酸塩を洗浄配合物から排除する傾向に影響されてきた。リン酸塩は、卓越した洗浄活性物質であるだけでなく、周囲環境及び/又は製品自体から水分を吸収することによって製品安定性に貢献しもする。
洗剤配合者が直面する別の追加された複雑化要因は、異なる活性物質は異なる物理的形態であり得、それらのうちのいくつかは液体形態であり、その他のいくつかは固体形態であることである。1つの物理的形態の洗浄組成物を有するためには、異なる形態の成分を加工することが必要である。例えば、有機ポリマー及び有機ビルダーなどの有機分散剤は、液体形態で通常は合成される。多大な作業及び高いコストが、これらの材料の粒子への形質転換(固体形態の製品内に導入するため)と関連付けられている。
例えば、有機ポリマーを粒子に転化させるために多大な作業が行われてきた。米国特許第2012/0225450(A1)号は、固体形態のカルボキシル含有ポリマーに関する。これらのポリマーは水溶液中で通常は合成される。国際公開第2011/133483号は、有機ビルダー、具体的にはアミノカルボン酸ビルダーを含む粒子に関する。アミノカルボン酸ビルダーは水溶液中で通常は合成される。
アミノカルボン酸及び他の分散剤、例えば、グルタミン酸N,N−二酢酸(GLDA)、メチルグリシンジアシル酸(MGDA)の塩が利用可能である通常の形態は、異なる活性物質含有量を有する溶液としてである。溶液の乾燥後、粉末又は顆粒は、特に非晶質状態で得られるとき、洗剤中でそれらを使用することを困難にする吸湿性及び潮解性特性を通常は示す。更に、顆粒化プロセス(流動床顆粒化など)から得られる顆粒はいくぶん脆性であり、それ故に必要なサイズに容易に増大することができず、遅い処理及び多くの微粒子をもたらす。更に、粉末形態であろうと顆粒形態であろうと、この材料は吸湿性及び潮解性特性を示し得、これはこの材料をべたっとさせ、それ故に貯蔵、処理、及び製造の問題を招く。これらの問題は、アミノカルボン酸及び有機ポリマーなどの分散剤の場合に、より深刻であり得る。国際公開第2011/076769(A1)号は、コーティングされたGLDA粒子を作製するプロセスを提供することによってこの問題に対処する。
粒子の流れ特性は多くの意味で重大である。粒子自体の製造の間、それらは、例えば、流動床において、互いに対して滑らかに流れなければならない。更に、それらは次いで貯蔵及び輸送コンテナに成功裏に輸送されなければならない。最後に、それらは貯蔵所から再度輸送され、粉末又は錠剤製造施設に供給されなければならない。いくつかの原因に起因して流れの問題が生じる。分散剤については、乏しい流れはそれらの吸湿性特性に起因し得る。
単位用量製品、具体的には洗浄組成物及び包装材料を含む水溶性パックに関連する別の問題は、洗浄組成物と包装材料との間の相互作用である。包装材料は水溶性であり、かつ特定量の水を通常は含有し、それ故に洗浄組成物内の水の存在がフィルムの健全性及び特性に影響を与え得る。
多区画の単位用量製品に関連する更なる問題は、包装材料は通常は水分透過性であり、区画全体への水分の移動を可能にし、製品の安定性に悪影響を与えることである。
本発明の目的は、良好な環境的及び洗浄プロファイルを有する製品を提供することであり、それは貯蔵時に安定しており、それは加工の観点から好都合である。
米国特許第2012/0225450(A1)号 国際公開第2011/133483号 国際公開第2011/076769(A1)号
本発明の第1の態様によると、多区画の水溶性パックが提供される。本パックは、洗浄組成物、好ましくは自動食器洗浄洗剤組成物と包装材料とを含む。包装材料は好ましくは水溶性フィルムである。洗浄組成物及び包装材料の両方は水溶性である。それらは、自動食器洗浄プロセスにおいて、好ましくは主要な洗浄の間に水に曝露されるとき、容易に溶解する。
本パックは、少なくとも2つの区画を有する。第1の区画は液体形態の第1の組成物を含有する。本明細書において、時折「第1の液体」と称される。第1の液体は、好ましくはその中で可溶化される吸湿性材料を含む。第1の液体はまた、高レベルの水を含む。この水は、洗浄組成物に対する優れた化学的安定性、及び包装材料に対する機械的安定性を提供する吸湿性材料によって、部分的又は完全に固定化される。
第1の液体は、低い平衡相対湿度(eRH)(20℃で測定して約65%未満、好ましくは約60%未満、より好ましくは約50%未満、特に約40%未満)、そしてそれによって本パックの安定性に貢献する低い水分活性を有する。eRHは、本明細書中以下に詳述される方法に記述される通りに測定される。
好ましい実施形態では、本製品は第2の組成物を含有する第2の区画を備える。第2の組成物は水分感受性成分を含む。通常は第1及び第2の組成物は異なるレベルの水を含有するが、第1の液体の水分貯留能力が原因で、水の差異は水分感受性成分に影響を与えないようである。洗浄組成物の成分形成部分は、貯蔵の間に本組成物との水分の相互作用によって部分的又は完全に分解され、それによって、例えば、洗浄性漂白剤、酵素などの成分の洗浄性活動を減少させ得るとき、水分感受性であると見なされる。水分感受性成分の活性(即ち、洗浄能力)は、洗浄組成物が水分に曝露されると貯蔵の間に減少し得る。第2の組成物は任意の物理的形態であり得、例えば、それは液体、ゲル、若しくはペースト、又は固体組成物であってよい。好ましくは第2の組成物は固体形態であり、これは、異なる活性物質をその天然形態で有する製品を有し、それによって製品の製造を単純化することを可能にする。
好ましい実施形態では、区画は重ねておかれる構成、即ち、一方が他方の上にある構成にあり、それによって周囲環境に直接露出される区画の面積を減少させることにより改善された安定性を提供する。
好ましい実施形態では、吸湿性材料は潮解性である。「潮解性」材料は、乾燥形態で周囲条件におかれると、溶解して液体になるほど多くの水分を取り込むほど吸水に優れる。潮解性材料は水結合の観点からの利益を提供し、それによって本パックの安定性に貢献する。
好ましくは、吸湿性材料は有機材料である。好ましくは、吸湿性材料は分散剤、より好ましくはカルボン酸の塩である。本明細書に用いるのに好ましいカルボン酸塩としては、カルボキシレートモノマーを含有する有機ポリマー、シトレートなどのカルボキシレート、MGDA、GLDAの塩などのアミノカルボン酸等が挙げられる。吸湿性材料は、本パックの安定性に貢献するだけでなく、洗浄プロセスにおける活性成分でもある。好ましくは、第1の組成物は、10〜60重量%、より好ましくは20〜60重量%、特に30〜60重量%の吸湿性材料を含む。
環境的な理由のため、本パックは好ましくはリン酸塩を含まない、即ち、本組成物は、重量にして20未満、より好ましくは10未満、特に5ppm未満のリン酸塩の組成物を含む。
好ましい実施形態では、第1の組成物は20℃で少なくとも約15モル/l、好ましくは20モル/l、特に30モル/lのイオン強度を有する。この作業の過程の間、第1の液体のより高いイオン強度はより低いeRHに関連することが発見された。
好ましくは第1の液体はニュートン流体であり、これは製造の観点、及び洗浄プロセスにおける本組成物の溶解度の観点から本パックに役立つ。あるいは、第1の液体はずり減粘であってよい。
本発明の第2の態様によると、第1の開放性区画を形成して、液体形態の吸湿性材料を含む第1の液体組成物で満たす工程を含む、多区画の水溶性パックを作製するためのプロセスが提供される。本プロセスは、それらが合成される形態での吸湿性材料の使用を可能にし、液体吸湿性材料を固体に転化する二次プロセス工程の必要を回避するため、有利である。これは材料の乾燥だけでなく乾燥した材料を粒子に転化する二次工程も伴う。
本発明は多区画のパックを構想する。「多区画のパック」は、本明細書において、少なくとも2つの区画、好ましくは少なくとも3つの区画を有するパックであって、各区画が包装材料に包囲される組成物を含有する、パックを意味する。この区画は、いかなる幾何学的配置であってもよい。異なる区画が、互いに隣接、好ましくは互いに接触していてよい。本明細書に用いるのに特に好ましい構成としては、重ねておかれる区画(即ち、一方が他方の上にある)、隣り合わせの区画などが挙げられる。自動食洗機ディスペンサーの取付け、パッケージング最適化、並びに包装材料削減の観点から特に好ましいのは、いくつかの重ねておかれる区画及びいくつかの隣り合わせの区画を有する多区画のパックである。
本パック(時折本明細書において「パウチ」と称される)は、「洗浄組成物」、好ましくは自動食器洗浄洗剤組成物を含む。洗浄組成物は、複数の部分的な洗浄組成物又は複数の完全な洗浄組成物のいずれかから形成される。即ち、第1、第2、及び/又は任意の後続の組成物は、完全な洗浄組成物、又は本パック内の残りの組成物との組み合わせで洗浄組成物を形成する部分的な組成物であってよい。
本パックは第1の区画を有し、該区画は第1の組成物を含有する。第1の組成物は液体形態であり、好ましくは水性組成物である。それは、第1の組成物の重量の約15%超、好ましくは20%超、より好ましくは30%超、特に40%超の水を含む。好ましくは、吸湿性材料はその中で可溶化される。
20℃で60%の相対湿度に2週間曝露することによって本パックが条件付けされた後、カール・フィッシャー滴定によって水を測定することができる。
第1の組成物は、20℃で測定して65%未満、好ましくは60%未満、より好ましくは50%未満、特に40%未満かつ5%超のeRHを有する。本パックは良好な安定性プロファイル(洗浄組成物の化学的安定性及び包装材料の機械的安定性を含む)を提示し、同時に良好な洗浄を提供する。
平衡相対湿度「eRH」は、組成物内に存在する水分によって生成される蒸気圧を測定する。それは以下のように表すことができる:
eRH=100×Aw
式中、Awは水分活性であり、
Aw=p/psであり、
p:組成物の表面の水蒸気の分圧である。
ps:飽和圧力、又は組成物の温度の純水を上回る水蒸気の分圧である。
水分活性は、水分含量の活性部、又は既定の条件下(20℃)で組成物とその環境との間で交換され得る部分を反映する。
20℃で60%の相対湿度に2週間曝露することによって本パックが条件付けされた後、eRHは測定される。
本発明の目的のため、全ての測定値は特に記載がない限り大気圧で測られている。
eRHは、水分活性計器(Rotronic A2101)などの任意の市販の装置を使用して測定可能である。
吸湿性材料
本発明の目的のため、「吸湿性材料」は、材料が環境から水分を吸収できること、例えば、80%、好ましくは60%の相対湿度で、そして20℃で48時間以内に、材料の重量の0.5%超、好ましくは1%超、更により好ましくは10%超の水を取り込む材料を意味する。本発明のパックの吸湿性材料は水を結合し、それによって本パックの安定性に貢献する。
好ましくは、本発明の吸湿性材料は有機材料であり、より好ましくは洗浄プロセスにおいて、具体的には自動食器洗浄プロセスにおいて分散剤として作用する。
「分散剤」は、本明細書において、例えば、カルシウム、鉄、及び洗浄液内に見られる任意の他の金属イオンなどの金属イオン、並びに/又は液中に見られる汚れのいずれかを分散(即ち、洗浄液内に懸濁又は可溶化された状態を維持)することができる、任意の材料を意味する。食器洗浄、より具体的には自動食器洗浄の場合、分散剤は、洗浄された物品上のスケールの堆積及び汚れの再堆積の回避に役立ち、それによって良好な乾燥と同時に洗浄された物体上のフィルム及び染みの欠如との提供に貢献し、改善された輝きをもたらす。
好ましい分散剤は、有機ポリマー、有機ビルダー、及びこれらの混合物の群から選択される。好ましい有機ポリマーは、カルボキシル化ポリマー、より好ましくはスルホン化基を含有するポリマーである。
本明細書に用いるのに好ましい有機ビルダーとしては、例えば、MGDA、GLDA、及びIDSなどのアミノカルボン酸、カルボキシメチルイヌリン、クエン酸、並びにこれらの混合物の塩であり、GLDAの塩が本明細書で用いられるのに特に好ましい。これらの有機ビルダーは良好な分散剤特性を有し、同時に良好な環境的プロファイルを提示し、本パックの安定性に大いに貢献する。自動食器洗浄の場合、分散剤は良好な洗浄、仕上げ加工、及び改善された乾燥に貢献する。
本明細書に用いるのに特に好ましいのは、有機ポリマー及び有機ビルダーの両方を含む組成物である。
好ましくは、吸湿性材料は潮解性材料である。潮解性材料は、水分への強い親和性を有し、水分を吸収すると固体から流体に変わる吸湿性材料である。潮解性固形材料は、特定の相対湿度を上回ると液体になる。
「潮解性」材料は、本明細書において、単層配置において80%の相対湿度及び32℃の温度に曝露されると、1週間未満、好ましくは2日以内で液体になる固形材料を意味する。具体的には、材料が潮解性であろうとなかろうと、それは1gの固形材料を直径5cmのペトリ皿に配置することによって試験することができ、材料は単層の形態で配置されるべきである。80%の湿度及び32℃の温度に1週間曝露されると、材料は液体に変わる。
好ましくは、吸湿性材料は水中で高度に可溶性である。好ましくは、吸湿性材料は20℃で500超、より好ましくは800超、特に1000g/l超の溶解度を有する。
好ましくは、吸湿性材料は20℃で少なくとも15、より好ましくは少なくとも20、特に少なくとも30モル/lの飽和度のイオン強度を有する。
イオン強度は、溶液中に存在する各イオン種の重量モル濃度(m)及び各イオン種が帯びる電荷(z)から算出される。イオン強度(I)は、存在する全てのイオン種のm.z2の総和の2分の1、即ち、
I=1/2Σm.z2である。
そのイオンが両方とも一価である塩については、イオン強度はモル濃度と等しい。これは2つを超えるイオン又は多価の電荷を伴う場合には成り立たない。例えば、炭酸ナトリウムの1モル溶液は、二重電荷を帯びる2モル/リットルのナトリウムイオン及び1モル/リットルの炭酸イオンを含有する。イオン強度は次式で与えられる。
I=1/2[2(12)+1×(22)]=3mol/L
好ましくは、吸湿性材料は二重機能性を有する。本発明のパックが使用される洗浄プロセスにおいて水結合剤として作用するだけでなく分散剤としても作用する。
有機ビルダー
好ましい有機ビルダーとしては、例えば、MGDA(メチル−グリシン−二酢酸)、GLDA(グルタミン酸−N,N−二酢酸)、イミノジコハク酸(IDS)、及びカルボキシメチルイヌリンの塩などのアミノカルボン酸ビルダーが挙げられる。MGDA及びGLDAの塩、より具体的にはGLDAの塩が本明細書において特に好ましく、微粒子形態のとき好都合な吸湿性及び迅速な溶解特性のために、これらのトリ−ナトリウム塩が好ましく、ナトリウム/カリウム塩が特に好ましい。
他の好適なアミノカルボン酸ビルダーとしては、例えば、アスパラギン酸−N−一酢酸(ASMA)、アスパラギン酸−N,N−二酢酸(ASDA)、アスパラギン酸−N−モノプロピオン酸(ASMP)、イミノジコハク酸(IDA)、N−(2−スルホメチル)アスパラギン酸(SMAS)、N−(2−スルホエチル)アスパラギン酸(SEAS)、N−(2−スルホメチル)グルタミン酸(SMGL)、N−(2−スルホエチル)グルタミン酸(SEGL)、並びに、例えば、N−メチルイミノ二酢酸(MIDA)、アルファ−アラニン−N,N−二酢酸(アルファ−ALDA)、セリン−N,N−二酢酸(SEDA)、イソセリン−N,N−二酢酸(ISDA)、フェニルアラニン−N,N−二酢酸(PHDA)、アントラニル酸−N,N−二酢酸(ANDA)、スルファニル酸−N,N−二酢酸(SLDA)、タウリン−N,N−二酢酸(TUDA)、及びスルホメチル−N,N−二酢酸(SMDA)の塩などの、IDS(イミノ二酢酸)の塩が挙げられる。
アミノカルボン酸ビルダーに加えて、本組成物はカーボネート及び/又はシトレートを含み得る。
好ましくは、有機ビルダーは組成物の重量の10%〜70%、より好ましくは最大45%、更により好ましくは最大40%、特に最大35%の量で存在する。
有機ポリマー
このポリマーは、存在する場合、組成物の重量の約0.1%〜約30%、好ましくは0.5%〜約20%、より好ましくは1%〜15%の任意の好適な量で使用される。スルホン化/カルボキシル化ポリマーは、本発明の組成物に特に好適である。
本明細書に記載される好適なスルホン化/カルボキシル化ポリマーは、約100,000Da以下、又は約75,000Da以下、又は約50,000Da以下、又は約3,000Da〜約50,000Da、好ましくは約5,000Da〜約45,000Daの重量平均分子量を有し得る。
本明細書に記載されるように、スルホン化/カルボキシル化ポリマーは、(a)一般式(I)を有する少なくとも1つのカルボン酸モノマー由来の少なくとも1つの構造単位であって、
Figure 2016505681
式中、R1〜R4は独立して、水素、メチル、カルボン酸基、若しくはCH2COOHであり、式中、カルボン酸基は中和され得る、構造単位と、(b)任意選択的に、一般式(II)を有する少なくとも1つのスルホン酸モノマー由来の1つ以上の構造単位であって、
Figure 2016505681
式中、R5は水素、C1〜C6アルキル、若しくはC1〜C6ヒドロキシアルキルであり、Xは芳香族であるか(Xが芳香族であるとき、R5は水素若しくはメチルである)、又はXは一般式(III)を有するかのいずれかであり、
Figure 2016505681
式中、R6は(R5とは独立して)水素、C1〜C6アルキル、若しくはC1〜C6ヒドロキシアルキルであり、YはO若しくはNである、構造単位と、一般式(IV)を有する少なくとも1つのスルホン酸モノマー由来の少なくとも1つの構造単位であって、
Figure 2016505681
式中、R7は少なくとも1つのsp2結合を含む基であり、AはO、N、P、S、又はアミド若しくはエステル結合であり、Bはモノ−若しくは多環式芳香族基又は脂肪族基であり、各tは独立して、0又は1であり、かつM+はカチオンである、構造単位と、を含み得る。1つの態様では、R7は、C2〜C6アルケンである。別の態様では、R7は、エテン、ブテン、又はプロペンである。
好ましいカルボン酸モノマーには、アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、メタクリル酸、又はアクリル酸のエトキシレートエステルのうちの1つ以上が挙げられ、アクリル酸及びメタクリル酸がより好ましい。好ましいスルホン化モノマーには、(メタ)アリルスルホン酸ナトリウム、ビニルスルホン酸、フェニル(メタ)アリルエーテルスルホン酸ナトリウム、又は2−アクリルアミド−メチルプロパンスルホン酸のうちの1つ以上が挙げられる。好ましい非イオン性モノマーには、以下の1つ以上が挙げられる:(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、メチル(メタ)アクリルアミド、エチル(メタ)アクリルアミド、t−ブチル(メタ)アクリルアミド、スチレン又はα−メチルスチレン。
好ましくは、ポリマーは以下の濃度のモノマーを含む:ポリマーの重さの約40〜約90%の、好ましくは約60〜約90%の、1つ以上のカルボン酸モノマー;ポリマーの重さの約5〜約50%の、好ましくは約10〜約40%の、1つ以上のスルホン酸モノマー;及び任意選択的にポリマーの重さの約1%〜約30%の、好ましくは約2〜約20%の、1つ以上の非イオン性モノマー。特に好ましいポリマーは、ポリマーの重さの約70%〜約80%の少なくとも1つのカルボン酸モノマーと、ポリマーの重さの約20%〜約30%の少なくとも1つのスルホン酸モノマーと、を含む。
カルボン酸は好ましくは(メタ)アクリル酸である。スルホン酸モノマーは、好ましくは以下のうちの1つである:2−アクリルアミドメチル−1−プロパンスルホン酸、2−メタクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、3−メタクリルアミド−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、アリルスルホン酸(allysulfonic acid)、メタリルスルホン酸(methallysulfonic acid)、アリルオキシベンゼンスルホン酸、メタリルオキシベンゼンスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−(2−プロペニルオキシ)プロパンスルホン酸、2−メチル−2−プロペン−1−スルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、3−スルホプロピルアクリレート、3−スルホプロピルメタクリレート、スルホメチルアクリルアミド、スルホメチルメタクリルアミド、及びこれらの水溶性塩。不飽和スルホン酸モノマーは、最も好ましくは2−アクリルアミド−2−プロパンスルホン酸(AMPS)である。
好ましい市販のポリマーとしては、Alco Chemicalにより供給されるAlcosperse 240、Aquatreat AR 540、及びAquatreat MPSと、Dowにより供給されるAcumer 3100、Acumer 2000、Acusol 587G、及びAcusol 588Gと、BF Goodrichにより供給されるGoodrich K−798、K−775、及びK−797と、ISP technologies Incにより供給されるACP 1042と、が挙げられる。特に好ましいポリマーは、Dowにより供給されるAcusol 587G及びAcusol 588Gである。
ポリマーにおいて、全ての又は一部のカルボン酸基又はスルホン酸基は、中和された形態で存在することができ、すなわち、全ての又は一部の酸性基中のカルボン酸基及び/又はスルホン酸基の酸性水素原子は、金属イオンで、好ましくはアルカリ金属イオンで、特にナトリウムイオンで、置換することができる。
本明細書での使用に好適な他の有機ポリマーとしては、アクリル酸主鎖及びアルコキシル化側鎖を含むポリマーが挙げられ、このポリマーは、約2,000〜約20,000の分子量を有し、このポリマーは、約20重量%〜約50重量%のアルキレンオキシドを有する。ポリマーは、約2,000〜約20,000、又は約3,000〜約15,000、又は約5,000〜約13,000の分子量を有するべきである。ポリマーのアルキレンオキシド(AO)構成要素は、通常、プロピレンオキシド(PO)又はエチレンオキシド(EO)であり、通常、ポリマーの約20重量%〜約50重量%、又は約30重量%〜約45重量%、又は約30重量%〜約40重量%を構成する。水溶性ポリマーのアルコキシル化された側鎖は、約10〜約55個のAO単位、又は約20〜約50個のAO単位、又は約25〜50個のAO単位を含んでもよい。好ましくは水溶性である、ポリマーは、ランダム、ブロック、グラフト、又は他の任意の構成体として構成され得る。アルコキシル化されたアクリル酸ポリマーの形成方法は、米国特許第3,880,765号に開示されている。
本明細書に用いるのに好適な他のポリマーとしては、ポリカルボン酸、並びにそれらの部分的又は完全に中和された塩、モノマーポリカルボン酸、及びヒドロキシカルボン酸、並びにこれらの塩のホモポリマー及びコポリマーが挙げられる。上記化合物の好ましい塩は、アンモニウム及び/又はアルカリ金属塩、即ち、リチウム、ナトリウム、及びカリウム塩であり、特に好ましい塩はナトリウム塩である。
好適なポリカルボン酸は、非環式、脂環式、複素環式、及び芳香族カルボン酸であり、これらの場合において少なくとも2つのカルボキシル基が含まれ、これらはそれぞれ、互いに離れた場所に分離され、好ましくはわずか炭素原子2つ分、互いから離れている。2つのカルボキシル基を含むポリカルボキシレートとしては、例えば、マロン酸、(エチレンジオキシ)二酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸、及びフマル酸の水溶性塩が挙げられる。ポリカルボキシレートは、例えば、水溶性クエン酸塩等、3つのカルボキシル基を含む。同様に、好適なヒドロキシカルボン酸は、例えば、クエン酸である。別の好適なポリカルボン酸は、アクリル酸のホモポリマーである。他の好適なビルダーは、国際公開第95/01416号に開示されており、この表明内容は、本明細書において参照される。
本明細書に用いるのに好適な他の有機ポリマーには、国際公開第2009/095645(A1)号に記載されるようなポリアスパラギン酸(PAS)誘導体が挙げられる。
包装材料
包装材料は水溶性である。「水溶性」は、下文に記載する20マイクロメートルの最大孔径を有するガラスフィルターを使用する方法で測定して、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又は更に少なくとも95%の水への溶解度を材料が有することを意味する。
50グラム±0.1グラムの包装材料を、予め秤量された400mLのビーカーに添加し、245mL±1mLの蒸留水を添加する。これを、600rpmに設定した電磁撹拌器上で30分間激しく撹拌する。次いでこの混合物を、上記に定義した孔径(最大、20マイクロメートル)を有する折り畳み定性焼結ガラスフィルターを通して濾過する。回収した濾液から任意の従来の方法によって水を乾燥させ、残りの材料の重量を判定する(これは溶解又は分散した留分(faction)である)。次いで、溶解度(%)を算出することができる。
包装材料は、本発明の製品の洗浄組成物を封入することができる任意の水溶性材料である。包装材料は、ケーシングを提供するように射出成形されたポリマーであるか、又はフィルムであってよい。好ましくは、包装材料はポリビニルアルコールで作製される。好ましくは、包装材料は水溶性フィルムである。
本パックは、例えば、射出成形によって、又はフィルムを使用して区画を作製することによって得ることができる。包装材料は、通常は水分透過性である。本発明の製品は、包装材料が水分透過性であるときでも安定している。第1の組成物は、異なる組成物の中での相互作用及び周囲環境との相互作用の両方の観点から、本製品に安定性を与える。
包装材料は、水分に曝露されると機械的変化に晒され得る。包装材料は、異なる水分曝露条件に曝露されると脆性になるか又は過度に伸張し得る。第1の組成物は、包装材料の安定化に貢献する。
包装材料の作製のために好ましい物質としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリビニルアセテート、ポリカルボン酸及び塩、ポリアミノ酸若しくはペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプン及びゼラチンを含むポリサッカライド、例えば、キサンタン及びカラゴムなどの天然ゴムから選択されるポリマー、コポリマー、又はこれらの誘導体が挙げられる。より好ましいポリマーは、ポリアクリレート及び水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー、及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、並びにこれらの組み合わせから選択される。本明細書に用いるのに特に好ましいのはポリビニルアルコールであり、更により好ましいのはポリビニルアルコールフィルムである。
最も好ましい包装材料は、商品照会名Monosol M8630として知られる、Chris−Craft Industrial Products of Gary(Indiana,US)より販売されているPVAフィルム、並びに相当する溶解度及び変形特質のPVAフィルムである。本明細書で使用するのに好適な他のフィルムとしては、Aicelloにより供給される商品照会名PTフィルム若しくはK−シリーズとして知られるフィルム、又はKurarayにより供給されるVF−HPフィルムとして知られるフィルムが挙げられる。
本明細書における包装材料は、ポリマー又はポリマー材料及び水以外の添加剤成分を含み得る。例えば、可塑剤、例えば、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、及びこれらの混合物の添加が有益な場合がある。好ましくは、包装材料はグリセロールを可塑剤として含む。他の有用な添加剤としては崩壊助剤が挙げられる。
洗浄組成物
本明細書において上述の通り、洗浄組成物は部分的組成物から形成されるか、又は本パックの組成物のそれぞれは完全に配合された洗浄組成物であってもよい。第1の区画は吸湿性材料を含む。本発明による好ましいパックは、アミノカルボン酸、具体的にはGLDA及び/又はその塩を吸湿性材料として含む。好ましい実施形態では、本パックは、漂白剤及び酵素を含む第2の組成物を含み、第2の組成物は好ましくは固体形態である。
組成物のいずれにおいても、本発明のパック内で以下の活性物質を使用することができる。
漂白剤系
無機及び有機漂白剤は、本明細書に用いるのに好適である。無機漂白剤としては、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過硫酸塩、及び過ケイ酸塩等の過水和物塩が挙げられる。無機過水和物塩は、通常、アルカリ金属塩である。無機過水和物塩は、追加的保護なしで、結晶性固体として含まれてよい。あるいは、塩は、コーティングされてもよい。
アルカリ金属過炭酸塩、特に過炭酸ナトリウムは、本明細書に用いるのに好ましい漂白剤である。過炭酸塩は、製品内安定性を提供するコーティングされた形態で製品に取り込まれることが最も好ましい。
ペルオキシ一過硫酸カリウムは、本明細書で有用な別の無機過水和物塩である。
典型的な有機漂白剤は、有機ペルオキシ酸、特にジペルオキシドデカン二酸、ジペルオキシテトラデカン二酸、及びジペルオキシヘキサデカン二酸である。モノ及びジペルアゼライン酸、モノ及びジペルブラシル酸も本明細書において好適である。ジアシル及びテトラアシルペルオキシド、例えば、ジベンゾイルペルオキシド及びジラウロイルペルオキシドは、本発明の文脈において使用され得る他の有機ペルオキシドである。
更なる典型的な有機漂白剤としてはペルオキシ酸が挙げられ、具体例はアルキルペルオキシ酸及びアリールペルオキシ酸である。好ましい代表例は、(a)過安息香酸及びその環置換誘導体、例えば、アルキル過安息香酸、しかしまたペルオキシ−α−ナフトエ酸及びモノペルフタル酸マグネシウム、(b)脂肪族又は置換脂肪族ペルオキシ酸、例えば、ペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、ε−フタルイミドペルオキシカプロン酸[フタロイミノペルオキシヘキサン酸(PAP)]、o−カルボキシベンズアミドペルオキシカプロン酸、N−ノネニルアミドペルアジピン酸及びN−ノネニルアミド過コハク酸、並びに(c)脂肪族及び芳香脂肪族ペルオキシジカルボン酸、例えば、1,12−ジペルオキシカルボン酸、1,9−ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキシセバシン酸、ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシフタル酸、2−デシルジペルオキシブタン−1,4−二酸、N,N−テレフタロイルジ(6−アミノペルカプロン酸)である。
好ましくは、本発明の組成物内の漂白剤のレベルは、組成物の重量の約1〜約20%、より好ましくは約2〜約15%、更により好ましくは約3〜約12%、特に約4〜約10%である。好ましくは、第2の組成物は漂白剤を含む。
漂白活性化剤
漂白活性化剤は、典型的に、60℃以下の温度における洗浄過程において漂白作用を増強する有機過酸前駆体である。本明細書に用いるのに好適な漂白活性化剤としては、ペルヒドロ化分解(perhydrolysis)条件下で、好ましくは1〜12個の炭素原子、具体的には2〜10個の炭素原子を有する脂肪族ペルオキシカルボン酸、及び/又は任意に置換された過安息香酸をもたらす化合物が挙げられる。好適な物質は、指定された炭素原子数のO−アシル及び/若しくはN−アシル基、並びに/又は任意に置換されたベンゾイル基を有する。ポリアシル化アルキレンジアミン、具体的にはテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、具体的には1,5−ジアセチル−2,4−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル、具体的にはテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N−アシルイミド、具体的にはN−ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、具体的にはn−ノナノイル−又はイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n−又はイソ−NOBS)、デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)、無水カルボン酸、具体的には無水フタル酸、アシル化多価アルコール、具体的にはトリアセチン、エチレングリコールジアセテート、及び2,5−ジアセトキシ−2,5−ジヒドロフラン、並びに同様にトリエチルアセチルシトレート(TEAC)が好ましい。漂白活性化剤は、本発明の組成物に含まれる場合、組成物全体の重量の約0.01〜約10%、好ましくは約0.1〜約5%、より好ましくは約1〜約4%のレベルである。本組成物が漂白活性化剤を含む場合、漂白活性化剤は優先的に第2の組成物内に配置される。
漂白触媒
本明細書における組成物は、漂白触媒、好ましくは漂白触媒を含有する金属を好ましくは含有する。より好ましくは、漂白触媒を含有する金属は、漂白触媒、特にマンガン又はコバルトを含有する漂白触媒を含有する遷移金属である。
本明細書で使用するのに好ましい漂白触媒としては、マンガントリアザシクロノナン及び関連する錯体(米国特許第4246612号、同第5227084号);Co、Cu、Mn、及びFeビスピリジルアミン、及び関連する錯体(米国特許第5114611号);並びにペンタミンアセテートコバルト(III)及び関連する錯体(米国特許第4810410号)が挙げられる。本明細書で用いるのに好適な漂白触媒の十分な説明は、国際公開第99/06521号の34ページ26行目〜40ページ16行目に見出すことができる。
マンガン漂白触媒は本発明の組成物に用いるのに好ましい。ここで用いるのに特に好ましい触媒は、以下の一般式を有する二核マンガン錯体であり、
Figure 2016505681
式中、Mnは個々にIII又はIV酸化状態であり得るマンガンであり、各xはH2O、O22−、O2−、OH−、HO2−、SH−、S2−、>SO、Cl−、N3−、SCN−、RCOO−、NH2−、及びNR3からなる群から選択される配位又は架橋種を表し、RはH、アルキル、又はアリールであり(任意に置換される)、Lはその窒素原子の全て又はいくつかを介してマンガン中心に配位する複数の窒素原子を含有する有機分子であるリガンドであり、zは錯体の電荷を意味し、かつ正又は負であり得る整数であり、Yは錯体のzの電荷に依存する電荷中立性を引き起こす一価又は多価の対イオンであり、q=z/[電荷Y]である。
好ましいマンガン錯体は、式中、xがCH3COO-若しくはO2又はこれらの混合物のいずれかであり、最も好ましくは、式中、マンガンがIV酸化状態であり、xがO2-であるものである。好ましいリガンドは、3個の窒素原子を介してマンガン中心のうちの1つに配位し、好ましくは大環状性質であるものである。特に好ましいリガンドは、
(1)1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン、(Me−TACN)、及び
(2)1,2,4,7−テトラメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン、(Me−Me TACN)である。
製品特性及び安全性の理由でいくつかの対イオンが他よりも好ましいが、電荷中立性のための対イオンYのタイプは錯体の活性に対して重大ではなく、例えば、以下の対イオンのいずれかから選択され得る:クロライド、硫酸、硝酸、メチル硫酸、例えば、長鎖アルキル硫酸、アルキルスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、トシレート、トリフルオロメチルスルホネート、過塩素酸塩(ClO4 -)、BPh4 -、及びPF6 -’などの界面活性剤アニオン。
結果的に、本発明において使用可能な好ましいマンガン錯体は、
Figure 2016505681
であり、これらは下文で以下のようにも省略され得る:
Figure 2016505681
Iの構造を以下に示す:
Figure 2016505681
Figure 2016505681
と省略される。
IIの構造を以下に示す:
Figure 2016505681
Figure 2016505681
と省略される。
なお、マンガン錯体はまた、通常有効な漂白剤及び酸化触媒として欧州特許公開公報EP−A−0458397号及び欧州特許公開公報EP−A−0458398号に開示されている。本発明の更なる説明では、それらも単に「触媒」と称される。
漂白触媒は、組成物全体の重量の約0.001〜約10%、好ましくは約0.05〜約2%の好ましいレベルで本発明の組成物内に含まれる。
界面活性剤
本明細書に用いるのに好適な界面活性剤としては非イオン性界面活性剤が挙げられ、好ましくは本組成物はいかなる他の界面活性剤も含まない。従来、非イオン性界面活性剤は、自動食器洗浄において表面改質目的、特に被膜及び斑点形成防止、並びに光沢改善のためのシーティングを目的として、使用されてきた。非イオン性界面活性剤はまた、汚れの再付着の防止にも貢献することが判明している。
好ましくは、本発明の組成物は、非イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤系を含み、より好ましくは、非イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤系は、蒸留水中で1%濃度の時に、40〜70℃、好ましくは45〜65℃で測定されるような転相温度を有する。「非イオン性界面活性剤系」とは、本明細書では、2つ以上の非イオン性界面活性剤の混合物を意味する。本明細書に使用するのに好ましいのは、非イオン性界面活性システムである。これらは、単一の非イオン性界面活性剤よりも、製品中で洗浄及び仕上がり特性の改善並びに良好な安定性を有すると考えられる。
転相温度は、界面活性剤又はその混合物が、その温度より下のときに油を含んだミセルとして優先的に水相内で小区分を形成し、その温度より上のときに水を含んだ逆転ミセルとして油相内で優先的に小区分を形成する温度である。転相温度は、曇りが生じる温度を識別することにより、視覚的に測定することができる。
非イオン性界面活性剤又は界面活性システムの転相温度は、次のようにして測定することができる:対応する界面活性剤又は混合物1重量%を含む、蒸留水中水溶液を調製する。転相温度分析の前に、この溶液を静かに攪拌し、このプロセスが確実に化学的平衡状態で起こるようにする。転相温度は、75mm密封試験管に入れたこの溶液を、温度安定な水浴に浸漬して、測定する。漏れがないことを確認するため、試験管は、転相温度測定の前後で計量を行う。温度があらかじめ予測した転相温度の数度下に達するまで、毎分1℃未満の速度で温度を徐々に上げる。視覚的に濁りが最初に見られたときの、転相温度を測定する。
好適な非イオン性活性剤には、次のものが挙げられる:i)エトキシル化非イオン性界面活性剤(炭素原子6〜20個のモノヒドロキシアルカノール又はアルキルフェノールと、アルコール又はアルキルフェノール1モル当たり好ましくは12モル以上、特に好ましくは16モル以上、更により好ましくは20モル以上のエチレンオキシドとの反応により調製される)、ii)炭素原子6〜20個と、少なくとも1つのエトキシ基及びプロポキシ基を有する、アルコールアルコキシル化界面活性剤。本明細書で使用するのに好ましいのは、界面活性剤i)及びii)の混合物である。
別の好適な非イオン性界面活性剤は、次の式で表わされる、エポキシで末端保護されたポリ(オキシアルキル)アルコール類である:
R1O[CH2CH(CH3)O]×[CH2CH2O]y[CH2CH(OH)R2](I)
式中、R1は、4〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖脂肪族炭化水素基であり、R2は、2〜26個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖脂肪族炭化水素基であり、xは0.5〜1.5、より好ましくは約1の平均値を有する整数であり、yは少なくとも15、より好ましくは少なくとも20の値を有する整数である。
好ましくは、式Iの界面活性剤は、末端エポキシド単位[CH2CH(OH)R2]中に少なくとも10個の炭素原子を有する。本発明によると、好適な式Iの界面活性剤は、例えば、国際公開第94/22800号(Olin Corporationにより1994年10月13日に発行)に記載されているように、Olin CorporationのPOLY−TERGENT(登録商標)SLF−18B非イオン性界面活性剤である。
アミンオキシド界面活性剤は、本発明の組成物に用いるのに有用である。C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド及びC10〜18アシルアミドアルキルジメチルアミンオキシドが好ましい。
界面活性剤は、組成物全体の0〜15重量%、好ましくは0.1重量%〜10重量%、最も好ましくは0.25重量〜8重量%の量で存在し得る。
酵素
本明細書における酵素変異体について説明する際には、参照しやすくするために、元のアミノ酸(単数又は複数):位置(単数又は複数):置換済みアミノ酸(単数又は複数)という命名法を用いる。アミノ酸については標準酵素IUPACの1文字表記が使用される。
プロテアーゼ
好適なプロテアーゼとしては、例えば、サブチリシン(EC 3.4.21.62)並びにこれらの化学的又は遺伝学的に改変された突然変異体などの中性又はアルカリ微生物のセリンプロテアーゼを含む、メタロプロテアーゼ及びセリンプロテアーゼが挙げられる。好適なプロテアーゼとしては、例えば、バチルスレンタス、B.アルカロフィラス、枯草菌、B.アミロリケファシエンス、バチルスプミルス、及びバチルスギブソニーなどのバチルス由来のものを含む、サブチリシン(EC 3.4.21.62)が挙げられる。
本発明の洗剤に特に好ましいプロテアーゼは、バチルスレンタス由来の野生型酵素と少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも98%、更により好ましくは少なくとも99%、特に100%の同一性を示し、国際公開第00/37627号(これは参照により本明細書に組み込まれる)に例示されるように、BPN’番号付与システム及びアミノ酸略称を使用する以下の位置のうちの1つ以上、好ましくは2つ以上、より好ましくは3つ以上の中に突然変異を含む、ポリペプチドである:V68A、N87S、S99D、S99SD、S99A、S101G、S101M、S103A、V104N/I、G118V、G118R、S128L、P129Q、S130A、Y167A、R170S、A194P、V205I、及び/又はM222S。
最も好ましくは、プロテアーゼは、PB92野生型(国際公開第08/010925号の配列番号2)又はサブチリシン309野生型(N87Sの天然変異を含むことを除きPB92主鎖と同じ配列)のいずれかと対比される下記の変異(BPN’番号付与システム)を含む群から選択される:
Figure 2016505681
好適な市販のプロテアーゼ酵素としては、Novozymes A/S(Denmark)より商標名Savinase(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Ovozyme(登録商標)、Everlase(登録商標)、及びEsperase(登録商標)として販売されているものと、Genencor Internationalより商標名Properase(登録商標)、Purafect(登録商標)、Purafect Prime(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Excellase(登録商標)、Ultimase(登録商標)、及びPurafect OXP(登録商標)として販売されているものと、Solvay Enzymesより商標名Opticlean(登録商標)及びOptimase(登録商標)として販売されているものと、Henkel/Kemiraから入手可能なもの、即ちBLAPと、が挙げられる。
本発明の製品におけるプロテアーゼの好ましい濃度は、製品1グラム当たり、約0.1〜約10mg、より好ましくは約0.5〜約5mg、及び特に約1〜約4mgの活性プロテアーゼを含む。
アミラーゼ
本明細書での使用に好ましい酵素としては、バクテリア又は真菌由来のものなどのα−アミラーゼが挙げられる。化学的に又は遺伝的に改変された突然変異体(変異体(variants))が含まれる。好ましいアルカリ性α−アミラーゼはバチルスの菌種から、例えば、バチルス・リケニフォルミス、バチルス・アミロリケファシエンス、バチルス・ステアロサーモフィルス、バチルス・サブチルス、又は他のバチラス種、例えば、バチルス種NCIB 12289、NCIB 12512、NCIB 12513、DSM 9375(米国特許第7,153,818号)、DSM 12368、DSMZ no.12649、KSM AP1378(国際公開第97/00324号)、KSM K36又はKSM K38(欧州特許第1,022,334号)に由来する。好ましいアミラーゼには次のものが挙げられる。
(a)米国特許第5,856,164号並びに国際公開第99/23211号、同第96/23873号、同第00/60060号、及び同第06/002643号に記載される変異体、特に国際公開第06/002643号に配列番号12として記載されるAA560酵素に対して、以下の位置:
9、26、30、33、82、37、106、118、128、133、149、150、160、178、182、186、193、195、202、214、231、256、257、258、269、270、272、283、295、296、298、299、303、304、305、311、314、315、318、319、320、323、339、345、361、378、383、419、421、437、441、444、445、446、447、450、458、461、471、482、484に1つ以上の置換を有し、好ましくはD183*及びG184*の欠失も含む変異体、
(b)バチルスsp.707(米国特許第6,093,562号の配列番号7)由来の野生型酵素と少なくとも95%の同一性を示す変異体、特にM202、M208、S255、R172、及び/又はM261の突然変異のうちの1つ以上を含むもの。好ましくは、該アミラーゼはM202L又はM202T突然変異のうちの1つを含む。
好適な市販のα−アミラーゼとしては、DURAMYL(登録商標)、LIQUEZYME(登録商標)、TERMAMYL(登録商標)、TERMAMYL ULTRA(登録商標)、NATALASE(登録商標)、SUPRAMYL(登録商標)、STAINZYME(登録商標)、STAINZYME PLUS(登録商標)、POWERSE(登録商標)、FUNGAMYL(登録商標)及びBAN(登録商標)(Novozymes A/S(Bagsvaerd,Denmark))、KEMZYM(登録商標)AT9000 Biozym Biotech Trading GmbH(Wehlistrasse 27b A−1200 Wien Austria)、RAPIDASE(登録商標)、PURASTAR(登録商標)、ENZYSIZE(登録商標)、OPTISIZE HT PLUS(登録商標)、及びPRASTAR OXAM(登録商標)(Genencor International Inc.(Palo Alto,California))、並びにKAM(登録商標)(Kao(14−10 Nihonbashi Kayabacho,1−chome,Chuo−ku Tokyo 103−8210,Japan))が挙げられる。本発明に用いるのに特に好ましいアミラーゼは、NATALASE(登録商標)、STAINZYME(登録商標)、STAINZYME PLUS(登録商標)、POWERASE、及びこれらの混合物が挙げられる。
追加酵素
本発明の製品で用いるのに好適な追加酵素は、ヘミセルラーゼ、セルラーゼ、セロビオースデヒドロゲナーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、アミラーゼ、及びこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の酵素を含むことができる。
セルラーゼ
本発明の製品は、プロテアーゼ及び/又はアミラーゼに加えて他の酵素を含む。セルラーゼ酵素、特に、エンド−ベータ−1,4−グルカナーゼ活性を示す微生物由来のエンドグルカナーゼは、好ましい追加酵素である(E.C.3.2.1.4)。本明細書に用いるのに好ましい市販のセルラーゼは、Celluzyme(登録商標)、Celluclean(登録商標)、Whitezyme(登録商標)(Novozymes A/S)、並びにPuradax HA(登録商標)、及びPuradax(登録商標)(Genencor International)である。
好ましくは、本発明の製品は、組成物1グラム当たり少なくとも0.01mgの活性アミラーゼを含み、好ましくは組成物1グラム当たり約0.05〜約10、より好ましくは約0.1〜約6、特に好ましくは約0.2〜4mgの活性アミラーゼを含む。
好ましくは、本発明の製品のプロテアーゼ及び/又はアミラーゼは、粒子の形態であり、この粒子は粒子の29重量%未満の風化性物質を含むか、又は風化性物質と活性酵素(プロテアーゼ及び/又はアミラーゼ)は、4:1未満の重量比である。
金属処理剤
金属処理剤は、金属(アルミニウム、ステンレス鋼、及び非鉄金属(銀及び銅など)を含む)の錆、腐食、又は酸化を防止又は低減し得る。好ましくは、本発明の組成物は、組成物の0.1〜5重量%、より好ましくは0.2〜4重量%、特に0.3〜3重量%の金属処理剤を含み、好ましくは金属処理剤は亜鉛塩である。
多区画のパック
多区画のパックは、複数の区画を形成する複数の水溶性包装材料によって形成される。包装材料は、異なる成分の制御放出を可能にするように同一又は異なる溶解度プロファイルを有し得る。好ましくは、包装材料は水溶性ポリビニルアルコールフィルムである。
好ましいパックは、重ねておかれる区画を備える。この配置は、パックの小型化、丈夫さ及び強度に貢献し、更にこの配置は、必要とされる水溶性材料の量を最小化する。パックの丈夫さはまた、パックの物理的健全性を損なうことなく、非常に薄いフィルムの使用を可能にする。パックはまた、区画を折り畳む必要なく固定形状の機械分配器内で使用できることから、非常に使いやすい。前述の通り、重ねておかれる構成は洗浄組成物の化学的安定性に貢献し、第1の組成物は第2の組成物及び包装材料を水分から保護するのに役立つ。
好ましくは、第2の区画は固体組成物を、より好ましくは粉末形態で含有する。第2及び第1の組成物は、好ましくは約5:1〜約1:5、より好ましくは約3:1〜約1:2、更により好ましくは約2:1〜約1:1の重量比である。この種類のパックは、パックが広範囲の固体:液体の比の値を有する組成物を収容できることから非常に多目的である。
ディスペンサーの、特に自動食洗機内の取付けの理由のため、本明細書におけるパックは、正方形又は長四角形の基部及び約1〜約5cm、より好ましくは約1〜約4cmの高さを有する。好ましくは、固体組成物の重量は約5〜約20グラム、より好ましくは約10〜約18グラムであり、液体組成物の重量は約0.5〜約10グラム、より好ましくは約1〜約5グラムである。
異なる区画を形成する包装材料は、同一条件下で異なる溶解度を有し、それらが部分的又は完全に包装する組成物の内容物を異なる時間に放出することができる。
多区画のパウチの成分の制御放出は、包装材料の厚さ及び/又は溶解度を変更することによって達成され得る。包装材料の溶解は、国際公開第02/102,955号の17及び18ページに記載されるように、例えば、フィルムを架橋することにより遅らせることができる。他の包装材料、具体的にはすすぎ剤放出のために設計された水溶性フィルムは、米国特許第4,765,916号及び同第4,972,017号に記載されている。フィルムのワックス性被覆層(国際公開第95/29982号を参照のこと)は、すすぎ剤放出を補助し得る。pHにより制御される放出手段、とりわけ選択される程度のアセチル化を有するアミノ−アセチル化多糖は、国際公開第04/111178号に記載されている。
異なる溶解度を有するフィルムで作製される異なる区画を有する多区画のパックによる遅延放出を得る他の手段は、国際公開第02/08380号に教示されている。
自動食器洗浄の洗浄組成物を含む多区画の水溶性パックを作製した。本パックは、液体組成物を含有する第1の区画と、固体組成物を含有する第2の区画とを備える。固体組成物は、他の洗剤成分の中でもとりわけ漂白剤及び酵素を含む。第1の区画(使用した液体の比重量は以下の表に見出すことができる)を、第2の区画(11.54g)上に重ねておく。使用した包装材料はMonosolにより供給されるポリビニルアルコール水溶性フィルム、M8630であった。
15のパウチを収容する閉じたジッパー状のロック袋(外側PET/内側PE積層板)を準備し、4週間32℃及び大気圧で80%の相対湿度で貯蔵した。水分は漂白剤と相互作用し、それが今度は酵素を酸化させ、新鮮に作製されたパックに対する残っている量を減少させる。漂白剤の分解は、保持される酵素の低下に貢献する。本明細書において、酵素保持を使用してパウチの化学的安定性を評価する。
N−スクシニル−ALA−ALA−PRO−PHEp−ニトロアニリド(PNA)を基材として使用する活動を通じ、プロテアーゼ保持を測定する。この化学のメカニズムは以下の通りである:洗剤/プロテアーゼの溶液を、溶液中のPNA基材に導入する。この酵素は、アミノ酸の間の結合、そして最も重要なことに、p−ニトロアニリンを遊離させるフェニルアラニンとp−ニトロアニリド基との間のアミド結合を開裂し、それ故に黄色を生じさせる。色の強度(405nm)は、溶液中の酵素の量に比例する。
Infinityアミラーゼキットを使用する活動を通じ、アミラーゼ保持を測定する。Infinityのアミラーゼ量子化の方法は、エチリデン基でブロックした末端グルコース単位を含有する基材としての変性p−ニトロフェニルマルトヘプタシドの使用を利用する。この末端ブロッキングは、初期内部結合がα−アミラーゼ、続いてグルコアミラーゼによって開裂され得るまで、α−グルコシダーゼによる開裂を阻害する。α−グルコシダーゼによるp−ニトロフェノール(pNP)の放出によって促進される毎分の吸収度の上昇(405nm)は、マトリックス内のα−アミラーゼ活性に正比例する。
全ての試験したパウチを、液体の組成のみを変えて同一の粉末で作製した。液体が包装材料を弱め、パックが試験の全持続時間の間持ちこたえられないため、同一量の水を有するが吸湿性材料を有さない液体組成物を含有するパックを用いる比較試験を行うことができなかった。
製品の組成
Figure 2016505681
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新鮮に作製された液体組成物を、室温(20+/−1C)でRotronic Hygrolab水分計器内(奥行き14mmのプラスチック試料ライナ内)に、完全均衡が達成されるまで配置することによって、各液体のeRHを測定した。
高い量の水が存在していても、より低いeRH値で酵素安定性は明らかに改善する。
Figure 2016505681
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組成物1及び3の4週間の貯蔵試験の間、包装材料の機械的特性は実質的に影響を受けていない。
実施例で使用される略語
実施例において、省略される構成要素識別子は以下の意味を有する:
Figure 2016505681
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (15)

  1. 洗浄組成物及び包装材料を含む多区画の水溶性パックであって、前記パックが、
    i)吸湿性材料と、
    ii)約15%を上回る水と、を含む液体形態の第1の組成物を含有する、第1の区画を備え、
    前記第1の組成物が、20℃で約65%未満の平衡相対湿度を有する、パック。
  2. 水分感受性成分を含む第2の組成物を含有する第2の区画を更に備える、請求項1に記載のパック。
  3. 前記水分感受性成分が、漂白剤、酵素、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項2に記載のパック。
  4. 前記第2の組成物が固体形態である、請求項2又は3のいずれか一項に記載にパック。
  5. 前記第1及び前記第2の区画が重ねておかれる構成にある、請求項2〜4のいずれか一項に記載のパック。
  6. 前記吸湿性材料が潮解性である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のパック。
  7. 前記吸湿性材料が有機材料、好ましくは分散剤である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のパック。
  8. 前記分散剤が、アミノカルボン酸の塩、好ましくはグルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)塩、メチル−グリシン−二酢酸(MGDA)塩、及びこれらの混合物からなる群から選択されるアミノカルボン酸の塩である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のパック。
  9. 前記第1の組成物が約5〜約60重量%の前記吸湿性材料を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のパック。
  10. 前記組成物がリン酸塩を含まない、請求項1〜9のいずれか一項に記載のパック。
  11. 前記第1の組成物が少なくとも約15モル/lのイオン強度を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載のパック。
  12. 前記第1の組成物がニュートン液体である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のパック。
  13. 前記包装材料がポリビニルアルコールを含み、好ましくは前記包装材料がポリビニルアルコールフィルムである、請求項1〜12のいずれか一項に記載のパック。
  14. 前記洗浄組成物が自動食器洗浄洗剤である、請求項1〜13のいずれか一項に記載のパック。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載のパックを作製するためのプロセスであって、
    a)第1の開放性区画を作製する工程と、
    b)前記開放性区画を、その中で可溶化される吸湿性材料を含む液体形態の第1の組成物で満たす工程と、
    c)前記開放性区画を閉じる工程と、を含む、プロセス。
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