JP2012252269A - 反射型スクリーン、及び反射型投射システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】映像源2から投射された映像光を反射させて観察可能であり、基材層11と、基材層よりも映像光が投射される側に配置されたフレネルレンズ層21と、基材層より映像光が投射される側とは反対側に配置された、光を反射可能である反射層24とを備え、フレネルレンズ層には、所定の断面形状を有して突出する単位光学要素21aが同心円状に複数配列されており、該単位光学要素は映像光をフレネルレンズ層内に入射させる入射面21bと、入射面から入射した映像光を全反射して反射層に向けて偏向させる全反射面21cと、を備えていることとする。
【選択図】図1
Description
以下に反射型投射システム1について説明する。図1は一つの実施形態にかかる反射型投射システム1を概略的に示す断面図である。図1からわかるように、反射型投射システム1は、映像源2及び反射型スクリーン10を備えている。以下にそれぞれについて説明する。
そして反射型スクリーン10は展開の姿勢で、映像源2から投射された映像光を観察者A(図1参照)の側に反射して出射することによりスクリーンとして機能する。
次に、図面を参照しつつ反射型スクリーン10について説明する。図1に示した反射型スクリーン10は、映像源2からの光が投射される側(観察者側)から、フレネルレンズ層21、基材層11、光学機能層12、及び反射層24を備えている。以下、これらの層について詳細に説明する。
図2は、フレネルレンズ層21を観察者側から見た平面図である。図1及び図2を参照しつつ、フレネルレンズ層21について説明する。
・α:映像光がスクリーン面法線となす角度
・β:入射面21bへの映像光の入射角
・γ:入射面21bからの映像光の出射角
・δ:全反射面21cでの入射角及び反射角
・ε:全反射面21cでの反射光と、スクリーン面法線とのなす角
・ζ:出光面として機能する全反射面21cへの映像光の入射角
・η:出光面として機能する全反射面21cからの映像光の出射角
・λ:出光する映像光がスクリーン面法線となす角
・φ:入光面21bがスクリーン面法線となす角
・θ:全反射面21cがスクリーン面と平行な方向となす角
β=90−(α+φ) (1)
γ=sin−1((sinβ)/n) (2)
δ=θ−(γ+φ) (3)
ε=90−(δ+θ) (4)
ζ=θ−ε (5)
η=sin−1(n・sinζ) (6)
λ=90−(θ+η) (7)
本実施形態における基材層11は、フレネルレンズ層21及び光学機能層12の基材となるシート状の層で、透光性が高く形成されている。基材層11を構成する材料は特に限定されることはないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン(MBS)、アクリル系、トリアセチルセルロース(TAC)等の各樹脂を挙げることができる。また、基材層11は透光性を有しつつも、他の機能を備えてもよい。例えば視野角の拡大や面内の輝度の均一性を高めるために光散乱材を混入することができる。また、色調を修正したり、外光の一部を吸収してコントラストを向上させたりするために顔料や染料を混入してもよい。
光学機能層12は、映像光の光路を制御するとともに、迷光や外光の一部を吸収する機能を有する層である。光学機能層12は、図1に示した断面を有して紙面奥/手前側に延在する形状を備える。すなわち、図1に表れる断面において、光学機能層12は、光を透過可能に層面に沿って並列された光透過部13、13、…と、光透過部13、13、…間に光を吸収可能に並列された光吸収部14、14、…とを備えている。図4には、光学機能層12の一部を拡大して示した。
次に、反射層24について説明する。反射層24は、光を反射することができる層である。反射層24は光を反射可能な形態であれば特に限定されず、公知の手段によって形成することができる。例えば、蒸着によってアルミニウムなどの金属からなる層を形成し、当該層を反射層24とすることができる。また、スプレーコーティングによって反射性塗料を吹き付けて乾燥させて反射層24を形成することもできる。当該反射性塗料としては、表面が平滑なアルミ片を含んだ鏡面塗料、フレーク状のアルミ微細粉を含んだメタリック塗料(1液のもの、硬化剤を含む2液のものいずれもでもよい。)などを挙げることができる。さらに、スクリーン印刷やその他印刷方式によって、ミラーインキやメタリックインキを塗布し、熱硬化またはUV硬化させて反射層24を形成することもできる。
なお、反射層24は、映像光を100%反射させるものに限定されない。例えば、白色インキ(顔料として、例えば酸化チタンを含むもの。)及びアルミニウムや黒色インキを混合するなどして、反射率を適宜調整することもできる。反射層24の反射率は、40%以上であることが好ましく、70%以上であることがより好ましい。
次に、反射型スクリーン10に入射する映像光及び外光の進路について、図1に示した光路例L1、L2、L3を例にして説明する。ただし、図に表した光路例は概念的に光の進路を表したものであり、屈折の程度や反射の角度を精密に表したものではない。
これに対して反射型スクリーン10によれば、映像光が入射面で反射されることを大幅に低減させることができ、映像光の利用効率向上による輝度改善や、映像光の天井への写し出しを抑制することが可能となる。
特に、短焦点である場合には図1にθ1で示した角度が大きくなるので、従来の反射型スクリーンでは入射面での反射が多かったが、反射型スクリーン10ではこれを映像光として観察者に提供することができる。このことは投射される画面サイズが大きい場合も同様であり、特に60インチ以上の映像を投射する際には画面上部において図1にθ1で示した角度が大きくなるので、反射型スクリーン10の上記効果もさらに顕著なものとなる。
これまでに説明した各層は、融着、又は粘着剤層を介することによって互いに固定されている。当該粘着剤層に用いられる粘着剤は、光を透過させるとともに、適切な粘着性を有すればその材質は特に限定されるものではない。これには、例えばアクリル系粘着剤を挙げることができる。その粘着力は、例えば、数N/25mm〜20N/25mm程度である。
このような減光層によれば、反射型スクリーンに入射される映像光以外の光の少なくとも一部を吸収させることができ、観察者に提供される映像光のコントラストを向上させることができる。
2 映像源
10 反射型スクリーン
11 基材層
12 光学機能層
13 光透過部
14 光吸収部
15 バインダー
16 光吸収粒子
21 フレネルレンズ層
21a 単位光学要素
21b 入射面
21c 全反射面
24 反射層
Claims (7)
- 映像源から投射された映像光を反射させて観察可能とする反射型スクリーンであって、
基材層と、前記基材層よりも前記映像光が投射される側に配置されたフレネルレンズ層と、前記基材層より前記映像光が投射される側とは反対側に配置された、光を反射可能である反射層とを備え、
前記フレネルレンズ層には、所定の断面形状を有して突出する単位光学要素が同心円状に複数配列されており、該単位光学要素は前記映像光を前記フレネルレンズ層内に入射させる入射面と、前記入射面から入射した映像光を全反射して前記反射層に向けて偏向させる全反射面と、を備えている、反射型スクリーン。 - 前記フレネルレンズ層と前記反射層との間に、光学機能層を備え、
前記光学機能層は、光を透過可能に並列された光透過部と、該光透過部間に光を吸収可能に形成された光吸収部とを備えている、請求項1に記載の反射型スクリーン。 - 前記フレネルレンズ層と前記反射層との間に、前記映像光を拡散させる光拡散層を備える、請求項1又は2に記載の反射型スクリーン。
- 前記フレネルレンズ層と前記反射層との間に、外光の一部を吸収する減光層を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の反射型スクリーン。
- 最も観察者側に、スクリーン面を保護するハードコート層を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の反射型スクリーン。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の反射型スクリーンと、該反射型スクリーンに映像光を投射する映像源とを備える、反射型投射システム。
- 前記映像源の出光面から前記反射型スクリーンの観察者側の面までの水平方向距離が1m以下である、請求項6に記載の反射型投射システム。
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