JP2012505148A - 分子篩ssz−82組成物およびその合成 - Google Patents

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Abstract

本発明はSSZ−82と命名された新規分子篩、構造指定剤として1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサンジカチオンを使用するSSZ−82の製造方法およびSSZ−82の使用に関する。

Description

(発明の分野)
本発明は新規結晶分子篩SSZ−82、構造指定剤(structure directing agent)(SDA)として1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサンジカチオンを用いるSSZ−82の製造方法およびSSZ−82の使用に関する。
(発明の背景)
それらの特異な篩特性、ならびにそれらの触媒的性質によって結晶分子篩およびゼオライト類は炭化水素変換、気体乾燥および分離などの用途で特に有用である。かなりの相違する結晶分子篩が開示されているが、気体分離および乾燥、炭化水素および化学物質変換、ならびにその他の用途にとって望ましい性質を有する新しい分子篩に対する必要性が継続している。新しい分子篩は新規な内部孔構造を有することができ、これによりこれらの処理における増大された選択性が提供される。
(発明の要旨)
本発明は、本明細書において「分子篩SSZ−82」または単純に「SSZ−82」と称されている特異な性質を有する一連の結晶分子篩に関する。
本発明に従い、(1)第一の四価元素の酸化物が(2)任意の三価元素、五価元素、第一の四価元素とは相違する四価元素またはその混合物の酸化物に対し約20より大きいモル比を有し、および焼成後、表6に示されるX−線回折ラインを有する分子篩が提供される。「約20より大きいモル比」の用語は酸化物(2)が存在しない場合、すなわち酸化物(2)に対する酸化物(1)のモル比が無限である場合を包含するものと理解すべきである。この場合、分子篩は基本的に全部が第一の四価元素の酸化物から構成されている。
本発明はまた、結晶物質の製造方法を包含し、この方法は(1)第一の四価元素の酸化物の少なくとも1種の供給源;(2)三価元素、五価元素、第一の四価元素とは相違する四価元素およびその混合物の酸化物からなる群から選択される酸化物の1種または2種以上の供給源;(3)ヒドロオキシドイオン;および(4)1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサンジカチオンを結晶化条件下に接触させることによる方法である。
本発明はまた、焼成後に表6に示されるX−線回折ラインを有する結晶物質の製造方法を包含し、この方法は、
(a)(1)第一の四価元素の酸化物の少なくとも1種の供給源;(2)三価元素、五価元素、第一の四価元素とは相違する四価元素およびその混合物の酸化物からなる群から選択される酸化物の1種または2種以上の供給源;(3)周期律表第1族および第2族から選択される元素の少なくとも1種の活性供給源;(4)ヒドロオキシドイオン;(5)1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサンジカチオン;および(6)水を含有する反応混合物を調製し;次いで
(b)この反応混合物をゼオライトの結晶生成に充分な条件下に維持する;
ことによる方法である。
生成されたゼオライトが中間ゼオライトである場合、本発明の方法は目標ゼオライトを得るための追加の結晶化後処理を包含する(例えば、合成後ヘテロ原子格子置換または酸浸出による)。
本発明はまた、合成されたままの状態および無水状態においてモル比として下記組成を有するSSZ−82を提供する:
Figure 2012505148

表中、
(1)Yは周期律表第4族〜第14族からの四価元素およびその混合物からなる群から選択される;
(2)Wは周期律表第3族〜第13族からの三価元素、五価元素および四価元素およびその混合物からなる群から選択される;
(3)化学量論的数値cは1または2であり、およびcが1である場合、dは2であり(すなわち、Wは四価である)またはcが2である場合、dは3または5である(すなわち、dが3である場合、Wは三価であり、またはdが5である場合、Wは五価である);
(4)Mは周期律表第1族および第2族からの元素からなる群から選択される;
および
(5)Qは1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサンジカチオンからなる群から選択されるSDAである。
(図面の簡単な説明)
図1は例2で製造されたゼオライトの走査電子顕微鏡(SEM)分析の結果を示す。 図2はまた、例2で製造されたゼオライトのSEM分析の結果を示す。 図3は例2で製造されたゼオライトの粉末XRD分析の結果を示す。 図4は例3で製造されたゼオライト粉末XRD分析の結果を示す。
(発明の詳細な説明)
序文
「活性供給源」の用語は、反応することができ、ゼオライト構造中に配合することができる形態で元素を供給することができる反応剤または先駆物質を意味する。「供給源」および「活性供給源」の用語は、本明細書において互換的に使用されている。
「周期律表」の用語は、2007年6月22日付けの元素のIUPAC周期律表(IUPAC Periodic Table of the Elements)の改訂版を表し、周期律表の族番号の番号付与スキームはChemical and Engineering News、63(5)、27(1985)の記載に従う。
「ゼオライト」の用語は、(a)中間体および(b)(1)直接合成または(2)結晶化後処理(二次合成)により製造された最終または目標ゼオライト類を包含する。二次合成技術はヘテロ原子格子置換またはその他の技術による中間ゼオライトからの目標ゼオライトの合成を可能にする。一例として、アルミノシリケートは中間体ボロシリケートからBのAlへの結晶化後ヘテロ原子格子置換により合成することができる。このような技術は公知であり、例えば2004年9月14日付けて発行されたC.Y.ChenおよびStacey Zonesに対する米国特許第6,790,433号に記載されている。
許可されている場合、本出願書で引用されている全部の刊行物、特許および特許出願書は、その記載が本発明と矛盾しない程度までそれらの全体をここに組入れる。
別段の記載がないかぎり、その中から各成分またはこれらの成分の混合物を選択することができる元素、物質または種類の記述は挙げられている成分およびその混合物の可能な付属種の組合せの全部を包含するものとする。また、「包含」またはその変形態は制限を意味するものではない、すなわち挙げられている用語の詳細が本発明の物質、組成物および方法においてまた、有用であることができるという別の同様の用語を除外するものではない。
本発明は、本明細書において「分子篩SSZ−82」または単純に「SSZ−82」と称されている分子篩に関する。
SSZ−82の製造において、1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサンジカチオンを、結晶鋳型(template)としても知られている構造指定剤(SDA)として使用する。SSZ−82の製造に有用なSDAは下記構造式(1)で表される:
Figure 2012505148
SDAジカチオンはアニオン(X)を付随し、このアニオンはSSZ−82の形成に有害でない全部のアニオンであることができる。代表的アニオンは周期律表の第18族からの元素(例えば、フルオライド、クロライド、ブロマイドおよびヨウダイド)、ヒドロキシド、アセテート、スルフェート、テトラフルオロボレート、カルボキシレートなどを包含する。
本発明の1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサンジカチオンSDA(本明細書において構造式(1)で表されている)はジハライドアルカン(たとえば、1,6−ジブロモブタン)とN−シクロヘキシルピロリジンとの反応によって合成することができる。一態様において、N−シクロヘキシルピロリジンは1−ピロリジノ−1−シクロへキセンの水素添加によって合成される。1−ピロリジノ−1−シクロへキセンの水素添加方法は2003年4月8日付けで発行されたSaleh Elomariに対する米国特許第6,544,495号の例7に教示されている。
反応混合物
一般に、SSZ−82は:
(a)(1)第一の四価元素の酸化物の少なくとも1種の供給源;(2)三価元素、五価元素、第一の四価元素とは相違する第二の四価原子およびその混合物の酸化物からなる群から選択される1種または2種以上の酸化物の供給源;(3)周期律表の第1族および第2族から選択される元素の少なくとも1種の活性供給源;(4)ヒドロオキシドイオン;(5)1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサンジカチオン;および(6)水を含有する反応混合物を調製し;次いで
(b)この反応混合物をゼオライトの結晶生成に充分な条件下に維持する;
ことによって製造する。
生成されたゼオライトが中間ゼオライトである場合、本発明の方法は合成後技法、例えばヘテロ原子格子置換技法および酸浸出により目標ゼオライトを合成する追加の工程を包含する。
ゼオライトが生成される反応混合物の組成はモル比単位で下記表1で確認される:
Figure 2012505148
表中、
(a)構成要素Y、W、QおよびMは前記記載のとおりである;および
(b)aは1または2であり、およびaが1である場合、bは2であり(すなわち、Wは三価である)、またはaが2である場合、bは3または5である(すなわち、bが3である場合、Wは三価であり、またはbが5である場合、Wは五価である)。
付随的な態様において、SSZ−82を生成する反応混合物の組成はモル比単位で下記表2で確認される:
Figure 2012505148
前記したように、本明細書の各態様において、Yは周期律表第4族〜第14族からの元素からなる群から選択される。付属態様の一つにおいて、Yはゲルマニウム(Ge)、ケイ素(Si)およびその混合物からなる群から選択される。もう一つの態様において、YはSiである。構成成分Yおよび第二の四価元素(構成成分Wで表されている)を選択するための元素供給源は、YおよびWについて選択される元素(1種または2種以上)の酸化物、水酸化物、酢酸塩、シュウ酸塩、アンモニウム塩および硫酸塩を包含する。付属態様の一つにおいて、構成成分YおよびWについて選択される元素(1種または2種以上)の各活性供給源(1種または2種以上)は酸化物である。YがSiである場合、本発明で有用なSi供給源はヒュームドシリカ、沈降シリカ、シリカヒドロゲル、ケイ酸、コロイド状シリカ、テトラアルキルオルトシリケート(例えば、テトラエチルオルトシリケート)および水酸化シリカを包含する。本発明で有用なGe供給源はゲルマニウムオキサイドおよびゲルマニウムエトキシドを包含する。
本明細書に記載の各態様において、Wは周期律表第3族〜第13族からの元素からなる群から選択される。付属態様の一つにおいて、Wはガリウム(Ga)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、ホウ素(B)、チタニウム(Ti)、インジウム(In)およびその混合物からなる群から選択される。もう一つの態様において、WはAl、B、Fe、Gaおよびその混合物からなる群から選択される。もう一つの付属態様において、WはAlである。もう一つの付属態様において、WはBである。構成成分Wについて選択される元素の供給源は酸化物、水酸化物、酢酸塩、シュウ酸塩、アンモニウム塩および硫酸塩を包含する。アルミニウム酸化物の代表的供給源はアルミネート類、アルミナおよびAlCl、Al(SO、水酸化アルミニウム(Al(OH))、カオリンクレイ類およびその他のゼオライト類などのアルミニウム化合物を包含する。アルミニウム酸化物の供給源の例にはLZ−210ゼオライト(Yゼオライト種)がある。ゲルマニウム、ホウ素、ガリウム、チタニウムおよび鉄はアルミニウムおよびケイ素に対応する形態で添加することができる。
前記したように、本明細書に記載の各態様において、反応混合物は周期律表第1族および第2族から選択される元素(本明細書においてMで表されている)の少なくとも1種の活性供給源を用いて形成する。付属態様の一つにおいて、反応混合物は周期律表第1族から選択される元素の活性供給源を用いて形成する。もう一つの付属態様において、反応混合物はナトリウム(Na)の活性供給源を用いて形成する。結晶化プロセスに有害ではない全てのM−含有化合物は適している。このような第1族および第2族供給源は、その酸化物、水酸化物、硝酸塩、硫酸塩、ハロゲン化物、シュウ酸塩、クエン酸塩および酢酸塩を包含する。
本明細書に記載の各態様において、ゼオライト反応混合物は1種より多い供給源によって供給することができる。また、2種または3種以上の反応成分を1種の供給源により提供することもできる。一例として、Corma等に対し1999年10月26日付けで発行された米国特許第5,972,204号に教示されているように、ボロシリケートゼオライトはホウ素含有ベータゼオライトを使用し、本発明の方法によって合成することができる。
反応混合物はバッチ方式で、または連続的に製造することができる。本明細書に記載の結晶ゼオライトの結晶サイズ、形態および結晶化時間は反応混合物および結晶化条件の状態によって変えることができる。
結晶化および合成後処理
実施に際し、ゼオライトは:
(a)上記記載のとおりの反応混合物を調製し;次いで
(b)この反応混合物をゼオライトの結晶生成に充分な結晶化条件下に維持する;
ことによって製造する。
反応混合物はゼオライトの結晶が形成されるまで高められた温度に保持する。この熱水結晶化は通常、加圧下に行い、また通常、反応混合物が125℃〜200℃の温度において自発圧力に付されるようにオートクレーブ中で行なう。
結晶化工程中、反応混合物は穏やかな攪拌またはアジテーションに付すことができる。本明細書に記載のゼオライト類が無定形物質などの夾雑物質、ゼオライトと同一空間を占めない骨格形態を有する単位格子および/またはその他の夾雑物質(例えば、有機炭化水素類)を含有することは当業者に理解されることである。
熱水結晶化期間中、ゼオライト結晶は反応混合物から自発的に核生成することができる。播種物質(seeding material)としてゼオライト結晶を使用すると、結晶化の完了に必要な時間が短縮される利点を得ることができる。さらに、播種は全部の望ましくない相にわたるゼオライトの核生成および/または生成を促進することによって生成物の純度の増加を導くことができる。播種物質として使用する場合、播種結晶は反応混合物中に使用される構成成分Yの供給源の1重量%〜10重量%の量で添加する。
ゼオライトの結晶が生成されたならば、この固形生成物は濾過などの標準の機械的分離技術によって反応混合物から分離する。結晶は水洗し、次いで乾燥させ、合成されたままのゼオライト結晶を得る。乾燥工程は大気圧または減圧下に行うことができる。
ゼオライトは合成されたままの状態で使用することができるが、代表的には、熱処理する(焼成)。「合成されたままの状態」(as−synthesized)の用語はSDAカチオンおよび/またはMの除去前であって、結晶化後の形態のゼオライトを表す。SDAは熱処理(例えば、焼成)によって、好ましくは酸化性雰囲気(例えば、空気、0kPaより大きい酸素分圧を有する気体)中でゼオライトからのSDAの除去に充分な当業者によって容易に決定される温度で除去することができる。SDAはまた、2005年11月1日付けでNavrotskyおよびParikhに対し発行された米国特許第6,960,327号に記載されているように光分解技術(例えば、SDA−含有ゼオライトをゼオライトからの有機化合物の選択的除去に充分な条件下に可視光線より短い波長を有する光または電磁照射線に曝す)によって除去することができる。
ゼオライトは次いで、約200℃〜約800℃の範囲の温度において1〜48時間の範囲またはそれ以上の時間の期間かけて水蒸気、空気または不活性気体中で焼成することができる。通常、イオン交換によってアルカリ金属カチオンを除去し(存在する場合)、水素、アンモニウムまたは全ての望ましい金属イオンで置き換えることが望ましい。
生成されたゼオライトが中間ゼオライトである場合、ヘテロ原子格子置換技法などの合成後技法を用い、目標ゼオライトを得ることができる。目標ゼオライト(例えば、シリケートSSZ−82)はまた、酸浸出などの公知技法により格子からヘテロ原子を除去することによって得ることもできる。
本発明の方法から製造されたゼオライトは広く種々の物理的形態に形成することができる。一般的に言えば、当該分子篩は2−メッシュ(タイラー(Tyler))スクリーンを通過し、400−メッュ(タイラー)スクリーン上に保持されるのに充分な粒子サイズを有する粉末、顆粒または成形物品、例えば押出し成形物品の形態であることができる。触媒を、例えば有機結合剤を用いる押出し成形によって成形する場合、ゼオライトは乾燥に先立ち押出し成形することができ、あるいは乾燥させ、または部分的に乾燥させ、次いで押出し成形することができる。
ゼオライトは有機変換法に用いられる温度およびその他の条件に対し耐性である別種の材料と組成物を形成することができる。このようなマトリックス材料は活性および不活性材料および合成または天然産生ゼオライト、ならびに無機物質、例えばクレイ、シリカおよび金属酸化物を包含する。このような物質および使用することができる手段の例は1990年5月20日付けでZones等に対し発行された米国特許第4,910,006号および1994年5月31日付けでNakagawaに対し発行された米国特許第5,316,753号に記載されている。
SSZ−82は種々の炭化水素変換反応、例えば水素添加分解、脱ロウ、オレフィン異性化、芳香族化合物のアルキル化などの触媒として有用である。SSZ−82はまた、気体分離器用の吸着剤として有用である。
ゼオライトの特徴確認
本発明により製造されたゼオライトは、合成されたままの状態で、および無水状態で表3に記載の組成を有する(モル比単位)。この表において、Y、W、QおよびMならびに化学量論上の数値cおよびdは前記記載のとおりである:
Figure 2012505148
本発明の方法により製造されたゼオライトは、二次合成処理を受けた後、表3に記載の組成を有する(モル比単位)。この表において、YO/Wモル比は20〜∞である。
付随的な態様の一つにおいて、本発明の方法により製造されたゼオライトは、合成されたままの状態で、および無水状態で表4に記載の組成を有する(モル比単位)。この表において、QおよびMは前記記載のとおりである:
Figure 2012505148
本発明の方法により合成されるゼオライトは、それらのX−線回折パターンによって特徴確認することができる。表5のX−線回折パターンラインは本発明に従い製造された合成されたままの状態のSSD−082を代表するものである。この回折パターンにおける僅かな変化は格子定数における変化による特定の試料の骨格のモル比の変化の結果であることができる。さらに、充分に小さい結晶は形状およびピーク強度に影響することがあり、有意のピーク拡大を導くことがある。回折パターンの僅かな変化はまた、製造に使用された有機化合物における変化および試料間のY/Wモル比における変化の結果であることができる。焼成はまた、X−線回折パターンにおける僅かな移動を生じさせることができる。これらの僅かな動揺にもかかわらず、基本的結晶格子構造は無変化のままである。
Figure 2012505148
表6のX−線回折パターンラインは本発明に従い製造された焼成SSZ−82の代表例である。
Figure 2012505148
本明細書に記載されている粉末X−線回折パターンは標準的技法により収集した。照射はCuK−α照射であった。ピーク高さおよび位置は2θ(θはブラッグ(Bragg)角である)の函数としてピークの相対強度から読取った。また、記録されたラインに対応する相互間隔dをオングストロームで計算することができる。

下記例は本発明を説明するものであり、制限するものではない。
(例1)
1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサンジカチオンの合成
N−シクロヘキシルピロリジンは、2003年4月8日付けでSaleh Elomaniに対し発行された米国特許第6,544,495号の例7の教示に従い1−ピロリジノ−1−シクロヘキセン(シグマ−アルドリッチ(Sigma−Aldrich))の水素添加によって合成した。
250ml丸底フラスコにおいて、シクロヘキシルピロリジン20.0gをアセトン75mLに溶解した。次いで、この溶液に1,6−ジブロモヘキサン14.35gを添加した。生成した溶液を室温に3週間放置した。アセトンを次いで、回転蒸発により除去した。生成した残留物を次いで、イソプロパノールに溶解し、この溶液を次いで、1週間かけて2〜3時間の間隔で還流させた。各還流期間後、イソプロパノールは除去し、次いで残留物をアセトンで洗浄した。生成物ジ四級アンモニウム塩を次いで、黄褐色固形物として沈殿させた。この黄褐色固形物を次いで、減圧濾過により単離した。生成した固形物を次いで、イソプロパノールで充分に洗浄し、反応剤またはモノ四級生成物の全部を除去した。生成物を次いで、アセトンで、次いでエチルエーテルで洗浄した。
乾燥後、生成物塩の純度を1Hおよび13CNMRにより評価した。次いで濾液を集め、このイソプロパノール溶液の還流を反復し、追加の生成物を得た。次いで精製された生成物を集め、この塩を水に溶解し、2倍過剰のAG−1−X8ヒドロオキシドアニオン交換樹脂(バイオ−ラド研究所(Bio−Rad Laboratories,Inc.))を添加し、次いで一夜かけて交換を生じさせることによってヒドロオキシド形態にイオン交換した。次いで樹脂を濾過により除去し、生成したSDA溶液を滴定し、ヒドロオキシド濃度を測定した。
(例2)
例1に従い合成された1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサン([OH]=0.45mmol/g)のヒドロオキシド溶液4.04g、1N水酸化ナトリウム0.72gおよび脱イオン水3.60gをテフロン(登録商標)(Teflon)ライナーにおいて一緒に混合した。この溶液に次いで、ホウ酸ナトリウム十水和物0.036gを溶解した。次いで、CAB−O−SIL M−5ヒュームドシリカ(カボット社(Cabot Corporation))0.54gを添加し、混合し、均一ゲルを生成した。次いで、ライナーに蓋をし、パール スティール(Parr Steel)オートクレーブ反応器内に設置した。オートクレーブを次いで、160℃に加熱されたオーブン内の回転棒(43rpm)に21日間にわたり固定した。冷却したオーブンから減圧濾過によって固形生成物を採取し、大量の水で洗浄した。
生成するゼオライト生成物を粉末XRDおよびSEMにより分析した。図1および図2に示されているSEM像は結晶の均一領域を示しており、および図3に示されている粉末X−線回折は当該物質が均質であることを示している。下記表7に生成するゼオライト生成物の粉末X−線回折ラインを示す。
Figure 2012505148
(例3)
例2からの固形生成物をマッフル炉内で595℃まで1℃/分の速度で焼成し、次いで595℃で5時間にわたり保持した。焼成後の質量損失は19%であった。焼成したゼオライトを粉末XRDにより分析した。焼成ゼオライトの粉末XRDパターンが図4に示されており、当該物質が有機SDAを除去するための焼成後にも安定のままであることを示している。下記表8に生成するゼオライト生成物の粉末X−線回折ラインを示す。
Figure 2012505148
(例4)
例1に従い合成された1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサン([OH]=0.45mmol/g)のヒドロオキシド溶液8.08g、1N NaOH 1.44gおよび脱イオン水7.2gをテフロン(登録商標)ライナーにおいて一緒に混合した。この溶液に次いで、ホウ酸ナトリウム十水和物0.072gを溶解した。この溶液に次いで、CAB−O−SIL M−5ヒュームドシリカ(カボット社)1.08gを添加し、混合し、均一ゲルを生成した。製造されたままのSSZ−82播種物質(例2から)0.05gをこのゲルに添加した。次いで、ライナーに蓋をし、パール スティールオートクレーブ反応器内に設置した。オートクレーブを次いで、160℃に加熱されたオーブン内の回転串に10日間にわたり固定した。冷却した反応器から減圧濾過によって固形生成物を採取し、大量の水で洗浄した。生成物ゼオライトを粉末XRDおよびSEMにより分析した。XRDは当該物質が純粋SSZ−82であることを示した。
(例5)
例1に従い合成された1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサン([OH]=0.63mmol/g)のヒドロオキシド溶液2.86g、1N水酸化ナトリウム0.72gおよび脱イオン水4.78gをテフロン(登録商標)ライナーにおいて一緒に混合した。この溶液に次いで、ホウ酸ナトリウム十水和物0.036gを溶解した。この溶液に次いで、CAB−O−SIL M−5ヒュームドシリカ(カボット社)0.54gを添加し、混合し、均一ゲルを生成した。製造されたままの状態のSSZ−82播種物質(例4から)0.025gをゲルに添加した。ライナーに次いで、蓋をし、パール スティールオートクレーブ反応器内に設置した。オートクレーブを次いで、170℃に加熱されたオーブン内の回転串(43rpm)に6日間にわたり固定した。冷却した反応器から減圧濾過によって固形生成物を採取し、大量の水で洗浄した。ゼオライト生成物を粉末XRDにより分析した。XRDパターンは当該物質が純粋なSSZ−82であることを示した。
(例6)
例5に示されている材料の量を1.67倍に規模拡大して例5を反復した。4種の同一生成物を製造した。これらの生成物ゼオライトを粉末XRDにより分析した。粉末XRDパターンはこれらの生成物が純粋SSZ−82であることを示した。
(例7)
B−SSZ−82のAl−交換
例3の方法を反復した。焼成されたボロシリケート形態のゼオライトを次いで、2004年9月14日付けでC.Y.ChenおよびStacey に対し発行された米国特許第6,790,433号に記載の方法と同様方法に従いアルミノシリケート形態に変換した。硝酸アルミニウム九水和物5.12gを充分に脱イオン化された水に溶解し、硝酸アルミニウム溶液15mlを生成した。この溶液をテフロン(登録商標)ライナーに添加し、この溶液に焼成SSZ−82 0.94gを添加した。ライナーに次いで、蓋をし、パール スティールオートクレーブ反応器内に設置した。オートクレーブを次いで、160℃に加熱されたオーブン内の回転串(43rpm)に一夜にわたり固定した。冷却した反応器から減圧濾過によって固形生成物を採取し、大量の水で洗浄した。
(例8)
制約指数の測定
例7のアルミノシリケート生成物を4〜5kpsiでペレット化し、次いで粉砕し、次いで20〜40メッシュで篩い分けした。0.50gをゼオライト床の両端にアランダム(alundum)を備えた3/8インチステンレス鋼管に詰めた。リンドバード(Lindburd)炉を使用し、反応管を加熱した。この反応管にヘリウムを10cc/分および大気圧で導入した。この反応器を約316℃に加熱し、次いでn−ヘキサンと3−メチルペンタンとの50/50(重量/重量)供給材料を8μL/分の速度で導入した。この供給材料の供給はブラウンリー(Brownlee)ポンプを経て行った。供給材料導入の10分後に、ガスクロマトグラフィへの直接試料採取を開始した。制約指数(Constraint Index)値(2−メチルペンタンは含まない)を当技術で公知の方法を使用するガスクロマトグラフィデータから計算し、10〜100分の流動で時間当たり0.56〜0.49であることが見出された。316℃で10分間の流動において、供給材料の変換は73%より大きかった。100分の流動後、この変換は35%であった。
(例9)
2倍量のホウ酸ナトリウム十水和物(0.072g)を使用し、例4からの播種物質0.02gのみを使用し、および合成を170℃で6日間にわたり行う以外は例4を反復した。粉末XRDは純粋なSSZ−82が生成されたことを示した。この生成物はICP分析により28.1のSi/Bを有していた。
(例10)
1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサン([OH]=0.63mmol/g)のヒドロオキシド溶液4.77g、1N水酸化ナトリウム1.20gおよび脱イオン水7.97gをテフロン(登録商標)ライナーにおいて一緒に混合した。この溶液に次いで、ホウ酸ナトリウム十水和物0.12gを溶解し、次いでホウ酸0.076gを溶解した。この溶液に次いで、CAB−O−SIL M−5ヒュームドシリカ(カボット社)0.90gを添加し、混合し、均一ゲルを生成した。製造されたままの状態のSSZ−82播種物質(例4から)0.033gをゲルに添加した。ライナーに次いで、蓋をし、パール スティールオートクレーブ反応器内に設置した。オートクレーブを次いで、170℃に加熱されたオーブン内の回転串(43rpm)に24日間にわたり固定した。冷却した反応器から減圧濾過によって固形生成物を採取し、大量の水で洗浄した。粉末X−線回折は当該物質が純粋なSSZ−82であることを示した。
(例11)
ホウ酸ナトリウム十水和物0.036gの代わりにホウ酸ナトリウム十水和物0.11gを使用し、例4からの播種物質0.02gを使用し、および合成を170℃で7日間かけて行う以外は例4を反復した。粉末XRDは純粋なSSZ−82が生成されたことを示した。この生成物はICP分析で24.4のSi/Bを有していた。
(例12)
ホウ酸ナトリウム十水和物0.15gを合成に使用し、および合成を170℃で14日間かけて行う以外は例11を反復した。粉末XRDは純粋なSSZ−82が生成されたことを示した。この生成物はICP分析で19.2のSi/Bを有していた。
(例13)
1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサン([OH]=0.60mmol/g)のヒドロオキシド溶液222.0g、1N水酸化ナトリウム48.1gおよび脱イオン水364.1gをテフロン(登録商標)ライナーの代わりに頭頂攪拌機を備えた1−Lスティールパールオートクレーブ反応器を使用し、一緒に混合した。この溶液に次いで、ホウ酸ナトリウム十水和物8.14gを溶解し、次いでCAB−O−SIL M−5ヒュームドシリカ(カボット社)39.96gを混合し、均一懸濁液を生成した。ゼオライト播種物質(例10の方法に従い製造された)1.0gをゲルに添加した。ライナーに次いで、パール スティールオートクレーブ反応器内に密閉した。頭頂攪拌機は200rpmの速度で回転させた。オートクレーブは170℃に8時間にわたり加熱し、次いで170℃において7日間放置した。冷却したオーブンから減圧濾過によって固形生成物を採取し、大量の水で洗浄した。この固形物をオーブン中で95℃において12時間かけて乾燥させた。粉末X−線回折は、この生成物が純粋なSSZ−82であることを示した。

Claims (15)

  1. (1)第一の四価元素の酸化物が(2)三価元素、五価元素、第一の四価元素とは相違する第二の四価元素またはその混合物の酸化物に対し20より大きいモル比を有し、および焼成後、実質的に下記表に示されているX−線回折パターンを有する分子篩:
    Figure 2012505148
  2. (1)酸化ケイ素が、(2)酸化アルミニウム、酸化ガリウム、酸化鉄、酸化ホウ素、酸化チタニウム、酸化インジウムおよびその混合物に対し約20より大きいモル比を有する、請求項1に記載の分子篩。
  3. 分子篩が合成されたままの状態および無水状態で、モル比として下記の組成を有する、請求項1に記載の分子篩。
    Figure 2012505148

    表中、
    (1)Yは周期律表第4族〜第14族からの四価元素およびその混合物からなる群から選択される;
    (2)Wは周期律表第3族〜第13族からの三価元素、五価元素および四価元素およびその混合物からなる群から選択される;
    (3)cは1または2であり、およびcが1である場合、dは2であり、またはcが2である場合、dは3または5である;
    (4)Mは周期律表第1族および第2族からの元素からなる群から選択される;
    および
    (5)Qは1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサンジカチオンからなる群から選択されるSDAである。
  4. YがGe、Siおよびその混合物からなる群から選択される、請求項3に記載の分子篩。
  5. YがSiである、請求項4に記載の分子篩。
  6. WがGa、Al、Fe、B、Ti、Inおよびその混合物からなる群から選択される、請求項3に記載の分子篩。
  7. WがAl、B、Fe、Gaおよびその混合物からなる群から選択される、請求項6に記載の分子篩。
  8. YがSiであり、およびWがBである、請求項3に記載の分子篩。
  9. 分子篩の製造方法であって、(1)第一の四価元素の酸化物の少なくとも1種の供給源;(2)三価元素、五価元素、第一の四価元素とは相違する第二の四価元素およびその混合物の酸化物からなる群から選択される1種または2種以上の酸化物供給源;(3)ヒドロオキシドイオン;および(4)1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサンジカチオン;を結晶化条件下に接触させることを含む製造方法。
  10. 分枝篩が、モル比について、下記を含む反応混合物から製造される、請求項9に記載の方法:
    Figure 2012505148

    表中、
    (1)Yは周期律表第4族〜第14族からの四価元素およびその混合物からなる群から選択される;
    (2)Wは周期律表第3族〜第13族からの三価元素、五価元素および四価元素およびその混合物からなる群から選択される;
    (3)aは1または2であり、およびaが1である場合、bは2であり、またはaが2である場合、bは3または5である;
    (4)Mは周期律表第1族および第2族からの元素からなる群から選択される;
    および
    (5)Qは1,6−ビス(N−シクロヘキシルピロリジニウム)ヘキサンジカチオンからなる群から選択されるSDAである。
  11. YがGe、Siおよびその混合物からなる群から選択される、請求項10に記載の方法。
  12. YがSiである、請求項11に記載の方法。
  13. WがGa、Al、Fe、B、Ti、Inおよびその混合物からなる群から選択される、請求項10に記載の方法。
  14. YがSiであり、およびWがBである、請求項10に記載の方法。
  15. 分子篩が、焼成後に下記表に示されるX−線回折パターンを実質的に有する、請求項9に記載の方法:
    Figure 2012505148
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