JP5468518B2 - 車両内装部材 - Google Patents

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Description

本発明は、別体に形成されるパネル部を備えた車両内装部材に関するものである。
自動車等の車両における乗員室内には、インストルメントパネル、フロアコンソール、ドアトリム、ピラーガーニッシュ等の各種の車両内装部材が配設されている。この車両内装部材は、乗員室内の質感や雰囲気に大きく寄与する部材であるため、所要形状に成形された合成樹脂製の基材の外側に、表皮材を装着して質感を向上したものがある。前記表皮材は、種々材質のものが実用化されており、例えば織布製、編布製、合成樹脂製または本革製のもの等が挙げられる。
合成樹脂製の表皮材は、製造方法から分類すると、合成樹脂シート材から真空(圧空)成形されたもの、合成樹脂粉末からパウダースラッシュ成形されたもの、ウレタン材料からスプレー成形されたもの、等が実用化されている。合成樹脂製の表皮材は、成形技術の進歩に伴って形状を再現できる自由度が高く、車両内装部材の複雑な外面意匠形状を単一の表皮材で立体的に成形することも可能である。また、合成樹脂製の表皮材は、本革の風合いを演出するため、シボ模様等が外表面に再現されている。
一方、本革製の表皮材は、素材自体が醸し出す雰囲気により質感が高いものの、素材が高価で製造コストが嵩むと共に素材数に限りがあるため、一部の高級車にのみ実施されている。そして、本革製の表皮材は、素材の本革が伸縮性および賦型性が劣るため、所要形状に裁断した複数の本革シート片を糸で相互に縫い合わせることで、車両内装部材の外面意匠形状に合わせた立体形状を作り出すようになっている。また、本革製の表皮材は、本革シート片の縫い合わせ部に飾りステッチを設けることがある。更に、縫合部を強調するために、意匠的に段差部を設けて縫製を行なうこともある。
そして近年においては、合成樹脂製の表皮材にミシンを使用して糸によりステッチを設け、前記本革製の表皮材と同等の質感を付与させるようにすることも行なわれている。図8は、第1表皮片16および第2表皮片18を糸W1で縫い合わせた表皮材14を、基材10の表皮装着面12に装着して構成された車両内装部材IP1の要部断面図である。前記表皮材14は、第1表皮片14および第2表皮片16を互いに面で突き合わせた重合部17を、糸W1で縫い合わせて形成されたインステッチS1を有している。また表皮材14は、重合部17における第1表皮片16および第2表皮片18の縫合せ目19と平行に、糸W2により形成されたアウトステッチS2を備えている。前記アウトステッチS2は、第1表皮片16と第2表皮片18とを縫い合わせた縫合部に設けた飾り用のステッチである。なお、表皮片を縫い合わせるインステッチやアウトステッチを設けた合成樹脂製の表皮材を基材に装着して構成された車両内装部材は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2002−79852号公報
図8に示す車両内装部材IP1では、表皮材14を基材10の表皮装着面12に装着する際に、該表皮材14に弛みが発生するのを防止するため、第1表皮片16と第2表皮片18とを重合部17を挟んで両側へ引っ張るようにするため、縫合せ目19が広げられた状態で表皮材14が基材10に装着され易い。しかも、前記車両内装部材IP1は、縫合せ目19が当該車両内装部材IP1の表側に位置するように表皮材14が基材10に装着されている。このため、図8に示す車両内装部材IP1では、縫合せ目19が広がると該縫合せ目19から前記インステッチS1が視認され、当該車両内装部材IP1の見栄えが悪くなるおそれがある。また、重合部17における前記縫合せ目19の延在ラインを曲率の大きい湾曲状またはスプライン曲線状等とすると、基材10に装着した第1表皮片16および第2表皮片18の一方または両方に弛みや捩れ等が発生し易くなるから、該重合部17は直線状または緩やかな湾曲状に限定されて車両内装部材IP1のデザインを多様化できない。更に、アウトステッチS2が第1表皮片16の1枚に設けられているため、該第1表皮片16が厚み方向の圧縮変形量が少ないと糸W2が第1表皮片16の表面から浮いてしまい、本革のような糸の沈み込みが再現されない課題もある。
そこで本発明は、前述した課題を解決するため、見栄えが悪くなるのを防止するようにした車両内装部材を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、
別体に形成された第1パネル部および第2パネル部を有し、第1パネル部における表面と交差するよう延在する突合せ面および該第2パネル部における表面と交差するよう延在する端面を互いに突き合わせて両パネル部が組み付けられる車両内装部材において、
前記第2パネル部は、
表側から凹むように形成された凹部を、前記第1パネル部の突合せ面に臨む端縁部に設けた基材と、
折り曲げ可能な柔軟性を有する第1表皮片および第2表皮片を縫合して構成され、前記基材の表側から前記端縁部にかけて設けられた縫合表皮材とを備え、
前記縫合表皮材は、
前記第1表皮片および第2表皮片を互いに面で突き合わせて構成される重合部を、糸で縫い合わせて形成されるインステッチと、
前記凹部に収容した前記重合部に重なるように前記インステッチで折り返して前記基材の表側に沿って設けられる前記第1表皮片および該重合部を、該インステッチに沿って糸で縫い合わせて該第1表皮片の表側に臨むように形成したアウトステッチと、
前記第2表皮片を前記インステッチで前記基材の端縁部に沿って折り返して設けられ、該基材に固定される巻き掛け部とを備え、
前記第2パネル部の端面に臨む重合部に形成された第1表皮片と第2表皮片との縫合せ目を、突き合わせた前記第1パネル部の突合せ面で塞ぐと共に、第1パネル部と第2パネル部との突合せ目に沿って前記アウトステッチが延在するよう構成したことを特徴とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、第2パネル部の端面に臨む重合部に形成された第1表皮片と第2表皮片との縫合せ目が、第1パネル部の突合せ面で塞がれて隠れるので、該縫合せ目からインステッチが視認されることがない。これにより、第1表皮片と第2表皮片とを重合部を挟んで両側へ引っ張りながら縫合表皮材を基材に装着する際に両表皮片の縫合せ目が広がったとしても、該縫合せ目が車両内装部材の表側から見えないので該車両内装部材の質感が低下しない。そして、第1パネル部と第2パネル部との突合せ目に沿ってアウトステッチが延在するので、該第1パネル部の表側が縫合表皮材の表面のような模様となっていれば該突合せ目が擬似的な縫合せ目となって、第1パネル部と第2パネル部の第1表皮片とがアウトステッチで縫い合わされたように見せることができる。また、第1パネル部と第2パネル部とが別部材であるから、該第1パネル部の突合せ面と第2パネル部の端面の形状設定により、突合せ目を曲率の大きい曲線状やスプライン曲線状等とすることができ、車両内装部材のデザインの多様化が図られて意匠性を向上させ得る。更に、3枚に重なった柔軟性を有する第1表皮片および重合部を糸で縫い合わせてアウトステッチが形成されるので、第1表皮片および重合部の圧縮変形により糸が該第1表皮片の表側に沈み込むようになり、縫合表皮材の柔らかさが強調される。
請求項2に記載の発明は、
前記第1パネル部および第2パネル部は、前記突合せ面と端面とを互いに押付け合った状態で組み付けられることを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、第1パネル部の突合せ面と第2パネル部の端面との間に隙間が形成されず、車両内装部材の質感向上が図られる。
請求項3に記載の発明は、
前記第1パネル部および第2パネル部は、両パネル部の表側が前記突合せ目において段差が付くように組み付けられることを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、アウトステッチによる縫合せ目をより一層リアルに再現できる。
請求項4に記載の発明は、
前記第1パネル部は、前記第2パネル部の基材とは別体の基材と、前記別体の基材の表側に配設されて該第1パネル部の前記突合せ面を形成する表皮材と、前記別体の基材および表皮材の間に配設される弾性体とを備え、
前記第1パネル部の表皮材により形成された突合せ面は、その裏側が前記弾性体により弾力的に支持されていることを要旨とする。
従って、請求項4に係る発明によれば、第1パネル部と第2パネル部とが互いに押付け合った状態で組み付けられると、該第1パネル部の突合せ面が弾性変形しながら第2パネル部の端面に弾力的に当接するので、第1パネル部の突合せ面と第2パネル部の端面との密着度を高めることができる。
本発明に係る車両内装部材によれば、表皮材の縫合せ目にインステッチが視認されないので、それによる車両内装部材の見栄えが悪くなることを防止し得る。
実施例のインストルメントパネルの要部を破断して示す斜視図である。 実施例のインストルメントパネルの概略斜視図である。 図2のIII−III線断面図である。 (a)は、第1表皮片と第2表皮片とを縫い合わせた状態を示す表皮材の部分断面図であり、(b)は、第1表皮片と第2表皮片との重合部を該第1表皮片の裏側へ縫い合わせて、第1表皮片の外面に露出するアウトステッチを設けたことを示す説明図である。 (a)は、縫合表皮材の第1表皮片を基材の第1表皮装着面に装着する状態を示す説明図であり、(b)は、縫合表皮材の第2表皮片を基材の第2表皮装着面に装着する状態を示す説明図である。 (a)は、第1パネル部に第2パネル部を装着する状態を示す説明図であり、(b)は、第1パネル部に第2パネル部を装着した状態を示す説明図である。 1枚の表皮片からなる表皮材を装着した変更例のインストルメントパネルの要部を破断して示す断面図である。 合成樹脂製の表皮材にステッチを設けた従来の車両内装部材の要部を破断して示す斜視図である。
次に、本発明に係る車両内装部材につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。本願は、車両内装部材としてインストルメントパネル、フロアコンソール、ドアトリム、ピラーガーニッシュ等を対象としており、実施例ではインストルメントパネルを例示して説明する。なお実施例では、車両の乗員室前側にインストルメントパネルを設置した状態で、乗員席側(車体後方)をインストルメントパネルの前側、車体前方をインストルメントパネルの後側と指称する。
実施例のインストルメントパネルIPは、図1〜図3に示すように、上部本体30と下部本体20とを上下に組み付けて所要の意匠形状に構成されている。このうち下部本体20は、合成樹脂製の成形部材からなる基材21を主体とし、該基材21の前部に、ステアリングコラムの挿通部22、グローブボックスの設置部23、エアコン操作パネルおよびオーディオユニット等の設置部24が設けられている。なお下部本体20は、基材21が露出した単層構造となっている。
上部本体30は、図2および図3に示すように、下部本体20の上部と連結されると共に後方へ延出する第1パネル部31と、前記第1パネル部31の上面に車幅方向へ延在する設置部35に上方から取り付けられる第2パネル部51とを備えている。第1パネル部31と第2パネル部51とを組み付けて構成される上部本体30は、図2および図3に示すように、乗員室に露出する表側の全面が複数の表皮材で構成されている。
第1パネル部31は、図2および図3に示すように、該第1パネル部31のベースとなる第1基材(基材)32に、該第1基材32の上面前側に左右方向へ延在して設けられた前側表皮部33と、第1基材32の上面後側に左右方向へ延在して設けられた後側表皮部34と、前側表皮部33と後側表皮部34との間で左右方向へ延在して設けられた前記設置部35とを備えている。前側表皮部33は、第1基材32の上面に配設された第1前側表皮材(第1表皮材)36と、該第1基材32と第1前側表皮材36との間に設けられた弾性を有する発泡体(弾性体)37とを有し、第1基材32、発泡体37および第1前側表皮材36により3層構造となっている。後側表皮部34は、第1基材32の外面に貼り込んだ第1後側表皮材38を有し、第1基材32および第1後側表皮材38により2層構造となっている。設置部35は、前記第1基材32が露出した部分で、該第1基材32による単層構造となっている。そして、前側表皮部33における設置部35に臨む端部は、段差状をなす組付段部39と、前側表皮部33の表面と交差するよう延在する前突合せ面(突合せ面)45とが形成されている。また第1前側表皮材36には、エアアウトレットAC1が装着される装着口40が形成されており、第1基材32には、該装着口40と整合する通口41が形成されている。一方、後側表皮部34における設置部35に臨む端部は、後側表皮部34の表面と交差するよう延在する後突合せ面46が形成されている。そして、第1後側表皮材38には、エアアウトレットAC2が装着される装着口42が形成されており、第1基材32には、該装着口42と整合する通口43が形成されている。
前記第1基材32は、図示しないインジェクション成形型により、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)等の樹脂素材からインジェクション成形された板状成形部材である。また、第1基材32の前記設置部35に臨む部位には、第2パネル部51を第1パネル部31へ固定する固定ネジ59が挿通する挿通孔44が形成されている。
前記第1前側表皮材36および第1後側表皮材38は、真空成形型により樹脂シート材を真空成形したもの、パウダースラッシュ成形型により樹脂粉末をパウダースラッシュ成形したもの、またはスプレー成形型によりウレタンをスプレー成形したものであり、各々の成形型の成形面の形状・模様が転写再現されて所要形状に形成されている。従って、第1前側表皮材36に形成された装着口40の外周縁および第1後側表皮材38に形成された装着口42の外周縁は、各々の成形型の成形面の形状が転写されてエッジが効いて角張っている。また、第1前側表皮材36に形成された前記前突合せ面45の外縁や、第1後側表皮材38に形成された前記後突合せ面46の外縁も、エッジが効いて角張っている。
前記第1前側表皮材36は、図示しない発泡成形型により、該第1前側表皮材36と第1基材32との間で前記発泡体37を発泡成形する際に、該発泡体37を介して第1基材32の表側に配設される。また第1後側表皮材38は、第1基材32を成形した後の工程において、該第1基材32に貼り込んで装着される。
第2パネル部51は、図1〜図3に示すように、板状に第1基材32とは別体に形成された第2基材52と、この第2基材52の表側および端縁部に貼り込んで装着される縫合表皮材53とを備えている。第2基材52は、図示しないインジェクション成形型により、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)等の樹脂素材からインジェクション成形されたものである。第2基材52は、その上面が第1表皮装着面54、第1パネル部31の前突合せ面45に臨む前側の端縁部が第2表皮装着面55、第1パネル部31の後突合せ面46に臨む後側の端縁部および左右の各端縁部が第3表皮装着面56となっている。そして、第1表皮装着面54と第2表皮装着面55との境界には、前側の端縁部に沿って左右方向へ延在する凹部57が形成されている。この凹部57は、第1表皮装着面54から凹むと共に第2表皮装着面55からも凹むように形成され、該第1表皮装着面54および該第2表皮装着面55の両方へ開口している。また、第2基材52の前記設置部35に臨む下面には、前記第1基材32に設けた各挿通孔44に整合するボス58が下方へ突出した状態に形成されている。このボス58には、固定ネジ59がねじ込まれる孔が形成されている。なお、図5(a)に示すように、前記凹部57の第1表皮装着面54から凹み量Hが、第1表皮片61および第2表皮片62が重なり合った重合部63(後述)の厚みDと同じに設定されており、凹部57に対して重合部63が収容されるようになっている。
前記縫合表皮材53は、図1および図4に示すように、折り曲げ可能な柔軟性を有する第1表皮片61と、同じく折り曲げ可能な柔軟性を有する第2表皮片62とを縫い合わせて1枚に構成したものである。第1表皮片61は、第2基材52の第1表皮装着面54および第3表皮装着面56を被覆し得る形状に形成され、該第1表皮装着面54および第3表皮装着面56に装着される。また第2表皮片62は、第2基材52の第2表皮装着面55を被覆し得る形状、サイズに形成され、該第2表皮装着面55に装着される。
縫合表皮材53は、予め所要形状、サイズに形成された前記第1表皮片61および第2表皮片62を準備したもとで、図4に示す工程により形成される。先ず、図4(a)に示すように、第1表皮片61と第2表皮片62とを、端部61A,62Aを整合させながら互いの表面側を突き合わせ、両表皮片61,62が突き合わされた重合部63の端部61A,62Aから所要距離離間した位置を、糸W1で該端部61A,62Aに沿って縫い合わせる。次に、図4(b)に示すように、糸W1により形成したインステッチS1で、重合部63に重なるように第1表皮片61を折り返して、該第1表皮片61と重合部63とからなる3層部分を糸W2で縫い合わせる。従って、糸W2により形成されたアウトステッチS2は、インステッチS1で折り返された第1表皮片61の折り返し部65から所要距離離間した位置で、該インステッチS1および折り返し部65に沿って該第1表皮片61の表面に露出した状態で設けられる。なお糸W1,W2は、上糸および下糸から構成されている。
第1表皮片61および第2表皮片62を縫い合わせて形成された縫合表皮材53は、図5に示す工程により、第2基材52に装着される。先ず、図5(a)に示すように、重合部63を、第2表皮片62を下にした向きで第2基材52に設けた前記凹部57に整合させて収容したもとで、第1表皮片61を該第2基材52の第1表皮装着面54に貼り込む。また第1表皮片61は、第3表皮装着面56に貼り込むと共に第2基材52の裏面へ巻き込んで、第2基材52に装着する(図2)。次に、図5(b)に示すように、インステッチS1で第2表皮片62を第2基材52の第2表皮装着面55側へ折り返し、該折り返しにより設けられた巻き掛け部66を、該第2表皮装着面55へ貼り込む。また、巻き掛け部66の第2表皮装着面55から延出した部分は、第2基材52の裏側へ巻き込んで、該第2基材52の裏面に貼り付ける。
従って第2パネル部51は、図1、図5(b)および図6(a)に示すように、アウトステッチS2が該第2パネル部51の表面に位置すると共に、第1表皮片61と第2表皮片62の縫合せ目64が、該第2パネル部51における表面と交差するよう延在する前側の端面に位置した構成となっている。すなわち、アウトステッチS2は第2パネル部51の表面側から視認可能であり、第1表皮片61と第2表皮片62との縫合せ目64は第2パネル部51の表面側からは視認されないようになっている。なお、縫合せ目64が第2パネル部51の端面に位置していることで、第1表皮片61の折り返し部65も該第2パネル部51の端面に位置し、かつ該折り返し部65の表面と第2表皮片62の表面とが略一致している。
前述のように形成された第2パネル部51は、図6(a)に示すように、第1パネル部31の設置部35に対して表側から取り付けられる。そして、第1基材32の各挿通孔44に整合した第2基材52の各ボス58に対し、該第1基材32の裏側から固定ネジ59をねじ込むことで、第2パネル部51は組付段部39に当接した状態で第1パネル部31に固定される(図2)。これにより、実施例のインストルメントパネルIPは、図2および図3に示すように、上部本体30の乗員室内へ露出する表側が、第1前側表皮材36、第1後側表皮材38および縫合表皮材53で構成される。
そして、第1パネル部31および第2パネル部51は、図1、図3および図6(b)に示すように、第1パネル部31の前突合せ面45と第2パネル部51の前側の端面(第1表皮片61の折り返し部65および第2表皮片62)とが、互いに押付け合った突合せ状態で組み付けられるように構成されている。同様に、第1パネル部31および第2パネル部51は、第1パネル部31の後突合せ面46と第2パネル部51の後側の端面とが、互いに押付け合った突き合わせ状態で組み付けられるようになっている。しかも、第1パネル部31の前突合せ面45は、第1基材32と前側表皮部33との間に設けた発泡体37で裏側から弾力的に支持されているので、第2パネル部51の前側の端面が押付けられると弾性変形が可能となっている。従って、第1パネル部31の前突合せ面45と第2パネル部51の前側の端面とが密着的に当接するから、第1パネル部31と第2パネル部51との突合せ目70に隙間が形成されず、縫合表皮材53の第1表皮片61と第2表皮片62との縫合せ目64は第1パネル部31により塞がれるように構成されている。
更に、実施例のインストルメントパネルIPは、図1および図3に示すように、第2パネル部51が第1パネル部31の設置部35に固定された状態で、該第2パネル部51の表側が、第1パネル部31の前側表皮部33の表側および後側表皮部34の表側より突出して、第1パネル部31と第2パネル部51との突合せ目70に段差が付くように構成されている。第1パネル部31と第2パネル部51との段差は、最大で第1表皮片61の厚みと同程度となるように設定されている。従って、第1パネル部31の表側と第2パネル部51の表側との間で段差が付くように設定されていても、前側表皮部33の前突合せ面45は縫合表皮材53の折返し部65に当接している。
従って、実施例のインストルメントパネルIPは、第1パネル部31に第2パネル部51を装着することで、第2パネル部51の縫合表皮材53における第1表皮片61および第2表皮片62の縫合せ目64が、第1パネル部31の前側表皮部33で隠される。従って、第1表皮片61と第2表皮片62との縫合せ目64がインストルメントパネルIPの表側から視認されないから、該インストルメントパネルIPの見栄えが良くなる。また、縫合せ目64に塵埃やゴミが入り込むことがないから、インストルメントパネルIPの質感低下も発生しない。更に、第2基材52に縫合表皮材53を装着する際に、第1表皮片61と第2表皮片62の縫合せ目64が広がったとしても、広がった該縫合せ目64がインストルメントパネルIPの表側に露出しないから、インストルメントパネルIPの質感が低下しない。
また、第1パネル部31の前突合せ面45と第2パネル部51の折り返し部65(前側の端面)とが、段差が付いた状態で隙間なく当接すると共に、第1パネル部31と第2パネル部51との突合せ目70に沿って前記アウトステッチS2が延在しているので、該突合せ目70が第1前側表皮材36と縫合表皮材53の第1表皮片61との擬似的な「縫合せ目」となる。すなわち、第1パネル部31の第1前側表皮材36と、第2パネル部51の縫合表皮材53における第1表皮片61とを、アウトステッチS2で縫い合わせたように見せることができる。しかも、第1パネル部31の表側と第2パネル部51の表側とに段差をつけることで、第1前側表皮材36が第1表皮片61の下側へ沈み込んだように見えるから、アウトステッチS2による縫い合わせをより一層リアルに再現できる。そしてアウトステッチS2は、柔軟性を有する第1表皮片61と、該第1表皮片61および柔軟性を有する第2表皮片62が重なった重合部63との3枚を縫い合わせるものであるから、アウトステッチS2を形成する糸W2が第1表皮片61の表面に沈み込むようになり、本革を縫い合わせた場合と同等の柔らかさや風合いが再現される。すなわち、第1前側表皮材36、第1後側表皮材38および縫合表皮材53が安価に製造できる合成樹脂製であっても、アウトステッチS2を設けたことで本革製の表皮材と同等の質感が得ることが可能であり、製造コストを抑えながらインストルメントパネルIPの質感向上を図り得る。
更に、第1パネル部31の第1前側表皮材36は、真空(圧空)成形されたもの、パウダースラッシュ成形されたもの、スプレー成形されたもの等、形状再現性の高いものが採用可能で、かつ成形型により第1基材32に正確に装着することができる。従って、前突合せ面45の形状を、第2パネル部51の折り返し部65に当接する形状に正確に形成することができる。
そして、第1パネル部31に設けた前突合せ面45および第2パネル部51の前側の端面に設けた折り返し部65は、前側表皮部33の形状および第2パネル部51の形状を変更することで上部本体30の適宜部位に設定することが可能であるから、アウトステッチS2の形成位置および突合せ目70の位置を、インストルメントパネルIPのデザインに基づいて多様に設定することができる。しかも、第1パネル部31の第1前側表皮材36と第2パネル部51の縫合表皮材53とが分離した別部材であるから、第1前側表皮材36に形成した前突合せ面45の延在ラインおよび第2パネル部51の前側の端面の延在ラインを、曲率の大きい湾曲状やスプライン曲線状等としても、第1前側表皮材36と縫合表皮材53に弛みや突張りが発生しない。従って、第1前側表皮材36と縫合表皮材53との疑似的な縫合せ目となる突合せ目70を、曲率の大きい湾曲状やスプライン曲線状等に自由に設定できるから、車両内装部材IPのデザインを更なる多様化を図り得る。
(変更例)
(1)実施例では、別体に形成された2枚の表皮片(第1表皮片61および第2表皮片62)からなる縫合表皮材53を例示したが、縫合表皮材53は、図7に示すように、1枚の表皮片の適宜部位を折り返して第1表皮片61および第2表皮片62としてもよい。すなわち、1枚の表皮片からなる縫合表皮材53は、折り返した部分を挟む第1表皮片61および第2表皮片62の突き合わせた重合部63を糸W1で縫い合わせてインステッチS1を設け、第1表皮片61と重合部63とを重ねて糸W2によりアウトステッチS2を設けることで、前記実施例の縫合表皮材53と同じ形状に形成される。
(2)実施例では、第2パネル部51の第2基材52を板状とした場合を例示したが、該第2基材52は板状に限定されるものではない。
(3)実施例では、シングルタイプのアウトステッチS2を例示したが、このアウトステッチS2は、ダブルステッチや様々な模様のものが実施可能である。
(4)実施例では、第1表皮片61と第2表皮片62とを略同じ厚みのもので例示したが、第1表皮片61と第2表皮片62とは異なる厚みのものであってもよい。また、第1表皮片61と第2表皮片62とは、材質や物性が異なるものであってもよい。
(5)実施例では、第1パネル部31の前側表皮部33を発泡体37を有する3層構造として例示したが、この前側表皮部33は前記後側表皮部34のように発泡体37を有さない2層構造としてもよい。また、第1パネル部31の後側表皮部34は、前側表皮部33のように発泡体37を有する3層構造であってもよい。なお実施例では、前側表皮部33における第1基材32と第1前側表皮材36との間に、弾性体として発泡成形した発泡体37を配設した構成を例示したが、この弾性体はウレタンやゴム等の弾性を有するものに代替し得る。
(6)実施例では、第2パネル部51における前側表皮部33に突き合わされる前側の端面に沿ってアウトステッチS2を設けた場合を例示したが、第2パネル部51における後側表皮部34に突き合わされる後側の端面に沿ってアウトステッチS2を設けて、第1後側表皮材38と縫合表皮材53の第1表皮片61とをアウトステッチS2で縫い合わせたように見せることもできる。
(7)第2パネル部51の縫合表皮材53における折り返し部65は、第1パネル部31の前突合せ面45に対し、当接せずに微小な隙間を以て突き合わせた状態としても、縫合表皮材53の縫合せ目64を隠すことは可能である。
(8)第1パネル部31の前側表皮部33および後側表皮部34は、前記第1基材32のみからなる該第1基材32がインストルメントパネルIPの表側に露出する構造として、第1基材32の表側を、第1前側表皮材36および第1後側表皮材38の表面と同じ模様を付すようにしても、前記突合せ目70を擬似的な縫合せ目と見せることが可能である。
(9)実施例では、第1パネル部31における前側表皮部33と後側表皮部34との間に設けた設置部35に第2パネル部51を組み付ける構成とされて、第1パネル部31に設けた突合せ面45が前側表皮部33の設置部35側に位置する形態を例示したが、第1パネル部31と第2パネル部51との組付け態様はこれに限定されない。例えば、第1パネル部31における表面と交差するよう延在する端面に突合せ面45が設けられ、第1パネル部31と第2パネル部51とが互いの端面で突き合わされる組み付けられる形態であってもよい。このような組付け形態であっても、第2パネル部51の端面に位置する縫合せ目64を、突き合わせた第1パネル部31の端面に設けた突合せ面45で塞ぐことができると共に、第1パネル部31と第2パネル部51との端面に位置する突合せ目70に沿ってアウトステッチS2が延在するよう構成することができる。
31 第1パネル部,32 第1基材(基材),36 第1前側表皮材(表皮材)
37 発泡体(弾性体),45 前突合せ面(突合せ面),51 第2パネル部
52 第2基材(別体の基材),53 縫合表皮材,57 凹部,61 第1表皮片
62 第2表皮片,63 重合部,64 縫合せ目,65 折り返し部
66 巻き掛け部,70 突合せ目,S1 インステッチ,S2 アウトステッチ
W1 糸,W2 糸

Claims (4)

  1. 別体に形成された第1パネル部および第2パネル部を有し、第1パネル部における表面と交差するよう延在する突合せ面および該第2パネル部における表面と交差するよう延在する端面を互いに突き合わせて両パネル部が組み付けられる車両内装部材において、
    前記第2パネル部は、
    表側から凹むように形成された凹部を、前記第1パネル部の突合せ面に臨む端縁部に設けた基材と、
    折り曲げ可能な柔軟性を有する第1表皮片および第2表皮片を縫合して構成され、前記基材の表側から前記端縁部にかけて設けられた縫合表皮材とを備え、
    前記縫合表皮材は、
    前記第1表皮片および第2表皮片を互いに面で突き合わせて構成される重合部を、糸で縫い合わせて形成されるインステッチと、
    前記凹部に収容した前記重合部に重なるように前記インステッチで折り返して前記基材の表側に沿って設けられる前記第1表皮片および該重合部を、該インステッチに沿って糸で縫い合わせて該第1表皮片の表側に臨むように形成したアウトステッチと、
    前記第2表皮片を前記インステッチで前記基材の端縁部に沿って折り返して設けられ、該基材に固定される巻き掛け部とを備え、
    前記第2パネル部の端面に臨む重合部に形成された第1表皮片と第2表皮片との縫合せ目を、突き合わせた前記第1パネル部の突合せ面で塞ぐと共に、第1パネル部と第2パネル部との突合せ目に沿って前記アウトステッチが延在するよう構成した
    ことを特徴とする車両内装部材。
  2. 前記第1パネル部および第2パネル部は、前記突合せ面と端面とを互いに押付け合った状態で組み付けられる請求項1記載の車両内装部材。
  3. 前記第1パネル部および第2パネル部は、両パネル部の表側が前記突合せ目において段差が付くように組み付けられる請求項1または2記載の車両内装部材。
  4. 前記第1パネル部は、前記第2パネル部の基材とは別体の基材と、前記別体の基材の表側に配設されて該第1パネル部の前記突合せ面を形成する表皮材と、前記別体の基材および表皮材の間に配設される弾性体とを備え、
    前記第1パネル部の表皮材により形成された突合せ面は、その裏側が前記弾性体により弾力的に支持されている請求項1〜3の何れか一項に記載の車両内装部材。
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