JP4416802B2 - 電源管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載電装品に電力を供給するバッテリの充電を行う発電機の制御及び車載電装品の負荷制限を実行する電源管理装置、及び電源管理方法に関する。
車両の電子制御装置(以下、ECUという)は、車両の制御機構との間で信号のやり取りを行って車両の電子制御を行うものであり、例えば、エンジン制御ECUには車両に装備されているセンサ群で検出された、車速、エンジン回転数、空気流入量等の情報が入力され、エンジン制御ECUはこれらの情報に基づいて所定の演算処理を行い、その演算結果(例えば、燃料噴射量やバイパス空気量などを制御するための信号)を車両に装備された、電動スロットルやスタータ噴射弁等の制御機構へ送出し、燃料の噴射量や流入空気量の制御などを行っている。
近年急速な自動車普及に伴い上記のような車両用電子制御装置が増加するとともに、快適性、安全性あるいは利便性向上のニーズにより車載電装品が急増している。例えば、走行系では、上記のようなエンジン制御ECU、ブレーキの制御を行うブレーキ制御ECU、ステアリングの制御を行うステアリング制御ECU、エンジンの駆動と停止を行いながら車両を走行させるエコランシステム等があり、安全性を確保するものとして衝突軽減システム(プリクラッシュ)、エアバッグシステム、アンチブレーキシステム(ABS)、横滑り防止システム等がある。また、利便性の向上を図るものとして、プッシュスタートシステム、キーレスシステム、電動スライドドアなどが有り、快適性を向上するものとして、AV装置、エアコン、ナビゲーション装置などが普及している。
そして、今後も更なる快適性、利便性、安全性向上を図るため、路車間通信装置、高機能運転システム、自動運転システム、ドライバモニタ、事故回避システム、衝突防止システム、車両周辺監視装置等の車載電装品が増加していくことが予想され、バッテリ負荷の増加に伴うバッテリ劣化や電装品増加に伴う給電不足発生が予想されるので、バッテリ劣化抑制を図ることができるバッテリの充電制御や車両状況に応じた給電不能防止制御が行われている。
図16は、充電制御方法を説明するための図であり、安全系システム、例えば、プリクラッシュ、ABS等の作動時に使用される給電必須電気量が1KW、電装品の使用電気量が1.5KW、バッテリ充電要求量が0.5KWとすると、オルタネータへの発電要求量は3KWとなり、更に走行状態を考慮し、車両の減速時は3KW、車両の加速時は2.5KWとするようにオルタネータの発電量を決定している。
また、図17は、給電制限方法を説明するための図であり、オルタネータの発電量が1KW、バッテリの放電可能量が1KWで、給電必須電気量が1KW、電装品使用量が1.5KWのとき、0.5KW不足するので、0.5KWを負荷制限量として、電装品の使用優先順位に応じて電装品への給電を制限するようにしている。
以上の例では、バッテリ状態、走行モード、電装品の必要給電量に基づきオルタネータの発電量、電装品への給電量を制御している。特許文献1では、走行予測手段を利用し、その予測結果に基づいて発電量を制御することが提案されている。
すなわち、図18に示すように、ナビゲーションシステムからの走行期間、道路の形式、道路状態などの情報に基づいて未来の平均エンジン回転数を算出し、この未来の平均エンジン回転数とバッテリ蓄電状態に基づいて評価を実行することによりエネルギマネジメントを行うことが提案されている。
特開2001−505847号公報(対応米国特許6208931号公報)
上記のように、バッテリ状態、走行モード、電装品の必要給電量に基づきオルタネータの発電量、電装品への給電量を制御しているが、従来は、走行モードによらず、給電必須電気量が固定であり、常に給電必須電気量の最大値を用いた発電要求量となるので、発電量増大により燃費が悪化するという問題が生じている。
また、従来、走行予測手段の予測結果に基づいて発電量を制御することが提案されているが、上記の提案では、平均エンジン回転数とバッテリ状態のみでエネルギ配分を決定しており、エンジン回転数のみでは、走行モードによる発電カットを考慮することができないので、給電不能や燃費悪化が生じる可能性がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、走行モードに応じて給電必須電力を設定するとともに、走行モードを予想して発電量を決定することにより、発電量を抑制し、燃費の悪化を防止することができる電源管理装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る電源管理装置(1)は、
車両に設けられた電装品に給電する発電機の発電制御を実行する電源管理装置であって、
前記電装品の中で現在作動している電装品が消費する第1の電力と、前記電装品の中で、車両の衝突の回避や車両が衝突した際の軽減に関するシステムである、安全系システムに関する電装品が作動する場合に必要となる給電必須電力とに基づいて、前記発電機が発電すべき第1の発電量を決定する発電量決定手段を備え、
前記発電量決定手段は、車両の走行モードに応じて、前記給電必須電力を変更することを特徴とする。
また、本発明に係る電源管理装置(2)は、電源管理装置(1)において、
前記安全系システムに関する電装品は、エアバッグシステム、アンチブレーキシステム、プリクラッシュシステム、横滑り防止システムの少なくとも一つを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る電源管理装置(3)は、電源管理装置(1)において、
車両の走行モードに応じて変更する給電必須電力が、現時点で作動していない安全系システムに関する電装品が作動された場合に必要となる電力であることを特徴とする。
また、本発明に係る電源管理装置(4)は、電源管理装置(1)において、
前記発電量決定手段が、車両の走行モードとナビゲーションシステムから取得した外部情報とに基づいて、作動することが予測される安全系システムに関する電装品の給電必須電力を決定することを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る電源管理方法(1)は、
車両に設けられた電装品に給電する発電機の発電制御を実行する電源管理方法であって、
前記電装品の中で現在作動している電装品が消費する第1の電力を決定する工程と、
前記電装品の中で、車両の衝突の回避や車両が衝突した際の軽減に関するシステムである、安全系システムに関する電装品が作動する場合に必要となる給電必須電力を決定する工程と、
前記第1の電力と前記給電必須電力とに基づいて前記発電機が発電すべき第1の発電量を決定する工程とを有し、
前記給電必須電力は、前記車両の走行モードに応じて変更されることを特徴とする。
本発明に係る電源管理装置(1)〜(4)、電源管理方法(1)によれば、走行モードに応じて安全系システムに関する電装品が作動する場合に必要となる給電必須電力が変更されるので、給電必須電力を必要最小限として発電機が発電すべき第1の発電量を決定することができ、発電量増大による燃費悪化を防止することができる。
以下、本発明の電源管理装置の実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の電源管理装置を含む電源管理システムの構成を示すブロック図であり、このシステムは、車両に搭載される電源管理装置1と、バッテリ2、オルタネータ3、電装品4、5、6・・よりなり、電源管理装置1と、バッテリ2、オルタネータ3、電装品4、5、6・・とは、通信ライン7、電源ライン8を介して接続されている。また、この電源管理装置1には、車速センサ、エンジン回転数センサ、シフトポジションセンサ、イグニッション(IG)スイッチ、アクセサリ(ACC)スイッチ等の各種のセンサ9から種々のセンサ値やスイッチのオン/オフ状態が入力されている。
電源管理装置1は、バッテリ2の状態や車両状態を検出してオルタネータ3の発電制御及び電装品4、5、6・・への給電制限を実行するものであり、CPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、入出力回路(図示せず)等から構成されている。CPU11は電源管理装置1のハードウェア各部を制御するとともに、ROM12に記憶されたプログラムに基づいて発電制御等の種々のプログラムを実行する。ROM12は上記の発電制御プログラム等のプログラム記憶し、RAM13はSRAM等で構成され、一時的に発生するデータを記憶する。
また、バッテリ2は電源ライン8を介して電装品4、5、6・・に給電するもので、バッテリ2の充放電電流、端子電圧、バッテリ液温度を検出するセンサ(図示せず)を備えており、これらのセンサの出力が通信ライン7を介して電源管理装置1に入力される。オルタネータ3は、エンジン(図示せず)により駆動され、電源ライン8を介してバッテリ2を充電するとともに、車両の他の電気負荷に電力を供給する。
一方、電装品4、5、6・・は、車両に搭載される種々の電装品であり、自ユニットの起動状態・駆動状態を通信ライン7を介して電源管理装置1に通知するか、あるいは、消費電力を自ユニットで判定し、当該消費電力を電源管理装置1に通知する。
図2は、図1の電源管理装置1の構成を機能で表した機能ブロック図であり、各部はCPU11、ROM12、RAM13により構成され、ソフトウェアによりこれらの機能が実行される。
車両状況検出部32は、データの入出力を実行するプラットフォーム部31を介して各種センサ9からエンジン回転数、シフト状況、アクセル開度等の情報を受け取り、走行モード決定部33は車両状況検出部32からの情報に基づいて加速、減速、アイドリング、定速走行等の走行モードを決定して、充電制御方式決定部34及び給電必須電力決定部35に通知する。
また、バッテリ状態検出部36は、プラットフォーム部31を介して入力されるバッテリ2の電圧、電流、バッテリ液温度等に基づいてバッテリ2の充電率(SOC)や内部抵抗等を検出してバッテリ要求発電量決定部37及び充電モード決定部38に入力し、充電モード決定部38はバッテリの充電率に応じて後述する充電モードを決定して充電制御方式決定部34に通知する。発電カット有無判定部39は、後述するドライバの運転特性やドライバ自身の設定により加速時の発電カットの要否を判別して充電制御方式決定部34に通知する。そして、充電制御方式決定部34は走行モード決定部33から通知された走行モード、充電モード決定部38から通知された充電モード及び発電カット有無判定部39からの情報に基づいて後述する充電制御方式を決定してバッテリ要求発電量決定部37に通知し、バッテリ要求発電量決定部37は、バッテリ状態検出部36から入力されたバッテリ2の充電率及び充電制御方式決定部34から通知された充電制御方式に基づいてバッテリ要求発電量を決定する。
一方、給電必須電力決定部35は、走行モード決定部33から通知された走行モードに基づいて給電必須電力を決定して給電制御要求発電量決定部40に入力し、電装品使用量決定部41は、プラットフォーム部31を介して入力される、電装品4、5、6・・の起動状態・駆動状態に基づいて作動している安全系システムに関する電装品やそれ以外の電装品の消費電力である電装品使用電力を決定し、給電制御要求発電量決定部40に入力する。また、給電制御要求発電量決定部40は、給電必須電力決定部35からの要求電力(給電必須電力)と電装品使用量決定部41からの要求電力(電装品使用電力)に基づいて給電制御要求発電量を決定する。ここで、給電必須電力とは、安全系システムに関する電装品、例えば、プリクラッシュ、ABS等が作動する場合に必要となる電力を表す。
なお、この実施例では、電装品の起動状態・駆動状態に基づいて電装品の消費電力を電装品使用量決定部41で決定したが、各電装品が起動時に消費電力を電源管理装置1に申告するようにすることもできる。
そして、オルタ発電量決定部42は、バッテリ要求発電量決定部37からの要求発電量(バッテリ要求発電量)と給電制御要求発電量決定部40からの要求発電量(給電制御要求発電量)に基づいてオルタネータ3の発電量を決定し、通信ライン7を介してオルタネータ3にオルタ発電指令信号を送信する。オルタネータ3は、送信されたオルタ発電指令信号に基づいて要求された電力を発電する。また、給電制御判定部43は、プラットフォーム部31を介して入力されたオルタネータ3の実発電量と給電制御要求発電量決定部40からの給電制御要求発電量を比較することにより、給電不足が発生するか否かを判断し、給電不足が発生すると判断した場合には、各電装品の使用優先順位に応じて電装品への給電を制限する。尚、各電装品の使用優先順位に関しては、後述する。
次に、上記の電源管理装置1の各機能部の作用を図1のブロック図及び図3のフローチャートを用いて説明する。
電源管理装置1のCPU11は、16ms毎に図3に示す発電制御プログラムを実行しており、このプログラムを開始すると、まず、バッテリ2の電圧、電流、バッテリ液温度等の検出出力に基づいてバッテリ2の充電率、内部抵抗等のバッテリ状態を検出してRAM13に記憶した(ステップ101)後、各種センサ9からエンジン回転数、シフト状況、アクセル開度等の車両状態の情報を検出し(ステップ102)、これらの情報に基づいて加速、減速、アイドリング、定速走行等の走行モードを決定し、RAM13に記憶する(ステップ103)。
次に、CPU11は、電装品4、5、6・・の起動状態・駆動状態に基づいて電装品の消費電力、すなわち、電装品使用量を検出してRAM13に記憶した(ステップ104)後、RAM13に記憶した走行モードと、ROM12に記憶された電装品への給電要否テーブルに基づいて給電必須電力を決定してRAM13に記憶する(ステップ105)。
図4は、走行モードと電装品への給電の要否との関係を示す給電要否テーブルの一例を示すものであり、プリクラッシュシステム(PCS)、アンチブレーキシステム(ABS)、エアバックシステム(AXB)、横滑り防止システム(VSC)等の電装品への給電要否が、加速、定速、減速、アイドリング等の走行モードに応じて設定されており、例えば、アイドリング時にはプリクラッシュシステム(PCS)等の給電が不要とされ、給電必須電力は、エアバックシステム(AXB)の使用電力のみとなる。
従来の制御では、走行モードによらず給電必須電力が固定であったので、図5(a)に示すように、電装品使用電力が1.2KW、給電必須電力が0.6KW、バッテリ充電要求量が1.2KWとすると、オルタネータ3への発電要求量は3KWとなっていたが、上記のように、給電必須電力を走行モードに応じて可変することにより、例えば、アイドリング時には、図5(b)に示すように、給電必須電力がエアバックシステムのみの0.2KWとなるので、発電要求量を2.6KWに減らすことができ、従来に比べ0.4KWの発電カットが可能となり、発電量増大による燃費悪化を防止することができる。
給電必須電力を決定すると、次に、CPU11は、RAM13に記憶されたバッテリ2の充電率(SOC)に応じて充電モードを決定してRAM13に記憶する(ステップ106)。すなわち、CPU11は、図6に示すように、充電率が75%以下のとき、発電モード、充電率が75%〜88%のとき、通常モード、充電率が88%以上のとき、SOC維持モードに決定してRAM13に記憶する。
次に、CPU11は、RAM13に記憶された充電モード、走行モード及びドライバの運転特性やドライバ自身により設定された加速時発電カットの要否に基づいて充電制御方式を決定した(ステップ107)後、RAM13に記憶されたバッテリ2の充電率及び上記の充電制御方法に基づいてバッテリ要求発電量を決定してRAM13に記憶する(ステップ108)。
すなわち、図6に示すように、発電モード時には、バッテリ2の充電率に応じてバッテリ要求発電量を算出し、所定電圧(13.8V)+αの電圧で充電し、通常モード時には、同様に、バッテリ2の充電率に応じてバッテリ要求発電量を算出し、所定電圧(13.8V)で充電するようにバッテリ要求発電量を決定する。また、SOC維持モードでは、バッテリ2の充電率に応じてバッテリ要求発電量を算出するとともに、走行モードが加速の場合には、発電をカットし、充電率が95%以上で、走行モードが減速の場合には発電を禁止するように、バッテリ要求発電量を決定する。
なお、ドライバの運転特性またはドライバの設定により、ドラビリ優先時、すなわち、加速時発電カットが指示された場合は、走行モードが加速のとき、常に、発電をカットするようにバッテリ要求発電量が決定される。
バッテリ要求発電量を決定すると、次に、CPU11は、RAM13に記憶された給電必須電力及び電装品使用量に基づいて給電制御要求発電量を決定した(ステップ109)後、この給電制御要求発電量と上記のバッテリ要求発電量に基づいてオルタネータ3の発電量を決定し、通信ライン7を介してオルタネータ3にオルタ発電指令信号を送信する(ステップ110)。ここで、オルタネータ3は、送信されたオルタ発電指令信号に基づいて要求された電力を発電する。
なお、発電カット時には、バッテリ放電可能電力が、(現状の充電率−放電終止容量)/100*バッテリ容量で演算され、例えば、図7(a)に示すように、ドラビリ優先時には、電装品使用電力が1.2KW、給電必須電力が0.6KW、バッテリ充放電可能電力が1.6KWの場合、発電要求量は0.2KWとなるので、エンジンのトルクを加速に振り向けることが可能となる。また、バッテリ充電優先時には、発電カットが要求されないので、図7(b)に示すように、電装品使用電力が1.2KW、給電必須電力が0.6KWの場合、発電要求量は1.8KWとなる。
オルタネータ3の発電量を決定した後、CPU11は、通信ライン7を介して入力されたオルタネータ3の実発電量を取得し(ステップ111)、ステップ109で決定した給電制御要求発電量とオルタネータ3の実発電量を比較することにより、給電不足が発生するか否かを判断し、給電不足が発生すると判断した場合には、各電装品の使用優先順位に応じて電装品への給電を制限した(ステップ112)後、プログラムを終了する。
図8は、ROM12に記憶される各電装品の使用優先順位及び消費電力データのテーブルの一例を示すものであり、各電装品のユニット毎に、その優先順位と動作状態の各レベルに応じた必要電力(W)が記憶されている。電装品の中には、動作状態のレベルに応じて必要電力が変化するものがある。例えばエアコンは、送風量に応じて必要電力が変化する。CPU11は、負荷制限を実行する場合、上記の優先順位と必要電力より、負荷制限対象ユニットを決定する。例えば、給電不足の電力が60Wの場合は、マッサージチェアを負荷制限し、マッサージチェアが使用されていない場合には、次に優先度の低いユニットを対象に負荷制限判定を実行する。
以上のように、走行モードに応じて給電必須電力を可変することにより、給電必須電力を必要最小限として発電要求量を決定することができるので、発電量増大による燃費悪化を防止することが可能となる。
尚、上記実施例1において、給電必須電力は、安全系システムに関する電装品が作動する場合に必要となる電力として定義されるが、例えば電動パワーステアリング、ライト、ワイパー、エアコン、AV装置など、安全系システム以外の所定の電装品が作動する場合に必要となる電力を給電必須電力に含めてもよい。つまり、車両に設けられた電装品の中で、現在作動している電装品が消費する電力を電装品使用電力とし、現在作動していない電装品が作動する場合に必要となる電力を給電必須電力としてもよい。
また、上記実施例1において、給電必須電力は車両の走行モードに応じて給電必須電力決定部35で決定されている。しかしながら、給電必須電力決定部35で決定した給電必須電力を、例えば給電制御要求発電量決定部40もしくはオルタ発電量決定部42で走行モードに応じて変更するようにしてもよい。
上記の実施例では、リアルタイムに検出した各種情報に基づいてオルタネータの発電指令値を決定したが、例えば、カーナビゲーション装置の情報に基づいて発電制御に関するパラメータの遷移を各エリア毎に予測し、この予測結果に応じて算出した理想発電指令値とリアルタイムに検出した各種情報により決定した発電機の発電指令値を比較してオルタネータの発電指令値を調整するようにすることもできる。
以下、各エリア毎の理想発電指令値とリアルタイムに検出した各種情報により決定した発電指令値よりオルタネータの発電指令値を調整する場合の実施例について説明する。
図9はこの実施例の電源管理装置を含む電源管理システムの構成を示すブロック図であるが、図1に示す電源管理装置に外部情報検出装置としてのカーナビゲーション装置10が付加されている点を除き、その他の構成は図1と同様であるので、説明は省略する。なお、カーナビゲーション装置10は、発電制御に関するパラメータとして、車両の目的地までの道路情報、気象情報、所要時間などの外部情報を電源管理装置1に入力するものである。
また、図10は電源管理装置1の構成を機能で表した機能ブロック図であり、これらの各部は、上記と同様に、CPU11、ROM12、RAM13により構成され、ソフトウェアによりこれらの機能が実行される。
なお、図10のブロック図の図1と同一番号を付した機能部の機能は、図1の機能部の機能と同じであるので、それらについての説明は省略する。
外部情報検出部51は、カーナビゲーション装置10からの情報に基づいて目的地までの各エリアの道路情報、気象情報、所要時間などの外部情報を取得して、走行モード予測部52、給電必須電力予測部53、燃費予測部55、バッテリ状態予測部56、充電モード予測部57、電装品使用電力予測部58に供給する。ここで、エリアとは、例えば地図情報上の5kmの間隔や、ノード間、交差点と交差点との間など、予め任意に設定することができる。
走行モード予測部52は、外部情報検出部51からの外部情報に基づいてエリア毎の走行モードを予測して給電必須電力予測部53と充電制御方式予測部54に通知し、燃費予測部55は、外部情報検出部51からの外部情報に基づいてエリア毎の燃費を予測して充電制御方式予測部54に供給する。また、バッテリ状態予測部56は、外部情報検出部51からの外部情報とバッテリ状態検出部36から入力された現在のバッテリ状態に基づいてエリア毎のバッテリ充電率を予測して充電モード予測部57とバッテリ要求発電量予測部59に供給し、充電モード予測部57は、バッテリ状態予測部56から入力されたエリア毎の充電率に基づいてエリア毎の充電モードを予測して充電制御方式予測部54に入力する。
そして、充電制御方式予測部54は走行モード予測部52から通知されたエリア毎の走行モード、充電モード予測部57から通知されたエリア毎の充電モード及び燃費予測部55から通知されたエリア毎の燃費に基づいてエリア毎の充電制御方式を決定してバッテリ要求発電量予測部59に入力し、バッテリ要求発電量予測部59は、バッテリ状態予測部56から入力されたエリア毎のバッテリ2の充電率及び充電制御方式予測部54から通知されたエリア毎の充電制御方式に基づいてエリア毎のバッテリ要求発電量を決定する。
また、給電必須電力予測部53は、外部情報検出部51からの情報と走行モード予測部52から通知されたエリア毎の走行モードに基づいてエリア毎の給電必須電力を予測して給電制御要求発電量予測部60に供給し、電装品使用量予測部58は、外部情報検出部51からの情報と現在の電装品使用状況に基づいてエリア毎の電装品使用量を予測して、給電制御要求発電量予測部60に供給する。給電制御要求発電量予測部60は、給電必須電力予測部53からのエリア毎の給電必須電力と電装品使用量予測部58からのエリア毎の電装品使用量に基づいてエリア毎の給電制御要求発電量を予測して理想発電量算出部61に出力する。
そして、理想発電量算出部61は、バッテリ要求発電量予測部59からのエリア毎のバッテリ要求発電量と、給電制御要求発電量予測部60からのエリア毎の給電制御要求発電量に基づいてエリア毎の理想発電量を算出してオルタネータ発電量調整部62に出力する。また、オルタネータ発電量調整部62は、給電制御要求発電量決定部40からのリアルタイムに検出した各種情報より決定した給電制御要求発電量とバッテリ要求発電量決定部37からのリアルタイムに検出した各種情報より決定したバッテリ要求発電量の合計と、理想発電量算出部61からの理想発電量との差に応じてオルタネータの発電量を決定し、オルタネータ発電量決定部42に入力する。
次に、上記の電源管理装置1の各機能部の作用を図9のブロック図及び図11、図13のフローチャートを用いて説明する。
図11のフローチャートは、カーナビゲーション装置10からの情報に基づいて発電制御に関するパラメータの遷移をエリア毎に予測し、この予測結果に基づいて理想発電指令値を算出するプログラムの作用を示すものであり、電源管理装置1のCPU11は、所定時間、例えば、10分毎に図11のフローチャートに示す理想発電量算出プログラムを実行しており、このプログラムを開始すると、まず、カーナビゲーション装置10からの情報に基づいて目的地までの道路情報、気象情報、所要時間などの外部情報を取得する(ステップ201)。これにより、図12(a)に示すように、目的地までのエリア毎の、直線、カーブ、登坂等の道路情報、気象条件、及び各エリアの所要時間等がRAM13に記憶される。
次に、CPU11は、上記のエリア毎の情報に基づいて図12(b)に示すようにエリア毎の走行モードを予測した(ステップ202)後、エリア毎の情報と予測した走行モードに基づいて、図12(c)、(d)に示すように、エリア毎のエンジン回転数、燃費を予測する(ステップ203)とともに、エリア毎の電装品使用電力を予測する(ステップ204)。すなわち、図12(e)に示すように、外部情報に応じてエアコンON/OFF、電動パワーステアリングのON/OFF、ワイパーやライトのON/OFF等を予測する。
次に、CPU11は、エリア毎の走行モードと、ROM12に記憶された電装品への給電要否テーブルに基づいて、図12(f)に示すように、エリア毎の給電必須電力を予測してRAM13に記憶した(ステップ205)後、その時点のバッテリ2の充電率とエリア毎に予測されたエンジン回転数と電装品使用量から、図12(g)に示すように、エリア毎のバッテリ状態を予測するとともに、そのエリア毎のバッテリ状態に基づいて、図12(h)に示すように、エリア毎の充電モードを予測してRAM13に記憶する(ステップ206)。
エリア毎の充電モードを予測した後、CPU11は、エリア毎の充電モード、走行モード及び燃費情報に基づいてエリア毎の充電制御方式を予測し、RAM13に記憶する(ステップ207)。次に、CPU11は、RAM13に記憶されたエリア毎のバッテリ状態及び充電制御方式に基づいてエリア毎のバッテリ要求発電量を予測する(ステップ208)とともに、RAM13に記憶されたエリア毎の給電必須電力及び電装品使用量に基づいてエリア毎の給電制御要求発電量を予測した(ステップ209)後、このエリア毎の給電制御要求発電量とエリア毎のバッテリ要求発電量に基づいてエリア毎の理想発電量を算出してRAM13に記憶する(ステップ210)。
一方、電源管理装置1のCPU11は、16ms毎に図13に示す給電制御プログラムを実行しているが、ステップ301〜ステップ311までの作用は、ステップ303でカーナビゲーション装置10からその時点の走行位置を取得する点を除いて、図3のフローチャートのステップ101〜ステップ110の作用と同じであるので、説明を省略し、ステップ311以降について説明する。
図12(j)に示すように、給電制御要求発電量とバッテリ要求発電量に基づいてオルタネータ3の発電量を決定し、RAM13に記憶する(ステップ311)と、CPU11は、ステップ303で取得したその時点の走行位置に基づいて、RAM13から理想発電量を読み出した(ステップ312)後、上記発電量と上記理想発電量を比較し、一定値以上の差があるか否かを判定する(ステップ313)。発電量と理想発電量とに差異があると判定した場合、CPU11は、図12(k)に示すように、発電量と理想発電量の差の一定割合によって発電量を補正する(ステップ314)。そして、CPU11は、補正した発電量、または、ステップ313で差異がないと判定した場合は、発電量をオルタネータへの発電量として通信ライン7を介してオルタネータ3にオルタ発電指令を実行する(ステップ315)。ここで、オルタネータ3は、送信されたオルタ発電指令信号に基づいて要求された電力を発電する。
次に、CPU11は、通信ライン7を介して入力されたオルタネータ3の発電量を取得した(ステップ316)後、上記給電制御要求発電量とオルタネータ3の発電量を比較することにより、給電不足が発生するか否かを判断し、給電不足が発生すると判断した場合には、各電装品の使用優先順位に応じて電装品への給電を制限した(ステップ317)後、プログラムを終了する。
以上のように、カーナビゲーション装置等の外部情報検出装置からの情報に基づいて充電制御に関するパラメータの遷移をエリア毎に予測することにより、将来の走行モード等を予想して理想発電量を予測し、リアルタイムに検出した各種情報により決定した発電量との差に応じて発電量を補正することにより、給電不能や燃費悪化を確実に防止することができる。
さらに、車速やアクセル開度等の車両情報、電装品使用状況などによりドライバ特性を検出し、検出したドライバ特性に応じて各予想量を補正することにより、理想発電量の予想精度を上げることができ、以下、ドライバ特性により各予想量を補正する場合の実施例について説明する。
なお、電源管理装置1を含む電源管理システムの構成は図9と同様であるので、説明は省略する。
図14は電源管理装置1の構成を機能で表した機能ブロック図であり、これらの各部は、上記と同様に、CPU11、ROM12、RAM13により構成され、ソフトウェアによりこれらの機能が実行されるが、ドライバ特性検出部63以外の図10のブロック図と同一番号を付した各機能部の機能は、図10の各機能部の機能と同じであるので、それらについての説明は省略する。
ドライバ特性検出部63は、ナビゲーション装置10から取得したカーブ、直線等の道路情報、車両状況検出部32から取得したブレーキやアクセルの使用状況、及び電装品使用状況に基づいてドライバ特性、例えば、「ノーマルタイプ」、アクセル、ブレーキを頻繁に使用する「スポーツタイプ」、スピードを出さない「エコノミータイプ」等の運転特性や電装品の使用癖を決定するものである。
次に、上記のドライバ特性を学習する場合の作用について、図15のフローチャートにより説明する。
電源管理装置1のCPU11は、10分毎に図15に示す理想発電量算出プログラムを実行しており、このプログラムを開始すると、まず、学習開始から所定期間、例えば、1ヶ月が経過したか否かを判定し(ステップ401)、学習開始から所定期間が経過していないと判定した場合、各種センサ9からシフト状況、ブレーキ使用状況、アクセル開度等の情報を検出し、RAM13に記憶する(ステップ402)とともに、電装品4、5、6・・の起動状態・駆動状態に基づいて電装品の使用状況を検出してRAM13に記憶する(ステップ403)。
次に、CPU11は、カーナビゲーション装置10からその時点のカーブ、直線等の道路情報や気象状況を取得してRAM13に記憶した(ステップ404)後、過去に記憶した道路情報、ブレーキやアクセルの使用状況に基づいてドライバ特性を判断するとともに、電装品の使用状況に基づいて道路や気象条件によるドライバの電装品使用癖を判断し(ステップ405)、RAM13に記憶する(ステップ406)。
一方、ステップ401で学習開始から所定期間が経過したと判定した場合、CPU11は、RAM13からドライバ特性を読み出した(ステップ407)後、理想発電量を算出するが、ステップ408〜ステップ414までの作用及びステップ416〜ステップ418までの作用は、図11のフローチャートのステップ201〜ステップ207及びステップ208〜ステップ210までの作用と同様であるので、詳細な説明は省略し、ステップ415についてのみ説明する。
ステップ414で充電制御方式を予測した後、CPU11は、各部の予測結果をドライバ特性により補正する(ステップ415)。例えば、ステップ409で予測した走行モードをドライバ特性により補正し、例えば、ドライバがスポーツタイプの場合には、加速、減速期間を短くし、エコノミータイプの場合には、加速、減速期間を長くするように補正を行う。また、ステップ411で予測した電装品使用量はドライバの電装品使用癖により補正する。
以上のように、理想発電量の算出時にドライバの特性に応じて走行モードや電装品使用量等の予測値を補正することにより、理想発電量の予想精度を上げることができるので、給電不能や燃費悪化を確実に防止することができる。
上記の実施例2では、現在の電装品使用量と、電装品使用量の変化の予測に基づいて、理想発電量を予測してもよい。以下、現在の電装品使用量と、将来の電装品使用量の変化の予測に基づいて理想発電量を予測する場合の実施例について説明する。
電源管理装置1を含む電源管理システムの構成は図9と同様であるので、説明は省略する。
図19はこの実施例の電源管理装置1の構成を機能で表した機能ブロック図であり、これらの各部は、上記と同様にCPU11、ROM12、RAM13により構成され、ソフトウェアによりこれらの機能が実行される。
なお、図19のブロック図の図2及び図10と同一番号を付した機能部の機能は、図2及び図10の機能部の機能と同じであるので、それらについての説明は省略する。
電装品使用量変化予測部71は、外部情報検出部51からの情報と走行モード予測部52から通知されたエリア毎の走行モードに基づいてエリア毎の電装品使用量の変化を予測して、給電制御要求発電量予測部60に供給する。ここで、電装品使用量変化予測部71によって消費電力の変化が予測される電装品は、車両に搭載される全ての電装品であってもよいし、安全系システムに関わる電装品、もしくは所定の電装品のみであってもよい。給電制御要求発電量予測部60は、電装品使用量決定部41からの現在の電装品使用量と電装品使用量変化予測部71からのエリア毎の電装品使用量変化の予測に基づいてエリア毎の給電制御要求発電量を予測して理想発電量算出部61に出力する。
次に、上記の電源管理装置1の各機能部の作用を図20のフローチャートを用いて説明する。
図20のフローチャートは、カーナビゲーション装置10からの情報に基づいて電装品使用量の変化を予測し、この予測結果と現在の電装品使用量とに基づいて理想発電指令値を算出するプログラムの作用を示すものであり、電源管理装置1のCPU11は、所定時間、例えば、10分毎に図20のフローチャートに示す理想発電量算出プログラムを実行する。尚、ステップ501〜503までの作用及びステップ506〜510までの作用は、図11におけるステップ201〜203までの作用及びステップ206〜ステップ210までの作用と同様であるので、詳細な説明は省略し、ステップ504、及びステップ505についてのみ説明する。
CPU11は、作動している電装品が消費する電力である電装品使用量を検出する(ステップ504)。すなわち、図21(e)に示すように、エアコンON/OFF、電動パワーステアリングのON/OFF、ワイパーやライトのON/OFF等を検出する。次に、CPU11は、エリア毎の走行モードと、外部情報に基づいて、図21(f)に示すように、エリア毎の電装品使用量の変化を予測して、RAM13に記憶する(ステップ205)。
以上のように、理想発電量の算出時に電装品使用量の変化を予測することにより、理想発電量の予想制度を上げることができるので、車両に搭載される全ての電装品への給電不能や燃費悪化を確実に防止することができる。
上記の実施例4において、上記実施例3で説明したようにドライバ特性に応じて電装品使用量の変化の予測を補正することもできる。
図22はこの実施例の電源管理装置1の構成を機能で表した機能ブロック図であり、図19のブロック図に、図14で説明されたドライバ特性検出部63をさらに備える。図14、及び図19のブロック図と同一番号を付した各機能部の機能は、図14及び図19の各機能部の機能と同じであるので、それらについての説明は省略する。
電装品使用量変化予測部71は、外部情報検出部51からの情報と走行モード予測部52から通知されたエリア毎の走行モード、及びドライバ特性検出部63からに基づいてエリア毎の電装品使用量の変化を予測して、予測結果をドライバ特性検出部63からのドライバ特性により補正し、給電制御要求発電量予測部60に供給する。
以上のように、理想発電量の算出時にドライバの特性に応じて走行モードや電装品使用量の変化の予測値を補正することにより、理想発電量の予想制度を上げることができるので、給電不能や燃費悪化を確実に防止することができる。
本発明の電源管理装置を含む電源管理システムの構成を示すブロック図である。 電源管理装置の構成を機能で表した機能ブロック図である。 電源管理装置の各機能部の作用を示すフローチャートである。 給電要否テーブルの一例を示すものである。 発電要求量の演算の一例を示すものである。 バッテリの充電率と充電モード及び充電制御方式との関係を示すテーブルである。 ドラビリ優先時とバッテリ充電優先時の発電要求量の一例を示すものである。 各電装品の優先順位及び消費電力データのテーブルの一例を示すものである。 実施例2の電源管理装置を含む電源管理システムの構成を示すブロック図である。 実施例2の電源管理装置の構成を機能で表した機能ブロック図である。 理想発電量を算出する場合のフローチャートを示す図である。 外部情報により予測した発電制御に関するパラメータの例を示す図である。 図10の電源管理装置の作用を示すフローチャートである。 実施例3の電源管理装置の構成を機能で表した機能ブロック図である。 ドライバ特性を学習する場合の作用を示すフローチャートである。 従来の発電制御方法を説明するための図である。 従来の給電制御方法を説明するための図である。 従来の走行予測手段の予測結果に基づいて発電量を制御する場合の機能を示す図である。 実施例4の電源管理装置の構成を機能で表した機能ブロック図である。 図19の電源管理装置の作用を示すフローチャートである。 外部情報により予測した発電制御に関するパラメータの例を示す図である。 実施例5の電源管理装置の構成を機能で表した機能ブロック図である。
符号の説明
1 電源管理装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
2 バッテリ
3 オルタネータ
4、5、6 電装品
7 通信ライン
8 電源ライン
9 各種センサ
10 カーナビゲーション装置

Claims (5)

  1. 車両に設けられた電装品に給電する発電機の発電制御を実行する電源管理装置であって、
    前記電装品の中で現在作動している電装品が消費する第1の電力と、前記電装品の中で、車両の衝突の回避や車両が衝突した際の軽減に関するシステムである、安全系システムに関する電装品が作動する場合に必要となる給電必須電力とに基づいて、前記発電機が発電すべき第1の発電量を決定する発電量決定手段を備え、
    前記発電量決定手段は、車両の走行モードに応じて、前記給電必須電力を変更することを特徴とする電源管理装置。
  2. 前記安全系システムに関する電装品は、エアバッグシステム、アンチブレーキシステム、プリクラッシュシステム、横滑り防止システムの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1記載の電源管理装置。
  3. 車両の走行モードに応じて変更する給電必須電力が、現時点で作動していない安全系システムに関する電装品が作動された場合に必要となる電力であることを特徴とする請求項1記載の電源管理装置。
  4. 前記発電量決定手段が、車両の走行モードとナビゲーションシステムから取得した外部情報とに基づいて、作動することが予測される安全系システムに関する電装品の給電必須電力を決定することを特徴とする請求項1記載の電源管理装置。
  5. 車両に設けられた電装品に給電する発電機の発電制御を実行する電源管理方法であって、
    前記電装品の中で現在作動している電装品が消費する第1の電力を決定する工程と、
    前記電装品の中で、車両の衝突の回避や車両が衝突した際の軽減に関するシステムである、安全系システムに関する電装品が作動する場合に必要となる給電必須電力を決定する工程と、
    前記第1の電力と前記給電必須電力とに基づいて前記発電機が発電すべき第1の発電量を決定する工程とを有し、
    前記給電必須電力は、前記車両の走行モードに応じて変更されることを特徴とする電源管理方法。
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