JP2012235543A - 配線ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルの結束保持をも含めたケーブルの結線箇所全体のスペースを小さくすることができ、また、ケーブルの結線部からケーブルの結束保持位置までの間のケーブルに干渉物が引掛かって結線部が引張られるのを確実に防止できる配線ボックスを提供する。
【解決手段】側壁2に、収容空間5内にケーブルを引き込むための引込口6と、引込口6の近傍に設けられ、収容空間5内に引き込まれたケーブルを結束保持する結束線31が固定される結束線固定部21とを備えた。結束線固定部21は、結束線31が配線ボックス1の前面側から挿通される挿通部22と、湾曲して形成され、挿通部22に挿通された結束線31を引込口6に沿って案内する案内部23とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部にケーブルの結線部を収容する配線ボックスに関するものである。
造営材である建物の壁面や天井面等に沿ってケーブルが布設される布設路には適宜間隔をおいてケーブルの結線部を収容する配線ボックスが設置されている。この配線ボックスはケーブルの布設作業などにおいてケーブルが引張られたときに、内部のケーブルの結線部が強く引張られて断線することがあるため、図7に示すように、配線ボックス51の設置箇所周辺の壁面43にステップル52を打ち込んでケーブル41を一定位置に保持し、ケーブル41の結線部42が引張られないようにしている。
ところで、配線ボックス51の側壁2に設けられた、ケーブル41を配線ボックス51内に引込むための引込口6は、建物の壁面43からは所定距離壁表側に突出した位置にあることから、引込口6と建物の壁面43との間に高低差を生じている。このため、ステップル52を配線ボックス51の引込口6に極く近い位置で建物の壁面43に打ち込んで固定すると、ケーブル41は引込口6と建物の壁面43との間で急激に折れ曲がる。その結果、ケーブル41の被覆層に亀裂が生じたり、ケーブル41が断線する恐れが生ずる。そこで、引用文献1、引用文献2等にも記載されているように、ステップル52は配線ボックス51の引込口6から所定距離布設方向に離間した位置で壁面43に固定されている。これにより、ケーブル41は配線ボックス51の引込口6と壁面43との間において緩やかに傾斜した状態で配線されるため、急激な折れ曲がりによるケーブル41の被覆層の亀裂やケーブル41の断線が防止される。
実開平3−91013号公報 特開平8−98370号公報
しかし、従来の配線ボックス51のように、引込口6から建物の壁面43におけるステップル52の固定位置までの距離が長いと、その分、ステップル52によるケーブル41の結束保持をも含めた配線ボックス51の設置箇所には全体として大きなスペースが必要となる。
また、配線ボックス51の引込口6から建物の壁面43におけるステップル52の固定位置までの距離が長いと、引込口6からステップル52までの間のケーブル41に何らかの干渉物が引掛かってケーブル41が強く引張られることも起こり得る。その場合、配線ボックス51内の結線部42には無理な引張力が加わって結線部42が断線する恐れも生ずる。
そこで、本発明は、ケーブルの結束保持をも含めたケーブルの結線箇所全体のスペースを小さくすることができ、また、ケーブルの結線部からケーブルの結束保持位置までの間のケーブルに干渉物が引掛かって結線部が引張られるのを確実に防止できる配線ボックスの提供を課題とするものである。
請求項1の配線ボックスは、側壁及び底壁からなる周壁に囲まれ前面に開口を有するとともに、内部にケーブルの結線部を収容する収容空間を備えたものであって、前記側壁は、前記収容空間内に前記ケーブルを引き込むための引込口と、該引込口の近傍に設けられ、前記収容空間内に引き込まれた前記ケーブルを結束保持する結束線が固定される結束線固定部とを備えている。これにより、ケーブルは、配線ボックスの引込口の近傍において結束保持される。
請求項2の配線ボックスは、特に、結束線固定部が、結束線が挿通される挿通部と、該挿通部に挿通された結束線を引込口に沿って案内する案内部とを備えてなる。
請求項3の配線ボックスは、挿通部が、前面側から結束線を挿通可能に形成され、案内部が、前面側から挿通された結束線を底壁に沿う方向に案内すべく湾曲して形成されている。
請求項4の配線ボックスは、案内部が、案内されて湾曲する結束線の外部側のみに形成されたものである。
請求項5の配線ボックスは、挿通部が、結束線により結束されたケーブルの外面が同一平面上で当接する当接部を備えている。
請求項6の配線ボックスは、案内部が、底壁と同一平面位置まで延設され、造営材に固定するための固定材が挿通される貫通孔を備えている。
請求項1の発明は、ケーブルの結束線が固定される結束線固定部が配線ボックスの側壁の引込口の近傍に設けられているから、ケーブルの布設作業などにおいてケーブルが引張られたときに配線ボックス内のケーブルの結線部に引張力が加わるのを防止できる。これにより、結線部が引張られて断線するのを防止することができる。
そして、特に、結束線固定部は配線ボックスの引込口の近傍に設けられ、配線ボックスの収容空間内に引き込まれたケーブルは引込口の近傍で結束保持されるので、ケーブルの結束保持をも含めた配線ボックスの設置箇所全体のスペースを小さくすることができる。したがって、狭い空間においても配線ボックスを設置し、ケーブルを結束保持することができる。
また、結束線固定部が配線ボックスの引込口の近傍に設けられていることにより、配線ボックス内の結線部からケーブルの結束保持位置までの間でケーブルに干渉物が引掛かることがないから、干渉物の引掛かりによって配線ボックス内の結線部が引張られて断線するのを確実に防止できる。
請求項2の発明は、特に、結束線固定部が、結束線が挿通される挿通部と、結束線を引込口に沿って案内する案内部とを備えてなるから、結束線を挿通部に挿通し押し込むだけで、結束線は案内部で案内されて引込口に沿って移動し、自ずとケーブルを結束する方向に曲げられる。したがって、配線ボックスが狭い箇所で造営材に設置されている場合でも、ケーブルを引込口の近傍に結束保持する作業を円滑かつ楽に行なうことができる。
請求項3の発明は、挿通部が前面側から結束線を挿通可能に形成され、案内部が結束線を底壁に沿う方向に案内すべく湾曲して形成されているから、請求項2と同様に、狭いスペースにおいても、円滑かつ楽にケーブルを引込口の近傍に結束保持させることができる。
請求項4の発明は、案内部が、案内されて湾曲する結束線の外部側のみに形成されているから、ケーブルの外周面のほぼ全体を直接結束線で結束することができ、ケーブルを強固に結束することができる。
請求項5の発明は、挿通部が、結束されたケーブルの外面が同一平面上で当接する当接部を備えているから、引込口の近傍でケーブルを直線状態で引き出して安定して結束できるとともに、挿通部の一部が引込口の開口に張り出さないため、ケーブルを引込口に円滑に挿通させることができる。
請求項6の発明は、案内部が底壁と同一平面位置まで延設され、造営材に固定するための貫通孔を備えているから、この案内部を利用して配線ボックスを造営材に固定することもできる。
本発明の実施形態の配線ボックスを示す斜視図である。 図1の配線ボックスを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 ケーブルを図1の配線ボックスの引込口の近傍で結束保持する方法を示す説明図である。 ケーブルを図1の配線ボックスの引込口の近傍で結束保持した状態を示す正面図である。 本発明の変形例の配線ボックスの要部を示す斜視図である。 本発明の別の変形例の配線ボックスを示す斜視図である。 従来の配線ボックスにおけるケーブルの結束保持状態を示す一部破断平面図である。
以下、本発明の実施形態の配線ボックスを図に基づいて説明する。
図1及び図2において、配線ボックス1は、側壁2及び底壁3からなる周壁に囲まれた箱体形状をなし、前面に開口4を有し、内部にケーブル41の結線部42を収容する収容空間5を備え、造営材である建物の壁面43や柱面に設置される。配線ボックス1は、各側壁2に、収容空間5内にケーブル41を引き込むための引込口6を備えている。そして、配線ボックス1の側壁2の外面において3箇所の引込口6の近傍には、それぞれ、収容空間5内に引き込まれたケーブル41を結束保持する結束線31が固定される結束線固定部21が設けられている。
配線ボックス1は底壁3に設けられた貫通孔7にビス等の固定材を挿通し、これを建物の壁面43に螺着することにより該壁面43に設置固定することができる。また、1面の側壁2には、両側方に突出する一対の取着板部8,8が延設され、各取着板部8の略中央部にはビス等の固定材を挿通可能な長孔9が設けられており、この1箇所の側壁2を間柱等に当接させ、長孔9にビスを挿通し螺着することにより、この1面の側壁2において配線ボックス1を間柱等に設置固定することもできる。なお、この側壁2において固定する場合、この1面の側壁2に設けられた引込口6は不要となり、当初よりこの引込口6は設けないものとすることもできる。配線ボックス1の開口4の周縁の4箇所には、ボス孔10が設けられており、このボス孔10にビスを螺着することにより、開口4に前面側から蓋体や塗代カバー等を取付けることができるようになっている。配線ボックス1は、合成樹脂材、金属材等で形成されている。
なお、引込口6は、4隅に円弧を有する四角孔形状に形成されている他、円管状のコネクタが取付けられることがあることから、引込口6の周辺には、コネクタの外周円において引込口6の四角孔からはみ出した部分に僅かな深さの弦状の凹部11が形成されている。これにより、引込口6にコネクタが取付けられたとき、コネクタの高さ方向の一部は凹部11内に収められ、コネクタは位置ずれすることなく一定位置に保持される。
次に、前記引込口6の近傍に設けられた結束線固定部21は、本発明の特徴であり、結束線31が挿通される挿通部22と、挿通部22に挿通された結束線31を側壁2の引込口6に沿って案内する案内部23とを備えてなる。挿通部22は、略四角枠板状をなし、一側面が配線ボックス1の側壁2に接合されているとともに、挿通開口24が配線ボックス1の前面側即ち開口4を有する側に臨み、結束線31を前面側から挿通できるようになっている。また、挿通部22における引込口6の周縁面と連通する側面25は、引込口6の周縁面と同一平面上に形成されており、結束線31により結束されたケーブル41の外面が引込口6の近傍において挿通部22の側面25と同一平面上で当接するようになっている。この挿通部22における引込口6の周縁面と連通する側面25は、請求項の当接部に相当する。
次に、案内部23は、挿通部22における引込口6側の側面25と反対側の側面26から引込口6の周縁に沿って延出し、前面側から挿通された結束線31を底壁3に沿う方向に案内すべく湾曲して形成されている。案内部23は、結束線31の幅より僅かに大きい一定幅に形成されている。そして、案内部23は、挿通部22における前記側面26からのみ延出し、案内されて湾曲する結束線31の外部側のみに形成されている。ここで、結束線31の外部側とは、湾曲している結束線31の凸となっている膨出側をいう。そして、案内部23は、挿通部22からは底壁3と同一平面の位置まで延設されている。案内部23は、このようにして、側壁2の壁面において引込口6の周縁から離間した位置に形成されており、引込口6の周縁と案内部23との間には結束線31を挿通可能な空間が形成されている。更に、案内部23における延設部分の端部には配線ボックス1を造営材である建物の壁面43や間柱面等に固定するためのビス等の固定材が挿通される貫通孔27が設けられている。また、案内部23の側縁の1箇所には、小さい突起28が立設されている。この突起28は、挿通部22から挿通された結束線31が案内部23において側方にはみ出して外れるのを防止するものである。
一方、ケーブル41を結束保持する結束線31は、合成樹脂製で、図1に示すように、帯板状に形成されてケーブル41に巻付けられる帯板部32と、四角枠板状に形成され、ケーブル41に巻回した後の帯板部32の端部を抜け止め状態に係止して結束固定する結束固定部33とを備えてなり、所定の弾性及び剛性を有している。帯板部32には幅方向に向かう一定の鈎状断面を有する係止突条34が長手方向に所定間隔をおいて鋸歯状に多数形成されており、帯板部32をケーブル41に巻付けた後、この帯板部32を結束固定部33に挿通することにより、帯板部32は抜け止め状態で結束固定部33に係止固定され、ケーブル41は結束保持される。
次に、このように構成された本実施形態の配線ボックス1において、内部の収容空間5に収容されたケーブル41を引込口6の近傍に結束保持する方法を図3に基づいて説明する。
最初に、配線ボックス1の3箇所の引込口6から複数のケーブル41を収容空間5内に挿入し、図4に示すように、収容空間5内においてケーブル41相互を結線部42で結線する。
収容空間5内でケーブル41相互を結線したら、図3(a)に示すように、配線ボックス1の前面側から結束線31を結束線固定部21の挿通部22に挿通し、そのまま結束線31を押し込んでいく。すると、結束線31は、所定の弾性及び剛性を有するので、自然と結束線固定部21の案内部23上を摺動しつつ案内されて引込口6に沿って湾曲し、図3(b)に示すように、先端部は底壁3に沿う位置に達する。このとき、案内部23は側壁2の壁面において引込口6の周縁から離間した位置に形成されているため、引込口6に引き込まれたケーブル41に引掛かることなく結束線31を案内部23に沿って案内することができる。その後、引き続き結束線31を押し込んでから、結束線31の帯板部32の先端部を把持して、図3(c)に示すように、結束線31を四角枠板状の結束固定部33内に挿通し、反対側から帯板部32を引張り出す。これにより、帯板部32は抜け止め状態で結束固定部33に係止固定され、ケーブル41は結束線31の帯板部32によって強固に締付けられ、結束保持される。以上の結果、ケーブル41は配線ボックス1の引込口6の近傍である結束線固定部21の挿通部22の位置で結束保持される。これを3箇所の結束線固定部21について行なう。以上によりケーブル41を結束保持した後の状態を図4に示す。
次に、本実施形態の配線ボックス1の作用を説明する。
配線ボックス1の収容空間5内に引き込まれたケーブル41は結束線固定部21に固定される結束線31によって結束保持されるので、ケーブル41の布設作業などにおいてケーブル41が引張られても配線ボックス1内のケーブル41の結線部42に引張力が加わるのが防止される。これにより、ケーブル41の結線部42が引張られて断線するのが防止される。
特に、結束線31が固定される結束線固定部21は、配線ボックス1の引込口6の近傍に設けられ、配線ボックス1自体に設けられているから、ケーブル41を造営材である建物の壁面43等に結束保持するためのスペースは特には必要としない。即ち、従来の配線ボックスの場合では、ケーブル41の急激な折れ曲がりによる被覆層の亀裂やケーブル41の断線を防止するために、ケーブル41は配線ボックス1の引込口6と造営材の壁面43との間において緩やかに傾斜した状態に配線しなければならないから、配線ボックス1からケーブル41の結束保持位置までには相当長い距離の大きなスペースが必要となるが、本実施形態の配線ボックス1においては、ケーブル41は配線ボックス1自体に設けられており、ケーブル41を結束保持するためのスペースは特には必要としない。したがって、ケーブル41の結束保持をも含めた配線ボックス1の設置箇所全体のスペースを小さくすることができる。その結果、狭い空間においても配線ボックス1を設置し、ケーブル41を結束保持することができる。
また、結束線固定部21が配線ボックス1の引込口6の近傍に設けられていることにより、配線ボックス1内の結線部42からケーブル41の結束保持位置までの間でケーブル41に干渉物による引掛かりを生じることもないから、配線ボックス1内の結線部42が干渉物の引掛かりによる引張りによって断線するのが確実に防止される。
更に、結束線固定部21は、挿通部22と案内部23とを備えてなり、挿通部22は配線ボックス1の前面側から結束線31を挿通でき、案内部23は結束線31を底壁3に沿う方向に案内すべく湾曲して形成されているから、結束線31を挿通部22に挿通し押し込むだけで、結束線31は案内部23に案内されて引込口6に沿って移動し、自然とケーブル41を結束する方向に曲げられる。したがって、配線ボックス1が建物の壁面43に設置されている箇所が狭い場合であっても、ケーブル41を引込口6の近傍に結束保持させる作業を円滑かつ楽に行なうことができる。
そして、案内部23は、案内されて湾曲する結束線31の外部側のみに形成されているから、ケーブル41の外周面のほぼ全体を直接結束線31で結束することができ、ケーブル41を強固に結束できる。
加えて、挿通部22は、結束されたケーブル41の外面が同一平面上で当接する当接部としての側面25を備えているから、引込口6の近傍においてケーブル41を直線状態で引き出して安定して結束できる。即ち、挿通部22の側面25が引込口6の周縁面に対して側壁2の壁面上を引込口6から離れる方向にずれて段差を生じている場合は、ケーブル41は引込口6の近傍において多少折れ曲がるが、本実施形態では、側面25と引込口6の周縁面とが同一高さにあってケーブル41の外面が同一平面上で側面25と当接するから、ケーブル41は折れ曲がりを全く生じない。また、挿通部22の側面25が反対方向の引込口6の開口内に張り出すこともないため、ケーブル41を引込口6に円滑に挿通させることもできる。
更に、案内部23は底壁3と同一平面位置まで延設され、造営材の壁面43に固定するための貫通孔27を備えているから、貫通孔27に固定材のビス等を取付け、この案内部23を利用して配線ボックス1を建物の壁面43に設置固定することもできる。
ところで、上記実施形態の結束線固定部21の案内部23は、案内されて湾曲する結束線31の外部側のみに形成されているが、本発明を実施する場合は、これに限定されるものではなく、図5(a)に示すように、結束線31の内部側と外部側との双方に形成してもよい。ここで、案内部23における結束線31の内部側は、引込口6の周縁に沿ってまたは該周縁の僅かに外側に設けられている。案内部23を結束線31の内部側にも形成した場合は、引込口6に引き込まれたケーブル41に全く引掛かることなく結束線31を案内することができる。
また、上記実施形態の結束線固定部21の挿通部22は、略四角枠板状に形成され、挿通開口24は結束線31を配線ボックス1の前面側から挿通できる向きに設けられているが、必ずしも配線ボックス1の前面側から結束線31を挿通できるものでなくてもよい。
更に、挿通部22は、図5(b)に示すように、断面略C字形状の枠板材で形成することも可能であり、この場合、結束線31は、前面側から挿通部22の挿通開口24に挿通させることができる他、側方の挿入開口29から挿通部22内に挿入することもできる。
そして、上記実施形態の配線ボックス1では、引込口6は、4隅に円弧を有する四角孔形状に形成されているが、丸孔形状や楕円形状、六角孔形状等に形成することもできる。
また、図6に示す配線ボックス1のように、引込口は、略コ字状に切欠形成された引込口12であってもよい。図1の配線ボックス1の場合、ケーブル41は、その先端を引込口6に挿入して配線ボックス1の収容空間5内に収容されるが、図6の配線ボックス1の場合は、ケーブル41は、平行移動させて引込口12の切欠開口から挿入して配線ボックス1の収容空間5内に収容することができる。
加えて、上記実施形態の結束線固定部21は、側壁2の外面即ち配線ボックス1の外壁に設けられているが、側壁2の内面即ち配線ボックス1の内壁に設けてもよく、或いは側壁2の外面及び内面双方に設けてもよい。
更に、結束線固定部21は、挿通部22と案内部23とで構成されているが、結束線31の挿入の案内を格別必要としない場合は、案内部23は不要とすることもできる。
また、上記実施形態の結束線固定部21の案内部23は、底壁3に沿う位置まで延出させているが、更にその先まで延長し、開口4側に戻る方向まで湾曲させてもよい。或いは、逆に、案内部23は、底壁3に沿う位置の手前まで延出したものとしてもよく、その延出長さは適宜設定することができる。
加えて、案内部23の側縁には挿入時の結束線31の外れを防止するための小さい突起28が1箇所に立設されているが、突起28は所定間隔で複数箇所に立設してもよい。或いは、僅かの高さを有する塀の形態で案内部23の側縁に沿って立設して、結束線31の外れを防止するようにしてもよい。また、挿入時に結束線31は案内部23から外れる恐れがなければ、外れ防止用の突起28等は省いてもよい。
そして、上記実施形態においては、結束線31は、帯板部32と結束固定部33とを備えたものが使用されているが、他のバインド線や紐体などを使用することもできる。また、サドル状のものを使用してケーブル41を引込口6の近傍に固定することもできる。
1 配線ボックス 23 案内部
2 側壁 25 側面(当接部)
3 底壁 27 貫通孔
4 開口 31 結束線
5 収容空間 41 ケーブル
6 引込口 42 結線部
21 結束線固定部 43 壁面(造営材)
22 挿通部

Claims (6)

  1. 側壁及び底壁からなる周壁に囲まれ前面に開口を有するとともに、内部にケーブルの結線部を収容する収容空間を備えた配線ボックスであって、
    前記側壁は、前記収容空間内に前記ケーブルを引き込むための引込口と、該引込口の近傍に設けられ、前記収容空間内に引き込まれた前記ケーブルを結束保持する結束線が固定される結束線固定部とを備えたことを特徴とする配線ボックス。
  2. 前記結束線固定部は、前記結束線が挿通される挿通部と、該挿通部に挿通された前記結束線を前記引込口に沿って案内する案内部とを備えてなることを特徴とする請求項1に記載の配線ボックス。
  3. 前記挿通部は、前記前面側から前記結束線を挿通可能に形成され、
    前記案内部は、前記前面側から挿通された前記結束線を前記底壁に沿う方向に案内すべく湾曲して形成されたことを特徴とする請求項2に記載の配線ボックス。
  4. 前記案内部は、案内されて湾曲する前記結束線の外部側のみに形成されたことを特徴とする請求項3に記載の配線ボックス。
  5. 前記挿通部は、前記結束線により結束された前記ケーブルの外面が同一平面上で当接する当接部を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の配線ボックス。
  6. 前記案内部は、前記底壁と同一平面位置まで延設され、造営材に固定するための固定材が挿通される貫通孔を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の配線ボックス。
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