JP2016201605A - 無線通信端末、無線通信システム - Google Patents

無線通信端末、無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】他システムとの周波数共存環境下において、電波の干渉が発生した場合に無線通信が断絶する時間を減らす。【解決手段】無線通信端末10に対して定期的にポーリングを行いセンサデータ収集を行うゲートウェイ20と、ゲートウェイから収集したデータを蓄積保管するデータ収集サーバ30とからなる無線通信システムである。無線通信端末が、ゲートウェイからのアクセス周期に従い、干渉を受けている時間の割合と、干渉信号と希望信号との強度比を計測し、ゲートウェイからのポーリングに応答する際、センサデータに自端末の干渉に関する情報を付加し、ゲートウェイが収集した無線通信端末の干渉情報に基づき、干渉の影響の大きさを判定する干渉エリア判定機能と、判定の結果に応じて、無線通信端末に対して干渉対策を実施する機能と、自端末が測定した干渉の情報から、干渉の影響の大きさを判断してチャネルサーチに移行する干渉対策部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の無線通信端末が計測したセンサデータを、ゲートウェイがポーリングにより収集する無線通信システムに関するものである。
近年、多数の無線センサーノードを利用して、センサデータの収集や機器の制御を行うことが注目を集めている。このとき、同一の無線通信帯域を利用する他のシステムが共存する場合、無線通信の干渉が発生し、通信品質が劣化する。そこで、特許文献1では、干渉を検知した場合に自システムが利用する無線の通信チャネルを変更することで、自他システム間の干渉を回避させている。
特開2007-243623号公報
しかしながら、特許文献1のようにシステム内の無線通信端末が通信チャネルを変更する際は、新しい通信チャネルに移行するまでは通信が断絶し、特にセンサネットワークのようにマルチホップ通信が実施されるシステムにおいては、ゲートウェイの近隣のノードから通信チャネルを確定させていくため、すべての無線通信端末との通信が復旧するまでに時間がかかる。
そこで本発明では、無線通信端末毎に、アプリケーションの通信要件を満たす状態であるかを判断基準として、干渉の影響の大きさを判定し、干渉の影響の大きさに応じた干渉対策を実施することで、他システムとの周波数共存環境下において、干渉が発生した場合にも通信が断絶する時間を減らすことを可能とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、
通信を行うタイミングがポーリングにより制御されている複数の無線通信端末と、前記無線通信端末に対して定期的にポーリングを行いデータ収集を行うゲートウェイと、前記ゲートウェイから収集したデータを蓄積保管するデータ収集サーバとからなる無線マルチホップ通信ポーリングシステムにおいて、前記無線通信端末が、前記ゲートウェイからのアクセス周期に従い、干渉を受けている時間の割合と、干渉信号と希望信号との強度比を計測する機能と、前記無線通信端末が、ゲートウェイからのポーリングに応答する際に、センサデータと同時に自端末の干渉に関する情報を付与する機能と、
前記ゲートウェイが、管理下に置く前記無線通信端末から干渉に関する情報を集約し保管する機能と、前記ゲートウェイが、集約した前記無線通信端末の干渉に関する情報に基づき、干渉の影響の大きさを判定する干渉エリア判定機能と前記ゲートウェイが、干渉エリア判定の結果に応じて、前記無線通信端末に対して干渉対策を実施する機能と、前記無線通信端末が、自端末が測定した干渉の情報から、干渉の影響の大きさを判断し、通信チャネルサーチなどに移行する干渉対策を実施する機能と、前記データ収集サーバが、前記ゲートウェイが集約した前記無線通信端末の干渉に関する情報を、外部出力装置に出力することで、干渉が発生しているエリアをシステムの管理者に通達し、無線通信端末の配置場所を変更するなどの対策を指示する機能と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、
センサデータ収集向けの無線通信システムにおいて、他システムとの周波数共存環境下において、干渉が発生した場合に通信が断絶する時間を減らすことが実現可能となる。
実施例1に関わるセンサデータ収集向けの無線通信システムの全体構成を示す図である。 実施例1に関わるデータ収集サーバ、ゲートウェイ、無線通信端末の構成例を示す図である。 実施例1に関わる収集値データベースの一例を示す図である。 実施例1に関わる機器情報データベースの一例を示す図である。 実施例1に関わるルーティングデータベースの一例を示す図である。 実施例1に関わるノード情報データベースの一例を示す図である。 実施例1に関わる計測値データベースの一例を示す図である。 実施例1に関わるパケットキューデータベースの一例を示す図である。 実施例1に関わる干渉情報集約データベースの一例を示す図である。 実施例1に関わる干渉情報データベースの一例を示す図である。 実施例1に関わるマッピングデータベースの一例を示す図である。 実施例1に関わる干渉対策データベースの一例を示す図である。 実施例1に関わる共通ヘッダの一例を示す図である。 実施例1に関わるポーリングパケットの一例を示す図である。 実施例1に関わるポーリング応答パケットの一例を示す図である。 実施例1に関わる定期収集のフローチャートである。 実施例1に関わる干渉エリア判定のフローチャートである。 実施例1に関わる閾値判定による干渉エリアの判定領域をグラフ上に示した図である。 実施例1に関わる閾値判定のフローチャートである。 実施例1に関わる判定修正のフローチャートである。 実施例1に関わる干渉対策のフローチャートである。 実施例1に関わる干渉計測のフローチャートである。 実施例1に関わるパケット通信のフローチャートである。 実施例1に関わる干渉エリア判定の結果がB判定の場合の動作の一例を示したシーケンス図である。 実施例1に関わる干渉エリア判定の結果がC判定の場合の動作の一例を示したシーケンス図である。 実施例1に関わる干渉エリア表示のフローチャートである。 実施例1に関わる干渉エリア表示が出力する画面の一例を示す図である。 実施例2に関わる干渉率は低いが、干渉強度比が高い場合のセンサデータの収集周期に対する端末の通信失敗回数を示したグラフの一例である。 実施例2に関わる閾値判定が判定B(1)となったときのポーリングの順序変更の一例を示す図である。
以降、本発明を実施するための最良の形態を、図などを参照しながら詳細に説明する。図1〜20は実施例1を、図20〜図21は実施例2を示す図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表し、基本的な構成および動作は同様のものであるとする。
図1は、実施例1に関わるセンサデータ収集向けの無線通信システムの全体構成を示す図である。
本センサデータ収集向けの無線通信システムは、無線通信端末10がセンサ部15などにより定期的に計測したセンタデータを、データ収集サーバ30がネットワーク40を介して、ゲートウェイ20経由で無線通信により各無線通信端末10から情報取得を行うシステムであり、複数の無線通信端末10と、ゲートウェイ20と、データ収集サーバ30と、ネットワーク40により構成される。
無線通信端末10は、ゲートウェイ20からの情報取得要求(ポーリングパケット)を受信すると、無線通信により定期的に計測したセンサデータと自身の干渉に関する情報を送信するとともに、無線通信端末10およびゲートウェイ20が送信した無線通信を他の無線通信端末10に中継する機能を有する。
ゲートウェイ20は、各無線通信端末10からセンサデータを取得するために、周期的に各無線通信端末10にポーリングパケットを送信するとともに、無線通信端末10がポーリングパケットの応答として送信したセンサデータを受信して、蓄積管理する機能を有する。ネットワーク40は、ゲートウェイ20とデータ収集サーバ30との通信を無線または有線で接続するモノであり、たとえばEthernet(登録商標)やInternetである。データ収集サーバ30は、ネットワーク40を介して、ゲートウェイ20が管理している無線端末10の定期収集情報を受信して、蓄積管理する機能を有する。
図1では、実線で示されている部分は無線により直接通信が可能な通信経路として利用されていることを示し、破線で示されている部分は無線により直接通信可能であるが、通信経路として利用されていないことを示している。
本実施例では、無線通信端末10同士、無線通信端末10とゲートウェイ20における無線通信として、特定小電力無線などに代表される低速な無線通信を想定しているが、IEEE802.11a/b/g/nなどに代表される無線LAN規格やIEEE802.15.4、Bluetooth(登録商標)、UWBなどの無線方式であっても構わない。
図2は、実施例1に関わるデータ収集サーバ、ゲートウェイ、無線通信端末の構成を示す図である。
データ収集サーバ30は主記憶31、CPU32、入出力装置33、補助記憶34、通信I/F35、干渉エリア表示36を有している。主記憶31には、機器設定311、パケット通信312、収集値データベース313、機器情報データベース314が格納されている。
干渉エリア表示36は、ゲートウェイ20が干渉エリア判定214で判定した無線通信端末10が受ける干渉の大きさを、入出力装置33と接続されるディスプレイ上などでグラフィカルに表示するプログラムであり、本システムを管理するユーザが干渉エリア表示36で示される干渉の大きさに応じて、干渉対策213で実行される干渉対策を機器設定プログラム311を通して実行しても良い。
機器設定311は、無線通信端末10やゲートウェイ20に対してノード情報を設定することや、ゲートウェイ20に対しては定期収集の開始や中止、頻度などのパラメータを設定するプログラムである。
パケット通信312は、無線通信端末10、ゲートウェイ20、データ収集サーバ30が、ネットワーク40または無線通信用アンテナ27、17から得られたパケットをそれぞれ通信I/F35、25、無線処理26、16を介して受信して、次の宛先にパケットを中継することや、パケットのデータの種類に応じて、収集値データベース313、215、ルーティングデータベース217、干渉情報集約データベース218を更新することが可能なプログラムである。
収集値データベース313は、ゲートウェイ20が収集した無線通信端末10の情報を時系列ごとに管理するデータベースである。機器情報データベース314は、無線通信端末10やゲートウェイ20の機器情報を管理するデータベースである。
ゲートウェイ20は、主記憶21、CPU22、表示部23、補助記憶24、通信I/F25、無線処理26、無線通信用アンテナ27を有している。主記憶装置21には、パケット通信211、定期収集212、干渉対策213、干渉エリア判定214、収集値データベース215、ノード情報データベース216、ルーティングデータベース217、干渉情報集約データベース218、マッピングデータベース219、干渉対策データベース220が格納されている。
パケット通信211は、データ収集サーバ30のパケット通信312と同じである。
定期収集212は、無線通信端末10が計測しているセンサデータなどを定期的に収集するプログラムである。干渉対策213は、無線通信端末10が他システムからの干渉を受けている際に動作し、干渉エリア判定214で判定された干渉の影響の大きさに応じて、干渉対策データベース220を参照して、適切な干渉対策を実施するプログラムである。
干渉エリア判定214は、無線通信端末10から集約した干渉情報をもとに、無線通信端末10が受けている他システムからの干渉の影響の大きさを、アプリケーションの通信要件を基準として判定するプログラムである。
収集値データベース215は、データ収集サーバ30の収集値データベース313と同じである。ノード情報データベース216は、無線通信端末10またはゲートウェイ20の固有のノードIDなどの情報を管理するデータベースである。
ルーティングデータベース217は、無線通信端末10と通信を行うための通信経路の情報を管理するデータベースである。
干渉情報集約データベース218は、ゲートウェイ20が管理する無線通信端末10が、干渉計測113で計測した干渉率や干渉強度比の情報および通信失敗率を集約し、保管するデータベースである。マッピングデータベース219は、干渉エリア判定214が干渉の影響の大きさを判定する際に利用する干渉率と干渉強度比の閾値を保管するデータベースである。干渉対策データベース220は、干渉エリア判定214で判定された干渉の影響の大きさに応じた干渉対策を保管したデータベースである。
無線通信端末10は、主記憶11、CPU12、表示部13、補助記憶14、センサ部15、無線処理16、無線通信用アンテナ17を有している。主記憶11には、パケット通信111、定期計測112、干渉計測113、干渉対策114、計測値データベース115、ノード情報データベース116、パケットキューデータベース117、干渉情報データベース118、干渉対策データベース119、マッピングデータベース120が格納されている。
パケット通信111は、データ収集サーバ30のパケット通信312と同じである。
定期計測112は、一定時間ごとにセンサ部15から得られたデータを計測値データベース115に保存するプログラムである。
干渉計測113は、干渉強度比計算部1131、干渉率計算部1132から構成され、無線通信端末10が受けている干渉の影響の大きさを測定するプログラムである。
干渉強度比計算部1131は、無線通信端末10が受ける干渉の大きさに対する希望信号の受信電波強度比を、ゲートウェイ20が無線通信端末10にアクセスする周期で平均化した値を計算するプログラムである。
干渉率計算部1132は、無線通信端末10がゲートウェイからのアクセス周期に対して、干渉を受けている時間の割合を計算するプログラムである。干渉対策114は、ゲートウェイ20の干渉対策220と同じである。計測値データベース115は、センサ部15から得られたデータと、その時の時刻を管理するデータベースである。
ノード情報データベース116は、ゲートウェイ20のノード情報216と同じである。パケットキューデータベース117は、無線通信端末10が干渉により通信待機状態になった場合に、転送する予定であったパケットを保管するデータベースである。干渉情報データベース118は、無線通信端末10が、干渉計測113で計測した干渉率や干渉強度比と干渉強度比の情報を保管するデータベースである。
干渉対策データベース119は、ゲートウェイ20の干渉対策データベース220と同じである。マッピングデータベース120は、ゲートウェイ20のマッピングデータベース219と同じである。なお、表示部23、13は定期収集情報やノード情報、故障情報などを示す部分であり、液晶ディスプレイやLEDを想定しているが、表示部23、13がなくても動作には影響はない。
図3(a)は、実施例1に関わる収集値データベースの一例を示す図である。
収集値データベース313、215は、無線通信端末10からのデータの収集、管理を行うため、ネットワークID、定期収集番号、ノードID、ポーリング通信、収集値、収集時刻が記憶されており、ネットワークID、定期収集番号の値により一意に決まるテーブルにより、各情報を管理している。
ノードID欄3131のノードIDは、無線通信端末10を各ネットワークIDにおいて一意に特定する識別子である。ポーリング通信欄3132のポーリング通信は、無線通信端末10に対して行ったポーリング通信が成功、失敗、未実施のいずれであるかを表す識別子である。収集値欄3133の収集値は、無線通信端末10がセンサ部15により取得した情報であり、実施例1では各家庭における電力使用量を表す数値である。収集時刻欄3134の収集時刻は、無線通信端末10がセンサ部15により情報を取得した時刻を表す数値である。
ここで、収集値欄3133で記憶する値は、温度や湿度情報、水やガスの使用量などである場合や、それらを複数記憶しても構わない。また、ネットワークIDとは、データ収集サーバ30が1つのゲートウェイ20と複数の無線通信端末10から構成されるネットワークを複数管理していることが想定されるため、それぞれのネットワークを識別する識別子である。
また、定期収集番号とは、データ収集サーバではネットワークIDが示す各ネットワークに対して、すべての無線通信端末10から順番に定期収集値を取得するため、それが何回目の定期収集であるかを示す識別子である。
図3(b)は、実施例1に関わる機器情報データベースの一例を示す図である。
機器情報データベース314は、無線通信端末10、ゲートウェイ20の機器情報を管理するため、ノードID、無線MACアドレス、IPアドレス、サブネットマスク、位置座標が記憶されており、ネットワークIDの値により一意に決まるテーブルにより、各情報を管理している。ノードID欄3141のノードIDは、収集値データベース313のノードIDと同じである。
無線MACアドレス欄3142の無線MACアドレスは、通信機器に一意に割り振られる識別子であり、IEEEなどが定める識別子である。IPアドレス欄3143のIPアドレスは、ネットワーク通信において、通信機器に対して付与されるIPアドレスである。
サブネットマスク欄3144のサブネットマスクは、IPネットワーク通信に必要なサブネットマスクである。位置座標欄3145の位置座標は、無線通信端末10が設置されている位置を表す。ここでの位置座標とは、無線通信端末10間の相対的な位置関係を示せればよく、1mオーダの誤差を含んでもよい。例えば、無線通信端末を設置する場所の構内図面などがある場合には、図面の端のいずれかを(0,0)としたときの、相対的な位置座標を入力し、管理する。
図4(a)は、実施例1に関わるルーティングデータベースの一例を示す図である。
ルーティングデータベース217は、ゲートウェイが無線端末10と通信を行う際の通信経路が記憶されており、ネットワークIDの値により一意に決まるテーブルにより、各情報を管理している。送信ノードIP欄2171の送信ノードIPは、パケットを送信するノードのIPアドレスを表す。宛先ノードIP欄2172の宛先ノードIPは、パケットの最終的な受信を行うノードのIPアドレスを表す。次の中継先ノードIP欄2173の次の中継先ノードIPは、送信ノードIPアドレスが示すノードから宛先ノードIPが示すノードへの通信が直接行えない場合に、送信ノードIPが示すノードが通信の中継先として選択するノードのIPアドレスを表す。
図4(b)は、実施例1に関わるノード情報データベースの一例を示す図である。ノード情報データベース216、116は、無線通信端末10、ゲートウェイ20が自身の機器情報を管理するため、ノードID、ネットワークID、無線MACアドレス、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、サーバIPアドレスを記憶している。項目欄2161は、ノード情報に関わる各項目を識別する。値欄2162は、項目欄2161に対応するIDやアドレスなどの数値を表す
図5(a)は、実施例1に関わる計測値データベースの一例を示す図である。計測値データベース115は、無線通信端末10がセンサ部15により定期的に取得したデータを保存しておくためのもであって、計測値、計測時刻を記憶している。計測値欄1151の計測値は、収集値データベース313の収集値と同じである。計測時刻欄1152の計測時刻は、収集値データベース313の収集時刻と同じである。
図5(b)は、実施例1に関わるパケットキューデータベースの一例を示す図である。パケットキューデータベース117は、無線通信端末10が干渉を検知したことで、ゲートウェイ20へのパケット送信が送信待機状態になった際に、パケットを記憶している。送信順番欄1171は、パケットを記憶した順番を管理している。データ欄1172は、パケットの中身をバイナリーのデータとして管理している。
ここで、センサデータはアプリケーションによっては時間が経過すると情報量が低下してしまうため、送信順番が一番早いデータが一定回数以上送信ができなかった場合は、送信順番が一番早いデータを消し、次以降の送信順番を繰り上げた後、新しいデータを追加してもよい。
図6(a)では、実施例1に関わる干渉情報集約データベースの一例を示す図である。干渉情報集約データベース218は、ゲートウェイ20において、無線通信端末10が干渉強度比計算部1131および干渉率計算部1132で計算した結果および無線通信端末10との通信失敗率を管理する。ノードID欄2181のノードIDは、収集値データベース313のノードIDと同じである。干渉率欄2182は、無線通信端末10が干渉率計算部1132で計算した結果を保管する。干渉強度比欄2183は、無線通信端末10が干渉強度比計算部1131で計算した結果を保管する。通信失敗率欄2184は、ゲートウェイ20と無線通信端末10との無線通信失敗率を保管する。
ここで、無線通信失敗率は、ゲートウェイ20が干渉対策220により無線通信端末10に対して干渉対策を実施した場合や、1日経過後など一定以上の時間が経過した場合やデータ収集サーバ30が機器設定311を用いてリセットしてもよい。通信失敗率2184を端末毎に時刻データと対応づけて一定の期間の通信状況を記憶しておけば、通信の失敗していない時間帯をもとめることができ、通信が失敗しない時間帯にデータを送信するよう制御することが可能となる。
図6(b)は、実施例1に関わる干渉情報データベースの一例を示す図である。干渉情報データベース118は、無線通信端末10が干渉強度比計算部1131および干渉率計算部1132で計算した結果を管理する。項目欄1181は、データ欄1182のデータの項目を表し、干渉率または干渉強度比を示す。データ欄1182は、項目欄1181で示される項目の値を保管する。
ここで、データ欄1182のデータは、干渉強度比計算部1131および干渉率計算部1132が実行される度に最新の値に上書きする、または、時刻欄を増やすことで、干渉強度比計算部1131および干渉率計算部1132の処理が実行される度に値を追加し、ログを保存してもよい。
図7(a)は、実施例1に関わるマッピングデータベースの一例を示す図である。マッピングデータベース219、120は、干渉エリア判定214を実行する際に、無線通信端末10における干渉の影響の大きさを決定するための閾値を保管する。項目欄2191は、干渉率および干渉強度比の閾値を保管しており、閾値の数は、値が小さい順に閾値1、閾値2、閾値3と増やすことで、干渉の影響の大きさを詳細に判定しても良い。干渉率欄2192は、干渉エリア判定214を実行する際に用いる干渉率の閾値を保管している。干渉強度比欄2193は、干渉エリア判定214を実行する際に用いる干渉強度比の閾値を保管している。
ここで、干渉率の閾値の決め方は、例えば閾値1は、ゲートウェイ20からのパケットを受信した場合、干渉を受けていたら100%通信が失敗すると仮定した場合に、ゲートウェイ20において所望の通信失敗率を達成できる干渉率とし、閾値2はゲートウェイ20からのパケットの再送を考慮した際に、既定の再送回数内でゲートウェイ20で所望のデータ収集失敗率を達成できる干渉率としてもよい。また、干渉強度比の閾値の決め方は、例えば、無線通信端末10の無線処理26に用いるメディアの通信失敗率が、一定以上となる雑音の大きさを計測する、もしくはデータシートから得ることで設定してもよい。
図7(b)は、実施例1に関わる干渉対策データベースの一例を示す図である。干渉対策データベース220、119は、干渉エリア判定214による閾値を用いた判定の結果に応じた、無線通信端末10及びゲートウェイ20の動作を管理する。干渉エリア判定の結果欄2201は、干渉エリア判定214による閾値を用いた判定の結果を示す。
無線通信端末の動作欄2202は、干渉エリア判定の結果に応じた無線通信端末10の動作を管理する。ゲートウェイの動作欄2203は、干渉エリア判定214の結果に応じたゲートウェイ20の動作を管理する。基準通信失敗率欄2204は、干渉エリア判定214により無線通信端末10における干渉の影響の大きさを判定した結果、想定されるゲートウェイ20との通信失敗率を示す。
ここで、親端末とは、ゲートウェイ20が無線通信端末10と通信を実施する際に、無線が直接届かない場合に他の無線通信端末10が通信を中継する際に、一番最後に通信を中継する無線通信端末10のことを示す。例えば、図1の#9の無線通信端末に対しては、#5の無線通信端末が親端末となる。
ここで、本実施例では、アプリケーションの要件を通信失敗率10%未満とし、最大3回の再送を許容する。この場合、干渉エリアの判定結果Aは、無線通信端末10は干渉を受けているが、再送なしでアプリケーションの要件を満たす状態であることを示し、ただちに通信チャネルの変更は行わず、ゲートウェイ20が無線通信端末10へのポーリングの順序を変更することで、干渉を回避する。干渉エリアの判定結果Bは、無線通信端末10は干渉を受けているが、再送を含めればアプリケーションの要件を満たす状態であることを示し、アプリケーションを動作させながら、ゲートウェイ20からのポーリングパケットに通信チャネル変更の指示を付与することで、干渉を回避する。干渉エリアの判定結果Cは、アプリケーションの要件を満たさない状態であることを示し、無線通信端末10は干渉により通信ができない確率が高いため、無線通信端末10は干渉対策114により通信チャネルサーチに移行し、ゲートウェイ20は通信チャネルサーチに移行する無線通信端末10のルーティングにおける親端末に、無線通信端末10との通信に利用する通信チャネルを変更するように指示をする。
また、通信チャネルサーチとは、無線通信端末10が通信に利用する複数の周波数チャネルを順番にキャリアセンスを実施し、自システムからのパケットの受信に成功した場合にチャネルを確定する方式であり、予め決められた範囲の周波数チャネルをサーチする方式や、事前に移行するチャネルを一意に決めておく方式でもよい。
図8(a)は、実施例1に関わる共通ヘッダの一例を示す図である。共通ヘッダ51は、無線通信端末10、ゲートウェイ20、データ収集サーバ30がやり取りするパケットにおいて、共通して利用されるIPのヘッダ情報であり、ネットワークID511、送信ノードIP512、宛先ノードIP513、ルーティング情報長514、中継先ノードIP515、パケット識別コード516から構成される。
ネットワークID511とは、データ収集サーバ40が1つのゲートウェイ20と複数の無線通信端末10から構成されるネットワークを複数管理していることが想定されるため、それぞれのネットワークを識別する識別子である。送信ノードIP512とは、パケットを最初に送信したノードのIPアドレスを表す情報である。宛先ノードIP513とは、パケットを最終的に受信するノードのIPアドレスを表す情報である。ルーティング情報長514とは、パケットが送信ノードIP512から宛先ノードIP513まで転送される際の、通信経路の長さを表す情報である。
中継先ノードIP515は、送信ノードIP512が示すノードから宛先ノードIP513が示すノードへの通信が直接行えない場合に、通信の中継先として選択するノードのIPアドレスを表す情報であって、中継先のノードからさらに中継を行う場合には、次の中継先ノードIP515を通信経路の順に従って必要な数だけ入れるものである。パケット識別コード516とは、パケットの種類を表す情報である。
図8(b)は、実施例1に関わるポーリングパケットの一例を示す図である。ポーリングパケット52とは、データ収集サーバ30が、無線通信端末10の計測値や干渉情報を取得するために、無線通信端末10に対してポーリングを行うパケットであり、共通ヘッダ521、ポーリングコード522、ポーリングデータ長523、ポーリングデータ524から構成される。
共通ヘッダ521は、共通ヘッダ51と同じである。ポーリングコード522とは、ポーリングパケット52を受けた無線通信端末10の動作を指定するための情報を表し、無線通信端末10が収集した最新の計測値をポーリング応答に入れることや、過去に渡り複数の計測値を応答させること、センサ部による計測の停止や再開、通信チャネルの変更などの制御指示を可能とするデータを表す情報を入れてもよい。ポーリングデータ長523とは、ポーリングデータ524の長さを表す情報である。ポーリングデータ524とは、無線通信端末10への通信チャネルを変更する際の変更先の通信チャネルの情報など、無線通信端末10に対する設定変更に関する情報である。
図8(c)は、実施例1に関わるポーリング応答パケットの一例を示す図である。ポーリング応答パケット53は、ポーリングパケット52を受信した無線通信端末10が、ゲートウェイ20に対して計測値や干渉情報などの情報を送信する際のパケットであって、共通ヘッダ531、ポーリング応答データコード532、ポーリング応答データ長533、ポーリング応答データ534、干渉情報535から構成される。
共通ヘッダ531は、共通ヘッダ51と同じである。ポーリング応答データコード532は、ポーリング応答データ534の種類を表す情報である。ポーリング応答データ長533は、ポーリング応答データ534の長さを表す情報である。ポーリング応答データ534は、無線通信端末10の計測値1161、計測時刻1162などのデータを表す情報である。干渉情報535は、無線通信端末10の干渉率のデータ1182、干渉強度比のデータ1182などのデータを表す情報である。
図9は、実施例1に関わる定期収集のフローチャートである。定期収集212は、ゲートウェイ20が、無線通信端末10がセンサ部15から取得している計測値を、ある一定間隔で各端末にポーリング処理S12を行うことで定期的に収集するプログラムである。
まず、定期収集番号をリセットする(S10)。次に、定期収集番号をインクリメントすることで更新する(S11)。次に、無線通信端末10から計測値を取得するため、無線通信端末10から1つの端末を選択して、ポーリングパケット52を送信するポーリング処理を行う(S12)。現在の定期収集番号において、すべての無線通信端末10にポーリング処理を行うまで、ポーリング処理を繰り返す(S13)。次に、ポーリング応答パケット53に含まれる干渉情報535により干渉情報集約データベース218を更新する(S14)。次に、干渉情報集約データベース218を参照して、無線通信端末10の干渉エリア判定214を実施する(S15)。次に、干渉エリア判定S15の結果から、ゲートウェイ20は無線通信端末10に干渉対策213を実施する(S16)。最後に、一定時間待機して(S17)、次の定期収集番号による定期収集を行う。
ポーリング処理S12は、ポーリング対象となる端末を決定し、ポーリングパケット52を送信し、一定時間以上ポーリング応答パケット53を受信待機プログラムである。まず、ポーリングの対象となる無線通信端末10を決定する。次に、決定した無線通信端末10に対してポーリングパケットを送信し、タイムアウトまでポーリング応答パケットの受信待機をする。ここで、ポーリング対象端末決定の方法は、ポーリング未実施の端末からランダムに選択する、前回の定期収集番号においてポーリングが失敗した端末から先に選択する、などがある。
図10は、実施例1に関わる干渉エリア判定のフローチャートである。干渉エリア判定S15は、干渉エリア判定の対象となる無線通信端末10を決定し、無線通信端末10の干渉の影響の大きさを判定するプログラムである。
まず、すべての無線通信端末10に対して干渉エリアの判定が終了していない場合、無線通信端末10からノードID2151がkである端末kを選択する(S152)。次に、端末kに関する干渉情報集約データベース218が更新されている場合(S153)、マッピングデータベース219を用いた閾値判定を実施する(S154)。
端末kに関する干渉情報集約データベース218が更新されておらず(S153)、端末kの周辺端末の干渉情報集約データベース218が更新されている場合(S155)、端末kの判定結果を、周辺端末の判定結果の多数決を取り、もっとも多い判定結果とする(S156)。すべての無線通信端末10に対して干渉エリアの判定が終了していた場合(S151)、干渉エリア判定の修正が必要であるかを確認する(S157)。ここで、無線通信端末10の周辺端末とは、無線通信端末10と直接無線通信が可能な他の無線通信端末10のことを示す。
図11(a)は、実施例1に関わる閾値判定による干渉エリアの判定領域をグラフ上に示したものである。閾値判定では、干渉率の値及び干渉強度比の値をそれぞれの閾値と大小を比較し、比較結果の組み合わせにより、干渉エリアの判定を行う。閾値判定では、干渉率の値が閾値より大きく、かつ干渉強度比の値が閾値より大きい場合には、干渉エリアの判定結果をCと、干渉率の値が閾値より大きく、かつ干渉強度比の値が閾値より小さい場合、または干渉率の値が閾値より小さく、かつ干渉強度比の値が閾値より大きい場合には、干渉エリアの判定結果をBと、干渉率の値が閾値より小さく、かつ干渉強度比の値が閾値より小さい場合には、干渉エリアの判定結果をAとする。
干渉強度比61は、図11(a)に示すグラフの縦軸を示し、干渉強度比計算1131部で算出される値と同じである。干渉率62は、図11(a)に示すグラフの横軸を示し、干渉率計算部1132で算出される値と同じである。干渉強度比の閾値63は、マッピングデータベース219の干渉強度比欄2193の値と同じである。干渉率の閾値64は、マッピングデータベース219の干渉率欄2192の値と同じである。判定C65は、干渉対策データベース220の干渉エリア判定の結果欄2201のCと同じである。判定B66、67は、干渉対策データベース220の干渉エリア判定の結果欄2201のBと同じである。判定A68は、干渉対策データベース220の干渉エリア判定の結果欄2201のAと同じである。
図11(b)は、実施例1に関わる閾値判定のフローチャートである。閾値判定フローチャートS154は、無線通信端末10の干渉の影響の大きさを、干渉情報集約データベース218の干渉率2182と干渉強度比2183をマッピングデータベース219の干渉率2192の閾値と干渉強度比2193の閾値とそれぞれ比較することで判定するプログラムである。
まず、干渉情報集約データベース218の干渉強度比2183がマッピングデータベース219の干渉強度比2193の閾値と比べて小さく(S1541)、干渉情報集約データベース218の干渉率2182がマッピングデータベース219の干渉率2192の閾値と比べて小さい場合(S1542)、判定結果をAとする(S1543)。
次に、干渉情報集約データベース218の干渉強度比2183がマッピングデータベース219の干渉強度比2193の閾値と比べて小さく(S1541)、干渉情報集約データベース218の干渉率2182がマッピングデータベース219の干渉率2192の閾値と比べて大きい場合(S1542)、判定結果をBとする(S1544)。
次に、干渉情報集約データベース218の干渉強度比2183がマッピングデータベース219の干渉強度比2193の閾値と比べて大きく(S1541)、干渉情報集約データベース218の干渉率2182がマッピングデータベース219の干渉率2192の閾値と比べて小さい場合(S1545)判定結果をBとする(S1544)。
次に、干渉情報集約データベース218の干渉強度比2183がマッピングデータベース219の干渉強度比2193の閾値と比べて大きく(S1541)干渉情報集約データベース218の干渉率2182がマッピングデータベース219の干渉率2192の閾値と比べて大きい場合(S1545)、判定結果をCとする(S1546)。
図12は、実施例1に関わる判定修正のフローチャートを示したものである。判定修正S157は、干渉情報集約データベース218の通信失敗率と、干渉対策データベース220の基準通信失敗率を比較することで、ゲートウェイにおける干渉エリア判定の精度を高めるためのプログラムである。
まず、干渉情報集約データベース218の通信失敗率と、干渉対策データベース220の基準通信失敗率が等しい場合(S1571)、判定修正の処理を終了する。次に、干渉情報集約データベース218の通信失敗率が、干渉対策データベース220の基準通信失敗率と比べて大きい場合(S1572)、干渉エリアの判定対象となっていた無線端末10のうちノードIDがkである端末kの通信経路を変更し、ルーティングデータベース217を更新し(S1574)、判定修正の処理を終了する。次に、干渉情報集約データベース218の通信失敗率が、干渉対策データベース220の基準通信失敗率と比べて小さい場合(S1572)、端末kの判定結果を、端末kの周辺端末の判定結果の多数決を取り、もっとも多い判定結果に変更する(S1573)。
ここで、本実施例における判定修正を実施することで、干渉以外の要因、例えば障害物の出現などによる通信失敗率の上昇や、干渉の影響が大きい他システムが存在するが、ある無線通信端末10におけるポーリングを受ける周期が、他システムの通信周期と干渉の起きない周期で共存している場合に、周期がずれた際の通信失敗率の上昇を未然に防ぐことが可能となる。
図13は、実施例1に関わる干渉対策のフローチャートを示したものである。干渉対策S16は、ゲートウェイ20が閾値判定S154の結果より、無線通信端末10に対して干渉の影響の大きさに応じた干渉対策を実施する、または無線通信端末10が干渉計測113の結果を用いて、自身が受ける干渉の影響の大きさに応じた動作を実施するプログラムである。
まず、自端末がゲートウェイ20である場合(S1601)自身が管理するすべての無線通信端末10に対して干渉対策を実施する。自身が管理するすべての無線通信端末10に対して干渉対策を実施していない場合(S1602)、無線通信端末10からノードID2151がkである端末kを選択する(S1603)。次に、ゲートウェイ20は端末kに対する閾値判定S154の結果を確認する(S1604)。閾値判定の結果がAの場合、端末kに対するポーリングパケットを送信する順序を変更する(S1605)。閾値判定の結果がBの場合、ゲートウェイ20はポーリングパケットを用いて端末kに通信チャネルの変更を指示し(S1606)、次に、端末kのルーティング上の親端末に対して通信チャネルの変更を指示する(S1607)。閾値判定の結果がCの場合、端末kは通信チャネルサーチモードに移行しているため、予め定められたチャネルを一定間隔でサーチし、ポーリングが有るかどうか探索している。ゲートウェイは端末kのルーティング上の親端末に対して通信チャネルの変更を指示し(S1607)、チャネルサーチモードの端末へ指示したチャネルでポーリングをするように設定する。
次に、自端末がゲートウェイではなく、無線通信端末10である場合(S1601)、無線通信端末10は、干渉情報データベース118を参照して閾値判定を実施する(S1608)。閾値判定の結果(S1609)、A判定の場合は無線通信端末10は何もしない。B判定の場合、ゲートウェイ20が通信チャネルの変更を指示するのを待ち受ける(S1610)。C判定の場合、無線通信端末10は通信チャネルサーチに移行する(S1611)。
ここで、ゲートウェイ20がポーリングパケットを送信する順序を変更することは、無線通信端末10が無線通信を実施するタイミングを変更することで、干渉の発生を回避することを目的とし、例えば、ランダムに順序を入れ替えることや、全体の順序を前、または後ろにシフトすること、位置座標が一定以上離れた無線通信端末10と順序を入れ替える方法、などがある。
図14は、実施例1に関わる干渉計測のフローチャートを示したものである。干渉計測113は、無線通信端末10が干渉を受けている時間および強度を測り、アプリケーションの通信、ここではゲートウェイからのポーリングによるセンサデータの取得要求に対しての影響の大きさを、干渉強度比計算部1131、干渉率計算部1132により計算するプログラムである。まず、ポーリングパケットの受信周期タイマーが0である場合(S20)、干渉強度比計算部1131により、以下の計算式により干渉強度比を算出する(S21)。
Figure 2016201605
ここで、ポーリングの受信周期とは、ゲートウェイ20が無線通信端末10にセンサデータをポーリングで取得要求を送信する周期であり、ゲートウェイ20が管理する無線通信端末10の数から事前に見積もって無線通信端末10に通知する、または無線通信端末10がポーリングを受信する間隔を無線通信端末10のタイマーにより計測してもよい。
また、干渉強度に対する希望信号の強度比とは、希望信号を無線通信端末10が自システムの無線通信端末10から受信する平均の受信強度と、干渉信号との受信強度比である。希望信号はルーティング上の親端末と子端末との通信のうち、平均受信強度が弱い受信強度としてもよい。次に、干渉率計算部1132では、以下の計算式により干渉率を算出する(S22)。
Figure 2016201605
次に、無線通信端末10は計算した干渉強度比および干渉率により干渉情報データベース118を更新する(S23)。無線通信端末10は更新した干渉情報データベース118をもとに、干渉対策114を実施する(S24)。最後に、無線通信端末10はポーリングパケットの受信周期タイマーをリセットする(S25)。
図15は、実施例1に関わるパケット通信のフローチャートを示したものである。パケット通信211は、ゲートウェイ20、無線通信端末10がパケットを受信した際に、パケットの宛先と種類に対応した処理を行うプログラムである。
まず、パケットを受信したゲートウェイ20または無線通信端末10は、パケットのネットワークIDと自端末のネットワークが同じであるか確認を行う(S30)。次に、宛先が自端末であるかの確認を行い(S31)、更に自端末が最終宛先であるかを確認する(S32)。最終宛先が自端末である場合にはパケット内のパケット識別コードを確認する(S33)。次に、パケット内の識別コードが、00の場合にはポーリングパケット52の受信を行い(S34)、01の場合にはポーリング応答パケット53の受信を行う(S35)。もし、ネットワークIDや宛先が違う場合には処理を行わず、S32にて最終宛先が自端末でない場合には、パケット内のルーティング情報を確認し、次の中継端末に対してパケット中継処理を行う(S36)。
図16は、実施例1に関わるセンサデータの収集および干渉対策の一例を示したシーケンス図である。まず、ゲートウェイは20は定期収集212によりポーリング対象をノードIDが13の無線通信端末10に決定し(S500)、ポーリングパケットを送信する(S501)。ポーリングパケットを受信したノードIDが11である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリングパケットを中継する(S502)。同様にポーリングパケットを受信したノードIDが12である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリングパケットを中継する(S503)。
次に、ノードIDが13である無線通信端末10は、ポーリングパケットを受信する周期に応じて干渉計測113を実施し(S504)、干渉計測113によって得られた干渉強度比と干渉率のデータを干渉情報535としてポーリング応答パケットに付与し(S505)、ゲートウェイに送信する(S506)。次に、ポーリング応答パケットを受信したノードIDが12である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリング応答パケットを中継する(S507)。同様にポーリング応答パケットを受信したノードIDが11である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリング応答パケットを中継する(S508)。
次に、ポーリング応答パケットを受信したゲートウェイ20は、ポーリング応答パケット内のポーリング応答データの情報をもとに収集値データベース215を更新し、ポーリング応答パケット内の干渉情報535の情報をもとに干渉情報集約データベース218を更新する(S509)。次に、ゲートウェイ20は干渉エリア判定214を実施し、ノードIDが13の無線通信端末10の判定結果をBとし(S510)、干渉対策213を実施する(S511)。ゲートウェイ20は干渉対策213の結果より、ポーリングパケットをノードIDが13の無線通信端末10に対して送信する(S512、S513)。次に、ポーリングパケットを受信したノードIDが11である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリングパケットを中継する(S514)。同様にポーリングパケットを受信したノードIDが12である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリングパケットを中継する(S515)。
次に、ノードIDが13である無線通信端末10は、ポーリングパケットに記載される通信チャネル変更の指示に応じて、ポーリング応答パケットを送信後(S516)、ノードIDが12の無線通信端末10との通信チャネル変更を実施する(S517)。このとき、ノードIDが13である無線通信端末は通信チャネルを変更したことをゲートウェイ20に通知するとともに、センサデータを同時に転送してもよい。次に、ポーリング応答パケットを受信したノードIDが12である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリング応答パケットを中継する(S518)。同様にポーリング応答パケットを受信したノードIDが11である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリング応答パケットを中継する(S519)。
次に、ゲートウェイ20はノードIDが12の無線通信端末10に対してチャネルの変更を指示するポーリングパケットを送信する(S520、S521)、このとき、ゲートウェイはポーリングパケットの送信の前に、データベースの更新や干渉エリア判定214をもう1度実施してもよい。次に、ポーリングパケットを受信したノードIDが11である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリングパケットを中継する(S522)。ポーリングパケットを受信したノードIDが12の無線通信端末10は、ポーリングパケット内の通信チャネルの変更指示に従い、ノードIDが13である無線通信端末との通信チャネルを変更する(S523)。
図17は、実施例1に関わるセンサデータの収集および干渉対策の一例を示したシーケンス図である。まず、ゲートウェイ20は定期収集212によりポーリング対象をノードIDが13の無線通信端末10に決定し(S600)、ポーリングパケットを送信する(S601)。ポーリングパケットを受信したノードIDが11である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリングパケットを中継する(S602)。同様にポーリングパケットを受信したノードIDが12である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリングパケットを中継する(S603)。ノードIDが13である無線通信端末10は、ポーリングパケットを受信する周期に応じて干渉計測113を実施し(S604)、干渉計測113によって得られた干渉強度比と干渉率のデータを用いた干渉対策114の結果から(S605)、通信チャネルサーチに移行する(S606)。
次に、ゲートウェイ20は無線通信端末10からのポーリング応答パケットを受信しないため、タイムアウトが発生する(S607)。次に、ゲートウェイ20はノードID13の無線通信端末10からポーリング応答パケットがなかった結果を収集値データベース215及び干渉情報集約データベース218に記録し(S608)、干渉エリア判定214を実施する(S609)。ゲートウェイ20は干渉エリア判定214の結果より、ノードIDが13の無線通信端末10の干渉エリアの判定結果をCとし、ノードIDが13の無線通信端末10の親端末となるノードIDが12の無線通信端末10に対して、ノードIDが13の無線通信端末との通信チャネルを変更する指示をポーリングパケットに付与して送信する(S610、S611)。次に、ポーリングパケットを受信したノードIDが11である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリングパケットを中継する(S612)。
次に、自端末宛てのポーリングパケットを受信したノードIDが12である無線通信端末10は、ポーリングパケットに記載された情報より、ノードIDが13の無線通信端末10との通信チャネルを変更し(S613)、通信チャネルを変更したことをポーリング応答パケットに記載してゲートウェイ20に送信する(S614)。このとき、ノードIDが12の無線通信端末は、センサデータの計測値や干渉情報をパケットに付与して送信してもよい。次に、ポーリング応答パケットを受信したノードIDが11である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリング応答パケットを中継する(S615)。次に、ポーリング応答パケットを受信したゲートウェイ20は、ノードIDが13である無線通信端末10の通信チャネルを確定するため、ノードIDが13である無線通信端末に対してポーリングパケットを送信する(S616、S617)。
次に、ポーリングパケットを受信したノードIDが11である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリングパケットを中継する(S618)。同様にポーリングパケットを受信したノードIDが12である無線通信端末10は、自端末宛てのパケットではないため、ポーリングパケットを中継する(S619)。次に、ノードIDが13である無線通信端末10は、ノードIDが12である無線通信端末10からのポーリングパケットを検知することで、通信チャネルを確定させる(S620)。ここで、通信チャネルサーチを行っている間は、複数のチャネルにてキャリアセンスを実施しているため、一度のポーリングパケットではチャネルを確定できない可能性がある。そのため、ノードIDが12である無線通信端末10は、ノードIDが13である無線通信端末10に対して複数回ポーリングパケットを送信してもよい。
図18は実施例1に関わる干渉エリア表示のフローチャートである。干渉エリア表示は、データ収集サーバが、ゲートウェイが干渉エリア判定によって求めた、各端末毎の干渉の影響の大きさのデータを受信し、無線通信端末10との位置関係から、無線通信端末10が配置されるエリア内の干渉の影響範囲を計算する。
まず、データ収集サーバ30は、干渉の影響範囲を計算する初期位置座標をastart、bstartとする(S41)。次に、位置座標(a,b)の干渉エリアの判定を、位置座標(a, b)と一番近い無線通信端末10の干渉エリアの判定結果と同一にする(S42)。近さの計算は、無線通信端末10の位置座標を(m,n)としたとき、(a-m)2+(b-n)2 の平方根にて算出する。次に、a=a+Δaとし(S43)、a<amax であれば、S42に戻り、a<amaxでなければ(S44)、a=astartとし(S45)、b=b+Δbとした際に(S46)、b<bmaxであれば、S42に戻り、b<bmaxでなければ、画面を出力して終了する(S47)。ここで、amax, bmaxはそれぞれ、干渉の影響範囲を計算するエリアのx座標およびy座標の終端を示す。
図19は実施例1に関わる干渉エリアを出力する画面の一例を示す図である。干渉エリア図の出力は、無線通信端末10が配置されるエリア内の干渉の影響範囲を、外部ディスプレイなどを用いて表示する。干渉エリア図36の画面出力(S48)は、画面内の位置座標において、干渉エリアの判定結果が、隣接する位置座標と異なる場合に、境界線を記入して示す。ここで、境界線は、画面内の位置座標における、干渉エリアの判定結果毎に、画面内の色を変えることで表現しても良い。図20の一例においては、表364に示す通り、無線通信端末10のうち、干渉エリア判定214の結果A361の判定を受けた無線通信端末10が#6、#7、#9、#10、干渉エリア判定の結果B362の判定を受けた無線通信端末10が#3、#5、干渉エリア判定の結果C363の判定を受けた無線通信端末10が#1、#2、#4、#8の場合の結果である。
実施例2では、図11(a)に示す閾値判定において、干渉率が干渉率の閾値より小さく、かつ干渉強度比が干渉強度比の閾値より大きい場合の判定B66を判定B(1)、干渉率が干渉率の閾値より大きく、かつ干渉強度比が干渉強度比の閾値より小さい場合の判定B67を判定B(2)と異なる判定に区別する場合について記述する。実施例2の形態は、図1に示した実施例1の形態に対応し、実施例1の形態と同様の基本構成を採用する。したがって、以下、上記実施例1との相違点について説明し、実施例1と共通する構成要素については、説明を省略する。
図20は、実施例2に関わる干渉率は低いが、干渉強度比が高い場合のセンサデータの収集周期に対する端末の通信失敗回数を示したグラフの一例である。
干渉率は低いが干渉強度比が高い場合、すなわち閾値判定において判定B(1)となる場合、端末の通信回数はセンサデータの収集周期に対して、ある一定の短い期間において、通信の失敗が多くなる。これは、干渉率が低いため干渉が発生する期間は短くなるが、干渉強度比が大きいため、干渉が発生した場合には通信が失敗する可能性が高くなるためである。
端末の通信失敗回数71は、図20に示すグラフの縦軸を示し、ゲートウェイ20が無線通信端末10との通信に失敗した回数を積算したものである。時間72は、図20に示すグラフの横軸を示し、経過時間を示す。センサデータの収集周期73は、ゲートウェイ20が無線通信端末20からセンサデータを収集する周期を示す。
図21は、実施例2に関わる閾値判定が判定B(1)となったときのポーリングの順序変更の一例を示す図である。ポーリングの順序変更では、図21に示すような、干渉率が低く干渉強度が高い場合に、干渉対策として、干渉が発生している時間帯を避けてポーリングを実施する。ポーリングの順序図80では、ゲートウェイ20が無線通信端末10に対して、センサーデータの収集周期内においてどのような順序でポーリングを実施しているかを示し、センサデータの収集周期の前半にポーリングを順次実施していることを表す。
端末81は無線通信端末10を示し、端末1とはノードID3131が1の無線通信端末10であることを示す。時間82は、図21に示すポーリングの順序図80の横軸を示し、時間72と同様である。センサデータの収集周期83は、ゲートウェイ20が無線通信端末20からセンサデータを収集する周期を示し、センサデータの収集周期73と同様である。ポーリングの順序図(変更後)84は、図21に示すような、干渉率が低く干渉強度高いことにより、閾値判定が判定B(1)となった際に、センサデータの収集周期に対して干渉の影響が少ない、すなわち端末の通信失敗回数71が少ない時間帯でポーリングを実施することを示している。
このように、実施例2によれば、実施例1に加えて、判定B(1)の際はチャネルを変更すること以外の干渉対策が可能となり、干渉を受けた状態からの復旧にかかるオーバーヘッドをなくすことが可能である。
10 無線通信端末、20 ゲートウェイ、30 データ収集サーバ、40 ネットワーク、11、21、31 主記憶、12、22、32 CPU、14、24、34 補助記憶、33 出力装置、25、35 通信I/F、13、23 表示部、15 センサ部、16、26 無線処理部、17、27 無線通信用アンテナ、36 干渉エリア表示、51 共通ヘッダ、52 ポーリングパケット、53 ポーリング応答パケット、61 干渉強度比、62 干渉率、63 干渉強度の閾値、64 干渉率の閾値、65 判定C、66、67 判定B、68 判定A、71 端末の通信失敗回数、71、82 時間、73、83 センサデータの収集周期、80 ポーリングの順序図、84 ポーリングの順序図(変更後)212 定期収集プログラム、112、211、312 パケット通信プログラム、213、114 干渉対策プログラム、214 干渉エリア判定プログラム、113 干渉計測プログラム、215、313 収集値データベース、217 ルーティングデータベース、216、116 ノード情報データベース、112 定期計測プログラム、115 計測値データベース、117 パケットキューデータベース、218 干渉情報集約データベース、219、120 マッピングデータベース、220,119 干渉対策データベース、314 機器情報データベース、1131 干渉強度比計算部、1132 干渉率計算部

Claims (9)

  1. ゲートウェイと無線通信端末が無線通信を行うセンサネットワークに用いられる無線通信端末であって、
    予め定められた周期に従い、当該無線通信端末が使用する電波と他の電波の干渉を計測し、干渉を受けている時間の割合である干渉率を計算する干渉率計算部と、
    干渉している電波と当該無線通信端末が使用する電波の強度比を計算する干渉強度比計算部と、
    前記干渉率と前記干渉強度比をゲートウェイへ送信する入出力部とを備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記入出力部がゲートウェイへ送信する前記干渉率および前記干渉強度比は、センサデータを送信するパケットに干渉情報として付加することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 当該無線端末の前記干渉率および前記干渉強度比が、通信メディアの通信性能かアプリケーションの通信要件の何れかに基づいて設定された閾値を超えている場合、使用可能なチャネルを探す干渉対策部、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の無線通信端末。
  4. 無線通信を行う無線通信端末から干渉率と干渉強度比のデータをセンサデータと同時に収集し、収集した前記干渉率および干渉強度比が、通信メディアの通信性能かアプリケーションの通信要件の何れかに基づいて設定された閾値を超えているかどうかを判定し、干渉がゲートウェイと当該無線通信端末との通信に与える影響の大きさを判定する干渉エリア判定部を備えることを特徴とするセンサネットワークに接続されたゲートウェイ。
  5. 前記干渉エリア判定部が干渉率が予め定められた閾値を超えており、干渉強度比も予め定められている閾値を超えていると判定したとき、他の無線通信端末からのデータを受信する無線通信端末である親端末に使用するチャネルの変更を指示する干渉対策部を備えることを特徴とする請求項4に記載のゲートウェイ。
  6. 前記干渉エリア判定部は干渉率が予め定められた閾値より小さく、干渉強度比も予め定められている閾値より小さいと判定したとき、他の無線通信端末からのデータを受信する無線通信端末である親端末と、他の無線通信端末からデータを受信しない無線通信端末の両方へ変更するチャネルを指示する干渉対策部を備えることを特徴とする請求項4に記載のゲートウェイ。
  7. 前記干渉エリア判定部は干渉率が予め定められた閾値より小さく、干渉強度比が予め定められている閾値より大きいと判定したとき、無線通信端末との通信失敗率が低い時間帯を選択し、前記無線通信端末にデータを送信するよう指示する干渉対策部を備えることを特徴とする請求項4に記載のゲートウェイ。
  8. 無線通信端末に対して予め定められた間隔でポーリングを行い、センサデータの収集を行うゲートウェイと、前記ゲートウェイから収集したセンサデータを蓄積保管するデータ収集サーバとからなる無線通信システムであって
    前記無線通信端末は当該無線通信端末が使用する電波が干渉を受けている時間の割合である干渉率と、干渉している電波と当該無線通信端末が使用する電波の干渉強度比を求め、
    前記ゲートウェイは前記無線通信端末から前記干渉率と干渉強度比を受け取り、受け取った前記干渉率と干渉強度比を基に前記無線通信端末が受ける干渉の影響の大きさを判定する干渉エリア判定部と、
    干渉エリア判定部が求めた干渉の影響の大きさに関する情報をデータ収集サーバへ送信する入出力部を備え、
    前記データ収集サーバは前記ゲートウェイから受け取った干渉の影響の大きさに関する情報を基に前記無線機の物理的配置と対応づけて影響範囲を出力する入出力部を備えることを特徴とする無線通信システム。
  9. 無線通信端末に対して予め定められた間隔でポーリングを行い、センサデータの収集を行うゲートウェイと、前記ゲートウェイから収集したセンサデータを蓄積保管するデータ収集サーバとからなる無線通信システムにおける電波の干渉対策方法であって、
    前記無線通信端末は当該無線通信端末が使用する電波が他の電波からの干渉を受けている時間の割合である干渉率と、干渉している電波と当該無線通信端末が使用する電波の干渉強度比を求め、
    前記ゲートウェイは前記無線通信端末から前記干渉率と干渉強度比を受け取り、通信メディアの通信性能かアプリケーションの通信要件の何れかに基づいて設定された閾値を超えているかどうかを判定し、前記無線通信端末が受ける干渉の影響の大きさを判定し、
    予め定められている影響よりも大きいと判定したとき、前記無線通信端末に使用するチャネルの変更を指示することを特徴とする電波の干渉対策方法。
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