JP2012240573A - 内装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】内装材の意匠性を向上させること。
【解決手段】基材24と、基材24の表面24cを覆う第1の表皮材21と第2の表皮材22とを備えるドアトリムであって、基材24の表側において、第1の表皮材21と第2の表皮材22とが相互に縫い合わされて第1のステッチ26が施された縫い合わせ部26と、第2の表皮材22が、基材24の先端24bを挟むように基材24の表面24c側から裏面24a側へ折り返され、基材24の裏面24a側においてその端部が片返しされると共に、片返しされた端部が同表皮材22に縫い合わされて第2のステッチ32が施された片返し部28とを備えている。基材24の表面に、縫い合わせ部26が収容された溝状の凹部24dが設けられ、基材24の裏面24aは、基材24の先端24bから片返し部28が配された部位に亘って平坦な曲面状とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、内装材に関する。
例えば、ドアトリム等の車両用の内装材では、見栄えを良くするために表面に表皮材が配されたものが使用されている。このような内装材において、2枚の表皮材を互いに縫い合わせ、この縫い合わせ部にステッチを施すことで、内装材の意匠性を向上させたものが知られている。このようなステッチが施された表皮材を備える内装材が、例えば特許文献1、2に開示されている。
特開2010−115940号公報 特許第4419301号公報
ところで、上述したような表面に互いに縫い合わされた2枚の表皮材が配された内装材では、基材の表面に2枚の表皮材の縫い合わせ部を設けると共に、一方の表皮材を基材の先端を挟むように基材の表側から裏側へ折り返し、基材の裏面において片返しすることがある。このような構成の内装材では、基材の表面及び裏面にそれぞれ溝状の凹部を設け、表皮材の縫い合わせ部及び片返し部をそれぞれ凹部内に収容することで、表皮材に皺等が発生することを抑制することがある。
しかしながら、上述したような基材の裏面に設けられた凹部に表皮材の片返し部が収容された構成では、片返し部が凹部に収容されることで基材の先端と片返し部との間に段差が存在するので、基材の裏側に折り返された表皮材の下方に他の部材が配された場合に、基材の裏面側に配された当該表皮材の一部が段差と当該他の部材との間に挟持されて強い力で押圧され、片返し部の近傍において皺が発生することがあった。また、このような片返し部の近傍における皺の発生により、表皮材に施されたステッチが蛇行したものとなることがあった。この結果、意匠としての見栄えが低下することがあった。
本発明は、上記の課題に鑑みて創作されたものである。本発明は、内装材の意匠性を向上させることができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、基材と、該基材の表面を覆う2枚の表皮材と、を備える内装材であって、前記基材の表側において、2枚の前記表皮材が相互に縫い合わされて第1の縫製線が施された縫い合わせ部と、一方の前記表皮材が、前記基材の先端を挟むように該基材の表側から裏側へ折り返され、該基材の裏側においてその端部が片返しされると共に、該片返しされた端部が同表皮材に縫い合わされて第2の縫製線が施された片返し部と、を備え、前記基材の表面に、前記縫い合わせ部が収容された溝状の凹部が設けられ、前記基材の裏面は、該基材の先端から前記片返し部が配された部位に亘って平坦な曲面状とされている内装材に関する。
上記の内装材によると、基材の裏側において、基材の先端で折り返されて片返し部に至る表皮材の一部が、平坦な曲面状とされた部位に配されることとなるので、片返し部の下方(基材の下方)に他の部材が配された場合であっても、当該一部が基材と他の部材との間で挟持されて強い力で押圧されることがないため、片返し部の近傍に皺が発生することを防止ないし抑制することができる。この結果、片返し部の下方に他の部材が配された場合であっても、表皮材に設けられた第1の縫製線及び第2の縫製線を所定のラインに沿った直線状とすることができ、内装材の意匠性を向上させることができる。
前記基材は、車両用アームレストの一部を構成する基材であり、前記縫い合わせ部は、前記車両用アームレストの車室内側端部に設けられていてもよい。
この構成によると、車両用アームレストにおいて表皮材に皺が発生することを防止ないし抑制することができ、車両用アームレストの意匠性を向上させることができる。
本発明によると、内装材の意匠性を向上させることができる。
実施形態に係るドアトリム2を車室内側から視た斜視図を示す。 図1のA−A断面の断面構成であって、アームレスト6の上面側6aの断面図を示す。 アームレスト6の上面側6aにおける基材の斜視図を示す。
図面を参照して実施形態を説明する。本実施形態では、内装材として車両用ドアに取り付けられるドアトリム2を例示する。図1は、実施形態に係るドアトリム2を車室内側から視た斜視図を示している。なお、図1において、図の左右方向は車両の前後方向、図の手前側及び奥側方向は車室内側及び外側方向、図の上下方向は車両の上下方向にそれぞれ対応している。
図1に示すように、ドアトリム2は、合成樹脂等によって形成されたドアトリム本体4、アームレスト6等を備えている。アームレスト6は、合成樹脂等によって形成され、ドアトリム本体4の車室内側に張り出す形で配されている。また、ドアトリム2は、オーナメント12、スピーカグリル10、ドアポケット8等を備えている。なお、オーナメント12の表面には、意匠としてのオーナメント側ステッチ40が斜め方向に走るライン状に施されている。
続いてアームレスト6の上面側6aの構成について説明する。図2は、図1のA−A断面の断面構成であって、アームレスト6の上面側6aの断面図を示している。図3は、アームレスト6の上面側6aにおける基材24の斜視図を示している。なお、図2において、図の左右方向は、車室内側及び外側方向、図の奥側及び手前側方向は車両の前後方向、図の上下方向は車両の上下方向にそれぞれ対応している。
アームレスト6の上面側6aは、図1及び図2に示すように、基材24と、その表面24c及び裏面24aを覆う第1の表皮材21及び第2の表皮材22とにより構成されている。基材24としては、ポリプロピレン(PP)樹脂単独、あるいは、PP樹脂をタルク、マイカ又はガラス等で補強したフィラー入りPP樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド(PPO)樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂等を使用することができる。表皮材21、22としては、本革、合成皮革、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(TPO樹脂)、軟質塩化ビニル樹脂(PVC樹脂)、熱可塑性ポリウレタン(TPU樹脂)等を使用することができる。
第1の表皮材21と第2の表皮材22は、図2に示すように、基材24の表面24c側においてその端部同士が互いに縫い合わされて接ぎ合わされており、縫い合わせ部26とされている。この縫い合わせ部26では、第1の表皮材21が片返しされて同じ第1の表皮材21に縫い合わされ、さらに、第2の表皮材22と縫い合わされている。このため、縫い合わせ部26は所定の厚みを有するものとなっている。また、この縫い合わせ部26には、その縫い目によって、車室内側に露出するように車両の前後方向に沿って第1のステッチ(第1の縫製線の一例)31が直線状に施されている。
第2の表皮材22は、基材24の表面24c側において縫い合わせ部26から基材24の先端24bに亘って配されていると共に、基材24の先端24bを挟むように基材24の表側24cから裏側24aへ折り返されている。そして、第2の表皮材22は、基材24の裏面24a側においてその一方の端部22aが片返しされ、その片返しされた端部22aが同じ第2の表皮材22にさらに縫い合わされ、片返し部28とされている。このため、片返し部28は所定の厚みを有するものとなっている。また、片返し部28には、その縫い目によって、車室外側に露出するように車両の前後方向に沿って第2のステッチ(第2の縫製線の一例)32が直線状に施されている。
基材24は、断面視において、車室外側から車室内側に向かって湾曲しながら突出する形状をなしている。基材24の表面24cには、図2及び図3に示すように、車両の前後方向に沿って溝状をなす凹部24dが形成されている。そして、この凹部24d内に、上述した縫い合わせ部26が収容されている。基材24の表面24cのうち凹部24dを除いた部位は、凹凸のない平坦な曲面状とされている。
基材24の裏面24aには、図2及び図3に示すように、車両の前後方向に沿って段差24eが形成されている。そして、上述した片返し部28が、この段差24eのやや手前側に配された構成となっている。一方、基材24の裏面24aのうち、基材24の先端24bから段差24eまでの間は、凹凸のない平坦な曲面状とされている。従って、第2の表皮材22のうち基材24の裏面24a側に配された部位は、平坦な曲面上に配されたものとなっている。そして、片返し部28は所定の厚みを有していることから、第2の表皮材22のうち基材24の先端24bで折り返された部位から片返し部28までの間は、図2に示すように、基材24の裏面24aから離間した状態となっている。
さて、ドアトリム2におけるアームレスト6では、基材24の先端24bで折り返された部位から片返し部28までの間が基材24の裏面24aから離間した状態となっているので、第2の表皮材22のうち基材24の裏面24a側に配された部位の下方に他の部材(アームレスト6の下面側を構成する部材)が配されたとしても、基材24の裏面24a側に配された第2の表皮材22の一部が基材24と他の部材との間で挟持されることがない。この結果、片返し部28の近傍における皺の発生が抑制されるので、第1のステッチ26及び第2のステッチ28を、蛇行させることなく、直線状とすることができる。
以上のように本実施形態に係るドアトリム2によると、基材24の裏面24a側において、基材24の先端24bで折り返されて片返し部28に至る第2の表皮材22の一部が、平坦な曲面状とされた部位に配されることとなるので、片返し部28の下方(基材24の下方)に他の部材が配された場合であっても、当該一部が基材24と他の部材との間で挟持されて強い力で押圧されることがないため、片返し部28の近傍に皺が発生することを防止ないし抑制することができる。この結果、片返し部28の下方に他の部材が配された場合であっても、各表皮材21、22に設けられた第1のステッチ31及び第2のステッチ32を所定のラインに沿った直線状とすることができ、ドアトリム2の意匠性を向上させることができる。
また、本実施形態に係るドアトリム2では、基材24が、車両用のアームレスト6の一部を構成する基材24である。そして、縫い合わせ部26は、車両用のアームレスト6の車室内側端部に設けられている。このため、車両用のアームレスト6において各表皮材21、22に皺が発生することを防止ないし抑制することができ、車両用のアームレスト6の意匠性を向上させることができる。
上記の実施形態の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の実施形態では、内装材が車両用のドアトリムであり、第1の縫製線及び第2の縫製線がアームレストに設けられた第1のステッチ及び第2のステッチである構成を例示したが、内装材は車両用のドアトリムに限定されるものではなく、また、第1の縫製線及び第2の縫製線が設けられる部材についてもアームレストに限定されるものではない。例えば、図1に示す参照符号40のようにオーナメントに設けられたステッチが第1の縫製線又は第2の縫製線の一例であってもよい。
(2)上記の実施形態以外にも、凹部の配置及び形状、2枚の表皮材の縫い合わせ態様、一方の表皮材の片返し態様等については、適宜に変更可能である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2…ドアトリム、4…ドアトリム本体、6…アームレスト、8…ドアポケット、10…スピーカグリル、12…オーナメント、21…第1の表皮材、22…第2の表皮材、24…基材、24a…(基材の)裏面、24b…(基材の)先端、24c…(基材の)表面、24d…凹部、24e…段差、26…縫い合わせ部、28…片返し部、31…第1のステッチ、32…第2のステッチ、40…オーナメント側ステッチ

Claims (2)

  1. 基材と、該基材の表面を覆う2枚の表皮材と、を備える内装材であって、
    前記基材の表側において、2枚の前記表皮材が相互に縫い合わされて第1の縫製線が施された縫い合わせ部と、
    一方の前記表皮材が、前記基材の先端を挟むように該基材の表側から裏側へ折り返され、該基材の裏側においてその端部が片返しされると共に、該片返しされた端部が同表皮材に縫い合わされて第2の縫製線が施された片返し部と、を備え、
    前記基材の表面に、前記縫い合わせ部が収容された溝状の凹部が設けられ、
    前記基材の裏面は、該基材の先端から前記片返し部が配された部位に亘って平坦な曲面状とされていることを特徴とする内装材。
  2. 車両用のドアトリムとしての請求項1に記載の内装材であって、
    前記基材は、車両用のアームレストの一部を構成する基材であり、
    前記縫い合わせ部は、前記アームレストの車室内側端部に設けられていることを特徴とする内装材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015221627A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 トヨタ紡織株式会社 車両用内装材

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