JP6201256B2 - 通信端末、および通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信端末、および通信システムに関するものである。
住戸、店舗、事務所等に設置された測定器の測定結果を無線信号によって送信する通信システムがある。
例えば、需要家毎に検針メータを設置して、商用電力、水道、ガス等のように供給事業者から供給される供給媒体の使用量を測定する。そして図4に示すように、各需要家には、例えば400MHz帯の小電力無線を用いて測定結果(検針データ)を送信する子局102を設置している。そして、検針員が、専用の検針器101(ハンディターミナル)を携行して個々の住戸を巡回し、検針器101−子局102間で1:1の通信を行うことによって、それぞれの住戸に設置された子局102から検針データを取得している(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−229017号公報
近年、図5に示すように、各需要家に設けた子局202が、遠隔地に設けられた親局201に検針データを無線送信する遠隔検針システムが普及している。この遠隔検針システムにおいて、検針データを送信する子局202は、検針データを収集する親局201との間で通信を直接行うことができない場合、他の子局202を通信の中継に用いた通信ルートを、親局201との間で構築する。すなわち、親局201と複数の子局202とで、マルチホップ通信ネットワークを構成している。
しかしながら、上述の特許文献1のように、検針器101との間で通信を行う子局102は、マルチホップ通信の機能を備えておらず、この遠隔検針システムに参加できなかった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、マルチホップ通信の機能を備えていない子局がマルチホップ通信ネットワークを介して親局にデータを送信することを可能にする通信端末、および通信システムを提供することにある。
本発明の通信端末は、複数の第1子局の各々が親局との間に通信ルートを構築して、前記親局と前記第1子局とが互いにマルチホップ通信を行うマルチホップ通信ネットワークの前記第1子局に用いられる通信端末であって、前記マルチホップ通信ネットワークにおいて前記通信ルートを介したマルチホップ通信を行う第1通信部と、前記マルチホップ通信ネットワークに属することなくいずれかの第1子局に対応付けられた第2子局との間で通信を行う第2通信部とを備えて、前記親局から前記第2子局宛に送信された第1信号を前記第1通信部が受信した場合、前記第1信号の宛先である前記第2子局が自局に対応付けられていれば、前記第2通信部が前記第1信号を前記第2子局へ送信し、前記第1信号の宛先である前記第2子局が自局に対応付けられていなければ、前記第1通信部が前記第1信号を前記通信ルートにおける次ホップの前記第1子局へ送信し、前記第2通信部が前記第2子局から前記親局宛に送信された第2信号を受信した場合、前記第1通信部は、前記第2信号を前記親局へマルチホップ通信を用いて送信することを特徴とする。
この発明において、前記第1通信部は、互いに異なる第1周波数と第2周波数とを切替可能に用いて通信を行い、前記第1周波数を用いた通信の通信可能範囲は、前記第2周波数を用いた通信の通信可能範囲より狭く、前記第2通信部は、前記第2周波数を用いて前記第2子局との間で通信を行い、前記第1通信部は、前記親局または他の前記第1子局との間で前記第1周波数を用いた通信ができない場合、前記親局または他の前記第1子局との間で前記第2周波数を用いた通信を行うことが好ましい。
この発明において、前記第1通信部は、前記第2通信部が前記第2子局から受信した信号の受信信号強度の情報を他の前記第1子局との間で授受し、この授受された前記受信信号強度の情報に基づいて、前記第2子局を自局に対応付けるか否かを判断する管理部を備えることが好ましい。
この発明において、前記第1子局および前記第2子局は、供給事業者から供給される供給媒体の需要家における使用量を表す検針データを送信し、前記第2通信部が前記第2子局から受信した前記検針データの受信信号強度に基づいて、前記第2子局を自局に対応付けるか否かを判断する管理部を備えることが好ましい。
この発明において、前記第1子局および前記第2子局は、供給事業者から供給される供給媒体の需要家における使用量を表す検針データを送信し、前記第2通信部は、自局に対応付けられた前記第2子局から前記検針データを取得して記憶し、前記第1通信部は、前記親局から自局宛に送信された検針要求を受信した場合、自局の前記検針データおよび前記第2子局の前記検針データを前記親局宛に返信することが好ましい。
この発明において、前記第2通信部が前記第2子局と通信することによって前記第2信号を受信し、前記第1通信部が前記第2信号を前記親局宛に送信する場合、前記第1通信部は、前記第1子局との通信に適用する通信プロトコルを用いてエミュレートすることが好ましい。
この発明において、公衆回線網を介して前記親局と通信する第3通信部を備え、前記第1通信部を用いた前記親局との通信が不能状態になった場合、前記第3通信部を用いて前記親局との通信を行うことが好ましい。
本発明の通信システムは、親局と、前記親局との間に通信ルートを構築してマルチホップ通信ネットワークを構成する複数の第1子局と、前記マルチホップ通信ネットワークに属することなくいずれかの第1子局に対応付けられた第2子局とで構成されて、前記親局と前記第1子局とが互いにマルチホップ通信を行い、前記第1子局と前記第2子局とが互いに通信を行い、前記第1子局は、前記マルチホップ通信ネットワークにおいて前記通信ルートを介したマルチホップ通信を行う第1通信部と、前記第2子局との間で通信を行う第2通信部とを備え、前記親局から前記第2子局宛に送信された第1信号を前記第1通信部が受信した場合、前記第1信号の宛先である前記第2子局が自局に対応付けられていれば、前記第2通信部が前記第1信号を前記第2子局へ送信し、前記第1信号の宛先である前記第2子局が自局に対応付けられていなければ、前記第1通信部が前記第1信号を前記通信ルートにおける次ホップの前記第1子局へ送信し、前記第2通信部が前記第2子局から前記親局宛に送信された第2信号を受信した場合、前記第1通信部は、前記第2信号を前記親局へマルチホップ通信を用いて送信することを特徴とする。
この発明において、前記第2子局は、自局と通信可能な前記第1子局のうち、前記通信ルートのホップ数が最小である前記第1子局に対応付けられることが好ましい。
この発明において、前記第2子局の位置情報を格納したデータベースを備え、前記第1子局は、前記位置情報を用いて、自局に対応付ける前記第2子局を決定することが好ましい。
この発明において、前記親局は、前記第2子局との通信状況を前記第1子局へ送信し、前記第1子局は、前記親局と前記第2子局との通信状況に基づいて、前記第2子局との通信を制御することが好ましい。
この発明において、前記第2子局は、前記親局から自局宛に送信された検針要求を複数の前記第1子局経由で受信した場合、いずれか1つの前記第1子局のみにデータを返信することが好ましい。
この発明において、前記第1子局および前記第2子局は、プログラムを実行することによって動作し、前記第1子局は、前記通信ルートを介して前記親局から前記第1子局用の前記プログラムをダウンロードし、前記第2子局は、前記第1子局を介して前記親局から前記第2子局用の前記プログラムをダウンロードすることが好ましい。
以上説明したように、本発明の通信端末および通信システムでは、第1子局の第2通信部が第2子局との通信によって第2子局の検針データを取得した後、第1子局の第1通信部が親局へマルチホップ通信によって検針データを送信する。したがって、親局は、データ取得先の第2子局から検針情報を取得することができる。つまり、マルチホップ通信の機能を備えていない子局がマルチホップ通信ネットワークを介して親局にデータを送信することができるという効果がある。
実施形態の通信システム、通信端末の構成を示すブロック図である。 同上のシステム構成を示す概略図である。 同上の別の第1子局の構成を示すブロック図である。 従来のシステム構成を示すブロック図である。 従来の別のシステム構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図2は、本実施形態の通信システムの全体構成図であり、図1は、この通信システムの一部を示すブロック図である。この通信システムは、親となる通信端末1が設置され、各需要家には、子となる通信端末2または子となる通信端末3が設置される。なお以降、親(コンセントレータ)となる通信端末1は親局1と称し、子となる通信端末2は第1子局2と称し、子となる通信端末3は第2子局3と称す。さらに、第1子局2を個別に識別する場合は、第1子局21、22、23、...の符号を用い、第2子局3を個別に識別する場合は、第2子局31、32、33、...の符号を用いる。
本通信システムにおいて、第1子局2は、900MHz帯を用いたマルチホップ通信機能を用いて、親局1との間で互いにマルチホップ通信を行うマルチホップ通信ネットワークを構成している。一方、第2子局3は、マルチホップ通信機能を備えておらず、マルチホップ通信ネットワークに属さずに、第1子局2との間で400MHz帯を用いた直接通信を行う。すなわち、本通信システムでは、マルチホップ通信機能を備える第1子局2と、マルチホップ通信機能を備えない第2子局3とが混在している。そして、親局1は、各需要家に関する所定データを第1子局2,第2子局3から取得し、この取得した所定データを、上位の収集装置4へ光ファイバ回線等を用いて送信する。収集装置4には、データベース5が接続されている。
本発明の通信端末を構成する第1子局2は、図1に示すように、第1通信部2a、第2通信部2b、管理部2cを具備して構成される。
第1通信部2aは、マルチホップ通信ネットワークにおいて親局1との間に構築した通信ルートを介して、900MHz帯を用いたマルチホップ通信を行う機能を有する。第2通信部2bは、マルチホップ通信ネットワークに属していない第2子局3との間で、400MHz帯を用いた直接通信を行う機能を有する。第1通信部2aが用いる通信プロトコルと第2通信部2bが用いる通信プロトコルとは互いに異なる。したがって、第1子局2において、第2子局3とマルチホップ通信ネットワークとの間の通信を中継する場合、第1通信部2a−第2通信部2b間では、プロトコル変換が行われる。なお、一般に、900MHz帯を用いた通信は、400MHz帯を用いた通信に比べて、通信速度は速いが(900MHz帯:100kbps、400MHz帯:4.8kbps)、通信可能範囲は狭くなる。
管理部2cは、第2通信部2bの通信対象となる第2子局3を設定する(例えば、通信対象となる第2子局3の端末IDを登録する)ことによって、第2子局3を自局に対応付ける。
以下、親局1が、各需要家における電力使用量、ガス使用量、水道使用量等の検針データを第1子局2,第2子局3から取得する遠隔検針システムを例にして説明する。親局1は、配下の第1子局2,第2子局3から定期的(例えば、30分毎)に検針データを取得する。
親局1および第1子局2は、900MHz帯を用いたマルチホップ通信によりパケットを互いに送受している。すなわち、親局1と第1子局2との間で直接または間接に通信が行われ、親局1と直接通信できない第1子局2は、通信可能な距離にある他の第1子局2がパケットを順次中継することで、親局1との間で間接通信を行っている。
図1において、親局1−第1子局21−第1子局22−第1子局23の通信ルートが構築されており、親局1が、データ取得先の第1子局23宛の検針要求を送信する。親局1は、配下の全ての第1子局2との間に構築された通信ルートに関する情報(通信ルート情報)を記憶しており、第1子局23に至る通信ルート情報を付加した検針要求を次ホップの第1子局21へ送信する。通信ルート情報は、親局1から第1子局23までの通信ルート上の親局1、第1子局21,22,23の各端末IDが順に並べられることによって表される。次ホップの第1子局21の第1通信部2aは、検針要求を受信すると、受信した検針要求に付加された通信ルート情報を参照し、受信した検針データをさらに次ホップの第1子局22へ送信することによって、検針要求を中継する。このようにして、検針要求は、通信ルートを構成する第1子局21,22の第1通信部2aによって順次中継され、最終の送信先である第1子局23の第1通信部2aに到達する。また、親局1との間で直接通信が可能な第1子局2の第1通信部2aは、他の第1子局2が中継することなく、親局1から検針要求を直接受信する。
第1子局2は、親局1との間に構築された通信ルートに関する情報(通信ルート情報)を記憶している。そして、第1子局23の第1通信部2aは、自局宛の検針要求を受信すると、親局1へ至る通信ルート情報を付加した自局の検針データを次ホップの第1子局22へ送信(返信)する。通信ルート情報は、第1子局23から親局1までの通信ルート上の親局1、第1子局21,22,23の各端末IDが順に並べられることによって表される。次ホップの第1子局22の第1通信部2aは、検針データを受信すると、受信した検針データに付加された通信ルート情報を参照し、受信した検針データをさらに次ホップの第1子局21へ送信することによって、検針データを中継する。このようにして、第1子局23の検針データは、通信ルートを構成する第1子局21,22の第1通信部2aによって順次中継され、最終の送信先である親局1に到達する。また、親局1との間で直接通信が可能な第1子局2の第1通信部2aは、他の第1子局2が中継することなく、検針データを親局1へ直接送信する。
上述のように、第1子局2の第1通信部2aが、マルチホップ通信により親局1との間でパケットを互いに送受することによって、親局1は、データ取得先の第1子局2から検針情報を取得することができる。
一方、第2子局3はマルチホップ通信機能を備えていないため、親局1−第2子局3間では、マルチホップ通信によりパケットを互いに送受することはできない。そこで、第1子局2の第2通信部2bが第2子局3との間で直接通信を行うことによって、第2子局3の検針データを取得し、第1通信部2aがマルチホップ通信ネットワークを介して親局1へ検針データを送信する。すなわち、第1子局2は、第2子局3とマルチホップ通信ネットワークとの間のプロトコル変換処理、中継処理を行う。第1子局2の第2通信部2bは、管理部2cによって自局に対応付けられた第2子局3がある場合、この対応付けられた第2子局3との間で通信を行う。
例えば図1において、親局1が、第2子局31宛の検針要求を送信する場合の動作を説明する。
まず、第1子局23の管理部2cは、第2子局31を自局に対応付けている。さらに親局1は、配下の第1子局2と第2子局3との対応関係を示す情報(対応情報)を記憶しており、第2子局31が第1子局23に対応付けられていることを把握している。そして、親局1は、第1子局23に至る通信ルート情報を第2子局31宛の検針要求に付加し、この第2子局31宛の検針要求を次ホップの第1子局21へ送信する。次ホップの第1子局21は、検針要求の宛先である第2子局31が自局に対応付けられていない。したがって、次ホップの第1子局21の第1通信部2aは、検針要求を受信すると、受信した検針要求に付加された通信ルート情報を参照し、受信した検針データをさらに次ホップの第1子局22へ送信することによって、検針要求を中継する。このようにして、検針要求は、通信ルートを構成する第1子局21,22の第1通信部2aによって順次中継され、第1子局23の第1通信部2aに到達する。
第2子局31宛の検針要求を受信した第1子局23は、第2子局31が対応付けられており、第1子局23の第2通信部2bは、第2子局31へ検針要求を送信する。このようにして、検針要求は、最終の送信先である第2子局31へ到達する。
そして、第2子局31は、自局宛の検針要求を受信すると、自局の検針データを送信(返信)する。第1子局23では、第2通信部2bが第2子局31の検針データを受信すると、第1通信部2aが検針データをマルチホップ通信によって親局1へ送信する。すなわち、第1子局23の第1通信部2aは、親局1へ至る通信ルート情報を付加した第2子局31の検針データを次ホップの第1子局22へ送信する。次ホップの第1子局22の第1通信部2aは、検針データを受信すると、受信した検針データに付加された通信ルート情報を参照し、受信した検針データをさらに次ホップの第1子局21へ送信することによって、検針データを中継する。このようにして、第2子局31の検針データは、通信ルートを構成する第1子局21,22の第1通信部2aによって順次中継され、最終の送信先である親局1に到達する。
このように、親局1は、第1子局2および第2子局3の各検針データを定期的に取得する。そして、収集装置4は、各需要家の第1子局2および第2子局3の各検針データを親局1から収集する。収集装置4が収集した検針データは、各需要家における課金データの算出に用いられる。
上述のように、本通信システムは、900MHz帯を用いたマルチホップ通信機能を備えた第1通信部2a、および400MHz帯を用いた直接通信を行う第2通信部2bの両方を具備するハイブリッドの第1子局2を用いて構成されている。そして、第1子局2の第2通信部2bが第2子局3との通信によって第2子局3の検針データを取得した後、第1子局2の第1通信部2aが親局1へマルチホップ通信によって検針データを送信する。したがって、親局1は、データ取得先の第2子局3から検針情報を取得することができる。つまり、マルチホップ通信の機能を備えていない第2子局3がマルチホップ通信ネットワークを介して親局1にデータを送信することが可能になる。
上述の第1子局2は、複数の第1子局2の各々が親局1との間に通信ルートを構築して、親局1と第1子局2とが互いにマルチホップ通信を行うマルチホップ通信ネットワークの第1子局2に用いられる通信端末である。この第1子局2は、マルチホップ通信ネットワークにおいて通信ルートを介したマルチホップ通信を行う第1通信部2aを備える。さらに、第1子局2は、マルチホップ通信ネットワークに属することなくいずれかの第1子局2に対応付けられた第2子局3との間で通信を行う第2通信部2bを備える。そして、第1子局2は、親局1から第2子局3宛に送信された第1信号(例えば、検針要求)を第1通信部2aが受信した場合、第1信号の宛先である第2子局3が自局に対応付けられていれば、第2通信部2bが第1信号を第2子局3へ送信する。また、第1子局2は、第1信号の宛先である第2子局3が自局に対応付けられていなければ、第1通信部2aが第1信号を通信ルートにおける次ホップの第1子局2へ送信する。また、第1子局2は、第2通信部2bが第2子局3から親局1宛に送信された第2信号(例えば、検針データ)を受信した場合、第1通信部2aが、第2信号を親局1へマルチホップ通信を用いて送信する。
また、上述の通信システムは、親局1と、親局1との間に通信ルートを構築してマルチホップ通信ネットワークを構成する複数の第1子局2と、マルチホップ通信ネットワークに属することなくいずれかの第1子局2に対応付けられた第2子局3とで構成される。そして、親局1と第1子局2とが互いにマルチホップ通信を行い、第1子局2と第2子局3とが互いに通信を行う。そして、第1子局2は、マルチホップ通信ネットワークにおいて通信ルートを介したマルチホップ通信を行う第1通信部2aと、第2子局3との間で通信を行う第2通信部2bとを備える。そして、第1子局2は、親局1から第2子局3宛に送信された第1信号(例えば、検針要求)を第1通信部2aが受信した場合、第1信号の宛先である第2子局3が自局に対応付けられていれば、第2通信部2bが第1信号を第2子局3へ送信する。また、第1子局2は、第1信号の宛先である第2子局3が自局に対応付けられていなければ、第1通信部2aが第1信号を通信ルートにおける次ホップの第1子局2へ送信する。また、第1子局2は、第2通信部2bが第2子局3から親局1宛に送信された第2信号(例えば、検針データ)を受信した場合、第1通信部2aは、第2信号を親局1へマルチホップ通信を用いて送信する。
次に、第1子局2の管理部2cの動作について説明する。管理部2cは、第2通信部2bの通信対象となる第2子局3を設定することによって、通信対象の第2子局3を自局に対応付ける。
具体的に図1において、通信システムへの参入前の第2子局31は、参入要求をブロードキャストする。第2子局31の周囲に存在する第1子局23,24,25の第2通信部2bは、参入要求を受信できる。参入要求には、第2子局31の端末IDが付加されており、第1子局23,24,25は、第2子局31の端末IDを取得できる。
そして、第2子局31から参入要求を受信した第1子局23,24,25の第2通信部2bは、参入要求の受信信号強度(RSSI:Received SignalStrength Indicator)を測定し、第1通信部2aは、この測定結果であるRSSI情報をブロードキャストする。すなわち、参入要求を送信した第2子局31の周囲に存在する第1子局23,24,25の第1通信部2aは、他の第1子局2からRSSI情報を受信できる。そして、第1子局23,24,25の管理部2cは、自局が受信した参入要求の受信信号強度が、他の第1子局2が受信した参入要求の受信信号強度より大きければ、第2子局31を自局に対応付ける。すなわち、参入要求をブロードキャストした第2子局31の周囲に存在する第1子局23,24,25のうち、参入要求の受信信号強度が最大となる第1子局2(この場合、第1子局23)が、第2子局31を自局に対応付ける。そして、第1子局23は、第2子局31に対して参入通知を送信し、第2子局31は、第1子局23に対応付けられたことを認識できる。さらに、第1子局23の第1通信部2aは、第2子局31を自局に対応付けたことを親局1へマルチホップ通信によって通知する。以降、この第2子局31の第2通信部2bは、対応付けられた第1子局23とのみ通信を行う。而して、第2子局3は、自局との通信状態が良好である第1子局2に対応付けられるので、親局1−第2子局3間の通信経路の最適化を図ることができる。
また、第1子局23に対応付けられた第2子局31は、自局宛の検針データ要求を第1子局23から受信すると、自局の検針データをブロードキャストすることによって、第1子局23を介して親局1へ検針データを送信してもよい。この場合、第2子局31がブロードキャストした検針データは、第1子局23の第2通信部2bだけでなく、第1子局24,25の第2通信部2bも受信できる。そして、第2子局31から検針データを受信した第1子局23,24,25の第2通信部2bは、検針データの受信信号強度を測定し、第1通信部2aは、この測定結果であるRSSI情報をブロードキャストする。すなわち、検針データを送信した第2子局31の周囲に存在する第1子局23,24,25の第1通信部2aは、他の第1子局2から検針データのRSSI情報を受信できる。そして、第1子局23,24,25の管理部2cは、自局が受信した検針データの受信信号強度が、他の第1子局2が受信した検針データの受信信号強度より大きければ、第2子局31を自局に対応付ける。すなわち、検針データをブロードキャストした第2子局31の周囲に存在する第1子局23,24,25のうち、検針データの受信信号強度が最大となる第1子局2が、第2子局31を自局に対応付けることによって、第2子局31の対応付けを更新する。
すなわち、第1子局2は、第2子局3が送信する検針データをルーティングパケットとして用いることによって、第2子局3の通信経路を更新している。したがって、第2子局3の通信環境が変化した場合でも、第2子局3の通信経路を最適化できる。また、第2子局3は、専用のルーティングパケット(例えば、ハローパケット(Hello Packet))を送信する必要がなく、第2子局3の構成を簡略化できる。
また、第2子局3をいずれかの第1子局2に対応付ける他の方法として、ある第2子局3と通信可能な第1子局2のうち、通信ルートのホップ数が最小である第1子局2に、この第2子局3を対応付けてもよい。具体的に図1において、通信システムへの参入前の第2子局31は、参入要求をブロードキャストする。第2子局31の周囲に存在する第1子局23,24,25の第2通信部2bは、参入要求を受信できる。そして、第2子局31から参入要求を受信した第1子局23,24,25の第1通信部2aは、自局の通信ルート情報をブロードキャストする。すなわち、参入要求を送信した第2子局31の周囲に存在する第1子局23,24,25の第1通信部2aは、他の第1子局2の通信ルート情報を取得できる。
そして、第1子局23,24,25の管理部2cは、自局の通信ルートのホップ数が、他の第1子局2の通信ルートのホップ数より少なければ、第2子局31を自局に対応付ける。すなわち、参入要求をブロードキャストした第2子局31の周囲に存在する第1子局23,24,25のうち、通信ルートのホップ数が最小となる第1子局2(この場合、第1子局23)が、第2子局31を自局に対応付ける。そして、第1子局23は、第2子局31に対して参入通知を送信し、第2子局31は、第1子局23に対応付けられたことを認識できる。さらに、第1子局23の第1通信部2aは、第2子局31を自局に対応付けたことを親局1へマルチホップ通信によって通知する。以降、この第2子局31の第2通信部2bは、対応付けられた第1子局23とのみ通信を行う。したがって、親局1−第2子局3間の通信経路におけるホップ数を少なくできるので、親局1−第2子局3間の通信に要する時間を短縮できる。而して、親局1が、第2子局3から検針データを取得するのに要する時間を短縮できる。
また、第2子局3をいずれかの第1子局2に対応付ける他の方法として、第2子局3の位置情報を格納したデータベース5を備え、第1子局2の管理部2cは、位置情報を用いて、自局に対応付ける第2子局3を決定してもよい。具体的に、位置情報は、第2子局3を設置した場所の情報(座標、住所等)に、この第2子局3の端末IDを付加して構成されている。そして、第2子局31が新たに設置された場合、収集装置4は、第2子局31の位置情報をデータベース5から取得して、この位置情報を親局1へ送信する。親局1は、第2子局31の位置情報を配下の全ての第1子局2へ送信する。
第1子局2の第1通信部2aは、第2子局31の位置情報を受信し、管理部2cへ位置情報を引き渡す。第1子局2の管理部2cは、自局の位置情報(座標、住所等)を予め記憶しており、第2子局31の位置情報と自局の位置情報とを比較して、自局と第2子局31との間の距離が閾値以下であれば、自局を候補端末とする。そして、候補端末となった第1子局2同士は、通信ルートのホップ数および通信品質、第2子局31から受信した信号の受信信号強度等の情報を互いに授受する。候補端末となった第1子局2の管理部2cは、通信ルートのホップ数および通信品質、受信信号強度等に基づいて、自局と第2子局31との通信環境が最良であるか否かを判断する。すなわち、複数の候補端末の第1子局2から、第2子局31との通信環境が最良である1台の第1子局2が決定される。そして、第2子局31との通信環境が最良であると判断した第1子局2では、管理部2cが第2子局31を自局に対応付ける。したがって、第2子局3は、通信状態が良好である第1子局2に対応付けられるので、親局1−第2子局3間の通信経路の最適化を図ることができる。
また、第1子局2の第1通信部2aは、900MHz帯だけでなく、900MHz帯と400MHz帯とを切替可能に用いてマルチホップ通信を行う構成であってもよい。900MHz帯を用いた通信は、400MHz帯を用いた通信に比べて、通信速度は速いが(900MHz帯:100kbps、400MHz帯:4.8kbps)、通信可能範囲は狭くなる。そこで、第1子局2の第1通信部2aは、900MHz帯を用いた通信によって通信ルートを構築できない場合、通信周波数を900MHz帯から400MHz帯に切り替えて、400MHz帯を用いた通信によって通信ルートを構築する。したがって、第1子局2が、通信ルートを構築できずに孤立端末となることを抑制でき、通信不能となる第1子局2の台数を低減させることができる。
また、第1子局2は、図3に示すように、第3通信部2dを備えてもよい。第3通信部2dは、携帯電話回線網(3G回線等)を含む公衆回線網を介して親局1と通信する機能を有しており、公衆回線網の通信範囲内であれば、親局1との通信を安定して行うことができる。そして、第1子局2は、第1通信部2aを用いた親局1とのマルチホップ通信が不能状態になった場合、第3通信部2dを用いて親局1と通信を行う。したがって、第1子局2が、親局1との間で通信ルートを構築できずに孤立端末となることを抑制でき、通信不能となる第1子局2の台数を低減させることができる。
また、第1子局2の第2通信部2bは、管理部2cによって対応付けられている第2子局3に対して、定期的(例えば、30分毎)に検針要求を送信して、第2子局3から検針データを取得してもよい。第1子局2の第1通信部2aは、この第2子局3から定期的に取得した検針データを記憶しておく。そして、第1子局2の第1通信部2aは、親局1から自局宛に送信された検針要求を受信した場合、自局の検針データおよび記憶している第2子局3の検針データの両方を親局1宛に返信する。すなわち、第1子局2は、自局に対応付けられている第2子局3の検針データを予め収集しておき、自局の検針データとともに第2子局3の検針データも親局1へ送信するので、親局1の通信回数を減らして、検針に要する時間を短縮できる。
また、第1子局2において、第2通信部2bが第2子局3と通信することによって検針データ等の信号(第2信号)を受信し、第1通信部2aがこの信号を親局1宛に送信する場合、第1通信部2aは、第1子局2との通信に適用する通信プロトコルを用いてエミュレートしてもよい。すなわち、上位系装置である親局1、収集装置4が第2子局3との間で通信して、検針データ等の信号を取得する場合、これらの上位系装置から見て、第1子局2との通信時と同様の通信シーケンスに見えるように、第1通信部2aがエミュレートする。
したがって、第1子局2のみで構成されている通信システムに、マルチホップ通信機能を備えていない第2子局3を追加した場合でも、親局1、収集装置4の構成変更、または第2子局3の構成変更が不要となる。また、第1子局2の第1通信部2aがエミュレートすることによって、親局1、収集装置4等の上位系装置は、第1子局2,第2子局3の両方を、第1通信部2aの通信プロトコルで用いる端末IDのみで管理できる。すなわち、上位系装置は、第1子局2の通信経路に関する通信ルート情報を格納したテーブルと、第2子局3の通信経路に関する通信ルート情報を格納したテーブルとを別々に備える必要がなく、第1子局2,第2子局3の各通信ルート情報を1つのテーブル内で管理することができる。
例えば、第2子局3が、第1子局2を介して、自局が用いる通信とは異なる通信プロトコルで運用されているマルチホップ通信ネットワークに通信接続する。この場合、第2子局3は、上位系装置である親局1、収集装置4から送信された制御信号(第1信号)を受信したり、イベント信号(第2信号)を上位系装置へ送信する。そして、第2子局3と直接通信を行う第1子局2は、上位系装置から見て第2子局3が第1子局2と等価な動作を行うように、通信電文内容の変換や通信タイミングの変換を行う。なお、制御信号には、上述の検針要求以外に、開閉器制御要求、ファームダウンロード要求、デマンドレスポンス信号などがある。開閉器制御要求は、各需要家に供給する電力系統に設けた開閉器(図示なし)をオン・オフ制御する信号である。ファームダウンロード要求は、第2子局3に対してファームウェアのダウンロードの実行を要求する信号である。デマンドレスポンス信号は、需要家に対してデマンドレスポンスを要請する信号である。また、イベント信号としては、需要家における停電復旧時に送信される停電復旧信号、デマンドレスポンス信号に対する応答信号などがある。
また、第1子局2は、第2子局3との通信時にエミュレート処理を行う場合、通信先の第2子局3より下流にネットワークを構築されたくない。そこで、第1子局2の第1通信部2aは、エミュレート処理を行う場合、ハローパケット等のルーティングパケットを送信しない、または送信時の電波強度を小さくするなどの制御を行う。なお、第1子局2の第1通信部2aは、自局の通信(自局の検針データの送信処理等)を行う場合、電波強度を下げることなくルーティングパケット等の信号を送信する。
また、親局1は、第2子局3との通信状況を第1子局2へ送信し、第1子局2は、親局1と第2子局3との通信状況に基づいて、第2子局3との通信を制御してもよい。例えば、収集装置4が、配下の第1子局2および第2子局3に対する定期検針のシーケンスが一回り完了した時点で、検針データを取得していない未検針(検出漏れ)の第2子局3の存在を検出したとする。この場合、収集装置4は、この検出漏れの第2子局3を対応付けた第1子局2が、この検出漏れの第2子局3との間で通信不能になっていると判断する。そこで、収集装置4は、検出漏れの第2子局3に関するデータ(検出漏れの第2子局3の位置情報を含む)を、データベース5から取得し、親局1へ送信する。親局1は、検出漏れの第2子局3に関するデータを、配下の全ての第1子局2へ送信する。
第1子局2の第1通信部2aは、検出漏れの第2子局3に関するデータを親局1から受信し、管理部2cへ位置情報を引き渡す。第1子局2の管理部2cは、自局の位置情報(座標、住所等)を予め記憶しており、検出漏れの第2子局3の位置情報と自局の位置情報とを比較して、自局と検出漏れの第2子局3との間の距離が閾値以下であれば、自局を候補端末とする。そして、候補端末となった第1子局2同士は、通信ルートのホップ数および通信品質、未検針の第2子局3から受信した信号の受信信号強度等の情報を互いに授受する。候補端末となった第1子局2の管理部2cは、通信ルートのホップ数および通信品質、受信信号強度等に基づいて、自局と検出漏れの第2子局3との通信環境が最良であるか否かを判断する。すなわち、複数の候補端末の第1子局2から、検出漏れの第2子局3との通信環境が最良である1台の第1子局2を決定し直す。そして、検出漏れの第2子局3との通信環境が最良であると判断した第1子局2では、管理部2cが検出漏れの第2子局3を自局に対応付けて、検出漏れの第2子局3から検針データを取得する。したがって、検出漏れの第2子局3は、通信状態が良好である第1子局2に再び対応付けられるので、親局1による検針処理を正常に完了させることができる。
また、1台の第2子局3が、複数の第1子局2に対応付けられる構成であってもよい。例えば、第1子局2は、通信ルートのホップ数および通信品質、第2子局3が発する信号の受信信号強度、位置情報等に基づいて、自局と第2子局3との通信環境が予め決められた基準を満足すれば、この第2子局3を自局に対応付ける。この場合、1台の第2子局3が複数の第1子局2に対応付けられて、第2子局3は、親局1から自局宛に送信された検針要求を複数の第1子局2経由で受信するという状況が発生し得る。そして、複数の第1子局2から同一の検針要求(例えば、同一時刻の検針要求)を受信した第2子局3は、最初に受信した検針要求の送信元である第1子局2に対してのみ、検針データを返信する。2番目以降に受信した検針要求の送信元である第1子局2に対しては、検針データを返信しない。したがって、第2子局3が同じデータを重複して送信することを抑制でき、通信トラフィックを低減させることができる。
また、第1子局2および第2子局3は、マイクロコンピュータを搭載して、このマイクロコンピュータが実行するプログラム(ファームウェア)をメモリ(図示なし)に格納しており、マイクロコンピュータがプログラムを実行することによって動作する。そして、第1子局2および第2子局3は、親局1から新しいバージョンのプログラムを、マルチホップ通信ネットワークを介してダウンロードして、メモリ内のプログラムを更新する。第1子局2は、自局と親局1との間に構築した通信ルートを介して、親局1から新しいバージョンの第1子局用プログラムをダウンロードする。第2子局3は、自局に対応付けられた第1子局2を介して親局1から取得した新しいバージョンの第2子局用プログラムを、自局にダウンロードする。
従来、子局は、無線を用いた通信によって親局との間で通信して、新しいバージョンのプログラムをダウンロードしていた。しかしながら、第1子局2および第2子局3は、新しいバージョンのプログラムを、親局1からマルチホップ通信ネットワークを介してダウンロードすることによって、効率よくダウンロード処理を行うことができる。
また、親局1が、予め設定された所定の情報を第1子局2および第2子局3との間で送受することによって、各需要家内の機器の状態を監視する遠隔監視システム、各需要家内の機器の状態を制御する遠隔制御システム等を構成することも可能である。
1 親局
2 第1子局
2a 第1通信部
2b 第2通信部
2c 管理部
3 第2子局
4 収集装置
5 データベース

Claims (13)

  1. 複数の第1子局の各々が親局との間に通信ルートを構築して、前記親局と前記第1子局とが互いにマルチホップ通信を行うマルチホップ通信ネットワークの前記第1子局に用いられる通信端末であって、
    前記マルチホップ通信ネットワークにおいて前記通信ルートを介したマルチホップ通信を行う第1通信部と、前記マルチホップ通信ネットワークに属することなくいずれかの第1子局に対応付けられた第2子局との間で通信を行う第2通信部とを備えて、
    前記親局から前記第2子局宛に送信された第1信号を前記第1通信部が受信した場合、前記第1信号の宛先である前記第2子局が自局に対応付けられていれば、前記第2通信部が前記第1信号を前記第2子局へ送信し、前記第1信号の宛先である前記第2子局が自局に対応付けられていなければ、前記第1通信部が前記第1信号を前記通信ルートにおける次ホップの前記第1子局へ送信し、
    前記第2通信部が前記第2子局から前記親局宛に送信された第2信号を受信した場合、前記第1通信部は、前記第2信号を前記親局へマルチホップ通信を用いて送信する
    ことを特徴とする通信端末。
  2. 前記第1通信部は、互いに異なる第1周波数と第2周波数とを切替可能に用いて通信を行い、前記第1周波数を用いた通信の通信可能範囲は、前記第2周波数を用いた通信の通信可能範囲より狭く、
    前記第2通信部は、前記第2周波数を用いて前記第2子局との間で通信を行い、
    前記第1通信部は、前記親局または他の前記第1子局との間で前記第1周波数を用いた通信ができない場合、前記親局または他の前記第1子局との間で前記第2周波数を用いた通信を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  3. 前記第1通信部は、前記第2通信部が前記第2子局から受信した信号の受信信号強度の情報を他の前記第1子局との間で授受し、
    この授受された前記受信信号強度の情報に基づいて、前記第2子局を自局に対応付けるか否かを判断する管理部を備える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の通信端末。
  4. 前記第1子局および前記第2子局は、供給事業者から供給される供給媒体の需要家における使用量を表す検針データを送信し、
    前記第2通信部が前記第2子局から受信した前記検針データの受信信号強度に基づいて、前記第2子局を自局に対応付けるか否かを判断する管理部を備える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の通信端末。
  5. 前記第1子局および前記第2子局は、供給事業者から供給される供給媒体の需要家における使用量を表す検針データを送信し、
    前記第2通信部は、自局に対応付けられた前記第2子局から前記検針データを取得して記憶し、前記第1通信部は、前記親局から自局宛に送信された検針要求を受信した場合、自局の前記検針データおよび前記第2子局の前記検針データを前記親局宛に返信する
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の通信端末。
  6. 前記第2通信部が前記第2子局と通信することによって前記第2信号を受信し、前記第1通信部が前記第2信号を前記親局宛に送信する場合、前記第1通信部は、前記第1子局との通信に適用する通信プロトコルを用いてエミュレートすることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の通信端末。
  7. 公衆回線網を介して前記親局と通信する第3通信部を備え、前記第1通信部を用いた前記親局との通信が不能状態になった場合、前記第3通信部を用いて前記親局との通信を行うことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の通信端末。
  8. 親局と、前記親局との間に通信ルートを構築してマルチホップ通信ネットワークを構成する複数の第1子局と、前記マルチホップ通信ネットワークに属することなくいずれかの第1子局に対応付けられた第2子局とで構成されて、前記親局と前記第1子局とが互いにマルチホップ通信を行い、前記第1子局と前記第2子局とが互いに通信を行い、
    前記第1子局は、前記マルチホップ通信ネットワークにおいて前記通信ルートを介したマルチホップ通信を行う第1通信部と、前記第2子局との間で通信を行う第2通信部とを備え、前記親局から前記第2子局宛に送信された第1信号を前記第1通信部が受信した場合、前記第1信号の宛先である前記第2子局が自局に対応付けられていれば、前記第2通信部が前記第1信号を前記第2子局へ送信し、前記第1信号の宛先である前記第2子局が自局に対応付けられていなければ、前記第1通信部が前記第1信号を前記通信ルートにおける次ホップの前記第1子局へ送信し、前記第2通信部が前記第2子局から前記親局宛に送信された第2信号を受信した場合、前記第1通信部は、前記第2信号を前記親局へマルチホップ通信を用いて送信する
    ことを特徴とする通信システム。
  9. 前記第2子局は、自局と通信可能な前記第1子局のうち、前記通信ルートのホップ数が最小である前記第1子局に対応付けられることを特徴とする請求項8記載の通信システム。
  10. 前記第2子局の位置情報を格納したデータベースを備え、
    前記第1子局は、前記位置情報を用いて、自局に対応付ける前記第2子局を決定する
    ことを特徴とする請求項8記載の通信システム。
  11. 前記親局は、前記第2子局との通信状況を前記第1子局へ送信し、前記第1子局は、前記親局と前記第2子局との通信状況に基づいて、前記第2子局との通信を制御することを特徴とする請求項8乃至10いずれか記載の通信システム。
  12. 前記第2子局は、前記親局から自局宛に送信された検針要求を複数の前記第1子局経由で受信した場合、いずれか1つの前記第1子局のみにデータを返信することを特徴とする請求項8乃至11いずれか記載の通信システム。
  13. 前記第1子局および前記第2子局は、プログラムを実行することによって動作し、
    前記第1子局は、前記通信ルートを介して前記親局から前記第1子局用の前記プログラムをダウンロードし、
    前記第2子局は、前記第1子局を介して前記親局から前記第2子局用の前記プログラムをダウンロードする
    ことを特徴とする請求項8乃至12いずれか記載の通信システム。
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