JP2008260486A - 車両用内装部品 - Google Patents

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健 斉藤
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Abstract

【課題】低コスト化が可能で、車両用内装部品を見栄え良く、かつ振動、異音の発生のない安定した装着姿勢で車体パネルに取り付けることができるようにする。
【解決手段】リヤピラー15に、該リヤピラー15の車室内側のパネル面を覆うようにしてピラートリム14を取り付ける構造であって、ピラー15を少なくとも一側部に外方へ向かって延出しているフランジ部21を設けて構成するとともに、ピラートリム14を側縁部14aの裏面にフランジ部21の先端が嵌る段部24を設けて構成し、段部24とフランジ部21との嵌め合いにより、ピラートリム14における側縁部14aの幅方向の動き及びリヤウインドガラス16方向の動きを規制するようにしてなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車のリヤピラー等といった車体パネルに、この車体パネルの車室内側のパネル面を覆って設けられる車両用内装部品に関する。
自動車(車両)の車体には、フロントピラー、センターピラー、リヤピラー等、ピラー(支柱)でなる車体パネルの他に、各種のパネル状をした部品が設けられている。
こうしたピラー等車体パネルの車室内側のパネル面には、通常、化粧部材である例えば合成樹脂製のピラートリムが車両用内装部品として取り付けてある(例えば、特許文献1参照)。
図7は、リヤピラー部分の構造を示す。図7において、リヤピラー1は、ピラーインナパネル2及びピラーアウタパネル3の両側部に各々形成されたフランジ2a及び3aを互いに対向させて中空柱状にし、かつ、そのフランジ2aとフランジ3aを溶接結合することにより、リヤピラー1の両側部にフランジ部4が各々形成されている。そして、リヤピラー1のインナ側、すなわちピラーインナパネル2のパネル面を覆うようにして、ピラートリム5が図示しないクリップやねじ等の固定具で固定されている。
図7において、符号6はリヤウインドガラスである。リヤウインドガラス6は、接着剤7でピラーアウタパネル3のフランジ3aに接着されている。また、リヤウインドガラス6の接着時に、断面略T字形状のモールディング部材8の脚部8aを未硬化状態の接着剤7内に差し込み、リヤウインドガラス6の外周部6aとピラーアウタパネル3との間がモールディング部材8で被覆されている。
このピラートリム5は車室内に露出する部材なので、特に良好な見栄えが求められる。そこで、リヤピラー1に取り付けられるピラートリム5は、通常、断面が略平坦なプレート状に形成した構造が用いられる。そして、リヤピラー1に取り付けられると、ピラートリム5の側縁部5aがリヤウインドガラス6の車室内に臨む面と僅かな隙間を設けて向き合う。
このようなピラートリム5は、自動車の走行振動を受けて振動を起こしやすい。しかも、ピラートリム5の側縁部5aは車室内に臨んでいるので、リヤウインド等から入射する日射を受けて変形もしやすく、この変形によりリヤウインドガラス6との間の隙間が乱れることがある。そして、リヤウインドガラス6側に向かう動きの規制が弱いために、自動車の走行振動が加わると、ピラートリム5の側縁部5aがリヤウインドガラス6と当接して異音が発生することがある。
そこで、ピラートリム5の内側に緩衝材9を貼り付け、緩衝材9を介してピラーインナパネル2に当接させることにより、自動車の走行振動を緩衝材9で吸収するようにした構造等がとられている。
特開2004−255926号公報
しかしながら、緩衝材を貼り付けた方法では、次のような問題点があった。
(1)緩衝材を決められた位置に正しく貼り付けなければならないので、作業性が悪い。
(2)ピラートリムの側縁部端末部分まで緩衝材を貼ると、緩衝材の形状を複雑な形状にする必要があり、このような緩衝材は成形性等が悪くなるので、緩衝材を側縁部の端末部分まで貼ることができない。このため、振動を十分に抑えることができない。
(3)緩衝材を広い範囲に亘って設けなければならないのでコストアップになる。という問題点があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低コスト化が可能で、見栄え良く、かつ振動、異音の発生のない安定した装着姿勢で車体パネルに取り付けることができる車両用内装部品を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用内装部品は、少なくとも一側部に外方へ向かって延出するフランジ部を有する車体パネルの車室内側のパネル面を覆う内装材本体を有する車両用内装部品であって、前記内装材本体の裏面の前記フランジ部と接触する箇所に設けられ、前記フランジ部が嵌め合い係合する段部が形成された係合部を有する。
この構成によれば、車両用内装部品が車体パネルに取り付けられると、車両用内装部品の側縁部裏面に設けた段部に車体パネルのフランジ部が嵌め合い係合されて引っかかる状態になり、この嵌め合い係合による引っかかりにより、車両用内装部品の側縁部の動きが規制されて、走行時に、車両用内装部品の側縁部が振動するのを抑える。また、段部を車両用内装部品の側縁部裏面に設けているので、側縁部の剛性が増し、振動、異音の発生が無く、より安定して側縁部の動きを規制することができる。
前記車体パネルは、ウインドガラスに隣接して設けられ、前記段部は、エッジ部分が曲面状に面取りされている、構成を採用できる。
この構成によれば、万一、段部にウインドガラスが当接しても、エッジ部分が曲面状に面取りされているので、傷が付くのを防止する。これにより、段部をウインドガラスにより近づけた状態で形成することも可能になり、設計の自由度が得られる。
前記係合部は、筒状の形状を持ち、前記段部は、前記筒状の係合部の先端に形成されている構成を採用できる。
この構成によれば、段部を筒状の先端部に形成することによって、係合部を車両用内装部品と一体に設けることができるので、段部を車両用内装部品と別に形成して、車両用内装部品に組み付けたりする作業が不要になる。また、突起部が筒状なので、突起部自体の剛性を高めることができ、側縁部の動きを確実に規制できる。突起部自体に剛性がなければ、フランジ部に段部を嵌合させても突起部が撓んで規制にならない。また、係合部を車両用内装部品と一体的に形成することによって、構造の簡素化と作業性の向上が図られ、低コスト化が可能になる。
本発明によれば、低コスト化が可能で、見栄え良く、かつ振動、異音の発生のない安定した装着姿勢で車体パネルに取り付けることができる車両用内装部品を提供することができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、本発明の実施形態による車両用内装部品の取付構造をリヤピラーにトリムカバーを取り付ける場合について説明する。
図1は、車室内後部を示すもので、リヤパーセル11は、シートバック12の後方に取り付けられたリヤパーセル本体13を備え、このリヤパーセル本体13の両側端に、車両用内装部品としてのピラートリム14で車室内側のパネル面が覆われてなるリヤピラー15が取り付けられている。そのピラートリム14及びリヤピラー15は、リヤウインドガラス16とクオータウインドガラス17との間に設けられている。なお、符号18はシートバック12の側方に位置するリヤサイドである。
図2は、図1のA−A線に沿う拡大断面図である。図2において、リヤピラー15は、ピラーインナパネル19及びピラーアウタパネル20におけるリヤウインドガラス16側及びクオータウインドガラス17側の両側部に各々形成されたフランジ19a及び20aを互いに対向させて中空柱状にした車体パネルとしてなり、かつ、そのフランジ19aとフランジ20aを溶接結合することにより、リヤウインドガラス16側及びクオータウインドガラス17側の側部に、この両側部から外側に向かって突出しているフランジ部21が形成されている。なお、図2では、リヤピラー15の一側部側だけ、すなわちリヤウインドガラス16を取り付けた側だけを示しているが、反対側のクオータウインドガラス17が取り付けられる側も同様の構造にして形成されるものである。
前記リヤウインドガラス16は、接着剤22でピラーアウタパネル20のフランジ20aに接着されている。また、リヤウインドガラス16の接着時に、断面略T字形状のモールディング部材23の脚部23aを未硬化状態の接着剤22内に差し込み、リヤウインドガラス16の外周部16aとピラーアウタパネル20との間がモールディング部材23で被覆されている。
リヤピラー15のインナ側、すなわちピラーインナパネル19側には、このピラーインナパネル19のパネル面を覆うように、前記ピラートリム14が図示しないクリップやねじ等の固定具で固定してあり、そのピラートリム14の側縁部14aは、リヤウインドガラス16の車室内に臨む面と僅かな隙間を設けて向き合っている。
ピラートリム14は、車室内側のパネル面を覆う内装材本体である。このピラートリム14は、樹脂製であり、裏面のフランジ部21と接触する箇所には、リヤピラー15のフランジ部21と嵌め合い係合によって嵌合し合って互いに引っかかる段部24が形成された突起部(係合部)26が設けられている。その段部24は、図3及び図4にも示しているように、側縁部14aの裏面にピラートリム14と一体に台状をなして形成されている台座25から、さらに外側へ直角に突き出している筒状の突起部26の先端部に設けられており、ピラートリム14がリヤピラー15に取り付けられたとき、フランジ部21の先端部と当接係合するようにして形成されている。
また、段部24は、ピラートリム14がリヤピラー15に取り付けられたとき、フランジ部21の先端が嵌るようにして湾曲状に形成されており、そのフランジ部21との嵌め合い係合による引っかかりにより、ピラートリム14における側縁部14aの車両幅方向の動き及び車両上下方向の動きをそれぞれ規制する。さらに、段部24のリヤウインドガラス16に近接する外側エッジ部24aは、万一、段部24にリヤウインドガラス16や別の部材が当接したときに傷が付かないように、曲面状の面取りがしてある。このように外側エッジ部24aを曲面状に面取りすると、段部24をリヤウインドガラス16により近づけた状態で設けることが可能になり、設計の自由度が得られる。なお、段部24は、例えば図5に示すように、外側エッジ部24aを面取りしていない構造にしても差し支えないものである。
また、突起部26は、図4から明かのように、断面が円形をした筒体として形成してあるが、円形以外の例えば三角形、四角形、五角形等の多角形にした中空筒体、あるいは多角形または円形をした中実体として形成することも可能である。さらには、図6に示すように、台座25から板状の突起部27を一枚以上設けて、この突起部27の先端部に段部24を設けた構造にすることも可能である。
また、段部24は、ピラートリム14の側縁部14aに1つ以上であれば、側縁部14aに沿い、かつ所定の間隔を置いて複数個設けてもよい。
したがって、このように構成されたピラートリム14は、ピラーインナパネル19のパネル面を覆って固定具で固定されると、段部24とフランジ部21とが嵌め合い係合されて引っかかり合い、側縁部14aの車両幅方向の動き及び車両上下方向の動きが規制されるので、走行振動を受けてもピラートリム14の側縁部14aがリヤウインドガラス16等に当接する挙動は発生せずにすみ、該当接を原因とした異音の発生は抑制される。
加えて、ピラートリム14の側縁部14aは、台座25や筒状をした突起部26等を設けることにより剛性が高められているから、変形することがなく、走行振動を受けても振動するようなこともない。これにより、ピラートリム14を見栄え良く、かつ振動・異音の発生のない安定した装着姿勢でリヤピラー15に取り付けることができる。
また、台座25、突起部26及び段部24は、ピラートリム14の成形時に、ピラートリム本体部分と一体に成形して設けることができるので、構造が簡略化し、また作業工数の低減が図れ、製造コストを下げることもできる。勿論、従来の構造において、ピラートリムとピラーインナパネルとの間に介在させていた緩衝材等は無くすことができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は、特許請求の範囲の概念を逸脱しない範囲で、上記実施の形態の構造に種々の変形や変更を施すことも可能である。
例えば、上記実施の形態では、側縁部14aの裏面に台座25を設けて、この台座25上に突起部26,27を設けた構成にしたが、台座25を設けずに、側縁部14aの裏面に突起部26,27を直接設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、リヤピラー15にピラートリム14を取り付ける場合について説明したが、リヤピラー以外のフロントピラーやセンターピラー等にも同様にして適用することができるものである。さらには、ピラー以外の他の車体パネルのパネル面に内装部品を取り付ける構造にも同様にして適用することができるものであり、本発明の権利は、これらの取り付けにも及ぶものである。
本発明に係る車両用内装部品の取付構造が適用される車室内後部を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿う拡大断面図である。 ピラートリムの部分拡大断面図である。 ピラートリムの部分拡大斜視図である。 ピラートリムの一変形例を示す部分拡大断面図である。 ピラートリムの他の変形例を示す部分拡大断面図である。 従来の車両用内装部品の取付構造の一例を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
14 ピラートリム(車両用内装部品)
14a 側縁部
15 リヤピラー(車体パネル)
16 リヤウインドガラス
19 リヤインナパネル
19a フランジ
20 ピラーアウタパネル
20a フランジ
21 フランジ部
24 段部
24a エッジ部
25 台座
26 突起部
27 突起部

Claims (3)

  1. 少なくとも一側部に外方へ向かって延出するフランジ部を有する車体パネルの車室内側のパネル面を覆う内装材本体を有する車両用内装部品であって、
    前記内装材本体の裏面の前記フランジ部と接触する箇所に設けられ、前記フランジ部が嵌め合い係合する段部が形成された係合部を有する、ことを特徴とする車両用内装部品。
  2. 前記車体パネルは、ウインドガラスに隣接して設けられ、
    前記段部は、エッジ部分が曲面状に面取りされている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用内装部品。
  3. 前記係合部は、筒状の形状を持ち、
    前記段部は、前記筒状の係合部の先端に形成されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用内装部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012250587A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Toyota Boshoku Corp 車両用ピラー構造

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