JP5467598B2 - 無線端末、及びサーバ - Google Patents

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Description

本発明は、無線端末、及びサーバに関し、例えば、中継機を介して無線端末とサーバが通信するものに関する。
店舗では、商品の価格などを表示した棚札を商品棚に設置し、顧客の便宜を図っている。
これら棚札は、一般に、紙媒体に印字したり、手書きしたりして作成されるが、近年では、液晶表示部に価格などの商品情報を表示する電子棚札が用いられるようになってきた。
電子棚札は、例えば、赤外線や電波などにより表示情報を受信し、これを液晶表示部に表示する。
このような電子棚札を使用する電子棚札システムは、例えば、1台のサーバと、数台の中継機(送信装置)と、多数の無線端末(電子棚札)を用いて構成されている。
無線端末は、何れかの中継機に対応づけられており、サーバは、当該中継機を介して無線端末と通信する。
無線端末と中継機の対応づけは、無線端末が商品棚に設置されて電源オンとなった場合、又は、リセットされた場合に周囲の中継機を探索してサーバに参加要求を送信し、サーバがその端末に対して端末参加応答を送信することで行う。
このような無線端末に関する技術として、次の特許文献1の「電子棚札システム」がある。
この技術は、電子棚札の電源をオンすると、自動的にサーバから電子棚札に対する表示に必要な処理が行われるものである。
ところで、例えば、商品棚のレイアウトの変更などに伴い、多数の無線端末と中継機の対応づけを一斉に再設定したい場合がある。
しかし、従来は、無線端末のリセットスイッチを個々に手動で操作する必要があり、手間がかかるという問題があった。
特許文献1の技術も電源をオンしてイニシャルリセットする必要がある。
特開2009−106440号公報
本発明の目的は、サーバからの指令により多数の無線端末と中継機の対応づけを一斉かつ効率的に行うことである。
請求項1に記載の発明では、複数の中継機のうちの1の中継機と同期を維持し、当該1の中継機を介してサーバと通信する通信手段と、同期対象となる中継機の更新の必要性を取得する必要性取得手段と、前記更新の必要性を取得した場合に、周囲の中継機を探索する探索手段と、前記同期の対象とする中継機を前記探索した中継機の何れかに更新する同期対象更新手段と、前記探索手段で探索した探索結果を前記サーバに送信する探索結果送信手段と、前記送信した探索結果に基づいて前記サーバが選択した中継機を特定する中継機特定情報を受信する中継機特定情報受信手段と、を具備し、前記同期対象更新手段は、前記受信した中継機特定情報で特定される中継機を同期対象とする、ことを特徴とする無線端末を提供する。
請求項に記載の発明では、前記必要性取得手段は、前記サーバからの更新命令を受信することにより更新の必要性を取得することを特徴とする請求項1に記載の無線端末を提供する。
請求項に記載の発明では、複数の中継機のうちの1の中継機と同期を維持し、当該1の中継機を介してサーバと通信する通信手段と、同期対象となる中継機の更新の必要性を取得する必要性取得手段と、前記更新の必要性を取得した場合に、周囲の中継機を探索する探索手段と、前記同期の対象とする中継機を前記探索した中継機の何れかに更新する同期対象更新手段と、前記1の中継機との無線通信品質を取得する無線通信品質取得手段と、を具備し、前記必要性取得手段は、前記サーバからの更新命令を受信することにより更新の必要性を取得し、前記探索手段は、前記更新命令を受信し、かつ、前記取得した無線通信品質が所定の閾値以下である場合に周囲の中継機を探索する、ことを特徴とする無線端末を提供する。
請求項に記載の発明では、複数の中継機のうちの1の中継機と同期を維持し、当該1の中継機を介してサーバと通信する通信手段と、同期対象となる中継機の更新の必要性を取得する必要性取得手段と、前記更新の必要性を取得した場合に、周囲の中継機を探索する探索手段と、前記同期の対象とする中継機を前記探索した中継機の何れかに更新する同期対象更新手段と、前記1の中継機との無線通信品質を取得する無線通信品質取得手段と、を具備し、前記必要性取得手段は、前記サーバからの更新命令を受信することにより更新の必要性を取得し、前記更新命令には、第1の更新命令と第2の更新命令があり、前記探索手段は、前記第1の更新命令を受信した場合には中継機の探索を行い、前記第2の更新命令を受信した場合には、前記取得した無線通信品質が所定の閾値以下である場合に中継機の探索を行う、ことを特徴とする無線端末を提供する。
請求項に記載の発明では、前記探索手段で探索した探索結果を前記サーバに送信する探索結果送信手段と、前記送信した探索結果に基づいて前記サーバが選択した中継機を特定する中継機特定情報を受信する中継機特定情報受信手段と、を具備し、前記同期対象更新手段は、前記受信した中継機特定情報で特定される中継機を同期対象とすることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の無線端末を提供する。
請求項6に記載の発明では、前記必要性取得手段は、前記サーバから送信されてくる2値のビット情報を監視し、前記ビット情報が反転した場合に前記更新命令を受信したと認識することを特徴とする請求項、請求項、又は請求項に記載の無線端末を提供する。
請求項に記載の発明では、複数の中継機のうちの1の中継機と同期を維持し、当該1の中継機を介してサーバと通信する通信手段と、同期対象となる中継機の更新の必要性を取得する必要性取得手段と、前記更新の必要性を取得した場合に、周囲の中継機を探索する探索手段と、前記同期の対象とする中継機を前記探索した中継機の何れかに更新する同期対象更新手段と、前記1の中継機との無線通信品質を取得する無線通信品質取得手段と、を具備し、前記必要性取得手段は、前記取得した無線通信品質が所定の閾値以下である場合に中継機の更新の必要性を取得する、ことを特徴とする無線端末を提供する。
請求項に記載の発明では、無線端末と、前記無線端末が同期を維持する中継機と、を対応づけて記憶する記憶手段と、前記中継機を介して、当該中継機に前記対応づけられている無線端末と通信する通信手段と、前記無線端末に同期対象とする中継機の更新命令を送信する更新命令送信手段と、前記更新命令によって前記無線端末が同期対象として更新した中継機を、当該無線端末と対応づけて前記記憶を更新する記憶更新手段と、前記更新命令を送信した後、前記無線端末が中継機を探索した探索結果を当該無線端末から受信する探索結果受信手段と、前記受信した探索結果を用いて、前記無線端末が同期対象とする中継機を選択する中継機選択手段と、前記選択した中継機を特定する中継機特定情報を前記無線端末に送信する中継機特定情報送信手段と、を具備したことを特徴とするサーバを提供する。
請求項に記載の発明では、無線端末と、前記無線端末が同期を維持する中継機と、を対応づけて記憶する記憶手段と、前記中継機を介して、当該中継機に前記対応づけられている無線端末と通信する通信手段と、前記無線端末に同期対象とする中継機の更新命令を送信する更新命令送信手段と、前記更新命令によって前記無線端末が同期対象として更新した中継機を、当該無線端末と対応づけて前記記憶を更新する記憶更新手段と、を具備し、前記更新命令送信手段は、前記更新命令を同期信号に含めることを特徴とするサーバを提供する。
請求項10に記載の発明では、無線端末と、前記無線端末が同期を維持する中継機と、を対応づけて記憶する記憶手段と、前記中継機を介して、当該中継機に前記対応づけられている無線端末と通信する通信手段と、前記無線端末に同期対象とする中継機の更新命令を送信する更新命令送信手段と、前記更新命令によって前記無線端末が同期対象として更新した中継機を、当該無線端末と対応づけて前記記憶を更新する記憶更新手段と、を具備し、前記更新命令送信手段は、前記無線端末に中継機の探索を指示する第1の更新命令と、前記無線端末に現在同期している中継機の無線通信品質が所定の閾値以下である場合に中継機の探索を指示する第2の更新命令と、の何れを送信するかを受け付け、当該受け付けた更新命令を送信することを特徴とするサーバを提供する。
請求項11に記載の発明では、前記更新命令を送信した後、前記無線端末が中継機を探索した探索結果を当該無線端末から受信する探索結果受信手段と、前記受信した探索結果を用いて、前記無線端末が同期対象とする中継機を選択する中継機選択手段と、前記選択した中継機を特定する中継機特定情報を前記無線端末に送信する中継機特定情報送信手段と、を具備したことを特徴とする請求項9、又は請求項10に記載のサーバを提供する。
請求項12に記載の発明では、前記更新命令送信手段は、前記無線端末に送信するビット情報を反転させることにより前記更新命令を送信することを特徴とする請求項8から請求項11までのうちの何れか1の請求項に記載のサーバを提供する。
本発明によれば、サーバから多数の無線端末を一斉にリセットすることによりシステム全体の無線端末と中継機の対応情報の更新を効率的に行うことができる。
無線通信システムのネットワーク構成の一例を示した図である。 管理サーバなどのハードウェア的な構成の一例を示した図である。 端末DBの論理的な構成の一例を示した図である。 基本フレームの構成を説明するための図である。 無線端末のリセット動作を説明するためのフローチャートである。 管理サーバ、中継機、無線端末の有する各手段を示した図である。 変形例に係る無線通信システムのネットワーク構成の一例を示した図である。 変形例に係る端末DBの論理的な構成の一例を示した図である。 変形例に係る基本フレームの構成を説明するための図である。 変形例において個別データなどの送信例を説明するための図である。 変形例において個別データなどの送信例を説明するための図である。 変形例に係る無線端末のリセット動作を説明するためのフローチャートである。 変形例に係る管理サーバ、中継機、無線端末の有する各手段を示した図である。
(1)実施形態の概要
管理サーバ2(図1)は、無線端末5に送信する同期信号にリセット信号を含める。リセット信号には、全端末リセット信号と閾値リセット信号の2種類が存在する。
無線端末5は、全端末リセット信号を受信した場合は、無条件に自身をリセットして無線通信システム1に再参加する。
また、無線端末5は、現在通信している中継機3との無線通信品質を評価することができ、閾値リセット信号を受信した場合は、無線通信品質が閾値以下である場合に自身をリセットして無線通信システム1に再参加する。
ここで、端末参加処理は次のように行われる。
無線端末5は、リセットすると、周囲の中継機3を探索し、当該探索された中継機3を無線通信品質と共に管理サーバ2に報告することにより端末参加を要求する。
管理サーバ2は、端末参加要求を受けると、無線端末5が同期する中継機3を指定し、無線端末5に通知する。
無線端末5は、管理サーバ2から中継機3の指定を受けると、以後、当該中継機3に同期して管理サーバ2との通信を行う。
再度端末参加させることにより、無線端末5は、無線通信上、最も適した中継機3と対応づけられ、無線通信システム1全体の通信効率最適化を図ることができる。
また、管理サーバ2は、同期信号に設けた全端末リセットビット情報(フラグ)を反転することにより無線端末5に全端末リセット信号を伝達する。
一方、無線端末5は、このビット情報が前回受信時から変化したか否かを判別し、変化を検出した場合、自己リセットして中継機探索、及び端末参加を実施する。
同様に、管理サーバ2は、同期信号に設けた閾値リセットビット情報を反転することにより無線端末5に閾値リセット信号を伝達する。
(2)実施形態の詳細
図1は、無線通信システム1のネットワーク構成の一例を示した図である。
無線通信システム1は、電子棚札システムとして機能し、例えば、大型小売店舗に設置されている。
管理サーバ2は、店舗の事務所などに設置されており、中継機3a、3b、・・・(以下、特に区別しない場合は中継機3)は、売場の天井や壁などに設置されており、無線端末5は、商品棚に設置されている。
管理サーバ2と中継機3は、有線LAN(Local Area Network)又は無線LANによって接続されており、中継機3と無線端末5は無線によって通信する。
管理サーバ2は、中継機3と無線端末5を対応づけて記憶しており、当該関連する中継機3を介して無線端末5と通信する。
この関連づけは、無線端末5が行った中継機3の探索結果を用いて管理サーバ2が設定し、これを管理サーバ2が無線端末5に通知することにより行われる。
管理サーバ2は、無線端末5にリセット信号を送信することにより無線端末5をリセットさせ、中継機3と無線端末5の対応づけを更新することができる。
なお、リセット信号には、全無線端末5をリセットさせる全端末リセット信号と、無線通信品質が閾値以下となった無線端末5を対象にリセットさせる閾値リセット信号の2種類があり、以下、特に区別しない場合は単にリセット信号と記すことにする。
また、管理サーバ2は、無線端末5を中継機3に対応づけた中継機グループで管理する。
図1の例では、例えば、端末IDが1〜8の無線端末5は、中継機3aの中継機グループ6a(図ではグループをGと略記している)に属している。
中継機3は、例えば、RF(Radio Frequency)や赤外線など用いて近辺の無線端末5と通信し、管理サーバ2と無線端末5の通信を仲介する。
このように、管理サーバ2と無線端末5の通信を中継機3に中継させるのは、無線端末5に中継機3との近距離無線通信を行わせた方が、無線端末5に遠距離の無線通信を行わせる場合よりも無線端末5の消費電力を低減することができるからである。
また、各中継機3は、通信タイミングが重ならないように従属位相同期を行っている。
即ち、中継機3群に木構造を設定し、各中継機3は、直属の親中継機3の発する同期信号を基準として同期信号を送信する。
無線端末5は、管理サーバ2から送信されてきた個別データにより商品表示を行うなどする電子棚札である。
無線端末5は、管理サーバ2によって対応づけられた中継機3の送信する同期信号に同期し、当該中継機3との無線通信を介して管理サーバ2と通信する。
無線端末5は、担当者が電源スイッチを押下して電源オンとなった場合、また、管理サーバ2から送信されてきたリセット信号によってリセットした場合(手動によりリセットすることもできる)、周囲の中継機3を探索(サーチ)し、当該探索した中継機3を無線通信品質値と共にリスト化して管理サーバ2に送信することにより端末参加要求を送信する。
そして、無線端末5は、その応答受信データ内にある、管理サーバ2が指定した中継機3に同期して当該中継機3と通信する。
なお、無線端末5と中継機3と対応づけ、無線端末5を無線通信システム1に接続する処理を参加(端末参加)と呼ぶ。
図2は、管理サーバ2、中継機3、及び無線端末5のハードウェア的な構成の一例を示した図である。
管理サーバ2は、CPU21、RAM22、記憶媒体23、クロック24、表示部25、操作部26、LAN接続I/F(インターフェース)27などから構成されている。
CPU21は、記憶媒体23などに記憶されたプログラムを実行して各種演算を行ったり管理サーバ2の各部を制御したりする中央処理装置である。
RAM22は、CPU21に対してワーキングメモリを提供するランダムアクセスメモリである。
記憶媒体23は、例えば、ハードディスクや半導体装置などによって構成されており、各種のプログラムやデータを記憶している。
本実施の形態では、無線端末5を中継機グループに分けて管理したり、無線端末5と通信するためのプログラムや、無線端末5を登録した端末DB(データベース)などを記憶している。
クロック24は、例えば、水晶発振器などによって構成され、クロック信号を生成する。
表示部25は、例えば、液晶ディスプレイなどによって構成されており、担当者が管理サーバ2を操作する際の操作画面などの各種画面を表示する。
操作部26は、例えば、キーボードやマウスなどの操作端末を備えており、担当者から管理サーバ2の操作を受け付ける。
担当者は、操作部26を操作することにより無線端末5にリセット信号を送信することができる。例えば、全端末リセット信号を送信する場合は、全端末リセット信号ボタンをマウス操作によりクリックし、閾値リセット信号を送信する場合は、閾値リセット信号ボタンをマウス操作でクリックする。
LAN接続I/F27は、有線、又は無線LANで構成しており、中継機3との通信を行う。
中継機3は、CPU31、RAM32、記憶媒体33、クロック34、LAN接続I/F35、近距離無線I/F36などを備えている。
CPU31は、記憶媒体33などに記憶されたプログラムを実行して中継機能を発揮したり中継機3の各部を制御する中央処理装置である。
RAM32は、CPU31に対してワーキングメモリを提供するランダムアクセスメモリであり、管理サーバ2から送信されてきた情報を無線端末5に対して送信する際に、これを一時的に記憶したりする。
記憶媒体33は、例えば、半導体装置などによって構成されており、各種のプログラムやデータを記憶しており、本実施の形態では、管理サーバ2と無線端末5の通信を中継するためのプログラムや、自己の固有情報である中継機IDなどを記憶している。
クロック34は、例えば、水晶発振器などによって構成され、クロック信号を生成する。
LAN接続I/F35は、有線、又は無線LANであり、管理サーバ2との通信を行う。
近距離無線I/F36は、無線端末5と近距離の無線通信を行う。
無線端末5は、CPU51、RAM52、記憶媒体53、ROM54、表示部55、近距離無線I/F56、バッテリ57、クロック59などから構成されている。
CPU51は、記憶媒体53などに記憶されたプログラムを実行して電子棚札機能を発揮したり無線端末5の各部を制御する中央処理装置である。
RAM52は、CPU51に対してワーキングメモリを提供するランダムアクセスメモリである。RAM52には、CPU51が無線通信品質を判断するための閾値など、各種の情報が記憶される。
ROM54は、無線端末5が動作するための基本的なプログラムやパラメータなどを記憶したリードオンリメモリである。
記憶媒体53は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などの半導体装置によって構成されており、各種のプログラムやデータを記憶している。
本実施の形態では、各種プログラムや、自己の端末IDなどを記憶している。
表示部55は、例えば、メモリ性液晶表示装置を用いて構成されており、表示内容の書き換え時にのみ電力を消費し、静的表示中は電力を消費しないように構成されている。
近距離無線I/F56は、送受信回路を用いて構成されており、CPU51によって駆動されることにより中継機3と近距離の無線通信を行う。
クロック59は、例えば、水晶発振器などによって構成されており、無線端末5が各種処理を行うためのクロック信号を発生する。
バッテリ57は、例えば、所謂ボタン電池などで構成されており、無線端末5が駆動するための電力を供給する。
無線端末5は、近距離無線I/F56を駆動して無線送受信を行うが、消費電力を低減するために、基本フレーム中の同期信号を受信する期間と、自己宛の個別データなどを受信する期間以外の自己に必要のない期間は休止し、同期信号や個別データを受信する際に休止状態から起床してこれらの情報を受信するようになっている。
図3は、管理サーバ2の記憶媒体23が記憶する端末DBの論理的な構成の一例を示した図である。
端末DBは、「中継機ID」、「端末ID」などの項目から構成されている。
項目「中継機ID」は、各中継機3のID情報である。
項目「端末ID」は、「中継機ID」に登録されている中継機に対応づけられている無線端末5の端末IDであり、これにより、中継機グループが設定される。例えば、端末ID「6」の無線端末5は、中継機ID「1」の中継機グループに属している。
図4は、基本フレームの構成を説明するための図である。
基本フレームは、管理サーバ2と無線端末5が通信する際の時分割データフォーマットであり、一例として期間長(基本フレーム長)は3秒に設定されている。
基本フレームには、無線端末5に同期信号を送信する同期期間、無線端末5に個別データを送信するデータ期間、及び無線端末5から管理サーバ2に送信するデータがある場合にはこれを送信する端末送信期間が、この順に設けられている。
同期期間には、各中継機グループ用の同期信号が時分割されて設定されており、各同期信号には、同期データ、全端末リセットビット情報、閾値リセットビット情報、端末リスト情報、その他の情報が設定されている。
同期データは、無線端末5が中継機3と時間同期を行うための情報である。中継機3の有するクロックと無線端末5が有するクロックは、それぞれの精度の関係から相互の時間がずれてくるので、無線端末5は、同期データの受信により中継機との時間差を補正しながら同期状態を維持する。
全端末リセットビット情報は、無線端末5に全端末リセット信号を伝達するためのビット情報である。
管理サーバ2は、全端末リセットビット情報として、0又は1を送信し、全端末リセット信号を無線端末5に送信する場合には(即ち、無線端末5に全端末リセットを指令する場合には)、当該ビットを反転させる。
例えば、基本フレームで全端末リセットビット情報を0、0、・・・と送信している場合は、これを1、1、・・・と反転し、また、1、1、・・・と送信している場合は、これを0、0、・・・と反転する。
一方、無線端末5は、前回受信した全端末リセットビット情報と今回受信した全端末リセットビット情報を比較し、前回受信した全端末リセットビット情報に対して今回受信した全端末リセットビット情報が反転している場合は、全端末リセット信号を受信したと判断し、リセット動作を開始する。
このように、同期信号に全端末リセットビット情報(全端末リセット信号)を含ませたのは、無線端末5が全端末リセットビット情報を受信する確率を高めるためである。
同期期間は後述のデータ期間よりも期間が短く、また、データ期間でのデータ受信は、後述するように同期信号の受信の成功を前提としているので、データ期間に送信されるデータよりも同期信号の方が受信の成功する確率が高くなる。
また、全端末リセットビット情報の反転を以て全端末リセット信号の送信とした理由は次の通りである。
無線端末5は、必ずしも毎回受信に成功するとは限らないため、管理サーバ2は、同じデータを複数回再送する場合がある。
この場合、例えば、ビット情報の1をリセット信号と固定してしまうと、1を受信してリセット動作を開始した無線端末5が次の基本フレームで再度1を受信した場合、再度リセット動作を開始してしまう。
ところが、ビットの反転を以てリセットとすると、1を受信して既にリセット動作を開始した無線端末5は、次の基本フレームで1を受信したとしてもリセット動作を再度行うことはない。
なお、これは一例であって、1をリセット信号とするなどと、全端末リセットビット情報の値そのものに対してリセットの有無を定義してもよい。
閾値リセットビット情報は、無線端末5に閾値リセット信号を伝達するためのビット情報である。
管理サーバ2は、閾値リセットビット情報として、0又は1を送信し、閾値リセット信号を無線端末5に送信する場合には(即ち、無線端末5に閾値リセットを指令する場合には)、当該ビットを反転させる。
例えば、基本フレームで閾値リセットビット情報を0、0、・・・と送信している場合は、これを1、1、・・・と反転し、また、1、1、・・・と送信している場合は、これを0、0、・・・と反転する。
一方、無線端末5は、前回受信した閾値リセットビット情報と今回受信した閾値リセットビット情報を比較し、前回受信した閾値リセットビット情報に対して今回受信した閾値リセットビット情報が反転している場合は、閾値リセット信号を受信したと判断する。
無線端末5は、現在同期している中継機3の無線通信品質を評価する機能を備えており、閾値リセット信号を受信したと判断すると、無線通信品質がRAM52(図2)に記憶した閾値以下であるか確認する。
ここで、無線通信品質としては、RSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度)値、同期信号受信率、個別データエラー率などを用いることができる。
そして、無線端末5は、無線通信品質が閾値より上である場合(無線通信品質がよい場合)はリセット動作を行わず、無線通信品質が閾値以下である場合は、リセット動作を行う。
即ち、無線端末5は、閾値リセットビット情報が反転し、かつ、無線通信品質が閾値以下である場合にリセット動作を行う。
このように、閾値リセットビット情報を設けると、無線通信品質の低い無線端末5だけを選択してリセットさせることができる。
なお、これは一例であって、1をリセット信号とするなどと、閾値リセットビット情報の値そのものに対してリセットの有無を定義してもよい。
端末リスト情報は、端末リストが存在しない場合は作成されず、端末リストが存在する場合は端末リストの受信タイミングを表す。なお、端末リストは、基本フレームに個別データが含まれていない場合は設定されない。
無線端末5は、端末リスト情報が存在しない場合は、基本フレームに個別データが存在しないため、次回の同期信号受信タイミングまで休止状態となって消費電力を低減する。
一方、端末リスト情報がある場合は、一端休止した後、端末リスト受信タイミングで起床して端末リストを受信する。
このように端末リスト情報で端末リストの有無を判断してから端末リストを受信するように構成したのは、なるべく端末リストの受信機会を減らすためである。
端末リストの情報量は、端末リスト情報の情報量より多いため、このように、端末リストの有無を予め同期信号で判断できるようにして無線端末5の消費電力を低減することができる。
データ期間には、端末リストと個別データが設定されている。
端末リストは、個別データを受信する無線端末5の端末IDと受信タイミング(個別データの送信開始タイミング)をリスト化したものである。
無線端末5は、端末リスト情報が存在する場合は、端末リスト情報で指定されたタイミングで端末リストを受信し、当該端末リストに自己の端末IDが含まれているか否かを判断する。
端末リストに自己の端末IDが含まれていない場合、無線端末5は、次の同期信号を受信するタイミングまで休止状態となって消費電力を低減する。
一方、端末リストに自己の端末IDが含まれている場合、無線端末5は、一端休止状態となった後、端末リストで指定されたタイミングに起床して個別データを受信し、その後、次回の同期信号を受信するタイミングまで再び休止状態となって消費電力を低減する。
個別データは、無線端末5の表示を更新するためのデータ、無線端末5に所定の動作をさせるためのコマンド、無線端末5に搭載したプログラムをアップデートするための更新プログラムなどから構成されている。
端末送信期間は、無線端末5から管理サーバ2に送信するデータが存在する場合に、これを送信する期間である。
無線端末5がリセットして、管理サーバ2に端末参加要求を行う場合、端末送信期間に当該要求を行う。
また、端末送信期間に、電池の残量や故障の発生を送信したり、温度計などのセンサを登載している場合は計測値を送信したりすることもできる。
次に、端末参加処理について説明する。
無線端末5は、全端末リセット信号を受信したり、あるいは、無線通信品質が閾値以下の状態で閾値リセット信号を受信すると、端末参加処理を開始する。
まず、無線端末5は、周囲の中継機3が送信する同期信号を受信することにより周囲の中継機3を探索し、当該中継機3の無線通信品質と共に探索した中継機3のリストを作成する。
なお、無線端末5は、端末参加処理が開始してから当該処理が完了して所定の中継機3に同期するまでは休止せずに動作し、周囲の中継機3が送信する同期信号を受信することができる。
次に、探索した中継機3の何れかに同期して管理サーバ2に中継機3のリストを送信することにより端末参加要求送信を行う。
管理サーバ2は、端末参加要求を受けると、無線端末5を機器認証する。そして、管理サーバ2は、無線端末5を適当な中継機3に対応づけて(通常は、最も無線通信品質のよい中継機3)、その結果を無線端末5に送信すると共に、端末DBで当該中継機3と無線端末5が対応づけられるように端末DBを更新する。
無線端末5は、管理サーバ2から対応づけされた中継機3の指定を受けると、以後、当該中継機3の同期信号を受信することで同期状態を維持し、管理サーバ2からの命令を受信する。
この指示は、例えば、対応づけした中継機3の中継機IDを管理サーバ2が無線端末5に送信し、無線端末5が当該中継機IDを用いて中継機3を識別して同期するように構成してもよいし、あるいは、対応づけした中継機3が送信する同期信号を受信するタイミングを管理サーバ2が無線端末5に送信し、無線端末5が当該タイミングで同期信号を受信することにより当該中継機3と同期するように構成しもよい。この場合、当該中継機ID、及び当該タイミングは、中継機3を特定する中継機特定情報として機能している。
図5は、無線端末5が行うリセット動作を説明するためのフローチャートである。
以下の処理は、無線端末5のCPU51(図2)が所定のプログラムに従って行うものである。
まず、CPU51は、現在対応づけられている中継機3の同期信号を受信することにより同期を維持し、通常状態となっている(ステップ5)。
次に、CPU51は、同期信号に含まれる全端末リセットビット情報を受信し、RAM52に記憶する(ステップ10)。
次に、CPU51は、前回同期信号を受信した際にRAM52に記憶した前回の全端末リセットビット情報をRAM52から読み出し、今回受信した全端末リセットビット情報と比較することにより全端末リセットビット情報が前状態から変化したか否かを確認する(ステップ15)。
前状態から変化した場合(ステップ15;Y)、即ち、全端末リセットビット情報が反転している場合、CPU51は、ステップ35のリセット動作を行う(ステップ35)。
前状態から変化していない場合(ステップ15;N)、即ち、全端末リセットビット情報が反転していない場合、CPU51は、閾値リセットビット情報を受信し、RAM52に記憶する(ステップ20)。
次に、CPU51は、前回同期信号を受信した際にRAM52に記憶した前回の閾値リセットビット情報をRAM52から読み出し、今回受信した閾値リセットビット情報と比較することにより閾値リセットビット情報が前状態から変化したか否かを確認する(ステップ25)。
前状態から変化していない場合(ステップ25;N)、即ち、閾値リセットビット情報が反転していない場合、CPU51は、端末リスト情報の受信、端末リストの受信、及び個別データの受信などの通常動作を行いステップ5の動作に戻る。
一方、前状態から変化した場合(ステップ25;Y)、即ち、閾値リセットビット情報が反転している場合、CPU51は、無線通信品質がRAM52に記憶した閾値以下か否かを確認する(ステップ30)。
無線通信品質が閾値より大きい場合(ステップ30;N)、CPU51は、端末リスト情報の受信、端末リストの受信、及び個別データの受信などの通常動作を行いステップ5の動作に戻る。
一方、無線通信品質が閾値以下の場合(ステップ30;Y)、CPU51は、リセット動作を行う(ステップ35)。
そして、CPU51は、周囲の中継機3を探索し、探索された中継機3と当該中継機3の無線通信品質のリストを作成して管理サーバ2に送信することにより端末参加要求を行う(ステップ40)。
次に、無線端末5は、端末参加要求に対し管理サーバ2が行った中継機3の指定を端末参加応答にて受信することで受け取る(ステップ45)。
また、端末参加応答には、無線通信品質の閾値が含まれており、無線端末5は、これをRAM52に上書きして記憶する(ステップ50)。
次に、無線端末5は、ステップ5の処理に戻り、管理サーバ2から指定された中継機3と同期を維持する(ステップ5)。
図6は、無線通信システム1において、管理サーバ2、中継機3、無線端末5の有する各手段を示した図である。
無線端末5は、管理サーバ2から指定された中継機3と同期し、当該中継機3を介して管理サーバ2と通信するため、複数の中継機のうちの1の中継機と同期を維持し、当該1の中継機(中継機3)を介してサーバ(管理サーバ2)と通信する通信手段502を備えている。
また、無線端末5は、全端末リセット信号を受信したり、閾値リセット信号を受信し、かつ無線通信品質が閾値以下の場合に、リセットによる再参加の必要性を判断するなどして取得し、また、再参加は、同期対象となる中継機3の更新であるから、同期対象となる中継機更新命令をサーバから受信するなどして中継機の更新の必要性を取得する必要性取得手段506を備えている。または、無線通信品質が閾値以下である場合に更新の必要性を自発的に取得してもよい。
更に、無線端末5は、無線通信システム1に再参加する場合に周囲の中継機3を探索し、探索した中継機3の何れかに同期を維持することから、無線端末5は、前記更新命令を受信するなどして更新の必要性を取得した場合に、周囲の中継機を探索する探索手段505と、前記同期の対象とする中継機を前記探索した中継機の何れかに更新する同期対象更新手段504と、を備えている。
また、無線端末5は、探索した中継機3を無線通信品質と共にリスト化して管理サーバ2に送信することにより端末参加要求を行い、その結果、管理サーバ2が指定した中継機3と同期するため、前記探索手段505で探索した探索結果を前記サーバに送信する探索結果送信手段503と、前記送信した探索結果に基づいて前記サーバが選択した中継機を特定する中継機特定情報を受信する中継機特定情報受信手段508と、を具備し、前記同期対象更新手段504は、前記受信した中継機特定情報で特定される中継機を同期対象としている。
また、全端末リセット信号や閾値リセット信号は、管理サーバ2が無線端末5に対して行う同期対象とする中継機3の更新命令として機能しているため、前記必要性取得手段506は、前記サーバからの中継機の更新命令を受信して更新の必要性を受け付けることにより取得する。
また、無線端末5は、現在通信している中継機3との無線通信品質を取得し、閾値リセット信号を受信し、かつ、無線通信品質が閾値以下の場合にリセットするため、前記1の中継機との無線通信品質を取得する無線通信品質取得手段507を具備し、前記探索手段505は、前記更新命令を受信し、かつ、前記取得した無線通信品質が所定の閾値以下である場合に周囲の中継機を探索する。
更に、前記更新命令には、第1の更新命令(全端末リセット信号)と第2の更新命令(閾値リセット信号)があり、無線端末5は、前記1の中継機との無線通信品質を取得する無線通信品質取得手段507を具備し、前記探索手段505は、前記第1の更新命令を受信した場合には中継機の探索を行い、前記第2の更新命令を受信した場合には、前記取得した無線通信品質が所定の閾値以下である場合に中継機の探索を行う。
また、両リセット信号は、2値のビット情報を反転することにより無線端末5に伝達されるため、前記必要性取得手段506は、前記サーバから送信されてくる2値のビット情報を監視し、前記ビット情報が反転した場合に前記更新命令を受信したと認識する。
また、無線端末5を無線通信品質が閾値以下の場合にリセットするように構成した場合、無線端末5は、前記1の中継機との無線通信品質を取得する無線通信品質取得手段507を具備し、前記必要性取得手段506は、前記取得した無線通信品質が所定の閾値以下である場合に中継機の更新の必要性を取得する。
更に、無線端末5は、表示部55(図2)などで構成された表示手段501を備えている。
そして、制御手段509は、所定のプログラムをCPU51で実行することにより構成され、上記の各手段を制御している。
また、管理サーバ2は、端末DBによって中継機3と無線端末5を対応づけて記憶しており、中継機3を介して当該中継機3と対応づけられた無線端末5と通信するため、無線端末と、前記無線端末が同期を維持する中継機と、を対応づけて記憶する記憶手段204と、前記中継機を介して、当該中継機に前記対応づけられている無線端末と通信する通信手段207を備えている。
また、全端末リセット信号や閾値リセット信号は無線端末5の同期対象中継機3の更新命令として機能しており、管理サーバ2は、リセット後に中継機と無線端末5の対応づけを端末DBで更新するため、前記無線端末に同期対象とする中継機の更新命令を送信する更新命令送信手段203と、前記更新命令によって前記無線端末が同期対象として更新した中継機を、当該無線端末と対応づけて前記記憶を更新する記憶更新手段205を備えている。
また、管理サーバ2は、端末参加要求により、無線端末5が探索した中継機3のリストを受信し、これから1の中継機3を選択して、当該中継機3と同期するように無線端末5に指示するため、前記更新命令を送信した後、前記無線端末が中継機を探索した探索結果を当該無線端末から受信する探索結果受信手段208と、前記受信した探索結果を用いて、前記無線端末が同期対象とする中継機を選択する中継機選択手段206と、前記選択した中継機を特定する中継機特定情報を前記無線端末に送信する中継機特定情報送信手段209を備えている。
また、管理サーバ2は、同期信号に全端末リセットビット情報と閾値リセットビット情報を設けるため、前記更新命令送信手段203は、前記更新命令を同期信号に含めている。
また、管理サーバ2は、担当者から全端末リセット信号の送信操作や閾値リセット信号の送信操作を受け付けてこれらリセット信号を送信することができるため、前記更新命令送信手段203は、前記無線端末に中継機の探索を指示する第1の更新命令(全端末リセット信号)と、前記無線端末に現在同期している中継機の無線通信品質が所定の閾値以下である場合に中継機の探索を指示する第2の更新命令(閾値リセット信号)と、の何れを送信するかを受け付け、当該受け付けた更新命令を送信する。
また、管理サーバ2は、全端末リセットビット情報を反転することにより全端末リセット信号を無線端末5に送信し、閾値リセットビット情報を反転することにより閾値リセット信号を無線端末5に送信するため、前記更新命令送信手段203は、前記無線端末に送信するビット情報を反転させることにより前記更新命令を送信する。
更に、管理サーバ2は、操作部26(図2)などで構成された外部操作手段201や表示部25などで構成された表示手段202を備えている。
制御手段210は、所定のプログラムをCPU21で実行することにより構成され、上記の各手段を制御している。
中継機3は、管理サーバ2と通信する通信手段301、自己の中継機IDを記憶する中継機ID記憶手段303、無線端末5と通信する通信手段304、所定のプログラムをCPU31で実行することにより構成され、上記各手段を制御する制御手段302を備えている。
以上に説明した本実施の形態により次のような効果を得ることができる。
(1)無線端末5の全機一斉リセット機能と、無線通信品質の低下している無線端末5の自動リセット・再参加機能を無線通信により実現することができる。
(2)リセット信号を同期信号に含めるため、無線経由で確実にリセット・再参加させることができる。
(3)店内の多数(数万台に及ぶ場合もある)の無線端末5の全てを一斉にリセットしたり、特定条件(無線通信品質)を満たす無線端末5を一斉にリセットすることができる。
(4)中継機3の探索を再度行うことにより、中継機3の選択を適正化(経路情報の更新)することができる。
(5)無線通信品質の悪い状態で中継機3に同期している無線端末5でも、同期信号さえ受信できればリセットし、中継機探索を実行できる。これにより、全無線端末5がある一定の閾値以上の条件で通信することを徹底することができる。
(6)閾値リセット信号によって無線通信品質の悪い無線端末5に限定してリセット動作を行わせ、無線通信品質を改善させることができる。
(7)再参加を行うことにより、管理サーバ2の端末DBの更新を行うことができる。これにより、破損した端末DBを再構成することができる。
(8)同期信号を受信できる無線端末5の全てを確実にリセットできるため、再参加してこない無線端末5は障害端末/行方不明端末/エリア外管理端末と判断し、無線通信システム1から削除することができる。
(9)無線端末5は、無線通信品質が閾値以下となっても閾値リセットビット信号がない場合はリセットしないため、管理者が意図しないリセット動作の頻発を抑制することができる。
以上、実施の形態について説明したが、次のような変形が可能である。
リセット信号(全端末リセットビット情報、閾値リセットビット情報)は、同期信号に設定するため、中継機3の単位で設定可能である。
このため、特定の中継機グループの無線端末5を指定してリセット・再参加させることが可能である。
例えば、中継機3aの送信する同期信号にリセット信号を設定し、他の中継機3の同期信号にリセット信号を設定しない場合、中継機3aに同期している無線端末5だけを選択的にリセット動作させることができる。
そこで、例えば、中継機3aの中継機グループ→中継機3bの中継機グループ→・・・といったように、無線端末5のリセットを中継機グループ単位で順番に行うと全無線端末5を一斉にリセットすることで、一斉に端末参加送信が始まってしまう場合に比べて管理サーバ2の負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態では、無線端末5は、中継機3のリストを管理サーバ2に送信し、同期する中継機3を管理サーバ2に指定してもらったが、無線端末5が探索した中継機3から1の中継機3を選択して(例えば、最も無線通信品質のよいもの)同期し、選択した中継機3を管理サーバ2に事後報告するように構成することもできる。
この場合、管理サーバ2は、無線端末5からの報告を受けて端末DBを更新する。
また、実施の形態では、同期信号にリセット信号を含めたが、これらは個別データに含めてもよい。
これらリセット信号を個別データに含めた場合、当該リセット信号を参照する無線端末5を端末リストで指定することができる。
そのため、特定の無線端末5を指定してリセット・再参加させることが可能となる。
また、本実施の形態では、管理サーバ2が閾値を無線端末5に送信し、無線端末5はこれを記憶して無線通信品質の判断に使用するように構成したが、閾値を予め無線端末5に記憶しておき、これを固定的に用いるようにしてもよい。
更に、本実施の形態では、無線端末5は、閾値リセット信号を受信し、かつ、無線通信品質が閾値以下である場合に再参加したが、条件を緩め、単に無線通信品質が閾値以下となった場合に自発的に再参加するように構成することもできる。
更に、本実施の形態では、担当者が管理サーバ2を操作して、無線端末5に全端末リセット信号や閾値リセット信号を送信したが、これを自動送信とすることもできる。
例えば、管理サーバ2は、コマンドを無線端末5に送信することにより、無線端末5から現在の無線通信品質を送信させることができるが、その結果、無線通信品質の低い無線端末5が一定割合に達すると、閾値リセット信号を自動的に送信するように構成することができる。
また、本実施の形態は、端末参加処理を行うために無線端末5をリセットしたが、これは、無線端末5がリセット後に端末参加処理を行うように構成されているためである。このため、必ずしも無線端末5をリセットする必要はなく、端末参加処理が行えればよい。
例えば、無線端末5の表示状態やRAM52に記憶している個別データなどを保持したまま(表示更新は行わずに)端末参加処理するように構成することもできる。
更に、本実施の形態では、無線端末5は、中継機3のリストを作成して管理サーバ2に送信し、管理サーバ2が無線端末5の同期対象となる中継機3を指定したが、無線端末5が中継機3を選択して(例えば、最も無線通信品質がよいもの)管理サーバ2に通知し、管理サーバ2が当該中継機3と無線端末5を対応づけてもよい。
(変形例)
本変形例では、無線端末5に中継機グループに束縛されない論理グループを設定し、論理グループごとに個別データを送信したり、リセットしたりすることができる。
図7は、本変形例に係る無線通信システム1aのネットワーク構成の一例を示した図である。
無線通信システム1aでは、管理サーバ2は、無線端末5を中継機グループ6に区分して管理すると共に、例えば、医薬品、精肉、鮮魚、野菜など、売場の商品カテゴリなどに対応させた論理グループに区分して管理している。
図7では、中継機グループを中継機Gと略記し、論理グループを論理Gと略記している。
図1の例では、例えば、端末IDが1〜8の無線端末5は、中継機3aの中継機グループに属し、中継機3aと同期して中継機3aを介して管理サーバ2と通信するが、端末IDが3、6の無線端末5は論理グループ0に属し、端末IDが1、4、7の無線端末5は論理グループ1に属し、端末IDが2、5、8の無線端末5は論理グループ2に属している。
管理サーバ2と無線端末5のハードウェア的な構成は、先に説明した実施の形態と同様であるが、管理サーバ2の記憶する端末DBには、無線端末5が属する論理グループが記憶されており、無線端末5は、記憶媒体53(図2)に自己の論理グループを記憶している。
管理サーバ2は、担当者などから無線端末5の論理グループの指定を受け付けると、無線端末5を端末DBで当該論理グループに設定すると共に、無線端末5に通知し、無線端末5は自己の論理グループを記憶するようになっている。
図8は、管理サーバ2が記憶する端末DBの論理的な構成の一例を示した図である。
端末DBは、「中継機ID」、「端末ID」、「論理グループ」などの項目から構成されている。
「中継機ID」は、中継機3の中継機IDであり、「端末ID」は当該中継機に同期している無線端末5の端末IDであり、「論理グループ」は、当該無線端末5に設定された論理グループのIDである。論理グループは、0、1、・・・などと0から始まっている。
管理サーバ2は、無線端末5が端末参加して無線端末5を中継機3に対応づける際に、当該無線端末5に設定されている論理グループIDと共に対応づける。そのため、無線端末5は、同期対象とする中継機3が変更されても無線端末5が属する論理グループは変化しない。
図8の例では、端末IDが6の無線端末5は、論理グループIDが0の論理グループに属し、中継機3aに同期している。
そして、管理サーバ2は、当該無線端末5を論理グループ0に対応づけたまま、中継機3bなどに同期対象を変更させることができる。
図9は、本変形例に係る基本フレーム構成を示した図である。
本変形例では論理グループごとに両リセットビット情報を送信する。
全端末リセットビット情報は、(0、1、0、・・・)などといった0と1からなるビットの列から構成されている。
各ビットの位置は論理グループに対応しており、左端のビットは論理グループ0に対応し、次のビットは論理グループ1に対応し、以下、同様にビットが論理グループに対応している。
無線端末5は、自己の論理グループのビットが反転したか否かを確認する。
例えば、論理グループ2の無線端末5は、左端から3個目のビットを監視し、ビットが反転した場合にリセット動作を行う。
このようにして、管理サーバ2は、論理グループごとに全端末リセットビット情報を送信することができる。
閾値リセットビット情報も同様であり、論理グループに対応したビットの列で構成されている。
無線端末5は、自己の論理グループのビットを監視し、当該ビットが反転した場合に、無線通信品質と閾値を比較し、無線通信品質が閾値以下である場合にリセット動作を行う。
図10の各図は、基本フレームによる個別データの送信例を説明するための図である。
ここで、中継機3aの中継機グループは、論理グループ1の一部と論理グループ2、中継機3bの中継機グループは、論理グループ1の一部と論理グループ0の一部、中継機3cの中継機グループは、論理グループ0の一部を含んでいるものとする。
即ち、論理グループ0は、中継機3b、3cの中継機グループに渡って設定されており、論理グループ1は、中継機3a、3bの中継機グループに渡って設定されており、論理グループ2は、中継機3aの中継機グループに含まれている場合を考える。
図10(a)は、管理サーバ2が論理グループ2に属する無線端末5に向けて基本フレームによる情報を送信する場合を表している。
表示スペースを省略するため、図では、端末リストをリストと記し、個別データをデータと記してある。
図に示したように、同期期間では、中継機3a、3b、3cごと(即ち、中継機グループごと)の同期信号が時分割により送信される。
論理グループ2の無線端末5は、全て中継機3aの中継機グループに属するため、中継機3aから送信される同期信号に同期している。
管理サーバ2は、論理グループ2に属する無線端末5に個別データを送信する場合、中継機3a用の同期信号に端末リスト情報を設定する。
そして、管理サーバ2は、論理グループ2に属する無線端末5のうち、個別データの送信対象となっている無線端末5の端末IDと個別データの受信タイミングを端末リストに設定する。
すると、無線端末5は、中継機3aから送信されてくる同期信号の端末リスト情報の有無を判断し、端末リスト情報が存在する場合には、端末リスト情報で指定されているタイミングで端末リストを受信し、更に、端末リストに自己の端末IDが指定されている場合には、端末リストで指定されたタイミングで個別データを受信する。
また、管理サーバ2は、論理グループ2に属する無線端末5をリセットしたい場合、同期信号のリセットビット情報のうち、論理グループ2に該当するものを反転する。即ち、論理グループ2に属する無線端末5を全部リセットする場合は、全端末リセットビット情報の論理グループ2に対応するビットを反転し、無線通信品質が閾値以下である無線端末5をリセットする場合は、閾値リセットビット情報の論理グループ2に対応するビットを反転する。
このビットの反転は、中継機3aの同期信号のみ行ってもよいし、あるいは、中継機3a〜3cの同期信号に対して行ってもよい。後者の場合は、中継機3ごとにリセットビット情報の反転が必要か否かを判断する必要がないため、制御が容易となる。
図10(b)は、管理サーバ2が論理グループ1に属する無線端末5に向けて基本フレームによる情報を送信する場合を表している。
論理グループ1の無線端末5のうち、中継機3aの中継機グループに属する無線端末5は、中継機3aから送信される同期信号に同期しており、中継機3bの中継機グループに属する無線端末5は、中継機3bから送信される同期信号に同期している。
管理サーバ2は、論理グループ1に属する無線端末5に個別データを送信する場合、中継機3a用の同期信号と中継機3b用の同期信号に端末リスト情報を設定する。
そして、管理サーバ2は、論理グループ1に属し、中継機3aに同期している無線端末5のうち、個別データの送信対象となっている無線端末5の端末IDと個別データの受信タイミングを、中継機3a用の同期信号に対応する端末リストに設定する。
更に、管理サーバ2は、論理グループ1に属し、中継機3bに同期している無線端末5のうち、個別データの送信対象となっている無線端末5の端末IDと個別データの受信タイミングを、中継機3b用の同期信号に対応する端末リストに設定する。
そして、論理グループ1の無線端末5のうち、中継機3aに同期している無線端末5は、中継機3aから送信されてくる同期信号の端末リスト情報の有無を判断し、端末リスト情報が存在する場合には、端末リスト情報で指定されているタイミングで端末リストを受信し、更に、端末リストに自己の端末IDが指定されている場合には、端末リストで指定されたタイミングで個別データを受信する。
また、論理グループ1の無線端末5のうち、中継機3bに同期している無線端末5は、中継機3bから送信されてくる同期信号の端末リスト情報の有無を判断し、端末リスト情報が存在する場合には、端末リスト情報で指定されているタイミングで端末リストを受信し、更に、端末リストに自己の端末IDが指定されている場合には、端末リストで指定されたタイミングで個別データを受信する。
管理サーバ2は、論理グループ2に属する無線端末5をリセットしたい場合、同期信号のリセットビット情報のうち、論理グループ2に該当するものを反転する。即ち、論理グループ2に属する無線端末5を全部リセットする場合は、全端末リセットビット情報の論理グループ2に対応するビットを反転し、無線通信品質が閾値以下である無線端末5をリセットする場合は、閾値リセットビット情報の論理グループ2に対応するビットを反転する。
このビットの反転は、中継機3a、3bの同期信号のみ行ってもよいし、あるいは、中継機3a〜3cの同期信号に対して行ってもよい。後者の場合は、中継機3ごとにリセットビット情報の反転が必要か否かを判断する必要がないため、制御が容易となる。
ただし、中継機3ごとにリセットビット情報を制御すると、例えば、論理グループ1に属する無線端末5のうち、中継機3aに同期しているもののみをリセットする、といったより細やかな制御が可能となる。
図11は、管理サーバ2が論理グループ0に属する無線端末5に向けて基本フレームによる情報を送信する場合を表している。
論理グループ0の無線端末5のうち、中継機3bの中継機グループに属する無線端末5は、中継機3bから送信される同期信号に同期している。
この場合は、図10(b)の説明で中継機3aを中継機3bとし、中継機3bを中継機3cと置き換えた場合と同様となる。
以上の図10(a)、(b)及び図11では、基本フレームを論理グループごとに構成したが、1つの基本フレームによって複数の論理グループに情報を送信することもできる。
例えば、図11で中継機3bに関連づけられた無線端末5を論理グループiとし、中継機3cに関連づけられた無線端末5を論理グループj(iとjは異なる)とすることも可能である
図12は、本変形例に係る無線端末5が行うリセット動作を説明するためのフローチャートである。
ステップ115では、CPU51は、受信した全端末リセットビット情報のうち、自己の論理グループに対応する全端末リセットビット情報が前状態から変化したか否かを判断する。
また、ステップ125では、CPU51は、受信した閾値リセットビット情報のうち、自己の論理グループに対応する閾値リセットビット情報が前状態から変化したか否かを判断する。
他のステップは、図5と同じである。
図13は、無線通信システム1aにおいて、管理サーバ2、中継機3、無線端末5の有する各手段を示した図である。
管理サーバ2は、論理グループごとにリセットビット情報を設定する論理グループリセット手段211を備え、無線端末5は、リセットビット情報で自己の属する論理グループに該当するビットを監視するために自己の論理グループIDを記憶した論理グループID記憶手段510を備えている。その他の構成は図6と同様である。
1 無線通信システム
2 管理サーバ
3 中継機
5 無線端末
6 中継機グループ
21 CPU
22 RAM
23 記憶媒体
24 クロック
25 表示部
26 操作部
27 LAN接続I/F
31 CPU
32 RAM
33 記憶媒体
34 クロック
35 LAN接続I/F
36 近距離無線I/F
51 CPU
52 RAM
53 記憶媒体
54 ROM
55 表示部
56 近距離無線I/F
57 バッテリ
59 クロック

Claims (12)

  1. 複数の中継機のうちの1の中継機と同期を維持し、当該1の中継機を介してサーバと通信する通信手段と、
    同期対象となる中継機の更新の必要性を取得する必要性取得手段と、
    前記更新の必要性を取得した場合に、周囲の中継機を探索する探索手段と、
    前記同期の対象とする中継機を前記探索した中継機の何れかに更新する同期対象更新手段と、
    前記探索手段で探索した探索結果を前記サーバに送信する探索結果送信手段と、
    前記送信した探索結果に基づいて前記サーバが選択した中継機を特定する中継機特定情報を受信する中継機特定情報受信手段と、
    を具備し、
    前記同期対象更新手段は、前記受信した中継機特定情報で特定される中継機を同期対象とする
    ことを特徴とする無線端末。
  2. 前記必要性取得手段は、前記サーバからの更新命令を受信することにより更新の必要性を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
  3. 複数の中継機のうちの1の中継機と同期を維持し、当該1の中継機を介してサーバと通信する通信手段と、
    同期対象となる中継機の更新の必要性を取得する必要性取得手段と、
    前記更新の必要性を取得した場合に、周囲の中継機を探索する探索手段と、
    前記同期の対象とする中継機を前記探索した中継機の何れかに更新する同期対象更新手段と、
    前記1の中継機との無線通信品質を取得する無線通信品質取得手段と、
    を具備し、
    前記必要性取得手段は、前記サーバからの更新命令を受信することにより更新の必要性を取得し、
    前記探索手段は、前記更新命令を受信し、かつ、前記取得した無線通信品質が所定の閾値以下である場合に周囲の中継機を探索する、
    ことを特徴とする無線端末。
  4. 複数の中継機のうちの1の中継機と同期を維持し、当該1の中継機を介してサーバと通信する通信手段と、
    同期対象となる中継機の更新の必要性を取得する必要性取得手段と、
    前記更新の必要性を取得した場合に、周囲の中継機を探索する探索手段と、
    前記同期の対象とする中継機を前記探索した中継機の何れかに更新する同期対象更新手段と、
    前記1の中継機との無線通信品質を取得する無線通信品質取得手段と、
    を具備し、
    前記必要性取得手段は、前記サーバからの更新命令を受信することにより更新の必要性を取得し、
    前記更新命令には、第1の更新命令と第2の更新命令があり、
    前記探索手段は、前記第1の更新命令を受信した場合には中継機の探索を行い、前記第2の更新命令を受信した場合には、前記取得した無線通信品質が所定の閾値以下である場合に中継機の探索を行う
    ことを特徴とする無線端末。
  5. 前記探索手段で探索した探索結果を前記サーバに送信する探索結果送信手段と、
    前記送信した探索結果に基づいて前記サーバが選択した中継機を特定する中継機特定情報を受信する中継機特定情報受信手段と、
    を具備し、
    前記同期対象更新手段は、前記受信した中継機特定情報で特定される中継機を同期対象とする
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の無線端末。
  6. 前記必要性取得手段は、前記サーバから送信されてくる2値のビット情報を監視し、前記ビット情報が反転した場合に前記更新命令を受信したと認識する
    ことを特徴とする請求項、請求項、又は請求項に記載の無線端末。
  7. 複数の中継機のうちの1の中継機と同期を維持し、当該1の中継機を介してサーバと通信する通信手段と、
    同期対象となる中継機の更新の必要性を取得する必要性取得手段と、
    前記更新の必要性を取得した場合に、周囲の中継機を探索する探索手段と、
    前記同期の対象とする中継機を前記探索した中継機の何れかに更新する同期対象更新手段と、
    前記1の中継機との無線通信品質を取得する無線通信品質取得手段と、
    を具備し、
    前記必要性取得手段は、前記取得した無線通信品質が所定の閾値以下である場合に中継機の更新の必要性を取得する、
    ことを特徴とする無線端末。
  8. 無線端末と、前記無線端末が同期を維持する中継機と、を対応づけて記憶する記憶手段と、
    前記中継機を介して、当該中継機に前記対応づけられている無線端末と通信する通信手段と、
    前記無線端末に同期対象とする中継機の更新命令を送信する更新命令送信手段と、
    前記更新命令によって前記無線端末が同期対象として更新した中継機を、当該無線端末と対応づけて前記記憶を更新する記憶更新手段と、
    前記更新命令を送信した後、前記無線端末が中継機を探索した探索結果を当該無線端末から受信する探索結果受信手段と、
    前記受信した探索結果を用いて、前記無線端末が同期対象とする中継機を選択する中継機選択手段と、
    前記選択した中継機を特定する中継機特定情報を前記無線端末に送信する中継機特定情報送信手段と、
    を具備したことを特徴とするサーバ。
  9. 無線端末と、前記無線端末が同期を維持する中継機と、を対応づけて記憶する記憶手段と、
    前記中継機を介して、当該中継機に前記対応づけられている無線端末と通信する通信手段と、
    前記無線端末に同期対象とする中継機の更新命令を送信する更新命令送信手段と、
    前記更新命令によって前記無線端末が同期対象として更新した中継機を、当該無線端末と対応づけて前記記憶を更新する記憶更新手段と、
    を具備し
    前記更新命令送信手段は、前記更新命令を同期信号に含める
    ことを特徴とするサーバ。
  10. 無線端末と、前記無線端末が同期を維持する中継機と、を対応づけて記憶する記憶手段と、
    前記中継機を介して、当該中継機に前記対応づけられている無線端末と通信する通信手段と、
    前記無線端末に同期対象とする中継機の更新命令を送信する更新命令送信手段と、
    前記更新命令によって前記無線端末が同期対象として更新した中継機を、当該無線端末と対応づけて前記記憶を更新する記憶更新手段と、
    を具備し
    前記更新命令送信手段は、前記無線端末に中継機の探索を指示する第1の更新命令と、前記無線端末に現在同期している中継機の無線通信品質が所定の閾値以下である場合に中継機の探索を指示する第2の更新命令と、の何れを送信するかを受け付け、当該受け付けた更新命令を送信する
    ことを特徴とするサーバ。
  11. 前記更新命令を送信した後、前記無線端末が中継機を探索した探索結果を当該無線端末から受信する探索結果受信手段と、
    前記受信した探索結果を用いて、前記無線端末が同期対象とする中継機を選択する中継機選択手段と、
    前記選択した中継機を特定する中継機特定情報を前記無線端末に送信する中継機特定情報送信手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項9、又は請求項10に記載のサーバ。
  12. 前記更新命令送信手段は、前記無線端末に送信するビット情報を反転させることにより前記更新命令を送信することを特徴とする請求項8から請求項11までのうちの何れか1の請求項に記載のサーバ。
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