JP2012257015A - 無線システム - Google Patents

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Abstract

【課題】計測端末から送信される計測データが通信途中で喪失した場合でも当該計測データを収集することのできる無線システムを提供する。
【解決手段】所定の物理量を計測して計測データを一定の間隔で無線送信する計測端末1と、計測端末1から送信される計測データを収集する主装置2と、計測端末1と主装置2との間に介在して計測データを中継する中継装置3とで無線ネットワークを構成し、中継装置3は、自身と通信可能な計測端末1から送信される計測データを記憶する記憶部31を備え、主装置2は、計測端末3からの計測データを正常に受信したか否かを判定する判定部22を備え、判定部22において計測端末1から計測データを正常に受信していないと判定すると、当該計測端末1との間で接続を確立している中継装置3に対して計測データの送信を要求する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチホップ無線通信を行う無線システムに関する。
現在、複数の無線端末によってネットワークを構成し、隣接した無線端末間でパケットを中継することによって、直接電波の届かない無線端末同士間での通信を実現するマルチホップ無線ネットワーク方式が提案されている。このようなマルチホップ無線ネットワーク方式を採用したセンサネットワークシステム(無線システム)が例えば特許文献1に開示されている。
この特許文献1に記載の従来例は、基幹装置と、複数の無線装置とを備える。基幹装置は、例えば無線通信機能を有するコンピュータであって、センサネットワークシステムの経路の確立、制御や、各々の無線装置から報告されるセンサ情報を管理する。基幹装置は、複数の無線装置との間における通信に先立って、無線装置の無線ネットワークへの参加処理を実行し、経路を形成する。この経路は、基幹装置を根元として、ツリー状に階層関係が構成される。
各無線装置は、それぞれが有するセンサ機能によって様々なセンサ情報を取得し、基幹装置に報告する。このような報告処理に先立って、無線装置は、まずセンサネットワークに参加するために参加処理を実行する。参加処理において、無線装置は、親子関係を形成すべき他の無線装置を選択する。このとき、他の無線装置ではなく、基幹装置を選択してもよい。この選択は、基幹装置との間に存在する他の無線装置の数が最小になるように実施される。
そして、この従来例においては、ネットワークを構成する無線装置ごとに固有の送信タイミングを規定することによって、中継処理時における無線パケットの衝突を回避している。
特開2008−228176号公報
ところで、上記従来例のような無線システムでは、最も下位(基幹装置から最も離れた位置)の無線装置は、他の無線装置からの無線パケットの中継を行わずに、センサ情報(計測データ)の取得のみを行わせる、すなわち計測端末として用いる場合がある。そして、このような計測端末では、所望の計測箇所に端末を持ち運ぶことを容易にするために、外部電源から動作電力の供給を受けずに、自身が備える電池を動作電源とするのが一般的である。このため、このような計測端末では、電池の消耗を抑えて長時間使用できるように、計測データを所定の間隔で送信し、送信後には次回の送信時まで通信機能を停止させる、すなわちスリープ状態に移行するものが一般的である。
しかしながら、上記の場合では、計測端末から送信された計測データを送信する際に、外部からのノイズや無線信号同士の衝突等によって通信途中で計測データが喪失する虞がある。このように計測データが喪失した場合、当該計測データを送信した計測端末はスリープ状態に移行しているために当該計測データの再送処理を行うことができない。したがって、喪失した計測データを基幹装置で収集することができなくなるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、計測端末から送信される計測データが通信途中で喪失した場合でも当該計測データを収集することのできる無線システムを提供することを目的とする。
本発明の無線システムは、所定の物理量を計測して計測値を含む計測データを一定の間隔で無線送信し、前記計測データを送信すると次に前記計測データを送信するまでの間少なくとも通信機能を停止する1乃至複数の計測端末と、前記計測端末から送信される前記計測データを収集する主装置と、前記計測端末と前記主装置との間に介在して前記計測データを中継する1乃至複数の中継装置とで無線ネットワークを構成し、前記中継装置は、自身と通信可能な前記計測端末から送信される前記計測データを記憶する記憶部を備え、前記主装置は、前記計測端末からの前記計測データを正常に受信したか否かを判定する判定部を備え、前記判定部において前記計測端末から前記計測データを正常に受信していないと判定すると、当該計測端末との間で接続を確立している前記中継装置に対して前記計測データの送信を要求することを特徴とする。
この無線システムにおいて、前記主装置は、前記判定部において自身との間で接続を確立している前記計測端末から前記計測データを正常に受信していないと判定すると、当該計測端末と通信可能な前記中継装置に対して前記計測データの送信を要求することが好ましい。
この無線システムにおいて、前記計測データには、前記計測端末が前記計測データを送信する間隔を示す時間情報が含まれることが好ましい。
この無線システムにおいて、前記中継装置は、前記計測端末との間の接続の確立又は離脱を検出すると、前記計測端末との間の接続関係を示す接続情報を含む無線信号を前記主装置に送信することが好ましい。
この無線システムにおいて、前記計測データには、当該計測データを送信する前記計測端末との間で接続を確立している前記中継装置の識別情報が含まれることが好ましい。
この無線システムにおいて、前記中継装置は、自身との間で接続を確立している前記計測端末からの前記計測データを受信すると前記記憶部に既に記憶されている前記計測データを更新することが好ましい。
この無線システムにおいて、前記中継装置は、自身との間で接続を確立している前記計測端末からの前記計測データの履歴を前記記憶部に記憶させることが好ましい。
この無線システムにおいて、前記計測端末は、前記計測データを送信すると前記主装置又は前記中継装置からの応答を待たずに前記通信機能を停止することが好ましい。
本発明は、計測端末から送信される計測データが通信途中で喪失した場合でも当該計測データを収集することができるという効果を奏する。
本発明に係る無線システムの実施形態を示す概略図である。 同上の無線システムにおける各部の構成を示す概略ブロック図で、(a)は計測端末の概略ブロック図で、(b)は主装置の概略ブロック図で、(c)は中継装置の概略ブロック図である。 同上の無線システムにおいて途中で計測データが喪失しない場合を示す概略図である。 同上の無線システムにおいて計測端末から主装置に直接計測データを送信する通信経路で計測データを喪失した場合を示す概略図である。
以下、本発明に係る無線システムの実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態は、図1に示すように、複数(図示では5つ)の計測端末1と、主装置2と、複数(図示では5つ)の中継装置3とを備え、これら計測端末1、主装置2、中継装置3(以下、まとめて「無線機」と呼ぶ)で無線ネットワークを構成している。なお、以下の説明では、複数の計測端末1を区別するために、必要に応じて計測端末1を符号1A〜1Eで表し、複数の中継装置3を区別するために、必要に応じて中継装置3を符号3A〜3Eで表すものとする。
計測端末1は、図2(a)に示すように、温度計や電力計、ガスメータ等の所定の物理量(温度や消費電力、流量)を計測する計測部10と、無線信号の送受信を行う無線送受信部11と、各部を制御する制御部12と、駆動用電源である電池13とを備える。無線送受信部11は、アンテナ(図示せず)を介して無線信号を送信する送信回路部(図示せず)と、アンテナを介して無線信号を受信する受信回路部(図示せず)とを具備する。なお、このような無線送受信部11の構成は従来周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
制御部12は、例えばマイコン(マイクロコンピュータ)から成り、メモリに格納されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。制御部12は、常時又は一定の間隔で計測部10に計測処理を実行させ、計測された計測値を含む計測データをメモリに記憶させる。計測データは、計測が行われる毎に上書きすることで最新の計測データのみを記憶するようにしてもよいし、過去に計測した複数回分の計測データを記憶するようにしてもよい。また、制御部12は、一定の間隔で計測データ(最新の計測データ)をメモリから読み出し、当該計測データを含む無線信号を無線送受信部11から主装置2に向けて送信させる。
ここで、計測端末1は、所望の計測箇所に端末を持ち運ぶことを容易にするために、外部電源から動作電力の供給を受けずに、自身に備え付けの電池13から動作電力を得るようになっている。また、制御部12は、計測データを送信すると、次回の計測データを送信するまでの間は動作を停止するスリープ状態に無線送受信部11を移行させるようになっている。これにより、無線送受信部11での消費電力を低減し、電池13の消耗を抑えて長時間使用できるようにしている。
なお、制御部12のメモリには、実行されるプログラムのみならず計測データ等が記憶される。また、本実施形態では、各無線機にそれぞれ固有のアドレス(MACアドレス及びネットワークアドレス)が設定され、当該MACアドレス及びネットワークアドレスによって無線信号の送信先及び送信元を特定可能としている。このため、制御部12のメモリには各無線機のMACアドレス及びネットワークアドレスも記憶される。
主装置2は、図2(b)に示すように、無線信号の送受信を行う無線送受信部20と、各計測端末1から送信される計測データを収集して記憶する収集部21と、各計測端末1からの計測データを正常に受信したか否かを判定する判定部22とを備える。また、主装置2は、上位ネットワーク(図1参照)を介して管理サーバ(図示せず)との間で通信を行う通信部23と、各部を制御する制御部24とを備える。
無線送受信部20は、計測端末1の無線送受信部10と同様の構成である。収集部21は、例えば書き換え可能な不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)から成り、各計測端末1から送信される計測データを計測端末1毎に記憶することで収集する。収集する計測データは、各計測端末1の最新の計測データのみを記憶するようにしてもよいし、過去に受信した複数回分の計測データを記憶するようにしてもよい。
判定部22は、計測端末1からの計測データの送信タイミング及び送信間隔の情報を計測端末1毎に記憶している。なお、各計測端末1の送信タイミング及び送信間隔の情報は、例えば各無線機で無線ネットワークを構成する際に、各計測端末1から主装置2に当該情報を送信するように要求することで取得することができる。判定部22は、何れかの計測端末1からの計測データを受信する際に、当該計測端末1の送信タイミングから送信間隔よりも長い所定時間を計時する。そして、判定部21は、所定時間内に計測データを受信しない場合には、当該計測端末1から正常に計測データを受信していないと判定する。
通信部23は、例えば有線LANアダプタや無線LANアダプタ等から成り、上位ネットワークとの間で有線又は無線で通信を行う。したがって、例えば収集部21で収集された各計測端末1の計測データを上位ネットワークを介して管理サーバに送信することができる。管理サーバでは、他の主装置2も含めて全ての計測端末1を一括管理することができる。
制御部24は、例えばマイコン(マイクロコンピュータ)から成り、メモリに格納されたプログラムを実行することで各種機能を実現する。制御部24は、各計測端末1から送信される計測データを無線送受信部20で受信すると、計測端末1毎に計測データを収集部21に記憶させる。また、制御部24は、各計測端末1に対して判定部22に上記の判定処理を実行させる。なお、制御部24のメモリには、計測端末1と同様に各無線機のMACアドレス及びネットワークアドレスも記憶される。
中継装置3は、計測端末1と主装置2との間に介在して計測データを中継するものであって、図2(c)に示すように、無線信号の送受信を行う無線送受信部30と、計測データを記憶する記憶部31と、各部を制御する制御部32とを備える。
無線送受信部30は、計測端末1及び主装置2の無線送受信部10,20と同様の構成である。記憶部31は、例えば書き換え可能な揮発性メモリ(例えばDRAM)から成り、通信経路に設定されている計測端末1から送信される計測データを記憶する。記憶部31には、後述するように、通信経路には設定されていないが通信可能な計測端末1から送信される計測データを記憶させるようにしてもよい。
制御部32は、例えばマイコン(マイクロコンピュータ)から成り、メモリに格納されたプログラムを実行することで各種機能を実現する。制御部32は、各計測端末1から送信される計測データを無線送受信部30で受信すると、通信経路に設定されている主装置2又は他の中継装置3に当該計測データを無線送受信部30から送信させることで、計測データの中継処理を実行する。また、制御部32は、自身との間で接続を確立している(通信経路に設定されている)計測端末1から送信される計測データを無線送受信部30で受信すると、当該計測データを記憶部31に記憶させる。なお、制御部32のメモリには、計測端末1及び主装置2と同様に各無線機のMACアドレス及びネットワークアドレスも記憶される。
本実施形態では、図1の破線で示す通信経路にしたがって、既に各無線機の間で無線ネットワークが自動的に構成されているものとする。なお、無線ネットワークを自動的に構成する技術は従来周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。本実施形態では、計測端末1Aの計測データを含む無線信号は、中継装置3Aで中継されて主装置2に送信される。計測端末1Bの計測データを含む無線信号は、中継装置3B,3Eで中継されて主装置2に送信される。計測端末1Cの計測データを含む無線信号は、中継装置3C,3Eで中継されて主装置2に送信される。計測端末1Dの計測データを含む無線信号は、中継装置3D,3Eで中継されて主装置2に送信される。計測端末1Eの計測データを含む無線信号は、何れの中継装置3A〜3Eも介さずに主装置2に直接送信される。
以下、本実施形態の動作について図面を用いて説明する。なお、説明を簡単にするために、ここでは計測端末1Cから主装置2に向けて計測データが送信される場合のみについて説明する。先ず、通信途中で計測データを喪失しない場合について図3を用いて説明する。図3に示すように、計測端末1Cは、計測データを含む無線信号を主装置2を送信先として送信する(S10)。中継装置3Cは、当該無線信号を受信すると、通信経路に設定されている中継装置3Eに向けて当該無線信号を送信する(S11)。このとき、中継装置3Cは、当該無線信号に含まれる計測端末1Cの計測データを記憶する。中継装置3Eは、当該無線信号を受信すると主装置2に向けて当該無線信号を送信する(S12)。最後に、主装置2が当該無線信号を受信し、無線信号に含まれる計測端末1Cの計測データを収集する。
次に、通信途中で計測データが喪失した場合について図1を用いて説明する。図1に示すように、計測端末1Cは、計測データを含む無線信号を主装置2を送信先として送信する(S20)。中継装置3Cは、当該無線信号を受信すると、通信経路に設定されている中継装置3Eに向けて当該無線信号を送信する(S21)。このとき、中継装置3Cは、当該無線信号に含まれる計測端末1Cの計測データを記憶する。ここで、中継装置3Cから送信された無線信号が外部のノイズや無線信号同士の衝突等によって喪失した場合、中継装置3Eでは当該無線信号を受信できず、したがって主装置2でも当該無線信号を受信することができない。
主装置2の判定部22では、計測端末1Cから送信される計測データの送信タイミング及び送信間隔を把握している。そして、主装置2の判定部22は、計測端末1Cから送信される計測データの送信タイミングから所定時間が経過すると、計測端末1Cから送信される計測データを正常に受信していないと判定する。判定部22において計測データを正常に受信していないと判定されると、主装置2の制御部24は、計測端末1Cとの間で接続を確立している中継装置3Cを送信先として、計測端末1Cの計測データの送信を要求する無線信号を送信する(S22)。中継装置3Eは、当該無線信号を受信すると中継装置3Cに向けて当該無線信号を送信する(S23)。中継装置3Cでは、当該無線信号を受信すると、自身の記憶部31に記憶されている計測端末1Cの計測データを読み出し、当該計測データを含む無線信号を送信先を主装置2として送信する(S24)。中継装置3Eは、当該無線信号を受信すると主装置2に向けて当該無線信号を送信する(S25)。そして、主装置2が当該無線信号を受信し、無線信号に含まれる計測端末1Cの計測データを収集する。
上述のように、本実施形態では、何れかの計測端末1から送信される計測データが通信途中で喪失して主装置2において正常に受信できない場合には、主装置2は、当該計測端末1との間で接続を確立している中継装置3に対して計測データの送信を要求する。これにより、主装置2は、当該計測端末1の計測データを記憶している中継装置3から計測データを収集することができる。したがって、本実施形態では、計測端末1から送信される計測データが通信途中で喪失した場合でも当該計測データを収集することができる。
なお、本実施形態では中継装置3に記憶部31を設けているが、例えば制御部32を構成するマイコンの内蔵メモリに計測データを記憶させるようにしてもよい。この場合は、記憶部31を別途設ける必要がないことから既存の中継装置3に変更を加える必要がなく、また、コストを低減することができる。
また、計測端末1の計測データは、上記のように当該計測端末1との間で接続を確立している中継装置3で記憶するだけでなく、当該計測端末1と主装置2との間の通信経路上にある全ての中継装置3で記憶するようにしてもよい。
更に、本実施形態では、各計測端末1から自発的に計測データを主装置2に向けて送信するシステムとなっているが、主装置2から各計測端末1に向けて計測データの送信を要求する、すなわち上位から下位へと問い合わせをするシステムと混在してもよい。
なお、各計測端末1から送信される計測データには、各計測端末1が計測データを送信する間隔を示す時間情報が含まれていてもよい。この場合、主装置2は、各計測端末1から送信される計測データの送信間隔の最新のデータを取得することができる。また、主装置2の判定部22において、当該送信間隔を所定時間として用いれば、計測端末1から送信される計測データを、遅延を意識することなく収集することができる。
また、中継装置3は、計測端末1との間の接続の確立又は離脱を検出すると、計測端末1との間の接続関係を示す接続情報を含む無線信号を主装置2に送信するようにしてもよい。この場合、主装置2は、当該接続情報に基づいて各計測端末1との間で接続を確立している中継装置3を常に把握することができる。したがって、計測データを通信途中で喪失して計測データの送信を要求する際に、計測データを記憶していない中継装置3に対して不要な問い合わせをするのを回避することができ、電波の煩雑な使用を削減することができる。なお、接続の離脱を検出する方法としては、例えば中継装置3において自身と接続を確立している計測端末1から送信される無線信号の電界強度を定期的に監視し、この電界強度が無くなった場合に当該計測端末1との接続が離脱したと判定することが考えられる。
若しくは、各計測端末1から送信される計測データに、各計測端末1との間で接続を確立している中継装置3の識別情報(例えば、MACアドレス)を含ませるようにしてもよい。この場合でも、主装置2は、当該識別情報に基づいて各計測端末1との間で接続を確立している中継装置3を常に把握することができる。また、この場合では、上記のように中継装置3から接続情報を含む無線信号を別途送信する必要がないので、無線通信の回数を低減することができ、電波の占有時間を短くすることができる。
また、中継装置3は、自身との間で接続を確立している計測端末1からの計測データを受信すると、記憶部31に既に記憶されている計測データを更新するようにしてもよい。この場合、記憶部31に記憶すべき計測データは最新のデータに限られるため、記憶部31の記憶容量を小さくすることができ、低コスト化を図ることができる。
若しくは、中継装置3は、自身との間で接続を確立している計測端末1からの計測データの履歴(例えば、過去に受信した複数回分の計測データ)を記憶部31に記憶させてもよい。この場合、仮に一時的に主装置2との無線通信が途絶える期間が続いたとしても、主装置2は、当該期間において各計測端末1が計測した過去の計測データの送信を、各計測端末1との間で接続を確立している各中継装置3に対して要求することができる。これにより、主装置2は、当該期間において収集できなかった各計測端末1の計測データをも収集することができる。
ところで、本実施形態の計測端末1の制御部12では、上述のように計測データを送信した後に無線送受信部10をスリープ状態に移行させている。ここで、制御部12は、当該計測データを受信した主装置2又は中継装置3からの応答信号(ACK)を受信するまで待機し、応答信号を受信した後に無線送受信部10をスリープ状態に移行させるのが一般的である。これにより、主装置2又は中継装置3が当該計測データを受信したか否かを計測端末1で確認することができ、計測データを受信していない場合には再送処理を実行させることができる。
但し、本実施形態では、通信途中で計測データが喪失した場合にも当該計測データを主装置2が収集できるようになっているため、計測端末1は再送処理を実行する必要がないと考えられる。そこで、計測端末1の制御部12は、計測データを送信すると主装置2又は中継装置3からの応答を待たずに無線送受信部10をスリープ状態に移行させてもよい。この場合、応答信号を受信するまで無線送受信部10を動作させて待機する必要がないので、計測端末1の起動時間を更に短くして省電力化を図ることができ、計測端末1の電池13の消耗を抑えてより長時間使用することができる。
ところで、本実施形態の中継装置3の記憶部31では、自身との間で接続を確立している計測端末1から送信される計測データを記憶しているが、接続を確立していないが無線信号は受信可能な計測端末1から送信される計測データも記憶してもよい。例えば、図1に示すように、計測端末1Eは主装置2との間で接続を確立しているため、中継装置3Dとの間では接続を確立していないが、中継装置3Dでは、計測端末1Eから送信される無線信号は受信可能である。そこで、中継装置3Dでは、自身との間で接続を確立している計測端末1Dから送信される計測データだけではなく、計測端末1Eから送信される無線信号に含まれる計測データも記憶部31に記憶する。
なお、各無線機で無線ネットワークを構成する際に、中継装置3は、自身との間で接続を確立していない計測端末1からの無線信号を受信可能である場合には、当該計測端末1との間で通信可能である旨を知らせる無線信号を主装置2に向けて送信する。これにより、主装置2では、当該中継装置3が通信可能な計測端末1を事前に把握する。
以下、上記の場合における動作について図4を用いて説明する。なお、説明を簡単にするために、ここでは計測端末1Eから主装置2に向けて計測データが送信される場合のみについて説明する。計測端末1Eは、計測データを含む無線信号を主装置2を送信先として送信する(S30)。このとき、中継装置3Dは、当該無線信号を受信可能であるため、当該無線信号に含まれる計測端末1Eの計測データを記憶する。ここで、計測端末1Eから送信された無線信号が外部のノイズや無線信号同士の衝突等によって喪失した場合、主装置2では当該無線信号を受信することができない。
主装置2の判定部22では、計測端末1Eから送信される計測データの送信タイミング及び送信間隔を把握している。そして、主装置2の判定部22は、計測端末1Eから送信される計測データの送信タイミングから所定時間が経過すると、計測端末1Eから送信される計測データを正常に受信していないと判定する。判定部22において計測データを正常に受信していないと判定されると、主装置2の制御部24は、計測端末1Eから送信される無線信号を受信可能な中継装置3Dを送信先として、計測端末1Eの計測データの送信を要求する無線信号を送信する(S31)。中継装置3Eは、当該無線信号を受信すると中継装置3Dに向けて当該無線信号を送信する(S32)。中継装置3Dでは、当該無線信号を受信すると、自身の記憶部31に記憶されている計測端末1Eの計測データを読み出し、当該計測データを含む無線信号を送信先を主装置2として送信する(S33)。中継装置3Eは、当該無線信号を受信すると主装置2に向けて当該無線信号を送信する(S34)。そして、主装置2が当該無線信号を受信し、無線信号に含まれる計測端末1Eの計測データを収集する。
このように、上記の場合では、主装置2との間で接続を確立しているが、中継装置3との間では接続を確立していない計測端末1から送信された計測データを通信途中で喪失した場合でも、当該計測データを主装置2が収集することができる。
なお、上記の場合では、主装置2は中継装置3が通信可能な計測端末1を事前に把握しているため、計測データの送信を要求すべき中継装置3を指定することができる。一方、主装置2は、中継装置3を指定せずに、指定した計測端末1の計測データの送信を要求する無線信号をマルチキャストで送信してもよい。この場合、当該無線信号を受信した中継装置3は、指定された計測端末1の計測データを保有するときは主装置2に向けて返信し、保有しないときは自身の下位の中継装置3に当該無線信号を中継する。この場合では、主装置2において中継装置3が通信可能な計測端末1を事前に把握することなく、上記の場合と同様の効果を奏することができる。
1(1A〜1E) 計測端末
2 主装置
22 判定部
3(3A〜3E) 中継装置
31 記憶部

Claims (8)

  1. 所定の物理量を計測して計測値を含む計測データを一定の間隔で無線送信し、前記計測データを送信すると次に前記計測データを送信するまでの間少なくとも通信機能を停止する1乃至複数の計測端末と、前記計測端末から送信される前記計測データを収集する主装置と、前記計測端末と前記主装置との間に介在して前記計測データを中継する1乃至複数の中継装置とで無線ネットワークを構成し、前記中継装置は、自身と通信可能な前記計測端末から送信される前記計測データを記憶する記憶部を備え、前記主装置は、前記計測端末からの前記計測データを正常に受信したか否かを判定する判定部を備え、前記判定部において前記計測端末から前記計測データを正常に受信していないと判定すると、当該計測端末との間で接続を確立している前記中継装置に対して前記計測データの送信を要求することを特徴とする無線システム。
  2. 前記主装置は、前記判定部において自身との間で接続を確立している前記計測端末から前記計測データを正常に受信していないと判定すると、当該計測端末と通信可能な前記中継装置に対して前記計測データの送信を要求することを特徴とする請求項1記載の無線システム。
  3. 前記計測データには、前記計測端末が前記計測データを送信する間隔を示す時間情報が含まれることを特徴とする請求項1又は2記載の無線システム。
  4. 前記中継装置は、前記計測端末との間の接続の確立又は離脱を検出すると、前記計測端末との間の接続関係を示す接続情報を含む無線信号を前記主装置に送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の無線システム。
  5. 前記計測データには、当該計測データを送信する前記計測端末との間で接続を確立している前記中継装置の識別情報が含まれることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の無線システム。
  6. 前記中継装置は、自身との間で接続を確立している前記計測端末からの前記計測データを受信すると前記記憶部に既に記憶されている前記計測データを更新することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の無線システム。
  7. 前記中継装置は、自身との間で接続を確立している前記計測端末からの前記計測データの履歴を前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の無線システム。
  8. 前記計測端末は、前記計測データを送信すると前記主装置又は前記中継装置からの応答を待たずに前記通信機能を停止することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の無線システム。
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