JP5732836B2 - 制御システム及び制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に好適に使用され、複数の制御対象夫々を制御する複数の制御装置がバス型に接続されて信号を送受信する制御システム及び該制御システムに利用される制御装置に関する。
現在、車両には電子機器と、電子機器を制御するマイコン(マイクロコンピュータ)を有するECU(Electronic Control Unit)とが多く搭載されている。複数のECUは、車両を効率的に制御するため、通信線によって接続され、車載ネットワークを構成している。複数のECU夫々は、消費電力を低く抑えるため、動作を停止している場合に消費電力が高い起動状態から消費電力が低い休止状態になる。
通信線を介してバス型に接続された複数の装置夫々を適切に起動状態又は休止状態に制御するシステムが特許文献1に開示されている。このシステムでは、複数の装置は通信線の他に共通の接続線によって接続されている。複数の装置夫々は、処理を終了すると、休止状態になることが可能な休止可能状態になる。通信線に接続される全ての装置が休止可能状態になった場合、接続線の電位が所定値を超える。所定値を超える電位が検出された場合、全ての装置は休止状態になる。従って、少なくとも一の装置が起動状態にある限り全ての装置は休止状態にならないため、各装置は一の装置が送信した信号を確実に受信することができる。
特開平5−58233号公報
ところで、車載ネットワークの1つにCAN(Control Area Network)がある。CANプロトコルに従ってフレーム(信号)を送受信する複数のECUが通信線を介してバス型に接続された制御システムでは、一のECUが送信したフレームを通信線に接続される全てのECUが受信する。このとき、全てのECUは、フレームの先頭にあり、デジタル信号の「1」に相当するドミナントを検出した場合、マイコンに給電して起動状態になる。
このため、例えばドアのアンロックを要求する要求信号を受け付けた一のECUがドアをアンロックするために通信線にフレームを送信した場合、ドアをアンロックするための制御に関わりのないECUのマイコンに給電され、無駄な電力が消費される虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、消費電力が低い制御システム及び制御装置を提供することにある。
本発明に係る制御システムは、給電されて制御対象を制御する制御部及び受信部を有する複数の制御装置と、前記複数の制御部への給電を指示する信号を前記複数の制御装置に送信する送信部を有する指示装置とを備え、該指示装置及び前記複数の制御装置がバス型に接続される制御システムにおいて、前記指示装置は、特定の動作を前記制御対象に行わせる場合に給電すべき制御部を有する制御装置を選択する選択部と、該選択部が選択した制御装置を示す装置情報を生成する生成部とを有し、前記送信部は前記生成部が生成した装置情報を送信するように構成され、前記複数の制御装置夫々は、前記受信部が受信した装置情報を用いて前記制御部に給電するか否かを判定する判定部と、前記判定部が給電すると判定した場合に前記制御部への給電を許可する給電許可部とを有し、該給電許可部によって給電が許可された前記制御部は、給電されていない状態から給電されている状態に遷移するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、指示装置は送信部、選択部及び生成部を有し、複数の制御装置夫々は制御部、受信部、判定部及び給電許可部を有する。例えばドアのアンロック又は窓の開放等の特定の動作をドア又は窓等の制御対象に行わせる場合、選択部は給電すべき制御部を有する制御装置を選択する。生成部は、選択部が選択した制御装置を示す装置情報を生成する。送信部は、生成部が生成した装置情報を複数の制御装置夫々が有する受信部に送信する。受信部は送信部によって送信された装置情報を受信する。判定部は、受信部が受信した装置情報を用いて、制御部に給電するか否かを判定する。給電許可部は、判定部が給電すると判定した場合に制御部への給電を許可する。給電許可部によって給電が許可された制御部は、給電されていない状態から給電されている状態に遷移する。これにより、特定の動作を行うために必要な制御部のみが給電されるので、消費電力が低い。
本発明に係る制御システムは、前記装置情報は、夫々が前記複数の制御装置夫々に対応し、対応する制御装置の制御部に給電すべきか否かを示す複数の給電情報を含むことを特徴とする。
本発明にあっては、装置情報は複数の給電情報を含む。複数の給電情報夫々は、複数の制御装置夫々に対応し、対応する制御装置の制御部に給電すべきか否かを示している。例えば、装置情報が8ビットで構成され、給電情報である各ビットが複数の制御装置夫々に対応している場合、指示装置に接続される8つの制御装置夫々は、装置情報の中の対応するビットの値が「1」か「0」かによって給電すべきか否かを判定する。
このため、制御部に給電される制御装置の数が複数である場合に、指示装置による一度の送信によって特定の動作を制御対象に行わせるために必要な制御部全てに給電することが可能である。
本発明に係る制御システムは、前記装置情報は、前記複数の制御装置夫々に割り当てられた固有の情報を含むことを特徴とする。
本発明にあっては、例えば、8ビットで構成される装置情報が複数の制御装置夫々に割り当てられた固有の情報を含む場合、固有の情報を割り当てることができる制御装置の数は、最大2の8乗、即ち256である。これにより、多くの制御装置を通信線に接続することが可能となる。
本発明に係る制御システムは、前記装置情報は、夫々が前記複数の制御装置の中の一部の制御装置夫々に対応し、対応する制御装置の制御部に給電するか否かを示す複数の給電情報と、他部の制御装置夫々に割り当てられた固有の情報とを含むことを特徴とする。
本発明にあっては、例えば8ビットで構成される装置情報の4ビットについて、各ビットは複数の制御装置の中の4つの制御装置夫々に対応し、対応する制御装置の制御部に給電すべきか否かを示す。他の4ビットは、他の制御装置夫々に割り当てられた固有の情報を示す。これにより、例えば、使用頻度の高い4つ制御装置夫々の制御部に給電すべきか否かを4ビットの中の各ビットで示し、使用頻度の低い制御装置の中で制御部に給電すべき制御装置の固有の情報を他の4ビットで示すことによって、システムの設計が柔軟になる。
本発明に係る制御システムは、前記複数の制御装置夫々は、自身の制御部のみに給電されることを示す装置情報を生成する第2の生成部と、該第2の生成部が生成した装置情報を送信する第2の送信部とを有することを特徴とする。
本発明にあっては、複数の制御装置夫々は、第2の生成部及び第2の送信部を更に有する。第2の生成部は、該第2の生成部を有する制御装置の制御部のみに給電されることを示す装置情報を生成する。第2の送信部は第2の生成部が生成した装置情報を含む信号を送信する。これにより、第2の送信部は、制御部に給電されていない制御装置に制御部への給電をさせることなく指示装置に信号を送信することが可能である。
本発明に係る制御装置は、給電されて制御対象を制御する制御部と信号を受信する受信部とを備える制御装置において、前記受信部が受信した信号を用いて、前記制御部に給電するか否かを判定する判定部と、前記判定部が給電すると判定した場合に前記制御部への給電を許可する給電許可部とを備え、該給電許可部によって給電が許可された前記制御部は、給電されていない状態から給電されている状態に遷移するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、判定部は受信部が受信した信号を用いて制御部に給電するか否かを判定する。給電許可部は、判定部が給電すると判定した場合に制御部への給電を許可する。給電許可部によって給電が許可された制御部は、給電されていない状態から給電されている状態に遷移する。このため、制御部は制御対象を制御する場合にのみ給電されるので消費電力が低い。
本発明に係る制御システムによれば、制御対象に特定の動作を行わせる場合に動作する必要がある制御部にのみに給電を許可することによって、消費電力を低くすることができる。
本発明に係る制御装置によれば、制御対象を制御する必要がある場合にのみ制御部への給電を許可することによって、消費電力を低くすることができる。
本発明に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 データフレームの内容を説明するための説明図である。 ECUの構成を示すブロック図である。 マイコンが実行する動作の手順を示すフローチャートである。 トランシーバが実行する動作の手順を示すフローチャートである。 送受信部が実行する動作の手順を示すフローチャートである。 給電制御部が実行する動作の手順を示すフローチャートである。 マイコンが実行する動作の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係る制御システムの構成を示すブロック図である。制御システム1はECU2,3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hを備える。ECU2,3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hは通信線4を介してバス型に接続されている。
ECU2は、例えばボディ系のアクチュエータの動作を統括的に制御するボディECUである。ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h夫々は、ドアのロック/アンロック、ライトのオン/オフ又は窓の開閉等の特定の動作を、ドア、ライト又は窓等の制御対象に行わせるECUである。ECU2は、CANプロトコルに従ったフレームを送信することによって、ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hに指示して、特定の動作を制御対象に行わせる。また、ECU2は、ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h夫々からフレームを受信する。
なお、フレームには、ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hの中で、マイコンに給電すべきECUを示す後述の装置情報(図2参照)が含まれている。
また、ECU2は特許請求の範囲における指示装置に該当する。
ECU3aは、フレームを受信した場合に、フレームに含まれる装置情報を参照する。ECU3aは、装置情報が示すECUがECU3aである場合、ECU3aが有する後述のマイコン31a(図3参照)にバッテリの電力を供給する。更に、ECU3aは、受信したフレームが後述のデータフレーム(図2参照)である場合には、データを抽出し、抽出したデータに基づいて制御対象に特定の動作を行わせる。
ECU3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hの説明は、ECU3aの説明と同じであるため、省略する。
なお、ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h夫々は特許請求の範囲における制御装置に該当する。
通信線4は、STP(Shield Twisted Pair)ケーブル等のツイストペアケーブルである。通信線4が伝送するフレームはデジタル信号の「1」に相当するドミナント及びデジタル信号の「0」に相当するレセッシブによって表される。通信線4を構成する2本線の電位差が例えば2Vである場合にドミナント(デジタル信号の「1」)が検出され、電位差が例えば0Vである場合にレセッシブ(デジタル信号の「0」)が検出される。
次に、ECU2,3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hが送信するフレームの内容を説明する。ECU2,3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hが送受信するフレームは、データフレーム、リモートフレーム、エラーフレーム及びオーバーロードフレームである。データフレームはデータを伝えるフレームである。リモートフレームはデータフレームの送信を要求するフレームである。エラーフレームはエラーが検出されたことを示すフレームである。オーバーロードフレームは、データフレーム又はリモートフレームの遅延を要求するフレームである。
図2はデータフレームの内容を説明するための説明図である。ここでは、フレームの一例としてデータフレームの内容を説明する。
本発明に係るデータフレームは、先頭からSOF(Start Of Frame)、装置情報、アービトレーション、コントロール、データ、CRC(Cyclic Redundancy Check)、ACK(ACKnowledgement)及びEOF(End Of Frame)のフィールドで構成される。
SOFフィールドは、1つのドミナントで構成され、データフレームの開始を意味する。また、SOFフィールドのレセッシブからドミナントに遷移するエッジはECU2,3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hの同期をとる役割を果たす。アービトレーション・フィールドはECU2,3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hの中の複数のECUが同時的にフレームを送信した場合に調停を行うために使用される。
コントロール・フィールドは、後に続くデータ・フィールドの長さを示す。データ・フィールドはデータの内容を示す。CRCフィールドはフレームの誤りを検出するために使用される。ACKフィールドはフレームが正常に送信されたことを確認するために使用される。EOFフィールドはフレームの終りを示す。
装置情報は、図2に示すように、SOFフィールドとアービトレーション・フィールドとの間にあり、ビットD0,D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7と、パリティビットと、ストップビットとの10ビットで構成される。ビットD0,D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7夫々は、ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h夫々に対応し、対応するECUのマイコンに給電すべきか否かを示す。
ビットD0,D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7夫々は、ドミナント(又はレセッシブ)を示す場合に、対応するECUのマイコンに給電すべきであることを示し、レセッシブ(又はドミナント)を示す場合に、対応するECUのマイコンに給電すべきでないことを示す。
図2に示すように、例えば(D0,D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7)が(1,0,1,1,0,0,1,0)(1:ドミナント、0:レセッシブ)である場合、装置情報はECU3a,3c,3d,3gのマイコンに給電すべきことを示している。
ビットD0,D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7夫々は特許請求の範囲における給電情報に該当する。
パリティビットは装置情報の誤りを検出するビットである。パリティビットの値は、装置情報を生成する場合、装置情報のドミナントとなるビットの数が奇数(又は偶数)になるようにドミナント又はレセッシブが決定される。受信された装置情報の中でドミナントとなるビットの数が偶数(又は奇数)である場合、受信された装置情報は、送信された装置情報とは異なっていることを示す。ストップビットは、装置情報の終了を示す。
なお、リモートフレームにおいては、装置情報はSOFフィールドとアービトレーション・フィールドとの間に格納される。また、エラーフレーム及びオーバーロードフレームにおいては、装置情報の先頭に格納される。
ECU3aは、装置情報を含むデータフレーム又はリモートフレーム等のフレームを受信した場合、マイコン31aに給電する前に、装置情報の中のECU3aに対応するビットD0を参照する。ECU3aは、ビットD0がドミナント(又はレセッシブ)である場合にはECU3aのマイコン31aに給電すると判定し、ビットD0がレセッシブ(又はドミナント)である場合にはECU3aのマイコン31aに給電しないと判定する。ECU3aは、給電すると判定した場合、マイコン31aに給電する。
ECU3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h夫々も同様に対応するビットD1,D2,D3,D4,D5,D6,D7を参照することによってマイコンに給電するか否かを判定し、給電すると判定した場合にマイコンに給電する。
従って、ECU2は、装置情報を含むフレームを通信線4に1度出力することによって、ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hの中の特定の動作を制御対象に行わせるために必要なECUのマイコン全てに給電することができる。
次にECU2及びECU3aの構成を説明する。ECU3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hの構成は、ECU3aの構成と同じであるため、説明を省略する。
図3はECU2,3aの構成を示すブロック図である。ECU2はトランシーバ20、マイコン21及び電源IC(Integrated Circuit)22を備える。
トランシーバ20はバッテリに接続され、バッテリによって給電されている。トランシーバ20は、マイコン21及び通信線4に接続されており、マイコン21からデータ及び装置情報を受け付け、データフレーム又はリモートフレーム等のフレームを生成する。
トランシーバ20は、生成したフレームが示すドミナント及びレセッシブに応じて通信線4を構成する2本線に電圧を印加することによって、フレームを通信線4に出力する。トランシーバ20はドミナントを出力する場合、例えば、通信線4の2本線夫々に1.5V及び3.5Vを印加して電位差を2Vにする。トランシーバ20は、レセッシブを出力する場合には、例えば、通信線4の2本線両方に2.5Vを印加して電位差を0Vにする。
また、トランシーバ20は、通信線4を構成する2本線の電位差からドミナント又はレセッシブを検出することによって、フレームを通信線4から受信する。フレームがデータフレームである場合には、フレームからデータを抽出し、抽出したデータをマイコン21に与える。
なお、トランシーバ20は特許請求の範囲における送信部に該当する。
マイコン21は、制御対象に特定の動作を行わせる場合、ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hの中でマイコンに給電すべきECUを選択し、選択したECUを示す装置情報と制御対象に特定の動作を行わせるために必要なデータとを生成する。マイコン21は生成した装置情報及びデータをトランシーバ20に与える。
また、マイコン21は、トランシーバ20からデータを受け付け、ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h夫々が制御する制御対象の状態等の情報を取得する。マイコン21は、電力をバッテリから電源IC22を介して供給されている。
なお、マイコン21は、特許請求の範囲における選択部及び生成部に該当する。
電源IC22はバッテリから出力される電圧を所望の電圧に変換し、変換した電圧をマイコン21に与えている。
ECU3aはトランシーバ30a、マイコン31a及び電源IC32aを備える。
トランシーバ30aはバッテリに接続され、バッテリによって給電されている。トランシーバ30aは送受信部33a及び給電制御部34aを有している。送受信部33aは、マイコン31a、給電制御部34a及び通信線4に接続されている。
送受信部33aは、通信線4を構成している2本線の電位差からドミナント又はレセッシブを検出することによって、フレームを通信線4から受信する。送受信部33aは、フレームの装置情報を参照し、装置情報がECU3aを示しているか否かを判定することによって、マイコン31aに給電するか否かを判定する。送受信部33aは、給電すると判定した場合、給電制御部34aに、マイコン31aへの給電を指示する給電信号を与え、給電しないと判定した場合、動作を終了し、次のフレームを受信するまで待機する。また、送受信部33aは、受信したフレームがデータフレームである場合、データを抽出し、抽出したデータをマイコン31aに与える。
更に、送受信部33aは、マイコン31aからデータ及び装置情報を受け付け、データフレーム又はリモートフレーム等のフレームを生成する。送受信部33aは、生成したフレームが示すドミナント及びレセッシブに応じて通信線4を構成する2本線に電圧を印加することによって、フレームを通信線4に出力する。
なお、送受信部33aは特許請求の範囲における受信部、判定部及び第2の送信部に該当する。
給電制御部34aは、送受信部33aから給電信号を受け付けた場合、マイコン31aへの給電を許可する許可信号を電源IC32aに与える。また、給電制御部34aは、マイコン31aから動作の終了を示す終了信号を受け付けた場合、マイコン31aへの給電を禁止する禁止信号を電源IC32aに与える。
なお、給電制御部34aは特許請求の範囲における給電許可部に該当する。
マイコン31aは電源IC32aから給電される。マイコン31aは、電源IC32aから給電されている間、送受信部33aからデータを受け付け、受け付けたデータに基づいて、制御対象に特定の動作を行わせる。また、マイコン31aは、制御対象への制御が終了した場合、終了信号を給電制御部34aに与える。これにより、終了信号を受け付けた給電制御部34aは禁止信号を電源IC32aに与え、禁止信号を受け付けた電源IC32aはマイコン31aへの給電を停止する。
マイコン31aは、送受信部33aがフレームをECU2に送信する場合、マイコンに給電すべきECUが自身、即ちECU3aであることを示す装置情報とデータとを生成する。マイコン31aは生成した装置情報とデータとを送受信部33aに与える。
マイコン31aは特許請求の範囲における制御部及び第2の生成部に該当する。
電源IC32aは、バッテリから出力される電圧を所望の電圧に変換し、変換した電圧をマイコン31aに与える。また、電源IC32aは、給電制御部34aから許可信号を受け付けた場合、マイコン31aに給電し、給電制御部34aから禁止信号を受け付けた場合、マイコン31aに給電しない。
ECU3aでは、マイコン31aはマイコンに給電すべきECUがECU3aであることを示す装置情報を生成し、送受信部33aはマイコン31aが生成した装置情報を含むフレームを送信する。これにより、フレームを受信したECU3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h夫々の送受信部はマイコンに給電しないと判定する。従って、送受信部33aは、ECU3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hの中でマイコンに給電されていないECUのマイコンに給電することなく、ECU2に信号を送信することができる。
更に、トランシーバ20はトランシーバ30aと同様の回路構成にすることができる。この場合、トランシーバ20の給電制御部は電源IC22に許可信号を常に送信するように構成しておけばよい。これにより、トランシーバ20及び30aを同様の集積回路で実現することができる。
次に、ECU2が、特定の動作を制御対象に行わせる場合に、ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hに装置情報を含むデータフレームを送信し、制御対象に特定の動作を行わせる過程を図4、図5、図6、図7及び図8を用いて説明する。
図4はマイコン21が実行する動作の手順を示すフローチャートである。マイコン21は、まず、制御対象に特定の動作を行わせる必要があるか否かを判定する(ステップS1)。マイコン21は様々な場合に制御対象に特定の動作を行わせる必要があると判定する。マイコン21によって必要があると判定される場合は、マイコン21が特定の動作を制御対象にさせることを要求する信号を受け付けた場合又は車両に設けられた図示しない各種センサから所定の検出結果を受け付けた場合等である。
マイコン21は、制御対象に特定の動作を行わせる必要がないと判定した場合(ステップS1:NO)、ステップS1の判定を繰り返す。
マイコン21は、制御対象に特定の動作を行わせる必要があると判定した場合(ステップS1:YES)、ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hの中から特定の動作を行わせるために給電すべきマイコンを有するECUを選択する(ステップS2)。その後、マイコン21は、ステップS2で選択されたECUを示す装置情報を生成する(ステップS3)。
次に、マイコン21はステップS3で生成した装置情報をトランシーバ20に与える(ステップS4)。マイコン21は、ステップS4を実行した後、制御対象に特定の動作を行わせるために必要なデータをトランシーバ20に与える(ステップS5)。
マイコン21は、ステップS5を実行した後、動作を終了する。
次にトランシーバ20が実行する動作を説明する。図5はトランシーバ20が実行する動作の手順を示すフローチャートである。トランシーバ20は、まず、マイコン21から装置情報及びデータを受け付けたか否かを判定する(ステップS11)。
トランシーバ20は、装置情報及びデータを受け付けていないと判定した場合(ステップS11:NO)、ステップS11の判定を繰り返す。トランシーバ20は、装置情報及びデータを受け付けたと判定した場合(ステップS11:YES)、受け付けたデータ及び装置情報を用いてデータフレームを生成する(ステップS12)。
次に、トランシーバ20は、ステップS12で生成したデータフレームが示すドミナント及びレセッシブに応じて通信線4を構成する2本線に電圧を印加することによって、データフレームをECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hに送信する(ステップS13)。
トランシーバ20は、ステップS13を実行した後、動作を終了する。
次に、ECU3aの送受信部33aが実行する動作を説明する。ECU3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h夫々が備える送受信部が実行する動作は、送受信部33aと同じであるため、説明を省略する。
図6は送受信部33aが実行する動作の手順を示すフローチャートである。送受信部33aは、まず、トランシーバ20からデータフレームを受信したか否かを判定する(ステップS21)。送受信部33aは、データフレームを受信していないと判定した場合(ステップS21:NO)、ステップS21の判定を繰り返す。送受信部33aは、データフレームを受信したと判定した場合(ステップS21:YES)、通信線4を構成する2本線の電位差からドミナント又はレセッシブを検出することによってデータフレームを受信し、受信したフレームに含まれる装置情報及びデータを抽出する(ステップS22)。
次に、送受信部33aはステップS22で抽出した装置情報を参照する(ステップS23)。
送受信部33aは、ステップS23で装置情報を参照した後、マイコン31aに給電するか否かを判定する(ステップS24)。ここで、送受信部33aは、装置情報のECU3aに対応するビットD0がドミナント(又はレセッシブ)である場合にはマイコン31aに給電すると判定し、レセッシブ(又はドミナント)である場合にはマイコン31aに給電しないと判定する。
送受信部33aは、マイコン31aに給電しないと判定した場合(ステップS24:NO)、動作を終了する。
送受信部33aは、マイコン31aに給電すると判定した場合(ステップS24:YES)、給電信号を給電制御部34aに与える(ステップS25)。給電制御部34aは、給電信号を受け付けた場合、電源IC32aに許可信号を与えることによって、電源IC32aにバッテリの電力をマイコン31aに給電させる(図7のステップS32参照)。
次に、送受信部33aはステップS22で抽出したデータをマイコン31aに与える(ステップS26)。ここで、送受信部33aは、マイコン31aに給電されるまで待機した後、データをマイコン31aに与える。
トランシーバ30aがデータを記憶する図示しない記憶部を有している場合、送受信部33aは一旦データを記憶部に記憶させて所定時間待機した後、記憶部からデータを読み出し、読み出したデータをマイコン31aに与える。
トランシーバ30aが記憶部を有していない場合、トランシーバ20は、図5に示すステップS13で同じ内容のデータフレームを2度送信し、送受信33aは、ステップS23では最初のデータフレームに含まれる装置情報を参照し、ステップS26では後から送信されたデータフレームに含まれるデータをマイコン31aに与える。
送受信部33aは、ステップS27を実行した後、動作を終了する。
次に、給電制御部34aが実行する動作を説明する。ECU3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h夫々の給電制御部が実行する動作は、給電制御部34aと同じであるため、説明を省略する。
図7は給電制御部34aが実行する動作の手順を示すフローチャートである。給電制御部34aは、まず、送受信部33aから給電信号を受け付けたか否かを判定する(ステップS31)。給電制御部34aは、給電信号を受け付けたと判定した場合(ステップS31:YES)、許可信号を電源IC32aに与える(ステップS32)。これにより、許可信号を受け付けた電源IC32aは、バッテリからの電力をマイコン31aに供給する。
ECU3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h夫々のマイコンもマイコン31aと同じ手順で給電されるので、制御システム1では、特定の動作を制御対象に行わせるために必要なマイコンのみが給電される。このため、制御システム1の消費電力を低くすることができる。また、ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h夫々についても、制御対象に特定の動作を行わせる場合にのみマイコンに給電されるので消費電力を低くすることができる。
給電制御部34aは、ステップS32を実行した後、動作を終了する。
給電制御部34aは、給電信号を受け付けていないと判定した場合(ステップS31:NO)、マイコン31aから制御対象の制御が終了したことを示す終了信号を受け付けたか否かを判定する(ステップS33)。給電制御部34aは、終了信号を受け付けていないと判定した場合(ステップS33:NO)、ステップS31の動作を実行する。
給電制御部34aは、終了信号を受け付けたと判定した場合(ステップS33:YES)、マイコン31aへの給電を禁止する禁止信号を電源IC32aに与える(ステップS34)。これにより、禁止信号を受け付けた電源IC32aは、バッテリからマイコン31aへの給電を停止する。
給電制御部34aはステップS34を実行した後に動作を終了する。
次に、マイコン31aが実行する動作を説明する。ECU3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h夫々のマイコンが実行する動作は、マイコン31aが実行する動作と同じであるため、説明を省略する。
図8は、マイコン31aが実行する動作の手順を示すフローチャートである。マイコン31aは、まず、送受信部33aからデータを受け付けたか否かを判定する(ステップS41)。マイコン31aは、データを受け付けていないと判定した場合(ステップS41:NO)、ステップS41の判定を繰り返す。
マイコン31aは、データを受け付けたと判定した場合(ステップS41:YES)、受け付けたデータに基づいて、制御対象に特定の動作を行わせる(ステップS42)。
マイコン31aは、特定の動作を行わせた後、終了信号を給電制御部34aに与える(ステップS43)。これにより、マイコン31aは動作を終了したことを給電制御部34aに通知する。
マイコン31aは、ステップS43を実行した後、動作を終了する。
なお、図4、図5、図6、図7及び図8では、データフレームが送受信される場合について説明されているがこれに限定されない。ECU2,3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hはリモートフレーム等のフレームも送受信することが可能である。
(変形例1)
変形例1で示す形態は、装置情報において、ビットD0,D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7によるマイコンに給電すべきECUの示し方が本実施の形態と異なる。本実施の形態の変形例1に係る装置情報を、図2を用いて説明する。
なお、パリティビット及びストップビットの説明は本実施の形態において述べた説明と同じであるため省略する。
変形例1では、ビットD0,D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7は、ECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hの中でマイコンに給電すべき一のECUを示す。例えば、(D0,D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7)について、(0,0,0,0,0,0,0,0)をECU3aに割り当てた固有の情報とし、(0,0,0,0,0,0,0,1)をECU3bに割り当てた固有の情報とする。このように割り当てた場合、装置情報は2の8乗、即ち256のECUを識別することができる。
本実施の形態で説明した装置情報では、ECU2の他に8つのECUしか接続することができなかったが、変形例1では、最大256のECUとECU2とをバス型に接続することができる。
変形例1では、送受信部33aは、データフレーム又はリモートフレーム等のフレームを受信してマイコン31aに給電するか否かを判定する場合、固有の情報がECU3aに割り当てた固有の情報であるか否かを判定する。送受信部33aは、固有情報がECU3aに割り当てた固有の情報である場合に給電すると判定し、ECU3aに割り当てた固有の情報でない場合に給電しないと判定する。
従って、特定の動作を制御対象に行わせるためにマイコンに給電すべきECUが複数ある場合、トランシーバ20は、夫々のECUに対応する装置情報を含むフレームを複数回送信する。
なお、(1,1,1,1,1,1,1,1)をマイコンに給電すべきECUがECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h全てであることを示すようにしてもよい。
また、ビットD0,D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7で示すECUの数は1つに限定されない。例えば、ビットD0,D1,D2,D3で一のECUを、ビットD4,D5,D6,D7で一のECUを示してもよい。この場合、給電すべきマイコンを有する2つのECUを一の装置情報で示すことができる。
(変形例2)
変形例2で示す形態は、装置情報において、ビットD0,D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7によるマイコンに給電すべきECUの示し方が本実施の形態及び変形例1と異なる。本実施の形態の変形例2に係る装置情報を、図2を用いて説明する。
なお、パリティビット及びストップビットの説明は本実施の形態において述べた説明と同じであるため省略する。
変形例2では、ビットD0,D1,D2,D3夫々がECU3a,3b,3c,3d夫々に対応し、ビットD4,D5,D6,D7がECU3e,3f,3g,3hの中でマイコン給電すべき一のECUを示す。
ビットD0,D1,D2,D3夫々は、ビットの値がドミナント(又はレセッシブ)である場合に対応するECUのマイコンに給電すべきことを示し、ビットの値がレセッシブ(又はドミナント)である場合に対応するECUのマイコンに給電すべきでないことを示す。
また、(D4,D5,D6,D7)について、例えば(0,0,0,0)をECU3eに、(0,0,0,1)をECU3fに固有の情報として割り当てることができる。ここで、1及び0夫々はビットの値がドミナント及びレセッシブであることを示す。このように割り当てた場合、ビットD4,D5,D6,D7によって、2の4乗、即ち16のECUを識別することができる。
従って、(D0,D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7)が(0,1,0,1,0,0,0,1)であった場合、装置情報はECU3b,3d,3fのマイコンに給電すべきことを示す。
変形例2では制御システム1を柔軟に設計することができる。例えば、ECU3a,3b,3c,3dが使用頻度の高いECUであり、ECU3e,3f,3g,3hが使用頻度の低いECUである場合に変形例2に係る装置情報は有効である。また、ビットD4,D5,D6,D7によって最大16個のECUを識別できるので、制御システム1は多くのECUを備えることができる。
変形例2では、送受信部33aは、受信したデータフレーム又はリモートフレーム等のフレームに含まれる装置情報を参照してマイコン31aに給電するか否かを判定する場合、ビットD0がドミナント(又はレセッシブ)であるか否かを判定する。送受信部33aは、ビットD0の値がドミナント(又はレセッシブ)であると判定した場合、給電すると判定し、レセッシブ(又はドミナント)であると判定した場合、給電しないと判定する。ECU3b,3c,3d夫々の送受信部も送受信部33aと同様にして判定する。
ECU3eの送受信部は、受信したフレームに含まれる装置情報を参照してマイコンに給電するか否かを判定する場合、(D4,D5,D6,D7)がECU3eに割り当てられた固有の情報であるか否かを判定する。ECU3eの送受信部は、ECU3eに割り当てられた固有の情報であると判定した場合、給電すると判定し、ECU3eに割り当てられた固有の情報でないと判定した場合、給電しないと判定する。ECU3f,3g,3h夫々の送受信部もECU3eの送受信部と同様にして判定する。
変形例2では、特定の動作を制御対象に行わせるためにマイコンに給電すべきECUがECU3e,3f,3g,3hの中に複数ある場合、トランシーバ20は、夫々のECUに対応する装置情報を含むフレームを複数回送信する。
なお、ECU夫々に対応するビットの数とマイコンに給電すべき一のECUを示すビットの数とは4つずつに限定されない。
なお、本実施の形態、変形例1及び変形例2において、装置情報におけるマイコンに給電すべきECUを示すビットの数は8に限定されない。
また、制御システム1が備えるECU2の数は1に限定されない。制御システム1は複数のECU2を備えてもよい。更に、特許請求の範囲における制御装置に該当するECU3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hの数は8つに限定されない。
また、制御システム1において通信のために用いられるプロトコルはCANプロトコルに限定されない。
開示された実施の形態、変形例1及び変形例2は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 制御システム
2 ECU(指示装置)
20 トランシーバ(送信部)
21 マイコン(選択部、生成部)
3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h ECU(制御装置)
31a マイコン(制御部、第2の生成部)
33a 送受信部(受信部、判定部、第2の送信部)
34a 給電制御部(給電許可部)

Claims (6)

  1. 給電されて制御対象を制御する制御部及び受信部を有する複数の制御装置と、前記複数の制御部への給電を指示する信号を前記複数の制御装置に送信する送信部を有する指示装置とを備え、該指示装置及び前記複数の制御装置がバス型に接続される制御システムにおいて、
    前記指示装置は、
    特定の動作を前記制御対象に行わせる場合に給電すべき制御部を有する制御装置を選択する選択部と、
    該選択部が選択した制御装置を示す装置情報を生成する生成部と
    を有し、
    前記送信部は前記生成部が生成した装置情報を送信するように構成され、
    前記複数の制御装置夫々は、
    前記受信部が受信した装置情報を用いて前記制御部に給電するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が給電すると判定した場合に前記制御部への給電を許可する給電許可部と
    を有し、
    該給電許可部によって給電が許可された前記制御部は、給電されていない状態から給電されている状態に遷移するように構成してあること
    を特徴とする制御システム。
  2. 前記装置情報は、
    夫々が前記複数の制御装置夫々に対応し、対応する制御装置の制御部に給電すべきか否かを示す複数の給電情報
    を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記装置情報は、
    前記複数の制御装置夫々に割り当てられた固有の情報
    を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  4. 前記装置情報は、
    夫々が前記複数の制御装置の中の一部の制御装置夫々に対応し、対応する制御装置の制御部に給電するか否かを示す複数の給電情報と、
    他部の制御装置夫々に割り当てられた固有の情報と
    を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  5. 前記複数の制御装置夫々は、
    自身の制御部のみに給電されることを示す装置情報を生成する第2の生成部と、
    該第2の生成部が生成した装置情報を送信する第2の送信部と
    を有すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の制御システム。
  6. 給電されて制御対象を制御する制御部と信号を受信する受信部とを備える制御装置において、
    前記受信部が受信した信号を用いて、前記制御部に給電するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が給電すると判定した場合に前記制御部への給電を許可する給電許可部と
    を備え
    該給電許可部によって給電が許可された前記制御部は、給電されていない状態から給電されている状態に遷移するように構成してあること
    を特徴とする制御装置。
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