JP2012245893A - 車両用内装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でシール材を安定的に支持する。
【解決手段】車両ボデーに取り付けられ、車両ボデーとの間をシールするシール材30を取付可能な取付座部17A,17B,26を有する車両用内装材10であって、第1トリム11と、第1トリム11の外周縁部において車両ボデー側に重畳する重畳部を有し、重畳部に取付座部26が設けられている第2トリム20と、を備える。また、重畳部には、第1トリム11に取り付けるための締結部24を有する当接部23が設けられ、第2トリム20の取付座部26は、当接部23から車両ボデー側に延設された延設部25に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用内装材に関する。
従来から、ドアトリムの外周縁部に沿ってシール材を配することで、当該ドアトリムを取り付けるドアパネルとの間をシールし、車室内側に外部からの走行音や外気の侵入を防止する技術が知られている。例えば、特許文献1には、シール材の取付構造として、ドアトリムのドアパネル取付側(車室外側)の外周縁部に、その全周にわたってフランジ部を設け、このフランジ部上にシール材を貼り付ける構成が開示されている。
そして、ドアトリムの外周縁部に設けられたフランジ部上にシール材を貼り付ける構成のものとして、図9に記載のものが知られている。このものは、ドアトリム1の主要部をなす基部2と、基部2の外周縁部からドアパネル3側に立ち上がる外壁部4と、基部2からドアパネル3側に向かって立設され外壁部4の内側に並列するリブ5とを備え、リブ5の突出端6によりシール材7を支持したものである。
特開2009−298351号公報
しかしながら、このような構成によると、リブ5の突出端6とシール材7とを両面テープ等で接着することにより、リブ5の突出端6にシール材7を支持しているから、シール材7のリブ5への接着力が弱く、ドアトリム1への取付強度が低い。また、ドアトリム1の基部2からリブ5を立設しているために、リブ5の突出高さを比較的高く設定しなければならず、金型加工費の増大やヒケ等の発生が懸念される。また、これを回避するために、リブ5の突出高さを抑えて、シール材の厚さを厚くすることも考えられるが、シール材が倒れやすくなり、また、材料費が高くなるため、好ましくない。このため、簡易な構成でシール材を安定的に支持した状態で取り付けることが可能なシール材の取付構造が要求されている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、簡易な構成でシール材を安定的に支持することが可能な車両用内装材を提供することを目的とする。
本発明は、車両ボデーに取り付けられ、前記車両ボデーとの間をシールするシール材を取付可能な取付座部を有する車両用内装材であって、第1トリムと、前記第1トリムに取り付けられ、前記第1トリムの外周縁部において前記車両ボデー側に重畳する重畳部を有し、前記重畳部に前記取付座部が設けられている第2トリムと、を備えることに特徴を有する。
このような構成によれば、シール材を取り付ける取付座部を第1トリムよりも車両ボデー側に重畳する第2トリムの重畳部に設け、車両ボデーにより近い位置に取付座部を設けることができるから、従来の例えば、ドアトリム等の車両用内装材から車両ボデーまでの高さをかせぐために、第1トリムにリブを突設させ、その突出端を取付座部とする構成を減らす、又は無くすことができる。
そして、従来よりも簡易な構成で取付座部を車両ボデー側に設定することができるから、第1トリムのリブの設定を減らす、又は、無くすことができるとともに、シール材の厚さを厚くすることなく、安定的に支持して取り付けることができる。
前記重畳部には、前記第1トリムに取り付けるための締結部を有する当接部が設けられ、前記第2トリムの前記取付座部は、前記当接部から前記車両ボデー側に延設された延設部に設けられていてもよい。このように、第2トリムの締結部を有する当接部から車両ボデー側に延設された延設部を取付座部として利用することで、第2トリムを第1トリムに取り付けることができるとともに、シール材をより車両ボデーに近い位置に取り付けることが可能となる。これにより、シール材の厚みを薄くできるから、コスト低減が可能となる。また、シール材の厚みを薄くすることで、車両用内装材の取付座部と車両ボデーとの間でシール材を挟持する際に、安定性が増す。よって、より安定的にシール材を支持して取り付けることができ、品質向上に寄与できる。
前記車両用内装材はドアパネルに取り付けられるドアトリムであって、前記第1トリムはドアトリム本体であって、前記第2トリムは前記第1トリムと共に車両内側に開口するドアポケットを構成するポケット基材であって、前記取付座部のうち、前記ポケット基材に設けられたポケット側取付座部は、前記ドアポケットの底部から突設されていてもよい。ドアトリム本体に対して、ポケット基材は小型であり、成形上の自由度が高いから、例えば車両ボデー側に平面を呈する取付座部を設定することが可能となり、シール材をより安定的に支持することができる。よって、より簡易な構成でより安定的にシール材を支持し、取り付けることが可能となる。また、ポケット基材により構成された車両ボデー側のドアポケットのうち、底部からポケット側取付座部を突設させることで、より車両用内装材の外周縁部側に取付座部を設けることができる。また、車両ボデー側から車室内側に湾曲するドアポケットの底部形状を上手く利用して取付座部を設けることで、従来の例えばポケット基材に取付座部を設けない場合と比較して、大がかりな成形金型の設計変更をする必要もなく、型加工に費やす手間を軽減することができる。
本発明によれば、簡易な構成でシール材を安定的に支持して取り付けることが可能な車両用内装材を提供することができる。
本発明の実施形態1に係るドアトリムの概略構成を示す分解斜視図 ドアトリムを車室外側から視た斜視図 ドアトリムを車室外側から視た部分拡大平面図 図3のA−A断面において、ドアトリムをドアパネルに組み付けた状態の断面図 図3のB−B断面において、ドアトリムをドアパネルに組み付けた状態の断面図 図3のC−C断面において、ドアトリムをドアパネルに組み付けた状態の断面図 実施形態1の変形例1に係るドアトリムをドアパネルに組み付けた状態の断面図 実施形態1の変形例2に係るドアトリムをドアパネルに組み付けた状態の断面図 従来例においてドアトリムをドアパネルに組み付けた状態の断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。
本実施形態の車両用内装材は、車両ドアを構成し、ドアパネル50の車室内側に取り付けられるドアトリム10に適用した場合を例示している。図1から図3は、ドアトリム10の裏面(車室外側、車両ボデーへの取付面に相当する)を示したものである。以下、図1のX軸方向を車両前後方向、Y軸方向を車幅方向(車室内外方向)、Z軸方向を上下方向として説明する。
ドアトリム10は、大別すると、アッパーベース、ミドルボード、ロアボード、オーナメント等の部材によって構成されており、これらの基材は、ポリプロピレン等の合成樹脂材料や、ケナフ等の木質系材料を合成樹脂材料に混合した材料等により成形されている。また、この基材の一部又は全部は(合成)樹脂、(合成)皮革、繊維等からなる表皮材により被覆されている。ここで、本実施形態においては、このうちロアボードに相当するものをドアトリム本体11(第1トリムに相当する)として説明する。
ドアトリム本体11は、図1及び図2に示すように、オーナメント等に連結する連結部12と、スピーカグリルを取り付けるためのスピーカグリル取付部13、ドアポケット14の車室内側を構成するドアポケット部15等が設けられ、ドアポケット部15には車室内側に開口する開口部15Aが形成されている。全体としては、ドアパネル50の板面に沿った平板状をなし、ドアトリム本体11の外周に沿って、ドアトリム本体11よりもドアパネル50側に一段近接するフランジ部17Aを有し、その外周縁部にはドアパネル50側(車室外側)に立ち上がる立壁部16が設けられている。
ドアポケット14はドアポケット部15と、当該ドアポケット部15を車室外側から覆うポケット基材20(第2トリムに相当する)との間に形成されている。詳しく説明すると、ポケット基材20は、ドアポケット部15に対向状に配され、ドアポケット14内の側壁及び底部のうち、車室外側及び車両前後方向の側壁21と底部22を構成している。この側壁21及び底部22の周縁となるポケット基材20の外周縁には、外側に向かって延びるフランジ部23(当接部に相当する)が設けられている。フランジ部23には、所定の間隔を空けて複数の挿通孔24(締結部に相当する)が形成されており、ドアトリム本体11のドアポケット部15周縁に突設された円筒状のボス15Bを挿通可能とされている。この挿通孔24に対応するボス15Bを挿通させたのち、超音波溶着等の溶着手段によってボス15Bの先端部を溶着することにより、ドアトリム本体11に対してポケット基材20を固定することができる(図3及び図4参照)。
ポケット基材20を固定したドアトリム本体11は、後述するシール材30をその外周縁部の取付座部17,26に貼着したのち、ドアパネル50に対してクリップ41により取り付けられる。クリップ41は、例えば図6に示すクリップ座40に保持されている。詳しく説明すると、図示したクリップ座40は、ポケット基材20の底部22とフランジ部23とに跨って架橋して形成されており、ドアパネル50の延設方向と略平行に延びる座面40Aを有する。座面40Aには保持孔40Bが形成されており、この保持孔40Bに弾性部材からなるクリップ41が保持されている。一方、ドアパネル50にはクリップ座40に対応する取付孔51が形成されている。この取付孔51にクリップ座40に保持された状態のクリップ41を弾性変形させて挿通させたのち、当該クリップ41が弾性復帰することでポケット基材20を介してドアトリム本体11をドアパネル50に対してがたつきなく取り付けることができる。
さて、ドアトリム10の外周縁部には、シール材30を貼り付けるための取付座部17,26がドアトリム本体11とポケット基材20に跨って形成されている。まず、ドアトリム本体11における取付座部17について説明すると、当該取付座部17はおおよそ立壁部16に沿った周縁に設けられており、ドアパネル50の板面に沿ったフランジ部17Aや、フランジ部17Aからドアパネル50側に向かって立設され、立壁部16に沿って延びる2本の並列するリブ17Bにより構成されている。詳しくは後述するが、シール材30はその全長にわたって略同じ厚さを有しており、このシール材30を用いてドアトリム10とドアパネル50との間をシールするためには、ドアパネル50から各取付座部17,26までの距離aが一定であることが好ましい。このため、ドアトリム本体11の各形状によりドアパネル50までの距離が長い場合には、リブ17Bを立てることで、この距離aを調整している。
続いて、ポケット基材20における取付座部であるポケット側取付座部26について説明する。ポケット側取付座部26は、フランジ部23の下方(重畳部に相当する)に延設され、ドアトリム本体11の外周縁部に設けられたフランジ部17Aに重畳する位置に設けられている。詳しくは、図3から図6に示すように、底部22から下方に向かって延びる下側フランジ部23Aの下端からは、更にドアパネル50側に延びる延設部25が突設されており、この延設部25の突出端部26A(図4及び図6参照)及び突出端側をさらに屈曲させてドアパネル50側に平面を呈する座面26B(図5参照)によりポケット側取付座部26が構成されている。
このような構成の取付座部17,26に貼り付けられるシール材30は、例えば発泡ウレタン樹脂製であって、断面略方形の帯状をなしている。シール材30の一面は貼着面31とされ、両面テープ等により取付座部17,26に対して貼り付けられる。シール材30の厚さ寸法は、全長に亘って略同じであって、ドアトリム10の取付座部17,26から対向するドアパネル50までの距離aよりも大きく設定されている。このため、ドアトリム10をドアパネル50に取り付けた状態では、シール材30の厚さ寸法は自然長よりも短い距離aにまで圧縮され、シール材30はドアトリム10とドアパネル50の双方に密着した状態で挟持される。これにより、ドアトリム10及びドアパネル50の外周縁部間がシールされるから、車室内側に外部からの走行音や外気の侵入を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、シール材30の取付座部17,26をドアトリム本体11とポケット基材20に跨って形成することで、簡易な構成によりシール材30を安定的に支持することができる。つまり、シール材30を取り付ける取付座部をドアトリム本体11よりもドアパネル50側に重畳するポケット基材20の重畳部に設け、ドアパネル50により近い位置に取付座部を設けることができるから、従来のように、ドアトリム本体からドアパネルまでの高さをかせぐためにドアトリム本体にリブを突設させ、その突出端を取付座部とする構成を減らす、又は、無くすことができる。
そして、従来よりも簡易な構成で取付座部17,26をドアパネル50側に設定することができるから、ドアトリム本体11におけるリブ17Bの設定を減らすことができるとともに、シール材30の厚さを厚くすることなく、安定的に支持して取り付けることができる。
より詳しく説明すると、従来の例えばドアトリム本体にすべての取付座部を設けていた場合には、取付座部からドアパネルまでの距離が一定となるように、本実施形態でも部分的に設けた取付座部17のリブ17Bをドアトリム本体の取付座部となる外周部分の全域にわたって設定し、その突出端を取付座部とする必要があった。しかしながら、このような構成によると、取付座部において確保可能なシール材に対する接着面積が少なくなり、接着性の低下が懸念されていた。また、リブを設定することで金型加工費の増大や、ヒケが発生する虞があった。
これに対して、本実施形態では、ドアトリム本体11よりもドアパネル50側に重畳するポケット基材20の重畳部分にポケット側取付座部26を設けるために、従来のように、ドアトリム本体11に設けられていた所定の突出高さのリブの設定を減らすことができる。よって、リブ17Bをドアトリム本体11に設定することによる成形金型の加工時間の短縮や成形不良の低減を図ることができる。
加えて、ポケット基材20はドアトリム本体11に対して小物部品であるから成形上の自由度が高く、リブ17Bよりは貼着性のよい座面26Aを設定することができる。このように、リブ17Bの設定を減らし、より安定的にシール部材30を貼着できるフランジ部17A及び座面26Bを取付座部17,26として設定することで、シール材30の貼着不良の発生を抑制し、より安定的に支持した状態でシール材30を取り付けることができる。
なお、リブ17Bを設定せずに、シール材30の厚さ寸法を長くして、ドアパネル50から取付座部までの距離を調整することも可能である。しかしながら、この場合、シール材の厚さ、即ち取付座部からのシール材の高さが高くなることで、シール材の取付座部への貼着が安定せずに、ドアパネルにドアトリムを固定する際に、シール材が倒れ込み、取付不良が発生する虞があった。また、シール材の厚さを厚くすると、コスト増大に繋がるため、好ましくないという事情もあった。このため、シール材30の取付座部17,26をよりドアパネル50側に設定することは重要である。
これに対して、本実施形態では、ドアトリム本体11よりもドアパネル50側に配されるポケット基材20にシール材30の取付座部17,26の一部を設け、更に、ポケット側取付座部26はフランジ部23からドアパネル50側に延びる延設部25の突出端部26A、その先に設けた座面26Bにより構成することで、シール材30をよりドアパネル50に近い位置に取り付けることができる。よって、上記問題点を回避し、特にシール材30の厚みをより薄くすることで、コスト低減を図ることができる。加えて、シール材30の厚みをより薄くすることにより、ドアトリム10側の取付座部17,26とドアパネル50との間でシール材30を挟持する際に、安定性が増す。こうして、より安定的に支持した状態でシール材30を取り付けることができるから、完成品である車両ドアにおいての品質向上に寄与できる。
また、ドアパネル50側から車室内側に湾曲するドアポケット14の底部22形状を上手く利用して取付座部26を設けることで、従来の例えばポケット基材に取付座部を設けない場合と比較しても、大がかりな成形金型の設計変更をする必要もなく、型加工に費やす手間を軽減することができる。
以上本発明の実施形態1を示したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば以下のような変形例を含むこともできる。なお、以下の変形例において、上記実施形態と同様の部材には、上記実施形態と同符号を付して説明を省略するものもある。
[実施形態1の変形例1]
実施形態1の変形例1について図7を用いて説明する。本変形例は、実施形態1とはポケット側取付座部62がフランジ部23とは別にポケット基材60の底部61から突設されているところが相違する。
ドアポケット14のドアパネル50側を構成するポケット基材60のうち、底部61からは、下方に向かって延びる平板状のポケット側取付座部62が突設されている。このポケット側取付座部62は、底部61のドアトリム本体11側のドアポケット部15との当接部63から下方に向かって延設されたフランジ部23よりも、ドアパネル50側に位置する。また、ポケット側取付座部62は、そのドアパネル50側の板面全体をシール材30の貼着面62Aとして利用可能とされている。
このような構成によれば、実施形態1での効果に加えて、シール材30を取り付けるポケット側取付座部62の貼着面62Aをよりドアパネル50側に設定することができる。これにより、ポケット側取付座部62からドアパネル50までの距離bをより短く設定可能となり、これに伴い、シール材30の厚さ寸法をより短くし、コスト低減を図ることができる。また、底部61から直接ポケット側取付座部62を突設させることで、フランジ部23から延設するよりも簡易な構成とすることができる。加えて、ポケット側取付座部62のドアパネル50側の板面全体をシール材30の貼着面62Aとして利用することができるから、シール材30をより安定的に支持した状態で取り付けることができる。
[実施形態1の変形例2]
実施形態1の変形例2について図8を用いて説明する。本変形例は、実施形態1、実施形態1の変形例1とは、ポケット側取付座部72がクリップ73を保持するクリップ座74から下方に向かって延設されているところが相違する。
ポケット基材70の底部71からは、下方に向かってクリップ座74が突設されている。このクリップ座74の下部において、更に下方、即ち立壁部16側に延出するポケット側取付座部72が設けられている。そして、ポケット側取付座部72のドアパネル50側の板面がシール材30の貼着面72Aとされている。
このような構成によっても、ポケット基材70側にシール材30の取付座部72を設けることができる。また、ポケット基材70(及びそれに固定されたドアトリム本体11)をドアパネル50に固定するクリップ座40から延設してポケット側取付座部72を設けることで、その貼着面72Aに貼着したシール材30をクリップ73によりドアパネル50側に押圧した状態で保持することができる。よって、シール材30によるドアトリム10とドアパネル50との間のシール性を高めることが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した各実施形態では、第2トリムとしてポケット基材を例示したが、これに限られず、例えばオーナメントやドアトリム基材の車室外側に取り付けられる衝撃吸収部材、スピーカグリル等、ドアトリムを構成するその他基材により単独で、もしくはこれら複数を第2トリムとしてもよい。ドアトリム本体とこのドアトリム本体に取り付けられるその他部材に跨ってシール材の取付座部を設定することで、よりシール材を安定的に支持した状態で取り付けることが可能な構成とすることができる。また、複数の第2トリムを第1トリムに取り付ける構成とすることで、リブ17Bを設けずに、車両用内装材の外周にわたり、シール材のすべてを第2トリムの取付座部で支持する構成であってもよい。
(2)上記した各実施形態では、第1トリムとしてドアトリム本体としたロアボードを例示したが、これに限られず、ドアトリムを構成する複数の部材のうち、互いに組み付けられる一方を第1トリムとし、他方を第2トリムとするものであればよい。
(3)上記した実施形態1では、フランジ部23から延設された延設部25の突出端部26A又は座面26Bによりポケット側取付座部26が形成されていたが、これに限られず、例えばすべての延設部25の突出端部に座面を設ける構成であってもよい。シール材を支持する取付座部をすべて面状の座面とすることで、より安定的に支持することができる。
(4)上記した各実施形態では、フランジ部17Aの外周縁部から立ち上がる立壁部16が設けられていたが、これに限られず、フランジ部は設けられていなくてもよい。つまり、フランジ部を設けずにドアトリム本体から直接立壁部が立設されているものであってもよい。
(5)上記した各実施形態では、車両用内装材としてドアトリムを例示したが、ドアトリムに限定されず、インストルメントパネル、ピラートリム等の車両用内装材であってもよい。
10…ドアトリム(車両用内装材)、11…ドアトリム本体(第1トリム)、14…ドアポケット、15…ドアポケット部、16…立壁部、17…取付座部、17A…フランジ部、17B…リブ、20…ポケット基材(第2トリム)、21…側壁、22…底部、23…フランジ部(当接部)、23A…下側フランジ部、24…挿通孔(締結部)、25…延設部、26…ポケット側取付座部、26A…突出端部、26B…座面、30…シール材、31…貼着面、40…クリップ座、41…クリップ、50…ドアパネル(車両ボデー)

Claims (3)

  1. 車両ボデーに取り付けられ、前記車両ボデーとの間をシールするシール材を取付可能な取付座部を有する車両用内装材であって、
    第1トリムと、
    前記第1トリムに取り付けられ、前記第1トリムの外周縁部において前記車両ボデー側に重畳する重畳部を有し、前記重畳部に前記取付座部が設けられている第2トリムと、を備えることを特徴とする車両用内装材。
  2. 前記重畳部には、前記第1トリムに取り付けるための締結部を有する当接部が設けられ、
    前記第2トリムの前記取付座部は、前記当接部から前記車両ボデー側に延設された延設部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材。
  3. 前記車両用内装材はドアパネルに取り付けられるドアトリムであって、
    前記第1トリムはドアトリム本体であって、
    前記第2トリムは前記第1トリムと共に車両内側に開口するドアポケットを構成するポケット基材であって、
    前記取付座部のうち、前記ポケット基材に設けられたポケット側取付座部は、前記ドアポケットの底部から突設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用内装材。
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