JPH0345802B2 - - Google Patents

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JPH0345802B2
JPH0345802B2 JP57196573A JP19657382A JPH0345802B2 JP H0345802 B2 JPH0345802 B2 JP H0345802B2 JP 57196573 A JP57196573 A JP 57196573A JP 19657382 A JP19657382 A JP 19657382A JP H0345802 B2 JPH0345802 B2 JP H0345802B2
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JP
Japan
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objective lens
microscope
optical axis
view
optical
Prior art date
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JP57196573A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5986020A (ja
Inventor
Hiroshi Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nippon Kogaku KK
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Publication date
Application filed by Nippon Kogaku KK filed Critical Nippon Kogaku KK
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Publication of JPS5986020A publication Critical patent/JPS5986020A/ja
Publication of JPH0345802B2 publication Critical patent/JPH0345802B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/02Objectives

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、被検物を固定したまま、その被検物
の異なる位置を連続的に観察し得る視野可変顕微
鏡装置に関する。
物体の拡大像を観察または撮影し得る顕微鏡に
おいて、被検物の観察または撮影したい位置を顕
微鏡視野の中心または撮影画面の中央部に移動す
るいわゆる位置合わせには、従来は、先ず対物レ
ンズと接眼レンズを含む顕微鏡系を被検物に対し
て光軸方向で相対的に動かして焦点合わせをした
後、次にその被検物を対物レンズ光軸に対して垂
直な平面内で移動して所望の位置に位置合わせす
ることが一般に行なわれている。殊に最近は、顕
微鏡鏡筒側に撮影装置や測光装置、ITV用受光
部等のようなかなり重量の大きい装置が組み込ま
れることが多く、鏡筒全体を精密に移動すること
が困難なばかりで無く、耐震性等の機械的強度の
点からも、鏡筒部を鏡基と一体に固定する構造の
ものが増加している。
一方、顕微鏡にて拡大観察する被検物も多様化
し、大きい被検物の一部を試料として切り取るこ
とができず、しかも重い被検物を動かすことな
く、その被検物の一部を拡大観察する必要の有る
場合も多くなつている。この場合、焦点合わせに
ついては、顕微鏡鏡筒を被検物の観察位置近傍に
固定した後、対物レンズのみを光軸方向に移動す
ることにより行うことができる。しかし、位置合
わせについては、微動調節することができず、鏡
基全体を移動して位置合せを行つた後に再び焦点
合わせを行う方法がとられていた。従つて、従来
公知の顕微鏡においてはその位置合わせに多くの
時間を浪費し、しかも望む位置に正確に位置合わ
せすることが困難であつた。
本発明は、上記の如き従来公知の顕微鏡の欠点
を解消し、被検物と顕微鏡本体との双方を固定し
たまま、位置合せを迅速、円滑で正確に行い得ら
れ、しかも被検物側の一点から他の所望の点まで
ピントがぼけること無く連続的に視野を変え得る
視野可変顕微鏡装置を提供することを目的とす
る。
上記の目的達成のために本発明においては、対
物レンズを第1対物レンズと第2対物レンズとそ
の第1対物レンズからの平行光束を受けてその被
写体の像を所定の焦点位置に結像させる第2対物
レンズとから成る対物レンズ光学系を有する顕微
鏡において、その第1対物レンズの有効径を第2
対物レンズの有効径より大きく形成すると共に、
その第1対物レンズを第2対物レンズに対して偏
心し得る如く光軸に対して垂直な面内に移動可能
となし、その第1対物レンズを除き、第2対物レ
ンズを含む顕微鏡鏡筒部とその被検物とを固定し
たまま、その被検物の異なる位置を連続的に観察
し得る如く構成したことを特徴とするものであ
る。
以下、添付の図面に示さた実施例に基づいて本
発明を詳しく説明する。
第1図は本発明の一実施例の断面図で、第2図
は第1図の実施例における第1対物レンズを移動
した状態を示す光学系図である。第1図は単対物
顕微鏡装置を示し、対物レンズ光学系Oは第1対
物レンズO1と第2対物レンズO2とからなり、第
1対物レンズO1の前側焦点に被検物Sが置かれ、
被検物Sの像は第1対物レンズO1によつて第1
図中で上方無限遠に結像される。従つて第1対物
レンズO1を透過する被検物Sの一点P0からの光
は平行光束となる。第2対物レンズO2は、その
平行光束を受け入れて所定の焦点面F上の点Qに
点P0の像を形成する。その点Qの像は接眼レン
ズEを通して拡大された虚像として視野中央に観
察される。
上記の光学系において、第1対物レンズO1
保持する対物レンズ筒1は、対物レンズ外筒1A
を介して、顕微鏡鏡筒本体2に支持され、光軸に
垂直な平面内において移動可能である。第2対物
レンズO2はその鏡筒本体下部に支持されている。
接眼レンズ光学系Eは、接眼レンズ筒3に保持さ
れ、鏡筒本体2の上部に着脱可能に支持されてい
る。また鏡筒本体2の下端部には互いに直交する
2個の微動ねじ4と2個のばね5とが設けられ、
そのばねの付勢力に抗して微動ねじ4を進退させ
ると、対物レンズ外筒1Aは光軸に垂直な内面を
移動し得る如く構成されている。また、対物レン
ズ筒1は、対物レンズ外筒1A内に図示されない
ねじ手段により螺合され、光軸方向に移動可能に
構成されている。従つて、被検物Sが第1対物レ
ンズO1の前側焦点位置にないときは、物1対物
レンズO1を光軸方向に移動し、第2対物レンズ
O2との間の間隔を変えて、焦点合わせを行うこ
とができる。もちろん、第1対物レンズO1、第
2対物レンズO2から成る対物レンズ光学系Oと
接眼レンズ光学系Eとから成る顕微鏡光学系全体
を光軸方向へ移動して焦点合わせを行なつても差
支えない。
ところで、第1図からも明らかな如く、第1対
物レンズO1は、第2対物レンズO2に比してその
有効径が充分大きく形成されている。従つて、第
1対物レンズO1を光軸に対して垂直方向に移動
し、第2図の如く、第2対物レンズO2と接眼レ
ンズEとを含む光学系に対して偏心させると、焦
点面上の一点Qに対応する被検物S上の共役点
は、第1対物レンズO1と共に同方向に移動し、
点P1の位置、(第1対物レンズO1の光軸と被検物
Sとの交点)まで移動する。この場合、点P1
被検物面Sと第1対物レンズO1の光軸との交点
であるから、点P1から発して第1対物レンズO1
を通過する光束はすべて第1対物レンズO1の光
軸と平行な光束となる。従つて、点P1は、第1
対物レンズO1と第2対物レンズO2とにより、常
時接眼レンズEの視野中心の焦点面上の点Qに結
像されることになる。つまり第1対物レンズO1
を光軸に対して垂直方向に移動することにより、
ピントがぼけること無く、接眼レンズEを通して
観察される視野を点P0から点P1まで連続的に変
えることができる。この場合、光束がけられるこ
となく視野を変え得る範囲を大きくするために
は、第2対物レンズO2の有効径に比して第1対
物レンズO1の有効径を可能な限り大きくするこ
とが望ましい。
第3図は、平行系実体顕微鏡に本発明を適用し
た実施例の光学系配置図で、第4図は、第3図の
実施例における第1対物レンズを移動した状態を
示す光学系の側面図である。第3図において、対
物レンズ光学系Oの第1対物レンズO1は、2個
の並列された第2対物レンズO2a,O2bの光軸を
含む平面に対して垂直方向(第3図中で紙面に垂
直方向)に移動し得るように、その有効径を従来
の平行系実体顕微鏡の第1対物レンズより更に大
きく形成されている。その他の2個一対の第2対
物レンズO2a,O2bおよび2個一対の接眼レンズ
光学系Ea,Ebについては従来の平行系実体顕微
鏡の光学系と同様である。
すなわち、被検物Sと第1対物レンズO1の光
軸との交点P0を発した光束は、第1対物レンズ
O1を通過した後平行光束となり、従つて第1対
物レンズO1の光軸に対称な互いに異なる領域を
通過した平行光束は、一対の第2対物レンズ
O2a,O2bにより所定の焦点面Fa,Fb上の点Qa
Qbに結像される。この点Qa,Qbに結像された被
検物像は、それぞれの接眼レンズ光学系Ea,Eb
を通して、立体的に観察される。
この場合、本実施例においては、第1対物レン
ズO1は、第3図中で紙面と垂直方向に移動し得
る如く構成され、その移動の際に、第2対物レン
ズO2a,O2bに入る光束がけられないように、第
1対物レンズの有効径は充分大きく形成されてい
る。従つて、第4図に示されているように、第1
対物レンズO1を点線の位置から実線にて示され
た位置へ移動すると、焦点面上の点Qa,Qbに共
役な被検物S上の点はP0からP1に移動する。そ
のときの点P1は、第3図における第1対物レン
ズO1の光軸を含む紙面に垂直な平面内に位置し
ているので点P1から発して、第2対物レンズO2a
およびO2bに向う光束の主光線と光軸とのなす角
すなわち内斜角θは左右対称である。従つて左右
の焦点面上の点Qa,Qbに形成される像は、左右
において収差バランスのとれたものとなり、実体
現に悪影響を与えることは無い。しかし、もし第
1対物レンズO1を第3図中で左右に大巾に移動
する場合には、左右の内斜角θが大きく異なり、
また左右の像の見えも異なり、実体視観察に好ま
しく無いものとなる。それ故、この実体顕微鏡の
場合には、左右の視野移動はなるべく避け、第3
図中で紙面に垂直な方向に大きく視野を移動し得
る如く構成することが望ましい。なお、この実施
例においても、焦点合わせは、対物レンズ光学系
Oと接眼レンズ光学系Ea,Ebとを共に光軸方向
に移動して行つてもよいが、第1図の実施例と同
様に、第1対物レンズO1のみを光軸方向に移動
して焦点合わせをも行いうる如く構成すれば、第
1対物レンズO1を除く顕微鏡光学系(第2対物
レンズO2a,O2bおよび接眼レンズ光学系Ea,Eb
と被検物Sを動かすことなく、被検物に対する焦
点合わせと位置合わせとを行うことができる。
なお、第3図は本発明の原理を示す実施例の光
学系配置図であるが、像を正立、正像とするため
には第2対物レンズO2a,O2bと焦点面の点Qa
Qbとの間の光路中にそれぞれ公知の正立プリズ
ムが設けられることは言うまでも無い。
以上に述べた如く本発明によれば、被検物およ
び顕微鏡筒部を固定したままで、被検物の観察位
置を変えることができるので、顕微鏡鏡筒部に重
量の大きい受光部装置などを取り付けたとして
も、その鏡筒部は固定したままでよく、また被検
物が重く移動し得ないものであつても、その被検
物の一部を標本として採取すること無く直接検鏡
することができる。更に、視野変更の途中におい
てもピントがぼけることが無いので、連続的に視
野を変えて検鏡することが可能となる。従つて、
顕微鏡の設置や視野の変更に時間を浪費すること
が無く極めて能率的な検鏡が可能となり、被検物
の観察を迅速かつ正確にしかも極めて容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面概略図、
第2図は第1図の実施例における第1対物レンズ
を移動した状態を示す光学系配置図、第3図は本
発明の別の実施例を示す光学系配置図で、第4図
は第3図の実施例における第1対物レンズを移動
した状態を示す光学系配置側面図である。 1……第1対物レンズ筒、1A……第1対物レ
ンズ外筒、{2……鏡筒本体、3……接眼レンズ
筒}顕微鏡鏡筒、4……微動ねじ、5……ばね、
O1……第1対物レンズ、O2,O2a,O2b……第2
対物レンズ、E,Ea,Eb……接眼レンズ光学系、
S……被検物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被検物の像を無限遠位置に結像させる第1対
    物レンズと該第1対物レンズからの平行光束を受
    けて前記被検物の像を所定の焦点位置に結像させ
    る第2対物レンズとから成る対物レンズ光学系を
    有する顕微鏡において、前記第1対物レンズの有
    効径を前記第2対物レンズの有効径より大きく形
    成すると共に、前記第1対物レンズを前記第2対
    物レンズに対して偏心し得る如く光軸に対して垂
    直な面内に移動可能となし、前記第1対物レンズ
    を除き、前記第2対物レンズを含む顕微鏡鏡筒部
    と前記被検物とを固定したまま前記被検物の異な
    る位置を連続的に観察し得る如く構成したことを
    特徴とする視野可変顕微鏡装置。 2 前記第1対物レンズO1は光軸方向に移動可
    能な第1対物レンズ筒1によつて支持されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の視
    野可変顕微鏡装置。 3 前記第2対物レンズは、前記第1対物レンズ
    O1の光軸に対称な互いに異なる領域を通過する
    平行光束を受け入れる一対の結像レンズO1a
    O1bから成り一対の接眼光学系Ea,Ebと共に双眼
    実体顕微鏡光学系を構成し、視野を可変にする
    際、前記対物レンズO1は、前記第2対物レンズ
    O1a,O1bの2つの光軸を含む平面に垂直な方向
    のみ移動可能に構成されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項または第2項記載の視野可
    変顕微鏡装置。
JP57196573A 1982-11-09 1982-11-09 視野可変顕微鏡装置 Granted JPS5986020A (ja)

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JPS5986020A JPS5986020A (ja) 1984-05-18
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JP2501098B2 (ja) * 1984-06-25 1996-05-29 オリンパス光学工業株式会社 顕微鏡
DE3577355D1 (de) * 1984-06-25 1990-05-31 Olympus Optical Co Mikroskop.
JPS6227317U (ja) * 1985-07-31 1987-02-19
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JPS5986020A (ja) 1984-05-18

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