JP3142241B2 - 表皮一体成形ヘッドレスト及びその製造方法 - Google Patents

表皮一体成形ヘッドレスト及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等のシートバ
ック上部に装備される表皮一体成形ヘッドレスト及びそ
の製造方法に関し、特に、可倒式へッドレストに適した
表皮一体成形ヘッドレスト及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などのシートバック上部に取付け
られる例えば可倒式ヘッドレストにあっては、ヘッドレ
スト本体から突き出し、シートバックに取着するステー
に対し、ヘッドレスト本体を乗員の好みに応じて角度調
節できる構造になっている。斯る可倒式ヘッドレストに
ついて、本出願人は、製造に伴う作業工数の低減と共に
ヘッドレスト下面の見栄え向上を図ったへッドレストの
技術を、先の特願平7−173984号公報に提案して
きた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記公報技
術は、へッドレストの見栄えを良くしたが、インサート
ステー81をスリット79のあるフロント側に傾倒する
と、発泡体9と表皮7とが一体成形で接着しているた
め、図11のように、フロント側の底面にシワBが発生
する難点があった。また、ステー81の挿通する孔71
aが線状切り口71になっていたため(図9)、インサ
ート8の位置決めが困難で、発泡成形時に表皮7が動き
へッドレスト形状が安定しなかった。更に、ステー81
が挿通する孔71aが線状切り口71であるために、こ
れを舌片72で覆ってもステー部81aのシール性が悪
かった(図10)。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、へ
ッドレスト形状を安定させ、ステー部のシール性を良く
すると共に、表皮底面にシワを発生させない表皮一体成
形ヘッドレスト及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1に記載の本発明の要旨は、複数の表皮片からな
り、底面を部分形成する舌片付き表皮片に一対のステー
孔を設け、更に、該両ステー孔を結ぶ線に略平行でリア
側に配され、表皮内に向かうガイド片で取囲まれた原料
注入口を設けると共に、該ガイド片のある一の表皮片と
前記舌片付き表皮片との両サイドを縫合して中央部にイ
ンサート用開口を設けて、各表皮片を縫い合わせ、ヘッ
ドレスト表皮を構成する袋状表皮とした後、インサート
を前記インサート用開口から袋状表皮内へ挿入し、その
ステーを前記ステー孔へ通し突き出し状態として挿着セ
ットし、次いで、前記舌片を原料注入口へ挿入すると共
に該原料注入口から表皮内へ発泡原料を注入して表皮一
体成形を行なう表皮一体成形ヘッドレストの製造方法に
ある。ここで、「舌片を原料注入口へ挿入すると共に該
原料注入口から表皮内へ発泡原料を注入して表皮一体成
形を行なう」では、表皮一体成形を行なう時点で舌片が
原料注入口へ挿入されていればよく、表皮内への発泡原
料の注入後、舌片を原料注入口へ挿入する場合でも要件
を満たす。
【0006】請求項2に記載の本発明の表皮一体成形ヘ
ッドレストの製造方法は、請求項1で、インサートに可
倒式インサートを用い、該インサートのステーをステー
孔に挿通しフロント傾倒位置にして表皮にインサートを
セットした後、前記舌片を原料注入口へ挿入すると共に
該原料注入口から表皮内へ発泡原料を注入して表皮一体
成形を行ない、脱型後、該表皮にステー孔を起点にリア
傾倒方向へスリットを入れることを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の本発明の要旨は、複数の
表皮片からなり、底面を部分形成する舌片付き表皮片に
一対のステー孔を設け、更に、該両ステー孔を結ぶ線に
略平行でリア側に配され、表皮内に向かうガイド片で取
囲まれた原料注入口を設けると共に、該ガイド片のある
一の表皮片と前記舌片付き表皮片との両サイドを縫合し
縫目を形成すると共に中央部にインサート用開口と
を設けて、各表皮片を縫い合わせ袋状にした表皮(1)
と、ステーをステー孔へ通しフロント傾倒位置の突き出
し状態として、表皮内に芯体が配設される可倒式インサ
ート(2)と、該可倒式インサートをフロント傾倒位置
として前記芯体を埋設前記表皮と一体成形される発泡
体(6)と、前記ステー孔を起点にリア傾倒方向に形成
されるスリット(17)、とを具備し、さらに前記舌片
はその横幅を前記原料注入口に略等しくさせると共に該
原料注入口に挿入し得る長さにして、意匠面が外に出る
状態にした前記表皮内にガイド片を収め該ガイド片に包
囲された原料注入口へ前記舌片を挿入することによりイ
ンサート用開口が覆い隠されるようにしたことを特徴と
する表皮一体成形ヘッドレストにある。
【0008】請求項1の発明のごとく、一対のステー孔
にステーが挿入され、インサートが表皮に挿着セットさ
れると、インサートが表皮に固定されるので、発泡成形
時に表皮の動きを止め、安定したへッドレスト形状を得
る。また、ステー孔径をステー径に合わすことで、シー
ル性が向上する。請求項2,3の発明のごとく、ステー
をフロント傾倒位置にセットした後、表皮一体成形を行
ない、脱型後、ステー孔を起点にリア傾倒方向へスリッ
トを入れると、ステーをリア方向に傾倒しても、インサ
ート用開口をつくった縫目がシワを吸収するので、外観
に不具合が現われることがない。
【0009】
【実施形態】以下、本発明に係る表皮一体成形ヘッドレ
スト及びその製造方法の実施形態について詳述する。図
1〜図8は、本発明に係る表皮一体成形ヘッドレスト及
びその製造方法の一実施形態を示したもので、図1,図
2は裏返し状態にある表皮の斜視図、図3は図1の表皮
を表側が出るようにひっくり返し、インサート用開口か
らインサートを表皮内にセットする斜視図、図4は図3
の状態から舌片を原料注入口へ挿入し、漏斗及び漏斗セ
ット治具を原料注入口に挿着した縦断面図、図5は図4
のA−A線に沿う断面図、図6は図4の状態から表皮一
体成形を済ませた一部破断底面図、図7は図6のへッド
レストにスリットを形成した一部破断斜視図、図8は図
7の部分縦断面図である。乗用車の可倒式ヘッドレスト
に適用する。
【0010】表皮一体成形ヘッドレストAの製造は、次
のようになされる。先ず、袋状表皮用の裁断された表皮
片1a〜1fが準備される。へッドレストの前面部全域
と底面を部分形成する舌片付き表皮片1aには一対のス
テー孔11,11が設けられる。ステー孔径はインサー
トステー21のステー径と略同径である。舌片19は、
横幅が後述の原料注入口13に略等しく、該原料注入口
13に挿着し得る長さがある。舌片19の先端部分に
は、括れ部191を介して両サイドに出っ張る張り出し
部192が設けられている。舌片19の括れ部191は
後述の開口部長さZより短くし、張り出し部192は開
口部長さZより長くしている。
【0011】そして、平面視凸状に張り出すガイド片1
4を有する表皮片1b,1cを使用し、ステー孔11,
11を結ぶ線に略平行でリア側に配され、表皮内に向か
うガイド片14,14で取囲まれた原料注入口13が設
けられる。原料注入口13は、表皮片1b,1cのガイ
ド片14,14を重ね合わせ、その側縁同士を縫合して
作り、更に、ここでは、縫合ラインをガイド片14の側
縁下端からその下縁に沿い中央へ縫い合わせて延ばし、
原料注入口13より狭められた開口部15が形成される
(図1)。
【0012】また、表皮片1bと前記舌片付き表皮片1
aとの両サイドを縫合して、中央部にインサート用開口
12を設ける。縫目N1 は舌片19の位置まで形成され
るが、舌片19の付け根にあたる部分に切欠部kを設
け、口を大きく開けるようにしてインサート2を入れ易
くしている。かくのごとく、底面を部分形成する上記表
皮片1a,1b,1cによって、原料注入口13及びイ
ンサート用開口12を設けて、更に、各表皮片1a〜1
fを縫い合わせ、図1,図2に示すような袋状表皮にす
る。表皮底面には、インサート用開口12に関係する表
皮片1a,表皮片1bの縫目N1 、原料注入口13に関
係する表皮片1b,表皮片1cの縫目N2 、表皮片1c
とへッドレスト背面用の表皮片1dとをつなぐ縫目N3
ができている。
【0013】ここで、図1,図2は、裏返し状態にある
袋状のファブリック表皮である。図中の表皮片にあるハ
ッチ模様は意匠面側を表している。表皮1には、例え
ば、ファブリック表皮,ポリウレタン又は塩化ビニル等
樹脂フィルムの二層表皮片を縫製した表皮や、アクリ
ル,ポリエステル等の合成繊維をパイル糸とし、綿,レ
ーヨン等を地経にしたカットパイル織物等が用いられ
る。各表皮片1a〜1fの端縁同士を重ね合せ、端縁に
沿ってオーバーロック縫い(本縫い等でもよい。)で周
囲全体を縫合してヘッドレスト外形たる枕形状とする。
【0014】図1のごとく仕上げた袋状表皮は、次に、
裏返し状態からひっくり返し、図3のように表皮意匠面
がでる状態とする。舌片19は表皮外へ出し、ガイド片
14は原料注入口13を有して表皮内に収める。ガイド
片14に包囲された原料注入口13に係る開口部15
は、表皮内に一段奥まった場所に位置させる(図5)。
しかる後、可倒式インサート2に係る芯体22をインサ
ート用開口12から袋状表皮内へ挿入し(図3)、その
ステー21,21を前記ステー孔11,11へ通し突き
出し状態にして挿着セットする。インサート2は、ステ
ー21をフロント傾倒位置にして表皮1にセットされる
(図4)。本実施形態では、更に、図8のように、スラ
ブSが表皮内からステー21を抱き込んで裏当てしてい
る。
【0015】次いで、前記舌片19を折り曲げ、その先
端部分を原料注入口13へ挿入する(図4)。両サイド
に出っ張る張り出し部192は中央に向けて折り重ね
る。そして、折り重ね部分を手で押えるなどして斯る状
態を保ちつつ、ガイド片14がつくる原料注入口13を
通り、張り出し部192を開口部15へ挿入する。開口
部15を通り表皮内へ突き出た張り出し部192は、フ
ァブリック表皮等にあっては、折り重ねに対する反力が
働き、自然と解けて開き、該張り出し部192は開口部
15両縁に係止する(図5)。また、舌片19の原料注
入口13への挿入に伴う舌片19の折り曲げよって、イ
ンサート用開口12が覆い隠される。
【0016】続いて、原料注入口13を包囲するガイド
片14内に漏斗セット治具4及び漏斗5を差し込む。ガ
イド片14の下縁に沿う縫合ラインS1 によって、漏斗
セット治具4は表皮内へ落ち込むことはない。漏斗セッ
ト治具の横幅Wはガイド片14の側縁を縫う縫合ライン
間距離Lに略一致し、漏斗セット治具4のガイド片への
挿着によって、ガイド片14は横方向に突っ張る状態と
なる(図5)。ガイド片14の横方向への突っ張りによ
って、漏斗管51周りの原料注入口13が閉じられ、更
に、原料注入口13に挿入された前記舌片19はガイド
片14で一層きつく挟着されることになる。尚、図5
は、横幅W,距離L,舌片19の横幅を理解するため
に、模式的に表しており、実際には、これらはほぼ等し
い寸法になっている。
【0017】斯る状態を確保した後、次に、漏斗を経由
して発泡原料g(例えば液状ポリウレタンフォーム原
料)を原料注入口13から表皮内へ所定量注入する(図
4)。そして、発泡成形型内で表皮一体成形を行なう。
こうして、発泡成形で発泡体6が形成されるが、開口部
15から表皮内へ突き出した舌片19の張り出し部19
2はこの発泡体6に接着固定される。加えて、表皮内部
に位置するガイド片14が舌片19を挟着するが、発泡
成形で発生する発泡圧がガイド片14を介して両サイド
から舌片19を締め付けることによって、舌片19全体
が表皮,発泡体6に一体化固定される。上記漏斗セット
治具4及び漏斗5は、発泡成形前に取除いてもよいし、
発泡成形後に取除いても構わない。発泡成形後に取除い
ても、発泡体6の残圧で漏斗管51径程度の残跡は消失
するからである。
【0018】かくのごとくして、発泡成形を終え、脱型
後、ヘッドレストを取出す(図6)。そして、後工程で
ステー孔11を起点にしてリア傾倒方向へスリット17
を入れることによって可倒式の表皮一体成形ヘッドレス
トができる(図7)。スリット17は縫目N1 の位置に
近接するところまでカットされる。舌片19は、ガイド
片14に挟着され、且つ、先端部分が発泡体内に埋設さ
れた状態で、表皮裏面に密着する。尚、固定式のへッド
レストにあっては、スリット17を入れたり、ステー2
1をフロント位置に倒したりすることなく、表皮一体成
形へッドレストが完成する。
【0019】このように構成した表皮一体成形ヘッドレ
スト及びその製造方法は、ステー21をフロント傾倒位
置にしてインサート2を表皮1にセットしているので、
ステー21がこれ以上、フロント方向に倒れることがな
く、図11のような底面前部のシワ発生はない。そし
て、へッドレストの角度調整でステー21がリア方向に
動く場合は、ステー21の傍に縫目N1 があるので、本
来ならばその動きで派生するであろうシワがうまく吸収
される。縫目N1 は、剛性がありシワの発生を抑え、ま
た、ステー21の動きに伴い多少の変形を受けても目立
たず、外観品質維持に好都合となっている。縫目N1
みならず、この近傍にある縫目N2 ,N3 も緩衝作用を
有して、シワ発生を抑えると考えられる。試作段階で、
ステーの傾倒によって従来見られたシワが出ないことを
確認している。更に、インサート2は、表皮にセットさ
れると、ステー21がステー孔11に挿通して位置決め
固定されるので、発泡成形時の表皮の動きを止め、へッ
ドレストの形状が安定したものとなる。加えて、ステー
21周りのシール性が悪かった従来品に比し、シール性
が向上し、発泡成形段階での発泡原料漏れが少なくなっ
ている。本実施形態の裏当てスラブによっても発泡原料
漏れが抑えられている。
【0020】また、発泡成形に先立ち、単に舌片19を
原料注入口13へ挿入するだけで、発泡原料の発泡硬化
に伴ない自動的に舌片19の固着処理がなされるので、
ヘッドレストを造る作業時間の短縮化が図られる。更
に、本実施形態では、漏斗セット治具4の横幅Wを縫合
ライン間距離L(原料注入口13の幅)に略一致させて
いるので、漏斗セット治具4をガイド片14に挿着する
と、ガイド片14が横方向に突っ張り、漏斗管51を除
いて原料注入口13,開口部15を閉じる。故に、発泡
成形時の発泡原料の表皮外への漏出を防ぐだけでなく、
製品化した際、表皮底面で舌片19を挟着した原料注入
口13が線状に閉じて現われ、品質的にも優れたものが
出来上る。張り出し部192は、折り重ねてやれば、開
口部15を簡単にくぐらせることができる。そして、張
り出し部192が開口部15を通過すれば、該張り出し
部192は表皮内で自然と展開し、戻り作用によって開
口部15周りのガイド片14に係止される。従って、舌
片19を一度セットしさえすれば、該舌片19は余程の
力を加えなければ開口部15から抜けることはなく、舌
片19の原料注入口13へのセット作業が楽になる。
【0021】尚、本発明においては前記実施形態に示す
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。表皮片1a〜1fの数,形状は用途に合
わせて適宜選択できる。実施形態では、舌片19を平面
視凸形にし、且つ、原料注入口13を包囲するガイド片
14の下縁に開口部15を設け、舌片19の張り出し部
192を開口部15へ挿入させたが、舌片19を原料注
入口13へ挿入しガイド片14で挟着するにとどめるこ
ともできる。また、原料注入口13より狭めた開口部1
5を設けなくてもよい。実施形態では、可倒式ヘッドレ
ストについて説明したが、固定式タイプのヘッドレスト
についても同様の作用,効果が得られ、本発明の適用範
囲内である。
【0022】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の表皮一体成形ヘ
ッドレスト及びその製造方法は、へッドレスト形状を安
定させ、且つ、ステー部のシール性に優れるにとどまら
ず、可倒タイプのへッドレストにあって、ステーの傾倒
によって従来見られていたシワ発生を消失させるなど品
質向上に優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態で、裏返し状態にある表皮
の斜視図である。
【図2】図1と違う角度からみた裏返し状態にある表皮
の斜視図である。
【図3】図1の表皮を表側が出るようにひっくり返し、
インサート用開口からインサートを表皮内にセットする
斜視図である。
【図4】図3の状態から舌片を原料注入口へ挿入し、漏
斗及び漏斗セット治具を原料注入口に挿着した縦断面図
である。
【図5】図4のA−A線に沿う断面図である。
【図6】図4の状態から表皮一体成形を済ませた一部破
断底面図である。
【図7】図6のへッドレストにスリットを形成した一部
破断斜視図である。
【図8】図7の部分縦断面図である。
【図9】従来技術の説明斜視図である。
【図10】従来技術の説明斜視図である。
【図11】従来技術の説明斜視図である。
【符号の説明】
1 表皮 1a〜1f 表皮片 11 ステー孔 12 インサート用開口 13 原料注入口 14 ガイド片 15 開口部 17 スリット 2 インサート 21 ステー 22 芯体 6 発泡体 g 発泡原料 縫目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−312425(JP,A) 特開 昭57−188214(JP,A) 特開 平7−31759(JP,A) 特開 平9−56939(JP,A) 実開 平7−42688(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B68G 7/06 A47C 7/38 B29C 39/10 B60N 2/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の表皮片からなり、底面を部分形成
    する舌片付き表皮片に一対のステー孔を設け、更に、該
    両ステー孔を結ぶ線に略平行でリア側に配され、表皮内
    に向かうガイド片で取囲まれた原料注入口を設けると共
    に、該ガイド片のある一の表皮片と前記舌片付き表皮片
    との両サイドを縫合して中央部にインサート用開口を設
    けて、各表皮片を縫い合わせ、ヘッドレスト表皮を構成
    する袋状表皮とした後、インサートを前記インサート用
    開口から袋状表皮内へ挿入し、そのステーを前記ステー
    孔へ通し突き出し状態として挿着セットし、次いで、前
    記舌片を原料注入口へ挿入すると共に該原料注入口から
    表皮内へ発泡原料を注入して表皮一体成形を行なう表皮
    一体成形ヘッドレストの製造方法。
  2. 【請求項2】 インサートに可倒式インサートを用い、
    該インサートのステーをステー孔に挿通しフロント傾倒
    位置にして表皮にインサートをセットした後、前記舌片
    を原料注入口へ挿入すると共に該原料注入口から表皮内
    へ発泡原料を注入して表皮一体成形を行ない、脱型後、
    該表皮にステー孔を起点にリア傾倒方向へスリットを入
    れる請求項1に記載の表皮一体成形ヘッドレストの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 複数の表皮片からなり、底面を部分形成
    する舌片付き表皮片に一対のステー孔を設け、更に、該
    両ステー孔を結ぶ線に略平行でリア側に配され、表皮内
    に向かうガイド片で取囲まれた原料注入口を設けると共
    に、該ガイド片のある一の表皮片と前記舌片付き表皮片
    との両サイドを縫合して縫目を形成すると共に中央部に
    インサート用開口とを設けて、各表皮片を縫い合わせ
    袋状にした表皮(1)と、 ステーをステー孔へ通しフロント傾倒位置の突き出し状
    態として、表皮内に芯体が配設される可倒式インサート
    (2)と、該可倒式インサートをフロント傾倒位置として 前記芯体
    を埋設前記表皮と一体成形される発泡体(6)と、前記ステー孔を起点にリア傾倒方向に形成されるスリッ
    ト(17)、と を具備し、さらに前記舌片はその横幅を
    前記原料注入口に略等しくさせると共に該原料注入口に
    挿入し得る長さにして、意匠面が外に出る状態にした前
    記表皮内にガイド片を収め該ガイド片に包囲された原料
    注入口へ前記舌片を挿入することにより インサート用開
    口が覆い隠されるようにしたことを特徴とする表皮一体
    成形ヘッドレスト。
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