JP2012223525A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2012223525A
JP2012223525A JP2011096455A JP2011096455A JP2012223525A JP 2012223525 A JP2012223525 A JP 2012223525A JP 2011096455 A JP2011096455 A JP 2011096455A JP 2011096455 A JP2011096455 A JP 2011096455A JP 2012223525 A JP2012223525 A JP 2012223525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
game
ball
game ball
winning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011096455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5851112B2 (ja
Inventor
Toshiaki Sonoda
豪章 薗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2011096455A priority Critical patent/JP5851112B2/ja
Publication of JP2012223525A publication Critical patent/JP2012223525A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5851112B2 publication Critical patent/JP5851112B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】遊技の進行に応じた適正な動作以外による開放では入賞自体が無効となる球検出センサの検出状態を検査する場合に、不正を監視する制御システム自体を解除することなく、迅速に検査する。
【解決手段】不正行為を未然に防止するため、舌片ソレノイド257の非通電状態で、特図B始動入賞口センサ264Bで遊技球PBを検出しても、不正行為による入賞であるとして、特図B始動入賞口センサ264Bの検出信号自体を無効とする機能を備えた監視部360において、カバー部材306が開放していることをフォトセンサ356で検出した場合は、無効期間であってもこの無効を解除するようにしたので、特図B始動入賞口センサ264Bの検査のために、カバー部材306を開放して、特図B始動入賞口108Bに遊技球PBを手挿入した場合の入賞を有効とし、特図B始動入賞口センサ264Bの動作状態を判定することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、遊技球が遊技盤の表面に沿って、釘及び風車を含む障害物に当接しながら落下する領域に設けられ、入賞することで遊技の進行に変化をもたらす役物装置を備えた遊技機に関する。
従来、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口に遊技球が入賞すると、制御上、内部的に抽選が実行され、役物内に設けた画像表示装置(LEDやLCD等)による図柄変動パターン演出によって抽選結果を報知し、当該抽選による当選が報知された場合には、通常遊技状態では常に閉止状態の特別入賞口(「大入賞口」や「アタッカー」等と称する場合がある)を開放し、遊技者に有利な遊技状態(以下、「特別遊技状態」という)を付与することがなされている。
このように、遊技盤は、遊技球が始動入賞口等の所定の入賞口に入賞することで、遊技状態に大きな変化(遊技者に有利な状態に変化)が生ずる。
このような入賞口には、所謂普通電動役物と称され、入賞の度合いを変化させる可動部材が取り付けられる場合がある。
可動部材としては、電動チューリップタイプ(遊技盤の横方向に移動(開閉)するタイプ)が一般的である。この電動チューリップのように横に開閉部材である羽根(花びら)が開くタイプでは、不用意に遊技球が入り易く、設計から逸脱した入賞があり得る。
一方、特許文献1には、可動部材として舌状可動片タイプ(遊技盤の奥行き方向に移動するタイプ)が開示されている。この舌状可動片タイプのように遊技盤から出没する構造は、前記電動チューリップタイプよりも、予期せぬ入賞は少ないため、設計通りの遊技の進行が厳格な場合に有効である。
上記可動部材が設けられた入賞口(以下、「可動入賞装置」という場合がある)には、その流路の途中に球検出センサが設けられている。球検出センサの検出精度は、賞球払い出しに多大な影響を及ぼすため、当該球検出センサの検出状況を、定期的、或いは不定期に検査する必要がある。検査工程としては、検査者がガラス扉を開放し、積極的に球を挿入し、この挿入された球を正しく検出したか否かを行なうようになっている。
なお、参考として、遊技機では、可動入賞装置の入賞口への入賞を不正に行われることを防止するための手段が備えている。
特許文献2では、制御指令による可動入賞装置の開放時以外は、当該可動入賞装置の入賞口への入賞を無効にすることが提案されている。
また、特許文献3では、ガラス扉が開放中は、入賞口への入賞を無効にすることが提案されている。
特開2007−312956号公報 特開平5−228252号公報 特開2005−245855号公報
しかしながら、可動入賞装置では、制御指令によって電気的に可動片(電動チューリップや舌片)を動作させなければ球が入賞できない構造となっている場合があり、このような場合、検査者が可動片を指等に引っ掛けて、制御指令によらずに開放させる必要がある。この場合、例えば、特許文献2のような不正防止システムが作動していると、球の入賞時体が無効となる。すなわち、遊技の進行に応じた適正な動作以外による開放では、入賞自体が無効となり、検査が行えない。
特に、電動チューリップ型の可動入賞装置ではなく、舌状可動片タイプの可動入賞装置の場合、遊技盤との間にパチンコ球の流通路を挟んで、正面に装飾カバーが固定的に取り付けられていることが多い。このような装飾カバーが存在していると、検査者が入賞すら行えず、検査を行うことが困難となっている。
本発明は上記事実を考慮し、遊技の進行に応じた適正な動作以外による開放では入賞自体が無効となる球検出センサの検出状態を検査する場合に、不正を監視する制御システム自体を解除することなく、迅速に検査することができる遊技機を得ることが目的である。
ことが目的である。
本発明は、遊技球が遊技盤の表面に沿って、釘及び風車を含む障害物に当接しながら落下する領域に設けられ、入賞口から遊技球が入賞することで遊技の進行に変化をもたらす遊技機であって、前記入賞口が設けられると共に入賞した遊技球の案内路を形成する入賞案内部材と、前記案内路を通過する遊技球を検出する球検出センサと、前記入賞口からの遊技球の入賞をし易くする開放位置及び前記入賞口からの遊技球の入賞をし難くする閉止位置に移動可能な可動体と、通電時に前記可動体を前記開放位置へ移動させ、非通電時に前記可動体を前記閉止位置へ移動させる駆動手段とを備えた役物装置と、前記駆動手段が非通電の状態では、前記球検出センサでの遊技球の検出を無効とする球検出無効化手段と、前記球検出センサの検査工程に連動して、必然的に物理的動作を伴う部材の動作状態を検出する状態検出センサと、前記状態検出センサの出力信号が、前記検査工程に連動した動作状態を検出したときに発する動作信号である場合に、前記球検出無効化手段の機能を解除する解除手段と、を有している。
本発明によれば、役物装置に設けられた可動体は、駆動手段の通電状態で動作する。すなわち、駆動手段の通電時、可動体は入賞口からの入賞をし易くする開放位置に移動される。一方、駆動手段の非通電時、可動体は入賞口からの入賞をし難くする閉止位置に移動される。
ここで、不正行為として、例えば、糸付の遊技球を操って入賞口へ入賞させ、球検出センサの上下流の通路間を往復させることで、球検出センサで球検出回数を増やし、不正に利益を得ようする行為がある。
そこで、このような不正を回避するため、駆動手段が通電されていないとき(すなわち、可動体が閉止位置にあるべきとき)は、球検出センサでの遊技球の検出を無効とすることで(球検出無効化手段)、不正な球検出回数の増加を回避することができる。
ところで、その一方で、球検出センサの状態を、定期的又は不定期に検査する場合がある。この検査工程では、少なくとも検査者が遊技球を入賞口へ手挿入しているため、結果として不正行為と同等の動作となり得る。
そこで、球検出センサの検査工程に連動して、必然的に物理的動作を伴う部材の動作状態を検出する状態検出センサを設け、解除手段では、状態検出センサの出力信号が、検査工程に連動した動作状態を検出したときに発する動作信号である場合に、球検出無効化手段の機能を解除するようにした。
これにより、不正行為と検査行為とを確実に分離することができ、不正を監視する制御システム自体を解除することなく、迅速に検査することができる。
本発明において、前記状態検出センサが、前記球検出センサの検査工程において、検査者が前記入賞口へ遊技球を手挿入するときに障害となる部材が取り外された又は開放された状態を検出することで、前記動作信号を出力することを特徴としている。
検査者が前記入賞口へ遊技球を手挿入するときに障害となる部材を取り外す又は開放する動作は、検査工程において必然的に物理的動作を伴う部材の動作に相当するということできる。
そこで、球検出センサの検査工程において、検査者が前記入賞口へ遊技球を手挿入するときに障害となる部材が取り外された又は開放された状態を検出することで、動作信号を出力する
また、本発明において、前記状態検出センサが、遊技機の前面に設けられ、遊技盤を保護すると共に、遊技者と遊技盤との間を仕切るガラス扉の開閉状態を検出することで、前記動作信号を出力することを特徴としている。
遊技盤を保護すると共に、遊技者と遊技盤との間を仕切るガラス扉を開放する動作は、検査工程において必然的に物理的動作を伴う部材の動作に相当するということできる。
そこで、球検出センサの検査工程において、遊技盤を保護すると共に、遊技者と遊技盤との間を仕切るガラス扉の開閉状態を検出することで、動作信号を出力する。
さらに、本発明において、前記状態検出センサが、前記駆動手段の非通電状態で前記可動体の開放を検出することで、前記動作信号を出力することを特徴としている。
駆動手段の非通電状態で可動体の開放を検出する動作は、検査工程において必然的に物理的動作を伴う部材の動作に相当するということできる。
そこで、球検出センサの検査工程において、駆動手段の非通電状態で前記可動体の開放を検出することで、動作信号を出力する。
本発明は、遊技球が遊技盤の表面に沿って、釘及び風車を含む障害物に当接しながら落下する領域に設けられ、入賞口から遊技球が入賞することで遊技の進行に変化をもたらす遊技機であって、前記入賞口が前記遊技盤の表面から突出しないように前記遊技盤に収容され、当該入賞した遊技球の案内路を形成する入賞案内部材と、前記案内路を通過する遊技球を検出する球検出センサと、前記入賞案内部材における前記入賞口の開口端近傍に設けられ、少なくとも、前記遊技盤の表面から突出する第1の位置及び前記遊技盤の表面から突出しない第2の位置に移動可能な可動体と、通電時に前記可動体を前記第1の位置へ移動させ、非通電時に前記可動体を前記第2の位置へ移動させる駆動手段と、前記入賞口と対面し前記遊技球が通過可能な隙間に相当する距離だけ離れた位置に着脱又は開閉可能に配置されたカバー部材と、前記カバー部材の着脱状態又は開閉状態を検出する状態検出センサとを備えた役物装置と、前記駆動手段が非通電の状態では、前記球検出センサでの遊技球の検出を無効とする球検出無効化手段と、前記状態検出センサの出力信号が、前記カバー部材の取り外し中又は開放中を示す信号である場合に、前記球検出無効化手段の機能を解除する解除手段と、を有している。
本発明によれば、役物装置に設けられた可動体は、駆動手段の通電状態で動作する。すなわち、駆動手段の通電時、可動体は入賞口からの入賞をし易くする位置である遊技盤の表面から突出する第1の位置に移動される。一方、駆動手段の非通電時、可動体は入賞口からの入賞をし難くする位置である遊技盤の表面から突出しない第2の位置に移動される。
ここで、不正行為として、例えば、糸付の遊技球を操って入賞口へ入賞させ、球検出センサの上下流の通路間を往復させることで、球検出センサで球検出回数を増やし、不正に利益を得ようする行為がある。
そこで、このような不正を回避するため、駆動手段が通電されていないとき(すなわち、可動体が第2の位置にあるべきとき)は、球検出センサでの遊技球の検出を無効とすることで(球検出無効化手段)、不正な球検出回数の増加を回避することができる。
ところで、その一方で、球検出センサの状態を、定期的又は不定期に検査する場合がある。この検査工程では、少なくとも検査者が遊技球を入賞口へ手挿入しているため、結果として不正行為と同等の動作となり得る。また、入賞口への手挿入の際、カバー部材が装着されている状態では、入賞口とカバー部材との間が遊技球の直径(例えば、11mm)程度しか隙間がないため、検査者は手挿入し難い。
そこで、カバー部材を取り外し又は開放することになるが、このカバー部材の取り外し又は開放を状態検出センサで検出する。解除手段では、状態検出センサの出力信号が、カバー部材を取り外し又は開放状態を検出したときに発する動作信号である場合に、球検出無効化手段の機能を解除するようにした。
これにより、不正行為と検査行為とを確実に分離することができ、不正を監視する制御システム自体を解除することなく、迅速に検査することができる。
本発明において、前記カバー部材は、前記取り付け状態又は閉止状態で、前記入賞口並びに前記可動部材の動作状態を遊技者から見にくくする隠蔽機能と、遊技者の視線で見える面に施された画像による装飾機能とを備えることを特徴としている。
カバー部材は、その隠蔽機能と装飾機能により、遊技球の同一の流動経路であっても入賞するか否かがわかり難くなり(隠蔽機能)、かつ入賞口が存在することを強調する画像を表示(シール等の貼り付けを含む)することで入賞への期待感を増すことができる(装飾効果)。
従って、可動体が突出、引き込む構成の役物装置においては、カバー部材は欠くことができない必須の部品であるということができる。
以上説明した如く本発明では、遊技の進行に応じた適正な動作以外による開放では入賞自体が無効となる球検出センサの検出状態を検査する場合に、不正を監視する制御システム自体を解除することなく、迅速に検査することができるという優れた効果を有する。
本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。 本実施の形態に係る遊技盤の正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ機の制御ブロック図である。 本実施の形態に係る特図B始動入賞口の分解斜視図(パターンA)である。 本実施の形態に係る特図B始動入賞口を図4のパターンAで分解した状態での側面図である。 本実施の形態に係る特図B始動入賞口の分解斜視図(パターンB)である。 本実施の形態に係る特図B始動入賞口における遊技盤面より前側に突出した部分の上面図である。 本実施の形態に係る監視部の機能ブロック図である。 本実施の形態に係る監視部における動作状態を示すタイミングチャートである。
(パチンコ機の構成)
図1に示されるように、パチンコ機10の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り12が取り付けられている。
また、パチンコ機10の下飾り12の上部には、互いに平行、かつ奥行き方向に所定の間隔をおいて配置された一対のガラス板14を装着したガラス枠16が配置されており、ガラス枠16は左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。このガラス枠16の奥側には、着脱交換可能な遊技盤18(図2参照)がセットされており、遊技盤18は、ガラス枠16で閉塞された状態でガラス板14に対向するようになっている。
ガラス枠16の下部には、一体皿24が配置されている。一体皿24の図1の右端部には、鍵穴27が設けられ、この鍵穴27にキーを差し込み、左右の内、一方に回すとガラス枠16が開放し、他方に回すとパチンコ機10の左側端部が軸支された内枠(図示せず)が開放する。
一体皿24には、上皿部28と、下皿部30とが設けられている。上皿部28を形成する周縁壁部32には、上皿球抜きレバー34が設けられ、この上皿球抜きレバー34を操作することで、上皿部28に貯留された遊技球PBを下皿部30へ送り出すことができるようになっている。また、下皿部30には、下皿球抜きボタン36が設けられ、この下皿球抜きボタン36を操作することで、下皿部30に貯留された遊技球PBを外部(例えば、所謂「ドル箱」)へ排出することができるようになっている。
上皿部28の周縁壁部32における図1の右端部には、例えば、図示しない球貸し機(所謂「サンド」)と連動して球を貸し出したり、貯球カード等を返却する機能を持つ、球貸ボタン42と、返却ボタン44が設けられている。
また、一体皿24の右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するためのグリップユニット(発射ハンドル)26が取り付けられ、左側下部には、灰皿46が取り付けられている。
一体皿24における下皿部30の図1の右側には受け皿スピーカ60Uが配置されている。なお、この受け皿スピーカ60Uは、低音用スピーカである構成される場合がある。
ここで、一体皿24における上皿部28の周縁壁部32には、遊技者が操作可能な操作ボタン50が設けられている。この操作ボタン50は、遊技中において、操作有効期間中に操作することで、演出画像に対して介入することができるようになっており、それぞれの遊技仕様によって設定される。
ガラス枠16におけるガラス板14の周囲には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅するアーチ状の照明による視覚的効果や、音声等のスピーカによる聴覚的効果等の演出効果を生み出す上部演出部52が配置されている。この上部演出部52の下端部は、一体皿24の周囲に略U字型に配置された下部演出部54の上端部と連結するように配置されている。
この結果、上部演出部52と下部演出部54とで、遊技盤18の周囲を取り囲むように、遊技機枠演出部56が形成されている。
この遊技機枠演出部56は、上部演出部52及び下部演出部54共に、照明部材(LED等)が取り付けられた基板(図示省略)と、この基板を覆うように、所定の意匠で形成されたレンズカバー58が取り付けられている。
レンズカバー58は、前記照明部材が点灯する領域を区画するよう凹凸状にカットされており、区画された領域毎に照明部材の点灯制御がなされる。なお、照明部材は基本的にR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色に点灯するLEDが1組となっており、それぞれの点灯時の光量比により、様々な配色の点灯が可能となっている。
また、前記上部演出部52における、ガラス枠16の上部円弧の約1/3に相当する領域の中央及び両端には、ガラス枠スピーカ60C、60L、60Rが内蔵され、照明と同時に、音声を出力する。なお、スピーカ60C、60L、60Rは、中高音用のスピーカで構成される場合がある。
なお、以下では、前述した受け皿スピーカ60Uと、このガラス枠スピーカ60C、60L、60Rを総称して、「スピーカ60」という。
(エラー報知機能)
さらに、ガラス枠16の上部2箇所の角部には、エラーランプとして機能する細長状の共用表示部62が設けられている。この共用表示部62は、視覚効果として演出に使われる場合もあるが、基本的には、遊技中に発生した遊技者の不正行為など遊技機の外部要因にからむエラーの内容を色の変化で報知するエラー報知用表示部とされ、エラー発生時には演出を中断してエラー状態を報知する。
遊技中に発生したエラーとは、遊技盤18面近傍で磁力を検出した場合、遊技盤18に振動が起きた場合、ガラス枠16等が開放した場合、遊技中の遊技球PBの不正な入賞があった場合等が挙げられる。
遊技盤18面近傍の磁力は、予め遊技盤18に取り付けられた磁気センサ64(図2参照)によって検出する。また、遊技盤18の振動は、予め遊技盤18に取り付けられた振動センサ66(図2参照)によって検出する。
ガラス枠16等の開放は、予め取り付けられた開放検出センサ68によって検出する。
遊技球PBの不正入賞は、遊技の進行状態と、各入賞口等の近傍に設けられて遊技球PBの入賞や通過を検出する入賞センサ(詳細後述)からの信号に基づいて主制御部等で判断する。
磁気センサ64及び振動センサ66は、遊技盤18において、重要部位の近傍に取り付けられるようになっており、本実施の形態では、少なくとも、図2に示される如く、後述する特図A始動入賞口108Aの裏面側に取り付けられている。なお、磁気センサ64は、この特図A始動入賞口108Aの近傍のみである必要はなく、その他、特図B始動入賞口108Bや大入賞口110等に取り付けてもよいし、遊技盤18の領域内で複数個配置するようにしてもよい(例えば、図2の「鎖線円(64)」で囲んだ領域)。また、磁気センサ64においては、遊技盤18に適用されるモータやソレノイドの磁力の影響を受けない位置とする必要がある。
(遊技盤の構成)
以下に遊技盤18の構成を説明するが、本発明の主旨からすれば、当該遊技盤18の構成に限定されるものではない。言い換えれば、本願発明は、所謂一種、二種、三種という遊技仕様のカテゴリーも限定されるものではない。
図2に示される遊技盤18は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状化粧材であるセルが貼着されてそのセルの表面が盤面となっており、盤面の外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置(図示省略)から発射されて打ち込まれた遊技球PBが複数の釘21や風車23、或いは役物等により弾かれながら自重落下により移動可能な遊技領域19を構成している。
遊技盤18のほぼ中央には、センター役物105が配置されている。センター役物105は、大きく分類して、当該センター役物105内に流入した遊技球PBを案内する案内流路筐体111と、センター役物105の中央部の空間で立体的な動作を行い、かつLEDで構成された表示盤106を備えた可動体役物113と、を備えている。
案内流路筐体111では、センター役物105の上部に設けられた羽根部材250が開放したときに、この羽根部材250の開放によってできた開口から流入する遊技球PBをセンター役物105の図2に向かって左端を通過させ、案内流路筐体111の下部に配置された振分回転盤252まで案内する。
振分回転盤252では、外周に設けられた複数個(本実施の形態では、9個)の収容溝の何れかに遊技球PBを収容し、当該収容箇所により定められたルートに従って、当たり/外れ決定領域254へ案内する。
当たり/外れ決定領域254には、振り子の如く、所定の角度を往復回転している特定領域案内部256が設けられ、振分回転盤52から落下する遊技球PBがタイミング良く、この特定領域案内部256の収容溝に入ると、図示しない特定領域(Vゾーン)に案内され特別遊技状態(V入賞)となる構成である。
前記可動体役物113は、主として演出に適用されるものであり、センター役物105の中央部の空間内で、上下の移動、左右の傾動等が機械的動作で実行されると共に、表示盤106では特別図柄による抽選の結果を図柄の変動演出によって報知する。
表示盤106は、複数のLED素子がマトリクス状に配列されて構成され、LCDとは異なる、独特の演出表示がなされるようになっている。なお、表示盤106はLED素子による演出表示にかえて、LCDによる演出表示を行うようにしてもよい。
前記遊技領域19におけるセンター役物105に向かって左側には、前述した釘21や風車23に混じって特図A始動入賞口108Aが設けられている。
また、前記遊技領域19におけるセンター役物105に向かって右側には、通過ゲート(スルーチャッカー)107が設けられている。前記通過ゲート107を遊技球PBが通過すると、普通電動役物の開閉を抽選するための普通図柄(普図)抽選が実行される。
前記遊技領域19における前記通過ゲート107の下方には、特図B始動入賞口108Bが設けられている。
特図A始動入賞口108Aは、所謂入賞役物装置であり、落下してくる遊技球PBを受け入れる入賞開口部が上を向いている固定式始動入賞口である。
特図B始動入賞口108Bは、入賞役物装置の一部であるが特図A始動入賞口108Aとは構造が異なっている。
すなわち、入賞開口が前(遊技者と対向する方向)を向いており、入賞可否を決める舌状可動片300(可動体)が遊技盤面から出没する構造となっている可動式始動入賞口である。この舌状可動片300が突出位置(第1の位置)にあるときのみ、入賞可能となっている。すなわち、この舌状可動片300が突出したとき(第1の位置のとき)は、上方から落下する遊技球PBを入賞口へ案内し(入賞)、舌状可動片が待避したとき(第2の位置のとき)は上方から落下する遊技球PBを下方へ通過(スルー)させる(非入賞)。
以下、特図A始動入賞口108A及び特図B始動入賞口108Bは、機能的は同一であり、遊技球PBの入賞が、特別図柄(特図)の抽選を行うためのトリガ(条件)となる。
ここで、特図B始動入賞口108Bにおいては、当該特図B始動入賞口108Bに入賞しても特別図柄(特図)の抽選に対する演出表示を実行することができない場合(例えば、特別図柄抽選に対する演出表示の実行中等)には、最大4個まで入賞を保留(特別図柄抽選に対する抽選結果を保留記憶)することが可能となっている。なお、保留記憶球数は所定の上限値まで可能であり、4個に限定されるものではない。
特図B始動入賞口108Bのさらに下部には、大入賞口110が設けられている。また、センター役物105の下方には、アウト口112が設けられている。
ここで、本実施の形態では、特図A始動入賞口108A及び特図B始動入賞口108Bへの入賞とトリガとする前記特別図柄抽選で当選した場合、センター役物105の羽根部材250が開放し、当該開放期間に遊技球PBがセンター役物105内に入り、前述のV入賞することを条件に、特別遊技状態(当り遊技)の処理が実行される。
(特図B始動入賞口108Bの詳細構造)
前述のように特図B始動入賞口108Bは、特図A始動入賞口108Aのように入賞開口が上を向き、常に遊技球PBを受け入れる構造ではなく、入賞開口端部302が前面(パチンコ機10に対峙して着座している遊技者の方向)を向いているため、通常は遊技球PBは入賞することができないものとなっている。
一方、舌状可動片300が突出することで、この舌状可動片300によって落下してくる遊技球PBを受け止め、前を向いた入賞開口端部302に案内する。
以下、図4、図5に従い、特図B始動入賞口108Bの構造を説明する。
特図B始動入賞口108Bは、遊技盤19に設けられた貫通孔(図示省略)に収容されるベース部304が主体となって構成されており、その前方(遊技盤19側)にカバー部材306が配置され、後方に駆動ユニット308が取り付けられている。
ベース部304は、鍔状のフランジ部310が形成され、ベース部304が前記遊技盤19の貫通孔(図示省略)に確実に収容されることで、フランジ部310の裏面が遊技盤19の表面に密着する。この状態で、ベース部304に形成された遊技盤固定用ネジ孔311に、遊技盤19の表面側からビス313等を螺合することで、ベース部304は遊技盤19に固定される。ベース部304におけるフランジ部310の中央には、ベース部304の裏面側に一体形成された矩形筒状の入賞案内部314の入賞開口端部302が形成されている。
ベース部304表面側のフランジ部310からは、左右対称に一対の雌側突起部316が形成されている。雌側突起部には、円孔318が形成されている。
一方、このベース部304の前方には、前記カバー部材306が設けられている。
図7に示される如く、カバー部材306は、略逆三角形状の装飾プレート部350と、この装飾プレート部350の裏面側に設けられた一対のベースプレート部352と、を備えている。
前記一対の雄側突起部320のピッチ寸法と、前記一対の雌側突起部316のピッチ寸法とは同一であり、一対の雄側突起部320が一対の雌側突起部316の円孔318に挿入され、ビス322等で螺合されることで、ベースプレート部352、ひいてはカバー部材306が、ベース部材304に固定される。
ここで、一対のベースプレート部352の内、一方は蝶番を構成する。このため、カバー部材306の装飾プレート部306は、蝶番の軸を中心に回転可能となる(図7(A)の矢印X参照)。
また、一対のベースプレート部352の内、他方は爪部354により係合可能な2枚の板材で形成されている。
このため、装飾プレート部306が遊技盤18と平行となる位置に回転されると爪部354が2枚の板材が係合し保持されると共に(図7(A)の実線状態参照)、この爪部354との係合を解除することで、装飾プレート部306を、蝶番の軸を中心に回転させ、入賞開口端を露出させることができる(図7(B)の状態参照)。
また、前記雌側突起部302の側面には、投光部と受光部とを備えたフォトセンサ(状態検出センサ)356が取り付けられている。このフォトセンサ356における投光部と受光部が設けられた検出面は、閉止されているときの装飾プレート部306の裏面の一部と対向しており、装飾プレート部306が閉止されているとき(図7(A)の実線状態)は投光部から発した光が反射して受光部で受光され、装飾プレート部306が開放されているとき(図7(B)の状態)は投光部から発した光が受光部に到達しない。このため、フォトセンサ356の出力は、装飾プレート306の開放状態と閉止状態とで異なる信号となる。例えば、装飾プレート306の開放状態でハイレベル信号(例えば、3.3〜5.0V)となり、閉止状態でローレベル信号(例えば、0V)となる。
カバー部材306には、その表面にシール等が貼り付けられ、自身が装飾機能を有し、かつベース部304を隠蔽機能を有している。また、カバー部材306の中央には、表示レンズ部306Aが設けられ、通過する遊技球PBの視認性を確保するために透明な窓部としての役割を有するとともに、必要に応じてベース部304等の入賞役物装置に取り付けられた図示しない光源の発光により遊技者に向けて視覚を通じて、情報を告知(例えば、発光することで舌状可動片300の突出を報知)するようになっている。
さらに、表示レンズ部306Aは遊技球PBの通路幅を規制するためにベース部材304側に突出し、流下する遊技球PBをベース部材304側に誘導する誘導部材としての役割も備えているものである。
遊技球PBは、この特図B始動入賞口108Bの内部(ベース部材304とカバー部材306との間)を流下するときは、他の遊技盤19面を落下するよりも、ベース部材304とカバー部材306との間で設定された間隔によって奥行き方向の移動が制限される。
前記ベース部304の入賞案内部314には、可動体としての舌状可動片300と、庇部324とが、互いに上下関係の位置、かつ互いに平行に配置されている。
舌状可動片300は入賞案内部314の床面に沿って配置され、庇部324は入賞案内部314の天井面にそって配置されている。また、舌状可動片300及び庇部324は、それぞれ入賞案内部314に形成されたレール(図示省略)に案内され、遊技盤19の厚み方向に摺動するようになっている。
また、この入賞案内部314の後端側開口には、特図B始動入賞口センサ264Bが配置され、入賞開口端部302から入賞した遊技球PBは、この特図B始動入賞口センサ264Bの検出領域(円孔)を通過するようになっている。
庇部324の後方には、駆動ユニット308の一部を構成するソレノイド326のプランジャ326Aが配置されている。プランジャ326Aには、圧縮方向に作用する円錐型の圧縮コイルばね326Bが取り付けられ、ソレノイド本体326Cの非駆動時(非通電時)では、この圧縮コイルばね326Bの付勢力により、突出状態とされ、この結果、庇部324を前方向へ押し出している。なお、プランジャ326Aに取り付けられるコイルばねは圧縮コイルばねに限られるものではない。
庇部324と舌状可動片300とは、矩形枠形状のシーソー部材328の回転中心を境とする両端部にそれぞれ回転可能に連結されている。従って、庇部324が前方向(遊技盤表面側)へ押されると、舌状可動片300がこれに反して、引き込まれる構造となっている。なお、庇部324の押し出し量と、舌状可動片の引き込み量とは、前記矩形枠形状のシーソー部材328の回転中心から両端部までの距離の比により設定される。本実施の形態では、庇部324の移動量を1とすると、舌状可動片300の移動量は2〜5程度である。
なお、遊技盤の表面から突出した舌状可動片300の先端(押し出し方向)を第1の位置とし、遊技盤の表面から突出しない舌状可動片300の先端(引き込み方向)を第2の位置とする。また、庇部324の押し出し方向先端を第3の位置とし、引き込み方向先端を第4の位置とする。
舌状可動片300と庇部324は、前記シーソー部材によって連結された状態で、案内部カバー330により、入賞案内部314に収容された状態で保持される。案内部カバー330には貫通孔330Aが設けられ、前記プランジャ326Aが、案内部カバー330の裏面側に取り付けられる駆動ユニット308のソレノイド本体326Cの摺動貫通孔に収容されるようになっている。
なお、駆動ユニット308はソレノイド326を支持するブラケット332を備えており、このブラケット332は、前記案内カバー330の背面側にビス334等により取り付けられている。
図6に示される如く、舌状可動片300は薄板状で若干凸面状に形成されているため、遊技球PBの重心位置に基づいて、遊技球PBが舌状可動片300に落下すると、入賞開口端部302へ入賞するように移動し、或いは両サイドから入賞しないように移動することになる。言い換えれば、舌状可動片300の移動は、その凸面形状の頂点の位置によって、遊技球PBを入賞開口端部302へ入賞させるか否かを判断(設計)すればよい。
本実施の形態では、舌状可動片300が第1の位置にいるときのみ、凸面状の頂点が落下してくる遊技球PBの中心よりも遊技盤19の厚み方向前側に位置するようにし、舌状可動片300の移動による特図B始動入賞口108Bの入賞率を定めている。
前記庇部324は、この舌状可動片300が第1の位置にあるとき、第4の位置にあるため、遊技球PBの入賞開口端部302への入賞に何ら影響を与えない。一方、舌状可動片300が引き込みを開始すると、庇部324は第3の位置へ移動し始め、この移動直後から、庇部324は入賞開口端部302へ入賞する遊技球PBの流入軌跡上に位置するため、遊技球PBは入賞できない状態となる。
すなわち、庇部324は、舌状可動片300の突出・引込動作に連動し、遊技球PBの入賞の可否を補助する入賞規制部材としての役目を有することになる。
(制御系の構成)
次に、図3を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。なお、以下の図3に基づく説明の中で、図3に示されていない部材は、図2に基づいて説明した部材である。
図3に示されるように、本実施の形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されており、この主制御部150には、演出制御部152と払出制御部154とが接続されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150からは盤用外部端子190を介して遊技店に設置されるホールコンピュータ(図示省略)へ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
主制御部150には、通過ゲート107を通過する遊技球PBを検出する通過ゲートセンサ262、特図A始動入賞口108Aへの入賞球を検出する特図A始動口センサ264A、特図B始動入賞口108Bへの入賞球を検出する特図B始動口センサ264B、特別遊技状態の際に開放する大入賞口110への入賞球を検出する大入賞口センサ266が接続されている。
また、主制御部150には、羽根部材250の開放時にセンター役物105内へ流入する遊技球PBを検出する受入センサ268、特定領域に入賞した遊技球PBを検出する特定領域入賞センサ270、特定領域に入賞しなかった遊技球PBを検出する外れセンサ272がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御部150へ出力する。
さらに、遊技の進行に関わるものではないが、エラー検知システムに関する部材として、主制御部150には、磁石センサ64、振動センサ66及び開放検出センサ68が接続されている。
また、主制御部150には、出力系として、特図B始動入賞口108Bに設けられた舌状可動片300と庇部324(図4参照)を遊技盤18面に対して出没させるための舌状可動片ソレノイド257(庇部324は舌状可動片300の移動に連動する)、センター役物105に設けられた案内流路筐体111に用いられる第1の駆動系258が接続されている。
演出制御部152には、図柄制御部156を介して可動体役物113の一部を構成する表示盤106が接続されている。また、演出制御部152は、パチンコ機10の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子126(遊技機枠演出部56や、共用表示部62等の照明用)の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、スピーカ60を作動させて効果音等の出力を制御する。
この演出制御部152に制御される表示盤106にはドットマトリクスパターンの演出映像が表示され、スピーカ60からはその演出時の音声やBGMが出力される。これにより、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、遊技球の挙動にともなう演出を楽しむことができる。
また、演出制御部152には、入力系として操作ボタン50が接続され、出力系として可動体役物113に用いられる第2の駆動系260が接続されている。
また、払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置40が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者によるグリップユニット26(図1参照)の操作により発射装置40を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、グリップユニット26の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報を遊技店に設置されたホールコンピュータ(図示省略)へ送信するようになっている。
ここで、本実施の形態では、遊技の進行において行われる可能性のある不正行為を監視するシステムを備えている。この監視制御では、前述した磁気センサ64、振動センサ66、開放検出センサ68からの信号の状態や、各種入賞センサ(特図A始動入賞口センサ264A、特図B始動入賞口センサ264B等を含む全ての入賞センサ)からの信号の状態を監視し、不正があった、或いは不正の可能性のある状態を判別し、例えば、共用表示部62等を用いて報知するようになっている。
また、監視制御は、不正行為の認定とは別に、不正行為を未然に防止する機能を備えている。すなわち、可動部材が通電しないと入賞があり得ない入賞口への入賞を無効とする機能である。
このような監視制御を実行するシステムとして、本実施の形態では、主制御部150に監視部360を設けており、図8は、この監視部360における制御を機能別に示したブロック図である。なお、このブロック図は、監視部360を機能的に分類したものであり、ハード構成を限定するものではない。
図8に示される如く、主制御部150には、主として、遊技の進行全般の制御を司る遊技実行制御部362が備えられ、監視部360は、この遊技実行制御部362から種々の信号を受信するようになっている。
(不正行為判定機能)
監視部360には、情報解析部364が設けられ、前記磁石センサ64、振動センサ66、開放検出センサ68(それぞれ、図3参照)からの信号が入力されるようになっている。
情報解析部364には、判定基準情報読出部366及び不正判定部368が接続されており、情報が解析されると、判定基準情報読出部366には解析終了信号が送出され、不正判定部368には、解析された情報が送出されるようになっている。
判定基準情報読出部366には、判定基準情報記憶部370が接続されている。この判定基準情報読出部366に前記解析終了信号が入力されると、前記判定基準情報記憶部370から判定基準情報を読み出し、前記不正判定部368へ送出する。
不正判定部368では、情報解析部364から受けた解析情報と、判定基準情報読出部366から受けた判定基準情報とを比較して、不正が実行されているか否かを判定する。
不正判定部368は、不正報知指示部372と接続されている。不正報知指示部372は、不正判定部368から不正が実行されている旨の情報を受信すると、盤用外部端子190及び演出制御部152に対して、不正報知を指示する。
これにより、盤用外部端子190からはホールコンピュータへ不正の実行が報知され、演出制御部152では、スピーカ60、共用表示部62を用いて、聴覚、視覚を通じて当該パチンコ機10で不正が行われていることを報知する。また、図柄制御部156を介して表示盤106にも不正行為があったことを表示する。
(不正行為判定解除機能)
前記遊技実行制御部362は、前記情報解析部364に接続されている他に、検出信号無効判定部374に接続されている。
無効判定部374には、必然的に物理的動作を伴わないと入賞しない役物(可動部への通電がないと入賞し得ない、或いは、入賞し難い役物)から信号が入力されるようになっており、本実施の形態では、特図B始動入賞口108Bに特化して説明するが、本発明は、必然的に物理的動作を伴わないと入賞しない役物として、特図B始動入賞口108Bに限定されるものではない。なお、可動部への通電がないと入賞し得ない、或いは、入賞し難い役物としては、本実施の形態の遊技盤18では、大入賞口110が該当し、本実施の形態に適用した遊技盤以外では、電動チューリップ等が該当する。
図8に示される如く、検出信号無効判定部374には、遊技実行制御部362から舌片ソレノイド257(図3参照)から駆動指示信号(通電信号に相当する)、特図B始動入賞口センサ264B(図3参照)からの検出信号が入力されるようになっている。
検出信号無効判定部374では、舌片ソレノイド駆動信号がローレベル信号(非通電を示す信号)である期間は、センサ検出信号ブランク期間としている。従って、このブランク期間中に特図B始動入賞口センサ264Bからの検出信号が入力された場合、仮無効指示信号を出力する。
ここで、従来の検出信号無効判定部374では、仮無効信号ではなく、本無効信号として、直接、遊技実行制御部362へフィードバックしていた。このため、遊技実行制御部362では、特図B始動入賞センサ264Bの信号に基づく、賞球等をキャンセルするようにしていた。
これに対して本実施の形態では、検出信号無効判定部374から出力される無効指示信号を仮無効指示信号として、無効解除部376に送出している。
この無効解除部376には、フォトセンサ356(図3参照)の検出信号(フォトセンサ検出信号)が入力されるようになっている。このフォトセンサ検出信号が、前記カバー部材306(図6参照)を蝶番の軸を中心に開放されていることを示す信号(ハイレベル信号)を出力している場合は、特図B始動入賞口センサ264Bの動作状態の検査のために、遊技球PBが手挿入される時期であると判断し、仮無効指示を解除するようにしている。
一方、フォトセンサ検出信号が、前記カバー部材306(図6参照)が閉止されていることを示す信号(ローレベル信号)を出力している場合は、前記仮無効指示を本無効信号として、遊技実行制御部362へ送出するようにしている。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(パチンコ機10の遊技の流れ(一例))
パチンコ機10による遊技では、遊技者がグリップユニット26を操作すると、一球ずつ発射装置によって上方へ発射される。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤18の遊技領域19に打ち込まれ、複数の遊技釘21や風車23に当たり方向を変えながら遊技領域19内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域19の下端部に至った遊技球PBはアウト口からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球PBが遊技領域19内に設けた入賞口に入賞したり、通過ゲートを通過すると、それぞれの遊技仕様に基づく処理(例えば、抽選等)が実行されると共に、表示盤106への画像表示演出、スピーカ60を用いた音演出等が実行される。
(遊技仕様の一例)
本実施の形態では、まず、遊技者はセンター役物105の図2の向かって左側に位置する特図A始動入賞口108Aを狙ってグリップユニット26を操作し、遊技球PBを発射する。
なお、このとき特図B始動入賞口108Bは、通過ゲート107の通過によって実行される普通図柄の抽選が通常遊技状態であるため、ほとんど舌状可動片300が突出される第1の位置になることがない状態である。
特図A始動入賞口108Aに遊技球PBが入賞すると、特図B始動入賞口108Bに入賞した場合と比較して入賞羽根部材250が短時間(約0.4秒/1〜2回)開放する。この開放中にセンター役物105内に遊技球PBが流入すると、案内流路筐体111の案内路に案内され振分回転盤252(一定速度で、時計回り回転)の収容溝の何れかに収容され、図2の6時の方向、或いは、図2の3時の方向に設けられた開口から当たり/外れ決定領域254へ送られ、特定領域案内部256の収容溝に入り、特定領域(Vゾーン)256Aに入賞(特別遊技状態:V入賞)するか否かが決まる。入賞しなければ(外れの場合は)、ここで1回の遊技の終了となり、表示盤106においても、外れを報知する。
一方、入賞すると(当たりの場合は)、表示盤106で当たりが報知され、大入賞口110が2R開閉動作すると共に当たり遊技状態終了後には、通過ゲート107の通過による特図B始動入賞口108Bの舌状可動片300の突出時間(普通図柄抽選による普通電動役物の開放延長機能実行)を延長する。この結果、特図B始動入賞口108Bへの遊技球PBの入賞率が著しく高くなるため、遊技者はこの通過ゲート107が位置する、センター役物105の図2に向かって右側を狙って、グリップユニット26を操作する。
遊技球PBが、通過ゲート107を通過し、かつ、特図B始動入賞口108Bに遊技球PBが入賞すると、特別図柄抽選(当選確率1/1、開放延長機能実行状態)が実行されると共に、羽根部材250が特図A始動入賞口108Aに入賞した場合と比較して長時間(約1.6秒/1回)開放する。なお、この特図B始動入賞口108Bは、始動入賞記憶機能を持ち、最大4回分の保留記憶が可能である。
上記のように比較的長時間羽根部材250が開放すると、遊技球PBがセンター役物105内に流入し易くなり、特定領域への入賞もし易くなる。
この特定領域への入賞を条件に、前記特別図柄抽選の当選に基づく権利を行使することができる。この権利行使は、大入賞口110の所定ラウンド(本実施の形態では、15ラウンド)の開閉動作(1回の開放が30秒、或いは最大10個の入賞)が実行される(以下、「特別遊技処理」という)。
前記特別遊技処理が終了すると、以後、所定回数(本実施の形態では、4回(第1セット時の最初の特別遊技処理は開放回数が2ラウンドとなる))の特別遊技処理が発生しやすくなる遊技状態となる(通過ゲート107の開放延長が継続する)。
この第1セットの4回の特別遊技処理が終了すると、前記保留記憶による特別図柄抽選(当選確率1/1、開放延長機能の実行有無の振分は開放延長機能有り60%:開放延長機能無し40%)が実行され、再度、羽根部材250が比較的長時間開放し、特定領域への入賞を条件に第2セット目の特別遊技処理が実行される。この第2セット以降は、開放延長機能有りに振り分けられれば、繰り返し最大4回の特別遊技処理が実行されるが、開放延長機能が実行されない(無し)と1回の特別遊技処理後には通常遊技状態にもどるため、特図B始動入賞口108Bへの入賞が困難となり、特別遊技処理の連続動作は、終了する。
(不正監視制御「不正行為判定機能」)
監視部360では、様々な不正行為(磁石を用いた不正、振動させる不正、糸付遊技球を用いた不正等)を監視し、不正があった場合には、共用表示部62と、スピーカ60U、60L、60C、60Rを用いて報知する場合と、事前に不正行為ができないような無効操作を行う場合とがある。その中で、特図B始動入賞口センサ264Bに対する、例えば糸付遊技球を用いた不正行為に関しては、後者の事前に不正行為ができないような無効操作を行っている。
この糸付遊技球を用いた不正行為は、当該糸付遊技球を入賞開口端部302に入賞させ、その奥に位置する特図B始動入賞口センサ264Bの上下流の間を、糸を操って行き来させる場合がある。本実施の形態の監視部360では、この不正行為自体を無効とするため、舌片ソレノイド257が非通電の場合は、特図B始動入賞口センサ264Bを遊技球PBが通過しても、そのときの検出を無効とする制御システムを構築している(以下、「無効制御システム」という)。
これにより、特図B始動入賞口108Bに対して、糸付遊技球による不正行為を行おうとしても、特図B始動入賞口センサ264Bの検出自体が無効となるため、不正者にとって、なんら得るものを無くすことができる(図9の仮無効信号参照)。
(検査時無効解除対策「不正行為判定解除機能」)
一方で、特図B始動入賞口センサ264Bを含み、各種センサを対象として、出荷先において、定期的、或いは不定期に動作試験(検査)を行う場合がある。この場合、例えば、本実施の形態では、特図A始動入賞口108Aにおいては、可動体が備わっておらず、前記無効制御システムの対象ではないので、検査者が特図A始動入賞口108Aに遊技球PBを手挿入することで、特図A始動入賞口センサ264Aの動作状態を検査することができる。
しかしながら、特図B始動入賞口108Bにおいては、可動体(舌状可動片300)が備わっており、前記無効制御システムの対象となっているので、検査者が特図B始動入賞口108Bに遊技球PBを手挿入してもこれが無効となって、特図B始動入賞口センサ264Bの検査することができない。例えば、図9の仮無効信号に付した点Aと点Bの期間での入賞が、これに相当する。
さらに、特図B始動入賞口108Bに特化して言えば、入賞開口端302の正面がカバー部材306によって、遊技球PBの直径程度の隙間しかないため、検査者による遊技球PBの手挿入作業も煩雑となる。
そこで、本実施の形態では、前記カバー部材306を開閉可能とし、かつこの開閉状態を検出するフォトセンサ356を設けた。フォトセンサ356は、主制御部150に接続され、監視部360に信号を送出する。
ここで、監視部360では、舌片ソレノイド257が非通電のとき、通常は特図B始動入賞口108Bの入賞を無効とするが、フォトセンサ356でバー部材306の開放状態を検出している間は、当該無効を解除するようにした(図9の本無効信号参照)。
この結果、カバー部材306を開放することによる、検査者の手挿入作業性の向上と、当該手挿入による特図B始動入賞口108Bの動作状態の検査が可能となる。すなわち、前述した図9の点Aと点Bの期間では、本無効信号がオフとなっているため、この期間の入賞が有効となる。
以上説明したように本実施の形態では、不正行為を未然に防止するため、特図B始動入賞口108Bのように、舌状可動片300が舌片ソレノイド257の通電で突出されていないと、入賞することがあり得ない構造の場合、当該舌片ソレノイド257の非通電状態で、特図B始動入賞口センサ264Bで遊技球PBを検出しても、不正行為による入賞であるとして、当該特図B始動入賞口センサ264Bの検出信号自体を無効とする機能を備えた監視部360において、カバー部材306が開放していることをフォトセンサ356で検出した場合は、前記無効期間であってもこの無効を解除するようにした。これにより、特図B始動入賞口センサ264Bの検査のために、カバー部材306を開放して、特図B始動入賞口108Bに遊技球PBを手挿入した場合に、この入賞を有効とし、特図B始動入賞口センサ264Bの動作状態を判定することができる。
なお、本発明は、このような遊技仕様であることに限定されるものではなく、様々な遊技仕様のパチンコ機でも実施可能である。例えば、遊技盤面に始動入賞口を設け、その始動入賞口に遊技球が入賞することで内部的に抽選が実行され、画像表示装置(LEDやLCD等)による画像演出によって抽選結果を報知し、当該抽選による当選が報知された場合には、通常遊技状態では常に閉止状態の大入賞口を開放し、遊技者に有利な特別遊技状態を付与するような遊技機において、その遊技盤面に設けられた前記始動入賞口を本発明の役物装置で構成するようにしてもよい。
また、不正行為を未然に防止するために遊技球PBの入賞を無効にする基本構成に対して、当該無効を解除するためのトリガとして、本実施の形態では、カバー部材306の開閉状態を検出するフォトセンサ356の信号を適用したが、フォトセンサ356に限らず、メカ的な動作スイッチ(リミットスイッチ等)を用いてもよい。また、カバー部材306の開閉状態に限らず、センサの検査工程において、検査者が入賞口へ遊技球を手挿入するときに障害となる部材が取り外された又は開放された状態を検出すればよい。
また、ガラス扉の開閉状態を検出することで、仮無効信号を解除するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態における舌状可動片300や、本実施の形態では適用していないが、電動チューリップの羽根等を通電せずに、手動で開放したことを検出して、仮無効信号を解除するようにしてもよい。例えば、遊技盤18の正面から開放させたときのみ動作する部材を設ける、或いは人の指を感知する静電センサ等が適用可能である。
また、検査者の登録証をカードリーダにかざすことで、無効機能を解除するようにしてもよい。さらには、フォトセンサ356の代わりに主制御部150等の制御基板に検査用のスイッチを設けてもよい。
また、カバー部材306を一方を蝶番で連結し、他方を爪部354で係合するようにしたが、磁石等による磁着、弾性変形による圧入であってもよい。また、マジックテープ(登録商標)やねじ等を用いてもよく、要するに迅速かつ簡便に開閉可能であればよい。また、開閉ではなく、着脱する構成であってもよい。
PB 遊技球
10 パチンコ機(遊技機)
16 ガラス枠
18 遊技盤
19 遊技領域
56 遊技機枠演出部
60 スピーカ
60C、60L、60R ガラス枠スピーカ
60U 受け皿スピーカ
62 共用表示部
64 磁石センサ
66 振動センサ
68 開放検出センサ
105 センター役物
106 表示盤
107 通過ゲート
108A 特図A始動入賞口
108B 特図B始動入賞口(役物装置)
110 大入賞口
112 アウト口
113 可動体役物
126 発光素子
150 主制御部
152 演出制御部
154 払出制御部
190 盤用外部端子
191 枠用外部端子
264A 特図A始動口センサ
264B 特図B始動入賞口センサ(球検出センサ)
266 大入賞口センサ
300 舌状可動片(可動体)
302 入賞開口端部
304 ベース部
306 カバー部材
306A 表示レンズ部
308 駆動ユニット
310 フランジ部
311 遊技盤固定用ネジ孔
313 ビス
314 入賞案内部(入賞案内部材)
316 雌側突起部
318 円孔
350 装飾プレート部
352 ベースプレート部
320 雄側突起部
322 ビス
324 庇部
326 ソレノイド(駆動手段)
326A プランジャ
326B 圧縮コイルばね
326C ソレノイド本体
328 シーソー部材
300 舌状可動片
314 入賞案内部
330 案内部カバー
330A 貫通孔
332 ブラケット
334 ビス
354 爪部
356 フォトセンサ(状態検出センサ)
360 監視部
362 遊技実行制御部
364 情報解析部
366 判定基準情報読出部
368 不正判定部
370 判定基準情報記憶部
372 不正報知指示部
374 検出信号無効判定部(球検出無効化手段)
376 無効解除部(解除手段)

Claims (6)

  1. 遊技球が遊技盤の表面に沿って、釘及び風車を含む障害物に当接しながら落下する領域に設けられ、入賞口から遊技球が入賞することで遊技の進行に変化をもたらす遊技機であって、
    前記入賞口が設けられると共に入賞した遊技球の案内路を形成する入賞案内部材と、前記案内路を通過する遊技球を検出する球検出センサと、前記入賞口からの遊技球の入賞をし易くする開放位置及び前記入賞口からの遊技球の入賞をし難くする閉止位置に移動可能な可動体と、通電時に前記可動体を前記開放位置へ移動させ、非通電時に前記可動体を前記閉止位置へ移動させる駆動手段とを備えた役物装置と、
    前記駆動手段が非通電の状態では、前記球検出センサでの遊技球の検出を無効とする球検出無効化手段と、
    前記球検出センサの検査工程に連動して、必然的に物理的動作を伴う部材の動作状態を検出する状態検出センサと、
    前記状態検出センサの出力信号が、前記検査工程に連動した動作状態を検出したときに発する動作信号である場合に、前記球検出無効化手段の機能を解除する解除手段と、
    を有する遊技機。
  2. 前記状態検出センサが、
    前記球検出センサの検査工程において、検査者が前記入賞口へ遊技球を手挿入するときに障害となる部材が取り外された又は開放された状態を検出することで、前記動作信号を出力することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記状態検出センサが、
    遊技機の前面に設けられ、遊技盤を保護すると共に、遊技者と遊技盤との間を仕切るガラス扉の開閉状態を検出することで、前記動作信号を出力することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記状態検出センサが、
    前記駆動手段の非通電状態で前記可動体の開放を検出することで、前記動作信号を出力することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 遊技球が遊技盤の表面に沿って、釘及び風車を含む障害物に当接しながら落下する領域に設けられ、入賞口から遊技球が入賞することで遊技の進行に変化をもたらす遊技機であって、
    前記入賞口が前記遊技盤の表面から突出しないように前記遊技盤に収容され、当該入賞した遊技球の案内路を形成する入賞案内部材と、前記案内路を通過する遊技球を検出する球検出センサと、前記入賞案内部材における前記入賞口の開口端近傍に設けられ、少なくとも、前記遊技盤の表面から突出する第1の位置及び前記遊技盤の表面から突出しない第2の位置に移動可能な可動体と、通電時に前記可動体を前記第1の位置へ移動させ、非通電時に前記可動体を前記第2の位置へ移動させる駆動手段と、前記入賞口と対面し前記遊技球が通過可能な隙間に相当する距離だけ離れた位置に着脱又は開閉可能に配置されたカバー部材と、前記カバー部材の着脱状態又は開閉状態を検出する状態検出センサとを備えた役物装置と、
    前記駆動手段が非通電の状態では、前記球検出センサでの遊技球の検出を無効とする球検出無効化手段と、
    前記状態検出センサの出力信号が、前記カバー部材の取り外し中又は開放中を示す信号である場合に、前記球検出無効化手段の機能を解除する解除手段と、
    を有する遊技機。
  6. 前記カバー部材は、前記取り付け状態又は閉止状態で、前記入賞口並びに前記可動部材の動作状態を遊技者から見にくくする隠蔽機能と、遊技者の視線で見える面に施された画像による装飾機能とを備えることを特徴とする請求項5記載の遊技機。
JP2011096455A 2011-04-22 2011-04-22 遊技機 Expired - Fee Related JP5851112B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011096455A JP5851112B2 (ja) 2011-04-22 2011-04-22 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011096455A JP5851112B2 (ja) 2011-04-22 2011-04-22 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012223525A true JP2012223525A (ja) 2012-11-15
JP5851112B2 JP5851112B2 (ja) 2016-02-03

Family

ID=47274383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011096455A Expired - Fee Related JP5851112B2 (ja) 2011-04-22 2011-04-22 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5851112B2 (ja)

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000140337A (ja) * 1998-11-13 2000-05-23 Yutaka Nishikawa パチンコ遊技機
JP2003038822A (ja) * 2001-07-31 2003-02-12 Heiwa Corp 遊技機の遊技盤被覆装置
JP2003320132A (ja) * 2002-04-26 2003-11-11 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2004167038A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2004242871A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Sankyo Kk 遊技機
JP2005095566A (ja) * 2003-08-27 2005-04-14 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2007111201A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2007275299A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Newgin Corp 入賞装置
JP2008086602A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Newgin Corp 遊技機
JP2008136544A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Samii Kk 遊技機
JP2010131379A (ja) * 2008-10-31 2010-06-17 Sansei R&D:Kk 弾球遊技機
JP2010178955A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Takeya Co Ltd 可変入賞装置及び遊技機
JP2011015846A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000140337A (ja) * 1998-11-13 2000-05-23 Yutaka Nishikawa パチンコ遊技機
JP2003038822A (ja) * 2001-07-31 2003-02-12 Heiwa Corp 遊技機の遊技盤被覆装置
JP2003320132A (ja) * 2002-04-26 2003-11-11 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2004167038A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2004242871A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Sankyo Kk 遊技機
JP2005095566A (ja) * 2003-08-27 2005-04-14 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2007111201A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2007275299A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Newgin Corp 入賞装置
JP2008086602A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Newgin Corp 遊技機
JP2008136544A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Samii Kk 遊技機
JP2010131379A (ja) * 2008-10-31 2010-06-17 Sansei R&D:Kk 弾球遊技機
JP2010178955A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Takeya Co Ltd 可変入賞装置及び遊技機
JP2011015846A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5851112B2 (ja) 2016-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5374723B2 (ja) 遊技台
JP4870834B1 (ja) 遊技台
JP2014171636A (ja) 遊技機
JP2015002814A (ja) 遊技機
JP2006075377A (ja) 不正防止パチンコ遊技機。
JP2014057740A (ja) 遊技機
JP2012010800A (ja) 遊技機
JP2007236704A (ja) 遊技機
JP2014057739A (ja) 遊技機
JP4914949B1 (ja) 遊技台
JP5851112B2 (ja) 遊技機
JP5313055B2 (ja) 役物装置及び遊技機
JP4964998B1 (ja) 遊技台
JP5485307B2 (ja) 遊技台
JP5485306B2 (ja) 遊技台
JP5707045B2 (ja) 遊技機用役物
JP5506764B2 (ja) 遊技台
JP5581425B2 (ja) 役物装置及び遊技機
JP5915870B2 (ja) 遊技台
JP6071795B2 (ja) 遊技機
JP4914948B1 (ja) 遊技台
JP2019088460A (ja) 遊技機
JP5663754B2 (ja) 遊技台
JP5548635B2 (ja) 遊技機
JP2016064236A (ja) 遊技台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5851112

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees