JP2020070094A - 蓋体の開閉及び係止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヒンジ構造を有する箱体であって、使用者がスムーズに開閉を行い得る箱体の開閉及び係止構造を提供する。【解決手段】 容器は、箱状の本体3と、本体3の上端開放面を被蓋する蓋体2と、本体3と蓋体2とをヒンジ構造によって開閉自在とする把持開閉体4と、からなる。把持開閉体4は、ヒンジ構造よりも上方に把持部34を有するとともに、蓋体2に回動可能に保持される。ヒンジ構造は、本体3の側壁11a、11bから側方に突出させたヒンジ軸14a、14bに、把持開閉体4に形成されたフック32、32が係合する。フック32、32は、把持開閉体4を回動した開蓋状態で、鉤口からヒンジ軸14a、14bとの係合を解除して開蓋動作を可能にする。使用者は、把持開閉体4を回動してフック32の係合を解除した後、そのまま引っ張り上げることで、手を持ち替えずに蓋体2を開けることができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、容器の蓋体の開閉及び係止に関する構造であって、特に携帯用小型箱体の蓋体に係るものに関する。
従来から、容器本体の側壁から突出した支持体にヒンジ軸を形成して、蓋から突出したフックをヒンジ軸に係合させるヒンジ構造を用いた先行技術は存在した。
特開2000−80852号公報 特開2003−20852号公報
特許文献にかかる先行技術は、いずれも容器と蓋体と、からなる箱体で、ヒンジ構造による開閉構造を有するものである。例えば、特許文献1の図2に示すように、バックルかぎ4を蓋2に取り付けられた丸棒のかぎ受け3に係合させて、蓋をロックするものである。
ところが、このような蓋体の開閉及び係止構造では、スムーズな開閉が実現できず、特に携帯用小型箱体には適さないものであった。すなわち、特許文献にかかる先行技術の箱体を開閉するためには、まずバックルかぎ4の係合を解除し、そして、使用者がバックルかぎ4から蓋体2を持ち替えて、蓋体2を開けなければならず、2段階の操作が必要であった。このような開閉及び係止構造は、大型の箱体であれば必要であったが、特に携帯用小型箱体のように大型箱体よりも何度も開閉するものであれば、このような2段階の開閉操作ではなく、よりスムーズな開閉が求められていた。
そこで、本発明は、ヒンジ構造を有する箱体であって、使用者がワンタッチでスムーズに開閉を行い得る箱体の開閉及び係止構造を提供するものである。
本発明の蓋体の開閉及び係止構造は、箱状の本体と、該本体の上端開放面を被蓋する蓋体と、前記本体と前記蓋体とをヒンジ機構により開閉自在として把持部を有する把持開閉体と、からなる容器において、前記ヒンジ機構は、前記本体に支持されたヒンジ軸と、前記蓋体に回動可能に支持された前記把持開閉体に形成されたフックと、からなり、前記ヒンジ軸と前記フックの係合により前記本体と前記蓋体とを係合し、前記フックは、前記把持開閉体の回動により、鉤口から前記ヒンジ軸との係合を解除して開蓋動作を可能にすることを特徴とするものである。
また、把持開閉体は、両側端から外方に突出し、閉蓋状態でヒンジ軸と同軸方向となる突起軸を軸心として蓋体に回動自在に軸支され、前記把持開閉体のフックは、閉蓋状態において開蓋動作における軸抜け方向を遮蔽し、開蓋状態において開蓋動作における軸抜け方向に鉤口が一致するを有することが好ましい。
また、把持開閉体は、ヒンジ軸に係合する複数のフックの上端から形成される一つの把持部を有し、開蓋状態で前記把持開閉体の回動を規制するストッパーを設けることが好ましい。
また、把持開閉体は、フックの上端から鉛直方向に立ち上がる立ち上がり部と、該立ち上がり部から本体方向に向けて略水平方向となるように折曲した把持部を有し、把持開閉体の回動を規制するストッパーは、閉蓋状態から外方に向けて立ち上がり部が略水平方向となる位置を開蓋状態として規制することが好ましい。
また、蓋体は、閉蓋状態において把持開閉体が配置される位置を凹ませた凹部を有することが好ましい。
請求項1記載の発明により、蓋体に支持された把持開閉体のフックと、本体に支持された支持軸とのヒンジ機構により、使用者は把持開閉体の把持部を把持して回動させて開蓋状態とし、そのまま把持部を持ち上げると蓋体を開けることができる。このように、手を持ち替えずにワンタッチで蓋体を開けることが可能になる。
請求項2記載の発明により、把持開閉体の回動軸と本体の支持軸とが同軸となることで、コンパクトな構成により把持開閉体の回動とヒンジ構造を実現することができるとともに、閉蓋状態でのヒンジ構造の係合を確実とすることができる。
請求項3に記載の発明により、ストッパーと蓋体の当接により、把持開閉体の必要以上の回動を防ぎ、把持開閉体を回動しながら安定して引っ張り上げて、ワンタッチで蓋体を開けることができる。
請求項4記載の発明により、開蓋状態で把持部が略鉛直方向となり、使用者が容易に把持できる状態となり、使用者に利用しやすい状態とすることができる。
請求項5記載の発明により、閉蓋状態で蓋体の把持開閉体が配置される位置を凹ませているため、使用者がこの凹部に指を挿入し易くし、この挿入により把持開閉体を回動させるように動作させることができる。
本発明の実施形態の箱体の全体斜視図である。 図1の状態から開蓋した状態の全体斜視図である。 図1の状態から把持開閉部の係合状態を示す一部拡大斜視図である。 本実施形態にかかる本体のみの平面図である。 図4の本体のみのA−A線断面図である。 本実施形態にかかる蓋体のみの平面図である。 本実施形態のフックと支持軸との係合状態を示す図1のB-B線一部拡大断面図であり、(a)が係合した閉蓋状態、(b)が係合を解除した開蓋状態を示す。 本実施形態の支持軸とストッパーとの係合状態を示す図1のC-C線一部拡大断面図であり、(a)が係合していない閉蓋状態、(b)が把持開閉体を90度回動してストッパーが係合した開蓋状態を示す。 本実施形態の係止部と被係止部との係合状態を示す図1のD-D線一部拡大断面図であり、(a)が係止部と被係止部とが係合した閉蓋状態、(b)が把持開閉体を90度回動して係合状態を解除した開蓋状態を示す。
本発明の実施の形態について説明する。図1、2に示すように、本発明の箱体1は、蓋体2と、本体3と、把持開閉体4、4と、からなる。本体3は、上方が開放された容器状(箱状)のものであり、開放された部位を蓋体2により開閉するものである。
本説明において、図1の箱体1の一方の把持開閉体4がある手前側を前方とし、奥側の把持開閉体4を後方とし、本体3の長手方向を左右方向として説明する。また、箱体1の高さ方向を鉛直方向、垂直方向とし、この鉛直方向、垂直方向に直交する方向を水平方向として説明する。また、図1に示す本体3の上方を蓋体2により閉じた状態を閉蓋状態とし、把持開閉体4を回動してヒンジ軸14a、14aとの係合を解除可能にした状態を開蓋状態とし、この開蓋状態から図2に示すように蓋体2を開ける動作を開蓋動作として説明する。
本実施形態における箱体1は、比較的小型のものであり、両側方の長手方向長さを213mm、前後方向長さを106mmとし、本体3の高さを28mmとした容器である。主に工具におけるビス等の小型物や釣り用のハリス等を適宜開閉して取出しし易くしたものである。
箱体1は、本体3の長手方向(左右方向)の両側において、前後端から延長してループ状に突出する保持部5、5を有している。この保持部5、5を有することにより、使用者はカラビナ等のフックを掛けて箱体1をズボンのベルト掛けに取り付けて携帯することができ、小型容器であることで携帯しながらワンタッチで開閉して内容物を取り出すことが可能になる。
まず、本実施形態の本体3について説明する。本体3は、図2、4に示すように、四方に丸みを持たせた方形状の底面の端縁から立ち上がる壁面を有し、上方を開放した箱状の形態を有する。図5に示すように、前側の前側壁11aと、後側の後側壁11bと、保持部5、5が配置された両側方の側方壁と、からなり、底面の四方の丸みに合わせて各壁面の接合部分(角部分)もアールを形成している。前側壁11a、後側壁11b及び両側方の側方壁の上部付近から外方に突出する鍔部12が各壁面の全周に亘り形成される(図4参照)。
図2、4に示すように、本体3の前側壁11aには、鍔部12より更に外方に突出するように、一対の軸支持部13a、13aが2ヶ所(後側も同じく2カ所)形成される。この一対の軸支持部13a、13a間に、比較的短く、本体3の長手方向と同じ方向を軸方向とするヒンジ軸14a、14aが両端を支持されるように配置され、ヒンジ軸14aは太さを一定とした略丸棒形状としている。
また、2つのヒンジ軸14a、14aの間には、比較的長い支持軸15aが同じく軸支持部13a、13aにより両端を支持するように配置されるが、中央に位置する軸支持部13a、13aの間には、支持軸が配置されていない開放部16を形成している。支持軸15aはヒンジ軸14aと長手方向長さが異なるが、その太さ及び形状を同じくしている。本体3の後側壁11bにも、一対の軸支持部13b、13b、ヒンジ軸14b、支持軸15b、開放部16を前側壁11aと前後対称にして同じように形成している。
ヒンジ軸14a及び支持軸15aは、鍔部12の外方側端縁よりも外方に位置し、ヒンジ軸14a及び支持軸15aと本体3の鍔部12との間に隙間を形成している。後述のとおり、この隙間に把持開閉体4、4のフック32、32が回動可能に挿入される。
次に、蓋体2について説明する。蓋体2は、図1乃至3に示すように、本体3の上方の開放端を覆うように形成された形態であり、角を丸めた方形状のものである。蓋体2の外周端縁は、本体3の外周端縁よりも一回り広く、本体3から外方に突出した鍔部12の外周端縁に沿うようにしている。蓋体2の外周付近は湾曲して、その端縁部分の厚み面28が下方を向くように形成しており、この外周端縁の厚み面28が鍔部12に当接して蓋体2が本体3を閉じるようにしている。
なお、蓋体2の外周端縁の厚み面28は、全周に亘り形成され上方に凹むパッキン溝と、この溝に嵌合したパッキンと、を有しており、容器内を密閉可能としている。パッキンは例えばゴムやシリコンからなるループ状のチューブとしている。
図6に示すように、蓋体2の表面の前側及び後側には、後述する把持開閉体4、4の係止状態の取り付け位置となる部分の周囲を略コの字状で囲むような隆起部21、21が形成されている。蓋体2の表面は、各々隆起部21、21により囲まれた前後方向外側の部分(把持開閉体4、4を配置する部分、隆起部21、21により囲まれる部分)をその他の部分よりも一段低くなる凹部27、27が形成される。この凹部27、27の両側方から一部突出した複数の凸部25、25を形成し、後述するように閉蓋状態で把持開閉体4、4と当接する。
隆起部21、21の長手方向中央部分には、一部隆起しない非隆起部26、26がある。この非隆起部26、26が形成されることで、閉蓋状態で使用者が把持開閉体4、4の下方に指を挿入し易くしており、把持開閉体4、4を把持して開蓋状態にするように回動させることができる。
図3に示すように、隆起部21、21の両側方端は、把持開閉体4、4を回動可能に支持するために、蓋体2から外側に突出し、下方に垂下した取付部21a、21aが形成されている。この取付部21a、21aにはヒンジ軸14a、14aと同軸方向に並ぶ丸穴が形成される。
次に、把持開閉体4、4について説明する。本説明において、一方(前方)の把持開閉体4とヒンジ軸14a、14aとの形状は、他方(後方)の把持開閉体4とヒンジ軸14b、14bとの形状と同じであるため、他方の把持開閉体4の説明を省略する。本実施形態に係る把持開閉体4、4は、図1、2、7に示すように、主に、4つのヒンジ軸14a、14aに係合するフック32、32と、このフック32、32の上端から連続して立ち上がる4つの立ち上がり部33、33と、この4つの立ち上がり部33、33の上端から連続して1つの把持部34が形成される。
図3に示すように、把持開閉体4、4は、把持部34から長手方向両側(左右両側)から垂下した係合部31、31から、さらに左右方向に突出した突起軸31a、31aが、蓋体2の取付部21a、21aに形成された丸穴に回動自在に係合することで、回動自在に配置される。この係合部31、31に形成された突起軸31aは、ヒンジ軸14a、14aと支持軸15a、15aと同軸方向に並ぶように形成されることから、把持開閉体4、4を回動すると、フック32、32がヒンジ軸14a、14aの周囲を回動するヒンジ構造とすることができる。
また、把持開閉体4、4の左右方向の中央に、後述の被係止部24の左右方向の端部に回動自在に係合する補助係合部36が形成され、この補助係合部36にも係合部31の突起軸31aと同じく同軸方向に並ぶ同径の突起軸があり、被係止部24の左右方向の端部に形成された丸穴に嵌まり込む。これにより、把持開閉体4の回動や蓋体2の分離を補助・補強している。
このように、把持開閉体4、4は突起軸31a、31aとヒンジ軸14a、14aとが同軸方向に形成されていることから、回動をスムースにできる。さらに、仮に突起軸31a、31aがヒンジ軸14a、14aの上方に形成された場合にはフック32、32がより本体3側に回動してしまうなど、コンパクトな構成とすることができない。
また、把持開閉体4、4は前側と後側に2つ配置され、各々独立して開閉することができ、一方の把持開閉体4のフック32、32を解除すると、もう一方の把持開閉体4のフック32、32がヒンジ軸14a、14aの周囲を回動するヒンジ構造として、蓋体2が開く開蓋状態となる。また、両方の把持開閉体4、4のフック32、32を解除すると、蓋体2を完全に外すことも可能になる。
次に、把持開閉体4、4と本体3のヒンジ軸14a、14aとフック32、32との係合について説明する。図1に示すように、把持部34は斜め上方に湾曲しながら後方(本体の中央方向)に延長した形状として、その左右方向寸法を前後方向寸法よりも長く形成される。図1、6に示すように、把持部34は、上述のとおり、閉蓋状態で凸部25、25に当接して、隆起部21に囲まれた蓋体2の凹部27、27を覆うように配置される。図7(a)に示すように、閉蓋状態では、把持部34は、その上面が隆起部21の上面から緩やかに湾曲するような形状となる。
把持部34の下端から連続する複数のフック32、32は、鉤状に形成されて、鉤の内側にヒンジ軸14a、14aを当接して係合する。閉蓋状態では、フック32の鉤口が外側を向いて、フック32、32とヒンジ軸14a、14aとの係合状態が保持される。これは、フック32、32に係合されたヒンジ軸14a、14aの軸抜け方向が図面上での上下方向であり、鉤口が図面上で左右方向であることから、ヒンジ軸14a、14aの軸抜け方向をフック32、32が遮蔽している。
一方、把持開閉体4は、図7(a)に示す閉蓋状態から、図7(b)に示す開蓋状態へ上述した突起軸を軸心として回動することができる。この回動は、後述のストッパー37により制止される位置まで約90度、外側に向けて回動することで開蓋状態とする。この回動角度は、本実施形態では90度の回動であるが、誤差を許容する範囲で略90度としている。
この開蓋状態では、フック32の鉤口が図面上下方を向いて、フック32、32とヒンジ軸14a、14aとの係合状態が解除できる状態となる。これは、フック32、32に係合されたヒンジ軸14a、14aの軸抜け方向が図面上での上下方向であり、鉤口が図面上で上下方向であることから、ヒンジ軸14a、14aの軸抜け方向と鉤口の方向が一致している。そして、把持開閉体4の把持部34を摘み、蓋体2を上方に押し上げれば、図2に示すように、フック32の鉤口からヒンジ軸14aが外れて、把持開閉体4、4ごと蓋体2を開ける開蓋動作を行うことが可能になる。
把持部34は、フック32、32の上端から鉛直方向に立ち上がり部33、33が形成され、この立ち上がり部33、33の上端から湾曲し、先端付近が水平方向になる。本実施形態において把持部34は湾曲するものであるが、鉛直方向の立ち上がり部から曲げて水平方向となるようにすればよい。この把持部34が折曲、湾曲しているため、把持開閉体4を回動した状態で、把持部34の先端が上方を向く。さらに把持開閉体4の閉蓋状態で配置される蓋体2には凹部27が形成され、把持部34が湾曲する湾曲部分が形成されることから、この湾曲部分の内面側と蓋体2との間に所定の隙間Sが形成される。この隙間Sに使用者が指を挿入して把持開閉体4を摘み易くすることができる。
つまり、使用者は把持部34を指で起こして把持開閉体4を回動し、そのまま把持部34を指で掴みながら上方に引っ張ることで、手を持ち替えずにワンタッチで蓋体2を開けることができる。そして、この隙間Sが形成されることで、小型の収納箱であっても使用者が容易に把持部34を摘み、開閉させることが可能になる。
次に、把持開閉体4、4の係止、及び、過度な回動を抑制するストッパー37について説明する。図1及び図8(a)、(b)に示すように、本体3にはヒンジ軸14a、14aと同軸状に並ぶ支持軸15a、15aが形成されており、この支持軸15a、15aに係合する被支持部22、22を一部切り欠いたガイド溝23、23にストッパー37、37が形成される。
被支持部22、22は、蓋体2の凹部27の外方端から連続して形成され、下方を鉤口とした鉤状に形成された筒状体としている。図8(a)に示すように、把持開閉体4とはストッパー37を除いて干渉しておらず、把持開閉体4を回動し、開蓋状態にするときには下方に形成した鉤口から支持軸15a、15aとの係合を解除することができる(図8(b)参照)。また、他方の把持開閉体4を回動して開蓋状態とするときには、被支持部22、22の筒状体の内部で支持軸15a、15aを軸心として蓋体2と一方の把持開閉体4とを回動することができる。
被支持部22、22には、図3、図8(a)、(b)に示すように、被支持部22の筒の円周方向に沿うように切り欠いた2つのガイド溝23、23を有し、このガイド溝23、23の下方側壁には下壁23a、23aが形成される。下壁23a、23aは、水平面となるように形成され、後述するストッパー37、37が係合した状態で、把持開閉体4、4が約90度回動する位置で係止するように位置している。
一方、把持開閉体4は、把持部34の湾曲部分の下縁から本体3の中央方向に延長したうえで下方に延長したストッパー37、37が形成されている。このストッパー37、37は、図8(a)に示すように、把持開閉体4の回動に伴いガイド溝23内を摺動し、開蓋状態ではガイド溝23、23の下壁23a、23a、23aに係合する。
ストッパー37は、開蓋状態では下壁23aと係合するが、閉蓋状態で被支持部22の内面壁に係合する。これにより、閉蓋状態への回動を抑止することができる。
次に、閉蓋状態を保持する機構について説明する。閉蓋状態を保持するためには、本実施形態では係止突起35aと被係止凹部24aとの係り止めにより行っている。
この開蓋状態の保持機構は、図1に示すように、開放部16、16(図4参照)の位置に、蓋体2から延長して形成される被支持部22と略同一形状となる被係止部24、24と、この被係止部24、24の内側上面を一部凹ませた被係止凹部24a、24aと、この位置に把持部34の湾曲部分の下縁から本体3の中央方向に延長したうえで下方に延長して突出した係止突起35a、35aとからなる。閉蓋状態ではこの係止突起35a、35aが被係止凹部24a、24aに嵌まり込んで、閉蓋状態が係止、保持され、開蓋状態とするときには、把持開閉体4、4を回動すると、係止突起35a、35aと被係止凹部24a、24aとの係止が解除される。
1:箱体、2:蓋体、3:本体、4:把持開閉体、11a:前側壁、11b:後側壁、14a:ヒンジ軸、14b:ヒンジ軸、24:被係止部、31:係合部、32:フック、34:把持部、35:係止部、37:ストッパー。

Claims (5)

  1. 箱状の本体と、該本体の上端開放面を被蓋する蓋体と、前記本体と前記蓋体とをヒンジ機構により開閉自在とする把持開閉体と、からなる容器において、
    前記ヒンジ機構は、前記本体に支持されたヒンジ軸と、前記蓋体に回動可能に支持された前記把持開閉体に形成されたフックと、からなり、前記ヒンジ軸と前記フックの係合により前記本体と前記蓋体とを係合し、
    前記フックは、前記把持開閉体の回動により、鉤口から前記ヒンジ軸との係合を解除して開蓋動作を可能にすることを特徴とする蓋体の開閉及び係止構造。
  2. 把持開閉体は、両側端から外方に突出し、閉蓋状態でヒンジ軸と同軸方向となる突起軸を軸心として蓋体に回動自在に軸支され、
    前記把持開閉体のフックは、閉蓋状態において開蓋動作における軸抜け方向を遮蔽し、開蓋状態において開蓋動作における軸抜け方向に鉤口が一致することを特徴とする請求項1に記載の蓋体の開閉及び係止構造。
  3. 把持開閉体は、ヒンジ軸に係合する複数のフックの上端から形成される一つの把持部を有し、開蓋状態で前記把持開閉体の回動を規制するストッパーを設けたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の蓋体の開閉及び係止構造。
  4. 把持開閉体は、フックの上端から鉛直方向に立ち上がる立ち上がり部と、該立ち上がり部から本体方向に向けて水平方向となるように折曲した把持部を有し、
    把持開閉体の回動を規制するストッパーは、閉蓋状態から外方に向けて立ち上がり部が水平方向となる位置を開蓋状態として規制することを特徴とする請求項3に記載の蓋体の開閉及び係止構造。
  5. 蓋体は、閉蓋状態において把持開閉体が配置される位置を凹ませた凹部を有することを特徴とする請求項1、2、3または4のいずれかに記載の蓋体の開閉及び係止構造。
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