JP2012245081A - 表皮一体発泡成形ヘッドレスト及びその製造方法 - Google Patents

表皮一体発泡成形ヘッドレスト及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012245081A
JP2012245081A JP2011117631A JP2011117631A JP2012245081A JP 2012245081 A JP2012245081 A JP 2012245081A JP 2011117631 A JP2011117631 A JP 2011117631A JP 2011117631 A JP2011117631 A JP 2011117631A JP 2012245081 A JP2012245081 A JP 2012245081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
headrest
skin
tape
trimming
border
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011117631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5736576B2 (ja
Inventor
Hidekazu Oike
秀和 大池
Katsue O
桂英 王
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Plastics Co Ltd
Original Assignee
Howa Plastics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Howa Plastics Co Ltd filed Critical Howa Plastics Co Ltd
Priority to JP2011117631A priority Critical patent/JP5736576B2/ja
Publication of JP2012245081A publication Critical patent/JP2012245081A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5736576B2 publication Critical patent/JP5736576B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】表皮部材間の曲面状の縫合端部を滑らかな形状にでき、縫合端部に縁取り装飾を加えた表皮一体発泡成形ヘッドレスト及びその製造方法を提供するものである。
【解決手段】ヘッドレストカバーの縫合部は、重ね端部の両外面にわたり両裾縁を裏向きの折返し部とした縁取りテープを添わせ、縁取りテープ間に介在する重ね端部と両折返し部とともにミシン縫目により縫合されて表皮部材間が縁取りテープによる縁取り装飾部を介して縫合一体化されるヘッドレスト及び頭接側となる表皮部材とこれを囲む他の表皮部材とをその裏面どうしを合わせて揃えた重ね合わせ、その重ね端部の両外面にわたり両裾縁を裏向きの折返し部とした断面U字状の縁取りテープを添わせ、縁取りテープ間に介在する重ね端部および両折返し部とともに縫合し、表皮部材間が縁取り装飾部を介して縫合一体化された袋状のヘッドレストカバーの内部に発泡性樹脂を注入して発泡成形する製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は表皮一体発泡成形ヘッドレスト及びその製造方法に関するものである。
従来、表皮一体発泡成形ヘッドレストは、裏向きにされた複数枚の立体裁断された表皮部材の端縁を重ね合わせ、玉縁とともに縫製して立体的なヘッドレストカバーを形成した後、裏返しして表皮部材を表向きとしたうえ、ヘッドレストカバーの内部に発泡性樹脂を注入し、発泡成形することにより製造されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、表皮部材は内面にクッション層を有する肉厚のものであるので、曲面部を裏返し縫合した後に表返しするとクッション層が縮み、表皮層に縮み圧が加わる。このため特に曲面部の縫合端部は変形し易く、滑らかな曲面形状にならず見栄えの悪い製品となるという問題があった。
特開2010-22402号公報
本発明は上記した従来の問題を解決し、表皮部材間の曲面状の縫合端部を滑らかな形状に仕上げることができるとともに、その縫合端部に従来にない縁取り装飾を加えることができる表皮一体発泡成形ヘッドレスト及びその製造方法を提供するためになされたものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明の表皮一体発泡成形ヘッドレストは、頭接側となる表皮部材とこれを囲む他の表皮部材とをその裏面どうしを合わせて揃えた重ね端部において縫合した袋状のヘッドレストカバーと、その内部で発泡成形された発泡樹脂体とからなる自動車用ヘッドレストにおいて、ヘッドレストカバーの縫合部は、前記重ね端部の両外面にわたり両裾縁を裏向きの折返し部とした縁取りテープを添わせ、この縁取りテープ間に介在する前記重ね端部および両折返し部とともにミシン縫目により縫合されており、これによって前記表皮部材間が縁取りテープによる縁取り装飾部を介して縫合一体化されていることを特徴とするものである。
また本発明の表皮一体発泡成形ヘッドレストの製造方法は、頭接側となる表皮部材とこれを囲む他の表皮部材とをその裏面どうしを合わせて揃えた重ね合わせ、その重ね端部の両外面にわたり両裾縁を裏向きの折返し部とした断面U字状の縁取りテープを添わせながら、この縁取りテープ間に介在する前記重ね端部および両折返し部とともに縫合することにより、前記した表皮部材間が縁取り装飾部を介して縫合一体化された袋状のヘッドレストカバーを製作し、その内部に発泡性樹脂を注入して発泡成形することを特徴とするものである。
本発明のヘッドレストは、頭接側となる表皮部材とこれを囲む他の表皮部材とをその裏面どうしを合わせて揃えた重ね端部において縫合した袋状のヘッドレストカバーと、その内部で発泡成形された発泡樹脂体とからなる自動車用ヘッドレストにおいて、ヘッドレストカバーの縫合部は、前記重ね端部の両外面にわたり両裾縁を裏向きの折返し部とした縁取りテープを添わせ、この縁取りテープ間に介在する前記重ね端部および両折返し部とともにミシン縫目により縫合されており、これによって前記表皮部材間が縁取りテープによる縁取り装飾部を介して縫合一体化することにより、ヘッドレストの周縁は縁取りテープによる縁取り装飾部により強調されて今までにない斬新なデザインとなる。
また、本発明の製造方法は、頭接側となる表皮部材とこれを囲む他の表皮部材とをその裏面どうしを合わせて揃えた重ね合わせ、その重ね端部の両外面にわたり両裾縁を裏向きの折返し部とした断面U字状の縁取りテープを添わせながら、この縁取りテープ間に介在する前記重ね端部および両折返し部とともに縫合することにより、前記した表皮部材間が縁取り装飾部を介して縫合一体化された袋状のヘッドレストカバーを製作し、その内部に発泡性樹脂を注入して発泡成形するものとしているので、縁取りが表面にでないように表皮部材を裏返す必要がなく製造工程を削減できるうえに、裏返すことにより変形した部分の修正作業を不要となるので生産性を大幅に向上させることができ、製造費を低減することができる。
表皮部材の重ね端部を断面U字状とした縁取りテープにより添わせた状態を示す断面図である。 表皮部材の重ね端部を断面U字状とした縁取りテープにより縫合した状態を示す断面図である。 縫合された袋状のヘッドレストカバーの一部切欠側面図である。 割り金型内にセットしたヘッドレストカバー内に発泡性樹脂を注入発泡させた状態を示す断面図である。 完成された表皮一体発泡成形ヘッドレストの要部を示す一部切欠側面図である。 完成された表皮一体発泡成形ヘッドレストの斜視図である。
本発明の製造方法を図に基づいて詳細に説明する。
1は合成レザーよりなる表皮層1aとフィルム薄層付きのクッション層1bとからなる表皮部材であり、該表皮部材1は頭接側の前面地とこれを囲む他の表皮部材としての背面地と底面地の3面地に立体裁断される。クッション層1bに形成されたフィルム薄層は発泡性樹脂がクッション層1bの連続気孔を通じて漏出しないようにするものである。
そして、立体裁断された前記3面地を裏面どうしで合わせて揃えた重ね端部をミシン縫合することにより図3に示されるような縫合端部が曲面状となる袋状のヘッドレストカバー5が形成される。
前記ミシン縫合は図示しないラッパーと称せられる補助器具により四つ巻きにするもので、中央を二つ折りした断面U字状の縁取りテープ2の両裾縁を裏向きの折返し部2aとするものである。該縁取りテープ2により前記頭接側の前面地と頭接側の前面地を囲む背面地と底面地の重ね端部4を囲むように添わせて図2に示されるように縁取りテープ2の両裾縁の折返し部2aととともに重ね端部4を縫合する。
この縫合により、クッション層1bの縫合部は縮むので、縁取りテープ2により囲まれた縫合されていない表皮部材1の重ね端部4は図2に示されるように膨らみ、その膨らみにより縁取りテープ2も風船状に膨らみ玉縁状となるので、ヘッドレストカバー5の周縁には玉縁状の縁取り模様9aが形成される。さらに、該縁取り模様9aにはミシン縫製によるミシン縫目9bが形成されてヘッドレスカバー5の周縁には縁取り模様9aとミシン縫目9bとによる縁取り装飾部9が形成される。
このように縫製された立体形状のヘッドレストカバー5の底面地の先端縁と頭接側の前面地の下端縁とは図3に示されるようにミシン縫合せず発泡性樹脂を注入する際の開口3とする。
そして、ヘッドレストカバー5を裏返しすることなくヘッドレストステー10をヘッドレストカバー5内にセットしたうえ、図4に示されるように割り型6内にヘッドレストカバー5をセットし、前記開口3より発泡性樹脂を注入して発泡させれば、図5,6に示されるようなクッション材7がヘッドレストカバー5内に充填され周縁を縁取り装飾部9により飾られた立体形状の表皮一体発泡成形ヘッドレストが成形されることとなる。
このようにして製造された表皮一体発泡成形ヘッドレストの表面周縁には重ね端部4を囲んで被覆した縁取りテープ2による玉縁状の縁取り模様9aと、ミシン糸によるミシン縫目9bよりなる破線状模様とからなる縁取り装飾部9が形成される。しかも、縁取り装飾部9は表皮部材1を裏返すことなく形成するので、周縁は曲面状となるにもかかわらず腰のある合成レザーを裏返した場合に生じる歪がなく、表皮一体発泡成形ヘッドレストの周縁は滑らかな曲線を描く美麗なものとなる。
1 表皮部材
1a 表皮層
1b クッション層
2 縁取りテープ
2a 折返し部
3 開口
4 重ね端部
5 ヘッドレストカバー
6 割り型
7 クッション材
9 縁取り装飾
9a 縁取り模様
9b ミシン縫目
10 ヘッドレストステー




Claims (2)

  1. 頭接側となる表皮部材とこれを囲む他の表皮部材とをその裏面どうしを合わせて揃えた重ね端部において縫合した袋状のヘッドレストカバーと、その内部で発泡成形された発泡樹脂体とからなる自動車用ヘッドレストにおいて、ヘッドレストカバーの縫合部は、前記重ね端部の両外面にわたり両裾縁を裏向きの折返し部とした縁取りテープを添わせ、この縁取りテープ間に介在する前記重ね端部および両折返し部とともにミシン縫目により縫合されており、これによって前記表皮部材間が縁取りテープによる縁取り装飾部を介して縫合一体化されていることを特徴とする表皮一体発泡成形ヘッドレスト。
  2. 頭接側となる表皮部材とこれを囲む他の表皮部材とをその裏面どうしを合わせて揃えた重ね合わせ、その重ね端部の両外面にわたり両裾縁を裏向きの折返し部とした断面U字状の縁取りテープを添わせながら、この縁取りテープ間に介在する前記重ね端部および両折返し部とともに縫合することにより、前記した表皮部材間が縁取り装飾部を介して縫合一体化された袋状のヘッドレストカバーを製作し、その内部に発泡性樹脂を注入して発泡成形することを特徴とする表皮一体発泡成形ヘッドレストの製造方法。
JP2011117631A 2011-05-26 2011-05-26 表皮一体発泡成形ヘッドレスト及びその製造方法 Active JP5736576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011117631A JP5736576B2 (ja) 2011-05-26 2011-05-26 表皮一体発泡成形ヘッドレスト及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011117631A JP5736576B2 (ja) 2011-05-26 2011-05-26 表皮一体発泡成形ヘッドレスト及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012245081A true JP2012245081A (ja) 2012-12-13
JP5736576B2 JP5736576B2 (ja) 2015-06-17

Family

ID=47466129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011117631A Active JP5736576B2 (ja) 2011-05-26 2011-05-26 表皮一体発泡成形ヘッドレスト及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5736576B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104227910A (zh) * 2013-06-19 2014-12-24 株式会社塔捷斯 发泡模具装置及利用该发泡模具装置形成头枕的发泡工艺

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56171760U (ja) * 1980-05-26 1981-12-18
JPS63152453U (ja) * 1987-03-27 1988-10-06
JP2010022402A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Achilles Corp 表皮一体発泡成形用表皮材の縫製構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56171760U (ja) * 1980-05-26 1981-12-18
JPS63152453U (ja) * 1987-03-27 1988-10-06
JP2010022402A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Achilles Corp 表皮一体発泡成形用表皮材の縫製構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104227910A (zh) * 2013-06-19 2014-12-24 株式会社塔捷斯 发泡模具装置及利用该发泡模具装置形成头枕的发泡工艺
CN104227910B (zh) * 2013-06-19 2017-04-12 株式会社塔捷斯 发泡模具装置及利用该发泡模具装置形成头枕的发泡工艺
US9840175B2 (en) 2013-06-19 2017-12-12 Tachi-S Co., Ltd. Foaming die device adapted to effect foaming in trim cover assembly integrally to form headrest, and foaming process for forming headrest by effecting foaming in trim cover assembly integrally, using the foaming die device

Also Published As

Publication number Publication date
JP5736576B2 (ja) 2015-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4766322B2 (ja) 車両用内装品およびその製造方法
CN101010210A (zh) 在表面装饰材料上进行了双十字形状针迹加工所制的车辆用内部装饰材料及其制造方法
EP3546206B1 (en) Laminated molded body and method for manufacturing same
JP2015145163A (ja) ワディング材付シートの表皮構造およびワディング材付シートの表皮縫製方法
US10378137B2 (en) Method of sewing process for trim cover of vehicle seat and vehicle seat using same
CN102837647B (zh) 带表皮的一体发泡成形品及其制造方法
JP5736576B2 (ja) 表皮一体発泡成形ヘッドレスト及びその製造方法
JPH09299185A (ja) ヘッドレスト用表皮の製造方法
JP6391513B2 (ja) 車両用シート用発泡成形体、車両用シート用ヘッドレスト及び車両用シート用アームレスト
JP3185435U (ja) 表皮一体発泡成形アームレスト
JPH0970837A (ja) 表皮付き発泡成形品の製造方法及びその表皮の製造方法
JP2005237491A (ja) シート用パッド及びその製造方法
JP2018000665A (ja) 表皮一体発泡成形品
JP6391514B2 (ja) 車両用シート用発泡成形体、車両用シート用ヘッドレスト及び車両用シート用アームレスト
JP6147580B2 (ja) 車両用の表皮一体発泡品とその製造方法
JP6008368B2 (ja) 表皮一体発泡成形品及びその製造方法
JP2002120237A (ja) 表皮一体異硬度発泡品及び表皮一体異硬度発泡品用表皮
US9433244B2 (en) Brassiere cup and method of manufacture
JP6234238B2 (ja) 袋状表皮一体発泡成形品及びその製造方法
JP6198619B2 (ja) バックパッド及びバックパッド用裏面材
JP6404429B2 (ja) 袋状表皮一体発泡成形品及びその製造方法
JP5546937B2 (ja) 車両用シート
JP2989769B2 (ja) へッドレスト用表皮
JP3142241B2 (ja) 表皮一体成形ヘッドレスト及びその製造方法
JPH0340234Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5736576

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250