JP4757749B2 - 通信システム、通信方法、および端局 - Google Patents

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Description

この発明は、各端局が、自局に登録しているCSIDの中継機を介して管理サーバと通信する通信システム、通信方法、および、この通信システムに適用される端局に関する。
従来、各家宅に設置されている電力、水道、ガス等の使用量を測定する測定機(以下、メータと言う。)の検針を自動的に行うテレメトリングシステムが提案されている(特許文献1参照)。テレメトリングシステムでは、メータから測定値(以下、検針値と言う。)を取得し、その検針値をセンタの管理サーバに送信する通信端局をメータに取り付けている。また、テレメトリングシステムでは、通信端局と管理サーバとの通信にかかる通信コストを抑えるために、PHS中継機を用いている。PHS中継機は、PHS通信を中継する装置であり、CSID(Cell Station ID)が付与されている。PHS中継機は、自機のCSIDを登録している装置にかかる通信を中継する。PHS中継機は、複数台の装置の通信を中継することができる。PHS中継機と、このPHS中継機のCSIDを登録している装置と、の間における通信は、回線契約を必要としないトランシーバモードで行える。したがって、PHS中継機に付与されているCSIDを、通信端局に登録することにより、1台のPHS中継機で複数台のメータの検針が行える。すなわち、PHSの回線契約がメータ毎に必要とならないので、通信端局と管理サーバとの通信にかかる通信コストが抑えられ、結果的にテレメトリングシステムの運用コストが抑えられる。
また、特許文献1では、通信端局におけるCSIDの登録にかかる手間を削減する提案がなされている。具体的には、センタ等に設置されている登録制御装置において、オペレータがCSIDの登録にかかる処理を実行させる1または複数の通信端局を指定する操作を行うと、ここで指定された各通信端局に対してCSIDの登録にかかる処理の実行が指示される。CSIDの登録にかかる処理の実行が指示された通信端局は、登録モードに移行し、CSIDの登録にかかる処理を実行する。通信端局は、予め複数のCSIDを記憶している。通信端局は、受信している電界強度レベルが最大で、且つその電界強度レベルが通信可能なレベルであるPHS中継機を検索し、該当するPHS中継機のCSIDを取得するオープンサーチを行う。そして、通信端局は、このオープンサーチで取得したCSIDが、記憶しているいずれかのCSIDであれば、このCSIDを自局に登録する。
したがって、通信端局を新規に設置したときには、登録制御装置において、新規に設置した通信端局を、CSIDの登録にかかる処理を実行させる通信端局として指定する操作を行うことで、これらの通信端局におけるCSIDの登録が行える。
特許第3560569号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている構成では、オペレータが、新規に設置した通信端局を1つずつ確認し、ここで確認した通信端局を、CSIDの登録にかかる処理を実行させる通信端局として指定する操作を行わなければならない。このため、オペレータの作業負荷が増大しており、通信端局におけるCSIDの登録にかかる手間が十分に削減されていないという問題があった。
また、オペレータが、CSIDの登録にかかる処理を実行させる通信端局の確認や、その指定を誤って、新規に設置した通信端局でCSIDの登録にかかるを処理が行われなかったり、反対にすでにCSIDの登録がなされていて運用されている通信端局で、CSIDの登録にかかるを処理が無駄に行われる、という問題があった。
この発明の目的は、端局における中継機の登録にかかる手間を十分に削減し、且つこの登録にかかる処理が適性に行える通信システム、および通信方法を提供することにある。
また、この発明は、この通信システムに適用される端局を提供することを目的とする。
この発明の通信システムは、上記課題を解決するために、以下の構成を備えている。
(1)各端局が、自局に登録している中継機を介して管理サーバと通信する通信システムにおいて、
前記端局は、
前記中継機との通信を無線通信で行う無線通信手段と、
前記無線通信手段で本体周辺の電波を受信し、通信可能な相手局を検索し、ここで検索された通信可能な相手局に登録されている中継機より、自局に登録する中継機を決定し、さらに、ここで決定した中継機を自局に登録することを要求する登録要求を、ここで決定した中継機を介して前記管理サーバへ送信する登録要求送信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記中継機を介して送信されてきた前記登録要求を受信すると、今回登録要求を送信してきた端局について、当該登録要求にかかる中継機の登録を許可するかどうかを判定する登録許可判定手段と、
前記登録許可判定手段が登録を許可すると判定した場合に、今回登録要求を送信してきた端局に対して中継機の登録許可を送信する登録許可送信手段と、を備え、
さらに、前記端局は、
前記管理サーバから送信されてきた自局に対する登録許可を受信したときに、今回登録することが許可された中継機を自局に登録する登録手段、を備えている。
この構成では、端局が、自動的にオープンサーチを行い、通信可能な中継機を自局に登録する処理を行う。端局は、例えば、中継機のCSIDを登録していない場合に、この処理を行う。この場合、中継機を登録していない状態で端局を設置すれば、この端局が、電波環境に応じた中継機を自動的に登録する。したがって、設置した端局における中継機の登録にかかる手間が十分に抑えられる。
また、端局を、リセット操作により、中継機の登録をリセットする構成とすれば、簡単に中継機のCSIDを登録していない状態にできる。
(2)各端局が、自局に登録しているCSIDの中継機を介して管理サーバと通信する通信システムにおいて、
前記端局は、
前記中継機との通信を無線通信で行う無線通信手段と、
前記無線通信手段で本体周辺の電波を受信し、通信可能な相手局を検索し、ここで検索された通信可能な相手局に登録されているCSIDより、自局に登録するCSIDを決定し、さらに、ここで決定したCSIDを自局に登録することを要求する登録要求を、ここで決定したCSIDの中継機を介して前記管理サーバへ送信する登録要求送信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記中継機を介して送信されてきた前記登録要求を受信すると、今回登録要求を送信してきた端局について、当該登録要求にかかるCSIDの登録を許可するかどうかを判定する登録許可判定手段と、
前記登録許可判定手段が登録を許可すると判定した場合に、今回登録要求を送信してきた端局に対してCSIDの登録許可を送信する登録許可送信手段と、を備え、
さらに、前記端局は、
前記管理サーバから送信されてきた自局に対する登録許可を受信したときに、今回登録することが許可されたCSIDを自局に登録する登録手段、を備えている。
この構成では、端局が、中継機の登録を、この中継機のCSIDを登録することにより行う点で、上記(1)を限定しており、上記(1)と同様の効果を奏する。
(3)前記端局は、
自局に登録することができるCSIDの範囲を記憶する記憶手段、を備えるとともに、
前記無線通信手段が、前記中継機とトランシーバモードで通信する手段であり、
前記登録要求送信手段が、自局に登録するCSIDを、前記記憶手段が記憶する範囲内のCSIDの中から決定し、前記登録要求を送信する手段である。
この構成では、端局が、他のシステムのPHS中継機のCSIDを登録するのを防止できる。
(4)前記端局は、
前記登録要求送信手段が、前記記憶手段が記憶する範囲内のCSIDであって、前記無線通信手段で受信した本体周辺の電波において、電界強度レベルが最大であったCSIDを、自局に登録するCSIDに決定し、前記登録要求を送信する手段である
この構成では、端局が最適な通信が行える中継機のCSIDを登録することができる。
(5)前記端局は、
前記無線通信手段が、前記中継機との無線通信を、直接、または他の端局を介して行う手段である。
この構成では、中継機と直接無線通信が行えない場所に設置された端局であっても、他の端局を介して中継機と通信することができるので、中継機を効率的に配置することができ、システムの構築コストが抑えられる。
(6)前記管理サーバは、
中継機毎に、その中継機のCSIDを登録している各端局の通信経路を示すルートマップを記憶するルートマップ記憶手段と、
前記登録許可判定手段がCSIDの登録を許可すると判定した場合に、前記ルートマップ記憶手段に記憶している、登録を許可すると判定したCSIDの中継機についてのルートマップを更新するルートマップ更新手段と、を備えるとともに、
前記登録許可送信手段が、CSIDの登録許可とともに、前記ルートマップ更新手段が更新したルートマップを送信する手段であり、
前記端局は、
前記管理サーバから送信されてきたルートマップを受信する毎に、受信したルートマップを更新記憶するルートマップ記憶手段、を備えている。
この構成では、管理サーバにおいて、中継機毎に端局の通信経路を管理することができる。また、端局においては、自局と、管理サーバとの通信経路を管理することができる。
(7)前記端局は、
前記管理サーバと通信できない状態が予め定めた第1の期間継続したかどうかを判定する期間判定手段と、
前記期間判定手段が前記管理サーバと通信できない状態が予め定めた第1の期間継続したと判定したときに、前記登録要求送信手段を実行する登録制御手段と、を備えている。
この構成では、システム上で生じた不具合により、管理サーバと通信できない状態になった端局に、自動的にCSIDの再登録にかかる処理を行わせることができる。
(8)前記端局は、
前記管理サーバと通信できない状態が予め定めた第1の期間継続したかどうかを判定する期間判定手段と、
前記期間判定手段が前記管理サーバと通信できない状態が予め定めた第1の期間継続したと判定したときに、前記登録要求送信手段を実行する登録制御手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記第1の期間よりも短い第2の期間毎に、前記ルートマップ記憶手段が記憶するルートマップを各端局に送信するルートマップ送信手段、を備え、
さらに、前記端局は、
前記期間判定手段が、前記管理サーバからルートマップを受信しない期間が前記第1の期間に達したときに、前記管理サーバと通信できない状態が予め定めた第1の期間継続したと判定する手段である。
この構成では、端局が管理サーバと通信できない状態であるかどうかを精度よく判定することができる。また、上述の(7)と同様に、管理サーバと通信できない状態になった端局に、自動的にCSIDの再登録にかかる処理を行わせることができる。
(9)前記端局は、
前記ルートマップで示されている自局の通信経路において、前記無線通信手段が直接通信する他の端局と通信できない状態であるかどうかを判定する通信状態判定手段と、
前記通信状態判定手段が前記ルートマップで示されている自局の通信経路において、前記無線通信手段が直接通信する他の端局と通信できない状態であると判定したときに、このルートマップに存在する通信可能な他の端局を代行端局として検索する代行端局検索手段と、を備えるとともに、
前記無線通信手段は、前記管理サーバとの通信を、前記代行端局検索手段により検索された代行端局と直接通信することにより行う手段である。
この構成では、自局と直接通信している他の端局の故障等に対して、速やかに対応することができる。
(10)前記代行端局検索手段は、前記ルートマップを用いて、前記中継機との通信に介在する端局の台数が、自局以下である端局を代行端局として検索する手段である。
この構成では、自局と直接通信している他の端局が故障したときに、管理サーバと通信するのに適した端局を代行端局にできる。
(11)前記管理サーバは、
中継機のCSID毎に、端局における登録を禁止するかどうかを設定する設定手段を備えるとともに、
前記登録許可判定手段が、前記中継機を介して送信されてきた前記登録要求が前記設定手段において端局における登録を禁止する設定がなされているCSIDの登録要求であれば、この登録要求にかかるCSIDの登録を許可しないと判定する手段である。
この構成では、システムにおける保守管理等のために、中継機の一時停止や、交換等を行っている間に、この中継機のCSIDを登録している端局が、他の中継機のCSIDを登録するのを防止できる。
(12)前記端局は、
本体に対応づけられている測定機から、測定値を取得する測定値取得手段と、
前記無線通信手段による無線通信で、前記測定値取得手段が取得した測定値を前記管理サーバに通知する測定値通知手段と、を備え、
前記管理サーバは、
測定機毎に、前記端局から通知された測定値を記憶する測定値記憶手段、を備えている。
この構成では、電力メータ、ガスメータ、水道メータ等の測定機の検針が、人手をかけずに行える。
(13)前記端局は、
前記登録手段によるCSIDの登録が完了すると、前記管理サーバに対して、本体に対応づけられている測定機の登録要求を送信する測定器登録要求送信手段、を備え、
前記管理サーバは、
前記端局から送信されてきた前記測定機の登録要求を受信すると、今回受信した測定機の登録要求に基づいて、当該測定機を前記測定値記憶手段に登録する測定機登録手段、を備えている。
この構成では、システムにおける端局の運用の開始とともに、この端局を取り付けた測定機の管理が管理サーバで行える。
この発明によれば、中継機のCSIDを登録していない端局において、自動的にオープンサーチが行われ、通信可能な中継機を登録する処理が行われる。このため、中継機を登録していない状態で端局を設置すれば、この端局は、電波環境に応じた中継機を自動的に登録する。したがって、設置した端局における中継機の登録にかかる手間が十分に抑えられる。
以下、この発明にかかる通信システムを適用したテレメトリングシステムの実施形態について説明する。
図1は、この実施形態のテレメトリングシステムの構成を示す図である。この実施形態のテレメトリングシステムは、各家宅の電力使用量を検針するシステムである。このテレメトリングシステムでは、各家宅に設置されている電力使用量を測定する電力メータ(以下、単にメータと言う。)に通信端局1が取り付けられている。この通信端局1は、メータに一体化された構成であってもよい。通信端局1は、メータの測定値である検針値を、このメータとのデータ通信で取得する。また、通信端局1は、メータから取得した検針値を登録しているPHS中継機2(以下、単に中継機2と言う。)を介して管理サーバ3に送信する。中継機2には、識別情報であるCSIDが付与されている。通信端局1は、CSIDを登録することにより、このCSIDが付与されている中継機2を登録する。中継機2は、自機のCSIDが登録されている通信端局1の通信を中継する。複数台、例えば500台、の通信端局1が、1台の中継機2を登録することができる。言い換えれば、1台の中継機2で、複数台の通信端局1の通信を中継することができる。管理サーバ3は、センタに設置されており、各通信端局1から送信されてきた検針値を得ることにより、各家宅のメータの検針を行う。
通信端局1は、図1に示すように、直接、または他の通信端局1を介して、CSIDを登録している中継機2と接続される。図1に示す例では、家宅a、bの通信端局1は中継機2に直接接続されており、また、家宅mの通信端局1は、家宅i、家宅e、家宅bの通信端局1を、この順に介して中継機2に接続されている。すなわち、各中継機2において、自機のCSIDが登録されている通信端局1を通信経路で見ると、その接続がツリー構造になっている。このため、中継機2と直接通信できない場所に設置されている通信端局1であっても、他の通信端局1を介して、この中継機2と通信できる。通信端局1は、回線契約を必要としないトランシーバモードで中継機2、または他の通信端局1と通信する。また、中継機2と管理サーバ3とは、ネットワーク4を介して通信する。ネットワーク4は、PHS網やISDN網、携帯電話網等の公衆回線網を利用した構成であってもよいし、また光ファイバ等の専用回線を利用した構成であってもよい。この実施形態では、中継機2と、管理サーバ3との間における通信を、光通信とした場合を例にして説明する。
なお、図1に示す左右の中継機2は、CSIDが登録されている通信端局1が存在していないのではなく、図示を省略しているだけである。また、中央の中継機2についても、CSIDが登録されている通信端局1を全て図示しているわけではない。
図2は、この実施形態のテレメトリングシステムの通信端局の構成を示すブロック図である。通信端局1は、本体の動作を制御する制御部11と、取り付けられているメータとのデータ通信を行うメータ通信部12と、PHSの自営モードによる通信を行うPHS通信部13と、動作時に用いるパラメータ等を記憶する記憶部14と、を備えている。メータ通信部12は、メータとのデータ通信により、このメータから検針値等を取得する。このメータとのデータ通信については、RS−232C等のインタフェースを利用して有線で行う構成であってもよいし、Ir−DAやブルーツース等を利用して無線で行う構成であってもよい。PHS通信部13は、上述したように、中継機2または他の通信端局1とのデータ通信をトランシーバモードで行う構成であり、このデータ通信で回線使用料の課金が生じることはない。記憶部14は、自局を識別する識別情報であるPSID(Personal Station ID)、登録することができる中継機2のCSIDの範囲、登録している中継機2のCSID、自局の呼出番号、CSIDを登録している中継機2における各通信端局1の通信経路を示すルートマップ、動作時に使用する各種設定パラメータ、さらには取り付けられているメータの検針値データ等を記憶する。登録している中継機2のCSID、自局の呼出番号、CSIDを登録している中継機2における各通信端局1の通信経路を示すルートマップ、動作時に使用する各種設定パラメータは、いずれかの中継機2のCSIDを登録するときに、管理サーバ3から通知される。また、ルートマップは、管理サーバ3から予め定められている期間毎に、例えば24時間毎に、通知される。自局を識別する識別情報であるPSID、登録することができる中継機2のCSIDの範囲は、予め設定されている。この実施形態の通信端局1は、登録することができる中継機2のCSIDの範囲を2つ記憶することができる。このCSIDの範囲とは、登録することができる中継機2のCSIDの下限と上限とからなる一対の情報である。また、通信端局1は、登録している中継機2のCSID、自局の呼出番号、CSIDを登録している中継機2における各通信端局1の通信経路を示すルートマップ、動作時に使用する各種設定パラメータについては、リセット操作により消去される。このリセット操作は、例えば、本体に設けられたリセットスイッチの操作としてもよい。
図3は、この実施形態のテレメトリングシステムの中継機の構成を示すブロック図である。中継機2は、本体の動作を制御する制御部21と、PHSの自営モードにより通信端局1とデータ通信を行うPHS通信部22と、ネットワーク4を介して管理サーバ3と光通信を行うネットワークインタフェース部24と、PHS通信部22とネットワークインタフェース部24との間で通信メディアの変換を行うメディア変換部23と、を備えている。制御部21は、自機に付与されているCSIDを記憶するメモリを備えている。中継機2は、自機のCSIDを登録している通信端局1と管理サーバ3との通信を中継する装置である。具体的には、中継機2は、PHS通信部22で受信した通信端局1から送信されてきたデータをネットワークインタフェース部24において管理サーバ3に転送する処理や、ネットワークインタフェース部24で受信した管理サーバ3から送信されてきたデータをPHS通信部22において通信端局1に転送する処理を行う。また、メディア変換部23が、通信端局1と管理サーバ3との間で中継するデータに対して、通信メディアを変換する処理を行う。
図4は、この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの構成を示す図である。管理サーバ3は、本体の動作を制御する制御部31と、ネットワーク4を介して中継機2との通信を行うネットワークインタフェース部32と、本システムの管理に用いる各種のデータファイルを記憶するDB記憶部33と、を備えている。管理サーバ3は、複数のサーバや、これらのサーバに接続したパーソナルコンピュータ(PC)等で構成し、このPCを操作部34や、表示部35として機能させてもよい。DB記憶部33には、端局管理ファイル41、ルートマップファイル42、端局登録状況ファイル43、メータ情報ファイル44、パラメータファイル45等が記憶されている。端局管理ファイル41は、通信端局1毎に、識別情報であるPSID、呼出番号、運用状態(運用中、障害発生中等)を対応づけて記憶したファイルである。管理サーバ3は、通信端局1がいずれかの中継機2のCSIDを登録するのを許可するときに、その時点で他の通信端局1に付与していない呼出番号を当該通信端局1に付与する。ルートマップファイル42は、中継機2毎に、その中継機2のCSIDを登録している各通信端局1の通信経路(ルートマップ)を示すファイルである。すなわち、中継機2毎における、通信端局1のツリー構造を示すファイルである。端局登録状況ファイル43は、通信端局1毎に、PSID、この通信端局1を取り付けたメータの識別番号(メータID)等を対応づけたファイルである。メータ情報ファイル44は、メータ毎にメータID、運用状態(運用中、障害発生中等)、検針値等を対応づけたファイルである。パラメータファイル45は、通信端局1毎に設定パラメータを登録したファイルである。管理サーバ3は、これらのファイルを必要に応じて更新する。
次に、この実施形態にかかるテレメトリングシステムの主な処理について説明する。
まず、CSIDが未登録である端局が、自動的にCSIDを登録する自動登録処理について説明する。図5は、この自動登録処理にかかる通信端局1の動作を示すフローチャートである。通信端局1は、CSIDを登録すると、登録したCSID等を記憶部14に記憶する。すなわち、CSIDが未登録である通信端局1は、CSIDを記憶部14に記憶していない。通信端局1は、リセット操作が行われたとき、例えば、リセットスイッチが操作されたときに、記憶部14に記憶しているCSID等を消去する構成である。通信端局1は、すでに設置されているメータに取り付けられたり、メータとともに設置される。通信端局1は、CSIDが未登録の状態で設置される。したがって、設置後に電源がオンされて動作を開始すると、この自動登録処理を実行する。
通信端局1は、電源がオンされると、一定時間、例えば15分、経過するのを待って(s1)、登録処理を開始する(s2)。s1は、s2にかかる登録処理を、以降の使用環境で行わせるために設けたステップである。具体的に言うと、通信端局1を設置した作業者が、この通信端局1の電源をオンすることから、電源がオンされたタイミングですぐに登録処理を行うと、この作業者が設置作業を行っていた環境でs2にかかる登録処理が行われてしまう。例えば、鉄扉で仕切られたメータ室に設置した場合に、この鉄扉が開いている環境でs2にかかる登録処理が行われてしまう。s1を設けることで、この鉄扉が閉められた環境、すなわちこれ以降の使用環境、でs2にかかる登録処理を行わせるようにしている。
図6は、s2にかかる通信端局の登録処理を示すフローチャートである。通信端局1は、PHS通信部13で周辺の電波を受信し、電界強度レベルが通信可能なレベルである電波毎に、その電界強度レベルと使用しているCSIDを抽出するオープンサーチを行う(s11)。s11にかかるオープンサーチでは、一定時間、例えば15分、周辺の電波を受信し、電界強度レベルが通信可能なレベルである電波毎に、その電界強度レベルと使用しているCSIDを抽出する。また、s11では、記憶部14に記憶している登録することができるCSIDの範囲内のCSIDを抽出し、この範囲内でないCSIDについては無視する(抽出しない。)。通信端局1は、s11にかかるオープンサーチで、CSIDが抽出されかどうかを判定する(s12)。通信端局1は、s12で抽出されたCSIDがないと判定すると、s11に戻って上記処理を繰り返す。
通信端局1は、s11で抽出されたCSIDがあると、この中から、登録する中継機2のCSIDを決定する(s13)。s13では、
(1)記憶部14に記憶している登録することができるCSIDの範囲内であり、且つ、
(2)電界強度レベルが最大である、
CSIDを、登録するCSIDに決定する。s13では、他のシステムの中継機を親機に決定することはない。通信端局1は、s13で決定した中継機2のCSIDを記憶部14に記憶する。また、通信端局1は、PHS通信部13で周辺の電波を受信し、s13で決定したCSIDを使用している電波であって、その電界強度レベルが最大である電波を送出している通信端局1または中継機2を、通信相手局として検出する(s14)。ここで言う相手局とは、実際にトランシーバモードで直接通信する局である。s14では、受信した電波から呼出番号を抽出することにより、相手局を特定する。通信端局1は、s14で相手局を検出すると、管理サーバ3に対してCSIDの登録要求を送信する(s15)。この登録要求には、s13で決定したCSID、自局のPSID、さらにはs14で検出した相手局の呼出番号等が含まれている。この登録要求は、s14で検出した相手局を介して管理サーバ3に送信される。
なお、s14で検出される相手局は、すでにCSIDを登録している通信端局1、または中継機2である。CSIDを登録している通信端局1は、自局が管理サーバ3と通信するときの通信経路を示すルートマップを記憶部14に記憶している。s14で検出された相手局である通信端局1により、s15で送信した登録要求が、管理サーバ3に送信される。
図7は、通信端局1からの登録要求を受信した管理サーバの動作を示すフローチャートである。管理サーバ3は、ネットワークインタフェース部32で今回受信した登録要求について、CSIDの登録を許可するかどうかを判定する(s31)。s31では、以下の(1)〜(3)である場合に、登録を許可しないと判定する。
(1)今回登録が要求されているCSIDを、すでに登録している通信端局1の台数が設定されている上限台数(この実施形態では500台)に達している場合
(2)s14で検出された相手局が、すでに予め定めた台数、例えば20台、の通信端局1の相手局として登録されている場合
(3)今回登録が要求されているCSIDが付与されている中継機2が、この時点で、CSIDの登録を制限している中継機2である場合
管理サーバ3は、DB記憶部33に記憶している各種ファイルを用いて、上記(1)〜(3)の判定を行う。管理サーバ3は、s31でCSIDの登録を許可しないと判定すると、本処理を終了する。
管理サーバ3は、s31でCSIDの登録を許可すると判定すると、今回登録を許可した通信端局1に対して呼出番号を割り当て(s32)、DB記憶部33に記憶している各種ファイルの更新を必要に応じて行う(s33)。s33では、端局管理ファイル41に対する今回CSIDの登録を許可した通信端局1の登録や、この通信端局1の登録にともなうルートマップファイル42に記憶しているルートマップの更新等を行う。そして、管理サーバ3は、今回CSIDの登録要求を送信してきた通信端局1に対して、登録許可を送信し(s34)、本処理を終了する。s34で管理サーバ3が送信する登録許可には、この通信端局1の登録にともなって更新されたルートマップや、この通信端局1に割り当てた呼出番号、動作時に使用する各種設定パラメータ、この通信端局1のPSID等が含まれている。この登録許可は、登録要求と逆経路で通信端局1に送信される。
通信端局1は、管理サーバ3からの登録許可を受信すると、受信した登録許可に含まれている呼出番号、ルートマップ、設定パラメータ等を記憶部14に記憶し(s16、s17)、本処理を終了する。通信端局1は、s17にかかる処理の完了により、中継機2のCSIDの登録が完了する。一方、通信端局1は、管理サーバ3からの登録許可を受信しなかった場合、s13でCSIDを決定してからの経過時間が所定時間内、例えば2時間以内、であれば、通信可能な別の相手局を検出し(s18、s19)、s15に戻る。反対に、s18で所定時間内でないと判定すると、別の中継機2のCSIDを登録するCSIDに決定し(s20)、s14に戻る。
このように、通信端局1は、設置されて本体の電源がオンされると、最初にCSIDを登録する処理を行う。通信端局1は、CSIDの登録が完了することにより、管理サーバ3と通信できる状態になる。
なお、CSIDが正式に登録されていない状態で、上述した登録要求の送信にかかる通信を行うことになるが、s13で登録するCSIDを決定し、このCSIDを使用してトランシーバモードによる通信を行っている。したがって、通信端局1は、トランシーバモードによる中継機2との通信が行え、管理サーバ3に対して登録要求を送信することができる。
図5に戻り、通信端局1は、s2にかかる登録処理が完了すると、メータ通信部12で取り付けられているメータと通信し、このメータの識別情報(メータID)を取得する(s3)。そして、通信端局1は、メータIDを含むメータ登録要求を管理サーバ3へ送信する(s4)。このメータ登録要求は、s2にかかる登録処理でCSIDを登録した中継機2を介して、管理サーバ3に送信される。
図8は、メータ登録要求を受信した管理サーバの動作を示すフローチャートである。管理サーバ3は、メータ登録要求を受信すると、DB記憶部33に記憶している各種ファイルの更新を必要に応じて行う(s41)。s41では、メータ情報ファイル44等を更新する。これにより、管理サーバ3は、今回CSIDを登録した通信端局1と、この通信端局1が取り付けられているメータと、の対応づけや、このメータの検針値等の管理を開始する。管理サーバ3は、s41にかかる処理が完了すると、メータ登録の完了を、今回メータ登録要求を送信してきた通信端局1に通知し(s42)、本処理を終了する。また、メータ登録要求を行った通信端局1は、管理サーバ3から送信されてきたメータ登録完了の通知を受信すると(s5)、本処理を終了する。
このように、この実施形態のテレメトリングシステムでは、通信端局1がCSIDの登録を自動的に行うので、通信端局1の設置作業や、在庫管理等にかかる手間が十分に抑えられるとともに、通信端局1の設置作業にかかるミスの発生も抑えられる。
CSIDの登録が完了した通信端局1は、図9に示す処理を実行する。通信端局1は、予め定められた検針タイミングになると、メータの検針値を読み取り、読み取った検針値を管理サーバ3に送信する(s51〜s53)(図9(A)参照)。この検針タイミングは、一定時間毎に設定してもよいし、午前0時等の時刻設定としてもよいし、他の設定としてもよい。システムの運用に応じて設定すればよい。この検針タイミングは、記憶部14に記憶している設定パラメータで規定されている。
また、通信端局1は、予め定められた電界強度測定タイミングになると、PHS通信部13で電波を受信して、周辺におけるCSIDの電界強度を測定し、これを管理サーバ3に送信する(s55〜s57)(図9(B)参照)。s56で測定する電機強度は、受信した電波のCSID毎に、その電波の電界強度を対応づけたものである。この電界強度測定タイミングも、記憶部14に記憶している設定パラメータで規定されている。
また、通信端局1は管理サーバ3から送信されてきたルートマップを受信すると、記憶部14に記憶しているルートマップを今回受信したルートマップに更新する(s60、s61)(図9(C)参照)。管理サーバ3は、上述した通信端局1の登録処理が行われることで、ルートマップの更新が生じることから、予め定められている期間A(この発明で言う、第2の期間に相当する。)、例えば24時間、毎に各通信端局1に対して、ルートマップを送信している。また、通信端局1は、管理サーバ3から設定パラメータの更新等にかかる指示を受信すると、当該指示に対応する処理を実行する(s65、s66)(図9(D)参照)。また、通信端局1が記憶部14に記憶している、登録することができるCSIDの範囲等についても更新できる。
また、通信端局1は、図9に示す処理と並行して、図10に示す処理を行っている。この図10に示す処理は、管理サーバ3との通信状態を監視する処理である。通信端局1は、トランシーバモードで直接通信している相手局(他の通信端局1、または中継機2)と、通信できない状態であるかどうかを判定する(s71)。通信端局1は、s71で相手局と通信できない状態であると判定すると、記憶部14に記憶しているルートマップを用いて、
(1)自局と直接通信可能な通信端局1であり、
(2)自局と同じ中継機2のCSIDを登録している通信端局1であり、さらに、
(3)中継機2との通信経路に介在する他の通信端局1の台数が、ルートマップ上で自局以下である通信端局1、を代行局として検出する(s72)。例えば、図1に示す家宅hに設置されている通信端局1が家宅cに設置されている通信端局1と通信できない状態であると判定すると、通信可能であれば、家宅iや家宅dに設置されている通信端局1を代行局として検出する。一方、通信可能であっても、家宅mや家宅nに設置されている通信端局1を代行局として検出することはない。通信端局1は、s72で代行局を検出すると、これ以降、ここで検出した代行局を利用して管理サーバ3と通信する。
したがって、通信端局1は、これまで直接通信していた他の通信端局1の故障等で、この通信端局1を介して管理サーバ3と通信できない状態になったときに、自動的に管理サーバ3と通信できる状態に復旧できる。このため、テレメトリングシステムにかかる保守管理にかかる手間が抑えられる。
また、通信端局1は、管理サーバ3からルートマップを受信していない期間が、予め定められている期間B(この発明で言う第1の期間に相当する)に達したかどうかを判定する(s73)。この期間Bは、上述した期間Aよりも長い期間、例えば72時間、に設定されている。この期間Bは、設定パラメータの1つとして記憶部14に記憶されている。通信端局1は、s73で管理サーバ3からルートマップを受信していない期間が期間Bに達していると判定すると、図6に示した登録処理を実行する(s74)。これにより、登録しているCSIDが付与されている中継機2の故障等で、管理サーバ3と通信できない状態になったときにも、周辺に通信できる中継機2または通信端局1が存在すれば、管理サーバ3と通信できる状態に復旧できる。このため、テレメトリングシステムにかかる保守管理にかかる手間が抑えられる。
なお、通信端局1は、s74で登録処理を行うときには、記憶部14に記憶している登録した中継機2のCSID、自局の呼出番号、ルートマップについては消去するが、検針データについては消去しない。
また、この実施形態のテレメトリングシステムは、保守点検のために中継機2を一時的に停止したり、交換するときに、この中継機2に付与されているCSID登録している通信端局1が、他の中継機2を親機として再登録するのを防止するためのロック機能を有している。具体的にいうと、このロック機能は、例えば、図1に示す中央の中継機2を一時的に停止したり、交換するときに、この中継機2に付与されているCSIDを登録している通信端局1が、s74にかかる処理を実行し、図1に示す左右の中継機2を親機として登録するのを防止する機能である。この機能は、管理サーバ3に設けられる。図11は、このロック機能にかかる管理サーバ3の動作を示すフローチャートである。
オペレータが、一時的に停止したり、交換する中継機2を指定する入力操作を行う。管理サーバ3は、指定された中継機2に付与されているCSIDを登録している通信端局1毎に、その通信端局1から送信されてきている周辺の電界強度を用いて、指定された中継機2が停止したときに、これらの通信端局1がs74で登録を要求する可能性があるCSIDが付与されている中継機2をロック対象中継機として抽出する(s81)。そして、s81で抽出したロック対象中継機2毎に、CSIDの登録制限を設定する(s82)。
これにより、管理サーバ3は、s82でCSIDの登録制限を設定した中継機2(ロック対象中継機)に付与されているCSIDについての登録要求を受け付けたときに、s31で登録を許可しないと判定する。したがって、一時的に停止したり、交換する中継機2のCSIDを登録している通信端局1が、s74にかかる処理を行って、他の中継機2のCSIDを登録する事態が生じるのを防止できる。
また、管理サーバ3は、この中継機2に対する一時停止や交換の完了にかかる指示操作が行われると、s82で登録制限を設定した中継機2に対して、この登録制限を解除する。一時停止や交換の完了にかかる指示操作は、作業終了直後に行うよりも、一時的に停止したり、交換した中継機2に付与されていたCSIDを登録していた通信端局1が、動作を再開した中継機2、または交換された中継機2のCSIDを登録した後に行うほうが望ましい。
また、上記実施形態では、中継機2に対して登録制限を設定するとしたが、通信端局1に対してs74にかかる処理の実行を制限するようにしてもよい。具体的には、管理サーバ3が、一時的に停止したり、交換する中継機2に付与されているCSIDを登録している通信端局1に対して、管理サーバ3からs74にかかる処理の禁止を通知する構成とすればよい。
なお、上記実施形態では、本願発明を各家宅の電力使用量を検針するテレメトリングシステムに適用した場合で説明したが、ガス、水道等の他のエネルギー使用量を検針するテレメトリングシステムにも適用できることはいうまでもない。また、テレメトリングシステムだけでなく、通信端局1が、CSIDを登録した中継機2を介して管理サーバ3と通信する一般的な通信システムにも適用できる。
この発明の実施形態のテレメトリングシステムの構成を示す図である。 この実施形態のテレメトリングシステムの通信端局の構成を示すブロック図である。 この実施形態のテレメトリングシステムの中継機の構成を示す図である。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの構成を示す図である。 この実施形態のテレメトリングシステムの通信端局の動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの通信端局の動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの通信端局の動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの通信端局の動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1−通信端局
2−PHS中継機
3−管理サーバ
4−ネットワーク
11−制御部
12−メータ通信部
13−PHS通信部
14−記憶部
21−制御部
22−PHS通信部
23−メディア変換部
24−ネットワークインタフェース部
31−制御部
32−ネットワークインタフェース部
33−データベース記憶部(DB記憶部)

Claims (15)

  1. 各端局が、自局に登録している中継機を介して管理サーバと通信する通信システムにおいて、
    前記端局は、
    前記中継機との通信を無線通信で行う無線通信手段と、
    前記無線通信手段で本体周辺の電波を受信し、通信可能な相手局を検索し、ここで検索された通信可能な相手局が登録されている中継機より、自局に登録する中継機を決定し、さらに、ここで決定した中継機を自局に登録することを要求する登録要求を、ここで決定した中継機を介して前記管理サーバへ送信する登録要求送信手段と、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記中継機を介して送信されてきた前記登録要求を受信すると、今回登録要求を送信してきた端局について、当該登録要求にかかる中継機の登録を許可するかどうかを判定する登録許可判定手段と、
    前記登録許可判定手段が登録を許可すると判定した場合に、今回登録要求を送信してきた端局に対して中継機の登録許可を送信する登録許可送信手段と、を備え、
    さらに、前記端局は、
    前記管理サーバから送信されてきた自局に対する登録許可を受信したときに、今回登録することが許可された中継機を自局に登録する登録手段、を備えた、
    通信システム。
  2. 各端局が、自局に登録しているCSIDの中継機を介して管理サーバと通信する通信システムにおいて、
    前記端局は、
    前記中継機との通信を無線通信で行う無線通信手段と、
    前記無線通信手段で本体周辺の電波を受信し、通信可能な相手局を検索し、ここで検索された通信可能な相手局に登録されているCSIDより、自局に登録するCSIDを決定し、さらに、ここで決定したCSIDを自局に登録することを要求する登録要求を、ここで決定したCSIDの中継機を介して前記管理サーバへ送信する登録要求送信手段と、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記中継機を介して送信されてきた前記登録要求を受信すると、今回登録要求を送信してきた端局について、当該登録要求にかかるCSIDの登録を許可するかどうかを判定する登録許可判定手段と、
    前記登録許可判定手段が登録を許可すると判定した場合に、今回登録要求を送信してきた端局に対してCSIDの登録許可を送信する登録許可送信手段と、を備え、
    さらに、前記端局は、
    前記管理サーバから送信されてきた自局に対する登録許可を受信したときに、今回登録することが許可されたCSIDを自局に登録する登録手段、を備えた、
    通信システム。
  3. 前記端局は、
    自局に登録することができるCSIDの範囲を記憶する記憶手段、を備えるとともに、
    前記無線通信手段が、前記中継機とトランシーバモードで通信する手段であり、
    前記登録要求送信手段が、自局に登録するCSIDを、前記記憶手段が記憶する範囲内のCSIDの中から決定し、前記登録要求を送信する手段である、
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記端局は、
    前記登録要求送信手段が、前記記憶手段が記憶する範囲内のCSIDであって、前記無線通信手段で受信した本体周辺の電波において、電界強度レベルが最大であったCSIDを、自局に登録するCSIDに決定し、前記登録要求を送信する手段である、
    請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記端局は、
    前記無線通信手段が、前記中継機との無線通信を、直接、または他の端局を介して行う手段である、
    請求項2〜4のいずれかに記載の通信システム。
  6. 前記管理サーバは、
    中継機毎に、その中継機のCSIDを登録している各端局の通信経路を示すルートマップを記憶するルートマップ記憶手段と、
    前記登録許可判定手段がCSIDの登録を許可すると判定した場合に、前記ルートマップ記憶手段に記憶している、登録を許可すると判定したCSIDの中継機についてのルートマップを更新するルートマップ更新手段と、を備えるとともに、
    前記登録許可送信手段が、CSIDの登録許可とともに、前記ルートマップ更新手段が更新したルートマップを送信する手段であり、
    前記端局は、
    前記管理サーバから送信されてきたルートマップを受信する毎に、受信したルートマップを更新記憶するルートマップ記憶手段、を備えた、
    請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記端局は、
    前記管理サーバと通信できない状態が予め定めた第1の期間継続したかどうかを判定する期間判定手段と、
    前記期間判定手段が前記管理サーバと通信できない状態が予め定めた第1の期間継続したと判定したときに、前記登録要求送信手段を実行する登録制御手段と、を備えた、
    請求項2〜6のいずれかに記載の通信システム。
  8. 前記端局は、
    前記管理サーバと通信できない状態が予め定めた第1の期間継続したかどうかを判定する期間判定手段と、
    前記期間判定手段が前記管理サーバと通信できない状態が予め定めた第1の期間継続したと判定したときに、前記登録要求送信手段を実行する登録制御手段と、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記第1の期間よりも短い第2の期間毎に、前記ルートマップ記憶手段が記憶するルートマップを各端局に送信するルートマップ送信手段、を備え、
    さらに、前記端局は、
    前記期間判定手段が、前記管理サーバからルートマップを受信しない期間が前記第1の期間に達したときに、前記管理サーバと通信できない状態が予め定めた第1の期間継続したと判定する手段である、
    請求項6に記載の通信システム。
  9. 前記端局は、
    前記ルートマップで示されている自局の通信経路において、前記無線通信手段が直接通信する他の端局と通信できない状態であるかどうかを判定する通信状態判定手段と、
    前記通信状態判定手段が前記ルートマップで示されている自局の通信経路において、前記無線通信手段が直接通信する他の端局と通信できない状態であると判定したときに、このルートマップに存在する通信可能な他の端局を代行端局として検索する代行端局検索手段と、を備えるとともに、
    前記無線通信手段は、前記管理サーバとの通信を、前記代行端局検索手段により検索された代行端局と直接通信することにより行う手段である、
    請求項6に記載の通信システム。
  10. 前記代行端局検索手段は、前記ルートマップを用いて、前記中継機との通信に介在する端局の台数が、自局以下である端局を代行端局として検索する手段である、
    請求項9に記載の通信システム。
  11. 前記管理サーバは、
    中継機のCSID毎に、端局における登録を禁止するかどうかを設定する設定手段を備えるとともに、
    前記登録許可判定手段が、前記中継機を介して送信されてきた前記登録要求が前記設定手段において端局における登録を禁止する設定がなされているCSIDの登録要求であれば、この登録要求にかかるCSIDの登録を許可しないと判定する手段である、
    請求項2〜10のいずれかに記載の通信システム。
  12. 前記端局は、
    本体に対応づけられている測定機から、測定値を取得する測定値取得手段と、
    前記無線通信手段による無線通信で、前記測定値取得手段が取得した測定値を前記管理サーバに通知する測定値通知手段と、を備え、
    前記管理サーバは、
    測定機毎に、前記端局から通知された測定値を記憶する測定値記憶手段、を備えている、
    請求項2〜11のいずれかに記載の通信システム。
  13. 前記端局は、
    前記登録手段によるCSIDの登録が完了すると、前記管理サーバに対して、本体に対応づけられている測定機の登録要求を送信する測定器登録要求送信手段、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記端局から送信されてきた前記測定機の登録要求を受信すると、今回受信した測定機の登録要求に基づいて、当該測定機を前記測定値記憶手段に登録する測定機登録手段、を備えている、
    請求項12に記載の通信システム。
  14. 各端局が、自局に登録しているCSIDの中継機を介して管理サーバと通信する通信方法において、
    前記端局が、
    前記中継機を介した管理サーバとの通信を無線通信で行う無線通信手段により、本体周辺の電波を受信し、通信可能な相手局を検索し、ここで検索された通信可能な相手局に登録されているCSIDより、自局に登録するCSIDを決定し、さらに、ここで決定したCSIDを自局に登録することを要求する登録要求を、当該中継機を介して前記管理サーバへ送信する第1のステップと、
    前記第1のステップで、前記中継機を介して前記管理サーバに送信した前記登録要求に対して、当該管理サーバから送信されてきた自局に対するCSIDの登録許可を受信したときに、今回登録することが許可されたCSIDを自局に登録する第2のステップと、を実行する通信方法。
  15. 自局に登録しているCSIDの中継機を介して管理サーバと通信する端局において、
    前記中継機との通信を無線通信で行う無線通信手段と、
    前記無線通信手段で本体周辺の電波を受信し、通信可能な相手局を検索し、ここで検索された通信可能な相手局に登録されているCSIDより、自局に登録するCSIDを決定し、さらに、ここで決定したCSIDを自局に登録することを要求する登録要求を、ここで決定したCSIDの中継機を介して前記管理サーバへ送信する登録要求送信手段と、
    前記登録要求送信手段が、前記中継機を介して前記管理サーバに送信した前記登録要求に対して、当該管理サーバから送信されてきた自局に対するCSIDの登録許可を受信したときに、今回登録することが許可されたCSIDを自局に登録する登録手段と、を備えた端局。
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