JP2012240728A - 結束機における結束テープの安定緊張装置 - Google Patents
結束機における結束テープの安定緊張装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012240728A JP2012240728A JP2011114500A JP2011114500A JP2012240728A JP 2012240728 A JP2012240728 A JP 2012240728A JP 2011114500 A JP2011114500 A JP 2011114500A JP 2011114500 A JP2011114500 A JP 2011114500A JP 2012240728 A JP2012240728 A JP 2012240728A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- binding
- binding tape
- around
- horizontal axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
【課題】 リールに巻いた結束テープを引き出して被結束物を結束するにおいて、結束テープの緊張力を一定にして結束の確実さを図る。
【解決手段】 水平軸回りに回転可能なリールに巻かれた熱接着性のある結束テープをテープ送出装置で引き出して水平軸回りに開いて被結束物を受け止めている二つの半円状の掴み爪からなる掴回装置に送り、掴み爪を閉じると同時に掴み爪に設けられた上針と下針とで結束テープを挟んで被結束物と一緒に回転し、被結束物に結束テープを巻き付けて結束する一方、溶着装置で結束テープを加熱して接着するとともに、非接着部分を切断装置で切断する結束機において、リールとテープ送出装置との間に、結束テープを通して結束テープを緊張側に弾性付勢する下端に設けられる水平軸回りに揺動可能なテープ緊張装置を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 水平軸回りに回転可能なリールに巻かれた熱接着性のある結束テープをテープ送出装置で引き出して水平軸回りに開いて被結束物を受け止めている二つの半円状の掴み爪からなる掴回装置に送り、掴み爪を閉じると同時に掴み爪に設けられた上針と下針とで結束テープを挟んで被結束物と一緒に回転し、被結束物に結束テープを巻き付けて結束する一方、溶着装置で結束テープを加熱して接着するとともに、非接着部分を切断装置で切断する結束機において、リールとテープ送出装置との間に、結束テープを通して結束テープを緊張側に弾性付勢する下端に設けられる水平軸回りに揺動可能なテープ緊張装置を設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、そうめん、うどん、パスタといった乾麺や鋼線、線香等の線状物を一定に束ねて結束テープで結束する結束機において、結束ミスや結束テープの破断を防いで安定した結束を可能にする結束機における結束テープの安定緊張装置に関するものである。
この種の線状物は、供給された一定量を掴んで回転する掴み爪を有しており、掴み爪で掴んだ被結束物を回転させながら、これにリールに巻いた結束テープを巻き付けて結束し、その重合部を溶着して接着するとともに、余った部分を切断装置で切断していた。したがって、緊くもなく、緩くもない安定した結束をするためには、結束テープが常に安定した緊張力(テンション)を保つ必要がある。
このため、下記特許文献1には、結束テープに緊張力を与えるための機構が示されているが、これはガイドローラで折り返した結束テープをテンションローラに巻き付けてこれを移動させることで所定の緊張力を与えるもので、複雑な構造をしていて価格も高くなっている。また、特許文献2にもテンション装置が開示されているが、これはリールが何らかの原因で逆回転し、結束テープが逆行するのを防ぐものであって、安定した緊張力を与えるものではない。
本発明は、きわめて簡単な構造で結束テープに常に一定の緊張力を与えるようにしたものである。また、リールに巻かれた結束テープが結束時の回転による惰性で過巻出しをするのを防いで結束テープに安定した緊張力を与えるようにしたものである。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、水平軸回りに回転可能なリールに巻かれた熱接着性のある結束テープをテープ送出装置で引き出して水平軸回りに開いて被結束物を受け止めている二つの半円状の掴み爪からなる掴回装置に送り、掴み爪を閉じると同時に掴み爪に設けられた上針と下針とで結束テープを挟んで被結束物と一緒に回転し、被結束物に結束テープを巻き付けて結束する一方、溶着装置で結束テープを加熱して接着するとともに、非接着部分を切断装置で切断する結束機において、リールとテープ送出装置との間に、結束テープを通して結束テープを緊張側に弾性付勢する下端に設けられる水平軸回りに揺動可能なテープ緊張装置を設けたことを特徴とする結束機における結束テープの安定緊張装置を提供したものである。
また、本発明は、以上の安定緊張装置において、請求項2に記載した、テープ緊張装置が結束テープをジグザク状に通す案内針を有して水平軸回りに揺動し、案内針が結束テープの緊張側にバネで弾性付勢されている手段、請求項3に記載した、リールに巻かれた結束テープの外周に自重で又はバネの力が付加されて摺接し、結束テープの過巻出しを防止する押し体からなる過巻出防止装置を設けるととともに、バネの力を結束テープの巻径が小さくなるほど大きくした手段を提供する。
請求項1の発明によると、テープ緊張装置を結束テープの緊張側に弾性付勢しておくという簡単な構造で安定した緊張力を得られる。また、請求項2の手段によると、テープ緊張装置を簡単な構造にできるとともに、より安定した緊張力を得ることができる。請求項3の手段によると、結束テープの過巻出しが防がれ、請求項1の発明と相まってさらに安定した緊張力を得られる。
以下、本発明の実施の形態を説明するが、図1〜図8は本発明に係るテープ結束装置の工程を順序だって説明した説明図である。図1は工程の最初の説明図であるが、所定の幅を有する結束テープ(以下、テープという)1は水平軸2の回りに回転可能なリール3に巻かれている。リール3から巻き出たテープ1はガイドローラ4やガイドスリーブ5を経てテープ送出装置6に導かれる。テープ送出装置6は図外のシリンダ等によって前後に移動するもので、テープ1の先端をノーズ7から若干先端側に覗かせているものである。
テープ送出装置6の前方には二つの半円状の掴み爪8、9が上方を開放した状態で存在している掴回装置10が設けられている。この掴み爪8、9は左右に一対が同芯に設けられており、これで被結束物11を所定間隔隔てて掴むものである。そして、この掴み爪8、9は図外カム等によって開閉可能に構成されており、開けば上方が開放し、閉じれば被結束物11を掴むようになっている。開いた状態の掴み爪8、9には所定量の被結束物11が投入されるようになっており、この投入はコンベア等で搬送する自動で行ってもよいし、手動で行ってもよい。
本発明では、テープ送出装置6とリール3(ガイドスリーブ5)との間にテープ緊張装置12が設けられている。図9、図10はテープ緊張装置12の側面図及び正面図であるが、テープ1を縦にジグザクに通す案内針13を主体とするものであり、案内針13の下方にはブラケット14に設けられた水平軸15の回りに揺動できるボス16が形成されているものである。そして、案内針13はブラケット14に対してバネ(トルクバネ)17でリール3側(テープ1の緊張側)に弾性付勢されている。したがって、テープ1の緊張力が弱まると、これをより緊張させる方向に、強まるとより弛緩させる方向に揺動し、テープ1に一定の(安定した)緊張力を与えるようになっている。
図2は次の段階の説明図であるが(図2〜図8における同部材の符号については省略する)、まず、テープ送出装置6が先端にテープ1を覗かせた状態で掴回装置10側に前進する。すると、テープ緊張装置12(案内針13)がテープ1の引出しに応じて反時計方向に回転し、テープ1の緊張力を弱める(緊張力を一定にするため)。このとき、掴み爪8、9の中には被結束物11が投入されており、掴み爪8、9も閉じ始める。図3も次の段階の説明図であるが、掴み爪8、9の各々にはテープ1側に突出するそれぞれ二本の針(これを上針18と下針19と称する)が設けられており、掴み爪8、9が閉じると、上針18と下針19も閉じてテープ1を銜える。したがって、掴み爪8、9は被結束物10を掴んで時計方向に回転を始め、同時にテープ送出装置6も後退を始め、案内針13はテープ1の緊張力を一定に保つために元に戻ろうとする。
図5も次の段階の説明図であるが、掴み爪8、9が回転を始めると、テープ1は上針18と下針19とで銜えられて回転し、被結束物11を結束し始める。このとき、被結束物11は絞られて径が縮小し、テープ1の緊張力は弱まり、案内針13は再度元に戻ろうとする。この点で、バネ17の強さはテープ1の引出力に応じてテープ1に常に一定の緊張力を与えるように設定されている。具体的には、案内針13の変位にかかわらずほぼ同じ付勢力を発揮するバネ定数に設定される。図6も次の段階の説明図であるが、掴み爪8、9が二回目の回転に入ると、被結束物11の径も安定してテープ1の緊張力は再び増し、案内針13は反時計方向に揺動する。
図7も次の段階の説明図であるが、テープ1が二回目の回転の終期に近くなると、テープ1の緊張力は弱まり、案内針13は元に戻る。図8は最終段階の説明図であるが、掴み爪8、9の下方にはヒータ(図示省略)でテープ1に塗布された熱加速性樹脂等の熱接着材を溶着して接着する溶着装置20が上下動可能に設けられており、テープ1が二回巻き付けられると、溶着装置20が上昇し、溶着して接着する。その後、図示は省略するが、カッターを有する切断装置が降下して来てテープ1を切断する。このような一連の動きをして結束が終了する。
この他、図1等に示すように、リール3に巻かれたテープ1の外周に自重で又はバネ(図示省略)の力が付加されて摺接し、テープ1の過巻出しを防止する板状又は棒状の押し体21が下端の水平な軸22の回りに回転可能に設けられている過巻出防止装置23を備えている。テープ1を強く引き出すと、その惰性でリール3が回転し、テープ1の緊張力が弱まるから、これを防止するためである。この場合、自重であろうと、バネの力を借りるものであろうと、テープ1の径が小さくなるほど押し体21はテープに強く摺接することになり、惰性回転力を一定にしてテープ1を常に一定の緊張力に保つようになる。つまり、上記したテープの安定緊張装置との相乗効果によってテープの緊張をより安定させるのである。
1 結束テープ
2 水平軸
3 リール
4 ガイドローラ
5 ガイドスリーブ
6 テープ送出装置
7 ノーズ
8 掴み爪
9 掴み爪
10 掴回装置
11 被結束物
12 テープ緊張装置
13 案内針
14 ブラケット
15 水平軸
16 ボス
17 バネ
18 上針
19 下針
20 溶着装置
21 押し体
22 軸
23 過巻出防止装置
2 水平軸
3 リール
4 ガイドローラ
5 ガイドスリーブ
6 テープ送出装置
7 ノーズ
8 掴み爪
9 掴み爪
10 掴回装置
11 被結束物
12 テープ緊張装置
13 案内針
14 ブラケット
15 水平軸
16 ボス
17 バネ
18 上針
19 下針
20 溶着装置
21 押し体
22 軸
23 過巻出防止装置
Claims (3)
- 水平軸回りに回転可能なリールに巻かれた熱接着性のある結束テープをテープ送出装置で引き出して水平軸回りに開いて被結束物を受け止めている二つの半円状の掴み爪からなる掴回装置に送り、掴み爪を閉じると同時に掴み爪に設けられた上針と下針とで結束テープを挟んで被結束物と一緒に回転し、被結束物に結束テープを巻き付けて結束する一方、溶着装置で結束テープを加熱して接着するとともに、非接着部分を切断装置で切断する結束機において、リールとテープ送出装置との間に、結束テープを通して結束テープを緊張側に弾性付勢する下端に設けられる水平軸回りに揺動可能なテープ緊張装置を設けたことを特徴とする結束機における結束テープの安定緊張装置。
- テープ緊張装置が結束テープをジグザク状に通す案内針を有して水平軸回りに揺動し、案内針が結束テープの緊張側にバネで弾性付勢されている請求項1の結束機における結束テープの安定緊張装置。
- リールに巻かれた結束テープの外周に自重で又はバネの力が付加されて摺接し、結束テープの過巻出しを防止する押し体からなる過巻出防止装置を設けるととともに、バネの力を結束テープの巻径が小さくなるほど大きくした請求項1又は2の結束機における結束テープの安定緊張装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011114500A JP2012240728A (ja) | 2011-05-23 | 2011-05-23 | 結束機における結束テープの安定緊張装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011114500A JP2012240728A (ja) | 2011-05-23 | 2011-05-23 | 結束機における結束テープの安定緊張装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012240728A true JP2012240728A (ja) | 2012-12-10 |
Family
ID=47462835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011114500A Withdrawn JP2012240728A (ja) | 2011-05-23 | 2011-05-23 | 結束機における結束テープの安定緊張装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012240728A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014192409A1 (ja) * | 2013-05-29 | 2014-12-04 | 株式会社日清製粉グループ本社 | 棒状体結束装置、棒状体結束体及び棒状体結束方法 |
KR20150016717A (ko) * | 2013-08-05 | 2015-02-13 | 박용국 | 건면 결속기계의 결속장치 |
WO2015155987A1 (ja) * | 2014-04-09 | 2015-10-15 | グローリー株式会社 | 紙葉類結束装置 |
JP6058766B1 (ja) * | 2015-08-31 | 2017-01-11 | 鋼鈑工業株式会社 | 包装装置およびこの包装装置における張力制御方法 |
CN108986993A (zh) * | 2017-06-02 | 2018-12-11 | 卡巴特克联合股份有限公司 | 用于用胶带捆扎长的集束电缆的集束设备的缠绕装置 |
-
2011
- 2011-05-23 JP JP2011114500A patent/JP2012240728A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014192409A1 (ja) * | 2013-05-29 | 2014-12-04 | 株式会社日清製粉グループ本社 | 棒状体結束装置、棒状体結束体及び棒状体結束方法 |
CN104884351A (zh) * | 2013-05-29 | 2015-09-02 | 株式会社日清制粉集团本社 | 棒状体捆扎装置、棒状体捆扎体及棒状体捆扎方法 |
JPWO2014192409A1 (ja) * | 2013-05-29 | 2017-02-23 | 株式会社日清製粉グループ本社 | 棒状体結束装置、棒状体結束体及び棒状体結束方法 |
US10752389B2 (en) | 2013-05-29 | 2020-08-25 | Nisshin Seifun Group Inc. | Rod-shaped body binding device, bound body of rod-shaped body, and rod-shaped body binding method |
KR20150016717A (ko) * | 2013-08-05 | 2015-02-13 | 박용국 | 건면 결속기계의 결속장치 |
KR102085380B1 (ko) | 2013-08-05 | 2020-03-05 | 박용국 | 건면 결속기계의 결속장치 |
WO2015155987A1 (ja) * | 2014-04-09 | 2015-10-15 | グローリー株式会社 | 紙葉類結束装置 |
US10723494B2 (en) | 2014-04-09 | 2020-07-28 | Glory Ltd. | Paper sheet bundling apparatus |
JP6058766B1 (ja) * | 2015-08-31 | 2017-01-11 | 鋼鈑工業株式会社 | 包装装置およびこの包装装置における張力制御方法 |
CN108986993A (zh) * | 2017-06-02 | 2018-12-11 | 卡巴特克联合股份有限公司 | 用于用胶带捆扎长的集束电缆的集束设备的缠绕装置 |
CN108986993B (zh) * | 2017-06-02 | 2021-03-09 | 卡巴特克联合股份有限公司 | 用于用胶带捆扎长的集束电缆的集束设备的缠绕装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2012240728A (ja) | 結束機における結束テープの安定緊張装置 | |
TWI516415B (zh) | 鐵筋捆紮機 | |
US4050372A (en) | Automatic strapping machine | |
KR101485116B1 (ko) | 포장박스 밴딩기 | |
JP2015529178A5 (ja) | ||
RU2013102067A (ru) | Укладывающее стопой и обертывающее устройство | |
JP2010537908A5 (ja) | ||
KR102027492B1 (ko) | 코일 포장용 결속 헤드 모듈용 밴드 절단 장치 | |
JP2017509548A5 (ja) | ||
JP6486703B2 (ja) | 自動結束機における紐端結び方法及び紐端結び機構 | |
JP2012076812A5 (ja) | ||
JP2016068120A (ja) | 鉄筋結束機 | |
JP5436932B2 (ja) | ロール組立体のフィルム包装装置およびフィルム包装方法 | |
WO2006122568A1 (en) | Apparatus and method for cable winding apparatus | |
TW201139214A (en) | Packing apparatus | |
US3670986A (en) | Supply reel for banding apparatus | |
JP2009280288A (ja) | 線状物束の包装装置 | |
JP6029194B2 (ja) | 紐結束 | |
JP2006248526A (ja) | ビニタイ結束機 | |
JP2009154896A (ja) | 結束装置 | |
US904223A (en) | Package-tier. | |
JP2003219739A (ja) | 果実の袋掛け器 | |
JP2024008839A (ja) | 紐掛け装置 | |
JP4499450B2 (ja) | 線状物束の包装方法及び装置 | |
JP2005082155A (ja) | 円筒状物品の包装装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140805 |