JP2012245326A - コンパクト容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】底壁部31、及び底壁部31の外周縁から立設された周壁部32を有し、中皿Fを収容する容器本体2と、周壁部32にヒンジ部4を介して回動可能に連結され、容器本体2を開閉可能とする蓋体3と、を備えたコンパクト容器1において、周壁部32のうち、ヒンジ部4を回避した位置には、中皿Fが通過可能な通過孔74が形成されるとともに、通過孔74を開閉可能とする開閉部材81が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明に係るコンパクト容器は、底壁部、及び該底壁部の外周縁から立設された周壁部を有し、中皿を収容する容器本体と、前記周壁部にヒンジ部を介して回動可能に連結され、前記容器本体を開閉可能とする蓋体と、を備えたコンパクト容器において、前記周壁部のうち、前記ヒンジ部を回避した位置には、前記中皿が通過可能な通過孔が形成されるとともに、該通過孔を開閉可能とする開閉部材が設けられていることを特徴とする。
したがって、従来のように容器本体に中皿の取出し用の孔を形成する場合に比べて、見栄えを維持した上で、中皿の交換作業を効率的に行なうことができる。
図1〜3に示すように、本実施形態のコンパクト容器1は、例えば化粧品等の内容物を収容する携帯用の蓋付き容器であり、平面視矩形状の扁平容器である。このコンパクト容器1は、化粧料が充填された中皿F及び塗布具Pをそれぞれ収容する容器本体2と、容器本体2にヒンジ部4を介して連結された開閉可能な蓋体3と、を備えており、ヒンジ部4の反対側の縁部に、蓋体3の容器本体2に対する閉状態を維持する係合部5が設けられている。
周壁部32は、平面視で矩形環状に形成された壁部であり、底壁部31に対して垂直に立設されている。具体的に、図1に示すように、周壁部32は、ヒンジ部4を構成するヒンジ凹部33が設けられた後側の後壁部34(図1参照)と、前側の前壁部35(図1参照)と、横方向両側の側壁部36a,36bと、を備えている。また、前壁部35における横方向中央部には、凹状の切欠き部45が形成され、この切欠き部45の内側に係合部5が配置されている。
第1枠部41、及び第2枠部42は、中皿F及び塗布具Pをそれぞれ収容可能な大きさに形成された平面視で矩形環状のものであり、横方向に沿って並設されている。
フランジ部43は、第1枠部41及び第2枠部42の上端同士を連設するとともに、外周縁が外装体6における周壁部32の上端縁に係止されている。また、図1に示すように、フランジ部43の前端部の横方向中央部において、上述した前壁部35の切欠き部45に対応する位置には、上述した係合部5が配置される開口部44が形成されている。
天壁部51は、容器本体2の底壁部31と同様に横方向に長い平面視で矩形状の板材であり、閉状態において底壁部31に上方で対向して配置されている。また、天壁部51の下面には、鏡体9(図2参照)が接合されている。
周壁部52は、平面視で矩形環状に形成された壁部であり、天壁部51に対して垂直に形成されている。具体的に、周壁部52は、ヒンジ部4を構成するヒンジ軸壁53が設けられた後側の後壁部54と、前側の前壁部56と、横方向両側の側壁部57a,57b(図3参照)と、を備えている。
具体的に、通過孔74は、横方向において、中皿Fの外形よりも大きく形成され、中皿Fが横方向に沿って通過可能に形成されている。また、通過孔74の前後方向における両側には、容器本体2の底壁部31において通過孔74と一体で開口する一対の凹部75(図1参照)が形成されている。そして、通過孔74には、この通過孔74を開閉可能とする開閉部材81が設けられている。
回動軸82は、前記凹部75における底壁部31の前後方向の両端部から、それぞれ凹部75内に向けて突出する一対の円柱状に形成されている。
扉本体91は、横方向から見て通過孔74と同等の大きさに形成された板材であり、通過孔74を横方向の外側から覆うように配置されている。この場合、開閉扉83の閉状態において、扉本体91における横方向の外側に位置する面は、側壁部36aと面一に形成され、側壁部36aとともに容器本体2の周壁部32を構成している。
また、扉本体91における前後方向の中央部には、側壁部36aよりも上方に向けて張り出す張出し部94(図4参照)が形成されている。なお、扉本体91における前後方向で張出し部94以外の部分は、側壁部36aと同等の高さに形成され、周壁部32とともに内装体7のフランジ部43に係止されている。
まず、上述したように開閉扉83は、閉状態において、凹部96が内装体7の係合突起95にアンダーカット嵌合されるとともに、係合片97が蓋体3の側壁部57aに係合されている。
この状態で、第1凹部21内に収容された中皿Fを横方向の外側に引き抜くと、中皿Fが通過孔74を通過して容器本体2の外部へ引き出される。これにより、中皿Fの取り出しが完了する。
なお、中皿Fの取り出しについては、第1凹部21の上側開口部から行ってもよい。
最後に、蓋体3を閉状態とし、開閉扉83の係合片97と蓋体3の側壁部57aとを係合させることで、中皿Fの交換作業が完了する。
したがって、従来のように容器本体2に中皿Fの取出し用の孔を形成する場合に比べて、見栄えを維持した上で、中皿Fの交換作業を効率的に行うことができる。
さらに、蓋体3の側壁部57aにおける係合片97に対応する部分を傾斜面98とすることで、蓋体3の閉動作時において、仮に開閉扉83の閉状態が不完全であった場合であっても、開閉扉83の係合片97が傾斜面98上を摺動して開閉扉83を閉状態へと案内することができる。これにより、開閉扉83を確実に閉状態にすることができる。
例えば、上述した実施形態では、開閉部材81(開閉扉83)を回動軸82回りに回動可能に構成したが、これに限らず、スライド等、通過孔74を開閉させる構成であれば構わない。
また、上述した実施形態では、開閉部材81を側壁部36aに形成する場合について説明したが、これに限らず、ヒンジ部4を回避した位置であれば構わない。
また、上述した実施形態では、中皿F、及び塗布具Pを容器本体2内に収容する場合について説明したが、これに限らず、中皿Fのみ、または中皿Fを含む3個以上の内容物を収容しても構わない。
さらに、上述した実施形態では、第1凹部21、及び第2凹部22を画成する内装体7を外装体6と別体で設ける構成について説明したが、これに限らず、外装体6と内装体7とを一体的に形成しても構わない。
Claims (2)
- 底壁部、及び該底壁部の外周縁から立設された周壁部を有し、中皿を収容する容器本体と、
前記周壁部にヒンジ部を介して回動可能に連結され、前記容器本体を開閉可能とする蓋体と、を備えたコンパクト容器において、
前記周壁部のうち、前記ヒンジ部を回避した位置には、前記中皿が通過可能な通過孔が形成されるとともに、該通過孔を開閉可能とする開閉部材が設けられていることを特徴とするコンパクト容器。 - 前記開閉部材は、前記開閉部材、及び前記蓋体の閉状態において、前記蓋体に係合可能な係合片を備えていることを特徴とする請求項1記載のコンパクト容器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20080302383A1 (en) * | 2004-06-18 | 2008-12-11 | Maison Calavas | Box, in Particular for Make-Up Product |
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2011
- 2011-05-31 JP JP2011121838A patent/JP5913838B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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