JP2008024165A - 負荷制御装置、負荷制御方法及び車両スリップ抑制装置 - Google Patents

負荷制御装置、負荷制御方法及び車両スリップ抑制装置 Download PDF

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Abstract

【課題】走行エリアの様々な状況から安全装備の起動を予測して負荷制限を行うことにより、確実に安全装備を動作させることができる負荷制御装置を提供する。
【解決手段】 運転環境取得部31は、カーナビゲーション装置4が車両情報センター24や他車両25から取得した、現在走行しているエリアの道路情報、気象情報、路面情報や、センサ21、スイッチ22からの車両速度、道路勾配、ワイパー等の作動情報、車両内の照度等からなる運転環境を取得し、危険要素点数抽出部32は、運転環境の情報に基づいて、そのエリアでの危険要素毎の点数を抽出する。そして、危険レベル算出部33がそのエリアでの危険要素毎の点数を加算して事故危険レベルを算出し、負荷制限実行部34は、事故危険レベルに応じて安全装備の起動を予想し、安全装備の起動が予想される場合に、音声出力部23から警告を発したり、負荷の給電カットを行うことにより給電負荷制限を実施する。
【選択図】図6

Description

本発明は、バッテリに接続される車載電装品等の負荷への給電を制限する負荷制御装置、負荷制御方法及び車両スリップ抑制装置に関する。
車両の電子制御装置(以下、ECUという)は、車両の制御機構との間で信号のやり取りを行って車両の電子制御を行うものであり、例えば、エンジンECUには車両に装備されているセンサ群で検出された、車速、エンジン回転数、空気流入量等の情報が入力され、エンジンECUはこれらの情報に基づいて所定の演算処理を行い、その演算結果(例えば、燃料噴射量やバイパス空気量などを制御するための信号)を車両に装備された、電動スロットルやスタータ噴射弁等の制御機構へ送出し、燃料の噴射量や流入空気量の制御などを行っている。
車両にはこのような電子制御装置が多数、例えば、上記のようなエンジンECU、電源の充電制御を行う充電制御ECU、エンジンの駆動と停止を行いながら車両を走行させるエコランECU、ドアやロックの制御を行うボディECU、自動変速(AT)制御ECU、エアバッグECU、盗難が発生した場合や盗難が発生する可能性がある事象を検知した場合に警告を発生するセキュリティECU等が搭載されている。
このように、自動車普及に伴う電子制御の発展や、利便性、快適性、安全性のニーズによる車載部品の普及によって車載電装品が急激に増加しており、給電系、すなわち、バッテリの負担が増加しているので、電装品の使用状況やバッテリ状態・走行状態に応じて発電機の発電量を制御することにより、バッテリの負担を軽減することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−298694号公報
一方、車両には、AFS、EBD、ABS、VSC、TCS、PCS等様々な安全装備が装備されている。すなわち、AFS(可動ライトシステム、Adaptive Front-lighting System)は、カーブや交差点での右左折時に、ステアリング操作に連動して操舵方向のヘッドライトのプロジェクターユニットが向きを変えて進行方向を照射するものであり、EBD(電子制御制動力配分システム、Electronic Brake force Distribution)は、ブレーキング時の前輪と後輪の制動力配分(ブレーキ配分)をコンピュータがコントロールし、制動ポテンシャルをフルに引き出すシステムである。
また、ABS(アンチ・ロック・ブレーキシステム、Anti-lock Brake System)は、滑りやすい状況での急制動時に車輪ロックを防止するものであり、VSC(横滑り防止機能、Vehicle Stability Control)は、ハンドルの操舵角に応じて車両の挙動が安定する方向に操舵トルクをアシストするシステムである。さらに、TCS(トラクションコントロール、Traction Control System)は、車輪空転を検知した場合に車両トルクをコントロールして加速時などの車輪空転を防ぐシステムであり、PCS(プリクラッシュセーフティシステム、Pre-Crash Safety System)は、ブレーキの踏み込み速度などから、それが緊急ブレーキと判断した場合、運転席・助手席のシートベルトを巻き取り、乗員の拘束性能を高めるものである。
上記のように、従来、バッテリの負担を軽減するため、電装品の使用状況やバッテリ状態・走行状態に応じて発電機の発電量を制御しているが、発電機の発電量を制御したとしても、事故発生の恐れがあるときに、上記のような種々の安全装備が起動すると、発電機の発電能力を超過し、給電不足が発生する可能性があり、安全装備が動作しない可能性があった。
また、従来、ナビゲーション装置からの情報を用いて事故防止を行う車両スリップ抑制装置では、ナビゲーション装置からの情報、車両状態及び道路状況を考慮して許容速度や許容Gを算出して走行制御を行うが、自車状況のみで、天候や気温、あるいは運転者の状態等の運転環境が考慮されておらず、精度よく許容Gを算出することができず、スリップ回避制御の実行漏れが発生する恐れがあった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、走行エリアの様々な状況から安全装備の起動を予測して負荷制限を行うことにより、確実に安全装備を動作させることができる負荷制御装置、及び、運転環境を考慮することにより、精度よくスリップ回避制御を行うことができる車両スリップ抑制装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る負荷制御装置は、自車が走行すると予想される走行エリアの危険レベルを算出し、算出した危険レベルが事故危険レベル判定値より大きい場合、危険レベルに応じて負荷の給電カットを実施することを特徴とする。
また、本発明に係る車両スリップ抑制装置は、理想車両Gと車両Gより車両スリップを判断する車両スリップ判断部を備え、スリップ判断結果に応じて車両スリップ回避制御の実行を行うことを特徴とし、特に、道路情報、外部環境、車両の状況等の検出結果に応じて危険度を予測し、予測した危険度に応じて許容Gを補正することを特徴とする。
本発明に係る負荷制御装置、負荷制御方法によれば、走行エリアでの危険要素の点数から当該エリアでの危険レベルを算出し、算出した危険レベルが事故危険レベル判定値より大きい場合、安全装備の起動を予測して危険レベルに応じて負荷の給電カットが実施されるので、確実に安全装備を動作させることができる。
また、本発明に係る車両スリップ抑制装置によれば、天候や気温等の外部環境、運転者の状態、車両状況等の運転環境を考慮することにより、精度よくカーブ突入許容速度や許容Gを算出することができるので、スリップの発生可能性を正確に判断することができる。
以下、本発明の負荷制御装置の実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の負荷制御装置を含む車両システムの構成を示すブロック図であり、このシステムは、本発明の負荷制御装置であるバッテリ負荷制御装置1、バッテリ2、オルタネータ3、カーナビゲーション装置4、各種のECU5、6、電装品7、8、・・・等により構成され、これらは通信ライン9、電源ライン10を介して相互に接続されている。
バッテリ負荷制御装置1は、走行エリアの様々な状況から安全装備の起動を予測して給電負荷制限を実行するものであり、CPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、入出力回路(図示せず)等から構成されている。CPU11はバッテリ負荷制御装置1のハードウェア各部を制御するとともに、ROM12に記憶されたプログラムに基づいて給電負荷制限等の種々のプログラムを実行する。ROM12は、上記の給電負荷制限プログラム等の各種のプログラムや、種々の運転環境に基づく危険要素毎の点数データ(危険要素マップ)、危険レベルに応じた処置テーブル、危険レベルに応じた作動システムのテーブル、各車両装備品の優先順位テーブル及び警告メッセージ等を記憶しており、RAM13はSRAM(Stand-by RAM)等で構成され、一時的に発生するデータを記憶する。
また、このバッテリ負荷制御装置1には、各種のセンサ21及びスイッチ22の出力が入力されるとともに、音声出力部23が接続されている。センサ21には車速センサ、車両の傾きを検出するGセンサ、車両内の照度を検出する照度センサ等が含まれ、スイッチ22には、ワイパー、ウインカー、フォグランプ等の動作状態を検出するスイッチや運転者が危険レベルに応じて作動を予測する安全装備のテーブルを選択する、ドライバ意思選択スイッチが含まれている。また、音声出力部23は事故発生が予測される場合に、ROM12に記憶されている警告メッセージにより音声によって警告を発するためのものである。
図2は、ROM12に記憶される危険要素マップの一例であり、道路勾配、ワイパー等の車両の機器の動作状態や車両速度等の外部状況、路面状況や風等の外乱、運転者の健康状態等の運転者状態、車両部品の劣化状態等の自車状況など、事故の危険要素となる各種の危険要素毎に状況に応じた点数がテーブルとして記憶されている。
また、図3はROM12に記憶されている、危険レベルに応じた処置テーブルの一例であり、この例では、危険レベルが95以上のとき、事故発生に向けての準備を行い、危険レベルが80〜95のとき、警告を行うとともに、給電負荷制限aを実施する。また、危険レベルが60〜80のとき、警告と上記の給電負荷制限よりも制限の少ない給電負荷制限bを実施し、危険レベルが40〜60のとき、運転者に注意を促すように設定されている。
さらに、図4は、ROM12に記憶されている、危険レベルに応じて作動が予想される安全装備の一覧テーブルであって、この例では、二つのテーブルのいずれかを運転者が選択できるようになっており、テーブルAでは、危険度が70〜90のとき、ABS、EBDの作動が予想され、危険度が90以上のとき、ABS、EBD、エアバック、VSCが作動が予想されるものとして設定されている。また、テーブルBでは、危険度が70〜90のとき、ABSの作動が予想され、危険度が90以上のとき、ABSとエアバックの作動が予想されるものとして設定されている。
また、図5は、ROM12に記憶されている、各車両装備品の優先順位及び消費電力データのテーブルの一例を示すものであり、各車両装備品や安全装備のユニット毎に、その優先順位と動作状態の各レベルの必要電力(W)が記憶されている。
一方、バッテリ2は電源ライン10を介してバッテリ負荷制御装置1、カーナビゲーション装置4等の電装品や各種のECU5、6・・・に給電するもので、バッテリの充放電電流、端子電圧、バッテリ液温度を検出するセンサ(図示せず)を備えており、これらのセンサの出力が通信ライン9を介してバッテリ負荷制御装置1に入力される。オルタネータ3は、エンジン(図示せず)により駆動され、電源ライン10を介してバッテリ2を充電するとともに、車両の他の電気負荷、すなわち、ECUや電装品に電力を供給する。
また、カーナビゲーション装置4は、GPSセンサやジャイロセンサからなる現在位置検出部や道路地図データを含む地図データを格納する地図データ格納部を備えるとともに、車両情報センター24との無線通信や他の車両25との車車間通信により車両の走行エリアの道路情報、気象情報、路面情報などを取得し、通信ライン9を介してバッテリ負荷制御装置1に入力する。
図6は、図1のバッテリ負荷制御装置1の構成を機能で表した機能ブロック図であり、各部はCPU11、ROM12、RAM13により構成され、ソフトウェアによりこれらの機能が実行される。
運転環境取得部31は、カーナビゲーション装置4が車両情報センター24や他車両25から取得した、現在走行しているエリアの道路情報、気象情報、路面情報や、センサ21、スイッチ22からの車両速度、道路勾配、ワイパー等の作動情報、車両内の照度等からなる運転環境を取得して、危険要素点数抽出部32に入力する。
また、危険要素点数抽出部32は、運転環境取得部31からのそのエリアの道路情報、気象情報、路面情報や車両の状況等の運転環境の情報に基づいて、ROM12に記憶されている、図2に示す危険要素マップからそのエリアでの危険要素毎の点数を抽出して危険レベル算出部33に入力し、危険レベル算出部33がそのエリアでの危険要素毎の点数を加算することにより、事故危険レベルを算出して負荷制限実行部34に入力する。
そして、負荷制限実行部34は、危険レベル算出部33からの事故危険レベルに応じて安全装備の起動を予想し、安全装備の起動が予想される場合には、音声出力部23から警告を発したり、負荷の給電カットを行うことにより給電負荷制限を実施する。
次に、上記のバッテリ負荷制御装置1の各機能部の作用を図1のブロック図及び図7のフローチャートを用いて説明する。
バッテリ負荷制御装置1のCPU11は、一定時間毎、例えば、15msec毎に図7のフローチャートに示す給電負荷制限プログラムを実行し、このプログラムを開始すると、まず、カーナビゲーション装置4から現在走行しているエリアの道路情報、気象情報、路面情報などを取得するとともに、センサ21、スイッチ22から車両速度、道路勾配、ワイパー等の作動情報、車両内の照度等を取得することにより、運転環境を取得する(ステップ101)。
次に、CPU11は、取得した運転環境の情報に基づいて、ROM12に記憶されている、図2に示す危険要素マップを使用して各種の危険要素の点数を抽出した(ステップ102)後、各危険要素の点数を加算することにより、事故危険レベルを算出する(ステップ103)。
すなわち、CPU11は、図8に示すように、外部状況、外乱、運転者状態、自車状況の各危険要素の点数を抽出し、これらの点数を加算することにより、危険レベルを算出する。
ここで、外部状況の危険要素としては、交差点の状況、ウインカー等の機器動作の有無、道路の勾配、車両の速度等が含まれ、外乱の各要素としては、風、道路の濡れ、道路の凍結、荒れ道等が含まれている。また、運転者状態の各要素としては、疲労、風邪、イライラ感、怪我等が含まれ、自車状況の危険要素としては、タイヤの磨耗状況、サスペンション、シャフトの使用期間、車両の走行距離等が含まれている。
なお、運転者の疲労状態、風邪、イライラ状態、怪我の状態等は表示・操作部(図示せず)から運転者が自己申告で入力するようにしてもよく、また、疲労状態を運転継続時間から算出するようにすることもできる。さらに、センサやカメラ等から運転者の状態を検知してもよい。
そして、当該エリアでの危険レベルを算出すると、CPU11は、算出した危険レベルと事故危険レベル判定値、例えば、40とを比較することにより、安全装備が起動する可能性があるか否かを判定し(ステップ104)、算出した危険レベルが事故危険レベル判定値より小さいと判定した場合、プログラムを終了する。
一方、ステップ104で算出した危険レベルが事故危険レベル判定値より大きいと判定した場合、CPU11は、図3の処置テーブルに基づいて、危険レベルに応じた警告を実行する(ステップ105)とともに、危険レベルに応じて動作を停止する対象負荷を決定し、通信ライン9を介して当該電装品またはECUに駆動停止を指示することによって、当該電装品またはECUを停止させる(ステップ106)。
これにより、危険レベルが40〜60のとき、音声出力部23から「事故の可能性があります。注意してください。」との音声メッセージが流れ、危険レベルが60〜80のとき、音声出力部23から「事故の危険性があります。注意してください。」との音声メッセージが流れるとともに、例えば、400Wの給電負荷制限が実行される。また、危険レベルが80〜95のとき、音声出力部23から「事故の危険性があります。注意してください。」との音声メッセージが流れるとともに、例えば、600Wの給電負荷制限が実行され、危険レベルが95以上のとき、事故発生に向けての準備が行われる。
なお、上記の給電負荷制限を実施する場合には、CPU11は、ROM12に記憶されている、図5に示す車両装備品優先テーブルの各車両装備品のユニット毎の優先順位と動作状態の各レベルの必要電力より、給電制限するユニットを決定する。例えば、給電制限の電力が400Wの場合は、マッサージチェア、ミラーヒータ、シートヒータへの給電を停止し、マッサージチェア等が使用されていない場合には、次に優先度の低いユニットを対象として給電を停止する。
以上のように、運転環境の各危険要素の点数から求めた危険レベルに応じて警告を発することにより運転者に注意を与えることができるとともに、危険レベルに応じて負荷への給電制限が実行されるので、安全装備の起動時に、給電不足が発生することを防止でき、確実に安全装備を起動させることができる。
上記の実施例では、運転環境の各危険要素の点数を加算することにより危険レベルを算出して安全装備の起動を予想したが、例えば、運転者が同じでも、時間帯や雨等の環境の違いで危険度が変わるので、外乱、運転者状態、自車状況の点数を外部状況の総点数に応じて重み付けすることもでき、以下、外乱、運転者状態、自車状況の点数を重み付けする場合の実施例について説明する。
なお、車両システム、バッテリ負荷制御装置の構成は図1〜図6と同じであるので、説明を省略する。
バッテリ負荷制御装置1のCPU11は、一定時間毎、例えば、15msec毎に図9のフローチャートに示す給電負荷制限プログラムを実行し、このプログラムを開始すると、まず、上記と同様に、カーナビゲーション装置4、センサ21、スイッチ22から運転環境の情報を取得した(ステップ201)後、取得した運転環境の情報に基づいて、図2に示す危険要素マップを使用して各種の危険要素の点数を抽出する(ステップ202)。
次に、CPU11は、外部危険度、すなわち、外部状況の危険要素の総点数に応じて外乱、運転者状態、自車状況の重み付け定数を決定する(ステップ203)。
なお、この場合、外部状況の総点数の所定の範囲ごとに、外乱、運転者状態、自車状況の重み付け定数を設定して重み付け定数テーブルとしてROM12に記憶しておくことにより、外部危険度に応じて外乱、運転者状態、自車状況に対してそれぞれ異なる重み付けを行うことができる。
次に、CPU11は、図10に示すように、外乱、運転者状態、自車状況の各危険要素の点数を外部情報の総点数に応じた重み付け定数により重み付けした後、加算することにより、危険レベル(=外部状況総点数+(外乱点数×重み乗数A)+(運転者点数×重み乗数B)+(自車点数×重み乗数C))を演算する(ステップ204)。この後、算出した危険レベルと事故危険レベル判定値を比較することにより、安全装備が起動する可能性があるか否かを判定し(ステップ205)、算出した危険レベルが事故危険レベル判定値より大きいと判定した場合、危険レベルに応じた警告を実行する(ステップ206)とともに、危険レベルに応じて動作を停止する対象負荷を決定し、通信ライン9を介して当該電装品またはECUに駆動停止を指示することによって、当該電装品またはECUを停止させる(ステップ207)。
また、上記の実施例では、将来の車両制御において安全系、走行系等の重要な負荷の起動が予想される場合に、予想された負荷が起動できるように負荷の給電制限を行ったが、負荷の起動が予想される場合に、その負荷の起動による電力増加により電力不足が生じるか否かを判断して給電負荷制限を実行することもでき、以下、起動が予想される負荷の起動による電力増加によって電力不足が生じるか否かを判断する実施例について説明する。
なお、車両システムの構成は図1〜図5と同じであるので、説明を省略する。
図11は、この実施例におけるバッテリ負荷制御装置1の構成を機能で表した機能ブロック図であり、上記と同様に、各部はCPU11、ROM12、RAM13により構成され、ソフトウェアによりこれらの機能が実行されるが、運転環境取得部31、危険要素点数抽出部32及び危険レベル算出部33の機能は図6の各機能部の機能と同じであるので、説明は省略する。
バッテリ状態算出部35は、バッテリ2からバッテリの電圧、電流、バッテリ液温度などを取得してバッテリの残存電力量、内部抵抗等のバッテリ状態を算出して負荷制限実行部34に入力し、電装品状態取得部36は、種々の電装品の起動状態・駆動状態を取得して負荷制限実行部34に入力する。
また、ドライバ意思取得部37は、安全装備の起動を予想する場合、図4のテーブルのいずれのテーブルを使用するかをドライバが指定するためのドライバ意思選択スイッチ30の選択状態を検出して、負荷制限実行部34に入力する。すなわち、安全装備が起動するか否かは、運転者の運転方法によるところが大きいので、使用されるテーブルをドライバが指定できるようにしている。
そして、負荷制限実行部34は、危険レベル算出部33からの事故危険レベルに応じて安全装備の起動を予想するとともに、バッテリ状態、電装品の駆動状態から当該安全装備の起動による電力増加により電力不足が生じるか否かを判断して電装品やECUの負荷制限を実行する。
次に、上記のバッテリ負荷制御装置1の各機能部の作用を図1のブロック図及び図12のフローチャートを用いて説明する。
バッテリ負荷制御装置1のCPU11は、一定時間毎、例えば、15msec毎に図12のフローチャートに示す給電負荷制限プログラムを実行し、このプログラムを開始すると、まず、車両の加減速状態やエンジン回転数等の車両状態を検出する(ステップ301)とともに、バッテリ2からバッテリの電圧、電流、バッテリ液温度などを取得してバッテリの残存電力量、内部抵抗等のバッテリ状態を算出する(ステップ302)。
次に、CPU11は、エアコン、オーディオ装置、カーナビゲーション装置等の電装品やECUの稼働状況を検出した(ステップ303)後、カーナビゲーション装置4、センサ21、スイッチ22から運転環境を取得する(ステップ304)。この後、CPU11は、取得した運転環境の情報に基づいて、図2に示す危険要素マップからそのエリアでの各危険要素の点数を抽出し(ステップ305)、各危険要素の点数を加算することにより、事故危険レベルを算出する(ステップ306)。
危険レベルを算出すると、CPU11は、図4の安全装備作動予想テーブルを参照することにより、算出した危険レベルに基づいて安全装備の起動が予想されるか否かを判定し(ステップ307)、安全装備の起動が予想されないと判定した場合、プログラムを終了する。
一方、危険レベルが70以上であり、安全装備の起動が予想されると判定した場合、CPU11は、ドライバ意思選択スイッチ30のスイッチ状態に応じて、図4の安全装備作動予想テーブルのテーブルAまたはテーブルBのいずれかを選択し、危険レベルに基づいて起動が予想される安全装備を決定する(ステップ308)。
次に、CPU11は、起動が予想される安全装備の必要電力を図5のテーブルの消費電力データから読み出し、読み出した消費電力に現在駆動されている負荷の消費電力を加算することにより、予測電力量を算出した(ステップ309)後、算出した予測電力量が、バッテリ2の残存電力量と、車両の加減速状態、エンジン回転数より算出したオルタネータ3の発電量との和より大きいか否かを判定し(ステップ310)、予測電力量が、バッテリ2の残存電力量とオルタネータ3の発電量との和より小さいと判定した場合、プログラムを終了する。
また、算出した予測電力量が、バッテリ2の残存電力量とオルタネータ3の発電量との和より大きいと判定した場合、CPU11は、警告を実行する(ステップ311)とともに、不足電力量及び図5のテーブルの各車両装備品の優先度に基づいて動作を停止する対象負荷を決定し、通信ライン9を介して当該電装品またはECUに駆動停止を指示することにより、当該電装品またはECUを停止させて負荷制限を実行する(ステップ312)。
以上のように、負荷の起動が予想される場合に、その負荷の起動による電力増加により電力不足が生じるか否かを判断して給電負荷制限を実行することにより、不要な負荷制限を防止することができる。
さらに、以上の実施例では、給電負荷制限を実行する場合、バッテリ負荷制御装置が通信ラインを介して当該電装品またはECUに駆動停止を指示し、当該電装品またはECUが自身で駆動を停止するようにしたが、バッテリ負荷制御装置が直接当該電装品またはECUの駆動を停止させることもでき、以下、バッテリ負荷制御装置が直接当該電装品またはECUの駆動を停止させる場合の実施例について説明する。
図13はこの実施例の負荷制御装置を含む車両システムの構成を示すブロック図であるが、各ECU5、6、電装品7、8・・・に電源スイッチ26〜29が設けられている点を除いて図1のブロック図の車両システムと同じであるので、詳細な説明は省略する。
この実施例においては、各ECU5、6、電装品7、8の起動は、バッテリ負荷制御装置1によって電源スイッチ26〜29がオンされることによって行われ、また、安全装備の起動が予想され、給電負荷制限を実施する場合には、バッテリ負荷制御装置1によって電源スイッチ26〜29がオフされることによって給電制限されるECUまたは電装品の駆動が停止される。
また、ECUの給電制限を実施する場合、カーナビゲーション装置4やセンサ21、スイッチ22から運転環境を取得するマスタECUを設け、このマスタECUから各ECUに運転環境の情報を流すことにより、各ECU自身で給電負荷制限を判断し、必要な場合に自身で動作を停止するようにすることも可能である。
また、以上の実施例では、危険レベルに応じて安全装備の起動を予想して給電負荷制限を行ったが、危険レベルに応じて危険回避制御を行うことも可能であり、以下、危険レベルに応じてスリップ回避制御を行う実施例について説明する。
図14はスリップ回避制御を行う車両制御ECUを含む車両システムの構成を示すブロック図であり、このシステムは、車両制御ECU40、変速制御ECU51、ブレーキ制御ECU52、ステアリングECU53、スロットル制御ECU54等の複数のECUにより構成され、これらのECUが通信ライン9を介して接続されている。
車両制御ECU40は、道路状況、運転環境に基づいてカーブ突入許容速度や許容Gを算出してスリップ回避制御を行うものであり、CPU41、ROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43、通信装置(図示せず)、入出力回路(図示せず)等から構成されている。CPU41は車両制御ECU40のハードウェア各部を制御するとともに、ROM42に記憶されたプログラムに基づいてスリップ回避制御等の種々のプログラムを実行する。ROM42はスリップ回避制御プログラム等のプログラムや各種の運転環境に基づく事故危険レベル等のデータを記憶しており、RAM43はSRAM等で構成され、一時的に発生するデータを記憶する。
この車両制御ECU40には、ON/OFFスイッチ61、表示・操作部62、警報ランプ63が接続されている。ON/OFFスイッチ61は、運転者がスリップ回避制御の実行可否を選択するためのものであり、このON/OFFスイッチ61がオフされると、車両制御ECU1は減速制御やスリップ抑制制御を実行しない。
表示・操作部62は、スリップ回避制御に伴う種々のデータの表示を行うとともに、運転者の健康状態等を入力するためのものである。この表示・操作部62として、カーナビゲーション装置4の表示・操作部を使用することができ、カーナビゲーション装置のLCD表示部に配設されたタッチパネルスイッチを使用することにより様々なデータを入力することができる。なお、健康状態はセンサ、カメラ等から判断してもよい。
さらに、警報ランプ63は、スリップの可能性がある場合に、車両制御ECU40により点灯または点滅される。
さらに、この車両制御ECU40には、車速センサ64、Gセンサ65、外気温センサ66等のセンサやワイパー駆動部67等が接続され、各種センサの検出出力や駆動状況信号が入力されるとともに、カーナビゲーション装置4からカーブ情報等の道路情報や気象情報が入力される。
一方、変速制御ECU51は、車両の変速制御を行うものであり、通信ライン9を介して車両制御ECU40に現在のシフト位置を入力するとともに、車両制御ECU40からの減速指令時にはシフトダウンを実行する。また、ブレーキ制御ECU52は、アンチロックブレーキ制御、自動ブレーキ制御等を行うものであり、通信ライン9を介して車両制御ECU40に現在のブレーキ状態を入力するとともに、車両制御ECU40からの減速指令時には、ブレーキ作動、ブレーキ力増加等を実行する。
さらに、ステアリングECU53は、トーションバーの両端に作用するトルクを検出するトルクセンサからの出力が入力され、電動機を制御することによりトーションバーの両端に作用するトルクが解消される方向にステアリングシャフトを進めるものであり、車両制御ECU40からのスリップ抑制制御指令時には、ステアリング操作を実行する。
また、スロットル制御ECU54は、アクセルペダルの操作量をセンサにより電気信号として取り込み、所定の演算処理を施してから電動機等からなるアクチュエータに供給し、このアクチュエータによりスロットルバルブを開閉制御するものであり、車両制御ECU40からの減速指令時には、スロットル開度閉じ側に制御を実行する。
次に、車両制御ECU40がスリップ回避制御を行う場合の作用について、図15のフローチャートにより説明する。
車両のイグニッションスイッチがオンとなると、車両制御ECU40のCPU41は、図15のフローチャートに示すプログラムを一定時間毎に実行し、このプログラムを開始すると、まず、ナビゲーション装置4から得られる地図情報に基づいて走行路前方の所定距離以内にカーブ、交差点等のコーナーがあるか否かを判定する(ステップ401)。走行路前方にコーナーがないと判定した場合、CPU41は、プログラムを終了し、走行路前方にコーナーがあると判定した場合、地図情報を処理して走行路前方のカーブの曲率半径を算出し、カーブレベルを取得する(ステップ402)。
カーブレベルを取得した後、CPU41は、車速センサ64の出力に基づいて現在の車速Vnを取得する(ステップ403)。次に、CPU41は、ROM42に記憶されている、図16(a)に示すカーブレベルと制御開始距離との対応を示すテーブルを使用し、ステップ402で取得したカーブレベルに基づいて制御開始距離を求めた後、ROM42に記憶されている、図16(b)に示す車両の速度と制御開始距離の補正値との対応を示すテーブルを使用し、車速Vnに基づいて補正値を求め、この補正値で上記の制御開始距離を補正することにより制御開始ポイントPを決定する(ステップ404)。
次に、CPU41は、ROM42に記憶されている、図17(a)に示すカーブレベルと許容速度との対応を示すテーブルを使用し、カーブレベルに基づいて許容速度Vdを求めた(ステップ405)後、ROM42に記憶されている、図17(b)に示すカーブレベルと許容Gとの対応を示すテーブルを使用し、カーブレベルに基づいて許容G(Gd)を求める(ステップ406)。この後、CPU41は、ON/OFFスイッチ61がオフになっているか否かを判定することにより、スリップ回避制御に対するユーザの意思を検出する(ステップ407)。
次に、CPU41は、運転環境に基づき危険レベルの点数を算出した(ステップ408)後、この危険レベルの合計点数に基づいて、ROM42に記憶されている、図18(a)に示す危険レベルの合計点数と許容速度の補正値の対応を示すテーブルを使用することにより、許容速度の補正値を読み出し、この補正値によってステップ405で算出した許容速度Vdを補正することにより、許容速度補正値Vdhを算出する(ステップ409)。すなわち、危険レベルの合計点数が大きいほど、許容速度補正値Vdhが小さくなるように補正される。
また、同様に、CPU41は、危険レベルの合計点数に基づいて、ROM42に記憶されている、図18(b)に示す危険レベルの点数と許容Gの補正値の対応を示すテーブルを使用することにより、許容Gの補正値を読み出し、この補正値によりステップ406で算出した許容G(Gd)を補正し、許容G補正値Gdhを算出する(ステップ410)。すなわち、危険レベルの合計点数が大きいほど、許容G補正値Gdhが小さくなるように補正される。
次に、CPU41は、危険レベルの合計点数に基づいて、ROM42に記憶されている危険レベルの点数と制御開始ポイントの補正値の対応を示すテーブル(図示せず)を使用することにより、制御開始ポイントの補正値を読み出し、この補正値によりステップ404で算出した制御開始ポイントPを補正し、制御開始ポイント補正値Phを算出する(ステップ411)。すなわち、危険レベルの合計点数が大きいほど、制御開始ポイントがコーナーから遠い位置になるように補正される。
許容速度、許容G、制御開始ポイントの補正値(Vdh、Gdh、Ph)を算出すると、CPU41は、ナビゲーション装置4からの車両位置情報に基づいて、車両が制御開始ポイントPhよりコーナーに近い位置にあるか否かを判定し(ステップ412)、図19に示すように、車両Cが制御開始ポイントPhに到達していないと判定した場合、プログラムを終了する。
一方、図19に示すように、車両Dが制御開始ポイントPhを超えていると判定した場合、CPU41は、現在の車速Vnが許容速度Vdhを越えているか否かを判定し(ステップ413)、現在の車速Vnが許容速度Vdhを越えていると判定した場合、現在の車速Vnと許容速度Vdhの差が所定値を超えているか否かを判定する(ステップ414)。
現在の車速Vnと許容速度Vdhの差が所定値を超えていないと判定した場合、CPU41は、警報ランプ63を点灯することにより、現在の車速が許容速度を超えていることを運転者に通知する(ステップ415)。また、現在の車速Vnと許容速度Vdhの差が所定値を超えていると判定した場合、CPU41は、ステップ407でのユーザの意思検出結果に基づいてユーザの介入禁止操作があったか否かを判定し(ステップ416)、ユーザがON/OFFスイッチ61をオフしていた場合には、警報ランプ63を点滅することにより、現在の車速が許容速度を大幅に超え、スリップする危険性があることを運転者に通知する(ステップ417)。
一方、ステップ416でユーザの介入禁止操作がないと判定した場合、CPU41は、変速制御ECU51によるシフトダウン、ブレーキ制御ECU52によるブレーキ作動・ブレーキ力増加、スロットル制御ECU54によるスロットル開度閉じ制御の少なくとも一つを実行するように各ECUに指令することにより減速制御を行った(ステップ418)後、警報ランプ63を点滅することにより、減速制御を行っていることを運転者に通知する(ステップ419)。
そして、ステップ413で現在の車速が許容速度を越えていないと判定した場合、あるいは、ステップ415、ステップ417またはステップ419で運転者に通知を行った後、CPU41は、Gセンサ65の出力に基づいて現在の車両G(Gn)を検出する(ステップ420)。次に、CPU41は、現在の車両G(Gn)と許容G(Gdh)との差が第1の閾値Aより小さいか否かを判定し(ステップ421)、差が第1の閾値Aより大きいと判定した場合、プログラムを終了する。
一方、ステップ421で現在の車両G(Gn)と許容G(Gdh)との差が第1の閾値Aより小さいと判定した場合、CPU11は、現在の車両G(Gn)と許容G(Gdh)との差が第2の閾値B(B<A)より小さいか否かを判定し(ステップ422)、差が第2の閾値Bより大きいと判定した場合、警報ランプ63を点灯することにより、現在の車両Gが許容Gに近づいていることを運転者に通知する(ステップ423)。また、現在の車両G(Gn)と許容G(Gdh)との差が第2の閾値Bより小さいと判定した場合、CPU41は、ステップ407でのユーザの意思検出結果に基づいてユーザの介入禁止操作があったか否かを判定し(ステップ424)、ユーザがON/OFFスイッチ61をオフしていた場合には、警報ランプ63を点滅することにより、現在の車両Gが許容Gにほぼ達し、スリップする危険性があることを運転者に通知する(ステップ425)。
そして、ステップ424でユーザの介入禁止操作がないと判定した場合、CPU41は、変速制御ECU51によるシフトダウン、ブレーキ制御ECU52によるブレーキ作動・ブレーキ力増加、スロットル制御ECU54によるスロットル開度閉じ制御、あるいは、ステアリングECU53によるステアリング操作の少なくとも一つを実行するように各ECUに指令することによりスリップ抑制制御を行った(ステップ426)後、警報ランプ63を点滅することにより、スリップ抑制制御を行っていることを運転者に通知する(ステップ427)。
なお、上記の実施例では、ステップ417、419、425及び427の報知制御で警報ランプ16を点滅させたが、ステップ417、425で警報ランプ63を点滅させ、ステップ419、427で、例えば、警報ランプ63を異なる色で点灯させるようにして、通知方法を変えるようにしてもよく、また、ステップ415、417、419、423、425及び427での通知を音声あるいは表示・操作部62への文字表示により行うようにすることもできる。
本発明の負荷制御装置を含む車両システムの構成を示すブロック図である。 ROMに記憶されている、危険要素マップの一例である。 ROMに記憶されている、危険レベルに応じた処置テーブルの一例である。 ROMに記憶されている、危険レベルに応じて作動が予想される安全装備の一覧テーブルである。 ROMに記憶されている、各車両装備品の優先順位及び消費電力データのテーブルの一例である。 バッテリ負荷制御装置の構成を機能で表した機能ブロック図である。 バッテリ負荷制御装置の作用を示すフローチャートである。 事故危険レベルの算出方法を説明するための図である。 他の実施例のバッテリ負荷制御装置の作用を示すフローチャートである。 外乱、運転者状態、自車状況の各危険要素の点数を重み付けして危険レベルを算出する方法を示す図である。 他の実施例のバッテリ負荷制御装置の構成を機能で表した機能ブロック図である。 図11のバッテリ負荷制御装置の作用を示すフローチャートである。 さらに他の実施例の負荷制御装置を含む車両システムの構成を示すブロック図である。 スリップ回避システムの構成を示すブロック図である。 車両制御ECUがスリップ回避制御を行う場合の作用を示すフローチャートである。 ROMに記憶されているカーブレベルと制御開始距離及び車両速度と制御開始距離の補正値との対応関係を示すテーブルの一例である。 ROMに記憶されているカーブレベルと許容速度及び許容Gとの対応関係を示すテーブルの一例である。 ROMに記憶されている危険レベルの点数と許容速度及び許容Gの補正値との対応関係を示すテーブルの一例である。 コーナー、車両位置及び制御開始ポイントの位置関係を説明するための図である。
符号の説明
1 バッテリ負荷制御装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
2 バッテリ
3 オルタネータ
4 カーナビゲーション装置
5、6 ECU
7、8 電装品
9 通信ライン
10 電源ライン
21 センサ
22 スイッチ
23 音声出力部

Claims (15)

  1. 自車が走行すると予想される走行エリアの危険レベルを算出する危険レベル算出手段と、
    上記算出した危険レベルと事故危険レベル判定値とを比較し、上記算出した危険レベルが事故危険レベル判定値より大きい場合、危険レベルに応じて負荷の給電カットを実施する負荷制限実行手段と、を備えたことを特徴とする負荷制御装置。
  2. 請求項1に記載された負荷制御装置において、
    上記危険レベル算出手段が、各危険要素の点数に重み付けして当該エリアでの危険レベルを算出することを特徴とする負荷制御装置。
  3. 請求項1に記載された負荷制御装置において、
    上記負荷制限実行手段が、上記算出した危険レベルに応じて安全装備の起動を予測し、当該安全装備の起動による予測使用電力量、既存のバッテリ電力量及びオルタネータ発電量により負荷制限の可否を判断することを特徴とする負荷制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載された負荷制御装置において、
    負荷の給電カットを実施する場合、上記負荷制限実行手段が各負荷に停止を指令し、各負荷が駆動を停止することを特徴とする負荷制御装置。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載された負荷制御装置において、
    負荷の給電カットを実施する場合、上記負荷制限実行手段が給電をカットする負荷の電源を遮断することを特徴とする負荷制御装置。
  6. 自車が走行すると予想される走行エリアの危険レベルを算出し、
    算出した危険レベルが事故危険レベル判定値より大きい場合、危険レベルに応じて負荷の給電カットを実施することを特徴とする負荷制御方法。
  7. 理想車両Gを算出する許容G算出部と、車両Gを検出する車両G検出部と、車両スリップを判断する車両スリップ判断部を備え、スリップ判断結果に応じて車両スリップ回避制御の実行を行うことを特徴とする車両スリップ抑制装置。
  8. 請求項7に記載された車両スリップ抑制装置において、
    カーブ突入許容速度を算出する許容速度算出部を備え、
    カーブ突入より所定距離前となっても、カーブ突入許容速度に基づく第1の閾値よりも、実車速が高いと検出された場合は、許容速度まで減速するようユーザへ報知することを特徴とする車両スリップ抑制装置。
  9. 請求項8に記載された車両スリップ抑制装置において、
    上記第1の閾値よりも高い第2の閾値よりも、実車速が高いと検出された場合は、減速手段を実行することを特徴とする車両スリップ抑制装置。
  10. 請求項9に記載された車両スリップ抑制装置において、
    減速手段、またはスリップ回避制御実行中は、ユーザへ制御実行中であることを報知することを特徴とする車両スリップ抑制装置。
  11. 請求項7に記載された車両スリップ抑制装置において、
    許容Gと車両Gの偏差が第1の閾値未満となった場合は、ユーザへスリップの可能性がある旨を報知することを特徴とする車両スリップ抑制装置。
  12. 請求項11に記載された車両スリップ抑制装置において、
    許容Gと車両Gの偏差が上記第1の閾値よりも小さい第2の閾値未満となった場合は、車両スリップ回避制御を実行することを特徴とする車両スリップ抑制装置。
  13. 請求項7〜請求項12のいずれかに記載された車両スリップ抑制装置において、
    道路情報を取得する道路状況検出部と、外部環境を検出する外部環境検出部と、車両の状況を検出する車両状況検出部と、検出結果に応じて危険度を予測する危険度予測部とを備え、
    上記許容Gは上記危険度予測部にて予測した危険度に応じて補正されることを特徴とする車両スリップ抑制装置。
  14. 請求項7〜請求項12のいずれかに記載された車両スリップ抑制装置において、
    スリップ回避制御は、ユーザが介入禁止操作していない場合に実行されることを特徴とする車両スリップ抑制装置。
  15. 請求項14に記載された車両スリップ抑制装置において、
    介入禁止と判断された場合に、ユーザへ緊急減速が必要である旨を通知することを特徴とする車両スリップ抑制装置。
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