JP5687762B2 - モレキュラーシーブssz−81 - Google Patents

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Description

本出願は2010年6月25日に出願の米国特許仮出願第61/358,805号の利益を主張する。
本発明は、1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン、1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン、及びそれらの混合物から選択される構造規定剤(「SDA」)を使用して水酸化物媒体中で調製される新しいモレキュラーシーブSSZ−81に関する。
モレキュラーシーブは、化学工業においてガス流浄化及び炭化水素転化プロセスなどのプロセスに使用される重要な材料の種類である。モレキュラーシーブは、異なるサイズの相互に連結した細孔を有する多孔質固体である。モレキュラーシーブは典型的には、細孔に入ることができる分子を選択的に吸着し、大きすぎる分子を排除する、1つ又は複数の分子サイズの細孔を有する1次元、2次元、又は3次元の結晶性多孔構造を有する。細孔サイズ、細孔の形状、間隙又はチャネル、組成、結晶形態、及び構造は、炭化水素吸着及び転化の様々なプロセスにおけるモレキュラーシーブの使用を決定づけるモレキュラーシーブのいくつかの特性である。
石油工業及び石油化学工業において、商業的に最も有用なモレキュラーシーブはゼオライトとして知られている。ゼオライトは、[SiO]及び[AlO]四面体の酸素原子の角共有により形成される開いた骨格構造を有するアルミノケイ酸塩である。ゼオライト骨格に沿った電荷のバランスを保つために、可動性の骨格外カチオンが細孔中に存在する。これらの電荷は、四面体の骨格カチオン(例えばSi4+)が三価又は五価のカチオンで置換された結果である。骨格外カチオンはこれらの電荷を相殺して、骨格の電気的中性を保ち、これらのカチオンは他のカチオン及び/又はプロトンと交換可能である。
合成モレキュラーシーブ、特にゼオライトは典型的には、多くの場合構造規定剤又はテンプレート剤の存在下で、水性媒体中でアルミナ源及びシリカ源を混合することによって合成される。形成されるモレキュラーシーブの構造は、様々な原料源の溶解性、シリカ対アルミナ比、カチオンの性質、合成条件(温度、圧力、混合撹拌)、添加の順序、テンプレート剤の種類などによってある程度決定される。
多くの様々な結晶性モレキュラーシーブが発見されてきたが、ガス分離及び乾燥、炭化水素転化及び化学転化、並びに他の用途に望ましい特性を有する新しいモレキュラーシーブが継続して必要とされている。新しいモレキュラーシーブは、新規の内部細孔構造を含有し、これらのプロセスにおいて選択性を向上させ得る。
本発明は、本明細書において「モレキュラーシーブSSZ−81」又は単に「SSZ−81」と呼ばれる、独自の特性を有するモレキュラーシーブの新しい系統を対象とする。
本発明によれば、酸化ケイ素の酸化アルミニウムに対するモル比が約10を超え、焼成後に表4の粉末X線回折(XRD)線を有するモレキュラーシーブが提供される。
本発明はさらに、結晶化条件下で(1)少なくとも1つのケイ素源と;(2)少なくとも1つのアルミニウム源と;(3)少なくとも1つの、周期表の第1族及び第2族から選択される元素の源と;(4)水酸化物イオンと;(5)1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン、1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン、及びそれらの混合物から選択される構造規定剤とを接触させることによって、結晶性物質を調製する方法を含む。
本発明は、
(a)(1)少なくとも1つのケイ素源と;(2)少なくとも1つのアルミニウム源と;(3)少なくとも1つの、周期表の第1族及び第2族から選択される元素の源と;(4)水酸化物イオンと;(5)1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン、1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン、及びそれらの混合物から選択される構造規定剤と;(6)水と;を含有する反応混合物を調製するステップと;
(b)モレキュラーシーブの結晶を生成させるのに十分な条件下で該反応混合物を維持するステップと
によって、焼成後に表4の粉末XRD線を有するモレキュラーシーブを調製する方法も含む。
生成するモレキュラーシーブが中間物質である場合、本発明の方法は目標のモレキュラーシーブを得るためにさらなる合成後の処理を含む(例えば、より高いシリカのアルミナに対する比(Si:Al)を得るために酸浸出により)。
本発明は、合成したままの無水状態でモル比で以下:
Figure 0005687762

の組成を有し、
(1)Mは周期表の第1族及び第2族からの元素から成る群から選択され;
(2)Qは少なくとも1つの1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつQ≧0であり;かつ、
(3)Aは少なくとも1つの1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつA≧0である、
SSZ−81と呼称される新規のモレキュラーシーブも提供する。
例1で調製された合成したままのモレキュラーシーブの粉末X線回折(XRD)分析の結果を示す図である。 焼成した例2のモレキュラーシーブのXRD分析の結果を示す図である。
序論
「周期表」という用語は2007年6月22日版のIUPAC 元素周期表を指し、周期表の族の付番方式はChemical and Engineering News、63(5)、27(1985)に記載の通りである。
「モレキュラーシーブ」という用語は、(a)中間体、及び(b)最終の又は目標のモレキュラーシーブ、並びに(1)直接合成、又は(2)結晶化後の処理(二次合成)によって生成されるモレキュラーシーブを含む。二次合成法は、酸浸出又は他の同様の脱アルミニウム法によって、中間物質からより高いSi:Al比を有する目標物質を合成することを可能にする。
許される場合、本出願で引用されるすべての出版物、特許、及び特許出願は、そのような開示が本発明と矛盾しない限り、本明細書においてそれらの全体が参照により組み込まれる。
別段の指定がない限り、元素、物質、又は他の成分の部類であって、そこから個々の成分又は成分の混合物を選択できる部類の記述は、列挙した成分及びそれらの混合物のあらゆる考えられる部類内組み合わせを含むことを意図している。また、「含む」及びその変形は、リスト中の品目の記載が、本発明の物質、組成物、及び方法においてやはり有用となり得る他の同様の品目を排除しないように、非限定的であることを意図している。
反応混合物
本発明は、本明細書において「モレキュラーシーブSSZ−81」又は単に「SSZ−81」と呼称されるモレキュラーシーブを対象とする。
SSZ−81の調製において、1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン、1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン、又はそれらの混合物を、結晶化テンプレートとしても知られる構造規定剤(「SDA」)として使用する。SSZ−81の作製に有用なSDAは以下の構造(1)及び(2)によって表される:
Figure 0005687762
一般に、SSZ−81は
(a)(1)少なくとも1つのケイ素源と;(2)少なくとも1つのアルミニウム源と;(3)少なくとも1つの、周期表の第1族及び第2族から選択される元素の源と;(4)水酸化物イオンと;(5)1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン、1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン、及びそれらの混合物から選択される構造規定剤と;を含有する反応混合物を調製するステップと;
(b)モレキュラーシーブの結晶を生成させるのに十分な条件下で反応混合物を維持するステップと
によって調製される。
生成するモレキュラーシーブが中間物質である場合、本発明の方法は酸浸出などの合成後の技術によって目標のモレキュラーシーブを合成するさらなるステップを含む。
モレキュラーシーブが生成する反応混合物の組成は、モル比により下記の表1:
Figure 0005687762

で特定され、組成の変数Q、A、及びMは上記で本明細書に記載される。
本明細書において有用なケイ素源としては、ヒュームドシリカ、沈降シリケート、シリカヒドロゲル、ケイ酸、コロイダルシリカ、オルトケイ酸テトラアルキル(例えばオルトケイ酸テトラエチル)、及びシリカヒドロキシドが挙げられる。
有用なアルミニウム源としては、アルミニウムの酸化物、水酸化物、酢酸塩、シュウ酸塩、アンモニウム塩、及び硫酸塩が挙げられる。典型的な酸化アルミニウム源としては、アルミン酸塩、アルミナ、並びにAlCl、Al(SO、水酸化アルミニウム(Al(OH))、カオリン粘土、及び他のゼオライトなどのアルミニウム化合物が挙げられる。酸化アルミニウム源の例は、LZ−210及びLZ−52ゼオライト(Yゼオライトのタイプ)である。
本明細書において上記のように、本明細書に記載の各実施形態において、反応混合物は、少なくとも1つの、周期表の第1族及び第2族から選択される元素(本明細書においてMと呼ばれる)のを用いて形成することができる。1つの小実施形態において、反応混合物は周期表の第1族からの元素源を用いて形成される。別の小実施形態において、反応混合物はナトリウム(Na)源を用いて形成される。結晶化プロセスに対して無害の任意のM含有化合物が好適である。そのような第1族及び第2族の元素源としては、それらの酸化物、水酸化物、硝酸塩、硫酸塩、ハロゲン化物、シュウ酸塩、クエン酸塩、及び酢酸塩が挙げられる。
SDAジカチオンは典型的には、ゼオライトの形成に対して無害の任意のアニオンでもよいアニオン(X)と結合する。代表的なアニオンとしては、周期表の第17族からの元素(例えばフッ化物、塩化物、臭化物、及びヨウ化物)、水酸化物、酢酸塩、硫酸塩、テトラフルオロホウ酸塩、及びカルボン酸塩などが挙げられる。
本発明の1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオンSDA(構造(1)によって表される)は、ジハロアルカン(1,5−ジブロモペンタンなど)を1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタンと反応させることによって合成できる。本発明の1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオンSDA(構造(2)によって表される)は、ジハロアルカン(1,5−ジブロモペンタンなど)を1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタンと反応させることによって合成できる。
本明細書に記載の各実施形態において、モレキュラーシーブの反応混合物は複数の(原料)源によって供給することができる。また、2種以上の反応成分を1つの(原料)源によっても供給できる。
反応混合物はバッチ式によって又は連続的に調製できる。本明細書に記載のモレキュラーシーブの結晶サイズ、形態、及び結晶化時間は、反応混合物の性質及び合成条件と共に変化し得る。
結晶化及び合成後処理
実際には、モレキュラーシーブは
(a)上記の反応混合物を調製するステップと;
(b)モレキュラーシーブを生成させるのに十分な結晶化条件下で反応混合物を維持するステップと
によって調製される。(ハリー・ロビンソン(Harry Robson)、「ゼオライト材料の実証された合成(Verified Syntheses of Zeolitic Materials)」、改訂第2版、Elsevier、Amsterdam(2001)を参照。)
反応混合物はモレキュラーシーブが生成されるまで高温で維持される。水熱結晶化は通常は圧力下で、また反応混合物が自生圧力(autogenous pressure)を受けるように通常はオートクレーブ中で、125℃〜200℃の温度で行われる。
結晶化ステップの間に反応混合物を穏やかにかき混ぜるか又は撹拌してもよい。本明細書に記載のモレキュラーシーブが、アモルファス材料などの不純物、モレキュラーシーブとは一致しない骨格構造トポロジーを有する単位格子、及び/又は他の不純物(例えば有機炭化水素)を含有してもよいことを当業者は理解されよう。
水熱結晶化ステップの間、モレキュラーシーブ結晶を反応混合物から自然に核形成させることができる。種物質のようなモレキュラーシーブの結晶の使用は、完全な結晶化を生じさせるのに必要な時間を短縮するのに有利となり得る。さらに、種晶添加は、いかなる望ましくない相よりも核形成及び/又はモレキュラーシーブの形成を促進することによって、得られる生成物の純度の向上をもたらすことができる。種として使用する場合、種晶は反応混合物において使用されるケイ素源の重量の1%〜10%の量で添加される。
モレキュラーシーブが生成するとすぐに、固体生成物はろ過などの標準的な機械的分離法によって反応混合物から分離される。結晶を水洗し次いで乾燥させて合成したままのモレキュラーシーブ結晶が得られる。乾燥ステップは大気圧又は真空下で行うことができる。
モレキュラーシーブは合成したままで使用できるが、典型的には熱処理(焼成)されることになる。用語「合成したまま」とは、結晶化後で、SDAカチオンを除去する前の形態のモレキュラーシーブを指す。SDAは、熱処理(例えば焼成)によって、好ましくは酸化雰囲気(例えば空気、酸素分圧が0kPaを超えるガス)中で、当業者が容易に決定でき、モレキュラーシーブからSDAを除去するのに十分な温度で除去できる。SDAは、2005年11月1日交付のNavrotsky及びParikhに対する米国特許第6,960,327号に記載のような光分解法(例えば、モレキュラーシーブから選択的に有機化合物を除去するのに十分な条件下で、SDA含有モレキュラーシーブ生成物に可視光よりも短い波長を有する光又は電磁波をあてること)によっても除去できる。
その後モレキュラーシーブを、蒸気、空気、又は不活性ガス中で約200℃〜約800℃の範囲の温度にて、1〜48時間の範囲、又はそれを超える時間で焼成することができる。通常、骨格外カチオン(例えばNa)をイオン交換又は他の既知の方法によって除去し、それを水素、アンモニウム、又は任意の所望の金属イオンで置き換えることが望ましい。
生成するモレキュラーシーブが中間物質である場合、目標のモレキュラーシーブは、酸浸出又は他の同様の脱アルミニウム法によってより高いSi:Al比を有する目標物質を中間物質から合成することを可能にする合成後の技術を用いて得ることができる。
本発明の方法から作られるモレキュラーシーブは、広範囲の物理的形状に形作ることができる。一般的に言えば、モレキュラーシーブは、粉末、顆粒、又は成形品、例えば2メッシュ(Tyler)スクリーンを通過し400メッシュ(Tyler)スクリーン上に保持されるのに十分な粒径を有する押し出し物などの形態であってもよい。触媒が押出成形などによって有機バインダーと共に成形される場合、モレキュラーシーブを乾燥前に押出成形するか、又は乾燥若しくは部分的に乾燥させ次いで押出成形してもよい。
本発明のモレキュラーシーブ触媒は、場合により1つ又は複数の触媒担体、活性卑金属、他のモレキュラーシーブ、助触媒(promoter)、それらの混合物と組み合わせることができる。そのような物質の例及びそれらを使用することができる方法は、1990年5月20日発行のZonesらに対する米国特許第4,910,006号、及び1994年5月31日発行のNakagawaに対する米国特許第5,316,753号に開示されている。
SSZ−81と組み合わせ可能な触媒担体としては、アルミナ、シリカ、ジルコニア、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化トリウム、酸化ベリリウム、アルミナ−シリカ、アモルファスアルミナ−シリカ、アルミナ−酸化チタン、アルミナ−酸化マグネシウム、シリカ−酸化マグネシウム、シリカ−ジルコニア、シリカ−酸化トリウム、シリカ−酸化ベリリウム、シリカ−酸化チタン、酸化チタン−ジルコニア、シリカ−アルミナ−ジルコニア、シリカ−アルミナ−酸化トリウム、シリカ−アルミナ−酸化チタン、又はシリカ−アルミナ−酸化マグネシウム、好ましくはアルミナ、シリカ−アルミナ、粘土、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
本明細書において有用な例となる活性卑金属又は貴金属としては、周期表の第6族〜第10族からの元素、それらの対応する酸化物及び硫化物、並びにそれらの混合物から選択されるものが挙げられる。1つの小実施形態において、各卑金属又は貴金属は、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、コバルト(Co)、鉄(Fe)、レニウム(Re)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、及びそれらの混合物から成る群から選択される。別の小実施形態において、水素化処理触媒は少なくとも1つの第6族の卑金属及び周期表の第8族〜第10族から選択される少なくとも1つの卑金属を含有する。例となる金属の組み合わせとしては、Ni/Mo/W、Ni/Mo、Mo/W、Co/Mo、Co/W、及びW/Niが挙げられる。
助触媒としては、リン(P)、ホウ素(B)、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、及びそれらの混合物から選択されるものが挙げられる。
SSZ−81は水素化分解、流動接触分解(FCC)、水素異性化、脱ろう、オレフィン異性化、芳香族化合物のアルキル化などの様々な炭化水素転化反応における触媒に有用である。SSZ−81は分離における吸着剤としても有用である。
一実施形態において、SSZ−81は水素異性化法において使用され、水素異性化法は、典型的には、白金、パラジウム、又はそれらの混合物などの貴金属を含有する水素型のSSZ−81を、C〜C直鎖及び分岐パラフィンを含有する供給原料と水素異性化条件下で接触させるステップを含む。1つの小実施形態において、ASTM D2699−09によって決定されるリサーチ法オクタン価(RON)が供給原料よりも高い液体生成物を得るのに十分な水素異性化条件下で、モレキュラーシーブSSZ−81に基づく触媒を、C〜C直鎖及び分岐パラフィンを含有する供給原料と接触させるステップを含む水素異性化プロセスが提供される。
供給原料は典型的には軽質直留留分であり、30°F〜250°F(−1℃〜121℃)、例えば60°F〜200°F(16℃〜93℃)の範囲内で沸点に達する。異性化反応は典型的には水素の存在下で行われる。水素は0.5〜10H/HC、例えば1〜8H/HCの水素対炭化水素モル比(H/HC)をもたらすように添加してもよい。典型的には、供給原料を約150°F〜約700°F(65.5℃〜371℃)の範囲の温度で、約50psig〜約2000psig(0.345MPa〜13.9MPaのゲージ圧)の範囲の圧力、及び約0.5〜約5h−1の範囲の供給原料の液空間速度(LHSV)において、SSZ−81(又はSSZ−81を含有する触媒)と接触させる。異性化プロセス条件のさらなる考察については米国特許第4,910,006号及び米国特許第5,316,753号を参照のこと。
低硫黄の供給原料が本発明のプロセスにおいて有用である。供給原料は望ましくは10ppmを下回る、例えば1ppmを下回る、又は0.1ppmを下回る硫黄を含有する。硫黄が既に低いレベルではない供給原料の場合、前処理ゾーンにおいて硫黄の毒作用に耐性のある水素化処理触媒を用いて供給原料を水素化処理することによって、許容可能なレベルを実現することができる。この水素化脱硫プロセスのさらなる考察については、上記の米国特許第4,910,006号及び米国特許第5,316,753号を参照のこと。
供給原料の窒素レベル及び水分量を制限するのが通常である。これらの目的に適した触媒及びプロセスは当業者に既知である。
運転時間の後、触媒は硫黄又はコークスによって不活性化させてもよい。硫黄及びコークスの除去法、及び触媒の再生のさらなる考察については、上記の米国特許第4,910,006号及び米国特許第5,316,753号を参照のこと。
転化触媒は望ましくは1つ又は複数の第8族〜第10族金属を含有する。第8族〜第10族貴金属及びそれらの化合物、白金、パラジウム、及びイリジウム、又はそれらの組み合わせを使用できる。レニウム及びスズを貴金属と併用してもよい。典型的には、金属は白金又はパラジウムである。転化触媒中に存在する第8族〜第10族金属の量は、水素異性化触媒における通常の使用範囲である約0.05〜2.0重量パーセント、例えば0.2〜0.8重量パーセントとするべきである。
モレキュラーシーブの特性評価
本発明の方法によって作られたモレキュラーシーブは、合成したままの無水状態で表2(モル比に関する)に記載の組成を有し、組成の変数Q、A、及びMは上記した通りである。
Figure 0005687762
本発明の方法によって合成されたモレキュラーシーブは、XRDパターンによって特性評価される。表3の粉末XRDパターンの線は、本発明に従って作られた合成したままのSSZ−81を代表するものである。回折パターンの小さな変動は、特定の試料の骨格種のモル比における変動から格子定数の変化に起因して生じ得る。さらに、十分に小さい結晶はピークの形状及び強度に影響を及ぼし、顕著なピークの広がりを引き起こすことになろう。回折パターンの小さな変動は、調製に使用される有機化合物の違いから、及び試料間のSi/Alモル比の変動からも生じ得る。焼成もXRDパターンの小さなシフトを引き起こすことがある。これらの小さな変動にもかかわらず、基本的な結晶格子構造は変化しないままである。
Figure 0005687762
表4のX線回折パターンの線は、本発明に従って作られた焼成後のSSZ−81を代表するものである。
Figure 0005687762
本明細書において示される粉末X線回折パターンは、標準的な方法によって収集された。照射線はCuK−α照射線であった。ピーク高さ及び位置は、2θの関数として(ここでθはブラッグ角である)、ピークの相対強度(バックグランドに対して調整する)から読み取られ、記録された線に対応する面間隔(オングストローム)dを計算することができる。
以下の実施例は本発明を実証するが本発明を限定するものではない。
(例1)
1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオンを用いたSSZ−81の合成
1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンの水酸化物溶液([OH]=0.4mmol/g)5.0gをテフロン(登録商標)容器に加えた。次に、0.18gのゼオライトY−52(Union Carbide Corp.より供給される)、1.50gの1N NaOH溶液、及び0.50gの水をこの容器に加えた。最後に、0.50gのCAB−O−SIL M−5ヒュームドシリカ(Cabot Corporation)をゆっくりと加え、ゲルを十分に混合した。次いでテフロン(登録商標)ライナーに蓋をして鋼製のParrオートクレーブ内で封止した。オートクレーブを160℃の対流式オーブン内の棒状部(spit)に設置した。オートクレーブを17日間にわたって加熱オーブン中で43rpmにて回転させた。次いでオートクレーブを取り出し、室温まで冷やした。次いで固体をろ過によって回収し、脱イオン水で十分に洗浄した。固体を室温で乾燥させた。
得られた生成物を粉末XRDにより分析した。図1はこの例の合成したままの生成物の粉末XRDパターンを示す。下記の表5は得られる生成物についての粉末X線回折線を示す。
Figure 0005687762
(例2)
SSZ−81の焼成
例1の生成物をマッフル炉内で2%酸素/98%窒素流下で焼成し、595℃まで1℃/分の速度で加熱し、595℃で5時間保ち、冷却し、次いで粉末XRDにより分析した。得られたXRDパターンを図2に示す。下記の表6は、焼成したモレキュラーシーブ生成物についての粉末XRD線を示す。
Figure 0005687762
XRDパターンは、有機SDAを除去するための焼成後にも物質が安定のままであることを示している。
(例3)
NH 交換
NHNOを用いて、焼成したSSZ−81材料(例2で調製されたもの)のイオン交換を行って、モレキュラーシーブをそのNa型からNH 型、最終的にはH型へと転化させる。典型的には、モレキュラーシーブと同じ質量のNHNOを25〜50:1の水対ゼオライト比にて水中でスラリー状にする。交換溶液を95℃で2時間加熱し、次いでろ過する。この手順を3回まで繰り返すことができる。最後の交換に続いて、モレキュラーシーブを水で数回洗浄し乾燥させる。次いでこのNH 型のSSZ−81を540℃までの焼成によって(例2に記載の通り)H型へと転化させることができる。
(例4)
拘束係数(Constraint Index)
20〜40のペレット状及びメッシュ状の範囲の、例3によって調製された0.5グラムの焼成したH型材料を、ステンレス鋼反応器(触媒床の両側にグラスウールを充填したもの)へ投入し拘束係数試験を行った(50%n−ヘキサン/50%3−メチルペンタン(3−MP))。通常の供給速度を使用し(8μl/分.)、1回目の試験を260℃(500°F)で行い、2回目の試験を316℃(600°F)で行った。触媒を反応器中で538℃(1000°F)近くになるまで乾燥させた後に各試験を行った。ヘリウム流を使用した。(ゾーンズ及びハリス(Zones and Harris)、「マクロ多孔質及びメソ多孔質材料(Microporous and Mesoporous Materials)」 35〜36(2000)、31〜46頁を参照。)
表7及び8に示すように、稼働中の約10分時点で、1回目の試験において約92%の供給原料がおよそ等量の各反応物を用いて転化されており、2回目の試験では99%を超える供給原料がおよそ等量の各反応物を用いて転化されていた。
Figure 0005687762
(例5)
2,2−ジメチルブタンの吸着
次いで例3の焼成した材料を炭化水素2,2−ジメチルブタンの蒸気の取り込みについて試験した。この吸着質は小さい孔のゼオライト(8員環の入り口)には入らず、ZSM−5のような中程度の孔のゼオライトに入るのを妨げられる場合がある。SSZ−81は多次元(multi−dimensional)の大きい孔の材料(Yゼオライトなど)のプロファイル特性を示し、急速な取り込み及び高い孔の充填を示した。
約0.3のP/Po及び室温において、SSZ−81は吸着質である2,2−ジメチルブタンの蒸気に15分さらした後に0.18cc/gramを超えて吸着し、吸着質に約1時間さらした後に約0.19cc/gram吸着することが示された。
(例6)
ジカチオンの組み合わせを用いたSSZ−81の合成
1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンの水酸化物溶液([OH]=0.40mmol/g)1.25g及び1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンの水酸化物溶液([OH]=0.41mmol/g)3.75gをテフロン(登録商標)容器に加えた。次に、0.18gのゼオライトY−52(Union Carbide Corporationより供給される)、1.50gの1N NaOH溶液、及び0.50gの水をこの容器に加えた。最後に、0.50gのCAB−O−SIL M−5ヒュームドシリカ(Cabot Corporation)をゆっくりと加え、ゲルを十分に混合した。次いでテフロン(登録商標)ライナーに蓋をして鋼製のParrオートクレーブ内で封止した。オートクレーブを160℃の対流式オーブン内の棒状部に設置した。オートクレーブを4週間にわたって加熱オーブン中で43rpmにて回転させた。次いでオートクレーブを取り出し、室温まで冷ました。次いで固体をろ過によって回収し、脱イオン水で十分に洗浄した。固体を室温で乾燥させた。
得られる生成物を粉末XRDにより分析した。XRD分析は生成物がSSZ−81であることを示した。
(例7)
1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオンを用いたSSZ−81の合成
1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンの水酸化物溶液([OH]=0.41mmol/g)5.0gをテフロン(登録商標)容器に加えた。次に、0.18gのゼオライトY−52(Union Carbide Corporationより供給される)、1.50gの1N NaOH溶液、及び0.50gの水をこの容器に加えた。最後に、0.50gのCAB−O−SIL M−5ヒュームドシリカ(Cabot Corporation)をゆっくりと加え、ゲルを十分に混合した。次いでテフロン(登録商標)ライナーに蓋をして鋼製のParrオートクレーブ内で封止した。オートクレーブを160℃の対流式オーブン内の棒状部に設置した。オートクレーブを6週間にわたって加熱オーブン中で43rpmにて回転させ、生成物が形成しているかを見るために定期的に中断した。次いでオートクレーブを6週間後に取り出し、室温まで冷ました。次いで固体をろ過によって回収し、脱イオン水で十分に洗浄した。固体を室温で乾燥させた。
得られる生成物を粉末XRDにより分析した。XRD分析は混合物がSSZ−81といくらかの残留する未反応のゼオライトY−52との混合物であることを示した。
(例8)
水素異性化触媒の調製
本明細書において例3に概要を述べた手順に従って調製されたH型のAl−SSZ−81を、pH〜10.3で(NHPd(NO水溶液によってイオン交換してゼオライトに0.5wt%Pdを充填した。次いでこのPd/Al−SSZ−81モレキュラーシーブを空気中で450°Fにて(232℃)5時間焼成し、続いて例9に示す触媒実験の前に水素を減少させた。
(例9)
Pd/Al−SSZ−81上でのn−ヘキサンの水素異性化
n−ヘキサンの水素異性化の触媒反応を、本明細書の例8において調製されたPd/SSZ−81触媒を用いて、流通式固定床反応器において純粋なn−ヘキサンを供給原料として行った。水素異性化条件は、200ゲージポンド/平方インチ(psig)(ゲージ圧1.38MPa)の圧力、1h−1の液空間速度(LHSV)、及び6:1のH対炭化水素モル比を含んでいた。反応温度は10°F(5.5℃)きざみで400〜620°F(204〜327℃)の範囲であった。反応生成物をオンラインガスクロマトグラフによって分析してすべての分解生成物及び異性化生成物を定量した。代表的な結果を表9に示す。
Figure 0005687762

Claims (12)

  1. 酸化ケイ素の酸化アルミニウムに対するモル比が10を超え、焼成後に以下の表:
    Figure 0005687762

    に示されるX線回折パターンを有するモレキュラーシーブ。
  2. 合成したままの無水状態においてモル比で以下の組成:
    Figure 0005687762

    を有し、ここで
    (1)Mは周期表の第1族及び第2族からの元素から成る群から選択され;
    (2)Qは少なくとも1つの1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつQ≧0であり;かつ
    (3)Aは少なくとも1つの1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつA≧0である、
    請求項1に記載のモレキュラーシーブ。
  3. 合成したままの無水状態においてモル比で以下の組成:
    Figure 0005687762

    を有し、ここで
    (1)Mは周期表の第1族及び第2族からの元素から成る群から選択され;
    (2)Qは少なくとも1つの1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつQ≧0であり;かつ
    (3)Aは少なくとも1つの1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつA≧0である、
    請求項1に記載のモレキュラーシーブ。
  4. 酸化ケイ素の酸化アルミニウムに対するモル比が10を超え、焼成後に以下の表:
    Figure 0005687762

    に示されるX線回折パターンを有するモレキュラーシーブであって、
    結晶化条件下で(1)少なくとも1つのケイ素源と;(2)少なくとも1つのアルミニウム源と;(3)少なくとも1つの、周期表の第1族及び第2族から選択される元素の源と;(4)水酸化物イオンと;(5)1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン、1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン、及びそれらの混合物から選択される構造規定剤とを接触させるステップを含む方法によって作られる、
    上記モレキュラーシーブ。
  5. モル比で以下の表:
    Figure 0005687762

    に記載の組成物を含む反応混合物から調製され、ここで
    (1)Mは周期表の第1族及び第2族からの元素から成る群から選択され;
    (2)Qは少なくとも1つの1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつQ≧0であり;かつ
    (3)Aは少なくとも1つの1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつA≧0である、
    請求項4に記載のモレキュラーシーブ。
  6. 合成したままの無水状態においてモル比で以下:
    Figure 0005687762

    の組成を有する、請求項5に記載のモレキュラーシーブ。
  7. 合成したままの無水状態においてモル比で以下:
    Figure 0005687762

    の組成を有する、請求項5に記載のモレキュラーシーブ。
  8. モル比で以下の表:
    Figure 0005687762

    に記載の組成物を含む反応混合物から調製され、
    (1)Mは周期表の第1族及び第2族からの元素から成る群から選択され;
    (2)Qは少なくとも1つの1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつQ≧0であり;かつ
    (3)Aは少なくとも1つの1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつA≧0である、
    請求項4に記載のモレキュラーシーブ。
  9. 合成したままの無水状態においてモル比で以下:
    Figure 0005687762

    の組成を有する、請求項8に記載のモレキュラーシーブ。
  10. 合成したままの無水状態においてモル比で以下:
    Figure 0005687762

    の組成を有する、請求項8に記載のモレキュラーシーブ。
  11. 合成したままの無水状態においてモル比で以下:
    Figure 0005687762

    の組成を有し、
    (1)Mは周期表の第1族及び第2族からの元素から成る群から選択され;
    (2)Qは少なくとも1つの1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつQ≧0であり;かつ
    (3)Aは少なくとも1つの1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつA≧0である、
    請求項4に記載のモレキュラーシーブ。
  12. 合成したままの無水状態においてモル比で以下:
    Figure 0005687762

    の組成を有し、
    (1)Mは周期表の第1族及び第2族からの元素から成る群から選択され;
    (2)Qは少なくとも1つの1,5−ビス(1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつQ≧0であり;かつ
    (3)Aは少なくとも1つの1,5−ビス(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンタンジカチオン構造規定剤であり、かつA≧0である、
    請求項4に記載のモレキュラーシーブ。
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