JP6646248B2 - オーディオシステム、オーディオ機器およびオーディオシステムの再接続方法 - Google Patents

オーディオシステム、オーディオ機器およびオーディオシステムの再接続方法 Download PDF

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Description

この発明は、複数のオーディオ機器をネットワークで接続したオーディオシステムに関する。
複数のオーディオ機器からなるオーディオシステムにおいて、従来は、各オーディオ機器は、アナログまたはデジタルのオーディオケーブルで互いに接続されていた。近年、煩雑なケーブル群を無くすとともに接続形態の自由度を高めるために、各機器をネットワーク(特に無線ネットワーク)で接続し、パケットで音声信号やコマンドメッセージを送受信することが考えられている。
特開2003−101546号公報
オーディオケーブルは全ての入出力毎にそれそれ必要であるものの、機器の端子に物理的に接続すれば接続が完了する。これに対して、無線ネットワークは、たとえば特許文献1に示すように、SSIDやパスワードなどの設定が必要であり、設定作業がケーブルの接続よりも面倒である。また、接続先のアクセスポイントが停止した場合などは接続先を変更して再接続する必要があるが、この作業も最初の接続時と同様に面倒であった。
そこで本発明の目的は、ネットワークを用いて複数のオーディオ機器を接続するオーディオシステムで、オーディオ機器がネットワークから切断されても自動で再接続できるようにすることにある。
本発明のオーディオシステムは、複数のオーディオ機器がネットワークを構成して接続され、各オーディオ機器は、ネットワークのアクセスポイントとして機能する第1無線通信部および他の機器のアクセスポイントに接続される子機として機能する第2無線通信部を備え、下位のオーディオ機器の第2無線通信部が上位のオーディオ機器の第1通信部にアクセスすることで、これら上位、下位のオーディオ機器がネットワークを構成するよう接続される。各オーディオ機器は、ネットワークを構成する各オーディオ機器の第1無線通信部への接続情報を含み、ネットワーク内で定期的に更新されるシステム情報を記憶している。いずれかのオーディオ機器が接続中の上位のオーディオ機器から切断されたとき、この切断されたオーディオ機器(切断機器)は、切断時に記憶していたシステム情報を用いてネットワークを構成する他のオーディオ機器を検索し、検索によって発見されたオーディオ機器に仮接続し、該仮接続したオーディオ機器から最新のシステム情報を取得し、該取得したシステム情報に基づき、本接続するオーディオ機器を決定して、決定したオーディオ機器に接続する。
本発明のオーディオ機器は、ネットワークのアクセスポイントとして機能する第1無線通信部と、他の機器のアクセスポイントに接続される子機として機能する第2無線通信部と、ネットワークを構成する他のオーディオ機器の第1無線通信部への接続情報を含み、ネットワーク内で定期的に更新されるシステム情報を記憶する記憶部と、制御部と、を備える。制御部は、第2無線通信部が、接続中の上位のオーディオ機器の第1無線通信部から切断されたとき、切断時に記憶していたシステム情報を用いてネットワークを構成する他のオーディオ機器を検索し、検索によって発見された他のオーディオ機器に仮接続し、該仮接続したオーディオ機器から最新のシステム情報を取得し、該取得したシステム情報に基づき、本接続するオーディオ機器を決定して、決定したオーディオ機器に接続する。
本発明のオーディオシステムの再接続方法は、複数のオーディオ機器がネットワークを構成して接続され、各オーディオ機器が、ネットワークのアクセスポイントとして機能する第1無線通信部および他の機器のアクセスポイントに接続される子機として機能する第2無線通信部を備え、下位のオーディオ機器の第2無線通信部が上位のオーディオ機器の第1通信部にアクセスすることで、該上位、下位のオーディオ機器がネットワークを構成するよう接続され、各オーディオ機器が、ネットワークを構成する各オーディオ機器の第1無線通信部への接続情報を含むシステム情報を記憶しているオーディオシステムにおいて、システム情報は、ネットワーク内で定期的に更新され、いずれかのオーディオ機器が接続中の上位のオーディオ機器から切断されたとき、この切断されたオーディオ機器(切断機器)は、切断時に記憶していたシステム情報を用いてネットワークを構成する他のオーディオ機器を検索し、検索によって発見されたオーディオ機器に仮接続し、該仮接続したオーディオ機器から最新のシステム情報を取得し、該取得したシステム情報に基づき、本接続するオーディオ機器を決定して、決定したオーディオ機器に接続する。
上記各発明において、第1通信部がステルスモードのアクセスポイントとして動作し、切断機器(制御部)は、システム情報から取得した接続情報を用いたアクティブスキャンで他のオーディオ機器を検索してもよい。
この発明によれば、ネットワークに接続されていたオーディオ機器が上位機器から切断された場合でも、他のオーディオ機器を検索して自動で再接続することが可能になる。
この発明が適用されるオーディオシステムの構成図 この発明が適用され、コントローラとして機能する携帯電話機のブロック図 この発明が適用されるオーディオ機器のブロック図 ホスト機器およびコントローラに設定されるシステム管理テーブルの例を示す図 コントローラに設定されるオーディオ制御テーブルの例を示す図 コントローラとオーディオ機器の通信手順を示す図 コントローラとオーディオ機器の通信手順を示す図 コントローラとオーディオ機器の通信手順を示す図 コントローラとオーディオ機器の通信手順を示す図 ホスト機器のシステム情報送信動作を示すフローチャート オーディオ機器の再接続時の通信手順を示す図 オーディオシステムにおける再接続時の接続先変更の形態を説明する図 オーディオシステムにおける再接続時の接続先変更の形態を説明する図 オーディオシステムにおける再接続時の接続先変更の形態を説明する図 オーディオシステムにおける再接続時の接続先変更の形態を説明する図
図1は、本発明が適用されるオーディオシステムの構成を示す図である。オーディオシステム10は、有線LAN2およびアクセスポイント(外部アクセスポイント)3を含むネットワーク9で接続された複数のオーディオ機器4(4−1〜4−8)、および、コントローラ1として機能する多機能携帯電話機1を有している。各オーディオ機器4は、ネットワーク9を介して相互にオーディオ信号の送受信を行う。コントローラ1は、ネットワーク9を介してオーディオ機器4に対してコマンドメッセージを送信する。
オーディオシステム10を構成する各オーディオ機器4(以下、コンポーネント機器とも言う)は、有線LAN機能および2つの無線LAN機能を有している。オーディオ機器4は、2つの無線LAN機能の一方を用いてアクセスポイントを起動することができる。オーディオ機器4によって起動されたアクセスポイントは内部アクセスポイント4Aと呼ばれる。内部アクセスポイント4Aには、下位のオーディオ機器4が接続される。内部アクセスポイント4Aは、通常は(後述のイニシャル接続時以外は)ステルスモードで動作しており、他の機器にその存在を知られにくいようになっている。もう一方の無線LAN機能は、無線LANの子機として機能し、上位のオーディオ機器4の内部アクセスポイント4A、または、外部アクセスポイント3に接続される。
有線LAN2にはアクセスポイント(外部アクセスポイント)3が接続されている。オーディオ機器4−1は有線LAN2にケーブルで接続されている。オーディオ機器4−2,4−3は、上位のオーディオ機器4−1の内部アクセスポイント4A−1に無線LANで接続されている。オーディオ機器4−4,4−5は、上位のオーディオ機器4−2の内部アクセスポイント4A−2に無線LANで接続されている。また、オーディオ機器4−6,4−7は、上位のオーディオ機器4−3の内部アクセスポイント4A−3に無線LANで接続されている。オーディオ機器4−8は、外部アクセスポイント3に接続されている。
この実施形態において、ネットワーク9は、有線LAN2、および、外部アクセスポイント3、内部アクセスポイント4Aを含む無線LANで構成される。有線LAN2は、たとえばEthernet(登録商標:IEEE802.3)が用いられればよく、無線LANは、Wi−Fi(IEEE802.11g)が用いられればよい。
各オーディオ機器4は、有線LAN2に対する接続の形態に応じてルート機器、ノード機器、リーフ機器、および、ブランチ機器と呼ばれる。ルート機器は、有線LAN2に直接(ケーブルで)接続されている最上位の機器であり、図1においてオーディオ機器4−1がルート機器である。ルート機器は、オーディオシステム10の構築時に最初に登録されたオーディオ機器であり、オーディオシステム10の基点となる。ルート機器は、下位のオーディオ機器4をネットワークに接続してオーディオシステム10に参加させるための内部アクセスポイント4Aを起動する。ルート機器以下に接続されているオーディオ機器4(ノード機器、リーフ機器)で再生される音楽情報は全てここを経由して送信されることになる。
ノード機器は、無線LANによってルート機器(ルート機器の内部アクセスポイント4A)に接続されている中位の機器であり、図1においてオーディオ機器4−2,4−3がノード機器である。ノード機器は、下位のオーディオ機器4をネットワークに接続してオーディオシステム10に参加させるための内部アクセスポイント4Aを起動する。ノード機器以下に接続されているオーディオ機器4(リーフ機器)で再生される音楽情報はここを経由して送信されることになる。
リーフ機器は、無線LANによってノード機器(ノード機器の内部アクセスポイント4A)に接続されている下位の機器であり、図1においてオーディオ機器4−4,4−5,4−6,4−7がリーフ機器である。なお、リーフ機器は、内部アクセスポイント4Aを起動しないが、起動するようにしてもよい。
ブランチ機器は、ルート機器を頂点とするツリーとは別に外部アクセスポイント3に無線LANで接続され有線LAN2を経由してオーディオシステム10内の他のオーディオ機器4と通信するオーディオ機器4であり、図1においては、オーディオ機器4−8がブランチ機器である。なお、ブランチ機器は、内部アクセスポイント4Aを起動しないが、起動するようにしてもよい。
このオーディオシステムでは、高品質のオーディオ信号の伝送のため、ルート機器には2台までのノード機器の接続が許可される。また、各ノード機器には2台までのリーフ機器の接続が許可される。また、内部アクセスポイント4Aを用いた接続の階層は、ルート機器−ノード機器−リーフ機器の3階層までとする。したがって、ルート機器を頂点とする無線LANのツリーにより、ルート機器を含めて7台までのオーディオ機器を接続することができる。図1に示したツリーには、接続可能数な最大数(7台)のオーディオ機器4(4−1〜4−7)が接続されている。また、ブランチ機器の台数に制限はないが、コントローラ1の制御対象としては、オーディオシステム10全体でオーディオ機器4の台数が10台までに制限される。ただし本発明において、ツリーの階層の数、各オーディオ機器4に接続可能な下位の機器の台数などの最大数は、この実施形態に限定されない。
携帯電話機1はオーディオシステム制御プログラム70(図2参照)が起動されることによりオーディオシステムコントローラ(以下、コントローラ)1として機能する。携帯電話機1(コントローラ1)は、オーディオシステム10に所属するオーディオ機器4とネットワーク9を介して通信する。コントローラ1は、この通信により、そのオーディオシステム10内で再生されるオーディオソース(たとえば、どのオーディオ機器4でどの楽曲を再生するか、どの楽曲をどのオーディオ機器4に配信するかなど)やその音量などを制御する。また、各オーディオ機器4は、ネットワーク9を介して自己が所属するオーディオ機器4と通信し、相互にオーディオ信号を送受信する。
次に、図2のブロック図を参照して、携帯電話機1の構成を説明する。携帯電話機1は、いわゆるスマートフォンと言われる多機能電話機である。携帯電話機1は、携帯通信網である3G/4G通信機能、無線LAN(Wi−Fi)通信機能、および、Bluetooth(登録商標)通信機能を有している。携帯電話機1は、アプリケーションプログラムであるオーディオシステム制御プログラム70を起動することにより、コントローラ1として機能し、ネットワーク3経由でオーディオシステムのオーディオ機器4と通信し、ユーザの操作に応じたコマンドメッセージをオーディオ機器4に送信してオーディオシステムを制御する。
携帯電話機1は、バス26上に、制御部20、操作部30、メディアインタフェース31、Wi−Fi通信回路32、3G/4G通信回路33、および、Bluetooth(登録商標)通信部34を有している。制御部20は、CPU21、ROM(フラッシュメモリ)22、RAM23、画像プロセッサ24および音声プロセッサ25を含んでいる。画像プロセッサ24には、ビデオRAM(VRAM)40が接続され、VRAM40には表示部41が接続されている。表示部41は液晶のディスプレイを含んでいる。ディスプレイには、待ち受け画面や電話番号などが表示される。また、コントローラ1として機能する場合は、オーディオ機器4を制御するための画面が表示される。音声プロセッサ25には、D/Aコンバータを含むアンプ42が接続され、アンプ42にはスピーカ16が接続されている。
画像プロセッサ24は、待ち受け画面や電話番号等などの種々の映像を生成するGPU(Graphics Processing Unit,グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を備えている。画像プロセッサ24は、オーディオシステム制御プログラム70が起動された場合には、CPU21の指示に従ってオーディオコントローラの画像を生成し、これをVRAM40上に展開する。VRAM40上に展開された画像は表示部41に表示される。
音声プロセッサ25は、通話音声をエンコード/デコードするDSP(Digital Signal Processor:デジタル・シグナル・プロセッサ)を有している。音声プロセッサ25は、デコード/生成した音声をアンプ42に出力する。アンプ42は、この音声信号を増幅してスピーカ16に出力する。
無線LAN通信回路32は、ルータ2との間でIEEE802.11gなどの規格で無線通信を行い、アクセスポイント3,7を介してオーディオ機器4と通信する。3G/4G通信回路33は、携帯電話通信網を介して、音声通話およびデータ通信を行う。Bluetooth通信部34は、他のBluetooth対応機器と通信し、例えばオーディオ信号の送受信等を行う。
操作部30は、表示部41上に形成されたタッチパネルを含み、タッチパネル上のタッチ操作、フリック操作を検出する。オーディオシステム制御プログラム70が起動されると、表示部41には、セットアップボタン、スキャンボタンなどの複数の操作子が表示される。操作部30は、タッチパネルでユーザのタッチ操作およびその座標を検出し、どの操作子が操作されたかを判断する。
メディアインタフェース31にはメモリカード15が接続される。メモリカード15は、たとえばマイクロSDカードである。オーディオシステム制御プログラム70は、メモリカード15またはROM22に保存される。この実施形態では、図2に示したように、オーディオシステム制御プログラム70はメモリカード15に保存されるものとする。なお、オーディオシステム制御プログラム70は、3G/4Gまたは無線LANのデータ通信によってダウンロードされてもよく、ROM22またはメモリカード15に予め記憶されていてもよい。また、メモリカード15には、オーディオシステムの構成を記憶する記憶エリア71が設定される。
ROM22には、この携帯電話機1の通話やアプリケーションプログラムを実行するための基本プログラムが記憶されている。また、ROM22はフラッシュメモリであり、基本プログラムのほか、ダウンロードされたアプリケーションプログラムなどを記憶することも可能である。RAM23には、CPU20がオーディオシステム制御プログラム70を実行する際に使用されるワークエリアが設定される。
次に図3を参照してオーディオ機器4の構成について説明する。オーディオ機器4は、制御部50、オーディオ処理部51および操作部59を有するとともに、2つの無線LAN通信部(RFモジュール)56、57および有線LAN通信部58を有している。操作部59はボリューム操作子(不図示)の他、コネクトボタン59Aを有している。制御部50は、CPUおよびメモリを含み、オーディオシステムプログラムを記憶している。制御部50は、オーディオシステムプログラムにより、オーディオ処理部51および無線LAN通信部56、57、有線LAN通信部58の動作を制御する。また、制御部50は、コネクトボタン59Aが押下されたとき、このオーディオ機器4をネットワーク9に接続するための動作であるイニシャル接続動作を実行する。イニシャル接続動作の詳細は後述する。
無線LAN通信部56は、IEEE802.11gなどの無線LAN規格で外部アクセスポイント3または上位オーディオ機器4の内部アクセスポイント4Aと無線通信を行う。また、もう一つの無線LAN通信部57は、アクセスポイント(内部アクセスポイント4A)として起動され、他のオーディオ機器(たとえばオーディオ機器4−2,4−3など)を有線LAN2に中継する。また、無線LAN通信部57は、このオーディオ機器4のイニシャル接続時にもイニシャル接続用の仮アクセスポイントとして起動され、コントローラ1(携帯電話機1)と通信する。イニシャル接続時の動作は後述する。なお、2つの無線LAN通信部56、57は、1つのハードウェアを時分割で動作させて実現してもよい。有線LAN通信部58は、ケーブルコネクタを有し、IEEE802.3などの通信規格で有線LAN2−アクセスポイント3を介した通信を行う。アクセスポイント3には、コントローラ(携帯電話機)1が接続されており、制御部50は、ネットワーク9を経由してコントローラ1と通信し、動作状態を送信したり、コマンドメッセージを受信したりする。
内部アクセスポイント4AのSSIDおよびパスワードは、無線LAN通信部57のMACアドレスから割り出し可能な文字列にされている。たとえば、MACアドレスをオクテット表現したものをSSIDとし、下3オクテット(機種ID+シリアル番号)をパスワードとするなどである。これにより、新たにオーディオシステムに参加するオーディオ機器は、SSIDに基づいて、すなわち、MACアドレスのベンダーIDおよび機種IDに基づいて、内部アクセスポイント4Aを発見することができ、且つ、自らパスワードを生成してその内部アクセスポイント4Aに接続することができる。これにより、内部アクセスポイント4Aに接続する場合の、ユーザによるSSID、パスワードの入力を省略することができる。なお、内部アクセスポイント4AのSSID、パスワードの生成方式は上記のものに限定されない。
オーディオ処理部51は、チューナ52、オーディオ回路53、パワーアンプ54を有している。チューナ52は、FM放送またはインターネットからオーディオ信号を受信してオーディオ回路53に入力する。オーディオ回路53は、入力されたオーディオ信号に対してイコライズ、音量調整などの処理を行ったのち、この処理されたオーディオ信号をパワーアンプ54に出力する。パワーアンプ54は入力されたオーディオ信号を増幅し、外部接続されているスピーカ55に出力する。スピーカ55は、入力されたオーディオ信号を音響として放音する。
なお、オーディオ機器4−1〜4−8は、それぞれ異なる機器であってよいが、通信機能およびオーディオ信号処理機能の基本的な構成は図3に示したものである。
図4、図5は、オーディオシステムを管理するテーブルの一例を示す図である。図4は、ネットワーク9における各オーディオ機器4の接続形態を管理するシステム管理テーブルである。また、図5は、オーディオシステム10における各オーディオ機器4の動作を管理するオーディオ制御テーブルである。システム管理テーブルは、主としてルート機器4−1によってネットワーク接続の管理に用いられる。また、オーディオ制御テーブルは、主としてコントローラ1によって、オーディオソースの再生制御に用いられる。
システム管理テーブルは、オーディオシステム10を構成する各オーディオ機器4(コンポーネント機器)の接続形態を記憶したものであり、オーディオシステム10の構築時にコントローラ1が作成する。また、オーディオシステム10へ新たなオーディオ機器4が追加されたとき、コントローラ1がこのオーディオ機器4を追加する更新を行う。作成または追加更新されたシステム管理テーブルは、コントローラ1からルート機器4−1に送信される。その後、システム管理テーブルは、オーディオシステム10の動作中に、いずれかのコンポーネント機器の切断または再接続が発生するごとに、ルート機器4−1よって更新される。また、ルート機器4−1は、定期的にシステム管理テーブルの内容の全部または一部をシステム情報として各コンポーネント機器およびコントローラ1に送信する。これにより、各コンポーネント機器およびコントローラ1は常に最新のシステム情報を保持することができる。以上のシステム情報の送信の詳細動作については後述する。
システム管理テーブルは、このオーディオシステム10を識別するためのシステムIDで識別される。各コンポーネント機器は、各機器の機器IDに対応づけて、上位側(子機側)/下位側(内部アクセスポイント側)のMACアドレス(すなわち無線LAN通信部56/57のMACアドレス)、上位側/下位側のIPアドレス(すなわち無線LAN通信部56/57のIPアドレス)、ルート機器4−1からの接続段数(HOP数)、内部アクセスポイントの起動の有無、内部アクセスポイント4Aに接続している下位機器の数(Child数)、および、動作状態(通信可/不可)情報(Active)などの情報を記憶している。いずれかのコンポーネント機器がルート機器4−1から切断されると(通信が途絶えると)、その機器の欄を非アクティブとし、再接続されると、再接続された内容で更新して再度アクティブ化する。以上の切断、再接続に関する動作の詳細は後述する。
なお、各コンポネント機器は、個別のIPアドレスを有しているが、このオーディオシステム10は、マルチキャストグループとしてマルチキャストアドレスが設定されている。このマルチキャストアドレス宛に上記のシステム情報のIPパケットを送信することにより、オーディオシステム10の全コンポーネント機器にこのシステム情報パケットを受信させることができる。なお、システム情報パケットを各コンポーネント機器のIPアドレス宛にユニキャストで送信してもよいが、マルチキャストで送信することによりットワーク9の負荷を小さくすることができる。
図5のオーディオ制御テーブルは、各機器の機器IDに対応づけて、各コンポーネント機器の上位側IPアドレス(無線LAN通信部56のIPアドレス)、機種、設置場所、動作状態情報、および、ボリューム値、表示名称などの各種設定情報が記憶される。オーディオ制御テーブルの各欄とシステム管理テーブルの各欄とは機器IDで対応づけられる。コントローラ1は、このオーディオ制御テーブルの内容に基づいてコントロール画面を作成し、ユーザによる各コンポーネント機器の制御を受け付ける。
オーディオシステム10を構築する場合、最初にルート機器4−1を設定してオーディオシステム10を構築する。その後、このオーディオシステム10にルート機器4−1以外のオーディオ機器4を追加してゆく。ユーザは、以下の手順で作業する。ルート機器となるオーディオ機器4−1を有線LAN2にケーブルに接続する。携帯電話機1上でコントローラ1をセットアップモードで起動する。オーディオ機器4−1のコネクトボタン59Aを押下する。ユーザが以上の作業を行えば、コントローラ1とルート機器4−1は、相互に通信し、自動でオーディオシステム10を構築する。その後、オーディオシステム10に新たなオーディオ機器4を追加する場合、ユーザは、コントローラ1をセットアップモードで起動し、追加するオーディオ機器4の電源をオンして(無線LAN通信部56,57を起動して)、コネクトボタン59Aを押下すれば、そのオーディオ機器4は、コントローラ1およびルート機器4−1と通信し、上述のSSIDからパスワードを自動生成することで、自動でオーディオシステム10に追加される。
図6〜図9を参照して、オーディオシステム10の構築時、および、オーディオシステム10へのオーディオ機器4の追加時におけるコントローラ1とオーディオ機器4との通信手順について説明する。
図6は、新規にオーディオシステム10を構築する場合のコントローラ1とルート機器となるオーディオ機器4−1との通信手順を示す図である。携帯電話機1は、オーディオシステム制御プログラム70が起動されて、コントローラ1として機能している。ユーザの操作によってコントローラ1がセットアップモードになると(S31)、表示部41にオーディオ機器4のコネクトボタン59Aを押下することを促す案内画面が表示される。この画面の案内に従いユーザはオーディオ機器4−1のコネクトボタン59Aを押下する(S41)。次に、コントローラ1は、有線LAN2に接続された新規のオーディオ機器を検索する(S32)。この検索はポーリングなど返信を要求するメッセージを送信することで行われる。オーディオ機器4−1は、この検索に対して応答する(S42)。これにより、コントローラ1とオーディオ機器4−1は、有線LAN2,アクセスポイント3を介して相互通信を開始する。
オーディオ機器4−1は、自分自身の機器情報(無線LAN通信部のMACアドレスやIPアドレスなど)をコントローラ1に送信する(S43)。コントローラ1は、このオーディオ機器4−1をルート機器とする新規のオーディオシステム10を構築する。オーディオシステム10にシステムIDを割り当て(S34)、図4、図5に示すシステム管理テーブルおよびオーディオ制御テーブルを作成して、現在通信しているオーディオ機器4をルート機器とするオーディオシステム10を構築する(S35)。オーディオシステム10が構築されると、システム管理テーブルをルート機器となったオーディオ機器4−1に送信し(S36)、セットアップモードを終了する(S37)。オーディオ機器4−1はこのシステム管理テーブルを受信して(S44)、保存する(S45)。これにより、オーディオ機器4−1を基幹の構成要素(コンポーネント)であるルート機器とするオーディオシステム10が構築される。以後は、コントローラ1によって、再生楽曲やその音量などを制御されるようになる。オーディオ機器4は、ステルスモードでアクセスポイントを起動する(S46)。
図7は、構築済みのオーディオシステム10に、新たなオーディオ機器が追加される場合の通信手順を示す図である。コンポーネント機器は、既にオーディオシステム10の構成要素となっているオーディオ機器4であり、ここでは、内部アクセスポイント4Aを起動しているルート機器またはノード機器である。新規機器は、これから新たに追加されるオーディオ機器4である。
コントローラ1として機能している携帯電話機1が、ユーザの操作によってセットアップモードになる(S51)と、表示部41にオーディオ機器4(新規機器)のコネクトボタン59Aを押下することを促す案内画面が表示される。この画面の案内に従いユーザは新規機器のコネクトボタン59Aを押下する(S71)。コントローラは、既に登録されているオーディオ機器4であるコンポーネント機器に、内部アクセスポイント4Aのステルスモードを解除するよう指示する(S52)。これによりコンポーネント機器は、内部アクセスポイント4Aのステルスモードを解除し、自己の存在を知らせるビーコンフレームを送信して新規機器のパッシブスキャンを可能にする(S61)。次に、コントローラ1は、新規機器の検索を開始する(S53)。
新規機器は、ユーザによってコネクトボタン59Aが押下されると(S71)、イニシャル接続モードになり、接続可能なアクセスポイントを検索(パッシブスキャン)する(S72)。この検索で、新規機器は、接続可能なアクセスポインとして、コンポーネント機器の内部アクセスポイント4Aを発見する。上述したように、内部アクセスポイント4Aは、新規機器から見てオーディオシステム10の機器であることを識別可能なSSIDを有しており、かつ、そのSSID(またはMACアドレス)からパスワードを生成して接続可能である。新規機器は、発見した内部アクセスポイント4Aのなかから最寄りの(最も接続しやすい)ものを選択し、このSSIDおよび生成したパスワードを用いて、選択した内部アクセスポイント4Aに仮接続する(S73)。この接続は、システム情報を取得するための仮接続であり、オーディオシステム10に参加するための本接続ではない。そして、接続した内部アクセスポイント4A(コンポーネント機器)からオーディオシステム10の現時点でのシステム情報を取得する(S62、S74)。システム情報は、システム管理テーブルの全部または一部の内容からなる情報であり、定期的にルート機器4−1が更新して他のコンポーネント機器に配信される。新規機器は、取得したシステム情報に基づいて、オーディオシステム10に参加するために最適のアクセスポイントを選択する(S75)。この選択は、各アクセスポイントの電波強度、ルート機器4−1からの接続段数、そのアクセスポイントに接続されているコンポーネント機器の数などに基づいて行われ、通信条件がよさそうなアクセスポイントが選択される。
図7の例(S100が実行されない例)では、仮接続した内部アクセスポイント4Aが本接続においても最適であると判断し、接続先を変更しない場合の流れを示している。たとえば、ルート機器4−1の内部アクセスポイント4A−1に接続されている場合等がこれに相当する。本接続で仮接続の内部アクセスポイント4Aから接続先を変更する場合には、図7に示すS100の区間で図8または図9の手順が実行される。本接続が完了すると(図7の場合には仮接続を本接続としたのち)、新規機器は、コントローラ1からの新規機器検索メッセージ(S53)を受信し、これに対して応答する(S76)。これで新規機器は、コントローラ1と通信可能になる。これにより、新規機器は、コントローラ1によって再生する楽曲やその音量などが制御されるようになり、オーディオシステム10の構成要素(コンポーネント)となる。
新規機器は、自分自身の機器情報(無線LAN通信部のMACアドレスやIPアドレスなど)をコントローラ1に送信する(S77)。コントローラ1は、この機器情報を受信し(S54)、システム管理テーブルおよびオーディオ制御テーブルにこの新規オーディオ機器4を登録してこれらを更新する(S55)。コントローラ1は、更新したシステム管理テーブルをルート機器4−1に送信して(S56)、セットアップモードを終了する(S57)。ルート機器4−1は、システム管理テーブルの全部または一部の内容からなるシステム情報を、図10で説明する接続確認メッセージとして、定期的に他のコンポーネント機器に配信する。セットアップモード終了の通知はコントローラ1から全てのオーディオ機器4に送信されるが、コントローラ1がルート機器4−1に対して行い、ルート機器4−1がオーディオシステム10の他のオーディオ機器4に転送するようにしてもよい。
ルート機器4−1からシステム情報を受信した新規機器は、このシステム情報を保存する(S78)。こののち新規機器は、ステルスモードで内部アクセスポイント4Aを起動する(S79)。また、ルート機器4−1からシステム情報を受信したコンポーネント機器は、この情報で内部に記憶しているシステム情報を更新する(S63)。そして、内部アクセスポイント4Aをステルスモードに戻す(S64)。以上の処理により、構築済みのオーディオシステム10に新たな機器を追加することができる。なお、コンポーネント機器、新規機器ともに、ステルスモードで内部アクセスポイント4Aを立てるのは、ルート機器、ノード機器のみであり、リーフ機器、ブランチ機器ではS64、S79の処理は行われない。
図8は、新規機器が、S75で仮接続の内部アクセスポイント4Aを切断して、ツリー内の他の内部アクセスポイント4Aに接続し直す場合の通信手順を示す図である。図7のS75で本接続の接続先として他の内部アクセスポイント4Aが選択されると、現在仮接続している内部アクセスポイント4Aを切断し(S81)、選択された内部アクセスポイント4Aにシステム情報のアドレス情報を用いて本接続する(S82)。こののち、図7のS76に進む。
図9は、新規機器が、S75で仮接続の内部アクセスポイント4Aを切断して、外部アクセスポイント3にブランチ機器として接続し直す場合の通信手順を示す図である。図7のS75で本接続の接続先として外部アクセスポイント3が選択されると、現在仮接続している内部アクセスポイント4Aを切断し(S91)、イニシャル接続時のみの仮アクセスポイントをスタンドアローンで起動する(S92)。すなわち、有線LAN2には接続されず新規機器に接続されるのみの内部アクセスポイント4Aを起動する。コントローラ1は、このイニシャル接続仮アクセスポイントのSSIDおよびパスワードを予め記憶している。すなわち、このSSIDおよびパスワードは、オーディオシステム制御プログラム70に予めデータとして書き込まれている。したがって、コントローラ1は、S53で開始した新規機器検索の中でこの仮アクセスポイントを発見し、外部アクセスポイント3との接続を一旦解除して、新規機器が起動した仮アクセスポイントに接続する(S83)。コントローラ1は、携帯電話機1のシステムプログラムから外部アクセスポイント3のSSID、パスワードを取得することができない可能性が高いため、ここでは、ユーザに外部アクセスポイント3のSSIDおよびパスワードの入力を求める(S84)。SSIDの入力は、そのとき見えている接続先(SSID)の一覧をディスプレイに表示し、ユーザに外部アクセスポイント3のSSIDを選択させる方式でよい。パスワード(通常は外部アクセスポイント3の本体に表記されている)は、ユーザに入力させる。
そして、この入力された接続情報を仮アクセスポイントを起動している新規機器に送信する(S85)。新規機器がこの接続情報を受信する(S93)。コントローラ1は、新規機器に外部アクセスポイント3の接続情報(SSID,パスワード)を送信したのち、仮アクセスポイントとの接続を解消する(S86)。新規機器は、外部アクセスポイント3の接続情報をコントローラ1から受信すると、仮アクセスポイントを停止する(S94)。コントローラ1は、一旦接続を解除した外部アクセスポイント3に再度接続する(S87)。新規機器も取得した接続情報を用いて外部アクセスポイント3に接続する(S95)。こののち図7の手順にもどって、コントローラ1は新規機器検索を行い(S53)、新規機器はこれに応答する(S76)。なお、仮接続したコンポーネント機器から取得したシステム情報に外部アクセスポイント3の接続情報が含まれている場合は、S101で示した処理(S83−S87、S92−94)を省略して図8と同じように外部アクセスポイントに接続し直せばよい。
上述したように、ルート機器4−1は、オーディオシステム10の他のオーディオ機器(コンポーネント機器)4に対して、定期的に(2秒に1回)システム情報を送信する。システム情報は、各コンポーネント機器の(内部アクセスポイント側)MACアドレス、IPアドレス、ルート機器4−1からの接続段数(HOP数)、内部アクセスポイントの起動の有無、内部アクセスポイント4Aに接続している下位機器の数、および、外部アクセスポイント3の接続情報などからなる。ルート機器4−1は、このシステム情報をエコー要求パケット(ping)として、各コンポーネント機器に送信する。以下、このパケットをシステム情報パケットと呼ぶ。
図10を参照して、定期的に実行されるシステム情報パケットの送信処理について説明する。図10(A)において、ルート機器4−1は、自己のシステム管理テーブルに基づきシステム情報パケットを作成する(S111)。システム情報パケットは、図10(B)に示すシステム情報をデータ本体とするUDPデータグラムを内包するIPパケットの構成をしており、IPヘッダの宛先アドレスには、このオーディオシステム10に対して設定されているマルチキャストアドレスが書き込まれている。ルート機器4−1は、システム情報パケットをこのオーディオシステム10に対して付与されたマルチキャストアドレス宛に送信する。各コンポーネント機器は、システム情報パケットを受信すると、このパケットに含まれているシステム情報で自身の保持するシステム情報を更新するとともに、ルート機器4−1に対して、システム情報パケットを受信した旨の応答パケット(ACK)を返信する。ルート機器4−1は、コンポーネント機器からの応答パケットを受信し(S113)、全コンポーネント機器から返信があったかを判断する(S114)。全てのコンポーネント機器から返信があった場合には(S114でYES)、そのままこの処理を終了する。返信のないコンポーネント機器があった場合には(S114でNO)、そのコンポーネント機器を非アクティブに書き換えてシステム管理テーブルを更新する(S115)。次回のシステム情報パケットの作成は、この更新されたシステム管理テーブルの内容で行われる。このため、各コンポーネント機器は、常に最新のシステム情報を取得することができる。なお、更新された管理テーブルの内容は、コントローラ1にも通知される。 なお、図10の説明では、マルチキャストでシステム情報を送信しているが、ユニキャストで各コンポーネント機器宛に個別に送信してもよい。
コンポーネント機器が、ルート機器4−1に対してACKを返信できない場面としては、自装置の電源がオフされている(コンセントが抜かれている)など自装置に原因がある場合、ツリーの上位の機器の電源がオフされている(コンセントが抜かれている)、通信の電波状態が悪いなど上位の機器に原因がある場合がある。コンポーネント機器(特にノード機器、リーフ機器)は、上位のコンポーネント機器(内部アクセスポイント4A)との通信が上位のコンポーネント機器から切断された場合には、他の接続可能なアクセスポイントを検索して自動で再接続を試みる。なお、上位の内部アクセスポイント4Aとの通信が切断されたことは、例えば、上述のシステム情報パケットが送信されて来ないこと、または、Wi−Fiの通信維持の手順である暗号鍵の更新通知が送られてこないことやキープアライブパケットに対する返信が無いこと、などで判断することが可能である。
以下、図11を参照して再接続時の通信の手順について説明する。上位の内部アクセスポイント4Aから切断されたコンポーネント機器(以下、切断機器と呼ぶ)は、自身の内部アクセスポイント4Aを停止する(S120)。もし、内部アクセスポイント4Aが下位のコンポーネント機器を接続していた場合は、その通信が切断され、その下位のコンポーネント機器もこの動作を開始することになる。
切断機器は、接続可能なアクセスポイントを検索する(S121)。この検索は、切断機器がその時保持しているシステム情報に基づき、そのシステム情報に記載された内部アクセスポイント4Aに対するアクティブスキャンで行われる。システム情報に基づいて接続を試みるため、ステルスモードを解除せずにアクセスポイント4Aに接続することが可能となる。この検索で発見された最寄りの内部アクセスポイント4Aに仮接続する(S123)。この接続は、最新のシステム情報を取得するための仮接続であり、オーディオシステム10に復帰するための本接続ではない。そして、接続した内部アクセスポイント4A(コンポーネント機器)からオーディオシステム10の最新のシステム情報を取得する(S131、S123)。切断機器は、取得したシステム情報に基づいて、オーディオシステム10に再接続するために最適のアクセスポイントを選択する(S124)。
S124で、現在仮接続している内部アクセスポイント4A以外のアクセスポイントが選択された場合、切断機器は、仮接続している内部アクセスポイント4Aを切断して(S125)、選択されたアクセスポイントに本接続する(S126)。本接続するアクセスポイントは内部アクセスポイント4Aに限定されない。外部アクセスポイント3であってもシステム情報にその接続情報が含まれている場合が多い。現在仮接続している内部アクセスポイント4Aが再接続先として最適と判断された場合にはS125、S126の手順は行われない。
S127では、切断機器は、再接続先のアクセスポイントの情報を含む再接続情報をルート機器4−1に対して送信する。ルート機器4−1は、この再接続情報を受信して(S132)、このコンポーネント機器をアクティブに書き換えてシステム管理テーブルを更新する(S133)。更新された内容は、次のシステム情報パケットの送信時(図10)に各コンポーネント機器に配信される。
図12〜図15を参照して、コンポーネント機器の通信が切断されて再接続されるまでの接続先の変更手順を説明する。この例では、オーディオ機器10のコンポーネント機器は、図1の例よりも1台少なく、ノード機器4−3に1台のリーフ機器4−7が接続されている例を示す。
図12は、ルート機器の内部アクセスポイント4A−1とノード機器4−3との通信が電波状況の悪化等で切断された場面を示している。ルート機器の内部アクセスポイント4A−1とノード機器4−2との通信は維持されている。
図13において、ノード機器でなくなったオーディオ機器4−3は、下位のリーフ機器4−7との通信を切断し、自身はその時保持しているシステム情報を元に最寄りのノード機器4−2に再接続する。オーディオ機器4−3は、ノード機器4−2から最新のシステム情報を取得するが、ノード機器4−2には、既に2台のリーフ機器4−4、4−5が接続されているため、このノード機器4−2に本接続することはできない。そこで、オーディオ機器4−3は、システム情報で接続可能な他のアクセスポイントとして外部アクセスポイント3を選択し、図14に示すように、外部アクセスポイント3に接続してブランチ機器となる。ここで、ルート機器4−1の内部アクセスポイント4A−1との通信が復帰した場合には、ルート機器4−1に再接続してもよい。
また、図14では、リーフ機器であったオーディオ機器4−7が、その時保持しているシステム情報を元に最寄りのノード機器4−2に再接続する。オーディオ機器4−7は、ノード機器4−2から最新のシステム情報を取得するが、ノード機器4−2には既に2台のリーフ機器4−4、4−5が接続されているため、このノード機器4−2に本接続することはできない。そこで、オーディオ機器4−7は、最新のシステム情報で接続可能な他のアクセスポイントとして外部アクセスポイント3を選択し、図15に示すように、外部アクセスポイント3に接続してブランチ機器となる。
この実施形態では、ツリーの階層の数を3、各オーディオ機器4に接続可能な下位の機器の台数を2台に限定しているため、図12〜図15に示したような再接続の形態になるが、階層数や下位接続の台数がより大きければ、異なる形状のツリーで再接続されることがあり得る。
なお、この発明のオーディオ機器は、映像再生機能を持つオーディオ・ビジュアル(AV)機器であってもよく、これらが混在するシステムを含む。また、この実施形態においては、制御端末装置を、オーディオシステム制御プログラム70(アプリケーションプログラム)がインストールされた携帯電話機1で実現しているが、それ以外の構成であってもよい。たとえば、タブレットにオーディオシステム制御プログラム70をインストールしたものであってもよく、専用の端末装置であってもよい。
1 携帯電話機(コントローラ)
2 有線LAN
3 アクセスポイント(外部アクセスポイント)
4(4−1〜4−8) オーディオ機器(コンポーネント機器)
4A(4A−1〜4A−3) 内部アクセスポイント
10 オーディオシステム

Claims (6)

  1. 複数のオーディオ機器がネットワークを構成して接続されたオーディオシステムであって、
    各オーディオ機器は、前記ネットワークのアクセスポイントとして機能する第1無線通信部および他の機器のアクセスポイントに接続される子機として機能する第2無線通信部を備え、下位のオーディオ機器の第2無線通信部が上位のオーディオ機器の第1通信部にアクセスすることで、該上位、下位のオーディオ機器が前記ネットワークを構成するよう接続され、
    各オーディオ機器は、前記ネットワークを構成する各オーディオ機器の第1無線通信部への接続情報を含み、前記ネットワーク内で定期的に更新されるシステム情報を記憶し、
    いずれかのオーディオ機器が接続中の上位のオーディオ機器から切断されたとき、この切断されたオーディオ機器(以下、切断機器と呼ぶ。)は、切断時に記憶していたシステム情報を用いて前記ネットワークを構成する他のオーディオ機器を検索し、検索によって発見されたオーディオ機器に仮接続し、該仮接続したオーディオ機器から最新のシステム情報を取得し、該取得したシステム情報に基づき、本接続するオーディオ機器を決定して、決定したオーディオ機器に接続する
    オーディオシステム。
  2. 前記第1通信部は、ステルスモードのアクセスポイントとして動作し、
    前記切断機器は、前記システム情報から取得した接続情報を用いたアクティブスキャンで前記他のオーディオ機器を検索する
    請求項に記載のオーディオシステム。
  3. ネットワークのアクセスポイントとして機能する第1無線通信部と、
    他の機器のアクセスポイントに接続される子機として機能する第2無線通信部と、
    前記ネットワークを構成する他のオーディオ機器の第1無線通信部への接続情報を含み、前記ネットワーク内で定期的に更新されるシステム情報を記憶する記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第2無線通信部が、接続中の上位のオーディオ機器の第1無線通信部から切断されたとき、切断時に記憶していたシステム情報を用いて前記ネットワークを構成する他のオーディオ機器を検索し、検索によって発見された他のオーディオ機器に仮接続し、該仮接続したオーディオ機器から最新のシステム情報を取得し、該取得したシステム情報に基づき、本接続するオーディオ機器を決定して、決定したオーディオ機器に接続する
    オーディオ機器。
  4. 前記制御部は、前記システム情報から取得した接続情報を用いたアクティブスキャンで前記他のオーディオ機器を検索する請求項に記載のオーディオ機器。
  5. 複数のオーディオ機器がネットワークを構成して接続され、各オーディオ機器が、前記ネットワークのアクセスポイントとして機能する第1無線通信部および他の機器のアクセスポイントに接続される子機として機能する第2無線通信部を備え、下位のオーディオ機器の第2無線通信部が上位のオーディオ機器の第1通信部にアクセスすることで、該上位、下位のオーディオ機器が前記ネットワークを構成するよう接続され、各オーディオ機器が、前記ネットワークを構成する各オーディオ機器の第1無線通信部への接続情報を含むシステム情報を記憶しているオーディオシステムにおいて、
    前記システム情報は、前記ネットワーク内で定期的に更新され、
    いずれかのオーディオ機器が接続中の上位のオーディオ機器から切断されたとき、この切断されたオーディオ機器(以下、切断機器と呼ぶ。)は、切断時に記憶していたシステム情報を用いて前記ネットワークを構成する他のオーディオ機器を検索し、検索によって発見されたオーディオ機器に仮接続し、該仮接続したオーディオ機器から最新のシステム情報を取得し、該取得したシステム情報に基づき、本接続するオーディオ機器を決定して、決定したオーディオ機器に接続する
    オーディオシステムの再接続方法。
  6. 前記第1通信部は、ステルスモードのアクセスポイントとして動作し、
    前記切断機器は、前記システム情報から取得した接続情報を用いたアクティブスキャンで前記他のオーディオ機器を検索する
    請求項に記載のオーディオシステムの再接続方法。
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