JP2012242601A - 光ファイバ端部観察装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1個の撮像手段で高倍率から低倍率まで連続的に無段階で倍率切替が行えると共にフォーカスを正確に合わせることのできる光ファイバ端部観察装置を提供する。
【解決手段】同一光軸上に光ファイバ1と、対物レンズ3と、カメラ4とを設け、位置決めされた光ファイバ1に対して、対物レンズ3とカメラ4とをそれぞれ独立して接近離反方向に移動可能とする移動手段を備える。移動手段は、基台6上を移動自在とされ且つカメラ4を固定するカメラ固定台7及びこのカメラ固定台7を動かすカメラ駆動装置8と、カメラ固定台7上を移動自在とされ且つ対物レンズ3を固定する対物レンズ固定台9及びこの対物レンズ固定台9を動かす対物レンズ駆動装置10とからなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバの端部同士を融着接続する光ファイバ融着機に使用される光ファイバ端部観察装置に関する。
例えば、光ファイバ融着機で光ファイバの端部同士を融着接続するに際しては、両光ファイバの軸ずれ、端面角度、ハックルや欠け等の端部状態を顕微鏡で拡大して検査する観察装置が使用されている。この観察装置には、口径の小さい光ファイバと大口径の光ファイバの端部状態を観察する場合や、単心ファイバと多心ファイバを観察する場合に観察倍率を切り替える機構が設けられている。
特許文献1では、2つのハーフミラーと高倍率用及び低倍率用の2個のカメラを使用し、ハーフミラーを透過した光路長よりもハーフミラーを反射した光路長を長くして倍率切替を行っている。また、特許文献2では、2つの光学レンズと、ハーフミラーと、2個のCCDカメラを用いて倍率切替を行っている。
特許第3142751号公報 特許第3192934号公報
特許文献1及び2の観察装置では、何れも高倍率及び低倍率の2段切替であるため、連続的に観察倍率を切り替えることができない。また、これらの観察装置では、2個のカメラを使用するのでコストが掛かりすぎる。
また、特許文献1の観察装置では、カメラ位置だけを後方に移動する構造であるため、フォーカスが合わず光ファイバの端部状態を正確に観察することができない。
そこで、本発明は、1個の撮像手段で高倍率から低倍率まで連続的に無段階で倍率切替が行えると共にフォーカスを正確に合わせることのできる光ファイバ端部観察装置を提供することを目的とする。
第1の本発明は、光ファイバの端部同士を融着接続する光ファイバ融着機に使用される光ファイバ端部観察装置において、同一光軸上に光ファイバと、対物レンズと、撮像手段とを設け、位置決めされた前記光ファイバに対して、前記対物レンズと前記撮像手段とをそれぞれ独立して接近離反方向に移動可能とする移動手段を備えたことを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、前記移動手段は、前記光ファイバを位置決めするファイバ位置決め台を載せた基台上を移動自在とされ且つ前記撮像手段を固定する撮像手段固定台及びこの撮像手段固定台を動かす撮像手段駆動装置と、前記撮像手段固定台上を移動自在とされ且つ前記対物レンズを固定する対物レンズ固定台及びこの対物レンズ固定台を動かす対物レンズ駆動装置とからなることを特徴としている。
第3の発明は、第1の発明において、前記移動手段は、前記光ファイバを位置決めするファイバ位置決め台を載せた基台上を移動自在とされ且つ前記対物レンズを固定する対物レンズ固定台及びこの対物レンズ固定台を動かす対物レンズ駆動装置と、前記対物レンズ固定台上を移動自在とされ且つ前記撮像手段を固定する撮像手段固定台及びこの撮像手段固定台を動かす撮像手段駆動装置とからなることを特徴としている。
第4の発明は、第1の発明において、前記移動手段は、前記光ファイバを位置決めするファイバ位置決め台を載せた基台上を移動自在とされ且つ前記対物レンズを固定する対物レンズ固定台及びこの対物レンズ固定台を動かす対物レンズ駆動装置と、同じく前記基台上を移動自在とされ且つ前記撮像手段を固定する撮像手段固定台及びこの撮像手段固定台を動かす撮像手段駆動手段とからなることを特徴としている。
第5の発明は、第1の発明において、前記移動手段は、前記光ファイバを位置決めするファイバ位置決め台を載せた基台上を移動自在とされ且つ前記対物レンズを固定する対物レンズ固定台と、同じく前記基台上を移動自在とされ且つ前記撮像手段を固定する撮像手段固定台と、これら対物レンズ固定台と撮像手段固定台を連動させて動かす連動駆動手段とからなることを特徴としている。
第6の発明は、第5の発明において、前記連動駆動手段は、第1ねじ部及び第1ねじ部と逆ねじの関係にある第2ねじ部とが同一のシャフトに形成され、前記対物レンズ固定台が前記第1ねじ部と螺合すると共に前記撮像手段固定台が前記第2ねじ部と螺合しており、前記シャフトをモータで回転させて前記対物レンズ固定台と前記撮像手段固定台を互いに逆向きに移動させる構成としたことを特徴としている。
第7の発明は、第6の発明において、前記第1ねじ部と前記第2ねじ部は、互いに異なるねじピッチとされて互いに異なる移動量で前記対物レンズ固定台と前記撮像手段固定台を移動させることを特徴としている。
本発明の光ファイバ端部観察装置によれば、対物レンズと撮像手段をそれぞれ独立して接近離反方向に移動可能としているので、これら対物レンズと撮像手段をそれぞれに移動させることにより、観察倍率を高倍率から低倍率まで連続的に無段階で切り替えることができる。また、本発明によれば、対物レンズと撮像手段をそれぞれ独立して接近離反方向に移動可能であるため、光ファイバの端部に対してフォーカスを正確に合わせることができ、前記光ファイバの端部状態を精密に観察することができる。また、本発明によれば、複数個の撮像手段を必要としないため、装置コストも低減できる。
図1は本発明に係る光ファイバ端部観察装置で倍率切替を行うときの光ファイバに対する対物レンズ位置とカメラ位置を表した光路図である。 図2は実施形態1における光ファイバ端部観察装置の側面図である。 図3は実施形態2における光ファイバ端部観察装置の側面図である。 図4は実施形態3における光ファイバ端部観察装置の側面図である。 図5は実施形態4における光ファイバ端部観察装置の側面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[本発明装置の概要説明]
図1は、本発明に係る光ファイバ端部観察装置で倍率切替を行うときの光ファイバに対する対物レンズ位置とカメラ位置を表した光路図である。本発明の光ファイバ端部観察装置は、2本の光ファイバ1の端部同士を融着接続する光ファイバ融着機に使用されるもので、これら光ファイバ1の軸ずれ、端面角度、ハックルや欠け等の端部状態を拡大して検査する装置である。
光ファイバ端部観察装置では、図1に示すように、同一光軸2上に光ファイバ1と、対物レンズ3と、撮像手段であるカメラ4とが設けられている。光ファイバ1は、紙面に対して直交する方向を長手方向として配置される。この光ファイバ1は、2本とされ、お互いの端部同士を突き合わせる向きで所定距離を隔てて設けられている。対物レンズ3及びカメラ4は、何れもその数を1個としており、光ファイバ1に近い方から対物レンズ3、カメラ4の順に設けられている。
光ファイバ1は、その設置位置が固定となっている。この一方、対物レンズ3とカメラ4は、位置決めされた光ファイバ1に対してそれぞれ独立して接近離反方向に移動可能とされている。例えば、図1(B)の光ファイバ1と対物レンズ3とカメラ4の相対位置関係を標準倍率とした場合に、この標準倍率の状態から高倍率の状態とするには、図1(A)に示すようにカメラ4を前記同一光軸2上で後退(B1の距離後退)させると共に対物レンズ3を同じく前記同一光軸2上で前進(A1の距離前進)させる。また、標準倍率の状態から低倍率の状態とするには、図1(C)に示すようにカメラ4を前記同一光軸2上で前進(B2の距離前進)させると共に対物レンズ3を同じく前記同一光軸2上で後退(A2の距離後退)させる。なお、前進とは、光ファイバ1に近づく動作を表し、後退とは、光ファイバ1から遠ざかる動作を表す。
前記標準倍率から低倍率に切り替える場合、カメラ4を距離B2だけ前進させる。この時、光軸中心とレンズ主平面Hの交点を通る光路は、屈折せずに直進する。一方、光軸中心と平行な光路は、レンズ主平面Hで屈折し焦点位置Pを通り直進する。焦点距離L(レンズ主平面Hから焦点位置Pまでの距離)は変わらないので、この2個の光路がカメラ撮像面でちょうど交わり像を結ばせるために、対物レンズ3を距離A2だけ後退させる。同様に、標準倍率から高倍率に切り替える場合は、カメラ4を距離B1だけ後退させ、対物レンズ3を距離A1だけ前進させる。
[実施形態1]
図2は、実施形態1における光ファイバ端部観察装置の側面図である。実施形態1の光ファイバ端部観察装置は、位置決めされた光ファイバ1に対して対物レンズ3とカメラ4とをそれぞれ独立して接近離反方向に移動可能とする移動手段を備えている。
実施形態1の移動手段は、光ファイバ1を位置決めするファイバ位置決め台5を載せた基台6上を移動自在とされ且つカメラ4を固定するカメラ固定台(撮像手段固定台)7及びカメラ固定台7を動かすカメラ駆動装置(撮像手段駆動装置)8と、カメラ固定台7上を移動自在とされ且つ対物レンズ3を固定する対物レンズ固定台9及びこの対物レンズ固定台9を動かす対物レンズ駆動装置10とからなる。
ファイバ位置決め台5は、光ファイバ1を載せる部位を断面略V字形状としている。このV字形状とされた部位に光ファイバ1が載せられることで、前記光ファイバ1が位置決めされている。基台6は、ファイバ位置決め台5を載せた一面6aを平坦面とするプレートとして形成されている。
カメラ固定台7は、基台6の一面6a上に、例えばカメラ移動用リニアベアリング11を介して前記光ファイバ1に対して接近離反方向Xに移動自在に載せられている。このカメラ固定台7は、カメラ4を固定するカメラ固定部7Aと台座部7Bとからなり、全体形状を逆T字形状としている。カメラ駆動装置8は、カメラ固定台7を光ファイバ1に接近する方向に押すと共にカメラ固定台7を光ファイバ1から遠ざける方向に引っ張るようになっている。そのため、カメラ固定台7は、基台6上をカメラ移動用リニアベアリング11を介して光ファイバ1に接近移動すると共に光ファイバ1から離れる方向に移動する。
対物レンズ固定台9は、前記カメラ固定台7の台座部7B上に、同じく対物レンズ移動用リニアベアリング12を介して前記光ファイバ1に対して接近離反方向Xに移動自在に載せられている。この対物レンズ固定台9は、対物レンズ3を固定する対物レンズ固定部9Aと台座部9Bとからなり、全体形状をL字形状としている。対物レンズ駆動装置10は、対物レンズ固定台9を光ファイバ1に接近する方向に押すと共に対物レンズ固定台9を光ファイバ1から遠ざける方向に引っ張るようになっている。そのため、対物レンズ固定台9は、前記カメラ固定台7上を対物レンズ移動用リニアベアリング12を介して光ファイバ1に接近移動すると共に光ファイバ1から離れる方向に移動する。
前記対物レンズ3及びカメラ4は、対物レンズ駆動装置10及びカメラ駆動装置8にサーボモータを使用することで、それらの移動量を任意(無段階の任意移動量)に設定することができると共に細かく制御することが可能となる。なお、カメラ移動用リニアベアリング11及び対物レンズ移動用リニアベアリング12は、何れもリニアレールとこのリニアレールに摺動自在なリニアガイドからなる移動構造であっても構わない。
このように構成された実施形態1の光ファイバ端部観察装置における移動手段では、位置決めされた光ファイバ1に対して、対物レンズ3とカメラ4とがそれぞれ独立して接近離反方向Xに移動可能であるので、図1(A)の高倍率、図1(B)の標準倍率、図1(C)の低倍率の各倍率状態に連続的に無段階で切り替えることができる。つまり、高倍率、標準倍率、低倍率の3つの状態への移行はもちろんのこと、これら各倍率状態間での細かな倍率調整も行うことができる。
このように、実施形態1によれば、対物レンズ3及びカメラ4の位置を任意に変更できるので、観察倍率を高倍率から低倍率まで連続的に無段階で切り替えが可能となり、口径の小さい光ファイバ1から大口径の光ファイバ1の端部状態まで観察することができる他、単心ファイバと多心ファイバに対しても観察することが可能となる。また、実施形態1によれば、対物レンズ3及びカメラ4の位置を任意に変更できるので、光ファイバ1の端部に対して正確にフォーカスを合わせることができる。
また、実施形態1によれば、一つの観察系で1個のカメラ4を使用して観察倍率を無段階に変更できるので、複数個のカメラが不要となり、装置コストも低減できる。また、実施形態1によれば、光学的に高倍率にできるので、光ファイバ1の端部を観察する分解能が悪くならない。
「実施形態2」
図3は実施形態2における光ファイバ端部観察装置の側面図である。実施形態2の移動手段は、光ファイバ1を位置決めするファイバ位置決め台5を載せた基台6上を移動自在とされ且つ対物レンズ3を固定する対物レンズ固定台9及びこの対物レンズ固定台9を動かす対物レンズ駆動装置10と、対物レンズ固定台9上を移動自在とされ且つカメラ4を固定するカメラ固定台7及びこのカメラ固定台7を動かすカメラ駆動装置8とからなる。
実施形態2では、対物レンズ固定台9が、基台6の一面6a上に、対物レンズ移動用リニアベアリング12を介して前記光ファイバ1に対して接近離反方向Xに移動自在に載せられている。この一方、カメラ固定台7は、対物レンズ固定台9の台座部9B上に、カメラ移動用リニアベアリング11を介して前記光ファイバ1に対して接近離反方向Xに移動自在に載せられている。つまり、実施形態2では、実施形態1とは上下逆の構成で、対物レンズ固定台9の上にカメラ固定台7が載せられた構造となっている。
このように構成された実施形態2によれば、実施形態1と同様、位置決めされた光ファイバ1に対して、対物レンズ3とカメラ4とがそれぞれ独立して接近離反方向Xに移動可能であるので、観察倍率を高倍率から低倍率まで連続的に無段階で切り替えることができる。また、実施形態2によれば、対物レンズ3及びカメラ4の位置を任意に変更できるので、光ファイバ1の端部に対して正確にフォーカスを合わせることができる他、1個のカメラ4で観察倍率を変更できる等、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
「実施形態3」
図4は実施形態3における光ファイバ端部観察装置の側面図である。実施形態3の移動手段は、光ファイバ1を位置決めするファイバ位置決め台5を載せた基台6上を移動自在とされ且つ対物レンズ3を固定する対物レンズ固定台9及びこの対物レンズ固定台9を動かす対物レンズ駆動装置10と、同じく基台6上を移動自在とされ且つカメラ4を固定するカメラ固定台7及びこのカメラ固定台7を動かすカメラ駆動装置8とからなる。
実施形態3では、対物レンズ固定台9及びカメラ固定台7は、何れも基台6の上に直接対物レンズ移動用リニアベアリング12又はカメラ移動用リニアベアリング11を介して前記光ファイバ1に対して接近離反方向Xに載せられている。したがって、対物レンズ固定台9及びカメラ固定台7は、それぞれ基台6上を移動することになる。
このように構成された実施形態3によれば、実施形態1、2と同様、位置決めされた光ファイバ1に対して、対物レンズ3とカメラ4とがそれぞれ独立して接近離反方向Xに移動可能であるので、観察倍率を高倍率から低倍率まで連続的に無段階で切り替えることができる。また、実施形態3によれば、対物レンズ3及びカメラ4の位置を任意に変更できるので、光ファイバ1の端部に対して正確にフォーカスを合わせることができる他、1個のカメラ4で観察倍率を変更できる等、実施形態1、2と同様の効果を得ることができる。
「実施形態4」
図5は実施形態4における光ファイバ端部観察装置の側面図である。実施形態4の移動手段は、光ファイバ1を位置決めするファイバ位置決め台5を載せた基台6上を移動自在とされ且つ対物レンズ3を固定する対物レンズ固定台9と、同じく基台6上を移動自在とされ且つカメラ4を固定するカメラ固定台7と、これら対物レンズ固定台9とカメラ固定台7を連動させて動かす連動駆動手段からなる。
連動駆動手段は、第1ねじ部13及び第1ねじ部13と逆ねじの関係にある第2ねじ部14とが同一のシャフト15に形成され、前記対物レンズ固定台9が第1ねじ部13と螺合すると共にカメラ固定台7が第2ねじ部14と螺合しており、前記シャフト15をモータ16で回転させて前記対物レンズ固定台9とカメラ固定台7を互いに逆向きに移動させる構成となっている。
対物レンズ固定台9には、第1ねじ部13と螺合するねじ部(図示は省略する)が形成されている。カメラ固定台7には、同じく第2ねじ部14と螺合するねじ部(図示は省略する)が形成されている。第1ねじ部13は、シャフト長手方向の略中央位置から先端に至る領域に形成されている。これに対して、第2ねじ部14は、シャフト長手方向の略中央位置から基端に至る領域に形成されている。
第1ねじ部13と第2ねじ部14は、互いに異なるねじピッチとされており、互いに異なる移動量で前記対物レンズ固定台9とカメラ固定台7を移動させる。必要に応じて、第1ねじ部13と第2ねじ部14は、同一のねじピッチでもよい。
モータ16は、基台6の一面6aに直立して設けられたモータ支持柱17の先端側部に取り付けられている。このモータ16は、対物レンズ固定台9及びカメラ固定台7を連動させて移動させるためのシャフト15を回転させる。モータ16が回転することで、シャフト15が軸回りに回転し、逆ねじ関係とされた第1ねじ部13と第2ねじ部14とそれぞれ螺合する対物レンズ固定台9とカメラ固定台7とが互いに逆向きに移動する。なお、第1ねじ部13と第2ねじ部14が互いに異なるねじピッチである場合は、対物レンズ固定台9とカメラ固定台7はそれぞれ移動量を異にする。
このように構成された実施形態4によれば、実施形態1、2、3と同様、位置決めされた光ファイバ1に対して、対物レンズ3とカメラ4とがそれぞれ独立して接近離反方向Xに移動可能であるので、観察倍率を高倍率から低倍率まで連続的に無段階で切り替えることができる。また、実施形態4によれば、対物レンズ3及びカメラ4の位置を任意に変更できるので、光ファイバ1の端部に対して正確にフォーカスを合わせることができる他、1個のカメラ4で観察倍率を変更できる等、実施形態1、2、3と同様の効果を得ることができる。
特に、実施形態4によれば、同一のモータ16によって対物レンズ3とカメラ4を光ファイバ1に対して接近離反方向Xに移動させることができるので、駆動装置を1つにすることができる。
本発明は、光ファイバ融着機で使用する光ファイバ端部観察装置に利用することができる。
1…光ファイバ
2…光軸
3…対物レンズ
4…カメラ(撮像手段)
5…ファイバ位置決め台
6…基台
7…カメラ固定台(撮像手段固定台)
8…カメラ駆動装置(撮像手段駆動装置)
9…対物レンズ固定台
10…対物レンズ駆動装置
11…カメラ移動用リニアベアリング
12…対物レンズ移動用リニアベアリング
13…第1ねじ部(連動駆動手段)
14…第2ねじ部(連動駆動手段)
15…シャフト(連動駆動手段)
16…モータ(連動駆動手段)

Claims (7)

  1. 光ファイバの端部同士を融着接続する光ファイバ融着機に使用される光ファイバ端部観察装置において、
    同一光軸上に光ファイバと、対物レンズと、撮像手段とを設け、
    位置決めされた前記光ファイバに対して、前記対物レンズと前記撮像手段とをそれぞれ独立して接近離反方向に移動可能とする移動手段を備えた
    ことを特徴とする光ファイバ端部観察装置。
  2. 請求項1に記載の光ファイバ端部観察装置であって、
    前記移動手段は、前記光ファイバを位置決めするファイバ位置決め台を載せた基台上を移動自在とされ且つ前記撮像手段を固定する撮像手段固定台及びこの撮像手段固定台を動かす撮像手段駆動装置と、前記撮像手段固定台上を移動自在とされ且つ前記対物レンズを固定する対物レンズ固定台及びこの対物レンズ固定台を動かす対物レンズ駆動装置とからなる
    ことを特徴とする光ファイバ端部観察装置。
  3. 請求項1に記載の光ファイバ端部観察装置であって、
    前記移動手段は、前記光ファイバを位置決めするファイバ位置決め台を載せた基台上を移動自在とされ且つ前記対物レンズを固定する対物レンズ固定台及びこの対物レンズ固定台を動かす対物レンズ駆動装置と、前記対物レンズ固定台上を移動自在とされ且つ前記撮像手段を固定する撮像手段固定台及びこの撮像手段固定台を動かす撮像手段駆動装置とからなる
    ことを特徴とする光ファイバ端部観察装置。
  4. 請求項1に記載の光ファイバ端部観察装置であって、
    前記移動手段は、前記光ファイバを位置決めするファイバ位置決め台を載せた基台上を移動自在とされ且つ前記対物レンズを固定する対物レンズ固定台及びこの対物レンズ固定台を動かす対物レンズ駆動装置と、同じく前記基台上を移動自在とされ且つ前記撮像手段を固定する撮像手段固定台及びこの撮像手段固定台を動かす撮像手段駆動手段とからなる
    ことを特徴とする光ファイバ端部観察装置。
  5. 請求項1に記載の光ファイバ端部観察装置であって、
    前記移動手段は、前記光ファイバを位置決めするファイバ位置決め台を載せた基台上を移動自在とされ且つ前記対物レンズを固定する対物レンズ固定台と、同じく前記基台上を移動自在とされ且つ前記撮像手段を固定する撮像手段固定台と、これら対物レンズ固定台と撮像手段固定台を連動させて動かす連動駆動手段とからなる
    ことを特徴とする光ファイバ端部観察装置。
  6. 請求項5に記載の光ファイバ端部観察装置であって、
    前記連動駆動手段は、第1ねじ部及び第1ねじ部と逆ねじの関係にある第2ねじ部とが同一のシャフトに形成され、前記対物レンズ固定台が前記第1ねじ部と螺合すると共に前記撮像手段固定台が前記第2ねじ部と螺合しており、前記シャフトをモータで回転させて前記対物レンズ固定台と前記撮像手段固定台を互いに逆向きに移動させる構成とした
    ことを特徴とする光ファイバ端部観察装置。
  7. 請求項6に記載の光ファイバ端部観察装置であって、
    前記第1ねじ部と前記第2ねじ部は、互いに異なるねじピッチとされて互いに異なる移動量で前記対物レンズ固定台と前記撮像手段固定台を移動させる
    ことを特徴とする光ファイバ端部観察装置。
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