JP4763557B2 - 管理サーバ、通信システム、および、通信方法 - Google Patents

管理サーバ、通信システム、および、通信方法 Download PDF

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Description

この発明は、各端局と、その端局が登録しているCSIDの中継機を介して通信する管理サーバ、この管理サーバを適用した通信システム、および通信方法に関する。
従来、各家宅に設置されている電力、水道、ガス等の使用量を測定する測定機(以下、メータと言う。)の検針を自動的に行うテレメトリングシステムが提案されている(特許文献1参照)。テレメトリングシステムでは、メータから測定値(以下、検針値と言う。)を取得し、その検針値をセンタの管理サーバに送信する通信端局をメータに取り付けている。通信端局は、登録しているCSID(Cell Station ID)の中継機を介して、管理サーバに検針値を送信する。PHS中継機は、複数の通信端局について、管理サーバとの通信を中継することができる。すなわち、複数の通信端局が、特定のPHS中継機のCSIDを登録することができる。また、通信端局とPHS中継機との間における通信は、回線契約を必要としないトランシーバモード(PHS自営モード)で行われる。したがって、テレメトリングシステムでは、1台のPHS中継機で複数台のメータの検針が行える。また、回線契約がメータ毎に必要にならないので、通信端局と管理サーバとの通信にかかる通信コストが抑えられ、結果的にテレメトリングシステムの運用コストが抑えられる。
また、特許文献1では、通信端局における、PHS中継機のCSIDの登録にかかる手間を削減する提案がなされている。具体的には、センタ等に設置されている登録制御装置において、オペレータがCSIDの登録にかかる処理を実行させる1または複数の通信端局を指定する操作を行うと、ここで指定された各通信端局に対してCSIDの登録にかかる処理の実行が指示される。CSIDの登録にかかる処理の実行が指示された通信端局は、登録モードに移行し、CSIDの登録にかかる処理を実行する。通信端局は、予め複数のCSIDを記憶している。通信端局は、受信している電界強度レベルが最大で、且つその電界強度レベルが通信可能なレベルであるPHS中継機を検索し、該当するPHS中継機のCSIDを取得するオープンサーチを行う。そして、通信端局は、このオープンサーチで取得したCSIDが、記憶しているいずれかのCSIDであれば、このCSIDを登録する。これにより、管理サーバとの通信に利用する中継機の登録が行える。
特許第3560569号公報
しかしながら、PHS中継機は、管理装置との通信を中継する通信端局の台数に制限がある。一方、各通信端局は、上述したように、受信している電界強度レベルが最大で、且つその電界強度レベルが通信可能なレベルであるPHS中継機のCSIDを検索し、ここで検索したPHS中継機のCSIDを登録する。このため、あるエリア内に設置されている複数のPHS中継機の中で、通信端局におけるCSIDの登録が、特定のPHS中継機のCSIDに集中し、他のPHS中継機においてはCSIDを登録している通信端局の台数が、制限台数に対して十分に余裕があるにもかかわらず、この特定のPHS中継機のCSIDを登録している通信端局の台数が制限台数に達することがあった。このような状況になると、その後、新たに設置された通信端局が、CSIDの登録時に、この制限台数に達しているPHS中継機のCSIDを検索した場合、CSIDの登録が行えない。通信端局は、CSIDの登録が行えないと、管理サーバと通信することができず、孤立した状態になる。したがって、この孤立した通信端局が取り付けられているメータについては、管理サーバで検針値を得ることができないという問題が生じる。
なお、このような事態の発生を防止するために、PHS中継機の台数を増加させることも考えられるが、このようにすると、システムの構築にかかるコストが大幅に増加するという問題がある。
この発明の目的は、あるエリア内に設置されている複数の中継機の中で、特定の中継機に対して登録が集中している状況を検知したときに、この特定の中継機を登録している1または複数の端局に対して、中継機の登録変更を指示することで、中継機の登録が行えずに、孤立した状態になる端局の発生を防止するとともに、システムの構築にかかるコストを十分に抑えた管理サーバ、通信システム、および通信方法を提供することにある。
この発明の管理サーバは、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)各端局と、その端局が登録している中継機を介して通信する通信手段と、
中継機毎に、その中継機を登録している端局を管理する端局管理情報を記憶する端局管理情報記憶手段と、
各端局において測定された、その端局周辺における、中継機毎の無線通信にかかる電波の電界強度を電界強度管理情報として記憶する電界強度情報記憶手段と、
前記端局管理情報記憶手段が記憶する前記端局管理情報を用いて、中継機毎に、その中継機を登録している端局の総数が予め定められた閾値を超えているかどうかを判定する判定手段と、
前記判定手段が、登録している端局の総数が前記閾値を超えていると判定した中継機について、その中継機を登録している端局の中から、中継機の登録変更を指示する1または複数の端局を、前記電界強度情報記憶手段が記憶する前記電界強度管理情報に基づいて決定する決定手段と、
前記決定手段が決定した中継機の登録変更を指示する1または複数の端局に対して中継機の登録変更を指示する登録変更指示手段と、を備え、
前記決定手段は、中継機の登録変更を指示する端局毎に、変更先の中継機を決定し、
前記登録変更指示手段は、中継機の登録変更を指示する端局毎に、前記決定手段が決定した変更先の中継機を指示する。
この構成では、判定手段により、登録している端局の台数が閾値を超えていると判定された中継機があれば、登録変更指示手段が、この中継機局を登録している1または複数の端局に対して、中継機の登録変更を指示する。この中継機の登録変更が指示された端局が、中継機の登録を、他の中継機に変更する登録変更を行う。したがって、中継機毎に、その中継機を登録している端局の台数を、閾値を超えない台数にできる。これにより、端局が登録時に検索した中継機において、この中継機を登録している端局の台数が制限台数に達しているという事態が生じるのを防止できる。その結果、中継機の登録が行えずに、孤立した状態になる端局の発生を防止することができる。また、端局の登録が特定の中継機に集中せず、端局の登録を各中継機に分散させることができる。その結果、必要になる中継機の台数が抑えられ、結果的にシステム構築にかかるコストが抑えられる。
また、中継機の登録変更が行える環境にある端局に対して、変更先の中継機を適正に指示することができる。
(2)各端局と、その端局が登録しているCSIDの中継機を介して通信する通信手段と、
中継機毎に、その中継機のCSIDを登録している端局を管理する端局管理情報を記憶する端局管理情報記憶手段と、
各端局において測定された、その端局周辺における、CSIDの中継機毎の無線通信にかかる電波の電界強度を電界強度管理情報として記憶する電界強度情報記憶手段と、
前記端局管理情報記憶手段が記憶する前記端局管理情報を用いて、中継機毎に、その中継機のCSIDを登録している端局の総数が予め定められた閾値を超えているかどうかを判定する判定手段と、
前記判定手段が、登録している端局の総数が前記閾値を超えていると判定した中継機について、その中継機のCSIDを登録している端局の中から、CSIDの登録変更を指示する1または複数の端局を、前記電界強度情報記憶手段が記憶する前記電界強度管理情報に基づいて決定する決定手段と、
前記決定手段が決定したCSIDの登録変更を指示する1または複数の端局に対してCSIDの登録変更を指示する登録変更指示手段と、を備え、
前記決定手段は、CSIDの登録変更を指示する端局毎に、変更先のCSIDの中継機を決定し、
前記登録変更指示手段は、CSIDの登録変更を指示する端局毎に、前記決定手段が決定した変更先のCSIDの中継機を指示する。
この構成では、端局が、中継機に付与されているCSIDを登録することにより、その中継機を登録する。また、上述の(1)と同様の効果を奏する。
また、前記判定手段、前記決定手段および前記登録変更指示手段を予め定められた一定期間毎に実行する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記判定手段、前記決定手段および前記登録変更指示手段が連続して同じ曜日に実行されない期間を前記一定期間として設定する、構成としてもよい。
この構成では、中継機の登録変更等にかかる処理が、曜日で決めているイベントによる環境下、例えば店舗の休日等にともなうシャッタが閉められた環境下、でのみ行われるのを防止でき、端局における中継機の登録変更等が適正なタイミングで行える。
また、中継機毎に、その中継機を登録している各端局について、登録している中継機と通信する通信経路を記憶する通信経路記憶手段を備え、
各端局は、登録している中継機と直接または他の端局を介して通信し、
前記決定手段は、前記通信経路記憶手段が記憶する各端局の通信経路も参照して、中継機の登録変更を指示する1または複数の端局を決定する、構成としてもよい。
この構成では、決定手段が各端局の通信経路も参照しているので、中継機の登録変更が行える環境にある端局に対して、変更先の中継機を一層適正に指示することができる。
また、各端局において測定された、その端局周辺における、他の端局毎の無線通信にかかる電波の電界強度を端局間電界強度管理情報として記憶する端局間電界強度情報記憶手段を備え、
前記決定手段は、前記端局間電界強度情報記憶手段が記憶する端局間電界強度管理情報も参照して、中継機の登録変更を指示する1または複数の端局を決定する、構成としてもよい。
この構成では、決定手段が他の端局との無線通信にかかる電波の電界強度も参照しているので、中継機の登録変更が行える環境にある端局に対して、変更先の中継機をより一層適正に指示することができる。
また、各端局と、その端局が登録している中継機を介して通信する通信手段と、
中継機毎に、その中継機を登録している端局を管理する端局管理情報を記憶する端局管理情報記憶手段と、
いずれかの中継機が故障した場合に、該故障した中継機の周辺の中継機が、予め定められた閾値に基づいて該故障した中継機を登録している端局を吸収することができるかどうかをシミュレーションするシミュレーション手段と、を備えた構成としてもよい。
この構成では、いずれかの中継機が故障した場合に、この故障した中継機の周辺の中継機で、この故障した中継機を登録している端局を吸収することができるかどうかをシミュレーションすることができる。
この発明によれば、中継機の登録が行えずに、孤立した状態になる端局の発生を防止することができる。また、端局の登録が特定の中継機に集中せず、端局の登録を各中継機に分散させることができるので、必要になる中継機の台数が抑えられ、結果的にシステム構築にかかるコストが抑えられる。
以下、この発明にかかる通信システムを適用したテレメトリングシステムの実施形態について説明する。
図1は、この実施形態のテレメトリングシステムの構成を示す図である。この実施形態のテレメトリングシステムは、各家宅の電力使用量を検針するシステムである。このテレメトリングシステムでは、各家宅に設置されている電力使用量を測定する電力メータ(以下、単にメータと言う。)に通信端局1を取り付けている。通信端局1が、この発明で言う、端局に相当する。この通信端局1は、メータに一体化されていてもよい。通信端局1は、メータの測定値である検針値を、このメータとのデータ通信で取得する。また、通信端局1は、メータから取得した検針値を、自局に登録しているCSIDが付与されているPHS中継機2(以下、単に中継機2と言う。)を介して管理サーバ3に送信する。複数台、この実施形態では500台、の通信端局1が、同じCSIDを登録することができる。言い換えれば、中継機2は、最大で500台の通信端局1について、管理サーバ3との通信を中継することができる。管理サーバ3は、センタに設置されており、各通信端局1から送信されてきたメータの検針値を得ることにより、各家宅のメータの検針を行う。
通信端局1は、図1に示すように、直接、または他の通信端局1を介して、登録しているCSIDの中継機2と接続される。図1に示す例では、家宅aの通信端局1は中継機2に直接接続されている。また、家宅kの通信端局1は、家宅i、家宅f、家宅c、家宅aの通信端局1を、この順に介して中継装置2に接続されている。家宅iの通信端局1から見ると、家宅k、lの通信端局1が下位端局(以下、子端局と言う。)であり、家宅f、c、aの通信端局1が上位端局(以下、親端局と言う。)である。各中継機2において、自機のCSIDを登録している通信端局1を通信経路で見ると、その接続はツリー構造になっている。中継機2と直接通信できない場所に設置されている通信端局1であっても、他の通信端局1を介して、この中継機2と通信することができる。通信端局1は、回線契約を必要としないトランシーバモード(PHS自営モード)で中継機2、または他の通信端局1と通信する。通信端局1は、子端局である通信端局1から送信されてきたデータを、親端局である通信端局1または中継機2に転送する、転送機能を有している。また、中継機2と管理サーバ3とは、ネットワーク4を介して通信する。ネットワーク4は、PHS網やISDN網、携帯電話網等の公衆回線網を利用したネットワークであってもよいし、また光ファイバ等の専用回線を利用したネットワークであってもよい。この実施形態では、中継機2と、管理サーバ3との間の通信は、専用回線を利用した光通信で行うものとして説明する。
なお、図1に示す左右の中継機2については、この中継機2のCSIDを登録している通信端局1の図示を省略しているだけであり、この中継機2のCSIDを登録している通信端局1が存在していない状況を示しているわけではない。また、中央の中継機2についても、CSIDを登録している通信端局1を全て図示しているわけではない。
図2は、この実施形態のテレメトリングシステムの通信端局の構成を示すブロック図である。通信端局1は、本体の動作を制御する制御部11と、取り付けられているメータとデータ通信を行うメータ通信部12と、トランシーバモードで通信するPHS通信部13と、動作時に用いるパラメータ等を記憶する記憶部14と、を備えている。メータ通信部12は、メータとのデータ通信により、このメータから検針値等を取得する。このメータとのデータ通信については、RS−232C等のインタフェースを利用して有線で行う構成であってもよいし、Ir−DAやブルーツース等を利用して無線で行う構成であってもよい。PHS通信部13は、上述したように、中継機2または他の通信端局1とのデータ通信をトランシーバモードで行う構成であり、このデータ通信で回線使用料の課金が生じることはない。記憶部14は、自局を識別する識別情報であるPSID(Personal Station ID)、登録することができる中継機2のCSIDの範囲、登録している中継機2のCSID、自局の呼出番号、登録しているCSIDの中継機2における各通信端局1の通信経路を示すルートマップ、動作時に使用する各種設定パラメータ、さらには取り付けられているメータの検針値データ等を記憶する。登録している中継機2のCSID、自局の呼出番号、登録しているCSIDの中継機2における各通信端局1の通信経路を示すルートマップ、動作時に使用する各種設定パラメータは、いずれかの中継機2のCSIDを登録するときに、管理サーバ3から通知される。また、ルートマップは、管理サーバ3から予め定められている期間毎に、例えば24時間毎に、その時点で最新のルートマップが通知される。通信端局1は、管理サーバ3からルートマップが通知される毎に、記憶部14に記憶しているルートマップを更新する。自局を識別する識別情報であるPSID、登録することができる中継機2のCSIDの範囲は、予め設定されている。この実施形態の通信端局1は、登録することができる中継機2のCSIDの範囲を2つ記憶することができる。このCSIDの範囲とは、登録することができる中継機2のCSIDの下限と上限とからなる一対の情報である。また、通信端局1は、登録している中継機2のCSID、自局の呼出番号、登録しているCSIDの中継機2における各通信端局1の通信経路を示すルートマップ、動作時に使用する各種設定パラメータについてはリセット操作により消去される。このリセット操作は、例えば、本体の電源オフ操作としてもよいし、本体に設けられたリセットスイッチの操作としてもよい。
図3は、この実施形態のテレメトリングシステムの中継機の構成を示すブロック図である。中継機2は、本体の動作を制御する制御部21と、トランシーバモードで通信端局1とデータ通信を行うPHS通信部22と、ネットワーク4を介した管理サーバ3との光通信を行うネットワークインタフェース部24と、PHS通信部22とネットワークインタフェース部24との間で通信メディアの変換を行うメディア変換部23と、を備えている。制御部21は、自機に付与されているCSIDを記憶するメモリを備えている。中継機2は、自機のCSIDを登録している通信端局1と管理サーバ3との通信を中継する装置である。具体的には、中継機2は、PHS通信部22で受信した通信端局1から送信されてきたデータをネットワークインタフェース部24において管理サーバ3に転送する処理や、ネットワークインタフェース部24で受信した管理サーバ3から送信されてきたデータをPHS通信部22において通信端局1に転送する処理を行う。
図4は、この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの構成を示す図である。管理サーバ3は、本体の動作を制御する制御部31と、ネットワーク4を介して中継機2との光通信を行うネットワークインタフェース部32と、本システムの管理に用いる各種のデータファイルを記憶するDB記憶部33と、を備えている。管理サーバ3は、複数のサーバや、これらのサーバに接続したパーソナルコンピュータ(PC)等で構成し、このPCを操作部や、表示部として機能させてもよい。DB記憶部33は、端局管理ファイル41、ルートマップファイル42、端局登録状況ファイル43、メータ情報ファイル44、パラメータファイル45、電界強度情報ファイル46、電界強度テーブルファイル47等を記憶している。端局管理ファイル41は、通信端局1毎に、識別情報であるPSID、呼出番号、運用状態(運用中、障害発生中等)等を対応づけて記憶したファイルである。管理サーバ3は、通信端局1がいずれかの中継機2のCSIDを登録するのを許可するときに、その時点で他の通信端局1に付与していない呼出番号を当該通信端局1に付与する。また、管理装置3は、PSIDをキーにして端局管理ファイル41を検索することで、呼出番号がすでに付与されている通信端局1であるかどうかの確認を行う。ルートマップファイル42は、中継機2毎に、その中継機2のCSIDを登録している各通信端局1の通信経路(ルートマップ)を示すファイルである。すなわち、中継機2毎に、その中継機2のCSIDを登録している通信端局1のツリー構造を示すファイルである。端局登録状況ファイル43は、通信端局1毎に、PSID、この通信端局1を取り付けたメータの識別番号(メータID)等を対応づけたファイルである。メータ情報ファイル44は、メータ毎にメータID、運用状態(運用中、障害発生中等)、検針値等を対応づけたファイルである。パラメータファイル45は、通信端局1毎に設定パラメータを登録したファイルである。電界強度情報ファイル46は、通信端局1毎に、その通信端局1の周囲における各CSIDの電界強度(CSID電界強度情報)を登録したファイルである。電界強度テーブルファイル47は、通信端局1毎に、他の通信端局1との電界強度レベルを対応づけた情報(端局間電界強度情報)を登録したファイルである。管理サーバ3は、これらのファイルを必要に応じて更新する。
次に、この実施形態にかかるテレメトリングシステムの主な動作について説明する。
まず、CSIDが未登録である端局が、自動的にCSIDを登録する自動登録処理について説明する。図5は、この自動登録処理にかかる通信端局1の動作を示すフローチャートである。通信端局1は、CSIDを登録すると、登録したCSID等を記憶部14に記憶する。すなわち、CSIDが未登録である通信端局1は、CSIDを記憶部14に記憶していない。通信端局1は、リセット操作が行われたとき、例えば、電源がオフされたときや、リセットスイッチが操作されたとき、に、記憶部14に記憶しているCSID等を消去する構成である。通信端局1は、すでに設置されているメータに取り付けられたり、メータとともに設置される。通信端局1は、CSIDが未登録の状態で設置される。したがって、設置後に電源がオンされて動作を開始すると、この自動登録処理を実行する。
通信端局1は、電源がオンされると、一定時間、例えば15分、経過するのを待って(s1)、登録処理を開始する(s2)。s1は、s2にかかる登録処理を、以降の使用環境で行わせるために設けたステップである。具体的に言うと、通信端局1を設置した作業者が、この通信端局1の電源をオンすることから、電源がオンされたタイミングですぐに登録処理を行うと、この作業者が設置作業を行っていた環境でs2にかかる登録処理が行われてしまう。例えば、鉄扉で仕切られたメータ室に設置した場合に、この鉄扉が開いている環境でs2にかかる登録処理が行われてしまう。s1を設けることで、この鉄扉が閉められた環境、すなわちこれ以降の使用環境、でs2にかかる登録処理を行わせるようにしている。
図6は、s2にかかる通信端局の登録処理を示すフローチャートである。通信端局1は、PHS通信部13で周辺の電波を受信し、電界強度レベルが通信可能なレベルである電波毎に、その電界強度レベルと使用しているCSIDを抽出するオープンサーチを行う(s11)。s11にかかるオープンサーチでは、一定時間、例えば15分、周辺の電波を受信し、電界強度レベルが通信可能なレベルである電波毎に、その電界強度レベルと使用しているCSIDを抽出する。また、s11では、記憶部14に記憶している登録することができるCSIDの範囲内のCSIDを抽出し、この範囲内でないCSIDについては無視する(抽出しない。)。通信端局1は、s11にかかるオープンサーチで、CSIDが抽出されたかどうかを判定する(s12)。通信端局1は、s12で抽出されたCSIDがないと判定すると、s11に戻って上記処理を繰り返す。
通信端局1は、s11で抽出されたCSIDがあると、この中から、登録する中継機2のCSIDを決定する(s13)。s13では、
(1)記憶部14に記憶している登録することができるCSIDの範囲内であり、且つ、
(2)電界強度レベルが最大である、
CSIDを、登録するCSIDに決定する。s13では、他のシステムの中継機のCSIDを、登録するCSIDに決定することはない。通信端局1は、s13で決定した中継機2のCSIDを記憶部14に記憶する。また、通信端局1は、s13で登録する中継機2のCSIDを決定すると、PHS通信部13で周辺の電波を受信し、s13で決定したCSIDを使用している電波であって、その電界強度レベルが最大である電波を送出している通信端局1または中継機2を、通信相手局として検出する(s14)。ここで言う相手局とは、実際にトランシーバモードで直接通信する局である。s14では、受信した電波から呼出番号を抽出することにより、相手局を特定する。通信端局1は、s14で相手局を検出すると、管理サーバ3に対してCSIDの登録要求を送信する(s15)。この登録要求には、s13で決定したCSID、自局のPSID、さらにはs14で検出した相手局の呼出番号等が含まれている。この登録要求は、s14で検出した相手局を介して管理サーバ3に送信される。
なお、s14で検出される相手局は、すでにCSIDを登録している通信端局1、または中継機2である。CSIDを登録している通信端局1は、自局が管理サーバ3と通信するときの通信経路を示すルートマップを記憶部14に記憶している。s14で検出された相手局である通信端局1により、s15で送信した登録要求が、管理サーバ3に送信される。
図7は、通信端局1からの登録要求を受信した管理サーバの動作を示すフローチャートである。管理サーバ3は、ネットワークインタフェース部32で今回受信した登録要求について、CSIDの登録を許可するかどうかを判定する(s31)。s31では、以下の(1)〜(3)である場合に、登録を許可しないと判定する。
(1)今回登録が要求されているCSIDを、すでに登録している通信端局1の台数が設定されている上限台数(この実施形態では500台)に達している場合
(2)s14で検出された相手局が、すでに予め定めた台数、例えば20台、の通信端局1の相手局として登録されている場合
(3)今回登録が要求されているCSIDが付与されている中継機2が、この時点で、CSIDの登録を制限している中継機2である場合
管理サーバ3は、DB記憶部33に記憶している各種ファイルを用いて、上記(1)〜(3)の判定を行う。管理サーバ3は、s31でCSIDの登録を許可しないと判定すると、本処理を終了する。
管理サーバ3は、s31でCSIDの登録を許可すると判定すると、今回登録を許可した通信端局1に対して呼出番号を割り当て(s32)、DB記憶部33に記憶している各種ファイルの更新を必要に応じて行う(s33)。s33では、端局管理ファイル41に対する今回CSIDの登録を許可した通信端局1の登録や、この通信端局1の登録にともなうルートマップファイル42に記憶しているルートマップの更新等を行う。そして、管理サーバ3は、今回CSIDの登録要求を送信してきた通信端局1に対して、登録許可を送信し(s34)、本処理を終了する。s34で管理サーバ3が送信する登録許可には、この通信端局1の登録にともなって更新されたルートマップや、この通信端局1に割り当てた呼出番号、動作時に使用する各種設定パラメータ、この通信端局1のPSID等が含まれている。この登録許可は、登録要求と逆経路で通信端局1に送信される。
通信端局1は、管理サーバ3からの登録許可を受信すると、受信した登録許可に含まれている呼出番号、ルートマップ、設定パラメータ等を記憶部14に記憶し(s16、s17)、本処理を終了する。通信端局1は、s17にかかる処理の完了により、中継機2のCSIDの登録が完了する。一方、通信端局1は、管理サーバ3からの登録許可を受信しなかった場合、s13でCSIDを決定してからの経過時間が所定時間内、例えば2時間以内、であれば、通信可能な別の相手局を検出し(s18、s19)、s15に戻る。反対に、s18で所定時間内でないと判定すると、別の中継機2のCSIDを登録するCSIDに決定し(s20)、s14に戻る。
このように、通信端局1は、設置されて本体の電源がオンされると、最初にCSIDを登録する処理を行う。通信端局1は、CSIDの登録が完了することにより、管理サーバ3と通信できる状態になる。
なお、CSIDが正式に登録されていない状態で、上述した登録要求の送信にかかる通信を行うことになるが、s13で登録するCSIDを決定し、このCSIDを使用してトランシーバモードによる通信を行っている。したがって、通信端局1は、トランシーバモードによる中継機2との通信が行え、管理サーバ3に対して登録要求を送信することができる。
図5に戻り、通信端局1は、s2にかかる登録処理が完了すると、メータ通信部12で取り付けられているメータと通信し、このメータの識別情報(メータID)を取得する(s3)。そして、通信端局1は、メータIDを含むメータ登録要求を管理サーバ3へ送信する(s4)。このメータ登録要求は、s2にかかる登録処理でCSIDを登録した中継機2を介して、管理サーバ3に送信される。
図8は、メータ登録要求を受信した管理サーバの動作を示すフローチャートである。管理サーバ3は、メータ登録要求を受信すると、DB記憶部33に記憶している各種ファイルの更新を必要に応じて行う(s41)。s41では、メータ情報ファイル44等を更新する。これにより、管理サーバ3は、今回CSIDを登録した通信端局1と、この通信端局1が取り付けられているメータと、の対応づけや、このメータの検針値等の管理を開始する。管理サーバ3は、s41にかかる処理が完了すると、メータ登録の完了を、今回メータ登録要求を送信してきた通信端局1に通知し(s42)、本処理を終了する。また、メータ登録要求を行った通信端局1は、管理サーバ3から送信されてきたメータ登録完了の通知を受信すると(s5)、本処理を終了する。
このように、この実施形態のテレメトリングシステムでは、通信端局1がCSIDの登録を自動的に行うので、通信端局1の設置作業や、在庫管理等にかかる手間が十分に抑えられるとともに、通信端局1の設置作業にかかるミスの発生も抑えられる。
この実施形態のテレメトリングシステムでは、上述したように、通信端局1が電界強度に基づいて、登録する中継機2のCSIDを自動的に決定することから、中継機2間で、CSIDが登録されている通信端局1の台数にバラツキが生じることがある。この実施形態のテレメトリングシステムは、このバラツキを均す平準化機能を有している。以下、この平準化機能について説明する。
まず、上述した処理で中継機2のCSIDを登録した通信端局1の動作について説明する。CSIDの登録が完了した通信端局1は、図9に示す処理を実行する。
[検針機能]
この検針機能は、通信端局1がメータの検針値を管理サーバ3に送信する機能である。以下、この機能について説明する。
通信端局1は、予め定められた検針タイミングになると、メータの検針値を読み取り、読み取った検針値を管理サーバ3に送信する(s51〜s53)(図9(A)参照)。この検針タイミングは、一定時間毎に設定してもよいし、午前0時等の時刻設定としてもよいし、他の設定としてもよい。システムの運用に応じて設定すればよい。この検針タイミングは、記憶部14に記憶している設定パラメータで規定されている。管理サーバ3は、通信端局1からメータの検針値を受信すると、受信した検針値に基づいてメータ情報ファイル44を更新する。
[各CSIDの電界強度測定機能]
この各CSIDの電界強度測定機能は、通信端局1が周辺における各CSIDの電界強度を測定し、測定結果を管理サーバ3に送信する機能である。この機能ついて、説明する。
通信端局1は、予め定められた各CSIDの電界強度測定タイミングになると、PHS通信部13で電波を受信して、周辺における各CSIDの電界強度を測定し、測定結果であるCSID電界強度情報を管理サーバ3に送信する(s55〜s57)(図9(B)参照)。s56で測定する各CSIDの電界強度は、受信した電波のCSID毎に、その電波の電界強度を対応づけたものである。この各CSIDの電界強度測定タイミングも、記憶部14に記憶している設定パラメータで規定されている。
s55〜s57にかかる各CSIDの電界強度の測定について詳細に説明する。各CSIDの電界強度の測定周期は、予め定められている。この測定周期は、各CSIDの電界強度測定処理が行われる曜日が変化する周期、例えば5日、にするのが望ましい。その理由は、休日等を曜日で定めている店舗等が多く、この各CSIDの電界強度測定処理が特定の環境で行われるのを防止するためである。言い換えれば、この各CSIDの電界強度測定処理が様々な環境で行われるようにするためである。通信端局1は、この各CSIDの電界強度測定処理を実行する周期や、本体周辺における各CSIDの電界強度を測定する時間を、設定パラメータとして記憶部14に記憶している。通信端局1は、s56では、PHS通信部13で受信した電波のCSID毎に、10dB単位で区切った電界強度と、対応する電界強度で受信した電波の受信回数と、を対応づけた測定結果を取得する。例えば、CSIDがAである電波について、PHS通信部13で受信した電波の電界強度が10dB未満、10dB〜20dB未満、20dB〜30dB未満、30dB〜40dB未満、40dB〜50dB未満、50dB〜60dB未満、60dB〜70dB未満、70dB以上の8つの範囲のそれぞれに対して、電界強度が対応する範囲であった電波の受信回数を対応づけた測定結果を取得する(図10(A)参照)。
[端局間電界強度測定機能]
この端局間電界強度測定機能は、通信端局1が周辺における端局間の電界強度を測定し、測定結果を管理サーバ3に送信する機能である。この機能ついて、説明する。
通信端局1は、予め定められた端局間電界強度測定タイミングになると、PHS通信部13で電波を受信して、周辺における端局間の電界強度を測定し、測定結果である端局間電界強度情報を管理サーバ3に送信する(s60〜s62)(図9(C)参照)。s61では、電波を受信した通信端局1の呼出番号と、その通信端局1から出力された電波の電界強度と、を対応づけた測定結果を取得する(図10(B)参照)。この端局間の電界強度測定タイミングも、記憶部14に記憶している設定パラメータで規定されている。
なお、通信端局1間において、上述した各CSIDの電界強度測定処理の実行タイミングを分散するために、s55で、各CSIDの電界強度測定処理の実行タイミングであると判定したときに、乱数を発生させ、ここで発生させた乱数により決定される時間だけ待って、s56にかかる処理を開始するように構成してもよい。また、端局間の電界強度測定処理の実行タイミングについても、同様にして、分散させる構成としてもよい。
[ルートマップ更新機能]
このルートマップ更新機能は、通信端局1が記憶しているルートマップを更新する機能である。この機能について説明する。
通信端局1は管理サーバ3から送信されてきたルートマップを受信すると、記憶部14に記憶しているルートマップを今回受信したルートマップに更新する(s65、s66)(図9(D)参照)。管理サーバ3は、上述した通信端局1の登録処理が行われることで、ルートマップの更新が生じることから、予め定められている期間A、例えば24時間、毎に各通信端局1に対して、ルートマップを送信している。
[CSID登録変更機能]
このCSID登録変更機能は、通信端局1がCSID登録を変更する機能である。この機能ついて説明する。
通信端局1は、管理サーバ3から送信されてきたCSIDの登録変更指示を受信すると、CSIDの登録変更にかかるCSID登録変更処理を実行する(s70、s71)(図9(E)参照)。
[電界強度情報更新機能]
この電界強度情報更新機能は、管理サーバ3が電界強度情報ファイル46を更新する機能である。以下、この機能について説明する。
管理サーバ3は、図11(A)に示すように、いずれかの通信端局1から各CSIDの電界強度の測定結果であるCSID電界強度情報を受信すると(s81)、受信したCSID電界強度情報に基づいて、電界強度情報ファイル46を更新する(s82)。具体的には、今回測定結果を受信した通信端局1について、電界強度情報ファイル46に登録されている該当する通信端局1のCSID電界強度情報を、今回受信した測定結果に更新する。
[電界強度テーブル更新機能]
この電界強度テーブル更新機能は、管理サーバ3が電界強度テーブルファイル47を更新する機能である。以下、この機能について説明する。
管理サーバ3は、図11(B)に示すように、いずれかの通信端局1から端局間の電界強度の測定結果である端局間電界強度情報を受信すると(s85)、受信した端局間電界強度情報に基づいて、電界強度テーブルファイル47を更新する(s86)。具体的には、今回測定結果を受信した通信端局1について、電界強度テーブルファイル47に登録されている該当する通信端局1の端局間電界強度情報を、今回受信した測定結果に更新する。したがって、管理サーバ3は、通信端局1毎に、その通信端局1周辺におけるCSID毎の電界強度、および端局間の電界強度を管理することができる。
[自動平準化機能]
この自動平準化機能は、管理サーバ3が中継機2の登録端局数の最適化を図る機能である。以下、この自動平準化機能について説明する。
図12は、管理サーバ3における自動平準化の動作を示すフローチャートである。管理サーバ3は、自動平準化の実施タイミングであるかどうかを判定する(s91)。s91にかかる判定は、現在日時が、予め設定されている自動平準化の実施日時に達したかどうかにより行われる。自動平準化の実施周期については予め設定されており、この周期に基づいて、後述するs98で実施タイミングを設定している。
管理サーバ3は、実施タイミングであると判定すると、中継機2毎に登録されている通信端局1の台数をDB記憶部33に記憶しているファイルから取得する(s92)。s92では、DB記憶部33に記憶している情報(中継機2毎にCSIDが登録されている通信端局1を管理できる情報)を用いて、中継機2毎に登録されている通信端局1の台数を取得する。管理サーバ3は、登録されている通信端局1の台数が予め定められている閾値(例えば、400台)よりも多い中継機2を抽出する(s93)。この閾値は、中継機2に登録できる通信端局1の制限台数(ここでは、500台)よりも小さい値である。管理サーバ3は、s93で抽出した中継機2毎に、端局移動候補テーブルを作成し、これを端局数平準化テーブルに登録する(s94〜s97)。そして、管理サーバ3は、s98で次回の実施タイミングを設定し、本処理を終了する。s98では、現在時刻に、自動平準化の実施周期を加えたタイミングを次回の実施タイミングとして設定する。
[端局移動候補テーブルの作成機能]
この端局移動候補テーブルの作成機能は、管理サーバ3における端局移動候補テーブルの作成にかかる機能であり、自動平準化機能に含まれる一部の機能である。以下、この端局移動候補テーブルの作成機能について説明する。
図13は、この端局移動候補テーブルの作成処理を示すフローチャートである。管理サーバ3は、DB記憶部33に記憶しているルートマップファイル42、電界強度情報ファイル46、電界強度テーブルファイル47等から、処理対象の中継機2にかかる情報を読み出し(s101)、この中継機2のCSIDを登録している通信端局1毎に、逆段数と、子端局数(子数)を算出する(s102)。ここで言う、逆段数とは、ルートマップにおける末端の通信端局1(図14(A)に示す、家宅g、h、k、l、jの通信端局1)を「1」とした場合に、末端の通信端局1からの階層を示す段数である。図14(A)に示すルートマップの各通信端局1(a〜l)についての逆段数と、子端局数を図14(B)に示す。
管理サーバ3は、通信端局1毎に、その通信端局1の周辺の電界強度情報に基づいて、単独で他の中継機2に移動できるかどうかを判定し、単独で他の中継機2に移動できる通信端局1を抽出する(s103)。s103の判定は、電界強度情報ファイル46に登録されている、該当する通信端局1の周辺電界強度情報に基づいて算出された電界強度平均値により行う。電界強度平均値は、電界強度値毎に、対応するデータ数を乗算した値の加重平均値である。すなわち、
電界強度平均値
=(電界強度値毎に、電界強度値と、その電界強度値のデータ数を乗算した値の総和)
/(全データ数)
により算出される。通信端局1と中継機2との電界強度平均値の算出例を図15に示す。このとき、移動可能な中継機2が複数ある場合には、電界強度平均値が大きいものから順に、第1候補、第2候補として対応づける。
管理サーバ3は、s103で単独で移動できると判定した通信端局1に移動可能な中継機2を対応づけた端局移動候補テーブルを作成する(s104)。図16は、s104で作成された端局移動候補テーブルの例を示す図である。この端局移動候補テーブルは、制御部31に設けられている図示していないメモリ上に作成される。
また、管理サーバ3は、s103で単独で移動できないと判定した通信端局1、および全ての移動候補が埋まっていない通信端局1については、端局間電界強度情報を用いて、最も電界強度の大きい通信端局1から順に、移動先の候補(通信端局1)を抽出する(s105)。図17に、図14(A)に示す通信端局1についての端局間電界強度情報を示す。管理サーバ3は、s105で抽出した移動先の候補を、s104で生成した端局移動候補テーブルに登録し(s106)、本処理を終了する。この処理により作成された、端局移動候補テーブルの例を図18に示す。
[端局数平準化テーブル登録機能]
この端局数平準化テーブル登録機能は、管理サーバ3が端局移動候補テーブルの作成機能で作成された端局移動候補テーブルに基づいて、移動する通信端局2を端局数平準化テーブルに登録する機能であり、自動平準化機能に含まれる一部の機能である。以下、この端局数平準化テーブル登録機能について説明する。
図19は、この端局数平準化テーブル登録処理を示すフローチャートである。管理サーバ3は、DB記憶部33に記憶している各種ファイルから、中継機2毎の登録端局数と、閾値と、を読み出す(s111)。s95で作成された端局移動候補テーブルより、s113以降の処理を行っていない最小段数(逆段数最小値)の通信端局1を検索する(s112)。管理サーバ3は、s112で検索された通信端局1が存在すると、この通信端局1を対象端局とし、この対象端局についての移動候補上位より、順次移動先中継機2を検索する(s113、s114)。管理サーバ3は、s114で移動先中継機2が存在せず、移動先中継機2を決定することができないと、移動候補端局を検索する(s115、s116)。管理サーバ3は、s116で移動候補端局が検索できなければ(s117)、s112に戻る。また、s116で移動候補端局が検索できても、この移動候補端局について移動先中継機2が決定していなければ(s118)、s112に戻る。
管理サーバ3は、s115で移動先中継機2が決定できた場合、またはs116で検索した移動候補端局に移動先中継機2が決定していた場合、この対象端局の子端局であって、この時点で移動先が決定していない子端局の総数(移動先未決定子端局数)を算出する(s119)。管理サーバ3は、s119で算出した移動先未決定子端局数に1を加算した値「移動先未決定子端局数+1」が、移動先中継機2の移動可能端局数以下であるかどうかを判定する(s120)。この移動先中継機2の移動可能端局数とは、この平準化処理実行の閾値から、この時点において移動先中継機2の登録端局数と、すでに移動先として決定された端局数との和を減算した値である。
管理サーバ3は、s120で移動可能端局数以下でないと判定すると、s114に戻る。また、s120で移動可能端局数以下であると判定すると、これまでの移動決定端局数が、必要移動端局数以上であるかどうかを判定する(s121)。この必要移動端局数とは、対象の中継機2を登録している通信端局1の総数から閾値を減算した値である。管理サーバ3は、s121で必要移動端局数以上でないと判定すると、s112に戻る。また、管理サーバ1は、s121で必要移動端局数以上であると判定した場合、または、s122で移動先を決定した通信端局1が1台以上あると判定すると、移動先を決定した通信端局1にかかる情報を端局数平準化テーブルに登録し(s123)、本処理を終了する。
中継機Aを対象中継機2とし、中継機B,C、Dを周辺の中継機2とし、各中継機2の状態が図20に示す状態である場合に、上述した図19に示す処理で決定される各通信端局1の移動先中継機を図21に示す。図21において、移動先中継機が示されていない通信端局1は、移動させない通信端局1である。この処理で移動先中継機2が決定された通信端局1について、移動元中継機2、PSID、移動先中継機2がs123で端局数平準化テーブルに登録される。
[登録変更機能]
この登録変更機能は、通信端局1が管理サーバ3からの指示にしたがって、CSIDの登録変更を行う機能である。以下、この登録変更機能について説明する。
管理サーバ3は、端局数平準化テーブルに登録されている情報に基づいて、該当する通信端局1に対して中継機2のCSIDの登録変更にかかる指示を行う。図22は、管理サーバからCSIDの登録変更が指示された通信端局1の動作を示すフローチャートである。通信端局1は、管理サーバ3からCSIDの登録変更が指示されると、この図22に示す処理を実行する。通信端局1は、変更する中継機2のCSIDが指定されているかどうかを判定する(s131)。ここで、CSIDが指定されていれば、指定されているCSIDを登録する登録処理を行う(s132)。s132では、指定されているCSIDについて、上述したs16にかかる処理を行う。通信端局1は、予め定められている時間、例えば2時間、経過しても登録が完了しなければ(s133)、CSIDを元に戻し(s134)、登録処理を行う(s135)。s135にかかる処理もs132と同様である。さらに、s135で実行した登録処理によるCSIDの登録が完了しなければ(s136)、CSIDをリセットし(s137)、上述した登録処理を行う(s138)。
このように、この実施形態のテレメトリングシステムでは、閾値を超える台数の通信端局1が特定の中継機2に登録されている場合、自動的に各中継機2に登録されている通信端局1を平準化する平準化処理を実行するので、特定の中継機2に集中して通信端局1が登録されている状況がいつまでも継続するのを防止でき、効率的な運用が図れる。
なお、通信端局1は、この図22にかかる処理を行うとき、メータの検針データ等については初期化しない。
[手動平準化機能]
この手動平準化機能は、オペレータの入力操作に応じて、上記平準化処理を行う機能である。以下、この機能について説明する。ここでは、上記自動平準化機能に替えて、この手動平準化機能を備えた実施形態の管理サーバ3の動作を説明する。この手動平準化機能については、後述するように、移動先、および移動元の中継機2と、移動する通信端局1の台数が指定されている第1の手動平準化機能、移動元の中継機2と、移動する通信端局1の台数が指定されている第2の手動平準化機能、移動先の中継機2と、移動する通信端局1が指定されている第3の手動平準化機能、移動する通信端局1が指定されている第4の手動平準化機能、移動先の中継機2と、移動元の親端局とが指定されている第5の手動平準化機能、移動元の親端局とが指定されている第6の手動平準化機能、および、複数の中継機2が指定されている第7の手動平準化機能がある。第1〜第7の手動平準化機能について、順次説明する。
図23は、この実施形態にかかる管理サーバの動作を示すフローチャートである。管理サーバ3は、平準化処理の実行指示にかかるコマンドの入力があると、端局移動候補テーブル作成処理を行う(s141、s142)。そして、s142で作成した端局移動候補テーブルにより、移動する通信端局1を端局数平準化テーブルに登録する(s143)。また、この場合も、管理サーバ3は、端局数平準化テーブルに登録されている情報に基づいて、該当する通信端局1に対してCSIDの登録変更にかかる指示を行う。また、管理サーバ3からCSIDの登録変更が指示された通信端局1は、図22に示す処理を行う。
[第1の手動平準化機能]
ここで、オペレータによる入力操作で、移動元中継機2、移動先中継機2、および移動させる通信端局1の台数が指示されている平準化処理について説明する。この場合、s142にかかる処理は、図13に示した処理と同じである。
図24は、この実施形態の端局数平準化テーブル登録処理を示すフローチャートである。管理サーバ3は、DB記憶部33に記憶している各種ファイルから、今回指定された移動先中継機2の登録端局数と、閾値と、を読み出す(s151)。s142で作成された端局移動候補テーブルより、s153以降の処理を行っていない最小段数(逆段数最小値)の通信端局1を検索する(s152)。管理サーバ3は、s152で検索された通信端局1が存在すると、この通信端局1を対象端局とし、この対象端局についての移動候補上位より、今回指定された移動先中継機2を検索する(s153、s154)。管理サーバ3は、今回指定された移動先中継機2が存在しないと判定すると、移動候補端局を検索する(s155、s156)。管理サーバ3は、s156で移動候補端局が検索できなければ(s157)、s152に戻る。また、s156で移動候補端局が検索できても、この移動候補端局について移動先中継機2が決定していなければ(s158)、s152に戻る。さらに、s158で移動先中継機2が決定している移動候補端局が検索されても、この移動候補端局の移動先中継機2が今回指定された移動先中継機2でなければ(s159)、s152に戻る。
管理サーバ3は、s155で今回指定された移動先中継機2が検索できた場合、またはs156で検索した移動候補端局の移動先として、今回指定された移動先中継機2が決定していた場合、この対象端局の子端局であって、この時点で移動先が決定していない子端局の総数(移動先未決定子端局数)を算出する(s160)。管理サーバ3は、s160で算出した移動先未決定子端局数に1を加算した値「移動先未決定子端局数+1」が、移動先中継機2の移動可能端局数以下であるかどうかを判定する(s161)。この移動先中継機2の移動可能端局数とは、この平準化処理実行の閾値から、この時点において移動先中継機2の登録端局数と、すでに移動先として決定された端局数との和を減算した値である。
管理サーバ3は、s161で移動可能端局数以下でないと判定すると、s154に戻る。また、s161で移動可能端局数以下であると判定すると、これまでの移動決定端局数が、今回指定されている中継機2に移動させる通信端局1の台数以上であるかどうかを判定する(s162)。管理サーバ3は、s162で、今回指定されている中継機2に移動させる通信端局1の台数以上でないと判定すると、s152に戻る。反対に、今回指定されている中継機2に移動させる通信端局1の台数以上であると判定すると、これまでの移動決定端局数が、今回指定されている中継機2に移動させる通信端局1の台数と同じであるかどうかを判定する(s163)。管理サーバ3は、s163で同じでないと判定すると、すなわち、これまでの移動決定端局数が今回指定されている中継機2を移動させる通信端局1の台数を超えていると、本処理を終了する。また、s163で同じであると判定すると、移動先を決定した通信端局1にかかる情報を端局数平準化テーブルに登録し(s164)、本処理を終了する。
上記処理を行うことで、管理サーバ3は、今回指定された通信端局1の台数を超える通信端局1を、端局数平準化テーブルに登録することがない。今回指定された通信端局1の台数に達しない通信端局1を、端局数平準化テーブルに登録することもない。さらに、指定されていない中継機2へ通信端局1を移動させる登録を端局数平準化テーブルに対して行うこともない。
[第2の手動平準化機能]
次に、オペレータによる入力操作で、移動元中継機2、および移動させる通信端局1の台数については指示されているが、移動先中継機2については指示されていない平準化処理について説明する。この場合も、s142にかかる処理は、図13に示した処理と同じである。図25は、この場合の端局数平準化テーブル登録処理を示すフローチャートである。管理サーバ3は、DB記憶部33に記憶している各種ファイルから、今回指定された移動先中継機2の登録端局数と、閾値と、を読み出す(s171)。また、周辺の中継機2毎に目標値を算出し、移動可能端局数を決定する(s172)。目標値は、閾値よりも小さい値に設定する。また、目標値は、次回の平準化処理までに増加する通信端局1の登録台数を考慮して決めればよい。s142で作成された端局移動候補テーブルより、s174以降の処理を行っていない最小段数(逆段数最小値)の通信端局1を検索する(s173)。管理サーバ3は、s173で検索された通信端局1が存在すると、この通信端局1を対象端局とし、この対象端局についての移動候補上位より、移動先中継機2を検索する(s174、s175)。管理サーバ3は、今回指定された移動先中継機2が存在しないと判定すると、移動候補端局を検索する(s176、s177)。管理サーバ3は、s177で移動候補端局が検索できなければ(s178)、s173に戻る。また、s173で移動候補端局が検索できても、この移動候補端局について移動先中継機2が決定していなければ(s179)、s173に戻る。
管理サーバ3は、s176で今回指定された移動先中継機2が検索できた場合、またはs179で検索した移動候補端局の移動先が決定していた場合、この対象端局の子端局であって、この時点で移動先が決定していない子端局の総数(移動先未決定子端局数)を算出する(s180)。管理サーバ3は、s180で算出した移動先未決定子端局数に1を加算した値「移動先未決定子端局数+1」が、移動先中継機2の移動可能端局数以下であるかどうかを判定する(s181)。
管理サーバ3は、s181で移動可能端局数以下でないと判定すると、s175に戻る。また、s181で移動可能端局数以下であると判定すると、これまでの移動決定端局数が、今回指定されている移動元中継機2から移動させる通信端局1の台数以上であるかどうかを判定する(s182)。管理サーバ3は、s182で、今回指定されている移動元中継機2から移動させる通信端局1の台数以上でないと判定すると、s173に戻る。反対に、今回指定されている移動元中継機2から移動させる通信端局1の台数以上であると判定すると、これまでの移動決定端局数が、今回指定されている移動元中継機2から移動させる通信端局1の台数と同じであるかどうかを判定する(s183)。管理サーバ3は、s183で同じでないと判定すると、これまでの処理が、目標値で行っていたか、閾値で行っていたかを判定する(s184)。管理サーバ3は、目標値で行っていたと判定すると、先に行ったs173以降の処理を無効とし、目標値を閾値に置き換え(s185)、s173以降の処理を再度実行する。また、管理サーバ3は。s183で同じであると判定すると、移動先を決定した通信端局1にかかる情報を端局数平準化テーブルに登録し(s184)、本処理を終了する。
なお、管理サーバ3は、s184で閾値で行っていたと判定すると、本処理を終了する。また、s174で検索された通信端局1が存在しないと判定すると、s184にジャンプする。
上記処理を行うことで、管理サーバ3は、今回指定された通信端局1の台数を超える通信端局1を、端局数平準化テーブルに登録することがない。今回指定された通信端局1の台数に達しない通信端局1を、端局数平準化テーブルに登録することもない。
[第3の手動平準化機能]
次に、オペレータによる入力操作で、中継機2を移動させる通信端局1(移動元通信端局1)、およびこの通信端局1を移動させる移動先中継機2が指定されている平準化処理について説明する。この場合も、s142にかかる処理は、図13に示した処理と同じである。図26は、この場合の端局数平準化テーブル登録処理を示すフローチャートである。管理サーバ3は、DB記憶部33に記憶している各種ファイルから、今回指定された移動元通信端局1が登録しているCSIDの中継機2を検索する(s191)。また、DB記憶部33に記憶している各種ファイルから、移動先中継機2の登録端局数と、閾値と、を読み出す(s192)。管理サーバ3は、s142で作成された端局移動候補テーブルより、今回指定されている移動元通信端局1を検索する(s193)。管理サーバ3は、s193で移動元通信端局1が検索できたかどうかを判定し(s194)、検索できなければ本処理を終了する。管理サーバ3は、s193で移動元通信端局1が検索できると、この移動元通信端局1についての移動候補を検索し、今回指定された移動先中継機2があるかどうかを判定する(s195、s196)。管理サーバ3は、今回指定された移動先中継機2が存在しないと判定すると、本処理を終了する。また、今回指定された移動先中継機2が存在していても、この移動先中継機2の移動可能端局数が1台以上なければ(s197)、本処理を終了する。管理サーバ3は、s197でこの移動先中継機2の移動可能端局数が1台以上あると判定すると、移動先を決定した通信端局1にかかる情報を端局数平準化テーブルに登録し(s198)、本処理を終了する。
上記処理を行うことで、管理サーバ3は、任意の通信端局1に対して、この通信端局1が登録しているCSIDを指定した中継機2のCSIDに登録変更させることができる。
[第4の手動平準化機能]
次に、オペレータによる入力操作で、中継機2を移動させる通信端局1(移動元通信端局1)が指定されているが、この通信端局1を移動させる移動先中継機2が指定されていない平準化処理について説明する。この場合も、s142にかかる処理は、図13に示した処理と同じである。図27は、この場合の端局数平準化テーブル登録処理を示すフローチャートである。管理サーバ3は、DB記憶部33に記憶している各種ファイルから、今回指定された移動元通信端局1が登録しているCSIDの中継機2を検索する(s201)。また、DB記憶部33に記憶している各種ファイルから、中継機2毎の登録端局数と、閾値と、を読み出す(s202)。管理サーバ3は、s142で作成された端局移動候補テーブルより、今回指定されている移動元通信端局1を検索する(s203)。管理サーバ3は、s203で移動元通信端局1が検索できたかどうかを判定し(s204)、検索できなければ本処理を終了する。管理サーバ3は、s203で移動元通信端局1が検索できると、この移動元通信端局1についての移動候補を検索し、移動候補の中に移動先中継機2があるかどうかを判定する(s205、s206)。管理サーバ3は、移動先中継機2が存在しないと判定すると、本処理を終了する。また、移動先中継機2が存在していても、この移動先中継機2の移動可能端局数が1台以上なければ(s207)、s205に戻る。管理サーバ3は、s207でこの移動先中継機2の移動可能端局数が1台以上あると判定すると、移動先を決定した通信端局1にかかる情報を端局数平準化テーブルに登録し(s208)、本処理を終了する。
上記処理を行うことで、管理サーバ3は、任意の通信端局1に対して、この通信端局が登録しているCSIDを適当な中継機2のCSIDに登録変更させることができる。
[第5の手動平準化機能]
次に、オペレータによる入力操作で、中継機2を移動させる親通信端局1(移動元通信端局1)と、親通信端局1を移動させる移動先中継機2が指定されている平準化処理について説明する。この平準化処理は、移動元通信端局1の全ての子端局も指定されている中継機2に移動させる処理である。例えば、図1に示す家宅dの通信端局1が親通信端局1として指定された場合、家宅g、hの通信端局1も同時に、今回指定された中継機2に移動させる処理である。この場合も、s142にかかる処理は、図13に示した処理と同じである。図28は、この場合の端局数平準化テーブル登録処理を示すフローチャートである。管理サーバ3は、DB記憶部33に記憶している各種ファイルから、今回指定された移動元通信端局1が登録しているCSIDの中継機2を検索する(s211)。また、DB記憶部33に記憶している各種ファイルから、今回指定された移動先中継機2の登録端局数と、閾値と、を読み出す(s212)。管理サーバ3は、s142で作成された端局移動候補テーブルより、今回指定されている移動元通信端局1を検索する(s213)。管理サーバ3は、s213で移動元通信端局1が検索できたかどうかを判定し(s214)、検索できなければ本処理を終了する。
管理サーバ3は、s213で移動元通信端局1が検索できると、この移動元通信端局1について移動候補を検索し、移動候補の中に今回指定されている移動先中継機2があるかどうかを判定する(s217、s218)。管理サーバ3は、移動先中継機2が存在しないと判定すると、今回指定された移動元通信端局1の子端局を検索する(s215)。管理サーバ3は、s217以降の処理を行っていない子端局が存在すれば(s216)、この子端局についてs217以降の処理を行う。
なお、s217、s218の処理は、その対象が、今回指定された移動元通信端局1、この移動元通信端局1の子端局と順番に変化していく。
管理サーバ3は、s218で今回指定されている移動先中継機2があると判定すると、今回指定された移動元通信端局1の子端局の台数を算出する(s219)。管理サーバ3は、今回指定された移動先中継機2の移動可能端局数が、s219で算出した「子端局の台数+1」以上であるかどうかを判定し(s220)、s219で算出した「子端局の台数+1」以上でないと判定した場合に、本処理を終了する。反対に、s219で算出した「子端局の台数+1」以上であると判定した場合に、これらの通信端局1にかかる情報を端局数平準化テーブルに登録し(s221)、本処理を終了する。
上記処理を行うことで、指定された移動元通信端局1の全ての子端局も、指定された中継機2のCSIDに登録変更させることができる。また、s215、s216にかかる処理を設けているので、移動元通信端局1が直接移動先中継機2に移動できない場合であっても、この移動元通信端局1の子端局により移動先中継機2に移動させることができる。
[第6の手動平準化機能]
次に、オペレータによる入力操作で、中継機2を移動させる親通信端局1(移動元通信端局1)については指定されているが、親通信端局1を移動させる移動先中継機2が指定されていない平準化処理について説明する。この平準化処理は、図28で説明した処理と同様に、移動元通信端局1の全ての子端局も指定されている中継機2に移動させる処理である。この場合も、s142にかかる処理は、図13に示した処理と同じである。図29は、この場合の端局数平準化テーブル登録処理を示すフローチャートである。管理サーバ3は、DB記憶部33に記憶している各種ファイルから、今回指定された移動元通信端局1が登録しているCSIDの中継機2を検索する(s231)。また、DB記憶部33に記憶している各種ファイルから、他の中継機2の登録端局数と、閾値と、を読み出す(s232)。管理サーバ3は、s142で作成された端局移動候補テーブルより、今回指定されている移動元通信端局1を検索する(s233)。管理サーバ3は、s233で移動元通信端局1が検索できたかどうかを判定し(s234)、検索できなければ本処理を終了する。
管理サーバ3は、s233で移動元通信端局1が検索できると、この移動元通信端局1について移動候補を検索し、移動候補の中に移動先中継機2があるかどうかを判定する(s237、s238)。管理サーバ3は、移動先中継機2が存在しないと判定すると、今回指定された移動元通信端局1の子端局を検索する(s235)。管理サーバ3は、s237以降の処理を行っていない子端局が存在すれば(s236)、この子端局についてs237以降の処理を行う。
なお、s237、s238の処理は、その対象が、今回指定された移動元通信端局1、この移動元通信端局1の子端局と順番に変化していく。
管理サーバ3は、s238で移動先中継機2が存在していると判定すると、今回指定された移動元通信端局1の子端局の台数を算出する(s239)。管理サーバ3は、今回検出した移動先中継機2の移動可能端局数が、s239で算出した「子端局の台数+1」以上であるかどうかを判定し(s240)、s239で算出した「子端局の台数+1」以上でないと判定した場合に、本処理を終了する。反対に、s239で算出した「子端局の台数+1」以上であると判定した場合に、これらの通信端局1にかかる情報を端局数平準化テーブルに登録し(s241)、本処理を終了する。
上記処理を行うことで、指定された移動元通信端局1の全ての子端局についても、登録しているCSIDを、適当な中継機2のCSIDに登録変更させることができる。また、s235、s236にかかる処理を設けているので、移動元通信端局1が直接移動先中継機2に移動できない場合であっても、この移動元通信端局1の子端局により移動先中継機2に移動させることができる。
[第7の手動平準化機能]
次に、指定された複数の中継機2において、登録されている通信端局1の台数を平準化する平準化処理について説明する。この場合も、s142にかかる処理は、図13に示した処理と同じである。図30は、この場合の端局数平準化テーブル登録処理を示すフローチャートである。管理サーバ3は、指定された中継機毎に、DB記憶部33に記憶している各種ファイルから、これらの中継機2の登録端局数と、閾値と、を読み出す(s251)。s251で取得した情報に基づいて、今回指定された各中継機2における登録端局数の目標値(平均値)を算出し(s252)、今回指定された複数の中継機2について、移動元中継機、移動先中継機に分類する(s253)。s253では、登録台数がs252で算出した目標値よりも多い中継機2を移動元中継機とし、登録台数がs252で算出した目標値よりも少ない中継機2を移動先中継機とする。また、管理サーバ3は、s253で移動元中継機2の移動台数、および移動先中継機2の移動可能台数も算出する。移動元中継機2の移動台数は、この時点における登録台数−目標値であり、反対に移動先中継機2の移動可能台数は、目標値−この時点における登録台数である。
管理サーバ3は、s142で作成された端局移動候補テーブルより、s255以降の処理を行っていない最小段数(逆段数最小値)の通信端局1を検索する(s254)。管理サーバ3は、s254で検索された通信端局1が存在すると(s255)、この通信端局1を対象端局とし、この対象端局についての移動候補上位より、s253で分類した移動先中継機2を検索する(s256、s257)。管理サーバ3は、s253で分類した移動先中継機2が存在しないと判定すると、移動候補端局を検索する(s258)。管理サーバ3は、s258で移動候補端局が検索できなければ(s259)、s254に戻る。また、s259で移動候補端局が検索できても、この移動候補端局について移動先中継機2が決定していなければ(s260)、s254に戻る。
管理サーバ3は、s253で分類した移動先中継機2がs256で検索できた場合、またはs260で検索した移動候補端局の移動先として、今回指定された移動先中継機2が決定していた場合、この対象端局の子端局であって、この時点で移動先が決定していない子端局の総数(移動先未決定子端局数)を算出する(s261)。管理サーバ3は、s261で算出した移動先未決定子端局数に1を加算した値「移動先未決定子端局数+1」が、移動先中継機2の移動可能端局数以下であるかどうかを判定する(s262)。この移動先中継機2の移動可能端局数とは、s253で算出した台数から、この時点においてこの移動先中継機2に対してすでに移動先として決定された端局数を減算した値である。
管理サーバ3は、s262で移動可能端局数以下でないと判定すると、s256に戻る。また、s262で移動可能端局数以下であると判定すると、これまでの移動決定端局数が、s253で算出した移動元中継機2の移動台数以上であるかどうかを判定する(s263)。管理サーバ3は、s253で算出した移動元中継機2の移動台数以上でないと判定すると、s254に戻る。反対に、s253で算出した移動元中継機2の移動台数以上であると判定すると、後述するs266にジャンプする。
また、管理サーバ3は、s255において、s254で検索された通信端局1が存在しないと判定すると、閾値を使用しているかどうかを判定する(s264)。s264で閾値を使用していないと判定すると、先に行ったs264以降の処理を無効とし、目標値を閾値に変更し(s265)、s254に戻る。
管理サーバ3は、s263で、s253で算出した移動元中継機2の移動台数以上であると判定した場合、またはs264で閾値を使用していると判定した場合、s254以降の処理を行っていない移動元中継機2の有無を判定し(s266)、未処理の移動元中継機2があれば、この未処理の移動元中継機2について、s254以降の処理を行う。管理サーバ3は、s254以降の処理を行っていない移動元中継機2がなければ、移動先を決定した通信端局1が1台以上あるかどうかを判定し(s267)、移動先を決定した通信端局1が1台以上あれば、移動先を決定した通信端局1にかかる情報を端局数平準化テーブルに登録し(s268)、本処理を終了する。
上記処理を行うことで、指定した複数の中継機2について、登録されている通信端局1の台数を、平準化することができる。
[端局数平準化実行機能]
この端局数平準化実行機能は、端局数平準化テーブル内に存在する未実行の端局数平準化情報を定期的に取り込んで、実行する機能である。以下、この端局数平準化実行機能について説明する。
図31は、この平準化実行処理を示すフローチャートである。管理サーバ3は、所定のタイミングになると、端局数平準化テーブル内に登録されている未実行であって、且つ登録から24時間以上経過しているレコードを抽出する(s271、s272)。また、ここで抽出したレコードを、未実行から実行済に変更する(s273)。
なお、上述した処理では特に説明しなかったが、端局数平準化テーブルに移動元中継機2、PSID、移動先中継機2を登録したときに、その時点の日時も登録している。
管理サーバ3は、s272で抽出したレコード毎に、該当する通信端局1に対して、CSIDの変更指示を送信する(s274)。管理サーバ3は、s272で抽出したレコード全てについて、s274にかかる処理が完了すると(s275)、本処理を終了する。
これにより、端局数平準化テーブル内に存在する未実行の端局数平準化情報を定期的に取り込んで、登録された順番に実行することができる。
[救済可否判定機能]
この救済可否判定機能は、いずれかの中継機2が故障した場合に、この故障した中継機2の周辺の中継機2で、この故障した中継機2のCSIDを登録している通信端局1を吸収することができるかどうかをシミュレーションする機能である。以下、この機能について説明する。
図32は、このシミュレーション処理を示すフローチャートである。管理サーバ3は、故障したと仮定する中継機2について、上述した端局移動候補テーブルを作成する(s281)。管理サーバ3は、中継機2毎の登録端局数と、閾値と、を読み出す(s282)。s281で作成された端局移動候補テーブルより、s284以降の処理を行っていない最小段数(逆段数最小値)の通信端局1を検索する(s283)。管理サーバ3は、s284で検索された通信端局1が存在すると、この通信端局1を対象端局とし、この対象端局についての移動候補上位より、順次移動先中継機2を検索する(s284、s285)。管理サーバ3は、移動先中継機2が存在せず、移動先中継機2を決定することができないと、移動候補端局を検索する(s286、s287)。管理サーバ3は、s287で移動候補端局が検索できなければ(s288)、s283に戻る。また、s287で移動候補端局が検索できても、この移動候補端局について移動先中継機2が決定していなければ(s289)、s283に戻る。
管理サーバ3は、s286で移動先中継機2が決定できた場合、またはs289で検索した移動候補端局に移動先中継機2が決定していた場合、この対象端局の子端局であって、この時点で移動先が決定していない子端局の総数(移動先未決定子端局数)を算出し(s290)、s283に戻る。
また、管理サーバ3は、s284で検索された通信端局1が存在しないと判定すると、前回保持した移動決定端局数が増加しているかどうかを判定し(s291)、増加していれば、この時点における移動決定端局数を保持する(s292)。そして、管理サーバ3は、移動先未決定端局のみ抽出し(s293)、ここで抽出した移動先未決定端局について、s283以降の処理を行う。
管理サーバ3は、s291で、前回保持した移動決定端局数が増加していないと判定すると、周辺の中継機2において、移動端局数が移動可能端局数を超えているものがあるかどうかを判定する(s294)。ここで、移動端局数が移動可能端局数を超えている中継機2があれば、今回のシミュレーションにおいて、故障したと仮定した中継機2が実際に故障した場合に玉突きが発生すると判断し(s296)、反対に全ての中継機2で移動端局数が移動可能端局数を超えなければ、今回のシミュレーションにおいて、故障したと仮定した中継機2が実際に故障した場合に玉突きが発生しないと判断する(s295)。
ここで言う玉突きとは、故障した中継機2のCSIDを登録している通信端局1が、他の中継機2のCSIDを登録した場合に、いずれかの中継機2で登録台数が閾値をオーバーし、これにともなって、この閾値をオーバした中継機2のCSIDを登録している通信端局1について、さらに別の中継機2のCSIDへの登録変更が必要になる状況を意味している。
このように、この機能を設けることで、中継機2毎に故障した場合のシステムの運用状況を管理することができ、システムの保守管理にかかる手間が抑えられるとともに、中継機2の故障時に対する事前の対策が適性に行える。
[他CSIDに変更可能な端局数算出機能]
この他CSIDに変更可能な端局数算出機能は、管理サーバ3に、指定した中継機2に登録されている全ての通信端局1を、一斉に他の中継機2に移動させる場合に、どの中継機2に対して何台の通信端局1を移動させることができるかを判定する機能である。以下、この機能について説明する。
図33は、この判定にかかる機能を示すフローチャートである。管理サーバ3は、判定対象の中継機2について、上述した端局移動候補テーブルを作成する(s301)。管理サーバ3は、中継機2毎の登録端局数と、閾値と、を読み出し、平準化優先度を決定する(s302)。s302では、閾値−登録端局数が大きいもの程、平準化優先度を高くする。管理サーバ3は、目標値を算出し、移動可能端局数を決定する(s303)。移動可能端局数は、目標値−登録端局数である。
管理サーバ3は、s301で作成された端局移動候補テーブルより、s305以降の処理を行っていない最小段数(逆段数最小値)の通信端局1を検索する(s304)。管理サーバ3は、s304で検索された通信端局1が存在すると、この通信端局1を対象端局とし、この対象端局についての移動候補上位より、順次移動先中継機2を検索する(s305、s306)。管理サーバ3は、移動先中継機2が存在せず、移動先中継機2を決定することができないと、移動候補端局を検索する(s307、s308)。管理サーバ3は、s308で移動候補端局が検索できなければ(s309)、s304に戻る。また、s308で移動候補端局が検索できても、この移動候補端局について移動先中継機2が決定していなければ(s310)、s304に戻る。
管理サーバ3は、s307で移動先中継機2が決定できた場合、またはs310で検索した移動候補端局に移動先中継機2が決定していた場合、この対象端局の子端局であって、この時点で移動先が決定していない子端局の総数(移動先未決定子端局数)を算出する(s311)。そして、管理サーバ3は、s311で算出した移動先未決定子端局数に1を加算した値「移動先未決定子端局数+1」が、移動先中継機2の移動可能端局数以下であるかどうかを判定する(s312)。この移動先中継機2の移動可能端局数とは、この平準化処理実行の閾値から、この時点において移動先中継機2の登録端局数と、すでに移動先として決定された端局数との和を減算した値である。
管理サーバ3は、s312で移動先中継機2の移動可能端局数以下であると判定すると、s304に戻る。また、管理サーバ3は、s305で、s304で検索された通信端局1が存在しないと判定すると、移動先を決定した通信端局1が1台以上あるかどうかを判定する(s313)。管理サーバは、s313で移動先を決定した通信端局1がないと判定すると、閾値を使用しているかどうかを判定する(s314)。s314で閾値を使用していないと判定すると、先に行ったs304以降の処理を無効とし、目標値を閾値に変更し(s315)、s304に戻る。管理サーバ3は、s313で移動先を決定した通信端局1が1台以上あると判定した場合、またはs314で閾値を使用していると判定した場合、この時点における移動先決定端局数を、変更可能な端局数として採用し(s316)、本処理を終了する。
このように、上述の判定機能を設けることで、指定した中継機2について、CSIDの登録変更が可能な通信端局1の台数を簡単に確認することができる。また、システムの運用状況や保守管理にかかる手間が抑えられる。
また、実行した平準化処理にかかる履歴を管理サーバに残し、実行された平準化処理の管理にかかる手間等を抑えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、本願発明を各家宅の電力使用量を検針するテレメトリングシステムに適用した場合で説明したが、ガス、水道等の他のエネルギー使用量を検針するテレメトリングシステムにも適用できることはいうまでもない。また、テレメトリングシステムだけでなく、通信端局1が、登録したCSIDが付与されている中継機2を介して管理サーバ3と通信する一般的な通信システムにも適用できる。
この発明の実施形態のテレメトリングシステムの構成を示す図である。 この実施形態のテレメトリングシステムの通信端局の構成を示すブロック図である。 この実施形態のテレメトリングシステムの中継機の構成を示す図である。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの構成を示す図である。 この実施形態のテレメトリングシステムの通信端局の動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの通信端局の動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの通信端局の動作を示すフローチャートである。 CSID電界強度、および端局間電界強度の測定結果を示す図である。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムにおける、端局移動候補テーブルを説明する図である。 この実施形態のテレメトリングシステムにおける、通信端局と中継機との電界強度平均値を説明する図である。 この実施形態のテレメトリングシステムにおける、端局移動候補テーブルを説明する図である。 この実施形態のテレメトリングシステムにおける、端局間電界強度情報を説明する図である。 この実施形態のテレメトリングシステムにおける、端局移動候補テーブルを説明する図である。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムにおける、移動元中継機情報、および周辺中継機情報を説明する図である。 この実施形態のテレメトリングシステムにおける、端局移動候補テーブルを説明する図である。 この実施形態のテレメトリングシステムの通信端局の動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。 この実施形態のテレメトリングシステムの管理サーバの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1−通信端局
2−PHS中継機
3−管理サーバ
4−ネットワーク
11−制御部
12−メータ通信部
13−PHS通信部
14−記憶部
21−制御部
22−PHS通信部
23−メディア変換部
24−ネットワークインタフェース部
31−制御部
32−ネットワークインタフェース部
33−データベース記憶部(DB記憶部)
34−操作部
35−表示部

Claims (9)

  1. 各端局と、その端局が登録している中継機を介して通信する通信手段と、
    中継機毎に、その中継機を登録している端局を管理する端局管理情報を記憶する端局管理情報記憶手段と、
    各端局において測定された、その端局周辺における、中継機毎の無線通信にかかる電波の電界強度を電界強度管理情報として記憶する電界強度情報記憶手段と、
    前記端局管理情報記憶手段が記憶する前記端局管理情報を用いて、中継機毎に、その中継機を登録している端局の総数が予め定められた閾値を超えているかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が、登録している端局の総数が前記閾値を超えていると判定した中継機について、その中継機を登録している端局の中から、中継機の登録変更を指示する1または複数の端局を、前記電界強度情報記憶手段が記憶する前記電界強度管理情報に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した中継機の登録変更を指示する1または複数の端局に対して中継機の登録変更を指示する登録変更指示手段と、を備え、
    前記決定手段は、中継機の登録変更を指示する端局毎に、変更先の中継機を決定し、
    前記登録変更指示手段は、中継機の登録変更を指示する端局毎に、前記決定手段が決定した変更先の中継機を指示する、管理サーバ。
  2. 各端局と、その端局が登録しているCSIDの中継機を介して通信する通信手段と、
    中継機毎に、その中継機のCSIDを登録している端局を管理する端局管理情報を記憶する端局管理情報記憶手段と、
    各端局において測定された、その端局周辺における、CSIDの中継機毎の無線通信にかかる電波の電界強度を電界強度管理情報として記憶する電界強度情報記憶手段と、
    前記端局管理情報記憶手段が記憶する前記端局管理情報を用いて、中継機毎に、その中継機のCSIDを登録している端局の総数が予め定められた閾値を超えているかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が、登録している端局の総数が前記閾値を超えていると判定した中継機について、その中継機のCSIDを登録している端局の中から、CSIDの登録変更を指示する1または複数の端局を、前記電界強度情報記憶手段が記憶する前記電界強度管理情報に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定したCSIDの登録変更を指示する1または複数の端局に対してCSIDの登録変更を指示する登録変更指示手段と、を備え、
    前記決定手段は、CSIDの登録変更を指示する端局毎に、変更先のCSIDの中継機を決定し、
    前記登録変更指示手段は、CSIDの登録変更を指示する端局毎に、前記決定手段が決定した変更先のCSIDの中継機を指示する、管理サーバ。
  3. 前記判定手段、前記決定手段および前記登録変更指示手段を予め定められた一定期間毎に実行する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記判定手段、前記決定手段および前記登録変更指示手段が連続して同じ曜日に実行されない期間を前記一定期間として設定する、請求項1または2に記載の管理サーバ。
  4. 中継機毎に、その中継機を登録している各端局について、登録している中継機と通信する通信経路を記憶する通信経路記憶手段を備え、
    各端局は、登録している中継機と直接または他の端局を介して通信し、
    前記決定手段は、前記通信経路記憶手段が記憶する各端局の通信経路も参照して、中継機の登録変更を指示する1または複数の端局を決定する、請求項1〜3のいずれかに記載の管理サーバ。
  5. 各端局において測定された、その端局周辺における、他の端局毎の無線通信にかかる電波の電界強度を端局間電界強度管理情報として記憶する端局間電界強度情報記憶手段を備え、
    前記決定手段は、前記端局間電界強度情報記憶手段が記憶する端局間電界強度管理情報も参照して、中継機の登録変更を指示する1または複数の端局を決定する、請求項4に記載の管理サーバ。
  6. 端局と、管理サーバと、備え、
    前記管理サーバは、
    各端局と、その端局が登録している中継機を介して通信する通信手段と、
    中継機毎に、その中継機を登録している端局を管理する端局管理情報を記憶する端局管理情報記憶手段と、
    各端局において測定された、その端局周辺における、中継機毎の無線通信にかかる電波の電界強度を電界強度管理情報として記憶する電界強度情報記憶手段と、
    前記端局管理情報記憶手段が記憶する前記端局管理情報を用いて、中継機毎に、その中継機を登録している端局の総数が予め定められた閾値を超えているかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が、登録している端局の総数が前記閾値を超えていると判定した中継機について、その中継機を登録している端局の中から、中継機の登録変更を指示する1または複数の端局を、前記電界強度情報記憶手段が記憶する前記電界強度管理情報に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した中継機の登録変更を指示する1または複数の端局に対して中継機の登録変更を指示する登録変更指示手段と、を備え、
    前記決定手段は、中継機の登録変更を指示する端局毎に、変更先の中継機を決定し、
    前記登録変更指示手段は、中継機の登録変更を指示する端局毎に、前記決定手段が決定した変更先の中継機を指示する、
    通信システム。
  7. 端局と、管理サーバと、備え、
    前記管理サーバは、
    各端局と、その端局が登録しているCSIDの中継機を介して通信する通信手段と、
    中継機毎に、その中継機のCSIDを登録している端局を管理する端局管理情報を記憶する端局管理情報記憶手段と、
    各端局において測定された、その端局周辺における、CSIDの中継機毎の無線通信にかかる電波の電界強度を電界強度管理情報として記憶する電界強度情報記憶手段と、
    前記端局管理情報記憶手段が記憶する前記端局管理情報を用いて、中継機毎に、その中継機のCSIDを登録している端局の総数が予め定められた閾値を超えているかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が、登録している端局の総数が前記閾値を超えていると判定した中継機について、その中継機のCSIDを登録している端局の中から、CSIDの登録変更を指示する1または複数の端局を、前記電界強度情報記憶手段が記憶する前記電界強度管理情報に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定したCSIDの登録変更を指示する1または複数の端局に対してCSIDの登録変更を指示する登録変更指示手段と、を備え、
    前記決定手段は、CSIDの登録変更を指示する端局毎に、変更先のCSIDの中継機を決定し、
    前記登録変更指示手段は、CSIDの登録変更を指示する端局毎に、前記決定手段が決定した変更先のCSIDの中継機を指示する、
    通信システム。
  8. 端局と管理サーバとが、その端局に登録されている中継機を介して通信する通信方法であって、
    管理サーバが、
    中継機毎に、その中継機を登録している端局を管理する端局管理情報を端局管理情報記憶手段に記憶するとともに、各端局において測定された、その端局周辺における、中継機毎の無線通信にかかる電波の電界強度を電界強度情報記憶手段に電界強度管理情報として記憶し、
    前記端局管理情報記憶手段が記憶する前記端局管理情報を用いて、中継機毎に、その中継機を登録している端局の総数が予め定められた閾値を超えているかどうかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、登録している端局の総数が前記閾値を超えていると判定した中継機について、その中継機を登録している端局の中から、中継機の登録変更を指示する1または複数の端局を、前記電界強度情報記憶手段が記憶する前記電界強度管理情報に基づいて決定する決定ステップと、
    前記決定ステップが決定した中継機の登録変更を指示する1または複数の端局に対して中継機の登録変更を指示する登録変更指示ステップと、を実行し、
    前記決定ステップは、中継機の登録変更を指示する端局毎に、変更先の中継機を決定し、
    前記登録変更指示ステップは、中継機の登録変更を指示する端局毎に、前記決定ステップが決定した変更先の中継機を指示する、通信方法
  9. 端局と管理サーバとが、その端局に登録されているCSIDの中継機を介して通信する通信方法であって、
    管理サーバが、
    中継機毎に、その中継機のCSIDを登録している端局を管理する端局管理情報を端局管理情報記憶手段に記憶するとともに、各端局において測定された、その端局周辺における、CSIDの中継機毎の無線通信にかかる電波の電界強度を電界強度情報記憶手段に電界強度管理情報として記憶し、
    前記端局管理情報記憶手段が記憶する前記端局管理情報を用いて、中継機毎に、その中継機のCSIDを登録している端局の総数が予め定められた閾値を超えているかどうかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、登録している端局の総数が前記閾値を超えていると判定した中継機について、その中継機のCSIDを登録している端局の中から、CSIDの登録変更を指示する1または複数の端局を、前記電界強度情報記憶手段が記憶する前記電界強度管理情報に基づいて決定する決定ステップと、
    前記決定ステップが決定したCSIDの登録変更を指示する1または複数の端局に対してCSIDの登録変更を指示する登録変更指示ステップと、を実行し、
    前記決定ステップは、CSIDの登録変更を指示する端局毎に、変更先のCSIDの中継機を決定し、
    前記登録変更指示ステップは、CSIDの登録変更を指示する端局毎に、前記決定ステップが決定した変更先のCSIDの中継機を指示する、通信方法。
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