JP2012245950A - アームレスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アームレストの退避をできるだけ違和感なく行うことができるアームレスト装置を提供することを解決すべき課題とする。
【解決手段】乗員の降車意思に基づいてアームレストの退避を行うことにより意図しないアームレストの移動が起きないことを見出した。車両に搭載されるシート(21〜23)の車幅方向外側に設けられるアームレスト10とアームレスト10を格納位置及び展開位置の間で移動させる駆動部111と乗員の降車意思を検出する降車意思検出部と降車意思検出部の降車意思検出に応じて、乗員がシート(21〜23)から障害無く離れることができる位置にアームレスト10を退避させるように駆動部111を制御する制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員の降車意思に応じて障害にならないように制御されるアームレスト装置に関する。
車両のシートには乗員の肘付近を保持するアームレストが搭載されている場合がある。これらのアームレストはシートに取り付けたり、シートの脇にあるコンソールボックスにて兼用したり、ドアの内側に取り付けたりすることができる。
また、これらアームレストは、シートに対し、片側又は両側に取り付けられ、必要なときに展開できるような可動式になっているものもある。可動式のアームレストにおいては、特に、複数の乗員で車両を共用する場合などにおいて、乗員毎の望ましいアームレストの位置を記憶したり、よりよい使用感を実現したりするためにアームレストの動作をモータなどにより行うことがある(特許文献1、2など)。また、コンソールボックスをアームレストに兼用したものについても位置を変更できるものがある(特許文献3など)。
ところで、車両内においてシートからシートに移動する場合や、シートから降りる場合において、その移動経路にアームレストが存在すると移動の障害になる場合が考えられる。その場合に乗員がアームレストをその都度操作することで、乗員の移動の障害になるアームレストを障害にならない適正な位置に退避させる必要があった。
特許文献4ではスライドドアの開閉スイッチに連動してアームレストの位置を移動させ邪魔にならないように退避させる技術が開示されている。
特開2009−255778号公報 特開2001−310670号公報 特許第4131202号公報 特開2010−95024号公報
しかしながら、特許文献4に開示のアームレスト装置は、スライドドアの開閉スイッチに連動してアームレストを移動させているために必ずしもアームレストの移動が必要無い場合においてもアームレストを退避させている場合があった。
本発明は上記実情に鑑み完成したものであり、必要の無い場合にはアームレストの退避をできるだけ行わないようなアームレスト装置を提供することを解決すべき課題とする。
(1)上記課題を解決する目的で本発明者らは鋭意検討を行った結果、乗員の降車意思に基づいてアームレストの退避を行うことにより意図しないアームレストの移動が起きないことを見出した。本発明は上記知見に基づき完成したものである。すなわち、上記課題を解決するアームレスト装置の特徴は、車両に搭載されるシートの車幅方向内側及び外側の少なくとも一方に設けられるアームレストと、
前記アームレストを格納位置及び展開位置の間で移動させる駆動部と、
乗員の降車意思を検出する降車意思検出部と、
前記降車意思検出部の降車意思検出に応じて、乗員が前記シートから障害無く離れることができる位置に前記アームレストを退避させるように前記駆動部を制御する制御部と、
を備えることにある。
更に、以下に記す(2)、(3)の構成を単独で、又は、組み合わせて適用することができる。(2)乗員の操作により前記アームレストを所望位置に移動させる操作指令を前記制御部に送る操作部を備え、前記制御部は、前記降車意思検出部の降車意思検出に応じて移動される前記アームレストの移動速度よりも前記操作部の前記操作指令に応じて移動される前記アームレストの移動速度の方が遅くなるように前記駆動部を制御する。(3)前記車両の状態を検出する車両状態検出部を備え、前記制御部は、前記降車意思検出部が降車意思を検出し且つ前記車両状態検出部が車両停止状態を検出したとき、前記アームレストを退避させるよう前記駆動部を制御する。
(1)の構成によると、乗員の降車意思を検出する降車意思検出部をもち、降車意思の検出に応じてアームレストを乗員の移動に邪魔にならないように退避させるようにしたことにより、アームレストの退避動作について違和感がなくなると共に、乗員が降車する際にアームレストを操作する必要がなくなり利便性が向上する。
(2)の構成を採用すると、乗車中に乗員の意思に従ってアームレストを所望の位置に移動させることができる。更に、乗車中において、アームレストの移動速度を降車時の退避動作よりも遅くすることで、アームレストの微調整が行いやすくなり、望む位置に合わせやすくなる。
(3)の構成を採用すると、降車意思が検出され且つ車両が停止しているときに、降車の障害にならないように行うアームレストの移動を許容する。車両が停止していないときには降車することは考え難いため運転中の予期せぬアームレストの退避動作を防止できる。
実施例のアームレスト装置を適用したシートの概略側面図である。 実施例のアームレスト装置のブロック図である。 実施例のアームレスト装置の処理装置のフローチャートである。
本発明のアームレスト装置について実施形態に基づき以下詳細に説明を行う。本実施形態のアームレスト装置は、アームレストと、駆動部と、降車意思検出部と、制御部と、必要に応じて採用されるその他の手段とを有する。
アームレストは車両に搭載されたシートの左右(例えばシートが車両の進行方向又はその逆方向に向いている場合には車幅方向に対して内側及び外側)の少なくとも一方に設けられており、格納位置と展開位置との間で移動可能に配設されている。ところで、乗員はシートに対して直接乗降することはもちろん、自身から近いドア以外のドアから乗降するために隣接するシートに移動することがある。また、乗降の際に荷物などを隣接するシートに載せたり降ろしたりすることがある。このような場合、アームレストは乗員がシートに乗降する際や、隣接するシート間を移動する際などに障害になる場合があるため、乗員が乗降する際には、乗員の乗降などの障害にならない位置(退避位置)にアームレストを移動させることが望ましい。特に、車幅方向外側に設けられているアームレストは車両への乗降に影響が有り、内側に設けられているアームレストはシート間の移動に影響があるものと考えられる。
アームレストの形態の一例としては、一端部が回動自在にシートの脇に枢支された細長い形態が挙げられる。更にはアームレストはシートの上下方向、左右方向に平行移動する形態を採用することもできる。また、揺動と平行移動とを組み合わせることもできる。格納位置は使用しないアームレストを格納する位置である。乗員の乗降や移動の邪魔にならない位置であり、乗降時にアームレストを退避させる退避位置にすることもできる。展開位置はアームレストを格納位置から移動させて使用するときの位置である。
駆動部はアームレストを格納位置及び展開位置の間で移動させる手段である。アームレストを移動させる動力としては特に限定しないが、電動機、油圧機械、空気圧機械などが挙げられる。特に回転角及び駆動速度を精密に制御できるパルスモータ、サーボモータや、PWM制御された電動機などが望ましい。
降車意思検出部は乗員が降車しようとする意思を乗員や車両の動きや状態から検出する手段である。降車検知に用いる乗員及び車両の動きや状態はどのように知得してもよい。例えば、(a)車両のキースイッチ(メインスイッチ)の操作、(b)変速機のシフトレバー(又はセレクトレバー)の選択位置、(c)パーキングブレーキの操作、(d)自席ドアの開閉レバー(スイッチ)の操作、(e)自席ドアロックスイッチの操作、(f)自席のシートベルトの脱着、(g)自席ドア以外のドアの操作スイッチ(パワースライドドアの操作スイッチなど)の操作などを検知することが例示できる。
降車意思検出部はシートの種類(運転席、助手席、後部座席)によって一部異なる条件に基づいて乗員の降車意思を検出する。まずは運転席に設けられたアームレスト装置の場合について説明を行う。
・運転席
(a)キースイッチをオンからオフにする。(d)閉じている自席のドアに対してドアスイッチを開にする。(e)自席のドアロックスイッチを施錠状態から解錠状態に遷移させる。(f)自席のシートベルトのバックルが装着状態から非装着状態に遷移する。以上説明した状態のうち1つ以上が生起した場合に降車意思があるものと推測することができる。
降車意思の検出を更に確実なものにするために、これらの中で2つ以上が同時に生起したときにのみ降車意思があるものと推測することもできる。例えば、(f)自席のシートベルトのバックルを装着状態から非装着状態に遷移する(又はシートベルトのバックルが装着されていない状態)と共に、(a)キースイッチをオフにする場合などのように、(a)、(d)〜(f)のうちの2つ以上の事象が同時に検知されたときに降車意思があるものとすることができる。
・助手席(後席)
上述した(a)〜(f)の事象のうち、(d)、(e)、及び(f)のうちの1つ以上が生起した場合に降車意思があるものと推測することができる。運転席と同様に、これらの中で2つ以上が同時に生起したときにのみ降車意思があるものと推測することもできる。
制御部は降車意思検出部が乗員の降車意思を検出した場合に駆動部を制御することによりアームレストを退避させる手段である。アームレストの退避は、乗員がシートから障害無く離れることができる位置(退避位置)にまで移動させることで行う。「乗員がシートから障害無く離れることができる位置(退避位置)」とは、乗員がシートから離れて降車する際に、アームレストが邪魔になるような位置にないことを意味する。具体的な退避位置としては前述した格納位置が例示できる。
制御部は降車意思が検出された場合の他でも駆動部を制御してアームレストを移動させることができる。例えば、その他の手段として、操作部を有する場合に操作部から発せられる操作指令に基づいてアームレストを移動させることができる。操作部は乗員の操作に基づいて操作指令を生成し、その操作指令を制御部に送る手段である。操作部によりアームレストの移動を行う場合には、降車意思検出部の降車意思検出に応じて移動(退避動作)する速度よりも遅くすることが望ましい。
また、制御部はシートの制御を行うECUから入力される指令に基づきアームレストを必要な位置に移動させることができる。更には制御部はシートの制御を行うECUなど、その他の装置の制御を行う手段と共用することもできる。また、制御部は複数の乗員毎に設定されたアームレストの位置を記憶し、その位置を再生可能にすることもできる。
そして、アームレストが展開位置にあって、外部からドアが開けられた場合には、制御部は開けられたドアから乗車できるシートに設けられたアームレスト(乗員が乗車する際に障害になり得るアームレスト)を格納位置(退避位置)にまで移動させるようにすることができる。
その他の手段としては、車両の状態を検出する車両状態検出部を有することができる。ここで車両状態検出部が検出する「車両の状態」は車両が停止しているかどうかに関する状態であり、車両の速度、ドアなどの開閉状態などを検出することにより車両が停止しているかどうかを検出する。
車両状態検出部を有する場合には、前記制御部は、前述の降車意思検出部が降車意思を検出すると共に、車両状態検出部が車両停止状態を検出したときに限りアームレストを退避位置に移動させるように駆動部を制御することができる。つまり、上述の降車意思検出がなされた場合であっても車両が停止状態でない場合には降車しないものとして扱い、アームレストの退避動作を行わないことができる。
更に、シートに乗員が着座しているかどうかを判断する着座センサを備えることができる。その場合に乗員が乗車しているシートに設けられたアームレストについてのみ乗員の降車意思を検出するようにすることができる。
本発明のアームレスト装置について実施例に基づき以下詳細に説明を行う。本実施例のアームレスト装置は、図1及び2に示すように、アームレスト10、駆動部11、及び処理装置12を備える。アームレスト10は、その後端部101にて揺動自在に車両用シート(21、22、23)の車幅方向外側(図面手前側:シート(21,22,23)を基準として左側)に設けられている。アームレスト10は、図1にて実線で示す展開位置と二点鎖線で示す格納位置(退避位置)との間で軌跡Fに沿って揺動自在に設けられている。
シート(21,22,23)は、乗員の背中に対向する背もたれ部21と、背もたれ部21の下部211が後端部221にて揺動自在に枢支され且つ乗員の尻に上面で対向する座面部22と、背もたれ部21の上端部212に配設された乗員の頭部を保護するヘッドレスト23とから構成される。
駆動部11は、図示しない減速機構を介してアームレスト10を展開位置及び格納位置の間で揺動させるモータ111と、アームレスト10の揺動位置を検出し回転信号を出力する回転センサ112と、モータ111をPWM駆動するモータ出力部113とをもつ。
処理装置12は、中央演算処理装置121、スイッチ入力部123、センサパルス入力部124、不揮発性メモリ125をもつ。処理装置12は本発明のアームレスト装置における降車意思検出部及び制御部の作用効果を発揮する装置である。
中央演算処理装置121は、スイッチ入力部123からのスイッチ状態信号、及びセンサパルス入力部124からの位置信号に基づきモータ出力部113を制御する。
スイッチ入力部123は車両の各部に設けられたスイッチ(13〜18)に接続され、それらスイッチ(13〜18)の状態に応じたスイッチ状態信号が中央演算処理装置121及びその他必要な装置を制御するECU(図略)に出力される。スイッチ(13〜18)は、車両を起動するキースイッチ13、ドアの開閉を行うドアスイッチ14、ドアの施錠・解錠を行うドアロックスイッチ15、シートベルトがシートベルトのバックルに装着されているかどうかを示すスイッチであるシートベルトスイッチ16、アームレスト10の現在の位置を記憶するための記憶スイッチ17、記憶したアームレスト10の位置を再生する再生スイッチ18である。再生スイッチ18はアームレスト10の位置を記憶する乗員の人数分だけ設けられている(本実施例では3個)。
センサパルス入力部124は駆動部11がもつ回転センサ112が出力する回転信号に基づきアームレスト10の揺動位置を示す位置信号を中央演算処理装置121に出力する。
不揮発性メモリ125は書き換え不能な領域と書き換え可能な領域とを有しており、中央演算処理装置121を作動させるプログラムが格納されている。また、書き換え可能な領域には乗員の求めに応じて記憶するアームレスト10の位置など、アームレスト装置の作動と共に変化する情報が格納されている。
中央演算処理装置121がアームレスト10の位置を制御するロジックを図3に示すフローチャートに基づいて説明する。このロジックは主に運転席に設けられたアームレスト装置についてのものである。
車両全体の起動などに合わせて、中央演算処理装置121も起動し(S1)、初期化(S2)される。その後、乗員毎に記憶されたアームレスト10の位置を不揮発性メモリ125より読み出す(S3)。
・降車意思を検出した場合
乗員の降車意思を検出したかどうかを判断し(S4)、検出したときにはアームレスト10を格納位置(退避位置)に移動させるためにモータ出力部113を制御してモータ111を駆動する(S5)。モータ111を駆動すると共に、回転センサ112が出力する回転信号に基づきセンサパルス入力部124が生成する位置信号(アームレスト10の位置を示す信号)を取得し(S6)、取得した位置が目標とする位置(格納位置)に至ったかどうかを判断する(S7)。アームレスト10の位置が格納位置に至っていない場合には、S5に戻ってモータ111の駆動を継続する。アームレスト10の位置が格納位置に至った場合にはS4に戻る。アームレスト10は格納位置に移動させるため、乗員の降車に際して障害にはならない。
ここで、キースイッチ13、ドアスイッチ14、ドアロックスイッチ15、又はシートベルトスイッチ16が所定の遷移を生起したことをもって、乗員の降車意思が発露したものと推測する。キースイッチ13は車両の起動・停止を行うスイッチで有り、オンからオフに遷移することで乗員の降車意思が発露したものと推測する。キースイッチ13をオフに操作していることから車両を完全に停止することを選択しているものと考えられる。従って、他の乗員の乗降待ちなどではなく、自身が降車する可能性が高いと推測できる。
ドアスイッチ14は運転席のドアの開閉を行うスイッチで有り、ドアを開くように操作されることで乗員の降車意思が発露されたものと推測する。このドアスイッチ14は自身が降りるためのドアを開けるためのものであり、そのドアを開けようとしているということは自身が降車する可能性が高いものと推測できる。
ドアロックスイッチ15は運転席のドアの施錠・解錠を行うスイッチであり、施錠状態から解錠状態に遷移したときに乗員の降車意思が発露したものと推測する。ドアを解錠したということは次の段階としてドアを開けようとする動作に繋がるものであり、ドアを開けて自身が降車する可能性が高いものと推測できる。ここで、ドアロックスイッチとして他のドアの施錠・解錠を操作するスイッチ(集中ドアロックスイッチなど)を乗員が操作した場合には自身が降車する場合ばかりでは無いため、降車意思とは判断しないこともできる。
シートベルトスイッチ16は、シートベルトがシートベルトのバックルに装着されたかどうかを示すスイッチであり、装着状態から非装着状態に遷移したときに乗員の降車意思が発露したものと推測する。シートベルトを装着状態から非装着状態にしたということはその後にシートから離れることを想定していると考えられるため、自身が降車する可能性が高いものと推測できる。
これらの遷移は、それぞれ単独でも乗員の降車意思の発露であるとしているが、降車意思を確実に検出するために、2以上の組み合わせで検出され場合にのみ降車意思が発露したものと判断するようにしてもよい。
・降車意思を検出していない場合(再生操作有り)
上述したS4にて降車意思を検出しない場合には、再生操作がなされているかどうかを判断する(S8)。再生動作は再生スイッチ18により行われる。再生スイッチ18(3つのスイッチから構成される)のうちのどれが選択されたかによってどの位置(目標位置)にまでアームレスト10を移動させるかが決定される。その後、現在の位置と目標位置とが一致しているかどうかを判断し、一致している場合にはそのままS4に戻ることになる。不一致の場合には目標位置にまでアームレスト10を移動する(S10)。S10におけるアームレスト10の移動はS5におけるアームレスト10の移動に比べて低速で行う。ここで、S5でのアームレスト10の移動は速やかに行うことにより、降車動作の障害にならないことを重視している。それに対して、再生操作時におけるアームレスト10の移動は車両の運転中も含む乗車中での移動であるため、降車時に比べて緩慢な移動にすることにより乗員の運転操作に影響を与えないようにしている。
・降車意思を検出していない場合(再生操作無し)
上述したS8にて再生操作がなされていない場合には、記憶操作がなされているかどうかを判断する(S13)。記憶操作は、3つの再生スイッチ18のうち記憶させたいものを選択しながら記憶スイッチ17を押すことによって選択した再生スイッチ18に現在のアームレスト10の位置を記憶させる(S14)。
・運転席以外のシート(助手席、後席)に設けられたアームレスト装置における降車意思の検出方法
ドアスイッチ14(アームレスト装置が設けられたシートに対応するドアのスイッチ)、ドアロックスイッチ15(アームレスト装置が設けられたシートに対応するドアのロックを行うスイッチ)、又はシートベルトスイッチ16(アームレスト装置が設けられたシートに対応するシートベルト)が所定の遷移を生起したことをもって、乗員の降車意思が発露したものと推測する。
ドアスイッチ14は自席のドアの開閉を行うスイッチで有り、ドアを開くように操作されることで乗員の降車意思が発露されたものと推測する。このドアスイッチ14は自身が降りるためのドアを開けるためのものであり、そのドアを開けようとしているということは自身が降車する可能性が高いものと推測できる。
ドアロックスイッチ15は自席のドアの施錠・解錠を行うスイッチであり、施錠状態から解錠状態に遷移したときに乗員の降車意思が発露したものと推測する。ドアを解錠したということは次の段階としてドアを開けようとする動作に繋がるものであり、ドアを開けて自身が降車する可能性が高いものと推測できる。
シートベルトスイッチ16は、シートベルトがシートベルトのバックルに装着されたかどうかを示すスイッチであり、装着状態から非装着状態に遷移したときに乗員の降車意思が発露したものと推測する。シートベルトを装着状態から非装着状態にしたということはその後にシートから離れることを想定していると考えられるため、自身が降車する可能性が高いものと推測できる。
これらの遷移は、それぞれ単独でも乗員の降車意思の発露であるとしているが、2以上の組み合わせで検出され場合にのみ降車意思が発露したものと判断するようにしてもよい。
・その他
フローチャートには記していないが、乗員が乗車していないときに、アームレスト10が何らかの要因で展開位置になっている場合には、運転席のドアを開けたり、ドアロックを解除したりすることによって、アームレスト10を格納位置に移動させるようにしてもよい。このような状況は乗員が自身が着席しているシートに対応するドア以外から降車したときに起こりうる。
更に、中央演算処理装置121は図示しない通信路を介して車両を制御するECU(図略)と通信を行い、車速情報を得ることができる。得られた車速情報から車両状態(車両が動いているか停止しているか)が検出できる。中央演算処理装置121は降車意思が検出され且つ車両が停止状態にある場合にのみ乗員が降車するものとしてアームレスト10を格納位置に移動させるようにする。この場合には処理装置12は車両状態検出部を兼ねる。
10…アームレスト
11…駆動部(111…モータ 112…回転センサ 113…モータ出力部)
12…処理装置(制御部、降車意思検出部を含み、場合によっては車両状態検出部をも含む:121…中央演算処理装置 123…スイッチ入力部 124…センサパルス入力部 125…不揮発性メモリ)
13〜18…スイッチ(13…キースイッチ 14…ドアスイッチ 15…ドアロックスイッチ 16…シートベルトスイッチ 17…記憶スイッチ 18…再生スイッチ)
21…背もたれ部 22…座面部 23…ヘッドレスト

Claims (3)

  1. 車両に搭載されるシートの車幅方向内側及び外側の少なくとも一方に設けられるアームレストと、
    前記アームレストを格納位置及び展開位置の間で移動させる駆動部と、
    乗員の降車意思を検出する降車意思検出部と、
    前記降車意思検出部の降車意思検出に応じて、乗員が前記シートから障害無く離れることができる位置に前記アームレストを退避させるように前記駆動部を制御する制御部と、
    を備えるアームレスト装置。
  2. 乗員の操作により前記アームレストを所望位置に移動させる操作指令を前記制御部に送る操作部を備え、
    前記制御部は、前記降車意思検出部の降車意思検出に応じて移動される前記アームレストの移動速度よりも前記操作部の前記操作指令に応じて移動される前記アームレストの移動速度の方が遅くなるように前記駆動部を制御する請求項1に記載のアームレスト装置。
  3. 前記車両の状態を検出する車両状態検出部を備え、
    前記制御部は、前記降車意思検出部が降車意思を検出し且つ前記車両状態検出部が車両停止状態を検出したとき、前記アームレストを退避させるよう前記駆動部を制御する請求項1又は2に記載のアームレスト装置。
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