JP2007239528A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両状態を考慮してエンジン及び発電機への最適なトルク分配を行うことにより、バッテリ劣化及び燃費悪化を共に抑制することができる車両用制御装置を提供する。
【解決手段】車両必要トルク調停部29は、バッテリ状態決定部24からのバッテリ状態と燃費決定部25からの燃費情報に基づいてトルク分配方法を決定し、オルタトルクデマンド部22からの発電必要量とエンジントルク算出部23からのエンジン必要トルク及び最適エンジントルク算出部28からの最適エンジントルクを用いて発電機とエンジンのトルク分配を行うことにより、車両必要トルクを決定する。そして、目標エンジン回転数決定部30は、車両必要トルク調停部29からの車両必要トルクに基づいて目標エンジン回転数を決定し、エンジンECUに送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、バッテリ状態、電装品使用状況及び車両状態に基づいて車両必要トルクを決定する車両用制御装置に関する。
車両の電子制御装置(以下、ECUという)は、車両の制御機構との間で信号のやり取りを行って車両の電子制御を行うものであり、例えば、エンジン制御ECUには車両に装備されているセンサ群で検出された、車速、エンジン回転数、空気流入量等の情報が入力され、エンジン制御ECUはこれらの情報に基づいて所定の演算処理を行い、その演算結果(例えば、燃料噴射量やバイパス空気量などを制御するための信号)を車両に装備された、電動スロットルやスタータ噴射弁等の制御機構へ送出し、燃料の噴射量や流入空気量の制御などを行っている。
近年急速な自動車普及に伴い上記のような車両用電子制御装置が増加するとともに、快適性、安全性あるいは利便性向上のニーズにより車載電装品が急増している。例えば、走行系では、上記のようなエンジン制御ECU、ブレーキの制御を行うブレーキ制御ECU、ステアリングの制御を行うステアリング制御ECU、エンジンの駆動と停止を行いながら車両を走行させるエコランシステム等があり、安全性を確保するものとして衝突軽減システム(プリクラッシュ)、エアバックシステム、アンチブレーキシステム(ABS)、横滑り防止システム等がある。また、利便性の向上を図るものとして、プッシュスタートシステム、キーレスシステム、電動スライドドアなどが有り、快適性を向上するものとして、AV装置、エアコン、ナビゲーション装置などが普及している。
そして、今後も更なる快適性、利便性、安全性向上を図るため、路車間通信装置、高機能運転システム、自動運転システム、ドライバモニタ、事故回避システム、衝突防止システム、車両周辺監視装置等の車載電装品が増加していくことが予想され、バッテリ負荷の増加に伴うバッテリ劣化や電装品増加に伴う給電不足発生が予想されるので、バッテリ劣化抑制を図ることができるバッテリの充電制御や車両状況に応じた給電不能防止制御が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−249900号公報
図27は、従来の充電制御方法を説明するための図であり、安全系システム、例えば、プリクラッシュ、ABS等の作動時に使用される給電必須電気量が1KW、電装品の使用電気量が1.5KW、バッテリ充電要求量が0.5KWとすると、給電不能抑制のため、電装品要求量とバッテリ充電要求量の総和、すなわち、3KWをオルタネータへの発電要求量として発電指令している。
上記のように、従来は、車両状況、バッテリ状態によらず発電指令を行っており、オルタネータの発電量が増えれば、車両必要トルクが上がり、燃費が悪化するので、電装品高負荷時は燃費が悪化するという問題が生じていた。
また、車両必要トルクはエンジン(走行)トルクと発電トルクの和であるので、給電不能抑制のため、オルタネータの発電量が増加すると、走行トルク不足によりドラビリが悪化するという問題も生じている。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、バッテリ状態や走行モード・燃費等の車両状態を考慮してエンジン及び発電機への最適なトルク分配を行うことにより、バッテリ劣化及び燃費悪化を共に抑制することができる車両用制御装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る車両用制御装置(1)は、
バッテリ状態、電装品使用状況、車両状態及び外部情報に基づいて、発電機要求電気量を算出する発電機要求電気量算出手段と、エンジン必要トルクを算出するエンジン必要トルク算出手段と、最適エンジントルクを算出する最適エンジントルク算出手段と、上記各算出手段の算出結果に基づいて発電機とエンジンのトルク分配を行って車両必要トルクを決定するトルク調停手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る車両用制御装置(2)は、車両用制御装置(1)において、
上記トルク調停手段が、バッテリ状態及び/または燃費情報に基づいてエンジン及び発電機のトルクの分配方法を変更することを特徴とする。
さらに、本発明に係る車両用制御装置(3)は、車両用制御装置(1)において、
ユーザの意思を検出するユーザ意思検出手段を備え、
上記最適エンジントルク算出手段が、上記ユーザ意思検出手段の検出結果に応じて最適エンジントルクを補正することを特徴とする。
また、本発明に係る車両用制御装置(4)は、車両用制御装置(1)において、
バッテリ状態に応じてバッテリ要求電気量を算出するバッテリ要求電気量算出手段と、電装品使用電気量を算出する電装品使用電気量算出手段と、給電必須電気量を算出する給電必須電気量算出手段とを備え、
上記発電機要求電気量算出手段が、上記電装品使用電気量と給電必須電気量とにより必要最小電気量を算出し、上記電装品使用電気量と給電必須電気量とバッテリ要求充電量とにより必要電気量を算出し、
上記トルク調停手段が、車両必要トルクを算出する際に、上記必要最小電気量または上記必要電気量のいずれを用いるかまたは上記必要最小電気量及び上記必要電気量の範囲内のどの値を用いるかを決定することを特徴とする。
本発明に係る車両用制御装置(1)、(2)によれば、バッテリ状態、電装品使用状況、車両状態及び外部情報に基づいて算出された、発電機要求電気量、エンジン要求トルク及び最適エンジントルクを使用して、バッテリ状態及び/または燃費情報等に応じてエンジンと発電機のトルクが分配されるので、エンジン及び発電機への最適なトルク分配が可能となり、バッテリ劣化及び燃費悪化を共に抑制することができる。
また、本発明に係る車両用制御装置(3)によれば、ユーザの意思により最適エンジントルクが補正されるか、あるいは、エンジンと発電機のトルク分配方法が変更されるので、確かなエンジン最適トルクの演算や最適なトルク分配を行うことができ、さらに燃費向上とバッテリ劣化抑制を図ることが可能となる
さらに、本発明に係る車両用制御装置(4)によれば、車両必要トルクを算出する際に、車両状態に応じて必要最小電気量または必要電気量のいずれを用いるかまたは必要最小電気量及び必要電気量の範囲内のどの値を用いるかが決定されるので、燃費向上とバッテリ劣化抑制を図ることができる。
以下、本発明の車両用制御装置の実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の車両用制御装置を適用したトルク管理装置含む車両制御システムの全体構成を示すブロック図であり、このシステムは、車両に搭載されるトルク管理装置1、バッテリ2、オルタネータ3、及び、エンジンECU4・エアコン5・カーナビゲーション装置6等の車両電装品よりなり、トルク管理装置1と、バッテリ2、オルタネータ3及び種々の車両電装品とは、通信ライン7、電源ライン8を介して接続されている。また、トルク管理装置1には、車速センサ、エンジン回転数センサ、シフトポジションセンサ、燃料センサ、イグニッション(IG)スイッチ、アクセサリ(ACC)スイッチ等の各種のセンサ9から種々のセンサ値やスイッチのオン/オフ状態が入力されるとともに、ドライバが「スポーツ」、「ノーマル」、「エコノミー」の運転特性を選択する運転選択スイッチ(SW)10の選択情報も入力されている。
トルク管理装置1は、バッテリ2の状態や電装品使用状況及び車両状態に基づいてオルタネータ3とエンジンのトルク分配を行って車両必要トルクを決定するものであり、CPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、入出力回路(図示せず)等から構成されている。CPU11はトルク管理装置1のハードウェア各部を制御するとともに、ROM12に記憶されたプログラムに基づいて車両必要トルク演算等のプログラムを実行する。ROM12は上記の車両必要トルク演算プログラム等の種々のプログラムや、自車両の車種、車両グレード、装備等の自車情報、及びトルク算出マップ等のテーブルを記憶し、RAM13はSRAM等で構成され、一時的に発生するデータを記憶する。
また、バッテリ2は電源ライン8を介してエンジンECU4・エアコン5・カーナビゲーション装置6等の電装品に給電するもので、バッテリ2の充放電電流、端子電圧、バッテリ液温度を検出するセンサ(図示せず)を備えており、これらのセンサの出力が通信ライン7を介してトルク管理装置1に入力される。オルタネータ3は、エンジン(図示せず)により駆動され、電源ライン8を介してバッテリ2を充電するとともに、車両の他の電気負荷に電力を供給する。
一方、エンジンECU4は、上記したように、車速、エンジン回転数、空気流入量等の情報に基づいて所定の演算処理を行い、その演算結果を電動スロットルやスタータ噴射弁等の制御機構へ送出し、燃料の噴射量や流入空気量の制御などを行うものであり、カーナビゲーション装置6は、車両の目的地までの道路情報、気象情報、所要時間などを検出してトルク管理装置1に入力する。
なお、トルク管理装置はエンジン制御ECUまたは図示しない電源制御装置と一体型であってもよい。
図2は、図1のトルク管理装置1の構成を機能で表した機能ブロック図であり、各部はCPU11、ROM12、RAM13により構成され、ソフトウェアによりこれらの機能が実行される。
オルタトルクデマンド部22は、データの入出力を実行するプラットフォーム部21を介して各種センサ9、バッテリ2及び各種電装品から情報を入手し、バッテリ状態に応じたバッテリ要求電力量や電装品使用電力量及び給電必須電力量を算出し、電装品使用電力量と給電必須電力量とにより必要最小電力量を決定するとともに、電装品使用電力量と給電必須電力量とバッテリ要求充電量とにより必要電力量を決定し、発電必要量として出力する。
また、エンジントルク算出部23は、プラットフォーム部21を介して各種センサ9から車速、アクセル開度等の情報を受け取ってエンジントルクを算出し、バッテリ状態決定部24は、プラットフォーム部21を介して入力されるバッテリ2の電圧、電流、バッテリ液温度等に基づいてバッテリ2の充電率(SOC)や内部抵抗等のバッテリ状態を算出するとともに、その高低を判断する。さらに、燃費決定部25は、プラットフォーム部21を介して各種センサ9から燃料残量や走行距離等の情報を受け取って車両の実燃費を算出し、算出した実燃費と車両の平均燃費を比較することにより燃費の良否を判断する。
また、自車状況検出部26はROM12に記憶された情報に基づいて車種・車両グレードを検出するとともに、車両重量センサ(図示せず)の出力に基づいて乗車人数を検出し、外部情報決定部27は、ナビゲーション装置6や傾斜センサ(図示せず)等の出力に基づいて、登坂、平坦路、降坂等の経路情報を決定する。
そして、最適エンジントルク算出部28は、自車状況検出部26、外部情報決定部27からの情報と、各種センサ9からの車速、アクセル開度等に基づいて、最適エンジントルクを算出する。
また、車両必要トルク調停部29は、バッテリ状態決定部24からのバッテリ状態と燃費決定部25からの燃費情報に基づいてトルク分配方法を決定し、オルタトルクデマンド部22からの発電必要量とエンジントルク算出部23からのエンジン必要トルク及び最適エンジントルク算出部28からの最適エンジントルクを用いて発電機とエンジンのトルク分配を行うことにより、車両必要トルクを決定し、目標エンジン回転数決定部30は、車両必要トルク調停部29からの車両必要トルクに基づいて目標エンジン回転数を決定し、通信ライン7を介してエンジンECU4に送信する。
一方、図3は図2のオルタトルクデマンド部22の構成を機能で表した機能ブロック図であり、上記と同様に、各部はCPU11、ROM12、RAM13により構成され、ソフトウェアによりこれらの機能が実行される。
車両状況検出部31は、プラットフォーム部21を介して各種センサ9からエンジン回転数、シフト状況、アクセル開度等の情報を受け取り、走行モード決定部32は車両状況検出部31からの情報に基づいて加速、減速、アイドリング、定速走行等の走行モードを決定して、充電制御方式決定部33及び給電必須電力決定部34に通知する。
また、バッテリ状態検出部35は、プラットフォーム部21を介して入力されるバッテリ2の電圧、電流、バッテリ液温度等に基づいてバッテリ2の充電率(SOC)や内部抵抗等を検出してバッテリ要求発電量決定部36及び充電モード決定部37に入力し、充電モード決定部37はバッテリ2の充電率に応じて充電モードを決定して充電制御方式決定部33に通知する。発電カット有無判定部38は、ドライバの運転特性や運転選択スイッチ10のドライバ自身の設定により、加速時の発電カットの有無を判別して充電制御方式決定部33に通知する。そして、充電制御方式決定部33は走行モード決定部32から通知された走行モード、充電モード決定部37から通知された充電モード及び発電カット有無判定部38からの情報に基づいて充電制御方式を決定してバッテリ要求発電量決定部36に入力し、バッテリ要求発電量決定部36は、バッテリ状態検出部35から入力されたバッテリ2の充電率及び充電制御方式決定部33から通知された充電制御方式に基づいてバッテリ要求発電量を決定する。
一方、給電必須電力決定部34は、走行モード決定部32から通知された走行モードに基づいて給電必須電力を決定して給電制御要求発電量決定部39に入力し、電装品使用量決定部40は、プラットフォーム部21を介して入力される、種々の電装品の起動状態・駆動状態に基づいて電装品の消費電力を決定し、給電制御要求発電量決定部39に入力する。また、給電制御要求発電量決定部39は、給電必須電力決定部34からの要求電力と電装品使用量決定部40からの要求電力に基づいて給電制御要求発電量を決定する。
なお、この実施例では、電装品の起動状態・駆動状態に基づいて電装品の消費電力を電装品使用量決定部40で決定したが、各電装品が起動時に消費電力をトルク管理装置1に申告するようにすることもできる。
そして、発電機必要発電量決定部41は、バッテリ要求発電量決定部36からの要求発電量と給電制御要求発電量決定部39からの要求発電量に基づいて、給電制御要求発電量から必要最小電力量W1を決定するとともに、給電制御要求発電量とバッテリ要求発電量から必要電力量W2を決定して車両必要トルク調停部29に出力する。
また、このオルタトルクデマンド部22は、車両必要トルク調停部29から入力された発電要求量を通信ライン7を介してオルタネータ3に発電指令として送信する。
次に、上記のオルタトルクデマンド部22の各機能部の作用を図1のブロック図及び図4のフローチャートを用いて説明する。
トルク管理装置1のCPU11は、16ms毎に図4のフローチャートに示す発電必要量演算プログラムを実行しており、このプログラムを開始すると、まず、バッテリ2の電圧、電流、バッテリ液温度等の検出出力に基づいてバッテリ2の充電率、内部抵抗等のバッテリ状態を検出してRAM13に記憶した(ステップ101)後、各種センサ9からエンジン回転数、シフト状況、アクセル開度等の車両状態の情報を検出し(ステップ102)、これらの情報に基づいて加速、減速、アイドリング、定速走行等の走行モードを決定してRAM13に記憶する(ステップ103)。
次に、CPU11は、各種電装品の起動状態・駆動状態に基づいて電装品の消費電力を検出してRAM13に記憶した(ステップ104)後、RAM13に記憶した走行モードと、ROM12に記憶された電装品への給電要否テーブルに基づいて給電必須電力を決定してRAM13に記憶する(ステップ105)。
図5は、走行モードと電装品の給電の要否との関係を示すテーブルの一例を示すものであり、プリクラッシュシステム(PCS)、アンチブレーキシステム(ABS)、エアバックシステム(AXS)、横滑り防止システム(VSC)等の電装品への給電要否が、加速、定速、減速、アイドル等の走行モードに応じて設定されており、例えば、アイドリング時にはプリクラッシュシステム(PCS)等の給電が不要とされ、給電必須電力は、エアバックシステム(AXB)の使用電力のみとなる。
走行モードによらず給電必須電力が固定の場合、図6(a)に示すように、電装品使用電力が1.2KW、給電必須電力が0.6KW、バッテリ充電要求量が1.2KWとすると、オルタネータ3への発電要求量は3KWとなるが、上記のように、給電必須電力を走行モードに応じて可変することにより、例えば、アイドリング時には、図6(b)に示すように、給電必須電力がエアバックシステムのみの0.2KWとなるので、発電要求量を2.6KWに減らすことができ、従来に比べ0.4KWの発電カットが可能となり、発電量増大による燃費悪化を防止することができる。
給電必須電力を決定すると、次に、CPU11は、RAM13に記憶されたバッテリ2の充電率(SOC)に応じて充電モードを決定してRAM13に記憶する(ステップ106)。すなわち、CPU11は、図7に示すように、充電率が75%以下のとき、発電モード、充電率が75%〜88%のとき、通常モード、充電率が88%以上のとき、SOC維持モードに決定してRAM13に記憶する。
次に、CPU11は、RAM13に記憶された充電モード、走行モード及び運転選択スイッチ10により設定された加速時発電カットの要否に基づいて充電制御方式を決定した(ステップ107)後、RAM13に記憶されたバッテリ2の充電率及び上記の充電制御方式に基づいてバッテリ要求発電量を決定してRAM13に記憶する(ステップ108)。
なお、バッテリ要求発電量は、バッテリ要求発電量=(目標充電率−現状充電率)/100*バッテリ容量で求めることができる。
これにより、図7に示すように、発電モード時には、バッテリ2の充電率に応じてバッテリ要求発電量を算出し、所定電圧(13.8V)+αの電圧で充電し、通常モード時には、同様に、バッテリ2の充電率に応じてバッテリ要求発電量を算出し、所定電圧(13.8V)で充電するようにバッテリ要求発電量を決定する。また、SOC維持モードでは、バッテリ2の充電率に応じてバッテリ要求発電量を算出するとともに、走行モードが加速の場合には、発電をカットし、充電率が95%以上で、走行モードが減速の場合には発電を禁止するように、バッテリ要求発電量を決定する。
なお、運転選択スイッチ10により、ドラビリ優先、すなわち、「スポーツ」の運転モードが選択されている場合には、加速時発電カットと判断され、走行モードが加速のときは、常に、発電をカットするようにバッテリ要求発電量が決定される。
この実施例では、運転選択スイッチ10により加速時発電カットの要否を判断したが、カーナビゲーション装置6から取得したカーブ、直線等の道路状況、各種センサ9から取得したブレーキやアクセルの使用状況に基づいてドライバの特性、例えば、「ノーマルタイプ」、アクセル、ブレーキを頻繁に使用する「スポーツタイプ」、スピードを出さない「エコノミータイプ」等の運転特性を自動的に検出し、ドライバの特性が「スポーツ」の場合に、加速時発電カット要と判断することもできる。
バッテリ要求発電量を決定すると、次に、CPU11は、RAM13に記憶された給電必須電力及び電装品使用量に基づいて給電制御要求発電量を決定する(ステップ109)。この後、CPU11は、この給電制御要求発電量に基づいて発電機必要最小電力量W1を決定する(ステップ110)とともに、給電制御要求発電量とバッテリ要求発電量に基づいて発電機必要電力量W2を決定してRAM13に記憶し(ステップ111)、プログラムを終了する。
一方、トルク管理装置1のCPU11は、別途、16ms毎に図8に示す車両必要トルク決定プログラムを実行しており、このプログラムを開始すると、各種センサ9からアクセル開度、車速等の情報を取得した(ステップ201)後、ROM12に記憶されている、車速及びアクセル開度と駆動力(トルク)との関係を示すテーブルを使用してエンジン必要トルクTenを算出しRAM13に記憶する(ステップ202)。
図9は上記のテーブルの一例を示すものであり、図に示すように、アクセル開度毎に車速とトルクとの関係を示す曲線がROM12に記憶されており、CPU11は、車両のアクセル開度に対応した曲線を選択し、選択した曲線を使用して車速に対応したトルクを算出することにより、エンジン必要トルクTenを求める。
次に、CPU11は、ROM12から車種、車両グレード、装備状態を取得し、車両重量センサ(図示せず)から車重を取得することにより自車情報を取得する(ステップ203)とともに、カーナビゲーション装置6から経路、自車位置、道路状況等の外部情報を取得した(ステップ204)後、車種・車重毎にROM12に記憶されている登坂、平坦路、降坂それぞれのトルク算出マップから該当するマップを読み出し、ステップ201で取得したアクセル開度及び車速に基づいてエンジン最適トルクTeoを算出する(ステップ205)。
すなわち、図10(a)に示すような降坂時のテーブル、図10(b)に示すような登坂時のテーブル、あるいは平坦路のテーブルがそれぞれ車種・重量毎にROM12に記憶されており、検出した車種、重量及び道路状況に基づいていずれかのテーブルを読み出し、そのテーブルから車両のアクセル開度に対応した曲線を選択し、選択した曲線を使用して車速に対応したトルクを算出することにより、エンジン最適トルクTeoを求める。
エンジン必要トルクTen及びエンジン最適トルクTeoを算出すると、CPU11は、バッテリ2から電圧、電流、バッテリ液温度等を取得してバッテリ2の充電率(SOC)や内部抵抗等のバッテリ状態を算出して充電率をRAM13に記憶するとともに、その高低を判断し、判断結果をRAM13に記憶した(ステップ206)後、燃料残量や車両走行距離の情報に基づいて車両の実燃費を算出し、算出した実燃費と車両の平均燃費を比較することにより燃費の良否を判断し、判断結果をRAM13に記憶する(ステップ207)。
そして、燃費の良否を判断すると、CPU11は、ROM12に記憶された、図11(a)に示す車両必要トルク算出制御切り換えテーブルを参照することにより、RAM13に記憶されたバッテリ2の充電率の高低判断結果と燃費良否判断結果に基づいて、車両必要トルク算出の制御方法を決定する(ステップ208)。次に、決定した制御方法に従って、発電機必要最小電力量W1、発電機必要電力量W2、エンジン必要トルクTen及びエンジン最適トルクTeoに基づいて、車両必要トルクTを決定してRAM13に記憶する(ステップ209)。
例えば、燃費が良く、バッテリ状態が悪い場合には、制御[1]により車両必要トルクが算出されるので、図12に示すように、エンジン必要トルクTenをエンジン最適トルクTeoまでカットしてエンジントルクTeとし、カット分を発電機必要電力量W2に対応したトルクに加算して発電トルクTwとし、エンジントルクTeと発電トルクTwを加算することにより車両必要トルクTを決定する。これにより、エンジントルクカット分がバッテリ充電に回されるので、バッテリ充電を優先することが可能となる。
また、燃費もバッテリ状態も良い場合には、制御[3]により車両必要トルクが算出され、図13に示すように、エンジン必要トルクTenをエンジントルクTeとして採用し、発電機必要最小電力量W1に対応したトルクを発電トルクTwとして採用して車両必要トルクTが決定されるので、バッテリ充電がカットされ、現状維持の制御が行われる。
車両必要トルクを決定すると、CPU11は、ROM12に記憶された最適燃費線及びトルクとエンジン回転数との関係を示すテーブルを使用することにより、決定した車両必要トルクTとカーナビゲーション装置6から取得した道路情報に基づいて目標エンジン回転数を決定し、通信ライン7を介してエンジンECU4に通知する(ステップ210)とともに、ステップ209で決定した発電トルクTwに対応した発電機要求発電量Wを通信ライン7を介してオルタネータ3に発電指令として通知し(ステップ211)、プログラムを終了する。
図14は、ROM12に記憶されている最適燃費線及びトルクとエンジン回転数との関係を示すテーブルの一例を示すものであり、平坦路における最適燃費のエンジン回転数とトルクとの関係を示す曲線と、降坂路における最適燃費のエンジン回転数とトルクとの関係を示す曲線とがマップとして記憶されており、CPU11は、カーナビゲーション装置6から取得した道路情報に基づいていずれかの曲線を選択し、選択した曲線を使用して決定した車両必要トルクTに基づいて目標エンジン回転数を決定する。
なお、上記の実施例では、エンジントルクカット時に、エンジン必要トルクからカットした分を全て発電トルクに加算したが、燃費状態によってカット分を全て足すか割合を決めて足すかを切り換えるようにすることもできる。
以上のように、バッテリの充電率の高低判断結果と燃費良否の判断結果に基づいて、発電機要求発電量Wとして発電機必要最小電力量W1を使用するか発電機必要電力量W2を使用するか、あるいは、エンジン必要トルクをカットするか否かを決定することにより、バッテリ状態や走行モード・燃費等の車両状況に応じて車両必要トルクを分配することができるので、燃費向上とバッテリ劣化抑制をともに達成することができる。
上記の実施例では、検出した車種、重量及び道路状況に応じてエンジン最適トルクを算出したが、ユーザ意思も考慮してエンジン最適トルクを算出することもでき、以下、ユーザ意思も考慮してエンジン最適トルクを算出する場合の実施例について説明する。
なお、本実施例のトルク管理装置を含む車両制御システムの構成は図1と同じであるので、詳細な説明は省略する。
図15は、本実施例のトルク管理装置1の構成を機能で表した機能ブロック図であるが、図2の構成にユーザ意思検出部31が追加されている点を除いて図2の構成と同じであるので、ユーザ意思検出部31以外の各部の説明は省略する。
ユーザ意思検出部31は、運転選択スイッチ10のスイッチ状態を検出することにより、ユーザが「スポーツ」、「ノーマル」、「エコノミー」のいずれの運転状態を選択しているかを検出することにより、ユーザ意思を検出する。なお、上記と同様に、カーナビゲーション装置6から取得したカーブ、直線等の道路状況や各種センサ9から取得したブレーキやアクセルの使用状況に基づいてドライバの特性、例えば、「ノーマルタイプ」、アクセル、ブレーキを頻繁に使用する「スポーツタイプ」、スピードを出さない「エコノミータイプ」等の運転特性を自動的に検出するようにすることも可能である。
そして、トルク管理装置1のCPU11は、16ms毎に図16に示す車両必要トルク決定プログラムを実行するが、ステップ301〜ステップ304及びステップ307〜ステップ312の作用は図8のフローチャートのステップ201〜ステップ204及びステップ206〜ステップ211の作用と同じであるので、説明を省略し、ステップ305及びステップ306についてのみ説明する。
カーナビゲーション装置6から経路、自車位置、道路状況等の外部情報を取得した(ステップ304)後、CPU11は、運転選択スイッチ10のスイッチ状態を検出することにより、ユーザが「スポーツ」、「ノーマル」、「エコノミー」のいずれの運転モードを選択しているかを検出し、検出した運転モード、すなわち、ユーザ意思をRAM13に記憶する(ステップ305)。
次に、CPU11は、車種・車重毎にROM12に記憶されている登坂、平坦路、降坂それぞれのトルク算出マップから該当するマップを読み出し、ステップ301で取得したアクセル開度及び車速に基づいてトルクを算出した後、図17に示す運転モード毎の補正係数を算出したトルクに乗算することにより、エンジン最適トルクTeoを算出する(ステップ306)。
以上のように、算出したトルクをユーザ意思、すなわち、運転モードによって補正することにより、ユーザの意向に沿ってエンジン最適トルクを決定することができる。
また、ユーザ意思に加えて危険度も考慮してエンジン最適トルクを算出することもでき、以下、危険度も考慮してエンジン最適トルクを算出する場合の実施例について説明する。
なお、本実施例のトルク管理装置を含む車両制御システムの構成も図1と同じであるので、詳細な説明は省略する。
図18は、本実施例のトルク管理装置1の構成を機能で表した機能ブロック図であるが、図15の構成に外部環境検出部32が追加されている点を除いて図15の構成と同じであるので、外部環境検出部32以外の各部の説明は省略する。
外部環境検出部32は、カーナビゲーション装置6や車両通信装置(図示せず)等から得た外部通信データに基づいて、気象情報や渋滞情報などのエリア情報を検出し、危険度を算出するものである。
そして、トルク管理装置1のCPU11は、16ms毎に図19に示す車両必要トルク決定プログラムを実行するが、ステップ401〜ステップ404及びステップ409〜ステップ414の作用は図8のフローチャートのステップ201〜ステップ204及びステップ206〜ステップ211の作用と同じであるので、説明を省略し、ステップ405〜ステップ408の作用についてのみ説明する。
カーナビゲーション装置6から経路、自車位置、道路状況等の外部情報を取得した(ステップ404)後、CPU11は、運転選択スイッチ10のスイッチ状態を検出することにより、ユーザが「スポーツ」、「ノーマル」、「エコノミー」のいずれの運転モードを選択しているかを検出し、検出した運転モードをRAM13に記憶する(ステップ405)。
次に、CPU11は、カーナビゲーション装置6や車両通信装置(図示せず)等から得た外部通信データに基づいて、気象情報や渋滞情報などの外部環境情報を取得した(ステップ406)後、雨、風、エリア、路面情報、渋滞情報等からその地点の危険度(0〜100)を予測する(ステップ407)。
危険度を予測した後、CPU11は、車種・車重毎にROM12に記憶されている登坂、平坦路、降坂それぞれのトルク算出マップの中から該当するマップを読み出し、ステップ401で取得したアクセル開度及び車速に基づいてトルクを算出した後、図17に示す運転モード毎の補正係数を算出したトルクに乗算するとともに、図20に示す危険度毎の補正係数を乗算することにより、エンジン最適トルクTeoを算出する(ステップ408)。
以上のように、算出したトルクを運転モード及び危険度によって補正してエンジン最適トルクを決定することにより、さらに的確なエンジン最適トルクを決定することができる。
以上の実施例では、バッテリの充電率の高低判断結果と燃費良否の判断結果に基づいて発電機とエンジンのトルク分配方法を決定したが、バッテリの充電率の高低判断結果と燃費良否の判断結果に加えてユーザ意思も考慮して発電機とエンジンのトルク分配方法を決定することもでき、以下、ユーザ意思も考慮して発電機とエンジンのトルク分配方法を決定する場合の実施例について説明する。
なお、本実施例のトルク管理装置を含む車両制御システムの構成も図1と同じであるので、詳細な説明は省略する。
図21は、本実施例のトルク管理装置1の構成を機能で表した機能ブロック図であるが、図2の構成にユーザ意思検出部31が追加されている点を除いて図2の構成と同じであるので、ユーザ意思検出部31以外の各部の説明は省略する。
ユーザ意思検出部31は、図15と同様に、運転選択スイッチ10のスイッチ状態を検出することにより、ユーザが「スポーツ」、「ノーマル」、「エコノミー」のいずれの運転状態を選択しているかを検出するものである。
そして、トルク管理装置1のCPU11は、16ms毎に図22に示す車両必要トルク決定プログラムを実行するが、ステップ501〜ステップ507の作用は図8のフローチャートのステップ201〜ステップ207の作用と同じであるので、説明を省略し、ステップ508以降についてのみ説明する。
燃費の良否を判断する(ステップ507)と、CPU11は、運転選択スイッチ10のスイッチ状態を検出することにより、ユーザが「スポーツ」、「ノーマル」、「エコノミー」のいずれの運転モードを選択しているかを検出し、検出した運転モードをRAM13に記憶する(ステップ508)。
次に、CPU11は、ROM12に記憶された、運転モード毎の車両必要トルク算出制御切り換えテーブルの中から該当する運転モードのテーブルを選択し、選択したテーブルを使用して、RAM13に記憶された充電率の高低判断結果と燃費良否判断結果に基づいて、車両必要トルク算出の制御方法を決定する(ステップ509)。次に、決定した制御方法に従って、発電機必要最小電力量W1、発電機必要電力量W2、エンジン必要トルクTen、エンジン最適トルクTeoに基づいて、車両必要トルクTを決定してRAM13に記憶する(ステップ510)。
図23(a)〜(c)は、ノーマル、エコノミー、スポーツの3つの運転モード毎の車両必要トルク算出制御切り換えテーブルの一例を示すものであり、例えば、運転モードとして、ノーマルが選択され、燃費並かつバッテリ並であれば、制御[7]が選択されるので、車両必要トルクを算出する場合には、図23(d)の制御[7]に示すように、エンジントルクカットはせず、バッテリ充電を優先するトルク分配が行われるので、エンジン必要トルクTenがエンジントルクTeとして採用され、発電機必要電力量W2に対応したトルクが発電トルクTwとして採用されて車両必要トルクTが決定される。
次に、CPU11は、ROM12に記憶された最適燃費線及びトルクとエンジン回転数との関係を示すテーブルを使用することにより、決定した車両必要トルクTとカーナビゲーション装置6から取得した道路情報に基づいて目標エンジン回転数を決定し、通信ライン7を介してエンジンECU4に通知する(ステップ511)とともに、ステップ509で決定した発電トルクTwに対応した発電機要求発電量Wを通信ライン7を介してオルタネータ3に発電指令として通知し(ステップ512)、プログラムを終了する。
以上のように、ユーザ意思も考慮して発電機とエンジンのトルク分配の制御方法を切り換えることにより、燃費向上とバッテリ劣化抑制を図ると同時に、ユーザの意思も反映することができる。
上記の実施例では、ユーザ意思も考慮してトルク分配を行ったが、ユーザ意思に加えて危険度も考慮してトルク分配を行うこともでき、以下、危険度も考慮して発電機とエンジンのトルク分配を行う場合の実施例について説明する。
なお、本実施例のトルク管理装置を含む車両制御システムの構成も図1と同じであるので、詳細な説明は省略する。
図24は、本実施例のトルク管理装置1の構成を機能で表した機能ブロック図であるが、図21の構成に外部環境検出部32が追加されている点を除いて図21の構成と同じであるので、外部環境検出部32以外の各部の説明は省略する。
外部環境検出部32は、上記と同様に、カーナビゲーション装置6や車両通信装置(図示せず)等から得た外部通信データに基づいて、気象情報や渋滞情報などのエリア情報を検出し、危険度を算出するものである。
そして、トルク管理装置1のCPU11は、16ms毎に図25に示す車両必要トルク決定プログラムを実行するが、ステップ601〜ステップ608及びステップ612〜ステップ614の作用は図22のフローチャートのステップ501〜ステップ508及びステップ510〜ステップ512の作用と同じであるので、説明を省略し、ステップ609〜ステップ611の作用についてのみ説明する。
運転モードを検出してユーザ意思をRAM13に記憶した(ステップ608)後、CPU11は、ナビゲーション装置6や車両通信装置等から得た外部通信データに基づいて、気象情報や渋滞情報などの外部環境情報を取得し(ステップ609)、雨、風、エリア、路面情報、渋滞情報等からその地点の危険度を予測する(ステップ610)。
次に、CPU11は、ROM12に記憶された、運転モード毎、危険度毎の車両必要トルク算出制御切り換えテーブルの中から該当するテーブルを選択し、選択したテーブルを使用して、RAM13に記憶された充電率の高低判断結果と燃費良否判断結果に基づいて、車両必要トルク算出の制御方法を決定する(ステップ611)。
図26(a)〜(c)は、運転モードがノーマルの場合の、危険度小、危険度中及び危険度大、それぞれの場合の車両必要トルク算出制御切り換えテーブルの一例を示すものであり、例えば、運転モードがノーマル時に、危険度大で、燃費悪かつバッテリ良であれば、制御[5]が選択されるので、車両必要トルクを算出する場合には、図26(d)の制御[5]に示すように、エンジントルクカットし、バッテリ充電小とされてトルク分配が行われるので、エンジン必要トルクTenがエンジン最適トルクTeoまでカットされてエンジントルクTeとして採用され、発電機必要最小電力量W1に対応したトルクが発電トルクTwとして採用されて車両必要トルクTが決定されるので、燃費を確保することができる。
以上のように、ユーザ意思に加えて危険度も考慮して発電機とエンジンのトルク分配の制御方法を切り換えることにより、さらに最適にバッテリ状態や走行モード・燃費等の車両状況に応じて車両必要トルクを分配することができる。
なお、上記の実施例2、3に示すように、ユーザ意思や危険度を考慮してエンジン最適トルクを算出するようにすると、精度は落ちるが処理を簡略化することができ、また、上記の実施例4、5に示すように、ユーザ意思や外部環境を考慮して発電機とエンジンのトルク分配の制御方法を切り換えるようにすると、精度が上がるが、処理が複雑になる。
本発明の車両用制御装置を適用したトルク管理装置含む車両制御システムの全体構成を示すブロック図である。 トルク管理装置の構成を機能で表した機能ブロック図である。 オルタトルクデマンド部の構成を機能で表した機能ブロック図である。 オルタトルクデマンド部の作用を示すフローチャートである。 給電要否テーブルの一例を示すものである。 発電要求量の演算の一例を示すものである。 バッテリの充電率と充電モード及び充電制御方法との関係を示すテーブルである。 車両必要トルク決定プログラムの作用を示すフローチャートである。 車速及びアクセル開度とトルクとの関係を示すテーブルの一例を示すものである。 車種・車重毎の登坂、降坂のトルク算出マップの一例を示すものである。 車両必要トルク算出制御切り換えテーブル及び制御内容の一例を示すものである。 車両必要トルク算出の一例を示すものである。 車両必要トルク算出の他の例を示すものである。 最適燃費線及びトルクとエンジン回転数との関係を示すテーブルの一例を示すものである。 トルク管理装置の他の実施例の構成を機能で表した機能ブロック図である。 図15のトルク管理装置の車両必要トルク決定プログラムの作用を示すフローチャートである。 運転モード毎のエンジン最適トルク補正係数の一例である。 トルク管理装置のさらに他の実施例の構成を機能で表した機能ブロック図である。 図18のトルク管理装置の車両必要トルク決定プログラムの作用を示すフローチャートである。 危険度毎のエンジン最適トルク補正係数の一例である。 トルク管理装置のさらに他の実施例の構成を機能で表した機能ブロック図である。 図21のトルク管理装置の車両必要トルク決定プログラムの作用を示すフローチャートである。 車両必要トルク算出制御切り換えテーブル及び制御内容の他の例を示すものである。 トルク管理装置のさらに他の実施例の構成を機能で表した機能ブロック図である。 図24のトルク管理装置の車両必要トルク決定プログラムの作用を示すフローチャートである。 車両必要トルク算出制御切り換えテーブル及び制御内容のさらに他の例を示すものである。 従来の充電制御方法を説明するための図である。
符号の説明
1 トルク管理装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
2 バッテリ
3 オルタネータ
4 エンジンECU
5 エアコン
6 カーナビゲーション装置
7 通信ライン
8 電源ライン
9 各種センサ
10 運転選択スイッチ

Claims (4)

  1. バッテリ状態、電装品使用状況、車両状態及び外部情報に基づいて、発電機要求電気量を算出する発電機要求電気量算出手段と、エンジン必要トルクを算出するエンジン必要トルク算出手段と、最適エンジントルクを算出する最適エンジントルク算出手段と、上記各算出手段の算出結果に基づいて発電機とエンジンのトルク分配を行って車両必要トルクを決定するトルク調停手段とを備えたことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 請求項1に記載された車両用制御装置において、
    上記トルク調停手段が、バッテリ状態及び/または燃費情報に基づいてエンジン及び発電機のトルクの分配方法を変更することを特徴とする車両用制御装置。
  3. 請求項1に記載された車両用制御装置において、
    ユーザの意思を検出するユーザ意思検出手段を備え、
    上記最適エンジントルク算出手段が、上記ユーザ意思検出手段の検出結果に応じて最適エンジントルクを補正することを特徴とする車両用制御装置。
  4. 請求項1に記載された車両用制御装置において、
    バッテリ状態に応じてバッテリ要求電気量を算出するバッテリ要求電気量算出手段と、電装品使用電気量を算出する電装品使用電気量算出手段と、
    給電必須電気量を算出する給電必須電気量算出手段とを備え、
    上記発電機要求電気量算出手段が、上記電装品使用電気量と給電必須電気量とにより必要最小電気量を算出し、上記電装品使用電気量と給電必須電気量とバッテリ要求充電量とにより必要電気量を算出し、
    上記トルク調停手段が、車両必要トルクを算出する際に、必要最小電気量または必要電気量のいずれを用いるかまたは必要最小電気量及び必要電気量の範囲内のどの値を用いるかを決定することを特徴とする車両用制御装置。
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