JP5546937B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は自動車用シートなどの車両用シートに関する。
従来の自動車用シートには、発泡体製パッドに表皮材を接着して形成する接着シートがある。また、この接着シートには表面に凹溝からなる装飾溝を設けたものがある。これは表面に凹溝を有する発泡体製パッドに、表皮材を喰い込ませて接着して形成している(例えば実公平3−25670公報)。
そして、このパッドの凹溝に表皮材を喰い込ませて接着する部分は、表皮材を構成する複数の表皮片における縫着して接ぎ合わせた部分である。
この従来品の一例を図2,3に基づいて説明すると、図中、SCはシートクッション、イ・・は装飾溝、4は発泡体製パッドで、フレームなどで支持され表面に装飾溝形成用の凹溝40・・が設けてある。1,2は表皮材を構成する複数の表皮片で、各表皮片1,2は、織物地などからなる表皮10,20と、スラブウレタンフォームなどの発泡体製ワディング11,21と、不織布などからなる
ワディングカバー12,22とからなる積層体より構成されている。
以上の表皮材は多数の適宜形状に裁断した表皮片1,2の端末1A、2Aを一体に縫着50して形成し、前記パッド4に接着する際、表皮材を裏返して下型4上に載置する。その際、下型に設けた位置決め用針体に、表皮片1、2の縫着50個所を挿し通して、表皮片1、2を下型に位置決めて固定する。
一方、凹溝40、40を有するパッド4は下向きに上型に固定して、パッド4又は表皮1、2のいずれか一方に接着剤を塗布する。
然る後、上型を下降させてパッド4を表皮片1、2に加圧して、表皮片1、2をパッドに接着する。その際に、表皮片1、2の縫着個所をパッド2の凹溝40、40内に喰い込ませて接着する。これにより、シートクッションSCの表面に装飾溝イが形成される。
このようにして、表皮片1、2をパッド4に接着すると、縫着個所の縫い代の一方又は双方が折り曲がりパッド4の凹溝40より突出して接着される場合がある。
そのため、表皮片1、2の縫着個所がパッド4の凹溝40内に的確に嵌入されないので、シートクッションSCの装飾溝イ・・の外観が損なわれる。
そこで、前記表皮片1、2の縫い代をメス付ミシンでカットして短くすると、前記不具合は除去されるが、縫着個所より、ほつれが発生する虞れがあり、実験結果によれば少なくとも5ミリ程度以上の縫い代が必要であることが判明した。
また、一枚状の表皮片に、超音波で装飾溝を形成したものが開示されているが、これは表皮片をパッドに加圧して接着すると、装飾溝が潰れて深さが深い装飾溝がシートの表面に形成できなし、また、装飾溝の肉厚が薄いため、装飾溝から表皮片が破れる不具合があった(例えば実公平1−23805公報)。
実公平3-25670公報 実公平1−23805公報
従って、前記装飾溝を有する接着シートは、パッドの凹溝に表皮材の接ぎ合わせ個所を的確に食い込ませるために、表皮材に位置決め手段が必要になり、シートの生産性が悪く、シートの装飾溝近傍に突起などが発生しシートの外観品質を損ねていた。
本発明は生産性と外観品質に優れた車両用シートを提供することを目的とする。
課題を解決するたるめの手段
以上の目的を達成するための本発明に係る車両用シートは、発泡体製パッドと、その表面に接着する表皮材とを有する車両用シートであって、前記表皮材は、一枚状で、発泡体製ワディングを有する積層体からなり、該表皮材には、装飾溝を設け、この装飾溝は、表皮材の表面側を内側に折り返して重ねこの重ね合わせ部分の端末に沿って外側を一体に溶着して形成し、装飾溝に対応する部分の前記パッドの表面は平面状に形成してなることを特徴とする構成である。
従って、前記表皮材は一枚状で、その表面側を内側に折り返し、その折り返し個所を重ねて一体に溶着することにより、発泡体製ワディングが圧潰される。そして、表皮材の表面側を外側になるように折り返してパッドに接着すると、シートの表面に意匠的に優れた深い装飾溝が形成され、この装飾溝部分の表裏に、凸起が突出しない。
また、パッドに凹溝を設ける必要もないため、表皮材を針などで下型に固定してパッドに対して位置決めする必要もない。
更に、表皮材の装飾溝を形成した部分の肉厚が厚くなるため、装飾溝より表皮材が切離されることがない。
以上の表皮材の溶着は、ミシンタイプの超音波連続溶着機などで行うのが望ましい。
本発明によれば、生産性と外観品質に優れた車両用シートを提供できる。
本発明に係る車両用シートの部分断面図である。 従来の車両用シートの部分切欠斜視図である。 図2のX−X線断面図である。
以下、図1を参照しつつ本発明に係る車両用シートの好適な実施形態について詳細に説明する。
表皮材3は、一枚状のもので、図1に示すように、外表面を構成する可塑性合
成樹脂材製の表皮30、ワディング31、ワディングカバー32の可塑性合成
樹脂材製の積層体から構成されている。
そして、以上の表皮材3には、その表面側である表皮30を内側に折り返して重ね、この折り返し部分の端末に沿って外側を一体に溶着Aして形成した装飾溝ロが設けてある。
以上の溶着Aは、ミシンタイプの超音波連続溶着機などで、超音波で行っているが、高周波で溶着しても良い。
以上の溶着Aした後、表皮材3はその表面側である表皮30を外側になるように折り返してパッド4に接着することにより、シートクッションの表面に装飾溝ロが形成される。
なお、この表皮材3をパッド4に接着する際、従来の如く、たとえば、下型上に表皮材3を載置し、上型にパッド4を下向きに固定した後、上型を下降させてパッド4に表皮材3を接着する。その際、表皮材3を針などで下型に位置決めせずに行う。これにより、生産性を向上できる。
以上の表皮材3を接着するパッド4は、その表面に、従来の如く、装飾溝形成用凹溝が形成されていない。表皮材3の溶着Aした部分に対応する部分のパッド4の表面は、平面状に形成されている。
以上の如く、表皮材3を溶着Aして装飾溝ロを形成したものは、表皮材3の表裏面に対して外方に突起などが突出しないため、シートの表面における
装飾溝ロ近傍に外観品質を損なう皺、たるみなどが発生しない。また、装飾溝ロの深さが深く形成される。
3は表皮材、Aは溶着、4はパッド、ロは装飾溝。



Claims (1)

  1. 発泡体製パッドと、その表面に接着する表皮材とを有する車両用シートであって、前記表皮材は、一枚状で、発泡体製ワディングを有する積層体からなり、該表皮材には、装飾溝を設け、この装飾溝は、表皮材の表面側を内側に折り返して重ねこの重ね合わせ部分の端末に沿って外側を一体に溶着して形成し、装飾溝に対応する部分の前記パッドの表面は平面状に形成してなる車両用シート。
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