JP2003219739A - 果実の袋掛け器 - Google Patents

果実の袋掛け器

Info

Publication number
JP2003219739A
JP2003219739A JP2001348761A JP2001348761A JP2003219739A JP 2003219739 A JP2003219739 A JP 2003219739A JP 2001348761 A JP2001348761 A JP 2001348761A JP 2001348761 A JP2001348761 A JP 2001348761A JP 2003219739 A JP2003219739 A JP 2003219739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
bag
fruit
binding
bobbin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001348761A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamasa Hattori
貴應 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NST Co Ltd
Original Assignee
NST Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NST Co Ltd filed Critical NST Co Ltd
Priority to JP2001348761A priority Critical patent/JP2003219739A/ja
Publication of JP2003219739A publication Critical patent/JP2003219739A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 果実の袋掛けの紙袋は何処でも低価格で入手
でき、自然材料の糸で縛って使用後の廃棄はそのまま腐
食できるよう考慮し、袋掛け器は自動で袋の口開け、果
実挿入後の袋閉じ、糸の巻きつけ、糸切断及び縛りを確
実に行なえる道具の開発。 【解決手段】軽量であって、自動で袋の開閉、糸巻き付
け、糸切断を素早く行なうため乾電池または充電式の電
池によるモーター駆動で、全ての動作を制御するコンピ
ュータを内蔵するのが最適である。糸縛りは沢山の果実
を袋掛けするのに十分な長さの糸を保持するボビンを持
っていて、糸を縛る方法は巻きつけた糸の束の内側を通
して切断した糸の端を引っ張り締め付けるのが、果実の
軸と袋の隙間をなくす最良の方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】果実の防虫、防疫のために用
いる袋掛け器に関する。
【0002】
【従来の技術】最も古くから行なわれ、現在も最も多く
行なわれているのは全て手作業により袋掛けされ、果実
栽培の労力を必要としている部分である。しかるに手作
業に置き換わる機械、装置の開発は進まず、作業の合理
化は殆ど為されていない。又、果実の収穫時に袋を取り
除いて出荷するとき、袋そのもの、袋の口を縛った糸、
針金等を選別して処理しなければならず現在手作業で行
われている。袋と糸が自然材料によって構成されていれ
ば後処理の手間は省かれる。
【0003】各種のアイデアから合理化のための装置開
発内容をこの点から見てみると、袋自体に針金を取付
け、果実を袋に挿入した後この針金で縛り付ける方法を
提案している特開平11−103698、特開平9−2
75825、果実を袋に挿入した後ホッチキスで止める
ことで密封すると書かれた特開平9−7499が出され
ており、いずれも金属の封止を基本としている。前述の
ように収穫時に袋と留金の針金やホッチキスを選別して
廃棄物の処理しなければならない点が解決されていな
い。
【0004】これら留金は約半年にわたる風雨に曝され
て腐食せず、封止機能を満足することが要求されるため
に、袋と共に廃棄しても金属のみ腐食せず残り前述の廃
棄物処理の手間が必要で、作業をする農家に不評であ
る。なお袋にあらかじめ針金を取付けた袋はコスト面で
も高くなり望ましくない。袋自身は極普通の紙であっ
て、縛った糸と共にそのまま畑で腐食し土に返すことが
容易で袋の縛りに金属を使わない自動袋掛け器が希望さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】紙袋は何処でも低価格
で入手できる。自然材料の糸で縛ることができ、しかも
自動で袋の口開け、果実挿入後の袋閉じ、糸の巻きつ
け、糸切断を確実に行なえる道具の開発が必要である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この様な条件を満足する
袋掛け器は、沢山の果実を袋掛けするために軽量であっ
て、自動で袋の開閉、糸巻き付け、糸切断を素早く行な
うことが重要で、乾電池または充電式の電池によるモー
ター駆動が最適である。次にこれらの駆動を確実に順序
良く実行するためにコンピュータを内蔵することが都合
良い。
【0007】糸縛りは沢山の果実を袋掛けするのに十分
な長さの糸を保持するボビンを持っていることと、交換
を容易にできるボビンの取付け方法が考慮されているこ
と。糸巻きつけの終わりは、ボビンが定位置である次の
巻きつけ開始位置に戻り、糸を切断する。糸を縛る方法
は巻きつけた糸の束の内側を通して切断した糸の端を引
っ張り締め付けるのが、果実の軸と袋の隙間をなくす最
良の方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下の図は前述の最良の方法を実
現した果実の袋掛け器の構成と動作を図によって説明す
る。図1は口を広げた紙袋に果実1を挿入するところを
想定し、紙袋を広げた状態の本発明果実の袋掛け器2を
示し、図2、図3は紙袋5を広げる過程を上から見て示
したものである。図2の右側には果実を収納する部分の
メカニズム位置の断面を表し、図の左を上にして開袋部
9(図5に構造を示す)、次に縛り部8、最も下が袋の
口の絞り部10である。
【0009】図4は紙袋の口を広げるための爪の位置
6、7と定位置から袋の口の部分への動きを横から見た
ところを示し、図5はこの部分の構造全体9である。爪
7を袋の周辺に沿って移動させるガイド14と駆動部1
1、12、13を示し、140度と示した角度は凡その
目安と考えて良い。図6は開袋部9の横から見た動きの
軌跡15を示し、右に上下動をする部分のメカニズムを
示した。
【0010】果実を挿入後袋の絞り込みを図7に示す。
縛り部8の下側についた絞りの爪11は鎌のような板で
構成され、中央に押し出しながら左右から中央に向かっ
て動き、袋の首となる部分、即ち果実の入った袋の口の
部分を果実の軸を中心に絞る。この時開袋部9は元の位
置に戻って本体内に収納される。
【0011】図8は袋の絞込みが完了した後、開袋部9
と絞りの爪11の間に有る縛り部8が絞った袋5の首を
中心にして動いた状態を示し、その縛り部8の構造を図
9、図10、図11に示すが夫々が一体となっている。
縛り部8の動作を説明すると、袋の周りを回転してボビ
ン19の糸を巻き付けるために図9のフレームに逆T字
型の断面の溝16を同心円に構成し、ボビン付きリング
17が容易に回転できるガイドとなっている。ボビン付
きリング17の裏側には図11の歯車22がモーター2
0に取付けられた小歯車21と組み合わさり、ボビン1
9が果物の軸の周りを回転する。糸を軸に巻き付けるこ
の回転は、後述する糸の切断、次の巻きつけを容易にす
るため定位置で停止する必要があり、一定回数巻き終わ
ると歯車の下側に固定ピン24が動作して最初の位置に
戻る。
【0012】図12、図13は糸縛りの構成で27、2
8は糸を巻き付ける時に果実の軸1及び袋の絞った部分
5と一緒に巻きつける糸抜き軸27、28でともに先端
に糸を引掛け止める爪26を持ち、27は糸を巻きつけ
た後果実側(下側)へ移動し28は反対側(上側)へ移
動する。この時糸引掛け26には糸の先端がくわえられ
ていて夫々が上下に動くことによって、糸の先端は糸の
束の中を潜り抜けるようになり、更に先端を引っ張れば
糸の全体が締め付けられることになる。即ち糸縛りが完
成することになる。当然のことながら引掛け26の糸を
保持する力は糸を縛る力となるために糸を切断した後も
強力に糸をくわえている必要がある。
【0013】図12は果物の軸と絞った袋の口に糸を巻
き付ける寸法を示した。糸を巻く幅29は約5mm程度
となる。糸の先端は27の糸引掛けにあるとすれば巻終
わりの糸処理は28の糸引掛につけた後図14の30で
糸を切り、27、28ともに夫々上下に動かして糸縛り
を行なう。完了した状態が図15のようになる。
【0014】
【発明の効果】本発明の果実の袋掛け器は極普通の紙袋
と自然材料の糸を用いたものである。紙袋は何処でも低
価格で入手でき自然材料の糸も容易に入手できる。また
自動で袋の口開け、果実挿入後の袋閉じ、糸の巻きつ
け、糸切断を確実に行なえる道具の開発ができた。袋掛
けの労力の軽減と、収穫時の袋と糸による縛りの採用で
廃棄処理材料の選別を必要とせず、袋と糸は畑で腐食し
土に返すことができ自然環境に対して負担を掛けないこ
とを考慮したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】果実を袋掛け器へ挿入
【図2】袋掛け器の開袋部動作
【図3】開袋完了
【図4】開袋部の爪軌跡
【図5】開袋部爪ガイド
【図6】爪上下の軌跡
【図7】袋掛け器の絞り部動作
【図8】袋掛け器の縛り部動作
【図9】縛り部フレーム
【図10】縛り部ボビン付リング
【図11】縛り部ボビン付リング駆動部
【図12】糸の巻き付け動作
【図13】糸抜き動作
【図14】糸カット位置
【図15】糸縛り動作
【図16】糸縛り概念図
【符号の説明】
1 果実 2 袋掛け器 3 袋貯め 4 操作スイッチ 5 紙袋 6 固定爪 7 移動爪 8 縛り部 9 開袋部 10 絞り部 11 モーター1 12 回転伝達部 13 逆回転伝達部 14 爪ガイド 15 爪ガイドの動作 16 ボビンガイド溝 17 リング 18 テンション調節ローラ 19 ボビン 20 モーター2 21 歯車1 22 歯車2 23 歯車割り 24 固定ピン 25 糸ガイド 26 糸引掛け 27 糸抜き軸1(上―下) 28 糸抜き軸2(下―上) 29 糸巻幅 30 糸カット位置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年5月16日(2003.5.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図8】
【図5】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 果樹の枝についた果実をそのまま紙袋内
    に挿入し、袋掛けする自動袋掛け器において、袋の口開
    け、果実挿入後の袋の口閉じ、糸縛りを自動で行なうこ
    とを特徴とする果実の袋掛け器。
  2. 【請求項2】 前記袋の口開け、袋の口閉じ、糸縛りを
    全てコンピュータ制御によって実施することを特徴とす
    る請求項1に記載の果実の袋掛け器。
  3. 【請求項3】 前記糸縛りの糸は自然材料を使うことを
    特徴とする請求項1に記載の果実の袋掛け器。
  4. 【請求項4】 前記糸縛りは、果実の軸と閉じた袋を隙
    間無く巻き付けることを特徴とする請求項1に記載の果
    実の袋掛け器。
  5. 【請求項5】 前記糸縛りは、果実の軸と閉じた袋の周
    りを糸ボビンが回りながら巻き付けることを特徴とする
    請求項1に記載の果実の袋掛け器。
  6. 【請求項6】 前記糸縛りは、果実の軸と閉じた袋の周
    りを糸ボビンが巻き付けを完了した時に、巻初めの位置
    にボビンが戻ることを特徴とする請求項1に記載の果実
    の袋掛け器。
  7. 【請求項7】 前記糸縛りは、果実の軸と閉じた袋の周
    りを糸ボビンが回りながら巻き付けを完了した後に切断
    し、糸の端を巻きつけた糸の束の内側を通して引っ張る
    ことによって縛りを完成することを特徴とする請求項1
    に記載の果実の袋掛け器。
JP2001348761A 2001-11-14 2001-11-14 果実の袋掛け器 Withdrawn JP2003219739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001348761A JP2003219739A (ja) 2001-11-14 2001-11-14 果実の袋掛け器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001348761A JP2003219739A (ja) 2001-11-14 2001-11-14 果実の袋掛け器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003219739A true JP2003219739A (ja) 2003-08-05

Family

ID=27742574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001348761A Withdrawn JP2003219739A (ja) 2001-11-14 2001-11-14 果実の袋掛け器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003219739A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100623180B1 (ko) 2004-05-10 2006-09-19 화성시 과실보호봉지 결속장치
CN102484976A (zh) * 2010-12-03 2012-06-06 中国科学院沈阳自动化研究所 一种自动化果实套袋装置
CN107439277A (zh) * 2017-08-12 2017-12-08 陈上海 一种水果快速消毒自动套袋器
CN110115183A (zh) * 2019-05-16 2019-08-13 山东管理学院 智能水果套袋装置
CN110393116A (zh) * 2019-08-01 2019-11-01 张卫 便携式水果套袋机

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100623180B1 (ko) 2004-05-10 2006-09-19 화성시 과실보호봉지 결속장치
CN102484976A (zh) * 2010-12-03 2012-06-06 中国科学院沈阳自动化研究所 一种自动化果实套袋装置
CN102484976B (zh) * 2010-12-03 2013-05-22 中国科学院沈阳自动化研究所 一种自动化果实套袋装置
CN107439277A (zh) * 2017-08-12 2017-12-08 陈上海 一种水果快速消毒自动套袋器
CN110115183A (zh) * 2019-05-16 2019-08-13 山东管理学院 智能水果套袋装置
CN110115183B (zh) * 2019-05-16 2021-10-01 山东管理学院 智能水果套袋装置
CN110393116A (zh) * 2019-08-01 2019-11-01 张卫 便携式水果套袋机
CN110393116B (zh) * 2019-08-01 2024-01-26 张卫 便携式水果套袋机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI662884B (zh) Gardening strapping machine
EP2108247B1 (en) Knotter for a baler
JP2003219739A (ja) 果実の袋掛け器
US7398727B2 (en) Twine cutting knife for square baler apparatus
JP2012240728A (ja) 結束機における結束テープの安定緊張装置
EP0058479B1 (en) Device for automatic tying of packages
EP1814397A1 (de) Verfahren und vorrichtung zum umschnüren einer ware mit einer schnur
WO2022066000A1 (en) System and method for tying a knot
EP0331216A1 (en) Operating procedure for the supply of fibres to brush manufacturing machines and a construction which applies this procedure
CN219904834U (zh) 打捆器
JP2009165458A (ja) 諸仕掛結びの緊締装置
JPS6228823Y2 (ja)
JP2721091B2 (ja) 汎用結束機
US11950540B2 (en) Twine knotter and method of forming two knots in a twine
RU2779597C1 (ru) Узловязатель шпагата и способ выполнения двух узлов в шпагате
CN217012070U (zh) 一种连续式自动捆绑机
JP2721090B2 (ja) 汎用結束機
JPH04102517A (ja) 自動リボン結束機
CN215098451U (zh) 捆扎机
JP2535139Y2 (ja) 汎用結束機
JPH04346715A (ja) 汎用結束機
JPH09240924A (ja) パッケージの糸結び方法及び糸結び装置
JP2545486Y2 (ja) 汎用結束機
JPS6337802Y2 (ja)
JP2644392B2 (ja) 汎用結束機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201