JP2012240049A - 溶接トーチ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電極棒2が断面円形の丸棒から形成され、電極棒2の一部が切削されて形成された加工部位2aと当該加工部位2aに当接する絶縁材3の当接部位3aとからなる電極棒回転防止機構10を備える。
【選択図】図1
Description
この多電極方式の溶接トーチは、特許文献1に示すように、絶縁材を挟んで対向配置される一対の電極棒と、これらの電極棒を固定するコレット等の囲繞体とを備えて構成されている。
そして、特許文献1においては、より狭い開先の溶接を行うために、電極棒を薄い板状とすると共に、電極棒の先端を尖らせた形状を採用している。
ところが、電極棒は、タングステン材料で形成されていることから、加工が難しく、薄い板状とすることが困難である。このため、電極棒の製造コストが増大してしまう。
よって、より安価な電極棒が使用できる多電極方式の溶接トーチを製造することが望まれる。
そこで、安価な電極棒が使用できる多電極方式の溶接トーチを製造する場合であっても、電極棒が先端側から見て回転することがないように固定されるように考慮する必要がある。
なお、電極棒回転防止機構を形成するために必要とされる電極棒に対する加工は、一部分に対する加工である。このため、当該加工による製造コストの上昇は、板状の電極棒を製造する場合と比べれば僅かである。
図1は、TIG溶接に用いられる本実施形態の溶接トーチ1の概略構成図である。なお、図1において、(a)が中心軸L方向に沿った面での断面図であり、(b)が(a)のN−N断面図である。
この電極棒2は、本実施形態の溶接トーチ1では、絶縁材3を挟んで2つが対向配置されている。つまり、本実施形態の溶接トーチ1は、絶縁材3を挟んで配置される一対の電極棒2を備えている。
そして、電極棒2の先端側は、図1(a)に示すように、尖っており、その最先端が中心軸L側に偏って配置されている。
そして、電極棒2は、平面部位2aを絶縁材3側に向け、平面部位2aが絶縁材3と接触するように配置されている。
図1(b)に示すように、絶縁材3は、断面がI型となるように形状設定されている。
そして、絶縁材3は、電極棒2の平面部位2aに当接する当接部位が、電極棒2の平面部位2aと面接触する平面部位3a(第2平面部位)とされている。
つまり、電極棒回転防止機構10は、電極棒2の一部が切削されて形成された加工部位(平面部位2a)と当該加工部位に当接する絶縁材3の当接部位(平面部位3a)とからなる。
なお、このような電極棒回転防止機構10においては、電極棒2の平面部位2aと絶縁材3の平面部位3aとが面接触していることから、電極棒2が回転しようとした際に、電極棒2が絶縁材3に対して回転方向に滑ることが防止され、これによって電極棒2の回転が防止される。
本実施形態の溶接トーチ1によれば、電極棒2が断面円形の丸棒から形成されている。つまり、本実施形態において電極棒2は、製造技術が確立されていることから安価に製造することができるタングステン材料からなる断面円形の丸棒から形成されている。
特に、本実施形態の溶接トーチ1において平面部位2aは、電極棒2の周縁を当該電極棒2の軸と平行な面で切断することによって得られる。このため、簡素なすなわち安価な加工で電極棒回転防止機構10を形成することができる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、電極棒回転防止機構10が、他の形態を採ることも可能である。
図2(a)においては、電極棒回転防止機構10Aが、電極棒2の一部に設けられた溝部位2bと、絶縁材3に設けられると共に電極棒2の溝部位2bに嵌合する突起部位3bとによって構成されている。
つまり、図2(a)に示す変形例は、本発明における電極棒の加工部位が電極棒2の溝部位2bとされ、絶縁材の当接部位が突起部位3bとされた構成を有している。
このような電極棒回転防止機構10Aによれば、電極棒2の溝部位2bと絶縁材3の突起部位3bとが嵌合していることから、電極棒2が回転しようとした際に、電極棒2が絶縁材3に対して回転方向に滑ることが防止され、これによって電極棒2の回転を防止することができる。
つまり、図2(b)に示す変形例は、本発明における電極棒の加工部位が電極棒2の溝部位2cとされ、囲繞体の当接部位がスリーブ7の突起部位7aとされた構成を有している。
このような電極棒回転防止機構10Bによれば、電極棒2の溝部位2cとスリーブ7の突起部位7aとが嵌合していることから、電極棒2が回転しようとした際に、電極棒2がスリーブ7に対して回転方向に滑ることが防止され、これによって電極棒2の回転を防止することができる。
つまり、図2(c)に示す変形例は、本発明における電極棒の加工部位が電極棒2の平面部位2dとされ、囲繞体の当接部位がスリーブ7の平面部位7bとされた構成を有している。
このような電極棒回転防止機構10Cによれば、電極棒2の平面部位2dとスリーブ7の平面部位7bとが面接触していることから、電極棒2が回転しようとした際に、電極棒2がスリーブ7に対して回転方向に滑ることが防止され、これによって電極棒2の回転が防止される。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、コレット4やケーシング5を本発明の囲繞体として捉え、コレット4やケーシング5と電極棒2との当接領域に1つ電極棒回転防止機構を形成することによって、複数の電極棒回転防止機構を備える構成を採用することも可能である。
Claims (3)
- 絶縁材を挟んで配置される一対の電極棒と、当該電極棒の先端側から見て前記電極棒を囲繞する囲繞体とを備える溶接トーチであって、
前記電極棒が断面円形の丸棒から形成され、
前記電極棒の一部が切削されて形成された加工部位と当該加工部位に当接する前記絶縁材あるいは前記囲繞体の当接部位とからなる電極棒回転防止機構を備える
ことを特徴とする溶接トーチ。 - 前記加工部位は、前記電極棒の一部を当該電極棒の軸と平行な面で切断することによって得られる第1平面部位であり、
前記当接部位は、前記電極棒の加工部位と面接触する第2平面部位である
ことを特徴とする請求項1記載の溶接トーチ。 - 前記加工部位は、前記電極棒の一部に設けられた溝部位であり、
前記当接部位は、前記溝部位に嵌合される突起部位である
ことを特徴とする請求項1記載の溶接トーチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011108722A JP2012240049A (ja) | 2011-05-13 | 2011-05-13 | 溶接トーチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011108722A JP2012240049A (ja) | 2011-05-13 | 2011-05-13 | 溶接トーチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012240049A true JP2012240049A (ja) | 2012-12-10 |
Family
ID=47462297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011108722A Pending JP2012240049A (ja) | 2011-05-13 | 2011-05-13 | 溶接トーチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012240049A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015081643A1 (zh) * | 2013-12-03 | 2015-06-11 | 广州微点焊设备有限公司 | 带切线刀的平行电极焊头及其制备方法 |
JP2015128790A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-07-16 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | 複数電極の溶接トーチ |
Citations (4)
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-
2011
- 2011-05-13 JP JP2011108722A patent/JP2012240049A/ja active Pending
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