JP2012241417A - 免震床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内を有効に活用した上で、振動の低減を図った免震床構造を構築することである。
【解決手段】生産装置52を稼働させると、生産装置52が振動し、この振動は室内床26に伝達される。室内床26に伝達され、床下空間30に配置された吊り部材36に向けて流れようとする振動は、ダンパスプリング38が伸縮することで、吊り部材36への伝達が抑制される。吊り部材36への振動の伝達が抑制されることで、被吊部材40、支持部材42及び免震床46の振動が抑制される。このように、床下空間30に吊り部材36を配置することで、室内24を有効に活用した上で、振動の低減を図った免震床構造12を構築することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、構造物内に設けられた免震床構造に関する。
特許文献1には、天井から吊り下げられた懸垂ロッドと、この懸垂ロッドの下端側に取り付けられた吊り床とを備えた吊り床構造が記載されている。さらに、懸垂ロッドの吊り部分には、垂直方向減衰手段が配置されている。また、吊り床と下部スラブとの間には、水平方向減衰装置が配置されている。
特開平10−245968号公報
しかし、従来の構造では、天井から懸垂ロッドが吊り下げられているため、室内にロッドが露出し、室内スペースを有効に活用することができなかった。
本発明の課題は、室内を有効に活用した上で、振動の低減を図った免震床構造を構築することである。
本発明の請求項1に係る免震床構造は、基礎床と、前記基礎床の鉛直方向上方に設けられ、前記基礎床と隙間を空けて配置されると共に、室内を向いた床面を備え、表裏を貫通する開口部が設けられた室内床と、前記開口部の開口縁と隙間を空けて設けられる免震床と、前記開口部の周囲に設けられ、前記室内床から鉛直方向下方に延びる長尺状とされると共に、前記基礎床と隙間を空けて配置される複数個の吊り部材と、前記吊り部材の上端側と、前記室内床とを連結させると共に、前記室内床の振動を吸収する振動吸収部材と、複数個の前記吊り部材の下端側に取り付けられ、前記基礎床と隙間を空けて配置される被吊部材と、前記被吊部材から立ち上がり、前記免震床を支持する支持部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、室内を向いた床面を備える室内床が、基礎床の鉛直方向上方に設けられ、基礎床と隙間を空けて配置されている。そして、室内床の表裏を貫通する開口部が設けられている。
室内床から鉛直方向下方に延びる長尺状とされた複数個の吊り部材が、この開口部の周囲に設けられ、基礎床と隙間を空けて配置されている。さらに、室内床の振動を吸収する振動吸収部材が、吊り部材の上端側と、室内床とを連結させている。
また、基礎床と隙間を空けて配置される被吊部材が、吊り部材の下端側に取り付けられている。さらに、この被吊部材から立ち上がる支持部材が、開口部の開口縁と隙間を空けて設けられる免震床を支持している。これにより、振動吸収部材は、室内床の振動を吸収し、免震床には、この振動が伝達されるのが抑制される。
以上のように、振動吸収部材によって室内床と連結された吊り部材を、室内床と基礎床との間に配置することで、室内を有効に活用した上で、振動の低減を図った免震床構造を構築することができる。
本発明の請求項2に係る免震床構造は、請求項1に記載において、前記基礎床に固定され、水平方向に移動しようとする前記被吊部材と当って前記被吊部材が水平方向に移動するのを抑制する移動抑制部材が備えられることを特徴とする。
上記構成によれば、基礎床に固定された移動抑制部材が、水平方向に移動しようとする被吊部材と当って被吊部材が水平方向に移動するのを抑制する。このように、基礎床に被吊部材の水平方向の移動を抑制する移動抑制部材を設けることで、地震などで構造物が水平方向に揺れたとき、吊り部材が振り子のように揺れることで免震床が大きく移動するのを抑制することができる。
本発明によれば、室内を有効に活用した上で、振動の低減を図った免震床構造を構築することができる。
本発明の実施形態に係る免震床構造を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る免震床構造を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る免震床構造が用いられる構造物を示した構成図である
本発明の実施形態に係る免震床構造の一例について図1〜図3に従って説明する。なお、図中矢印UPは鉛直方向上方を示す。
(全体構成)
図3に示されるように、免震床構造12を備える構造物10は、地盤(GL)に鉛直方向に埋め込まれた円柱状の複数本の杭(図示省略)と、地盤(GL)に構築され、杭に支持されたコンクリート基礎14(以下単に基礎14と言う)とを備えている。
さらに、この基礎14の上側(鉛直方向上側)には、鉛直方向に延びる柱部材16と、柱部材16を外側から覆うように設けられた壁部材(図示省略)と、柱部材16の上端に支持される屋根部材18とが構築されている。
また、基礎14の上面は基礎床20とされ、さらに、基礎床20の上方には、トラス部材22によって支持されると共に室内24を向いた床面26Aを備えた室内床26が設けられている。つまり、基礎床20と室内床26との間には、床下空間30が設けられている。
そして、室内床26には、振動を嫌う検査機等の嫌振機器28を支持する免震床構造12が設けられている。
(要部構成)
次に、免震床構造12について説明する。
図1、図2に示されるように、室内床26には、表裏を貫通する平面視(上方から見て)正方形状の開口部32が形成されている。つまり、開口部32を通して、室内24の空気と床下空間30の空気とが自由に流れるようになっている。
さらに、開口部32の周囲(本実施例では、開口部32の角部の近傍)には、室内床26から鉛直方向下方に延びる断面円形で長尺状とされると共に、基礎床20と隙間を空けて配置される4本の吊り部材36が設けられている。さらに、夫々の吊り部材36の上端部は、室内床26に形成された円孔26Bを通して室内24に露出している。そして、室内24に露出した吊り部材36の上端部には、一般部に比べて径方向に広げられた鍔部36Aが設けられている。
また、鍔部36Aと室内床26との間には、吊り部材36の上端側と室内床26とを連結させると共に、室内床26の振動を吸収する振動吸収部材の一例のダンパスプリング38が設けられている。つまり、室内床26が例えば上下方向に振動した場合には、ダンパスプリング38が伸縮することで、振動が吊り部材36に伝達されるのが抑制されるようになっている。
さらに、吊り部材36の下端には、基礎床20と隙間を空けて配置される板状の被吊部材40が取り付けられている。具体的には、被吊部材40は、板状とされ、平面視で正方形状とされている。そして、正方形状の四隅に、吊り部材36の下端が取り付けられている。つまり、板状の被吊部材40は、バランス良く吊り部材36に支持されている。
また、被吊部材40の上面には、上方に向けて立ち上がる柱42A及び筋交42Bで構成される支持部材42が載せされている。さらに、支持部材42の上端には、開口部32の開口縁32Aと隙間を空けて設けられる免震床46が支持されている。また、免震床46は、室内床26と同一面となるように配置されている。そして、前述した嫌振機器28が、この免震床46に載せられている。
一方、基礎床20には、水平方向に移動しようとする被吊部材40と当って被吊部材40が水平方向に移動するのを抑制する移動抑制部材の一例としてのストッパー50が設けられている。
具体的には、ストッパー50は、被吊部材40を囲むように4個設けられている。そして、ストッパー50は、被吊部材40の端部と当る当接面50Aを備え、被吊部材40の静止状態では、ストッパー50の当接面50Aと被吊部材40との間には隙が生じるように、ストッパー50が基礎床20に固定されている。
以上より、免震床構造12は、基礎床20と、室内床26と、免震床46と、吊り部材36と、ダンパスプリング38と、被吊部材40と、支持部材42と、ストッパー50とを含んで構成されている。
これに対し、嫌振機器28の近くの室内床26には、稼働時に主に上下方向の振動が生じる振動源である生産装置52が、載せされている。
(作用・効果)
次に、免震床構造12の作用について説明する。
図1に示されるように、製品を生産するために生産装置52を稼働させると、生産装置52が主に上下方向に振動する。生産装置52が上下方向に振動することで、この振動が室内床26に伝達される。ここで、免震床46は室内床26と隙を空けて設けられているため、室内床26に伝達された振動が、直接免震床46に伝達されることはない。
室内床26に伝達されて吊り部材36に向けて流れようとする振動の吊り部材36への伝達は、ダンパスプリング38が伸縮することで抑制される。吊り部材36への振動の伝達が抑制されることで、被吊部材40、支持部材42及び免震床46の振動が抑制される。このため、免震床46に載せされた嫌振機器28の振動が抑制される。
一方、地震などで、構造物10(図3参照)が、水平方向に揺れたとき、吊り部材36が、上端部を基点として振り子のように揺れようとする。しかし、吊り部材36が振り子のように揺れようとすると、吊り部材36の下端部に固定された被吊部材40の縁部が、ストッパー50の当接面50Aに当る。このため、吊り部材36が振り子のように揺れるのが抑制される。
以上説明したように、室内床26に伝達されて吊り部材36に向けて流れようとする振動の伝達は、ダンパスプリング38が伸縮することで、抑制される。このため、嫌振機器28が振動するのを抑制することができる。
また、仮に室内床26の振動が免震床46に伝達されるとしても、ダンパスプリング38、吊り部材36、被吊部材40、支持部材42を通して免震床46に伝達される。つまり、振動伝播経路を長くすることができるため、さらに、嫌振機器28が振動するのを抑制することができる。
また、吊り部材36を床下空間30に配置することで、室内24を有効に活用した上で、嫌振機器28に伝達される振動の低減を図った免震床構造12を構築することができる。
また、吊り部材36を床下空間30に配置する構成とすることで、室内24のレイアウト(例えば製造ラインのレイアウト)が変更になった場合でも、室内24に吊り部材が設けられている場合と比して、容易に免震床構造12を移動させることができる。
また、ストッパー50を被吊部材40の周囲に配置することで、地震の発生時等に吊り部材36及び被吊部材40が振り子のように揺れるのが抑制されるため、嫌振機器28が水平方向に大きく揺れるのが抑制される。
また、正方形の被吊部材40の四隅に、吊り部材36の下端が取り付けられている。このため、吊り部材36は、板状の被吊部材40をバランス良く支持することができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、吊り部材36を4本設けた場合を例にとって説明したが、特に4本に限定されることなく、3本であってもよく、5本以上であってもよい。
また、上記実施形態では、ダンパスプリング38を用いて室内床26の振動を吸収したが、特にスプリングに限定されることなく、振動を吸収する部材であれば例えば、ゴム等であってもよい。
12 免震床構造
20 基礎床
26 室内床
32 開口部
32A 開口縁
36 吊り部材
38 ダンパスプリング(振動吸収部材の一例)
40 被吊部材
42 支持部材
46 免震床
50 ストッパー(移動抑制部材の一例)

Claims (2)

  1. 基礎床と、
    前記基礎床の鉛直方向上方に設けられ、前記基礎床と隙間を空けて配置されると共に、室内を向いた床面を備え、表裏を貫通する開口部が設けられた室内床と、
    前記開口部の開口縁と隙間を空けて設けられる免震床と、
    前記開口部の周囲に設けられ、前記室内床から鉛直方向下方に延びる長尺状とされると共に、前記基礎床と隙間を空けて配置される複数個の吊り部材と、
    前記吊り部材の上端側と、前記室内床とを連結させると共に、前記室内床の振動を吸収する振動吸収部材と、
    複数個の前記吊り部材の下端側に取り付けられ、前記基礎床と隙間を空けて配置される被吊部材と、
    前記被吊部材から立ち上がり、前記免震床を支持する支持部材と、
    を備える免震床構造。
  2. 前記基礎床に固定され、水平方向に移動しようとする前記被吊部材と当って前記被吊部材が水平方向に移動するのを抑制する移動抑制部材が備えられる請求項1に記載の免震床構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102112964B1 (ko) * 2019-10-21 2020-05-19 주식회사 참솔테크 장비영역에 지주보강이 필요 없는 내진이중마루

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