JP5599586B2 - メッセージボード機能提供システム - Google Patents

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本発明は、インターネット等のネットワークを介してメッセージボード(電子掲示板)に対するメッセージの投稿および参照を行う技術に関する。
大規模(巨大)なポータルサイト等のWebシステムでは、ショッピング、オークション、出会い、ベビー、動画等の各種のサービスが別々のページで展開されている。各サービスのページにおける機能は、ユーザIDの管理等の基本的なものを除き、原則としてサービス毎に独自に開発され運用されている。
一方、ユーザ間のコミュニケーションを図る手段としてメッセージボード機能が存在するが(例えば、特許文献1等を参照。)、このメッセージボード機能についてもサービス毎に独立して構築されるものであった。
特開2009−151776号公報
上述したように、従来のメッセージボード機能はサービス毎に独立して構築されるものであったため、他のサービスにおけるメッセージボードと相互に連携するシステムとはなっていなかった。そのため、現在利用しているサービスを意識した上でメッセージボードを使用しなければならないという使い勝手の悪さがあった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、各種のサービスのページにおいてメッセージボード機能を容易に実現することができ、現在利用しているサービスを意識せずに各サービスのメッセージボードを使用することのできるメッセージボード機能提供システムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、請求項1に記載されるように、Web上でサービスを提供する複数のサービス提供部のそれぞれから少なくともトピック登録リクエスト、メッセージ投稿リクエストおよびメッセージ検索リクエストを受信し、処理結果をレスポンスとして返送するメッセージボードフロントエンド部と、前記メッセージボードフロントエンド部の受信したサービス提供部のそれぞれからのトピック登録リクエストおよびメッセージ投稿リクエストに応じ、メッセージストレージに対するトピックデータおよびメッセージデータの登録の処理を行うトピック/メッセージ登録処理部と、前記メッセージボードフロントエンド部の受信したサービス提供部のそれぞれからのメッセージ検索リクエストに応じ、前記メッセージストレージに対し、前記メッセージ検索リクエストを送信したサービス提供部以外のサービス提供部からのリクエストに応じて登録されたトピックデータおよびメッセージデータを含む登録データの検索および参照の処理を行うメッセージ参照処理部とを備えるメッセージボード機能提供システムを要旨としている。
また、請求項2に記載されるように、請求項1に記載のメッセージボード機能提供システムにおいて、前記トピック/メッセージ登録処理部は、トピックの割当数が平坦化するように前記メッセージストレージのファームを割り当て、該当するファームに対してトピックデータおよびメッセージデータの登録の処理を行うようにすることができる。
また、請求項3に記載されるように、Web上でサービスを提供する複数のサービス提供部のそれぞれから少なくともトピック登録リクエスト、メッセージ投稿リクエストおよびメッセージ検索リクエストを受信する工程と、受信したサービス提供部のそれぞれからのトピック登録リクエストおよびメッセージ投稿リクエストに応じ、メッセージストレージに対するトピックデータおよびメッセージデータの登録の処理を行う工程と、受信したサービス提供部のそれぞれからのメッセージ検索リクエストに応じ、前記メッセージストレージに対し、前記メッセージ検索リクエストを送信したサービス提供部以外のサービス提供部からのリクエストに応じて登録されたトピックデータおよびメッセージデータを含む登録データの検索および参照の処理を行う工程と、前記サービス提供部に対して処理結果をレスポンスとして返送する工程とを備えるメッセージボード機能提供方法として構成することができる。
本発明のメッセージボード機能提供システムにあっては、各種のサービスのページにおいてメッセージボード機能を容易に実現することができ、現在利用しているサービスを意識せずに各サービスのメッセージボードを使用することができる。
本発明の一実施形態にかかるシステムの構成例を示す図である。 メッセージストレージおよびレプリカストレージのデータ構造例を示す図である。 インデックスストレージのデータ構造例を示す図である。 複合サービス提供システムのハードウェア構成例を示す図である。 実施形態の処理例を示すシーケンス図(その1)である。 アクセス直後の画面例を示す図(その1)である。 トピック登録完了後の画面例を示す図である。 実施形態の処理例を示すシーケンス図(その2)である。 メッセージ投稿完了後の画面例を示す図である。 実施形態の処理例を示すシーケンス図(その3)である。 アクセス直後の画面例を示す図(その2)である。 検索後の画面例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<構成>
図1は本発明の一実施形態にかかるシステムの構成例を示す図である。
図1において、インターネット等のネットワーク1には、ユーザが操作するPC(Personal Computer)、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)等のユーザ端末2A、2B、・・が接続されている。ユーザ端末2A、2B、・・は、一般的なブラウザ(Webブラウザ)21A、21B、・・をそれぞれ備えている。ブラウザ21A、21B、・・は、インターネットの標準プロトコルであるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等に従い、HTML(Hyper Text Markup Language)等の言語で記述されたページデータの要求・取得・表示およびフォームデータの送信等を行う機能を有している。
一方、ネットワーク1には、ユーザの操作するユーザ端末2A、2B、・・のブラウザ21A、21B、・・からアクセスが可能な複合サービス提供システム3が接続されている。
複合サービス提供システム3は、それぞれ個別のサービスを提供するサービス提供部31X、31Y、・・と、サービス提供部31X、31Y、・・に対してメッセージボード機能を提供するメッセージボード機能提供部(メッセージボードプラットフォーム)32とを備えている。
サービス提供部31X、31Y、・・は、機能部として、ページデータ生成部311X、311Y、・・と、ページデータ送信部312X、312Y、・・と、ユーザ操作受信部313X、313Y、・・と、メッセージボード投稿部314X、314Y、・・と、メッセージボード参照部315X、315Y、・・とを備えている。これらの機能部は、複合サービス提供システム3を構成するコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるものである。これらの機能部は、単一のコンピュータ上に配置される必要はなく、必要に応じて分散される形態であってもよい。
ページデータ生成部311X、311Y、・・は、ユーザ端末2A、2B、・・のブラウザ21A、21B、・・に対して送信するページデータを生成する機能を有している。
ページデータ送信部312X、312Y、・・は、ページデータ生成部311X、311Y、・・で生成されたページデータをユーザ端末2A、2B、・・のブラウザ21A、21B、・・に対して送信する機能を有している。
ユーザ操作受信部313X、313Y、・・は、ユーザ端末2A、2B、・・のブラウザ21A、21B、・・から、マウスクリック、キーボード入力等の操作内容を受信する機能を有している。
メッセージボード投稿部314X、314Y、・・は、ユーザ操作受信部313X、313Y、・・で受信したユーザの操作内容がメッセージボード投稿を指示している場合に、メッセージボード機能提供部32に対してメッセージボード投稿を依頼する機能を有している。
メッセージボード参照部315X、315Y、・・は、ユーザ操作受信部313X、313Y、・・で受信したユーザの操作内容がメッセージボード参照を指示している場合に、メッセージボード機能提供部32に対してメッセージボード参照を依頼する機能を有している。
一方、メッセージボード機能提供部32は、機能部として、メッセージボードフロントエンド部(インタフェース部)321とトピック/メッセージ登録処理部322とID付与処理部323とレプリケーション処理部325とインデックス作成処理部327とメッセージ参照処理部329とを備えている。これらの機能部は、複合サービス提供システム3を構成するコンピュータのCPU、ROM、RAM等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるものである。これらの機能部は、単一のコンピュータ上に配置される必要はなく、必要に応じて分散される形態であってもよい。
また、メッセージボード機能提供部32は、データストレージとして、メッセージストレージ324とレプリカストレージ326とインデックスストレージ328とを備えている。これらのデータストレージは、複合サービス提供システム3を構成するコンピュータ内のHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体上に所定のデータを体系的に保持するものである。
メッセージボードフロントエンド部321は、サービス提供部31X、31Y、・・とのインタフェースを行う部分であり、サービス提供部31X、31Y、・・からリクエストを受け付け、サービス提供部31X、31Y、・・に対してレスポンスを返す機能を有している。
トピック/メッセージ登録処理部322は、メッセージボードフロントエンド部321からのリクエストに応じ、トピックもしくはメッセージをメッセージストレージ324に登録する処理を行う機能を有している。すなわち、トピック登録リクエストもしくはメッセージ登録リクエストを受けた場合、ID付与処理部323から新たなトピックIDもしくはメッセージIDを取得し、メッセージストレージ324へ登録を行う。メッセージストレージ324へのトピックの登録にあたっては、トピックIDに含まれるファームIDの示すファームに登録を行う。メッセージの登録にあたっては、メッセージの所属するトピックの格納されるファームに登録を行う。
ID付与処理部323は、トピック/メッセージ登録処理部322からの要求に応じ、新たなトピックIDもしくはメッセージIDを発行する機能を有している。トピックIDは、サービスに関係ない全トピックの通し番号にファームIDを付加したものである。ファームIDは、トピックIDの割当数が少ないファームから優先的に割り振った、ファームを特定する識別子である。ファームIDとトピックの割当数はID付与処理部323が内部的に管理している。メッセージIDは、サービスに関係ない全メッセージの通し番号である。
レプリケーション処理部325は、メッセージストレージ324に行われた登録内容をレプリカストレージ326にコピーする機能を有している。
インデックス作成処理部327は、レプリケーションの済んだ登録内容につき、トピックおよびメッセージの検索用のインデックスを作成する機能を有している。作成されたインデックスはインデックスストレージ328に格納される。
メッセージ参照処理部329は、メッセージボードフロントエンド部321からのリクエストに応じ、インデックスストレージ328からインデックスを取得し、検索を実行し、レプリカストレージ326から所望のトピックもしくはメッセージを取得する機能を有している。
図2はメッセージストレージ324およびレプリカストレージ326のデータ構造例を示す図である。
トピックデータは、「トピックID」「サービス種別」「トピックタイトル」「トピック本文」「作成者ID」「作成者表示名」「作成日時」等の項目を含んでいる。「トピックID」はトピックを特定する識別子である。「サービス種別」はサービスを特定する識別子である。「トピックタイトル」はトピックのタイトルの文字列である。「トピック本文」はトピックの趣旨を簡単に解説した文字列等である。「作成者ID」はトピックの作成者を特定する識別子である。「作成者表示名」はトピックの作成者の表示上の名前の文字列である。「作成日時」はトピックの作成日時(登録日時)である。
また、メッセージデータは、「メッセージID」「所属トピックID」「メッセージタイトル」「メッセージ本文」「作成者ID」「作成者表示名」「作成日時」等の項目を含んでいる。「メッセージID」はメッセージを特定する識別子である。「所属トピックID」はメッセージの属するトピックのトピックIDである。「メッセージタイトル」はメッセージのタイトルの文字列である。「メッセージ本文」はメッセージ本文となる文字列、画像等である。「作成者ID」はメッセージの作成者を特定する識別子である。「作成者表示名」はメッセージの作成者の表示上の名前の文字列である。「作成日時」はメッセージの作成日時(登録日時)である。
図3はインデックスストレージ328のデータ構造例を示す図であり、トピック用インデックスとメッセージ用インデックスとを含んでいる。トピック用インデックスとメッセージ用インデックスのいずれも、検索の対象項目となる「作成者ID」「作成者表示名」「トピックID」「メッセージID」「サービス種別」「トピックタイトル/トピック本文」「メッセージタイトル/メッセージ本文」のそれぞれにつき、ソートした内容と対応するトピックもしくはメッセージの格納アドレスが対応付けられたものとなっている。
図4は複合サービス提供システム3のハードウェア構成例を示す図である。
図4において、複合サービス提供システム3は、システムバス3001に接続されたCPU3002、ROM3003、RAM3004、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)3005、I/F(Interface)3006と、I/F3006に接続された、キーボード、マウス、モニタ、CD/DVD(Compact Disk/Digital Versatile Disk)ドライブ等のI/O(Input/Output Device)3007、HDD3008、NIC(Network Interface Card)3009等を備えている。Mはプログラムもしくはデータが格納されたCD/DVD等のメディア(記録媒体)である。
<動作>
図5は上記の実施形態の処理例を示すシーケンス図であり、ユーザがトピック立て(トピックの登録)を指示した場合の処理例である。
図5において、ユーザ端末2Aのユーザがブラウザ21Aから複合サービス提供システム3のサービス提供部31Xの提供するサービス(例えば、「ベビー」サービス)のページを閲覧しようとした場合、ブラウザ21Aからサービス提供部31Xのページデータ生成部311Xにページリクエストを送信する(ステップS101)。これは、ブラウザ21Aにおいて、直接にサービス提供部31XのURL(Uniform Resource Locator)を入力するか、他のページに表示されたサービス提供部31Xへのリンクボタンを押下すること等により行われる。ページリクエストは、インターネットの標準プロトコルであるHTTPに従ったGETメソッドとリクエストURI(Uniform Resource Identifier)等を含むメッセージがブラウザ21Aからページデータ生成部311Xに送信されることで行なわれる。
ページリクエストを受信したページデータ生成部311Xは、予め保持されたページデータを取得するか、動的にページデータを生成するかにより、ブラウザ21Aに提供するページデータを生成する(ステップS102)。この際、メッセージボード機能提供部32の提供するメッセージ機能に対するユーザ操作が行える画面領域をページデータに含める。
ページデータ生成部311Xは生成したページデータをページデータ送信部312Xに送信する(ステップS103)。ページデータ生成部311Xとページデータ送信部312Xの間の通信はサービス提供部31X内の通信であるため、任意の形式とすることができる。ページデータを受信したページデータ送信部312Xは、ブラウザ21Aにページデータを送信する(ステップS104)。ページデータはHTTPのレスポンス等に従ってページデータ送信部312Xからブラウザ21Aに送信される。
ページデータを受信したブラウザ21Aはページ画面を表示する(ステップS105)。図6はブラウザ21Aに表示されるページ画面の例を示している。ここでは、サービス提供部31Xは「ベビー」のサービスを提供するものとしている。このページ画面では、通常のサービス「ベビー」の内容の他、メッセージ機能に対するユーザ操作が行える画面領域が設けられている。この画面領域には、「検索」「トピックを作成する」「メッセージを投稿する」等のボタンが設けられている。
図5に戻り、ユーザ端末2Aのユーザがブラウザ21Aに表示されたページ画面からトピック立て指示の操作を行うと(ステップS106)、ブラウザ21Aからサービス提供部31Xのユーザ操作受信部313Xに操作内容が送信される(ステップS107)。操作内容はHTTPのPOSTメソッドあるいはPUTメソッド等に付加されたHTML等のデータあるいはGETメソッド等に付加されたパラメータとしてブラウザ21Aからユーザ操作受信部313Xに送信される。トピック立て指示の操作は、例えば、図6における「トピックを作成する」ボタンを押下した後、トピックタイトルおよびトピック本文の入力を経て、確認ボタン等を押下することにより行われる。
図5に戻り、操作内容を受信したユーザ操作受信部313Xは、操作内容をメッセージボード投稿部314Xに送信する(ステップS108)。ユーザ操作受信部313Xとメッセージボード投稿部314Xの間の通信はサービス提供部31X内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
操作内容を受信したメッセージボード投稿部314Xは、メッセージボード機能提供部32のメッセージボードフロントエンド部321にトピック登録リクエストを送信する(ステップS109)。メッセージボード投稿部314Xとメッセージボードフロントエンド部321の間の通信は複合サービス提供システム3内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
トピック登録リクエストを受信したメッセージボードフロントエンド部321は、トピック登録リクエストをトピック/メッセージ登録処理部322に送信する(ステップS110)。メッセージボードフロントエンド部321とトピック/メッセージ登録処理部322の間の通信はメッセージボード機能提供部32内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
トピック登録リクエストを受信したトピック/メッセージ登録処理部322は、ID付与処理部323と通信し、トピックIDを取得する(ステップS111)。トピック/メッセージ登録処理部322とID付与処理部323の間の通信はメッセージボード機能提供部32内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
次いで、トピック/メッセージ登録処理部322は、トピックIDに含まれるファームIDの示す、メッセージストレージ324におけるファーム(例えばファーム324i)にトピックデータを登録する(ステップS112)。トピック/メッセージ登録処理部322は、トピックデータの登録完了をレプリケーション処理部325に伝える。トピック/メッセージ登録処理部322とレプリケーション処理部325の間の通信はメッセージボード機能提供部32内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
レプリケーション処理部325はトピック/メッセージ登録処理部322によりメッセージストレージ324に行われた登録内容を取得し、レプリケーション処理としてレプリカストレージ326に対してコピーを登録する(ステップS113)。レプリケーション処理部325は、レプリケーションの完了をインデックス作成処理部327に伝える。レプリケーション処理部325とインデックス作成処理部327の間の通信はメッセージボード機能提供部32内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
インデックス作成処理部327はレプリケーション処理部325によりレプリケーションが行われた登録内容に基づいて検索用のインデックスを作成し、インデックスストレージ328に登録する(ステップS114)。インデックス作成処理部327によるインデックスの作成の完了は、インデックス作成処理部327からレプリケーション処理部325およびトピック/メッセージ登録処理部322を介して、あるいはインデックス作成処理部327から直接に、メッセージボードフロントエンド部321に伝えられる(ステップS115)。
次いで、メッセージボードフロントエンド部321はメッセージ参照処理部329に対して登録の完了したトピックについてのトピック取得リクエストを送信する(ステップS116)。メッセージボードフロントエンド部321とメッセージ参照処理部329の間の通信はメッセージボード機能提供部32内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
トピック取得リクエストを受信したメッセージ参照処理部329は、インデックスストレージ328からインデックスを取得し(ステップS117)、取得したインデックスに基づいて検索を行い、所望のトピックデータが登録されているアドレスを取得する(ステップS118)。
そして、メッセージ参照処理部329は、取得したアドレスに基づいてレプリカストレージ326からトピックデータを参照し(ステップS119)、メッセージボードフロントエンド部321にトピックデータを送信する(ステップS120)。
メッセージボードフロントエンド部321はトピックデータをサービス提供部31Xのメッセージボード投稿部314Xに送信し(ステップS121)、メッセージボード投稿部314Xはトピックデータをページデータ生成部311Xに送信する(ステップS122)。
トピックデータを受信したページデータ生成部311Xは、トピックデータに基づいてページデータを生成し(ステップS123)、生成したページデータをページデータ送信部312Xに送信する(ステップS124)。
ページデータを受信したページデータ送信部312Xは、ブラウザ21Aにページデータを送信する(ステップS125)。
ページデータを受信したブラウザ21Aはページ画面を表示する(ステップS126)。図7はブラウザ21Aのページ画面の例を示しており、「検索」「トピックを作成する」「メッセージを投稿する」等のボタンの下に、トピックタイトル「気軽にお話ししませんか?・・・」とトピック本文「気軽にお話ししませんか? 何でもいいんです。・・・」が表示された状態を示している。
図8は上記の実施形態の他の処理例を示すシーケンス図であり、ユーザがメッセージ投稿を指示した場合の処理例である。
図8において、ユーザ端末2Aのユーザがブラウザ21Aに表示されたページ画面からメッセージ投稿指示の操作を行うと(ステップS131)、ブラウザ21Aからサービス提供部31Xのユーザ操作受信部313Xに操作内容が送信される(ステップS132)。メッセージ投稿指示の操作は、例えば、図7における「メッセージを投稿する」ボタンを押下した後、メッセージタイトルおよびメッセージ本文の入力を経て、確認ボタン等を押下することにより行われる。なお、メッセージを投稿するトピックは、現時点で表示されているトピックとしてもよいし、メッセージ投稿時に選択するようにしてもよい。
図8に戻り、操作内容を受信したユーザ操作受信部313Xは、操作内容をメッセージボード投稿部314Xに送信する(ステップS133)。
操作内容を受信したメッセージボード投稿部314Xは、メッセージボード機能提供部32のメッセージボードフロントエンド部321にメッセージ投稿リクエストを送信する(ステップS134)。メッセージ投稿リクエストには、「所属トピックID」「メッセージタイトル」「メッセージ本文」「作成者ID」「作成者表示名」等が含まれている。
メッセージ投稿リクエストを受信したメッセージボードフロントエンド部321は、メッセージ投稿リクエストをトピック/メッセージ登録処理部322に送信する(ステップS135)。
メッセージ投稿リクエストを受信したトピック/メッセージ登録処理部322は、ID付与処理部323と通信し、メッセージIDを取得する(ステップS136)。
次いで、トピック/メッセージ登録処理部322は、所属トピックIDに含まれるファームIDの示す、メッセージストレージ324におけるファーム(例えばファーム324i)にメッセージデータを登録する(ステップS137)。トピック/メッセージ登録処理部322は、メッセージデータの登録完了をレプリケーション処理部325に伝える。
レプリケーション処理部325はトピック/メッセージ登録処理部322によりメッセージストレージ324に行われた登録内容を取得し、レプリケーション処理としてレプリカストレージ326に対してコピーを登録する(ステップS138)。レプリケーション処理部325は、レプリケーションの完了をインデックス作成処理部327に伝える。
インデックス作成処理部327はレプリケーション処理部325によりレプリケーションが行われた登録内容に基づいて検索用のインデックスを作成し、インデックスストレージ328に登録する(ステップS139)。インデックス作成処理部327によるインデックスの作成の完了は、インデックス作成処理部327からレプリケーション処理部325およびトピック/メッセージ登録処理部322を介して、あるいはインデックス作成処理部327から直接に、メッセージボードフロントエンド部321に伝えられる(ステップS140)。
次いで、メッセージボードフロントエンド部321はメッセージ参照処理部329に対して登録の完了したトピックについてのメッセージ取得リクエストを送信する(ステップS141)。
メッセージ取得リクエストを受信したメッセージ参照処理部329は、インデックスストレージ328からインデックスを取得し(ステップS142)、取得したインデックスに基づいて検索を行い、所望のメッセージデータが登録されているアドレスを取得する(ステップS143)。
そして、メッセージ参照処理部329は、取得したアドレスに基づいてレプリカストレージ326からトピックデータとメッセージデータを参照し(ステップS144)、メッセージボードフロントエンド部321にトピックデータとメッセージデータを送信する(ステップS145)。
メッセージボードフロントエンド部321はトピックデータとメッセージデータをサービス提供部31Xのメッセージボード投稿部314Xに送信し(ステップS146)、メッセージボード投稿部314Xはトピックデータとメッセージデータをページデータ生成部311Xに送信する(ステップS147)。
トピックデータとメッセージデータを受信したページデータ生成部311Xは、トピックデータとメッセージデータに基づいてページデータを生成し(ステップS148)、生成したページデータをページデータ送信部312Xに送信する(ステップS149)。
ページデータを受信したページデータ送信部312Xは、ブラウザ21Aにページデータを送信する(ステップS150)。
ページデータを受信したブラウザ21Aはページ画面を表示する(ステップS151)。図9はブラウザ21Aのページ画面の例を示しており、「検索」「トピックを作成する」「メッセージを投稿する」等のボタンの下に、トピックタイトル「気軽にお話ししませんか?・・・」とトピック本文「気軽にお話ししませんか? 何でもいいんです。・・・」に続いてメッセージ本文「自己紹介・・・」が表示された状態を示している。
図10は上記の実施形態の他の処理例を示すシーケンス図であり、ユーザがメッセージ検索を指示してメッセージを参照する場合の処理例である。
図10において、ユーザ端末2Bのユーザがブラウザ21Bから複合サービス提供システム3のサービス提供部31Yの提供するサービス(例えば、「ショッピング」サービス)のページを閲覧しようとした場合、ブラウザ21Bからサービス提供部31Yのページデータ生成部311Yにページリクエストを送信する(ステップS201)。これは、ブラウザ21Bにおいて、直接にサービス提供部31YのURLを入力するか、他のページに表示されたサービス提供部31Yへのリンクボタンを押下すること等により行われる。ページリクエストは、インターネットの標準プロトコルであるHTTPに従ったGETメソッドとリクエストURI等を含むメッセージがブラウザ21Bからページデータ生成部311Yに送信されることで行なわれる。
ページリクエストを受信したページデータ生成部311Yは、予め保持されたページデータを取得するか、動的にページデータを生成するかにより、ブラウザ21Bに提供するページデータを生成する(ステップS202)。この際、メッセージボード機能提供部32の提供するメッセージ機能に対するユーザ操作が行える画面領域をページデータに含める。
ページデータ生成部311Yは生成したページデータをページデータ送信部312Yに送信する(ステップS203)。ページデータ生成部311Yとページデータ送信部312Yの間の通信はサービス提供部31Y内の通信であるため、任意の形式とすることができる。ページデータを受信したページデータ送信部312Yは、ブラウザ21Bにページデータを送信する(ステップS204)。ページデータはHTTPのレスポンス等に従ってページデータ送信部312Yからブラウザ21Bに送信される。
ページデータを受信したブラウザ21Bはページ画面を表示する(ステップS205)。図11はブラウザ21Bに表示されるページ画面の例を示している。ここでは、サービス提供部31Yは「ショッピング」のサービスを提供するものとしている。このページ画面では、通常のサービス「ショッピング」の内容の他、メッセージ機能に対するユーザ操作が行える画面領域が設けられている。この画面領域には、「検索」「トピックを作成する」「メッセージを投稿する」等のボタンが設けられている。
図10に戻り、ユーザ端末2Bのユーザがブラウザ21Bに表示されたページ画面からメッセージ検索指示の操作を行うと(ステップS206)、ブラウザ21Bからサービス提供部31Yのユーザ操作受信部313Yに操作内容が送信される(ステップS207)。操作内容はHTTPのPOSTメソッドあるいはPUTメソッド等に付加されたHTML等のデータあるいはGETメソッド等に付加されたパラメータとしてブラウザ21Bからユーザ操作受信部313Yに送信される。トピック検索指示の操作は、例えば、図11における「検索」ボタンの左側にあるスロットのうち、一番左のスロットから掲示板の対象を選択し、次のスロットに所望のキーワードを入力し、「検索」ボタンを押下することにより行われる。一番左のスロットから選択する掲示板の対象には、サービスを示す「ベビー」「動画」等の他、より細分化された対象(例えば、「ベビー」の下位に「妊娠、出産」「育児、おせわ」等が存在)が含まれる。
図10に戻り、操作内容を受信したユーザ操作受信部313Yは、操作内容をメッセージボード参照部315Yに送信する(ステップS208)。ユーザ操作受信部313Yとメッセージボード参照部315Yの間の通信はサービス提供部31Y内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
操作内容を受信したメッセージボード参照部315Yは、メッセージボード機能提供部32のメッセージボードフロントエンド部321にメッセージ検索リクエストを送信する(ステップS209)。メッセージボード参照部315Yとメッセージボードフロントエンド部321の間の通信は複合サービス提供システム3内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
メッセージ検索リクエストを受信したメッセージボードフロントエンド部321は、メッセージ検索リクエストをメッセージ参照処理部329に送信する(ステップS210)。
メッセージ検索リクエストを受信したメッセージ参照処理部329は、インデックスストレージ328からインデックスを取得し(ステップS211)、取得したインデックスに基づいて検索を行い、所望のメッセージデータが登録されているアドレスを取得する(ステップS212)。
そして、メッセージ参照処理部329は、取得したアドレスに基づいてレプリカストレージ326からトピックデータとメッセージデータを参照し(ステップS213)、メッセージボードフロントエンド部321にトピックデータとメッセージデータを送信する(ステップS214)。
メッセージボードフロントエンド部321はトピックデータとメッセージデータをサービス提供部31Yのメッセージボード参照部315Yに送信し(ステップS215)、メッセージボード参照部315Yはトピックデータとメッセージデータをページデータ生成部311Yに送信する(ステップS216)。
トピックデータとメッセージデータを受信したページデータ生成部311Yは、トピックデータとメッセージデータに基づいてページデータを生成し(ステップS217)、生成したページデータをページデータ送信部312Yに送信する(ステップS218)。
ページデータを受信したページデータ送信部312Yは、ブラウザ21Bにページデータを送信する(ステップS219)。
ページデータを受信したブラウザ21Bはページ画面を表示する(ステップS220)。図12はブラウザ21Bのページ画面の例を示しており、「検索」「トピックを作成する」「メッセージを投稿する」等のボタンの下に、「ショッピング」サービスのメッセージボードの内容が表示され、トピックタイトル「気軽にお話ししませんか?・・・」とトピック本文「気軽にお話ししませんか? 何でもいいんです。・・・」とメッセージ本文「自己紹介・・・」が表示された状態を示している。
<総括>
以上説明したように、本実施形態によれば、メッセージボード機能提供部32の提供する機能によりサービス提供部31X、31Y、・・における個別のサービスのページにおいてメッセージボード機能を容易に実現することができ、現在利用しているサービスを意識せずに各サービスのメッセージボードを使用することができるという利点がある。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
1 ネットワーク
2A、2B ユーザ端末
21A、21B ブラウザ
3 複合サービス提供システム
31X、31Y サービス提供部
311X、311Y ページデータ生成部
312X、312Y ページデータ送信部
313X、313Y ユーザ操作受信部
314X、314Y メッセージボード投稿部
315X、315Y メッセージボード参照部
32 メッセージボード機能提供部
321 メッセージボードフロントエンド部
322 トピック/メッセージ登録処理部
323 ID付与処理部
324 メッセージストレージ
324i ファーム
325 レプリケーション処理部
326 レプリカストレージ
326i ファーム
327 インデックス作成処理部
328 インデックスストレージ
329 メッセージ参照処理部

Claims (3)

  1. Web上でサービスを提供する複数のサービス提供部のそれぞれから少なくともトピック登録リクエスト、メッセージ投稿リクエストおよびメッセージ検索リクエストを受信し、処理結果をレスポンスとして返送するメッセージボードフロントエンド部と、
    前記メッセージボードフロントエンド部の受信したサービス提供部のそれぞれからのトピック登録リクエストおよびメッセージ投稿リクエストに応じ、メッセージストレージに対するトピックデータおよびメッセージデータの登録の処理を行うトピック/メッセージ登録処理部と、
    前記メッセージボードフロントエンド部の受信したサービス提供部のそれぞれからのメッセージ検索リクエストに応じ、前記メッセージストレージに対し、前記メッセージ検索リクエストを送信したサービス提供部以外のサービス提供部からのリクエストに応じて登録されたトピックデータおよびメッセージデータを含む登録データの検索および参照の処理を行うメッセージ参照処理部と
    を備えたことを特徴とするメッセージボード機能提供システム。
  2. 請求項1に記載のメッセージボード機能提供システムにおいて、
    前記トピック/メッセージ登録処理部は、トピックの割当数が平坦化するように前記メッセージストレージのファームを割り当て、該当するファームに対してトピックデータおよびメッセージデータの登録の処理を行う
    ことを特徴とするメッセージボード機能提供システム。
  3. Web上でサービスを提供する複数のサービス提供部のそれぞれから少なくともトピック登録リクエスト、メッセージ投稿リクエストおよびメッセージ検索リクエストを受信する工程と、
    受信したサービス提供部のそれぞれからのトピック登録リクエストおよびメッセージ投稿リクエストに応じ、メッセージストレージに対するトピックデータおよびメッセージデータの登録の処理を行う工程と、
    受信したサービス提供部のそれぞれからのメッセージ検索リクエストに応じ、前記メッセージストレージに対し、前記メッセージ検索リクエストを送信したサービス提供部以外のサービス提供部からのリクエストに応じて登録されたトピックデータおよびメッセージデータを含む登録データの検索および参照の処理を行う工程と、
    前記サービス提供部に対して処理結果をレスポンスとして返送する工程と
    を備えたことを特徴とするメッセージボード機能提供方法。
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