JP2011015846A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】変動入賞装置の作動の有無を容易に確認でき、かつ変動入賞装置に対する不正行為を行う機会を極力少なくした弾球遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技領域内に変動入賞装置41を配置し、その内部の入賞球検出手段35aから得られる入賞球の検出に係る入力情報に基づいて賞球の払い出し等の遊技処理を行うようにした弾球遊技機において、前記遊技処理は、前記変動入賞装置の作動中に実行され入力情報を受け付ける第1の入力管理処理(S304、305→S317)と、前記変動入賞装置の未作動中に実行され入力情報を条件付で受け付ける第2の入力管理処理(S306〜S317)と、を有し、前記第2の入力管理処理は、所定条件の成立までは前記入力情報を有効化する有効化手段(S312→S317)と、前記所定条件の成立後は前記入力情報を無効化する無効化手段(S313〜S315)と、を備えた構成とする。
【選択図】図6
【解決手段】遊技領域内に変動入賞装置41を配置し、その内部の入賞球検出手段35aから得られる入賞球の検出に係る入力情報に基づいて賞球の払い出し等の遊技処理を行うようにした弾球遊技機において、前記遊技処理は、前記変動入賞装置の作動中に実行され入力情報を受け付ける第1の入力管理処理(S304、305→S317)と、前記変動入賞装置の未作動中に実行され入力情報を条件付で受け付ける第2の入力管理処理(S306〜S317)と、を有し、前記第2の入力管理処理は、所定条件の成立までは前記入力情報を有効化する有効化手段(S312→S317)と、前記所定条件の成立後は前記入力情報を無効化する無効化手段(S313〜S315)と、を備えた構成とする。
【選択図】図6
Description
本発明は、パチンコ遊技機などの弾球遊技機に係り、詳しくは変動入賞装置における入賞球検出手段の作動の有無を容易に確認可能にすると共に、入賞球検出手段の有効無効の境界時期を不正防止の観点から有利となるよう規定した弾球遊技機に関する。
従来、第1種パチンコ遊技機では、特別図柄変動表示ゲーム(特別図柄遊技)として、特別図柄始動口への入球を契機として特別図柄に関する大当り遊技を実行するか否かの大当り抽選を行い、その抽選結果として特別図柄表示装置に大当り図柄が表示されると、これに基づいて特別電動役物である特別変動入賞装置の大入賞口を所定パターンにて開放制御し、短時間で多量の入賞球を獲得し得る遊技者に有利な遊技状態(大当り遊技状態)を発生させる。
上記特別図柄始動口は一般に上下に二つ設けられ、そのうちの下始動口には電動チューリップ(以下、電チューという)と称される普通電動役物からなる普通変動入賞装置が用いられ、これを開状態に作動させる普通図柄変動表示ゲーム(普通図柄遊技)が付加的に行われる構成となっている。この普通図柄遊技では、普通図柄始動口に遊技球が通過したことを契機として普通図柄に関して当り抽選を行い、その抽選結果として普通図柄表示装置に所定の当たり図柄が表示されると、電チューの可動翼片を開状態に作動させて、下始動口への入賞が容易となる遊技者に有利な遊技状態(補助遊技状態)を発生させる。
上記の特別変動入賞装置の大入賞口に入った入賞球は、内部に入賞球検出手段として設けられた大入賞口センサにより検出され、入賞球1個に対して所定個数たとえば9個の賞球が払い出される。また上記の普通変動入賞装置の電チューに入った入賞球は、内部に入賞球検出手段として設けられた特別図柄始動口センサにより検出され、入賞球1個に対して所定個数たとえば3個の賞球が払い出されると共に、図柄遊技を開始させる権利を、所定個数(たとえば4個)まで保留記憶可能な形で獲得する。したがって電チューに入賞球が発生することは、図柄遊技の大当り抽選に当選する機会を増大させることになり、遊技者およびホール側の利益に重大な影響がある。
そこで、一方では、パチンコ遊技機の製造工程あるいは遊技店内において、これら特別変動入賞装置および普通変動入賞装置といった電動役物における入賞球検出手段の作動の有無(ON、OFF)を、賞球払出動作や図柄遊技の始動の確認などと関連させて検査できることが重要になる。
また他方では、これら電動役物の作動の有無をいつでも容易に検査できる構成とすると、たとえばピアノ線等による不正な開放行為を行って、あるいは人為的に変動入賞装置に入球させることにより、不正に賞球の払出や図柄遊技の実行が行えることになり、変動入賞装置に対する不正防止の観点からは好ましくない。そこで、変動入賞装置における入賞球検出手段の有効無効の境界時期を、不正防止の観点から有利となるように規定することが求められる。
このうち電チューにおける入賞球検出手段の有効無効の境界時期を規定する構成としては、次のようなものがある。
(1)いかなる遊技状態下でも入賞球検出手段を常時有効とする。
(2)高確率状態および時短状態中は、電チューの作動の有無に拘わらず、入賞球検出手段を常時有効とする。すなわち、図柄遊技で抽選される大当り当選確率が通常時より高い高確率状態の場合、および特別図柄の変動時間について時短機能が付与されている時短状態中の場合は、可動翼片が開状態にあるか否かに拘わらず、入賞球検出手段を常時有効な状態とする。
(3)電チューが作動中(可動翼片が開状態)となっている期間および作動終了(可動翼片が閉状態)後の所定時間たとえば0.5秒を合わせた期間のみ、入賞球検出手段を有効とする(下記特許文献1参照)。上記0.5秒は、電チューの可動翼片間に発生した球噛みが解消されるのに要する余裕時間である。
上記境界時期を規定する構成(1)〜(3)は、不正防止の観点から優劣をつけると、上記(1)、(2)、(3)の順に優れると考えられる。ただし境界時期を厳格に規定し過ぎると、たとえば上記(3)の構成では、検査時に、電チューの作動中でない状態下で入球を発生させると異常発生が検出されることになり、電チューが作動中となるまで待つ必要があるなど、電チューの入賞球検出手段のON−OFF状態を円滑に確認することが困難となる。そこで、下記(4)の構成とすることが考えられる。
(4)上記(3)を基本構成として有しつつ、電チューの保留が無くなってから所定時間(たとえば30秒)が経過した場合、つまり普通図柄の変動表示が停止してデモ状態となっている場合、電チュー未作動中における入賞球検出手段からの検出が所定個数(たとえば4個)までの賞球検出は有効とし、それ以外の電チュー未作動中の賞球検出は無効とする。
しかしながら、上記(4)の構成は、電チューの保留が無くなって30秒が経過すると電チュー未作動中に入賞検出があった場合は入賞球検出手段からの検出情報が有効として扱われる。このため上記(4)の構成では、通常の遊技状態中でも時間が経過さえすれば、電チュー未作動中に入賞検出があった場合にその入賞検出を有効にするタイミングが何度でも出現する。これは不正行為の可能な機会が幾度も訪れることを意味しており、不正防止という観点からはさらなる改善が望まれる。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、変動入賞装置の入賞球検出手段の作動の有無を容易に確認でき、かつ変動入賞装置に対する不正行為を行う機会を極力少なくした、弾球遊技機を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)遊技領域内に入賞口を可動部材により開閉可能とした変動入賞装置(41、42)を配置し、前記変動入賞装置に入賞球を検出する入賞球検出手段(35a、40a)を設け、前記入賞球検出手段から得られる入賞球の検出に係る入力情報に基づいて賞球の払い出し等の遊技処理を行うようにした弾球遊技機において、
前記遊技処理は、前記変動入賞装置の作動中に実行され前記入力情報を受け付ける第1の入力管理処理(S304、305→S317)と、前記変動入賞装置の未作動中に実行され前記入力情報を条件付で受け付ける第2の入力管理処理(S306〜S317)と、を有し、前記第2の入力管理処理は、所定条件の成立までは前記入力情報を有効化する有効化手段(S312→S317)と、前記所定条件の成立後は前記入力情報を無効化する無効化手段(S313〜S315)と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
前記遊技処理は、前記変動入賞装置の作動中に実行され前記入力情報を受け付ける第1の入力管理処理(S304、305→S317)と、前記変動入賞装置の未作動中に実行され前記入力情報を条件付で受け付ける第2の入力管理処理(S306〜S317)と、を有し、前記第2の入力管理処理は、所定条件の成立までは前記入力情報を有効化する有効化手段(S312→S317)と、前記所定条件の成立後は前記入力情報を無効化する無効化手段(S313〜S315)と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
(2)前記無効化手段による前記入力情報を無効化する作用を解除する解除手段(S105)を、さらに有する、ことを特徴とする上記(1)に記載の弾球遊技機。
(3)前記無効化手段が作用することとなる前記所定条件は、前記入賞球検出手段による所定個数の遊技球の検出である、ことを特徴とする上記(1)または(2)に記載の弾球遊技機。
(4)前記無効化手段が作用することとなる前記所定条件は、前記入賞検出手段を除く他の所定の検出手段による遊技動作に関連した検出である、ことを特徴とする上記(1)または(2)に記載の弾球遊技機。
(5)前記解除手段は、主電源が投入されたことを条件に、前記無効化手段による前記入力情報を無効化する作用を解除する、ことを特徴とする上記(2)〜(4)のいずれかに記載の弾球遊技機。
(6)前記解除手段は、前記遊技領域を被う扉が開放されたこと(S331:YES)を条件に、前記無効化手段による前記入力情報を無効化する作用を解除する、ことを特徴とする上記(2)〜(4)のいずれかに記載の弾球遊技機。
本発明によれば、入賞球検出手段の有効無効の境界時期について、所定個数の入球がある迄や遊技が開始される迄などの境界条件が成立する迄は、変動入賞装置に入賞球が発生しても異常を報知することなく正常に入賞したものとして扱う。したがって、特別変動入賞装置や普通変動入賞装置における入賞球検出手段の有効無効を容易に検査し確認することができる。また、それ以降の入賞検出に係る入力情報は無効扱いとするため、変動入賞装置に強制的に入球する不正行為を有効に阻止することができる。
また主電源を再投入するなどの解除手段により無効化手段による作用を解除することにより、正常な入賞球の検出動作を再度行わせることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態をパチンコ遊技機を例にして説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るパチンコ遊技機の外観を示す正面側の斜視図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るパチンコ遊技機の外観を示す正面側の斜視図である。
<1.構成の概要:図1、図2>
図示のパチンコ遊技機1は、木製の外枠4の前面に額縁状の前面枠2を開閉可能に取り付け、前面枠2の裏面に取り付けた遊技盤収納フレーム(図示せず)内に遊技盤3を装着し、この遊技盤3の表面に形成した遊技領域3aを前面枠2の開口部に臨ませた構成を有する。上記遊技領域3aは、遊技盤3の面上に配設した球誘導レール5(図2参照)で囲まれた領域からなる。この遊技領域3aの前側に、透明ガラスを支持したガラス扉枠6が開閉可能に設けられている。
図示のパチンコ遊技機1は、木製の外枠4の前面に額縁状の前面枠2を開閉可能に取り付け、前面枠2の裏面に取り付けた遊技盤収納フレーム(図示せず)内に遊技盤3を装着し、この遊技盤3の表面に形成した遊技領域3aを前面枠2の開口部に臨ませた構成を有する。上記遊技領域3aは、遊技盤3の面上に配設した球誘導レール5(図2参照)で囲まれた領域からなる。この遊技領域3aの前側に、透明ガラスを支持したガラス扉枠6が開閉可能に設けられている。
このガラス扉枠6は、一側がヒンジ6Aで前面枠2に枢支されかつ他側が施錠機構にて施錠されていて、ホールの店員が鍵穴6Bに鍵を差し込んで施錠機構による施錠を解除することにより、手前に開くことができる。
またパチンコ遊技機1は、ガラス扉枠6の下側に配設された前面操作パネル7を有している。前面操作パネル7には上受け皿ユニット8が設けられ、この上受け皿ユニット8には、排出された遊技球を貯留する上受け皿9が形成されている。前面操作パネル7には、球貸しボタン11およびプリペイドカード排出ボタン12(カード返却ボタン12)が設けられている。また、上受け皿9の上皿表面部分には、内蔵ランプが点灯されて操作可能となり、その内蔵ランプ点灯時に押下することにより演出効果を変化させることができる押しボタン式の枠演出ボタン13が設けられている。この上受け皿9には、上受け皿9に貯留された遊技球をパチンコ遊技機1の下方に抜くための球抜きボタン14が設けられている。
また、前面操作パネル7の右端部側には、発射ユニットを作動させるための発射操作ハンドル15が設けられている。また、前面枠2の上部の両側、発射操作ハンドル15の上側には、効果音を発生するスピーカ46が設けられている。またさらに、ガラス扉枠6の各所には、光の装飾により演出効果を現出する装飾ランプ45が設けられている。
次に、遊技盤3の遊技領域3aについて説明する。図2に示すように、遊技盤3の略中央部には、3つ(左、中、右)の表示エリアにおいて、独立して数字やキャラクタや記号などによる図柄(装飾図柄)の変動表示が可能である画像表示装置としての液晶表示装置36(LCD:Liquid Crystal Display)が配設されている。この液晶表示装置36の真下には、第1の特別図柄始動口である上始動口34と、第2の特別図柄始動口である下始動口35とが上下に配設され、それぞれの内部には、入賞球を検出する入賞球検出手段として特別図柄始動口センサ34a、35a(図3参照)が設けられている。下始動口35には、左右一対の可動翼片47が下始動口35を開閉可能に設けられ、電動チューリップ(略して電チュー)と称される普通電動役物(普通変動入賞装置)41を構成している。
上始動口34より上左側には、ゲートからなる普通図柄始動口37が配設されており、通過する遊技球を検出する普通図柄始動口センサ37a(図3参照)が配設されている。
上記電チュー41により構成される下始動口35の下方には、特別電動役物として、大入賞口40を開放扉42bで開閉可能に構成したアタッカーと称される特別変動入賞装置42が配設され、その内部には入賞球検出手段として大入賞口センサ40a(図3参照)を備えている。また、特別変動入賞装置42の両側に一般入賞口43が2つずつ、計4つ配設されている。これらの各一般入賞口43も、それぞれ内部に入賞球検出手段としてのセンサを有しており、遊技球の通過を検出できるようになっている。
また、遊技領域3aの右上縁付近には、7セグを3桁に並べて構成される特別図柄表示装置38と、2個のLEDからなる普通図柄表示装置39が設けられている。さらに、遊技領域3aには、センター飾り48、遊技球の落下方向変換部材としての風車44や複数の遊技釘(図示せず)、複数の発光装置(ランプ、LED等:図示せず)などが配設されている。さらに遊技盤3の両側端部近傍にも、装飾ランプ45などのランプ表示装置やLED装置が配設されている。
遊技球が上始動口34または下始動口35に入賞したことに基づき、主制御基板27(図3参照)において乱数抽選による大当りに関する抽選(大当り抽選)が行なわれる。この抽選結果に応じて特別図柄を特別図柄表示装置38に変動表示させて、特別図柄変動表示ゲーム(特別図柄遊技)を開始し、一定時間経過後に、その結果を特別図柄表示装置38に表示するようになっている。このとき、上記特別図柄変動表示ゲームに連動する形態で、装飾図柄を液晶表示装置36に変動表示させて、装飾図柄変動表示ゲームを開始し、上記一定時間経過後に、特別図柄表示装置38に抽選結果が表示されると共に、液晶表示装置36にも装飾図柄によりその結果が表示される。
本実施形態では液晶表示装置36により画像表示装置を構成しているが、これに限らず、画像表示装置として、プラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display Panel)、電子ペーパディスプレイ、有機ELディスプレイ(OELD:Organic ElectroLuminescent Display)等で構成しても良い。この液晶表示装置36は、後述する液晶制御基板25(図3参照)の制御の下で、種々の演出を画像で表示させる。すなわち、上記特別図柄変動表示ゲームでの抽選結果を反映させた演出、つまり装飾図柄を変動表示させて上記装飾図柄変動表示ゲームを現出し、これに付随して種々の予告演出(たとえば、連続予告演出やリーチ演出や背景演出など)を現出させる。
したがって、特別図柄表示装置38での特別図柄変動表示ゲームの結果が「大当り」であった場合、この液晶表示装置36の装飾図柄変動表示ゲームの結果も「大当り」を反映させた演出が現出される。また、特別図柄表示装置38では特別図柄が大当りを示す所定の停止表示態様(たとえば、3個の7セグが全て「7」停止表示状態)となり、液晶表示装置36では「左」「中」「右」の各表示エリアにおいて、当り有効ライン上で装飾図柄が上記大当り抽選結果を反映させた所定の停止表示態様(たとえば、「左」「中」「右」の各表示エリアにおいて、3個の装飾図柄が「7」「7」「7」停止表示状態)となる。
そして、この大当りとなった場合には、特別変動入賞装置ソレノイド42a(図3参照)が作動して開放扉42bが開き、これにより大入賞口40が所定パターンで開閉制御されて、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技状態(大当り遊技)が発生する。この大当り遊技では、開放扉42bが所定時間(たとえば29秒)開放して大入賞口40が開放されるか、または所定個数(たとえば9個)の遊技球が入賞するまで大入賞口40が開放され、その後、所定時間(たとえば2秒)開放扉42bが閉まって大入賞口40を閉鎖する、といった動作が所定回数(たとえば、最大15回(15R(ラウンド))繰り返されるようになっている。
上記大当り遊技は、上記図柄変動表示ゲームにて大当りを示す図柄が確定表示されてから開始される。大当りが開始すると、最初に大当り開始ファンファーレによるオープニング演出が行われ、オープニング演出が終了した後、大入賞口40が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定ラウンド数を上限(たとえば、15ラウンド)として複数回行われる。1回のラウンド遊技は、大入賞口40が開放されてから閉鎖される迄であり、1回のラウンド遊技中での大入賞口40の開放は、規定入賞個数(たとえば、9個)の遊技球が大入賞口40に入賞するまでの間、または規定時間(たとえば、29秒)が経過するまでの間、となっている。また、ラウンド遊技中では、対応するラウンド演出が行われる。そして、規定ラウンド数終了後には、大当り終了ファンファーレによるエンディング演出が行われ、大当りが終了する。
また普通図柄始動口37に遊技球が通過したことに基づき、普通図柄変動表示ゲーム(普通図柄遊技)が開始され、普通図柄表示装置39が点滅等の変動表示を行い、一定時間経過後に、その普通図柄変動表示ゲームの結果を、LED39の点灯と非点灯の組み合わせまたは双方点灯の組み合わせにて停止表示する。すなわち、普通図柄始動口37に遊技球が通過したことに基づき普通図柄に関する乱数抽選が行われ、この抽選結果が当りであった場合には、普通図柄表示装置39の表示部を所定パターン(たとえば、2個のLEDが双方共に点灯状態)に表示させ、その後に、普通変動入賞装置41の可動翼片47が開状態となって、遊技者に有利な遊技状態である補助遊技状態が発生する。
この補助遊技状態下では、普通変動入賞装置41の可動翼片47が、所定時間(たとえば、0.2秒)開放して下始動口35が開放されるか、または所定個数(たとえば、5個)の遊技球が普通変動入賞装置41に入賞するまで下始動口35が開放され、その後、所定時間(たとえば、0.5秒)可動翼片47が閉まり下始動口35を閉鎖する、といった動作が所定回数(たとえば、最大2回)繰り返される。
また上記補助遊技状態中に遊技球が下始動口35に入賞した場合にも、同様に内部抽選が行われ、上記特別図柄変動表示ゲームが行なわれ、これに伴い装飾図柄変動表示ゲームが行なわれる。各入賞口に入賞しなかった遊技球は、アウト口49を介して排出される。
なお、上記特別図柄変動表示ゲームまたは上記普通図柄変動表示ゲームを行う最中に、さらに特別図柄始動口センサ34a、35aまたは普通図柄始動口センサ37aからの検出信号の入力がある場合には、この検出信号に基づいて各変動表示ゲームを行わせるための始動権利に関するデータである始動記憶(いわゆる、作動保留球数)を、変動表示中にかかわるものを除き、上限の所定個数まで記憶する。そして、この始動記憶個数を遊技者に明らかにするため、パチンコ遊技機1の適所にまたは液晶表示装置36による画面中に画像として表示させる。通常は、この始動記憶の発生順に、各始動記憶に対する変動表示ゲームが実行制御される。本実施形態では、上記上限の所定個数として、特別図柄、普通図柄に関する始動記憶をそれぞれ4個まで主制御基板27に設けられるRAM273(図3参照)に記憶され、特別図柄または普通図柄の変動確定回数として保留される。
次に、大当り遊技終了後に発生する特定遊技状態について説明する。この特定遊技状態は、大当りの種別(詳細は追って説明する)に応じてあらかじめ定められたものであり、以下の機能が作動することで、種々の特定遊技状態が発生することになる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機1は、主制御基板27(主制御CPU271:図3参照)がその機能部を担う、確率変動(以下、「確変」と称する)機能を備えている。これには特別図柄に係る確変機能(以下、「特別図柄確変機能」と称する)と普通図柄に係る確変機能(以下、「普通図柄確変機能」と称する)の二種類がある。
特別図柄確変機能は、大当り終了後に大当りの抽選確率が低確率である通常確率(たとえば、348分の1)から高確率(たとえば34.8分の1)に変動する大当り確変状態を付与する機能である。すなわち、大当り確変状態においては、大当り抽選確率が低確率である低確率状態から、大当り抽選確率が高確率である高確率状態に変動している。この特別図柄確変機能の作動契機となる大当りを「確変大当り」と称し、特別図柄確変機能の作動契機とはならない大当りを「非確変大当り」称する。上記特別図柄確変機能が動作中の遊技状態(高確遊技状態)下では、大当り抽選確率が高確率に変動して大当りが生起され易くなるため、この確変状態は遊技者にとって有利であり、上記「確変大当り」は遊技者が最も期待する大当り種別と言える。なお、確変状態を継続させる条件は適宜定めることができる。たとえば、所定回数(たとえば、4回)の特別図柄変動表示ゲームが終了する迄の間(いわゆる、「回数切り確変(ST)」)、または次回の大当り遊技が開始される迄の間、もしくは抽選により低確率状態に移行することが決定される迄の間(いわゆる、「転落抽選」)を条件とすることができ、いずれの条件を付与するかは自由である。また、確変大当りを複数種類設けることにより、各確変大当りごとに、どの条件を付与するかを定めても良い。
普通図柄確変機能は、大当り遊技終了後に補助当り抽選確率が低確率である通常確率(たとえば、256分の1)から高確率(たとえば、256分の255)に変動する補助当り確変状態を付与する機能である。普通図柄確変機能が動作中の遊技状態下では、補助当り抽選確率が高確率に変動して補助当りが生起され易くなるため、普電開放遊技が頻繁に発生し、通常遊技状態よりも単位時間当りの可動翼片47の作動率が向上する作動率向上状態となる。なお、本実施形態のパチンコ遊技機1では、上記普通図柄確変機能の作動契機は、後述する特別図柄時短機能の作動契機と同期する形態となっている。
さらにまた、本実施形態のパチンコ遊技機1は、主制御CPU271がその機能部を担う、変動時間短縮(以下、「時短」と称する)機能を備えている。これには特別図柄に係る時短機能(以下、「特別図柄時短機能」と称する)と普通図柄に係る時短機能(以下、「普通図柄時短機能」と称する)の二種類がある。
特別図柄時短機能は、大当りの抽選結果を導出する特別図柄変動表示ゲームにおける特別図柄の変動時間が短縮された特別図柄時短状態を付与する機能である。特別図柄時短機能が動作中の遊技状態下では、1回の特別図柄変動表示ゲームの時間(特別図柄が変動を開始してから確定表示される迄の時間)が、たとえば、20秒(時短状態が付与されていないとき)から5秒(時短状態が付与されているとき)に短縮され、単位時間当りの大当り抽選回数が向上する抽選回数向上状態となる。
普通図柄時短機能は、補助当りの抽選結果を導出する普通図柄変動表示ゲームにおける普通図柄の変動時間が短縮された普通図柄時短状態を付与する機能である。普通図柄時短機能が動作中の遊技状態下では、1回の普通図柄変動表示ゲームの時間(普通図柄が変動を開始してから確定表示される迄の時間)が、たとえば、10秒(時短状態が付与されていないとき)から1秒(時短状態が付与されているとき)に短縮され、通常遊技状態よりも単位時間当りの可動翼片47の作動率が向上する作動率向上状態となる。なお、本実施形態のパチンコ遊技機1では、上記普通図柄時短機能の作動契機は、上記特別図柄時短機能の作動契機と同期する形態となっている。
上記の時短状態は、本実施形態では、確変大当り終了後の確変状態が継続する間、または非確変大当り終了後の予め定めた回数の図柄変動表示ゲームが終了する迄の間、もしくは当該予め定めた回数に達する前に大当りが生起される迄の間付与される。
さらにまた、本実施形態のパチンコ遊技機1は、主制御CPU271がその機能部を担う、開放延長機能を備えている。
開放延長機能は、普通変動入賞装置41の可動翼片47を開動作させる期間およびその開放回数を延長した開放延長状態を遊技者に付与する機能である。開放延長機能が動作中の遊技状態下では、開放延長状態が付与されると、可動翼片47の開動作期間がたとえば0.2秒から1.7秒に延長され、また開閉回数が、たとえば最大2回(開放延長状態が付与されていないとき)から最大3回(開放延長状態が付与されているとき)に延長され、通常遊技状態よりも単位時間当りの可動翼片47の作動率が向上する作動率向上状態となる。本実施形態のパチンコ遊技機1では、上記開放延長機能の作動契機は、上記特別図柄時短機能の作動契機と同期する形態となっている。したがって、開放延長機能が動作中の遊技状態下では、普通図柄確変機能および普通図柄時短機能も動作中となるので、可動翼片47の作動率が著しく向上するようになっている。
このように普通変動入賞装置41の可動翼片47は、開放延長機能が付与されている場合とそうでない場合とでは、普通図柄変動表示ゲームにおいて当選した際、異なる動作パターンで開閉動作する。すなわち、可動翼片47は、開放延長機能が付与されている場合、開放延長機能が付与されていない状態と比較して、遊技者にとって有利な動作をするようになっている。
なお、以上に説明した各機能は、遊技性に関する仕様や目的に応じて、1または複数の機能を組み合わせて所定のタイミングで作動させたり停止させたりすることができる。
次に、本実施形態のパチンコ遊技機1における大当りについて説明する。ここで、本実施形態のパチンコ遊技機1は、上述したように、特別図柄確変機能、普通図柄確変機能、特別図柄時短機能、普通図柄時短機能、および開放延長機能を有している。また、普通図柄確変機能、普通図柄時短機能、および開放延長機能の作動契機は、特別図柄時短機能の作動契機と同期するようになっている。以下では、説明の便宜上、場合により、特別図柄時短機能、普通図柄確変機能、普通図柄時短機能、および開放延長機能が動作する遊技状態を「時短遊技状態(以下、「時短状態」と略す)」と称し、この時短状態に加えてさらに特別図柄確変機能が動作する遊技状態を「確変遊技状態(以下、「確変状態」と略す)」と称し、特別図柄確変機能のみが動作する遊技状態を「潜伏確変遊技状態(以下、「潜伏確変状態」と略す)」と称し、いずれの機能も動作中でない状態(大当り遊技中は除く)を「通常遊技状態」と称する。
本実施形態のパチンコ遊技機1では、図示のように、上記の特別図柄変動表示ゲームで抽選される大当りの種別として、非確変大当りの「15R非確変大当り」と、確変大当りの「15R確変大当り」、「2R突然確変(2R突確)大当り」、および「2R潜伏確変(2R潜確)大当り」と、が設けられている。これらの大当りによる大当り遊技のうち、15R非確変大当りと15R確変大当りでは、ラウンド遊技(大入賞口40の開放回数)が最大規定回数の15ラウンド行われ、2R突確大当りと2R潜確大当りでは、2ラウンド行われる。また、上記2R突確大当りと2R潜確大当りについては、1回のラウンド遊技中の大入賞口40の開放時間が15R非確変大当りや15R確変大当りよりも短く(たとえば、0.5秒)設定されている。
また大当り遊技終了後には、その大当りに応じた特定遊技状態が発生するようになっている。具体的には、15R確変大当りと2R突確大当りとには次回大当りが確定(大当り遊技が発生)するまで「確変状態」が発生し、2R潜確大当りには次回大当りとなるまで潜伏確変状態が発生し、15R非確変大当りには特別図柄変動表示ゲーム回数が規定回数(たとえば、100回)終了するまでの間か、またはその規定回数内で大当りが確定するまでの間、時短状態が発生するようになっている。
また上述した大当りの他、2R潜確大当りによる大当り遊技の場合と実質的に同じ遊技動作態様で大入賞口40が2回開閉される当り状態(小当り遊技)が付与される「小当り」を設けてある。つまり、この小当り遊技は、2R潜確大当りによる大当り遊技中の遊技動作態様との違いを遊技者が識別困難とする遊技動作態様で行われ、小当り遊技中に遊技者に付与される遊技価値と2R潜伏確変大当りによる大当り遊技中に遊技者に付与される遊技価値とは、実質的に同じとなる。しかし、小当り遊技終了後は、当該小当りの当選時の遊技状態がそのまま継続されるようになっており、この点において、大当りとなれば、「時短状態」や「確変状態」や「潜伏確変遊技状態」などの特定遊技状態が付与される大当りとはその性質を異にする。たとえば、通常遊技状態中に「小当り」に当選した場合、その小当り遊技終了後の遊技状態は、小当り当選時の遊技状態である通常遊技状態となる。
なお、上記のいずれかの大当りに当選した場合、特別図柄表示装置38における特別図柄に関しては、そのまま抽選結果が反映した特別図柄が表示される。つまり特別図柄表示装置38には、確変大当りを報知する特別図柄または非確変大当りを報知する特別図柄もしくは確変大当りか非確変大当りかいずれかの可能性があることを報知する特別図柄が表示される。一方、液晶表示装置36には、当選した大当りが確変大当りであっても、装飾図柄に関しては必ずしも最初から当該確変大当りが明らかとなる図柄で表示することを行わない。通常、遊技者は液晶表示装置36の装飾図柄変動表示ゲームを見ながら遊技に興じているので、当該ゲーム結果が非確変大当り種別を示す図柄であっても、遊技者に確変大当りへの期待感を残すためである。
ここで、本実施形態のパチンコ遊技機1には、大当り終了後に液晶表示装置36に表示される遊技状態における演出の演出モードとして、現在の遊技状態が高確率状態、つまり確変状態であることを確定的に報知する演出をなす確変演出モードと、これとは異なり大当り当選確率が高確率状態であることを確定的に報知しない演出をなす時短演出モードを設けてある。上記時短演出モードは、原則として非確変大当りを契機として移行する演出モードであり、現在の遊技状態が確変状態であることを確定的には報知しないが、時短状態であることを確定的に報知する演出をなすモードである。
<2.制御装置:図3>
図3は、上記のような遊技の進行状況に応じた遊技機制御を行う制御装置の概要を示した制御ブロック図である。
図3は、上記のような遊技の進行状況に応じた遊技機制御を行う制御装置の概要を示した制御ブロック図である。
この制御装置は、遊技動作全般の制御を司る主制御基板27(主制御部)と、主制御基板27から演出制御コマンドを受けて、光と音についての演出制御を行う演出制御基板24と、この演出制御基板24からの指示を受けて画像についての演出制御を行う液晶制御基板25と、を中心に構成される。そして、液晶制御基板25には、画像表示装置としての液晶表示装置36が接続されている。なお本明細書においては、場合により、演出制御基板24の機能と液晶制御基板25の機能を特に区別することなく、両機能を併せ持つ制御装置部分を「演出制御部」として説明する。なお本明細書において、演出装置といった場合、液晶表示装置36やランプやLEDや音響発生装置、可動体など、画像や光や音、可動体の動作態様によって演出を行う装置を広く指す。
また、主制御基板27には、主制御基板27からの各種情報を遊技機外部に出力するための各外部端子を備えた外部集中端子基板21が接続されている。さらにまた、主制御基板27には、払出制御基板29が接続され、これに発射装置32を制御する発射制御基板28および遊技球払出装置19が接続されている。符号31は電源基板であり、電源基板31は外部電源(図示せず)に接続され、変圧トランスから供給される交流電圧(AC24V:メイン電源)から所要の電源を生成し、各制御基板にそれぞれ供給する。なお、図3には電源供給ルートは省略してある。
(2−1.主制御基板27)
主制御基板27は、主制御CPU271を内蔵したマイクロプロセッサを搭載すると共に、一連の遊技機制御手順を記述した制御プログラムや制御データ等を格納したROM272と、ワークエリアが形成されるRAM273を搭載して、1チップマイクロコンピュータを構成している。また図示はしていないが、一定周期のパルス出力を作成する機能や時間計測の機能等を有するCTC(Counter Timer Circuit)やCPUに割り込み信号を付与する割り込みコントローラ回路が設けられている。
主制御基板27は、主制御CPU271を内蔵したマイクロプロセッサを搭載すると共に、一連の遊技機制御手順を記述した制御プログラムや制御データ等を格納したROM272と、ワークエリアが形成されるRAM273を搭載して、1チップマイクロコンピュータを構成している。また図示はしていないが、一定周期のパルス出力を作成する機能や時間計測の機能等を有するCTC(Counter Timer Circuit)やCPUに割り込み信号を付与する割り込みコントローラ回路が設けられている。
また主制御基板27には、上始動口34への入賞を検出する特別図柄始動口センサ34aと、下始動口35への入賞を検出する特別図柄始動口センサ35aと、普通図柄始動口37の通過を検出する普通図柄始動口センサ37aと、一般入賞口43への入賞を検出する一般入賞口センサ43aと、大入賞口40への入賞を検出する大入賞口センサ40aとが接続され、主制御基板27はこれらの各検出信号を受信可能となっている。
また主制御基板27には、特別図柄表示装置38、普通図柄表示装置39、下始動口35の可動翼片47を開閉制御するための普通変動入賞装置ソレノイド41a、および、大入賞口40の幅広な開放扉42bを開閉制御するための特別変動入賞装置ソレノイド42aが接続され、主制御基板27は各装置を制御するための制御信号を送信可能となっている。
また主制御基板27は、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる「大当り」またはこの特別遊技状態を発生させない「ハズレ」のいずれであったかを抽選するとともに、その抽選結果である当否情報に応じて特別図柄の変動パターンや停止図柄を決定し、少なくともこの抽選結果と変動パターンとを含む演出制御コマンドや、決定された停止図柄に基づく装飾図柄コマンドを作成して演出制御基板24に送信する構成となっている。
主制御基板27からの演出制御コマンドは、一方向通信により演出制御基板24に送信される。これは、外部からのゴト行為による不正な信号が演出制御基板24を介して主制御基板27に入力されることを防止するためである。
(2−2.演出制御基板24)
演出制御基板24は、演出制御CPU241を内蔵したマイクロプロセッサを搭載すると共に、演出制御手順を記述した制御プログラムや演出データ等を格納した演出制御ROM242と、ワークエリアが形成される演出制御RAM243と、を搭載していて、1チップマイクロコンピュータを構成している。また図示はしていないが、音源IC、CTC、および割り込みコントローラ回路などが設けられている。この演出制御基板24の主な役割は、主制御基板27からの演出制御コマンドの受信、演出パターンの抽選、液晶制御基板25への液晶制御コマンドの送信、スピーカ46の音制御、枠ランプ・LEDの発光制御、可動体の可動制御、各種エラーの報知などである。
演出制御基板24は、演出制御CPU241を内蔵したマイクロプロセッサを搭載すると共に、演出制御手順を記述した制御プログラムや演出データ等を格納した演出制御ROM242と、ワークエリアが形成される演出制御RAM243と、を搭載していて、1チップマイクロコンピュータを構成している。また図示はしていないが、音源IC、CTC、および割り込みコントローラ回路などが設けられている。この演出制御基板24の主な役割は、主制御基板27からの演出制御コマンドの受信、演出パターンの抽選、液晶制御基板25への液晶制御コマンドの送信、スピーカ46の音制御、枠ランプ・LEDの発光制御、可動体の可動制御、各種エラーの報知などである。
演出制御基板24は、光と音についての演出処理を行うため、装飾ランプ45やLEDを含む光表示装置45aに対する光表示制御部と、スピーカ46を含む音響発生装置46aに対する音響制御部とを備えている。
また、演出制御基板24は、演出制御コマンドを受けて、変動パターンに対応する演出パターンを抽選し、液晶表示装置36の画面に映像で演出表示をさせるべく、液晶制御基板25に対して液晶制御コマンドを送信する構成となっている。
また、演出制御基板24には、枠演出ボタン13が接続されている。この枠演出ボタン13は遊技者が操作可能な押しボタンからなり、遊技者参加型の昇格演出ゲームに遊技者が参加するときなどにおいて遊技者により操作される。
(2−3.液晶制御基板25)
液晶制御基板25には、演出制御基板24から受信した液晶制御コマンドに基づいて表示制御を行うために必要な制御データを生成してVDP60に出力する液晶制御CPU52と、液晶制御CPU52の動作手順を記述したプログラムを内蔵する液晶制御ROM53と、ワークエリアやバッファメモリとして機能する液晶制御RAM54とが設けられている。
液晶制御基板25には、演出制御基板24から受信した液晶制御コマンドに基づいて表示制御を行うために必要な制御データを生成してVDP60に出力する液晶制御CPU52と、液晶制御CPU52の動作手順を記述したプログラムを内蔵する液晶制御ROM53と、ワークエリアやバッファメモリとして機能する液晶制御RAM54とが設けられている。
また、液晶制御基板25には、液晶制御CPU52に接続されて画像展開処理を行う映像表示プロセッサVDP(Video Display Processor)60と、VDP60が画像展開する必要な画像データを格納した画像データROM55と、VDP60が展開した画像データを一時的に記憶するVRAM56とが設けられている。
遊技状態に関する情報は、まず、大当り抽選の結果(大当りかハズレかの別)に基づく特別図柄変動パターン、現在の遊技状態、作動保留球数(保留記憶数)、抽選結果に基づき停止させる装飾図柄等に必要となる基本情報が、演出制御コマンドにより主制御基板27から演出制御基板24へと送信される。
演出制御基板24側では、主制御基板27から送られてくる演出制御コマンドにより指示された演出シナリオに対応する演出パターンが、あらかじめ用意された多数の演出パターンの中から抽選により決定され、この決定された演出パターンを実行指示する制御信号が演出制御基板24から音響発生装置46aおよび光表示装置45aに送られる。これにより、演出パターン対応する効果音の再生と、装飾ランプ45やLED等の点灯点滅駆動とが実現される。また演出制御基板24は、主制御基板27から送信される演出制御コマンドを受けて、これに関連付けられた液晶制御コマンドを、液晶表示装置36に表示する画像の再生が必要なタイミングで液晶制御基板25に対し送信する。液晶制御基板25はこれにより、演出パターンに対応した画像による演出が実現される。
なお、演出制御コマンドは、1バイト長のモード(MODE)と、同じく1バイト長のイベント(EVENT)からなり、これらの情報を有効なものとして送信する場合、モード(MODE)およびイベント(EVENT)各々に対応してストローブ信号が出力される。すなわち、主制御CPU271は、送信すべきコマンドがある場合、演出制御基板にコマンドを送信するためのモード(MODE)情報の設定および出力を行い、この設定から所定時間経過後に1回目のストローブ信号の送信を行なう。更に、このストローブ信号の送信から所定時間経過後にイベント(EVENT)情報の設定および出力を行い、この設定から所定時間経過後に2回目のストローブ信号の送信を行なう。演出制御CPU241は、ストローブ信号が送信されて来ると、これに対応して割り込みを発生させ、この割り込み処理によってコマンドを受信する。ストローブ信号は主制御CPU271により、演出制御CPU241が確実にコマンドを受信することが可能な所定期間アクティブ状態に制御される。
液晶制御コマンドの送信に際しては、演出制御基板24は割り込み用ストローブ信号を発生し、液晶制御基板25にMODE信号とEVENT信号とで構成される2バイト長の液晶制御コマンドを前後して送信する。なお、ここでも不正な行為に対する安全性を確保するため、液晶制御基板25から主制御基板27へは信号が流れないように構成される。
<3.主制御基板側の処理:図4〜図6>
次に、図4〜図6を参照して、主制御基板27側における処理内容を説明する。
次に、図4〜図6を参照して、主制御基板27側における処理内容を説明する。
(3−1.主制御側メイン処理:図4)
まず、図4を参照しつつ、主制御基板27側のメイン処理について説明する。メイン処理が開始されるのは、停電状態からの復旧時のように初期化スイッチ(図示せず)が操作されることなく電源がON状態になる場合と、初期化スイッチがON操作されて電源がON状態になる場合とがある。
まず、図4を参照しつつ、主制御基板27側のメイン処理について説明する。メイン処理が開始されるのは、停電状態からの復旧時のように初期化スイッチ(図示せず)が操作されることなく電源がON状態になる場合と、初期化スイッチがON操作されて電源がON状態になる場合とがある。
いずれの場合でも、パチンコ遊技機1に電源が投入されると、電源基板31によって各制御基板に電圧が供給され、主制御CPU271が図4に示す主制御側メイン処理を開始する。
この主制御側メイン処理においては、電源が投入されると、主制御CPU271は、まず遊技動作開始前における必要な初期設定処理を実行する(ステップS101)。たとえば、最初に自らを割込み禁止状態に設定すると共に、割込みモードに設定する。また、CPU内部のスタックポインタSPの値を、スタック領域の最終アドレスに初期設定する。また、ワンチップマイコンの各部を含めて内部レジスタの値を初期設定する。
次に、図示してない入力ポートを介して入力されるRWMクリアスイッチの出力信号であるRWMクリア信号の状態(オン、オフ)を判定する(ステップS102)。ここでRWMクリア信号とは、ワンチップマイコンの内蔵RWM(Read Write Memory)の全領域を初期設定するか否かを決定する信号であって、係員が操作する初期化スイッチのON/OFF状態に対応した値を有している。
ここでは、RWMクリア信号がON状態であったと仮定すると、ステップS102の判定に続いて、内蔵RWMの全領域がゼロクリアされる(ステップS110)。したがって、電源遮断時にセットされたバックアップフラグの値は、他のチェックサム値などと共にゼロとなる。
次に、RWM領域がゼロクリアされたことを報知するためのRWMクリアコマンドが初期化コマンドとして各制御基板に送信される(ステップS111)。
これに対する確認信号が受信できれば、次に、タイマ割込み動作を起動する割込み信号を出力するCTCを初期設定し(ステップS112)、CPUを割込み禁止状態にセットした状態で、各種のカウンタついて更新処理を実行し(ステップS113)、その後、CPUを割込み許可状態に戻してステップS113の最初に戻る。
ところで、ステップS102の判定処理に戻って説明を続けると、停電状態からの復旧時には、初期化スイッチ(RWMクリア信号)はOFF状態である。そこで、このような場合(ステップS102:OFF)には、ステップS102の判定に続いて、バックアップフラグの内容が判定される(ステップS103)。なお、バックアップフラグは、電源遮断時に5AHにセットされ、電源復帰後の最初のタイマ割込み処理の処理でゼロにリセットされるよう構成されている。
したがって、電源投入時や、停電状態からの復旧時である場合には、バックアップフラグの内容が5AHにセットされている筈である。ただし、何らかの理由で電源遮断までに所定の処理が完了しなかったような場合には、バックアップフラグはリセット状態(=00H)になる。したがって、バックアップフラグが≠5AHつまりリセット状態(=00H)となる場合には、ステップS103からステップS110の処理に移行させて遊技機の動作を初期状態に戻す。
一方、バックアップフラグが5AHであれば、チェックサム値を算出するためのチェックサム演算を実行する。ここで、チェックサム演算とは、内蔵RWMのワーク領域を対象とする8ビット加算演算である。そして、チェックサム値が算出されたら、この演算結果を、RWMのSUM番地の記憶値と比較をする(ステップS104)。
SUM番地には、電源遮断時に、同じチェックサム演算によるチェックサム値が記憶されている。そして、記憶された演算結果は、内蔵RWMの他のデータと共に、バックアップ電源によって維持されている。したがって、本来は、ステップS104の判定によって両者が一致する筈である。
しかし、電源遮断時にチェックサム演算が実行できなかった場合や、実行できても、その後、メイン処理のチェックサム演算の実行時までの間に、ワーク領域のデータが破損している場合もあり、このような場合にはステップS104の判定結果は不一致となる。判定結果の不一致によりデータ破損が検出された場合には、ステップS110の処理に移行させてRWMクリア処理を実行し、遊技機の動作を初期状態に戻す。一方、ステップS104の判定において、チェックサム演算によるチェックサム値と、SUM番地の記憶値とが一致する場合には、ステップS105の処理に進む。
ステップS105に進むと、まず後述する図6のステップ314で設定される普電確認フラグをクリアすると共に(ステップS105)、後述する図6のステップ311で歩進される普電入賞確認カウンタをクリアする(ステップS106)。普電確認フラグは、普通変動入賞装置41の入賞球検出手段である特別図柄始動口センサ35aの有効無効の境界時期を規定するため、後述する図6のステップ314で設定状態(5A[H])にセットされるが、この状態は、電源投入直後のステップS105で非設定状態(00[H])にリセットされる。また普電入賞確認カウンタは、普通変動入賞装置41で入賞球が検出される度に上限の4個まで1歩進されるカウンタであり、その4個に至る前のカウンタ値は、電源投入によりこのステップS106で非設定状態(00[H])にリセットされる。
上記のクリア処理の後、復帰コマンドおよび状態コマンドを送信する(ステップS107、S108)。そして、バックアップデータに基づき、電源遮断前におけるスタックポインタを復帰し、電源遮断時の処理状態から遊技を開始するために必要な遊技復旧処理を実行する(ステップS109)。この後、ステップS112の処理に進み、CPUに設けられているCTCの設定を行う(ステップS112)。本処理では、4msごとに定期的にタイマ割り込みがかかるように、初期値として4msに相当する値をCTCの時間定数レジスタに設定する。
ステップS101〜S112による電源初期投入後の処理を終えた後、正常動作時の処理として、割込禁止と割込許可とを繰り返すとともに、その間に、各種乱数の更新処理を実行する(ステップS113)。この各種乱数更新処理には、特別図柄変動パターンコマンドを決定するための抽選に用いる変動パターン用乱数値を更新する変動パターン用乱数値更新処理や、普通図柄変動表示ゲームの当否抽選に使用する普通図柄当り判定用乱数の初期値変更に使用する乱数を更新(たとえば、カウンタのカウント値を更新する処理)する普通図柄当り判定用初期値乱数更新処理や、特別図柄変動表示ゲームの当否抽選に使用する特別図柄当り判定用乱数の初期値変更に使用する乱数を更新する特別図柄当り判定用初期値乱数更新処理が含まれる。
(3−2.主制御側定期割込処理:図5)
図5は、主制御側メイン処理において、一定時間(4ms)ごとのタイマ割り込みで起動される主制御側の定期割込処理を示すフローチャートである。
図5は、主制御側メイン処理において、一定時間(4ms)ごとのタイマ割り込みで起動される主制御側の定期割込処理を示すフローチャートである。
まず、主制御CPU271は、電源の異常チェック処理(ステップS201)を行った後、遊技動作に用いられるタイマを管理制御するためのタイマ管理処理を実行する(ステップS202)。遊技機制御に用いる各種のタイマのタイマ値はここで更新される。
次いで、入力管理処理を実行する(ステップS203)。この入力管理処理では、パチンコ遊技機1に設けられた各種センサによる検出情報を、図示しない自身内のレジスタに読み込み格納する。各種センサによる検出情報とは、普通図柄始動口センサ37a、大入賞口センサ40a、特別図柄始動口センサ34a、35a、一般入賞口センサ43a等が検出した信号である。この入力管理処理の内容については、後で図6に基づいて詳述する。
次いで、各変動表示ゲームに係る乱数を定期的に更新する乱数管理処理を実行する(ステップS204)。乱数管理処理では、普通図柄変動表示ゲームや特別図柄変動表示ゲームの当否抽選に使用する各種乱数を定期的に更新する。
次いで、エラー管理処理を実行する(ステップS205)。このエラー管理処理では、上記入力管理処理で読み込み格納したデータを把握してスイッチのチェックを行い、不正入賞を監視したり、機器内部に異常が生じていないかなどの遊技動作状態を監視したりして、パチンコ遊技機1の異常を監視する。
次いで、賞球管理処理を実行する(ステップS206)。この賞球管理処理では、盤面上の入賞口などに設けた各種スイッチ類からの入力信号に基づき賞球数の算出を行い、遊技球払出装置19に払出し動作を行わせるための制御情報(賞球数を指定する賞球払出制御コマンド)を出力する。
次いで、普通図柄管理処理を実行する(ステップS207)。この普通図柄管理処理では、普通図柄変動表示ゲームにおける当否抽選を実行し、その抽選結果に基づいて普通図柄の変動パターンや普通図柄の停止表示態様を決定する。
次いで、普通電動役物(普通変動入賞装置)管理処理を実行する(ステップS208)。普通電動役物管理処理では、普通図柄管理処理(ステップS207)における当否抽選の結果に基づき、ソレノイド制御用の励磁制御信号を普通変動入賞装置ソレノイド41aに送信し、普通変動入賞装置41の可動翼片47の一連の動作を制御する。
次に、特別図柄管理処理を実行する(ステップS209)。この特別図柄管理処理では、特別図柄変動表示ゲームにおける大当り抽選(大当り判定処理)を実行し、その抽選の結果に基づいて特別図柄の変動パターンや特別図柄の停止表示態様(停止特別図柄)を決定する。
次いで、特別電動役物(特別変動入賞装置)管理処理を実行する(ステップS210)。特別電動役物管理処理では、特別図柄管理処理(ステップS209)における当否抽選の結果に基づき、ソレノイド制御用の励磁制御信号を特別変動入賞装置ソレノイド42aに送信し、特別変動入賞装置42の大入賞口40の開放扉42bを所定のパターンに従い開閉制御して、大当りに関する遊技を実行制御する。
主制御CPU271は、上記の特別変動入賞装置管理処理に次いで「LED管理処理」を実行する(ステップS211)。このLED管理処理は、処理の進行状態に応じて、普通図柄表示装置39や特別図柄表示装置38のLEDに対する出力データを作成したり、当該データに基づく制御信号を出力したりする。
さらに主制御CPU271は、大当りの発生、特別図柄確定、普通図柄確定、図柄始動口の入賞球検出などの遊技状態を示す信号を、外部集中端子基板310を通して、遊技場の遊技島管理に使用されるホールコンピュータHCや島ランプなど、遊技機外部に対して出力する外部端子管理処理を行う(ステップS212)。
さらに、遊技機の検査に使用するための多数の各種遊技情報信号を遊技機外部に出力する試射試験情報処理(ステップS213)を行うと共に、普通変動入賞装置38および特別変動入賞装置39のソレノイドの励磁制御を管理するソレノイド管理処理を行う(ステップS214)。この後、最初に退避しておいたレジスタを復帰させて割込み処理を終える。その結果、割込み処理ルーチンからメインルーチンに処理が戻ることになる。
(3−3.入力管理処理:図6)
図6は上記した定期割込み処理(図5)における入力管理処理(ステップS203)の詳細を示したフローチャートである。
図6は上記した定期割込み処理(図5)における入力管理処理(ステップS203)の詳細を示したフローチャートである。
この入力管理処理において、主制御CPU271は、パチンコ遊技機1に設けられた各種センサによる検出情報など、入力ポートに入力された入力情報を、図示しない自身内のレジスタに読み込み格納する(ステップS301)。この入力情報には、普通図柄始動口センサ37a、大入賞口センサ40a、特別図柄始動口センサ34a、35a、一般入賞口センサ43a等が検出した信号が含まれる。
次いで、普電開放延長状態フラグを読み込み、そのフラグ値を判断する(ステップS302〜S303)。「普電開放延長状態フラグ」は普通電動役物である電チュー41の開放延長機能の作動状態を指定するためのフラグであり、開放延長機能が作動状態で5A[H]、未作動状態で00[H]をとる。
この電チュー41の開放延長機能が働いている間は(ステップS303:=5A[H])、入賞球の検出を正常なものとみなし、ステップS317に進み、SW入力回数情報の更新を行う(ステップS317)。ここでSWはスイッチの略であり、電チュー41内に入賞球検出手段として設けられた特別図柄始動口センサ35aや、その他の入賞口に設けられたセンサを意味している。
本実施形態の場合、SW入力回数情報の更新は、ステップS301において入力情報がなかった場合、SW入力回数情報は維持される。また、本実施形態では普電開放延長状態フラグによって開放延長機能の作動有無を判定しており、開放延長機能の作動中であれば電チュー41が未作動状態にも拘わらず入賞を検出した場合であっても、それを有効としてSW入力回数情報が更新される。
通常、開放延長機能作動時に不正を行なうことは考えにくいことからステップS302、ステップS303の処理を設けてあるが、不正をより効果的に排除するためには、このステップS302、ステップS303の処理を省略してもよい。このようにすれば、開放延長中に不正な入賞があったとしても、すなわち、電チュー41の未作動中に入賞があったとしても、後述する境界条件の成立以降の入賞検出は無効化されることとなり、より効果的に不正を排除することができる。
この実施形態では、上始動口34および下始動口35へ入賞した場合は3個の賞球が、その他の入賞口に入賞した場合は5個または15個の賞球が払い出される構成になっており、これらの入賞口に入球があったときは、その情報を、対応する入賞カウンタを1インクリメントして更新する。この入賞カウンタの値は、賞球管理処理(図5のステップS206)で、賞球コマンドを作成する際に用いられる。
普電開放延長状態フラグが00[H]の場合、つまり電チュー41の開放延長機能が働いていない状態の場合は(ステップS303:≠5A[H])、いわゆる通常遊技中であることから不正な入賞の起こりうる可能性が高い。そこで、普電作動中フラグを読み込み(ステップS304)、そのフラグ値から、電チュー41が作動している状態つまりON状態(可動翼片47が閉状態)であるか否かを判断する(ステップS305)。「普電作動中フラグ」は普通電動役物である電チュー41の開閉状態を管理するために用いるフラグであり、電チュー41が作動状態(可動翼片47が開状態)で5A[H]、未作動状態(可動翼片47が閉状態)で00[H]の値をとる。
この電チュー41が作動状態(可動翼片47が開状態)にある間は(ステップS305:=5A[H])、入賞球が検出されても正常な状態と考えられるので、ステップS317に進み、SW入力回数情報の更新を行う(ステップS317)。このステップS304、305→S317の処理が、電チュー41の作動中に実行され入力情報を受け付ける第1の入力管理処理に対応する。
電チュー41が閉状態にある場合、つまり普電作動中フラグが00[H]の場合(ステップS305:≠5A[H])は、電チュー41が閉じてから何秒後まで特別図柄始動口センサ35aの検出機能を有効にするかを決定するため、普電入賞有効タイマの現在値を読み込み、そのタイマ値を判断する(ステップS306〜S307)。「普電入賞有効タイマ」は普通電動役物である電チュー41が入賞口を閉じてからの有効時間、つまり可動翼片47が閉じた直後も入賞球検出センサ35aを有効としておく有効時間を指定するものであり、ここでは有効時間として最初に1秒が設定され、時間の経過と共にそのタイマ値が減じられて行く。
この普電入賞有効タイマが1秒を計時している間は(ステップS307:≠00[H])、ステップS317に進み、SW入力回数情報の更新を行う(ステップS317)。また普電入賞有効タイマが有効時間の1秒を計時し終っている場合は、電チュー41に入賞球が発生したか否かを判断する(ステップS308)。入賞球の発生がなければ、ステップS317に進み、SW入力回数情報の更新を行う(ステップS317)。
入賞球が電チュー41の内部に設けられた特別図柄始動口センサ35aにより検出されて、普電入賞有りと判断される場合(ステップS308:YES)、ステップS309〜S317の処理に入る。このステップS309〜S317の処理は、電チュー41の未作動中に実行され入力情報を条件付で受け付ける第2の入力管理処理に対応する。
この第2の入力管理処理では、まず普電確認フラグを読み込み(ステップS309)、そのフラグ値を判断する(ステップS310)。この「普電確認フラグ」は、電源の投入により、最初の1回のみ、電チュー41が未作動時であっても所定個数(ここでは4個)までの入賞球の検出を正常動作として許し、それ以降の電チュー41未作動時の入賞球の検出を無効扱いとする有効無効の境界条件を規定するための管理フラグである。この実施形態の場合、普電確認フラグは、電源投入時のメイン処理(図4のステップS105)でクリアされて非設定状態(=00[H])に設定され、その後に最初の1回目の所定個数までの入賞球の検出があると、それ以降は設定状態(=5A[H])に維持されて、それ以降の電チュー41が未作動時の入賞球の検出を無効扱いとする上記無効化を実現する。
ステップS310の判断として、最初は普電確認フラグが非設定状態(=00[H])の枝路に分岐してステップS311に進み、ここで普電入賞確認カウンタを1加算し(ステップS311)、その加算結果としてカウンタ値が幾つになったのかを判断する(ステップS312)。この実施形態では、入賞球が4個までは有効であり、4個を超えると無効であると規定している。
普電入賞確認カウンタの値が4以下の場合(ステップS312:≦4)つまり有効条件の成立している場合は、ステップS317に進み、特別図柄始動口センサ35aにより検出されるSW入力回数情報を更新する(ステップS317)。
普電入賞確認カウンタの値が4を超える場合(ステップS312:>4)つまり無効条件の成立している場合(例えば、不正行為による過剰な入賞が発生したと考えられる場合)は、普電入賞確認カウンタをクリアし(ステップS313)、普電確認フラグを設定状態(5A[H])にする(ステップS314)。そしてステップS315に進み、入力ポートに入力されてステップS301で保存されている入力情報をクリアすることにより、当該入賞球の検出に係る入力情報を無効にする(ステップS315)。普電確認フラグが設定状態(5A[H])になっている限り、電チュー41の未作動時に電チュー41に入球があると、その都度、このステップS308〜S315の処理が繰り返される。したがって、電チュー41への入賞球が所定個数を超えて、つまり5個以上が検出される場合、当該入賞球の検出に係る入力情報を含め、それ以降の入賞球の検出に係る入力情報が無効にされることになる。ステップS313〜S315はそのような無効化手段として働く。
上記入力情報の無効化を行った後、不正情報タイマを30秒に設定する(ステップS316)。この不正情報タイマによる30秒の設定は、外部端子管理処理(図5のステップS212)にて不正情報信号の作成を行ってデータ出力する際の送信時間を規定するものである。この不正情報タイマ設定の後、SW入力回数情報を更新して、入力管理処理を終了する。
不正情報タイマは、図5のステップS212の外部端子管理処理において、外部集中端子基板21を通して外部のホールコンピュータHCに出力することを許可する時間(30秒)を設定するものである。電チュー41の場合、球噛みなどで普電入賞有効タイマの有効時間(1秒)を越えてから遊技球が検出される可能性がある。よって、その都度、遊技機の側で異常を報知することにすると、遊技者が不信感をいだきかねないので、ホールコンピュータHCへのみ出力することとしている。
図7は、特別図柄2始動口センサ35aの入賞球検出動作と、電チュー41の可動翼片47の作動の有無および電チュー41の開放延長機能の作動の有無と、外部集中端子基板21における情報端子(外部端子)の出力との関係を示したタイミングチャートである。
電チュー41の開放延長機能が未作動時において、電チュー41の可動翼片47の未作動時に特別図柄始動口センサ35aが入賞球の通過を検出した時から30秒間、外部集中端子基板21の情報端子に端子信号が出力される。これは正常時、すなわち、球噛みのような不可抗力によって生じた遊技球検出時の出力信号であり、図7中に信号Aとして示す。しかし、電チュー41の可動翼片47が強制的に開けられて不正に入球が行われた場合は、この端子信号の出力中に新たに入賞球が検出されることになるため、端子信号はその時点から更に30秒間出力される形となる。図7中に信号Bとして、この不正時の出力信号の形を示す。このように、意図的な不正行為による入賞球の発生であれば、30秒を超える継続的な出力信号Bが現れるので、ホール側でも球噛みなどによる不測の信号Aとの判別が可能となる。
上記実施形態によれば、電チュー41の未作動時に変動入賞装置へ所定個数を超える入球がある迄は、変動入賞装置に入賞球が発生しても、異常を報知することなく正常に入賞したものとして扱われるので、変動入賞装置における入賞球検出手段の有効無効を賞球の有無や、液晶、音、発光体などの状態の変化などにより容易に検査し確認することができる。また、それ以降の入賞検出に係る入力情報については、これを無効とするため、変動入賞装置の可動片を強制的に開いて入球し賞球の払出や図柄遊技の開始を行うという不正行為を有効に阻止することができる。よって不正行為が可能となるのは、境界条件が成立する迄の最初の1回目だけであり、不正行為が行われる可能性を極力低減することができる。また、これらの作用効果が、演出部側に何らかの監視手段を設ける必要なしに得られる、という長所がある。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、電チュー41の未作動時に所定個数の入賞球を検出するまで電チュー41の入賞球検出手段を有効なものとし、それ以降の賞球検出を無効とする構成にしたが、所定の検出手段での遊技球の検出があるまで、電チュー41の入賞球検出手段を有効とする構成にすることもできる。
上記第1の実施形態では、電チュー41の未作動時に所定個数の入賞球を検出するまで電チュー41の入賞球検出手段を有効なものとし、それ以降の賞球検出を無効とする構成にしたが、所定の検出手段での遊技球の検出があるまで、電チュー41の入賞球検出手段を有効とする構成にすることもできる。
図8はこれを第2の実施形態として構成する場合の入力管理処理のフローチャートを示す。この図8の入力管理処理が、図6のものと相違している点は、図6のステップS311〜S313の替わりにステップS322が設けられている点にある。
すなわち、この第2の実施形態では、普電開放延長機能が働いておらずかつ電チュー41の可動翼片47が閉じてから有効時間の1秒が経過した後(図6のステップS301〜S307)において、電チュー41へ入賞球があったことが確認された場合は(ステップS308:YES)、遊技機の所定の検出手段での検出がなされたか否かを判断する(ステップS322)。
ここで「所定の検出手段での検出がなされた」とは、発射操作ハンドル15を操作して発射装置32が作動されたことが検出された場合や、発射された遊技球が電チュー41以外の他の入賞口(上始動口34、一般入賞口43など)へ入賞したことが検出された場合などである。発射操作ハンドル15の操作検出手段や、電チュー41以外の他の入賞口の入賞球検出手段が作動した場合、一度遊技が開始されたと判断することができる。
そこで、これらの検出手段が検出動作するまでは(ステップS322:NO)、ステップS317に移行してSW入力回数情報を更新し、電チュー41へ入球した入賞検出に係る入力情報を有効なものとして扱う。しかし、発射操作ハンドル15の操作検出手段や、電チュー41以外の他の入賞口の入賞球検出手段が作動して一度遊技が開始されたと判断された場合(ステップS322:YES)は、普電確認フラグを設定状態の5A[H]にして(ステップS314)、入力情報をクリアし(ステップS315)、それ以降の電チュー41への入賞検出を無効なものとして扱う。
したがって、一度遊技が開始されるまでは電チュー41に入賞球を発生させることを許容して、その入賞検出機能を容易に検査することができると共に、一旦遊技が開始された後は、電源が再投入されない限り、不正にまたは人為的に電チュー41に入球を行っても、電チュー41の入賞球検出手段たるセンサ35aの入賞検出機能が働かないため、不正に賞球の払出などを受けることができなくなり、電チュー41に対する不正行為を有効に防止することができる。
[第3の実施形態]
上記第1の実施形態では、電チュー41の未作動時に所定個数の入賞球を検出するまで電チュー41の入賞球検出手段を有効なものとし、それ以降の賞球検出を無効とする構成にしたが、遊技機の扉(ガラス扉枠6)が開放された場合に、その時点から所定個数の入賞球が検出されるまでは、電チュー41の入賞球検出手段を有効なものとし、所定個数を超える入球については無効扱いとする構成にすることもできる。
上記第1の実施形態では、電チュー41の未作動時に所定個数の入賞球を検出するまで電チュー41の入賞球検出手段を有効なものとし、それ以降の賞球検出を無効とする構成にしたが、遊技機の扉(ガラス扉枠6)が開放された場合に、その時点から所定個数の入賞球が検出されるまでは、電チュー41の入賞球検出手段を有効なものとし、所定個数を超える入球については無効扱いとする構成にすることもできる。
図9はこれを第3の実施形態として構成する場合の入力管理処理のフローチャートを示す。この図9の入力管理処理が、図6のものと相違している点は、図6のステップS311の前にステップS331が設けられている点にある。
すなわち、この第3の実施形態では、普電開放延長機能が働いておらずかつ電チュー41の可動翼片47が閉じてから有効時間の1秒が経過した後(図6のステップS301〜S307)において、電チュー41へ入賞球があったことが確認された場合は(ステップS308:YES)、遊技機の扉(ガラス扉枠6)が開放されているか否かを判断する(ステップS331)。このガラス扉枠6の開放は、ホールの店員が営業中の任意の時点で、遊技機のチェックのために行われる。
ガラス扉枠6が開放されていなければ(ステップS331:NO)、普電確認フラグを設定状態(5A[H])にした後(ステップS314)、入賞検出に係る入力情報をクリアし、当該入賞検出に係る入力情報を含め、以降の入賞検出に係る入力情報を無効扱いとする(ステップS315)。
ガラス扉枠6がチェックのために開放されている場合は(ステップS331:YES)、普電入賞確認カウンタを1加算し(ステップS311)、その加算結果として、カウンタ値が所定数の4に達するまでは(ステップS312:≦4)、正常な通常動作として、特別図柄始動口センサ35aにより検出されるSW入力回数情報を更新する(ステップS317)。
普電入賞確認カウンタのカウンタ値が4を超えた場合(ステップS312:>4)は、不正行為による入球と考えられるため、普電入賞確認カウンタをクリアし(ステップS313)、普電確認フラグを設定状態(5A[H])にする(ステップS314)。そしてステップS315に進み、当該入賞検出に係る入力情報およびそれ以降の入賞検出に係る入力情報を無効にする(ステップS315)。
そして不正情報タイマの30秒を設定する(ステップS316)。これにより外部端子管理処理(図5のステップS212)にて不正情報信号(図7の信号B)を出力する送信時間(30秒)が設定される。この不正情報タイマの設定後、SW入力回数情報を更新して(ステップS317)、入力管理処理を終了する。
したがって、この第3の実施形態の場合、営業中の任意の時点において電チュー41の検査が必要になったときには、ガラス扉枠6を開放して電チュー41へ入球することにより、入賞球を所定個数の4個の達するまで正常なものとして発生させて、入賞球検出手段の機能の良否を検査することができる。必要最低限の検査に留め、不正を効果的に抑制する為、5個以上が検出される場合は、当該5個目の入賞球の検出に係る入力情報を含め、それ以降の入賞球の検出に係る入力情報が無効なものとして処理される。
すなわち、ガラス扉枠6を開くことにより何時でも電チュー41に4個を限度として入賞球を発生させて、その入賞検出機能を容易に検査することができると共に、不正にまたは人為的に電チュー41に入球を行っても、5個目からはセンサ35aの入賞検出機能が働かないため、不正に賞球の払出を受けることができなくなり、電チュー41に対する不正行為を有効に防止することができる。
<変形例>
上記実施形態での無効化は、一度保存した入力情報(ステップS301)をクリアすることで無効としている(ステップS315)が、本発明はこれに限定されるものではなく、普電確認フラグが設定された後では、電チュー41が作動していないことおよび普電確認フラグが設定されていることを条件として入力情報自体を保存しないことで無効とするものであってもよい。また、入賞球検出手段への電源の供給の有無により入力情報の有効、無効を切り替えるようにしてもよい。
上記実施形態での無効化は、一度保存した入力情報(ステップS301)をクリアすることで無効としている(ステップS315)が、本発明はこれに限定されるものではなく、普電確認フラグが設定された後では、電チュー41が作動していないことおよび普電確認フラグが設定されていることを条件として入力情報自体を保存しないことで無効とするものであってもよい。また、入賞球検出手段への電源の供給の有無により入力情報の有効、無効を切り替えるようにしてもよい。
本発明は、入賞口を可動翼片のような可動部材により開閉可能とした変動入賞装置であれば、その全てに対して適用することができる。したがって、上記の実施形態では普通電動役物の場合を例にして説明したが、本発明は特別電動役物に対しても適用することができる。特別電動役物に対して適用する場合は、普通電動役物(普通変動入賞装置)を対象とする処理の替わりに特別電動役物(特別変動入賞装置)を対象とする処理に置き換えるだけで、普通変動入賞装置の場合と同様に、特別変動入賞装置に対する制御フローを構築することが可能である。
また上記の実施形態では第1種タイプのパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、普通電動役物または特別電動役物を有する弾球遊技機のすべてに適用することができる。たとえば遊技盤での始動入賞を契機とする抽選により大当り遊技を実行するか否か、及び小当たり遊技を実行するか否かを決定し、小当たり遊技中に大入賞口に受入れた球が大入賞口内に設ける特定入賞口に入球する特定入賞によっても大当り遊技を実行する、所謂第1種及び第3種混合型のパチンコ遊技機にも適用するができる。
本発明は、普通電動役物または特別電動役物を用いた弾球遊技機に適用することができる。
1 パチンコ遊技機、
2 前面枠、
3 遊技盤、
4 外枠、
5 球誘導レール、
6 ガラス扉枠、
6A ヒンジ、
6B 鍵穴、
7 前面操作パネル、
8 上受け皿ユニット、
9 上受け皿、
11 球貸しボタン、
12 カード返却ボタン、
13 枠演出ボタン、
14 球抜きボタン、
15 発射操作ハンドル、
19 遊技球払出装置、
23 図柄制御基板、
24 演出制御基板、
27 主制御基板、
28 発射制御基板、
29 払出制御基板、
31 電源基板、
32 発射装置、
34 上始動口(第1の特別図柄始動口)、
35 下始動口(第2の特別図柄始動口)、
36 液晶表示装置、
37 普通図柄始動口、
38 特別図柄表示装置、
39 普通図柄表示装置、
40 大入賞口、
41 普通変動入賞装置(普通電動役物:電チュー)、
42 特別変動入賞装置、
43 一般入賞口、
44 風車、
45 装飾ランプ、
46 スピーカ、
47 可動翼片、
48 センター飾り、
49 アウト口、
52 図柄制御CPU、
53 図柄制御ROM、
54 図柄制御RAM、
55 画像データROM、
56 VRAM、
60 VDP。
2 前面枠、
3 遊技盤、
4 外枠、
5 球誘導レール、
6 ガラス扉枠、
6A ヒンジ、
6B 鍵穴、
7 前面操作パネル、
8 上受け皿ユニット、
9 上受け皿、
11 球貸しボタン、
12 カード返却ボタン、
13 枠演出ボタン、
14 球抜きボタン、
15 発射操作ハンドル、
19 遊技球払出装置、
23 図柄制御基板、
24 演出制御基板、
27 主制御基板、
28 発射制御基板、
29 払出制御基板、
31 電源基板、
32 発射装置、
34 上始動口(第1の特別図柄始動口)、
35 下始動口(第2の特別図柄始動口)、
36 液晶表示装置、
37 普通図柄始動口、
38 特別図柄表示装置、
39 普通図柄表示装置、
40 大入賞口、
41 普通変動入賞装置(普通電動役物:電チュー)、
42 特別変動入賞装置、
43 一般入賞口、
44 風車、
45 装飾ランプ、
46 スピーカ、
47 可動翼片、
48 センター飾り、
49 アウト口、
52 図柄制御CPU、
53 図柄制御ROM、
54 図柄制御RAM、
55 画像データROM、
56 VRAM、
60 VDP。
Claims (6)
- 遊技領域内に入賞口を可動部材により開閉可能とした変動入賞装置を配置し、前記変動入賞装置に入賞球を検出する入賞球検出手段を設け、前記入賞球検出手段から得られる入賞球の検出に係る入力情報に基づいて賞球の払い出し等の遊技処理を行うようにした弾球遊技機において、
前記遊技処理は、前記変動入賞装置の作動中に実行され前記入力情報を受け付ける第1の入力管理処理と、前記変動入賞装置の未作動中に実行され前記入力情報を条件付で受け付ける第2の入力管理処理と、を有し、前記第2の入力管理処理は、所定条件の成立までは前記入力情報を有効化する有効化手段と、前記所定条件の成立後は前記入力情報を無効化する無効化手段と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機。 - 前記無効化手段による前記入力情報を無効化する作用を解除する解除手段を、さらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
- 前記無効化手段が作用することとなる前記所定条件は、前記入賞球検出手段による所定個数の遊技球の検出である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
- 前記無効化手段が作用することとなる前記所定条件は、前記入賞検出手段を除く他の所定の検出手段による遊技動作に関連した検出である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
- 前記解除手段は、主電源が投入されたことを条件に、前記無効化手段による前記入力情報を無効化する作用を解除する、ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の弾球遊技機。
- 前記解除手段は、前記遊技領域を被う扉が開放されたことを条件に、前記無効化手段による前記入力情報を無効化する作用を解除する、ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の弾球遊技機。
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Legal Events
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