JP3717821B2 - アクセスポイント - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線LAN(Local Area Network)に関し、特に、有線回線と無線回線の接続を中継する無線アクセスポイントに関する。
【0002】
【従来の技術】
無線LAN(Local Area Network)は、信号を無線回線を用いて転送するネットワークシステムである。
【0003】
現在では、2.4GHzの無線周波数領域を用いた無線LANの規格(IEEE802.11)が標準化されており、上記IEEE802.11に準拠したアクセスポイントを用いて無線LANを構成すれば、約1〜2Mbpsの通信速度で無線通信を行うことが可能である。
【0004】
図4は無線LANシステムの一例を示している。
【0005】
図4の無線LANシステムにおいて、無線通信装置(アクセスポイント)300は、ISDN(Integrated Service Digital Network)等のデジタル公衆回線310に接続されるTA(Terminal Adapter)320、又は、アナログ公衆回線330に接続されるモデム340を接続可能なシリアルポートと、ケーブルを介して他のネットワーク350との接続を行う為の例えば10Base−Tケーブル対応コネクタを有する。
【0006】
又、上記アクセスポイント300は、PC361〜363に内蔵又はそのカードスロットに装着された無線モジュール371〜373と無線接続可能である。
【0007】
従って、上記PC361〜363は、アクセスポイント300とTA320とデジタル公衆回線310とを経由、又はアクセスポイント300とモデム340とアナログ公衆回線330を経由、或いはアクセスポイント300とネットワーク350経由でインターネット340と接続することができる。
【0008】
ユーザは、アクセスポイント300を使用する前に先ずアクセスポイント300と該アクセスポイント300と接続されたPC361〜363の情報設定を行わなければならない。
【0009】
尚、ここでいう情報とは、SSID(Service Set Identifier)やIP(Internet Protocol)アドレスやサブネットマスク等をいう。
【0010】
上記IPアドレスは、アクセスポイントやパソコン等の端末が有する固有の識別番号であり、32ビットの2進数からなるが、一般のユーザの理解を容易にするために、通常“a.b.c.d”(a〜dは夫々1〜3桁の10進数)というように、最上位ビットから8ビットずつに分け、各8ビットを10進表記に変換した形で表記される。
【0011】
上記サブネットマスクは、自装置がどのネットワークグループに属しているかを示す番号であり、具体的には32ビットの2進数で構成されるが、通常一般ユーザの理解を容易にするために“A.B.C.D”(A〜Dは、夫々1〜3桁の10進数)というように最上位ビットから8ビットずつに分け、各8ビットを10進表記に変換した形で表記される。
【0012】
又、上記サブネットマスクは、2進数表記で32ビット構成のIPアドレスの内最上位ビットからどのビットまでがネットワークアドレスであるかを示すもので、例えば、IPアドレスの上位24ビットがネットワークアドレスであるとすると、サブネットマスクは上位24ビットが“1”で残りの8ビットは“0”となる(10進表記で“255.255.255.0”)。
【0013】
尚、IPアドレスの内、ネットワークアドレスを示すビット以外のビットは、ホストアドレスを示している。
【0014】
例えば、サブネットマスクが10進表記で“255.255.254.0”と表記される端末では、IPアドレスの上位23ビットがネットワークアドレスであり、残りがホストアドレスであることを示す。
【0015】
この為、例えばサブネットマスクが10進表記で“255.255.255.000”であると共にIPアドレスが10進表記で“192.168.100.200”であるアクセスポイントは、サブネットマスクが10進表記で“255.255.255.000”であると共にネットワークアドレスが共通であるIPアドレスの端末、即ち、IPアドレスの上位24ビットの部分が10進表記で“192.168.100”である無線モジュールと同一のネットワークグループであり、サブネットマスクが“255.255.255.000”であっても、IPアドレスの上位24ビットが10進表記で“192.168.100”とは異なるアドレスの場合には、異なるネットワークグループとなる。
【0016】
上記SSIDは、ある無線LANグループ(例えば、図4のPC361〜363とアクセスポイント300で構成される無線LANグループA)内の無線モジュール371〜373が、他の無線LANグループのアクセスポイントと接続することを防ぐ為のものである。
【0017】
従って、アクセスポイント300と、該アクセスポイント300に無線接続される無線モジュール371〜373には同一のSSIDが設定される。
【0018】
アクセスポイント300と無線モジュール371〜373の情報設定の手順について以下に説明する。
【0019】
先ず、無線モジュール371〜373の情報設定は、以下の手順で行われる。
【0020】
PC361〜363の画面上に無線モジュール371〜373の情報設定用のユーティリティーソフトを立ち上げ、図8に示す無線モジュールの設定画面を開く。この設定画面では、通信モード、SSID、通信速度等を設定する欄が表示され、ユーザの設定入力により設定が行われる。尚、アクセスポイント300とPC361〜363を無線接続する為には、少なくともSSIDの設定欄に、アクセスポイント300に設定されているSSIDと同一のSSIDを設定する必要がある。
【0021】
次に、アクセスポイント300の情報設定は、以下の手順で行われる。
【0022】
尚、ここでは、アクセスポイント300の情報設定をPC361〜363のウエブブラウザを用いて設定可能な機種について説明する。
【0023】
先ず、PC361〜363のいずれか一つにアクセスポイント300に設定されたSSIDと同一のSSIDを設定することにより、アクセスポイント300を無線接続し、続いて、このPC画面上に、例えば、マイクロソフト社のインターネットエクスプローラ等のウエブブラウザ画面を開き、宛先のアドレス欄にアクセスポイント300のIPアドレス(例えば、10進表記で“192.168.100.200”)を入力する。
【0024】
これにより、先ず図5に示す設定状況画面が表示される。図5の設定状況画面では、現在設定されているSSID、チャンネル番号、動作モード、アクセスポイント自身のIPアドレスの値が表示される。
【0025】
ユーザが例えば図5に示す「簡単設定」をクリックすると、図6に示す設定画面へと表示が切換わる。
【0026】
図6の設定画面では、動作モード(ブリッジモードかルータモード)の選択欄、SSIDの設定欄、使用するチャンネル番号の設定欄が表示される。
【0027】
尚、上記ブリッジモードは、アクセスポイント300を単なるハブとして使用するモードであり、又、ルータモードは、アクセスポイント300をルータとして使用するモードである。
【0028】
ユーザが動作モードとしてルータモードを選択すべく、図6の「次へ」をクリックすると、図7に示す設定画面へと表示が切換わる。
【0029】
図7の設定画面において、有線LANの設定欄では、アクセスポイント300の10Base−Tケーブル対応コネクタと接続されるネットワーク上におけるアクセスポイント300のIPアドレス(例えば、10進表記で“192.168.10.20”)とサブネットマスク(例えば、10進表記で“255.255.255.0”)を設定可能である。
【0030】
一方、無線LANの設定欄では、アクセスポイント300自身のIPアドレス(例えば、10進表記で“192.168.10.200”)とサブネットマスク(例えば、10進表記で“255.255.255.0”)を設定可能である。
【0031】
ユーザがIPアドレスとサブネットマスクの設定入力を行った後、図7に示す「設定」をクリックすることによりアクセスポイント300の情報設定が完了する。
【0032】
尚、図6の設定画面においてブリッジモードを選択した状態で「次へ」がクリックされた場合には、図7の設定画面は表示されるが、有線LANの設定欄への入力は禁止される。
【0033】
このように、PC361〜363画面上でウェブブラウザを用いれば、アクセスポイント300に格納されているアクセスポイント300自身のIPアドレスを宛先のアドレスとして入力するだけでアクセスポイント300にアクセスし、アクセスポイント300の設定内容をPC361〜363画面上で表示、設定することができる。
【0034】
尚、上記設定手段において、アクセスポイント300の動作モードをルータモードに設定し、アクセスポイント300を介して無線モジュールを搭載或いは接続したPC361〜363からネットワーク350へ通信を行う際には、予めPC361〜363の画面上にTCP/IPプロパティ設定画面を開き、ゲートウエイの設定欄にアクセスポイントのIPアドレスを設定する必要がある。なぜなら、ルータモードではアクセスポイント300は、ネットワーク350とPC361〜363とを中継接続するゲートウエイとして機能するからであり、PC361〜363からネットワーク350に接続を要求する際には、まずPC361〜363に登録されているアクセスポイント300のIPアドレスへ接続を要求する必要があるからである。
【0035】
その設定は、図9に示す如く、ユーザがPC361〜363画面上に「TCP/IPプロパティ」を表示させ、新しいゲートウエイの欄にアクセスポイント300のIPアドレスを入力することにより行われる。
【0036】
又、アクセスポイント300を用いてオフィス内で無線LANを構築する場合には、通常、外部のネットワーク350から無線LAN内へのアクセスの制限や、無線LANから外部ネットワーク350へのアクセスの制限を行う為に、プロキシサーバを介してオフィス内の無線LANと外部のネットワーク350とが接続されている。
【0037】
この為、無線LAN内のPC361〜363からネットワーク350へアクセスするには、PC361〜363にプロキシサーバのIPアドレスを設定する必要がある。しかし、PC361〜363からアクセスポイント300へ直接アクセスし、アクセスポイント300の設定画面を開く為には、PC361〜363側で、上記プロキシサーバのIPアドレス設定と共にアクセスポイント300へのアクセスに対してプロキシサーバを使用しないように設定する必要がある。なぜなら、この設定がなければ、PC361〜363から、アクセスポイント300にアクセスしようとすると、PC361〜363からプロキシサーバへ一旦アクセスされ、プロキシサーバは、ネットワーク350の中からアクセスポイント300のアドレスを探しアクセスしようとするからである。
【0038】
この設定は、以下の手順によりなされる。
【0039】
まず、例えば、マイクロソフト社のInternet Explorerを起動し、図10に示す表示画面をPC361〜363の画面上に表示させ、ツール、インターネットオプションを順に選択する。
【0040】
その後、「インターネットオプション」の「接続」を選択することにより、図11に示す設定画面がPC361〜363の画面上に表示される。続いて、「LANの設定」をクリックすることにより、図12に示すように「ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定」が画面上に表示される。その後、「プロキシサーバ」の欄の「詳細」をクリックすることにより、図13に示すよう「プロキシの設定」の画面が表示され、「次で始まるアドレスにはプロキシを使用しない」の欄に、アクセスポイント300のIPアドレスを入力することにより、設定が終了する。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザが、一旦アクセスポイント300のIPアドレスを変更した後に再度アクセスポイント300の設定画面を開こうとする場合、変更したアクセスポイント300のIPアドレスが必要となるが、これを忘れた場合には、ユーザは正確なIPアドレスを入力できない為、アクセスポイント300の設定画面を開くことができない。
【0042】
又、アクセスポイント300をオフィス等で使用し、プロキシサーバを介して無線LANとネットワーク350を接続する構成とした場合には、PC361〜363の画面上に先程述べたプロキシの設定画面を開き、図13に示す「次で始まるアドレスにはプロキシを使用しない」の欄に設定されているアクセスポイント300のIPアドレスを参照することにより、アクセスポイント300の設定画面を開くことができる。
【0043】
一方、アクセスポイント300を家庭内で使用する場合には、プロキシサーバを介さずに家庭内の無線LANと外部のネットワーク350とが接続されている為、プロキシサーバの設定を行う必要がなく、上記プロキシサーバのIPアドレス設定がなされていなければ上記「プロキシの設定」の画面を表示できない為、「プロキシの設定」画面の「次で始まるアドレスにはプロキシを使用しない」の欄に記載されているアクセスポイント300のIPアドレスを参照して、アクセスポイント300の設定画面を開くことができない。
【0044】
更に、アクセスポイント300をルータモードで動作させる場合には、予めPC361〜363側においてTCP/IPプロパティのゲートウエイ設定欄に設定されているアクセスポイント300のIPアドレスを参照することにより、アクセスポイント300のIPアドレスを忘れた場合でもアクセスポイント300の設定画面を開くことが可能である。
【0045】
しかし、ユーザの入力ミスにより、アクセスポイント300に設定したアクセスポイント300自身のIPアドレスと上記ゲートウエイ設定欄に設定したアクセスポイント300のIPアドレスとが異なっている場合には、ゲートウエイ設定欄のIPアドレスを参照しても、アクセスポイント300の設定画面を開くことができない。
【0046】
そこで、アクセスポイント300の設定情報を初期化し、ユーザがウェブブラウザ上でアクセスポイント300のIPアドレスの初期値を入力することにより、アクセスポイント300と無線モジュール371〜373とを接続することも考えられる。
【0047】
しかし、初期化するとアクセスポイント300に格納されているIPアドレス、SSID、動作モード、暗号(例えば、データを暗号化する為の半角英数字で最大32文字のキー文字列)、設定画面を開く際に入力しなければ設定画面を開けないようにする為のパスワード、MACアドレスフィルタリングの設定(アクセスを許可したい端末のMACアドレスを設定可能)等、多数の設定情報が消去されてしまう。
【0048】
一旦設定した多数の設定内容をユーザが全て憶えるのは困難である為、再度同じ設定条件でアクセスポイント300と無線モジュール371〜373を接続することは難しい。
【0049】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような課題を解決する為のものであり、ユーザがアクセスポイントのIPアドレスを忘れたり、誤って情報を設定した場合でも設定画面を開くことが可能なアクセスポイントを提供するものである。
【0050】
請求項1記載のアクセスポイントは、ネットワーク同士を接続するためのアクセスポイントであって、PCやネットワークと接続可能な有線LANコントローラと、無線モジュールと接続可能な無線LANコントローラと、上記有線LANコントローラ又は上記無線LANコントローラを制御する為の接続先アドレスを含む初期の設定情報を格納する第1格納手段と、ユーザによって接続先アドレスが変更された上記設定情報を格納する第2格納手段と、上記有線LANコントローラ又は上記無線LANコントローラを上記第1格納手段に格納されている設定情報に基づいて起動するよう指示する指示手段と、制御手段と、を有し、
上記制御手段は、上記指示手段からの指示に基づいて、上記有線LANコントローラ又は上記無線LANコントローラを上記第1格納手段に格納されている設定情報に基づいて起動し、外部端末からの接続に応じて、上記第2格納手段に格納されている設定情報を上記有線LANコントローラ又は上記無線LANコントローラを制御することにより上記外部端末へ送信させることを特徴とする。
【0051】
【発明の実施の形態】
図1は、図5に示すアクセスポイント300に本発明を適用してなる実施例装置を示すブロック図である。
【0052】
図1において、制御部10は、マイクロコンピュータからなり、後述する第1格納部50に格納されているシステムプログラムに基づいて以下で説明する各回路の制御を司る。
【0053】
無線LANコントローラ20はアンテナ25と接続され、PC361〜363に内蔵又は装着された無線モジュール371〜373との間でIEEE802.11に準拠して無線信号の送受信を行う。
【0054】
有線LANコントローラ30は、例えば10Base−Tケーブル等のLANケーブルと接続する為の有線LANコネクタ40と接続され、制御部10の制御に基づいて、ケーブルを介して接続されたネットワーク350の通信端末との通信処理をIEEE802.3に準拠した通信機能を用いて行う。
【0055】
第1格納部50は例えば不揮発性のフラッシュメモリからなる。
【0056】
図2は、上記第1格納部50に格納されたデータを模式的に示している。
【0057】
上記第1格納部50は、図2に示す3つの格納部を有しており、第1領域(a)には設定情報のデフォルト値(初期設定値)が、第2領域(b)には上記図5〜図9を用いて説明した方法によりユーザが設定した設定情報が、第3領域(c)にはシステムプログラム等が格納される。
【0058】
第1領域(a)には、初期設定値である仮のSSID(例えば、WLN−AP)と、チャンネル番号(例えば、12)と、自身の仮のIPアドレス(例えば、10進表記で“192.168.100.200”)及びサブネットマスク(例えば、10進表記で“255.255.255.0”)と、コネクタ40と接続されるネットワークのIPアドレス(例えば、10進表記で“192.168.10.200”)及びサブネットマスク(例えば、10進表記で“255.255.255.0”)と、アクセスポイント300の動作モード(例えば、ブリッジモード)が予め格納されている。
【0059】
第2領域(b)には、ユーザが設定したSSID(例えばAPN111)と、チャンネル番号(例えば、6)と、自身のIPアドレス(例えば、10進表記で“10.19.45.11”)及びサブネットマスク(例えば、10進表記で“255.255.0.0”)と、コネクタ40と接続されるネットワーク側のIPアドレス(例えば、10進表記で“20.30.40.50”)及びサブネットマスク(例えば、10進表記で“255.255.0.0”)と、暗号化データ(例えば、YAMAKAWA)と、アクセスポイント300の動作モード(例えば、ルータモード)が格納される。
【0060】
尚、工場出荷時には、上記第2領域(b)には上記第1領域(b)に格納されている初期設定値が格納される。
【0061】
第2格納部60は、例えば半導体RAM(Random Access Memory)からなり、制御部10で処理される各種データや、電源投入時に後述するモード切換スイッチ100が押下されたか否かを示すフラグ、即ち、制御部10が、第1格納部50の第1領域(a)に格納されている設定情報に基づいて無線LANコントローラ20を制御する状態にあるか否かを示すフラグが格納されており、電源投入時点で、上記モード切換スイッチ100が押下されると、上記フラグはオンとなる。又、電源オフ時点で、上記モードフラグデータは消去され、再度電源投入する際には、モードフラグがオフとなる。
【0062】
RS−232Cコントローラ70は、シリアルポート80と接続され、制御部10の制御の下にシリアルポート80を介して信号の送受信を行う。
【0063】
電源スイッチ90は、装置内部の各回路に電源を供給開始する為のスイッチである。
【0064】
モード切換スイッチ100は、電源投入後、第1格納部50の第1領域(a)又は第2領域(b)に格納されているいずれの設定情報に基づいて無線LANコントローラ20を制御するかを指示する為のスイッチである。
【0065】
図3は、本実施例装置の動作を示すフロー図である。
【0066】
以下では、このフロー図を用いて本実施例装置の動作について説明する。
【0067】
尚、図3に示す動作の実行前に、予め上記図8で示した設定方法で無線モジュール371〜373にアクセスポイント300と同じSSIDを設定する。これにより、後述するS8、S10、S11ステップにおいて無線モジュール371〜373とアクセスポイント300が無線接続可能となる。又、アクセスポイント300の動作モードをルータモードとしているならば、予め上記図9を用いて説明した手順でPC361〜363にゲートウエイのアドレスとしてアクセスポイント300のIPアドレスを設定すると共に、予め上記図10〜13を用いて説明した手順で、PC361〜363にプロキシサーバを介さずにアクセスするアドレスとしてアクセスポイント300のIPアドレスを設定する。
【0068】
図3のS1ステップでは、電源スイッチ90がオンされるとS2ステップへ処理を進める。
【0069】
具体的には、電源スイッチ90がオンされ、制御部10に駆動電圧が供給されると、制御部10はイニシャルリセットされ、上記第1格納部50に格納されているシステムプログラムに基づいて図3に示すフローの動作を開始する。
【0070】
S2ステップでは、制御部10は、上記イニシャルリセット時点でモード切換スイッチ100がオンされていると判定すると、S3ステップへ処理を進め、そうでなければS5ステップへ処理を進める。
【0071】
S3ステップでは、制御部10は、第1格納部50の第1領域(a)に格納されているデータに基づいてPC361〜363との接続を行うよう待機し、S4ステップへ処理を進める。具体的には、以降のステップにおいて、制御部10は、第1格納部50の第1領域(a)に格納されている初期設定情報に基づいて有線LANコントローラ30、無線LANコントローラ20、RS232Cコントローラ70を制御し、接続処理を行う。
【0072】
尚、この際には、PC361〜363側の無線モジュール371〜373のSSID等を上記第1領域(a)に格納されているデータと同じデータに設定し直す必要があることは説明するまでもない。
【0073】
続くS4ステップでは、制御部10は、第2格納部60に格納されているフラグをオンし、S6ステップへ処理を進める。
【0074】
S5ステップでは、制御部10は、第1格納部50の第2領域(b)に格納されているデータに基づいて無線モジュール371〜373及びネットワーク350等との接続を行うよう待機し、S6ステップへ処理を進める。具体的には、以降のステップにおいて、制御部10は、第1格納部50の第2領域(b)に格納されている設定情報に基づいて有線LANコントローラ30、無線LANコントローラ20、RS232Cコントローラ70を制御し、接続処理を行い、S6ステップへ処理を進める。
【0075】
S6ステップでは、PC361〜363から接続要求があるか否かを判定している。
【0076】
具体的には、制御部10は、無線LANコントローラ20が、無線モジュール371〜373からPC371〜373のIPアドレスと宛先のIPアドレスを示すデータを受信したと判定すると、S7ステップへ処理を進め、そうでなければ、S13ステップへ処理を進める。
【0077】
S7ステップでは、制御部10は、PCから受信した宛先のIPアドレスが、第1格納部50に格納されている無線モジュールのIPアドレス、即ち、アクセスポイント自身のIPアドレスと一致すると判定すると、S9ステップへ処理を進め、一方、そうでない場合には、S8ステップへ処理を進める。
【0078】
尚、上記S7ステップ及び以下で説明するS9〜S12ステップの処理は、PC371〜373からアクセスポイント300へ設定情報の表示を要求する場合の処理であり、一方、上記S7ステップからS8ステップへの処理は、アクセスポイント300がルータとして動作し、アクセスポイント300を介してPC371〜373から他のPC371〜373又はネットワーク350に接続する場合の処理である。
【0079】
S8ステップでは、制御部10は、アクセスポイント300をルータとして動作させる処理を行う。具体的には、制御部10が、無線LANコントローラ20又は有線LANコントローラ30を制御することにより、無線モジュール371〜373から受信した宛先のアドレスに接続し、PC361〜363と宛先との間に通信路を形成して所定の通信を行い、その後、S13ステップへ処理を進める。
【0080】
S9ステップでは、制御部10は、第1格納部50に格納されているフラグが“1”であると判定すると、S10ステップへ処理を進め、そうでなければS11ステップへ処理を進める。
【0081】
S10ステップでは、制御部10は、無線LANコントローラ20を制御することにより、第1格納部50の第1領域(a)及び第2領域(b)に格納されている設定情報を上記S6ステップで接続要求してきたPCへ送信させ、S12ステップへ処理を進める。
【0082】
S11ステップでは、制御部10は、無線LANコントローラ20を制御することにより、第1格納部50の第1領域(a)に格納されている設定情報を上記S6ステップで接続要求してきたPCへ送信させ、S12ステップへ処理を進める。
【0083】
S12ステップでは、制御部10は、無線モジュール371〜373から送信されてくる設定変更された情報を第1格納部50に格納する動作等を行い、それが終了するとS13ステップへ処理を進める。
【0084】
続くS13ステップでは、制御部10は、電源スイッチ90がオフされたと判定すると処理を終了すると共に第2格納部60に格納されているフラグデータが消去され、電源オン状態が維持されていると判定するとS6ステップへ処理を戻す。
【0085】
このように、本実施例では、ユーザがアクセスポイント300の情報設定を行う際に、S1、S2ステップにおいて、電源オンと同時にモード切換スイッチ100がオンとなると、S7ステップにおいて、制御部10が、第1格納部50の第1領域(a)に格納されているデフォルト値を自身の設定情報として、無線LANコントローラ20、有線LANコントローラ30、RS232Cコントローラ70を制御する為、ユーザは、アクセスポイント300のIPアドレスのデフォルト値を用いて、PC361〜363からアクセスポイント300に接続することが可能である。
【0086】
この為、ユーザは、アクセスポイント300のIPアドレスを忘れた場合や、IPアドレスの入力をミスした場合でも、ウェブ画面上に第1格納部50に格納されている設定情報を表示させ、設定情報を変更することが可能である。
【0087】
又、ウエブ画面上にユーザが設定した設定情報を表示する為、ユーザが、モード切換スイッチ100を操作する前に設定した情報を確認することができ、更に表示されている設定値を変更することが可能である。
【0088】
【発明の効果】
本発明のアクセスポイントでは、ユーザがアクセスポイントのIPアドレスを忘れたり、設定時に入力ミスをした場合でも、PC画面上にユーザが設定した設定情報を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる実施例装置のブロック図である。
【図2】第1格納部50に格納されているデータの格納形態図である。
【図3】本実施例装置の動作を示すフロー図である。
【図4】無線LANシステムの一例を示す模式図である。
【図5】アクセスポイント300の設定画面を示す模式図である。
【図6】アクセスポイント300の設定画面を示す模式図である。
【図7】アクセスポイント300の設定画面を示す模式図である。
【図8】PCの設定画面を示す模式図である。
【図9】PCの設定画面を示す模式図である。
【図10】PCの設定画面を示す模式図である。
【図11】PCの設定画面を示す模式図である。
【図12】PCの設定画面を示す模式図である。
【図13】PCの設定画面を示す模式図である。
【符号の説明】
10 制御部
20 無線LANコントローラ
30 有線LANコントローラ
50 第1格納部
60 第2格納部
70 RS−232Cコントローラ
80 シリアルポート
90 電源スイッチ
100 モード切換スイッチ

Claims (5)

  1. ネットワーク同士を接続するためのアクセスポイントであって、PCやネットワークと接続可能な有線LANコントローラと、無線モジュールと接続可能な無線LANコントローラと、上記有線LANコントローラ又は上記無線LANコントローラを制御する為の接続先アドレスを含む初期の設定情報を格納する第1格納手段と、ユーザによって接続先アドレスが変更された上記設定情報を格納する第2格納手段と、上記有線LANコントローラ又は上記無線LANコントローラを上記第1格納手段に格納されている設定情報に基づいて起動するよう指示する指示手段と、制御手段と、を有し、
    上記制御手段は、上記指示手段からの指示に基づいて、上記有線LANコントローラ又は上記無線LANコントローラを上記第1格納手段に格納されている設定情報に基づいて起動し、外部端末からの接続に応じて、上記第2格納手段に格納されている設定情報を上記有線LANコントローラ又は上記無線LANコントローラを制御することにより上記外部端末へ送信させることを特徴とするアクセスポイント。
  2. 請求項1記載のアクセスポイントであり、
    上記無線LANコントローラ又は有線LANコントローラが上記第2格納手段に格納されている設定情報を送信し、送信先から変更された設定情報を受信すると、上記変更された設定情報を上記第2格納手段に格納することを特徴とするアクセスポイント。
  3. 請求項1〜2記載のアクセスポイントであり、
    上記設定情報は、IPアドレス、サブネットマスク及びSSIDであることを特徴とするアクセスポイント。
  4. 請求項1〜3記載のアクセスポイントであり、
    上記指示手段による指示タイミングは、電源オンと同時であることを特徴とするアクセスポイント。
  5. 無線によるデータの送受信を行う無線LANコントローラと、有線によるデータの送受信を行う有線LANコントローラと、該有線LANコントローラ及び/又は上記無線LANコントローラを動作させる為の初期設定情報を格納する為の第1格納手段と、上記有線LANコントローラ及び/又は上記無線LANコントローラを動作させる為にユーザにより設定された設定情報又は初期設定情報を格納する為の第2格納手段と、上記第1格納手段に格納された設定情報で上記有線LANコントローラ及び/又は無線LANコントローラを動作させる為のモードスイッチと、該モードスイッチのオン又はオフ状態を示すフラグを格納する手段と、を有し、
    電源投入時に上記モードスイッチがオンとなると、上記無線LANコントローラ及び/又は上記有線LANコントローラは上記第1格納手段に格納された設定情報により動作可能な状態となると共に上記フラグがオンとなり、一方、電源投入時に上記モードスイッチがオフであると、上記無線LANコントローラ及び/又は上記有線LANコントローラは上記第2格納手段に格納された設定情報により動作可能な状態となり、
    上記無線LANコントローラ及び/又は有線LANコントローラは、外部端末から接続要求を受けた際に上記フラグがオンである場合には、上記第1格納手段及び上記第2格納手段に格納されている設定情報を上記外部端末に送信し、一方、外部端末から接続要求を受けた際に上記フラグがオフである場合には、上記第2格納手段に格納されている設定情報を上記外部端末に送信することを特徴とするアクセスポイント。
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