JP2012246844A - エンジン自動停止システム - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジン自動停止の機会を増加させることができるエンジン自動停止システムの提供。
【解決手段】エンジンを自動停止するための複数の停止条件が全て成立したときにエンジンの自動停止を行うエンジン自動停止システム10において、複数の停止条件のうち、非成立と判定された非成立停止条件が存在する場合、エンジンの自動停止を禁止する。エンジンの自動停止が禁止されているときに、表示装置90は、非成立停止条件に関する情報を表示する。エンジン自動停止システム10は、表示装置90に非成立停止条件に関する情報の表示中に、新たな非成立停止条件が判定されると、新たな非成立停止条件に関する情報を即座に表示装置90に表示させる。
【選択図】図2
【解決手段】エンジンを自動停止するための複数の停止条件が全て成立したときにエンジンの自動停止を行うエンジン自動停止システム10において、複数の停止条件のうち、非成立と判定された非成立停止条件が存在する場合、エンジンの自動停止を禁止する。エンジンの自動停止が禁止されているときに、表示装置90は、非成立停止条件に関する情報を表示する。エンジン自動停止システム10は、表示装置90に非成立停止条件に関する情報の表示中に、新たな非成立停止条件が判定されると、新たな非成立停止条件に関する情報を即座に表示装置90に表示させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、エンジンを自動停止するエンジン自動停止システムに関し、特に、エンジンの自動停止を行うための停止条件の成立、非成立をユーザに知らせる表示手段を有するエンジン自動停止システムに関する。
従来、エンジンを自動停止することにより、燃料消費を抑制したエコノミーランニング(以下、適宜「エコラン」と省略していう)に貢献するエンジン自動停止システムが知られている。例えば、特許文献1には、エンジン自動停止を行うための複数の停止条件が全て成立したときに、エンジンを自動停止させるエンジン自動停止システムが記載されている。さらに、特許文献1のエンジン自動停止システムは、複数の停止条件のうち、いずれかの停止条件が非成立となったら、エンジンを自動停止させることができない原因をユーザに伝達している。加えて、特許文献1のエンジン自動停止システムは、上記原因に優先順位を付け、その優先順位に従って、上記原因をユーザにナビゲーション装置の画面などを介して伝達している。
さて、エンジンを自動停止する停止条件は、複数存在する。複数の停止条件が全て成立しなければ、エンジンは自動停止しない。例えば、停止条件としては、ステアリングの操舵角が所定角以内であることや、ブレーキペダルの踏力が所定値以上であること等が挙げられる。上述の例で示したように、これらの停止条件は、ユーザによって操作されるものであるから、たとえ、一度これらの停止条件が成立したとしても、ユーザの行動によっては、非成立となることがある。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、停止条件の成立、非成立の判定を一度だけ行い、非成立となった非成立停止条件に関する情報をナビゲーション装置の画面に表示させている。このような特許文献1に記載の技術では、ナビゲーション装置の画面に非成立停止条件に関する情報を表示しているときに、ユーザの行動によって新たな非成立停止条件が発生する場合、その新たな非成立停止条件に関する情報が当該画面に表示されない。したがって、ユーザはその新たな非成立停止条件を知る機会を失うこととなる。その結果、エンジン自動停止システムが作動する機会が減ってしまい、エンジン自動停止システムのエコランへの貢献が十分でなくなる。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、エンジン自動停止の機会を増加させることができるエンジン自動停止システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、車両に搭載されたエンジンを自動停止するための複数の停止条件が全て成立したときに当該エンジンの自動停止を行うエンジン自動停止システムにおいて、
複数の停止条件のそれぞれの成立、非成立を判定する判定手段と、
複数の停止条件のうち、判定手段により非成立と判定された非成立停止条件が存在する場合、エンジンの自動停止を禁止する禁止手段と、
判定手段により非成立と判定された非成立停止条件に関する情報を表示する表示手段と、
禁止手段によりエンジンの自動停止が禁止されている場合に、非成立停止条件に関する情報を表示するよう表示手段を制御するとともに、表示手段が非成立停止条件に関する情報を表示しているときに、複数の停止条件のうち、一旦、判定手段により成立と判定された成立停止条件がユーザの行動により非成立となったことを判定手段が判定することにより、成立停止条件が新たな非成立停止条件に変化した場合、ユーザの行動により非成立となった新たな非成立停止条件に関する情報を即座に表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴としている。
複数の停止条件のそれぞれの成立、非成立を判定する判定手段と、
複数の停止条件のうち、判定手段により非成立と判定された非成立停止条件が存在する場合、エンジンの自動停止を禁止する禁止手段と、
判定手段により非成立と判定された非成立停止条件に関する情報を表示する表示手段と、
禁止手段によりエンジンの自動停止が禁止されている場合に、非成立停止条件に関する情報を表示するよう表示手段を制御するとともに、表示手段が非成立停止条件に関する情報を表示しているときに、複数の停止条件のうち、一旦、判定手段により成立と判定された成立停止条件がユーザの行動により非成立となったことを判定手段が判定することにより、成立停止条件が新たな非成立停止条件に変化した場合、ユーザの行動により非成立となった新たな非成立停止条件に関する情報を即座に表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1の発明によると、判定手段がエンジンを自動停止するための複数の条件のそれぞれの成立、非成立を判定した結果、非成立と判定された非成立停止条件が存在する場合、禁止手段は、エンジンの自動停止を禁止する。このとき、表示手段は、非成立停止条件に関する情報を表示する。このことによれば、エンジンの自動停止が禁止され、エンジンの作動が引き続き行われている原因を、ユーザに認識させることができ、表示される非成立停止条件が成立するような行動を促すことができる。その結果、エンジン自動停止システムの作動機会が増加されるので、エコランに貢献することができる。
さらに、この発明によれば、表示手段が非成立停止条件に関する情報を表示しているときに、成立停止条件がユーザの行動により非成立となったことを判定手段が判定した場合、ユーザの行動により非成立となった新たな非成立停止条件に関する情報が即座に表示手段表示される。このような新たな非成立停止条件の表示によれば、ユーザの行動がエンジンの自動停止を阻止するような行動であることをユーザに対して強く認識させることができる。その結果、ユーザはそのことをより意識することとなるので、よりエンジン自動停止システムの作動機会が増加することとなる。以上により、本発明によれば、エンジン自動停止システムの作動機会をより増加させることができるエンジン自動停止システムを提供することができる。
請求項2の発明によると、新たな非成立停止条件に関する情報が割り込み表示された後、表示制御手段は新たな非成立停止条件に関する情報を含めた全ての非成立停止条件に関する情報を所定時間ずつ巡回して表示手段に表示させるので、新たな非成立停止条件を含めた全ての非成立停止条件に関する情報をユーザに認識させることができる。ゆえに、ユーザは、現時点の全ての非成立停止条件に関する情報を得ることができる。その結果、エンジン自動停止システムの作動機会が増加する。
請求項3の発明によると、判定手段が全ての停止条件が成立したと判定すると、表示制御手段により非成立停止条件に関する情報の表示が停止されるので、全ての停止条件が成立したことをユーザに認識させることができる。
(第一実施形態)
本発明の好ましい実施形態について、図面に基づいて説明する。図1は、第一実施形態によるエンジン自動停止システム10の構成を示すブロック図である。
本発明の好ましい実施形態について、図面に基づいて説明する。図1は、第一実施形態によるエンジン自動停止システム10の構成を示すブロック図である。
エンジン自動停止システム10は、車両が交差点等で停止したときに、当該車両に搭載されたエンジン(図示せず)を自動的に停止することにより、燃料消費を抑制したエコノミーランニング(エコラン)に貢献するシステムである。このシステム10によるエンジンの自動停止は、エンジンを自動停止させるための複数の停止条件が全て成立したときに行われる。停止条件としては、例えば、車速がほぼ0km/hとなっていること、ステアリングの中立位置からの操舵角が所定角以内であること、ブレーキペダルの踏力が所定値以上であること、自動変速機のシフト位置がP(パーキング)、N(ニュートラル)D(ドライブ)のいずれかの位置にあること、バッテリの充電量が所定量以上であること、エアコンの設定温度と車室内の実温度との温度差が所定値以内であること等が挙げられる。このように上に挙げた複数の停止条件が全て成立するとエンジン自動停止システム10は、エンジンを停止させる。そして、交差点の信号が青となり、所定の検出手段によってユーザが車両を発進させる意思が検出されると、エンジン自動停止システム10は、エンジンを再び始動する。ここで挙げた停止条件は一例である。
エンジン自動停止システム10は、エンジンストップアンドスタートECU20、エンジンECU30、スキッドコントロールECU40、パワーステアリングECU50、トランスミッションECU60、エアコンECU70、メータECU80及び表示装置90などから構成されている。ECUは、Electronic Control Unit(電子制御ユニット)の略である。各ECU20、30、40、50、60、70、80は、それぞれ各種の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、処理プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)、及び一時的に処理データを記憶するRAM(Random Access Memory)を含んで構成されるマイクロコンピュータと、各種信号の入出力インターフェイスとを備える。表示装置90を含め全てのECU20、30、40、50、60、70、80は、CAN(Controller Area Network)100に電気的に接続されている。CAN100は、車両に搭載された各種装置間での車両情報の伝送を所定のプロトコルに従って実現する車載ネットワークシステムである。
エンジンストップアンドスタートECU20は、エンジンを自動停止させるための複数の停止条件に関わる車両の状態を各ECU40、50、60、70から取得する。そして、エンジンストップアンドスタートECU20は、取得した情報に基づき、複数の停止条件の成立、非成立を判定し、その判定結果に応じてエンジンを自動停止させる。具体的には、エンジンストップアンドスタートECU20は、複数の停止条件が全て成立していると判定したときに、エンジンを制御するエンジンECU30に自動停止信号を出力する。エンジンECU30は、エンジンストップアンドスタートECU20からの自動停止信号が入力されると、エンジンを自動停止させる。複数の停止条件のうち、一つでも非成立の停止条件が判定される場合は、自動停止信号が出力されない。したがって、エンジンECU30によるエンジンの自動停止は行われない。
エンジンストップアンドスタートECU20には、エコランスイッチ22、バッテリ充電量センサ24等が接続されている。エコランスイッチ22は、ユーザにより操作されるスイッチであって、エンジン自動停止システム10の起動信号又は停止信号をエンジンストップアンドスタートECU20に出力する。エンジンストップアンドスタートECU20は、エコランスイッチ22から起動信号が入力されると、エンジン自動停止システム10を起動し、エコランスイッチ22から停止信号が入力されると、エンジン自動停止システム10を停止する。また、エンジンストップアンドスタートECU20は、エコランスイッチ22から起動信号又は停止信号が入力されると、入力された起動信号又は停止信号をCAN100に出力する。バッテリ充電量センサ24は、バッテリの充電量を検出するセンサであって、バッテリ充電量に応じた充電量信号をエンジンストップアンドスタートECU20に出力する。バッテリ充電量センサ24としては、例えば、バッテリの充放電電流値を検出する電流センサを採用することができる。エンジンストップアンドスタートECU20は、CAN100を通じてエンジンECU30に自動停止信号又は再始動信号を出力する。エンジンストップアンドスタートECU20は、複数の停止条件それぞれの成立、非成立を判定した結果、非成立となった非成立停止条件に対応する表示要求信号をCAN100に出力する。
エンジンECU30は、各種センサから入力される信号によりエンジンに搭載されている燃料供給装置32、点火装置34等を制御することにより、エンジンを制御する。エンジンECU30は、エンジンストップアンドスタートECU20からの自動停止信号に応じて、エンジンを停止制御し、再始動信号に応じて、エンジンを再始動制御する。エンジンECU30は、エンジンの運転状態に関する情報をCAN100に出力する。エンジンの運転状態には、例えば、エンジンの回転速度、燃料タンクの燃料残量、エンジン冷却水温度等がある。
スキッドコントロールECU40は、各車輪に設けられたブレーキの油圧を制御する。スキッドコントロールECU40には、車輪速センサ42及びブレーキペダルの踏力センサ44等が接続されている。車輪速センサ42は、各車輪に設けられたセンサであって、各車輪の回転速度に応じた信号をスキッドコントロールECU40に出力する。スキッドコントロールECU40は、入力された車輪速センサ42からの各車輪の回転速度に応じた信号に基づいて、車速を算出し、算出した車速信号をCAN100に出力する。踏力センサ44は、ブレーキペダルの近傍に設けられており、ユーザによるブレーキペダル操作時のブレーキペダルの踏力に応じた踏力信号をスキッドコントロールECU40に出力する。スキッドコントロールECU40は、入力された踏力信号をCAN100に出力する。
パワーステアリングECU50は、ユーザのステアリング操舵を補助するパワーステアリング機構を制御する。パワーステアリング機構には、油圧によってステアリング操舵を補助するものや、電動モータによってステアリング操舵を補助するものがある。パワーステアリングECU50には、パワーステアリング機構を制御するために必要な操舵角センサ52が接続されている。操舵角センサ52は、ユーザのステアリング操舵角を検出し、その操舵角に応じた操舵角信号をパワーステアリングECU50に出力する。パワーステアリングECU50は、入力された操舵角信号をCAN100に出力する。
トランスミッションECU60は、エンジンの動力を車軸に伝達するトランスミッションのギヤ比を制御する。トランスミッションECU60には、ユーザが操作可能なシフトレバーの位置を検出するポジションセンサ62が接続されている。ポジションセンサ62は、ユーザのシフトレバー操作により変更されるシフト位置に応じたシフト位置信号(例えば、パーキング位置信号、ニュートラル位置信号、リバース位置信号、ドライブ位置信号)をトランスミッションECU60に出力する。トランスミッションECU60は、入力されたシフト位置信号をCAN100に出力する。
エアコンECU70は、ブロワユニット、クーラユニット及びヒータユニットからなるエアコンユニットを制御することにより車室内の温度を調整する。ブロワユニットは、風量調整を行うユニットであり、クーラユニットは、ブロワユニットからの空気を冷却するユニットであり、ヒータユニットは、クーラユニットによって冷却された空気の温度を調整し、車室内に吹き出すユニットである。エアコンECU70には、温度設定操作部72が接続されている。温度設定操作部72は、ユーザによって操作されるものであり、ユーザの希望温度に応じた設定温度信号をエアコンECU70に出力する。また、エアコンECU70には、温度センサ74が接続されている。温度センサ74は、車室内の温度を検出するセンサであって、検出した車室内の温度に応じた車室内温度信号をエアコンECU70に出力する。エアコンECU70は、入力される設定温度信号及び車室内温度信号に基づいて、車室内の温度を調整する。
メータECU80は、車両の状態を表示するメータ82を制御する。メータECU80は、CAN100を通じてエンジンECU30からのエンジンの運転状態に関する情報、スキッドコントロールECU40からの車速信号、トランスミッションECU60からのシフト位置信号が入力されるようになっている。メータECU80は、入力された各種信号に応じて、メータ82の表示内容を制御する。メータ82は、例えば、車両の速度、エンジンの回転速度、燃料タンクの燃料残量、エンジンの冷却水温度、シフト位置等を表示する。
また、メータ82には、エンジン自動停止システム10の作動状態を発光により表示するインジケータ84が設けられている。インジケータ84は、消灯、緑色点灯、オレンジ色点灯、点滅により、エンジン自動停止システム10の作動状態を表す。メータECU80は、エコランスイッチ22からの起動信号又は停止信号、エンジンストップアンドスタートECU20からの自動停止信号、スキッドコントロールECU40からの車速信号等により、インジケータ84の発光状態を変化させる。例えば、メータECU80は、取得するエコランスイッチ22からの信号が停止信号である場合、又はスキッドコントロールECU40から取得した車速信号が示す車速が所定速度αkm/hを超えている場合、エンジン自動停止を行わない、又は行えないことを示すために、インジケータ84を消灯させる。メータECU80は、取得したエコランスイッチ22からの信号が起動信号であり、かつスキッドコントロールECU40から取得した車速信号が示す車速が所定速度αkm/h以下となっている場合、エンジンが自動停止を行える状態にあることを示すために、インジケータ84を緑色に点灯させる。そして、この状態から、メータECU80は、エンジンストップアンドスタートECU20から自動停止信号を取得した場合、エンジン自動停止が行われていることを示すために、インジケータ84を点滅させる。また、メータECU80は、エコランスイッチ22からの信号が起動信号であるときに、スキッドコントロールECU40からの車速信号が所定速度αkm/h以下となっており、さらにエンジンストップアンドスタートECU20から非成立停止条件の表示要求信号を取得した場合、エンジン自動停止の準備が整っていない状態を示すために、インジケータ84をオレンジ色に点灯させる。
表示装置90は、車室内のインストルメントパネルの中央部等に配置される液晶ディスプレイの表示画面に種々の画像を表示することにより、ユーザに種々の情報を提供する。表示装置90に内蔵されている記憶部92には、エンジンストップアンドスタートECU20が判定する非成立停止条件のそれぞれに対応する非成立停止条件に関する情報の画像データが記憶されている(図4〜図8を参照)。表示装置90は、CAN100を介してエンジンストップアンドスタートECU20と接続されており、当該ECU20からCAN100に出力された非成立停止条件に対応する表示要求信号に応じて、記憶部92に記憶されている画像データの画像を表示画面に表示することにより、非成立停止条件に関する情報を表示する(図4〜図8を参照)。
以下、各表示例について説明する。図4に示す表示例は、ブレーキペダルの踏力に関する条件が非成立停止条件となった場合に表示装置90が表示画面に表示するものである。図5に示す表示例は、ステアリングの操舵角に関する条件が非成立停止条件となった場合に表示装置90が表示画面に表示するものである。図6に示す表示例は、シフト位置に関する条件が非成立停止条件となった場合に表示装置90が表示画面に表示するものである。図7に示す表示例は、エアコンの設定温度に関する条件が非成立停止条件となった場合に表示装置90が表示画面に表示するものである。図8に示す表示例は、バッテリの充電量に関する条件が非成立停止条件となった場合に表示装置90が表示画面に表示するものである。
上記図4〜図8に示す表示例のそれぞれの表画面の上段には、非成立となった理由が表示され、下段には、その理由を解消するための対処方法が表示される。また、図4〜図7に示す表示例は、ユーザが車両に乗車したまま、ユーザの行動により対処が可能な例であり、図8に示す表示例は、ユーザの行動により対処が不能な例である。
以上、エンジン自動停止システム10の各要素について説明した。次に、エンジンストップアンドスタートECU20によるエンジン自動停止の実行に必要な複数の停止条件の成立、非成立の判定、及び表示装置90による非成立停止条件に関する情報の表示について詳細に説明する。
エンジンストップアンドスタートECU20による複数の停止条件の成立、非成立の判定処理は、取得した車速信号が示す車速がαkm/h以下となっていることを当該ECU20が検出すると開始される。まず、エンジンストップアンドスタートECU20は、車速以外のエンジン自動停止のための各停止条件の成立、非成立の判定に必要な車両の状態に関する信号をエコランスイッチ22、バッテリ充電量センサ24、ECU40、50、60、70から取得する。その後、エンジンストップアンドスタートECU20は、取得した車両の状態に関する信号が予め定められている状態となっているか否かを判定することにより、エンジン自動停止のための各停止条件の成立、非成立の判定を行う。
具体的な停止条件は、次の通りである。(1)エコランスイッチ22からの信号が、起動信号である。(2)バッテリ充電量センサ24からの充電量信号が、エンジン停止期間中に消費される電力と再始動時に必要な電力とを合わせた電力を放電できるだけの充電量を示している。(3)スキッドコントロールECU40からの踏力信号が、所定の踏力以上を示している。(4)パワーステアリングECU50からの操舵角信号が、所定範囲内の操舵角を示している。(5)トランスミッションECU60からのシフト位置信号が、パーキング、ニュートラル、ドライブのいずれかに対応するシフト位置信号を示している。(6)エアコンECU70からの設定温度信号が示す設定温度と、エアコンECU70からの車室内温度信号が示す車室内温度との差分が、所定値以内である。取得した信号が上述したような(1)〜(6)の状態となっている場合、エンジンストップアンドスタートECU20は、エンジン自動停止のための各停止条件が成立していると判定する。
複数の停止条件のそれぞれの成立、非成立の判定が行われた結果、全ての停止条件が成立停止条件となっている場合、エンジンストップアンドスタートECU20は、自動停止信号を出力する。エンジンECU30は、CAN100を介してその自動停止信号を取得すると、エンジンを自動停止させる。この状態で、メータECU80が自動停止信号を取得すると、メータECU80は、メータ82のインジケータ84を緑色点灯から点滅させる。
これに対し、複数の停止条件のそれぞれの成立、非成立の判定が行われた結果、一つでも非成立と判定された非成立停止条件が存在する場合、エンジンストップアンドスタートECU20は、自動停止信号を出力しない。このとき、エンジンECU30は、エンジンストップアンドスタートECU20からの自動停止信号が取得されないので、エンジンの自動停止を禁止し、引き続きエンジンを作動させる。ここでは、エンジンストップアンドスタートECU20に自動停止信号を出力させないことにより、エンジンの自動停止を禁止するようにしているが、エンジンストップアンドスタートECU20から自動停止禁止信号を出力するようにしてもよい。この場合、エンジンECU30は、自動停止禁止信号を取得している間、若しくは自動停止信号を取得するまでの間、エンジンの自動停止を禁止する。また、メータECU80は、非成立停止条件の表示要求信号を取得することとなるので、メータ82のインジケータ84をオレンジ色に点灯させる。
エンジンの自動停止が禁止されているとき、エンジンストップアンドスタートECU20は、非成立と判定した非成立停止条件に対応する表示要求信号を表示装置90に向けて出力する。表示装置90は、エンジンストップアンドスタートECU20からの非成立停止条件に対応する表示要求信号を取得すると、その取得した表示要求信号に応じて、非成立停止条件に関する情報を表示する。例えば図4〜図8のいずれかの表示例に関するものが非成立停止条件である場合、表示装置90は、図4〜図8のいずれかの表示を行う。これに対し、例えば図4〜図8の表示例のうち、複数の表示例が非成立停止条件となっている場合、表示装置90は、非成立停止条件に該当する図4〜図8に示す表示を、所定時間毎に一つずつ行う。この表示方法をサイクリック表示(巡回表示)という。このような複数の非成立停止条件に関する情報の表示によれば、エンジンの自動停止が禁止され、エンジンの作動が引き続き行われている理由の全てを、ユーザに認識させることができ、表示される非成立停止条件を成立するような行動を促すことができる。その結果、エンジン自動停止システム10の作動機会が増加されるので、エコランに貢献することができる。なお、サイクリック表示にて複数の非成立停止条件に関する情報を表示装置90が表示する際、情報の表示に優先順位を設けてもよい。この場合、情報の表示に優先順位を設ける際、例えば、ユーザ自身が車両に乗車しながら対処できるものを優先させる。
ここで、複数の停止条件の中には、一旦、エンジンストップアンドスタートECU20によって成立したと判定され成立条件となったものでも、ユーザの行動により、非成立条件になるものがある。ユーザの行動により成立、非成立が変化する停止条件としては、例えば、ブレーキペダルの踏力、ステアリングの操舵角、自動変速機のシフト位置、エアコンの設定温度と車室内の実温度との温度差が挙げられる。上に挙げた停止条件は、一度、エンジンストップアンドスタートECU20による成立、非成立の判定が行われた後であっても、非成立に変化する可能性がある。これらは、いずれも、車両乗車時にユーザによって操作される可能性があるからである。
このように停止条件の中には、一度、成立停止条件となったものでも、ユーザの行動により非成立停止条件に変化するものがある。したがって、例えば、成立、非成立の判定を一度だけ行い、その結果に基づいて、非成立停止条件に関する情報を表示装置90に表示させるのみだと、判定後に発生した新たな非成立停止条件に関する情報の表示が行われなくなる。これでは、エンジンの自動停止が禁止されている原因の全てをユーザに認識させることができないので、エンジン自動停止システム10の作動機会の増加を妨げることととなる。
そこで、本実施形態では、一度、エンジンストップアンドスタートECU20により成立と判定された成立停止条件がユーザの行動により非成立となったことを当該ECU20が判定し、当該成立停止条件が新たな非成立停止条件に変化した場合、エンジンストップアンドスタートECU20は、今まで表示装置90に表示していた情報に割り込んで新たな非成立停止条件に関する情報を表示させる。つまり、エンジンストップアンドスタートECU20は、成立停止条件が新たな非成立停止条件に変化した場合、この変化に連動して、表示装置90に新たな非成立停止条件に関する情報を表示させる。
具体的には、成立停止条件が新たな非成立停止条件に変化すると、エンジンストップアンドスタートECU20は、その新たな非成立停止条件に対応する表示要求信号を表示装置90に向けて出力する。表示装置90は、その新たな非成立停止条件に対応する新たな非成立停止条件に関する情報を、直ちに、現在表示している画像に割り込んで、表示する。この情報の表示は一定時間行われる。このような表示の割り込みを行うことによれば、表示直前に行ったユーザの行動が、エンジンの自動停止を阻止するような行動であることをユーザに対して強く認識させることができる。その結果、ユーザはそのことをより意識することとなるので、よりエンジン自動停止システム10の作動機会が増加することとなる。
次に、エンジンストップアンドスタートECU20によるエンジン自動停止のための複数の停止条件の成立、非成立の判定フロー、及び非成立停止条件に関する情報の表示制御フローについて、それぞれ図2及び図3のフローチャートに基づいて説明する。
まず、図2に示す停止条件の判定フローから説明する。なお、この判定フローは、エンジンの始動直後から定期的に、図3に示す表示制御フローとは無関係に実行される。
ステップS10では、取得した車速信号が示す車速が、αkm/h以下であり、かつエコランスイッチ22から起動信号を取得したか否かを判定する。ステップS10の判定処理において、車速がαkm/h以下であり、起動信号を取得したと判定されると、ステップS20に進む。一方、ステップS10の判定処理において、車速がαkm/hを超えている、又は停止信号を取得していると判定されると、図2のフローチャートに示す処理を終了する。
ステップS20では、エンジン自動停止のための複数の停止条件のそれぞれの成立、非成立を判定するための各種情報をバッテリ充電量センサ24、スキッドコントロールECU40、パワーステアリングECU50、トランスミッションECU60、エアコンECU70等から取得する。
ステップS30では、複数の停止条件それぞれの成立、非成立の判定を行う。ステップS40では、ステップS30における判定結果(成立停止条件、非成立停止条件)をエンジンストップアンドスタートECU20のRAM等に記憶し、図2に示すフローチャートを終了する。
次に、図3に示す判定フローによって判定された非成立停止条件に関する情報の表示制御フローを説明する。この判定フローもエンジンが始動されると定期的に実行される。
ステップS110では、取得した車速信号が示す車速が、αkm/h以下であり、かつエコランスイッチ22から起動信号を取得したか否かを判定する。ステップS110の判定処理において、車速がαkm/h以下であり、起動信号を取得したと判定されると、ステップS120に進む。一方、ステップS110の判定処理において、車速がαkm/hを超えている、又は停止信号を取得していると判定されると、この表示制御フローを終了する。
ステップS120では、図2に示す判定フローの実行によりエンジンストップアンドスタートECU20のRAMに記憶された非成立停止条件が存在するか否かを判定する。ステップS120の判定処理において、非成立停止条件が存在すると判定されると、ステップS140に進む。
ステップS140では、ステップS120において判定した非成立停止条件に対応する表示要求信号を表示装置90に向けて出力する。表示装置90はエンジンストップアンドスタートECU20からの表示要求信号を取得すると、取得した表示要求信号に対応する非成立停止条件に関する情報を表示する。表示要求信号を複数取得した場合、表示装置90は、対応する非成立停止条件に関する情報を一つずつ所定時間ごとに切り替えて表示する(サイクリック表示)。例えば、ブレーキペダル、ステアリング、シフト位置、エアコン、及びバッテリに関する各停止条件のうち、ブレーキペダル、ステアリング、バッテリに関する停止条件が成立しており、シフト位置及びエアコンに関する停止条件が非成立であると判定された場合、表示装置90は、図6及び図7に示すような画像を表示する。この場合、図6及び図7に示す表示が所定時間ごとに繰り返し表示される。このように、この表示制御フローでは、全ての非成立停止条件に関する情報を、所定時間ずつ巡回して表示装置90に表示させるので、全ての非成立停止条件に関する情報をユーザに認識させることができる。ゆえに、ユーザは、現時点の全ての非成立停止条件に関する情報を得ることができる。その結果、エンジン自動停止システムの作動機会が増加する。
ステップS150では、ステップS120において非成立停止条件が存在すると判定されたたので、エンジンECU30へのエンジンを自動停止させるための自動停止信号の出力を禁止する。このため、エンジンECU30は、自動停止信号を取得しないので、エンジンを自動停止させない。
一方、ステップS120の判定において、非成立停止条件が存在しないと判定されると、ステップS130に進む。ステップS130では、ステップS120において複数の停止条件が全て成立したと判定されたとみなされるので、自動停止信号をエンジンECU30及びメータECU80に向けて出力し、この表示制御フローを終了する。エンジンECU30は、この自動停止信号を取得することにより、エンジンを自動停止させる。
ステップS160では、表示装置90による非成立停止条件に関する情報の表示中に(図6及び図7を参照)、既にステップS120において存在していた非成立停止条件とは別の新たな非成立停止条件が存在する否かを判定する。つまり、定期的に実行される停止条件の判定フローにより、新たな非成立停止条件がRAMに記憶されているかを判定するのである。ステップS160の判定処理において、新たな非成立停止条件が存在すると判定されると、ステップS220に進み、新たな非成立停止条件が存在しないと判定されると、ステップS170に進む。
ステップS170では、全ての停止条件が成立したか否かを判定する。ステップS170の判定処理において、全ての停止条件が成立したと判定されると、ステップS180に進む。ステップS180では、表示装置90に表示されている非成立停止条件に関する情報の表示を停止させるために、出力されている表示要求信号の出力を停止し、ステップS190に進む。ステップS180の処理が実行されることにより、表示装置90による非成立停止条件に関する情報の表示が停止される。ステップS180における表示停止処理によれば、全ての停止条件が成立したことをユーザに認識させることができる。
ステップS190では、自動停止信号をエンジンECU30に向けて出力し、この表示制御フローを終了する。エンジンECU30は、この自動停止信号を取得することにより、エンジンを自動停止させる。
ステップS170の判定処理において、全ての停止条件が成立していないと判定されると、ステップS200に進む。ステップS200では、ステップS140での非成立停止条件に関する情報の表示が行われてから所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS200の判定処理において、所定時間が経過していないと判定されると、ステップS120に戻る。ステップS200の判定処理において、所定時間が経過したと判定されると、ステップS210に進む。ステップS210では、表示装置90に表示されている非成立停止条件に関する情報の表示を停止させるために、出力されている表示要求信号の出力を停止し、この表示制御フローを終了する。これにより、表示装置90による非成立停止条件に関する情報の表示が停止される。
ステップS160が肯定判定されることにより実行されるステップS220では、ステップS160において判定した新たな非成立停止条件に対応する新たな表示要求信号をステップS140において出力する表示要求信号に割り込むようにして表示装置90に向けて出力する。この表示装置90は、エンジンストップアンドスタートECU20からの新たな表示要求信号を取得することとなる。表示装置90は、この新たな表示要求信号を取得すると、先に表示していた非成立停止条件に関する情報の表示の最中であっても、新たな非成立停止条件に関する情報を割り割り込んで表示する。この割り込まれて表示される新たな非成立停止条件に関する情報は、所定時間表示される。例えば、シフト位置、エアコンに関する停止条件が非成立停止条件となっており、表示装置90に図6、図7に示すような表示が行われている最中に、一度、成立停止条件となったブレーキペダルに関する停止条件が、ユーザのブレーキペダルに対する踏力の減少によって、非成立停止条件に変化したとする。すると、エンジンストップアンドスタートECU20は、ステップS220に示されるように、ブレーキペダルに関する停止条件に対応する表示要求信号を出力する。この表示要求信号を取得した表示装置90は、図4に示すような表示を図6、図7の表示に割り込んで表示する。
ステップS220の実行後、ステップS120に戻る。再び実行されるステップS120では、エンジンストップアンドスタートECU20のRAMに記憶された非成立停止条件が存在しているか否かを判定する。ステップS120の判定処理において、非成立停止条件が存在していると判定された場合、エンジンストップアンドスタートECU20のRAMには、ステップS160において判定した新たな非成立停止条件を含んだ非成立停止条件が存在していることとなる。その状態で、ステップS140が実行されることとなるので、表示装置90には、新たな非成立停止条件に関する情報を含んだ全ての非成立停止条件に関する情報が表示されることとなる。
なお、本実施形態において、表示装置90が特許請求の範囲に記載の「表示手段」に相当する。また、ステップS150を実行するエンジンストップアンドスタートECU20が特許請求の範囲に記載の「禁止手段」に相当し、ステップS10〜S40を実行するエンジンストップアンドスタートECU20が特許請求の範囲に記載の「判定手段」に相当する。そして、ステップS140及びステップS220を実行するエンジンストップアンドスタートECU20が特許請求の範囲に記載の「表示制御手段」に相当する。
(その他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
第1実施形態では、複数の非成立停止条件に関する情報を表示装置90に表示させる際、一つずつ所定時間毎に切り替えて表示する例を用いて説明したが、一つの画面に複数の非成立停止条件に関する情報を表示させるようにしてもよい。
また、この場合にステップS220の処理を実行する際、表示されていた非成立停止条件に関する情報の表示を維持ささせたまま、新たな非成立停止条件に関する情報を表示装置90に表示させるようにしてもよい。ただし、新たな非成立停止条件に関する情報がユーザの行動に基づいていることを明らかにするために、他の非成立停止条件に関する情報と色などを変えて表示する。これにより、新たな非成立停止条件に関する情報と、他の非成立停止条件に関する情報との区別が明確となる。
第1実施形態では、非成立停止条件に関する情報を表示装置90に表示させる場合、非成立停止条件に関する情報を所定時間表示した後、その表示を停止するようにしているが、エンジン自動停止の停止条件が全て成立するまで表示を続けてもよい。この場合、ステップS110の判定処理を廃止し、ステップS80の判定処理において、判定結果が否定されたとき、ステップS70に戻るように制御フローを変更する。また、非成立停止条件に関する情報を所定時間表示している最中に、車速が所定速度以上となったときに、強制的にその表示を停止させるようにしてもよい。
10 エンジン自動停止システム、20 エンジンストップアンドスタートECU、22 エコランスイッチ、24 バッテリ充電量センサ、30 エンジンECU、32 燃料供給装置、34 点火装置、40 スキッドコントロールECU、42 車輪速センサ、44 踏力センサ、50 パワーステアリングECU、52 操舵角センサ、60 トランスミッションECU、62 ポジションセンサ、70 エアコンECU、72 温度設定操作部、74 温度センサ、80 メータECU、82 メータ、84 インジケータ、90 表示装置、92 記憶部、100 CAN
Claims (3)
- 車両に搭載されたエンジンを自動停止するための複数の停止条件が全て成立したときに当該エンジンの自動停止を行うエンジン自動停止システムにおいて、
前記複数の停止条件のそれぞれの成立、非成立を判定する判定手段と、
前記複数の停止条件のうち、前記判定手段により非成立と判定された非成立停止条件が存在する場合、前記エンジンの自動停止を禁止する禁止手段と、
前記判定手段により非成立と判定された前記非成立停止条件に関する情報を表示する表示手段と、
前記禁止手段により前記エンジンの自動停止が禁止されている場合に、前記非成立停止条件に関する情報を表示するよう前記表示手段を制御するとともに、前記表示手段が前記非成立停止条件に関する情報を表示しているときに、前記複数の停止条件のうち、一旦、前記判定手段により成立と判定された成立停止条件がユーザの行動により非成立となったことを前記判定手段が判定することにより、前記成立停止条件が新たな非成立停止条件に変化した場合、前記ユーザの行動により非成立となった前記新たな非成立停止条件に関する情報を即座に前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とするエンジン自動停止システム。 - 前記表示制御手段は、前記新たな非成立停止条件に関する情報を前記表示手段に表示させた後、前記新たな非成立停止条件に関する情報を含めた全ての非成立となっている非成立停止条件に関する情報を、所定時間ずつ巡回して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載のエンジン自動停止システム。
- 全ての停止条件が成立したと前記判定手段により判定されると、前記表示制御手段は、前記表示手段に表示させていた前記非成立停止条件に関する情報の表示を停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン自動停止システム。
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